JP5073348B2 - アプリケーション管理支援システム、管理計算機、ホスト計算機、及びアプリケーション管理支援方法 - Google Patents

アプリケーション管理支援システム、管理計算機、ホスト計算機、及びアプリケーション管理支援方法 Download PDF

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Description

本発明は、アプリケーションプログラムが実行される計算機を備えたコンピュータシステムに関わる。
CDP(Continuous Data Protection)と呼ばれる技術が知られている。CDPに関する技術は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1によれば、ストレージシステムが、ホスト計算機からライト要求を受けてデータを論理ボリュームに書込む都度に、ジャーナルを作成して蓄積し、リストアの場合には、ジャーナルを用いて、任意の時刻におけるデータを論理ボリュームにリストアする。
特開2005−18738号公報
例えば、複数の論理ボリュームを備えたストレージシステムと、複数の論理ボリュームを使用する一以上の業務アプリケーションプログラム(以下、業務AP)を実行する計算機(以下、業務ホスト)と、複数の論理ボリュームを管理する計算機(以下、ストレージ管理ホスト)とを備えたコンピュータシステムがある。このコンピュータシステムが稼動する環境では、ストレージ管理ホストを使用して複数の論理ボリュームを管理する管理者(以下、ストレージ管理者)と、業務ホストで実行される業務APを管理する管理者(以下、AP管理者)とが存在することがある。
このコンピュータシステムでは、ストレージ管理ホストが、ストレージ管理者による操作に従って、ストレージ管理者任意のRPO(Recovery Point Objective)時刻を指定したリストア指示をストレージシステムに送信することができる。この場合、ストレージシステムが、そのリストア指示に応答して、指定されているRPO時刻におけるデータを、論理ボリュームにリストアすることができる。
ここで、例えば、業務の稼動中にストレージシステムで障害が発生し、ストレージ管理者が、ストレージシステムに任意のRPO時刻までデータをリストアさせた場合、AP管理者は、どの時刻におけるデータがリストアされたのか知ることができない。また、AP管理者は、リストアされたデータが自分の管理しているAPに影響があるのか否かも知ることができない。これらをどうしても特定したい場合には、AP管理者がストレージ管理者に問合せをする等の必要がある。
また、例えば、RPO時刻は、必ずしもストレージ管理者任意の時刻である必要は無く、AP管理者任意の時刻とされる場合がある。しかし、AP管理者は、自分が管理する業務AP以外の業務APによる論理ボリュームの使用状況はわからない。例えば、自分が管理するAPによって使用される論理ボリュームが、自分が管理する業務AP以外の業務APによって使用されることもある。このため、AP管理者がRPO時刻を決定しにくいという問題がある。
以上のような問題点は、APが業務AP以外のAPである場合にも存在し得る。
従って、本発明の目的は、リストアされたデータを使用することのあるアプリケーションプログラムの管理者を支援することにある。
本発明の更なる目的は、後の記載から明らかになるであろう。
管理計算機に、どのアプリケーションプログラムにどの論理ボリュームが割当てられているかを表す第一の情報資源が用意される。管理計算機は、どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じたかを定期的に又は不定期的にストレージシステムから取得して第二の情報資源に登録し、第一及び第二の情報資源を参照し、どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じその論理ボリュームがどのアプリケーションプログラムに割当てられているかを表す情報である更新管理情報を取得し、その更新管理情報ホスト計算機に送信する。ホスト計算機が、管理計算機からの更新管理情報を基に、どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じその論理ボリュームにどのアプリケーションプログラムが割当てられているか表示する。
一つの実施形態では、ホスト計算機で実行される一以上のアプリケーションプログラムの各々が、ストレージシステム(指定された論理ボリューム内のRPO(Recovery Point Objective)時刻におけるデータをリストアするCDP(Continuous Data
Protection)機能を有したストレージシステム)における複数の論理ボリュームのうち、割当てられている論理ボリュームを指定したライト要求を発行することができるよう構成されている。ストレージシステムの管理計算機が、どのアプリケーションプログラムにどの論理ボリュームが割当てられているかを表す第一の情報資源と、どの論理ボリュームでどの単位時間に更新が生じたかを定期的に又は不定期的に前記ストレージシステムから取得して第二の情報資源に登録するボリューム更新管理部と、第一及び第二の情報資源を参照し、どの論理ボリュームでどの時間(例えばどの単位時間)に更新が生じその論理ボリュームがどのアプリケーションプログラムに割当てられているかを表す情報である更新管理情報を取得する更新管理情報取得部と、取得された更新管理情報を、該更新管理情報で表されるアプリケーションプログラムを有するホスト計算機に送信する更新管理情報送信部とを備える。ホスト計算機が、管理計算機から更新管理情報を受け付ける受付部と、受信した更新管理情報を基に、どの論理ボリュームでどの時間(例えばどの単位時間)に更新が生じその論理ボリュームにどのアプリケーションプログラムが割当てられているか表示するホスト制御部とを備える。例えば、第一の情報資源には、アプリケーションプログラムの識別情報(例えばアプリケーション名及び/又は他種の識別情報)と論理ボリュームの識別情報(例えばLUN(Logical
Unit Number))とが登録される。第二の情報資源には、論理ボリュームの識別子と、各単位時間で更新が生じたか否かを表す情報とが登録される。
一つの実施形態では、管理計算機が、ストレージシステムで発生した障害を検知する障害検知部、を更に備えることができる。この場合、送信される前記更新管理情報には、障害発生時刻が含まれる。ホスト制御部が、更新管理情報に含まれている障害発生時刻を表示することができる。管理計算機が、ストレージシステムが有する論理ボリュームの識別情報とRPO時刻とを含んだリストア要求をストレージシステムに送信するリストア制御部、を更に備えることができる。この場合、送信される更新管理情報に、RPO時刻が含まれる。ホスト制御部が、更新管理情報に含まれているRPO時刻を表示することができる。
一つの実施形態では、ホスト計算機が複数台ある。更新管理情報取得部が、障害発生時刻を含んだ時間(例えば単位時間)に更新が生じた論理ボリュームである影響ボリュームを第一の情報資源を参照することにより特定することができる。また、更新管理情報取得部が、該論理ボリュームが割当てられているアプリケーションプログラムである影響アプリケーションを第二の情報資源を参照することにより特定することができる。また、更新管理情報取得部が、更新管理情報として、どの影響ボリュームでどの時間(例えばどの単位時間)に更新が生じその影響ボリュームが割当てられている影響アプリケーションが何であるかを表す情報を取得することができる。更新管理情報送信部が、複数のホスト計算機のうちの影響アプリケーションを有するホスト計算機に更新管理情報を送信することができる。
一つの実施形態では、一以上のアプリケーションプログラムの各々が、ライト要求の発生に関わる稼動の開始時刻と終了時刻をログ情報資源に記録することができる。ホスト制御部が、どの論理ボリュームでどの時間(例えばどの単位時間)に更新が生じその論理ボリュームにどのアプリケーションプログラムが割当てられているかと共に、ログ情報資源を基に、どのアプリケーションプログラムがどんな時間帯で稼動していたかを表示することができる。
一つの実施形態では、ホスト計算機が複数台ある。ホスト制御部が、アプリケーションプログラムが稼動していた時間帯以外の時間(例えば単位時間)で、該アプリケーションプログラムが割当てられている論理ボリュームで更新が生じたのであっても、更新が生じたことを隠蔽することができる。
一つの実施形態では、ホスト制御部が、RPO時刻の指定を受け付け、指定されたRPO時刻を前記管理計算機に通知するよう構成されている。このホスト制御部は、アプリケーションプログラムが稼動していた時間帯以外の単位時間であって、該アプリケーションプログラムが割当てられている論理ボリュームで更新が生じた単位時間における時刻をRPO時刻とすることの指定を拒否することができる。
一つの実施形態では、ホスト制御部が、GUI(Graphical User
Interface)を介してRPO時刻の指定を受け付けることができる。GUIに、どの論理ボリュームでどの単位時間に更新が生じその論理ボリュームにどのアプリケーションプログラムが割当てられているかの第一の表示と、どのアプリケーションプログラムがどんな時間帯で稼動していたかの第二の表示とが並んでいる。
一つの実施形態では、第一の表示と第二の表示の各々がグラフ或いは表である。第一の表示における或る時刻に相当する位置と、第二の表示における該或る時刻に相当する位置とが、GUIにおいて鉛直方向或いは水平方向に並んでいる。
一つの実施形態では、ホスト制御部が、管理対象とするアプリケーションプログラムの識別情報の入力を受け付け、入力されたアプリケーションプログラムの識別情報を、所定の情報資源に登録すると共に、管理計算機に通知することができる。管理計算機が、アプリケーションプログラムの識別情報を受け付けるアプリケーション識別情報受付部と、アプリケーションプログラムの識別情報とそのアプリケーションプログラムに割り当てる論理ボリュームの識別情報とを第一の情報資源に登録する第一情報資源更新部とを更に備えることができる。
一つの実施形態では、ホスト制御部が、管理計算機からの更新管理情報と上記ログ資源情報とに基づいて推奨のRPO時刻を算出し表示することができる。
一つの実施形態では、管理計算機が、どの論理ボリュームがどのボリュームグループに属するかを表す第三の情報資源を更に備えることができる。更新管理情報には、どの論理ボリュームがどのボリュームグループに属するかを表す情報が含まれる。ホスト制御部が、どの論理ボリュームがどのボリュームグループに属するかも表示することができる。
上述した複数の実施形態のうちの任意の二以上を組み合わせることもできる。
上述した情報資源は、記憶資源(例えばメモリや他種の記憶装置)に記憶される電子的な情報であって、具体的には、例えば、ファイルやテーブルなどである。また、上述した各部(例えば、ボリューム更新管理部、更新管理情報取得部、更新情報送信部、受付部、ホスト制御部など)は、ハードウェア、コンピュータプログラム又はそれらの組み合わせ(例えば一部をコンピュータプログラムにより実現し残りをハードウェアで実現すること)により構築することができる。コンピュータプログラムは、所定のプロセッサに読み込まれて実行される。また、コンピュータプログラムがプロセッサに読み込まれて行われる情報処理の際、適宜に、メモリ等のハードウェア資源上に存在する記憶域が使用されてもよい。また、コンピュータプログラムは、CD−ROM等の記録媒体から計算機にインストールされてもよいし、通信ネットワークを介して計算機にダウンロードされてもよい。
以下、図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態を詳細に説明する。
<第一の実施形態>。
<<システム構成>>。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るコンピュータシステムの構成例を示す。なお、以下の説明では、同種の要素を格別区別しないで説明する場合には、参照番号を用いて説明し、同種の要素を区別して説明する場合には、参照番号ではなく、同種の要素に付した通し番号を用いて説明することにする。例えば、二台の業務ホストを格別区別することなく説明する場合には、業務ホストの参照番号101を用いて「業務ホスト101」と記載し、二台の業務ホストを区別して説明する場合には、通し番号1、2を用いて「業務ホスト1」、「業務ホスト2」と記載することにする。
第一の通信ネットワーク(例えばLAN(Local Area Network))109に、二台(一台又は三台以上であっても良い)の業務ホスト101と、一台(それより多くても良い)のストレージ管理ホスト103と、二台(一台又は三台以上であっても良い)のストレージシステム105とが接続されている。各業務ホスト101、ストレージ管理ホスト103及び各ストレージシステム105は、第一の通信ネットワーク109を介して、種々の情報をやり取りすることができる。ストレージ管理ホスト103を、ストレージ管理者113が操作する。
第二の通信ネットワーク(例えばSAN(Storage Area Network))107に、二台の業務ホスト101と二台のストレージシステム105とが接続されている。各業務ホスト101は、第二の通信ネットワーク107を介して、各ストレージシステム105に、アクセス先の論理ボリュームを指定したアクセス要求を発行することで、指定した論理ボリュームにアクセスする(データを書込む或いは読み出す)ことができる。
業務ホスト101は、一以上の業務アプリケーションプログラム(以下、単に「AP」と記載する)を実行する計算機である。業務ホスト101には、第一の通信ネットワーク109に対する通信インタフェース装置である第一I/F151と、第二の通信ネットワーク107に対する通信インタフェース装置である第二I/F153と、CPU123と、記憶資源(例えばメモリ及び/又は他種の記憶装置)121とが備えられる。記憶資源121には、業務を実行する一以上のAP119と、一以上のAP119を管理するAP管理プログラム117と、一以上のAP119に関する情報が登録されるAP登録テーブル115とが記憶される。図示の例では、業務ホスト1の記憶資源1には、3つのAP119(AP1、AP2、AP3)と、AP管理プログラム1と、AP管理テーブル1とが記憶され、業務ホスト2の記憶資源2には、2つの業務AP119(AP4、AP5)と、AP管理プログラム2と、AP管理テーブル2とが記憶される。以下、コンピュータプログラムが主語になる場合は、実際にはそのコンピュータプログラムを実行するCPUによって処理が行われるものとする。AP管理プログラム117及びAP登録テーブル115については、後に詳述する。
ストレージ管理ホスト103は、各ストレージシステム105内の各論理ボリューム181を管理する計算機である。ストレージ管理ホスト103には、第一の通信ネットワーク109に対する通信インタフェース装置である第一I/F201と、CPU143と、記憶資源(例えばメモリ及び/又は他種の記憶装置)141とが備えられる。記憶資源141には、データ変更履歴テーブル137と、データ変更履歴テーブル137を更新するコンピュータプログラムであるCDPリポジトリ135と、AP119を管理するためのテーブルであるAP管理テーブル133と、データボリューム181を管理するためのテーブルであるDVOL管理テーブル161と、ストレージ管理プログラム131とが記憶される。記憶資源141に記憶される各要素については、後に詳述する。
ストレージシステム105は、コントローラ183と、記憶装置部185とを備える。
記憶装置部185は、複数の記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ及び/又はフラッシュメモリドライブ)で構成されている。複数の記憶装置の記憶空間を基に、複数の論理ボリュームが形成される。複数の論理ボリュームには、例えば、AP119によって使用される論理ボリュームであるデータボリューム(DVOL)181と、DVOL181にデータが書かれる都度に作成されるジャーナルが蓄積される論理ボリュームであるジャーナルボリューム(JVOL)180とが含まれている。
コントローラ183は、例えば一又は複数枚の回路基板であり、第一の通信ネットワークに対する通信インタフェース装置である第一I/F207と、第二の通信ネットワークに対する通信インタフェース装置である第二I/F209と、記憶装置部185内の各記憶装置に対する通信インタフェース装置である第三I/F205と、メモリ189と、CPU187とを備える。メモリ189には、例えば、ディスク制御プログラム191とリストア制御プログラム193が記憶されている。ディスク制御プログラム191は、業務ホスト101からライト要求を受信した場合、そのライト要求に従うデータを、そのライト要求で指定されているDVOL181に書込み、その際、そのデータを含んだジャーナルを作成して、作成したジャーナルを、JVOL180に書込む。リストア制御プログラム193は、ストレージ管理ホスト103からリストア指示を受信した場合、そのリストア指示に応答して、そのリストア指示で指定されているRPO時刻におけるデータを、JVOL180内のジャーナルを利用して、リストアする。
図2は、JVOL180の構成例を示す。
図示のJVOL180は、JVOL1を例に採ったものである。JVOL180は、管理領域401とデータ領域403とで構成される。DVOL181に書かれたデータ(更新後データ)についてのジャーナルは、そのデータ(更新後データ)と、そのデータの管理に関する管理情報とで構成されるが、管理情報が、管理領域401に書き込まれ、データが、データ領域403に書込まれる。管理情報としては、例えば、どのDVOL181に書込まれたデータについてのジャーナルであるかを示すVOL識別子(例えばLUN)と、そのDVOL181のどこにデータが書込まれたかを示す更新位置(例えば論理ブロックアドレス)と、更新時刻(例えば年月日時分秒)と、ストレージシステム107において何番目に作成されたジャーナルであるかを示すシーケンス番号(SEQ#)と、データがデータ領域403のどこに存在するかを示すポインタとが含まれる。更新時刻は、業務ホスト101からのライト要求に含まれている時刻(タイムスタンプ)であっても良いし、ジャーナルが作成された時刻であっても良い。
図3は、AP登録テーブル115の構成例を示す。
図示のAP登録テーブル115は、AP登録テーブル1を例に採ったものである。AP登録テーブル115は、AP管理プログラム117により参照されたり更新されたりする。AP登録テーブル115には、例えば、一つのAP119につき、管理AP名及びログファイルポインタが記録される。管理AP名は、AP管理者111の管理対象のAPの名称である。ログファイルポインタは、APによって更新されるログファイルのポインタを示す。AP管理プログラム117は、例えば、AP1のログファイルを参照したい場合には、AP1の名称(管理AP名)に対応したログファイルポインタから、AP1のログファイルにアクセスして参照することができる。
図4は、AP管理テーブル133の構成例を示す。
AP管理テーブル133は、ストレージ管理プログラム131により参照されたり更新されたりする。AP管理テーブル133は、どの業務ホスト101に存在するどのAP119にどのDVOL181が割当てられているかを管理するためのテーブルである。具体的には、AP管理テーブル133には、例えば、一つのDVOL181につき、VOL識別子(例えば“ボリューム1”)と、そのDVOL181が割当てられているAP名(例えば“AP1”)及びホスト名(例えば“host1”)とが記録される。
図5は、VOL管理テーブル161の構成例を示す。
DVOL管理テーブル161は、どのDVOL181がどのストレージシステム105に存在するかを管理するためのテーブルである。具体的には、例えば、DVOL管理テーブル161には、一つのDVOL181につき、VOL識別子(例えば“ボリューム1”)と、そのDVOL181を有するストレージシステム105の識別子であるストレージ識別子(例えば“ストレージ1”)とが記録される。
図6は、データ変更履歴テーブル137の構成例を示す。
データ変更履歴テーブル137は、どの時間でどのDVOL181で更新があったか(言い換えれば差分が生じたか)を管理するためのテーブルである。具体的には、例えば、データ変更履歴テーブル137には、一つのDVOL181につき、単位時間毎(例えば1秒毎)の差分の有無が表される。本実施形態では、差分有りの場合には、差分有りを意味する値(以下、便宜上、「差分マーク」と呼ぶ)が記録され、差分無しの場合には、何も記録されないようになっている。しかし、それに限らず、他の方法でも、いつどのDVOL181で差分が生じたかを表すことができる。例えば、一つのDVOL181につき、差分の生じた時間或いは差分の生じていない時間のみを記録する方法が採用されても良い。また、図6では、単位時間について、更新時刻と違って、便宜上、年月日の部分の記載を省略し、時分秒のみを記載しているが、時刻として、年月日も勿論記載されて良い。このテーブル137には、時刻(例えば19時00分01秒)が記録されているが、この時刻は、時点(例えば19時00分01秒の瞬間の時点)ではなく、時間(例えば、19時00分00秒より後から19時00分01秒まで)を意味する。
データ変更履歴テーブル137は、CDPリポジトリ135が操作することができ、そのCDPリポジトリ135をストレージ管理プログラム131が操作することで、ストレージ管理プログラム131が、データ変更履歴テーブル137を参照したり更新したりすることができる。
<<前提>>。
以下、第一の実施形態に係るコンピュータシステムでの前提に関する説明を行う。
AP管理プログラム1が、AP管理者1からの指示に応答して、管理対象とするAPの登録を受け付け(例えば、図7に例示するAP登録画面501を表示し)、AP管理者1から入力されたAP名(ここでは“AP1”とする)を、AP登録テーブル1に登録し、且つ、そのAP名に対応したAP1が作成するログファイルへのポインタも、AP登録テーブル115に登録する。
その後、AP管理者1が、入力したAP名“AP1”を含んだDVOL割り当て依頼を、ストレージ管理者113に送信する(例えば、DVOLの割当ての依頼と、入力したAP名“AP1”とを記載した電子メールを、ストレージ管理者113に通知する)。依頼を受けたストレージ管理者113は、ストレージ管理プログラム131を使用して、依頼と共に受けたAP名と、依頼元の業務ホスト101のホスト名と、そのAP名に割当てるDVOL181のVOL識別子とを、AP管理テーブル133に登録する。もし、少なくとも一つのAP119に割当てられているDVOL181が割当てられる場合には、そのDVOLのVOL識別子に、依頼と共に受けたAP名と、依頼元の業務ホスト101のホスト名とが対応付けられる。
以後、新たな管理対象のAPのAP名を登録する場合には、AP名の登録やDVOLの割当てが行われ、既存の管理対象のAPに新たにDVOL181を割当てたい場合には、そのAPに対するDVOL181の割当てが行われる。もし、例えばAP管理者1が、自分の管理対象のAPにどのDVOL181が割当てられているのかを知りたい場合には、AP管理プログラム1を操作して、ストレージ管理プログラム131を通じて、AP管理テーブル133を参照すればよい。
AP119は、自分に対応したログファイルに、そのAP119の稼動状況を表す情報(例えば、いつ論理ボリュームへのアクセスを開始し、いつ論理ボリュームへのアクセスを終了したか)を記録する。
JVOL180に記録される厳密な更新時刻として、例えば、N秒(Nは0以上60未満の整数)より後からN+1秒まで(N=59の場合はN+1=60=0)の間の時刻であるべきときは(例えば、N秒より後からN+1秒までの間にデータ更新が生じた場合には)、ディスク制御プログラム191は、N+1秒での時刻を更新時刻として記録する。
ディスク制御プログラム191は、ストレージ管理プログラム131からの問合せに応答して或いはそれとは関係無く能動的に、定期的に(例えば1秒毎に)又は不定期的に、いつどのDVOL181で更新が生じたか(言い換えれば差分が生じたか)を示すデータである差分通知データ(例えば、現在時刻と、その時刻が更新時刻であるDVOL181のVOL識別子)を、ストレージ管理プログラム131に送信する。ストレージ管理プログラム131は、差分通知データを所定件数(例えば1件)受信する都度に、CDPリポジトリ135を操作して、その差分通知データから特定される単位時間及びVOL識別子に対応した位置に、差分マークを記録する。このような処理によって、定期的に、データ変更履歴テーブル137が更新される。VOL識別子をキーに、データ変更履歴テーブル137から、そのVOL識別子に対応したDVOL181についてのデータ更新状況(つまり、どの単位時間で差分が生じたか)を把握することができる。例えば、図6を参照して説明すれば、DVOL1(VOL識別子“ボリューム1の”DVOL)について言えば、18時59分59秒より後から19時00分00秒までの間と、19時00分00秒より後から19時00分01秒までの間では、差分が生じたが(つまり、DVOL1でデータの更新があったが)、19時00分01秒より後から少なくとも19時00分04秒までの間では、差分が生じなかったことがわかる。
ディスク制御プログラム191は、業務ホスト101或いはストレージ管理ホスト103からのコピー指示に応答して、該コピー指示で指定されているDVOL181のコピーを作成することができる。そのコピーは、リストアにおける基底とされるので、以下、そのコピーを「基底VOL」と呼ぶ。ストレージシステム105では、どのVOLが基底VOLでその基底VOLはどの時刻におけるどのDVOL181の基底VOLであるかを表すVOL管理情報が、例えばメモリ189に記憶されている。
ストレージ管理プログラム131は、ストレージ管理者113から、例えば、RPO時刻と、リストア対象のDVOL181のVOL識別子との指定を受けつける。ストレージ管理プログラム131は、それらの指定に応答して、RPO時刻とVOL識別子とを含んだリストア指示を作成し、そのVOL識別に対応したストレージ識別子をDVOL管理テーブル161から特定し、特定されたストレージ識別子から識別されるストレージシステム105に、その作成したリストア指示を送信する。リストア制御プログラム193が、そのリストア指示を受信し、そのリストア指示に応答して、リストア処理を開始する。リストア処理では、例えば、リストア指示中のVOL識別子から識別されるDVOL(以下、ここでは「指定DVOL」と呼ぶ)181に対応した基底VOLであり、RPO時刻より過去且つ直近の時刻(ここでは「基底時刻」と呼ぶ)での指定DVOL181のコピーである基底VOLが特定される。そして、特定された基底VOLに、基底時刻より後からRPO時刻までの、指定DVOL181についての各ジャーナル中の各データが、順次に、基底VOLに書込まれる。これにより、RPO時刻におけるデータが基底VOLにリストアされたことになる。その後、基底VOLのVOL識別子と、指定DVOL181の現在のVOL識別子とがスワップされる(つまり、ストレージシステム105内部でパス切替が行われる)。これにより、リストア処理が終了し、指定DVOL181を使用するAP119は、VOL識別子スワップ後は、リストアされたデータが格納されている基底VOLにアクセスすることができる。つまり、リストアされたデータを使用することができる。
<<AP管理支援>>。
以下、AP119の管理の支援に関する説明を行う。AP119の管理の支援に関しては、幾つかのケースが考えられるが、下記3つのケースを代表的に例に採って説明する。
(1)第一のケース:ストレージ障害が発生し、ストレージ管理者113が、AP119の稼動状況に関わらず、RPO時刻を決定して、データをリストアするケース。
(2)第二のケース:ストレージ障害が発生し、AP管理者111が、RPO時刻を決定して、ストレージ管理者113に、リストアを依頼するケース。
(3)第三のケース:ストレージ障害の発生とは関係無く、AP管理者111がRPO時刻を決定してリストアをストレージ管理者113に依頼するケース。
これら3つのケースについての処理の流れをカバーした図が、図12、図13及び図14である。図12は、ストレージ管理プログラム131が行う処理の流れを示す。図13は、AP管理プログラム117が行う処理の流れを示す。図14は、図13において実行されるAP稼動状況描画処理の流れを示す。
以下、適宜に、図12〜図14を参照して、上述した3つのケースを説明する。
(第一のケース:ストレージ障害が発生し、ストレージ管理者113が、AP119の稼動状況に関わらず、RPO時刻を決定して、データをリストアするケース。)。
ストレージ障害とは、ストレージシステム105で発生する障害のことである。ストレージ障害が発生した場合(図12のステップ1001でYES)、ストレージ管理プログラム131が、ストレージ障害が発生したことと、ストレージ障害が発生した時刻(以下、障害発生時刻)とを検知し、ストレージ障害の発生を各AP管理プログラム117に通知する(図12のステップ1002)。以下の説明では、障害発生時刻は、19時00分04秒であるとする。
AP管理プログラム117は、ストレージ障害が発生した場合(図13のステップ1021でYES)、ストレージ障害発生の通知を受け(図13のステップ1022)、AP管理者111からの指示に応答して、或いは、ストレージ障害発生の通知に応答して、管理対象AP(AP管理テーブル115に登録されているAP名を有するAP)119を停止させる(図13のステップ1023)。
ストレージ管理者113がリストア作業を行うか否かの判定が行われる(図12のステップ1003、図13のステップ1024)。ステップ1003の判定では、例えば、ストレージ管理者113が決めたRPO時刻でのデータをリストアさせるか、或いは、AP管理者111が決めたRPO時刻でのデータをリストアさせるかの入力を、ストレージ管理者113から受けることで、可能である。判定の結果が否定的であれば、図12のステップ1012にすすむが、本ケースでは、ストレージ管理者113がRPO時刻を決定するので、判定の結果が肯定的となって、図12のステップ1004にすすむ。ステップ1024の判定では、例えば、ストレージ管理者113にRPO時刻の決定をまかせるか、或いは、AP管理者111が決めたRPO時刻でのデータをリストアさせるかの入力を、AP管理者111から受けることで、可能である。判定の結果が否定的であれば、図13のステップ1031にすすむが、本ケースでは、ストレージ管理者113がRPO時刻を決定するので、判定の結果が肯定的となって、図13のステップ1025にすすむ。
ストレージ管理者113が、RPO時刻をストレージ管理プログラム131に設定する。例えば、ストレージ管理者13は、リストアによるデータ戻しの影響をできるだけ少なくするために、RPO時刻として、障害発生時刻の直前(例えば1秒前)に設定する。ストレージ管理プログラム131は、設定されたRPO時刻(例えば19時00分03秒)と、リストア対象のDVOL181のVOL識別子とを含んだリストア指示を作成し、それを、ストレージ障害の発生したストレージシステム105に送信する(図12のステップ1004)。ここでは、例えば、リストア指示に含まれるVOL識別子は、ストレージ障害の発生したストレージシステム105に存在する全てのDVOL181にそれぞれ対応したVOL識別子とされる。ストレージシステム105では、リストア制御プログラム193が、そのリストア指示に応答して、そのリストア指示で指定されている全てのDVOL181について、リストア処理を実行し、リストア処理が終了したならば、リストア完了報告を、ストレージ管理ホスト101に送信する。
ストレージ管理プログラム131が、リストアにより業務に影響が生じるDVOL(以下、影響DVOL)を特定する(図12のステップ1005)。図8を参照して具体的に説明する。図8は、図6のデータ変更履歴テーブル137を基に、18時59分59秒より後から障害発生時刻19時00分04秒までの各1秒間にDVOL1〜6(ボリューム1〜6)で差分が生じたか否かを示した図である。データ変更履歴テーブル137には、どの時刻でどのDVOL181で差分があるかが記録されているが、時刻としては、例えば、障害発生時刻(例えば19時00分04秒)まで記録されている。ストレージ管理プログラム131は、データ変更履歴テーブル137を参照して、ストレージ管理者113により設定されリストア指示で指定したRPO時刻(例えば19時00分03秒)より後のどの時刻で差分が生じたDVOL181を、影響DVOLとして特定する。RPO時刻より後の時刻で差分の生じたDVOL181が影響DVOLとなる理由は、RPO時刻におけるデータのリストアにより、RPO時刻より後のデータ更新が無効となってしまい、リストアされたデータのあるボリュームを使用する業務に影響が生じるためである。図8の例では、RPO時刻(19時00分03秒)より後の障害発生時刻(19時00分04秒)までに差分の生じたDVOL2(ボリューム2)、DVOL3(ボリューム3)、DVOL4(ボリューム4)が、影響DVOLとして特定されることになる。
図12のステップ1006で、ストレージ管理プログラム131は、影響DVOLのVOL識別子をキーに、AP管理テーブル133を参照することで、リストアの影響を受ける業務を実行するAP119(すなわち、そのVOL識別子に対応したAP名)を特定し、且つ、そのAP119を実行する業務ホスト101(すなわち、そのVOL識別子に対応したホスト名)を特定する。
図12のステップ1007で、ストレージ管理プログラム131が、特定された業務ホスト101のAP管理プログラム117に、例えば、下記4種類の情報要素を送信する。
(1)ステップ1004のリストア指示で指定されたRPO時刻(例えば19時00分03秒)、
(2)障害発生時刻(例えば19時00分04秒)、
(3)通知先のAP管理プログラム117のどの管理対象AP119にどのDVOL181が割当てられているかを表す割り当て情報(例えば、AP管理テーブル133から特定される、AP名とVOL識別子との対応)、
(4)各管理対象AP119に割り当てられている各DVOL181のデータ更新状況(例えば、データ変更履歴テーブル137から特定される、時刻と差分マーク有無との対応)。
図13のステップ1025で、AP管理プログラム117が、上記4種類の情報要素((1)〜(4)の情報要素)を受信する。
図13のステップ1026で、AP管理プログラム117は、受信した4種類の情報要素を基に、AP稼動状況描画処理などを実行して、図9に例示するAP管理支援GUI(Graphical User Interface)601Aを作成し、そのGUI601Aを、業務ホスト101の図示しない表示装置に表示する。以下、図9のAP管理支援GUI601Aの作成及び表示について詳細に説明する。
図9のAP管理支援GUI601Aは、業務ホスト1のAP管理プログラム1により表示されるGUIの例である。AP管理プログラム1は、情報要素(3)の割り当て情報として、AP1に、ボリューム1、ボリューム3及びボリューム5が割当てられていて、AP2に、ボリューム2及びボリューム5が割当てられていることを表す情報を受信する。また、AP管理プログラム1は、情報要素(4)のデータ更新状況としては、管理対象であるAP1、AP2及びAP3に割当てられているボリューム1、ボリューム2、ボリューム3及びボリューム5のそれぞれのデータ更新状況を受信し、他のDVOL181(つまり、管理対象AP119に割当てられていないDVOL181)についてのデータ更新状況を受信しない(或いは、受信しても、表示しないよう制御しても良い)。
AP管理プログラム1は、ボリューム1、2、3及び5のデータ更新状況(どの時間でどのDVOLに差分が生じたか)と、AP1、2及び3の稼動状況(どの時間でどのAPが稼動していたか)とを、並べて表示する。以下、便宜上、データ更新状況が表示される領域351を、「データ更新状況表示エリア351」と呼び、APの稼動状況が表示される領域353を、「AP稼動状況表示エリア353」と呼ぶ。データ更新状況表示エリア351と、AP稼動状況表示エリア353とが、それぞれ、表示をスクロール可能に構成されたGUIであってもよい。
データ更新状況表示エリア351には、4つのボリューム1、2、3及び5のそれぞれ対応した4つの時間軸(水平方向に長い時間軸)が用意され、4つの時間軸が上下方向に等間隔に並べられる。並べられた4つの時間軸における各位置は、鉛直方向に沿って並んでおり、同じ時刻を意味する。
各時間軸の近傍には、どのDVOLに対応した時間軸であるかと、そのDVOLがどのAPに割当てられているかを表す文字(例えば、VOL識別子とAP名)が表示される。
各時間軸には、情報要素(4)のデータ更新状況を基に、差分マーク有りに対応した1秒間に対応した位置に、その1秒間に相当する長さ分の、差分有りを意味する帯状図形(例えば半透明の図形)が重ねて表示される。もし、K秒間(Kは2以上の整数)連続して差分が生じていれば、帯状図形も連続することになるため、結果として、帯状図形の長さは、そのK秒間の長さ分となる。
4つの時間軸のうちの少なくとも一つの時間軸おける各位置の近傍(例えば真下)に、その位置に相当する時刻を表す数字が表示される。また、表示されている複数の時刻のうち、障害発生時刻である時刻については、更に、障害発生時刻であることを意味する表示(例えば、“障害発生”という文字の表示や、時刻を表す数字の色や太さを変えるなどの強調表示)がされる。また、表示されている複数の時刻のうち、RPO時刻である時刻については、更に、RPO時刻であることを意味する表示(例えば、“RPO時刻”という文字の表示や、時刻を表す数字の色や太さを変えるなどの強調表示)がされる。
AP稼動状況表示エリア353には、3つのAP1、2、3のそれぞれ対応した3つの時間軸(水平方向に長い時間軸)が用意され、3つの時間軸が上下方向に等間隔に並べられる。並べられた3つの時間軸と、データ更新状況表示エリア351で並べられた4つの時間軸とにおいて、上下方向に並んだ各位置は、同じ時刻を意味する。
各時間軸の近傍には、どのAPに対応した時間軸であるかを表す文字(例えば、AP名)が表示される。
各時間軸には、各APに対応したログファイルに記録されている稼動状況情報を基に、稼動中に対応した1秒間に対応した位置に、その1秒間に相当する長さ分の、稼動中を意味する帯状図形(以下、例えば半透明の図形)が重ねて表示される。もし、K秒間(Kは2以上の整数)連続して稼動していれば、帯状図形も連続することになるため、結果として、帯状図形の長さは、そのK秒間の長さ分となる。
AP稼動状況の表示は、例えば、図14に示すAP稼動状況描画処理によって行うことができる。すなわち、AP管理プログラム1が、管理対象のAP1、2及び3の各々のログファイルを参照して(ステップ1041)、AP1、2及び3の稼動状況を取得する(ステップ1042)。そして、AP管理プログラム1は、取得した各稼動状況から、データ更新状況が表す時間幅分(例えば18時59分59秒より後から19時00分04秒まで)における稼動状況を抽出し(ステップ1043)、抽出された稼動状況を、AP稼動状況表示エリア353に描画する(ステップ1044)。
以上のAP管理支援GUI601Aを参照したAP管理者1は、ストレージ障害によるデータリストアの影響を受けたAPを特定することができる。1つのDVOLを複数のAPが共有していても、APの稼動状況が、DVOLのデータ更新状況と並べて表示されるため、DVOLに対するデータ更新がどのAPの稼動によって行われたのかを特定することができる。図9のGUI601Aからは、RPO時刻の後に更新が生じていたのはDVOL2及びDVOL3で、RPO時刻の後に稼動していたのはAP2及びAP3なので、AP2及びAP3について、稼動を再開すれば良いことがわかる。また、どの時刻以降の稼動を再開させるかであるが、19時00分03秒において、AP3が稼動中であったため、19時00分02秒以降の稼動を再開するのが望ましいことがわかる。そのため、AP管理者1は、AP3について、19時00分02秒以降の稼動を再開させ、AP2について、19時00分03秒以降の稼動を再開させることで、業務を継続させることができる。
なお、リストアによる影響を直接受けていないボリュームに関して、業務上、AP管理者111が、リストアを必要とした場合、ストレージ管理者113に、リストア対象のDVOLと希望するRPO時刻を通知してもよい。
(第二のケース:ストレージ障害が発生し、AP管理者111が、RPO時刻を決定して、ストレージ管理者113に、リストアを依頼するケース。)
ストレージ障害が発生した場合(図12のステップ1001でYES)、ストレージ管理プログラム131が、ストレージ障害発生の検知や通知を実行する(図12のステップ1002)。AP管理プログラム117は、ストレージ障害が発生した場合(図13のステップ1021でYES)、ストレージ障害発生の通知を受け(図13のステップ1022)、管理対象AP119を停止させる(図13のステップ1023)。
ストレージ管理者113がリストア作業を行うか否かの判定が行われる(図12のステップ1003、図13のステップ1024)。本ケースでは、図12のステップ1003の判定の結果が否定的となり、ステップ1012にすすみ、同様に、図13のステップ1024の判定の結果も否定的となり、図13のステップ1031にすすむ。
図12のステップ1012で、ストレージ管理プログラム131が、AP管理プログラム117に、例えば、下記3種類の情報要素を送信する。
(1)障害発生時刻(例えば19時00分04秒)、
(2)通知先のAP管理プログラム117のどの管理対象AP119にどのDVOL181が割当てられているかを表す割り当て情報(例えば、AP管理テーブル133から特定される、AP名とVOL識別子との対応)、
(3)各管理対象AP119に割り当てられている各DVOL181のデータ更新状況(例えば、データ変更履歴テーブル137から特定される、時刻と差分マーク有無との対応)。
図13のステップ1031で、AP管理プログラム117が、上記3種類の情報要素((1)〜(3)の情報要素)を受信する。
図13のステップ1032で、AP管理プログラム117は、受信した3種類の情報要素を基に、AP稼動状況描画処理などを実行して、図10に例示するAP管理支援GUI601Bを作成し、そのGUI601Bを、業務ホスト101の図示しない表示装置に表示する。
図13のステップ1033で、AP管理プログラム117は、(1)リスタート、(2)RPO時刻、いずれかを受ける。(1)のリスタートとは、リストア要求をストレージ管理プログラム133に出すのでなく、影響APに対する業務を再開する処理である。(2)のRPO時刻は、AP管理者111が、業務上、最も都合の良いと考えられるRPO時刻である。RPO時刻に加えて、どのDVOLをリストア対象にするかの選択も受ける。AP管理プログラム117が、例えば、設定されたRPO時刻において差分が生じているDVOLを自動的にリストア対象として選択しても良い。RPO時刻を受けた場合、AP管理プログラム117は、ストレージ管理プログラム131に、そのRPO時刻と選択されたDVOLのVOL識別子とを通知する。この場合、ストレージ管理プログラム131は、そのRPO時刻及びそのVOL識別子を指定したリストア指示を、そのVOL識別子に対応したDVOLを有するストレージシステム105に送信する(図12のステップ13)。
図10のAP管理支援GUI601Bについて説明する。なお、図10では、本ケース2での処理の特徴を理解し易くするために、データ更新状況の表示は、上述したケース1のそれとは対応していない。
この図10は、図9のGUI601Aと違って、RPO時刻という文字の表示は無い。本ケース2では、RPO時刻の設定は、AP管理者111が行うため、RPO時刻は、ストレージ管理プログラム131から通知されるものではないためである。
この図10のGUI601Bを見れば、AP管理者1は、影響DVOLが、ボリューム1及びボリューム2であることがわかる。障害発生時刻までに差分が生じているためである。
また、AP管理者1は、障害発生時にAP2及びAP3の両方が稼動していることから、影響DVOLであるボリューム1及び2は、AP2及びAP3の稼動によるものであることがわかる。
これらの状況把握から、AP管理者1は、RPO時刻として、19時00分02秒が最適であることがわかる。AP1,2の稼動終了とAP3の稼動開始の境目となっているためである。なお、この状況把握をAP管理プログラム1が行ってもよい。すなわち、AP管理プログラムが、情報要素(3)としてデータ更新状況と、管理対象であるAP1、AP2及びAP3のそれぞれのログファイルとを基に、上述の状況把握を行って、推奨のRPO時刻を算出し、算出されたRPO時刻を、上記GUI601B上に表示しても良い。この点は、後述の第三のケースでも同様に適用することが可能である。
以上が、第二のケースについての説明である。なお、GUIの表示のための処理の詳細については、第一のケースの処理と同様とすることができる。この点は、後の第三のケースについても同様である。
(第三のケース:ストレージ障害の発生とは関係無く、AP管理者111がRPO時刻を決定してリストアをストレージ管理者113に依頼するケース。)。
図13のステップ1021でNOとなり、図13のステップ1027で、AP管理プログラム117が、ストレージ管理プログラム131に、リストア依頼を送信する。そのリストア依頼には、AP情報が含まれる。このAP情報は、AP管理プログラム117がAP登録テーブル115を参照することにより取得された、各AP名を含んだ情報である。
図12のステップ1001でNOとなり、図13のステップ1008で、ストレージ管理プログラム131が、リストア依頼を受ける。ストレージ管理プログラム131は、リストア依頼中のAP情報に含まれている各AP名に対応したDVOLを、AP管理テーブル133を参照することにより特定する(ステップ1009)。そして、ストレージ管理プログラム131は、そのDVOLについてのデータ更新状況をデータ変更履歴テーブル137から特定する(ステップ1010)。ストレージ管理プログラム131は、ステップ1009で特定されたDVOLのVOL識別子を含む割当て情報と、ステップ1010で特定されたデータ更新状況とを、リストア依頼の送信元のAP管理プログラム117に送信する(ステップ1011)。
AP管理プログラム117は、図12のステップ1027の後、受信待ち状態となり(ステップ1028)、割り当て情報とデータ更新状況とをストレージ管理プログラム131から受信する(ステップ1029)。そして、AP管理プログラム117は、AP稼動状況描画処理等を実行じて、図11に例示するAP管理支援GUI601を表示する(ステップ1030)。
図11のAP管理支援GUI601は、業務ホスト2で表示されるGUIを例に採ったものである。このGUI601によれば、AP管理者2は、AP4の業務を再開すれば良いことを考えると、RPO時刻の選択肢として、19時00分01秒と19時00分02秒とがあることがわかる。また、AP4の稼動開始が19時00分02秒であるにもかかわらず、19時00分01秒より後から19時00分02秒までの時間に、ボリューム3で差分が生じていることから、その時間は、他の業務ホストのAPの稼動によって差分が生じたことがわかる。それ故、19時00分01秒をRPO時刻としてしまうと、他の業務ホストのAPによるデータ更新が無効になってしまうことがわかる。
そこで、AP管理者2は、自分が管理するAP4のみ業務を再開すれば業務に支障が無くまた他の業務ホストに悪影響を与えることが無いと考えられる、19時00分02秒をRPO時刻として選択し、ボリューム3及びボリューム4について、そのRPO時刻(19時00分02秒)におけるデータをリストアする要求を、AP管理プログラム2に入力することができる。この入力に応答して、AP管理プログラム2は、ボリューム3及び4と19時00分02秒をRPO時刻とすることを含んだリストア要求を、ストレージ管理プログラム131に送信する。ストレージ管理プログラム131が、そのリストア要求に応答して、RPO時刻(19時00分02秒)とボリューム3及びボリューム4がリストア対象であることのリストア指示を、ストレージシステム105に送信しても良い。
なお、図11の例では、業務ホスト2のいずれのAP4及び5が稼動していないにも関わらず、ボリューム3の時間軸に差分を表す帯状図形が表示されていることから、他の業務ホストのAPによる稼動で差分が生じたことがわかるようになっているが、AP管理プログラム2は、差分の生じた時間と、管理対象AP4、5の稼動している時間とが一致しない場合には、たとえ差分が生じていても、図15に例示するように、差分有りを表す帯状図形を隠蔽しても良い(表示しないようにしても良い)。
また、AP管理プログラム2は、他の業務ホストでのAPの稼動により差分が生じている箇所については、受け付けを拒否しても良い。例えば、AP管理プログラム2は、RPO時刻として19時00分01秒が選択された場合には、『選択できません』というメッセージを表示しても良い。なお、この場合には、図11に例示したように、他の業務ホスト1での稼動により差分が生じたことが表示されても良いし、図15に例示したように、他の業務ホスト1での稼動により差分が生じたことが隠されても良い(表示されなくても良い)。
<第二の実施形態>。
以下、本発明の第二の実施形態を説明する。以下、第一の実施形態との相違点を主に説明し、第二の実施形態との共通点については説明を省略或いは簡略する。
第二の実施形態では、複数のDVOLのうちの二以上のDVOLが、一つのボリュームグループとして管理される。
図16は、第二の実施形態におけるDVOL管理テーブルの構成例を示す。
DVOL管理テーブル161´には、どのDVOLがどのボリュームグループに属するかが更に登録されている。例えば、各DVOLのVOL識別子に対応したボリュームグループ名が登録される。ボリュームグループは、一つのストレージシステム内の二以上のDVOL181で構成されていても良いし、複数のストレージシステムに存在する二以上のDVOL181で構成されても良い(つまり、ボリュームグループが、複数のストレージシステムに跨っても良い)。例えば、ボリュームグループ3については、ストレージシステム1,2に跨っている。この場合、例えば、ストレージ管理プログラム131は、ストレージシステム1のストレージ障害のためにリストアを指示する際、ストレージシステム1内のボリューム1がストレージシステム2のボリューム6とボリュームグループ3を構成しているため、ボリューム6についても、同一のRPO時刻を指定したリストア指示をストレージシステム2に送信しても良い。
図17は、第二の実施形態におけるAP管理支援GUI601の一例を示す。
AP管理支援GUI601に、どのDVOLがどのボリュームグループに属するかが表示される。例えば、データ更新状況表示エリア351における各時間軸の近傍に書かれているVOL識別子の傍に、そのVOL識別子に対応するDVOLが属するボリュームグループのグループ名が表示される。AP管理者111は、どのDVOLがどのボリュームグループに属するかをも考慮して、AP管理プログラム117にリストア要求を送信させることができる。具体的には、例えば、AP管理者111は、ボリューム4をリストア対象としたい場合、ボリューム3がそのボリューム4と同じボリュームグループに属しているため、ボリューム4だけでなくボリューム3もリストア対象としてリストアするようAP管理プログラム117に指定することができる。
以上、本発明の幾つかの実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。例えば、ホスト計算機が、リストア指示をストレージシステムに送信しても良い。また、例えば、図9、図10などのようにグラフ形式の表示に限らず、他種の形式での表示、具体例として、図18に例示するような表形式での表示であっても良い。図18では、各行が各単位時間に対応しており、ボリュームの更新状況については、塗りつぶしてあるセルが、更新の生じた単位時間を意味し、APの稼動状況については、塗りつぶしてあるセルが、稼動している単位時間を意味する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るコンピュータシステムの構成例を示す。 図2は、JVOLの構成例を示す。 図3は、AP登録テーブルの構成例を示す。 図4は、AP管理テーブルの構成例を示す。 図5は、VOL管理テーブルの構成例を示す。 図6は、データ変更履歴テーブルの構成例を示す。 図7は、AP登録画面の一例を示す。 図8は、業務に影響のあるデータがあるDVOLの特定の説明図である。 図9は、第一のケースにおけるAP管理支援GUIの一例を示す。 図10は、第二のケースにおけるAP管理支援GUIの一例を示す。 図11は、第三のケースにおけるAP管理支援GUIの一例を示す。 図12は、ストレージ管理プログラムが行う処理の流れを示す。 図13は、AP管理プログラムが行う処理の流れを示す。 図14は、図13において実行されるAP稼動状況描画処理の流れを示す。 図15は、第三のケースにおけるAP管理支援GUIの変形例を示す。 図16は、本発明の第二の実施形態におけるDVOL管理テーブルの構成例を示す。 図17は、第二の実施形態で表示されるAP管理支援GUIの一例を示す。 図18は、AP管理支援GUIの一バリエーションを示す。
符号の説明
101…業務ホスト 117…AP管理プログラム 103…ストレージ管理ホスト 131…ストレージ管理プログラム

Claims (17)

  1. 指定された論理ボリューム内のRPO(Recovery Point Objective)時刻におけるデータをリストアするCDP(Continuous
    Data Protection)機能を有したストレージシステムにおける複数の論理ボリュームのうちの割当てられている論理ボリュームを指定したライト要求を発行するアプリケーションプログラムを一つ以上実行するホスト計算機と、
    前記ストレージシステムを管理する管理計算機と
    を備え、
    前記管理計算機が、
    どのアプリケーションプログラムにどの論理ボリュームが割当てられているかを表す第一の情報資源と、
    どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じたかを定期的に又は不定期的に前記ストレージシステムから取得して第二の情報資源に登録するボリューム更新管理部と、
    前記第一及び第二の情報資源を参照し、どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じその論理ボリュームがどのアプリケーションプログラムに割当てられているかを表す情報である更新管理情報を取得する更新管理情報取得部と、
    取得された更新管理情報を、該更新管理情報で表されるアプリケーションプログラムを有するホスト計算機に送信する更新管理情報送信部と
    を備え、
    前記ホスト計算機が、
    前記管理計算機から更新管理情報を受け付ける受付部と、
    受信した更新管理情報を基に、どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じその論理ボリュームにどのアプリケーションプログラムが割当てられているか表示するホスト制御部と
    を備える、
    アプリケーション管理支援システム。
  2. 前記管理計算機が、前記ストレージシステムで発生した障害を検知する障害検知部、を更に備え、
    送信される前記更新管理情報には、障害発生時刻が含まれ、
    前記ホスト制御部が、前記更新管理情報に含まれている障害発生時刻を表示する、
    請求項1記載のアプリケーション管理支援システム。
  3. 前記管理計算機が、前記ストレージシステムが有する論理ボリュームの識別情報とRPO時刻とを含んだリストア要求を前記ストレージシステムに送信するリストア制御部、を更に備え、
    送信される前記更新管理情報には、前記RPO時刻が含まれ、
    前記ホスト制御部が、前記更新管理情報に含まれているRPO時刻を表示する、
    請求項2記載のアプリケーション管理支援システム。
  4. 前記ホスト計算機が複数台あり、
    前記更新管理情報取得部が、障害発生時刻を含んだ時間に更新が生じた論理ボリュームである影響ボリュームを前記第一の情報資源を参照することにより特定し、該論理ボリュームが割当てられているアプリケーションプログラムである影響アプリケーションを前記第二の情報資源を参照することにより特定し、前記更新管理情報として、どの影響ボリュームでどの時間に更新が生じその影響ボリュームが割当てられている影響アプリケーションが何であるかを表す情報を取得し、
    前記更新管理情報送信部が、前記複数のホスト計算機のうちの前記影響アプリケーションを有するホスト計算機に前記更新管理情報を送信する、
    請求項2記載のアプリケーション管理支援システム。
  5. 前記一以上のアプリケーションプログラムの各々が、ライト要求の発生に関わる稼動の開始時刻と終了時刻をログ情報資源に記録し、
    前記ホスト制御部が、どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じその論理ボリュームにどのアプリケーションプログラムが割当てられているかと共に、前記ログ情報資源を基に、どのアプリケーションプログラムがどんな時間帯で稼動していたかを表示する、
    請求項1記載のアプリケーション管理支援システム。
  6. 前記管理計算機が、前記ストレージシステムで発生した障害を検知する障害検知部、を更に備え、
    送信される前記更新管理情報には、障害発生時刻が含まれ、
    前記ホスト制御部が、前記更新管理情報に含まれている障害発生時刻を表示する、
    請求項5記載のアプリケーション管理支援システム。
  7. 前記管理計算機が、前記ストレージシステムが有する論理ボリュームの識別情報とRPO時刻とを含んだリストア要求を前記ストレージシステムに送信するリストア制御部、を更に備え、
    送信される前記更新管理情報には、前記RPO時刻が含まれ、
    前記ホスト制御部が、前記更新管理情報に含まれているRPO時刻を表示する、
    請求項6記載のアプリケーション管理支援システム。
  8. 前記ホスト計算機が複数台あり、
    前記ホスト制御部が、アプリケーションプログラムが稼動していた時間帯以外の時間で、該アプリケーションプログラムが割当てられている論理ボリュームで更新が生じたのであっても、更新が生じたことを隠蔽する、
    請求項5記載のアプリケーション管理支援システム。
  9. 前記ホスト計算機が複数台あり、
    前記ホスト制御部が、RPO時刻の指定を受け付け、指定されたRPO時刻を前記管理計算機に通知するよう構成されており、アプリケーションプログラムが稼動していた時間帯以外の時間であって、該アプリケーションプログラムが割当てられている論理ボリュームで更新が生じた時間における時刻をRPO時刻とすることの指定を拒否する、
    請求項5記載のアプリケーション管理支援システム。
  10. 前記ホスト制御部が、GUI(Graphical User Interface)を介してRPO時刻の指定を受け付け、
    前記GUIに、どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じその論理ボリュームにどのアプリケーションプログラムが割当てられているかの第一の表示と、どのアプリケーションプログラムがどんな時間帯で稼動していたかの第二の表示とが並んでいる、
    請求項5記載のアプリケーション管理支援システム。
  11. 前記第一の表示と前記第二の表示の各々がグラフ或いは表であり、
    前記第一の表示における或る時刻に相当する位置と、前記第二の表示における該或る時刻に相当する位置とが、前記GUIにおいて鉛直方向或いは水平方向に並んでいる、
    請求項10記載のアプリケーション管理支援システム。
  12. 前記ホスト制御部が、管理対象とするアプリケーションプログラムの識別情報の入力を受け付け、入力されたアプリケーションプログラムの識別情報を、所定の情報資源に登録すると共に、前記管理計算機に通知し、
    前記管理計算機が、アプリケーションプログラムの識別情報を受け付けるアプリケーション識別情報受付部と、アプリケーションプログラムの識別情報とそのアプリケーションプログラムに割り当てる論理ボリュームの識別情報とを前記第一の情報資源に登録する第一情報資源更新部とを更に備える、
    請求項1記載のアプリケーション管理支援システム。
  13. 前記管理計算機が、どの論理ボリュームがどのボリュームグループに属するかを表す第三の情報資源を更に備え、
    前記更新管理情報には、どの論理ボリュームがどのボリュームグループに属するかを表す情報が含まれ、
    前記ホスト制御部が、どの論理ボリュームがどのボリュームグループに属するかも表示する、
    請求項1記載のアプリケーション管理支援システム。
  14. 指定された論理ボリューム内のRPO(Recovery Point Objective)時刻におけるデータをリストアするCDP(Continuous
    Data Protection)機能を有したストレージシステムを管理する管理計算機であって、
    どのアプリケーションプログラムにどの論理ボリュームが割当てられているかを表す第一の情報資源と、
    どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じたかを定期的に又は不定期的に前記ストレージシステムから取得して第二の情報資源に登録するボリューム更新管理部と、
    前記第一及び第二の情報資源を参照し、どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じその論理ボリュームがどのアプリケーションプログラムに割当てられているかを表す情報である更新管理情報を取得する更新管理情報取得部と、
    取得された更新管理情報を、該更新管理情報で表されるアプリケーションプログラムを有するホスト計算機に送信する更新管理情報送信部と
    を備える管理計算機。
  15. 指定された論理ボリューム内のRPO(Recovery Point Objective)時刻におけるデータをリストアするCDP(Continuous
    Data Protection)機能を有したストレージシステムのホスト計算機であって、
    前記ストレージシステムにおける複数の論理ボリュームのうちの割当てられている論理ボリュームを指定したライト要求を発行し、ライト要求の発生に関わる稼動の開始時刻と終了時刻をログ情報資源に記録する一以上のアプリケーションプログラムと、
    どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じその論理ボリュームがどのアプリケーションプログラムに割当てられているかを表す情報である更新管理情報を、前記ストレージシステムを管理する管理計算機から受け付ける受付部と、
    受信した前記更新管理情報と前記ログ情報資源とを基に、どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じその論理ボリュームにどのアプリケーションプログラムが割当てられているかと、どのアプリケーションプログラムがどんな時間帯で稼動していたかとを表示するホスト制御部と
    を備えるホスト計算機。
  16. 指定された論理ボリューム内のRPO(Recovery Point Objective)時刻におけるデータをリストアするCDP(Continuous
    Data Protection)機能を有したストレージシステムにおけるどの論理ボリュームでどの時間に更新が生じたかを定期的に又は不定期的に前記ストレージシステムから取得して第二の情報資源に登録し、
    どのアプリケーションプログラムにどの論理ボリュームが割当てられているかを表す第一の情報資源と、前記第二の情報資源とを参照し、どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じその論理ボリュームがどのアプリケーションプログラムに割当てられているかを表す情報である更新管理情報を取得し、
    その更新管理情報を基に、どの論理ボリュームでどの時間に更新が生じその論理ボリュームにどのアプリケーションプログラムが割当てられているかを、アプリケーションプログラムを実行するホスト計算機に表示する、
    アプリケーション管理支援方法。
  17. 前記ホスト制御部が、前記更新管理情報と前記ログ情報資源とに基づいて推奨のRPO時刻を算出し表示する、
    請求項5記載のアプリケーション管理支援システム。
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