JP5630237B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、通信可能な画像読取装置(スキャナ装置等)、画像形成装置(複合機,複写機,ファクシミリ装置,プリンタ装置等)、コンピュータ等の情報処理装置を含む各種の電子機器に関し、特に電子機器で使用されるソフトウェアのライセンス(利用権利)移譲の管理技術に関する。
例えば、近年、様々な機能が備わった複合機(以下「機器」ともいう)では、予め機器にアプリケーションプログラム(以下「アプリケーション」又は「アプリ」ともいう)を詰め込んで売るのではなく、必要に応じてアプリケーションを購入し、機器へインストールすることによって機能を追加するようになった。アプリケーションを導入する際には、不正利用防止を目的として、機器へインストールするアプリケーションにはライセンスを付与することで管理がなされる。
一方、アプリケーションがインストールされた機器を、故障や老朽化によって廃棄する場合、その全てのラインセンス取得済みのアプリケーションを別の機器に移譲する必要がある。このような場合、アプリケーションおよびその正当なライセンスについて移譲するための操作を行う必要があり、非常に手間がかかる。
そのため、簡素な構成かつ簡単な操作で複数ライセンスを移譲する操作を可能としたライセンス管理システムが既に知られている。
そこで、その問題を解消するため、特許文献1に開示されている技術を利用することが考えられる。
特許文献1に記載のライセンス管理システムでは、機能無効化処理を指示すると、全機能が無効化されて機能無効化証明鍵が発行され、機能に関わる資源が別の機器に転送される。機能に関わる資源を受信した機器は、機能複写完了証明鍵が発行される。これら鍵をライセンスサーバに入力すると、そのデータベースが更新されて、機能有効化鍵が発行される。この機能有効化鍵を機器に入力すると、機能を使用できるようになる。このように、複合機の機能の置き換え作業を簡素化するための構成が特許文献1に開示されている。
しかしながら、このような従来のライセンス管理システムでは、ある複合機が所有している複数のアプリケーション(機能)のライセンスを別の複合機に移譲することはできるが、それらのライセンスの移譲先は別の複合機ひとつであり、それらのライセンスを複数の複合機に振り分けることができないという問題や、ライセンス移譲のための鍵の入力を含む設定操作を利用者が行わなければならないなど、利用者にとって非常に手間がかかるという問題があった。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、電子機器が所有している複数のアプリケーション等のソフトウェア(機能)のライセンスを別の複数の電子機器に移譲できるようにすることを目的とする。
この発明は、当該電子機器と同様の機能を持つ他の複数の電子機器、およびライセンスファイルを管理する管理装置と通信する通信手段を有する電子機器であって、上記の目的を達成するため、以下の(1)〜(12)のいずれかに示すようにしたことを特徴とする。
(1)複数のソフトウェアを記憶する記憶手段と、上記複数のソフトウェアの一部又は全部にライセンスを付与するため、上記管理装置からライセンスファイルを取得して管理するライセンスファイル管理手段と、上記複数のソフトウェアにそれぞれライセンスが付与されているか否かを判定するためのライセンス情報を管理するライセンス情報管理手段と、上記複数のソフトウェアをそれぞれ動作させるために必要な機器構成部品の情報を含む機器情報を管理する機器管理手段と、上記複数のソフトウェアのうち、上記ライセンス情報管理手段によって管理されるライセンス情報に基づいてライセンスが付与されているソフトウェアが複数存在することを確認し、その確認した複数のソフトウェアにそれぞれ付与されているライセンスのうちの複数のライセンスを移譲する場合に、上記他の複数の電子機器に対してそれぞれ上記ライセンス情報と上記機器情報の取得を要求して、上記他の複数の電子機器からそれぞれ送られてくる上記ライセンス情報と上記機器情報を取得し、その取得したライセンス情報と機器情報とに基づいて上記他の複数の電子機器の中から上記複数のライセンスを移譲可能な電子機器の検索処理を行い、該検索処理によって複数の電子機器を検索した場合に、その検索した複数の電子機器に上記複数のライセンスを分散して移譲させるライセンス分散管理手段と、当該電子機器に対して操作を指示する操作手段とを備える。
そして、上記機器管理手段は、上記複数のソフトウェアをそれぞれ動作させるために必要な機器構成部品の情報と当該電子機器に関する複数の異なる状態情報を含む機器管理情報を管理する手段であり、
上記ライセンス分散管理手段は、上記確認した複数のソフトウェア毎にライセンスの最適な移譲先となる電子機器を選択する手段であって、上記検索処理により、上記確認した複数のソフトウェアのうちの少なくとも1つのソフトウェアのライセンスを移譲可能な電子機器を複数検索した場合に、その検索した複数の電子機器の中からライセンスの移譲先を、上記取得した機器情報のうちの上記検索した複数の電子機器にそれぞれ関する複数の異なる状態情報、および上記操作手段からの操作指示信号によって選択される上記複数の異なる状態情報のうちの複数の状態情報を選択するためのソートキーとその優先度に基づいて選択する
(2)(1)の電子機器において、データを記憶するハードディスク装置を備え、上記状態情報を上記ハードディスク装置の容量を示す情報とする。
(3)(1)の電子機器において、データを記憶する半導体メモリを備え、上記状態情報を上記半導体メモリの容量を示す情報とする。
(4)(1)の電子機器において、原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え、上記状態情報を上記画像読取手段による読み取り画像の解像度を示す情報とする。
(5)(1)の電子機器において、印刷媒体に画像を印刷する印刷手段を備え、上記状態情報を上記印刷手段による印刷画像の解像度を示す情報とする。
(6)(1)の電子機器において、印刷媒体に画像を印刷する印刷手段を備え、上記状態情報を上記印刷手段による印刷速度を示す情報とする。
(7)(1)の電子機器において、原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え、上記状態情報を上記画像読取手段による読み取り速度を示す情報とする。
(8)(1)の電子機器において、上記通信手段をネットワーク通信を行う手段とし、上記状態情報を上記通信手段によるネットワーク通信速度を示す情報とする。
(9)(1)の電子機器において、上記状態情報を当該電子機器の利用回数を示す情報とする。
(10)(1)の電子機器において、上記状態情報を当該電子機器の利用頻度を示す情報とする。
(11)(1)の電子機器において、上記状態情報を当該電子機器の利用者の登録数を示す情報とする。
(12)(1)〜(11)のいずれかの電子機器において、上記ライセンス分散管理手段が、上記検索処理によって1台の電子機器を検索した場合には、その検索した電子機器に上記複数のライセンスのうちの必要なライセンスを移譲させ、上記検索処理によって1台の電子機器も検索できなかった場合には、上記複数のライセンスを上記管理装置へ返却する。
この発明によれば、電子機器が、複数のソフトウェアを記憶する記憶手段と、上記複数のソフトウェアの一部又は全部にライセンスを付与するため、上記管理装置からライセンスファイルを取得して管理するライセンスファイル管理手段と、上記複数のソフトウェアにそれぞれライセンスが付与されているか否かを判定するためのライセンス情報を管理するライセンス情報管理手段と、上記複数のソフトウェアをそれぞれ動作させるために必要な機器構成部品の情報を含む機器情報を管理する機器管理手段と、当該電子機器に対して操作を指示する操作手段とを備え、上記複数のソフトウェアのうち、上記ライセンス情報管理手段によって管理されるライセンス情報に基づいてライセンスが付与されているソフトウェアが複数存在することを確認し、その確認した複数のソフトウェアにそれぞれ付与されているライセンスのうちの複数のライセンスを移譲する場合に、上記他の複数の電子機器に対してそれぞれ上記ライセンス情報と上記機器情報の取得を要求して、上記他の複数の電子機器からそれぞれ送られてくる上記ライセンス情報と上記機器情報を取得し、その取得したライセンス情報と機器情報とに基づいて上記他の複数の電子機器の中から上記複数のライセンスを移譲可能な電子機器の検索処理を行い、その検索処理によって複数の電子機器を検索した場合に、その検索した複数の電子機器に上記複数のライセンスを分散して移譲させる。
上記検索処理により、上記確認した複数のソフトウェアのうちの少なくとも1つのソフトウェアのライセンスを移譲可能な電子機器を複数検索した場合に、その検索した複数の電子機器の中からライセンスの移譲先を、上記取得した機器情報のうちの上記検索した複数の電子機器にそれぞれ関する複数の異なる状態情報、および上記操作手段からの操作指示信号によって選択される上記複数の異なる状態情報のうちの複数の状態情報を選択するためのソートキーとその優先度に基づいて選択する。それによって、上記確認した複数のソフトウェア毎にライセンスの最適な移譲先となる電子機器を選択する。
この発明によれば、電子機器が所有している複数のアプリケーション等のソフトウェア(機能)のライセンスを別の複数の電子機器に移譲することができる。
この発明の一実施形態である画像形成装置の構成例を示すブロック図である。 図1の機能分散管理部112の説明に供する説明図である。 図1の画像形成装置100を含む各機器で使用可能な複数のアプリケーションと機器構成部品との関係の説明に供する説明図である。 アプリケーションと機器構成部品との具体的な関係の説明に供する説明図である。 図1の機能分散管理部112による初期のGUI画面の一例を示す平面図である。
図1の機能分散管理部112による移譲可能機器を抽出する処理の一例を示すフロー図である。 図6のS1〜S4,S7によって移譲可能機器を抽出する際の処理の説明に供する説明図である。 同じくその処理の他の説明に供する説明図である。 同じくその処理の更に他の説明に供する説明図である。 同じくその処理のまた更に他の説明に供する説明図である。
図1の機能分散管理部112による移譲可能機器から移譲先を決定する処理の一例を示すフロー図である。 図11のステップS19における複数台の移譲可能機器からのソートキーに従った最適な移譲先の選択の説明に供する説明図である。 図1の表示部103のGUI画面に表示されるソートキーの種類の説明に供する説明図である。 図13に示した各ソートキーの効果の説明に供する説明図である。 図11のステップS11で複数のソフトウェアのうちの少なくとも1つのアプリケーションのライセンスを移譲可能な機器を複数抽出した場合におけるステップS18,S19での処理の説明に供する説明図である。 その処理の他の説明に供する説明図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
以下の実施形態では、電子機器である画像形成装置(以下「機器」ともいう)における複数のアプリケーション(機能)のライセンス移譲に際して、以下の特徴を有する。
すなわち、ネットワークを介して通信可能に接続(以下単に「接続」ともいう)された他の複数の機器から「他機器に移譲するアプリケーションのライセンス移動管理の情報」および「機器構成部品」を取得して、ライセンスを移譲可能な画像形成装置を検索することが特徴になっている。
そこで、その特徴について詳細に説明する。
まず、この発明の一実施形態である画像形成装置の構成について説明する。
図1は、その画像形成装置の構成例を示すブロック図である。
この画像形成装置100は、複合機であり、システムバス101を介して通信可能に接続された、システム制御部102、表示部103、操作部104、外部通信部105、ジョブ管理部106、メモリ部107、画像加工部108、印刷部109、ライセンス移動管理部110、ライセンスファイル管理部111、機能分散管理部112、機器管理部113とを備えている。
システムバス101は、画像形成装置100を構成する複数の装置(ユニット)を結ぶ経路である。
システム制御部102は、CPU(Central Processing Unit),ROM,RAMを含むマイクロコンピュータを用いており、図示しないHDD(ハードディスク装置)又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリに記憶されているプログラムをRAMのワークエリアに展開し、当該プログラムに従い、各部の制御を行う。なお、RAMはデータを記憶する半導体メモリである。
表示部103は、システム制御部102から指示される表示データに基づき、表示画面上に各種表示を行う。なお、表示部103の表面にタッチパネルを備え、操作部として機能させることもできる。
操作部104は、当該画像形成装置100に対して操作を指示する各種機能キー等を備えたキーボードやマウス等からなる操作手段であり、操作(押下)されたキーによる指示内容を示す操作指示信号をシステム制御部102に伝える。
外部通信部105は、外部機器である図示しないライセンス管理サーバや他の機器等と通信する通信手段である。なお、他の機器も画像形成装置100と同様の機能を有しているものとする。また、ライセンス管理サーバは、各機器でアプリケーション(ファームウェアやプラグイン等の他のソフトウェアでもよい)を使用するためのライセンスの管理を行うものである。
ジョブ管理部106は、印刷ジョブ等のジョブのスケジューリングを行う。また、スナップショット情報の復元時のライセンス返却の際に該当機能が利用中であった場合、該当機能のジョブが完了した後に、ライセンスの返却を行う。
メモリ部107は、複数のアプリケーションを含むソフトウェア(プログラム)や、後述する管理情報(アプリケーションに必要な情報)、画像データ、印刷データ等を格納するHDD等の不揮発性記憶手段である。
画像加工部108は、図示しないスキャナ等の画像読取部又は図示しないパーソナルコンピュータ等の外部装置から入力された画像データ、あるいは外部装置から入力された文字コードデータ等の印刷データから変換された画像データに対し、拡大や縮小、回転等の画像処理を施し、画像処理した画像データを印刷部109に出力する。なお、画像読取部は原稿の画像を読み取って画像データを出力する画像読取手段である。
印刷部109は、ドラム又はベルト状の感光体を含む作像部、給紙部、排紙部等を備えた印刷装置(印刷手段)である。この印刷部109では、システム制御部102からの印刷指示に従い、印刷用紙(他の印刷媒体でもよい)を給紙部から給紙すると共に、作像部により、画像加工部108から入力された画像データに応じて感光体上にレーザ光又はLED光等による静電画像を書き込み、その静電画像をトナーで現像してトナー画像(可視画像)を形成し、そのトナー画像を給紙した印刷用紙に転写して定着させ、その印刷用紙を排紙部から排紙する。
ライセンス移動管理部110は、ライセンス情報管理手段であり、他の機器との間のライセンス移動に伴い、ライセンスファイル管理部111とは別に、メモリ部107に記憶されている複数のアプリケーションにそれぞれライセンス(権利)が付与されているか否かを示す情報や、ライセンス移動した経路の情報を含むライセンス情報をメモリ部107に記憶保持し、管理する。
ライセンスファイル管理部111は、メモリ部107に記憶されている各アプリケーションの一部又は全部にライセンスを付与するため、外部通信部105を用いてライセンス管理サーバよりライセンスファイルをダウンロード(取得)し、そのライセンスファイルをメモリ部107に記憶保持して管理する。そして、そのライセンスファイルの情報を用いて各アプリケーションの更新、自動ライセンス返却等の判断を実施する。各アプリケーションの更新とは、各アプリケーションの選択的なアクティベート(ライセンス付与)やディアクティベート(ライセンス解除)のことをいう。
ここで、ライセンスファイルは、例えばプロダクトID、機器固有情報、および有効期限等からなる。プロダクトIDは、このライセンスファイルによって利用できるアプリケーションのプロダクトIDを表している。機器固有情報は、このライセンスファイルを適用できる機器の機器固有情報を表している。つまり、同じ機器固有情報を保持する機器でなければ、ライセンスファイルを適用することができない。有効期限は、このライセンスファイルを適用することで得られるライセンスの有効期限を表している。
機能分散管理部112は、ライセンス分散管理手段であり、機能分散(複数のアプリケーションにそれぞれ付与されているライセンスの分散)を行う際に、他の機器の情報(他機器情報)を把握し、利用者の操作によって選択したソートキーに従って各アプリケーションのライセンスの移譲先を判断する。
機器管理部113は、機器管理手段であり、ライセンスの移譲元機器による機能分散の処理のためにアプリケーションのライセンスの移譲候補となり、機能の利用可否を判断するために、機器の情報(スペック,保持ライセンス等)をメモリ部107に記憶保持している。
なお、ジョブ管理部106、ライセンス移動管理部110、ライセンスファイル管理部111、機能分散管理部112、機器管理部113は、実際には、CPUがRAMのワークエリアに展開したプログラムに従って動作することにより、実現できるものである。
また、外部通信部105は、外部機器である図示しないアプリケーション配信サーバと通信することもでき、システム制御部102の指示により、アプリケーション配信サーバからアプリケーションをダウンロードすることもできる。そのダウンロードされたアプリケーションは、システム制御部102によってインストールする(メモリ部107に格納する)ことができる。この場合、システム制御部102は、アプリケーション管理手段としての機能を果す。
次に、図1の機能分散管理部112について、もう少し詳細に説明する。
図2は、その機能分散管理部112の説明に供する説明図である。
機能分散管理部112は、他の複数の機器への機能分散を行う際に、その複数の機器のライセンス移動管理部および機器管理部からそれぞれ以下の(1)(2)に示す管理情報を取得する。
(1)他機器のライセンス移動管理部が持つライセンス情報
これは、ネットワークを介して接続されている他の複数の機器のライセンス移動管理部がそれぞれ保持している機能(アプリケーション)のライセンスに関する情報であるライセンス情報(他の複数の機器がそれぞれ保持しているアプリケーションにそれぞれライセンスが付与されているか否かを示す情報等)であり、どのアプリケーションのライセンスを持っているかを把握することができる。なお、ライセンス情報が、ライセンスが付与されているアプリケーションの情報(識別情報)であっても良い。
(2)他機器の機器管理部が持つ機器情報
これは、ネットワークを介して接続されている他の複数の機器の機器管理部がそれぞれ保持している機器に関する情報(機器情報)であり、機器構成部品の情報(識別情報)と機器管理情報とからなる。機器構成部品は、アプリケーションを実行するために必要な部品であり、アプリケーション毎に必要な部品が異なる。アプリケーションは、複数の機器構成部品を用いて機能を実現する(後述する)。機器管理情報は、各機器に関する状態情報であり、それぞれの機器におけるメモリやHDD等の容量を示す情報など、スペックに関する情報や、機器の利用頻度などの情報である。なお、ここでの「メモリ」とは半導体メモリのことをいう。また、状態情報は、この実施形態では複数とするが、1つでも良い。状態情報が1つの場合、後述するソートキーは不要となる。
機能分散管理部112は、他の複数の機器への機能分散を行う際に、その複数の機器のライセンス移動管理部および機器管理部からそれぞれライセンス情報、機器情報を取得することにより、上述した他の機器のスペックや保持ライセンス等の情報を把握し、どの機器にアプリケーションのライセンスを移譲可能であるか判定する。そして、そのライセンスを移譲可能な機器の中から、利用者の意向に沿ってアプリケーション毎に最適な移譲先を決定(選択)する。なお、ライセンスの移動は、ライセンス管理サーバ仲介あるいは機器同士直接のいずれでも良い。
次に、図1の画像形成装置100を含む各機器で使用可能な複数のアプリケーションと機器構成部品との関係について説明する。
図3は、その複数のアプリケーションと機器構成部品との関係の説明に供する説明図である。
アプリケーションを実行するためには、複数の機器構成部品が必要である。機器構成部品は、アプリケーションのための部品の最小単位である。アプリケーションによって必要な機器構成部品が異なる。機器(複合機)によって保持している機器構成部品が異なり、実行できるアプリケーションも変化する。
図3において、ある機器が保持している機器構成部品がb,c,d,fだったとすると、利用可能なアプリケーションは2,3となる。
図4は、アプリケーションと機器構成部品との具体的な関係の説明に供する説明図である。
例えば、コピーアプリを使用するために必要な機器構成部品は、原稿の画像を読み取るスキャナ等の読取装置(画像読取部)および画像を印刷媒体に印刷する印刷装置(印刷部)である。プリンタアプリを使用するために必要な機器構成部品は、印刷装置のみである。FAX(ファクシミリ)アプリを使用するために必要な機器構成部品は、FAXデータ(画像データ)の受信を行うFAXボードおよび印刷装置である。
次に、図1の機能分散管理部112による初期のGUI(Graphical User Interface)画面を用いた処理について説明する。
図5は、そのGUI画面の一例を示す平面図である。
機能分散管理部112は、操作部104上での操作によって発生する操作指示信号により「ライセンス移譲」を選択した後、利用者による初期のGUI画面上又は操作部104上での操作によって発生する操作指示信号により「ライセンスを移譲する方法」を選択することができる。
例えば、「ライセンス移譲」を選択すると、図5に示す初期のGUI画面を表示部103に表示し、利用者によるそのGUI画面上又は操作部104上での操作によって発生する操作指示信号(以下「利用者の操作」という)により、「ライセンスを移譲する方法」として、「手動で移譲先を選択する」又は「ソートキーを選択し、自動で移譲先を選択する」を選択することができる。
但し、「手動で移譲先を選択する」を選択した場合には、ライセンスの移譲可能機器(以下単に「移譲可能機器」ともいう)のみ自動で抽出(検索)し、その中から再び利用者の操作によって1台の移譲可能機器を選択する形となる。なお、「手動で移譲先を選択する」の代わりに「移譲可能機器のみ自動で抽出する」をGUI画面に表示させ、それを利用者の操作によって選択することにより、移譲可能機器のみ自動で抽出し、その中から再び利用者の操作によって1台の移譲可能機器を選択することもできる。
次に、図1の機能分散管理部112による移譲可能機器を抽出する処理について説明する。
図6は、その移譲可能機器を抽出する処理の一例を示すフローチャートである。
システム制御部102は、メモリ部107に記憶されている複数のアプリケーションのうち、ライセンス移動管理部110によって管理されるライセンス情報に基づいてライセンスが付与されているソフトウェアが存在する(複数又は1つ存在する)ことを確認し、その確認したソフトウェアにそれぞれ付与されているライセンスのうちの複数のライセンスを移譲する場合に、機能分散管理部112による図6に示す処理ルーチンをスタートさせる。
機能分散管理部112は、図6に示す処理ルーチンがスタートすると、まずステップS1へ進み、ライセンス移譲先の候補となる他の各機器に対してそれぞれライセンス情報の取得を要求して、その各機器からそれぞれ送られてくるライセンス情報を取得する。
次に、ステップS2へ進み、同じくライセンス移譲先の候補となる他の各機器に対してそれぞれ機器情報の取得を要求して、その各機器からそれぞれ送られてくる機器情報である機器構成部品および機器管理情報を取得する。
ここで、他の各機器ではそれぞれ、自己のライセンス移動管理部が図1のライセンス移動管理部110と同様にライセンス情報を、自己の機器管理部が図1の機器管理部113と同様に機器構成部品と機器管理情報とからなる機器情報をそれぞれ管理している。よって、他の各機器からそれぞれライセンス情報を取得することで、アプリケーションの利用可否を判断できる。また、他の各機器からそれぞれ機器情報(機器のスペックや利用された回数などを含む機器管理情報を含む)も取得することで、後述するソートキーを利用することができる。
機能分散管理部112は、他の各機器からそれぞれライセンス情報および機器情報を取得した後、ステップS3へ進み、移譲すべき全てのライセンスが移譲されているかどうかを判断し、その全てのライセンスが移譲されていた場合には、図6の処理を終了する。
また、移譲されていないライセンスが残っている場合には、ステップS4へ進む。
そして、ステップS4,S7では、移譲可能な各アプリケーションのライセンス毎に、それぞれの機器へライセンスが移譲可能かどうかを判断する。
そして、各アプリケーションのライセンスの移譲可否を全ての機器に対して行った後、ステップS5へ進み、ソートキーに基づいてライセンスの移譲先を決定(選択)し、次のステップS6では、ライセンスの移譲を行う。そのライセンスの移譲先の決定とライセンスの移譲については、追って詳細に説明する。なお、他の各機器からそれぞれ取得する機器情報中の状態情報が1つの場合、ソートキーを用いないでライセンスの移譲先を決定することになる。
ここで、移譲可能機器の抽出(図6のS1〜S4,S7)の具体例について説明する。
図7〜図10は、その移譲可能機器を抽出する際の異なる処理の説明に供する説明図である。なお、ここでは、説明の都合上、ライセンス情報を、ライセンスが付与されているアプリケーションの情報とする。また、機器情報を機器構成部品の情報とする。
この例では、図1に示した画像形成装置(移譲元機器)のアプリケーション1〜4を他の画像形成装置(機器)に移譲するものと仮定する。
移譲元機器は、例えば図7に示すように、ネットワークを介して接続されている他の各機器A〜Fのライセンス移動管理部および機器管理部に対して、ライセンスが付与されているアプリケーションと機器構成部品の各情報を順次問い合わせ(その情報の取得を要求し)、その各情報を取得する。
そして、各機器A〜Fからそれぞれ取得した各情報をまとめると、例えば図8に示すようになる。その各情報は、各機器が保持しているアプリケーションのライセンスと各機器を構成する機器構成部品の情報となる。また、ライセンスはアプリケーションを動作させるために必要な機器構成部品を知っている。
次に、一つ目としてアプリケーション1の移譲先を選定する。
このとき、まず、既に同じアプリケーションのライセンスを保持している機器は移譲先から除外する。その除外する機器は、図9の例では、機器Eと機器Fとなる。
アプリケーション1を動作させるために必要な機器構成部品は、b,c,dである。よって、例えば図10に示すように、機器構成部品b,c,dを全て満たしている機器Bと機器Cが移譲先の候補となる。
同様の処理を、残りの全てのアプリケーション2〜4に対しても行い、各アプリケーション2〜4の移譲可能機器を抽出する。
次に、図1の機能分散管理部112による移譲可能機器から移譲先を決定する処理(図6のS5,6)について説明する。
図11は、その移譲可能機器から移譲先を決定する処理の一例を示すフローチャートである。
機能分散管理部112は、ステップS11おいて、図6のステップS1〜S4,S7で示したように移譲可能機器の抽出処理(検索処理)を行う。
そして、ステップS12以降の処理により、移譲可能機器の台数に応じて処理を変更する。
すなわち、まずステップS12において、上記抽出処理によって移譲可能機器を1台も検索できなかったと判断した場合にはステップS13へ進み、ライセンス管理サーバに移譲可能な複数のライセンスを返却する。
上記抽出処理によって移譲可能機器を1台以上検索したと判断した場合には、ステップS14へ進み、移譲可能機器が1台かどうかを判断し、1台であればそれをライセンスの移譲先として、ステップS15へ進み、その移譲可能な複数のライセンスのうちの必要なライセンスを移譲する。
また、移譲可能機器が複数台の場合には、ステップS16へ進み、選択されたライセンスを移譲する方法を判別し、その方法が「手動で移譲先を選択する」であればステップS17へ進み、利用者の操作によって複数台の移譲可能機器の中から任意の1台をライセンスの移譲先として選択し、ステップS15へ進む。
一方、選択されたライセンスを移譲する方法が「ソートキーを選択し、自動で移譲先を選択する」である場合には、ステップS18へ進み、利用者の操作によってソートキー(実際には優先するソートキーや並び順)を選択し、ステップS19で複数台の移譲可能機器の中から選択されたソートキーに従って最適な移譲可能機器をライセンスの移譲先として選択し、ステップS15へ進む。
次に、図11のステップS19における複数台の移譲可能機器からのソートキーに従った最適な移譲先の選択について説明する。
図12は、その複数台の移譲可能機器からのソートキーに従った最適な移譲先の選択の説明に供する説明図である。
移譲可能機器が複数台存在するとき、アプリケーション毎に移動させたい機器が異なる可能性が大きい。そこで、機能分散管理部112は、各アプリケーション毎に、利用者の操作によってソートキーを選択し、そのソートキーに従って最適な移譲可能機器をライセンスの移譲先として選択する。
図12の例では、移譲可能機器がA,B,Cの3台あり、アプリケーション1は様々な画像データを保存する機能を実現するため、HDDの容量が大きいものに移譲したいと利用者が思った場合、対応するソートキーの選択により、移譲可能機器A,B,Cからそれぞれ取得した機器情報のうちの機器管理情報中の機器に関する状態情報(スペックに関する情報)が示すHDDの容量に基づいてHDDの容量が大きい機器Bを選択する。また、アプリケーション2は様々な場面で印刷する機能を実現するため、画質が良いものに移譲したいと利用者が思った場合、対応するソートキーの選択により、移譲可能機器A,B,Cからそれぞれ取得した機器情報のうちの機器管理情報中の機器に関する状態情報が示す後述する書き込み画像の解像度に基づいて印刷画質が良い機器Cを選択する。
次に、図1の表示部103のGUI画面に表示されるソートキーについて説明する。
図13は、そのソートキーの種類の説明に供する説明図である。
図14は、図13に示した各ソートキーの効果の説明に供する説明図である。
ソートキーは、例えば図13に示すように、機器のスペックに関する複数のソートキーと、利用頻度に関する複数のソートキーとがある。
そして、機器のスペックに関する複数のソートキーとしては、メモリ(半導体メモリ)の容量、HDDの容量、画像読取部による読み取り画像の解像度(読み取り時最大)、印刷部による書き込み(印刷)画像の解像度(書き込み時最大)、印刷部による印刷速度、画像読取部による読み取り速度、外部通信部105によるネッワーク転送速度(ネッワーク通信速度)をそれぞれ示すものがある。利用頻度に関する複数のソートキーとしては、機器(機能)の利用回数、機器利用頻度、機器の利用者の登録数(ユーザ登録数)をそれぞれ示すものがある。
機能分散管理部112は、利用者の操作により、複数のソートキーの中からアプリケーション毎に適切なソートキーを選択し、そのソートキーに従って最適な移譲可能機器をライセンスの移譲先として選択する。
例えば、図12によって説明したように、アプリケーション1の場合、HDDの容量が大きい移譲可能機器を選択したいと利用者が思うため、利用者の操作により、ソートキーとしてHDDを示すものを選択する。すると、移譲可能機器A,B,Cからそれぞれ取得した機器情報のうちの機器管理情報中の機器に関する状態情報が示すHDDの容量に基づいてHDDの容量が最も大きい機器Bをライセンスの移譲先として選択する。それによって、図14に示すように、アプリケーション1に必要な情報を保存できる領域が多くなる。
また、利用者の操作により、それらのソートキーのいずれかを選択することにより、図14に示すような効果を得ることができる。
すなわち、メモリの容量を示すソートキーを選択すると、その容量が最も大きい機器が選択され、アプリケーションの実行速度が速くなる。
HDDの容量を示すソートキーを選択すると、その容量が最も大きい機器が選択され、アプリケーションに必要な情報を保存できる領域が多い。
画像読取部による読み取り画像の解像度(読み取り時最大)を示すソートキーを選択すると、その解像度が最も大きい機器が選択され、画像読取部による画像読み取りが必要なアプリケーションの解像度が大きくなる。
印刷部による書き込み画像の解像度(書き込み時最大)を示すソートキーを選択すると、その解像度が最も大きい機器が選択され、印刷部によって画像をプリントするアプリケーションの書き込み画像の解像度が大きくなる。
印刷部による印刷速度を示すソートキーを選択すると、その印刷速度が最も高い機器が選択され、印刷部によって印刷を行うアプリケーションの印刷速度が速くなる。
画像読取部による読み取り速度を示すソートキーを選択すると、その読み取り速度が最も高い機器が選択され、画像読取部によって読み取りを行うアプリケーションの読み取り速度が速くなる。
外部通信部105によるネッワーク転送速度を示すソートキーを選択すると、そのネッワーク転送速度が最も高い機器が選択され、ネットワーク通信を行うアプリケーションの通信速度が速くなる。
機器の利用回数を示すソートキーを選択すると、例えばアプリケーション(機能)の利用回数が最も多い機器が選択される。そのアプリケーションは、機器に最も必要とされているアプリケーションである。
機器利用頻度を示すソートキーを選択すると、例えば機器の利用頻度が最も低い機器(今まであまり使用されていなかった機器)が選択され、その機器に新たに機能を追加することができる。
ユーザ登録数を示すソートキーを選択すると、例えば機器を利用する人が少ない機器が選択され、その機器に新たな機能を増やすことができる。
次に、図11のステップS11で複数のソフトウェアのうちの少なくとも1つのアプリケーションのライセンスを移譲可能な機器を複数抽出した場合におけるステップS18,S19での処理について説明する。
図15,図16は、その処理の説明に供する説明図である。
機能分散管理部112は、例えば図15に示すように、ある1つのアプリケーションのライセンスを移譲可能な機器として機器A〜Hを抽出した場合に、それらの機器A〜Hから取得した機器情報のうち、数台の機器から取得した機器情報中の状態情報(画像読取部による読み取り画像の解像度や印刷部による書き込み画像の解像度等)が一致する場合がある。
そのような場合、その一致する状態情報のいずれかに対応するソートキーが選択されると、機器A〜Hの順位付けができない。
そこで、利用者の操作により、複数のソートキーを、優先度を設定して選択する。この例では、以下に示すように、3つのソートキーを、優先度を設定して選択したとする。
1.機器の利用回数(昇順)を示すソートキー
2.メモリの容量(降順)を示すソートキー
3.外部通信部105によるネッワーク転送速度(降順)を示すソートキー
機能分散管理部112は、上記のように3つのソートキーを選択すると、図15に示した機器A〜Hから取得した機器情報中の状態情報を図16に示すように並び替え、機器Cを上記あるアプリケーションの移譲先として決定する。
このように、画像形成装置100では、機能分散管理部112が、メモリ部107(記憶手段)に記憶されている複数のアプリケーションのうち、ライセンス移動管理部110によって管理されるライセンス情報に基づいてライセンスが付与されているソフトウェアが複数存在することを確認し、その確認した複数のソフトウェアにそれぞれ付与されているライセンスのうちの複数のライセンスを移譲する場合に、他の複数の電子機器に対してそれぞれ上記ライセンス情報と上記機器情報の取得を要求して、上記他の複数の電子機器からそれぞれ送られてくる上記ライセンス情報と上記機器情報を取得し、その取得したライセンス情報と機器情報とに基づいて上記他の複数の電子機器の中から上記複数のライセンスを移譲可能な電子機器の検索処理を行い、その検索処理によって複数の電子機器を検索した場合に、その検索した複数の電子機器に上記複数のライセンスを分散して移譲させることにより、電子機器が所有している複数のアプリケーションのライセンスを別の複数の電子機器に移譲することができる。したがって、画像形成装置100を廃棄するような場合に、不要になるライセンスの個数が減り、アプリケーションのライセンスを無駄に廃棄せずに済む。
また、以下の(a)〜(c)のいずれかに示す作用効果を得ることもできる。
(a)機能分散管理部112が、上記確認した複数のアプリケーション毎にライセンスの最適な移譲先となる電子機器を選択することにより、複数のアプリケーションにそれぞれ付与されているライセンスをそれぞれ最適な移譲先へ確実に移譲させることができる。
(b)機能分散管理部112が、上記検索処理により、上記確認した複数のソフトウェアのうちの少なくとも1つのソフトウェアのライセンスを移譲可能な電子機器を複数検索した場合に、その検索した複数の電子機器の中からライセンスの移譲先を、上記取得した機器情報のうちの上記検索した複数の電子機器に関する状態情報に基づいて選択することにより、複数のアプリケーションにそれぞれ付与されているライセンスをそれぞれ最適な移譲先へ一層確実に移譲させることができる。
(c)機能分散管理部112が、上記検索処理により、上記確認した複数のソフトウェアのうちの少なくとも1つのソフトウェアのライセンスを移譲可能な電子機器を複数検索した場合に、その検索した複数の電子機器の中からライセンスの移譲先を、上記取得した機器情報のうちの上記検索した複数の電子機器にそれぞれ関する複数の異なる状態情報、および上記操作手段からの操作指示信号によって選択される上記複数の異なる状態情報のうちの複数の状態情報を選択するためのソートキーとその優先度に基づいて選択することにより、複数のアプリケーションにそれぞれ付与されているライセンスをそれぞれ最適な移譲先へより一層確実に移譲させることができる。
以上の実施形態では、この発明による電子機器の例として、複合機(画像形成装置)について説明したが、この発明はこれに限られるものではなく、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置等の他の画像形成装置には勿論、ネットワーク家電、自動販売機、医療機器、電源装置、空調システム、ガス・水道・電気等の計量システム、AV機器、遊戯機器等の組み込み機器や、ネットワークに接続可能なコンピュータ等も含め、各種電子機器にも適用可能である。
〔この発明に関わるプログラム〕
このプログラムは、電子機器を制御するコンピュータであるCPUに、この発明に関わるライセンスファイル管理手段、ライセンス情報管理手段、機器管理手段、およびライセンス分散管理手段としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをCPUに実行させることにより、上述したような作用効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめから電子装置に備えるROM、あるいは不揮発性メモリ(フラッシュROM,EEPROM等)、あるいはHDDなどの記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROM、あるいはメモリカード,フレキシブルディスク,MO,CD−R,CD−RW,DVD+R,DVD+RW,DVD−R,DVD−RW,又はDVD−RAM等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムを電子装置にインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそれらの記録媒体からこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、電子機器が所有している複数のソフトウェアのライセンスを別の複数の電子機器に移譲することができる。したがって、所有している複数のソフトウェアのライセンスを別の複数の電子機器に移譲できる電子機器を提供することができる。
100:画像形成装置 101:システムバス 102:システム制御部
103:表示部 104:操作部 105:外部通信部 106:ジョブ管理部
107:メモリ部 108:画像加工部 109:印刷部
110:ライセンス移動管理部 111:ライセンスファイル管理部
112:機能分散管理部 113:機器管理部
特開2009−271680号公報

Claims (12)

  1. 当該電子機器と同様の機能を持つ他の複数の電子機器、およびライセンスファイルを管理する管理装置と通信する通信手段を有する電子機器であって、
    複数のソフトウェアを記憶する記憶手段と、
    前記複数のソフトウェアの一部又は全部にライセンスを付与するため、前記管理装置からライセンスファイルを取得して管理するライセンスファイル管理手段と、
    前記複数のソフトウェアにそれぞれライセンスが付与されているか否かを判定するためのライセンス情報を管理するライセンス情報管理手段と、
    前記複数のソフトウェアをそれぞれ動作させるために必要な機器構成部品の情報を含む機器情報を管理する機器管理手段と、
    前記複数のソフトウェアのうち、前記ライセンス情報管理手段によって管理されるライセンス情報に基づいてライセンスが付与されているソフトウェアが複数存在することを確認し、その確認した複数のソフトウェアにそれぞれ付与されているライセンスのうちの複数のライセンスを移譲する場合に、前記他の複数の電子機器に対してそれぞれ前記ライセンス情報と前記機器情報の取得を要求して、前記他の複数の電子機器からそれぞれ送られてくる前記ライセンス情報と前記機器情報を取得し、その取得したライセンス情報と機器情報とに基づいて前記他の複数の電子機器の中から前記複数のライセンスを移譲可能な電子機器の検索処理を行い、該検索処理によって複数の電子機器を検索した場合に、その検索した複数の電子機器に前記複数のライセンスを分散して移譲させるライセンス分散管理手段と
    当該電子機器に対して操作を指示する操作手段とを備え、
    前記機器管理手段は、前記複数のソフトウェアをそれぞれ動作させるために必要な機器構成部品の情報と当該電子機器に関する複数の異なる状態情報を含む機器管理情報を管理する手段であり、
    前記ライセンス分散管理手段は、前記確認した複数のソフトウェア毎にライセンスの最適な移譲先となる電子機器を選択する手段であって、前記検索処理により、前記確認した複数のソフトウェアのうちの少なくとも1つのソフトウェアのライセンスを移譲可能な電子機器を複数検索した場合に、その検索した複数の電子機器の中からライセンスの移譲先を、前記取得した機器情報のうちの前記検索した複数の電子機器にそれぞれ関する複数の異なる状態情報、および前記操作手段からの操作指示信号によって選択される前記複数の異なる状態情報のうちの複数の状態情報を選択するためのソートキーとその優先度に基づいて選択することを特徴とする電子機器。
  2. 請求項に記載の電子機器において、
    データを記憶するハードディスク装置を備え、
    前記状態情報は、前記ハードディスク装置の容量を示す情報であることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項に記載の電子機器において、
    データを記憶する半導体メモリを備え、
    前記状態情報は、前記半導体メモリの容量を示す情報であることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項に記載の電子機器において、
    原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え、
    前記状態情報は、前記画像読取手段による読み取り画像の解像度を示す情報であることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項に記載の電子機器において、
    印刷媒体に画像を印刷する印刷手段を備え、
    前記状態情報は、前記印刷手段による印刷画像の解像度を示す情報であることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項に記載の電子機器において、
    印刷媒体に画像を印刷する印刷手段を備え、
    前記状態情報は、前記印刷手段による印刷速度を示す情報であることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項に記載の電子機器において、
    原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え、
    前記状態情報は、前記画像読取手段による読み取り速度を示す情報であることを特徴とする電子機器。
  8. 前記通信手段は、ネットワーク通信を行う手段であり、
    前記状態情報は、前記通信手段によるネットワーク通信速度を示す情報であることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  9. 前記状態情報は、当該電子機器の利用回数を示す情報であることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  10. 前記状態情報は、当該電子機器の利用頻度を示す情報であることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  11. 前記状態情報は、当該電子機器の利用者の登録数を示す情報であることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  12. 前記ライセンス分散管理手段は、前記検索処理によって1台の電子機器を検索した場合には、その検索した電子機器に前記複数のライセンスのうちの必要なライセンスを移譲させ、前記検索処理によって1台の電子機器も検索できなかった場合には、前記複数のライセンスを前記管理装置へ返却することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の電子機器。
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