JP6633513B2 - カテーテル及びカテーテルセット - Google Patents

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Description

本発明は、有効長を延長可能なラピッドエクスチェンジ式のカテーテル及びカテーテルセットに関する。
カテーテルには、ラピッドエクスチェンジ式のカテーテルとオーバーザワイヤ式のカテーテルがある。ラピッドエクスチェンジ式のカテーテルは、その先端部にのみガイドワイヤルーメンが設けられたものであって、オーバーザワイヤ式のカテーテルと比べてカテーテルの交換を容易に行うことが可能となっている。このようなラピッドエクスチェンジ式のカテーテルとして、血管等の生体管腔内に生じた狭窄部を貫通させるための貫通カテーテルが知られている(例えば、特開2004−275435号公報参照)。
ところで、血管等の生体管腔内に生じた狭窄部又は閉塞部(以下、狭窄部と閉塞部を総称して単に「狭窄部」と称することがある。)にガイドワイヤを挿通させて当該狭窄部を治療することが広汎に行われている。そして、例えば、このように狭窄部にガイドワイヤを通過させる際、当該狭窄部を貫通させるための貫通カテーテルや、ガイドワイヤの先端部の撓みを抑制するために当該先端部を補助するサポートカテーテルが使用される。
しかしながら、ガイドワイヤに沿って貫通カテーテル又はサポートカテーテル(以下、単に「カテーテル」と称することがある。)を進行させる際、術者の想定以上に生体管腔内の狭窄部が長い場合又は生体管腔内に複数の狭窄部が連続して存在する場合、カテーテルの有効長が不足することがある。そうすると、生体管腔内に挿入しているカテーテルを抜去し、抜去したカテーテルよりも全長の長い異なるカテーテルを生体管腔内に挿入する必要があるため、コストが増大すると共に治療時間が長期化してしまう。
また、湾曲部が多い血管等の治療では、手術室に備えているカテーテルよりも有効長の長いカテーテルが必要になる可能性もある。このような場合、必要な全長を有するカテーテルの代替品が準備できないと、患者の治療を確実に行うことができないおそれがある。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、治療時間の短縮化及びコストの低廉化を図ることができると共に生体管腔内の狭窄部を確実に治療することができるカテーテル及びカテーテルセットを提供することを目的とする。
本発明に係るカテーテルは、ラピッドエクスチェンジ式のカテーテルであって、筒体と、前記筒体よりも細長く形成されて当該筒体の基端部に設けられた可撓性を有するシャフトと、を備え、前記シャフトは、シャフト本体と、前記シャフト本体の基端部に設けられて前記カテーテルの有効長を延長させるための延長シャフトが接続可能な接続部と、を有し、前記接続部は、形状記憶特性を有する材料で構成された雄部である、ことを特徴とする
本発明に係るカテーテルによれば、生体管腔内の狭窄部を治療する際にカテーテルの有効長が不足するような場合であっても、接続部に延長シャフトを接続してカテーテルの有効長を延長することができるので、当該カテーテルを交換することなく狭窄部に到達させることができる。これにより、治療時間の短縮化及びコストの低廉化を図ることができると共に狭窄部を確実に治療することができる。また、接続部の折損を抑制できる。
上記のカテーテルにおいて、前記接続部は、波状に折曲して形成されていてもよい。
このような構成によれば、接続部と延長シャフトとを嵌合させた状態で接続部の波山の高さが低くなるように当該接続部を弾性変形させることができるので、その復元力(弾発力)により接続部と延長シャフトとを強固に接続することができる。
本発明に係るカテーテルセットは、ラピッドエクスチェンジ式のカテーテルと、前記カテーテルの有効長を延長させるための延長シャフトと、を備えたカテーテルセットであって、前記カテーテルは、上述したカテーテルであることを特徴とする。
本発明によれば、接続部に延長シャフトを接続することによりカテーテルの有効長を延長することができるので、治療時間の短縮化及びコストの低廉化を図ることができると共に生体管腔内の狭窄部を確実に治療することができる。
本発明の第1実施形態に係るカテーテルセットの概略縦断面図である。 図1のII−II線に沿った横断面図である。 図3Aは前記カテーテルセットを構成するカテーテルの第1接続部と延長シャフトの第2接続部の一部断面拡大図であり、図3Bは前記第1接続部と前記第2接続部とが接続した状態を示す一部断面拡大図である。 図4Aは第1狭窄部にガイドワイヤを通過させた状態を示す説明図であり、図4Bは第2狭窄部にガイドワイヤを導いた状態を示す説明図である。 延長シャフトに操作デバイスを装着した状態を示す説明図である。 第2狭窄部にガイドワイヤを通過させた状態を示す説明図である。 図7Aは第2実施形態に係るカテーテルセットの一部省略説明図であり、図7Bは第3実施形態に係るカテーテルセットの一部省略説明図であり、図7Cは第4実施形態に係るカテーテルセットの一部省略説明図である。
以下、本発明に係るカテーテルを備えたカテーテルセットについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、カテーテルセット10Aは、カテーテル12と、延長シャフト14とを備えている。本実施形態に係るカテーテル12は、例えば、血管、胆管、気管、食道、尿道等の生体管腔内の狭窄部に通過させるガイドワイヤGWの先端部の撓みを抑制するために当該先端部を補助するラピッドエクスチェンジ式のサポートカテーテルである。ただし、カテーテル12は、狭窄部を貫通するラピッドエクスチェンジ式の貫通カテーテルであってもよい。
カテーテル12は、細径で長尺なシャフト16と、シャフト16の基端側に着脱可能に設けられる操作デバイス18と、シャフト16の先端部に設けられる筒体20とを備えている。
シャフト16は、シャフト本体22と、シャフト本体22の基端部に設けられた第1接続部24とを有している。シャフト本体22は、筒体20よりも細長く(細径で長尺に)形成された中実の線状部材であって、可撓性を有している。シャフト本体22は、任意の材料で構成可能であるが、例えば、ステンレス鋼、Ni−Ti合金、又はコバルト系合金等の金属材料で構成することができる。特に、カテーテル12を貫通カテーテルとして構成する場合には、シャフト本体22を中実の金属線で構成すると、シャフト本体22に適度な剛性が得られ、シャフト本体22の基端側に作用した押し込み力を筒体20に効率的に伝達させることができるので好適である。
第1接続部24は、カテーテル12の有効長を延長させるための延長シャフト14が接続可能に構成される。この第1接続部24の構成については追って説明する。
操作デバイス18は、人手によって操作し易い大きさに形成されており、シャフト16が挿通する内腔26を有する円筒状のハンドル28と、ハンドル28の先端開口部に配設されたチャック30と、ハンドル28の先端側にねじ嵌合するキャップ32とを含む。
チャック30は、その中心部にシャフト16が挿通する貫通孔が形成されており、基端側の小径部がハンドル28の先端開口部に配設された状態で先端側の大径部がハンドル28の内腔から露出する。大径部の外面は、小径部に向かって徐々に縮径するテーパ状に形成されている。また、チャック30には、軸線方向に延在して貫通孔に連通する図示しないスリット38が周方向に複数形成されている。各スリット38は、大径部の先端から小径部の途中まで延在している。
このような構成の操作デバイス18では、チャック30の貫通孔を介してハンドル28の内腔26にシャフト本体22を通した状態でキャップ32のハンドル28に対するねじ嵌合力を強めると、チャック30の大径部がハンドル28に向かって押圧されてチャック30の貫通孔が縮径する。そうすると、貫通孔を構成する壁面がシャフト本体22の外面に押し付けられるため、操作デバイス18がシャフト本体22に対して固定される。一方、キャップ32のハンドル28に対するねじ嵌合力を弱めると、チャック30の貫通孔が拡径するため、操作デバイス18の固定が解除されて操作デバイス18とシャフト本体22とが相対的に移動可能となる。
本実施形態に係る操作デバイス18は、ハンドル28の基端側に固着されてガイドワイヤGWを保持するためのワイヤ保持部34をさらに備えている。ワイヤ保持部34は、例えば、ゴム材料で構成することができる。
図2に示すように、ワイヤ保持部34には、円形状の孔部36と、孔部36に連通してハンドル28とは反対側の面に開口するスリット38とが形成されている。孔部36とスリット38のそれぞれは、ハンドル28の軸線方向に沿ってワイヤ保持部34を貫通している(図1参照)。孔部36の孔径は、ガイドワイヤGWの外径よりも小さく形成されている。スリット38は、孔部36に向かって徐々に幅狭に形成されている。
このように構成されたワイヤ保持部34では、スリット38を介して孔部36にガイドワイヤGWを挿入することにより、孔部36を構成する壁面がガイドワイヤGWによって半径方向外方に押し広げられるので、ワイヤ保持部34の復元力によってガイドワイヤGWが孔部36を構成する壁面に保持される。
筒体20は、円筒状に構成されており、その基端部にシャフト16の先端部が固着されている。筒体20は、ガイドワイヤGWが挿通可能な内腔(ガイドワイヤルーメン)40を有する内層42と、内層42の外周側に設けられた外層44と、内層42と外層44との間に配設された補強体(ブレード)46とを含む。また、筒体20の先端部は、狭窄部への進入性、及び、生体管腔内に損傷を防止する観点から、ガイドワイヤGWの外周面と筒体20の先端の外周面との境界に形成される段差面が小さくなるように、先端に向かってテーパ状になっていることが好ましい。なお、サポートカテーテルの場合、ガイドワイヤの先端部を補助し易いように、筒体20のテーパ状の先端部の径方向の肉厚は、筒体20の基端部の径方向の肉厚よりも厚くなっている方が好ましい。
内層42は、任意の材料で構成可能であるが、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素系樹脂で構成することができる。この場合、内腔40を構成する面の摩擦係数を比較的小さくすることができるので、ガイドワイヤGWを円滑に内腔40に挿通することができる。
外層44は、任意の材料で構成可能であるが、例えば、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー等の各種熱可塑性エラストマーや、これらの混合物等で構成することができる。また、外層44の先端部は、先細りのテーパ部が形成されている。このように先端部を先細りにすることによって、カテーテル12は狭窄部を通過し易くなる。
補強体46は、網状に形成された状態で外層44に埋設されている。補強体46は、任意の材料で構成可能であるが、例えば、タングステン、ステンレス鋼等を用いることができる。なお、補強体46は、螺旋コイル状、棒状に形成しても構わない。
なお、筒体20には、カテーテル12の生体管腔内での位置を確認できるように、X線不透過マーカー等を設けておくことが好ましい。例えば、筒体20には、生体管腔内での筒体20の位置を把握するために、筒体20を構成する材料に硫酸バリウム、酸化ビスマス、タングステン等のX線不透過材を添加しておいてもよい。また、筒体20は、生体管腔内の狭窄部等の測長のため、白金等のX線不透過マーカーを筒体20の先端部と基端部に設けておいてもよい。
図3Aに示すように、第1接続部24は、Ti−Ni系形状記憶合金等の形状記憶特性を有する材料で構成された線状部材をシャフト本体22の基端面の略中心から波状に折曲するように延出して形成されている。すなわち、第1接続部24は、雄部として構成されている。
第1接続部24の幅寸法(波の山と谷の間隔)Wは、シャフト本体22の外径D1と略同一の寸法に形成されている。これにより、カテーテル12を操作する際に第1接続部24が術者の手指や他の医療機器等と干渉することを抑えることができる。
延長シャフト14は、その先端から基端まで開口した内腔48を有する管状部材であって、延長シャフト本体50と、延長シャフト本体50の先端部に一体的に設けられてカテーテル12の第1接続部24に接続可能な第2接続部52とを有する。延長シャフト14は、シャフト本体22と同じ材料で構成可能であって、任意の長さに設定可能である。
第2接続部52は、雄部である第1接続部24に嵌合結合する雌部として構成されている。第2接続部52の孔径D2は、第1接続部24の幅寸法Wよりも小さい。そのため、第2接続部52の内腔48に第1接続部24を挿入する際に、第1接続部24は、その幅寸法が狭くなるように(第1接続部24の波山の高さが低くなるように)弾性変形するため、第2接続部52の内面には第1接続部24の復元力を作用させることができる。これにより、第1接続部24と第2接続部52とを強固に嵌合結合することができる(図3B参照)。
また、第2接続部52の外径D3は、シャフト本体22の外径D1と略同一に形成されている。これにより、第1接続部24と第2接続部52とを接続した状態で、シャフト本体22の外面と第2接続部52の外面とが面一となるため、シャフト本体22と第2接続部52との境界部が他の医療機器(ガイディングカテーテル等)と干渉することを回避することができる。
さらに、図示していないが、カテーテル12の基端部(シャフト本体22の基端部又は第1接続部24)には、白金等のX線不透過マーカーを設けておくことが好ましい。このように構成することで、カテーテル12と延長シャフト14を接続した際、X線造影下において接続位置を把握することができる。また、図示していないが、延長シャフト14の先端部又は第2接続部52にもX線造影マーカーを設けておいてもよい。このように構成することで、X線造影下において、生体管腔内等での第1接続部24及び第2接続部52の接続度合を確認することができる。
本実施形態に係るカテーテルセット10Aは、基本的には以上のように構成されるものであって、以下、作用効果について説明する。
本実施形態に係るカテーテルセット10Aは、例えば、血管200内に生じた狭窄度の高い病変又は慢性完全閉塞病変(CTO:Chronic Total Occlusion)である第1狭窄部202及び第2狭窄部204を続けて治療する方法に適用することができる。このような第1狭窄部202及び第2狭窄部204を治療する場合、先ず、例えば、セルジンガー法により図示しないシースイントロデューサを血管(例えば、橈骨動脈や大腿動脈等)に穿刺し、ガイドワイヤGWを先行して導入すると共にガイディングカテーテル206を所定の血管200内の所定の位置に留置する。このとき、ガイドワイヤGWは、単独で第1狭窄部202を通過することができないため、第1狭窄部202の手前側(中枢側であって図4Aの右側)に位置している。
次に、サポートカテーテルとしてのカテーテル12の筒体20の内腔40にガイドワイヤGWを通し、ガイドワイヤGWに沿ってガイディングカテーテル206の内腔を介してカテーテル12を前進させ、その先端をガイドワイヤGWの先端の近傍に位置させる。なお、カテーテル12は、初期状態において、延長シャフト14が取り付けられておらず、シャフト本体22の基端部に操作デバイス18が装着されている。
続いて、術者は、ガイドワイヤGWの先端部をカテーテル12によって補助しながら当該ガイドワイヤGWを第1狭窄部202に通過させる(図4A参照)。このとき、術者は、ガイドワイヤGW及びカテーテル12を交互に所定長ずつ第1狭窄部202に押し進めるように操作してもよいし、ガイドワイヤGW及びカテーテル12を一緒に第1狭窄部202に押し進めるように操作してもよい。
ガイドワイヤGW及びカテーテル12を一緒に操作する場合には、ガイドワイヤGWの基端側をワイヤ保持部34のスリット38を介して孔部36に挿入することにより操作デバイス18に固定する。これにより、術者は、操作デバイス18を把持してガイドワイヤGW及びカテーテル12の両方を同時に容易に操作することができる。ガイドワイヤGWを第1狭窄部202に通過させることにより、当該第1狭窄部202の治療が完了する。
この段階で、治療された第1狭窄部202よりも末梢側に第2狭窄部204が存在しているため、第1狭窄部202の末梢側に十分な血液の灌流が得られないことがある。この場合、第2狭窄部204の治療が続けて行われる。
すなわち、術者は、ガイドワイヤGWを操作してその先端を第2狭窄部204に押し付ける(図4B参照)。なお、第1狭窄部202の治療において、ガイドワイヤGWを操作デバイス18に固定していた場合には、ガイドワイヤGWを操作デバイス18のワイヤ保持部34から取り外した上で当該ガイドワイヤGWを操作する。
そして、ガイドワイヤGWを第2狭窄部204に通過させるのが容易ではない場合には、カテーテル12の先端をガイドワイヤGWの先端の近傍に位置させる。このとき、第1狭窄部202と第2狭窄部204との間隔が比較的長い場合には、カテーテル12が第2狭窄部204まで届かないことがある。
そこで、本実施形態では、第2狭窄部204の治療を行うに際して、カテーテル12の第1接続部24に延長シャフト14を接続することにより、カテーテル12の有効長を延長する。すなわち、波状に折曲するように形成された第1接続部24を第2接続部52の内腔48に挿入する。そうすると、第1接続部24が波山の高さが低くなるように弾性変形すると共にその復元力が第2接続部52の内面に作用するため、第1接続部24と第2接続部52とが強固に嵌合結合される。なお、このとき、術者は、第1狭窄部202から第2狭窄部204までの距離に対応する長さの延長シャフト14を選択してカテーテル12に接続することは言うまでもない。
また、術者は、操作デバイス18のキャップ32を操作してハンドル28に対するねじ嵌合力を弱めることにより、操作デバイス18のシャフト16に対する固定を解除する。その後、操作デバイス18を延長シャフト本体50の基端側の任意の位置に移動させた状態でキャップ32を操作してハンドル28に対するねじ嵌合力を強めることにより、操作デバイス18を延長シャフト14に対して固定する(図5参照)。
続いて、ガイドワイヤGWの先端部をカテーテル12によって補助しながら当該ガイドワイヤGWを第2狭窄部204に通過させる(図6参照)。この第2狭窄部204の治療は、上述した第1狭窄部202の治療と同様であるため、その詳細な説明は省略する。第2狭窄部204の治療後、カテーテル12及びガイドワイヤGWを血管200から抜去する。
本実施形態によれば、カテーテル12の第1接続部24に延長シャフト14の第2接続部52を接続することにより、カテーテル12の有効長を延長することができる。そのため、手前側(中枢側)の第1狭窄部202の治療を行った後で、第1狭窄部202よりも末梢側に存在する第2狭窄部204を治療する際に、カテーテル12の有効長が不足していた場合であっても、当該カテーテル12に延長シャフト14を接続することによりカテーテル12を第2狭窄部204に到達させることができる。これにより、第1狭窄部202を治療した後に、当該カテーテル12を有効長の長い異なるカテーテルに交換する必要がないため、治療時間の短縮及びコストの低廉を図ることができると共に第1狭窄部202及び第2狭窄部204を確実に治療することができる。
本実施形態では、カテーテル12の第1接続部24が雄部であり延長シャフト14の第2接続部52が雌部であるため、第1接続部24と第2接続部52を嵌合結合することにより、カテーテル12に延長シャフト14を容易に接続することができる。また、形状記憶特性を有する材料で第1接続部24を構成しているので、第1接続部24の折損を抑制できる。
さらに、第1接続部24を波状に折曲して形成しているので、第1接続部24を第2接続部52の内腔48に挿入した際に、第1接続部24の波山の高さが低くなるように第1接続部24を弾性変形させることができる。これにより、第1接続部24の復元力を第2接続部52の内面に作用させることができるので、第1接続部24と第2接続部52とを強固に接続することができる。
本実施形態によれば、シャフト16に操作デバイス18を装着することができるので、カテーテル12の操作性を向上させることができる。また、延長シャフト14を第1接続部24に接続した状態において、操作デバイス18をシャフト16から延長シャフト14に付け替えることができるので、カテーテル12の有効長を延長させつつ操作性を向上させることができる。
さらに、操作デバイス18のワイヤ保持部34にガイドワイヤGWを保持することができるので、操作デバイス18を把持してカテーテル12とガイドワイヤGWを同時に操作することが可能となる。
本実施形態に係るカテーテルセット10Aは、上述した構成に限定されない。延長シャフト14は、例えば、細径で中実の延長シャフト本体50の先端部に管状の第2接続部52を設けることにより構成してもよい。この場合、延長シャフト本体50の剛性が高くなるので、延長シャフト本体50に付与された押し込み力をシャフト16に効率的に伝達させることができる。
また、第2接続部52は、塑性変形可能な金属材料で構成してもよい。この場合、第1接続部24を第2接続部52の内腔48に挿入した状態で、第2接続部52を鉗子等で挟み加締めることが可能となる。これにより、第1接続部24と第2接続部52とをより一層強固に嵌合結合することができる。
本実施形態に係るカテーテルセット10Aは、比較的長い狭窄部の治療や下肢の血管内に生じた狭窄部の治療に対しても用いることができる。後者の場合、例えば、橈骨動脈から挿入したカテーテル12を下肢の血管内に生じた狭窄部に導くような治療を行う際、当該血管に湾曲部が多く、カテーテル12の有効長が不足することがある。しかしながら、本実施形態によれば、カテーテル12に延長シャフト14を接続することにより有効長を延長することができるので、カテーテル12を有効長の長い別のカテーテルに交換することなく前記狭窄部に確実に到達させて治療を行うことができる。
また、カテーテルセット10Aは、バルーンカテーテル、ステントデリバリーカテーテル、又は薬剤注入用カテーテル等の治療用カテーテルと一緒に使用することも可能であり、この場合、カテーテル12は、治療用カテーテルを挿通可能な内腔40を有する筒体20を先端部に備えた貫通カテーテルであってもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るカテーテルセット10Bについて説明する。なお、第2実施形態に係るカテーテルセット10Bについて、上述した第1実施形態に係るカテーテルセット10Aと同一の構成には同一の参照符号を付し、詳細な説明は省略する。後述する第3実施形態に係るカテーテルセット10C及び第4実施形態に係るカテーテルセット10Dについても同様である。
図7Aに示すように、本実施形態に係るカテーテルセット10Bは、カテーテル60のシャフト62と延長シャフト64の構成が上述した第1実施形態に係るカテーテルセット10Aと異なる。
すなわち、シャフト62は、その先端から基端まで開口する内腔66を有する管状部材であって、シャフト本体68と、シャフト本体68の基端部に一体的に設けられた第1接続部70とを有する。すなわち、第1接続部70は、雌部として構成されている。
延長シャフト64は、細径で中実の延長シャフト本体72と、延長シャフト本体72の先端部に設けられた第2接続部74とを有する。延長シャフト本体72の外径は、第1接続部70の外径と略同一に設定されている。これにより、第1接続部70と第2接続部74とを接続した状態で、第1接続部70の外面と延長シャフト本体72の外面とが面一となるため、第1接続部70と延長シャフト本体72との境界部が他の医療機器(ガイディングカテーテル等)と干渉することを回避することができる。なお、第2接続部74は、上述した第1実施形態の第1接続部24と同様の構成を有しているため、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、カテーテル60の第1接続部70の内腔66に第2接続部74を挿入すると、第2接続部74の復元力が第1接続部70の内面に作用するので、第1接続部70と第2接続部74とが強固に嵌合結合される。
本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の効果を奏する。また、延長シャフト本体72を中実に構成しているので、延長シャフト本体72を中空に構成した場合と比較してその剛性を高めることができる。これにより、延長シャフト本体72の基端側に作用した押し込み力をシャフト62に効率的に伝達させることができる。
さらに、シャフト本体68の基端部に第1接続部70を一体的に設けることによりシャフト62が一定外径の管状部材となっているので、延長シャフト64を第1接続部70に接続していない状態で、カテーテル60を操作する際に、第1接続部70が術者の手指や他の医療機器等に干渉することを回避することができる。
本実施形態に係るカテーテルセット10Bは、上述した構成に限定されない。例えば、シャフト本体68は、中実に構成してもよい。この場合、シャフト本体68を中空に構成した場合と比較してその剛性を高めることができる。これにより、シャフト本体68の基端側に作用した押し込み力を筒体20に効率的に伝達させることができる。
また、第1接続部70は、塑性変形可能な金属材料で構成してもよい。そうすると、第1接続部70を鉗子等で加締めることができ、これによって、第1接続部70と第2接続部74とをより一層強固に接続することができる。この場合、シャフト本体68と第1接続部70とを異なる材料で構成することも可能である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るカテーテルセット10Cについて説明する。図7Bに示すように、本実施形態に係るカテーテルセット10Cは、延長シャフト80の構成が上述した第1実施形態に係るカテーテルセット10Aと異なり、連結部82を備える。
延長シャフト80は、延長シャフト本体84と第2接続部86とを有し、上述した第2実施形態に係る延長シャフト64と同様の構成を備えている。そのため、この延長シャフト80の詳細な説明は省略する。
連結部82は、その先端から基端まで開口する内腔88を有する管状部材であって、シャフト本体22と同様の材料で構成することができる。連結部82は、第1接続部24のシャフト本体22の軸線方向に沿った長さと第2接続部86の延長シャフト本体84の軸線方向に沿った長さとの合計の長さよりも幾らか長く形成されている。
本実施形態では、第1接続部24を連結部82の一方の開口部に挿入すると、第1接続部24の復元力が連結部82の内面に作用するので、第1接続部24と連結部82とが強固に嵌合結合される。そして、第2接続部86を連結部82の他方の開口部に挿入すると、第2接続部86の復元力が連結部82の内面に作用するので、第2接続部86と連結部82とが強固に嵌合結合される。これにより、第1接続部24と第2接続部86とが連結部82を介して強固に接続されることとなる。本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係るカテーテルセット10Dについて説明する。図7Cに示すように、本実施形態に係るカテーテルセット10Dは、カテーテル90のシャフト92の構成が上述した第1実施形態に係るカテーテルセット10Aと異なり、連結部94を備える。
シャフト92は、シャフト本体96と第1接続部98とを有し、上述した第2実施形態に係るシャフト62と同様の構成を備えている。そのため、このシャフト92の詳細な説明は省略する。連結部94は、上述した第1実施形態の第1接続部24と同様の構成を有しており、Ti−Ni系形状記憶合金等の形状記憶特性を有する材料で構成された線状部材を波状に折曲させることにより構成されている。
本実施形態では、第1接続部98の内腔100に連結部94の一端側を挿入すると、連結部94の一端側の復元力が第1接続部98の内面に作用するので、第1接続部98と連結部94とが強固に嵌合結合される。そして、第2接続部52の内腔48に連結部94の他端側を挿入すると、連結部94の他端側の復元力が第2接続部52の内面に作用するので、第2接続部52と連結部94とが強固に嵌合結合される。これにより、第1接続部98と第2接続部52とが連結部94を介して強固に接続されることとなる。本実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様の効果を奏する。
本発明に係るカテーテル及びカテーテルセットは、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (3)

  1. ラピッドエクスチェンジ式のカテーテルであって、
    体と
    前記筒体よりも細長く形成されて当該筒体の基端部に設けられた可撓性を有するシャフトと
    を備え、前記シャフトは、シャフト本体と、前記シャフト本体の基端部に設けられて前記カテーテルの有効長を延長させるための延長シャフトが接続可能な接続部と、を有し、
    前記接続部は、形状記憶特性を有する材料で構成された雄部であることを特徴とするカテーテル。
  2. 請求項記載のカテーテルにおいて、
    前記接続部は、波状に折曲して形成されていることを特徴とするカテーテル。
  3. ラピッドエクスチェンジ式のカテーテルと
    前記カテーテルの有効長を延長させるための延長シャフトと
    を備えたカテーテルセットであって、
    前記カテーテルは請求項1又は2に記載のカテーテルである、
    ことを特徴とするカテーテルセット。
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