JP5208145B2 - 断層像撮影装置、断層像撮影方法法、プログラム、及びプログラム記憶媒体 - Google Patents

断層像撮影装置、断層像撮影方法法、プログラム、及びプログラム記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、眼部の画像撮影を支援する断層像撮影システムに関し、特に眼部の断層像を用いた断層像撮影システムに関する。
生活習慣病や失明原因の上位を占める各種疾病の早期診断を目的として,眼部の検査が広く行われている。検診等においては眼部全体における疾病を見つけることが求められるため、眼部の広い範囲にわたる像(以下,広域像と呼ぶ)を用いた検査が必須となる。広域像は例えば、眼底カメラや走査型レーザー検眼鏡(SLO;Scanning Laser Ophthalmoscope)を用いて撮像される。一方、光干渉断層計(OCT;Optical Coherence Tomography)などの眼部断層像撮像装置は、網膜層内部の状態を3次元的に観察することが可能であるため、疾病の診断をより的確に行うのに有用であると期待されている。なお、以下ではOCTで撮像された画像を断層画像、断層像ボリュームデータと呼ぶこととする。
光干渉断層計で眼部の撮影を行う場合、撮影開始から終了までに多少の時間がかかるため、この間に被検眼が不意に動いてしまったり、瞬きをしたりすることで、画像にずれや歪みが生じてしまうことがあるが、撮影中にはこれらに気付かないこともある。また、撮影後の撮影データ確認作業において、画像データ量が膨大であるため、見落とす場合もあった。そして、この確認作業は容易ではないため、医師の診断ワークフローが非効率であった。
これらの問題に対して、撮影時に瞬きを検出する技術(特許文献1参照)や、被検眼が動いたことによる断層像の位置ずれを補正する技術(特許文献2参照)が開示されている。
特開昭62−281923号公報 特開2007−130403号公報
しかしながら、従来の技術では以下の課題があった。
上述の特許文献1に記載の方法は、瞼開閉検知器で瞬きを検知し、閉瞼レベルから開瞼レベルに切り替わった時に、遅延時間設定器により設定された所定時間後に撮影をするものである。そのため、瞬きの検出は出来るが、被検眼の動きによる画像のずれや歪みを検出することは出来ない。従って、被検眼の動きを含めた撮影状態を取得することは出来ない。
また、特許文献2に記載の方法は、参照画像(2以上の断層像と直交する1枚の断層像、あるいは眼底画像)を用いて2以上の断層像間の位置合わせを行うものである。そのため、目が大きく動いてしまった場合には断層像間を補正するものであって正確な画像を作成することが出来ない。また、撮影の際の被検眼の状態である撮影状態を捉える思想はない。
上記の目的を達成するための、本発明の一態様による断層像撮影装置は、以下の構成を備える。すなわち、被検眼の断層像を構成する断面像間の類似度を評価値として取得する画像処理手段と、
前記画像処理手段で取得した評価値の値に応じて前記断層像を撮影している間の前記被検眼の動きの程度を判定する判定手段と、を備える。
また、本発明の他の態様による被検眼の撮影状態を判定する断層像撮影方法は、
被検眼の断層像を構成する断面像間の類似度を評価値として取得する画像処理工程と、
前記画像処理工程で取得した情報に基づいて前記被検眼の撮影状態を判定する判定工程と、
再度被検眼の撮影を行うか否かの指示を取得する取得工程と、
を備える。
本発明の構成により、断層像の連続性、正確性のいずれかを判断する事が出来る。あるいは、被検眼の撮影状態を判定することができる。
画像処理システム10と接続される機器の構成を示す図である。 画像処理システム10の機能構成を示す図である。 画像処理システム10の処理手順を示すフローチャートである。 断層像と積算像の一例を示す図である。 積算像の一例を示す図である。 画面表示の一例を示す図である。 撮影状態と血管集中度、類似度の関係を示す図である。 画像処理システム10の基本構成を示す図である。 積算像と勾配画像の一例を示す図である。 積算像とパワースペクトルの一例を示す図である。 処理手順を示すフローチャートである。 断層像の特徴を説明するための図である。 処理手順を示すフローチャートである。 積算像と部分画像の一例を示す図である。 血管モデルと部分モデルの一例を示す図である。 画面表示の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る画像処理装置は、被検眼(検査対象である眼)の断層像取得時に、断層像ボリュームデータから積算像を作成し、積算像から得られる画像特徴の連続性を利用して、撮影画像の正確性を判断する。
図1は、本実施形態に係る画像処理システム10と接続される機器の構成図である。図1に示すように、画像処理システム10は、断層像撮像装置20及びデータサーバ40と、イーサネット(登録商標)等によるローカル・エリア・ネットワーク(LAN)30を介して接続されている。なお、これらの機器との接続は、光ファイバ、USBやIEEE1394等のインターフェースを介して行ってもよい。またと光ファイバ、USBやIEEE1394等のインターフェースを介して接続される。断層像撮像装置20は、データサーバ40と、イーサネット(登録商標)等によるローカル・エリア・ネットワーク(LAN)30を介して接続されている。なお、これらの機器との接続は、インターネット等の外部ネットワークを介して接続される構成であってもよい。
断層像撮像装置20は、眼部の断層像を撮像する装置であり、例えばタイムドメイン方式のOCTやフーリエドメイン方式のOCTからなる。断層像撮像装置20は、不図示の操作者による操作に応じて、不図示の被検眼の断層像を3次元的に撮像する。そして、得られた断層像を画像処理システム10へと送信する。
データサーバ40は、被検眼の断層像や被検眼から取得した情報などを保持するサーバである。データサーバ40は、断層像撮像装置20が出力する被検眼の断層像や、画像処理システム10が出力する結果を保存する。また、画像処理システム10からの要求に応じて、被検眼に関する過去のデータを画像処理システム10へと送信する。
次に、図2を用いて、本実施形態に係る画像処理システム10の機能構成を説明する。図2は画像処理システム10の機能ブロック図である。図2に示す通り、画像処理システム10は、被検眼情報取得部210、画像取得部220、指示取得部230、記憶部240、画像処理装置250、表示部260、及び結果出力部270を備えて構成される。
被検眼情報取得部210は、被検眼を同定する情報を外部から取得する。ここで、被検眼を同定する情報とは、例えば、夫々の被検眼に割りあてられた被検者識別番号である。なお、これ以外に、被検眼を同定する情報として、被検者の識別番号と、検査対象が右眼であるか左眼であるかを表す識別子を組み合わせて用いてもよい。
被検眼を同定する情報は、操作者によって入力される。なお、データサーバ40が被検眼を同定する情報を保持している場合には、この情報をデータサーバ40から取得する構成としてもよい。
画像取得部220は、断層像撮像装置20から送信される断層像を取得する。なお、以下の説明では、画像取得部220が取得した断層像は、被検眼情報取得部210において同定される被検眼のものであることを前提とする。また、断層像には断層像の撮像に関する各種のパラメータが情報として付帯しているものとする。
指示取得部230は、操作者が入力する処理の指示を取得する。例えば、撮影処理の開始、中断、終了、再撮影の指示や、撮影画像を保存するか否かの指示、保存場所の指示等を取得する。指示取得部230が取得した指示の内容は、必要に応じて画像処理装置250や結果出力部270へと送信される。
記憶部240は、被検眼情報取得部210が取得した被検眼に関する情報を一時的に保持する。また、画像取得部220が取得した当該被検眼の断層像を一時的に保持する。さらに、後述する画像処理装置250による断層像から取得した情報を一時的に保持する。これらのデータは、必要に応じて、画像処理装置250、表示部260、及び結果出力部270へと送信される。
画像処理装置250は、記憶部240が保持している断層像を得て、断層像ボリュームデータの連続性を判定するための処理を当該断層像に対して実行する。画像処理装置250は、積算像作成部251、画像処理部252、判定部253で構成される。
積算像作成部251は、各断層像を深度方向に積算した積算像を作成する。積算像作成部251は、断層像撮像装置20によって撮影されたn個の2次元断層像の夫々について深度方向に積算する処理を行う。ここで、2次元断層像を断面像と呼ぶこととする。断面像には例えば、B−scan像、A−scan像が含まれる。積算像作成部251が実行する具体的処理の内容は、後に詳しく説明する。
画像処理部252は、断層像から3次元での連続性を判定するための情報を抽出する。画像処理部252が実行する具体的処理の内容は、後に詳しく説明する。
判定部253は、画像処理部252が抽出した情報に基づいて、断層像ボリュームデータ(以下断層像と呼ぶ場合もある)の連続性を判定する。判定部253が、断層像ボリュームデータが不連続であると判定すると、その結果を表示部260で表示する。判定部253が実行する具体的処理の内容は、後に詳しく説明する。また、判定部253は、画像処理部252が抽出した情報に基づいて、被検眼の動きの程度、瞬きの有無を判断する。
表示部260は、画像取得部220で取得した断層像や、画像処理装置250で断層像を処理した結果をモニタに表示する。表示部260での具体的な表示内容は、後に詳しく説明する。
結果出力部270は、検査日時と、被検眼を同定する情報と、被検眼の断層像と、画像処理部220によって得られた解析結果とを関連付けて、保存すべき情報としてデータサーバ40へと送信する。
図8は、画像処理システム10の各部の機能をソフトウェアで実現するためのコンピュータの基本構成を示す図である。
CPU701は、RAM702やROM703に格納されたプログラムやデータを用いてコンピュータ全体の制御を行う。また、画像処理システム10の各部に対応するソフトウェアの実行を制御して、各部の機能を実現する。なお、プログラムはプログラム記憶媒体からRAM702やROM703に格納することも出来る。
RAM702は、外部記憶装置704からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するエリアを備えると共に、CPU701が各種の処理を行うために必要とするワークエリアを備える。記憶部240の機能はRAM702によって実現される。
ROM703は、一般にコンピュータのBIOSや設定データなどが格納されている。外部記憶装置704は、ハードディスクドライブなどの大容量情報記憶装置として機能する装置であって、ここにオペレーティングシステムやCPU701が実行するプログラム等を保存する。また本実施形態の説明において既知としている情報はここに保存されており、必要に応じてRAM702にロードされる。
モニタ705は、液晶ディスプレイなどにより構成されている。例えば、表示部260が出力する内容を表示することができる。
キーボード706、マウス707は入力デバイスであり、操作者はこれらを用いて、各種の指示を画像処理システム10に与えることができる。被検眼情報取得部210や指示取得部230の機能は、これらの入力デバイスを介して実現される。
インターフェイス708は、画像処理システム10と外部の機器との間で各種データのやりとりを行うためのものであり、IEEE1394やUSB、イーサネット(登録商標)ポート等によって構成される。インターフェイス708を介して取得したデータは、RAM702に取り込まれる。画像取得部220や結果出力部270の機能は、インターフェース708を介して実現される。
上述した各構成要素は、バス709によって相互に接続される。
次に、図3のフローチャートを参照して、本実施形態の画像処理システム10の処理手順を説明する。なお、本実施形態における画像処理システム10の各部の機能は、各部の機能を実現するプログラムをCPU701が実行し、コンピュータ全体を制御することで実現される。なお、以下の処理を行う前段で、同フローチャートに従ったプログラムコードは、例えば外部記憶装置704からRAM702に既にロードされているものとする。
<ステップS301>
ステップS301において、被検眼情報取得部210は、被検眼を同定する情報として被験者識別番号を外部から取得する。この情報は、キーボード706やマウス707、あるいは不図示のカードリーダを介して、操作者によって入力される。そして、被験者識別番号に基づいて、データサーバ40が保持している当該被検眼に関する情報を取得する。当該被検眼に関する情報とは、例えば、患者の氏名、年齢、性別などを取得する。さらに、他の検査情報として、視力、眼軸長や眼圧などの測定データがある場合は、その測定データを取得してもよい。そして、取得した情報を記憶部240へと送信する。
ステップS301において、同一眼に対する再撮影の場合には、ここの処理をスキップしてもよいし、新たに追加される情報がある場合には、その情報を取得する。
<ステップS302>
ステップS302において、画像取得部220は、断層像撮像装置20から送信される断層像を取得する。そして、取得した情報を記憶部240へと送信する。
<ステップS303>
ステップS303において、積算像作成部251は、断面像(例えばB−scan像)を深度方向に積算した積算像を作成する。
以下、積算像作成部251の処理について図4を用いて説明をする。図4は、断面像と積算像の一例を示す図である。図4(a)は、黄斑部の断面像T〜Tであり、図4(b)は断面像T〜Tから作成した積算像Pである。深度方向とは、図4(a)のz方向であり、深度方向に積算するとは、図4(a)のz方向の各深度位置における光強度(輝度値)を足し合わせる処理である。積算像Pは、各深度位置における輝度値を単純加算した値でもよいし、加算値を加算数で割った平均値でもよい。積算像Pは、深度方向に全画素の輝度値を加算する必要はなく、任意の範囲のみ加算するようにしてもよい。例えば、事前に網膜層全体を検出しておいて、網膜層内のみ加算してもよい。さらには、網膜層内の任意の層のみ加算してもよい。積算像作成部251は、断層像撮像装置20によって撮影されたn個の断面像T〜Tの夫々について深度方向に積算する処理を行い、積算像Pを作成する。図4(b)の積算像は、積算値が大きいほど輝度値が明るく、積算値が小さいほど輝度値が暗くなるように表している。図4(b)の積算像P内の曲線Vは血管を示しており、画像中心の円Mは黄斑部を示している。断層像撮像装置20は、低コヒーレンス光源から照射した光の反射光を、受光素子で受光することにより眼部の断面像T〜Tを撮像する。血管がある場所は、血管より深部の位置における光の反射光強度は弱くなりやすく、z方向に積算した値は、血管がない場所に比べて小さくなる。そのため、積算像Pを作成することで、血管とそれ以外でのコントラストのある画像を得ることが出来る。
<ステップS304>
ステップS304において、画像処理部252は、積算像から断層像ボリュームデータの連続性を判定するための取得した情報を抽出する。
画像処理部252は、積算像から断層像ボリュームデータの連続性を判定するための情報として血管を検出する。血管の検出方法は一般に知られている技術であり詳述しない。血管検出の方法は1手法に限定する必要はなく、複数の手法を組み合わせてもよい。
<ステップS305>
ステップS305において、判定部253は、ステップS304で取得した血管に対して処理を行い、断層像ボリュームデータの連続性を判定する。
以下、判定部253の具体的な処理について、図5を用いて説明する。図5は積算像の一例を示す図である。図5(a)は、撮影に成功した場合の黄斑部積算像Pを示し、図5(b)は、撮影に失敗した場合の黄斑部積算像Pの一例を示している。なお、図5の場合においては、OCTの撮影時スキャン方向はx方向に平行とする。眼部の血管は視神経乳頭に血管が集中し、視神経乳頭から黄斑部に血管が走行しているため、黄斑部付近には血管が集中している。また、血管の端部を以下、血管端と呼ぶこととする。断層像における血管端は、被検者の血管の端部を撮像している場合と、撮影の際の被検者の眼球の動きなど血管が途切れて血管端として撮像される場合がある。
画像処理部252は、黄斑部付近に集中する血管から各血管を追跡し、追跡済みの血管には追跡済みのラベルをつける。そして、追跡済みの血管端の位置座標を位置情報として記憶部240に記憶しておく。そして、OCTの撮影時スキャン方向(x方向)に平行な同一直線上に存在する血管端の位置座標をまとめてカウントする。これは断面像上の血管端の数を代表するものである。
例えば、同一のy座標に存在する点(x、y)、(x、y)、(x、y)・・・(xn−1、y)、(x、y)をまとめてカウントする。図5(a)のようにOCTの撮影に成功している場合には、OCTの撮影時スキャン方向に平行な同一直線上に血管端の座標が集中することは少ない。しかし、図5(b)のようにOCTの撮影に失敗している場合には、断面像(B−scan像)間で位置ずれがおきるため、位置ずれが起きた境界の同一直線上に血管端が集中する。そのため、OCTの撮影時スキャン方向(x方向)に平行な同一直線上に血管端座標が複数存在する場合は、撮影失敗の可能性が高い。判定部253は、撮影失敗の判定を、血管端の集中度数の閾値Thで判断する。例えば、以下の式(1)に基づいて判断する。ここで、Cは血管端の集中度数であり、添え字はy座標を表し、Yは画像サイズを表している。血管端の集中度数が閾値以上であれば、不連続であると判断する。つまり、断面像上の血管端の数が閾値以上であれば、不連続であると判断する。
そのための閾値Thは、数による固定の閾値でも良いし、血管端座標数の全合計に対する同一直線上の血管端座標数の割合を閾値としても良い。あるいは、統計データに基づいて閾値を設定してもよいし、患者情報(年齢、性別、人種)に基づいて閾値を設定してもよい。血管端の集中度は、同一直線上に限定する必要はなく、血管検出のばらつきも考慮して、連続した2以上の同一直線上の血管端座標を用いて判断しても良い。さらに、血管端が画像サイズの端に位置する場合は、血管が画像外に連結しているとして、その座標点はカウントから除いてもよい。ここで、血管端が画像サイズの端に位置するとは、画像サイズ(X、Y)の時、血管端座標が(0、y)、(X−1、y)や(x、0)、(x、Y−1)の場合である。なおこの場合、画像端に限定する必要はなく、画像端から数ピクセル内側に余裕をもたせてもよい。
Figure 0005208145
<ステップS306>
ステップS306において、表示部260は、ステップS302で取得した断層像,断面像をモニタ705に表示する。例えば、図4の(a)や(b)で模式的に示すような画像が表示される。ここで、断層像は3次元データであるので、実際にモニタ705に表示されるのは、そこから何れかの注目断面を切り出した断面像であり、二次元断層像となる。なお、表示する断面像は、不図示のGUI(スライダーやボタン)等を介して操作者が任意に選択できる構成であることが望ましい。また、ステップS301で取得した患者データを並べて表示できる構成であってもよい。
ステップS306では、ステップS305で、判定部253が断層像ボリュームデータの不連続性を判定した場合、その旨を表示部260に表示する。図6は、画面表示の一例を示す図である。図6では、不連続性を検出した境界の前後の断層像Tm−1とTを表示し、積算像Pと位置ずれ箇所を示すマーカーSを表示している。表示例はこれに限定する必要はなく、不連続性を検出した境界のどちらかの断層像を表示するのでもよいし、画像は表示せず不連続性を検出した旨のみを表示するのでも良い。
図7の(A)は眼球移動があった箇所を矢印で示しており、(B)は瞬きがあった箇所を矢印で示している。(C)は、血管端の断面画像上での数である血管集中度の値と被検眼の状態の関係を示した図であり、瞬きをした場合には血管が完全に断絶するため血管集中度は高くなる。また、目の動きが高いほど断面像上での血管位置が断面像間で揺動するため、血管集中度は高くなる傾向が見られる。つまり、血管集中度は、被検眼の動き、瞬きなどの撮影状態を示している。また、画像処理部252は、断面画像間の類似度を算出することも出来る。類似度は、例えば断面像間の相関値などを用いる。相関値は断面画像の画素毎の値から計算される。類似度が1の場合は、断面画像は同一であることをしめし、類似度が下がるほど眼球の動きがあったことを示している。瞬きがあった場合には、類似度は0に近付く。従って、断面像間の類似性からも被検眼の動きの程度、瞬きの有無などの撮影状態を取得することが出来る。類似度と断面像の位置との関係を図7(D)に示す。
このように判定部253は、断層像の連続性を判定するとともに、被検眼の動き、瞬きなどの撮影状態を判定する。
<ステップS307>
ステップS307において、指示取得部230は、再度被検眼の撮影を行うか否かの指示を外部から取得する。この指示は、例えばキーボード706やマウス707を介して、操作者によって入力される。そして、撮り直しが指示された場合はステップS301に処理を戻して、同一被検眼に対する再処理を実行する。撮り直しが指示されなかった場合はステップS308へと処理を進める。
<ステップS308>
ステップS308において、指示取得部230は、被検眼に関する今回の処理の結果を、データサーバ40へ保存するか否かの指示を外部から取得する。この指示は、例えばキーボード706やマウス707を介して、操作者によって入力される。そして、保存が指示された場合はステップS309へと処理をすすめ、保存が指示されなかった場合はステップ310へと処理を進める。
<ステップS309>
ステップS309において、結果出力部270は、検査日時と、被検眼を同定する情報と、被検眼の断層像と、画像処理部220によって得られた情報とを関連付けて、保存すべき情報としてデータサーバ40へと送信する。
<ステップS310>
ステップS310において、指示取得部230は、画像処理システム10による断層像の処理を終了するか否かの指示を外部から取得する。この指示は、キーボード706やマウス707を介して、操作者によって入力される。処理を終了する指示を取得した場合には、画像処理システム10はその処理を終了する。一方、処理を継続する指示を取得した場合には、ステップS301に処理を戻して、次の被検眼に対する処理(あるいは、同一被検眼に対する再処理)を実行する。
以上によって、画像処理システム10の処理が行われる。
以上で述べた構成によれば、断層像ボリュームデータから作成した積算像から断層像の連続性を判断し、その結果を医師に提示する。したがって、医師は、眼部における断層像の正確性を容易に判断する事が可能となり、医師の診断ワークフローの効率を向上させることが出来る。さらに、OCTの撮影の際における被検眼の動き、瞬きなどの撮影状態を取得することが出来る。
(第2の実施形態)
本実施形態では、画像処理部252の処理内容が異なり、第一の実施形態と同様の処理は説明を省略する。
画像処理部252は積算像からエッジ領域を検出し、断層像の撮影時スキャン方向に平行なエッジ領域を検出することで断層像ボリュームデータを構成する断面像間の類似性を数値化する。
撮影時に眼が動いたことにより、網膜の離れた位置を撮影した断層像ボリュームデータで積算像を作成した場合、位置ずれした場所では、網膜層厚の違いなどにより積算値が異なる。
あるいは、撮影中に瞬きをした場合には、積算値が0か極端に低くなる。そのため、位置ずれや瞬きした境界では輝度差が生じる。図9は、積算像と勾配画像の一例を示す図である。
図9では、断層像の撮影時スキャン方向をx方向に平行とする。図9(a)は位置ずれした積算像Pであり、図9(b)は積算像Pから作成したエッジ画像P’の例を示す。図9(b)において、符号Eは断層像の撮影時スキャン方向(x方向)に平行なエッジ領域を表す。エッジ画像P’は、積算像Pに平滑化フィルタを適用してノイズ成分を除去し、SobelフィルタやCannyフィルタなどのエッジ検出フィルタを適用して作成する。ここで適用するフィルタは、方向性をもたないフィルタでも良いし、方向性を考慮したフィルタでもよい。ただし、方向性を考慮する場合は、OCTの撮影時スキャン方向に平行な成分を強調するフィルタを適用する事が望ましい。
そして、画像処理部252は、エッジ画像P’からOCTの撮影時スキャン方向(x方向)に平行で閾値以上のエッジ領域が一定数連続する範囲を検出する。スキャン方向に平行(x方向)に一定数連続するエッジ領域Eを検出することで、血管のエッジやノイズと区別することが出来る。
断層像の連続性及び被検眼の撮影状態の判定を、画像処理部252は、一定数連続するエッジ領域Eの長さを数値化する。
そして、判定部253は閾値Th’と比較することで断層像の連続性及び被検眼の撮影状態の判定を行う。
例えば、以下の式(2)に基づいて判定する。ここで、Eは連続するエッジ領域の長さを表している。閾値Th’は固定値でもよいし、統計データに基づいて設定してもよいし、患者情報(年齢、性別、人種)に基づいて設定してもよい。また、閾値Th’は画像サイズに応じて動的に変更する事が望ましい。例えば、画像サイズが小さい方が、閾値Th’は小さくなる。さらに、一定数連続するエッジ領域の範囲は、同一平行線上に限定する必要はなく、連続した2以上の同一平行線上において、一定数連続するエッジ領域の範囲を用いて判断しても良い。
Figure 0005208145
(第3の実施形態)
本実施形態では、画像処理部252はフーリエ変換による周波数解析を行い、周波数特徴を抽出し、判定部253は、周波数領域の強度によって断層像ボリュームデータの連続性を判定する。
図10は、積算像とパワースペクトルの一例を示す図である。図10(a)は位置ずれで撮影に失敗した積算像Pであり、図10(b)は積算像PのパワースペクトルP’’である。撮影時に目が動いて位置ずれした場合か、撮影時に瞬きをした場合には、OCTの撮影時スキャン方向と直交する方向にスペクトルが検出される。
そして、判定部253は、これらの結果を用いて断層像の連続性及び被検眼の撮影状態を判定する。
(第4の実施形態)
第1の実施形態に係る画像処理システム10は、被検眼の断層像を取得し、断層像ボリュームデータから積算像を作成し、積算像から得られる画像特徴の連続性を利用して、撮影画像の正確性を判断していた。本実施形態に係る画像処理装置も、取得した被検眼の断層像に処理を施す点は第1の実施形態と同様である。ただし、積算像を作成せずに、断層像から得られる画像特徴から断層像の連続性及び被検眼の撮影状態を判定する点が第一の実施形態とは異なっている。
次に、図11のフローチャートを参照して、本実施形態の画像処理システム10の処理手順を説明する。なお、ステップS1001、S1002、S1005、S1006、S1007、S1008、S1009の処理は、夫々、第1の実施形態におけるステップS301、S302、S306、S307、S308、S309、S310と同様であるので、その説明は省略する。
<ステップS1003>
ステップS1003において、画像処理部252は、断層像から断層像ボリュームデータの連続性を判定するための取得した情報を抽出する。
画像処理部252は、断層像ボリュームデータの連続性を判定するための特徴として断層像から視細胞層を検出して、視細胞層内で輝度値の低い領域を検出する。以下、画像処理部252の具体的な処理について図12を用いて説明する。図12は、断層像の特徴を説明するための図である。図12(a)の左図は、2次元断層像Tを示し、右図は左図の血管がない位置におけるA−scanに沿った画像のプロファイルを示している。つまり、左図はA−scanと示される線上の座標と輝度値の関係を示している。
そして、図12(b)は、(a)と同様の図であり、血管がある場合を図示している。2次元断層像T、Tにおいて、1は内境界膜、2は神経線維層境界、3は網膜色素上皮層、4は視細胞内節外節接合部、5は視細胞層、6は血管領域、7は血管下の領域を表している。
画像処理部252は、断層像から層の境界を検出する。ここでは、処理対象である3次元断層像を断面像(例えばB−scan像)の集合と考え、夫々の断面像に対して以下の2次元画像処理を実行する。まず、注目する断面像に平滑化フィルタ処理を行い、ノイズ成分を除去する。そして、断層像からエッジ成分を検出し、その連結性に基づいて何本かの線分を層境界の候補として抽出する。そして、これらの候補の中から、一番上の線分を内境界膜1として選択する。また、内境界膜1の直下にある線分を、神経線維層境界2として選択し、一番下の線分を、網膜色素上皮層境界3として選択する。そして、網膜色素上皮層境界3の直上にある線分を、視細胞内節外節接合部4として選択する。そして、視細胞内節外節接合部4と網膜色素上皮層境界3で囲まれた領域を視細胞層5とする。輝度値の変化が少なく、A−scanで閾値以上のエッジ成分が検出できない場合、各層の境界は、左右あるいは全体の検出点群の座標点を用いて補間をしてもよい。
さらに、これらの線分を初期値として、Snakeやレベルセット法等の動的輪郭法を適用することで、検出精度の向上を図ってもよい。また、グラフカットのような手法を用いて層の境界を検出してもよい。なお、動的輪郭法やグラフカットを用いた境界検出は、3次元断層像を対象として3次元的に行ってもよいし、処理対象である3次元断層像を断面像の集合と考え、夫々の断面像に対して2次元的に適用してもよい。なお、層の境界を検出する方法はこれらに限定されるものではなく、眼部の断層像から層の境界を検出可能な方法であれば、いずれの方法を用いてもよい。
図12(b)に示すように、血管下の領域7は全体的に輝度値が低くなる。そのため、視細胞層5でA−scan方向に全体的に輝度値が低くなる領域を検出することで、血管を検出することが出来る。
なお、上記では、視細胞層5内部の輝度値が低くなる領域を検出したが、血管特徴はこれに限られるものではない。内境界膜1と神経線維層境界2の間(換言すると、神経線維層)の厚みや左右との厚み変化を検出することで、血管を検出してもよい。例えば、図12(b)に示すように、x方向に層の厚み変化を見た場合、内境界膜1と神経線維層境界2の厚みは、血管部分において急激に厚くなるため、この領域を検出することで、血管を検出することが出来る。さらに、上記夫々の処理を組み合わせて血管を検出してもよい。
<ステップS1004>
ステップS1004において、画像処理部252は、ステップS1003で取得した血管に対して処理を行い、断層像ボリュームデータの連続性を判定する。
画像処理部252は、黄斑部付近の血管端から血管を追跡し、追跡済みの血管には追跡済みのラベルをつける。そして、追跡済みの血管端の座標を記憶部240に記憶しておく。そして、OCTの撮影時スキャン方向に平行な同一平行線上に存在する血管端の座標をまとめてカウントする。図12の場合においては、例えばOCTの撮影時スキャン方向がx方向に平行だとすると、同一のy座標に存在する点は断面像(例えばB−scan像)である。したがって、図12(b)において、(x、y、z)、(x、y、z)・・・(x、y、z)をまとめてカウントする。被検眼の撮影状態に変化がある場合には、断面像(B−scan像)間で位置ずれがおきるため、位置ずれが起きた境界の同一直線上に血管端が集中する。以後の処理は実施の形態1と同様であるので詳細な説明は省略する。
以上で述べた構成によれば、断層像ボリュームデータから断層像の連続性を判断し、その結果を医師に提示する。したがって、医師は、眼部断層画像の正確性を容易に判断する事が可能となり、医師の診断ワークフローの効率を向上させることが出来る。
(第5の実施形態)
本実施形態は第一の実施形態の類似度の算出方法を詳細に説明するものである。画像処理部252は、不図示の類似度計算部254をさらに備え、断面像間の類似度あるいは相違度を計算し、判定部253は、類似度あるいは相違度を用いて断層像の連続性及び被検眼の撮影状態を判定する。なお以下では、類似度として説明する。
類似度計算部254は、連続する断面画像間の類似度を計算する。画像間の類似度は、輝度差の二乗和(SSD;Sum of Squared Difference)や、輝度差の総和(SAD;Sum of Absolute Difference)で計算出来る。あるいは、相互情報量(MI;Mutual infomation)を求めてもよい。なお、断面画像間の類似度を計算する方法はこれらに限定されるものではなく、画像間の類似度を計算可能な方法であれば、いずれの方法を用いてもよい。例えば、画像処理部252が、色や濃度特徴として、濃度値の平均、分散等を抽出し、テクスチャ特徴として、フーリエ特徴、濃度共起行列等を抽出し、形状特徴として、層の形状、血管形状等を抽出する。そして、類似度計算部254は、画像特徴空間において距離を計算することで、類似度を判定するようにしてもよい。距離の計算には、ユークリッド距離やマハラノビス距離などを用いればよい。
判定部253は、類似度計算部254が求めた類似度が閾値以上であれば、連続する断面像(B−scan像)は正常に撮影されたと判定する。類似度の閾値は、2次元断層像間の距離や、スキャンスピードに応じて変更してもよい。例えば、6×6mmの撮影範囲を128スライス(B−scan像)で撮影した場合と256スライス(B−scan像)で撮影した場合には、256スライスの方が、断面像間の類似度は高くなる。類似度の閾値の設定は、固定値でもよいし、統計データに基づいて設定してもよいし、患者情報(年齢、性別、人種)に基づいて設定してもよい。類似度が閾値以下である場合、連続する断面像は不連続であるとする。それにより、撮影時の位置ずれや瞬きを検出することが出来る。
(第6の実施形態)
本実施形態に係る画像処理装置は、取得した被検眼の断層像に処理を施す点は第1の実施形態と同様である。ただし、同一患者の過去に撮影された、異なる時点での断層像から得られる画像特徴と、現在撮影した断層像から得られる画像特徴から撮影時の位置ずれや瞬きを検出する点が上記夫々の実施形態とは異なっている。
本実施形態に係る画像処理システム10の機能ブロックは、画像処理装置250が類似度計算部254(不図示)を有している点が、第1の実施形態(図2)とは異なっている。
次に、図13のフローチャートを参照して、本実施形態の画像処理システム10の処理手順を説明する。なお、本実施形態においてS1207、S1208、S1209、S1210は、夫々、第1の実施形態におけるステップS307、S308、S309、S310と同様であるので、その説明は省略する。
<ステップS1201>
ステップS1201において、被検眼情報取得部210は、被検眼を同定する情報として被験者識別番号を外部から取得する。この情報は、キーボード706やマウス707、あるいは不図示のカードリーダを介して、操作者によって入力される。そして、被検眼識別番号に基づいて、データサーバ40が保持している当該被検眼に関する情報を取得する。例えば、患者の氏名、年齢、性別などを取得する。さらに、過去に撮像した当該被検眼の断層像を取得する。その他の検査情報として、視力、眼軸長や眼圧などの測定データがある場合は、その測定データを取得してもよい。そして、取得した情報を記憶部240へと送信する。
ステップS1201において、同一眼に対する再撮影の場合には、ここの処理をステップしてもよいし、新たに追加される情報がある場合には、その情報を取得する。
<ステップS1202>
ステップS1202において、画像取得部220は、断層像撮像装置20から送信される断層像を取得する。そして、取得した情報を記憶部240へと送信する。
<ステップS1203>
ステップS1203において、積算像作成部251は、断面像(例えばB−scan像)を深度方向に積算した積算像を作成する。積算像作成部251は、ステップS1201において被検眼情報取得部210が取得した過去の断層像と、ステップS1202において画像取得部220が取得した過去の断層像を記憶部240から取得する。そして、夫々の断層像の積算像を作成する。なお、積算像作成の具体的方法は第一の実施例と同様であるので、詳細な説明は省略する。
<ステップS1204>
ステップS1204において、類似度計算部254は異なる時刻に撮影された断層像から作成した積算像間の類似度を計算する。
以下、類似度計算部254の具体的な処理について図14を用いて説明する。図14は、積算像と部分画像の一例を示す図である。図14(a)は過去に撮影された断層像から作成した積算像Pで、図14(b)は積算像Pから作成した部分積算像Pa1〜Pan、図14(c)は現在撮影された断層像から作成した積算像Pである。ここで、部分積算像Pa1〜PanはOCTの撮影時スキャン方向に平行な同一直線が同じ領域に含まれることが望ましい。また、部分積算像の分割数nは任意の数とし、断層像サイズ(X、Y、Z)に応じて動的に変更してもよい。
画像間の類似度は、輝度差の二乗和、輝度差の総和や、相互情報量を用いて求めることが出来る。なお、積算像間の類似度を計算する方法はこれらに限定されるものではなく、画像間の類似度を計算可能な方法であれば、いずれの方法を用いてもよい。
判定部253は、部分積算像Pa1〜Panと積算像Pとの類似度を計算した場合、全ての部分積算像の類似度が閾値以上であれば眼球の動きが少なく撮影に成功したと判断する。
類似度が閾値以下の部分積算像があれば、その部分積算像をさらにm個に分割し、類似度が高くなる場所と類似度を計算する。これらの処理を分割が出来なくなるまで繰り返すか、類似度が低い断面像間が特定できるまで繰り返す。眼球が動いたり,瞬きがあった場合の断層像から作成した積算像は、空間的に位置ずれが起きているため、撮影に成功している部分積算像の一部が存在しない。そのため、判定部253は、部分積算像の分割を繰り返しても類似度が閾値以下のものや、位置的に矛盾する場所(部分積算像の順番が入れ替わるなど)で類似度が高くなるものにおいては、その部分積算像は存在しないと判断する。
<ステップS1205>
判定部253は、類似度計算部254が求めた類似度が閾値以上であれば、連続する2次元断層像は正常に撮影されたと判定する。類似度が閾値以下である場合、断層像は不連続であるとする。また、撮影時の位置ずれや瞬きがあったと判定する。
<ステップS1206>
ステップS1206において、表示部260は、ステップS1202で取得した断層像をモニタ705に表示する。モニタ705に表示する内容は、第1の実施例ステップS306に示したものと同様である。しかし、これらのほかに、ステップS1201で取得した同一被検眼における異なる時刻に撮影された断層像をモニタ705に表示するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、断層像から積算像を作成し、類似度を計算して連続性を判定したが、断層像から積算像を作成せずに断層像同士で類似度を計算して連続性を判定してもよい。
以上で述べた構成によれば、異なる時刻に撮影された断層像から作成した積算像間の類似度から断層像の連続性を判断し、その結果を医師に提示する。したがって、医師は、眼部断層画像の正確性を容易に判断する事が可能となり、医師の診断ワークフローの効率を向上させることが出来る。
(第7の実施形態)
本実施形態では、類似度計算部254が異なる時刻に撮影された断層像から作成した血管モデル間の類似度を計算し、判定部253は、類似度を用いて断層像ボリュームデータの連続性を判定する。
画像処理部252における血管検出の方法は、第1の実施形態のステップS304と同様であるため、その説明は省略する。血管モデルは、例えば、血管を1、それ以外の組織を0としたような2値化像、あるいは、血管部のみグレースケールとし、それ以外の組織を0としたような多値化像である。図15に血管モデルの例を示す。図15は、血管モデルと部分モデルの一例を示す図である。図15(a)は過去に撮影された断層像から作成した血管モデルVで、図15(b)は血管モデルVから作成した部分血管モデルVa1〜Van、図15(c)は現在撮影された断層像から作成した血管モデルVである。ここで、部分血管モデルVa1〜VanはOCTの撮影時スキャン方向に平行な同一直線が同じ領域に含まれることが望ましい。また、部分血管モデルの分割数nは任意の数とし、断層像サイズ(X、Y、Z)に応じて動的に変更してもよい。
そして、第3の実施形態のステップS1204、ステップS1205と同様にして、異なる時刻に撮影された断層像から得た特徴間の類似度から、断層像ボリュームデータの連続性を判定する。
(第8の実施形態)
上記夫々の本実施形態では、判定部253が類似度評価と血管端検出を組み合わせて判定する。例えば、部分積算像Pa1〜Panあるいは部分血管モデルVa1〜Vanを用いて、異なる時刻に撮影された断層像の類似度を評価する。そして、類似度が閾値以下になった部分積算像Pa1〜Panあるいは部分血管モデルVa1〜Van内においてのみ、血管追跡と血管端検出を行い、断層像ボリュームデータの連続性を判定してもよい。
(その他の実施形態)
上記夫々の実施形態において、再度被検眼の撮影を行うか否かの判断を自動で行ってもよい。例えば、判定部253が不連続性と判断したら自動的に再撮影する。あるいは、不連続性と判断した場所が、画像中心から一定の範囲内であった場合に自動的に再撮影する。あるいは、複数箇所で不連続性を判断したら自動的に再撮影する。あるいは、血管パターンから位置ずれ量を推定して、位置ずれの程度が閾値以上であれば自動的に再撮影する。位置ずれ量の推定は、血管パターンに限らず、過去画像との比較から推定してもよい。あるいは、正常眼か疾病眼かに応じて、疾病眼の場合に不連続性を判断したら自動的に再撮影する。あるいは、過去データと比較して、病変(白斑や出血)が存在した箇所において不連続性を判断したら自動的に再撮影する。あるいは、医師によって操作者に撮影が指示された箇所が位置ずれしていた場合に自動的に再撮影する等のようにしてもよい。なお、これらの処理は必ずしも独立して行う必要はなく、組み合わせて実施してもよい。
そして、撮り直しと判定された場合は処理を戻して、同一被検眼に対する再処理を実行する。
上記夫々の実施形態において、表示部260での表示例は、図6に示したものには限らない。例えば、図16を用いて他の例を説明する。図16は、画面表示の一例を示す概略図である。図16(a)は、血管パターンから位置ずれ量を推定して、その位置ずれ量を積算像Pに明示的に示した例である。S’領域は、推定した未撮影領域を示している。図16(b)は、複数箇所で位置ずれやまばたきによる不連続性を検出した例である。その場合には、全ての箇所の境界断層像を同時に表示しても良いし、位置ずれの大きさが大きい所の境界断層像を同時に表示しても良いし、中心付近や病気があった箇所での境界断層像を同時に表示してもよい。断層像も同時に表示する場合には、表示している断層像がどの箇所に対応しているか色や数値などを用いて、操作者に分かるようにしておくことが望ましい。また、表示する境界断層像は不図示のGUIを用いて、操作者が自由に変更できる構成とする。図16(c)は断層像ボリュームデータT〜Tと表示する断層像を操作するスライダーS”とつまみS’’’を示し、マーカーSは断層像ボリュームデータから不連続性を検出した場所を示している。さらに、スライダー上に位置ずれ量S’などを明示的に表示してもよい。上記の画像の他に、過去画像や広域像がある場合には、同時に表示してもよい。
上記夫々の本実施形態では、黄斑部が撮影された画像に対して解析処理を行っていた。しかし、画像処理部が連続性を判定する箇所は、黄斑部が撮影された画像に限定されるものではなく、視神経乳頭が撮影された画像に関して同様の処理をしてもよい。さらには、黄斑部と視神経乳頭が同時に撮影されている画像に対して処理を行ってもよい。
上記夫々の本実施形態では、取得した三次元の断層像全体に対して解析処理を行っていた。しかし、三次元の断層像から注目すべき断面を選択して、選択した二次元断層像に対して処理を行う構成であってもよい。例えば、予め定めた眼底の特定部位(例えば中心窩)を含む断面に対して処理を行ってもよい。この場合、検出される層の境界、正常構造、正常時データ等は、何れも当該断面上における2次元のデータとなる。
上記夫々の実施形態において説明してきた、画像処理システム10の断層像ボリュームデータの連続性判定は、必ずしも独立して行う必要はなく組み合わせて実施してもよい。例えば、実施例1のように断層像から作成した積算像から求めた血管端の集中度と、実施例2のように連続する断層像間での類似度や画像特徴量をまとめて評価して、断層像ボリュームデータの連続性を判定してもよい。例えば、位置ずれのない断層像と位置ずれのある断層像で夫々の検出結果や画像特徴量を学習しておき、識別器で断層像ボリュームデータの連続性を判定するようにしてもよい。その他、いずれの実施形態を組み合わせて実施することも可能であることは言うまでもない。
上記夫々の実施形態において、断層像撮像装置20は画像処理システム10に必ずしも接続されていなくてもよい。例えば、処理対象である断層像が既に撮像された状態でデータサーバ40に保管されており、これを読み込んで処理する構成であってもよい。この場合、画像取得部220は、データサーバ40に断層像の送信を要求し、データサーバ40から送信される断層像を取得して、層の境界検出と定量化処理を行う。また、データサーバ40は画像処理システム10に必ずしも接続されていなくてもよく、画像処理システム10の外部記憶装置704がその役割を果たす構成であってもよい。
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットが処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。そして、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが、そのプログラムコードの指示に基づいて、実際の処理を実行する。
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な画像処理装置の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
250 画像処理装置
251 積算像作成部
252 画像処理部
253 判定部
254 類似度判定部
260 表示部

Claims (15)

  1. 被検眼からの戻り光と参照光との干渉光から得られた被検眼断層像の画像情報から前記被検眼の情報を得る断層像撮影装置であって、
    前記断層像の断面間の類似度を評価値として取得する画像処理手段と、
    前記画像処理手段で取得した評価値の値に応じて前記断層像を撮影している間の前記被検眼の動きの程度を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする断層像撮影装置。
  2. 前記画像処理手段は、前記断層像を構成する断面像間の類似度を取得し、前記判定手段は、前記断面像間の類似度に基づいて前記被検眼の瞬きの有無を更に判定することを特徴とする請求項1に記載の断層像撮影装置。
  3. 前記画像処理手段は、前記断層像から血管端の位置情報に基づいて前記評価値を取得し、前記判定手段は、前記断層像の二次元断層像である断面像上における前記血管端の数に基づいて前記被検眼の動きの程度を判定することを特徴とする請求項1に記載の断層像撮影装置。
  4. 前記画像処理手段は、前記被検眼の異なる時点で撮像された断層像間の類似度を取得し、
    前記判定手段は、前記断層像間の類似度に基づいて前記被検眼の動きの程度を判定することを特徴とする請求項1に記載の断層像撮影装置。
  5. 被検眼からの戻り光と参照光との干渉光から得られた被検眼断層像の画像情報から前記被検眼の情報を得る断層像撮影装置であって、
    前記断層像の断面像間の類似度を評価値として取得する画像処理手段と、
    前記画像処理手段で取得した評価値の値に基づいて前記被検眼の瞬きの有無を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする断層像撮影装置。
  6. 被検眼の断層像を構成する断面像間の類似度を前記断層像から血管端の位置情報に基づいて評価値として取得する画像処理手段と、
    前記画像処理手段で取得した評価値の値に応じて前記断層像を撮影している間の前記被検眼の瞬きの有無を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする断層像撮影装置。
  7. 前記画像処理手段は、
    断層像を深度方向に積算した積算像を作成する積算像作成手段と、を更に備え、
    前記積算像のエッジ領域の長さを評価値として取得し、
    前記判定手段は、前記画像処理手段で取得した評価値の値に応じて前記断層像を撮影している間の前記被検眼の状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の断層像撮影装置。
  8. 被検眼からの戻り光と参照光との干渉光から得られた被検眼断層像の画像情報から前記被検眼の情報を得る断層像撮影装置であって、
    前記断層像の断面像間の類似度を評価値として取得する画像処理手段と、
    前記画像処理手段で取得した前記評価値に基づいて前記断層像を撮影している間の前記被検眼の瞬きの有無を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする断層像撮影装置。
  9. 前記判定手段の判定に基づき被検眼に関する今回の処理の結果をデータサーバへ保存するか否かの指示を取得する取得手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の断層像撮影装置。
  10. 前記判定手段の判定に基づいて撮影処理を終了するか否かの指示を取得する取得手段と、
    を備えることを特徴と請求項1乃至8のいずれか一項に記載の断層像撮影装置。
  11. 被検眼の断層像を構成する断面像間の類似度を評価値として取得する画像処理工程と、
    前記画像処理工程で取得した評価値の値に応じて前記断層像を撮影している間の前記被検眼の動きの程度を判定する判定工程と、
    前記判定工程の判定に基づいて再度被検眼の撮影を行うか否かの指示を取得する取得工程と、
    を備えることを特徴とする断層像撮影方法。
  12. 被検眼の断層像を構成する断面間の類似度を評価値として取得する画像処理工程と、
    前記画像処理工程で取得した評価値の値に応じて前記断層像を撮影している間の前記被検眼の動きの程度を判定する判定工程と、
    前記判定工程の判定に基づいて被検眼に関する今回の処理の結果をデータサーバへ保存するか否かの指示を取得する取得工程と、
    を備えることを特徴とする断層像撮影方法。
  13. 被検眼の断層像を構成する断面間の類似度を評価値として取得する画像処理工程と、
    前記画像処理工程で取得した評価値の値に応じて前記断層像を撮影している間の前記被検眼の動きの程度を判定する判定工程と、
    前記判定工程の判定に基づいて撮影処理を終了するか否かの指示を取得する取得工程と、
    を備えることを特徴とする断層像撮影方法。
  14. 請求項11乃至13に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶した記憶媒体。
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