JP7075364B2 - 情報処理装置、及び情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、及び情報処理システムに関する。
近年、店舗に設置され、セルフサービスによりコピーやスキャナなどのサービスを提供するMFP(Multi Function Peripheral)等の情報処理装置が普及している。また、このような情報処理装置において、操作画面をカスタマイズする技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特開2002-36664号公報 特開2008-258893号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、提供されるサービスの選択を行う操作画面をカスタマイズするものであって、例えば、店舗に設置された場合に、提供されるサービスを柔軟に変更するようなものではなかった。
本発明は、上記状況を鑑みてなされたもので、その目的は、利便性を向上させることができる情報処理装置、及び情報処理システムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、情報の入出力に関する複数の機能部と、前記複数の機能部のうちの予め選択された少なくとも一部を利用者にサービスを提供するメニュー画面と、該メニュー画面には前記複数の機能部を選択する選択肢が表示され、 ユーザ認証を要する認証要モードと前記ユーザ認証を要しない認証不要モードを備え、前 記認証要モードおよび前記認証不要モードは、前記メニュー画面と、前記メニュー画面に 表示される前記選択肢の選択に基づいて所定の画面遷移に従って表示される複数の操作画 面とを有し、前記認証要モードにおける画面遷移に従って表示される複数の操作画面は、 前記認証不要モードにおける画面遷移に従って表示される複数の操作画面の少なくとも一 つの前記操作画面の表示が省略されることを特徴とする情報処理装置である。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記認証要モードにおいて、 印刷部数を設定する印刷部数設定画面が省略され、印刷部数が設定された前記操作画面に 遷移することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記認証要モードにおいて、 カラー印刷か白黒印刷かを設定するカラー/白黒印刷設定画面が省略され、前記カラー印 刷か前記白黒印刷のいずれかが設定されている前記操作画面に遷移することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記認証要モードにおいて、 表示された複数の画像に対し印刷部数を設定する印刷部数設定画面が省略され、印刷部数 が設定された印刷画像のプレビュー画面に遷移することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記メニュー画面に表示され た操作を受け付ける前記選択肢には、前記サービスの名称、前記サービスの画像、及び前 記サービスの内容が表示されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記認証要モードにおいて、 取得した取得情報を含む認証情報には、利用者を識別する利用者識別情報もしくは前記サ ービスを識別するサービス識別情報が含まれることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記取得情報を携帯機器から取得する外部通信部を備え、前記外部通信部を介して前記携帯機器から取得した前記取得情報に基づく認証結果に応じて、前記メニュー画面を表示させることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、情報の入出力に関する複数の機能部と、前記複数の機能部のうちの予め選択された少なくとも一部を利用者にサービスを提供するメニュー画面と、該 メニュー画面には前記複数の機能部を選択する選択肢が表示され、ユーザ認証を要する認 証要モードと前記ユーザ認証を要しない認証不要モードを備え、前記認証要モードおよび 前記認証不要モードは、前記メニュー画面と、前記メニュー画面に表示される前記選択肢 の選択に基づいて所定の画面遷移に従って表示される複数の操作画面とを有し、前記認証 要モードにおける画面遷移に従って表示される複数の操作画面は、前記認証不要モードに おける画面遷移に従って表示される複数の操作画面の少なくとも一つの前記操作画面の表 示が省略される情報処理装置と、取得した取得情報を含む認証情報を前記情報処理装置から受信し、当該取得情報に基づく認証結果を前記情報処理装置に送信するサーバ装置とを備える情報処理システムである。
本発明によれば、利便性を向上させることができる。
第1の実施形態による情報処理システムの一例を示すブロック図である。 第1の実施形態による画像形成装置の一例を示す外観図である。 第1の実施形態におけるサービス記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態における装置情報記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態における利用者情報記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態における契約情報記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態における課金記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態における貸出サービスの提供処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における課金処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態における情報処理システムの動作の一例を説明する図である。 第1の実施形態における画像形成装置のメニュー画面の表示例を示す図である。 第2の実施形態における貸出サービスの提供処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における課金処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるサービス記憶部のデータ例を示す図である。 第3の実施形態における契約情報記憶部のデータ例を示す図である。 第3の実施形態における課金処理の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態による情報処理システムの一例を示すブロック図である。 第4の実施形態における分配情報記憶部のデータ例を示す図である。 第4の実施形態における配分金記憶部のデータ例を示す図である。 第4の実施形態における課金処理及び配分処理の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態における分配情報記憶部のデータ例を示す図である。 第5の実施形態における課金処理及び配分処理の一例を示すフローチャートである。 第6の実施形態による情報処理システムの一例を示すブロック図である。 第7の実施形態による画像形成装置の操作画面の表示例を示す第1の図である。 第7の実施形態による画像形成装置の操作画面の表示例を示す第2の図である。 第7の実施形態による画像形成装置の認証操作の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態による情報処理装置及び情報処理システムについて図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による情報処理システム1の一例を示すブロック図である。
また、図2は、本実施形態による画像形成装置10の一例を示す外観図である。
なお、本実施形態において、情報処理装置の一例として、画像形成装置10を備える情報処理システム1について説明する。
図1に示すように、情報処理システム1は、画像形成装置10と、管理サーバ装置50とを備えている。
画像形成装置10と、管理サーバ装置50とは、ネットワークNTを介して接続されている。また、情報処理システム1は、ネットワークNTを介して、企業4が有する情報サーバ装置60と接続できるものとする。
なお、本実施形態において、説明の便宜上、情報処理システム1が、一台の画像形成装置10を備える一例を説明するが、複数の画像形成装置10を備えていてもよい。
画像形成装置10(情報処理装置の一例)は、例えば、MFP(Multi Function Peripheral)などの複合機であり、画像形成機能(プリンタ機能)、スキャナ機能、コピー機能(原稿複写機能)などの複数の機能を有している。ここで、画像形成装置10は、例えば、コンビニエンスストア(以下、コンビニと称する)などの店舗2に設置されているものとする。画像形成装置10は、原稿搬送部11と、スキャナ部12と、画像処理部13と、プログラム管理部14と、給紙部15と、画像形成部16と、排紙部17と、ネットワーク通信部18と、操作パネル部20と、記憶部30と、制御部40とを備えている。
原稿搬送部11と、スキャナ部12と、画像処理部13と、プログラム管理部14と、給紙部15と、画像形成部16と、排紙部17と、ネットワーク通信部18と、操作パネル部20と、記憶部30と、制御部40との各部は、内部バスBSを介して相互に接続されている。
なお、原稿搬送部11、スキャナ部12、画像処理部13、給紙部15、画像形成部16、排紙部17、ネットワーク通信部18、及び操作パネル部20のそれぞれは、情報の入出力に関する機能部である。すなわち、画像形成装置10は、情報の入出力に関する複数の機能部を備えている。
本実施形態において、画像形成装置10は、通常に提供されるコピー(原稿複写)、文書プリント、画像プリント、ファクシミリ、スキャナ利用などの通常サービスを利用者に提供する。さらに、画像形成装置10は、通常サービスの提供とは別に、利用者又は利用者が所属するグループ(例えば、企業など)の認証結果に応じて、上述した複数の機能部のうちの少なくとも一部を利用者に利用可能にする貸出サービスを提供する。ここで、認証結果は、利用者、又は後述する携帯機器3から取得した取得情報に基づいて認証処理された結果である。すなわち、画像形成装置10は、利用者又は携帯機器3から取得した取得情報に基づく認証結果に応じて、自装置が有する機能のうちの一部又は全部を利用者に貸し出す貸出サービスを提供する。なお、通常サービス及び貸出サービスの詳細については後述する。
ここで、画像形成装置10が備える各構成を説明する前に、管理サーバ装置50の構成について説明する。
管理サーバ装置50(サーバ装置の一例)は、ネットワークNTを介して画像形成装置10と接続されており、上述した貸出サービスに関する情報を管理する。また、管理サーバ装置50は、例えば、取得情報を含む認証情報を画像形成装置10から受信し、当該取得情報に基づく認証結果を画像形成装置10に送信する。管理サーバ装置50は、サーバ制御部51と、サーバ記憶部52と、ネットワーク通信部53とを備えている。
サーバ制御部51は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むプロセッサであり、管理サーバ装置50を統括的に制御する。サーバ制御部51は、サーバ記憶部52が記憶する情報の登録、削除、変更などの処理を行うとともに、ネットワーク通信部53を介して、画像形成装置10との間で貸出サービスに関する各種情報の送受信を行う。また、サーバ制御部51は、例えば、取得情報を含む認証情報を画像形成装置10から受信し、受信した認証情報と、サーバ記憶部52が記憶する情報とに基づいて、認証処理を実行し、取得情報に基づく当該認証結果を、ネットワーク通信部53を介して、画像形成装置10に送信する。
ネットワーク通信部53は、ネットワークNTを介して、例えば、画像形成装置10と通信する。
サーバ記憶部52は、貸出サービスに関する各種情報を記憶する。サーバ記憶部52は、例えば、サービス記憶部521と、装置情報記憶部522と、利用者情報記憶部523と、契約情報記憶部524と、課金記憶部525と、履歴記憶部526とを備えている。
サービス記憶部521は、情報処理システム1に登録されている貸出サービスを管理する貸出サービス情報を記憶する。サービス記憶部521は、少なくとも貸出サービスを識別するサービス識別情報と、当該貸出サービスの貸出料金を示す貸出料金情報とを対応付けて記憶する。サービス記憶部521は、例えば、図3に示すように、「貸出サービスID」と、「サービス名称」と、「プログラムID」と、「貸出可能契約者情報」と、「貸出料金情報」とを対応付けた貸出サービス情報を記憶する。
図3は、本実施形態におけるサービス記憶部521のデータ例を示す図である。
ここで、「貸出サービスID」は、貸出サービスを識別する識別情報であり、「サービス名称」は、貸出サービスの名称を示している。また、「プログラムID」は、貸出サービスを提供するために実行されるアプリケーションプログラムの識別情報を示している。また、「貸出可能契約者情報」は、当該貸出サービスを利用可能な利用者を識別する利用者識別情報(契約者識別情報)であり、利用者識別情報には、利用者を識別する利用者IDと、利用者が所属するグループ(例えば、企業4など)を識別するグループIDとが含まれる。また、「貸出料金情報」は、当該貸出サービスの貸出料金を示している。なお、貸出料金は、契約者によって異なる場合があり、その場合には、サービス記憶部521は、異なる貸出サービス情報として記憶する。
図3に示す例では、例えば、「貸出サービスID」が“S0001”である貸出サービスは、「サービス名称」が“プリンタ貸出”であり、「プログラムID」が“P0001”であることを示している。また、この貸出サービスは、「貸出可能契約者情報」が、“G01”のグループであり、「貸出料金情報」が“10円/枚”であることを示している。
なお、サービス記憶部521には、図3に示すように、情報処理システム1に登録されている複数の貸出サービス情報が予め記憶されているものとする。
図1の説明に戻り、装置情報記憶部522は、情報処理システム1に登録されている装置(例えば、画像形成装置10)を管理する装置情報を記憶する。装置情報記憶部522は、少なくとも貸出サービスを提供する装置を識別する装置識別情報と、当該装置において提供可能な貸出サービスを示す可能サービス識別情報とを対応付けた装置情報を記憶する。装置情報記憶部522は、例えば、図4に示すように、「装置ID」と、「機種名」と、「可能サービスID」と、「コンビニチェーンID」と、「店舗ID」とを対応付けた装置情報を記憶する。
図4は、本実施形態における装置情報記憶部522のデータ例を示す図である。
ここで、「装置ID」は、装置を識別する装置識別情報であり、「機種名」は、装置の機種名(例えば、バージョンなども含む)を示している。また、「可能サービスID」は、当該装置が備える機能により提供可能な貸出サービスを示す貸出サービスIDである。また、「コンビニチェーンID」及び「店舗ID」は、当該装置が設置されているコンビニチェーンを識別する識別情報及び店舗を識別する店舗識別情報である。なお、「可能サービスID」は、例えば、サービス記憶部521に貸出サービスが追加される毎に、サーバ制御部51は、「機種名」に基づいて、当該貸出サービスが提供可能か否かを判定し実行可能な貸出サービスの貸出サービスIDを「可能サービスID」に追加させる。
例えば、図4に示す例では、「装置ID」が“M0001”である装置は、「機種名」が“XXXX”であり、「可能サービスID」が“S0001”、“S0002”、“S0003”、・・・であることを示している。また、この装置が設置されている「コンビニチェーンID」が“FC01”であり、「店舗ID」が“ST0001”であることを示している。
なお、装置情報記憶部522には、図4に示すように、情報処理システム1に登録されている複数の装置情報が予め記憶されているものとする。
再び、図1の説明に戻り、利用者情報記憶部523は、情報処理システム1に登録されている貸出サービスを利用する利用者(契約者)を管理する貸出利用者情報を記憶する。利用者情報記憶部523は、少なくとも利用者識別情報と、貸出サービスを識別するサービス識別情報とを対応付けた貸出利用者情報を記憶する。利用者情報記憶部523は、例えば、図5に示すように、「利用者ID/機器ID」と、「グループID」と、「貸出サービスID」と、「表示内容」と、「利用可能チェーンID」と、「利用可能店舗ID」とを対応付けた貸出利用者情報を記憶する。
図5は、本実施形態における利用者情報記憶部523のデータ例を示す図である。
ここで、「利用者ID/機器ID」は、利用者を識別する利用者識別情報であり、例えば、「利用者ID」又は利用者が所有(保持)する携帯機器3の識別情報である「機器ID」である。また、「グループID」は、利用者が所属するグループ(例えば、企業、団体、組織など)を識別するグループ識別情報を示している。また、「貸出サービスID」及び「表示内容」は、貸出サービスを識別する識別情報と、当該貸出サービスにおける表示内容(例えば、サービスメニューの表示画面など)を示す識別情報である。また、「利用可能チェーンID」及び「利用可能店舗ID」は、当該「貸出サービスID」に対応する貸出サービスが利用可能なコンビニチェーン(屋号)の「コンビニチェーンID」、及び「店舗ID」を示している。
例えば、図5に示す例では、「利用者ID/機器ID」が“U0001”である利用者が所属するグループの「グループID」が“G01”であり、利用可能な貸出サービスの「貸出サービスID」が“S0001”であることを示している。また、この貸出サービスの「表示内容」が、“XXX”により指定されることを示している。また、この貸出サービスが利用可能なコンビニチェーンの「コンビニチェーンID」が、“FC01”、・・・であり、「利用可能店舗ID」が“ST0001”、・・・であることを示している。
なお、利用者情報記憶部523には、図5に示すように、情報処理システム1に登録されている複数の貸出利用者情報が予め記憶されているものとする。
再び、図1の説明に戻り、契約情報記憶部524は、情報処理システム1に登録されている貸出サービスを利用する契約を管理する契約情報を記憶する。契約情報記憶部524は、例えば、図6に示すように、「契約ID」と、「契約者情報」と、「貸出サービスID」と、「適用料金」とを対応付けた契約情報を記憶する。
ここで、「契約ID」は、契約を識別する識別情報であり、「契約者情報」は、契約者を識別する識別情報である。ここで、契約者とは、利用者又は利用者が所属するグループであり、「契約者情報」には、「利用者ID」と、「グループID」とが含まれる。また、「貸出サービスID」は、当該契約により提供を受ける貸出サービスを示し、「適用料金」は、当該貸出サービスによる利用料金情報(上述した「貸出料金情報」と同様)を示している。
図6は、本実施形態における契約情報記憶部524のデータ例を示す図である。
例えば、図6に示す例では、「契約ID」が“X001”の契約は、「契約者情報」が“G01”であり、「貸出サービスID」が“S0001”であることを示している。また、この契約において、“S0001”に対応する貸出サービスの「適用料金」は、“10円/枚”(1枚10円)であることを示している。なお、契約情報記憶部524の契約情報が追加、削除、又は変更された場合には、サーバ制御部51は、当該追加、削除、又は変更に合わせて、サービス記憶部521の記憶内容を変更する。
なお、契約情報記憶部524には、図6に示すように、情報処理システム1に登録されている複数の契約情報が予め記憶されているものとする。
再び、図1の説明に戻り、課金記憶部525は、貸出サービスに対する課金情報を契約者(利用者又は利用者が所属するグループ)ごとに記憶する。課金記憶部525は、例えば、図7に示すように、「契約者情報」と、「貸出サービスID」と、「課金額」とを対応付けて記憶する。
図7は、本実施形態における課金記憶部525のデータ例を示す図である。
例えば、図7に示す例では、「契約者情報」が“G02”(グループ)の「貸出サービスID」が“S0001”である貸出サービスの「課金額」が、“1000円”であることを示している。
再び、図1の説明に戻り、履歴記憶部526は、貸出サービスの利用履歴(履歴情報)を記憶する。履歴記憶部526は、例えば、少なくとも貸出サービスを識別するサービス識別情報(例えば、「貸出サービスID」)と、当該貸出サービスの利用日時を示す利用日時情報と、当該利用日時に当該貸出サービスによって課金された利用料金を示す利用料金情報とを関連付けた履歴情報を記憶する。なお、履歴情報には、例えば、上述した情報の他に、コンビニチェーン(屋号)を示す情報(例えば、「コンビニチェーンID」)、店舗情報(例えば、「店舗ID」)などの利用場所に関する情報が含まれてもよい。
次に、画像形成装置10の各構成について、図1及び図2を参照して説明する。 操作パネル部20は、図2に示すように、画像形成装置10を操作するための操作パネルであり、操作部21と、表示部22と、外部通信部23とを備えている。
操作部21は、例えば、タッチパネルやキー入力部であり、利用者から情報の入力を受け付ける。操作部21は、例えば、表示部22に表示される各種メニュー画面に対する選択情報、及び、利用者から入力される情報(例えば、プリント枚数、利用者識別情報の入力など)を受け付ける。
表示部22は、例えば、液晶ディスプレイであり、画像形成装置10を操作するための各種情報を表示する。
外部通信部23は、外部の携帯機器3と通信するためのインターフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェース、NFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信インターフェースなどである。外部通信部23は、例えば、貸出サービスを利用する際に行う認証処理に使用する取得情報を携帯機器3から取得する。ここで、取得情報には、例えば、利用者又は利用者が所属するグループ(例えば、企業)を識別するための利用者識別情報が含まれる。
なお、外部通信部23を介して画像形成装置10に接続される携帯機器3は、例えば、NFCインターフェースを備えるスマートフォンなどの携帯電話、利用者を認証する情報を保持しているIC(Integrated Circuit)カード又はコンタクトレスICカードなどである。本実施形態では、一例として、携帯機器3がNFCインターフェースを備えるスマートフォンなどの携帯電話である場合について説明する。
原稿搬送部11は、例えば、自動給紙装置(ADF:Auto Document Feeder)であり、原稿などの用紙を自動でスキャナ部12に給紙する。
スキャナ部12は、例えば、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)などのセンサを含み、原稿に形成されている画像を読み取り、読み取った画像の画像データを生成する。スキャナ部12は、画像形成装置10において、スキャナ機能を実現する。
画像処理部13は、スキャナ部12が生成した画像データ、或いは、後述するネットワーク通信部18及び外部通信部23を介して取得した画像データを、例えば、画像サイズ変更などの画像処理を実行する。
プログラム管理部14は、文書作成プログラムや表計算プログラム、あるいは、代理サービスを提供する種々のアプリケーションプログラムの実行に必要な管理を行う。
給紙部15は、画像形成(プリント)のための用紙を画像形成部16に給紙する。
画像形成部16は、例えば、トナー式のプリンタであり、さらに、写真プリントするために、昇華式のプリンタを有していてもよい。画像形成部16は、給紙部15によって給紙された用紙に、内部バスBSを介して取得した画像データに対応する画像を形成する。
排紙部17は、画像形成部16によって画像が形成された用紙を排出する。
なお、画像形成装置10は、給紙部15、画像形成部16、及び排紙部17により、画像形成機能を実現する。
ネットワーク通信部18は、ネットワークNTを介して、例えば、管理サーバ装置50と通信する。ネットワーク通信部18は、管理サーバ装置50との間で、上述した貸出サービスに関する情報の送受信を行う。また、ネットワーク通信部18は、ネットワークNTを介して、例えば、利用者に貸出サービスを提供する際に、当該利用者が所属する企業4内にある情報サーバ装置60と接続し、情報サーバ装置60との間で情報の送受信を行う。
例えば、貸出サービスにおいて、情報サーバ装置60から情報(例えば、文書データなど)を取得する場合に、ネットワーク通信部18は、ネットワークNTを介して、情報サーバ装置60から情報(例えば、文書データなど)を受信する。また、例えば、貸出サービスにおいて、情報サーバ装置60に情報(例えば、スキャナ部12により読み込んだ画像データなど)を送信する場合に、ネットワーク通信部18は、ネットワークNTを介して、情報サーバ装置60に送信する。
記憶部30は、画像形成装置10の動作において利用される各種情報を記憶する。記憶部30は、例えば、プログラム記憶部31を備えている。
プログラム記憶部31は、プログラム管理部14の管理のもとに付加機能としてダウンロードされたアプリケーションプログラム(例えば、貸出サービスを実行させるためのアプリケーションプログラム)を記憶する。プログラム記憶部31は、例えば、プログラムIDと、アプリケーションプログラムとを関連付けて記憶する。プログラム記憶部31が記憶するアプリケーションプログラムは、プログラムIDが指定されることにより、プログラム管理部14の管理のもとに、制御部40に読み出されて実行される。
制御部40は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、画像形成装置10を統括的に制御する。制御部40は、例えば、コピー(原稿複写)、文書プリント、画像プリント、ファクシミリ、スキャナ利用などの通常サービスを利用者に提供するとともに、通常サービスとは異なる貸出サービスを利用者に提供する。制御部40は、利用者又は携帯機器3から取得した取得情報に基づく認証結果に応じて、提供する貸出サービスを選択し、選択した貸出サービスを利用者に提供する。また、制御部40は、貸出サービスを提供する場合に、例えば、契約者(利用者又は利用者が所属するグループ)ごとに利用料金を課金し、管理サーバ装置50の課金記憶部525に記憶させるとともに、履歴記憶部526に利用履歴(履歴情報)を記憶させる。
また、制御部40は、認証処理部41と、サービス制御部42と、通常サービス処理部43と、貸出サービス処理部44と、課金処理部45とを備えている。
認証処理部41は、利用者又は携帯機器3から取得した取得情報に基づいて、認証処理を実行し、実行した認証処理の認証結果を得る。認証処理部41は、例えば、取得した取得情報を含む認証情報を生成し、生成した認証情報を、ネットワーク通信部18を介して管理サーバ装置50に送信する。認証処理部41は、管理サーバ装置50から、認証結果として、当該利用者が利用可能な貸出サービスのリストを取得する。認証処理部41は、例えば、管理サーバ装置50の利用者情報記憶部523に、取得情報に含まれる利用者識別情報と一致する貸出利用者情報が記憶されている場合に、当該貸出利用者情報に含まれるサービス識別情報を取得する。
このように認証処理部41は、ネットワーク通信部18に対して、取得情報を含む認証情報を管理サーバ装置50に送信させ、ネットワーク通信部18が管理サーバ装置50から受信した取得情報に基づく認証結果を取得する。
サービス制御部42は、例えば、管理サーバ装置50を利用して認証処理部41によって実行された認証結果に応じて、貸出サービスを提供する。すなわち、サービス制御部42は、取得した取得情報に基づく認証結果に応じて初期メニュー画面にない貸出サービスを提供する。サービス制御部42は、例えば、外部通信部23を介して携帯機器3から取得した取得情報、又は、操作部21を介して取得した取得情報に基づく認証結果に応じて、貸出サービスを提供する。また、サービス制御部42は、認証処理部41によって実行された認証結果に応じて、貸出サービスを提供するメニュー画面を表示部22に表示させる。
なお、上述した取得情報には、例えば、利用者又は利用者が所属するグループを識別する利用者識別情報(例えば、「利用者ID」又は「グループID」)が含まれている。サービス制御部42は、外部通信部23を介して携帯機器3から、又は、操作部21を介して利用者から、上述した取得情報を取得し、取得した取得情報を認証処理部41に出力して、認証処理を実行させる。
また、サービス制御部42は、認証処理部41が取得した貸出サービスのリスト(サービス識別情報のリスト)に対応する貸出サービスを提供する。具体的に、サービス制御部42は、取得したサービス識別情報のリストに基づいて、利用可能な貸出サービスの選択メニュー画面を表示部22に表示させる。そして、サービス制御部42は、操作部21を介して選択された貸出サービスを後述する貸出サービス処理部44に実行させる。なお、取得したサービス識別情報が1つである場合には、サービス制御部42は、利用可能な貸出サービスの選択メニュー画面を表示部22に表示させずに、貸出サービス処理部44に実行させるようにしてもよい。
また、認証結果にサービス識別情報が存在しない場合には、サービス制御部42は、認証失敗と判定し、例えば、利用可能な貸出サービスがない旨のメッセージを表示部22に表示させた後、初期メニュー画面を表示部22に表示させる。
このように、サービス制御部42は、管理サーバ装置50の利用者情報記憶部523に、取得情報に含まれる利用者識別情報と一致する貸出利用者情報が記憶されている場合に、当該貸出利用者情報に含まれるサービス識別情報に対応する貸出サービスを提供する。
通常サービス処理部43は、初期メニュー画面から操作部21を介して利用者により選択された通常サービスを実行する。通常サービスとしては、例えば、コピー(原稿複写)、文書プリント、画像プリント、ファクシミリ、スキャナ利用、ネットワークプリントなどがある。
貸出サービス処理部44は、サービス制御部42からの指示に基づいて、サービス制御部42から指定された貸出サービスを実行する。貸出サービス処理部44は、例えば、サービス制御部42から指定されたサービス識別情報に対応する「プログラムID」を管理サーバ装置50のサービス記憶部521から取得する。そして、貸出サービス処理部44は、プログラム記憶部31に記憶されているアプリケーションプログラムのうち、取得した「プログラムID」に対応するアプリケーションプログラムを実行させて、貸出サービスを実行させる。
課金処理部45は、貸出サービスの利用状況に応じて、当該貸出サービスの利用料金を課金する。ここで、利用状況には、例えば、利用枚数、利用回数、利用時間、プリントの場合は用紙及びプリントの種類、などの利用条件が含まれる。課金処理部45は、例えば、管理サーバ装置50のサービス記憶部521から、サービス制御部42によって提供される貸出サービスに対応する「貸出料金情報」を取得し、取得した「貸出料金情報」に基づいて、当該貸出サービスの利用料金を課金する。すなわち、課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが供給された場合に、サービス制御部42から指定されたサービス識別情報に対応する「貸出料金情報」を、サービス記憶部521から取得する。そして、課金処理部45は、取得した「貸出料金情報」に基づいて、図7に示すように、利用料金を契約者(利用者又はグループ)ごとに課金する。
また、課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが供給された場合に、当該貸出サービスの利用料金を課金するとともに、履歴情報を管理サーバ装置50の履歴記憶部526に記憶させる。この履歴情報は、貸出サービスを利用した利用明細の作成、貸出サービスの利用回数制限、貸出サービスの利用のトラッキング(利用追跡)などに利用される。
次に、上述した「通常サービス」及び「貸出サービス」の詳細について説明する。
通常サービスとは、例えば、画像形成装置10の表示部22に表示される初期メニュー画面において利用者が選択することにより、提供されるサービスのことである。通常サービスは、予めデフォルトにより設定されている標準的なサービスであり、予め定められた所定の料金を使用毎に支払うことにより提供される。
具体的に、通常サービスは、初期メニュー画面で選択可能な、例えば、コピー(原稿複写)、文書プリント、画像プリント、ファクシミリ、スキャナ利用、ネットワークプリントなどである。
また、貸出サービスは、画像形成装置10が有する機能(機能部)の一部又は全部を、利用者に貸し出すサービスであり、通常サービスとは異なり初期メニュー画面にはないサービスである。すなわち、貸出サービスは、初期メニュー画面から選択しない付加サービス(オプションサービス)であって、例えば、操作部21の特殊な操作、又は携帯機器3を外部通信部23に接続するなどして、認証処理を行った後に提供される付加サービスである。貸出サービスにおいて、貸し出す機能(機能部)は、貸出サービスごとに、予め選択されており、貸出サービスは、複数の機能(機能部)を組み合わせて利用するものであってもよい。すなわち、貸出サービスは、カスタマイズされた独自のサービスである。なお、貸出サービスは、後から追加、削除、変更が可能な付加サービスである。
具体的な貸出サービスの例としては、例えば、企業4に所属する利用者が、NFCインターフェースを備える携帯機器3であるスマートフォンを外部通信部23にかざすことで、画像形成装置10のプリンタ機能やスキャナ機能を貸し出すサービスなどである。この場合、利用者は、企業4が有する情報サーバ装置60との通信可能になり、例えば、企業4にいる場合と同様の感覚で画像形成装置10を利用することが可能になる。この場合、例えば、情報サーバ装置60に記憶されている文書を企業4から当該画像形成装置10にプリントさせたり、スキャナ部12から読み込んだ画像データを情報サーバ装置60に記憶させたりすることが可能になる。また、この場合、貸出サービスは、例えば、企業4において普段使用している複合機(MFP)のメニュー画面に、画像形成装置10をカスタマイズするようにしてもよい。このようにすることで、利用者は、コピー(原稿複写)、スキャナなど、普段使用している複合機と同様の操作方法で、コンビニに設置されている画像形成装置10を使用することが可能になる。
次に、図面を参照して、本実施形態による画像形成装置10及び情報処理システム1の動作について説明する。
図8は、第1の実施形態における貸出サービスの提供処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、まず、画像形成装置10の制御部40は、初期メニュー画面を表示部22に表示させ、初期メニュー画面によるサービスの選択があるか否かを判定する(ステップS101)。すなわち、制御部40は、操作部21の操作によって、初期メニュー画面に表示されている通常サービスが選択されたか否かを判定する。制御部40は、初期メニュー画面に表示されている通常サービスが選択された場合(ステップS101:YES)に、処理をステップS102に進める。また、制御部40は、初期メニュー画面に表示されている通常サービスが選択されていない場合(ステップS101:NO)に、処理をステップS103に進める。
ステップS102おいて、制御部40は、選択された通常サービスを提供する。すなわち、制御部40は、選択された通常サービスを通常サービス処理部43に実行させる。また、制御部40は、通常サービス処理部43に実行させた通常サービスが終了した後に、処理をステップS101に戻す。
また、ステップS103おいて、制御部40は、外部通信部23に対する接続あるか否かを判定する。制御部40は、例えば、外部通信部23に携帯機器3が接続されたか否かを判定する。制御部40は、外部通信部23に対する接続ある場合(ステップS103:YES)に、処理をステップS104に進める。また、制御部40は、外部通信部23に対する接続ない場合(ステップS103:NO)に、処理をステップS105に進める。
ステップS104において、制御部40のサービス制御部42は、外部通信部23が利用者識別情報を受信したか否かを判定する。サービス制御部42は、例えば、外部通信部23を介して取得情報を取得し、取得した取得情報に利用者識別情報が含まれているか否かを判定する。サービス制御部42は、外部通信部23が利用者識別情報を受信した場合(ステップS104:YES)に、処理をステップS107に進める。また、サービス制御部42は、外部通信部23が利用者識別情報を受信していない場合(ステップS104:NO)に、処理をステップS101に戻す。
また、ステップS105において、制御部40は、操作部21が特殊操作を受け付けたか否かを判定する。ここで、特殊操作とは、例えば、操作部21のキーを複数同時に押下したり、特別な順序で操作したり、などである。制御部40は、操作部21が特殊操作を受け付けた場合(ステップS105:YES)に、処理をステップS106に進める。また、制御部40は、操作部21が特殊操作を受け付けていない場合(ステップS105:NO)に、処理をステップS101に戻す。
ステップS106において、サービス制御部42は、操作部21が利用者識別情報を受け付けたか否かを判定する。サービス制御部42は、例えば、操作部21を介して取得情報を取得し、取得した取得情報に利用者識別情報が含まれているか否かを判定する。サービス制御部42は、操作部21が利用者識別情報を受け付けた場合(ステップS106:YES)に、処理をステップS107に進める。また、サービス制御部42は、操作部21が利用者識別情報を受け付けていない場合(ステップS106:NO)に、処理をステップS101に戻す。
ステップS107において、制御部40の認証処理部41は、取得した利用者識別情報を含む認証情報を、管理サーバ装置50に送信する。すなわち、認証処理部41は、サービス制御部42が操作部21又は外部通信部23を介して取得した取得情報を含む認証情報を、ネットワーク通信部18を介して管理サーバ装置50に送信させる。
次に、認証処理部41は、認証結果を取得する(ステップS108)。すなわち、認証処理部41は、ネットワーク通信部18が管理サーバ装置50から受信した取得情報に基づく認証結果を取得する。なお、認証結果には、認証が成功した場合には、取得した利用者識別情報に対応する利用者が利用可能な貸出サービスを示すサービス識別情報が含まれている。
次に、サービス制御部42は、提供可能な貸出サービスがあるか否かを判定する(ステップS109)。サービス制御部42は、例えば、認証処理部41が取得した認証結果にサービス識別情報が含まれているか否かにより、提供可能な貸出サービスがあるか否かを判定する。サービス制御部42は、提供可能な貸出サービスがある場合(ステップS109:YES)に、処理をステップS110に進める。また、サービス制御部42は、提供可能な貸出サービスがない場合(ステップS109:NO)に、処理をステップS112に進める。
ステップS110において、サービス制御部42は、提供可能な貸出サービスのメニュー画面を表示する。すなわち、サービス制御部42は、提供可能な貸出サービスを貸出サービス処理部44に実行させる。サービス制御部42は、例えば、提供可能な貸出サービスのサービス識別情報に対応する「プログラムID」を、管理サーバ装置50のサービス記憶部521から取得する。そして、貸出サービス処理部44は、プログラム記憶部31に記憶されているアプリケーションプログラムのうち、取得した「プログラムID」に対応するアプリケーションプログラムを実行させて、貸出サービスを実行させる。貸出サービス処理部44は、アプリケーションプログラムに従って、当該貸出サービスのメニュー画面を表示部22に表示させる。
なお、提供可能な貸出サービスが複数ある場合には、サービス制御部42は、複数の提供可能な貸出サービスのうちから、利用者に提供する貸出サービスを選択するための選択メニュー画面を表示部22に表示させるようにしてもよい。
次に、貸出サービス処理部44は、メニュー画面の操作に応じて貸出サービスを提供する(ステップS111)。貸出サービス処理部44は、ステップS111における貸出サービスの処理後に、処理をステップS101に戻す。
また、ステップS112において、サービス制御部42は、提供可能な貸出サービスがないことを表示する。すなわち、サービス制御部42は、例えば、提供可能な貸出サービスがないことを示すメッセージを表示部22に表示させる。サービス制御部42は、ステップS112の処理後に、処理をステップS101に戻す。
次に、図9を参照して、本実施形態における課金処理について説明する。
図9は、本実施形態における課金処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、まず、画像形成装置10の課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが提供されたか否かを判定する(ステップS201)。課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが提供された場合(ステップS201:YES)に、処理をステップS202に進める。また、課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが提供されていない場合(ステップS201:NO)に、処理をステップS201に戻す。
ステップS202において、課金処理部45は、貸出サービスのサービス識別情報に対応する貸出料金情報を取得する。すなわち、課金処理部45は、サービス制御部42によって提供された貸出サービスのサービス識別情報(サービス制御部42から指定されたサービス識別情報)に対応する「貸出料金情報」を、管理サーバ装置50のサービス記憶部521から取得する。
次に、課金処理部45は、貸出料金情報に基づいて、利用者(契約者)ごとに課金する(ステップS203)。課金処理部45は、例えば、貸出サービス処理部44から、貸出サービスの利用状況を示す情報(例えば、利用回数など)を取得する。課金処理部45は、貸出サービス処理部44から取得した利用状況を示す情報と、サービス記憶部521から取得した「貸出料金情報」に基づいて、利用料金を契約者(利用者又はグループ)ごとに課金する。
次に、課金処理部45は、課金した課金情報を管理サーバ装置50の課金記憶部525に記憶させる(ステップS205)。課金処理部45は、例えば、図7に示すように、「契約者情報」(ここでは、取得した利用者識別情報)と、「貸出サービスID」(サービス識別情報)と、「課金額」とを対応付けた課金情報を課金記憶部525に記憶させる。
次に、課金処理部45は、履歴情報を管理サーバ装置50の履歴記憶部526に記憶させる(ステップS205)。課金処理部45は、少なくとも「貸出サービスID」(サービス識別情報)と、当該貸出サービスの利用日時を示す利用日時情報と、当該利用日時に当該貸出サービスによって課金された利用料金を示す利用料金情報とを関連付けた履歴情報を履歴記憶部526に記憶させる。課金処理部45は、ステップS205の処理後に、処理をステップS201に戻す。
次に、図10を参照して、本実施形態における情報処理システム1の動作の具体例について説明する。
図10は、本実施形態における情報処理システム1の動作の一例を説明する図である。
図10において、ユーザU1は、貸出サービスを利用する利用者を示している。また、「契約企業A」、「契約企業B」、及び「契約企業C」はそれぞれ貸出サービスを契約している企業4を示している。
なお、契約内容は、各企業により異なる内容になっている。例えば、「契約企業A」は、コピーの貸出サービスの利用料金が10円、ファクスの貸出サービスの利用なし、プリントの貸出サービスの利用料金が20円とする契約をしている。また、「契約企業B」は、コピーの貸出サービスの利用料金が8円、ファクスの貸出サービスの利用料金が15円、プリントの貸出サービスの利用料金が18円とする契約をしている。また、「契約企業C」は、コピーの貸出サービスの利用料金が8円、ファクスの貸出サービスの利用料金が13円、プリントの貸出サービスの利用料金が15円とする契約をしている。
これらの契約内容は、契約情報として、管理サーバ装置50の契約情報記憶部524に記憶されている。
図10に示すように、(1)ユーザU1は、例えば、コンビニなどの店舗2に行き、店舗2に設置されている画像形成装置10により貸出サービスを使用する。なお、ここでの貸出サービスは、使用時に支払いを行わない後課金とする。画像形成装置10は、上述した図8及び図9に示す貸出サービスの提供処理及び課金処理を実行する。
次に、(2)画像形成装置10は、管理サーバ装置50に貸出サービスの利用履歴を、ネットワークNTを介して送信する。すなわち、画像形成装置10は、履歴記憶部526に利用履歴(履歴情報)を記憶させる。
また、(3)管理サーバ装置50は、課金処理を行う。すなわち、画像形成装置10は、例えば、契約者(利用者又は利用者が所属するグループ)ごとに利用料金を課金し、管理サーバ装置50の課金記憶部525に記憶させる。
次に、(4)管理サーバ装置50は、契約に基づいて、例えば、ユーザU1の企業4(契約企業)に、利用料金を請求する。
次に、(5)企業4(契約企業)が、契約に基づいて、利用料金を管理サーバ装置50に支払い、(6)管理サーバ装置50は、利用料金を店舗2に支払う。
このように、本実施形態における情報処理システム1では、ユーザU1が、店舗2の画像形成装置10を利用することで、契約内容に基づいて貸出サービスが提供され、倹約内容に応じて利用料金が課金される。また、課金された利用料金は、企業4(契約企業)から管理サーバ装置50を介して店舗2に支払われる。
なお、本実施形態による情報処理システム1では、契約情報記憶部524に記憶された契約情報に基づいて、契約者(利用者又はグループ)ごとに異なる利用料金により課金することができる。ここで、契約者ごとに、利用料金が異なるのは、貸出サービスの機能の限定や利用数量(ボリュームディスカウント)などを考慮して、個別に契約されているためである。
次に、図11を参照して、本実施形態の画像形成装置10による貸出サービスの提供する際の表示例について説明する。
図11は、第1の実施形態における画像形成装置10のメニュー画面の表示例を示す図である。
図11(a)は、画像形成装置10における通常サービスを提供する初期メニュー画面(画像G1)の一例を示している。ここで示す例では、画像形成装置10は、通常サービスとして、“コピー”、“ファックス”、“写真サービス”、“プリントサービス”、“スキャンサービス”、及び“行政サービス”を表示部22に表示する。
また、図11(b)は、画像形成装置10における貸出サービスを提供するメニュー画面(画像G2)の一例を示している。画像形成装置10は、図8に示すような認証処理を実行した後に、図8のステップS110において、画像G2に示すようなメニュー画面を表示部22に表示する。なお、この図に示す例では、利用者が、契約している貸出サーバビスが、コピー”、“写真サービス”、“プリントサービス”、及び“スキャンサービス”であり、画像形成装置10は、画像G2に示すように、提供可能な貸出サービスのみを表示部22に表示する。
また、図11(c)は、画像形成装置10における貸出サービスを提供するメニュー画面(画像G3)の別の一例を示している。この場合、画像形成装置10は、貸出サービスとともに、通常サービスを、異なる表示形態(例えば、表示を薄くするなど)により表示させる。このように、画像形成装置10のサービス制御部42は、取得情報に基づく認証を必要とせずに提供されるサービスうち、貸出サービスによって提供されないサービスを、貸出サービスとは異なる表示形態でメニュー画面に表示させる。
なお、図11(c)に示す例では、“ファックス”及び“行政サービス”が契約されている貸出サービスとは異なる通常サービスであり、利用者は、画像形成装置10に直接入金することにより、通常サービスを利用することが可能である。このように、画像形成装置10貸出サービスとして契約していないサービスを異なる表示形態により表示し、利用可能になることで、現在契約していない貸出サービスの新たな契約に繋がる可能性を高めることができる。
また、上述した図11に示す貸出サービスを提供するメニュー画面の表示例では、初期メニュー画面を流用して生成する例を説明したが、初期メニュー画面と異なる表示形態のメニュー画面としてもよい。また、貸出サービスは、通常サービスとは異なる機能の組み合せたサービスを実行するものであってもよい。
以上説明したように、本実施形態による画像形成装置10(情報処理装置の一例)は、情報の入出力に関する複数の機能部と、サービス制御部42とを備えている。サービス制御部42は、複数の機能部のうちの予め選択された少なくとも一部を利用者に貸し出す貸出サービスを、取得した取得情報に基づく認証結果に応じて提供する。すなわち、サービス制御部42は、貸出サービスを提供するメニュー画面を、取得した取得情報に基づく認証結果に応じて表示部22に表示させる。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、初期メニュー画面にない貸出サービスを利用者に提供することが可能になるため、例えば、店舗に設置された場合に、提供されるサービスを柔軟に変更することができる。よって、本実施形態による画像形成装置10は、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態による画像形成装置10は、取得情報を携帯機器3(例えば、ICカード、USBメモリ、携帯電話など)から取得する外部通信部23を備えている。サービス制御部42は、外部通信部23を介して携帯機器3から取得した取得情報に基づく認証結果に応じて、貸出サービスを提供する。すなわち、サービス制御部42は、携帯機器3から取得した取得情報に基づく認証結果に応じて、貸出サービスを提供するメニュー画面を表示部22に表示させる。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、例えば、利用者が携帯機器3を外部通信部23に接続することで、認証結果に応じた適切な貸出サービスを利用者に提供することができる。よって、本実施形態による画像形成装置10は、さらに利便性を向上させることができる。
また、本実施形態による画像形成装置10は、情報の入力を受け付ける操作部21を備えている。サービス制御部42は、操作部21を介して取得した取得情報に基づく認証結果に応じて、貸出サービスを提供する。すなわち、サービス制御部42は、操作部21を介して取得した取得情報に基づく認証結果に応じて、貸出サービスを提供するメニュー画面を表示部22に表示させる。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、例えば、利用者から操作部21を介して取得情報を取得することで、上述した携帯機器3などの特別な機器を用いずに、認証結果に応じた適切な貸出サービスを提供することができる。
また、本実施形態では、取得情報には、利用者を識別する利用者識別情報(例えば、「利用者ID」、「グループID」など)が含まれる。サービス制御部42は、少なくとも利用者識別情報と、貸出サービスを識別するサービス識別情報とを対応付けた貸出利用者情報を記憶する利用者情報記憶部523に、取得情報に含まれる利用者識別情報と一致する貸出利用者情報が記憶されている場合に、当該貸出利用者情報に含まれるサービス識別情報に対応する貸出サービスを提供する。すなわち、サービス制御部42は、利用者情報記憶部523に、取得情報に含まれる利用者識別情報と一致する貸出利用者情報が記憶されている場合に、当該貸出利用者情報に含まれるサービス識別情報に対応する貸出サービスを提供するメニュー画面を表示部22に表示させる。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、利用者(契約者)ごとに異なる貸出サービスを適切に提供することができる。
また、本実施形態による画像形成装置10は、ネットワークNTを介して通信するネットワーク通信部18と、認証処理部41とを備えている。認証処理部41は、ネットワーク通信部18に対して、取得情報を含む認証情報を、ネットワークNTに接続されている管理サーバ装置50(サーバ装置の一例)に送信させ、ネットワーク通信部18が管理サーバ装置50から受信した取得情報に基づく認証結果を取得する。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、管理サーバ装置50を利用した簡易な手段による認証処理が可能になり、適切な貸出サービスを提供することができる。
また、本実施形態では、サービス制御部42は、認証結果に応じて、提供可能な貸出サービスが複数存在する場合に、当該提供可能な貸出サービスを示す表示情報を表示部22に表示させる。
これにより、利用者は、提供可能な貸出サービスが複数存在する場合に、提供可能な貸出サービスを認識することができ、例えば、複数の提供可能な貸出サービスのうちから、貸出サービスを選択することができる。
また、本実施形態による情報処理システム1は、複数の機能部とサービス制御部42とを備える画像形成装置10と、管理サーバ装置50とを備えている。管理サーバ装置50は、取得情報を含む認証情報を画像形成装置10から受信し、当該取得情報に基づく認証結果を画像形成装置10に送信する。画像形成装置10のサービス制御部42は、複数の機能部のうちの予め選択された少なくとも一部を利用者に貸し出す貸出サービスを、取得した取得情報に基づく認証結果に応じて提供する。
これにより、本実施形態による情報処理システム1は、上述した画像形成装置10と同様に、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、画像形成装置10は、情報の入出力に関する複数の機能部と、サービス制御部42と、課金処理部45とを備えている。サービス制御部42は、複数の機能部のうちの予め選択された少なくとも一部を利用者に貸し出す貸出サービスを提供する。課金処理部45は、貸出サービスの利用状況に応じて、当該貸出サービスの利用料金を課金する。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、初期メニュー画面にない貸出サービスの利用に対して、適切に課金することができる。
また、本実施形態では、課金処理部45は、少なくとも貸出サービスを識別するサービス識別情報と、当該貸出サービスの貸出料金を示す貸出料金情報とを対応付けて記憶するサービス記憶部521から、サービス制御部42によって提供される貸出サービスに対応する貸出料金情報を取得し、取得した貸出料金情報に基づいて、当該貸出サービスの利用料金を課金する。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、例えば、利用料金が異なる貸出サービスの利用に対しても、それぞれの貸出サービスに対応した適切な課金をすることができる。
また、本実施形態では、課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが供給された場合に、当該貸出サービスの利用料金を課金するとともに、履歴情報を履歴記憶部526に記憶させる。ここで、履歴情報は、例えば、少なくとも貸出サービスを識別するサービス識別情報と、当該貸出サービスの利用日時を示す利用日時情報と、当該利用日時に当該貸出サービスによって課金された利用料金を示す利用料金情報とを関連付けた情報である。
これにより、本実施形態による情報処理システム1は、貸出サービスを利用した利用明細の作成することが可能になる。また、本実施形態による情報処理システム1は、貸出サービスの利用状況を正確に把握することができるので、例えば、貸出サービスの利用回数制限、貸出サービスの利用のトラッキング(利用追跡)などが可能になる。
また、本実施形態では、サービス制御部42は、取得情報に基づく認証を必要とせずに提供されるサービスうち、貸出サービスによって提供されないサービスを、貸出サービスとは異なる表示形態でメニュー画面に表示させてもよい。
これにより、利用者は、貸出サービス以外のサービスも利用可能になるので、本実施形態による画像形成装置10は、さらに利便性を向上させることができる。また、本実施形態による画像形成装置10は、契約していないサービスを利用者に認知してもらうことが可能になり、貸出サービスの新規契約の動機づけとすることができる。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照して、第2の実施形態による画像形成装置10(情報処理装置)及び情報処理システム1について説明する。
上述した第1の実施形態では、利用者又は携帯機器3から取得する取得情報に、利用者識別情報が含まれる例を説明したが、本実施形態では、取得情報に、利用者識別情報及びサービス識別情報が含まれる場合の一例について説明する。
本実施形態による情報処理システム1の構成は、図1~図7を参照して説明した第1の実施形態の構成と同様であるので、ここではその説明を省略する。
なお、本実施形態による画像形成装置10及び情報処理システム1は、サービス制御部42及び課金処理部45の処理が異なる点を除いて、第1の実施形態と同様である。
本実施形態によるサービス制御部42は、取得情報に含まれる利用者識別情報及びサービス識別情報と一致する貸出利用者情報が利用者情報記憶部523に記憶されている場合に、当該貸出利用者情報に含まれるサービス識別情報に対応する貸出サービスを提供する。
また、サービス制御部42は、管理サーバ装置50の装置情報記憶部522に記憶されている装置情報に基づいて、取得情報に基づく認証結果に応じて提供する貸出サービスが、自装置において提供可能であるか否かを判定する。サービス制御部42は、当該貸出サービスが提供可能である場合に、当該貸出サービスを示す情報を表示部22に表示させる。また、サービス制御部42は、当該貸出サービスが提供可能でない場合に、装置情報記憶部522に記憶されている装置情報に基づいて、当該貸出サービスが提供可能な他装置を抽出し、抽出した他装置が設置されている設置場所に関する情報(例えば、コンビニチェーン名や店舗名)を表示部22に表示させる。
また、本実施形態による課金処理部45は、サービス制御部42によって提供される貸出サービスと、当該貸出サービスを利用する契約者に対応する貸出料金情報を、管理サーバ装置50のサービス記憶部521から取得する。すなわち、課金処理部45は、例えば、携帯機器3又は利用者から取得した利用者識別情報、及びサービス制御部42によって提供される貸出サービスに対応する貸出料金情報を、サービス記憶部521から取得する。そして、課金処理部45は、取得した貸出料金情報に基づいて、当該貸出サービスの利用料金を利用者が契約者(利用者又はグループ)ごとに課金する。
次に、図12及び図13を参照して、本実施形態による画像形成装置10及び情報処理システム1の動作について説明する。
図12は、本実施形態における貸出サービスの提供処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、ステップS301からステップS303の処理は、図8に示すステップS101からステップS103の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。なお、ステップS303において、制御部40は、外部通信部23に対する接続かある場合(ステップS303:YES)に、処理をステップS304に進める。また、制御部40は、外部通信部23に対する接続かない場合(ステップS303:NO)に、処理をステップS305に進める。
ステップS304において、制御部40のサービス制御部42は、外部通信部23が利用者識別情報及びサービス識別情報を受信したか否かを判定する。サービス制御部42は、例えば、外部通信部23を介して取得情報を取得し、取得した取得情報に利用者識別情報及びサービス識別情報が含まれているか否かを判定する。サービス制御部42は、外部通信部23が利用者識別情報及びサービス識別情報を受信した場合(ステップS304:YES)に、処理をステップS307に進める。また、サービス制御部42は、外部通信部23が利用者識別情報及びサービス識別情報を受信していない場合(ステップS304:NO)に、処理をステップS301に戻す。
また、ステップS305において、制御部40は、上述した図8に示すステップS101と同様に、操作部21が特殊操作を受け付けたか否かを判定する。制御部40は、操作部21が特殊操作を受け付けた場合(ステップS305:YES)に、処理をステップS306に進める。また、制御部40は、操作部21が特殊操作を受け付けていない場合(ステップS305:NO)に、処理をステップS301に戻す。
ステップS306において、サービス制御部42は、操作部21が利用者識別情報及びサービス識別情報を受け付けたか否かを判定する。サービス制御部42は、操作部21が利用者識別情報及びサービス識別情報を受け付けた場合(ステップS306:YES)に、処理をステップS307に進める。また、サービス制御部42は、操作部21が利用者識別情報を受け付けていない場合(ステップS306:NO)に、処理をステップS301に戻す。
ステップS307において、制御部40の認証処理部41は、取得した利用者識別情報及びサービス識別情報を含む認証情報を、管理サーバ装置50に送信する。
次に、認証処理部41は、認証結果を取得する(ステップS308)。すなわち、認証処理部41は、ネットワーク通信部18が管理サーバ装置50から受信した取得情報に基づく認証結果を取得する。なお、管理サーバ装置50は、受信した認証情報に含まれる利用者識別情報及びサービス識別情報と一致する貸出利用者情報が利用者情報記憶部523に記憶されている場合に、認証処理が成功したものとする認証結果を送信する。すなわち、本実施形態による認証処理部41は、認証結果として、利用者識別情報に対応する利用者に対して、指定されたサービス識別情報に対応する貸出サービスを提供可能であるか否かの結果を取得する。
次に、サービス制御部42は、認証OK(認証成功)であるか否かを判定する(ステップS309)。サービス制御部42は、認証OKである場合(ステップS309:YES)に、処理をステップS311に進める。また、サービス制御部42は、認証OKでない場合(ステップS309:NO)に、処理をステップS310に進める。
ステップS310において、サービス制御部42は、提供可能な貸出サービスがないことを表示する。すなわち、サービス制御部42は、例えば、提供可能な貸出サービスがないことを示すメッセージを表示部22に表示させる。サービス制御部42は、ステップS310の処理後に、処理をステップS301に戻す。
また、ステップS311において、サービス制御部42は、貸出サービスが自装置で実行可能であるか否かを判定する。サービス制御部42は、例えば、管理サーバ装置50の装置情報記憶部522に記憶されている装置情報に基づいて、取得情報に基づく認証結果に応じて提供する貸出サービスが、自装置において提供可能であるか否かを判定する。すなわち、サービス制御部42は、例えば、装置情報記憶部522に記憶されている装置情報のうち、自装置の「装置ID」に対応する装置情報を検索し、当該装置情報に、指定された貸出サービスに対応するサービス識別情報が「可能サービスID」として記憶されているか否かを判定する。なお、装置情報記憶部522には、「コンビニチェーンID」及び「店舗ID」が記憶されており、サービス制御部42は、「コンビニチェーンID」及び「店舗ID」を含めて一致する場合(コンビニチェーンや店舗名が一致する場合)に、貸出サービスが自装置で実行可能であると判定してもよい。サービス制御部42は、貸出サービスが自装置で実行可能である場合(ステップS311:YES)に、処理をステップS312に進める。また、サービス制御部42は、貸出サービスが自装置で実行可能でない場合(ステップS311:NO)に、処理をステップS314に進める。
ステップS312及びステップS313の処理は、図8に示すステップS110及びステップS112の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
また、ステップS314において、サービス制御部42は、貸出サービスの提供可能な他装置の情報を取得する。サービス制御部42は、例えば、装置情報記憶部522に記憶されている装置情報のうちから、指定された貸出サービスが実行可能な装置情報を抽出し、当該装置情報に含まれる他装置の情報(例えば、「コンビニチェーンID」及び「店舗ID」など)を取得する。
次に、サービス制御部42は、貸出サービスの提供可能な他装置の情報を表示する(ステップS315)。すなわち、サービス制御部42は、取得した他装置の情報に基づく表示情報を表示部22に表示させる。サービス制御部42は、例えば、指定した貸出サービスの提供可能な、コンビニチェーン名(屋号)、店舗名などの情報を表示部22に表示させる。ステップS315の処理後に、サービス制御部42は、処理をステップS301に戻す。
次に、図13を参照して、本実施形態における課金処理について説明する。
図13は、本実施形態における課金処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、まず、画像形成装置10の課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが提供されたか否かを判定する(ステップS401)。課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが提供された場合(ステップS401:YES)に、処理をステップS402に進める。また、課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが提供されていない場合(ステップS401:NO)に、処理をステップS401に戻す。
ステップS402において、課金処理部45は、貸出サービスのサービス識別情報及び利用者識別情報(契約者識別情報)に対応する貸出料金情報を取得する。すなわち、課金処理部45は、サービス制御部42によって提供された貸出サービスのサービス識別情報及び利用者識別情報(サービス制御部42から指定されたサービス識別情報及び利用者識別情報)に対応する「貸出料金情報」を、管理サーバ装置50のサービス記憶部521から取得する。
続くステップS403からステップS405の処理は、図9に示すステップS203からステップS205の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態では、取得情報には、利用者識別情報(例えば、「利用者ID」又は「グループID」)と、さらにサービス識別情報(例えば、「貸出サービスID」)とが含まれる。本実施形態によるサービス制御部42は、取得情報に含まれる利用者識別情報及びサービス識別情報と一致する貸出利用者情報が利用者情報記憶部523に記憶されている場合に、当該貸出利用者情報に含まれるサービス識別情報に対応する貸出サービスを提供する。すなわち、サービス制御部42は、当該貸出利用者情報に含まれるサービス識別情報に対応する貸出サービスを提供するメニュー画面(例えば、下位のメニュー画面である操作画面など)を表示部22に表示させる。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、初期メニュー画面にない貸出サービスを予め指定(選択)して提供することができる。そのため、本実施形態による画像形成装置10は、さらに利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、サービス制御部42は、装置情報記憶部522に記憶されている装置情報に基づいて、取得情報に基づく認証結果に応じて提供する貸出サービスが、自装置において提供可能であるか否かを判定する。ここで、装置情報記憶部522は、少なくとも装置を識別する装置識別情報(例えば、「装置ID」)と、当該装置において提供可能な貸出サービスを示す可能サービス識別情報(例えば、「可能サービスID」)とを対応付けた装置情報を記憶する。サービス制御部42は、当該貸出サービスが提供可能である場合に、当該貸出サービスを示す情報を表示部22に表示させる。 これにより、本実施形態による画像形成装置10は、自装置が指定された貸出サービスを提供可能であるか否か判定した上で、適切に貸出サービスを提供することができる。本実施形態による画像形成装置10は、例えば、指定された貸出サービスの提供が装置の性能又は機能的に不可能であるなどハード的に不可能な場合などに、誤って貸出サービスを表示することを防止することができ、実行可能な貸出サービスを適切に提供することができる。
また、本実施形態では、サービス記憶部521は、さらにサービス識別情報と、利用可能な契約者を識別する契約者識別情報(利用者が所属するグループ又は当該利用者を識別する利用者識別情報)とを対応付けて記憶する。課金処理部45は、サービス制御部42によって提供される貸出サービスと、当該貸出サービスを利用する契約者に対応する貸出料金情報を、サービス記憶部521から取得する。課金処理部45は、取得した貸出料金情報に基づいて、当該貸出サービスの利用料金を契約者(利用者)ごとに課金する。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、契約者(利用者又は利用者が所属するグループ)ごとに、課金契約(課金条件)が異なる場合であっても、貸出サービスの利用に対して、適切に課金することができる。また、本実施形態による画像形成装置10は、例えば、同一の貸出サービスに対して、契約者ごとに異なる課金設定を行うことが可能になる。
また、本実施形態では、課金処理部45は、携帯機器3又は利用者から契約者識別情報(利用者識別情報)を取得し、サービス制御部42によって提供される貸出サービス、及び取得した契約者識別情報に対応する貸出料金情報を、サービス記憶部521から取得する。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、例えば、契約者(利用者)ごとに異なる貸出料金情報を、簡易な手段により確実に取得することができる。よって、本実施形態による画像形成装置10は、契約者(利用者又は利用者が所属するグループ)ごとに、課金契約(課金条件)が異なる場合であっても、貸出サービスの利用に対して、簡易な手段により適切に課金することができる。
[第3の実施形態]
次に、図面を参照して、第3の実施形態による画像形成装置10(情報処理装置)及び情報処理システム1について説明する。
上述した第2の実施形態では、画像形成装置10が、貸出サービスに対して、契約者ごとに異なる課金を可能にする例を説明したが、本実施形態では、さらに、課金種別が異なる場合に対応する一例について説明する。
本実施形態による情報処理システム1の構成は、サービス記憶部521及び契約情報記憶部524のデータ構成と、課金処理部45の処理とが異なる点を除いて、上述した第2の実施形態と同様である。
本実施形態のよるサービス記憶部521は、さらに貸出料金情報と、貸出料金の種類を示す課金種別情報とを対応付けて記憶する。例えば、サービス記憶部521は、図14に示すように、「貸出サービスID」と、「サービス名称」と、「プログラムID」と、「貸出可能契約者情報」と、「課金種別」と、「貸出料金情報」とを対応付けた貸出サービス情報を記憶する。
図14は、本実施形態におけるサービス記憶部521のデータ例を示す図である。
ここで、「課金種別」は、貸出料金の種類を示す課金種別情報であり、例えば、固定料金、従量制、固定料金と従量制との組合せなどである。
図14に示す例では、例えば、「貸出サービスID」の“S0001”に対して、「課金種別」が“従量”であり、“S0003”に対して、「課金種別」が“固定”であることを示している。
本実施形態のよる契約情報記憶部524は、例えば、図15に示すように、「契約ID」と、「契約者情報」と、「貸出サービスID」と、「課金種別」と、「適用料金」とを対応付けた契約情報を記憶する。
図14は、本実施形態における契約情報記憶部524のデータ例を示す図である。
例えば、図14に示す例では、例えば、同じ“S0001”に対して、「契約者情報」が“G02”である場合には、「課金種別」が“固定”であり、契約者情報」が“U0001”である場合には、「課金種別」が“従量”であることを示している。なお、契約情報記憶部524の契約情報が追加、削除、又は変更された場合には、サーバ制御部51は、当該追加、削除、又は変更に合わせて、サービス記憶部521の記憶内容を変更する。
本実施形態のよる課金処理部45は、サービス記憶部521から、サービス制御部42によって提供される貸出サービスに対応する貸出料金情報及び課金種別情報(例えば、「課金種別」)を取得する。課金処理部45は、取得した貸出料金情報及び課金種別情報に基づいて、当該貸出サービスの利用料金を課金する。課金処理部45は、例えば、「課金種別」が“従量”(従量制)である場合には、利用枚数、利用回数、利用時間などの利用状況に応じて課金する。また、例えば、「課金種別」が“固定”(固定料金)である場合には、利用枚数、利用回数、利用時間などによらずに、週単位、月単位、年単位などの「適用料金」の適用条件に応じて課金する。
次に、図16を参照して、本実施形態による画像形成装置10及び情報処理システム1の動作について説明する。
図16は、本実施形態における課金処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、まず、画像形成装置10の課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが提供されたか否かを判定する(ステップS501)。課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが提供された場合(ステップS501:YES)に、処理をステップS502に進める。また、課金処理部45は、サービス制御部42によって貸出サービスが提供されていない場合(ステップS501:NO)に、処理をステップS501に戻す。
ステップS502において、課金処理部45は、貸出サービスのサービス識別情報及び利用者識別情報(契約者識別情報)に対応する貸出料金情報及び課金種別情報を取得する。すなわち、課金処理部45は、サービス制御部42によって提供された貸出サービスのサービス識別情報及び利用者識別情報(サービス制御部42から指定されたサービス識別情報及び利用者識別情報)に対応する「貸出料金情報」及び「課金種別」を、管理サーバ装置50のサービス記憶部521から取得する。
次に、課金処理部45は、取得した貸出料金情報及び課金種別情報に基づいて、契約者(利用者)ごとに課金する(ステップS503)。
続くステップS504及びステップS505の処理は、図13に示すステップS404及びステップS405の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態では、サービス記憶部521は、さらに貸出料金情報と、貸出料金の種類を示す課金種別情報(例えば、「課金種別」)とを対応付けて記憶する。課金処理部45は、サービス記憶部521から、サービス制御部42によって提供される貸出サービスに対応する貸出料金情報及び課金種別情報を取得する。課金処理部45は、取得した貸出料金情報及び課金種別情報に基づいて、当該貸出サービスの利用料金を課金する。 これにより、本実施形態による画像形成装置10は、貸出サービスの利用に対して、様々な貸出料金の種類に対応して適切に課金することができる。本実施形態による画像形成装置10は、例えば、ある金額までが従量制であり、当該金額に達した場合に固定金額となるような複雑が課金契約に対しても、適切に課金することができる。
[第4の実施形態]
次に、図面を参照して、第4の実施形態による画像形成装置10a(情報処理装置)及び情報処理システム1aについて説明する。
貸出サービスでは、画像形成装置10aが設置している設置者(店舗2又はコンビニチェーンなど)と、システム提供者(システムメーカなど)と、貸出サービスを実行させるアプリケーションプログラムの作成者(サービス開発者など)とがそれぞれ異なる場合がある。このような場合には、貸出サービスを利用した利用料金は、例えば、設置者、システム提供者、サービス開発者などに配分することが考えられる。本実施形態では、このような場合に対応する一例について説明する。
図17は、本実施形態による情報処理システム1aの一例を示すブロック図である。
図17に示すように、情報処理システム1aは、画像形成装置10aと、管理サーバ装置50aとを備えている。
なお、本実施形態による画像形成装置10aの外観図は、図2に示す画像形成装置10と同様である。
画像形成装置10a(情報処理装置の一例)は、原稿搬送部11と、スキャナ部12と、画像処理部13と、プログラム管理部14と、給紙部15と、画像形成部16と、排紙部17と、ネットワーク通信部18と、操作パネル部20と、記憶部30と、制御部40aとを備えている。制御部40aは、認証処理部41と、サービス制御部42と、通常サービス処理部43と、貸出サービス処理部44と、課金処理部45と、配分処理部46とを備えている。
また、管理サーバ装置50a(サーバ装置の一例)は、サーバ制御部51と、サーバ記憶部52aと、ネットワーク通信部53とを備えている。サーバ記憶部52aは、サービス記憶部521と、装置情報記憶部522と、利用者情報記憶部523と、契約情報記憶部524と、課金記憶部525と、履歴記憶部526と、配分情報記憶部527と、配分金記憶部528とを備えている。
なお、図17において、図1に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、画像形成装置10aが、制御部40aの配分処理部46を備え、管理サーバ装置50aが、サーバ記憶部52aの配分情報記憶部527及び配分金記憶部528を備える点が、上述し第1~3の実施形態と異なる。
配分情報記憶部527は、少なくとも貸出サービスを識別するサービス識別情報と、当該貸出サービスの貸し出し料金の配分に関する配分情報とを対応付けて記憶する。配分情報記憶部527は、例えば、図18に示すように、「貸出サービスID」と、「配分情報」とを対応付けて記憶する。
図18は、本実施形態における配分情報記憶部527のデータ例を示す図である。
ここで、「貸出サービスID」は、貸出サービスを識別する識別情報であり、「配分情報」は、貸出サービスの貸し出し料金の配分に関する配分情報を示している。また、「配分情報」には、例えば、「設置者情報」及び当該「配分率」と、「システム提供者ID」及び当該「配分率」と、「サービス開発者ID」及び当該「配分率」とが含まれる。
「設置者情報」は、画像形成装置10aを設置している業者を示す情報であり、例えば、「コンビニチェーンID」などである。また、「システム提供者ID」は、画像形成装置10a又は情報処理システム1aを提供しているシステム提供者(提供企業)を識別する識別情報である。また、「サービス開発者ID」は、貸出サービスを開発した開発者(開発企業)を識別する識別情報である。また、「配分率」は、貸出サービスの貸し出し料金の配分率を示している。
図18に示す例では、例えば、「貸出サービスID」が“S0001”である貸出サービスは、「設置者情報」が“FC01”の設置者に対して“30%”、「システム提供者ID」が “CP001”のシステム提供者に対して“30%” 「サービス開発者ID」が “DEV01”のシステム提供者に対して“40%”であることを示している。
なお、配分情報記憶部527には、図18に示すように、情報処理システム1aに登録されている複数の貸出サービス情報に対して配分情報が予め記憶されているものとする。
図17の説明に戻り、配分金記憶部528は、貸出サービスに対する課金情報を配分先ごとに記憶する。配分金記憶部528は、例えば、図19に示すように、「配分者情報」(配分先情報)と、「配分金総額」とを対応付けて記憶する。
図19は、本実施形態における配分金記憶部528のデータ例を示す図である。
例えば、図19に示す例では、「配分者情報」の「設置者」である“FC01”には、「配分金総額」が“10000円”配分(課金)されていることを示している。
再び、図17の説明に戻り、配分処理部46は、管理サーバ装置50aの配分情報記憶部527から、サービス制御部42によって提供される貸出サービスに対応する配分情報を取得する。配分処理部46は、取得した配分情報に基づいて、課金された当該利用料金を当該貸出サービスに関係する複数の配分先(例えば、設置者、システム提供者、サービス開発者など)に配分する。そして、配分処理部46は、分配金を管理サーバ装置50aの配分金記憶部528に記憶させる。すなわち、配分処理部46は、例えば、「配分者情報」(配分先情報)と、「配分金総額」とを対応付けて記憶する。
次に、図20を参照して、本実施形態による画像形成装置10a及び情報処理システム1aの動作について説明する。
図20は、本実施形態における課金処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、ステップS601からステップS605までの処理は、上述した図9に示すステップS201からステップS205までの処理と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS606において、配分処理部46は、貸出サービスのサービス識別情報に対応する配分情報を取得する。すなわち、配分処理部46は、管理サーバ装置50aの配分情報記憶部527から、サービス制御部42によって提供される「貸出サービスID」に対応する「配分情報」を取得する。
次に、配分処理部46は、取得した配分情報に基づいて利用料金を配分し、配分金記憶部528に記憶させる(ステップS607)。配分処理部46は、図19に示すように、「配分者情報」(配分先情報)と、「配分金総額」とを対応付けて、配分金記憶部528に記憶させる。ステップS607の処理後に、配分処理部46は、処理をステップS601に戻す。
以上説明したように、本実施形態による画像形成装置10aは、配分処理部46を備えている。配分処理部46は、配分情報記憶部527から、サービス制御部42によって提供される貸出サービスに対応する配分情報を取得し、取得した配分情報に基づいて、課金された当該利用料金を当該貸出サービスに関係する複数の配分先に配分する。なお、配分情報記憶部527は、少なくとも貸出サービスを識別するサービス識別情報と、当該貸出サービスの貸し出し料金の配分に関する配分情報とを対応付けて記憶する。
これにより、本実施形態による画像形成装置10aは、例えば、貸出サービスに応じて、利用料金の配分を変更することができる。また、本実施形態による画像形成装置10aは、貸出サービスに関係する複数の配分先に対して、適切に利用料金を配分することができる。
[第5の実施形態]
次に、図面を参照して、第5の実施形態による画像形成装置10a(情報処理装置)及び情報処理システム1aについて説明する。
上述した第4の実施形態において、画像形成装置10a及び情報処理システム1aが貸出サービスを利用した利用料金を、例えば、設置者、システム提供者、サービス開発者などに配分する場合の例を説明したが、本実施形態ではさらに、地域ごとに異なる配分率により配分する場合の一例を説明する。
本実施形態による配分情報記憶部527は、装置が設置されている設置場所に関する情報と、サービス識別情報と、配分情報とを対応付けて記憶する。配分情報記憶部527は、例えば、図21に示すように、「地域情報」と、「貸出サービスID」と、「配分情報」とを対応付けて記憶する。
図21は、本実施形態における配分情報記憶部527のデータ例を示す図である。
ここで、「地域情報」は、装置が設置されている設置場所に関する情報の一例であり、例えば、所定の地域を示すエリア情報などである。
次に、図22を参照して、本実施形態による画像形成装置10a及び情報処理システム1aの動作について説明する。
図22は、本実施形態における課金処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、ステップS701からステップS705までの処理は、上述した図21に示すステップS601からステップS605までの処理と同様であるので、その説明を省略する。
ステップS706において、配分処理部46は、貸出サービスのサービス識別情報及び地域情報に対応する配分情報を取得する。すなわち、配分処理部46は、管理サーバ装置50aの配分情報記憶部527から、サービス制御部42によって提供される「貸出サービスID」、及び自装置が設置さている「地域情報」に対応する「配分情報」を取得する。
次に、配分処理部46は、取得した配分情報に基づいて利用料金を配分し、配分金記憶部528に記憶させる(ステップS707)。配分処理部46は、図19に示すように、「配分者情報」(配分先情報)と、「配分金総額」とを対応付けて、配分金記憶部528に記憶させる。ステップS707の処理後に、配分処理部46は、処理をステップS701に戻す。
以上説明したように、本実施形態では、配分情報記憶部527は、装置が設置されている設置場所に関する情報(例えば、「地域情報」)と、サービス識別情報と、配分情報とを対応付けて記憶する。配分処理部46は、配分情報記憶部527から、サービス制御部42によって提供される貸出サービス、及び自装置が設置されている設置場所に関する情報に対応する配分情報を取得する。配分処理部46は、取得した配分情報に基づいて、課金された当該利用料金を当該貸出サービスに関係する複数の配分先に配分する。 これにより、本実施形態による画像形成装置10aは、例えば、設置地域に応じて、利用料金の配分を変更することができる。また、本実施形態による画像形成装置10aは、設置地域に応じて、利用料金の配分を変更する場合であっても、貸出サービスに関係する複数の配分先に対して、適切に利用料金を配分することができる。
なお、上述した例では、装置が設置されている設置場所に関する情報(例えば、「地域情報」)と、サービス識別情報と、配分情報とを対応付けて記憶する例を説明したが、コンビニチェーン(屋号)を識別する情報と、サービス識別情報と、配分情報とを対応付けて記憶するようにしてもよい。この場合、配分処理部46は、コンビニチェーン(屋号)に対応する配分情報を取得するようにしてもよい。
[第6の実施形態]
次に、図23を参照して、第6の実施形態による画像形成装置10b(情報処理装置)及び情報処理システム1bについて説明する。
上述した第4及び第5の実施形態では、画像形成装置10aが課金処理部45と、配分処理部46とを備えている一例を説明したが、管理サーバ装置50aがこれらの構成を備えていてもよい。本実施形態では、課金処理部45と、配分処理部46とを画像形成装置10a以外が備える場合について説明する。
図23は、本実施形態による情報処理システム1bの一例を示すブロック図である。
図23に示すように、情報処理システム1bは、画像形成装置10bと、管理サーバ装置50bとを備えている。
なお、本実施形態による画像形成装置10bの外観図は、図2に示す画像形成装置10と同様である。
画像形成装置10b(情報処理装置の一例)は、原稿搬送部11と、スキャナ部12と、画像処理部13と、プログラム管理部14と、給紙部15と、画像形成部16と、排紙部17と、ネットワーク通信部18と、操作パネル部20と、記憶部30と、制御部40bとを備えている。制御部40bは、認証処理部41と、サービス制御部42と、通常サービス処理部43と、貸出サービス処理部44とを備えている。
また、管理サーバ装置50b(サーバ装置の一例)は、サーバ制御部51aと、サーバ記憶部52aと、ネットワーク通信部53とを備えている。サーバ制御部51aは、課金処理部511と、配分処理部512とを備えている。
なお、図23において、図17に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
画像形成装置10bのサービス制御部42は、貸出サービスを提供した場合に、当該貸出サービスを識別するサービス識別情報、及び当該貸出サービスの利用状況を示す利用状況情報を管理サーバ装置50bに送信する。すなわち、サービス制御部42は、サービス識別情報、及び利用状況情報を、ネットワーク通信部18を介して管理サーバ装置50bに送信する。
課金処理部511は、上述した課金処理部45と同様の処理を行う。すなわち、課金処理部511は、画像形成装置10bから受信した利用状況情報に応じて、受信したサービス識別情報に対応する貸出サービスの利用料金を課金する。
配分処理部512は、上述した配分処理部46と同様の処理を行う。すなわち、配分処理部512は、配分情報記憶部527から、サービス制御部42によって提供される貸出サービスに対応する配分情報を取得し、取得した配分情報に基づいて、課金された当該利用料金を当該貸出サービスに関係する複数の配分先に配分する。
以上説明したように、本実施形態による情報処理システム1bは、画像形成装置10bと、管理サーバ装置50bとを備えている。画像形成装置10bは、複数の機能部と、サービス制御部42とを備えている。サービス制御部42は、貸出サービスを提供するとともに、貸出サービスを提供した場合に、当該貸出サービスを識別するサービス識別情報、及び当該貸出サービスの利用状況を示す利用状況情報を管理サーバ装置50bに送信する。管理サーバ装置50bは、画像形成装置10bから受信した利用状況情報に応じて、受信したサービス識別情報に対応する貸出サービスの利用料金を課金する課金処理部511を備えている。
これにより、本実施形態による情報処理システム1bは、上述した第1~第5の実施形態と同様に、貸出サービスの利用に対して、適切に課金することができる。
また、本実施形態では、管理サーバ装置50bは、配分処理部512を備えている。配分処理部512は、配分情報記憶部527から、サービス制御部42によって提供される貸出サービスに対応する配分情報を取得し、取得した配分情報に基づいて、課金された当該利用料金を当該貸出サービスに関係する複数の配分先に配分する。
これにより、本実施形態による情報処理システム1bは、上述した第4及び第5の実施形態と同様に、貸出サービスに関係する複数の配分先に対して、適切に利用料金を配分することができる。
[第7の実施形態]
次に、図24を参照して、第7の実施形態による画像形成装置10(情報処理装置)及び情報処理システム1について説明する。
本実施形態では、貸出サービスの操作画面の表示に関する変形例について説明する。
また、本実施形態による情報処理システム1及び画像形成装置10の構成は、基本的に、第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
なお、本実施形態における利用者情報記憶部523は、「表示内容」として、利用者に応じてサービスにおける選択枝を特定(制限)した操作画面に関する情報を記憶する。すなわち、利用者情報記憶部523に記憶されている「表示内容」は、例えば、利用者に応じた使用条件を予め設定した操作画面や、一部の操作画面を省略するなど、契約に応じて表示する操作画面を選択可能になっている。
また、本実施形態におけるサービス制御部42は、複数の機能部のうちの予め選択された機能部を使用したサービスを提供する際に、利用者に応じて機能部の機能を制限した操作画面を表示部22に表示させる。すなわち、サービス制御部42は、利用者に応じてサービスにおける選択を特定(制限)した操作画面を表示部22に表示させる。例えば、サービス制御部42は、複数の機能部のうちの予め選択された少なくとも一部を利用者に貸し出す貸出サービスに対する操作画面を、取得した取得情報に基づく認証結果に応じて表示部22に表示させる。すなわち、サービス制御部42は、利用者情報記憶部523に記憶されている貸出利用者情報に基づいて、貸出サービスにおける利用者に応じた操作画面を表示部22に表示させる。
具体的に、例えば、サービス制御部42は、利用者を識別する利用者識別情報(「利用者ID/機器ID」)と、操作画面に関する情報(「表示内容」)とを対応付けて記憶する利用者情報記憶部523から、利用者に対応する操作画面に関する情報(「表示内容」)を取得する。サービス制御部42は、取得した当該情報(「表示内容」)に基づいて操作画面を表示部22に表示させる。
次に、図24及び図25を参照して、本実施形態による画像形成装置10の貸出サービスの具体的な表示例について説明する。
図24及び図25は、本実施形態による画像形成装置10の操作画面の表示例を示す図である。
図24において、画像G4は、貸出サービスのメニュー画面(操作画面の一例)を示す、画像G5は、画像G4において、“文章プリント”が利用者により指定された場合に移行するプリント設定の操作画面である。また、画像G6は、“フルカラー”とプリント部数が“2”に設定された操作画面である。
図24に示す例では、通常の操作画面では、画像G4→画像G5→画像G6の順に表示が移行するところを、利用者の契約により貸出サービスでは、“フルカラー”に機能が限定され、プリント部数が、“2”に限定されている。そのため、画像形成装置10のサービス制御部42は、画像G5の操作画面の表示を省略して、画像G4→画像G6に移行する操作画面を表示部22に表示させる。
また、図25において、画像G7は、貸出サービスのメニュー画面(操作画面の一例)を示す、画像G8は、画像G7において、“画像プリント”が利用者により指定された場合に移行するプリントタイプの設定の操作画面である。また、画像G9は、画像G8の次の操作画面である設定画面である。また、画像G10は、プリント枚数が“L判 2枚”に設定された操作画面である。
図25に示す例では、通常の操作画面では、画像G7→画像G8→画像G9→画像G10の順に表示が移行するところを、利用者の契約により貸出サービスでは、プリント部数が“L判 2枚”に限定されている。そのため、画像形成装置10のサービス制御部42は、画像G9の操作画面の表示を省略して、画像G7→画像G8→画像G10に移行する操作画面を表示部22に表示させる。
なお、画像形成装置10において、貸出サービスの単位(契約単位)で、予め設定可能な項目としては、例えば、カラーモード、両面設定、部数(プリント枚数)、画像プリントタイプ、印刷可能な回数の制限、操作画面(設定画面)のスキップ(省略)などである。
このように、サービス制御部42は、例えば、利用者に応じた使用条件を予め設定した操作画面を表示部22に表示させる。すなわち、サービス制御部42は、利用者に応じて予め設定されている使用条件を示す設定値(例えば、カラーの指定や実行枚数などの設定値)を、操作画面に表示させる。また、サービス制御部42は、予め定められた設定手順に基づいて使用条件を設定する複数の操作画面のうち、予め設定されている使用条件を設定する操作画面の表示を省略させる。このようにすることにより、利用者は、契約通りの設定が操作画面に表示されているか否かを確認して実行するだけで容易に貸出サービスを実行することができる。
なお、上述した本実施形態において、例えば、プリント中などの処理に時間がかかる場合には、画像形成装置10は、処理中に利用者が待つ間に、表示画面にゲーム(例えば、間違い探しゲーム)などを表示する工夫を行ってもよい。
以上説明したように、実施形態による画像形成装置10は、情報の入出力に関する複数の機能部と、複数の機能部のうちの予め選択された機能部を使用したサービスを提供する際に、利用者に応じてサービスにおける選択を特定した操作画面を表示部22に表示させるサービス制御部42とを備えている。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、利用者(契約者)に応じて、操作画面を柔軟に変更することができる。よって、本実施形態による画像形成装置10は、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、サービス制御部42は、利用者に応じた使用条件を予め設定した操作画面を表示部22に表示させる。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、利用する際に必要な設定が行われた状態の操作画面を表示するので、利用者が設定する必要がない。そのため、本実施形態による画像形成装置10は、設定による操作の煩雑さを低減することができ、利便性を向上させることができる。また、例えば、企業による契約などで、予め行う作業が決まっている場合など、無駄な作業及びコストを低減することができる。
また、本実施形態では、サービス制御部42は、予め定められた設定手順に基づいて使用条件を設定する複数の操作画面のうち、予め設定されている使用条件を設定する操作画面の表示を省略させる。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、設定のための操作画面を適切に省略することができるので、利便性を向上させるとともに、作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、サービス制御部42は、利用者に応じて予め設定されている使用条件を示す設定値を、操作画面に表示させる。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、さらに利便性を向上させるとともに、作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、サービス制御部42は、複数の機能部のうちの予め選択された少なくとも一部を利用者に貸し出す貸出サービスに対する操作画面を、取得した取得情報に基づく認証結果に応じて表示部22に表示させる。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、貸出サービスの提供において、利用者ごとに操作画面を適切に制限することができる。よって、本実施形態による画像形成装置10は、貸出サービスの提供において、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、サービス制御部42は、利用者を識別する利用者識別情報(例えば、「利用者ID/機器ID」)と、操作画面に関する情報(例えば、「表示内容」)とを対応付けて記憶する利用者情報記憶部523から、利用者に対応する操作画面に関する情報を取得する。サービス制御部42は、取得した当該情報に基づいて操作画面を表示部22に表示させる。
これにより、本実施形態による画像形成装置10は、利用者(契約者)ごとに異なるサービスの操作画面を適切に提供することができる。
また、本実施形態による情報処理システム1は、画像形成装置10と、管理サーバ装置50とを備えている。画像形成装置10は、情報の入出力に関する複数の機能部と、複数の機能部のうちの予め選択された機能部を使用したサービスを提供するサービス制御部42とを備えている。管理サーバ装置50は、利用者を識別する利用者識別情報と、利用者に応じて機能部の機能を制限した操作画面に関する情報とを対応付けて記憶する利用者情報記憶部523を備えている。そして、サービス制御部42は、サービスを提供する際に、利用者に対応する操作画面に関する情報を取得し、取得した当該情報に基づいて、利用者に応じた操作画面を表示部22に表示させる。
これにより、本実施形態による情報処理システム1は、画像形成装置10と同様に、利用者(契約者)ごとに異なるサービスの操作画面を適切に提供することができる。よって、本実施形態による情報処理システム1は、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、サービス制御部42は、利用者(契約者又は企業)に応じて、複数の機能部のうちの一部を組み合わせた機能(サービス)を提供する操作画面を表示させるようにしてもよい。すなわち、サービス制御部42は、利用者(契約者又は企業)に応じて専用化した貸出サービスを提供する操作画面を表示させる。本実施形態による画像形成装置10は、例えば、営業職の社員が利用者である場合には、報告書のコピーを取ると、同時に、社内のサーバに送付又はファックスされるなど、用途に応じて専用化したサービスを提供することが可能になる。これにより、本実施形態による画像形成装置10は、さらに利便性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、貸出サービスに対して機能を制限した操作画面を表示部22に表示させる例を説明したが、通常サービスに対しても同様に適用することができる。また、その場合、図26に示すように、通常サービスの初期メニュー画面から利用者を特定するための認証処理を行うようにしてもよい。
図26は、本実施形態による画像形成装置10の認証操作の変形例を示す図である。
この図において、画像G11は、初期メニュー画面を示し、画像G12は、画像G11の初期メニュー画面において、“プリントサービス”が選択された場合の操作画面を示している。また、画像G13は、“プリントサービス”を利用する際の同意を促す操作画面を示している。また、画像G13は、“ユーザ番号”を受け付ける認証処理の操作画面を示している。
例えば、画像G11の初期メニュー画面において、“プリントサービス”が選択された場合には、画像形成装置10は、画像G11→画像G12→画像G13→画像G14の順に操作画面を表示して、認証処理を行う。そして、画像形成装置10は、認証処理後に、上述した貸出サービスの場合と同様に、初期メニュー画面のサービスに対して、機能を制限した操作画面を表示部22に表示する。
なお、画像G13の認証処理は、“ログインID”(利用者識別情報)と“パスワード”により認証するものであってもよい。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態は、単独で実施される例を説明したが、これに限定されるものではなく、上記の各実施形態のうちの一部を組み合わせて実施してもよい。例えば、第1の実施形態における貸出サービスの提供処理と、第2の実施形態における貸出サービスの提供処理とを組み合わせて実施するようにしてもよい。また、第1の実施形態において、第2の実施形態における課金処理を適用するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、管理サーバ装置50(50a、50b)のサーバ記憶部52(52a)が備える各記憶部の一部、又は全部を、画像形成装置10(10a、10b)が備えるようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、情報処理システム1(1a、1b)は、一台の管理サーバ装置50(50a、50b)を備える例を説明したが、管理サーバ装置50(50a、50b)の機能を複数のサーバ装置に分散して備えるようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、情報処理装置の一例として、画像形成装置10(10a、10b)である例を説明したが、これに限定されるものではく、他の情報機器であってもよい。
また、上記の各実施形態において、画像形成装置10(10a、10b)は、コンビニの店舗2に設置されている例を説明したが、これに限定されるものではない。画像形成装置10(10a、10b)は、企業内や複合オフィス、デパート、公共施設などのオープンスペースに設置されてもよい。例えば、複合オフィスに設置される場合には、貸出サービスは、契約者ごとに、画像形成装置10(10a、10b)は、カスタマイズされたメニュー画面を表示させるような貸出サービスであってもよい。この場合、情報処理システム1(1a、1b)は、一台の画像形成装置10により、それぞれの契約者ごとにカスタマイズしたサービスを提供することができる。
また、上記の各実施形態において、携帯機器3が、スマートフォンである場合の一例について説明したが、これに限定されるものではない。携帯機器3は、例えば、ICカード又はコンタクトレスICカード、USBメモリなど携帯媒体、PDA(Personal
Digital Assistant)などの携帯可能な電子機器であってもよい。
また、上記の各実施形態において、外部通信部23は、例えば、USBインターフェース、NFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信インターフェースなどである例を説明したが、ワイヤレスLAN(Local Area
Network)などの他のインターフェースであってもよい。
また、上記の各実施形態において、認証処理は、利用者又はグループを識別する利用者識別情報に基づいて認証を行う例を説明したが、これに限定されるものではなく、パスワードなどによる認証を追加してもよい。
なお、上述した情報処理システム1(1a、1b)は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した情報処理システム1(1a、1b)が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述した情報処理システム1(1a、1b)が備える各構成における処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、情報処理システム1(1a、1b)に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1,1a,1b…情報処理システム、2…店舗、3…携帯機器、4…企業、10,10a…画像形成装置、11…原稿搬送部、12…スキャナ部、13…画像処理部、14…プログラム管理部、15…給紙部、16…画像形成部、17…排紙部、18,53…ネットワーク通信部、20…操作パネル部、21…操作部、22…表示部、23…外部通信部、30…記憶部、31…プログラム記憶部、40,40a,40b…制御部、41…認証処理部、42…サービス制御部、43…通常サービス処理部、44…貸出サービス処理部、45,511…課金処理部、46,512‥配分処理部、50,50a,50b…管理サーバ装置、51…サーバ制御部、52,52a…サーバ記憶部、60…情報サーバ装置、521…サービス記憶部、522…装置情報記憶部、523…利用者情報記憶部、524…契約情報記憶部、525…課金記憶部、526…履歴記憶部、527…配分情報記憶部、528…配分金記憶部、B1…内部バス、NT…ネットワーク

Claims (5)

  1. 情報の入出力に関する複数の機能部と、
    前記複数の機能部を使用した複数のサービスのそれぞれに対応した複数の選択肢を含む複数の操作画面を表示する表示部と、
    認証情報と、前記認証情報に関連付けて予め利用者に応じた前記選択肢を設定した操作画面である表示内容と、を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記認証情報と、前記表示内容と、利用者または携帯機器から取得した認証情報と、に基づいて、予め定められた手順に基づいて前記選択肢を設定する複数の操作画面を順に表示するサービス制御部と、を備え、
    前記サービス制御部は、順に表示する前記複数の操作画面のうち、前記表示内容と同じ前記選択肢を設定する操作画面の表示を省略して次の操作画面として前記表示内容を表示させる、ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示内容と同じ前記選択肢を設定する操作画面が、印刷部数を操作して設定できる操作画面であり、
    前記次の操作画面が、所定の印刷部数が設定された後の操作画面である、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示内容と同じ前記選択肢を設定する操作画面が、カラー印刷および白黒印刷のいずれか1つを操作して設定できる操作画面であり、
    前記次の操作画面が、前記カラー印刷および前記白黒印刷のいずれか1つが設定された後の操作画面である、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示内容と同じ前記選択肢を設定する操作画面が、複数の画像それぞれ印刷部数を操作して設定できる操作画面であり、
    前記次の操作画面が、前記複数の画像のうちの1枚のプレビューが表示され、かつ、前記1枚のプレビューの印刷部数が設定された後の操作画面である、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記選択肢には、前記複数のサービスのそれぞれの名称、前記複数のサービスのそれぞれの画像および前記複数のサービスのそれぞれの内容が表示されていることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
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