JP2010057770A - カテーテル組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイディングカテーテルに沿って挿通した処置用カテーテルを、病変部位の状態にかかわらず、病変部位に容易に到達及び/又は通過させることができるとともに、必要に応じて、適当な位置で処置用カテーテル固定/把持することができるカテーテル組立体を提供する。
【解決手段】外側カテーテル12と、外側カテーテル12内で軸方向に進退可能に収容される内側カテーテル11とを備えるカテーテル組立体10であって、内側カテーテル11は、先端部に軸方向に延びるスリット13を有し、かつ外側カテーテル12及び/又は内側カテーテル11は、先端部において少なくとも内径がテーパー形状であるカテーテル組立体。
【選択図】図1

Description

本発明は、カテーテル組立体に関する。
従来から、血管内の狭窄等の治療において、部分的に閉塞した血管部分を再疎通するために種々の外科的技術が使用されている。この種の外科的技術において、例えば、血管内にバルーンを挿入し、拡張することにより狭窄部位を拡張し、狭窄部位末梢側における血流の改善を図るバルーンカテーテル、ステント等を縮径状態で狭窄部位に搬送し、狭窄部位にて拡径、留置して狭窄部位を拡張するカテーテル等の種々のカテーテルが利用されている。
この種のカテーテルは、一般に、細径であるために、カテーテルを基端側(手元側)から押し進める力及び回転させるトルク等が、座屈及び曲折等によって、先端側に伝達しにくい。
そこで、予め、目的狭窄部位近傍までガイドするガイディングカテーテルを挿入して固定し、このガイディングカテーテル内に、処置用のカテーテル(例えば、バルーンカテーテル等)を挿入し、この処置用カテーテルをガイディングカテーテル先端から突出させ、目的狭窄部位に到達させている。そして、ガイディングカテーテルを目的部位まで円滑に進めるために、適当な直径、強度、柔軟性等を有する二重構造のガイディングカテーテルが種々提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
特開昭63−238876号公報 特公平7−41078号公報 特開2005−5535号公報
しかし、上述した従来のガイディングカテーテル自体は適所に固定されるが、処置用カテーテルは、ガイディングカテーテルから突出させた際に、ガイディングカテーテルに固定/把持されていないため、狭窄部位等の病変部位の状態によっては、不安定となり、手技を適切に行い難くなるということがある。
また、狭窄部位の狭窄状態によって、処置用カテーテルのみでは、その押し進める力が適切に伝達されず、狭窄部位を通過させることができないこともある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、ガイディングカテーテルに沿って挿通した処置用カテーテルを、病変部位の状態にかかわらず、病変部位に容易に到達及び/又は通過させることができるとともに、必要に応じて、適当な位置で処置用カテーテル固定/把持することができるカテーテル組立体を提供することを一目的とする。
本発明のカテーテル組立体によれば、外側カテーテルと、該外側カテーテル内で軸方向に進退可能に収容される内側カテーテルとを備えるカテーテル組立体であって、
前記内側カテーテルは、先端部に軸方向に延びるスリットを有し、かつ、
前記外側カテーテル及び/又は内側カテーテルは、先端部において少なくとも内径がテーパー形状であることを特徴の一つとする。
このようなカテーテル組立体では、
前記内側カテーテル及び外側カテーテルの先端部が、
前記内側カテーテル内にワイヤ又はカテーテルを挿入し、該ワイヤ又はカテーテルを前記内側及び外側カテーテルの先端部から突出させた際に、前記内側カテーテルの先端部と外側カテーテルの先端部との接触によって、前記内側カテーテルのスリットの広狭による径方向への圧力と、外側カテーテルの先端部における径方向への圧力とにより、ワイヤ又はカテーテルを把持し得る柔軟性を有することが好ましい。
また、前記外側カテーテルの先端部が、テーパー形状を有し、
前記内側カテーテルの先端部が、一定の内径及び外径を有することが好ましい。
さらに、前記外側カテーテルは、先端部の最小内径が、前記内側カテーテルの先端部の外径より小さいことが好ましい。
前記外側カテーテルの先端部が、一定の内径及び外径を有し、
前記内側カテーテルの先端部が、最先端部において最肉厚となるようなテーパー状の内径を有することが好ましい。
また、前記内側カテーテルは、最先端部の厚みと該最先端部以外の部位の内径との合計が、前記外側カテーテルの先端部の内径より大きいことが好ましい。
さらに、前記外側カテーテルが、ガイディングカテーテルであるか、RX型カテーテルであることが好ましい。
本発明のカテーテル組立体は、外側カテーテルと内側カテーテルとの二重構造により、その内部に挿通された処置用カテーテルを固定/把持する機能を付与することができるとともに、簡便かつ小さな力によって、この固定/把持を解除することができる。これにより、ガイディングカテーテルに沿って挿通した処置用カテーテルを、病変部位の状態にかかわらず、病変部位に容易に到達及び/又は通過させることができるとともに、必要に応じて、適当な位置で処置用カテーテル固定/把持して、処置用カテーテルを安定させることができる。
本発明のカテーテル組立体は、主として、外側カテーテルと、この外側カテーテル内で軸方向に進退可能に収容される内側カテーテルとを備える。
これら外側カテーテル及び/又は内側カテーテルは、通常、ガイディングカテーテルとしての役割を果たすものである。このため、適当な柔軟性及び可撓性、さらに、生体適合性を有する管状部材であることが好ましい。このような柔軟性等を有することにより、屈曲及び蛇行した血管に良好に追従し得るのみならず、後述するような、内側カテーテルのスリットの広狭による径方向への圧力と、外側カテーテルの先端部における径方向への圧力とを付与することができる。
これらは、通常、経皮的血管形成術に使用する部材を構成する材料により形成することができる。例えば、ポリウレタン、ポリアミドエラストマー、ポリエチレン、ポリエステルエラストマー、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフッ化ビニリデン等の合成樹脂等、ステンレス鋼、ニッケル−チタン合金等の金属材料及びこれらの組み合わせにより形成することができる。
なお、これら外側カテーテル及び/又は内側カテーテルは、軸方向において、硬度(又は材料)が変化した構造であってもよい。
外側カテーテルは、内側カテーテルを、カテーテル内において軸方向に突出及び退行(進退)可能なように、つまり、相対的に移動可能に挿通されている。そのため、外側カテーテルは、内側カテーテルよりも大きな内径を有している。具体的には、通常、1〜3mm程度が例示される。移動を可能とする機構は、特に限定されるものではなく、外側カテーテルに対する内側カテーテルのスライド機構であってもよいし、例えば、コネクタ部分近傍において、外側カテーテルを蛇腹機構とするもの等であってもよい。
なお、外側カテーテルは、RX型カテーテルであってもよい。そのために、好ましくは外側カテーテルの外周の一部であって、長さ方向の一部において、RX用の管状体が併設されていてもよい。また、このRX用の管状体は、外側カテーテルの先端部から突出するように設けられていてもよい。RX用の管状体は、通常、RX型カテーテルに使用されている材料及び態様をそのまま利用することができる。
内側カテーテルは、通常、その内部に、ガイドワイヤ、経皮的血管形成術で使用される各種のカテーテル又はワイヤ(例えば、血栓捕捉ワイヤ、血栓捕捉カテーテル、バルーンカテーテル、デリバリーカテーテル、アテレクトミーカテーテル、薬剤注入用カテーテル、超音波診断用カテーテル等)等を挿通することができる。そのため、内側カテーテルは、その内部に挿通するカテーテル又はワイヤ等の太さを考慮して、例えば、0.3〜2mm程度の内径を有していることが適している。
これら外側カテーテル及び内側カテーテルは、
(1)図1Aに示すように、内側カテーテル11が先端部にスリット13を有し、かつ外側カテーテル12の先端部14の内径がテーパー形状になっているか、
(2)図2Aに示すように、内側カテーテル21が先端部にスリット23を有し、かつ内側カテーテルの先端部25の内径がテーパー形状になっているか、
(3)図3Aに示すように、内側カテーテル31が先端部にスリット33を有し、外側カテーテル32の先端部34の内径がテーパー形状になっており、かつ内側カテーテル31の先端部35の内径がテーパー形状になっているかの3種の実施形態を有している。
このような構造の内側カテーテル及び外側カテーテルを備えていることにより、内側カテーテル内にワイヤ又はカテーテルを挿入し、ワイヤ又はカテーテルを内側及び外側カテーテルの先端部から突出させた際に、内側カテーテルの先端部と外側カテーテルの先端部とが接触することとなる。これによって、内側カテーテルのスリットの広狭による径方向への圧力と、外側カテーテルの先端部における径方向への圧力とが協働して、ワイヤ又はカテーテルを固定/把持することができる。
実施の形態1
この実施形態のカテーテル組立体10は、図1A及び1Cに示すように、一定の内径及び外径を有する内側カテーテル11と、先端部14がテーパー形状の外側カテーテル12とを備える。
内側カテーテル11の先端部には、軸方向に延びるスリット13が形成されている。図1Cに示すように、このスリット13の幅a及び長さbは、特に限定されるものではないが、例えば、幅a:1mm程度以下、好ましくは0.1〜0.5mm程度、長さb:数cm程度が例示される。このようなスリット13を有していることにより、径方向への圧力を付与することができ、後述する内側カテーテル11内に挿通されるワイヤ又はカテーテル等を把持することが可能となる。
この内側カテーテル11は、全長にわたって略一定の内径c及び外径fを有している。内径cは、上述した程度である。内側カテーテル11の壁の厚みは、通常、0.1〜0.5mm程度であるため、外径fは、0.5〜3mm程度である。
外側カテーテル12は、先端部14自体が、テーパー形状を有している。ここでのテーパーの程度は特に限定されないが、通常、先端部14の長さdは、10mm程度以下、好ましくは2〜8mm程度であるため、その長さdにおいて直径が0.1〜1mm程度小さくなる程度が例示される。外側カテーテル12の先端部14の最小部分の内径eは、例えば、0.5〜2mm程度が挙げられる。
また、外側カテーテル12は、先端部14の最小内径eが、内側カテーテル11の先端部の外径fよりも小さいことが好ましい。このような径に設定されることにより、後述する内側カテーテル11内に挿通されるワイヤ又はカテーテル等を、内側カテーテル11及び外側カテーテル12の先端部から突出させた場合に、適切にワイヤ又はカテーテルを把持することができる。
この実施形態のカテーテル組立体10を使用する場合、まず、予め血管内にガイドワイヤを導入し、ガイドワイヤの先端部を、目的とする血管の血管狭窄部を通過したところに配置する。
次に、上述した実施形態のカテーテル組立体10を準備する。このカテーテル組立体10の内側カテーテル11内には、図1Bに示すように、例えば、収縮したバルーン17を備えるバルーンカテーテル16が格納されている。つまり、バルーンカテーテル16を、内側カテーテル11とともに、外側カテーテル12の先端部14から若干突出させるように押し出した状態にする。これにより、内側カテーテル11の先端部が、外側カテーテル12の先端部14と接触する。その結果、外側カテーテル12の先端部14が内側カテーテル11を径内方向に押し付け、さらに、内側カテーテル11の先端部のスリット13の幅を狭め、バルーンカテーテル16を把持する。
ただし、この際、バルーンカテーテル16は、完全に外側カテーテル12及び内側カテーテル11の内部に配置されていてもよいし、後述するように、ガイドワイヤに沿ってカテーテル組立体10を導入して、適所に配置した後、バルーンカテーテル16をカテーテル組立体10内に導入してもよい。
ガイドワイヤの基端部にカテーテル組立体10を挿入し、カイドワイヤに沿って滑らせ、カテーテル組立体10を血管内に挿入する。
なお、このカテーテル組立体10自体をガイディングカテーテルとして使用することができ、ガイドワイヤを用いることなく、直接このカテーテル10を目的とする血管の血管狭窄部を通過したところに配置してもよい。
続いて、血管の血管狭窄部の近傍に到達したカテーテル組立体10を固定した状態で、内側カテーテル11を、バルーンカテーテル16とともに、軸方向後方側(手前側、基端側)に若干引き寄せる。これにより、外側カテーテル12の先端部14と内側カテーテル11先端部との接触及びバルーンカテーテル16の把持が解除されるため、バルーンカテーテル16のみを外側カテーテル12の先端部14から容易に押し出すことができ、バルーン17を血管狭窄部に到達又はを通過させることができる。
圧力媒体等によるバルーン17の膨張、血管狭窄部の拡張等の適切な手技が終了した後、バルーン17を収縮させ、バルーンカテーテル16をカテーテル組立体10内に収納し、カテーテル組立体10を、患者の体内から抜去する。
なお、バルーン17を収縮させた後、バルーンカテーテル16をカテーテル組立体10内に収容せずに、そのままバルーンカテーテル16とカテーテル組立体10とを患者の体内から抜去してもよい。
また、血管狭窄部の病変状態によって、バルーンカテーテル16のみでは病変を通過させることが困難な場合には、図1Bに示したように、バルーンカテーテル16をカテーテル組立体10で把持したまま、病変部位の直近まで到達させるか、病変部位を通過させてもよい。
さらに、バルーンカテーテル16をカテーテル組立体10に把持させる際、バルーンカテーテル16のバルーン17の部位ではなく、バルーン17の根元18付近を把持してもよい。これにより、バルーンカテーテル16を把持した状態でカテーテル組立体10を血管狭窄部まで到達させ、そのままバルーン17を膨張させることができる。
実施の形態2
この実施形態のカテーテル組立体20は、図2A及び2Cに示すように、先端部25が、一定の外径及び最先端部において最肉厚となるようなテーパー状の内径を有する内側カテーテル21と、一定の内径及び外径を有する外側カテーテル22とを備える。
内側カテーテル21の先端部には、軸方向に延びるスリット23が形成されている。このスリットは、実施形態1と同様の幅及び長さを有する。
この内側カテーテル21は、先端部25以外は、全長にわたって略一定の外径を有している。内径cは、上述した程度である。内側カテーテル21の先端部25は、壁の厚さが最先端部にいくほど厚くなっており、最大厚みgは、通常、0.2mm〜1mm程度である。これは、例えば、先端部25以外の壁の厚みの2〜5倍程度と言い換えることができる。なお、内側カテーテル21の先端部25において、壁の厚みが変化する長さhは、スリット23長と略同程度とすることができ、例えば、2〜8mm程度である。
外側カテーテル22は、先端部14自体が、全長にわたって略一定の外径及び内径iを有している。この内径iは、上述した程度である。
また、内側カテーテル21は、最先端部の厚みgとこの最先端部以外の部位の内径cとの合計が、外側カテーテル22の先端部の内径iより大きいことが好ましい。このような径に設定されることにより、後述する内側カテーテル21内に挿通されるワイヤ又はカテーテル等を、内側カテーテル21及び外側カテーテル22の先端部から突出させた場合に、適切にワイヤ又はカテーテルを把持することができる。
この実施形態のカテーテル組立体20の使用態様は、実施形態1と実質的に同様である。
ただし、図2Bに示すように、バルーンカテーテル16を、内側カテーテル21とともに、外側カテーテル22の先端部から若干突出させるように押し出した場合、内側カテーテル21の先端部25が、外側カテーテル12の先端部と接触するが、その際、内側カテーテル21の先端部25において、バルーン17又はバルーンカテーテル17によって、スリット23が広げられることとなる。一方、内側カテーテル21の外側に位置する外側カテーテル22の先端部によって、スリット23の広がりが制限される。その結果、広がりを制限する力と、内側カテーテル21の先端部25がもとの形状にもどろうとする径内方向に働く力とが相まって、カテーテル組立体20によって、バルーンカテーテル16が把持される。
これらの構成以外は、実施の形態1と同様であり、同様に機能させることができる。
実施の形態3
この実施形態のカテーテル組立体30は、図3A及び3Cに示すように、先端部35が、最先端部において最肉厚となるようなテーパー状の内径及び外径を有する内側カテーテル31と、一定の外径を有し、その内径が最先端部に向かって小さくなる先端部34とを有する外側カテーテル32とを備える。
内側カテーテル31の先端部35には、軸方向に延びるスリット33が形成されている。このスリットは、実施形態1と同様の幅及び長さを有する。
この内側カテーテル31は、先端部35以外は、全長にわたって略一定の内径c及び外径を有している。内径cは、上述した程度である。内側カテーテル31の先端部35は、壁の厚さが最先端部にいくほど厚くなっており、最大厚みjは、通常、0.2〜1mm程度である。これは、例えば、先端部35以外の壁の厚みの2〜5倍程度と言い換えることができる。なお、内側カテーテル21の先端部35において、壁の厚みが変化する長さは、スリット33長と略同程度とすることができる。
外側カテーテル32は、先端部34自体が、テーパー形状を有している。ここでのテーパーの程度は特に限定されないが、通常、先端部34の長さは、10mm程度以下、好ましくは2〜8mm程度であるため、その長さにおいて直径が0.1〜1mm程度小さくなる程度が例示される。外側カテーテル32の先端部34の最小部分の内径kは、例えば、0.5〜2mm程度が挙げられる。
これらの構成以外は、実施の形態1及び2と同様であり、同様に機能させることができる。
なお、上述した実施形態1〜3においては、外側カテーテル及び内側カテーテルの少なくとも一部、例えば、先端部の約300mm程度までの一部には、親水性のコーティングが付与されていることが好ましい。親水性のコーティングとしては、例えば、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。これにより、血管内でのカテーテル組立体の進退をより円滑に行うことができる。
さらに、外側カテーテル及び/又は内側カテーテルの少なくとも一部、例えば、先端部近傍に、X線不透過性材料が付与されていることが好ましい。このような材料を付与することにより、血栓吸引カテーテルの挿入位置を容易に確認することができる。このような材料は、例えば、白金イリジウム等が挙げられる。このような材料は、特に限定されることなく、どのように付与してもよいが、例えば、白金イリジウムからなる環を外側カテーテル及び/又は内側カテーテルの先端部近傍にかしめて巻きつける方法が挙げられる。
本発明のカテーテル組立体を示す要部の概略断面図である。 本発明の別のカテーテル組立体を示す要部の概略断面図である。 本発明のさらに別のカテーテル組立体を示す要部の概略断面図である。
符号の説明
10、20、30 カテーテル組立体
11、21、31 内側カテーテル
12、22、32 外側カテーテル
13、23、33 スリット
14、34 先端部
25、35 先端部
16 バルーンカテーテル
17 バルーン
18 根元

Claims (8)

  1. 外側カテーテルと、該外側カテーテル内で軸方向に進退可能に収容される内側カテーテルとを備えるカテーテル組立体であって、
    前記内側カテーテルは、先端部に軸方向に延びるスリットを有し、かつ、
    前記外側カテーテル及び/又は内側カテーテルは、先端部において少なくとも内径がテーパー形状であることを特徴とするカテーテル組立体。
  2. 前記内側カテーテル及び外側カテーテルの先端部が、
    前記内側カテーテル内にワイヤ又はカテーテルを挿入し、該ワイヤ又はカテーテルを前記内側及び外側カテーテルの先端部から突出させた際に、前記内側カテーテルの先端部と外側カテーテルの先端部との接触によって、前記内側カテーテルのスリットの広狭による径方向への圧力と、外側カテーテルの先端部における径方向への圧力とにより、ワイヤ又はカテーテルを把持し得る柔軟性を有する請求項1に記載のカテーテル組立体。
  3. 前記外側カテーテルの先端部が、テーパー形状を有し、
    前記内側カテーテルの先端部が、一定の内径及び外径を有する請求項2に記載のカテーテル組立体。
  4. 前記外側カテーテルは、先端部の最小内径が、前記内側カテーテルの先端部の外径より小さい請求項3に記載のカテーテル組立体。
  5. 前記外側カテーテルの先端部が、一定の内径及び外径を有し、
    前記内側カテーテルの先端部が、最先端部において最肉厚となるようなテーパー状の内径を有する請求項2に記載のカテーテル組立体。
  6. 前記内側カテーテルは、最先端部の厚みと該最先端部以外の部位の内径との合計が、前記外側カテーテルの先端部の内径より大きい請求項5に記載のカテーテル組立体。
  7. 前記外側カテーテルが、ガイディングカテーテルである請求項1〜6のいずれか1つに記載のカテーテル組立体。
  8. 前記外側カテーテルが、RX型カテーテルである請求項1〜7のいずれか1つに記載のカテーテル組立体。
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