JP5592726B2 - 入退管理システムおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明は、入退管理技術に関し、特に利用者に対する入退判定時に、利用者の不正入退を検査するためのアンチパスバック判定を行う入退管理技術に関する。
施設内に設けた各区画について、これら区画を利用する利用者の入退室を管理する入退管理システムでは、個人を識別するための個人識別番号を記録したIDカードなどの記録媒体を利用者に予め配布しておき、利用者が任意の区画で入退室する際、当該区画の出入口に設けられたカードリーダなどのリーダ端末でIDカードから読み取った個人識別番号に基づいて、当該利用者に対する入退可否を判定し、入退可の判定に応じて、当該区画のドアに設けられた電気錠を開錠するものとなっている。
またこのような入退管理システムでは、IDカードの不正使用や誤使用による利用者の不正入退を検査するため、利用者の移動をチェックするアンチパスバック判定を行う場合がある。この場合、まず、リーダ端末ごとに、対応する扉を通行する際の移動元区画および移動先区画の区画IDを予め登録しておき、上記入退可の判定に応じて利用者の現在位置を示す区画IDを現在区画IDとして登録することにより、区画ごとに在室管理を行う。そして、上記入退判定時に、移動元区画IDと利用者の現在区画IDとを比較することにより、アンチパスバック判定を行うものとなっている(例えば、特許文献1など参照)。
特開2010−020517号公報
このような入退管理システムでは、区画によっては入室だけをチェックし、退室についてはチェックせずに自由に退室可能な区画も数多く存在する。したがって、このような区画では、退室用のリーダ端末を省き、システム全体のコストダウンを図ることも考えられる。
しかしながら、このような従来技術では、アンチパスバック判定に用いる移動元区画IDと利用者の現在区画IDとして、予め各区画に設定した、各区画に個別の区画IDを用いているため、各区画での入退を厳密にチェックして、利用者の現在区画IDを正確に把握する必要がある。したがって、退室自由な区画の退室用リーダ端末を省いた場合には、アンチパスバック判定を正確に行うことができないという問題点があった。
すなわち、退室自由な区画Xの退室用リーダ端末を省いた場合、区画Xから区画Yへ退室した後も、利用者の現在区画IDが移動前の区画Xを示すことになる。このため、利用者が区画Yから区画Zへさらに移動する場合、区画Yに在室しているにもかかわらず、利用者の現在区画IDが区画Xを示すことから、この時点でパスバック違反と判定されることになる。したがって、アンチパスバック判定を正確に行うためには、区画Xの退室用リーダ端末を省くことはできない。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、退室自由な区画の退室用リーダ端末を省いても、アンチパスバック判定を正確に行うことができる入退管理技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる入退管理システムは、施設に設けられた各区画について利用者の入退可否を判定するとともに、当該利用者のアンチパスバックを判定する入退管理システムであって、区画ごとに当該区画を識別するための個別IDを記憶するとともに、アンチパスバックを判定するために区画を単位として予め設けられたエリアであって、少なくとも複数の区画からなるエリアを含む、複数のエリアのうち、当該区画が属するエリアを識別するためのエリアIDを記憶する区画情報記憶部と、利用者ごとに、区画での入退可否を判定するための判定情報を記憶する利用者情報記憶部と、利用者ごとに、当該利用者が存在する区画の個別IDを示す現在個別IDと、当該利用者が存在するエリアのエリアIDを示す現在エリアIDとを記憶する現在位置情報記憶部と、少なくとも、区画に設けられたドアのうち異なるエリアの区画へ移動するためのドアの両側と、区画に設けられたドアのうち同一エリアの区画へ移動するためのドアのいずれか片側とに設置されて、利用者操作に応じて当該移動元区画から当該移動先区画に対する当該利用者の入退可否判定を要求する判定要求を送信するリーダ端末と、リーダ端末からの判定要求に応じて、利用者情報記憶部から取得した利用者の判定情報に基づき移動先区画に対する利用者の入退可否を判定するとともに、区画情報記憶部から取得した移動元区画のエリアIDと、現在位置情報記憶部から取得した利用者の現在エリアIDとを比較することにより利用者のアンチパスバックを判定し、入退可否判定の結果が入退可を示すとともにアンチパスバック違反なしと判定された場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示するとともに、現在位置情報記憶部のうち利用者の現在エリアIDおよび現在区画IDとして、区画情報記憶部から取得した移動先区画のエリアIDおよび個別IDを登録する判定処理部とを備えている。
この際、区画情報記憶部で、区画ごとに、個別IDおよびエリアIDを、個別IDおよびエリアIDを含む区画コードとして記憶し、現在位置情報記憶部で、利用者ごとに、現在個別IDおよび現在エリアIDを、現在個別IDおよび現在エリアIDを含む現在区画コードとして記憶し、判定処理部で、アンチパスバック判定の際、区画情報記憶部から取得した移動元区画の区画コードからエリアIDを抽出するとともに、現在位置情報記憶部から取得した利用者の現在区画コードから現在エリアIDを抽出し、入退可否判定の結果が入退可を示すとともにアンチパスバック違反なしと判定された場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示するとともに、現在位置情報記憶部のうち利用者の現在区画コードとして、区画情報記憶部から取得した移動先区画の区画コードを登録するようにしてもよい。
また、本発明にかかる入退管理方法は、施設に設けられた各区画について利用者の入退可否を判定するとともに、当該利用者のアンチパスバックを判定する入退管理システムで用いられる入退管理方法であって、区画情報記憶部が、区画ごとに当該区画を識別するための個別IDを記憶するとともに、アンチパスバックを判定するために区画を単位として予め設けられたエリアであって、少なくとも複数の区画からなるエリアを含む、複数のエリアのうち、当該区画が属するエリアを識別するためのエリアIDを記憶する区画情報記憶ステップと、利用者情報記憶部が、利用者ごとに、区画での入退可否を判定するための判定情報を記憶する利用者情報記憶ステップと、現在位置情報記憶部が、利用者ごとに、当該利用者が存在する区画の個別IDを示す現在個別IDと、当該利用者が存在するエリアのエリアIDを示す現在エリアIDとを記憶する現在位置情報記憶ステップと、少なくとも、区画に設けられたドアのうち異なるエリアの区画へ移動するためのドアの両側と、区画に設けられたドアのうち同一エリアの区画へ移動するためのドアのいずれか片側とに設置されたリーダ端末が、利用者操作に応じて当該移動元区画から当該移動先区画に対する当該利用者の入退可否判定を要求する判定要求を送信する判定要求ステップと、判定処理部が、リーダ端末からの判定要求に応じて、利用者情報記憶部から取得した利用者の判定情報に基づき移動先区画に対する利用者の入退可否を判定するとともに、区画情報記憶部から取得した移動元区画のエリアIDと、現在位置情報記憶部から取得した利用者の現在エリアIDとを比較することにより利用者のアンチパスバックを判定し、入退可否判定の結果が入退可を示すとともにアンチパスバック違反なしと判定された場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示するとともに、現在位置情報記憶部のうち利用者の現在エリアIDおよび現在区画IDとして、区画情報記憶部から取得した移動先区画のエリアIDおよび個別IDを登録する判定処理ステップとを備えている。
この際、区画情報記憶ステップで、区画ごとに、個別IDおよびエリアIDを、個別IDおよびエリアIDを含む区画コードとして記憶し、現在位置情報記憶ステップで、利用者ごとに、現在個別IDおよび現在エリアIDを、現在個別IDおよび現在エリアIDを含む現在区画コードとして記憶し、判定処理ステップで、アンチパスバック判定の際、区画情報記憶部から取得した移動元区画の区画コードからエリアIDを抽出するとともに、現在位置情報記憶部から取得した利用者の現在区画コードから現在エリアIDを抽出し、入退可否判定の結果が入退可を示すとともにアンチパスバック違反なしと判定された場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示するとともに、現在位置情報記憶部のうち利用者の現在区画コードとして、区画情報記憶部から取得した移動先区画の区画コードを登録するようにしてもよい。
本発明によれば、同一エリアに属する区画間を利用者が移動した後、異なるエリアの区画へ移動する際、同一エリアの移動では利用者の現在エリアIDは変更されないため、アンチパスバック判定を正確に行うことができる。したがって、エリアが同一の区画間について入退判定せずに移動自由とした場合でも、エリア間の移動についてはアンチパスバック判定を正確に行うことができる。
第1の実施の形態にかかる入退管理システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかる区画情報の構成例である。 端末情報の構成例である。 利用者情報の構成例である。 第1の実施の形態にかかる現在位置情報の構成例である。 第1の実施の形態にかかる入退管理システムの入退判定動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる入退管理システムの入退判定動作例を示す説明図である。 区画コードの構成例である。 第2の実施の形態にかかる区画情報の構成例である。 第2の実施の形態にかかる現在位置情報の構成例である。 第2の実施の形態にかかる入退管理システムの入退判定動作例を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる入退管理システムについて説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる入退管理システムの構成を示すブロック図である。
この入退管理システム1には、IDカード10、電気錠22、リーダ端末23、および判定処理装置30が含まれている。電気錠22とリーダ端末23は、各区画20にそれぞれ配置されており、通信回線L1を介してそれぞれデータ通信可能に判定処理装置30と接続されている。これら電気錠22やリーダ端末23は、入退管理システム1の規模に応じて複数配置される。
IDカード10は、メモリカードやICカードなどの携帯可能な情報処理用のカードからなり、当該IDカードを所持する利用者の通行可否を判定するために必要な情報として、利用者に固有の利用者IDなどの利用者識別情報を記録する機能を有している。
区画20は、利用者の入退を管理する単位であり、エリア25は、1つ以上の区画20から構成されてアンチパスバックの違反有無を判定する単位である。
電気錠22は、区画20のドア21ごとに設けられた電動式の錠前からなり、通信回線L1を介して受信した判定処理装置30からの開錠/施錠の指示に応じて、ドア21の開錠/施錠を行う機能を有している。なお、電気錠22は、常時、施錠されており、判定処理装置30から開錠指示が到来した場合にのみ所定期間だけ開錠するものとする。
リーダ端末23は、カードリーダなどのカード処理装置からなり、カードスロットへIDカードを挿入し(接触型)、あるいはカードアンテナへIDカードをかざすことにより(非接触型)、利用者が提示したIDカード10からカード情報を読み出す機能と、当該カード情報を判定処理装置30へ通信回線L1を介して送信する機能とを有している。
各区画20に設けられたドア21のうち、異なるエリア25に属する区画20へ移動するためのドア21については、このドア21の両側(入側と出側)にリーダ端末23をそれぞれ設置する。また、同一エリア25に属する区画へ移動するためのドア21については、このドア21の片側(入側または出側)にリーダ端末23を設置する。したがって、同一エリア25に属する区画20間に設けられたドア21において、いずれか一方の移動方向について入退可否を判定しない場合、当該移動方向時に操作するリーダ端末23を省いてもよい。
判定処理装置30は、設備の管理・監視を行う各種制御システムで用いられるコントローラなどの制御装置、あるいはサーバ装置やパソコンなどの情報処理装置からなり、リーダ端末23でIDカード10から読み取られたカード情報に基づき、各区画20における利用者の入退可否判定、および利用者の不正入退を検査するためのアンチパスバック判定を行う機能を有している。
判定処理装置30には、主な機能部として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)31、記憶部32、区画情報記憶部33、端末情報記憶部34、利用者情報記憶部35、現在位置情報記憶部36、および判定処理部37が設けられており、これら機能部は、内部バスを介して相互にデータやり取り可能に接続されている。
通信I/F部31は、通信回線L1を介して電気錠22やリーダ端末23、さらにはサーバ装置やパソコンなどの情報処理装置(図示せず)などの外部装置とデータ通信を行う機能を有している。
記憶部32は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、判定処理装置30での処理動作に用いる各種情報やプログラムを記憶する機能を有している。
区画情報記憶部33は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、入退室を管理する区画20ごとに、当該区画20を識別するための個別IDと、1つ以上の区画20から構成されてアンチパスバックを判定するエリア25ごとに、当該エリア25を識別するためのエリアIDとを記憶する記憶部である。
図2は、第1の実施の形態にかかる区画情報の構成例である。ここでは、区画20ごとに、区画ID、区画名、個別ID、およびエリアIDの組が登録されている。個別IDについては、エリア25内で区画20を識別できるものであればよく、エリア25間を跨いで区画20を識別できるものであってもよい。
端末情報記憶部34は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、リーダ端末23ごとに、当該リーダ端末23の操作で入退判定する移動元区画および移動先区画を記憶する記憶部である。
図3は、端末情報の構成例である。ここでは、リーダ端末23ごとに、移動元区画の区画IDを示す移動元区画IDと、移動先区画の区画IDを示す移動先区画IDとの組が登録されている。
利用者情報記憶部35は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、区画20を利用する利用者ごとに、当該利用者を識別するための利用者IDなどの利用者識別情報と、各区画に対する当該利用者の入退可否を判定するための通行許可区画IDなどの判定情報との組を記憶する記憶部である。
図4は、利用者情報の構成例である。ここでは、利用者IDごとに、当該利用者が通行可能な区画の区画IDのリストを示す通行許可区画IDが登録されている。
現在位置情報記憶部36は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、区画20を利用する利用者ごとに、当該利用者の現在位置に関する現在エリアIDや現在個別IDなどの現在位置情報を記憶する記憶部である。
図5は、第1の実施の形態にかかる現在位置情報の構成例である。ここでは、利用者IDごとに、当該利用者が存在するエリアのエリアIDを示す現在エリアIDと、当該利用者が存在する区画の区画IDを示す現在区画IDとの組が登録されている。
判定処理部37は、CPUとプログラムとが協働してなる演算処理部により構成されており、通信I/F部31で受信したリーダ端末23からの判定要求に応じて、判定要求で指定されたリーダ端末IDに基づき端末情報記憶部34から取得した移動先区画IDと、判定要求で指定された利用者IDに基づき利用者情報記憶部35から取得した当該利用者の通行許可区画IDとを比較し、この比較結果に応じて当該利用者に対する移動先区画IDへの入退可否を判定する機能とを有している。
また、判定処理部37は、判定要求で指定されたリーダ端末IDに基づき端末情報記憶部34から移動元区画IDを取得し、この移動元区画IDに基づき区画情報記憶部33から取得したエリアIDと、判定要求で指定された利用者IDに基づき現在位置情報記憶部36から取得した利用者の現在エリアIDとを比較することにより利用者のアンチパスバックの違反有無を判定する機能と、入退可否判定の結果が入退可を示すとともにアンチパスバック違反なしと判定された場合、通信I/F部31から当該リーダ端末23と対応する電気錠22へ開錠を指示するとともに、現在位置情報記憶部36のうち利用者の現在エリアIDおよび現在区画IDとして、区画情報記憶部33から取得した移動先区画のエリアIDおよび個別IDを登録する機能とを有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図6を参照して、本実施の形態にかかる入退管理システムの入退判定動作について説明する。図6は、第1の実施の形態にかかる入退管理システムの入退判定動作を示すフローチャートである。
判定処理装置30の判定処理部37は、通信I/F部31で受信したリーダ端末23からの判定要求に応じて、図6の入退判定処理を実行する。
まず、判定処理部37は、判定要求で指定されたリーダ端末IDに基づき端末情報記憶部34から移動先区画IDを取得するとともに(ステップ100)、判定要求で指定された利用者IDに基づき利用者情報記憶部35から当該利用者の通行許可区画IDを取得する(ステップ101)。
次に、判定処理部37は、移動先区画IDが通行許可区画IDに含まれているか確認し(ステップ102)、移動先区画IDが通行許可区画IDに含まれていない場合(ステップ102:NO)、判定処理部37は、当該移動先区画に対する当該利用者の入室は不可と判定し、一連の入退判定処理を終了する。これにより、対応するドア21の電気錠22は施錠されたままとなり、利用者は移動先区画へ入室することはできない。
一方、移動先区画IDが通行許可区画IDに含まれている場合(ステップ102:YES)、判定処理部37は、判定要求で指定されたリーダ端末IDに基づき端末情報記憶部34から移動元区画IDを取得した後、この移動元区画IDに基づき区画情報記憶部33から移動元区画のエリアIDを示す移動元エリアIDを取得し(ステップ103)、判定要求で指定された利用者IDに基づき現在位置情報記憶部36から当該利用者の現在エリアIDを取得する(ステップ104)。
次に、判定処理部37は、移動元エリアIDが現在エリアIDと一致するか確認し(ステップ105)、移動元エリアIDが現在エリアIDと一致しない場合(ステップ105:NO)、判定処理部37は、当該移動元エリアにおいて当該利用者にアンチパスバック違反ありと判定し、一連の入退判定処理を終了する。これにより、対応するドア21の電気錠22は施錠されたままとなり、利用者は移動先区画へ入室することはできない。
一方、移動元エリアIDが現在エリアと一致する場合(ステップ105:YES)、判定処理部37は、当該移動元エリアにおいて当該利用者にアンチパスバック違反なしと判定し、通信I/F部31から当該リーダ端末23と対応する電気錠22へ開錠を指示する(ステップ106)。
これに続いて、判定処理部37は、判定要求で指定されたリーダ端末IDに基づき端末情報記憶部34から移動先区画IDを取得した後、この移動先区画IDに基づき区画情報記憶部33から移動先区画の個別IDを示す移動先個別IDと移動先区画のエリアIDを示す移動先エリアIDとを取得し(ステップ107)、これら移動先個別IDと移動先エリアIDを、現在位置情報記憶部36のうち利用者の現在個別IDと現在エリアIDとして登録し(ステップ108)、一連の入退判定処理を終了する。
[第1の実施の形態の動作例]
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかる入退管理システムの入退判定動作例について説明する。図7は、第1の実施の形態にかかる入退管理システムの入退判定動作例を示す説明図である。
図7の例では、4つの区画R0〜R3が設けられており、前述した図2に示されているように、区画R0が共用部、区画R1が管理部、区画R2が研究室、区画R3が実験室である。これら区画R0〜R3は、ドアを介して縦列接続されており、区画R0から区画R3へ移動するには、区画R0から区画R1,R2を介して区画R3まで移動することになる。
また、区画R0〜R3には、アンチパスバックを判定する単位として、3つのエリアA0〜A2が設けられている。このうちエリアA0は区画R0からなり、エリアA1は区画R1からなり、エリアA2は区画R2,R3からなる。
この際、エリアA0,A1,A2に対して、それぞれエリアID「00」,「01」,「02」が割り当てられており、区画R0,R1,R2,R3に対して、それぞれ個別ID「00」,「00」,「00」,「01」が割り当てられている。
また、区画R0と区画R1とを行き来するためのドアには、区画R0側にリーダ端末T01が設けられており、区画R1側にリーダ端末T10が設けられている。また、区画R1と区画R2と行き来するためのドアには、区画R1側にリーダ端末T12が設けられており、区画R2側にリーダ端末T21が設けられている。また、区画R2と区画R3と行き来するためのドアには、区画R2側にリーダ端末T23が設けられているが、区画R3側にはリーダ端末は設けられていない。これは、区画R2,R3が同一のエリアA2に属しており、区画R3が退室判定が不要な退室自由区画であるからである。
次に、区画R0に存在する利用者Pが区画R1,R2を通過して区画R3まで移動する場合のアンチパスバック判定と現在位置情報の変化について説明する。なお、利用者Pは、これら区画R0〜R3に対して通行許可されているものとし、入退可否判定について説明を省略する。
まず、利用者Pは、区画R0から区画R1へ移動するためリーダ端末T01を操作する。この場合、移動元区画R0のエリアIDが「00」であり、利用者Pの現在エリアIDも「00」であることから、区画R0において利用者Pのアンチパスバック違反なしと判定され、区画R1への入室が許可される。これにより、利用者Pの現在エリアIDが「01」となり、個別IDが「00」となる。
次に、利用者Pは、区画R1から区画R2へ移動するためリーダ端末T12を操作する。この場合、移動元区画R1のエリアIDが「01」であり、利用者Pの現在エリアIDも「01」であることから、区画R1において利用者Pのアンチパスバック違反なしと判定され、区画R2への入室が許可される。これにより、利用者Pの現在エリアIDが「02」となり、個別IDが「00」となる。
次に、利用者Pは、区画R2から区画R3へ移動するためリーダ端末T23を操作する。この場合、移動元区画R2のエリアIDが「02」であり、利用者Pの現在エリアIDも「02」であることから、区画R2において利用者Pのアンチパスバック違反なしと判定され、区画R3への入室が許可される。これにより、利用者Pの現在エリアIDは「02」のままであるが、個別IDが「01」となる。
次に、区画R3に存在する利用者Pが区画R2,R1を通過して区画R0まで移動する場合のアンチパスバック判定と現在位置情報の変化について説明する。なお、利用者Pは、これら区画R0〜R3に対して通行許可されているものとし、入退可否判定について説明を省略する。
まず、利用者Pは、区画R3から区画R2へ移動する場合、区画R3が退室自由区画であることから、区画2へ自由に退室できる。これにより、利用者Pの現在エリアIDが「02」であり、個別IDも「01」のままとなる。
次に、利用者Pは、区画R2から区画R1へ移動するためリーダ端末T21を操作する。この場合、移動元区画R2のエリアIDが「02」であり、利用者Pの現在エリアIDも「02」であることから、区画R2において利用者Pのアンチパスバック違反なしと判定され、区画R1への入室が許可される。これにより、利用者Pの現在エリアIDは「01」となり、個別IDも「00」となる。
この際、退室自由区画である区画R3の退室用リーダ端末が省かれているものの、アンチパスバック判定は、区画R2,R3で共通するエリアA2のエリアIDで行われるため、区画R3の現在位置情報のまま区画R2へ移動した場合であっても、区画R2においてアンチパスバック違反なしと判定される。
また、エリアA2内における利用者の現在位置については、区画R2から区画R3への移動に合わせて利用者の現在個別IDが変化するため、利用者の現在位置をエリアA2内でも詳細に把握できるが、区画R3から区画R2への移動時については、現在個別IDが変化しないため、利用者の現在位置は、区画R3または区画R2、すなわちエリアA2内となる。
次に、利用者Pは、区画R1から区画R0へ移動するためリーダ端末T10を操作する。この場合、移動元区画R1のエリアIDが「01」であり、利用者Pの現在エリアIDも「01」であることから、区画R1において利用者Pのアンチパスバック違反なしと判定され、区画R0への入室が許可される。これにより、利用者Pの現在エリアIDは「00」となり、個別IDが「00」となる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、少なくとも、各区画20に設けられたドアのうち異なるエリアの区画20へ移動するためのドアの両側と、各区画20に設けられたドアのうち同一エリアの区画20へ移動するためのドアのいずれか片側とに、リーダ端末23を設置し、判定処理部37において、リーダ端末23からの判定要求に応じて、区画情報記憶部33から取得した移動元区画のエリアIDと、現在位置情報記憶部36から取得した利用者の現在エリアIDとを比較することにより利用者のアンチパスバックを判定し、入退可否判定の結果が入退可を示すとともにアンチパスバック違反なしと判定された場合、現在位置情報記憶部36のうち利用者の現在エリアIDおよび現在区画IDとして、区画情報記憶部33から取得した移動先区画のエリアIDおよび個別IDを登録するようにしたものである。
これにより、同一エリアに属する区画20間を利用者が移動した後、異なるエリア25の区画20へ移動する際、同一エリアの移動では利用者の現在エリアIDは変更されないため、アンチパスバック判定を正確に行うことができる。したがって、エリア25が同一の区画20間について入退判定せずに移動自由とした場合でも、エリア25間の移動についてはアンチパスバック判定を正確に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、区画に設けられたドアのうち同一エリアの区画へ移動するためのドアのいずれか片側に設置されたリーダ端末23で、入退判定が行われるため、同一エリアに属する区画間を利用者が移動した場合でも、ある程度のセキュリティ性が得られるとともに、利用者の現在位置を把握することができる。
また、本実施の形態によれば、アンチパスバック判定に個別IDが使用されないことから、各区画20に対してアンチパスバック判定とは別個に、個別IDを割り当てることができる。このため、区画20の構成を変更する必要がある場合でも、同一エリア25内の変更として対応できる場合には、アンチパスバック判定の変更を考慮することなく、自由に区画20の構成を変更することができ、組織変更による模様替えなどに、容易に対応することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる入退管理システムについて説明する。
第1の実施の形態では、区画20および利用者ごとに、エリアIDと個別IDとを別個に割り当ててアンチパスバック判定と現在位置管理とを行う場合について説明した。本実施の形態では、これらエリアIDと個別IDと1つの区画コードとして扱う場合について説明する。
図8は、区画コードの構成例である。区画コードは、各区画20を識別するためのコードであり、各区画20に個別の値が割り当てられている。図8の例は、4桁の数字から区画コードが構成されており、そのうち上位2桁に、第1の実施の形態で用いたエリアIDが割り当てられており、下位2桁に、第1の実施の形態で用いた個別IDが割り当てられている。なお、図8はあくまでも一構成例であり、これに限定されるものではなく、区画コードのいずれかの桁に、エリアIDと個別IDが含まれていればよい。
図9は、第2の実施の形態にかかる区画情報の構成例である。ここでは、前述した図2と比較して、個別IDと区画IDとが、1つの区画コードとして登録されている。
図10は、第2の実施の形態にかかる現在位置情報の構成例である。ここでも、前述した図5と比較して、現在個別IDと現在区画IDとが、1つの現在区画コードとして登録されている。
本実施の形態にかかる入退管理システム1における他の構成および動作については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作例]
次に、図11を参照して、本実施の形態にかかる入退管理システムの入退判定動作例について説明する。図11は、第2の実施の形態にかかる入退管理システムの入退判定動作例を示す説明図である。
図11の例では、前述した図7と同様に、4つの区画R0〜R3が設けられており、前述した図2に示されているように、区画R0が共用部、区画R1が管理部、区画R2が研究室、区画R3が実験室である。これら区画R0〜R3は、ドアを介して縦列接続されており、区画R0から区画R3へ移動するには、区画R0から区画R1,R2を介して区画R3まで移動することになる。
また、区画R0〜R3には、アンチパスバックを判定する単位として、3つのエリアA0〜A2が設けられている。このうちエリアA0は区画R0からなり、エリアA1は区画R1からなり、エリアA2は区画R2,R3からなる。
この際、エリアA0,A1,A2に対して、それぞれエリアID「00」,「01」,「02」が割り当てられており、区画R0,R1,R2,R3に対して、それぞれ個別ID「00」,「00」,「00」,「01」が割り当てられている。したがって、図8の区画コード構成によれば、区画R0,R1,R2,R3の区画コードは、それぞれ「0000」,「0100」,「0200」,「0201」となる。
また、区画R0と区画R1とを行き来するためのドアには、区画R0側にリーダ端末T01が設けられており、区画R1側にリーダ端末T10が設けられている。また、区画R1と区画R2と行き来するためのドアには、区画R1側にリーダ端末T12が設けられており、区画R2側にリーダ端末T21が設けられている。また、区画R2と区画R3と行き来するためのドアには、区画R2側にリーダ端末T23が設けられているが、区画R3側にはリーダ端末は設けられていない。これは、区画R2,R3が同一のエリアA2に属しており、区画R3が退室判定が不要な退室自由区画であるからである。
次に、区画R0に存在する利用者Pが区画R1,R2を通過して区画R3まで移動する場合のアンチパスバック判定と現在位置情報の変化について説明する。なお、利用者Pは、これら区画R0〜R3に対して通行許可されているものとし、入退可否判定について説明を省略する。
まず、利用者Pは、区画R0から区画R1へ移動するためリーダ端末T01を操作する。この場合、移動元区画R0の区画コードが「0000」であってエリアIDが「00」であり、利用者Pの現在区画コードが「0000」であって現在エリアIDも「00」であることから、区画R0において利用者Pのアンチパスバック違反なしと判定され、区画R1への入室が許可される。これにより、利用者Pの現在区画コードが「0100」となる。
次に、利用者Pは、区画R1から区画R2へ移動するためリーダ端末T12を操作する。この場合、移動元区画R1の区画コードが「0100」であってエリアIDが「01」であり、利用者Pの区画コードが「0100」であって現在エリアIDも「01」であることから、区画R1において利用者Pのアンチパスバック違反なしと判定され、区画R2への入室が許可される。これにより、利用者Pの現在区画コードが「0200」となる。
次に、利用者Pは、区画R2から区画R3へ移動するためリーダ端末T23を操作する。この場合、移動元区画R2の区画コードが「0200」であってエリアIDが「02」であり、利用者Pの区画コードが「0200」であって現在エリアIDも「02」であることから、区画R2において利用者Pのアンチパスバック違反なしと判定され、区画R3への入室が許可される。これにより、利用者Pの現在区画コードが「0201」となる。
次に、区画R3に存在する利用者Pが区画R2,R1を通過して区画R0まで移動する場合のアンチパスバック判定と現在位置情報の変化について説明する。なお、利用者Pは、これら区画R0〜R3に対して通行許可されているものとし、入退可否判定について説明を省略する。
まず、利用者Pは、区画R3から区画R2へ移動する場合、区画R3が退室自由区画であることから、区画2へ自由に退室できる。これにより、利用者Pの現在区画コードが「0201」のままとなる。
次に、利用者Pは、区画R2から区画R1へ移動するためリーダ端末T21を操作する。この場合、移動元区画R2の区画コードが「0200」であってエリアIDが「02」であり、利用者Pの現在区画コードが「0201」であってエリアIDも「02」であることから、区画R2において利用者Pのアンチパスバック違反なしと判定され、区画R1への入室が許可される。これにより、利用者Pの現在区画コードが「0100」となる。
この際、退室自由区画である区画R3の退室用リーダ端末が省かれているものの、アンチパスバック判定は、区画R2,R3で共通するエリアA2のエリアIDで行われるため、区画R3の現在位置情報のまま区画R2へ移動した場合であっても、区画R2においてアンチパスバック違反なしと判定される。
また、エリアA2内における利用者の現在位置については、区画R2から区画R3への移動に合わせて利用者の現在個別IDが変化するため、利用者の現在位置をエリアA2内でも詳細に把握できるが、区画R3から区画R2への移動時については、現在個別IDが変化しないため、利用者の現在位置は、区画R3または区画R2、すなわちエリアA2内となる。
次に、利用者Pは、区画R1から区画R0へ移動するためリーダ端末T10を操作する。この場合、移動元区画R1の区画コードが「0100」であってエリアIDが「01」であり、利用者Pの現在区画コードが「0100」であってエリアIDも「01」であることから、区画R1において利用者Pのアンチパスバック違反なしと判定され、区画R0への入室が許可される。これにより、利用者Pの現在区画コードが「0000」となる。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、個別IDとエリアIDとを1つの区画コードとして扱うようにしたので、アンチパスバック判定処理において、各記憶部をアクセスする回数を削減することができ、処理負担を軽減できるとともに処理を高速化することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1…入退管理システム、10…IDカード、20…区画、21…ドア、22…電気錠、23…リーダ端末、25…エリア、30…判定処理装置、31…通信I/F部、32…記憶部、33…区画情報記憶部、34…端末情報記憶部、35…利用者情報記憶部、36…現在位置情報記憶部、37…判定処理部、L1…通信回線。

Claims (4)

  1. 施設に設けられた各区画について利用者の入退可否を判定するとともに、当該利用者のアンチパスバックを判定する入退管理システムであって、
    前記区画ごとに当該区画を識別するための個別IDを記憶するとともに、前記アンチパスバックを判定するために前記区画を単位として予め設けられたエリアであって、少なくとも複数の区画からなるエリアを含む、複数のエリアのうち、当該区画が属するエリアを識別するためのエリアIDを記憶する区画情報記憶部と、
    前記利用者ごとに、前記区画での入退可否を判定するための判定情報を記憶する利用者情報記憶部と、
    前記利用者ごとに、当該利用者が存在する前記区画の個別IDを示す現在個別IDと、当該利用者が存在する前記エリアのエリアIDを示す現在エリアIDとを記憶する現在位置情報記憶部と、
    少なくとも、前記区画に設けられたドアのうち異なるエリアの区画へ移動するためのドアの両側と、前記区画に設けられたドアのうち同一エリアの区画へ移動するためのドアのいずれか片側とに設置されて、利用者操作に応じて当該移動元区画から当該移動先区画に対する当該利用者の入退可否判定を要求する判定要求を送信するリーダ端末と、
    前記リーダ端末からの判定要求に応じて、前記利用者情報記憶部から取得した前記利用者の判定情報に基づき前記移動先区画に対する前記利用者の入退可否を判定するとともに、前記区画情報記憶部から取得した前記移動元区画のエリアIDと、前記現在位置情報記憶部から取得した前記利用者の現在エリアIDとを比較することにより前記利用者のアンチパスバックを判定し、前記入退可否判定の結果が入退可を示すとともにアンチパスバック違反なしと判定された場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示するとともに、前記現在位置情報記憶部のうち前記利用者の現在エリアIDおよび現在区画IDとして、前記区画情報記憶部から取得した前記移動先区画のエリアIDおよび個別IDを登録する判定処理部と
    を備えることを特徴とする入退管理システム。
  2. 請求項1に記載の入退管理システムにおいて、
    前記区画情報記憶部は、前記区画ごとに、前記個別IDおよび前記エリアIDを、前記個別IDおよび前記エリアIDを含む区画コードとして記憶し、
    前記現在位置情報記憶部は、前記利用者ごとに、前記現在個別IDおよび前記現在エリアIDを、前記現在個別IDおよび前記現在エリアIDを含む現在区画コードとして記憶し、
    前記判定処理部は、前記アンチパスバック判定の際、前記区画情報記憶部から取得した前記移動元区画の区画コードから前記エリアIDを抽出するとともに、前記現在位置情報記憶部から取得した前記利用者の現在区画コードから前記現在エリアIDを抽出し、前記入退可否判定の結果が入退可を示すとともにアンチパスバック違反なしと判定された場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示するとともに、前記現在位置情報記憶部のうち前記利用者の現在区画コードとして、前記区画情報記憶部から取得した前記移動先区画の区画コードを登録する
    ことを特徴とする入退管理システム。
  3. 施設に設けられた各区画について利用者の入退可否を判定するとともに、当該利用者のアンチパスバックを判定する入退管理システムで用いられる入退管理方法であって、
    区画情報記憶部が、前記区画ごとに当該区画を識別するための個別IDを記憶するとともに、前記アンチパスバックを判定するために前記区画を単位として予め設けられたエリアであって、少なくとも複数の区画からなるエリアを含む、複数のエリアのうち、当該区画が属するエリアを識別するためのエリアIDを記憶する区画情報記憶ステップと、
    利用者情報記憶部が、前記利用者ごとに、前記区画での入退可否を判定するための判定情報を記憶する利用者情報記憶ステップと、
    現在位置情報記憶部が、前記利用者ごとに、当該利用者が存在する前記区画の個別IDを示す現在個別IDと、当該利用者が存在する前記エリアのエリアIDを示す現在エリアIDとを記憶する現在位置情報記憶ステップと、
    少なくとも、前記区画に設けられたドアのうち異なるエリアの区画へ移動するためのドアの両側と、前記区画に設けられたドアのうち同一エリアの区画へ移動するためのドアのいずれか片側とに設置されたリーダ端末が、利用者操作に応じて当該移動元区画から当該移動先区画に対する当該利用者の入退可否判定を要求する判定要求を送信する判定要求ステップと、
    判定処理部が、前記リーダ端末からの判定要求に応じて、前記利用者情報記憶部から取得した前記利用者の判定情報に基づき前記移動先区画に対する前記利用者の入退可否を判定するとともに、前記区画情報記憶部から取得した前記移動元区画のエリアIDと、前記現在位置情報記憶部から取得した前記利用者の現在エリアIDとを比較することにより前記利用者のアンチパスバックを判定し、前記入退可否判定の結果が入退可を示すとともにアンチパスバック違反なしと判定された場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示するとともに、前記現在位置情報記憶部のうち前記利用者の現在エリアIDおよび現在区画IDとして、前記区画情報記憶部から取得した前記移動先区画のエリアIDおよび個別IDを登録する判定処理ステップと
    を備えることを特徴とする入退管理方法。
  4. 請求項3に記載の入退管理方法において、
    前記区画情報記憶ステップは、前記区画ごとに、前記個別IDおよび前記エリアIDを、前記個別IDおよび前記エリアIDを含む区画コードとして記憶し、
    前記現在位置情報記憶ステップは、前記利用者ごとに、前記現在個別IDおよび前記現在エリアIDを、前記現在個別IDおよび前記現在エリアIDを含む現在区画コードとして記憶し、
    前記判定処理ステップは、前記アンチパスバック判定の際、前記区画情報記憶部から取得した前記移動元区画の区画コードから前記エリアIDを抽出するとともに、前記現在位置情報記憶部から取得した前記利用者の現在区画コードから前記現在エリアIDを抽出し、前記入退可否判定の結果が入退可を示すとともにアンチパスバック違反なしと判定された場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示するとともに、前記現在位置情報記憶部のうち前記利用者の現在区画コードとして、前記区画情報記憶部から取得した前記移動先区画の区画コードを登録する
    ことを特徴とする入退管理方法。
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