JPH0318941Y2 - - Google Patents

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JPH0318941Y2
JPH0318941Y2 JP8512383U JP8512383U JPH0318941Y2 JP H0318941 Y2 JPH0318941 Y2 JP H0318941Y2 JP 8512383 U JP8512383 U JP 8512383U JP 8512383 U JP8512383 U JP 8512383U JP H0318941 Y2 JPH0318941 Y2 JP H0318941Y2
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electrode
junction
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tube
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【考案の詳細な説明】 本考案は水素イオン又はその他のイオン検出用
比較電極装置に関するものである。
周知のように比較電極は、液絡部を介して被測
定液中に連続的に内部液を流出せしめ、これによ
つて安定な電位を得るように構成されている。そ
のため、内部液の補給と液絡部の目詰まりの防止
が必要になる。電極構造によつては、内部液の補
給に際して測定の中断を余儀なくされるところか
ら、長期にわたつて連続測定を行なう電極装置と
して、例えば第1図に示すものが水素イオン測定
用として提案されている。
この電極装置は同図に示すように、長尺の外筒
2とこの外筒2の下端部に設けられた複合電極1
とによつて主要部が構成されている。複合電極1
は、一般に、第2図にその拡大図を示すように、
下端部に半球状のPH感応ガラス膜11を有する
内管7と、内管7に充填された内部液9と、その
内部液9に浸漬された内部電極10よりなるガラ
ス電極、及び、内管7と2重管を形成するように
配設され下部に液絡部12が設けられるとともに
上部には内部液補充口12′が設けられた外管1
3′と、内管7と外管13′との間隙に注入された
内部液8と、その内部液8に浸漬された内部電極
14よりなる比較電極13から成り立つている。
そして、ガラス電極と比較電極13とは内管7で
遮蔽されている。この内部電極14に甘〓電極と
か塩化銀電極が使用されている場合にはKC溶
液が内部液8として使用されている。
前記の外筒2はパツキン21によつてこの複合
電極1を液密状態に支持しており、複合電極1の
先端は、PH感応ガラス膜11及び液絡部12が
被検液に浸漬しうるように、外筒2下部を貫通し
て外部に露出している。この露出部のうち時に
PH感応ガラス膜11を保護するために通常は第
1図に図示するように保護筒22が外筒2の下端
に取付けられる。
そして、この外筒2内に比較電極13の内部液
8と同一の内部液が充填され、この内部液が内部
液補充口12′から外管13′内にはいつて比較電
極13の内部液8の減少分を補充するのである。
その結果、比較電極13は常に被検液に浸された
ままの状態を保ち得るから、測定を中断する必要
はなく、長期にわたつて連続測定を行なうことが
できる。
しかしながら、この電極は、被検液内にイオウ
とかヒドラジン等の酸化、還元物質が含まれてい
る場合には、被検液の圧変動にともなつて被検液
が液絡部12を通つて比較電極13内に侵入し、
内部電極14の甘〓電極とか塩化銀電極等と化学
反応を起して電位を不安定にし、特性劣化をきた
していた。また、被検液に銀イオンが含まれてい
る場合には、複合電極1の液絡部12に内部液8
との反応によつて不溶性の塩化銀が析出して液絡
部12に目詰まりを生じ、その結果、抵抗が高く
なつて測定を不安定にしたいた。
そこで、これらの問題を解決するために第2図
の外管13′の外側に更にダブル外管13″と配設
してこのダブル外管13″の下部に液絡部12″を
設けた第3図に示すような構造の電極が案出され
た。そして、この第3図の構造の液絡部はダブル
ジヤンクシヨンと呼ばれ、それに対し第2図の構
造の液絡部はシングルジヤンクシヨンと呼ばれて
いる。
第3図に示すダブルジヤンクシヨン構造の電極
は、比較電極13の液絡部12が直接被検液に接
することはなく、ダブル外管13″と比較電極1
3との間の空間を満たす第2の内部液8′とダブ
ル外管13″に形成された液絡部12″を介して被
検液と接することになる。この場合、第2の内部
液8′に、被検液と反応せずしかもイオン易動度
の等しい溶液を満たしておけば、前述のような内
部電極14の電位変化、液絡部12,12″の目
詰まり等の心配はなく安定な測定を行なうことが
できる。
しかしながら、第1図に示すようなシングルジ
ヤンクシヨンの電極を第3図に示すようなダブル
ジヤンクシヨンの電極にかえて使用する場合に
は、夫々の電極の寸法等が相違しており、電極の
みならず電極の取付金具もすべて取り替える必要
があつて取替作業に手間を要し、経費もかかつて
いた。このことは、正確さが要求されるプロセス
コントロールとか、特に迅速さが要求される工場
排水の測定においては致命的であつた。
本考案は、被検液の測定にあたり、シングルジ
ヤンクシヨン形及びダブルジヤンクシヨン形間の
変換を極めて容易に行なうことができる電極装置
を提供することにより、従来の欠点を除去すると
ともに充分な内部液の補充を可能にしたものであ
り、所定の液絡部が形成されると共に外筒内に挿
入されて比較電極又は複合電極を構成する内筒
と、前記外筒及び内筒との間に着脱可能に嵌着さ
れると共に上下に貫通する連結孔が形成されたガ
スケツトと、所定の液絡部が形成されて前記ガス
ケツトに着脱可能に取り付けられるジヤンクシヨ
ン筒とからなることを特徴としている。
以下、本考案の一実施例を第4図及び第5図を
参照して具体的に説明する。
これらの図においては測定用の電極として複合
電極31が使用された場合を示している。従つて
複合電極31は図示しないが第2図のように二重
管構造をしており、内管の下端部が半球状のガラ
ス電極32となつており、外管の側壁に適宜液絡
部33が形成されている。この複合電極31は内
筒となつて外筒34内に挿入され支持されてお
り、複合電極31と外筒34との間には内部液が
充填される空隙部35が形成されている。
この外筒34の下端部には内筒となる複合電極
31の外面との間にガスケツト36が着脱可能に
嵌着されている。このガスケツト36はゴム等の
軟質材からなり、円筒状又は略円錐台状に形成さ
れ、複合電極31が挿入される挿入孔37が穿設
されると共に、この挿入孔37から外周部に向か
つて2本の切り欠き溝38が上下方向に穿設され
ている。従つて、挿入孔37に複合電極となる内
管31が挿入された後は切り欠き溝38と内管3
1の外面との間に上下に貫通する連結孔39が形
成される。
このようなガスケツト36の下部にはジヤンク
シヨン筒40が取り付けられる。ジヤンクシヨン
筒40は下部全面が液絡部41となつていると共
に上部がガスケツト36下部外周に嵌着してお
り、その上から前記外筒34に刻切されたねじ部
34aに螺合するナツト43によつて押圧されて
おり、これにより、ジヤンクシヨン筒40は着脱
可能に取り付けられるようになつている。このジ
ヤンクシヨン筒40と内筒31との間には内部液
が充填される空隙部44が形成されている。又、
ジヤンクシヨン筒40の下端部は開口されてお
り、内筒31のガラス電極32との間にパツキン
42が嵌着可能となつている。ジヤンクシヨン筒
40の前記液絡部41は内部液が滲出して外筒4
0内部と被検液とを電気的に接続する従来からの
材質が使用され、例えば、ポーラスなセラミツ
ク、ポーラスなテフロン、ガラスフアイバ、多数
のピンホール等が選択される。
図中、45はジヤンクシヨン筒40下面に突出
して形成された保護突起であり、内筒31下端部
のガラス電極32の破損を防止するものである。
以上のように構成された本実施例によつて被検
液を測定する場合を説明する。
まず、シングルジヤンクシヨン形電極として使
用する場合は、ナツト43を緩めて、ジヤンクシ
ヨン筒40及びガスケツト36を取り外したの
ち、さらにガスケツト36より電極31を抜き去
り、新たに切り欠き溝のないガスケツトに電極3
1を挿入し、外筒34に嵌着させた状態で被検液
に浸漬せしめることによりなされる。被検液内に
測定を妨害する物質が含有されている場合には、
被検液から取り出し、ガスケツト36を嵌着する
と共にジヤンクシヨン筒40を取り付けてナツト
43を締め付け、外筒34の空隙部35にKCl溶
液等の内部液を充填する。この内部液はガスケツ
トに形成された連結孔39内から、ジヤンクシヨ
ン筒40の空隙部44内に充満し、直ちにダブル
ジヤンクシヨン形電極に変換されるから、被検液
の測定が可能となる。
従つて、本実施例によれば、シングルジヤンク
シヨン形電極とダブルジヤンクシヨン形電極の相
互変換が極めて簡単に行なうことができ、電極の
取り替えが不用となると共に、変換前後において
も電極は同一のものを使用しているから、電極特
性が変化することなく、普遍的な測定が可能とな
り、測定の操作性及び作業性が向上する。又、部
品の取り付け、取り外しだけでシングルジヤンク
シヨン形電極とダブルジヤンクシヨン形電極との
相方の電極を具現化でき、夫々の電極を別個に用
意する必要もないから、経済的でもある。さら
に、ジヤンクシヨン筒40内の内部液は連結孔3
9を通つて上方の外筒34から常に補給されてい
るから、補給頻度が少なくなり、保守の労力も大
幅に低減される。
第6図は本考案の別の実施例を示しており、前
記実施例と同一の部分は同一の符号を付して、そ
の詳細は省略するが、この実施例では、外筒34
に螺合してジヤンクシヨン筒をガスケツト36に
押圧するナツトが長尺の管体46によつて形成さ
れている。そして、下方に延出するスカート部4
7は複合電極である内筒31下端部のガラス電極
32よりも、さらに下方に延びており、ガラス電
極32を包囲してその保護作用を行なつている。
従つて、この実施例では第4図に示すようなジヤ
ンクシヨン筒40下面の保護突起45は形成する
必要がない。
上記いずれの実施例でも内筒に複合電極が使用
された場合を示したが、本考案では内筒に比較電
極を使用することも可能である。第7図はその実
施例を示しており、内筒51は下端に半球状のガ
ラス電極を有しない単管からなる比較電極を使用
している。この場合には、内筒51の下端部は被
検液に浸漬される必要がないため、ジヤンクシヨ
ン筒41の下端部の開口にはパツキン52が嵌着
されて、内筒51はこのジヤンクシヨン筒41内
の内部液に浸漬され、被検液との接触が遮断され
ている。なお、ジヤンクシヨン筒41が下端部に
開口を形成しない有底筒体であれば、パツキン5
2を使用しなくてもよい。
本考案は上記各実施例に限られることなく種々
の変更が可能であり、例えば、ジヤンクシヨン筒
の液絡部をジヤンクシヨン筒の下部全面に形成す
ることなく、一部にのみ形成してもよく、外筒を
内筒よりも下方に延設してもよい。又、ガスケツ
トに形成される連結孔も切り欠き溝と内筒との間
に形成されないでガスケツトに上下に貫通する孔
を独自に穿設して形成してもよく、その本数も限
られない。これらの場合にも、上記実施例と同様
な効果を得ることができる。
以上、詳細に説明したように、本考案によれ
ば、部品の取り付け、取り外しで容易にシングル
ジヤンクシヨン形電極とダブルジヤンクシヨン形
電極のいずれにも変換でき、操作性、作業性の向
上した電極を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシングルジヤンクシヨン形電極の従来
の例の断面図、第2図はその複合電極の断面図、
第3図はダブルジヤンクシヨン形電極の従来例の
断面図、第4図は本考案の一実施例の要部の断面
図、第5図はそのA−A線断面図、第6図は別の
実施例の要部の断面図、第7図はさらに別の実施
例の要部の断面図である。 31……内筒(複合電極)、33……液絡部、
34……外筒、36……ガスケツト、39……連
結孔、40……ジヤンクシヨン筒、41……液絡
部、51……内筒(比較電極)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の液絡部が形成されると共に外筒内に挿入
    されて比較電極又は複合電極を構成する内筒と、
    前記外筒及び内筒との間に着脱可能に嵌着される
    と共に上下に貫通する連結孔が形成されたガスケ
    ツトと、所定の液絡部が形成されて前記ガスケツ
    トに着脱可能に取り付けられるジヤンクシヨン筒
    とからなることを特徴とする電極。
JP8512383U 1983-06-06 1983-06-06 電極装置 Granted JPS59191653U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8512383U JPS59191653U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 電極装置

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JP8512383U JPS59191653U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 電極装置

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JPS59191653U JPS59191653U (ja) 1984-12-19
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JP8512383U Granted JPS59191653U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 電極装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6390184B2 (ja) * 2014-06-12 2018-09-19 東亜ディーケーケー株式会社 電極部材、複合電極、及び電極部材の製造方法
JP6409500B2 (ja) * 2014-10-24 2018-10-24 東亜ディーケーケー株式会社 複合電極

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JPS59191653U (ja) 1984-12-19

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