JPH04236542A - オブジェクト指向電子メール方式 - Google Patents

オブジェクト指向電子メール方式

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Publication number
JPH04236542A
JPH04236542A JP3016881A JP1688191A JPH04236542A JP H04236542 A JPH04236542 A JP H04236542A JP 3016881 A JP3016881 A JP 3016881A JP 1688191 A JP1688191 A JP 1688191A JP H04236542 A JPH04236542 A JP H04236542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication object
communication
message
mail
application program
Prior art date
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Application number
JP3016881A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Ikoma
生駒 良勝
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータネットワー
クを用いて文書類の送受信を端末装置やアプリケーショ
ンプログラム間で行うオブジェクト指向電子メール方式
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子メール方式は、電子メールを
文字列の集合、つまりデータの並びとして定義し、これ
を手紙や報告書といった人間社会に既存の物と対応した
イメージで取り扱いができるように、外面的な手紙や報
告書のイメージと内部的なデータとの対応付けを行い、
その発送や受取,参照,破棄等の各種機能を提供する方
式であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の電子メール方式では、電子メールを単なる文字列の集
合、つまりデータとして定義していたので、電子メール
は本質的に文書を送受信して参照するためのものでしか
ない。
【0004】このため、この文書をコンピュータ上で比
喩的に表現し、いかにも本当の文書を扱っているかのよ
うに見せるようにした電子メール方式にあっても、その
電子メールは一般に文書が持つ受動的な性格、つまり参
照されるものとしての意味しか持ち得ず、手紙や報告書
といった狭い範囲の適用に留まっていた。
【0005】また、このようなデータ主体の電子メール
方式では、送信側の意思を伝えるためには、何をどうし
てほしいか等を全てデータである文章で明に書き記す必
要があると共に、受信側では何をどうしなければならな
いかを全て文章から読み取って返信用の電子メールを用
意しなければならず、煩わしさを感じさせるばかりか、
正確な意思の疎通が阻害される恐れもあった。
【0006】一方、このようなデータ主体の電子メール
では、同じ文書を多数の宛先に伝えたい場合に、宛先毎
に表現を変更できるようにするといった柔軟性に乏しい
ため、結局、必要数の電子メールを個別に用意しなけれ
ばならず、作成上の手間の問題と共に、それを管理する
上でファイルを浪費したり、送信時に通信ネットワーク
に過大な負荷をかけるといった問題があった。
【0007】本発明は上記の点に鑑み提案されたもので
あり、その目的とするところは、■相手方の応答(返信
)を求める招待状や往復葉書,アンケート用紙等に広汎
に適用できること。■送信側の意図を直観的に受信者に
伝えることができ、意思の正確な疎通を達成できること
。■電子メールの作成が容易であること。■電子メール
の管理のためのファイル資源を有効利用できること。 ■送信時の通信ネットワークの負荷を少なくすること。 を実現できるオブジェクト指向電子メール方式を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、通信オブジェクトとメッセージとで定義さ
れた電子メール用の文書をアプリケーションプログラム
や端末装置等から利用できるように管理する通信オブジ
ェクト管理手段と、通信オブジェクトとメッセージとを
格納する通信オブジェクトベースと、通信オブジェクト
とメッセージとの組み合わせで表現される電子メールの
イメージをウィンドウサーバを制御して端末装置等の画
面上に表示し、その作成・操作を行う通信オブジェクト
制御手段と、通信オブジェクトやメッセージを通信制御
機構を介して受信側のアプリケーションプログラムや利
用者等に送信する通信オブジェクト送信手段と、他のア
プリケーションプログラムや端末装置等から送信されて
きた通信オブジェクトやメッセージを通信制御機構を介
して受け取り、通信オブジェクト管理手段に引き渡す通
信オブジェクト受信手段とを備えるようにしている。
【0009】
【作用】本発明のオブジェクト指向電子メール方式にあ
っては、通信オブジェクト管理手段が通信オブジェクト
とメッセージとで定義された電子メール用の文書をアプ
リケーションプログラムや端末装置等から利用できるよ
うに管理し、通信オブジェクトベースが通信オブジェク
トとメッセージとを格納し、通信オブジェクト制御手段
が通信オブジェクトとメッセージとの組み合わせで表現
される電子メールのイメージをウィンドウサーバを制御
して端末装置等の画面上に表示し、その作成・操作を行
い、通信オブジェクト送信手段が通信オブジェクトやメ
ッセージを通信制御機構を介して受信側のアプリケーシ
ョンプログラムや利用者等に送信し、通信オブジェクト
受信手段が他のアプリケーションプログラムや端末装置
等から送信されてきた通信オブジェクトやメッセージを
通信制御機構を介して受け取り、通信オブジェクト管理
手段に引き渡す。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。
【0011】図1は本発明のオブジェクト指向電子メー
ル方式の一実施例を示す構成図である。
【0012】図1において、本実施例は、通信オブジェ
クト1と、メッセージ2と、通信オブジェクト管理手段
3と、通信オブジェクトベース4と、通信オブジェクト
制御手段5と、ウィンドウサーバ6と、端末装置・マウ
ス7と、アプリケーションプログラム8と、通信オブジ
ェクト送信手段9と、通信オブジェクト送信制御テーブ
ル10と、通信制御機構11と、通信オブジェクト受信
手段12とから、その主要部が構成されている。なお、
図中、矢印を伴った太線は制御の流れと情報の流れとを
示し、矢印を伴った細線は情報のみの流れを示している
【0013】通信オブジェクト1を作成・定義するには
、利用者が端末装置・マウス7を用いて行う場合と、ア
プリケーションプログラム8によって行う場合との2通
りがある。また、通信オブジェクト1を相手側に送信す
るためのメッセージ2を作成するのも、利用者が端末装
置・マウス7を用いて行う場合と、アプリケーションプ
ログラム8によって行う場合との2通りがある。同様に
、受信した通信オブジェクト1,メッセージ2の参照・
操作も端末装置・マウス7もしくはアプリケーションプ
ログラム8によって行える。
【0014】以下、図2〜図6を参照し、「山田さん歓
迎会」という招待状を電子メールにして相手側に送信し
、相手側がそれを受け取って参照し、出欠の回答後に発
信者に返信する場合を例にとって説明する。
【0015】図2は、送信側の利用者が端末装置・マウ
ス7を用いて「山田さん歓迎会」の電子メールを作成す
るときの様子を示している。
【0016】利用者は、端末装置・マウス7を用い、端
末画面のウィンドウの制御を一般的に司っているウィン
ドウサーバ6を介して、通信オブジェクト制御手段5と
対話的に「山田さん歓迎会」の電子メールのイメージを
作成する。なお、図示の画面は最終的に作成された「山
田さん歓迎会」の招待状のイメージである。この例では
、招待状を構成する紙は2枚となっている。
【0017】従来の電子メールと異なり、単なる文章の
部分以外に、役職(“課長以上  主任  担当”)の
部分の該当箇所を実際に電子メールを送る先の人物の役
職に応じて強調して表示するための仕掛けや、別紙(2
ページ目)をめくるためのボタン、出欠を選択するため
のボタンを定義している。
【0018】このような定義は、通信オブジェクト制御
手段5が提供する各種メニューによって簡単に行えるよ
うになっており、実際の動作の確認を行うこともできる
【0019】この「山田さん歓迎会」の電子メールの実
体は、通信オブジェクト1の「山田さん歓迎会」という
通信オブジェクトで定義される。なお、定義内容につい
ては図3の説明において詳述する。
【0020】この「山田さん歓迎会」の電子メールは、
一般に招待状としての性格を持っているため、オブジェ
クト指向の考え方により、「招待状」というクラスオブ
ジェクトに支配される。このため、「山田さん歓迎会」
の通信オブジェクトも、「招待状」という通信オブジェ
クトの下に作成する。
【0021】「招待状」の通信オブジェクトは、招待状
の電子メールのイメージを一般的に規定しているので、
「山田さん歓迎会」の電子メールを作成する際には、招
待状の電子メールのフォーマットを利用して作成するこ
とができる。このようなクラスオブジェクトは他にも用
意されている。例えば、「葉書」がそれである。
【0022】このようにして作成された電子メールは、
通信オブジェクト管理手段3により管理を受け、その実
体である通信オブジェクト1を、利用者毎に存在する通
信オブジェクトベース4に格納して保持する。
【0023】次に、図3は、図2と同じ「山田さん歓迎
会」の通信オブジェクト1を、アプリケーションプログ
ラム8において定義し、通信オブジェクト管理手段3を
介して通信オブジェクトベース4に格納するまでの様子
について示している。
【0024】図の中央の枠内が「山田さん歓迎会」の通
信オブジェクト1の内容である。
【0025】先頭行の「山田さん歓迎会」は通信オブジ
ェクト名である。
【0026】「class」,「page」,「pag
e(1)」,「page(2)」,「役職」,「別紙ボ
タン」,「出欠」はスロット名であり、「:」の後ろが
その値である。
【0027】「class」は上位の通信オブジェクト
名を示すスロットであり、この例では「*招待状」が設
定されている。なお、「*」は送信側および受信側の通
信オブジェクトベース4において既に定義されているも
のであることを示している。
【0028】「page」は全体の紙の枚数を示すスロ
ットである。
【0029】「slots」は「page」スロットの
属性であり、各ページの内容を格納するためのスロット
名の形式を示している。ここでは、以下の「page(
1)」,「page(2)」がその具体例となる。
【0030】「page(1)」の内容として1ページ
目の文面を格納している。ここで、特に「#」は埋め込
みの文字が入るところであり、そのための情報が以下の
「役職」,「別紙ボタン」,「出欠」の各スロットで定
義されることを示している。
【0031】「page(2)」の内容として2ページ
目の内容を格納しているが、図では省略してある。
【0032】2ページ目の内容に続き、各スロット「役
職」,「別紙ボタン」,「出欠」の定義が置かれる。
【0033】「役職」の部分は先の#記号部分を定義し
ており、その値は現状ではnilとなっている。
【0034】「format」と「alter」は「役
職」スロットの属性である。
【0035】「format」は#記号の文字列を定義
している。
【0036】「alter」は「役職」スロットに値が
設定されたときに動作するデモンを定義するもので、こ
の図で表記されているデモン「select−one」
は、上記の「format」で定義された文字の中のど
れか1つが値として設定されたときに、「*tone.
強調」で示される強調表示を行うことを示している。な
お、「*tone.強調」とは、「tone」という通
信オブジェクト1の強調というメソッドを示しており、
具体的には文字列に枠を付けずに網かけを行う処理が定
義してある。
【0037】「別紙ボタン」については、#記号の文字
列として「別紙」が設定されると共に、「button
」という属性が設定されている。これは#記号の領域を
枠で囲み、マウスでここをクリックできるようなボタン
として定義するものである。
【0038】その値として設定されているデモン「tu
rn−page」は、指定されたページに画面を切り換
えるためのものである。なお、ページめくりについては
、一般に招待状共通の操作方法が定められており、その
定義が上位のクラスオブジェクト「招待状」に存在する
ので、その下位のオブジェクトである「山田さん歓迎会
」で改めて定義する必要はない。
【0039】最後の「出欠」スロットについては、「は
い」,「いいえ」をボタン化して、いずれかがクリック
されたら「*tone.反転」により反転表示を行い、
その文字を「出欠」スロットの値に設定するよう定義し
ている。
【0040】以上の内容をアプリケーションプログラム
8が通信オブジェクト管理手段3を介して通信オブジェ
クトベース4に格納するには、「entry」という通
信オブジェクト管理手段3が提供している関数を使う。 例えば、「base1」という名前の通信オブジェクト
ベース4に通信オブジェクト1を格納する場合、「en
try(manager,山田さん歓迎会,base1
)」と指示する。
【0041】このとき格納先の通信オブジェクトベース
4の指定「basel」を省略すると「temp」とい
う一時的な通信オブジェクトベース4に格納される。こ
れは、通信オブジェクト1の定義がアプリケーションプ
ログラム8に記述されているので、通信オブジェクトベ
ース4中に長期的に残しておく必要はないと判断した場
合に用いるものである。
【0042】次に、図4は、通信オブジェクトベース4
に格納した「山田さん歓迎会」の通信オブジェクト1を
相手側に電子メールとして送信する際の様子を示したも
のである。なお、送信側のネットワーク識別子は「ad
dress1.tanaka」、受信側のネットワーク
識別子は「address2.oka」としている。
【0043】先ず、端末装置・マウス7の利用者の場合
は、ウィンドウサーバ6を介して、通信オブジェクト制
御手段5に電子メール「山田さん歓迎会」を送信するよ
うに指示する。これはメニュー等の対話方式により行わ
れる。
【0044】この結果、「山田さん歓迎会」の通信オブ
ジェクト1を「address2.oka」に送信する
ように制御するためのメッセージ2、すなわち「sen
d(山田さん歓迎会,address2,oka)」が
生成される。
【0045】また、オプションメッセージとして、「役
職」を「主任」として送信するような指示「msg(役
職:主任)」を付けており、これにより受信先では「役
職」スロットに「主任」という値が設定され強調表示さ
れることになる。
【0046】一方、アプリケーションプログラム8から
送信を指示する場合は、同様のメッセージ2を生成する
ための関数を直接にアプリケーションプログラム8中か
ら発行する。
【0047】このようにして生成されたメッセージ2は
、通信オブジェクト管理手段3に送られる。
【0048】通信オブジェクト管理手段3はこれを受け
、該当する「山田さん歓迎会」の通信オブジェクト1を
通信オブジェクトベース4から取り出し、メッセージ2
と共に通信オブジェクト送信手段9に送る。
【0049】このとき、通信オブジェクト管理手段3は
メッセージ2をコピーし、通信オブジェクトベース4中
の通信オブジェクト「メッセージ」の「send」に値
として格納し(図示せず)、送信状況の履歴管理用とし
て用いる。
【0050】通信オブジェクト送信手段9は通信オブジ
ェクト1とメッセージ2を一般的な通信上のプロトコル
に従った形式に変換し、通信制御機構11を通じて相手
側の通信制御機構11に送信する。
【0051】次に、図5は、受信側で通信オブジェクト
1とメッセージ2とを受け取り、これをアプリケーショ
ンプログラム8で参照したり、端末装置・マウス7の利
用者が電子メールのイメージとして参照,操作する場合
の様子を示したものである。
【0052】先ず、端末装置・マウス7の利用者は、ウ
ィンドウサーバ6を介して通信オブジェクト制御手段5
と対話し、電子メール一覧を要求する。
【0053】通信オブジェクト制御手段5はこれを受け
て、通信オブジェクト管理手段3に対し最新の一覧情報
を要求する。
【0054】通信オブジェクト管理手段3は、通信オブ
ジェクト受信手段12を呼び出し、通信制御機構11が
非同期で受信してストックしている通信オブジェクト1
とメッセージ2があれば、これらを転送するよう要求す
る。
【0055】通信オブジェクト受信手段12は、この要
求を実行し、通信オブジェクト1とメッセージ2が存在
すれば、これを通信オブジェクト管理手段3に転送する
【0056】通信オブジェクト管理手段3は転送されて
きた通信オブジェクト1とメッセージ2を通信オブジェ
クトベース4に格納すると共に、これらの情報と、既に
通信オブジェクトベース4に格納されている通信オブジ
ェクト1とメッセージ2の情報とをマージし、最新の電
子メール一覧として通信オブジェクト制御手段5に返却
する。
【0057】通信オブジェクト制御手段5は、ウィンド
ウサーバ6を介してこの情報を端末装置上の画面に表示
させる。
【0058】電子メールは通信オブジェクト1のクラス
オブジェクトで示されるようなそれぞれの種別を持って
いるので、その種別にふさわしいアイコンを比喩として
表示される。
【0059】図では、受信したばかりの「山田さん歓迎
会」という電子メールが、未開封として表示されている
。他のハッチ付きのアイコンで示される電子メールは、
既に処理済みのもので、利用者の通信オブジェクトベー
ス4にもともと格納されていたものである。一番下のア
イコンは葉書を意味している。
【0060】利用者は引き続き、この一覧上のアイコン
をマウスでクリックすることにより、開封(参照),通
信オブジェクトベース4へのセーブ,破棄等の、従来の
電子メール方式でも提供されていたのと同様の取り扱い
の処理を指示できる。
【0061】一方、アプリケーションプログラム8から
も通信オブジェクト管理手段3に対し、直接に最新の通
信オブジェクト1,メッセージ2の情報要求やそれらに
対する処理を要求することができる。
【0062】次に、図6は、「山田さん歓迎会」の電子
メールを開封し、出欠のオペレーションを利用者が行っ
ている様子と、その結果、対応する「山田さん歓迎会」
の通信オブジェクト1の内容がどうなったかを示してい
る。
【0063】受信された「山田さん歓迎会」の通信オブ
ジェクト1は、受信側の通信オブジェクトベース4中に
あるクラスオブジェクト「招待状」の下に一時的に結合
され、この「招待状」のような基本的クラスオブジェク
トは全利用者共通であってどこの端末上にもあるので、
電子メールとしての「山田さん歓迎会」のイメージは送
信側で作成したときと同じものを再現できる。
【0064】次に、メッセージ2にオプションメッセー
ジ「msg(役職:主任)」が付いているので、これを
実行する。
【0065】この結果、「役職」スロットに「主任」と
いう文字が代入され、デモン「select−one」
が動作して、「主任」の表示箇所が網かけで強調される
【0066】また、利用者は「別紙」ボタンをクリック
して2ページ目を参照することができる。
【0067】全内容を確認したら、「出欠」スロットに
対応している「はい」か「いいえ」のボタンをマウスで
選択すればよい。
【0068】図では「はい」を選択したので、その部分
がデモン「select−one」により反転表示され
ており、その結果、「はい」が「出欠」スロットの値と
して設定される。なお、これらの選択操作はやり直しが
可能である。
【0069】利用者は、この電子メールを送信者に返信
することにより、出欠の返事をしたことになる。
【0070】この返信時の制御方式は、送信時の制御方
式と基本的に同じであるが、若干異なる点がある。
【0071】この処理の違いを示したものが図7である
。なお、図7は返信以外の通常の送信の場合も含んだ通
信オブジェクト送信手段9の一般的な処理として示して
ある。
【0072】先ず、通信オブジェクト送信手段9は、返
信用の処理であるか否かを判断する(ステップ901)
【0073】返信用の処理である場合(ステップ901
のYES)には、送信側にとって答えて欲しい内容に答
えてくれているかをチェックすべきなので、これを判断
する(ステップ902,903)。すなわち、この判断
は、返信チェックデモンと呼ばれる分類に含まれるデモ
ン(メソッド)を使っているかどうか、および、それが
使われている場合には回答が与えられているかどうか、
すなわちスロットの値がnilでないかどうかで行うこ
とができる。
【0074】ここで、返信チェックメソッドが使われて
いるかどうかは返信チェックデモンの一覧を通信オブジ
ェクト送信制御テーブル10に予め格納しておき、これ
と照合することで判断を行う。前述の例の場合、「bu
tton」属性に設定されている「select−on
e」が該当する。なお、同じ「select−one」
デモンを使っている場合でも、「役職」については属性
が「alter」であって、受信側が設定のために操作
を行うものではないので、送信チェックデモンではない
【0075】返信チェックメソッドが使用されている場
合(ステップ902のYES)であってスロットの値が
nilでない場合(ステップ903のNO)には、送信
側にとって答えて欲しい内容に答えてくれていると断定
できるため、その値を設定するようなメッセージを生成
して送信し(ステップ904)、処理を終了する。
【0076】ここで、特徴的なのは、通信オブジェクト
1は返信せずに、メッセージ2のみを返信することであ
る。これは、送信者側は送信した通信オブジェクト1の
原形は持っているので、答え以外の情報は返信してもら
わなくても支障はないからである。よって、このような
ときは、返信チェックデモンが使用されているスロット
の値を再びその値で変更するようなメッセージ2を生成
し、送信側に返信する。前述した例の場合は、「sen
d(*山田さん歓迎会,address1.tanak
a,msg(出欠:はい))」がメッセージ2として送
信される。なお、通信オブジェクト名に「*」が付いて
いるが、これは通信オブジェクト1やメッセージ2が届
いた先の通信オブジェクトベース4に存在している通信
オブジェクトであることを指している(「*招待状」や
「*tone.強調」といった表現形式も同じ意味で*
が付いている。)。
【0077】一方、返信用の処理でない場合(ステップ
901のNO)および返信チェックメソッドが使用され
ていない場合(ステップ902のNO)には、通信オブ
ジェクト1とそれを送信するためのメッセージを生成し
て送信し(ステップ905)、処理を終了する。
【0078】更に、スロットの値がnilである場合(
ステップ903のYES)には、メッセージ2は送信し
ないでエラーメッセージを出し(ステップ906)、処
理を終了する。
【0079】次に、この返信メッセージを元の発信者が
受け取り、再び端末の画面に表示する場合の処理は、図
5,図6の場合とほとんど同じである。ただこの場合、
通信オブジェクト1は送られてこないので、通信オブジ
ェクトベース4から不足する情報を借用してくる点と、
送信の履歴管理情報から送信時のオプションメッセージ
「msg(役職:主任)」を返信されてきたメッセージ
2にマージする点が異なる。
【0080】この処理により、返信のメッセージ2だけ
で、返信の電子メール全体が送られてきたのと同様のイ
メージで利用者が対応することができる。
【0081】なお、電子メールは一般に繰り返し表示,
参照される可能性があるので、「select−one
」で代表される何らかの表示上のアクションを示すデモ
ンは、実際に値が設定されたときやボタンが押されたと
き以外にも、表示をし直すといったタイミングでも起動
されることになる。
【0082】この他に、返信されてきた電子メールであ
ることを一覧上で区別できるようにしたり、それを表示
した際に、誤ってボタンを操作してオリジナルの通信オ
ブジェクト1を変更してしまうことのないよう、プロテ
クトをかけるといった処理も返信の電子メールに対して
は行われる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオブジェ
クト指向電子メール方式にあっては、次のような効果が
ある。
【0084】■従来は送受信が可能な単なる参照用の文
書でしかなかった電子メールを、操作の対象となるもの
として取り扱えるようにしたので、その適用範囲を返信
を求める招待状や往復葉書,アンケート用紙といったも
のに広げることができる。
【0085】■電子メールに対する操作を送信側で定義
できるので、受信側の操作を呼び覚ますように誘導する
ことで、送信側の意図を直観的に受信者に伝えることが
でき、意思の正確な疎通に寄与する。
【0086】■オブジェクト指向に基づいた管理・制御
方式により、各種の電子メールの作成・定義が容易にな
る。
【0087】■オブジェクト指向に基づいた管理・制御
方式により、電子メールの保管に要するファイル容量を
大幅に軽減することができ、ファイル資源の有効利用が
図れる。
【0088】■オブジェクト指向に基づいた管理・制御
方式により、送信・返信する電子メールの情報の量を最
小限に抑えることができ、ネットワークにかかる負荷を
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオブジェクト指向電子メール方式の一
実施例を示す構成図である。
【図2】送信側の利用者が招待状の電子メールを作成す
る際の説明図である。
【図3】送信側でアプリケーションプログラムにより招
待状の電子メールを定義する際の説明図である。
【図4】電子メールを相手側に送信する際の説明図であ
る。
【図5】受信した電子メールを参照・操作する際の説明
図である。
【図6】受信した電子メールに回答する際の説明図であ
る。
【図7】電子メールを送信する際の処理の説明図である
【符号の説明】
1……通信オブジェクト 2……メッセージ 3……通信オブジェクト管理手段 4……通信オブジェクトベース 5……通信オブジェクト制御手段 6……ウィンドウサーバ 7……端末装置・マウス 8……アプリケーションプログラム 9……通信オブジェクト送信手段 10…通信オブジェクト送信制御テーブル11…通信制
御機構 12…通信オブジェクト受信手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  通信オブジェクトとメッセージとで定
    義された電子メール用の文書をアプリケーションプログ
    ラムや端末装置等から利用できるように管理する通信オ
    ブジェクト管理手段と、通信オブジェクトとメッセージ
    とを格納する通信オブジェクトベースと、通信オブジェ
    クトとメッセージとの組み合わせで表現される電子メー
    ルのイメージをウィンドウサーバを制御して端末装置等
    の画面上に表示し、その作成・操作を行う通信オブジェ
    クト制御手段と、通信オブジェクトやメッセージを通信
    制御機構を介して受信側のアプリケーションプログラム
    や利用者等に送信する通信オブジェクト送信手段と、他
    のアプリケーションプログラムや端末装置等から送信さ
    れてきた通信オブジェクトやメッセージを通信制御機構
    を介して受け取り、通信オブジェクト管理手段に引き渡
    す通信オブジェクト受信手段とを備えたことを特徴とす
    るオブジェクト指向電子メール方式。
  2. 【請求項2】  通信オブジェクト送信手段が通信オブ
    ジェクトやメッセージを送信する際に、状況に応じて送
    信方法を変更するために参照する通信オブジェクト送信
    制御テーブルを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    オブジェクト指向電子メール方式。
JP3016881A 1991-01-18 1991-01-18 オブジェクト指向電子メール方式 Pending JPH04236542A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6047311A (en) * 1996-07-17 2000-04-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Agent communication system with dynamic change of declaratory script destination and behavior
JP2001045047A (ja) * 1999-08-03 2001-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 簡易応答システム
JP2002073479A (ja) * 2000-08-25 2002-03-12 Hudson Soft Co Ltd 電子メール送受信システム
JP2006191670A (ja) * 2006-02-20 2006-07-20 Sony Corp 通信端末装置、通信端末制御方法及び通信端末制御プログラム

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