JP7151196B2 - Icタグ付き金属調包装体 - Google Patents
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Description
また、金属体等に、前記通信に影響を及ぼさない箇所に窓部を設けて、その上にICタグを取り付ける場合もある。
また、金属体等にICタグを取り付けるために窓部を設けることは、包装体のデザインに制約を与えたり、その作業工程が煩雑になったりする。
このような金属光沢層を有する積層体によれば、該包装体に取り付けられたICタグの記録情報の読み取りが妨げられることなく、金属光沢性による美観を生じさせる包装体が得られる。
本発明の金属調包装体(以下、単に、包装体と言う場合もある。)は、光輝性印刷層及び金属蒸着層から選ばれる1種以上からなる金属光沢層により、金属光沢性が付与される。
前記金属光沢層は、該包装体の外層側から見える領域の全面に形成されていても、また、一部のみに形成されていてもよい。前記金属光沢層によって、絵や文字(商品名、製品表示、品質表示等)、図形、記号、模様、パターン等の絵柄が形成されていてもよい。また、前記金属光沢層は、1層で構成されていても、2層以上の多層で構成されていてもよい。
前記光輝性印刷層は、金属鱗片及びパール顔料から選ばれる1種以上を含むものである。金属鱗片及び/又はパール顔料を光輝性材料として含むことにより、前記包装体に金属光沢性が付与される。
前記光輝性印刷層は、光輝性印刷層用インキを用いて印刷することにより形成される。前記光輝性印刷層用インキは、通常、バインダー樹脂や溶剤に、前記光輝性材料が配合され、さらに必要に応じて、染料や顔料等の着色剤が添加混合されたインキが用いられる。印刷方式としては、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、シルクスクリーン印刷等が挙げられる。これらのうち、グラビア印刷が好ましい。
なお、本明細書における包装体の各構成層の厚みは、該包装体を紙面に対して垂直方向に切断した断面の写真を撮像し、この断面写真に基づいて測定した20箇所の厚みの平均値として求められた値である。
また、前記光輝性材料が金属鱗片を含む場合、ICタグの記録情報のRFIDリーダーによる読み取りが妨げられないようにする観点から、前記光輝性印刷層中の前記金属鱗片の含有量は、60質量%以下であることが好ましく、より好ましくは55質量%以下、さらに好ましくは40質量%以下である。
前記パール顔料としては、例えば、白色パール顔料、干渉パール顔料、着色パール顔料等が挙げられる。
白色パール顔料は、雲母、アルミナ、ガラス等の鱗片状の母体が、二酸化チタン等の無色高屈折率材料からなる被覆層で覆われており、かつ、該被覆層の厚みが0.1~0.15μm程度と比較的小さいものであり、光のほぼすべての波長を反射するため、白色もしくは銀色に見える。
干渉パール顔料は、被覆層が二酸化チタン等の無色高屈折率材料であり、かつ、該被覆層の厚みが前記白色パール顔料よりも大きく、0.15μm超のものである。この厚みによって、反射光及び透過光が変化し、種々の干渉色を生じる。虹彩色パール顔料や偏光パール顔料と呼ばれる場合もある。
着色パール顔料は、有彩色であり、被覆層が酸化第二鉄等の有色高屈折率材料のもの、前記白色パール顔料の周囲をさらに酸化第二鉄等の有色高屈折率材料もしくはその他の有色顔料で被覆したもの、又は雲母等の前記母体の被覆層中に顔料やその他の着色剤を添加したもの等がある。
この場合、特に、あらゆる方向から見て深みのある金色の光沢感を得るためには、前記(P2)として、白色パール顔料の周囲を酸化第二鉄で被覆した着色パール顔料、又は前記雲母等の母体の被覆層が酸化第二鉄である着色パール顔料を用いることが好ましく、さらに、前記(P1)として、白色パール顔料を用いることがより好ましい。
前記(P1)と前記(P2)とを組み合わせて用いる場合、(P1):(P2)は、質量比で、1:0.2~1:20であることが好ましく、より好ましくは1:0.5~1:15、さらに好ましくは1:1~1:10である。
前記パール顔料の平均長さ及び後述する金属鱗片の平均長さは、金属調包装体の平面方向について光学顕微鏡又は電子顕微鏡で観察した任意の20個の粒子(パール顔料又は金属鱗片)の長さの平均値として求められる。なお、1個のパール顔料及び金属鱗片の長さは、1個のパール顔料及び金属鱗片の平面方向の最大長さを意味する。
また、前記パール顔料及び後述する金属鱗片の平均厚みは、金属調包装体の断面を光学顕微鏡又は電子顕微鏡で観察した任意の20個の粒子(パール顔料又は金属鱗片)の平均値として求められる。なお、1個のパール顔料又は金属鱗片の厚みは、1個のパール顔料又は金属鱗片の断面像を長さ方向に均等な長さで5つの領域に分割し、各領域の中央部の厚み(t1、t2、t3、t4、t5)を測定し、t1~t5を平均したものを意味する。
前記金属鱗片は、例えば、前記金属又は合金をプラスチックフィルム上に真空蒸着してなる金属薄膜をプラスチックフィルムから剥離し、この剥離した金属薄膜を粉砕、撹拌して得られたものや、前記金属又は合金の粉末と溶剤とを混合し、媒体撹拌ミル、ボールミル、アトライター等で、該粉末を展延及び/又は粉砕して得られたもの等を用いることができる。
前記金属鱗片が樹脂コートされたものである場合、前記樹脂コートの樹脂の量は、前記金属鱗片表面を十分に被覆し、かつ、該金属鱗片による金属光沢性が十分に得られるようにする観点から、前記金属鱗片100質量部に対して3~40質量部であることが好ましく、より好ましくは5~20質量部である。
前記硬化性樹脂組成物としては、分子中に2個以上の重合性二重結合を有するモノマー及び/又はオリゴマーを含むものであることが好ましい。これらは、熱硬化性であっても、光硬化性であってもよい。
前記バインダー樹脂の光輝性印刷層中の含有量は、前記光輝性材料以外の他の固形分含有量にもよるが、前記光輝性材料の前記基材に対する密着性及び印刷効率等の観点から、15~80質量%であることが好ましく、より好ましくは20~78質量%、さらに好ましくは25~75質量%である。
また、前記光輝性印刷層用インキには、必要に応じて、例えば、着色剤、充填剤、安定剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の光安定剤、分散剤、増粘剤、乾燥剤、沈降防止剤、滑剤、帯電防止剤、架橋剤等の任意の添加剤を添加することができる。これらの添加剤は、無機化合物であっても、有機化合物であってもよい。
前記金属蒸着層は、ICタグの記録情報のRFIDリーダーによる読み取りが妨げられないようにする観点から、これを構成する金属が、インジウム及び錫から選ばれる1種以上を含むものである。インジウムは、良好な金属光沢性を有し、かつ、耐候性に優れている点で好ましい。
前記金属蒸着層は、前記光輝性印刷層に比べて隠蔽性に優れているため、当該層よりも内層側にICタグが設置されている場合、金属調包装体の意匠性が損なわれないようにする点で有用である。特に、基材層がプラスチックフィルム層であり、該プラスチックフィルム層よりも内層側にICタグが設置されている場合に、前記金属蒸着層によるICタグの隠蔽効果は極めて有用である。
前記金属蒸着層の厚みは、十分な金属光沢性を有しつつ、前記海島構造を確実に形成する観点から、5~200nm程度であることが好ましく、より好ましくは5~150nm、さらに好ましくは10~100nmである。
本発明の金属調包装体には、ICタグが設置されている。前記ICタグは、包装体に設置する場合、その裏面に接着剤やシール部を備えたラベルタイプのものが好適に用いられる。前記ICタグは、前記金属調包装体に貼付することにより、取り付けられる。
図1に、本発明のICタグ付き金属調包装体の一例の概略を示す。図1に示すように、本発明のICタグ付き金属調包装体1の好ましい態様としては、金属調包装体を構成する積層体10の積層面内に、ICタグ20が設置される。このように、前記金属調包装体に、ICタグ20を確実に機能するように取り付けるため、ICタグ20の設置領域は、該金属調包装体の面内の領域であることが好ましい。言い換えれば、前記金属調包装体を平面視した場合に、前記ICタグが、該包装体からはみ出さないように取り付けられていることが好ましい。
一方で、金属体、あるいはまた、アルミニウム箔やアルミニウム蒸着層で形成されている包装体等の表面に取り付けられたICタグは、RFIDリーダーでの記録情報の読み取り障害を生じることがある。
これに対して、本発明の金属調包装体は、ICタグが該包装体の面内の領域に設置された場合であっても、該ICタグの記録情報のRFIDリーダーでの読み取りを妨げることはない。このため、従来のように包装体の金属層の影響を考慮して、ICタグを包装体から突出させて取り付ける必要はなく、金属光沢性を有する包装体に対して、ICタグを確実に取り付けることができる。
したがって、本発明の金属調包装体によれば、金属光沢性による美観を生じさせつつ、ICタグを確実に取り付けることを可能とし、該ICタグの機能性を保持することができる。さらに、ICタグを取り付ける際のデザインの制約や作業の煩雑化等を生じることもない。また、ICタグが取り付けられた包装体の運搬や梱包の際の取り扱い性にも優れている。
これに対して、前記金属調包装体は、ICタグとの間に距離をあける必要がなく、ICタグのICチップ部が該金属調包装体を構成する積層体に接触するような状態、すなわち、ICタグを密着させた状態であっても、該ICタグの記録情報の読み取りが妨げられることがない。したがって、非金属対応の汎用のICタグを適用することができるため、実用性にも意匠性にも優れた金属光沢性を有する包装体であると言える。
図2に示すように、ICタグ20が表面10aに設置される場合は、金属調包装体10に対して外側から取り付けるため、取り付けの作業及び設置状態の確認が容易であるという利点を有している。
一方、図3に示すように、ICタグ20が裏面10bに設置される場合は、被包装物との接触の有無を考慮する必要があるが、金属調包装体10のデザインへの影響が抑制され、特に、遮光性を有する金属調包装体では、美観を損なうことがない。また、金属調包装体10の外形に影響を及ぼさないため、複数の金属調包装体10を一括して取り扱う際にICタグの表面の出っ張りにより嵩張ることがないという利点も有している。
図4に示すように、ICタグ20を金属調包装体10の内部に設置する際に、ICタグ20を包装体10の表面10aにも裏面10bにも露出しないようにした場合、ICタグ20が金属調包装体10のデザイン及び外形に及ぼす影響をより一層抑制することができ、また、ICタグ20の脱落も抑制される。また、ICタグ20がこのような状態で設置される場合、ICタグ20が不正に付け替えられことによる改ざん行為を抑制することもできる。
本発明の金属調包装体は、少なくとも基材層及び金属光沢層が積層された積層体である。前記包装体は、金属光沢性を有するものであればよく、その形態は特に限定されるものではない。例えば、紙容器等の紙器、包装袋等の軟包装、プラスチック成形体等が挙げられる。前記包装体は、その最終製品に限らず、中間製品であってもよい。また、これらを形成する前のシート状の積層体の原反ロールであってもよい。
前記紙器の具体例としては、カートン、嵌合箱、スリーブ、紙管、カップ、トレー等が挙げられる。これらのうち、有底容器は、液体を収容する液体紙容器でもよい。
前記軟包装の具体例としては、ピロー、ガセット袋、3方シール袋、4方シール袋、スタンディングパウチ、チャック袋等の袋、蓋体、ラベル等が挙げられる。これらは、プラスチックフィルムを基材とするものである。ただし、柔軟性のある薄い紙が基材として用いられる場合もある。
前記プラスチック成形体の具体例としては、ラミネートチューブ等のチューブ容器、食品トレー等の真空成形品、ボトル等のブロー成形品、射出成形品等が挙げられる。
上記の種々の形態の包装体のうち、紙を基材とするものは、前記金属光沢層が該紙よりも外層側に形成されることにより、金属光沢性を有する包装体を構成することができる。この場合の前記積層体は、基材層が紙基材層であり、少なくとも、前記金属光沢層及び前記紙基材層が、この順に外側から積層されているものであることが好ましい。その他の層を構成層として含んでいてもよい。
以下、このような紙基材層を有する代表的な包装体の層構成の具体例を説明する。
食品や液体が直接接触しないような一般紙器においては、外層側から順に、下記(A1)及び(A2)の積層構成を例示することができる。ただし、積層構成は、本明細書の例示に限定されるものではない(以下、同様。)。なお、「/」は各層の境界を意味する(以下、同様。)。
(A1)金属光沢層/紙基材層
(A2)トップコート層/[金属光沢層・絵柄印刷層]/紙基材層
前記金属光沢層及び前記絵柄印刷層が積層する領域を有するように形成される場合の両者の具体的な層構成としては、例えば、少なくとも一部が、外層側から、金属光沢層/絵柄印刷層の順、絵柄印刷層/金属光沢層の順、絵柄印刷層/金属光沢層/絵柄印刷層の順等で形成することができる。
食品や液体が直接接触する用途で用いることも可能である液体紙容器や紙カップにおいては、外層側から順に、下記(A3)及び(A4)の積層構成を例示することができる。
(A3)金属光沢層/紙基材層/接着層/熱可塑性樹脂層
(A4)金属光沢層/熱可塑性樹脂層/接着層/紙基材層/接着層/熱可塑性樹脂層
前記(A3)及び前記(A4)における金属光沢層も、前記(A2)のように、金属光沢層及び絵柄印刷層として構成されていてもよい。また、前記(A3)及び前記(A4)における金属光沢層は、前記(A2)のように、その外層側にトップコート層が形成されていてもよい。
以下、各構成層の詳細について説明する。
紙基材層は、包装目的に応じた所望の賦形性、耐屈曲性、剛性、腰、強度等を有する紙によるものであれば、特に限定されるものではない。例えば、主強度材であり、強サイズ性の晒又は未晒の紙、あるいは、純白ロール紙、クラフト紙、板紙、加工紙、ミルク原紙等の各種の紙を使用することができる。一般紙器の場合には、加工性等の観点から、板紙が多く用いられる。板紙の種類としては、例えば、白板紙、黄板紙、チップボール、色板紙等の紙器用板紙として通常用いられるものが挙げられる。これらの中でも、マニラボール紙やコートボール紙等の白板紙が多用される。
なお、前記紙基材層上には、前記金属光沢層の密着性を向上させる観点から、アンカーコート層を形成し、該アンカーコート層の表面に前記金属光沢層を形成するようにしてもよい。前記アンカーコート層は、公知の構成とすることができ、構成材料としては、例えば、ポリエチレンイミン、2液硬化型ポリウレタン等が挙げられる。
絵柄印刷層とは、例えば、文字(商品名、製品表示、品質表示等)、図形、写真、記号、模様、パターン、ベタ印刷等を含む広い概念であり、前記光輝性印刷層とは区別される印刷層である。すなわち、前記絵柄印刷層には、前記光輝性印刷層用インキで形成された印刷層は含まない。前記絵柄印刷層は、1層で構成されていても、2層以上の多層で構成されていてもよい。また、前記絵柄印刷層は、前記紙基材層に対して全面印刷であっても、部分印刷であってもよい。前記絵柄印刷層は、例えば、プロセスカラーによる単色又は多色印刷により形成することができ、また、それ以外の特色印刷等によって形成することもできる。
前記絵柄印刷層の厚みは、特に限定されるものではないが、通常、0.2~10μm程度であることが好ましく、より好ましくは0.5~8μm、より好ましくは0.7~5μmである。
トップコート層は、紙基材層に対して全面に形成されていても、一部に形成されていてもよい。前記トップコート層は、光透過性を有するものであり、前記金属光沢層(及び前記絵柄印刷層)の表面の傷や汚れを防止する表面保護、また、前記金属光沢層(及び前記絵柄印刷層)による装飾に光沢感あるいはマット感を付与し、高級感を高める等の観点から形成される。
前記トップコート層は、公知のトップコート剤(オーバーコート剤)により形成することができる。前記トップコート剤としては、例えば、光沢感を付与するOPニス(グロスニス)、艶消しのためのマットOPニス等が挙げられ、それぞれの目的に応じて選択して使用することができる。印刷方式としては、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷等が挙げられる。これらのうち、グラビア印刷が好ましい。
前記トップコート層の厚みは、0.2~10μm程度であることが好ましく、より好ましくは0.5~8.0μm、さらに好ましくは0.7~5.0μmである。
上記の種々の形態の包装体のうち、プラスチックフィルムを基材とするものは、前記金属光沢層が該プラスチックフィルムよりも内層側に形成されることにより、金属光沢性を有する包装体を構成することができる。この場合の前記積層体は、前記基材層がプラスチックフィルム層であり、少なくとも、前記プラスチックフィルム層、前記金属光沢層及びシーラント層が、この順に外側から積層されているものであることが好ましい。その他の層を構成層として含んでいてもよい。
以下、このようなプラスチックフィルム基材層を有する代表的な包装体の層構成の具体例を説明する。
軟包装の各種袋としては、外層側から順に、下記(B1)~(B5)の積層構成を例示することができる。
(B1)プラスチックフィルム基材層/金属光沢層/シーラント層
(B2)プラスチックフィルム基材層/金属光沢層/中間基材層/シーラント層
(B3)プラスチックフィルム基材層/ガスバリア層/金属光沢層/シーラント層
(B4)プラスチックフィルム基材層/ガスバリア層/金属光沢層/中間基材層/シーラント層
(B5)プラスチックフィルム基材層/金属光沢層/ガスバリア層/中間基材層/シーラント層
なお、前記金属光沢層が外側から見えるようにする観点から、該金属光沢層よりも外層側に形成される層は、光透過性を有するものとする。
また、前記(B1)~(B5)における金属光沢層が光輝性印刷層である場合、該光輝性印刷層の内層側に接して白色地色印刷層が設けられていることが好ましい。また、前記金属光沢層がパール顔料を含む光輝性印刷層である場合、特に、光輝性材料がパール顔料のみである場合は、該光輝性印刷層の内層側に接して黒色地色印刷層が設けられていることも好ましい。
以下、各構成層の詳細について説明する。
プラスチックフィルム基材層は、前記袋(包装体)の主基材であり、前記金属光沢層が外側から見えるように、光透過性を有するプラスチックフィルムで構成される。
前記プラスチックフィルムの材質の具体例としては、ポリエチレン(PE)系やポリプロピレン(PP)系等のポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS)樹脂、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS)樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エチレン-ビニルエステル共重合体ケン化物、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、各種ナイロン(Ny)等のポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)等が挙げられる。これらの中でも、汎用性の観点からは、ポリオレフィン系樹脂が好ましく、耐熱性や強度等の観点からは、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂が好ましい。前記プラスチックフィルムは、一軸延伸又は二軸延伸されたものであってもよい。また、前記プラスチックフィルムは、インフレーション法、あるいはまた、溶融押出しコーティング法で形成したものであってもよい。また、前記プラスチックフィルム基材層は、これら樹脂から選ばれる1層で構成されていても、2層以上の多層で構成されていてもよい。
シーラント層は、内層側の面が被包装物と直接接触し、被包装物を保護するものであり、被包装物が液体を含む場合には、該液体が浸透しないような材質であることが好ましい。また、例えば、レトルトパウチ等のように密封する場合には、前記シーラント層の最内層が、ヒートシール性を有していることが好ましい。
前記PP系樹脂は、目的に応じて使い分けることが好ましい。具体的には、冷凍食品用等の耐寒性能を重視する場合には、エチレン-プロピレンブロック共重合体が好ましい。また、透明性の観点からは、エチレン-プロピレンランダム共重合体が好ましく、耐熱性の観点からは、プロピレン単独重合体が好ましい。また、自動蒸通機構を備えた容器の場合、高温時にシール強度の低下により蒸気抜けをさせやすくする観点から、エチレン-プロピレンブロック共重合体が好ましい。
黒色地色印刷層は、上述したように、前記金属光沢層が、パール顔料を含む光輝性印刷層である場合、特に、光輝性材料がパール顔料のみである場合に、該パール顔料による金属光沢性に深みや重厚感を付与する観点から、該光輝性印刷層の内層側に接して設けられていることが好ましい。
前記黒色地色印刷層は、JIS Z8781-4:2013に準拠して測定される国際照明委員会(CIE)規格のL*a*b*表色系のL*値が20以下であることが好ましく、10以下であることがより好ましい。
前記複合酸化物に含まれるマンガン以外の金属元素は、1種単独であってもよく、2種以上併用されてもよい。前記金属元素としては、例えば、カルシウム、バリウム等の第2族元素;イットリウム、ランタン、プラセオジム、ネオジム等の第3族元素;チタン、ジルコニウム等の第4族元素;ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム等の第13族元素;アンチモン、ビスマス等の第15族元素等の金属元素が挙げられる。これらの中でも、第2族元素、第4族元素、第15族元素が好ましく、カルシウム、チタン、及びビスマスがより好ましく、カルシウム及びチタンがさらに好ましい。複合酸化物の特に好ましい具体例としては、マンガン、カルシウム及びチタンを含む複合酸化物が挙げられる。
前記複合酸化物の構造は、特に限定されるものではないが、安定した構造やその発色等の観点から、ペロブスカイト構造、斜方晶構造、六方晶構造等であることが好ましく、より好ましくはペロブスカイト構造である。
前記マンガン系複合酸化物としては、例えば、WO2016/125906A1に記載されている。
なお、前記黒色顔料の平均一次粒子径は、レーザー光回折法による粒度分布測定における質量平均値d50として求められる。
白色地色印刷層は、上述したように、前記金属光沢層が光輝性印刷層である場合、該光輝性印刷層の内層側に接して設けられていることが好ましい。白色地色印刷層が設けられていることにより、被包装物の種類等によっては、該被包装物の見栄えをよくすることができる。
なお、前記黒色地色印刷層も併設される場合、前記白色地色印刷層は、該黒色地色印刷層よりも内層側に設けられることが好ましい。前記白色地色印刷層は単色ベタ印刷で形成されることが好ましい。
前記白色地色印刷層の厚みは特に限定されるものではなく、1.5~5μm程度であることが好ましく、より好ましくは1.5~3μmである。
中間基材層は、前記袋(包装体)の強度や加工適性の向上を目的として、また、風合いの変化等の意匠性の観点から、あるいはまた、他の層を形成するための基材として、必要に応じて設けられる。
前記中間基材層の構成材料としては、例えば、プラスチックフィルムや紙等が挙げられる。プラスチックフィルムとしては、上記プラスチックフィルム基材層の説明において例示したものと同様のものを用いることができる。また、紙は、賦形性や耐屈曲性、剛性等を付与することもでき、例えば、高サイズ性の晒又は未晒のクラフト紙、純白ロール紙、板紙、その他の種々の加工紙等が挙げられる。前記紙は、通常、坪量が50~600g/m2程度のものが好ましく、より好ましくは60~500g/m2、さらに好ましくは70~450g/m2である。また、意匠性の観点からは、坪量150g/m2未満のものも好適に用いられる。
ガスバリア層は、前記プラスチックフィルム基材層と前記シーラント層との間のいずれかに、必要に応じて設けることができる。前記ガスバリア層は、前記袋(包装体)の外側と内側とで、酸素や水蒸気等の透過を遮断し得るものである。また、前記ガスバリア層は、可視光や紫外線等の透過を遮断する遮光性を付与するものとしてもよい。前記ガスバリア層は、1層で構成されていても、2層以上の多層で構成されていてもよい。前記ガスバリア層が前記金属光沢層の外層側に形成される場合には、該ガスバリア層は、前記金属光沢層が外側から見えるように、光透過性を有する材料で構成される。
前記ガスバリア層を形成する表面は、該ガスバリア層の密着性向上の観点から、予め表面処理を施しておいてもよい。前記表面処理としては、例えば、コロナ放電処理、オゾン処理、酸素ガスや窒素ガス等を用いた低温プラズマ処理、グロー放電処理、酸化剤処理、アンカーコート剤の塗布等が挙げられる。
ガスバリア性の向上の観点から、前記蒸着膜の表面に前記塗布膜が形成されることも好ましい。
前記蒸着膜の形成方法としては、例えば、真空蒸着やスパッタリング、イオンプレーティング等の物理蒸着(PVD)法、プラズマ化学気相成長や熱化学気相成長、光化学気相成長等の化学蒸着(CVD)法等が挙げられる。
前記蒸着膜の膜厚は、形成材料や要求されるガスバリア性能等によって異なるが、通常、5~200nm程度であることが好ましく、より好ましくは5~150nm、さらに好ましくは10~100nmである。例えば、ケイ素酸化物やアルミニウム酸化物の場合は、5~100nm程度であることが好ましく、より好ましくは5~50nm、さらに好ましくは10~30nmである。
塗布方法としては、例えば、グラビアロールコーター等のロールコート、スプレーコート、スピンコート、ディッピング、刷毛、バーコート、アプリケータ等の塗布手段を用いた方法等が挙げられる。1回又は複数回の塗布で、乾燥膜厚が0.01~30μm程度の塗布膜が形成されることが好ましく、前記乾燥膜厚は、より好ましくは0.05~20μm、さらに好ましくは0.1~10μmである。
(b1)プラスチックフィルム基材層/ガスバリア性蒸着膜/金属光沢層/シーラント層
(b2)プラスチックフィルム基材層/ガスバリア性蒸着膜/ガスバリア性塗布膜/金属光沢層/シーラント層
(b3)プラスチックフィルム基材層/金属光沢層/ガスバリア性蒸着膜/中間基材層/シーラント層
(b4)プラスチックフィルム基材層/金属光沢層/ガスバリア性塗布膜/ガスバリア性蒸着膜/中間基材層/シーラント層
前記袋(包装体)の各構成層は、層間の接合強度の向上の観点から、接着剤で接合して積層されていてもよい。すなわち、各層の間に接着剤層が介在していてもよい。前記接着剤としては、公知のドライラミネート用接着剤を用いることができる。
前記ドライラミネート用接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹脂やメラミン樹脂等によるアミノ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤(例えば、ポリオールとイソシアネート化合物との硬化反応型)、反応型(メタ)アクリル酸系接着剤、クロロプレンゴムやニトリルゴム、スチレン-ブタジエンゴム等によるゴム系接着剤、シリコーン系接着剤、アルカリ金属シリケートや低融点ガラス等による無機系接着剤等が挙げられる。
蓋体は、蓋付容器の容器本体と接合されるものであり、前記袋と同様の積層構成で形成することができるが、シーラント層がイージーピール性を有していることが好ましい。各構成層の詳細は、前記袋と同様であるため、説明を省略する。
このようなイージーピール性を有するシーラント層は、2種以上の樹脂を用いて、前記容器本体との密着性が良好である第1の樹脂と、前記容器本体との密着性が良好ではなく、前記第1の樹脂と非相溶である第2の樹脂との混合物により形成することができる。前記樹脂の種類は、前記容器本体の材質にもよるが、例えば、容器本体の蓋体との接合面がPPである場合、前記第1の樹脂としてPP、及び前記第2の樹脂として、PE、ポリブテン及びポリスチレンから選ばれる1種以上の混合物により、前記シーラント層の少なくとも容器本体との接合面を形成することにより、イージーピール性を付与することができる。
イージーピール性を有する前記シーラント層は、単層でもよく、また、容器本体と接合する最内層のみがイージーピール性を有する層である多層構成であってもよい。
前記蓋体のシーラント層は、開封しやすさを考慮すると、厚みが15~80μmであることが好ましく、より好ましくは20~60μmである。
チューブ容器は、種々の方法で製造することができるが、例えば、積層シートをヒートシールして筒状胴部を製造し、前記筒状胴部の一方の開口部に口部及び肩部を有する頭部を形成することにより製造することができる。前記口部が、キャップを螺合すること等により閉じられる。
このような樹脂としては、前記袋におけるシーラント層の構成材料と同様に、例えば、低密度PE(LDPE)や直鎖状低密度PE(LLDPE)、中密度PE(MDPE)、高密度PE(HDPE)、エチレン-酢酸ビニル共重合体、プロピレン単独重合体、エチレン-プロピレンブロック共重合体、エチレン-プロピレンブロック共重合体等のポリオレフィン系樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上の樹脂を用いることができる。前記プラスチックフィルム基材層は、1層で構成されていても、2層以上の多層で構成されていてもよい。ヒートシールの際の収縮抑制の観点からは、前記プラスチックフィルム基材層は、少なくとも最外層が、前記樹脂からなる無延伸フィルムであることが好ましい。
前記プラスチックフィルム基材層の総厚みは、特に限定されるものではないが、通常、10~200μm程度であることが好ましい。
その他の積層構成の詳細は、前記袋と同様であるため、説明を省略する。
真空成形品、ブロー成形品、射出成形品等の前記チューブ容器以外のプラスチック成形体も、成形方法はそれぞれ異なるが、積層構成は、前記袋と同様にすることが好ましい。したがって、前記プラスチック成形体における積層構成の詳細は、前記袋と同様であるため、説明を省略する。
下記実施例において光輝性印刷層形成用インキに用いるアルミペーストを、以下のようにして調製した。
(調製例1)
アルミペースト(東洋アルミニウム株式会社製「アルペースト(登録商標)6340NS」、中位粒子径(平均粒径)12μm、溶剤:ミネラルスピリット)をミネラルスピリットで洗浄後、ろ過して、清浄処理を行い、不揮発成分(アルミニウム鱗片とみなす。)70質量%のアルミペースト(残部はミネラルスピリット)を得た。
この清浄処理したアルミペースト428.6g(アルミニウム鱗片の含有量300g)を、3Lのセパラブルフラスコに入れて、ミネラルスピリット1400gを加えて撹拌し、スラリーとした。このスラリーを撹拌しながら、窒素ガスを導入し、窒素雰囲気下で80℃まで昇温した。
次いで、硬化性樹脂組成物として、アクリル酸1.5g、トリメチロールプロパントリアクリレート14.40g、トリシクロデカンジメタノールジメタクリレート13.50g、1,2,2,6,6-ペンタメチル-4-ピペリジルメタクリレート0.30g、2-[2’-ヒドロキシ-5’-(メタクリロイルオキシエチル)フェニル]ベンゾトリアゾール0.30g、及びアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)1.67gを添加して、8時間撹拌混合し、ラジカル重合反応を行った。
このスラリーを35℃まで冷却して反応を終了させた後、ろ過し、ミネラルスピリット1Lで洗浄して、アルミニウム鱗片の表面が前記硬化性樹脂組成物の硬化物でコートされた樹脂コートアルミペースト(アルミニウム鱗片(樹脂コートを含む)の含有量55質量%;アルミニウム鱗片(樹脂コートを除く)の含有量50質量%)、アルミニウム鱗片100質量部に対して樹脂コートの樹脂10質量部)を得た。
(実施例1)
プラスチックフィルム基材層として透明PET(厚み12μm)に、下記組成の光輝性印刷層用銀色インキ(1)を用いて、グラビア印刷により、厚み1.3μmの光輝性印刷層(アルミニウム鱗片の含有量25質量%)を形成した。
前記光輝性印刷層の裏面(内層側)に、ポリウレタン系接着剤を用いたドライラミネート法により、シーラント層として、CPP(エチレン-プロピレンブロック共重合体の単層フィルム、厚み70μm)を貼り合わせて、金属調包装体を作製した。
・アルミペースト(上記調製例1で調製したもの;アルミニウム鱗片(樹脂コートを除く)含有量50質量%) 8質量部
・バインダー樹脂(主成分:ポリウレタン系樹脂) 12質量部
・沈降防止剤(微粒子シリカ) 0.1質量部
・溶剤(酢酸ノルマルプロピル、イソプロパノール及びプロピレングリコールモノメチルエーテルの混合溶剤) 80質量部
実施例1において、光輝性印刷層用銀色インキ(1)に代えて、下記組成の光輝性印刷用銀色インキ(2)を用いて、光輝性印刷層(アルミニウム鱗片の含有量55質量%)を形成し、それ以外は実施例1と同様にして、金属調包装体を作製した。
・アルミペースト(上記調製例1で調製したもの;アルミニウム鱗片(樹脂コートを除く)含有量50質量%) 30質量部
・バインダー樹脂(主成分:ポリウレタン系樹脂) 12質量部
・沈降防止剤(微粒子シリカ) 0.1質量部
・溶剤(酢酸ノルマルプロピル、イソプロパノール及びプロピレングリコールモノメチルエーテルの混合溶剤) 58質量部
実施例1において、光輝性印刷層用銀色インキ(1)に代えて、下記組成の光輝性印刷用銀色インキ(3)を用いて、光輝性印刷層(パール顔料の含有量40質量%)を形成し、それ以外は実施例1と同様にして、金属調包装体を作製した。
・白色パール顔料(雲母の鱗片状の母体が二酸化チタンからなる被覆層で覆われたもの、平均粒径15μm) 10質量部
・バインダー樹脂(ポリウレタン系樹脂) 15質量部
・溶剤(プロピレングリコールモノメチルエーテル、酢酸ノルマルプロピル、酢酸エチル、イソプロパノールの混合溶剤) 75質量部
プラスチックフィルム基材層として透明PET(厚み12μm)に、真空蒸着法により、厚み100nmのアルミニウム蒸着層を形成した。
前記アルミニウム蒸着層の裏面(内層側)に、ポリウレタン系接着剤を用いたドライラミネート法により、シーラント層として、CPP(エチレン-プロピレンブロック共重合体の単層フィルム、厚み70μm)を貼り合わせて、金属調包装体を作製した。
上記実施例及び比較例で作製した各金属調包装体を15cm×15cmにカットしたものを試料片とした。前記試料片の中央部の表面(プラスチックフィルム基材層側)に、シール固定タイプのICタグ(約3cm×約10cmの非金属対応ラベルタグ、周波数900MHz帯)を貼付した。
このICタグ付き金属調包装体試料の試料片を上向きに、木製机の上面に載置した。そして、その約200cm上方から鉛直下方に向けて、ハンディタイプのRFIDリーダー(「BHT-1281QULWB-CE」、株式会社デンソーウェーブ製;読取出力10.0dBm(最弱))を前記試料片に近づけていき、読み取り可能な距離を測定することにより、読取試験を行った。各試料片につき5回、試験を行った。
なお、ブランクとして、前記ICタグのみ(金属調包装体試料なし)の場合についても、上記と同様の読取試験を行った。
これに対して、実施例1~3の光輝性印刷層による金属調包装体の試料片は、いずれも、5回とも、ブランクの場合と同様に、ICタグとRFIDリーダーとの距離が130cm以下であれば、読み取り可能であることが確認された。
10 積層体
20 ICタグ
30 包装体(金属体等)
Claims (7)
- 金属光沢性を有する積層体にICタグが設置されており、前記積層体は、少なくとも基材層及び金属光沢層が積層され、
前記金属光沢層は、金属蒸着層からなり、
前記金属蒸着層を構成する金属が、インジウム及び錫から選ばれる1種以上を含み、
前記ICタグが前記積層体の積層面内に設置されている、ICタグ付き金属調包装体。 - 前記金属蒸着層は、外層側から見える領域の全面に形成されている、請求項1に記載のICタグ付き金属調包装体。
- 金属光沢性を有する積層体にICタグが設置されており、前記積層体は、少なくとも基材層及び金属光沢層が積層され、
前記金属光沢層は、光輝性印刷層からなり、
前記光輝性印刷層が、金属鱗片及びパール顔料から選ばれる1種以上を含み、
前記ICタグが、前記積層体の内部に埋め込まれた状態又は挟み込まれた状態である、ICタグ付き金属調包装体。 - 前記光輝性印刷層が、パール顔料を含む、請求項3に記載のICタグ付き金属調包装体。
- 前記ICタグが前記積層体の積層面内に設置されている、請求項3又は4に記載のICタグ付き金属調包装体。
- 前記積層体は、前記基材層が紙基材層であり、少なくとも、前記金属光沢層及び前記紙基材層が、この順に外側から積層されている、請求項1~5のいずれかに記載のICタグ付き金属調包装体。
- 前記積層体は、前記基材層がプラスチックフィルム層であり、少なくとも、前記プラスチックフィルム層、前記金属光沢層及びシーラント層が、この順に外側から積層されている、請求項1~5のいずれかに記載のICタグ付き金属調包装体。
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