JPH03192013A - 表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、レール走行型搬送装置等のような物品を積載
したキャリア等を無人で走行させ、自動的に積載物の積
み降ろしを行う搬送システムの各部の状態を一箇所で集
中表示する表示装置に関する。

（従来の技術） 近年、総合病院等の物品の搬送システムとして、リニア
誘導モータを用いたレール走行型の搬送システムが注目
されている。この搬送システムでは、天井等にリニア誘
導モータを用いた主搬送路を配し、この主搬送路の各部
屋に対応する位置にそれぞれ例えばベルトコンベア式に
よる分岐搬送路を設けることで、病院の各部屋間で、カ
ルテ、伝票、医薬品等の物品の輸送を行うようにしてい
る。

このようなレール走行型の搬送システムでは、通常、主
搬送路上に複数のキャリアを走行させることにより輸送
効率の向上を図っている。

ところで、このように複数のキャリアが走行するレール
走行型の搬送システムでは、搬送システム全体を制御す
る管理室等に、該搬送システムの状態を集中管理するた
めの表示装置が設けられている。この表示装置は、例え
ば、金属板の上に搬送システムの各部に対応する図形を
印刷するとともに、そこにＬＥＤ等の発光器を、搬送シ
ステムが取り得る状態の数だけ取付け、その表示器を搬
送システムの状態に応じて点灯させることにより状態表
示を行うようになっている。

このように、従来の搬送システムの表示装置は金属板上
に発光器を取付けたものであるため、金属板の加工や図
形の印刷等にコストががり、完成後の搬送システムの仕
様変更に対しては最初がら作り直す必要があり、さらに
設計から完成までの時間もかかるという欠点があフた。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、上記したように従来の搬送システムの表示装
置は金属板上に発光器を取付けたものであるため、金属
板の加工や図形の印刷等にコストかかり、完成後の搬送
システムの仕様変更に対しては最初から作り直す必要が
あり、さらに設計から完成までの時間もかかるという欠
点を除去するためになされたもので、搬送システムの仕
様変更に対して容易に対応でき、設計から完成までの時
間を短縮できる低コストの表示装置を提供することを目
的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の表示装置は、複数のキャリアを搬送路上で走行
させ、キャリアに搭載した物品を搬送する搬送システム
の動作状態を表示する表示装置において、前記搬送シス
テム全体の構成を図形表示する表示手段と、前記キャリ
アの現在位置や搬送路の状態を検知する検知手段と、こ
の検知手段により検知された状態情報に応じて前記表示
手段に与える表示情報を作成する作成手段と、この作成
手段により作成された表示情報を前記表示手段に送出し
て前記表示手段に図形表示されている搬送システム全体
の構成中の所定位置を色の変化によって明示することに
より前記搬送システムの動作状態を表示せしめる表示ｉ
１１１手段とを具備したことを特徴とする。

（作用） 本発明は、金属板とＬＥＤ等の発光器とで構成される表
示装置の代わりに、例えばＣＲＴデイスプレィ装置等の
表示装置を用い、このＣＲＴデイスプレィ装置上に搬送
システム全体の構成を図形表示しておき、キャリアの現
在位置や搬送路の状態を検知手段で検知し、この検知さ
れた情報に応じてＣＲＴデイスプレィ装置上に図形表示
された搬送システムの所定位置を、図形の色を変化させ
ることにより明示し、これにより搬送システム全体の動
作状態を表示するようにしたものである。

（実施例） 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。

先ず、この発明に係る表示装置を適用する搬送システム
の全体的な構成について説明する。

第３図はこの搬送システムを模式的に示すもので、主搬
送路１は、例えば天井等各階フロアの上方を走行するよ
うに構成されている。この主搬送路１には、各部屋の内
壁面に沿りて上下方向に延びる複数の分岐搬送路２が接
続されており、これら分岐搬送路２によって各部屋の取
扱いが容易な位置へ物品を搬送するようになっている。

主搬送路１には、リニア誘導モータの一次導体としての
ステータＳＴ、ＳＮが適当な間隔で多数個配置されてお
り、これらステータ５ＴＳＳＮによって二次導体が設け
られた複数個のキャリアを加速、減速、停止、発進させ
るようにしている。

なお、これらステータ５ＴＳＳＮのうち、キャリアを発
進、停止させるステーションとしての役目を行うものは
、主に分岐搬送路２の分岐位置に配されたステータＳＮ
のみであり、他のステータＳＴはキャリアを加減速する
動作だけを行う。以下、ＳＮはステーションと、ＳＴは
ステータと別称する。

主搬送路１には、第４図および第５図に示すように、該
主搬送路１に沿ってガイドレール１１゜１１が設けられ
ており、また、この主搬送路１は透明な樹脂製のカバー
１２によって被覆されている。

キャリア１０は、第４図及び第５図に示すように、収容
ケース３の搭載部１３を有し、その前後左右の４箇所に
は支持部材１４を介してそれぞれ３個の車輪１５が設け
られており、これら車輪１５によって主搬送路１のガイ
ドレール１１を走行自在となっている。キャリア１０の
本体下部には二次導体１６が設けられ、この二次導体１
６と主搬送路１に点在された一次導体であるステータＳ
Ｔ及びステーションＳＮとによってキャリア１０の走行
を行うようになっている。すなわち、図示しない電源装
置によって前記ステータＳＴ。

ステーションＳＮを通電駆動してキャリア１０側の二次
導体１６に、時刻に応じて変化する磁束を加え、この磁
束変化によって二次導体１６に推進力又は逆推進力を発
生させてキャリア１０の走行、停止を行うようになって
いる。

第６図は、リンケル、カルテ、現金等の各種物品を収容
するケース３を示すもので、このケース３に物品を収容
する場合、可撓性の蓋４をケース３の壁面に沿って開閉
さするようになっている。

第７図は分岐搬送路２の概念的構成及び主搬送路１との
接続部の構成を示すもので、分岐搬送路２は、収容ケー
ス３を計６個バッファリングできるバッファ部２０を備
え、キャリア１０との間でケース３の移載を行う移載部
２１と、オペレータがケース３を直接取扱うケース授受
部２２と、これらの間でケース３を上下搬送するベルト
コンベア機構等の上下搬送部２３とを有し、２つのピス
トン棒構２４．２５によってバッファ部？０でケース２
３を他側の列に移動させるようになっている。また、停
止したキャリア１０とケース移載部２１との間でケース
の移載を行う移載機構２６が各分岐位置に設けられてい
る。

かかる搬送システムにおいて、ある分岐搬送路２のケー
ス授受部２２を出発したケース３は上下搬送部２３、ケ
ース移載部２１を経て当該分岐搬送路２の前に停止して
いるキャリア１０に搭載される。このキャリア１０は、
主搬送路１を走行して、指定された所定のステーション
位置で停止する。そして、この後、このステーションで
前記とは逆に、ケース３がキャリア１０から下ろされ、
その、後、上下搬送路２３を経由してケース授受部２２
まで搬送される。

ｊｉｌ１図は、上記搬送システムの制御系の構成例を示
すもので、この場合、主搬送路１は複数の走行区に分割
されている。１つの走行区には、キャリア１０の停止、
発進ができる１つのステーションＳＮと、次のステーシ
ョンＳＮまでに配された複数のステータＳＴ（加減速の
み可能なもの）とが含まれており、この走行区単位に走
行区割御ユニット３０１．３０２、・・・３０．が各別
に設けられている。

走行区制御ユニット３０＋は、ステーションＳＮに対応
して設けられたインバータ制御部４０、と、各ステータ
ＳＴに対応して設けられたステータ制御部５０．５０・
・・とに接続され、これらを管理制御するものである。

他の走行区制御ユニットも同様であり、インバータ制御
部及び複数のステータ制御部が接続されている。

インバータ制御部４０Ｉは、対応するステーションＳＮ
の通電制御を行うことで、該ステーションＳＮを通過す
るキャリア１０の発進、停止及び加減速制御を行うとと
もに、該ステーションＳＮに接続された分岐搬送路２の
駆動制御を行う。ステータ制御部５０では、キャリア１
０の加減速制御のみを行い、発進、停止制御は行わない
。

上記複数の走行区制御ユニット３０１．３０２、・・・
は、中央制御ユニット６０によって統括制御される。中
央制御ユニット６０は、例えばキーボード等の入力装置
６１を有し、この人力装置６１を介して、各種指令等が
オペレータにより入力されるようになっている。また、
中央制御ユニット６０には、表示制御装置６２が接続さ
れ、さらに、この表示制御装置６２によって制御される
、例えばカラーＣＲＴデイスプレィ装置等で成る表示装
置６３が接続されるようになっている。この表示０ 装置６３には、第２図に示すように、搬送システム全体
の構成を図形表示したレイアウト図が表示されるように
なっている。また、表示装置６３には上記レイアウト図
の他に、オペレータとの対話を行うためのメツセージ、
その他種々の情報が表示されるようになっている。また
、インタフェース装置６５は、搬送システム内の各所に
配置された図示しないセンサからの情報を中央制御ユニ
ット６０に送出するものである。

第２図は表示装置６３に表示される搬送システム全体の
構成を示すレイアウト図である。図はステーションＳＮ
がｎ台設けられている搬送システム中にキャリア１０が
１台存在する場合の例を示している。

図において、ステーション番号ｒｓＮＩＪ〜ｒＳＮｎＪ
は、各ステーションＳＮに割り付けられた固有の番号で
あり、このステーション番号ｒｓＮＩＪ〜ｒｓＮｎｊの
直下に設けられた枠７０がステーションを表している。

この枠７０の内部には、所定条件下でキャリア１０の番
号７１１ が表示されるようになっている。すなわち、現在そのス
テーションに停車しているか、あるいはそのステーショ
ンに向かって走行しているキャリア１０があるときは、
その番号を表示するようになっている。図示例では、ス
テーションＳＮ２に番号「１」のキャリア１０が停車し
ているか、あるいは番号「１」のキャリア１０がステー
ションＳＮ２に向かって走行していることを示している
。

さらに、キャリア１０の走行状態は、キャリア１０が停
止しているステーションあるいはキャリア１０が向かっ
ているステーションのステーション番号ｒｓＮＩＪ〜ｒ
ＳＮｎＪを枠で囲んで表示するようになっている。また
、枠７０は、ケース移載部２１の状態、つまりケース移
載部２１が正常であるか否かをも表示するようになって
いる。

主搬送路表示部７２は、主搬送路１が正常であるか否か
を表示するようになっている。取出口表示部７３は、取
出口としての分岐搬送路２及びケース授受部２２が正常
であるか否かを表示するようになっている。

２ 次に、上記表示装置Ｅ６３に表示されたレイアウト図の
配色について説明する。通常時はステーション番号ｒｓ
ＮＩＪ〜ｒＳＮｎＪと走行路表示部７２とは白色で、枠
７０の内部と取出口表示部７３とは緑色で表示し、異常
時は、異常になった部分を赤色表示するようになってい
る。キャリア１０の番号７１は常時白色で表示するが、
これはキャリア１０が存在するステーションのみである
。

ステーション番号ｒｓＮＩＪ〜ｒｓＮｎＪは、キャリア
１０がそのステーションに停止していない時であって、
かつ、そのステーションと１つ前のステーションとの間
を走行中であれば、搬送物を積んでいないときは水色、
搬送物を積んでいるときは紫色で表示されるようになっ
ている。一方、キャリア１０がそのステーションに停止
している時は、ステーション番号ｒｓＮＩＪ　〜ｒＳＮ
ｎＪの回りにステーション番号と同色の枠７４を表示す
るようになっている。

このような構成において、主搬送路１上には複数台のキ
ャリア１０を装備することができるが、３ 今例えば台のキャリア１０が装備されているものとする
。そして、中央制御ユニット６０は１つの走行区に１台
のキャリア１０しか入れないように制御するものとする
。１走行区とは、前述したように、１つのステーション
ＳＮと、隣のステーションＳＮまでにある複数のステー
タＳＴとで構成され、あるステーションＳＮから隣のス
テーションＳＮまでの主搬送路１をいう。

中央制御ユニット６０へは、各走行区制御ユニット３０
＋　、３０２・・・から各キャリア１０の位置を示す情
報、その走行状態（走行中か停止中か）等を示す情報、
さらには各部の異常発生状態を示す情報がインタフェー
ス装置６５を介して常時入力されており、これらの情報
から中央制御ユニット６０は、どのキャリア１０がどこ
の走行区にいて、かつその走行状態はどうなのか、さら
には搬送システムのどこに異常が発生しているかを常に
認知することができる。

中央制御ユニット６０は、内蔵しているメモリ内に、ど
のキャリア１０がどこの走行区にいて、４ かつその走行状態はどうなのかという認知結果を、例え
は第１表に示すようなテーブル形式で記憶している。

第１表 第１表において、「走行区Ｎｏ、　Ｊは当該キャリアの
いる走行区を示し、「走行状態」は走行中か、停止中か
の識別であり、これらの情報はキャリア１０が走行移動
する毎に更新される。

今例えば、ステーション５Ｎｎ−１からステージジンＳ
ＮＩに物を運ぶ場合を考えてみる。すなわち、ステーシ
ョン５Ｎｎ−２からきたキャリア１０がステーション５
Ｎｎ−１で停止し、搬送物５ を積んでステーションＳＮｎを通過し、ステーションＳ
ＮＩに到着して搬送物を下ろすという動作を考える。

この時の画面の移り変わりは、キャリア１０がステーシ
ョン５Ｎｎ−２より前方を走行中の時は、ステーション
５Ｎｎ−２のステーション番号「５Ｎｎ−２Ｊが水色表
示になっている。キャリア１０がステーション５Ｎｎ−
２を通過すると、ステーション５Ｎｎ−１のステーショ
ン番号ｒＳＮｎ−ＩＪが水色表示になり、ステーション
５Ｎｎ−２のステーション番号ｒＳＮｎ−２Ｊが白色表
示になる。キャリア１０がステーション５Ｎｎ−１に停
止すると、ステーション５Ｎｎ−１のステーション番号
ｒＳＮｎ−ＩＪに水色の枠７４が表示される。ステーシ
ョン５Ｎｎ−１で搬送物の積み込みが終了すると、ステ
ーション番号ｒＳＮｎ−１１及びその枠７４が紫色にな
る。キャリア１０がステーション５Ｎｎ−１を発車する
と、ステーション５Ｎｎ−１のステーション番号［５Ｎ
ｎ−ＩＪが白色表示になって枠７４は消去６ される。キャリア１０がステーションＳＮｎを通過する
と、ステーションＳＮＩのステーション番号ｒｓＮＩＪ
が紫色表示になり、ステーションＳＮｎのステーション
番号ｒｓＮｎＪは白色表示になる。ステーションＳＮＩ
にキャリア１０が停止すると、ステーションＳＮＩのス
テーション番号ｒｓＮＩＪに紫色の枠７４が表示される
。ステーションＳＮＩで搬送物を下ろすとステーション
ＳＮＩのステーション番号ｒｓＮＩＪ、及びその枠７４
が水色になる。

このように画面がキャリア１０の移動に伴って次々に変
化し、搬送システムの状態を表示する。

また、搬送システムのある部分が故障した時は、その部
分が赤色表示されるため、直ちに故障位置を判別するこ
とができ、したがって、該故障に素早く対応できるもの
となっている。

以上のように、従来の金属板とＬＥＤ等の発光器とで構
成される表示装置の代わりに、例えばＣＲＴデイスプレ
ィ装置等の表示装置６３を用い、このＣＲＴデイスプレ
ィ装置上に搬送システム全７ 体の構成を図形表示しておき、キャリア１０の現在位置
や搬送路１．２の状態をセンサで検知し、この検知され
た情報に応じてＣＲＴデイスプレィ装置上に図形表示さ
れた搬送システムの所定位置を、例えば図形の色を変化
させることにより明示し、これにより搬送システム全体
の動作状態を表示するようにしたので、搬送システムの
状態を小さなＣＲＴデイスプレィ装置で集中的に監視で
き、また、搬送システムの仕様変更に対しては中央制御
ユニット６０の図形処理プログラムを変更するだけで容
易に別の仕様の搬送システムに変更できるので汎用性が
高く、また設計から完成までの時間を短縮できるととも
に製品の開発コストを低減できる表示装置を実現できる
。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。

例えば、表示装置１６３の一例としてカラー液晶デイス
プレィ装置を用いた場合について説明したが、カラー液
晶デイスプレィ装置等を用いても良い。さらに、モノク
ロデイスプレィ装置であっても良い。この場合、上記実
施例でカラー８ 表示に対応する部分を表示形態を麦えて表示する（例え
ば明度を変える、点線や斜線等により区別して表示する
）ことにより上記実施例と同等機能を実現でき上記実施
例と同様の効果を奏するとともに、上記実施例より低コ
ストの表示装置を実現できるという効果がある。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明によれば、搬送システムの
仕様変更に対して容品に対応でき、設計から完成までの
時間を短縮できる低コストの表示装置を提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は搬送シス
テムの制御系の構成を示すブロック図、第２図は表示装
置に表示される搬送システム全体の構成を示すレイアウ
ト図、第３図はこの発明を適用する搬送システムの全体
的構成を示す模式図、第４図は出力搬送路とキャリアの
走行状態を説明するための断面図、第５図は同じく一部
を切り欠いた斜視図、第６図は物品を収容するケースの
外９ 観斜視図、第７図は分岐搬送路の構成を示す図である。 １・・・主搬送路、２・・・分岐搬送路、１０・・・キ
ャリア、６０・・・中央制御ユニット（作成手段）、６
２・・・表示制御装置（表示制御手段）、６３・・・表
示装Ｗ（表示手段）６５・・・インタフェース装置（検
知手段）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数のキャリアを搬送路上で走行させ、キャリアに搭載
   した物品を搬送する搬送システムの動作状態を表示する
   表示装置において、 前記搬送システム全体の構成を図形表示する表示手段と
   、 前記キャリアの現在位置や搬送路の状態を検知する検知
   手段と、 この検知手段により検知された状態情報に応じて前記表
   示手段に与える表示情報を作成する作成手段と、 この作成手段により作成された表示情報を前記表示手段
   に送出して前記表示手段に図形表示されている搬送シス
   テム全体の構成中の所定位置を色の変化によって明示す
   ることにより前記搬送システムの動作状態を表示せしめ
   る表示制御手段とを具備したことを特徴とする表示装置
   。