JPH01190193A - 立体ディスプレイ装置 - Google Patents

立体ディスプレイ装置

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JPH01190193A
JPH01190193A JP63015654A JP1565488A JPH01190193A JP H01190193 A JPH01190193 A JP H01190193A JP 63015654 A JP63015654 A JP 63015654A JP 1565488 A JP1565488 A JP 1565488A JP H01190193 A JPH01190193 A JP H01190193A
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JP
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display
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dimensional
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JP63015654A
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English (en)
Inventor
Tatsuzo Yamanaka
山中 立造
Kenji Yamamoto
健二 山本
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Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画像を立体的に表示する立体ディスプレイ装置
に関する。さらに具体的には、リアルタイムに近い高速
の画像表示を実現することができるとともに、たとえば
ミラーを移動させることによって観察対象物を立体視す
る方式において伴なう、騒音などの問題を生ずることな
く、立体画像を)qることができる立体ディスプレイ装
置を提供せんとするものである。
[従来の技術] 物体を立体的に表示することにより対象物に対する認識
を高める手段として1、コンピュータ・グラフィックス
の手法が広く用いられている。この3次元コンピュータ
・グラフィックスでは、3次元の物体を2次元の図形に
変えるための座標変換をはじめとして、立体感のあるリ
アルな画像を実現すべく、不必要な隠面や隠線の検出、
消去のための処理、対象物の前後関係を明瞭にする奥行
き表現のための階調処理、あるいは複雑な形状の曲面の
表現や光源を設定しての輝度計算による局面の陰影処理
など、ソフトウェア上の種々の加工が行われる。
しかしながら、複雑な計算処理により、リアルな立体画
像が得られる反面、計鋒量が膨大なものとなるため、物
体の形状に関するデータをコンピュータに入力し、ディ
スプレイに画像表示するまでに相当の時間を必要とする
そのために、対象物を迅速に観察したい場合、たとえば
、医療の臨床の場などでは十分に活用することができな
い。
そこで、リアルな立体画像の実現よりは対象物の迅速な
観察を優先するケースに対処する手段として、対象物の
形状に関するデータを記憶した3次元画像メモリを配置
し、これを観察者の視点からの視線ビームによって高速
にスキャンして得られたデータを、加工処理して2次元
投影メモリに展開することにより画像を作成する方法が
あった。
これに関しては、従来各種の方法が試みられ公表されて
いる。
従来例1゜ (参考文献芯「テレビジョン学会技術報告J VOL。
8、NO,46、昭和60年2月28日発行、発行所。
社団法人テレビジョン学会、67〜70頁)表示の簡易
化のため投影法としてすべての投影線が相互に平行であ
る平行投影を用い、また表示物体にリアル感を与えるた
めの奥行き計算もハードウェアでするとともに、奥行き
チエツク枠を限定することにより、表示に要する時間の
短縮を計っている。
従来例2゜ (参考文献芯「電子通信学会論文誌J VOL、J−6
6−D、 NO,9、昭和58年9月25日発行、発行
所。
社団法人電子通信学会、1031〜103&頁)対象物
の断面形状を記述したデータを格納した3次元画像メモ
リ(断面数量、最大32枚)を配し、視線方向から各断
面ごとにスキャンして得られたデータをフレーム・メモ
リに重ねることにより画像を作成しており、投影法は一
定位■に固定された平面への平行投影である。
従来例3゜ (参考文献芯「電子通信学会論文誌j VOL、J6B
−〇、 No、 4、昭和60年4月25日発行、発行
所。
社団法人電子通信学会、965〜972頁)立体像を得
るために、両眼?1差を利用したステレオ表示法を用い
、透視投影または平行投影により、空間的に並べられた
3次元の濃淡画像から所定の透過率にもとづいて得られ
るステレオ画像対を表示して立体像を作成している。
従来例4゜ (特願昭60−053036号参照) CRT管面上にこれに対して45度の角度に傾斜して設
けられたミラーを高速に往復移動せしめ、この往復運動
に同期してCRT管面上の画像も移動させることにより
、空間的に対象物の立体的虚像を発生させている。
[発明が解決しようとする課題] 前記の従来例1は、画像処理の簡易化を図るため、平行
投影を投影法として用いている。
しかし、平行投影による表示画像自体は平面的であって
、写実性に欠け、対象物の立体像としての認識を高める
ためには、表示物体の回転や断面表示がさらに必要とな
る。
従来例2では、対象物が描かれる投影面の位置を固定し
ていることから、対象物に対する観察者の視点からの視
線方向の角度によって投影像の形状、大きさが変化する
。そのために、座標軸収縮率に表示画像の縮小係数を乗
じた全体の縮小率を用いて投影計算を行わせなければな
らず、画像表示に必要な計悼が煩雑となる。
従来例3では、ステレオ画像を得るための計算をすべて
CPU (中央処理装置)により行い、透視投影を用い
た場合には、計算時間が30〜40分程要するとされて
おり、立体画像作成の高速化の手法としては不十分であ
る。
従来例4においては、ミラーを高速で移動させるため、
ミラー移動手段として、たとえばサーボ・モータを用い
た場合には、その駆動音、ミラー台を磁気浮上させて移
動させた場合には、風音などの騒音の問題が生ずる。ま
た奥行を表示するために画面をミラーとともに移動しな
ければならず表示の大型化が困難であるという問題点が
あった。
[課題を解決するための手段] このような解決課題に照らし、本発明は画像表示に必要
な処理の高速化を実現するとともに、騒音を生ずること
もなくまた大型の表示画面によって対象物を観察するこ
とができる立体ディスプレイ装置を提供せんとするもの
である。
そのために、視点からの視線ビームによるスキャン位置
をハード・ウェアで計算し、得られるデータに対応する
アドレスの画像データを、3次元データを格納したメモ
リより読出し、これを2次元データに変換して、左右各
眼用の画像を作成し、これらを2台のディスプレイに表
示することにより対象物の立体像を得るという手段を講
じた。
[作用] 画像作成のためのデータをソフト・ウェアで加工するこ
となく、対象物についての3次元データをメモリに格納
し、その3次元データを視線ビームによるスキャンによ
って読出して画像表示に必要な処理をするので、被観測
立体の高速表示が実現される。
[実施例] 本発明による立体ディスプレイ装置の一実施例の基本的
な全体構成を第1A図に、本発明の腰部の具体的な構成
および画像作成のためのスキャン方法を第1B図ないし
第5図に示し、説明する。
第1A図において、11はMPU (マイクロプロセッ
サ)、12は左眼演算系13Lおよび右眼演算系13R
により構成される表示演算制御部、14は画像ディスプ
レイ手段をなす左眼用CRT15Lおよび右眼用CRT
15Rにより構成される表示部である。MPU11には
、図示されてはいない、たとえば医療診断装置などによ
り得られた立体の断面データがオンラインまたはオフラ
インで入力されるとともに、図示されてはいないキー・
ボードなどの入力装置より画像の表示条件データが入力
され、入力された断面データおよび表示条件データは表
示演算制御部12を構成する左眼演算系13Lおよび右
眼演算系13Rに送られる。表示演算制御部12では、
左眼演算系13Lおよび右眼演算系13Rのそれぞれに
、MPU11より初期情報および計算用テーブル情報6
3が入力された後、MPtJllからのスタート信号6
2を受けて、入力された断面データ64および表示条件
データ67から、左右各眼用の画像を作成するための表
示データを求め、これを表示部14に出力する。その出
力を受けた表示部14では、左眼用CRT15Lおよび
右眼用CRT15Rにより、左右各眼用の画像を表示し
、その画像対を観測することによって対象物の立体像を
得る。
第1B図は、画像作成の表示データを得るための表示演
算制御部12(第1A図)の具体的な構成を示しており
、16は各制御ステップ・カウンタ17L、17Rに印
加する制御クロック61を発生するための制御クロック
発生器でおり、各制御ステップ・カウンタ17L、17
Rは、MPU11(第1A図)からのスタート信号62
を受けて、立体像を作成するために視線ビームを用いて
スキャンする場合のスキャン・ステップ数をそれぞれカ
ウントする。18Lおよび18RはそれぞれXアドレス
演算部、19Lおよび19RはそれぞれYアドレス演算
部、20Lおよび20RはそれぞれZアドレス演算部で
あり、それぞれによって、画像データ65を読出すX、
Y、Zアドレスとするための3次元座標系における視線
ビームによるスキャン位置のX、Y、Z座標値を求める
21はMPtJllより入力される3次元画像データ6
4を格納するための3次元画像メモリであり、左眼演算
系13Lと右眼演算系13R(第1A図)とで共通に用
いられる。22はR、/ L切替部であり、左眼演算系
13Lと右眼演算系13Rとで共用される3次元画像メ
モリ21から画像データ65を読出すために左眼演算系
13Lまたは右眼演算系13Rのいずれか一方の動作に
切替える。23Lおよび23Rはそれぞれ画像データ加
工部であり、3次元画像メモリ21より読出される3次
元情報である画像データ65を、MPU11からの表示
データ68L、68Rの加工条件を指定する表示加工条
件指定データ67L、67Rを受けて、2次元情報であ
る表示データ68L、68Rにそれぞれ加工し、1デー
タの加工終了とともに、各制御ステップ・カウンタ17
L、17R,各X。
Y、Z演算部18L、18R,19L、19R。
20L、20RおよびR/L切替部22に、視線ビーム
による次のスキャン・ステップに進めるためのステップ
信号66L、66Rをそれぞれ送出する。24Lおよび
24Rは各画像データ加工部23L、23Rにより得ら
れる表示データ68L。
68Rをそれぞれ格納するための2次元投影メモリであ
る。
ここで、本発明による立体ディスプレイ装置により表示
される画像を作成するための視点と被観測立体と投影面
との基本的な位置関係を以下に図面を用いて説明する。
第2A図はそのような基本的な位置関係を示しており、
X軸(紙面に垂直)、Y軸およびZ軸により構成される
3次元座標系において、Pは観測者の視点、abcd−
efghは被観測立体が置かれる空間(以下「表示立体
」という。)であって、3次元座標系の原点をその中心
とする立方体、ABCDは被観測立体を投影するための
四辺形平面の投影面、破線が示す円は表示立体abcd
−efghを包含する原点Oを中心とする球面である。
投影面ABCDは、視点Pから見て表示立体abcd−
efghの漬方側に設定され、線分POの延長線と前記
球面との交点Qでその球面に接し、かつ交点Qをその中
心位置とする。したがって、視点P、原点Oおよび点Q
は同一直線上にあることから、視点Pの位置にかかわら
ず表示立体abcd−efghの中心を通る視線が表示
画面の中心となる。また、左右多眼からの中心視線が、
それぞれ左右各透視図の中心となるので、両視線のなす
角度が被観測立体についての奥行き感を生じさせる輻饋
角を現わすことになる。なお、この第2A図では、原点
Oを通る視点Pからの視線がX7面に対して角度θの俯
角をとり、YZ面に対する偏角が0度である場合を、X
軸方向から見て図示されている。
第2B図は視点と左右多眼の通常設定される位置関係を
示すものであり、Pは視点、P、は左眼、PRは右眼で
ある。左眼PLと右眼PRは同じ高ざhすなわち3次元
座標系において同じYの値をとり、また線分P1PRは
線分POに対して垂直に設定し、線分PP1と線分PP
Rは同じ距離として線分P、PRは60mとする。この
ような設定のもとで、左右各眼用の同一ではない画像対
を作成することにより、立体視の要因である両眼視差を
得るようにしている。
第2C図は、画像作成の表示データを得るための視線ビ
ームによるスキャンの様子を示している。
ここで、第2A図において対応するものについては同じ
記号を用いており、また3次元座標系の原点Oを通る視
線が、X7面に対して角度θの俯角を、YZ面に対して
角度Φの偏角をとった場合が図示されている。
表示立体abed−efghの一辺の長さを22とし、
投影面ABCDはその中心Qで原点Oを中心として半径
が31722である図示されてはいない球面と接してい
る。ここにおける表示立体abcd−efghは、立体
ディスプレイ装置の表示演算制御部12におけるX、Y
、Z方向のアト−レスを指定することにより、3次元画
像メモリ21に格納された立体像の指定されたアドレス
の画像データ65を読出すことができ、投影面ABCD
は、左右眼用CRT15L、15Rに表示する画像の表
示データを格納する2次元投影メモリ24L、Rのアド
レスに対応しており、指定されたアドレスから表示デー
タ68L、68Rを読出すことができる。
視線ビームによるスキャンの方法としては、最初に視線
PA上の演算開始点r・  と演算終了+、0.0 点r   を設定する。被観測立体の全体を投影s、 
0.0 する場合は、演算開始点および演算終了点をそれぞれ視
点Pと表示立体abcd−efghとの最近点r・  
および最遠点r   に設定する。
1、Ll、V            S、Ll、V表
示立体abcd−efghに外周する図示されてはいな
い球面の半径は31/2e、に設定されているので、P
O間の距離をRとすると、つぎに、各視線の方向係数を
求める。視点Pの座標値(xl)、yい、zp)は、 Xp±−R−CO3θ−sinφ yP=R−sinθ Zp””−R−CO3θ −cos  φであり、この
座標値から視点Pからの距離rとパラメータとして視線
の方向係数が得られる。視線PAのX、Y、Z方向の方
向係数ΔX/Δr、ΔY/△r、ΔZ/Δrは、点Aの
座標値を(XA。
y、zA)、点PA間の距離をDとすると、ΔX/Δr
= (xA−xP)/D ΔY/Δr= (y、−y、)/D ΔZ/Δr= (zA−zp >/D となる。
同様にして、視線Pa、PCおよびPDの各方向係数が
求められる。このようにして求められる視線PAの方向
係数 (ΔX/Δ’>0.0 (ΔY/Δr)。、。
演算開始点r・  の座標値(×・  、y・O1+ 
、 0.0       + 、 0.0   + 。
0S2・   )を求めると、 +、0.0 =X +(ΔX/Δr)0.0   +、0.Oxi、
0.OP           ”’yi、0.O=y
P +(Δy/Δr)0.0   +、0,0・ r・ Z30,0 =Zp + Laz/Ar >0.0  
 +、0.0・ r・ を得る。
このようにして求められる演算開始点の座標値、y・ 
 、2・   )を基点として、(Xi、0.0   
+、0.0   +、0.0設定された範囲において、
第2C図に示すr、u。
■方向に対して順次視線ビームによるスキャンを行う。
この場合、1つの視線方向からつぎの視線方向に移行す
るときに、その都度新たな演算開始点r・  のX、Y
、Z座標値を、つぎの視線の+ 、 0.0 方向係数ΔX/Δr、ΔY/Δr、ΔZ/ΔrとΔrと
の積より求めることは、アドレス演算部(18,19,
20)において掛算と桁数の多い加算が必要となり、そ
の時間の分だけ画像作成のための計算処理が遅くなる。
そこで視線PA力方向おける最初の演算開始点r・  
の座標値+、0.0 (Xi、0,0−yi、0,0−Zi、0.0 )を基
点として・視線方向(視線ビームの方向)が単位Uステ
ップ。
単位■ステップだけ移行するごとに加減する値を、U、
V値をパラメータとして予めテーブル化して、X、Y、
Zアドレス演篩部1B、19.20に配したメモリに書
込んでおき、そのメモリに格納されたデータを、U、V
値をアドレスとして読出し加減算して、つぎの視線方向
における演算開始点’i、O,Oの座標値を求める。
同様に、つぎの視線方向係数も視線方向が単位U、Vス
テップ移行するごとに加減する値をテーブル化してX、
Y、Zアドレス演算部18.19゜20のメモリに書込
んでおき、そのデータを視線方向が移行するときに読出
して、つぎの視線方向の方向係数を算出する。
以上説明した視線ビームによるスキャンによって、第1
B図に示す表示演算制御部12では、画像を作成するた
めの各表示データ68L、68Rが求められる。その表
示演算制御部12の動作を説明すると、まず、演算開始
に先立って、キー・ボードなどの入力装置より視点位置
Pおよび第2C図に示した視点の俯角(または仰角)θ
と偏角φがMPU11に入力され、各X、Y、Zアドレ
スから演算開始点の初期座標値と初期方向係数および初
期アドレス計算用テーブルと方向係数計算用テーブルが
書込まれる。
各X、Y、Zアドレス演算部18L、18R。
19L、19R,20L、20Rでは、演算開始点を基
点して、第2C図におけるr方向に量子単位ずつ具体的
には3次元画像メモリ2]の構成最小単位ごとに増加さ
せて、視線ビームの進行方向のx、y、zの各座標値を
順次水める。第2C図におけるX、Y、Zの各座標値は
、演算開始点ri 、 O,O・の座標値が(Xi、O
,0−yi、0.0・Zi。
。、。)、方向係数がΔX/Δr、ΔY/Δr、ΔZ/
Δrであるから、r方向の量子単位を八rとすれば、 Xi+1.O,O+、0.0 ” (ΔX/Δr)・Δ
r=Xi、0.0+ΔX =y・   +(ΔY/Δr)・Δr yi+1.0.0   +、0.0 =yi、0.0+Δy zi+1.0.0   +、0.0 ” (ΔZ/Δr
)−八r=2 ・ =zi、O,O+ΔZ となる。
第3図は視線ビームの進行の様子を示しており、この第
3図における3次元座標系のYZ圃面上視線ビームが進
行する場合を図示している。
第4A図はこのX、Y、Z座標値すなわちX。
Y、Zの各アドレスを求めるためのX、Y、Xアドレス
演算部18L、R,19L、R,20L。
Rの構成を示すものであり、ここでは、説明を簡単にす
るために、左眼演算系のXアドレス演算部18Lについ
てのみ説明する。その他の各X、Y。
Zアドレス演算部18R,19L、19R,20L、2
0Rについてもその構成は同じである。
第4A図において、31はMPU11より書込まれる演
算開始点r・   (第2C図)のX座標+、0.0 値X・  を初期アドレス値として一時記憶する+、0
.0 ための初期アドレス・レジスタ、32はMPU11より
書込まれる演算開始点r・  における初+、0.0 期方向係数値(ΔX/Δr)。、。を−時記憶するため
の初期方向係数レジスタ、33は現時点のアドレス値を
一時記憶するための現時点アドレス・レジスタ、34は
現時点の方向係数値を一時記憶するための現時点方向係
数レジスタ、35は加算器であり、現時点アドレス・レ
ジスタ33から移されるその保持内容73を一時記憶す
るための演算レジスタ、36は演算レジスタ35より出
力されるアドレス値74と現時点方向係数レジスタ34
より出力される方向係数値75を、現時点方向係数レジ
スタ34より出力される方向係数値75と読出しレジス
タ39より出力される方向係数加算値79を、現時点ア
ドレス・レジスタ33より出力されるアドレス値73と
読出しレジスタ41より出力されるアドレス加算@84
を、それぞれ加算している。
37は加算器36により方向係数値75と方向係数加算
@7つを加算して得られる方向係数加算結果80を一時
記憶するための演算レジスタ、38はMPU11より書
込まれる、方向係数加算値をテーブル化した方向係数計
算テーブルを格納するためのメモリ、39はメモリ38
より読出される■方向加算値85およびU方向加算値7
8をそれぞれ一時記憶するための読出しレジスタ、40
はMPU11より書込まれる、初期アドレス値を求める
ための加算値をテーブル化した初期アドレス計算用テー
ブルを格納するためのメモリ、41はメモリ40より読
出されるし方向加算値82および■方向加算値86をそ
れぞれ一時記憶するための読出しレジスタ、42は、r
カウンタ51(第4B図)からのタイミング信号69L
を受けて、31〜41の各構成要素へのデータの入力お
よびこれらからのデータの出力のタイミングを与えるた
めの動作ステップ指令カウンタである。
このように構成されるXアドレス演算部18L(第1B
図)では、つぎのようにして3次元画像メモリ21より
画像データ65を読出すためのアドレス値が求められる
初期アドレス・レジスタに一時記憶された初期アドレス
値71は現時点アドレス・レジスタ33に、初期方向係
数レジスタ32に一時記憶された初期方向係数値72は
現時点方向係数レジスタ34に、それぞれ移される。初
期アドレス値71か入力された現時点アドレス・レジス
タ33はその保持内容73を演算レジスタ35に出力す
る。この演算レジスタ35より出力されるアドレス値7
4と現時点方向係数レジスタ34より出力される方向係
数値75が加算器36に入力されて加算される。加算器
36により得られるアドレス加算結果76は、現時点ア
ドレス・レジスタ33に送出され一時記憶される。この
アドレス加算結果76がXアドレス値77として3次元
画像メモリ21(第1B図)に送出され、Y、Zアドレ
ス演算部191.20Lより送出されるY、Zアドレス
値とによって、画像データ65(第1B図)が読出され
る。
加算器35により加算されるごとに第2C図におけるr
方向に1単位ずつ増加させ、設定された演算終了点r 
  に達するまで前記の加算を繰s、 0.0 返し、得られるアドレス加算結果76により3次元画像
メモリ21より画像データ65を読出す。
ただし、3次元メモリ21より読出されるデータの有無
や1変述する画像データの加工条件によっては、設定さ
れた演算終了点に達するまで視線ビームによるスキャン
を行うことなく途中で打切り、つぎの視線方向に移行す
ることがある。
1つの視線方向に対するスキャンが終了すると、第2C
図におけるU方向に1単位増加させ、方向係数計算用テ
ーブルを格納したメモリ38より、その時点におけるU
、V値によるU方向加算値78を読出し、これを読出し
レジスタ39に一時記憶させる。この読出しレジスタ3
9より出力される加算値79と現時点方向係数レジスタ
34より出力される方向係数75を加算器36により加
算し、その方向係数加算結果80を演算レジスタ37に
一時記憶させた後、これを現時点方向係数値81として
現時点方向係数レジスタ34に送出しミー時記憶させる
さらに、初期アドレス計算用テーブルを格納したメモリ
40より、その時点におけるU、V値によるU方向加算
値82を読出し、これを読出しレジスタ41に一時記憶
させる。この読出しレジスタ41より出力される加算値
83と演算レジスタA35より出力されるアドレス値7
4を加算器36により加算し、そのアドレス加算結果8
4を現時点アドレス・レジスタ33に一時記憶させ、第
2C図におけるr方向のスキャンによる計算に移る。
以上の動作を順次繰返してU方向における設定された最
終端における処理を終了すると、■方向に1単位増加さ
せる。この1単位増加させる処理について、さらに詳し
く説明すると、初期方向係数レジスタ32より初期方向
係数値72を読出して現時点方向係数レジスタ34に、
初期アドレス・レジスタ31より初期アドレス値71を
読出して現時点アドレス・レジスタ33に、それぞれ−
時記憶させる。一方、メモリ3Bおよびメモリ40から
はその時点におけるU、V値による各■方向加算値85
.86をそれぞれ読出して、各々を読出しレジスタ39
および読出しレジスタ41に一時記憶させる。そして、
現時点方向係数レジスタ34より出力される方向係数値
75と読出しレジスタ39より出力される加算値87を
加算器36により加算し、得られる方向係数加算結果8
Bを一時演算レジスタ37に記憶させ、これを現時点方
向係数値89として現時点方向係数レジスタ34に一時
記憶させ、これを断方向係数値94として初期方向係数
レジスタ32に一時記憶させる。
同様に、現時点アドレス・レジスタ33より読出され演
算レジスタ35に一時記憶され出力されるアドレス値7
4と読出しレジスタ41より出力される加算値90を加
算器36により加算し、得られるアドレス加算結果84
を現時点アドレス・レジスタ33に一時記憶させ、これ
を新アドレス値93として初期アドレス・レジスタ31
にも一時記憶させる。
この動作が完了すると、r方向におけるスキャンが開始
され、それが設定された演算終了点に達すると、つぎの
し方向におけるスキャンに移行し、U方向の最終端に達
すると、つぎの■方向へ移行する。これを順次繰返すこ
とによりV方向の最終端のr、u方向におけるスキャン
を終了すると、r、u、v方向におけるすべてのスキャ
ンが完了する。
第4B図は、以上の動作において、視線ビームの進行を
制御するための制御ステップ・カウンタ17L、17R
(第1B図)の構成を示すものであり、説明の簡単のた
め右眼演算系13Lにおける制御ステップ・カウンタ1
了しについてのみ説明するが、その構成は右眼演算系1
3Rにおける制御ステップ・カウンタ17Rも同じであ
る。
51は第2C図に示したr方向におけるスキャン・ステ
ップ数をカウントするためのrlカウンタ、52はU方
向におけるスキャン・ステップ数をカウントするための
ul−カウンタ、53は■方向におけるスキャン・ステ
ップ数をカウントするためのVLカウンタである。
rlカウンタ51は、MPU11からのスタート信号6
2を受けてカウントをスタートし、画像データ加工部2
3L(第1B図)からの1データの加工終了とともに送
出されるステップ信号66Lを受けて、制御クロック発
生器16より印加される制御クロック61に同期して、
r方向におけるスキャン・ステップ数をカウントする。
このカウントごとに、rLカウンタ51からx、y、z
アドレス演算部18,19.20における動作ステップ
指令カウンタ42(第4A図)にタイミング信号69L
を送出し、X、Y、Zアドレス演算部18.19.20
の各構成要素へのデータの入力およびそれからのデータ
の出力のタイミングを与えている。
このrLカウンタ51が設定されたカウント数に達しフ
ル・スケールになると、フル・スケール信号91がul
カウンタ52に送出され、ul−力ウンタ52はそのカ
ウントを1進め、rl−カウンタ51はリセットされる
。ul−カウンタ52が設定されたカウント数に達しフ
ル・スケールになると、フル・スケール信号92がVL
カウンタ53に送出され、VLカウンタ53はそのカウ
ントを1進め、ulカウンタ52はリセットされる。
ここでul−カウンタ52がカウントを進めることにu
lアドレス・レジスタ121ヘタイミング用の信号が出
力され、同様にVLカウンタ53がカウントを進めるこ
とにVLアドレス・レジスタ122ヘタイミング用の信
号が出力される。これを順々に繰返すことにより、VL
カウンタ53が設定された最終値をカウントとして、視
線ビームによるスキャンが第2C図に示す■方向の最終
端に達し、そこにおけるrおよびU方向のスキャンを終
了すると、3次元画像メモリ21(第1B図)より画像
データ65を読出すX、Y、Zアドレスを得るための視
線ビームによるスキャンのすべてが完了する。
以上説明したXアドレス演算部18Lにおける動作は、
その他の各X、Y、Zアドレス演痺部18R,19L、
19R,20L、20Rにおいても同様に行われ、左眼
演算系13Lと右眼演算系13Rのそれぞれにおいて、
各X、Y、Zアドレス演算部18L、18R,19L、
19R,20L、20Rは同時に並列に動作させる。
このようにして求められる各X、Y、Zアドレス値が、
それぞれ正でありかつ表示立体abcd−efgh (
第2C図)の−辺の長さ22を超えていなければ、これ
らにより3次元画像メモリ21(第1B図)より画像デ
ータ65を読出す。ただし、3次元画像メモリ21は左
眼演算系13Lおよび右眼演算系13Rの双方により共
用されるので、R/L切替部22で各画像データ加工部
231.23Rより送出されるそれぞれのステ、ツブ信
号66L、66Rを受けて、3次元画像メモリ21から
の画像データ65の読出しが切替え制御される。この切
替えは、たとえば左眼演算系13Lにおけるアドレス値
を求めるための演算と3次元画像メモリ21からの画像
データの読出しがすべて完了してから、右眼演算系13
Rの動作に切替えてもよいが、3次元画像メモリ21か
らの画像データ65の読出し時間を考慮すれば、視線ビ
−ムによるスキャンの1単位ごとにアドレス値の演算と
画像データ65の読出しを、左眼演算系13Lと右眼演
算系13Rとで交互に切替えた方が、所要処理時間を短
縮することができる。
以上のようにして、3次元画像メモリ21より読出され
る3次元情報である画像データ65を各画像データ加工
部23L、23Rで2次元情報である表示データ68L
、68Rに加工する。
第4C図はその画像データ加工部23L、23Rの構成
を示しており、説明を簡単にするために、左眼演算系1
3Lにおける画像データ加工部23Lについてのみ説明
するが、右眼演算系13Rにおける画像データ加工部2
3Rもその構成は同じである。
101はMPU11より入力される経線指定データ13
1を一時記憶するための経線指定データ・レジスタ、1
02はMPtJllより入力される経線輝度データ13
2を一時記憶するための経線輝度データ・レジスタ、1
03はMPIJllより入力される表示加工条件指定デ
ータ67Lを一時記憶するための表示加工条件指定デー
タ・レジスタ、104は一致回路であり、X、Y、Zア
ドレス演算部18,19.20 (第1B図)における
各現時点アドレス・レジスタ33(ただし、Y。
Zの現時点アドレス・レジスタの第4A図における図示
は省略されている。)からのX、Y、Zアドレス値13
3,134,135と、経線指定データ・レジスタ10
1からの経線指定データ136が指示するX、Y、Z値
がそれぞれ一致する場合には、経線輝度データを選択し
て出力せしめる選択指令信号137を送出する。 10
5はデータ選択回路であり、3次元画像メモリ21(第
1B図)からの画像データ65と経線輝度データ・レジ
スタ102からの経線輝度データ138のうち、−数回
路104からの経線輝度データ138を選択する選択指
令信号137を受けた場合は、経線輝度データ138を
選択して出力する。106はデータ選択回路105から
の出力データ139を一時記憶するための読出しデータ
・レジスタ、107は読出しデータ・レジスタ106か
らの出力データ104を、表示加工条件指定データ・レ
ジスタ103からの表示加工条件指定データ141を受
けて加工するための読出しデータ加工回路、108は読
出しデータ加工回路107からの加工データ142と加
算結果バッフ?・レジスタ110からのバッファ出力1
43を加算するための加算器、109は加算器108か
らの加算結果144を一時記憶するための加算結果レジ
スタ、111は読出しデータ・レジスタ106からの出
力を受けて、データの有無を判断するためのデータ有無
判断回路、112は各構成要素101〜111へのデー
タの入力およびこれらからのデータの出力のタイミング
を与えるための加ニステップ・カウンタであり、−数回
路104にX、Y、Zアドレス値133〜135がrl
カウンタ51(第4B図)からタイミング信号69Lと
同期して印加されるごとに1つのアドレス・ステップ信
号145がrlカウンタ51(第4B図)からタイミン
グ信号69Lと同期して印加されて、第4C図に示され
た各回路に必要なタイミング信号を供給している。
第4C図に示した回路の動作を説明すると、MPU11
より、経線指定データ・レジスタ101には経線指定デ
ータ131が、経線輝度デ゛−タ・レジスタ102には
経線輝度データ132が、それぞれ−時記憶される。経
線指定データ・レジスタ101からの経線指定データ1
36を受けた一致回路104は、経線指定データ136
が指示するX、Y、Z値を各現時点アドレス・レジスタ
33などより入力されるX、Y、Z値133,134.
135が一致した場合は、経線輝度データを選択せしめ
るための選択指令信号137をデータ選択回路105に
送出する。データ選択回路105には経線輝度データ・
レジスタ102からの経線輝度データ138と3次元画
像メモリ21(第1B図)からの画像データ65が入力
され、−数回路104からの選択指令信号137が入力
される場合は経線輝度データ138を、選択指令信号1
37が入力されない場合は画像データ65を、読出しデ
ータ・レジスタ106に送出する。デー夕選択回路10
5からの出力データ139を受けたデータ有無判断回路
111は、データの有無を判断し、データが無い場合は
rl−カウンタ51(第4B図)にカウントを進めるた
めのステップ信号66Lを送出する。データがある場合
は読出しデータ・レジスタ106より画像データ140
を読出し、これを読出しデータ加工回路107で表示加
工条件指定データ・レジスタ103からの表示加工条件
指定データ141を受けて加工し、加工が終了すると、
rLカウンタ51にカウントを進めるためのステップ信
号66Lを送出する。
加算器108では、読出しデータ加工回路107からの
加工データ142と加算結果バッファ・レジスタ110
からのバッファ出力143を加算し、加算結果144を
加算結果レジスタ109に一時記憶させた後、これを加
算結果バッファ・レジスタ110に出力して一時保持さ
せ、加算結果バッファ・レジスタ110より表示データ
68L(第1B図)として、2次元投影メモリ24Lへ
出力される。
前記の読出しデータ加工回路107では、表示加工条件
指定データ・レジスタ103からの表示加工条件指定デ
ータ67Lに従って、読出しデータ・レジスタ106か
らの画像データ139を加工するが、画像として表示す
る立体像を不透明モデル、透明モデルまたは半透明モデ
ルのいずれとするかによって、それぞれ、つぎのように
して処理する。
不透明モデルの場合は、視点側に最も近いデータさえ得
られれば足りるので、視線ビームによるスキャンにおい
て、データがなければスキャンをそのまま継続し、最初
にデータが得られたところでスキャンを打切り、その最
初に得られたデータをその視線ビームに対応するU、V
値をアドレスとして2次元投影メモリ24L(第1B図
)に書込む。
透明モデルの場合は、視線方向において得られるすべて
のデータを必要とするので、スキャンによってデータが
得られれば、そのデータを逐次に図示されてはいない積
算レジスタに書込む。ただし、得られるデータをそのま
ま積算すると、通常は最大輝度値に達して飽和してしま
うので、得られる各データに任意の係数1/Nを乗じて
図示されてはいない積算レジスタに書込むNの値は8゜
16.32.64程度に設定して、用いる3次元画像メ
モリの容量によって、その中から適宜選択できるように
する。
半透明モデルすなわち対象面と、その後面をある程度見
通すことができるモデルの場合は、リアルな立体像とし
て画像表示するためには、透過率を設定しての計算処理
を必要とする。
しかし、本発明はリアルな立体像の実現よりは高速処理
による対象物の迅速な観察を目的としている。
そこで、本発明では、高速処理のための簡易な手法を採
用している。すなわち、スキャンによってデータが得ら
れる最初の点から順次8個の点におけるデータをシフト
して、最大輝度値の1/4゜1/8.1/16.1/3
2の各輝度値のデータにし、これらを視点から離れる程
輝度値が小さくなるような組合わぜで加算データを作成
し、8個の点までの各データを合計して2次元投影メモ
リ24Lに書込む。
8個の点におtブるデータのシフトは、つぎのような係
数の組合わせにより行う。
順番    係    数    輝度値0   1/
4          =0.251     1/8
 +1/1B+1/32  = 0.2192    
  1/8 +1/16+=  0.193     
1/8    +1/32  = 0.1564   
  1/8        = 0.1255    
    1/16+1/32  = 0.0945  
      1/1B     = 0.063以上の
係数の組合わせにより積算する8個のデータのすべてが
最大値のデータであると、最大輝度値をその1/8だけ
超えてしまうことになるが、その超過分は切捨て処理す
る。
第4D図はこのようにして画像データ加工部23Lで求
められる表示データ68L(第1B図)の2次元投影メ
モリ24Lへの書込みを示すものであり、121は図示
されてはいないLJLカウンタ52(第4B図)からの
ulステップ信号151を一時記憶するためのulアド
レス・レジスタ、122はvlカウンタ53からのVL
ステップイ言号152を一時記憶するためのVLアドレ
ス・レジスタである。
画像データ加工部23mにより得られる表示データ68
Lは、ulアドレス・レジスタ121より出力されるu
lアドレス信号153をアドレス値とし、VLアドレス
・レジスタ122より出力されるVLアドレス信号15
4を■アドレス値として、2次元投影メモリ24Lに書
込まれる。
この表示データの2次元投影メモリ24L、Rへの書込
みは、右眼演算系においても同じように行われる。
以上説明した表示演算制御部12(第1A図)を構成す
る左眼演算系13Lおよび右眼演算系13Rによる処理
は、実用上十分である範囲内(視点位置は上下左右±4
5度、スキャン距離は数10 cm >で行い、その結
果1qられるデータによって、表示部14により画像を
表示し観察する。
第5図は表示部14の構成を示すものであり、15Lは
左眼用CRT、15Rは右眼用CRT、161は垂直偏
光フィルタ、162はCRT管面と45度の角度をなし
て各CRT15L、15Rの間に置かれるハーフ・ミラ
ー、163は左右それぞれの偏光軸が垂直および水平で
ある偏光板を配した偏光メガネ、164は水平偏光フィ
ルタである。
i!察者は左眼用CRT15Lに表示され垂直偏光フィ
ルタ161を通して映し出される左眼用画像と右眼用C
RT15Rに表示され水平偏光フィルタ164を通して
映し出される右眼用画像のそれぞれをハーフ・ミラー1
64を介して偏光メガネ163を用いて観察することに
より、対象物の立体像を得ることができる。
対象物が複雑な形状をしているため、全体像を写したの
では、所望の部分に対する認識が得難い場合があり、お
るいは特定部分の断面像を観たい場合もある。このよう
な場合には、目的とする部分を表示する領域を指定して
、その領域のみを画面に表示できるようにすれば、実用
上の効果も大きい。このような機能を実現するためには
本出願人が出願した「立体ディスプレイ装置」 (特昭
60−053036号)において示した構成による回路
を用いることができる。
対象物に対する認識を高めるためには、表示物を回転で
きることが望ましい。このような場合、一般のコンピュ
ータ・グラフィックスでは計算処理によって表示物を回
転せしめている。しかし、立体ディスプレイでは全画素
数が著しく多いため、その計算にはかなりの時間を要し
、高速処理による対象1の迅速な観察という本発明の目
的とは相容れない。
そこで、任意の角度の回転はできないが、90度ごとの
回転に限定するならば、本出願人が出願した「立体ディ
スプレイ装置」 (特願昭60−053036号)にお
いて示した座標軸の変換を用いて実現することができる
3次元的に表示される立体ディスプレイにおいては、特
定の位置の見当をつけることが困難な場合があり、その
ために立体的経線を同時に表示したい場合がある。
第6A図は、そのような立体的経線の一例を示しており
、たとえば第2C図に示した表示立体abcd−efg
hの外枠を立体的経線として表示する場合は、XY、Y
Z、ZXのAND演算により、各X、Y、Zの最小値ま
たは最大値を組合わせることによって、特定の表示輝度
データを2次元投影メモリ24L、24R(第1B図)
に書込めば、表示立体abcd−efghの外枠を経線
として表示することができる。
同様に、表示立体abcd−efghの外枠の中間位置
に経線を表示したい場合は、その座標値のAND演算に
よりそのような経線を表示することができる。経線表示
に必要なデータは少なくてすむので(たとえば、表示立
体abcd−efghの外枠を経線として表示するため
には、XY。
yz、zxそれぞれ2個ずつ合計6個のデータがあれば
よい。)、極めて微小な容量のメモリを別に用いること
でも足りる。
さらに、表示物の特定の部位を指示したい場合がある。
第6B図はそのような場合に用いることのできる、たと
えば45度の角度をもった矢印を4種を示しており、こ
のうち任意に指定した矢印を指示位置に、キー・ボード
などの入力装置を介して3次元画像メモリ21(第1B
図)に書込めば、その矢印を画面に同時に表示すること
ができる。ただし、矢印のデータを3次元画像メモリ2
1に書込むと、その位置における画像データが失われる
ので、その画像データは一時MPU11側のメモリに移
しておき、矢印がその位置から移動したときに、3次元
画像メモリ21のもとの位置に示すようにする。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によるならば、
対象物の立体像をリアルタイムに近い時間で表示するこ
とができ、しかも移動ミラ一方式において伴う騒音など
の問題を生ずることもなく、ざらに2台のディスプレイ
手段を用いて画像を表示するので、表示画面の大型化も
可能であり、本発明の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明の一実施例の基本構成を示す概念図、 第1B図は第1A図における表示演算制御部の回路構成
図、 第2A図は画像を作成するための視点と被観測立体と投
影面との基本的な位置関係を示す表示図、第2B図は第
2A図における視点と左右多眼との位置関係を示す表示
図、 第2C図は視線ビームによるスキャンの様子を示す表示
図、 第3図は視線ビームの進行の様子を示す表示図、第4A
図は第1B図におけるXアドレス演算部の回路構成図、 第4B図は第1B図における制御ステップ・カウンタの
構成図、 第4C図は第1B図における画像データ加工部の回路構
成図、 第4D図は第1B図における2次元投影メモリへの表示
データの書込みを説明するための表示図、第5図は第1
A図における表示部の構成を示す構成図、 第6A図は立体的経線の一例を示す表示図、第6B図は
指示用マーカの一例を示す表示図である。 11・・・MPU      12・・・表示演算制御
部13L・・・左眼演算系  13R・・・右眼演算系
14−・・表示部     15L・・・左眼用CRT
15R・・・右眼用CRT 16・・・制御クロック発生器 171.17R・・・制御ステップ・カウンタ18L、
18R・・・Xアドレス演算部19L、19R・・・Y
アドレス演算部20L、20R・・・Zアドレス演算部
21・・・3次元画像メモリ 22・・・R/L切替部 23L、23R・・・画像データ加工部24L、24R
・・・2次元投影メモリ31・・・初期アドレス・レジ
スタ 32・・・初期方向係数レジスタ 33・・・現時点アドレス・レジスタ 34・・・現時点方向係数レジスタ 35.37・・・演算レジスタ 36・・・加算器 38.40・・・メモリ 39.41・・・読出しレジスタ 42・・・動作ステップ指令カウンタ 51・・・rLカウンタ  52・・・uLカウンタ5
3・・・VLカウンタ 61・・・制御クロック  62・・・スタート信号6
3・・・初期情報および計算用テーブル情報64・・・
3次元画像データ 65・・・画像データ 66L、66R・・・ステップ信号 67L、66R・・・表示加工条件指定データ68L、
68R・・・表示データ 69L・・・タイミング信号 71・・・初期アドレス値 72・・・初期方向係数値 73・・−保持内容    74・・・アドレス値75
・・・方向係数値   76・・・アドレス加算結果□
77・・・Xアドレス値  78・・・U方向加算値7
9・・・方向係数加算値 80・・・方向係数加算結果 81・・・現時点方向係数値 82・・・U方向加算値  83・・・加算値84・・
・アドレス加算結果 85.86・・・■方向加算値 87・・・加算値 88・・・方向係数加算結果 89・・・現時点方向係数値 90・・・加算器 91.92・・・フル・スケール信号 93・・・新アドレス値  94・・・断方向係数値1
01・・・経線指定データ・レジスタ102・・・経線
輝度データ・レジスタ103・・・表示加工条件指定デ
ータ・レジスタ104・・・−数回路 105・・・データ選択回路 106・・・読出しデータ・レジスタ 107・・・読出しデータ加工回路 108・・・加算器 109・・・加算結果レジスタ 110・・・加算結果バッファ・レジスタ111・・・
データ有無判断回路 112・・・加ニステップ・カウンタ 121・・・ULアドレス・レジスタ 122・・・VLアドレス・レジスタ 131・・・経線指定データ 132・・・経線輝度データ 133・・・Xアドレス値 134・・・Yアドレス値 135・・・Zアドレス値 136・・・経線指定データ 137・・・選択指令信号 138・・・経線輝度データ 139・・・出力データ  140・・・画像データ1
41・・・表示加工条件指定データ 142・・・加工データ  143・・・バッファ出力
144・・・加算結果 145・・・アドレス・ステップ信号 151・・・ulステップ信号 152・・・VLステップ信号 153・・・ul−アドレス信号 154・・・VLアドレス信号 161・・・垂直偏光フィルタ 162・・・ハーフ・ミラー 163・・・偏光メガネ 164・・・水平偏光フィルタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 立方体の中心を通る観察者の視点からの視線と前記立方
    体を内包する球面との前記視点から見て後方側の交点で
    前記球面に接し、かつその接点を中心位置とする四辺形
    平面を投影面とする画像を作成するためのスキャン初期
    位置および初期方向係数ならびに順次スキャンのための
    初期位置計算用テーブルおよび方向係数計算用テーブル
    を受取って視線ビームによるスキャン位置の3次元情報
    をそれぞれ得るための1対の演算手段(18L、19L
    、20L、18R、19R、20R)と、前記1対の演
    算手段により得られる3次元情報をアドレスとして読出
    される3次元画像データを格納した3次元メモリ手段(
    21)と、前記3次元メモリ手段より読出される3次元
    画像データを2次元投影データにそれぞれ加工するため
    の画像データ加工手段(23L、23R)と、前記画像
    データ加工手段により得られる2次元投影データをそれ
    ぞれ格納するための2次元投影メモリ手段(24L、2
    4R)と、 前記2次元投影メモリ手段より読出される2次元投影デ
    ータにより左右各眼用の画像をそれぞれ表示し観察する
    ための表示手段(14)と、を含む立体ディスプレイ装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH024236A (ja) * 1988-06-23 1990-01-09 Topcon Corp 立体画像表示装置
JPH024237A (ja) * 1988-06-23 1990-01-09 Topcon Corp 立体画像表示用装置
JPH0354281A (ja) * 1989-07-21 1991-03-08 Toyo Ink Mfg Co Ltd 粘着剤シートおよび粘着剤形成方法
WO2012081244A1 (ja) * 2010-12-16 2012-06-21 富士フイルム株式会社 表示装置

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