JPH03151954A - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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JPH03151954A
JPH03151954A JP1289652A JP28965289A JPH03151954A JP H03151954 A JPH03151954 A JP H03151954A JP 1289652 A JP1289652 A JP 1289652A JP 28965289 A JP28965289 A JP 28965289A JP H03151954 A JPH03151954 A JP H03151954A
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Hiroaki Kagawa
裕昭 加川
Tatsuya Kubota
達也 久保田
Hideo Nagasumi
永住 英夫
Toshihiko Suzuta
敏彦 鈴田
Masahiro Kudo
正宏 工藤
Kazuya Hijii
一也 肘井
Yuichi Ikeda
裕一 池田
Mitsumasa Okada
光正 岡田
Hitoshi Karasawa
均 唐沢
Tomonao Sakurai
友尚 桜井
Tetsumaru Kubota
窪田 哲丸
Kenji Yoshino
吉野 謙二
Tadao Hagino
萩野 忠夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は超音波振動を利用して生体組織を切開または乳
化したり、結石を破砕したりする超音波治療装置に関す
る。
[従来の技術] この種の超音波治療装置は、従来、特開昭61−259
655号公報、米国特許節4,516.398号明細書
等において知られている。超音波治療装置の一般的な構
成は次の通りである。
すなわち、超音波振動子を有してなる超音波振動発生部
に、超音波振動伝達用プローブを連結して構成する。さ
らに、超音波振動伝達用プローブは、通常、中空パイプ
から形成され、その内部を吸引孔としている。プローブ
は、その処置用先端を残して他の部分が、シースにより
覆われている。
また、プローブとシースの間の空間を送水路としている
そして、治療時において、送水路を通じて体腔内に送水
することにより、そのプローブの発する熱を逃がし、ま
た、体腔内に一度、流出した後の送水液を、超音波振動
により切除・乳化された組織、または破砕された結石の
破片とともに、吸引孔を通じて外部へ吸引排出するよう
になっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、超音波治療装置の超音波振動発生部を高出力
で発振させ、その超音波振動をプローブに伝達すると、
プローブは通常以上に発熱する。
これに伴って送水液の温度が上昇する。
そこで、送水液の温度上昇を防ぐため、送水量を多くす
ることも考えられるが、このようにすると、体腔内に多
量の送水液が溜りすぎたり、水しぶきが生じて観察視野
が悪化したりすることになり、治療作業を損なう。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的
とするところは、送水量を多くすることにより、体腔内
に多量の送水液が溜りすぎたり、水しぶきが生じて観察
視野が悪化したりすることなく、良好な治療作業を行う
ことができる超音波治療装置を提供することにある。
[課題を解決する手段および作用] 上記課題を解決するために本発明は、超音波振動子に連
結される振動伝達用プローブを中空な部材で形成し、そ
のプローブの中空孔を第1の吸引路とするとともに、上
記振動伝達用プローブをシースで覆うようにした超音波
治療装置において、上記シースは、内側シース部とこれ
を覆う外側シース部との二重管で構成し、上記プローブ
と内側シース部の隙間、および内側シース部と外側シー
ス部との隙間の一方を送水路、他方の隙間を第2の吸引
路とし、上記内側シース部の先端部分に外側シース部の
先端より手前でその送水路と第2の吸引路とを連通ずる
連通路を形成したものである。
上記シース側の送水路から送水したとき、その一部は直
接、連通路を通じて第2の吸引路に吸弓されるから、特
に、送水量を多くしたことにより、体腔内に多量の送水
液が溜りすぎたり、水しぶきが生じて観察視野を悪化さ
せたりすることなく、良好な治療作業を行うことができ
る。
[実施例] 第1図および第2図は本発明の第1の実施例を示すもの
である。
第1図で示すように、この超音波治療装置は、ハンドピ
ース1として構成されている。このハンドピース1の把
持部2はカバー3の内部に超音波発生部としての超音波
振動子4が設けられている。
超音波振動子4は圧電素子(例えばPZT)5と電極6
を積層してなる。超音波振動子4の前端には、その超音
波振動子4で発生させた超音波振動の振幅を増幅するホ
ーン部7が接続されている。
超音波振動子4の後端には裏打板8が接続されている。
そして、超音波振動子・4はホーン部7と裏打板8との
間でその超音波振動子4と裏打板8を貫通する図示しな
いボルトとこれに螺合するナツトによって挟み付けられ
て締結され、一体的に結合している。9は超音波振動子
4の電極6に接続される電源コードである。
また、ホーン部7の中心部と、超音波振動子4と裏打板
8を貫通するボルトには、互いに連通して前後に貫通す
る吸引孔13が形成されている。
この吸引孔13の後端は、上記カバー3の後端壁をOリ
ング14を使用して水密的に貫通する吸弓口金15を介
して第1の吸引チューブ16に接続されている。この第
1の吸引チューブ16は図示しない吸引ポンプに接続さ
れるようになっている。
なお、ホーン部7はその外周の一部分が、把持部2のカ
バー3の内面にOリング17を使用して水密的な支持で
保持されている。この各0リング14.17により超音
波振動子4の部分はカバー3の内部に水密的に収納され
ている。
一方、上記ホーン部7の先端には、振動伝達部材として
の中空な金属製パイプからなる振動伝達用プローブ20
が着脱自在に接続されている。プローブ20の中空孔は
上記吸引孔13に連通ずる第1の吸引路21を形成して
いる。
さらに、このプローブ2oおよび上記ホーン部7の外周
を覆うシース22が設けられ、このシース22の手元側
端が後述するように上記カバー3の先端部外周に対して
ねじ込まれていてる。
すなわち、シース22は、内側シース部22aと、これ
を覆う外側シース部22bとの二重管で構成してなり、
内側シース部22aの手元側部分には上記ホーン部7の
部分の外周を覆うテーバ状の内面を形成するカバ一部2
3を一体に形成している。そして、このカバ一部23は
上記把持部2のカバー3における前端部外周にねじ込ま
れて着脱自在に取り付けられている。カバ一部23の先
端部の内面とホーン部7の先端部分の外周との間には、
0リング24が介挿されており、その間を水密的にシー
ルしている。
また、シース22の外側シース部22bは、その手元側
端部を上記内側シース部22aのカバー部23の外周に
対して着脱自在にねじ込まれている。
しかして、内側シース部22aはプローブ20に同心的
に被嵌し、その間に隙間を形成している。
また、外側シース部22bも、そのプローブ20および
内側シース部22aに対して同心的に被嵌し、内側シー
ス部22aとの間に隙間を形成している。そして、プロ
ーブ20とこれを覆う内側シース部22aとの隙間を第
1の流体路としての送水路25として構成する。また、
内側シース部22aと、これを覆う外側シース部22b
との隙間を第2の流体路としての第2の吸引路26とし
構成する。
シース22の手元側端部付近には、送水口金27と第2
の吸引口金28が設けられている。そして、送水口金2
7は上記送水路25に連通し、第2の吸引口金28は上
記第2の吸引路26に連通している。送水口金27には
送水チューブ31が接続されている。送水チューブ31
は図示しない送水源に接続されている。また、第2の吸
引口金28には第2の吸引チューブ32が接続されてい
る。第2の吸引チューブ32は上記第1の吸引チューブ
16の途中に連通している。
さらに、上記内側シース部22aの先端は、外側シース
部22bの先端より手前にあり、内側シース部22aの
方が、外側シース部22bよりも短く形成されている。
つまり、送水路25と第2の吸引路26とは、その内側
シース部22aの先端を短くしたことにより、外側シー
ス部22bの先端部内で全周的に形成される連通路27
を通じて互いに連通している。
次に、上記構成による超音波治療装置の作用を説明する
。ハンドピース1の把持部2を手で把持してシース22
で覆ったプローブ20を体腔内に導入する。そして、図
示しない吸引ポンプを作動して第1の吸引チューブ16
および第2の吸引チューブ32を通じて第1の吸引路2
1と第2の吸引路26に吸引作用を働かせる。
また、図示しない送水ポンプを作動して送水チューブ3
1から送水口金27・を通じて送水路25に水を送り込
み、その送水路25の先端側へ送水する。このように送
水された大部分の量は通常、体腔内へ送り込まれるが、
その一部は外側シース部22bの先端から流れ出すこと
なく、その先端部の内側において連通路27を通じて直
接に第2の吸引路26へ吸引される。
また、体腔内に送水され、その体腔内を洗浄した水は第
1の吸引路21を通じて吸引される。また、振動伝達部
材としてのプローブ20により処置したときに生じる組
織や結石の破砕片も、その潅流液とともにとともにプロ
ーブ20における第1の吸引路21を通じて吸引される
。このように、第1の吸引路21を通じて吸引された組
織や潅流液は、さらに吸引孔13を通じて第1の吸引チ
ューブ16に送り出される。
また、送水路25から体腔内へ送り込まれることなく、
直接に第2の吸引路26に吸引された水は、第2の吸引
チューブ32を通じて第1の吸引チューブ16に合流し
、図示しない吸引ポンプ側へ送り出される。
ところで、この超音波治療装置の超音波振動子4を高出
力で発振動作させて、その超音波振動をプローブ20へ
伝達して使用すると、プローブ20は通常以上に発熱す
る。この発熱に伴う温度上昇を防止するため、送水路2
5を通じての送水量を多くする。なお、このとき、第1
の吸引チューブ16を通じての吸引力を強めるようにす
ることが望ましい。
このように、送水量を多くしたときには、送水路25か
ら体腔内へ送り込まれることなく、連通路27を通じて
直接に第2の吸引路26に吸引されろ水の量も多くなり
、その結果、体腔内に送り込まれる水量が少なくなる。
したがって、体腔内に多量の送水液が溜りすぎたり、水
しぶきが生じて観察視野が悪化したりすることがなくな
り、治療作業を損なうことを防止できる。
また、プローブ20における第1の吸引路21とは別に
第2の吸引路26を設けであるから、吸引力を強めても
、その第1の吸引路21を通じての吸引力を必要以上に
高め、ることがない。このため、プローブ20の先端へ
の生体組織等の吸い付きを防止できる。第1の吸引路2
1と第2の吸引路26は後方で連通しているので、第1
の吸引路21が塞がれれば、第2の吸引路26の吸引量
が増大し、プローブ20の先端に生体組織等の吸い付き
を防止する。
第3図は本発明の第2の実施例を示すものである。この
実施例は、プローブ20を覆うシース22を上記同様に
内側シース部22gと外側シース部22bとから形成す
るが、その内側シース部22aと外側シース部22bと
の隙間を送水路25として構成する。また、内側シース
部22aとこれが覆うプローブ20との隙間を第2の吸
引路26とし構成するものである。もちろん、内側シー
ス部22aの先端を外側シース部22bの先端より短く
連通路27を形成する。その他は上記第1の実施例と同
様に構成する。
この場合にも、送水路25を通じて送水する一部の水を
体腔内に送水することなく、第2の吸引路26から直接
に吸引することができる。したがって、特に送水量を多
くしたときには、送水路25から体腔内へ送り込まれる
ことなく、直接に第2の吸引路26に吸引される水の量
も多くなり、体腔内に送り込まれる水量を少なくする。
このため、体腔内に多量の送水液が溜りすぎたり、水し
ぶきが生じて観察視野が悪化したりすることがなくなり
、治療作業を損なうことを防止できる。
第4図は本発明の第3の実施例を示すものである。この
実施例は、上記第1の実施例でのシース22の構成にお
いて、内側シース部22aより長い外側シース部22b
の先端に内側へ突き出す覆い縁35を形成した。この覆
い縁35はプローブ20の周面との間に送水用隙間36
を開口している。つまり、シース22の先端を大きく開
口しないで、送水路25から内側シース部22aと外側
シース部22bとの隙間からなる第2の吸引路26への
吸い込み作用を促進する構成としたものである。その他
の点は上記第1の実施例のものと同様である。
第5図は本発明の第4の実施例を示すものである。この
実施例は、上記第2の実施例でのシース22の構成にお
いて、内側シース部22aと外側シース部22bとの先
端間の隙間を塞ぐ端壁36を設け、さらに内側シース部
22aの先端部に、送水路25から内側シース部22a
と外側シース部22bとの隙間からなる第2の吸引路2
6へ通じる連通路としての複数の送水孔37を設けたも
のである。このように構成しても送水路25から第2の
吸引路26への吸引を直接に行われる作用を促進できる
。その他の点は上記実施例のものと同様である。
第6図は本発明の第5の実施例を示すものである。この
実施例は、上記第3の実施例でのシース22の構成にお
いて、内側シース部22aより長い外側シース部22b
の先端に内側へ突き出す覆い縁38を前方ヘテーバ状に
形成したものである。
この覆い縁38はプローブ20の周面との間に送水用隙
間36を開口している。つまり、この実施例ではシース
22の先端を大きく開口しないで、送水路25から内側
シース部22aと外側シース部22bとの隙間からなる
第2の吸引路26への吸い込み作用を促進する構成とし
たものである。
また、シース22の先端部分をテーバ状に形成されるの
で、プローブ20の作業先端の観察がしやすくなる。そ
の他の点は上記実施例のものと同様である。
第7図は本発明に近い開示例を示すものである。
すなわち、この実施例は、シース22を構成する内側シ
ース部22aとプローブ20の外周面との間、内側シー
ス部22aと外側シース部22bの間をそれぞれ送水路
25a、25bとして構成し、内側の送水路25aの先
端を内側シース部22aの先端に内側へ突き出して形成
した覆い縁41によってほぼ閉塞されている。また、内
側の送水路25aの先端部分はプローブ20に形成した
複数の連通孔42によって吸引路21に連通ずる。した
がって、内側の送水路25aを通じて送る水はその複数
の連通孔42によって吸引路21へ直接に吸引され、体
腔内へは送水されない。これによると、内側の送水路2
5aを通じて送水量を増大できる。
第8図は本発明の第6の実施例を示すものである。この
実施例は、上記第2の実施例での構成において、プロー
ブ20の外周とシース22の内側シース部22aとの間
に形成した第2の吸引路26を、そのプローブ20の基
端側部分に形成した複数の吸引孔45によって第1の吸
引路21に連通したものである。
そして、これによると、第1の実施例のように第2の吸
引路26に接続する専用の第2の吸引口金28および第
2の吸引チューブ32が不要となる。
第9図は本発明の第7の実施例を示すものである。この
実施例は、上記第6の実施例での構成において、さらに
、ハンドピース1の把持部2のカバー3内を通じて送水
量の一部を送水路25へ送水するようにしたものである
。このため、カバー3の後端壁に第2の送水口金48を
設け、これには第2の送水チューブ49を接続するよう
にする。
ホーン部7のつば51には複数の通孔52を形成する。
また、把持部2のカバー3の内部をシース22の送水路
25に連通させる。超音波振動子4のまわりは水密部材
53で覆われている。
しかして、第2の送水チューブ49および第2の送水口
金48を通じてハンドピース1の把持部2内に送水でき
、そのカバー3内の超音波振動子4を冷却するすること
ができる。また、このハンドピース1の把持部2内を通
じても送水するため、送水量を増大し、プローブ20の
冷却能力を高めることができる。
以下に本発明に近い開示例を列挙する。なお、以下の各
開示例の思想を矛盾しない限り本発明に組み込むように
してもよい。
第10図で示すものは、プローブ20の壁部にその軸方
向にわたりほぼ等間隔で等径で多数の孔61を設け、こ
のプローブ20とこれを囲むシース62との間の隙間に
よって形成する送液路63と、プローブ20の中空孔に
よって形成する吸引路64とを連通ずるようにしたもの
である。
この構成によれば、送液路63を通じて多量の送水を行
うとき、その送水量の一部を途中から孔61を通じて吸
引路64に取り込み、シース62の先端開口から放出す
る送水量を少なくする。このため、体腔内に多量の送水
液が溜りすぎたり、水しぶきが生じて観察視野が悪化し
たりすることがなくなり、治療作業を損なうことを防止
できる。
第11図で示すものも、プローブ20の壁部に多数の孔
61を設けるが、その孔61の配置が異なる。つまり、
プローブ20の軸方向にわたり、その先端に近づくにつ
れ、孔61を多(して密度を高めた。したがって、プロ
ーブ20の先端側程、吸引路64に取り込む水量が多く
なる。プローブ20の先端側部分までの送水量を確保し
、プローブ20の全体が均質に冷却される。
第12図で示すものは、プローブ20の壁部にその軸方
向にわたりほぼ等間隔で多数の孔61を設けるが、その
6孔61の径がプローブ20の先端に近づくほど大きく
した。
この構成においても、プローブ20の先端側程、吸引路
64に取り込む水量が多くなる。プローブ20の先端側
部分までの送水量を確保し、プローブ20の全体が均質
に冷却される。
第13図で示すものは、プローブ20の壁部にその軸方
向にわたり多数の孔61を設けるが、そのプローブ20
の振動の節近傍における孔61の数を多くした。第13
図中aは振動の振幅を示し、bはプローブ20における
応力の分布を示す。
この構成においてはプローブ20の節付近の歪みによる
発熱を効率的に吸収し、温度上昇を阻止することができ
る。
なお、プローブ20の振動の節近傍における孔61の数
を多くするのではなく、その孔61の径を大きくしても
よい。また、孔61の数多くするとともにその径を大き
く大きくしてもよい。
第14図で示すものは、プローブ20とこれを覆うシー
ス62との間に送水路63を形成するとともに、そのシ
ース62の外側に送水路63に沿って送気路64九を形
成する部材65を設けたものである。送気路64&の先
端開口はプローブ20の先端に向けて開口するようにな
っている。また、プローブ20、シース62、部材65
を先端側が中心軸に収束するようにテーバ状に形成した
シース62の外側に送気路64を設けたから、この送気
によって送水液を冷却し、さらにプローブ20を冷却す
ることができる。また、送気することにより術部の水を
吹き飛ばし、良好な観察視野を確保することができる。
また、各部材をテーパ状に形成したから、先端側の術部
の視野を確保できる。
第15図および第16図で示すものはプローブ20を覆
うシース62の壁部内に送水路66と吸引路67を多数
組設け、その各組の送水路66と吸引路67の先端を連
通させてなり、送水路66を通じて送水した冷却水を吸
引路67を通じて吸引するようにした。もちろん、プロ
ーブ20とそのシース62との間の隙間で送水路63を
形成する。
このように送水路66と吸引路67を多数組設けること
によりそのシース62自体を冷却することができる。し
たがって、プローブ20における発熱を外部に伝えない
第17図で示すものはプローブ20を覆うシース62の
壁部内にそのシース62の中心軸を中心として送水路6
6と吸引路67を螺旋状に形成する。送水路66と吸引
路67の先端は連通させてなり、送水路66を通じて送
水した冷却水を吸引路67を通じて吸引するようにした
。もちろん、プローブ20とそのシース62との間の隙
間で送水路63を形成している。
これによっても、送水路66と吸引路67を多数組設け
ることにより、そのシース62自体を冷却することがで
きる。したがって、プローブ20における発熱を外部に
伝えない。
第18図で示すものはプローブ70の中空孔に、送水路
71を形成する送水管72を配置する。プローブ70と
送水管72との間には吸引路73を形成する。プローブ
70の外側にはシース74を被嵌し、そのプローブ70
とシース74との間を第2の送水路75として形成した
。さらに、プローブ70の先端よりも送水管72を短く
した。
しかして、この構成によれば、プローブ70の送水路7
1から送水する一部の水を吸引路73を通じて吸引する
。したがって、術部に多量の送水を行わないで済むので
、その術部を確保できる。
第19図および第20図は第18図で示しものと同様の
構成において、プローブ70の振動の部近傍における位
置で送水管72の途中にはフランジ76を設け、このフ
ランジ76により送水管72をプローブ70の中央に支
えるようにした。
フランジ76には第20図で示すように多数の通孔77
を設け、流路を確保している。
なお、フランジ76に設ける通孔77の代わりに第21
図で示すように多数の溝78を形成して流路を確保して
もよい。
第22図で示すものはプローブ80の中空孔を吸引路8
1とするとともに、そのプローブ80の中空孔内に螺旋
状に形成した送水管82を同心的に配置する。プローブ
70の外側にはシース83を被嵌する。なお、そのプロ
ーブ80とシース83との間を第2の送水路75として
形成してもよい。
さらに、送水管82の先端はプローブ80の先端から突
き出さずにその先端の手前に位置している。
しかして、この構成によれば、送水管82から送水する
一部の水を吸引路81内を通じて吸引することができる
。したがって、術部に多量の送水を行わないで済むので
、その術部を確保できる。
また、送水管82を螺旋状に形成したので、プローブ8
0の長さに応じてその長さを調節することができる。
第23図で示すものは上述した第18図で示すものにお
ける送水管72に多数の送水孔90を形成したものであ
る。
これによると、プローブ70全体を均等に冷却すること
ができる。
また、そのプローブ70内を送水路として構成するもの
にも同様に適用できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、プローブを囲むシースを
、内側シース部とこれを覆う外側シース部との二重管で
構成し、上記プローブと内側シース部の隙間、および内
側シース部と外側シース部との隙間の一方を送水路、他
方の隙間を第2の吸引路とし、上記内側シース部の先端
部分に外側シース部の先端より手前でその送水路と第2
の吸引路とを連通する連通路を形成したから、シース側
の送水路から送水したとき、その一部は直接、連通路を
通じて第2の吸引路に吸引されるから、特に、送水量を
多くしたことにより、体腔内に多量の送水液が溜りすぎ
たり、水しぶきが生じて観察視野を悪化させたりするこ
となく、良好な治療作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は超音波治療装置の側断面図、第2図はそのプロー
ブの先端付近の側断面図である。 第3図は本発明の第2の実施例を示す超音波治療装置に
おけるプローブの先端付近の側断面図である。第4図は
本発明の第3の実施例を示す超音波治療装置におけるプ
ローブの先端付近の側断面図である。第5図は本発明の
第4の実施例を示す超音波治療装置におけるプローブの
先端付近の側断面図である。第6図は本発明の第5の実
施例を示す超音波治療装置におけるプローブの先端付近
の側断面図である。第7図は超音波治療装置におけるプ
ローブの先端付近の側断面図である。第8図は本発明の
第6の実施例を示す超音波治療装置の側断面図である。 第9図は本発明の第7の実施例を示す超音波治療装置の
側断面図である。第10図は超音波治療装置におけるプ
ローブの先端付近の側断面図である。第11図は超音波
治療装置におけるプローブの先端付近の側断面図である
。第12図は超音波治療装置におけるプローブの先端付
近の側断面図である。第13図は超音波治療装置におけ
るプローブの先端付近の側断面図である。 第14図は超音波治療装置におけるプローブの先端付近
の側断面図である。第15図は超音波治療装置における
プローブの先端付近の側断面図、第16図は第15図中
A−A線に沿う断面図である。 第17図は超音波治療装置におけるプローブの先端付近
の側断面図である。第18図は超音波治療装置における
プローブの先端付近の側断面図である。第19図は超音
波治療装置におけるプローブの先端付近の側断面図、第
20図および第21図は送水管を支持するフランジ部分
の斜視図である。 第22図は超音波治療装置におけるプローブの先端付近
の側断面図である。第23図は超音波治療装置における
プローブの先端付近の側断面図である。 1・・・ハンドピース、2・・・把持部、4・・・超音
波振動子、20・・・プローブ、21・・・第1の吸引
路、22・・・シース、22a・・・内側シース部、2
2b・・・外側シース部、26・・・第2の吸引路、2
7・・・連通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 超音波振動子に連結される振動伝達用プローブを中空な
    部材で形成し、そのプローブの中空孔を第1の吸引路と
    して形成するとともに、上記振動伝達用プローブをシー
    スで覆うようにした超音波治療装置において、上記シー
    スは、内側シース部とこれを覆う外側シース部との二重
    管で構成してなり、上記プローブと内側シース部の隙間
    、および内側シース部と外側シース部との隙間の一方を
    送水路、他方の隙間を第2の吸引路とし、上記内側シー
    ス部の先端部分に外側シース部の先端より手前でその送
    水路と第2の吸引路とを連通する連通路を形成したこと
    を特徴とする超音波治療装置。
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