JP6151897B2 - 光断層撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

光断層撮像装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6151897B2
JP6151897B2 JP2012190616A JP2012190616A JP6151897B2 JP 6151897 B2 JP6151897 B2 JP 6151897B2 JP 2012190616 A JP2012190616 A JP 2012190616A JP 2012190616 A JP2012190616 A JP 2012190616A JP 6151897 B2 JP6151897 B2 JP 6151897B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
light
optical member
optical system
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012190616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014045906A (ja
JP2014045906A5 (ja
Inventor
ボリッキー ディビッド
ボリッキー ディビッド
康弘 中原
康弘 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012190616A priority Critical patent/JP6151897B2/ja
Priority to US13/967,328 priority patent/US9186057B2/en
Priority to KR1020130100876A priority patent/KR101670698B1/ko
Priority to EP13182015.1A priority patent/EP2702933A1/en
Priority to CN201310388814.2A priority patent/CN103654716B/zh
Publication of JP2014045906A publication Critical patent/JP2014045906A/ja
Publication of JP2014045906A5 publication Critical patent/JP2014045906A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6151897B2 publication Critical patent/JP6151897B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/102Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for optical coherence tomography [OCT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/1025Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions for confocal scanning
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
    • A61B3/14Arrangements specially adapted for eye photography
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/0209Low-coherence interferometers
    • G01B9/02091Tomographic interferometers, e.g. based on optical coherence

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)

Description

本発明は、眼科診療等に用いられる光断層撮像装置に関する。
現在、光学機器を用いた眼科用機器として、様々なものが使用されている。例えば、眼を観察する光学機器として、前眼部撮影機、眼底カメラ、共焦点レーザー走査検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope:SLO)、等様々な機器が使用されている。中でも、多波長光波干渉を利用した光コヒーレンストモグラフィ(OCT:Optical Coherence Tomography)による光断層撮像装置は、試料の断層像を高解像度に得ることができる装置である。この装置は眼科用機器として網膜の専門外来では必要不可欠な装置になりつつある。以下、これをOCT装置と記す。
OCT装置によると、低コヒーレント光である測定光をサンプルに照射し、そのサンプルからの後方散乱光を、干渉系または干渉光学系を用いることで高感度に測定することができる。この低コヒーレント光は、その波長幅を広くすることで、高解像度の断層像を得ることができるという特徴を持つ。また、OCT装置は該測定光を該サンプル上にスキャンすることで、高解像度の断層像を得ることができる。そのため、被検眼の眼底における網膜の断層像が取得され、網膜の眼科診断等において広く利用されている。
一方、眼科機器としてのOCT装置は、装置と被検眼のアライメント調整のために、眼底観察や前眼観察などの光学系が搭載されるのが一般的である。眼底観察用のSLO光学系のフォーカスレンズの合焦位置に基づいて、断層画像取得用のOCT光学系のフォーカスレンズの一次合焦(ラフフォーカス)をする眼科装置が、特許文献1に開示されている。このとき、特許文献1に開示されている眼科装置は、SLO光学系のフォーカスレンズの合焦位置への移動が終了した後に、OCT光学系のフォーカスレンズの一次合焦位置へのフォーカスレンズの移動を開始させている。
特開2009―291252号公報
ここで、フォーカス調整にかかる時間が長くなると、被検者への負担が増えてしまう。
本発明は、上記課題に鑑み、フォーカス調整にかかる時間を短縮でき、これにより被検者の負担を軽減することの可能な光断層撮像装置の提供を目的とする。
本発明の一側面に係る光断層撮像装置は、測定光を照射した被検査物からの戻り光と該測定光に対応する参照光との干渉光に基づいて、該被検査物の断層画像を取得する干渉光学系と、
前記被検査物に照明する照明光学系と、該照明光学系によって照明された前記被検査物からの戻り光を受光素子により受光する受光光学系とを有し、該受光素子から出力される受光信号に基づいて該被検査物の観察画像を得る観察光学系と、
前記受光光学系に配置される第1フォーカス用光学部材を移動させる第1フォーカス手段と、
前記第1フォーカス用光学部材の合焦位置への移動が完了する前に前記干渉光学系に配置される第2フォーカス用光学部材の移動を開始することにより、前記第1フォーカス用光学部材の移動に連動させて、前記第2フォーカス用光学部材を移動させる第2フォーカス手段と、
を有し、
前記第1フォーカス手段及び前記第2フォーカス手段は、検者による指示に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び前記第2フォーカス用光学部材を連動して移動させるマニュアルフォーカス調整と、前記受光素子から出力される受光信号に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び前記第2フォーカス用光学部材を連動して移動させるオートフォーカス調整とのいずれかを選択的に実行することを特徴とする。
本発明によれば、第1フォーカス用光学部材(例えば、SLO光学系のフォーカスレンズ)の移動に連動させて、干渉光学系に配置される第2フォーカス用光学部材(例えば、OCT光学系のフォーカスレンズ)を移動させることができる。これにより、フォーカス調整にかかる時間を短縮できるため、被検者の負担を軽減できる。
実施形態に係る眼底検査装置の概略構成を示す図。 実施形態における眼底検査装置のSLOフォーカス駆動部を説明するための、光学ヘッドの要部斜視図。 実施形態における眼底検査装置のOCTフォーカス駆動部を説明するための、光学ヘッドの要部斜視図。 SLOフォーカスの位置とOCTフォーカスの位置の相関関係を表す図。 SLOとOCTのフォーカスの絶対座標系と相対座標系との対比図。 SLOフォーカスで合焦する際の制御を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決のために必須のものであるとは限らない。
以下の実施形態では、本発明を適用した光断層撮像装置(OCT装置)について説明する。
(装置の概略構成)
図1は、光断層撮像装置の一例である眼底検査装置の構成を示す図である。図1において、900は、被検査物の一例である被検眼の前眼画像、眼底の2次元像および断層画像を撮像するための測定光学系で構成される光学ヘッドである。
本実施形態の測定光学系および分光器の構成について図1を用いて説明する。
まず、光学ヘッド900の内部について説明する。被検眼100に対向して対物レンズ101−1が設置され、その光軸上で光路分離手段である第1ダイクロイックミラー102および第2ダイクロイックミラー103によって光路が分離される。すなわち、光路は、波長帯域ごとに、OCT光学系(干渉光学系)の測定光路L1と、眼底観察光路及び固視灯光路L2と、前眼観察光路L3とに分岐される。ここで101−2,111,112はレンズであり、111−1はレンズ111を合焦位置に移動させる第1フォーカス手段の一例であるステッピングモータである。111は固視灯および眼底観察用の合焦調整のための第1フォーカス用光学部材の一例であるレンズで、ステッピングモータ111−1によって駆動される。111−2は、フォトインタラプタセンサ(PIセンサ)で、ステッピングモータ111−1の原点校正を行うものである。
光路L2は、SLO光学系(観察光学系)を成している。具体的には光路L2は、被検眼眼底に照明光を照射する照明光学系と、眼底反射光(戻り光)を受光素子により受光する受光光学系とを有し、受光素子から出力される受光信号に基づいて被検眼の正面眼底画像(観察画像)を得るように構成されている。具体的には、眼底観察光学系は、Xスキャナ、Yスキャナを持ち、眼底上にスポットをスキャンすることによって眼底2次元像を得るように構成されている。115は光源であり、例えば780nmの波長の光を発生する。また、光源115から発せられた光を被検眼100の眼底上で走査するためのXスキャナ117−1、Yスキャナ117−2が配置されている。レンズ101−2は、Xスキャナ117−1、Yスキャナ117−2の中心位置付近を焦点位置として配置されている。Xスキャナ117−1は、X方向に高速スキャンするために、ポリゴンミラーによって構成されている。あるいは、Xスキャナ117−1は共振型のミラーで構成されていてもよい。また、116はシングルディテクタであり、APD(アバランシェフォトダイオード)で構成され、眼底から散乱・反射され戻ってきた光(眼底反射光)を受光する受光素子である。119はピンホール板であり、シングルディテクタ116の直前に配置されている。このために、フォーカスが合った際にシングルディテクタ116に最大の光量が到達する仕組みになっている。118は、穴あきミラーや、中空のミラーが蒸着されたプリズムであり、光源115による照明光と、眼底からの戻り光とを分離する。
光路L3において、141はレンズ、142は前眼観察用の赤外線CCDである。この赤外線CCD142は不図示の前眼観察用照明光の波長、具体的には970nm付近に感度を持つものである。
光路L1は、前述の通り、被検眼100の眼底の断層画像を撮像するためのOCT光学系(干渉光学系)を成す。光路L1には、レンズ101−3、ミラー121、低コヒーレント長の光を発する光源から発せられた測定光を被検眼100の眼底上で走査させる走査手段としてのXスキャナ122−1、Yスキャナ122−2が配置されている。光源から発せられた光によって生成される参照光(測定光に対応する参照光)と被検眼眼底に照射された測定光による眼底反射光(戻り光)との合成により得られる干渉光を受光することにより被検眼眼底の断層画像が得られる。Xスキャナ122−1、Yスキャナ122−2のスキャナ中心位置と、被検眼100の瞳位置とは共役の関係になっている。また、レンズ101−3とスキャナ中心位置は、レンズ101−1とレンズ101−3との間の光束が略平行となるように配置されている。この構成により、Xスキャナ122−1、Yスキャナ122−2からの光路が、レンズ101−1と101−3の間で略平行となる。それによりXスキャナ122−1、Yスキャナ122−2がスキャンを行っても、第1ダイクロイックミラー102および第2ダイクロイックミラー103に入射する角度を同じにすることが可能となる。
また、測定光源126は、測定光を測定光路に入射させ、測定光の光源となる。本実施形態の場合、測定光源126はファイバー端であり、被検眼100の眼底部と光学的な共役関係にある。123,124はレンズである。123−1はレンズ123を移動させる第2フォーカス手段の一例であるステッピングモータである。レンズ123は合焦調整をするための第2フォーカス用光学部材の一例であるレンズで、ステッピングモータ123−1によって駆動される。123−2はPIセンサでステッピングモータ123−1の原点校正を行うものである。
合焦調整は、ファイバー端である測定光源126から出射する光を被検眼100の眼底上に結像するように行われる。レンズ123は、測定光源126と測定光偏向手段であるXスキャナ122−1、Yスキャナ122−2の間に配置されている。これにより、より大きなレンズ101−3や、またファイバー125−2を動かす必要がなくなる。
この合焦調整によって、被検眼100の眼底に測定光源126の像を結像させることができ、また被検眼100の眼底からの戻り光を、測定光源126を通してファイバー125−2に効率良く戻すことができる。
なお、図1において、Xスキャナ122−1、Yスキャナ122−2の間の光路は紙面内において構成されているが、実際は紙面垂直方向に構成されている。また、上述したように、本実施形態において、SLO光学系及びOCT光学系の走査タイプは、2つのスキャナを用いて2次元走査するポイント走査タイプである。ただし、この走査タイプ以外にも、例えば、ラインビームを1次元に走査するライン走査タイプも適用できる。また、走査せずに、エリアセンサを用いて、一括して撮像するフルフィールドタイプの適用もできる。
次に、光源130からの光路と参照光学系、分光器の構成について説明する。
130は光源、153はミラー、152は分散補償用ガラス、125は光カプラー、125−1〜4は光カプラーに接続されて一体化しているシングルモードの光ファイバー、151はレンズ、180は分光器である。
これらの構成によってマイケルソン干渉系を構成している。光源130から出射された光は光ファイバー125−1を通じ光カプラー125を介して光ファイバー125−2側の測定光と光ファイバー125−3参照光とに分割される。測定光は前述のOCT光学系光路を通じ、観察対象である被検眼100の眼底に照射され、網膜による反射や散乱により同じ光路を通じて光カプラー125に到達する。
一方、参照光は光ファイバー125−3、レンズ151、測定光と参照光の分散を合わせるために挿入された分散補償ガラス152を介してミラー153に到達し反射される。そして同じ光路を戻り光カプラー125に到達する。光カプラー125によって、測定光と参照光は合波され干渉光となる。ここで、測定光の光路長と参照光の光路長がほぼ同一となったときに干渉を生じる。ミラー153は不図示のモータおよび駆動機構によって光軸方向に調整可能に保持され、被検眼100によって変わる測定光の光路長に参照光の光路長を合わせることが可能である。干渉光は光ファイバー125−4を介して分光器180に導かれる。
分光器180はレンズ181、183、回折格子182、ラインセンサ184から構成される。光ファイバー117−4から出射された干渉光はレンズ181を介して略平行光となった後、回折格子182で分光され、レンズ183によってラインセンサ184に結像される。
次に、光源130の周辺について説明する。光源130は代表的な低コヒーレント光源であるSLD(Super Luminescent Diode)である。中心波長は855nm、波長バンド幅は約100nmである。ここで、バンド幅は、得られる断層画像の光軸方向の分解能に影響するため、重要なパラメータである。また、光源の種類は、ここではSLDを選択したが、低コヒーレント長の光が出射できればよく、ASE(Amplified Spontaneous Emission)等も用いることができる。中心波長は眼を測定することを鑑みると、近赤外光が適する。また、中心波長は得られる断層画像の横方向の分解能に影響するため、なるべく短波長であることが望ましい。双方の理由から中心波長を855nmとした。
本実施形態では干渉計としてマイケルソン干渉計を用いたが、マッハツェンダー干渉計を用いてもよい。測定光と参照光との光量差に応じて光量差が大きい場合にはマッハツェンダー干渉計を、光量差が比較的小さい場合にはマイケルソン干渉計を用いることが望ましい。
(SLOフォーカス駆動部とOCTフォーカス駆動部の詳細)
SLOのフォーカス駆動部の詳細について、図2を用いて説明する。まず、ステッピングモータ111−1は、例えば、1ステップ毎に1.8°(ディオプター)でSLOのフォーカス調整用のレンズ111を駆動する。
また、111−2は、PIセンサである。201は、SLOフォーカスベースであり、SLOのフォーカス調整用のレンズ111とそれを駆動させる機構を保持するベース部品である。202は、SLOのフォーカス調整用のレンズ111が固定されている枠体部品である。203はナットである。204はピッチ0.5の送りねじである。ステッピングモータ111−1の軸に圧入されて固定されている。枠体部品202は、不図示のSLOフォーカスベースに固定された送りねじ204に平行なシャフトガイドと嵌合している。そして、そのシャフトガイドに不図示のコイルバネが入れられており、ナット203と枠体部品202が常に密着するような構成になっている。205は、スリット板金である。枠体部品202にネジで固定されて枠体部品に連動して動く。111−2は、PIセンサで、不図示のPIセンサの投光部と受光部の間に、スリット板金205が差し込まれている。このスリット板金で、PIセンサをON/OFFすることで、ステッピングモータ111−1のパルスの位置と物理的な位置を校正する。
次に、OCTのフォーカス駆動部の詳細について、図3を用いて説明する。まず、ステッピングモータ123−1は、例えば、1ステップ1.8°(ディオプター)でOCTのフォーカス調整用のレンズ123を駆動する。
また、123−2は、PIセンサである。301は、OCTフォーカスベースであり、OCTのフォーカス調整用のレンズ123とそれを駆動させる機構を保持するベース部品である。302は、OCTのフォーカス調整用のレンズ123が固定されている枠体部品である。303はナットである。304はピッチ0.5の送りねじである。ステッピングモータ123−1の軸に圧入されて固定されている。枠体部品302は、不図示のOCTフォーカスベースに固定された送りねじ304に平行なシャフトガイドと嵌合している。そして、そのシャフトガイドに不図示のコイルバネが入れられており、ナット303と枠体部品302が常に密着するような構成になっている。305は、スリット板金である。枠体部品302にネジで固定されて枠体部品に連動して動く。123−2は、PIセンサで、不図示のPIセンサの投光部と受光部の間に、スリット板金305が差し込まれている。このスリット板金で、PIセンサをON/OFFすることで、ステッピングモータ123−1のパルスの位置と物理的な位置を校正する。
(SLOフォーカスレンズの位置情報に基づいてOCTフォーカスレンズを移動)
次に、SLOフォーカスレンズ(SLO光学系のフォーカスレンズ)の位置情報に基づいてOCTフォーカスレンズ(OCT光学系のフォーカスレンズ)を移動させる場合について、図4等を用いて説明する。図4は、SLOフォーカスの位置とOCTフォーカスの位置に関する相関図である。本実施形態では、まず、図4の相関関係に基づいて、SLOフォーカスレンズの位置情報に基づいて、OCTフォーカスレンズの位置情報を取得する。そして、取得した位置情報に基づいて、OCTフォーカスレンズを移動させる。ここで、それぞれの位置情報はDiopter(以下ではDと書く)で表している。SLO側のD値をX、OCT側のD値をYとすると、以下のような関係になっている。
Y=0.76X+3.6(0<X<15)・・・式1
Y=1.2X+3.6(−18<X<0)・・・式2
また、図5は、SLOとOCTのフォーカスの絶対座標系と相対座標系との対比図である。SLOとOCTのフォーカスは、絶対座標系で表現すると+15D〜−18Dの範囲で動作している。本実施形態では、SLOとOCTともに+15Dの位置を原点としているので、+15Dの位置を0D、−18Dの位置を33Dとした相対的な座標系に一旦置き換えて、フォーカスの駆動制御をしている。
ここで、絶対座標系でのD値をDz、相対座標系でのD値をDsと定義すると、それぞれの関連は以下のように表現できる。これは、SLO、OCTで共通である。
Dz=−Ds+15・・・式3
Ds=−Dz+15・・・式4
式3より、SLOの相対座標系でのD値が分かっている場合は、そのD値をDsxと定義し、式1、式2は以下のように表わされる。
Y=0.76(−Dsx+15)+3.6(0<X<15)・・・式5
Y=1.2(−Dsx+15)+3.6(−18<X<0)・・・式6
また、1Dとステッピングモータのパルスは、以下のような関係にある。
1[D]=260[P]・・・関係1
(フォーカス調整のフロー)
図6は、SLOフォーカスで合焦する際のフローをOCTフォーカスの挙動も含めて書いたフローチャートである。
まず概要を説明する。S602からS608までは、SLO、OCTフォーカスのステッピングモータのパルスカウンタと実際の位置を構成するためのフローである。S609からS616までは、SLOのラフな合焦とその際のOCTのフォーカスの挙動フローである。S617からS623までは、SLOのファインな合焦とその際のOCTのフォーカスの挙動フローである。
以後、順を追って説明する。S602は、PI111−2が検知されているか否かを判断するステップである。検知されていない場合は、S603へ進む。S603では、ステッピングモータ111−1へCCW方向に1パルス送出する。そして、S602へ戻る。S602でPI111−2が検知された場合は、S604へ進む。S604では、SLOフォーカスを駆動させるステッピングモータ111−1のパルスカウンタ値の変数TsとSLOの相対座標系でのD値の変数Tsdに0を代入する。そして、S605へ進む。
S605では、PI123−2が検知されているか否かを判断する。検知されていない場合は、S606へ進む。S606は、ステッピングモータ123−1へCCW方向に1パルス送出する。そして、S605へ戻る。S605でPI123−2が検知された場合は、S607へ進む。S607では、変数To,Tod,Tot,Todiffにそれぞれ0を代入する。ここで、Toは、OCTフォーカスの位置決め目標位置のパルスカウンタ値を表す変数である。Todは、式5又は式6に係るY値を表す変数、Totは、式4に係るDs値を表す変数である。また、Todiffは、OCTフォーカスの位置決め目標位置と現在位置との間のパルスカウンタ値の差を表す変数である。そしてS608へ進む。
S608では、輝度値の変数K,Kmにそれぞれ0を代入する。そして次のS609へ進む。S609では、APD116から輝度値を取得してKmに代入する。そして次のS610へ進む。S610では、ステッピングモータ111−1へCW方向260パルス送出する。そして次のS611に進む。S611では、Tsに260を加算する。そして次のS612に進む。
S612は、SLOフォーカスに連動してOCTフォーカスを動かす定義済み処理SUB1である。この詳細な説明は、後述する。そして次のS613に進む。
S613では、APD116から輝度値を取得し、Kに代入する。そして次のS614へ進む。S614では、KmがKより小さいか否かを判断する。KmがKより小さい場合は、S615へ進む。S615では、KmにKの値を代入する。そして、S610へ戻る。以上のS610からS615のループで、APDの輝度のラフな頂点位置すなわちラフなSLOフォーカス合焦位置を求めている。KmがKより小さくない場合は、S616へ進む。S616では、KmにKの値を代入する。そして次のS617に進む。
S617では、ステッピングモータ111−1へCCW方向26パルス送出する。そして次のS618に進む。S618では、Tsから26を減じる。そして次のS619に進む。S619は、SLOフォーカスに連動してOCTフォーカスを動かす定義済み処理SUB1である。この詳細な説明は、後述する。そして次のS620に進む。S620では、APD116から輝度値を取得し、Kに代入する。そして次のS621へ進む。
S621では、KmがKより小さいか否かを判断する。KmがKより小さい場合は、S622へ進む。S622では、KmにKの値を代入する。そして、S617へ戻る。以上のS617からS622のループで、APDの輝度のファインな頂点位置すなわちファインなSLOフォーカス合焦位置を求めている。KmがKより小さくない場合は、S623へ進む。S623はフローの終了である。
次に、S612及びS619における定義済み処理SUB1の詳細を説明する。S651は、定義済み処理SUB1のフローの始まりである。次のS652は、TsdにTs/260の値を代入する。TsはSLOフォーカスを駆動させるステッピングモータ111−1のパルスカウンタの値であるので、その値を260で除すと、以前に説明した通り、+15Dを0Dとする相対座標系でのD値がTsdに代入されるということである。
S653では、Tsdが33以下かつ15以上であるか否かを判断する。Tsdが33以下かつ15以上である場合すなわち絶対的座標系での0Dから−18Dの値である場合は、S654に進む。S654では、Todに1.2(−Tsd+15)+3.6を代入している。ここでのTodは、式6のY値に相当する。そして次のS656に進む。Tsdが33以下かつ15以上でない場合すなわち絶対的座標系での0Dから+18Dの値である場合は、S655に進む。S655では、Todに0.76(−Tsd+15)+3.6を代入している。ここでのTodは、式5のY値に相当する。以上のS654とS655で求めた、Tod値はOCTフォーカスレンズ123を位置決めする目標地点であり、値は絶対座標系でのD値である。そして次のS656に進む。
S656では、Totに−Tod+15を代入する。Totは、式4のDsに相当する。この処理は、S654又はS655で求めたTodの値を式4のDzに代入してDsすなわちTotを求めている。そして次のS657に進む。
S657では、TopにTod×260を代入する。これは、S654またはS655で設定した目標地点のパルスカウンタの値である。そして次のS658に進む。
S658では、TodiffにTo−Topの値を代入する。このS658では、OCTフォーカスの位置決め目標位置と現在位置との間のパルスカウンタ値の差を求めている。そして次のS659に進む。
S659では、Todiffが0以上か否かを判断する。Todiffが正の場合は、S661へ進む。S661では、ステッピングモータ123−1へCW方向のTdiffパルスを送出する。そして次のS662へ進む。Todiffが負の場合は、S660へ進む。S660では、ステッピングモータ123−1へCCW方向の|Tdiff|パルスを送出する。ここで||は、絶対値を意味する。そして次のS662へ進む。S662では、ToにTopの値を代入する。そして次のS663へ進む。S663は、定義済み処理の終端である。
以上説明したように、本実施形態の光断層撮像装置は、第1フォーカス用光学部材の一例であるSLOフォーカスレンズの移動に連動して、第2フォーカス用光学部材の一例であるOCTフォーカスレンズを移動させることができる。これにより、フォーカス調整にかかる時間を短縮できるため、被検者の負担を軽減できる。
このとき、オートフォーカス調整の場合、まず、受光素子から出力される受光信号に基づいてSLOフォーカスレンズを移動させる。そして、SLOフォーカスレンズの移動に連動させ且つSLOフォーカスレンズの位置情報に基づいて、OCTフォーカスレンズを移動させる。このとき、OCTフォーカスレンズの移動を開始する前に、不図示の位置情報取得手段によりSLOフォーカスレンズの位置情報を取得することができる。このため、取得された位置情報に基づいて、OCTフォーカスレンズを移動させることができる。
このとき、SLOフォーカスレンズの合焦位置への移動が完了する前に、OCTフォーカスレンズの移動を開始することが好ましい。これにより、フォーカス調整にかかる時間をさらに短縮できるため、被検者の負担をさらに軽減することができる。
また、SLOフォーカスレンズの第1の移動が完了した後に、OCTフォーカスレンズの移動を開始し、SLOフォーカスレンズの第2の移動に連動してOCTフォーカスレンズを移動させることが好ましい。ここで、第1の移動とは、例えば、ラフフォーカスのことである。ラフフォーカスとは、例えば、SLO画像のコントラストに基づいてオートフォーカスにおいて、駆動間隔を比較的長くしてフォーカスレンズを移動させることである。また、第2の移動とは、例えば、ラフフォーカスの後のファインフォーカスのことである。ファインフォーカスとは、例えば、ラフフォーカスよりも駆動間隔を短くしてフォーカスレンズを移動させることである。
また、上述の実施形態では、SLOフォーカスレンズのラフ合焦が完了する前及びファイン合焦が完了する前にそれぞれ、OCTフォーカスレンズを動かす処理であるSUB1が呼び出される(S612、S619)。すなわち、SLOフォーカスレンズのラフ合焦完了前及びファイン合焦完了前にそれぞれ、第2フォーカス用光学部材の一例であるレンズ123の移動が開始される。これにより、SLO合焦後に迅速にOCTのファイン合焦を行うことが可能になる。
上述の実施形態では、オートフォーカス調整について説明したが、検者によるマニュアルフォーカス調整でもよい。この場合、SLOフォーカスレンズとOCTフォーカスレンズとを同時に移動させることができる。もちろん、マニュアルフォーカス調整の場合でも、上述したように、OCTフォーカスレンズの移動を開始する前に、SLOフォーカスレンズの移動を開始させてもよい。
このとき、不図示の指示手段により指示されたSLOフォーカスレンズの移動量に基づいて、SLOフォーカスレンズとOCTフォーカスレンズとを連動して移動させることが好ましい。更に好ましくは、指示されたSLOフォーカスレンズの移動量に基づいて、SLOフォーカスレンズの移動とOCTフォーカスレンズの移動とを同時に開始することである。これにより、フォーカス調整にかかる時間をさらに短縮できるため、被検者の負担をさらに軽減することができる。
また、不図示の選択手段により、オートフォーカス調整とマニュアルフォーカス調整とを選択可能に構成し、フォーカス調整のやり方を適宜変更できるように構成してもよい。また、オートフォーカス調整の後に、マニュアルフォーカス調整できる構成にすることで、フォーカス調整について、検者の利便性の高い構成にしてもよい。
なお、第1フォーカス用光学部材(例えば、レンズ111)の位置に対する、干渉光学系に配置された第2フォーカス用光学部材(例えば、レンズ123)の位置決めを、所定のテーブルに基づいて行う構成としてもよい。また、不図示のテーブル作成手段が、正常眼データベースに基づいて所定のテーブルを作成してもよい。また、不図示のテーブル作成手段が、被検眼の視度によってテーブルを作成してもよい。これにより、テーブルにおける傾きの角度等を、視度によって適宜変更することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。例えば、上記の実施形態では、被検査物が眼の場合について述べているが、眼以外の皮膚や臓器等の被検査物に本発明を適用することも可能である。この場合、本発明は眼科装置以外の、例えば内視鏡等の医療機器としての態様を有する。従って、本発明は眼科装置に例示される光断層撮像装置として把握され、被検眼は被検査物の一態様として把握されることが望ましい。
(他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (15)

  1. 測定光を照射した被検査物からの戻り光と該測定光に対応する参照光との干渉光に基づいて、該被検査物の断層画像を取得する干渉光学系と、
    前記被検査物に照明する照明光学系と、該照明光学系によって照明された前記被検査物からの戻り光を受光素子により受光する受光光学系とを有し、該受光素子から出力される受光信号に基づいて該被検査物の観察画像を得る観察光学系と、
    前記受光光学系に配置される第1フォーカス用光学部材を移動させる第1フォーカス手段と、
    前記第1フォーカス用光学部材の合焦位置への移動が完了する前に前記干渉光学系に配置される第2フォーカス用光学部材の移動を開始することにより、前記第1フォーカス用光学部材の移動に連動させて、前記第2フォーカス用光学部材を移動させる第2フォーカス手段と、
    を有し、
    前記第1フォーカス手段及び前記第2フォーカス手段は、検者による指示に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び前記第2フォーカス用光学部材を連動して移動させるマニュアルフォーカス調整と、前記受光素子から出力される受光信号に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び前記第2フォーカス用光学部材を連動して移動させるオートフォーカス調整とのいずれかを選択的に実行する
    ことを特徴とする光断層撮像装置。
  2. 前記第1フォーカス用光学部材を移動させる移動量を指示する指示手段を更に有し、
    前記第1フォーカス手段は、前記指示された移動量に基づいて前記第1フォーカス用光学部材を移動させ、
    前記第2フォーカス手段は、前記第1フォーカス用光学部材の移動に連動させ且つ前記指示された移動量に基づいて、前記第2フォーカス用光学部材を移動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光断層撮像装置。
  3. 前記第1フォーカス用光学部材の位置に対する、前記干渉光学系に配置された第2フォーカス用光学部材の位置決めを、所定のテーブルに基づいて行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の光断層撮像装置。
  4. 前記被検査物は、被検眼であり、
    正常眼データベースに基づいて、前記所定のテーブルを作成するテーブル作成手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項に記載の光断層撮像装置。
  5. 前記被検査物は、被検眼であり、
    前記被検眼の視度に基づいて、前記所定のテーブルを作成するテーブル作成手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項に記載の光断層撮像装置。
  6. 測定光を照射した被検査物からの戻り光と該測定光に対応する参照光との干渉光に基づいて、該被検査物の断層画像を取得する干渉光学系と、
    前記被検査物に照明する照明光学系と、該照明光学系によって照明された前記被検査物からの戻り光を受光素子により受光する受光光学系とを有し、該受光素子から出力される受光信号に基づいて該被検査物の観察画像を得る観察光学系と、
    前記受光光学系に配置される第1フォーカス用光学部材を移動させる第1フォーカス手段と、
    前記第1フォーカス用光学部材の移動と同時に、前記干渉光学系に配置される第2フォーカス用光学部材を移動させる第2フォーカス手段と、
    を有し、
    前記第1フォーカス手段及び前記第2フォーカス手段は、検者による指示に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び前記第2フォーカス用光学部材を同時に移動させるマニュアルフォーカス調整と、前記受光素子から出力される受光信号に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び前記第2フォーカス用光学部材を同時に移動させるオートフォーカス調整とのいずれかを選択的に実行する
    ことを特徴とする光断層撮像装置。
  7. 測定光を照射した被検査物からの戻り光と該測定光に対応する参照光との干渉光に基づいて、該被検査物の断層画像を取得する干渉光学系と、
    前記被検査物に照明する照明光学系と、該照明光学系によって照明された前記被検査物からの戻り光を受光素子により受光する受光光学系とを有し、該受光素子から出力される受光信号に基づいて該被検査物の観察画像を得る観察光学系と、
    前記受光光学系に配置される第1フォーカス用光学部材を移動させる第1フォーカス手段と、
    前記第1フォーカス用光学部材の移動と同時に、前記干渉光学系に配置される第2フォーカス用光学部材を移動させる第2フォーカス手段と、
    を有し、
    前記第1フォーカス手段及び前記第2フォーカス手段は、検者による指示に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び前記第2フォーカス用光学部材を同時に移動させるマニュアルフォーカス調整と、前記受光素子から出力される受光信号に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び第2フォーカス用光学部材を同時に移動させるオートフォーカス調整とのいずれかを実行するように構成され、かつ、前記第1フォーカス用光学部材の移動と前記第2フォーカス用光学部材の移動とを同時に開始するように構成されている
    ことを特徴とする光断層撮像装置。
  8. 前記第1フォーカス手段及び前記第2フォーカス手段はそれぞれ、モータであり、
    前記第2フォーカス手段は、前記第1フォーカス手段と独立に制御される
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光断層撮像装置。
  9. 前記第1フォーカス手段は、
    前記第1フォーカス用光学部材を移動させる第1ステッピングモータと、
    前記第1ステッピングモータの原点校正を行うための第1フォトインタラプタセンサと、
    を含み、
    前記第2フォーカス手段は、
    前記第2フォーカス用光学部材を移動させる第2ステッピングモータと、
    前記第2ステッピングモータの原点校正を行うための第2フォトインタラプタセンサと、
    を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光断層撮像装置。
  10. 前記第1フォーカス手段は、前記第1フォトインタラプタセンサの投光部と受光部との間に位置する第1スリット部材を更に含み、該第1スリット部材により前記第1フォトインタラプタセンサをオン/オフすることで前記第1ステッピングモータの原点校正を行い、
    前記第2フォーカス手段は、前記第2フォトインタラプタセンサの投光部と受光部との間に位置する第2スリット部材を更に含み、該第2スリット部材により前記第2フォトインタラプタセンサをオン/オフすることで前記第2ステッピングモータの原点校正を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の光断層撮像装置。
  11. 前記観察光学系は、
    前記照明光学系に配置され前記被検査物に照明する照明光を発する光源と、
    前記光源からの前記照明光と前記被検査物からの戻り光とを分離する穴あきミラーと、を含み、
    前記被検査物に対向して配置される対物レンズと、
    前記対物レンズと前記穴あきミラーとの間に配置され、前記干渉光学系と前記観察光学系とに光路を波長分離する波長分離手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1項に記載の光断層撮像装置。
  12. 測定光を照射した被検査物からの戻り光と該測定光に対応する参照光との干渉光に基づいて、該被検査物の断層画像を取得する干渉光学系と、
    前記被検査物に照明する照明光学系と、該照明光学系によって照明された前記被検査物からの戻り光を受光素子により受光する受光光学系とを有し、該受光素子から出力される受光信号に基づいて該被検査物の観察画像を取得する観察光学系と、を有する光断層撮像装置の制御方法であって、
    前記受光光学系に配置される第1フォーカス用光学部材を移動させるステップと、
    前記第1フォーカス用光学部材の合焦位置への移動が完了する前に前記干渉光学系に配置される第2フォーカス用光学部材の移動を開始することにより、前記第1フォーカス用光学部材の移動に連動させて、前記第2フォーカス用光学部材を移動させるステップと、
    を有し、
    前記第1フォーカス用光学部材を移動させるステップ及び前記第2フォーカス用光学部材を移動させるステップでは、検者による指示に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び前記第2フォーカス用光学部材を連動して移動させるマニュアルフォーカス調整と、前記受光素子から出力される受光信号に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び前記第2フォーカス用光学部材を連動して移動させるオートフォーカス調整とのいずれかを選択的に実行する
    ことを特徴とする制御方法。
  13. 測定光を照射した被検査物からの戻り光と該測定光に対応する参照光との干渉光に基づいて、該被検査物の断層画像を取得する干渉光学系と、
    前記被検査物に照明する照明光学系と、該照明光学系によって照明された前記被検査物からの戻り光を受光素子により受光する受光光学系とを有し、該受光素子から出力される受光信号に基づいて該被検査物の観察画像を得る観察光学系と、を有する光断層撮像装置の制御方法であって、
    前記受光光学系に配置される第1フォーカス用光学部材を移動させるステップと、
    前記第1フォーカス用光学部材の移動と同時に、前記干渉光学系に配置される第2フォーカス用光学部材を移動させるステップと、
    を有し、
    前記第1フォーカス用光学部材を移動させるステップ及び前記第2フォーカス用光学部材を移動させるステップでは、検者による指示に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び前記第2フォーカス用光学部材を同時に移動させるマニュアルフォーカス調整と、前記受光素子から出力される受光信号に基づいて前記第1フォーカス用光学部材及び前記第2フォーカス用光学部材を同時に移動させるオートフォーカス調整とのいずれかを選択的に実行する
    ことを特徴とする制御方法。
  14. 前記第1フォーカス用光学部材の移動及び前記第2フォーカス用光学部材の移動はそれぞれ、モータを用いて行われ、
    前記第2フォーカス用光学部材を移動させるステップは、前記第1フォーカス用光学部材を移動させるステップとは独立に制御される
    ことを特徴とする請求項12又は13のいずれか1項に記載の制御方法。
  15. 請求項1乃至1のいずれか1項に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2012190616A 2012-08-30 2012-08-30 光断層撮像装置及びその制御方法 Active JP6151897B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012190616A JP6151897B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 光断層撮像装置及びその制御方法
US13/967,328 US9186057B2 (en) 2012-08-30 2013-08-14 Optical coherence tomographic imaging apparatus and control method thereof
KR1020130100876A KR101670698B1 (ko) 2012-08-30 2013-08-26 광간섭 단층촬상장치 및 그 제어 방법
EP13182015.1A EP2702933A1 (en) 2012-08-30 2013-08-28 Optical coherence tomographic imaging apparatus and control method thereof
CN201310388814.2A CN103654716B (zh) 2012-08-30 2013-08-30 光学相干断层图像摄像设备及其控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012190616A JP6151897B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 光断層撮像装置及びその制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014045906A JP2014045906A (ja) 2014-03-17
JP2014045906A5 JP2014045906A5 (ja) 2015-11-19
JP6151897B2 true JP6151897B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=49036472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012190616A Active JP6151897B2 (ja) 2012-08-30 2012-08-30 光断層撮像装置及びその制御方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9186057B2 (ja)
EP (1) EP2702933A1 (ja)
JP (1) JP6151897B2 (ja)
KR (1) KR101670698B1 (ja)
CN (1) CN103654716B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013248254A (ja) 2012-06-01 2013-12-12 Canon Inc 眼科装置
JP6041540B2 (ja) 2012-06-01 2016-12-07 キヤノン株式会社 眼科装置
JP6041539B2 (ja) 2012-06-01 2016-12-07 キヤノン株式会社 眼科装置
JP6049310B2 (ja) 2012-06-01 2016-12-21 キヤノン株式会社 撮影装置、制御方法及びプログラム
JP6049309B2 (ja) 2012-06-01 2016-12-21 キヤノン株式会社 測定装置、眼科撮影装置、制御方法及びプログラム
WO2014085911A1 (en) 2012-12-05 2014-06-12 Tornado Medical Systems, Inc. System and method for wide field oct imaging
JP6207221B2 (ja) * 2013-04-30 2017-10-04 キヤノン株式会社 光断層撮像装置
WO2015157520A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-15 Thorlabs, Inc. Autofocus system
EP3127472B1 (en) 2015-08-07 2019-10-09 Canon Kabushiki Kaisha Method and program for positioning an mage of an object on a tomogram and an optical coherence tomography apparatus therefor
EP3655748B1 (en) 2017-07-18 2023-08-09 Perimeter Medical Imaging, Inc. Sample container for stabilizing and aligning excised biological tissue samples for ex vivo analysis
WO2019092697A1 (en) 2017-11-07 2019-05-16 Notal Vision Ltd. Retinal imaging device and related methods
WO2019092696A1 (en) 2017-11-07 2019-05-16 Notal Vision Ltd. Methods and systems for alignment of ophthalmic imaging devices
US10595722B1 (en) 2018-10-03 2020-03-24 Notal Vision Ltd. Automatic optical path adjustment in home OCT
US10653311B1 (en) 2019-06-12 2020-05-19 Notal Vision Ltd. Home OCT with automatic focus adjustment
KR20240024752A (ko) 2022-08-17 2024-02-26 주식회사 아원기술 대면적 스캔이 가능한 광 간섭 단층촬영시스템

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7349098B2 (en) 2001-05-07 2008-03-25 University Of Washington Simultaneous beam-focus and coherence-gate tracking for real-time optical coherence tomography
JP4869757B2 (ja) * 2006-03-24 2012-02-08 株式会社トプコン 眼底観察装置
US8771261B2 (en) * 2006-04-28 2014-07-08 Topcon Medical Laser Systems, Inc. Dynamic optical surgical system utilizing a fixed relationship between target tissue visualization and beam delivery
JP5209377B2 (ja) * 2008-06-02 2013-06-12 株式会社ニデック 眼底撮影装置
EP2130486B1 (en) 2008-06-02 2016-03-23 Nidek Co., Ltd. Ophthalmic Photographing Apparatus
JP2010012109A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Nidek Co Ltd 眼底撮影装置
JP5172529B2 (ja) 2008-08-07 2013-03-27 株式会社ニデック 眼科撮影装置
JP4857326B2 (ja) * 2008-11-19 2012-01-18 キヤノン株式会社 眼科装置
EP2347701B1 (en) * 2010-01-21 2017-01-04 Nidek Co., Ltd Ophthalmic photographing apparatus
US8517537B2 (en) * 2011-01-20 2013-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Optical coherence tomographic imaging method and optical coherence tomographic imaging apparatus
JP5241878B2 (ja) * 2011-03-31 2013-07-17 キヤノン株式会社 眼科システム、眼科装置、制御方法およびプログラム
CN102551654B (zh) 2012-01-20 2013-09-18 王毅 光学相干生物测量仪及进行眼睛生物测量的方法
JP6007527B2 (ja) 2012-03-13 2016-10-12 株式会社ニデック 眼底撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9186057B2 (en) 2015-11-17
KR20140030047A (ko) 2014-03-11
EP2702933A1 (en) 2014-03-05
JP2014045906A (ja) 2014-03-17
KR101670698B1 (ko) 2016-10-31
CN103654716B (zh) 2016-04-06
CN103654716A (zh) 2014-03-26
US20140063507A1 (en) 2014-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6151897B2 (ja) 光断層撮像装置及びその制御方法
US8651662B2 (en) Optical tomographic imaging apparatus and imaging method for optical tomographic image
US7954946B2 (en) Optical tomographic image photographing apparatus
EP2130486B1 (en) Ophthalmic Photographing Apparatus
JP5511437B2 (ja) 光断層像撮影装置
JP5601612B2 (ja) 眼科撮影装置
US20130194581A1 (en) Optical coherence tomography apparatus
JP6552200B2 (ja) 光断層撮像装置、その制御方法、及びプログラム
JP2011245183A (ja) 眼底撮影装置
JP6040562B2 (ja) 眼底撮影装置用アタッチメント
US11134841B2 (en) Image acquisition apparatus and method for controlling the same
JP2018023675A (ja) 光断層撮像装置
JP2016022261A (ja) 眼底撮影装置
JP2019103746A (ja) 眼底撮像装置
JP6736304B2 (ja) 眼科撮影装置
JP2020168266A (ja) 眼科光干渉断層撮影装置及び眼科光干渉断層撮影装置の制御方法
JP2019202062A (ja) 眼底撮影装置およびその制御方法
JP2018175657A (ja) 眼科装置及びその制御方法、並びに、プログラム
JP7179523B2 (ja) 眼底撮像装置、眼底撮像方法およびプログラム
JP2016123481A (ja) 眼科装置、眼科システム、および眼科装置の制御方法
JP6975528B2 (ja) 眼底撮影装置
JP2023050416A (ja) 眼底撮影装置
JP2019042378A (ja) 光断層撮影装置及びその制御方法
JP2016123801A (ja) 眼科装置
JP2015195953A (ja) 眼科装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160721

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170220

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170526

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6151897

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151