JP6878566B2 - 分析用液体試薬を分注する装置、ならびにそれに関連した分析キットおよび使用方法 - Google Patents

分析用液体試薬を分注する装置、ならびにそれに関連した分析キットおよび使用方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年7月18日に出願された米国仮出願第62/363,567号の利益およびそれに対する優先権を主張するものであり、その開示全体が参照によって本出願に組み入れられる。
連邦政府資金による研究または開発に関する陳述
不適用。
ここで開示され、請求されている本発明の概念は、検体の検出アッセイに使用する少なくとも2つの液体試薬を分注するためのデバイス、キットおよび方法に関する。より具体的には、ここで開示され、請求されている本発明の概念は、検体の検出アッセイに使用する少なくとも2つの液体試薬を分注することが可能である、反応カセット内に存在する改良した装置、ならびに、それに関連したキットおよび使用方法に関する。
流体サンプルに存在し得る検体を検出するための、デバイスおよび方法は、多数存在する。そのようなデバイスは、糖化ヘモグロビン(HbA1c)、ミクロアルブミンおよびクレアチニン、ならびに脂質ベース検体、例えばコレステロール、トリグリセリドおよび/または高密度リポタンパク質を含むがそれらに限定されない、患者の健康を示すある検体の存在および量を検出する診断アッセイに有効と証明されている。しかし、これらのデバイス、キット、および方法は、そのような検体の検出に用いることができる試薬の数および形態の両方で限定される。そのようなデバイス、キットおよび方法は、例えば、定義された数の固体試薬(例えば、3つの固体試薬)を組み入れ得るが、所定のアッセイで用いることができる液体試薬の数(例えば、液体試薬1つ)に関しては限定される。したがって、患者から得られる液体テストサンプル内に含有される特定の検体の存在および/または量を検出するのに使用される複数の固体試薬および複数の液体試薬を検出できるようにする、新たな、かつ改善したデバイス、キット、および方法の必要性が存在する。そのようなデバイス、キット、および方法は、それにより、例示であって限定するものではないが:(1)所定のアッセイを施して、液体テストサンプル中で検出できる検体の数の増加;(2)それに関連したアッセイキネティクスの向上;(3)潜在的に不適合な試薬を単離することによる安定性の向上;ならびに(4)それぞれのアッセイにおける、順番を調整できる試薬添加を可能とする。ここで開示され、請求されている本発明の概念は、そのようなデバイス、方法、およびそれに関連したキットに関する。
ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念に従って構築される、分析用液体試薬を分注する装置の一実施形態の詳細な透視図である。 ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念の開口した容器(可撓性のカバーなし)の一実施形態の詳細な透視図である。 ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念の開口した容器(可撓性のカバーなし)の一実施形態の平面図である。 図2で示されている線xの透視図で見られる、開口した容器の一実施形態の断面図である。 ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念に従って構築される、開口した容器の一実施形態の平面図である。 ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念に従って構築される、開口した容器の代替実施形態の平面図である。 ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念に従って構築される、開口した容器の一実施形態の平面図である。 図6で示されている線yの透視図で見られる、開口した容器の一実施形態の断面図である。 ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念に従って構築される、分析用反応キットの一実施形態の分解透視図である。 ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念に従って構築される、分析用反応キットの一実施形態の平面図である。 本明細書で開示され、かつ/または請求されている方法論に従って、液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの検体の検出に使用される分析用反応キットの一実施形態の平面図である。 本明細書で開示され、かつ/または請求されている方法論に従って、液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの検体の検出に使用される分析用反応キットの一実施形態の平面図である。 本明細書で開示され、かつ/または請求されている方法論に従って、液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの検体の検出に使用される分析用反応キットの一実施形態の平面図である。 本明細書で開示され、かつ/または請求されている方法論に従って、液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの検体の検出に使用される分析用反応キットの一実施形態の平面図である。 本明細書で開示され、かつ/または請求されている方法論に従って、液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの検体の検出に使用される分析用反応キットの一実施形態の平面図である。 本明細書で開示され、かつ/または請求されている方法論に従って、液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの検体の検出に使用される分析用反応キットの一実施形態の平面図である。 本明細書で開示され、かつ/または請求されている方法論に従って、液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの検体の検出に使用される分析用反応キットの別の実施形態の平面図である。 本明細書で開示され、かつ/または請求されている方法論に従って、液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの検体の検出に使用される分析用反応キットの別の実施形態の平面図である。
例示的な図面、実験、結果および検査法により本発明の概念の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、発明の概念は、その適用において、以下の説明に記載されている、または図面、実験および/もしくは結果において例証されている部品の構築および配置の詳細に限定されないことは理解されるべきである。本発明の概念は、他の実施形態になることが可能である、または様々な手段で実践する、もしくは実行することが可能である。上記のように、本明細書で使用される言葉は、最大限に広い範囲および意味で示されることが意図されており;実施形態は、例示的であるが網羅的ではないことを意味する。また、本明細書で用いられる表現および術語は、説明の目的のためであり、限定とみなすべきではないことを理解すべきである。
本明細書において特に定義がない限り、ここで開示され、請求されている本発明の概念に関連して使用される科学および技術用語は、当業者により一般的に理解される意味を有するものとする。さらに、文脈によって必要とされない限り、単数形の用語は、複数形を含むものとし、複数形の用語は単数形を含むものとする。先述の技術および手順は、一般的に、当業界で周知の従来の方法に従って行われ、本明細書全体で引用され、論じられている様々な一般的な、また、より具体的な参考文献に記載されている通りである。本明細書に記載されている分析化学、合成有機化学、ならびに医薬品化学および製薬化学に関連して利用される命名法、ならびにその検査法および技術は、当業界で周知かつ一般的に使用されるものである。
本明細書で言及されるすべての特許、公開特許出願および非特許文献は、ここで開示され、請求されている本発明の概念に関する当業者の技術レベルを示す。本出願のある部分で参照されるすべての特許、公開特許出願および非特許文献は、個々の特許または文献のそれぞれが参照によって具体的かつ個々に組み入れられるように指し示された場合と同程度に、参照によってその全体が本明細書に明白に組み入れられる。
本明細書で開示され、請求されているすべてのデバイス、キット、および/または方法は、本開示に照らして、過度の実験なしで作り、実行できる。ここで開示され、請求されている本発明の概念の組成物および方法は、好ましい実施形態について記載されているが、当業者には、ここで開示され、請求されている本発明の概念の概念、その精神および範囲から逸脱することなく、本明細書に記載されている方法の組成物および/または方法に、また、その方法の工程、または工程順序において変形が適用できることが明らかである。当業者に明らかなそのような類似した置換および改変は、いずれも、添付の特許請求の範囲により定義されている本発明の概念の精神、範囲、および概念内とされる。
本開示により利用されているように、以下の用語は、特に指示がない限り、以下の意味を有すると理解されるものとする:
「a」または「an」という単語の使用は、請求項および/または明細書において「を含む」と併せて使用される場合、「1」を意味し得るが、これは、「1つまたはそれ以上」、「少なくとも1つ」、および「1つまたはそれ超」の意味とも一致する。単数形「a」、「an」および「the」は、文脈で特に明らかに指し示されない限り、複数の指示対象を含む。したがって、例えば、「ある化合物」への言及は、1またはそれ以上、2以上、3以上、4以上またはそれより大きい数の化合物を指し得る。「複数」という用語は、「2つ以上」を指す。請求項における「または」の使用は、代用物のみを指すこと、または代用物が互いに排他的であることが明らかに指し示されない限り、「および/または」を意味するように使用されるが、本開示は、代替物のみ、および「および/または」を指す定義を支持する。本出願全体で、「約」という用語は、値が、デバイスのエラーに固有の変動を含むことを指し示すように使用され、この方法を用いて、研究対象の間で存在する値または変化を判定する。例えば、「約」という用語が利用される場合、限定しないが、指定値は、規定値から±20%または±10%または±5%または±1%または±0.1%変動し得、そのような変動は、開示されている方法を実施するのに適し、当業者により理解される。「少なくとも1」という用語の使用は、1、ならびに2、3、4、5、10、15、20、30、40、50、100などを含むが、それらに限定されない1を超える任意の量を含むと理解される。「少なくとも1つの」という用語は、それを伴う用語に応じて100、または1000以上まで拡大し得;さらに、100/1000の量は、より高い限定が満足すべき結果を生むこともあるので、限定と考えるべきではない。さらに、「少なくとも1つのX、YおよびZ」の使用は、X単独、Y単独およびZ単独、ならびにX、YおよびZの任意の組合せを含むと理解される。序数の用語(すなわち、「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」など)の使用は、単に、2つ以上の品目の間で区別する目的のためのものであり、例えば任意の順序もしくは順番、または、別のものと比較したある品目に対する重要性、または任意の添加の順番を暗示することを意味しない。
本明細書および請求項に使用されている「を含む(comprising)」(ならびに、例えば「を含む(comprise)」および「を含む(comprises)」を含む任意の形態)、「を有する(having)」(ならびに、例えば「を有する(have)」および「を有する(has)」を有する任意の形態)、「を含む(including)」(ならびに、例えば「含む(includes)」および「含む(include)」を含む任意の形態)または、「含有する(containing)」(ならびに、例えば「含有する(contains)」および「含有する(contain)」を含有する任意の形態)という用語は、包括的または非限定的であり、挙げられていない追加の要素または方法の工程を排除しない。
本明細書で使用されている「またはそれらの組合せ」という用語は、この用語に先行する、列挙された品目のすべての並べ替えおよび組合せを指す。例えば、「A、B、Cまたはそれらの組合せ」は:A、B、C、AB、AC、BCまたはABC、また、特定の文脈において、順番が重要な場合は、BA、CA、CB、CBA、BCA、ACB、BACまたはCABの少なくとも1つを含むことが意図される。この例に続いて、例えばBB、AAA、AAB、BBC、AAABCCCC、CBBAAA、CABABBの1つまたはそれ以上の品目または用語の繰り返しを含有する組合せが、明白に含まれる。当業者は、典型的には、文脈から特に明らかでない限り、任意の組合せにおける品目または用語の数に対して限定はないことを理解する。
本明細書で使用されている「実質的に」という用語は、その後に記載される事象または状況が必ず発生すること、または,その後に記載される事象または状況が、大部分で、または高い程度で発生することを意味する。例えば、「実質的に」という用語は、その後に記載される事象または状況が、少なくとも90%の確率、または少なくとも95%の確率、または少なくとも98%の確率で発生することを意味する。
本明細書で使用されている「と会合する」という語句は、2つの部分の互いの直接的な会合、ならびに、2つの部分の互いの間接的な会合の両方を含む。会合の非限定的な例は、ある部分と別の部分の、直接結合による、または、スペーサー基を介した共有結合、ある部分と別の部分の直接の、またはその部分に結合する特定の結合対メンバーによる非共有結合、例えばある部分の別の部分への溶解、または合成による、ある部分の別の部分への組入れ、およびある部分の別の部分へのコーティングを含む。
本明細書で使用されている「液体テストサンプル」という用語は、ここで開示され、請求されている本発明の概念に従って利用できる、あらゆるタイプの生物学的流体サンプルを含むと理解される。利用できる生物学的サンプルの例は、全血またはその一部(すなわち、血漿または血清)、唾液、痰、脳脊髄液(CSF)、腸液、腹腔液、嚢胞液、汗、間質液、涙液、粘液、尿、膀胱洗浄液、精液、組合せなどを含むが、それらに限定されない。ここで開示され、請求されている本発明の概念に従って利用されるサンプルの体積は、約1から約100マイクロリットルである。本明細書で使用されている、「体積」という用語は、ここで開示され、請求されている本発明の概念に従って利用される液体テストサンプルに関する場合、約0.1マイクロリットルから約100マイクロリットル、または約1マイクロリットルから約75マイクロリットル、または約2マイクロリットルから約60マイクロリットル、または約50マイクロリットル以下を意味する。
「患者」という用語は、ヒトおよび獣医学的対象を含む。ある実施形態では、患者は哺乳動物である。他のある実施形態では、患者はヒトである。処置の目的のための「哺乳動物」は、ヒト、家畜(domestic animals)および家畜(farm animals)、非ヒト霊長類および動物園の動物、スポーツ動物またはペット動物、例えばイヌ、ウマ、ネコ、ウシなどを含む、哺乳動物として分類されるいずれの動物も指す。
次に詳細な実施形態を見ると、ここで開示され、請求されている本発明の概念は、検体の検出アッセイにおいて使用する少なくとも2つの液体試薬を分注するためのデバイス、キットおよび方法に関する。より具体的には、ここで開示され、請求されている本発明の概念は、検体の検出アッセイにおいて使用する少なくとも2つの液体試薬を分注できる反応カセット内に存在する改良された装置、ならびにそれに関連したキットおよび使用方法に関する。
事実上、生物学的、化学的または生化学的分析およびアッセイの分野で使用されるいかなる試薬も、ここで請求され、開示されている本発明の概念のデバイス、キットおよび方法に使用できることが期待される。これらの試薬は、目的の検体に結合した場合に、物理的および/または化学的変化を受けることができると期待され、これにより、試薬−検体複合体により生成されたシグナルの強度、性質、周波数、またはタイプが、流体サンプル内に存在する検体の濃度に正比例または反比例することが期待される。これらの試薬は、目的の検体と反応させた場合に色の変化を呈し得る、指示色素、金属、酵素、ポリマー、抗体、ならびに電気化学的に反応性の成分および/または化学物質を含有し得る。
流体サンプル中の検体を検出および測定するいずれの方法も、ここで請求され、開示されている本発明の概念のデバイス、キットおよび方法に使用できる。検体を検出するための多彩なアッセイは、当業界で周知であり、化学的アッセイ、酵素阻害アッセイ、抗体染色、ラテックス凝集、ラテックス凝集阻害およびイムノアッセイ、例えば、ラジオイムノアッセイを含むが、それらに限定されない。本明細書における「抗体」という用語は、最も広い意味で使用され、例えば、完全なモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、多重特異性抗体(例えば二重特異性抗体)を指し、また、望ましい生物学的活性を呈する抗体フラグメント(例えば、抗原/検体に結合)を指す。抗体はいかなるタイプまたは、クラス(例えば、IgG、IgE、IgM、IgDおよびIgA)もしくはサブクラス(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1およびIgA2)であってもよい。
イムノアッセイ(順次の分析化学アッセイおよびイムノアッセイを含むが、それに限定されない)は、本明細書では主に、液体テストサンプルに存在する目的の少なくとも1つの検体の検出に関して論じられているが、当業者は、ここで開示され、請求されている本発明の概念が、イムノアッセイに厳密に限定されず、例としては限定されるものではないが、化学および化学ベースアッセイ、核酸アッセイ、脂質ベースアッセイ、ならびに血清学ベースアッセイを含み得ることを容易に理解するはずである。ラジオイムノアッセイおよび酵素結合イムノアッセイを含むイムノアッセイは、ここで請求され、開示されている本発明の概念に対する使用に有用な方法である。例えば、競合および非競合イムノアッセイフォーマット、抗原/検体捕捉アッセイおよび二抗体サンドイッチアッセイを含む多彩なイムノアッセイフォーマットが、本発明の方法で使用できる。酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA)も、ここで請求され、開示されている本発明の概念に同様に使用できる。酵素イムノアッセイの場合、酵素は、典型的には第2の抗体に、一般的には、グルタルアルデヒド、過ヨウ素酸塩、ヘテロ二官能性架橋剤またはビオチン−ストレプトアビジン複合体によって接合する。しかし、容易に認知されるように、多種多様な異なる接合技術が存在し、これらの技術は、当業者であれば、ここで開示され、請求されている本発明の概念と共に使用するのに容易に利用できる。
イムノアッセイ、核酸捕捉アッセイ、脂質ベースアッセイおよび血清学ベースアッセイを含むが、それらに限定されないアッセイは、液体テストサンプル内に含有されるタンパク質、ペプチドおよび核酸の多重パネルとして開発でき、そのようなタンパク質およびペプチドは、例えば、以下に限定しないが、アルブミン、ミクロアルブミン、コレステロール、トリグリセリド、高密度リポタンパク質、低密度リポタンパク質、ヘモグロビン、ミオグロビン、α−1−ミクログロブリン、イムノグロブリン、酵素、タンパク質、糖タンパク質、プロテアーゼ阻害剤、薬物、サイトカイン、クレアチニンおよびグルコースを含む。本明細書で開示され、かつ/または請求されているデバイス、キットおよび方法は、全血、血漿、血清または尿を含むが、それに限定されない任意の流体サンプルの分析に使用できる。
次に図、より詳細には図1Aを参照すると、そこでは、液体テストサンプルに存在し得る目的の検体の存在および/または量を検出するために使用できる分析用液体試薬を分注する、装置10の例示的な実施形態が示されている。装置10は、容器11(より具体的には図1Bで示されている)、可撓性のカバー13、第1の液体試薬24Aを含有する第1の陥凹部24(一実施形態では、例えばアッセイ緩衝液であってよい)、第2の液体試薬25Aを含有する第2の陥凹部25、および第3の液体試薬27Aを含有する第3の陥凹部27を含む。図は、3個の陥凹部(すなわち、第1の陥凹部24、第2の陥凹部25、および第3の陥凹部27)を有する容器11の実施形態を描写しているが、容器11は、任意の数の陥凹部からなり、但し、液体試薬の陥凹部およびそこに配置される液体試薬の最小数は少なくとも2つであることは、当業者には容易に理解されるはずである。例としては限定されるものではないが、容器11は、容器11に組み入れるために製造することが可能である2、3、4、5、10、15、20、50個または任意の数の陥凹部を含み得る。限定ではなく単なる明確さのために、図で示されている装置10は、第1の陥凹部24、第2の陥凹部25、および第3の陥凹部27のみに関して記載されているものとする。
図1Aで示されているように、また、本明細書にさらに記載されているように、可撓性のカバー13は、容器11に取り外し可能に取り付けて、容器11、第1の陥凹部24、第2の陥凹部25、および第3の陥凹部27を密封し、それにより、第1の液体試薬24A、第2の液体試薬25A、および第3の液体試薬27Aを密封し、その容器11からの排出を防止する。容器11が実質的に垂直位置に方向づけられる場合、可撓性のカバー13は、ユーザによって除去して、第1の陥凹部24から第1の液体試薬24Aの重力により分注させることが可能になるが、第2の陥凹開口部26および第3の陥凹開口部28は、可撓性のカバー13を選択的に除去することにより開口しても、第2の液体試薬25Aおよび第3の液体試薬27Aは、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27から分注されないままそれぞれ留まる。容器11は、好ましくは、例えば、高密度ポリエチレンを含む剛体プラスチック材料(容器11からユーザが可撓性のカバー13を除去する際に、容器の変形を避けるように)で形成される成形品として製作される;しかし、容器11は、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念を遂行することが可能である任意の材料で構築してよい。可撓性のカバー13は、単なる例としては、例えば、プラスチック積層材料またはアルミホイル材料を含む蒸気および液体不透過性材料で構築できる。一実施形態では、可撓性のカバー13は、可撓性のカバー13がユーザにより除去される際に、容器11に実質的に残留物を残さない、感熱剥離接着剤により容器11に取り付ける。一実施形態では、可撓性のカバー13は、ユーザがつかみ、引っ張って可撓性のカバー13を容器11から除去できるプルタブ部13Aを含むように構築し、構成できる。
次に図1Bを参照すると、可撓性のカバー13は容器11から除去されており、第1の液体試薬24A、第2の液体試薬25A、および第3の液体試薬27Aが存在しない容器11の例示的な実施形態が示されている。図1Bで示されているように、容器11は、第1の末端12、第2の末端14、第1の側部16、第2の側部18、表面20、裏面22、および第1の陥凹部24の開口した表面周辺に伸びるフランジ23を含む。容器11は、少なくとも1つの第1の支持部30および少なくとも1つの第2の支持部32も含むことができ、その結果、容器11が実質的に垂直位置で方向づけられる場合、少なくとも1つの第1の支持部30および少なくとも1つの第2の支持部32は、表面と係合し、隣接して、容器11の方向を実質的に垂直位置で安定させることができる。一実施形態では、少なくとも1つの第1の支持部30の長さは、少なくとも1つの第2の支持部32より短く、その結果、容器11は、実質的に垂直位置に位置する場合、少なくとも第1の液体試薬24Aの分注および/または方向流を促進する角度で位置する。容器11は、先端34を含むような構成の形状としてもよいが、容器11は、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念を遂行する任意の手段で構成し、形状にできることは、当業者により理解されるはずである。先端34が存在する場合、先端34は、容器11の第1の陥凹部24、第2の陥凹部25、および/または第3の陥凹部27から分注される液体試薬の方向流を促進する。
図1Bおよび図2で示されているように、容器11は、例としては限定されるものではないが、第2の陥凹開口部26および第3の陥凹開口部28を含む。図で、第2の陥凹開口部26および第3の陥凹開口部28が、第2の末端14の近くの容器11の表面20、および、第1の陥凹部24の両側に位置するように示されているが、第2の陥凹開口部26および第3の陥凹開口部28は、容器11の、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念を遂行する任意の部分に位置できることは、当業者により理解されるはずである。ここで開示され、かつ/または請求されている方法による第2の陥凹開口部26により、容器11の第2の陥凹部25から、第2の液体試薬25Aの選択的分注が可能になる。同様に、第3の開口部28により、容器11の第3の陥凹部27から、第3の液体試薬27Aの選択的分注が可能になる。
次に図3から図7を参照すると、一実施形態では、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、例として、容器11の裏面22に形成される。しかし、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、容器11の、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念を遂行することが可能である任意の部分に形成できることは当業者に理解されるはずであり、その部分は、容器11の表面部分20、第1の側部16、および/または第2の側部18を含むが、それに限定されない。一実施形態では、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、実質的に円筒形であり、第2の陥凹開口部26および第3の陥凹開口部28のそれぞれから縦方向に反対に位置する閉鎖された末端を有する。しかし、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27が実質的に円筒形になるように図で示されているが、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、第2の液体試薬25Aおよび第3の液体試薬27Aをそれぞれ保ち、選択的に分注することが可能である任意の形状であってよいことは、当業者には容易に理解されるはずであり、この形状は、三角形、五角形、六角形、七角形、八角形、またはここで開示され、かつ/もしくは請求されている本発明の概念を遂行することが可能である他の任意の形状を含むが、それらに限定されない。さらに、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、同一の形状になるように図で示されているが、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は異なる形状であってよいことは当業者に理解されるはずである。
より具体的には図4〜図5で示されているように、一実施形態では、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、容器11の第2の末端14から第1の末端12へと縦方向に伸びる第1の陥凹部24の両側に位置し、第2の陥凹開口部26は、容器11の第1の側部16の近くに位置し、第3の陥凹開口部28は、容器11の第2の側部18の近くに位置する。一実施形態では、第2の陥凹開口部26および第3の陥凹開口部28は、第2の末端14の近くの容器11の表面20に位置するが、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、容器11の裏面22に形成され、容器11の第2の末端14から第1の末端12へと縦方向に伸びる。一実施形態では、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、容器11の第2の末端14から第1の末端12へと伸びる縦軸に沿って平行になるように構成される。別の実施形態では、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、容器11の第2の末端14から第1の末端12へと伸びる縦軸に沿った角度で構成される。この実施形態では、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、第1の陥凹部24の両側で、容器の裏面22に位置する(第2の陥凹部25は、容器11の第1の側部16の近くに位置し、第3の陥凹部は、容器11の第2の側部18の近くに位置する)。さらに、この実施形態では、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、伸びる縦軸から離れて、容器11の第2の末端14から第1の末端12へと傾斜する。第2の陥凹部25および第3の陥凹部27のある実施形態は、実質的に平行になるように、かつ/または容器11の第2の末端14から第1の末端12へと伸びる縦軸に対して傾斜するように図で示されているが、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念を遂行する任意の方向に位置してよいことは当業者に容易に理解されるはずである。さらに、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27が縦軸に対して傾斜する実施形態では、それに関連した角度は、例としては限定されるものではないが、1°、2°、5°、10°、15°、20°、25°、30°、35°、40°、45°、50°、55°、60°、65°、70°、および75°を含む、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念を遂行するための任意の度であってよい。さらに、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、それぞれ、親水性または疎水性組成物(示されていない)でコーティングして、第2の液体試薬25Aが第2の陥凹部25から、または第3の液体試薬27Aが第3の陥凹部27からそれぞれ、分注されにくく、または分注されやすくすることができる。一実施形態では、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、容器11を実質的に水平軸の周囲で回転させる場合、第2の陥凹部25内に配置された第2の液体試薬25A、および第3の陥凹部27内に配置された第3の液体試薬27Aは、第2の陥凹開口部26および第3の陥凹開口部28により、それぞれ、反応カセット41(以下で論じられ、図8〜図10で例証されている)の反応チャンバ56に同時に分注されるように方向づけられる。さらなる一実施形態では、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27は、容器11を実質的に水平軸の周囲で回転させる場合、第2の陥凹部25内に配置された第2の液体試薬25A、および第3の陥凹部27内に配置された第3の液体試薬27Aは、第2の陥凹開口部26および第3の陥凹開口部28のそれぞれにより、反応カセット41(以下で論じられている)の反応チャンバ56に順次かつ調整可能に分注されるように方向づけられる。後者のこの実施形態では、第2の液体試薬25Aおよび第3の液体試薬27Aの順次かつ調整した添加は、例えば、本明細書に記載されている縦軸に対して第2の陥凹部25および第3の陥凹部27の傾斜する構成、ならびに/または、親水性(すなわち、液体試薬流を減少させる)および/または疎水性(すなわち、液体試薬流を増加させる)組成物での、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27の内部のコーティングにより、促進できる。
次に図8を参照すると、分析用研究キット40の一実施形態が示されている。分析用研究キット40は、患者から液体反応サンプルを得、そのようなサンプルを、反応カセット41に導入するのに使用される装置10、反応カセット41および毛管62を含む。
装置10は、以前に示された説明に従って、また、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念に従って構築される。
反応カセット41は、表面外周側部43、裏面外周側部44、第1の外周側部46、第2の外周側部48、および裏面部分50により形成されるボディ42を含む。反応カセット41は、分析用液体試薬を含有する装置10を、本明細書に記載され、かつ/または請求されているように、反応カセット41に組み入れた後で、反応カセット41のボディ42を密封するのに使用される表面部分52をさらに含む。そのような密封は、接着剤、糊、超音波溶接、レーザ溶接、および/または任意の永続的な留具を含むが、それらに限定されない当業界で一般的に公知の任意の方法により達成できる。
一実施形態では、反応カセット41のボディ42は、ボディが、表面外周側部43、裏面外周側部44、第1の外周側部46、および第2の外周側部48を裏面部分50に連結することにより形成されるように構築される。そのような連結は、接着剤、糊、超音波溶接、レーザ溶接、および/または任意の永続的な留具を含むが、それらに限定されない当業界で一般的に公知の任意の方法によるものであってよい。別の実施形態では、ボディ42は、表面外周側部43、裏面外周側部44、第1の外周側部46、第2の外周側部48、および裏面部分50が、連続的一部分、例えば、単なる例として、プラスチックの連続的一部分であるように構築できる。
反応カセット41は、実質的に水平の回転軸を有する。反応カセット41の外部寸法は重要ではないが、反応カセット41は、典型的には、約3センチメートルから約15センチメートルの高さおよび幅、ならびに、約0.25センチメートルから約2センチメートルの厚さを有する。一実施形態では、反応カセット41の寸法は、高さおよび幅が約6センチメートルであり、厚さが約1センチメートルである。
反応カセット41のボディ42は、第1の内壁58および第2の内壁59をさらに含み、第1の内壁58および第2の内壁59は、表面の外周壁43から下方に伸び、表面の外周壁43および裏面の外周壁44に実質的に垂直に、互いに対向して位置する。第1の外周側部46は、第2の外周側部48、裏面部分50および表面部分52と共に、反応チャンバ56を形成し、その一部はU字型であり、第2の内壁59および第2の外周側部48の間で伸び、実質的に垂直である第3の内壁61により形成される。装置10を反応カセット41へと組み入れた後に、反応カセット41のボディ42が表面部分52により密封されると、注入口54は、それにより、第1の外周側部46および第1の側部壁58の間で形成され、注入口54は、第1の外周側部46および第1の側部壁58に実質的に平行であり、反応カセット41の表面外周側部43から裏面外周側部44へと下向きに伸びる。注入口54は、液体テストサンプル(示されていない)が、毛管62から反応カセット41の反応チャンバ56に導入されるように、毛管62を確実に受け入れることが可能である。毛管62は、液体テストサンプル(示されていない)を反応カセット41の反応チャンバ56に導入するように図で示されているが、液体テストサンプル(示されていない)は、例としては限定されるものではないが、ピペットを含む、液体テストサンプルを導入することが可能である任意のデバイスにより、反応カセット41に導入できることは、当業者には容易に理解されるはずである。さらに、注入口54は、液体テストサンプルの反応カセット41の導入に続いて、栓をして、塞いで、またはそうでなければ閉鎖して、その結果、イムノアッセイを含むアッセイを含むが、それらに限定されない本明細書に記載されている方法論の経過中に液体が欠失することを防止できる。
次に図9を参照すると、反応カセット41に組み入れられた装置10、および、反応カセット41の注入口54に確実に受け入れられた毛管62を含む分析用反応キット40の一実施形態が示されている。図9で示されているように、装置10は、可撓性のカバー13により、閉鎖し、密封されたままであり、それにより、第1の陥凹部24内の第1の液体試薬24A、第2の陥凹部25内の第2の液体試薬25A、および第3の陥凹部27内の第3の液体試薬27Aを密封する。一実施形態では、容器11は、反応カセット41内に取り付け、それによって、第1の内壁58および第2の内壁59の間に固定するように容器を位置させ、その結果、容器11の第1の側部16は、反応カセット41の第1の内壁58に実質的に平行に方向づけられ、容器11の第2の側部18は、第2の内壁59に実質的に平行に方向づけられ、少なくとも1つの第1の支持部30(示されていない)および少なくとも1つの第2の支持部32(示されていない)は、反応カセット41の裏面部分50に隣接し、かつ/または、取り付けられる。第1の外周側部46は、第2の外周側部48、裏面部分50および表面部分52と共に、反応チャンバ56を形成し、その一部はU字型であり、第2の内壁59および第2の外周側部48の間で伸び、実質的に垂直である第3の内壁61により形成される。反応チャンバ56は、注入口54と液体連通し、それにより液体テストサンプル(示されていない)を、毛管62を経由して、反応カセット41の反応チャンバ56に導入できる。
一実施形態では、また、図9で示されているように、サンプル読取窓64、第1の固体試薬域65、第2の固体試薬域66、および第3の固体試薬域68は、反応チャンバ56に沿って位置する。3つの個々の固体液体試薬域を含むと図で示されているが、任意の数の固体試薬域を使用し(または反応カセット41はまったくなくてよい)、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念を遂行するために、反応チャンバ56に沿った任意の部位に位置させることができると当業者には理解されるはずである。サンプル読取窓64は、限定ではなく単なる例としては、サンプル読取窓64の領域で検出可能なシグナルの正確な測定が可能な、透明なキュベット窓または光学窓であってよい。一実施形態では、第1の固体試薬域65は、実質的に、第1の外周壁46および裏面部分の外周壁44の垂直交差から形成される反応カセット41の隅部に位置し、第1の固体試薬域65は、反応カセット41の表面部分52に形成される。一実施形態では、第2の固体試薬域66および第3の固体試薬域68は、実質的に、第2の外周壁48および第3の内壁61の垂直交差から形成される反応カセット41の隅部で位置し、第2の固体試薬域66は、反応カセット41の表面部分52に形成され、第3の固体試薬域68は、反応カセット41の裏面部分50に形成される。固体試薬域65、66および68は、存在する場合、特定の分析アッセイ手順を行うための固体分析用試薬と共に組み入れる。固体分析用試薬は、一実施形態では、実質的に乾燥した水溶性の懸濁または溶解可能な形態で固体試薬域に存在し、反応チャンバ56に沿って、当業界で公知の方法に従って、例えば、非共有結合技術、吸収技術などにより、順次液体テストサンプルと接触する望ましい順番で組み入れられる。一実施形態では、固体試薬域65、66、および68は、存在する場合、反応チャンバ56の選択された領域の表面における実質的に扁平な隆起部またはメサ形状のノードの形態と定義され、そこでは各ノードの隆起した上面は、反応チャンバ56の表面より約0.005インチから約0.02インチ上昇している。
上記によれば、一実施形態では、反応カセット41は、3つの液体試薬(容器11の第1の陥凹部24、第2の陥凹部26、および第3の陥凹部27内に存在し、それぞれ選択的に含有される)、および、イムノアッセイを含むアッセイを含むが限定されない、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念を遂行するための3つの固体試薬を含み得る。一実施形態では、第1の固体反応域65は、酸化剤(例えばフェリシアニド)を含むが、第2の固体反応域66および第3の固体反応域68は、凝集剤および抗体−ラテックス(例えば、単なる例として、糖化ヘモグロビンA1c抗体)をそれぞれ含む。しかし、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念を遂行するために、液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの目的の検体の検出を含むが限定されない、いかなる化合物、組成物、および/または分子も固体試薬域に使用できることは、当業者に容易に理解されるはずである。さらに、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念は、第1の固体試薬域65、第2の固体試薬域66、および第3の固体試薬域68のいずれか、またはすべてを伴わずに達成できることは当業者に理解されるはずである。そのような一例として、第1の液体試薬24A、第2の液体試薬25A、および/または第3の液体試薬26Aは、固体試薬域65、66、および/または68の1つまたはすべてを伴わずに、液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの検体を検出することが可能である。
次に図10A〜図10Fを参照すると、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念に従って構築される分析用研究キット40の一実施形態が示されており、これを、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念の方法に使用して、液体テストサンプルに存在する目的の少なくとも1つの検体を検出する。図10A〜図10Dは、第1の固体試薬域65、第2の固体試薬域66、および第3の固体試薬域68を示すが、上に記載されているように、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念は、第1の液体試薬24A、第2の液体試薬25A、および第3の液体試薬27Aの使用により達成できる。したがって、これらの図に記載されている方法論は、液体試薬24A、25A、および27Aのみに関するものであり;しかし、ここで開示され、かつ/または請求されている方法論は、任意の数の固体試薬(固体試薬域に存在する)および液体試薬の組合せにより達成できることは、当業者に理解されるはずである。分析用研究キット40は、重力による流れならびに液体テストサンプル(示されていない)、第1の液体試薬24A、第2の液体試薬25A、および第3の液体試薬27Aの混合をさらに例証するように、反応チャンバ56に沿って様々な回転位置で示されているが、その理由は、分析用研究キット40を、実質的に水平軸の周囲で回転させるためである。分析用研究キット40の外側で示されている実線の矢印は、水平軸周囲で分析用研究キット40の回転方向を指し示す。
図10A〜図10Fは、単に例示の目的のためであり、分析用試薬(固体および/または液体)の数、性質、もしくは分析用研究キット40へと組み入れる手段、または分析用研究キット40を回転させる順序もしくは方向を限定することを意図していないことは理解されるべきである。例えば、また、本明細書で上記のように、3つの固体アッセイ試薬域65、66、および68、ならびに3つの液体試薬24A、25A、および27Aが示されているが、イムノアッセイ手順を含むが、それらに限定されない他のアッセイ手順、より具体的には、免疫比濁アッセイ手順も、分析用試薬の数(固体および/または液体)を具体的なアッセイの要件に応じて変化させることができる分析用研究キット40で行える。さらに、分析用研究キット40は、分析アッセイ手順を行うために必要とされる数未満の分析用試薬(固体および/または液体)を含み得、その1つまたはそれ以上の反応物の混合は、まず、分析用研究キット40の外側で行い、次いで分析用研究キット40に導入して、アッセイを完了できる。
次に、図8〜図9で描写されている分析用研究キット40を使用する例示的な非限定的方法は、図10A〜図10Fで示されているように説明される。これらの図で示されているように、可撓性のカバー13は除去されており、それにより、第1の陥凹部24からの第1の液体試薬24Aの重力による分注および流れが可能になるが、第2の液体試薬25Aおよび第3の液体試薬27Aは、第2の陥凹部25および第3の陥凹部内にそれぞれ配置されたまま留まる。しかし、反応カセット41を適切な機器、装置、または系に挿入する際には、可撓性のカバー13が存在し、アッセイテストの実施中に、適切なとき(以下に記載されている)に、ユーザにより選択的に除去されることは当業者に理解されるはずである。本明細書で論じられているように、分析用研究キット40の様々な回転および振動運動は、手動で行ってよいが、大半の例では、Siemens Healthcare Diagnostics,Inc.から市販されているDCA Vantage(登録商標)Analyzerを含むが、限定されない好適な機器、装置、または系により行われることになる。さらに、図10A〜図10Fで示されているようにここで開示されている方法論は、液体試薬の順次添加を描写しているが、代替実施形態では、分析用反応キット40は、液体試薬のすべて、または選択された液体試薬は、反応チャンバ56に同時に分注されるように回転できることは当業者に理解されるはずである。同様に、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念のさらなる実施形態では、容器11は、容器11から可撓性のカバー13を除去すると、第2の液体試薬25Aおよび第3の液体試薬27Aが、第1の液体試薬24Aと共に、反応チャンバ56に同時に放出されるような手段で構築できる。別の実施形態では、図11Aおよび図11Bに描写されているように、第2の液体試薬25Aは、可撓性のカバー13を除去すると、第1の液体試薬24Aと同時に、反応チャンバ56に放出できるが、第3の液体試薬27Aは、遅れて放出されるので第3の陥凹部27に留まる。第1の液体試薬24Aおよび第2の液体試薬25Aの混合物は、次いで、ここで開示されている本発明の概念により説明され、かつ/または請求されている様々なアッセイの方法論を実行するために利用できる。同様に、ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念の別の実施形態では、第3の液体試薬27Aは、可撓性のカバー13を除去すると、第1の液体試薬24Aと同時に反応チャンバ56に放出されるが、第2の液体試薬25Aは、遅れて放出されるので第2の陥凹部25に留まる。第1の液体試薬24Aおよび第3の液体試薬27Aの混合物は、次いで、ここで開示されている本発明の概念により説明され、かつ/または請求されている様々なアッセイの方法論を実行するために利用できる。
一実施形態では、第1の工程は、反応カセット41を上で言及されている機器、装置、または系のホルダ機構内に設置し、その結果、第2の外周側部48および裏面外周側部44の実質的に垂直な交差により形成される反応カセット41の第2の隅部74を、下方向に向かって位置させる工程である。反応カセット41の適切な機器、装置、または系への挿入後、液体テストサンプル(示されていない)に、毛管62を引き入れ、液体テストサンプルを含有する毛管62を注入口54に挿入し、それによって、毛管62に含有されている液体テストサンプルを、反応カセット41の第1の隅部72に近接させる。毛管62を反応カセット41の注入口54に挿入すると、毛管62により、反応カセット41の注入口54が密封され、それにより分析用反応キット40が形成される。第1の隅部72の近くの毛管62部分は、好ましくは、毛管62が上記のように位置する場合、液体テストサンプルを含有する毛管62部分は、反応チャンバ56中で、液体、例えば第1の陥凹部24、第2の陥凹部25、および/または第3の陥凹部27のそれぞれから反応チャンバ56に導入できる第1の液体試薬24A、第2の液体試薬25A、および/または第3の液体試薬27Aに効率的に接触させることが可能であると示されるように構成される。
図10Aで示されているように、第1の陥凹部24内に含有される第1の液体試薬24Aは、可撓性のカバー13(示されていない)のプルタブ部13Aを、分析用研究キット40(図9で実線矢印により示されている)から離れる方向に引っ張ることにより、反応チャンバ56に導入される。第1の液体試薬24A(例えば、非反応性緩衝溶液であってよい)は、重力により自由に分注され、図10Aで破線矢印により示されている経路に沿って、反応チャンバ56の第2の隅部74へと流れる。サンプル読取窓64を介して、第2の隅部74を下向きに方向づけた開始位置でブランク吸光度の読取を行うことができる。
図10Bで示されているように、分析用研究キット40を、次いで、反時計回り方向に(実線の方向矢印Aにより示されているように)回転させ、振動させ(実線矢印Bにより示されているように)、それによって、第1の液体試薬24Aは、第2の隅部74から、重力により反応チャンバ56に沿って運搬される(図10Bで破線矢印により示されている)、第1の隅部72、および、液体テストサンプル(示されていない)を含有する毛管62部分と接触させる。そこに示されているように、第2の液体試薬25Aおよび第3の液体試薬27Aは、第2の陥凹部25および第3の陥凹部27内にそれぞれ配置されたまま留まり;この工程(それに関連した、また、以下に記載されている振動)において、分析用研究キットを回転させる度は、第1の液体試薬24Aを第2の隅部74から第1の隅部72へと運搬するのに十分であり、第2の液体試薬25Aまたは第3の液体試薬27Aの、反応チャンバ56への放出は不十分である。ここで開示され、かつ/または請求されている本発明の概念によれば、分析用研究キット40の振動中に、第1の液体試薬24Aが第1の隅部72に衝突するとによって引き起こされる乱流により、毛管62から液体テストサンプルが除去されて、第1の反応混合物76が形成されることは理解されるべきである。さらに、第1の固体試薬域65の存在下で、振動のため、第1の液体試薬24Aで第1の固体試薬域65に存在する固体分析用試薬の可溶化が可能になる。分析用研究キット40は、第1の反応混合物76に存在する少なくとも1つの検体を十分に相互反応させ、かつ/または、第1の液体試薬および/または固体分析用試薬(第1の固体試薬域65が、分析用研究キット40に存在する場合)と関連させる所定量の時間にわたり静止位置で維持できる。
第1の反応混合物76が、図10Cで示されているように、特定のアッセイプロトコールに従って測定されることが必要とされる、または望ましい第1の検出可能な反応、または測定可能な特性を示す場合、分析用研究キット40は、時計回り方向に(実線の方向矢印Cにより示されているように)回転させ(第2の液体試薬25Aおよび/または第3の液体試薬27Aを分注するほど大きくない角度で)、その結果、第1の反応混合物76が、重力により、第2の隅部72におけるサンプル読取窓64に運搬され、分析用研究キット40は、静止位置で維持される。次いで、第1の反応混合物76により生じるそのような第1の検出可能なある反応を測定でき、必要な場合は、それに続いて残りのアッセイ工程を実行できる。限定ではなく単なる例としては、第1の検出可能な反応は、総ヘモグロビン測定であってよく、例えば、全血サンプルにおける糖化ヘモグロビン(HbA1c)の百分率に関するアッセイを行う場合、液体テストサンプルは全血である。脂質ベースアッセイの例では、第1の検出可能な反応は、総コレステロール測定であってよく、例えば、血清サンプルに存在する低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールの百分率を計算するためのアッセイを行う場合、液体テストサンプルは血清である。
図10Dで描写されているように、第2の隅部72で第1の検出可能な反応が検出され、測定されると、分析用研究キット40は、次いで、反時計回り方向に(実線の方向矢印Dにより示されているように)に回転させてよく、その結果、第1の反応混合物76は、重力により、反応チャンバ56の第2の隅部74から第1の隅部72へと運搬される。反時計回り回転は、第2の陥凹開口部26を経由して、第2の陥凹部25から液体試薬25Aを分注するのに十分な角度(そのような角度は、第3の陥凹部27から第3の液体試薬27Aを分注するのに十分ではない)に対する。第2の液体試薬25Aおよび第1の反応混合物76は、次いで、例えば、かき混ぜおよび/または振動により混合し(矢印Eにより示されているように)、それにより、第2の反応混合物78を形成する。さらに、分析用研究キット40は、上記のように所定の時間にわたり静止位置で維持できる。
図10Eで示されているように、分析用研究キットは、次いで、時計回りに(実線の方向矢印Fにより示されているように)回転させてよく、その結果、第2の反応混合物78は、重力により、第1の隅部72から第2の隅部74におけるサンプル読取窓64へと運搬されるが、但し、一実施形態では、この回転の角度は、第3の液体試薬27Aを、第3の陥凹部27から分注するのに十分ではない。次いで、第2の反応混合物78により生じるそのような任意の第2の検出可能な反応を測定でき、必要な場合は、それに続いて残りのアッセイ工程を実行できる。限定ではなく単なる例としては、第2の検出可能な反応は、糖化ヘモグロビン(HbA1c)測定であってよく、例えば、全血サンプルにおける糖化ヘモグロビン(HbA1c)の百分率に関するアッセイを行う場合、液体テストサンプルは全血である。脂質ベースアッセイの場合、第2の検出可能な反応は、高密度リポタンパク質(HDL)コレステロール測定であってよく、例えば、血清サンプルに存在する低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールの百分率を計算するためのアッセイを行う場合、液体テストサンプルは血清である。
図10Fで示されているように、第2の隅部74で第2の検出可能な反応が検出され、測定されると、分析用研究キット40は、次いで、時計回り方向に(実線の方向矢印Gにより示されているように)に回転させてよく、その結果、第3の液体試薬27Aは、第3の陥凹開口部28を経由して、第3の陥凹部27から分注される。次いで、第3の液体試薬27Aおよび第2の反応混合物76は、例えば、かき混ぜおよび/または振動(矢印Hにより示されている)により混合してよく、それにより第3の反応混合物80を形成する。さらに、分析用研究キット40は、上記のように所定の時間にわたり、静止位置で維持できる。第3の反応混合物は、既に第2の隅部74においてサンプルテスト窓64の上にあるので、分析用研究キット40のさらなる回転は、さらなる測定を達成するのに必要ではない。第3の反応混合物80により示されるそのような第3の検出可能なある反応を次いで測定でき、必要な場合は、それに続いて残りのアッセイ工程を実行できる。限定ではなく単なる例としては、第3の検出可能な反応は、トリグリセリド測定であってよく、例えば、血清サンプルに存在する低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールの百分率を計算するためのアッセイを行う場合、液体テストサンプルは血清である。
本発明の概念の非限定的な例
分析用液体試薬を分注する装置であって:
容器であって、第1の末端、第2の末端、第1の側部、第2の側部、裏面、表面、容器の表面で開口している第1の陥凹部、第1の陥凹部の開口した表面周辺に伸びるフランジ、および容器の第2の末端付近で開口している第2の陥凹部を有する、容器と;第1の陥凹部内に配置された第1の液体試薬と;第2の陥凹部内に配置された第2の液体試薬と;可撓性のカバーであって、容器のフランジに取り外し可能に取り付けられて、第1の陥凹部に第1の液体試薬を密封し、第2の陥凹部に第2の液体試薬を密封し、フランジから可撓性のカバーを除去し、容器の第1の末端を、容器の第2の末端の実質的に垂直方向で真下に位置させると、第1の液体試薬が第1の陥凹部から流れ出る一方、第2の液体試薬は第2の陥凹部に含有される、可撓性のカバーとを含む、装置。
装置は、容器の第2の末端の付近で開口している第3の陥凹部をさらに含み、さらに、第3の液体試薬が、第3の陥凹部内に配置される、装置。
第2の陥凹部および第3の陥凹部は、第1の陥凹部の両側に位置する、装置。
容器は、第1の末端および第2の末端の間に伸びる縦軸を有し、第2の陥凹部および第3の陥凹部のそれぞれは、細長く、縦軸に平行である、装置。
容器は、第1の末端および第2の末端の間に伸びる縦軸を有し、第2の陥凹部および第3の陥凹部のそれぞれは、細長く、縦軸に対して傾斜している、装置。
第2の陥凹部および第3の陥凹部は、第1の陥凹部の両側に位置し、第2の陥凹部は、第1の陥凹部から離れて、第1の末端から第2の末端へと傾斜し、第3の陥凹部は、第1の陥凹部から離れて、第1の末端から第2の末端へと傾斜する、装置。
装置は、少なくとも1つの第1の支持部および少なくとも1つの第2の支持部をさらに含む、装置。少なくとも1つの第1の支持部は、少なくとも1つの第2の支持部より短い、装置。
容器の第1の末端は、先端を形成するように傾斜しており、先端は、第1の陥凹部の液体吐出ポイントから縦方向に伸びる、装置。
第1の液体試薬および第2の液体試薬は、同一の化学組成である、装置。
第1の液体試薬および第2の液体試薬は、化学組成が異なる、装置。
第1の液体試薬、第2の液体試薬、および第3の液体試薬は、同一の化学組成である、装置。
第1の液体試薬、第2の液体試薬、および第3の液体試薬は、化学組成が異なる、装置。
分析用反応キットであって:反応カセットであって:表面外周側部、裏面外周側部、第1の外周側部、第2の外周側部、裏面部分、および表面部分を含み、それにより反応カセットチャンバを形成する、ボディ;液体テストサンプルを反応カセットチャンバ内に導入するための注入口;ならびに注入口と液体連通する反応チャンバを含む反応カセットと;分析用液体試薬を分注する装置であって:容器であって、第1の末端、第2の末端、第1の側部、第2の側部、裏面、表面、容器の表面で開口している第1の陥凹部、第1の陥凹部の開口した表面周辺に伸びるフランジ、および容器の第2の末端付近で開口している第2の陥凹部を有する、容器;第1の陥凹部内に配置された第1の液体試薬;第2の陥凹部内に配置された第2の液体試薬;可撓性のカバーであって、容器のフランジに取り外し可能に取り付けられて、第1の陥凹部に第1の液体試薬を密封し、第2の陥凹部に第2の液体試薬を密封し、フランジから可撓性のカバーを除去し、容器の第1の末端を、容器の第2の末端の実質的に垂直方向で真下に位置させると、第1の液体試薬が第1の陥凹部から流れ出る一方、第2の液体試薬は第2の陥凹部に含有される、可撓性のカバーを含む、装置と;反応カセットの注入口に部分的に挿入され、それにより液体テストサンプルを反応チャンバに導入することが可能である、毛管とを含む、キット。
反応カセットは、反応チャンバに沿って位置する少なくとも1つの固体試薬域をさらに含み、固体試薬域は、固体分析用試薬を含む、キット。
分析用液体試薬を分注する装置は、第3の陥凹部をさらに含み、そこに第3の液体試薬が配置される、キット。
第1の液体試薬および第2の液体試薬は、同一の化学組成である、キット。
第1の液体試薬および第2の液体試薬は、化学組成が異なる、キット。
第1の液体試薬、第2の液体試薬、および第3の液体試薬は、同一の化学組成である、キット。
第1の液体試薬、第2の液体試薬、および第3の液体試薬は、化学組成が異なる、キット。
液体テストサンプルにおける検体の存在を判定する分析反応を行うための方法であって:実質的に水平の回転軸を有する反応カセットを準備する工程であって、反応カセットは:表面外周側部、裏面外周側部、第1の外周側部、第2の外周側部、裏面部分および表面部分を含み、それにより反応カセットチャンバを形成する、ボディ;液体テストサンプルを反応カセットチャンバ内に導入するための注入口;注入口と液体連通する反応チャネル;ならびに反応カセットに組み入れられる分析用液体試薬を分注する装置であって:容器であって、第1の末端、第2の末端、第1の側部、第2の側部、裏面、表面、容器の表面で開口している第1の陥凹部、第1の陥凹部の開口した表面周辺に伸びるフランジ、および容器の第2の末端付近で開口している第2の陥凹部を有する、容器;第1の陥凹部内に配置された第1の液体試薬;第2の陥凹部内に配置された第2の液体試薬;ならびに可撓性のカバーであって、容器のフランジに取り外し可能に取り付けられて、第1の陥凹部に第1の液体試薬を密封し、第2の陥凹部に第2の液体試薬を密封し、フランジから可撓性のカバーを除去し、容器の第1の末端を、容器の第2の末端の実質的に垂直方向で真下に位置させると、第1の液体試薬が第1の陥凹部から流れ出る一方、第2の液体試薬は第2の陥凹部に含有される、可撓性のカバーを含む、装置を含む、工程と;反応カセットの注入口を経由して、液体テストサンプルを反応チャンバに導入する工程と;可撓性のカバーを除去し、それにより、第1の液体試薬を第1の陥凹部から反応チャネルに導入し、それによって、第1の液体試薬を液体テストサンプルと混合して、それにより、反応チャネル中の第1の液体反応混合物を形成する工程と;第1の反応混合物における検出可能な反応を測定して、第1の反応混合物に存在する少なくとも1つの検体の存在を判定する工程と;反応カセットを水平軸周囲で回転させ、その結果、第2の液体試薬を第2の陥凹部から反応チャネルに導入する工程と;反応カセットを、そのような水平軸周囲で振動させて、第1の液体反応混合物をかき混ぜて、その結果、第1の反応混合物と第2の液体試薬を混合し、それにより第2の反応混合物を形成する工程と;第2の反応混合物における検出可能な反応を測定して、第2の反応混合物に存在する少なくとも1つの検体の存在を判定する工程とを含む、方法。
分析用液体試薬を分注する装置は、第3の陥凹部をさらに含み、そこに第3の液体試薬が配置される、方法。
反応カセットを水平軸周囲で回転させ、その結果、第3の液体試薬を第3の陥凹部から反応チャネルに導入する工程を含む、方法。
第2の反応混合物と第3の液体試薬を振動させて、それにより、第3の反応混合物を形成する工程を含む、方法。
第3の反応混合物における検出可能な反応を測定して、第3の反応混合物における少なくとも1つの検体の存在を判定する工程を含む、方法。
液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの検体の濃度は、測定により検出される、方法。
したがって、ここで開示され、請求されている本発明の概念によれば、検体の検出アッセイに使用する少なくとも2つの液体試薬を分注するためのデバイス、キットおよび方法が提供される。本明細書に記載されているように、ここで開示され、請求されている本発明の概念は、検体の検出アッセイに使用する、少なくとも2つの液体試薬を分注することが可能である反応カセット内に存在する改良した装置、ならびにそれに関連したキットおよび使用方法の実施形態に関し、本明細書において上で記載されている目的および利点を完全に満たす、ここで開示され、かつ/または、請求されている本発明の概念が作り出される。ここで開示され、請求されている本発明の概念は、本明細書で上に記載されている具体的な図面、実験、結果および言葉と併せて記載されているが、多くの代用物、改変および変化は当業者に明らかなことは明白である。したがって、ここで開示され、請求されている本発明の概念の精神および広範な範囲の範疇であるそのような代用物、改変および変化すべてを包括することが意図される。

Claims (26)

  1. 分析用液体試薬を分注する装置であって:
    容器であって、第1の末端、第2の末端、第1の側部、第2の側部、裏面、表面、前記容器の表面で開口している第1の陥凹部、第1の陥凹部の開口した表面周辺に伸びるフランジ、および前記容器の第2の末端付近で開口している第2の陥凹部を有する、前記容器と;
    第1の陥凹部内に配置された第1の液体試薬と;
    第2の陥凹部内に配置された第2の液体試薬と;
    単一の可撓性のカバーであって、前記容器のフランジに取り外し可能に取り付けられて、第1の陥凹部内に第1の液体試薬を密封し、第2の陥凹部内に第2の液体試薬を密封し、フランジから前記単一の可撓性のカバーを完全に除去する際に、第1の液体試薬が第1の陥凹部から流れ出る一方、前記容器が、前記容器の第1の末端を前記容器の第2の末端の実質的に垂直方向で真下に位置させるように、方向づけられたときに、第2の液体試薬は留まりそして開口した第2の陥凹部に含有される、前記単一の可撓性のカバーと;
    を含む、前記装置。
  2. 装置は、容器の第2の末端付近で開口している第3の陥凹部をさらに含み、さらに、第3の液体試薬が、第3の陥凹部内に配置される、請求項1に記載の装置。
  3. 第2の陥凹部および第3の陥凹部は、第1の陥凹部の両側に位置する、請求項2に記載の装置。
  4. 縦軸は、容器の第1の末端および第2の末端の間に伸び、第2の陥凹部および第3の陥凹部のそれぞれは、細長く、縦軸に実質的に平行に方向づけられている、請求項3に記載の装置。
  5. 縦軸は、容器の第1の末端および第2の末端の間に伸び、第2の陥凹部および第3の陥凹部のそれぞれは、細長く、縦軸に対して傾斜している、請求項3に記載の装置。
  6. 第2の陥凹部および第3の陥凹部は、第1の陥凹部の両側に位置し、第2の陥凹部は、第1の陥凹部から離れて、容器の第1の末端から第2の末端へと傾斜し、第3の陥凹部は、第1の陥凹部から離れて、容器の第1の末端から第2の末端へと傾斜する、請求項2に記載の装置。
  7. 装置は、少なくとも1つの支持部をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  8. 装置は、第1の支持部と第2の支持部とを含み、前記第1の支持部は、前記第2の支持部より短い、請求項7に記載の装置。
  9. 容器の第1の末端は、先端を形成するように傾斜しており、先端は、第1の陥凹部の液体吐出ポイントから縦方向に伸びる、請求項1に記載の装置。
  10. 第1の液体試薬および第2の液体試薬は、同一の化学組成である、請求項1に記載の装置。
  11. 第1の液体試薬および第2の液体試薬は、化学組成が異なる、請求項1に記載の装置。
  12. 第1の液体試薬、第2の液体試薬および第3の液体試薬は、同一の化学組成である、請求項2に記載の装置。
  13. 第1の液体試薬、第2の液体試薬および第3の液体試薬は、化学組成が異なる、請求項2に記載の装置。
  14. 分析用反応キットであって:
    反応カセットであって:
    表面外周側部、裏面外周側部、第1の外周側部、第2の外周側部、裏面部分および表面部分を含み、それにより反応カセットチャンバを形成する、ボディ;
    液体テストサンプルを反応カセットチャンバ内に導入するための注入口;ならびに
    注入口と液体連通する反応チャンバ;
    を含む前記反応カセットと;
    分析用液体試薬を分注する装置であって:
    容器であって、第1の末端、第2の末端、第1の側部、第2の側部、裏面、表面、容器の表面で開口している第1の陥凹部、第1の陥凹部の開口した表面周辺に伸びるフランジ、および容器の第2の末端付近で開口している第2の陥凹部を有する、容器;
    第1の陥凹部内に配置された第1の液体試薬;
    第2の陥凹部内に配置された第2の液体試薬;ならびに
    単一の可撓性のカバーであって、容器のフランジに取り外し可能に取り付けられて、第1の陥凹部内に第1の液体試薬を密封し、第2の陥凹部内に第2の液体試薬を密封し、フランジから前記単一の可撓性のカバーを完全に除去する際に、第1の液体試薬が第1の陥凹部から流れ出る一方、前記容器が、前記容器の第1の末端を前記容器の第2の末端の実質的に垂直方向で真下に位置させるように、方向づけられたときに、第2の液体試薬は留まりそして開口した第2の陥凹部に含有される、前記単一の可撓性のカバーと;
    を含む、前記装置と;
    前記反応カセットの注入口に部分的に挿入され、それにより液体テストサンプルを反応チャンバに導入することが可能である、毛管と;
    を含む、前記キット。
  15. 反応カセットは、反応チャンバに沿って位置する少なくとも1つの固体試薬域をさらに含み、固体試薬域は、少なくとも1つの固体分析用試薬を含む、請求項14に記載のキッ
    ト。
  16. 分析用液体試薬を分注する装置は、容器の第2の末端付近に開口している第3の陥凹部をさらに含み、さらに第3の液体試薬が第3の陥凹部内に配置される、請求項14に記載のキット。
  17. 第1の液体試薬および第2の液体試薬は、同一の化学組成である、請求項14に記載のキット。
  18. 第1の液体試薬および第2の液体試薬は、化学組成が異なる、請求項14に記載のキット。
  19. 第1の液体試薬、第2の液体試薬および第3の液体試薬は、同一の化学組成である、請求項16に記載のキット。
  20. 第1の液体試薬、第2の液体試薬および第3の液体試薬は、化学組成が異なる、請求項16に記載のキット。
  21. 液体テストサンプルにおける検体の存在を判定する分析反応を行うための方法であって:
    実質的に水平の回転軸を有する反応カセットを準備する工程であって、反応カセットは:
    表面外周側部、裏面外周側部、第1の外周側部、第2の外周側部、裏面部分および表面部分を含み、それにより反応カセットチャンバを形成する、ボディ;
    液体テストサンプルを反応カセットチャンバ内に導入するための注入口;
    注入口と液体連通する反応チャネル;ならびに
    反応カセットに組み入れられる分析用液体試薬を分注する装置であって:
    容器であって、第1の末端、第2の末端、第1の側部、第2の側部、裏面、表面、容器の表面で開口している第1の陥凹部、第1の陥凹部の開口した表面周辺に伸びるフランジ、および容器の第2の末端付近で開口している第2の陥凹部を有する、容器;
    第1の陥凹部内に配置された第1の液体試薬;
    第2の陥凹部内に配置された第2の液体試薬;ならびに
    単一の可撓性のカバーであって、容器のフランジに取り外し可能に取り付けられて、第1の陥凹部内に第1の液体試薬を密封し、第2の陥凹部内に第2の液体試薬を密封し、フランジから前記単一の可撓性のカバーを完全に除去する際に、第1の液体試薬が第1の陥凹部から流れ出る一方、前記容器が、前記容器の第1の末端を、前記容器の第2の末端の実質的に垂直方向で真下に位置させるように、方向づけられたときに、第2の液体試薬は留まりそして開口した第2の陥凹部に含有される、可撓性のカバー;
    を含む、装置;
    を含む、前記工程と;
    反応カセットの注入口を経由して、液体テストサンプルを反応チャンバに導入する工程と;
    単一の可撓性のカバーを除去し、それにより、第1の液体試薬を第1の陥凹部から反応チャネルに導入し、それによって、第1の液体試薬を液体テストサンプルと混合して、それにより、反応チャネル中の第1の反応混合物を形成する工程と;
    第1の反応混合物における検出可能な反応を測定して、第1の反応混合物に存在する少なくとも1つの検体の存在を判定する工程と;
    反応カセットを水平軸周囲で回転させ、その結果、第2の液体試薬を第2の陥凹部から反応チャネルに選択的に導入する工程と;
    反応カセットを、そのような水平軸周囲で振動させて、第1の液体反応混合物をかき混
    ぜて、その結果、第1の反応混合物と第2の液体試薬を混合し、それにより第2の反応混合物を形成する工程と;
    第2の反応混合物における検出可能な反応を測定して、第2の反応混合物に存在する少なくとも1つの検体の存在を判定する工程と;
    を含む、前記方法。
  22. 分析用液体試薬を分注する装置は、容器の第2の末端付近に開口している第3の陥凹部をさらに含み、さらに第3の液体試薬が第3の陥凹部内に配置される、請求項21に記載の方法。
  23. 反応カセットを水平軸周囲で回転させ、その結果、第3の液体試薬を開口している第3の陥凹部から反応チャネルに選択的に導入する工程を含む、請求項22に記載の方法。
  24. 第2の反応混合物と第3の液体試薬を振動させて、それにより、第3の反応混合物を形成する工程を含む、請求項23に記載の方法。
  25. 第3の反応混合物における検出可能な反応を測定して、第3の反応混合物における少なくとも1つの検体の存在を判定する工程を含む、請求項24に記載の方法。
  26. 液体テストサンプルに存在する少なくとも1つの検体の濃度は、測定により検出される、請求項21に記載の方法。
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