JP5038671B2 - 検査項目選定装置、検査項目選定方法、及び検査項目選定プログラム - Google Patents

検査項目選定装置、検査項目選定方法、及び検査項目選定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、個人ごとの身体情報に基づいて罹りやすい疾病を予測し、予測結果を勘案して最適な検査項目を選定する技術に関する。
近年、データマイニング等の統計的手法の急速な発達、及び統計的手法に用いられる各種データの充実化により、個人の身体に関わる様々な状況変化を予測することが可能となってきた。将来的な状況変化の予測は、医療方針や健康の維持又は向上の指導等の形で役立てられている。
例えば、個人の身体情報をもとにその個人の健康余命を予測し、予測結果を健康管理計画の策定やその健康管理計画を実施することによる効果の予測に役立てる技術が提示されている(例えば、「特許文献1」参照。)。
この技術は、喫煙、飲酒、運動に関する日常生活習慣や肥満、高血圧、高脂血、高血糖、高尿酸等の診断結果等の個人の身体に関わる身体情報を利用する。また、予め、これら各種身体情報の組み合わせを有する一定の母集団に基づき、これら各種身体情報の組み合わせを有する個人が健康な状態で生存している確率を年齢毎に区分した基礎データを用意しておく。例えば、喫煙有り、飲酒有り、及び肥満の人が0歳を100%として各年齢で何%の割合で健康な状態で生存しているかの基礎データを用意しておく。この基礎データに個人の身体情報を当てはめ、健康余命の予測値を算出する。そして、健康余命の予測値に応じて将来の疾病や障害の発症の程度を判断し、判断結果に基づいて、健康診断の実施間隔などを決定する計画を作成する。
また、例えば、個人の身体情報をもとに所定の疾病の発症確率を予測し、予測結果を予測に利用した身体情報の値とともに色分け表示する技術が提示されている(例えば、「特許文献2」参照。)。
この技術は、BMI(Body Mass Index)や血糖値等の身体情報を用いて糖尿病の発症確率を統計的な手法により求め、その発症確率や予測に身体情報の値をその程度によって色分け表示してリスクを明示するものである。この表示をもとに医師等による疾病発症の疑いや生活指導に役立てられる。
ところで、現在、疾病の発見を目的とした検診では、特定の疾病を発見するために全ての人が一律に同じ内容の検査を受けている。例えば、胃ガンの発見を目的として検査を受ける人は、X線バリウム造影検査を一律に受けることが一般的である。
しかしながら、どのような疾病に罹りやすいかは、個人によって大きく異なる。ある疾病が発症しやすい人もいれば、その疾病は発症しにくく、別の疾病が発症しやすい人もいる。また、その疾病に罹り易さの程度も個人によって大きく異なる。
従って、一律に同じような疾病を発見することを目的に、一律に同じような検査を受けているため、個人に最適な検査がなされず、多くの疾病が見逃されがちとなっている。また、その人には必要のない検査を受けることにより、結果的に検診を受ける者に無駄な身体的負担及び精神的負担、さらには金銭的負担を追わせることとなっている。
個人の身体情報をもとにその個人の健康余命を予測し、予測結果を健康管理計画の策定やその健康管理計画を実施することによる効果の予測に役立てる技術では、健康余命からある程度の疾病発症は観念できるが、その観念からはどの疾病が発症するかを予測することはできず、従ってどの検査を受ければいいか選定することはできない。
一方、個人の身体情報をもとに所定の疾病の発症確率を予測し、予測結果を予測に利用した身体情報の値とともに色分け表示する技術では、疾病毎の発症確率を予測することはできるものの、その予測結果を如何様に扱うかの手法が確立されているとは言えない。従って、この疾病発症確率の予測結果は、参考程度に留まってしまい、結局は、一律に同じような疾病を発見することを目的に、一律に同じような検査を受けることとなる。
したがって、従来の技術では、統計的な手法により個人の身体に関わる様々な状況変化を予測することが可能となったとはいえ、個人毎に最適な検査項目を選定することは困難であり、多くの疾病が見逃され、また検診を受ける者に無駄な身体的負担及び精神的負担、さらには金銭的負担を追わせていることにはかわりない。
特開2003−167959号公報 特開2005−49921号公報
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、個人ごとの身体情報に基づいて罹りやすい疾病を予測し、予測結果を勘案して最適な検査項目を選定する技術を提供することにある。
上記課題を解決するための第1の態様は、数値で表された個人の身体に係る診断項目毎の情報を含む身体情報を正規化し、該正規化した身体情報と予め記憶しておいた前記診断項目と所定疾病との相関関係を示す相関係数とに基づき、今後の時間経過に対応した前記所定疾病の疾病発症確率を算出する発症確率算出手段と、予め前記所定疾病毎に前記疾病発症確率に対応した段階的な選定基準情報を検査精度情報として記憶しており、前記算出された疾病発症確率が満足する検査精度情報を出力する基準生成手段と、予め前記検査精度情報毎にそれぞれ1又は複数の疾病に対する検査項目を記憶する検査項目データベースと、前記算出された疾病発症確率を満足する検査精度情報を基に1又は複数の検査項目を前記検査項目データベースから検索する検索手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1の態様によっては、疾病発症確率に応じて個人毎に最適な検査を実施することができ、疾病発見の効率性が向上する。また無駄な検査が減ることによって受診者の検査に係る身体的負担及び精神的負担を軽減することができる。
以下、本発明に係る検査項目選定の好適な各実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る検査項目選定方法は、個人の身体情報から統計的手法により各種の疾病発症確率を予測し、予測した疾病発症確率に応じた検査項目の選定基準を生成し、その選定基準を満足する属性を有する検査項目を選定するものである。
検査項目の選定に利用される検査項目の属性は、例えば、検査精度、検査のコスト、検査の危険性、検査による侵襲度、検査の信頼性、検査時間、検査による身体的又は精神的な負担等であり、数値化又は区分化して表す。選定基準は、検査項目の選定に利用される検査項目の属性に合わせた種類のものとなる。疾病発症確率をその程度により区分化して、この区分に、選定に利用する検査項目の属性の数値や区分を対応付けし、予測した疾病発症確率が属する区分に対応付けられた検査項目の属性の数値や区分を選定基準とする。または、疾病発症確率をパラメータとして、選定に利用される検査項目の属性値との比較対象を選定基準として生成する。そして、選定基準を満足する属性を有する検査項目を選定する。
第1の実施形態においては、疾病発症確率対検査精度に基づき検査項目を選定する。即ち、選定基準は、疾病発症確率に応じて推奨される検査精度である。検査項目の属性は、その検査の検査精度である。推奨される検査精度を満足する検査精度を有する検査項目を選定する。
この検査項目選定方法は、例えばコンピュータに検査項目選定方法を実現させるためのプログラムを実行させることで行われる。
図1は、第1の実施形態に係る検査項目選定方法を使用する検査項目選定装置の構成を示すブロック図である。
この検査項目選定装置1は、例えば演算制御部(CPU:Central Processing Unitやグラフィックチップ)、主記憶部(RAM:Random Access Memory)、外部記憶部(HDD:Hard Disk Drive)を共通線で接続して相互にデータ入出力可能としたコンピュータと、モニタ及び入力インターフェースで構成される。外部記憶部に検査項目選定方法を実現させるプログラムを記憶し、そのプログラムを適宜実行する。モニタは、LCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイあるいはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイで構成される。入力インターフェースは、キーボードやホイールトラッキング機能を有するマウス等である。
外部記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより検査項目選定装置1は、確率算出部10と、身体情報保持部11と、疾病リスク情報データベース12と、基準生成部20と、選定基準データ記憶部21と、検索部30と、検査項目データベース31とを備える。
確率算出部10、身体情報保持部11、及び疾病リスク情報データベース12は、疾病発症確率を算出するための構成である。基準生成部20、選定基準データ記憶部21、検索部30、及び検査項目データベース31は、検査項目を選定するための構成である。
まず、疾病発症確率の算出について説明する。確率算出部10は、身体情報と疾病リスク情報を用いて今後所定期間内における個人の疾病発症確率を算出する。身体情報は、健康診断等により得られた血圧等の診断情報や遺伝子解析により得られた遺伝子情報である。疾病リスク情報は、身体情報を疾病発症確率の分布の何れに属するかを明示する変数に変換する正規化関数と、正規化により得られた変数と疾病発症との相関関係を示す相関係数である。
確率算出部10は、疾病リスク情報を用いて、身体情報に対して疾病発症確率の分布の何れに属するかを示す正規化を行い、正規化された身体情報と疾病発症との相関関係を示す相関係数で補正することで、一つの身体情報から得られる疾病発症確率を求める。さらに各身体情報から得られた疾病発症確率を合算し、総合的な疾病発症確率を求める。
即ち、確率算出部10は、以下の計算式により疾病発症確率を演算する。
Figure 0005038671
Figure 0005038671
eは、身体情報jに基づく疾病iの今後t年間における疾病発症確率である。fは、身体情報jの値Xを正規化関数f(X)で正規化して得た変数である。Aijは、疾病iにおける身体情報jの値Xを正規化関数f(X)で正規化して得た変数と疾病発症との相関関係を示す相関係数である。Ai0は、個人の身体情報jの値Xの如何に問わず誰においても疾病iが発症する基礎的な確率を示す。
確率算出部10は、上記計算式に身体情報jの値Xと正規化関数f(X)と相関係数Aijと年数tを当てはめて、今後t年間の疾病発症確率を算出する。
年数tは、外部記憶部に予め記憶されている。例えば、t=3又はt=5が記憶され、t=3を読み出すことにより今後3年間の疾病発症確率を算出し、t=5を読み出すことにより今後5年間の疾病発症確率を算出する。年数tは、疾病i毎に設定されていてもよいし、疾病iの種類を問わず一律の年数が設定されていてもよい。入力インターフェースを用いて入力されたデータが年数tとして記憶される。例えば、疾病iのどの年数tの疾病発症確率が最もよく実際に近似しているかの新たな知見が得られた時点で追加や修正を行えばよい。
各種身体情報jの値Xは、身体情報保持部11に記憶されている。確率算出部10は、身体情報保持部11から疾病発症確率を算出しようとする疾病iの発症に関与する身体情報jの値Xを読み出す。
正規化関数f(X)と相関係数Aijは、疾病リスク情報データベース12に記憶されている。疾病リスク情報データベース12に記憶された正規化関数f(X)及び相関係数Aijのうち、身体情報jの値Xに基づく疾病発症確率の算出に必要な正規化関数f(X)及び相関係数Aijを読み出す。
図2及び図3は、疾病リスク情報データベース12を示す。図2は、正規化関数f(X)のデータベースを示し、図3は、相関係数Aijのデータベースを示す。
図2に示すように、疾病リスク情報データベース12には、疾病発症確率の算出に利用する身体情報jの種別情報と、その身体情報jの種別に対応する個人の身体情報jの値Xを正規化するための正規化関数f(X)の種別情報と、正規化関数f(X)の実行ファイルが関連づけられて記憶されている。
疾病リスク情報データベース12に記憶される身体情報jの種別情報は、既知の知見から疾病発症に関与すると考えられている身体情報jの種別情報である。この身体情報jの種別情報は、「j=1,2,3・・・」や「アンジオシン変換酵素(ACE)異変,血糖値,総コレステロール・・・」のように記号または名称で記憶されている。
疾病リスク情報データベース12に記憶される正規化関数f(X)の種別情報は、既知の知見から身体情報jが疾病発症確率の分布の何れに属するかを最もよく表す正規化関数f(X)の種別情報である。この正規化関数f(X)の種別情報は、「f(X),f(X),f(X)・・・」や「2値,ステップ関数,シグモイド関数・・・」のように記号又は名称で記憶されている。
正規化関数f(X)の実行ファイルは、疾病リスク情報データベース12に直接記述されていてもよい。又は疾病リスク情報データベース12に正規化関数f(X)の実行ファイルが記憶されているディレクトリ等の記憶先パスが記憶されていてもよい。
身体情報jの種別情報や正規化関数fj(X)の種別情報は、入力インターフェースを用いて入力され、疾病リスク情報データベース12に記憶される。例えば、新たな知見が得られた時点で追加や修正を行えばよい。
疾病リスク情報データベース12には、例えば、アンジオテンシン変換酵素(ACE)異変の種別情報「j=1」に対して、アンジオテンシン変換酵素異変の有無を2値のいずれかに正規化する2値関数の種別情報「f(X)」が記憶されている。この種別情報は、オフセット値とスケール値とを含み記憶される。血糖値の種別情報「j=2」に対しては、ステップ関数の種別情報「f(X)」が記憶されている。この種別情報は、オフセット値とスケール値とを含み構成される。総コレステロール値の種別情報「j=3」に対しては、シグモイド関数の種別情報「f(X)」が記憶されている。この種別情報は、オフセット値とスケール値とを含み記憶される。喫煙歴の種別情報「j=4」に対しては、リニア関数の種別情報f(X)が記憶されている。この種別情報は、オフセット値とスケール値とを含み記憶される。血圧値の種別情報「j=5」に対しては、指数関数の種別情報「f(X)」が対になって記憶されている。この種別情報は、オフセット値とスケール値とを含み記憶される。正規化血圧・血糖値積の種別情報「j=6」に対しては、血糖値をステップ関数で正規化して得た値と血圧値を指数関数で正規化して得た値との積を求める関数の種別情報f(X)が記憶されている。また、アンジオテンシン変換酵素(ACE)異変−血糖値論理積の種別情報「j=7」に対しては、アンジオテンシン変換酵素異変の有無を2値のいずれかに正規化する2値関数で得た値と血圧値を指数関数で正規化して得た値の論理積を求める関数の種別情報「f(X)」が記憶されている。
確率算出部10は、身体情報jの種別情報を順次参照して(j=1,2,3・・・)、この種別情報で識別された身体情報jの値Xを身体情報保持部11から読み出す。また、参照した身体情報jの種別情報と対になっている正規化関数f(X)の種別情報を参照して、実行する正規化関数f(X)を選択する。実行する正規化関数f(X)に関連づけられたファイルを読み出し、身体情報保持部11から読み出した身体情報jの値Xの正規化を実行する。
また、図3に示すように、疾病リスク情報データベース12には、正規化して得た身体情報jの変数fを補正する相関係数Aijが変数f及び疾病iの組み合わせ毎に記憶されている。この相関係数Aijは、既知の知見から、正規化して得た変数fと疾病発症との相関関係を最もよく表す係数が用意される。入力インターフェースを用いて入力された相関係数Aijが疾病リスク情報データベース12に記憶される。例えば、新たな知見が得られた時点で追加や修正を行えばよい。
確率算出部10は、各変数f(j=1,2,3・・・)を算出すると、疾病リスク情報データベース12から相関係数Aijを各疾病iと各変数fとの組み合わせにつき順次読み出し、変数fをAijで補正し、一の身体情報jに対する各種疾病iの疾病発症確率を順次算出していく。そして、各種身体情報jに対する疾病iの疾病発症確率を足し合わせ、最終的に必要な総合的な疾病発症確率を求める。
図4は、身体情報保持部11に記憶されている個人の身体情報jを示す図である。
図4に示すように、身体情報保持部11には、数値化又は存在の有無を表す記号化された個人の各種身体情報jが記憶されている。この個人の身体情報jは、診断情報及び遺伝子情報からなる。診断情報は、電子カルテそのもの又は電子カルテから情報を抽出してデータベース化したものである。身体情報jの値Xは、最終的には数値で表される。例えば、アンジオテンシン変換酵素異変の有無等は、存在すれば「1」、存在しなければ「0」等の2値の数値により表される。過去に盲腸炎となった病歴があれば、その経過年数、手術の有無、完治の有無、投与した薬剤、薬剤を投与した量、薬剤を投与してからの経過年数等を数値化する。遺伝子情報は、個人が有する疾病iに関与する遺伝子の名称又はその遺伝子が多分類型である場合には多型分類名までがデータベース化されるが、疾病発症確率の算出の前段階でその遺伝子の存在を示す「1」等の記号に置き換えられる。
診断情報としては、具体的には、電子カルテ記載の個人の年齢、性別、身長、体重、収縮期血圧、拡張期血圧、肥満度、BMI(Body Mass Index)指数、体脂肪率、視力、蛋白、糖、潜血、白血球数、赤血球数、血色素量、ヘマトクリット、GOT、GPT、γ−GTP、AL−P、総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、尿酸、クレアチニン、血糖、HbA1c等の個人の有する身体的数値、盲腸炎、右足首捻挫、胆石症、アレルギーの有無等の病歴、及び各種血液生化学検査等の身体情報jがその値Xとともに身体情報保持部11に記憶される。
この診断情報は、電子カルテを読み込む、抽出したい項目を入力インターフェースを用いて入力する等により身体情報保持部11に記憶させておく。電子カルテの書式標準化により項目毎に定義されたタグが存在し、そのタグ以下に対応する診断情報が記載されている場合には、電子カルテから必要な項目のタグを検索して、必要な診断情報を取得していく。
電子カルテは、病院内のネットワークを通じて病院情報システム(HIS:Hospital Information System)から取得するようにしてもよい。この場合、検査項目選定装置1は、LANインターフェースを有し、病院内のネットワークに通信可能に接続される。
遺伝子情報としては、具体的には、例えば肺ガン発病に関与しているとされる「CYP1A1」や「GST1」遺伝子が個人に存在すれば、その遺伝子名と、分類「A型、B型、C型」や「+型、−型」を記憶させておく。
遺伝子配列として個人が有する全ての遺伝子名を記憶している場合には、疾病iに関与する既知の遺伝子名及び分類又は遺伝子配列によりスクリーニングをして、個人が有する疾病に関与する遺伝子情報を抽出する。そのため、身体情報保持部11とは別に、疾病iに関与する既知の遺伝子データベースを備えるようにしてもよい。
確率算出部10は、疾病リスク情報データベース12に記憶されている身体情報jの種別情報を読み出し、身体情報保持部11からこの種別情報に対応する身体情報jの値Xを得る。
図5は、この確率算出部10による疾病発症確率の算出動作を示すフローチャートである。
まず、確率算出部10は、身体情報jの種別情報をj=1、疾病iの種別をi=1に初期化する(S11)。
初期化すると、身体情報保持部11から身体情報jの値Xを読み出す(S12)。さらに、身体情報jと対になった正規化関数f(X)の種別情報を疾病リスク情報データベース12から参照して、この種別情報に関連づけられている正規化関数f(X)の実行ファイルを読み出す(S13)。
各種データを読み出すと、確率算出部10は、正規化関数f(X)に身体情報iの値Xを代入し、正規化された身体情報iの変数fを計算する(S14)。
身体情報jの値Xを正規化すると、確率算出部10は、j=j+1として(S15)、j>Nでなければ(S16,No)、S12〜S15を繰り返し、各身体情報jを正規化する。尚、Nは、疾病発症確率の算出に使用する身体情報jの数である。Nは、身体情報保持部11や疾病発症リスク情報データベース12の修正や追加に応じて可変し、修正や追加の確定により確率算出部10に更新記憶される。
j>Nであれば(S16,Yes)、確率算出部10は、j=1に初期化し(S17)、疾病リスク情報データベース12から相関係数Ai0及び相関係数Aijを読み出しながら、順次j=j+1とし、今後1年間に疾病iが発症する疾病発症確率eを算出する(S18)。確率eを算出すると、予め設定されている年数tに従って、今後t年間に疾病iが発症する疾病発症確率e (t)を算出する(S19)。
疾病発症確率e (t)を算出すると、確率算出部10は、i=i+1として(S20)、i>imaxでなければ(S21,No)、S18及びS20を繰り返し、今後t年間の疾病発症確率e (t)を疾病i(i=1,2,3・・・)毎に算出する。尚、imaxは、疾病発症確率を算出する疾病iの数である。imaxは、疾病発症リスク情報データベース12の修正や追加に応じて可変し、修正や追加の確定により確率算出部10に更新記憶される。
i>imaxとなり(S21,Yes)、全ての疾病iについての疾病発症確率e (t)が算出されると、確率算出部10は、モニタに算出された疾病発症確率を表示して(S22)、処理を終了する。
図6は、算出された疾病発症確率を表示する画面を示す模式図である。
確率算出部10は、疾病発症確率を算出すると、モニタに疾病発症確率を表示する。表示画面には、疾病iの疾病発症確率と疾病iの名称が対になって表示される。
次に、疾病発症確率に応じた検査項目の選定について説明する。検査項目の選定では、基準生成部20が選定基準として疾病発症確率に応じた検査精度を生成し、検索部30が検査精度の選定基準を満足する検査精度を有する検査項目を検索する。
基準生成部20は、選定基準データを用いて、算出された疾病発症確率の程度により検査精度情報を生成する。検査精度情報は、検査により疾病が発見できる確率をランクで表した情報であり、ランク別に区分された選定基準情報である。選定基準データは、選定基準データ記憶部21に記憶されている。
図7に、第1の実施形態に係る選定基準データを示す。選定基準データは、疾病i別に疾病発症確率が場合分けされた区分Divとこの区分Divに対応付けられた検査精度ランクRとを記憶するテーブルである。疾病発症確率の区分Divは、疾病発症確率を算出する年数t毎に記憶されている。例えば、疾病iが「結腸ガン」の場合は、「今後3年間の疾病発症確率が3%以上」、「今後3年間の疾病発症確率が1%以上3%未満又は今後5年間の疾病発症確率が1.5%以上」、及び「今後3年間の疾病発症確率が0.5%以上1%未満」の区分Divに分けられている。さらに、検査精度ランクRとして、「今後3年間の疾病発症確率が3%以上」の区分Divに対して「ランクA」が対応付けられ、「今後3年間の疾病発症確率が1%以上3%未満又は今後5年間の疾病発症確率が1.5%以上」の区分Divに対して「ランクB」が対応付けられ、「今後3年間の疾病発症確率が0.5%以上1%未満」の区分Divに対して「ランクC」が対応付けられている。検査精度ランクRは、ランクを示すアルファベットが若くなるにつれ、検査精度が高いことを示す。
基準生成部20は、疾病iに対する選定基準データを読み出して、算出された疾病発症確率が含まれる区分Divを検索し、この区分Divに対応付けられた検査精度ランクRを取得する。算出された疾病発症確率が含まれる区分Divがない場合は、検査精度ランクRを取得しない。疾病発症確率が低いため、検査項目を選定する必要がないためである。
検索部30は、基準生成部20が得た検査精度ランクRを検査項目データベース31から検索することで、検査項目を選定する。疾病iに関する検査項目から、基準生成部20により取得された選定基準情報(取得された検査精度ランクR)と同一の検査精度ランクRを有する検査項目を検索する。
図8に、検索部30により検索される検査項目データベース31を示す。検査項目データベース31は、疾病i毎にその疾病iを検査可能な各種検査項目を記憶し、さらに各検査項目を検査精度ランクR別に区分している。例えば、結腸ガンに対しては、生化学検査(結腸ガンマーカ)、大腸内視鏡検査、大腸組織生検が検査項目として記憶されている。生化学検査(結腸ガンマーカ)は、ランクCに区分され、大腸内視鏡検査は、ランクBに区分され、大腸組織生検は、ランクAに区分されている。
検索部30は、検査精度ランクRが得られた疾病iの検査項目データベース31を参照し、得られた検査精度ランクRに区分されている検査項目を選出する。
図9は、この基準生成部20及び検索部30による第1の実施形態に係る検査項目の選定動作を示すフローチャートである。
まず、基準生成部20は、疾病iの種別をi=1に初期化する(S31)。初期化すると、確率算出部10が算出した疾病iの今後t年間の疾病発症確率e (t)を読み出し(S32)、次いで選定基準データ記憶部21から疾病iの選定基準データを読み出す(S33)。
疾病iの今後t年間の疾病発症確率e (t)と疾病iの選定基準データを読み出すと、基準生成部20は、疾病発症確率e (t)を、選定基準データ中の年数tに対応する疾病発症確率を場合分けした区分Divに当てはめて、合致する区分Divを検索する(S34)。
合致する区分Divが検索されると(S34,Yes)、選定基準データ中から合致した区分Divに対応する検査精度ランクRを参照して、疾病iに関連づけて同一の検査精度ランクRを生成する(S35)。合致する区分Divが検索されなければ(S34,No)、検査精度ランクRを取得せずに疾病iにおける検査精度ランクRの取得を終了する。
検索が終了すると、基準生成部20は、i=i+1として(S36)、i>imaxでなければ(S37,No)、S32及びS36を繰り返し、各疾病iに関連づけられた検査精度ランクRを生成する。
i>imaxとなり(S37,Yes)、基準生成部20により各疾病iに関連づけられた検査精度ランクRが生成されると、検索部30は、i=1に初期化し(S38)、検査項目データベース31を読み出す(S39)。検索部30は、読み出した検査項目データベース31から疾病iの項目を検索し(S40)、さらに検索された疾病iに関連づけられた検査項目の中から、生成された検査精度ランクRに関連づけられた検査項目を検索する(S41)。
検査項目が検索されると、検索部は、i=i+1として(S42)、i>imaxでなければ(S43,No)、S39及びS42を繰り返し、各疾病iにつき選定基準情報と同一の検査精度ランクRを有する検査項目を検索する。
i>imaxとなり(S43,Yes)、全ての疾病iに対する検査項目が検索されると、検索部30は、モニタに各疾病iと検索された疾病iの検査項目を組み合わせて表示して(S44)、処理を終了する。
図10は、第1の実施形態において、検索部30により選出された検査項目の一覧を表示する画面を示す模式図である。
検索部30は、検査精度ランクRが得られた疾病i毎に検査項目を選出すると、その一覧をモニタに表示させる。モニタには、疾病i毎に選出された検査項目が表示される。
尚、この検査項目の一覧を表示する表示画面には、図6で示した疾病発症確率を表示する画面を合わせて表示するようにしてもよい。合わせて表示する場合には、疾病i毎に疾病発症確率と選出された検査項目を並べて表示する。
このように、本実施形態に係る検査項目選定装置1は、身体情報jから疾病リスク情報(正規化関数f(X)と相関係数Aij)を用いて統計的手法により疾病発症確率を算出し、算出した疾病発症確率を選定基準データを用いて検査精度ランクRに変換し、その検査精度ランクRを満足する評価を有する検査項目を選定するものである。これにより疾病発症確率対検査精度の観点から個人毎に最適な検査を実施することができ、疾病を効率よく且つ早期に発見することができ、また無駄な検査が減ることによって受診者の検査に係る負担を軽減することができる。
尚、本実施形態では、検査精度をランクに区分したが、その検査が有する検査精度を具体的な数値に置き換えた場合には、その数値により検査項目を検索してもよい。疾病発症確率の程度に応じて推奨される最低限の検査精度を選定基準データに記憶させておく。検索部30は、この最低限の検査精度以上の検査精度の値を有する検査項目を推奨する検査項目として選出する。
検索部30の検索により、最低限の検査精度を満足する検査精度を有する検査項目が複数選出された場合は、その選出された複数の検査項目のうち、最低の検査精度を有する検査項目を選出する。または、選出された複数の検索項目を全て表示する。表示された各検索項目には、疾病発症確率と疾病iの参考情報や各検索項目の参考情報を対応付けて同時表示する。
疾病iの参考情報は、その疾病iが発症した場合の回復リスクや治療費用や回復した場合であっても生活の質が低下するおそれ等を示す文字列である。また、検査項目の参考情報は、検査精度ランクや検査の危険性や検査に係るコスト等を示す文字列である。
疾病iの参考情報や各検索項目の参考情報は、検索項目データベースに各疾病iと各検索項目に関連づけて記憶させておくことができる(図15参照)。検索部30は、検索項目データベースから検索された検査項目を表示する際、検索項目データベースから関連する参考情報を取得し、同時表示する。
また、身体情報保持部11には、個人の最新の身体情報が記憶されていれば足りるが、複数年分を記憶させておいてもよい。この場合、確率算出部10は、各年度分の疾病発症確率を演算し、モニタに表示してもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る検査項目選定装置1について説明する。この検査項目選定装置1では、身体情報から疾病リスク情報を用いて統計的手法により疾病発症確率を算出し、選定基準データを用いて疾病発症確率に応じた選定基準情報を生成し、その選定基準情報を満足する属性を有する検査項目を選定する構成については第1の実施形態と同様である。本実施形態に係る検査項目選定装置1は、プログラムを実行することにより疾病発症確率を算出するために、身体情報保持部11と、疾病リスク情報データベース12と、確率算出部10とを実現する。また、検査項目を選定するために、選定基準データ記憶部21と、基準生成部20と、検査項目データベース31と、検索部30とを備える。
第2の実施形態においては、検査項目選定装置1は、治療費用対検査コストを基準に検査項目を選定する。即ち、選定基準は、疾病発症により必要となる出費の期待値である。検査項目の属性は、その検査にかかるコストである。この期待値を満足するコストを有する検査項目を選定する。
図11に、本実施形態に係る検査項目選定装置1の選定基準データ記憶部21に記憶されている選定基準データを示す。
選定基準データ記憶部21には、疾病i毎に疾病iが発症した場合の出費を示す出費情報Ctが記憶されている。この出費情報Ctは、疾病iの治療に要する治療費である。ある疾病iに対して行われる代表的な治療法に対する保険点数や、ある病院でその疾病が発症した場合に実際にかかった費用、あるいは過去の統計データの蓄積から求め、入力インターフェースを用いて選定基準データ記憶部21に記憶させる。
この出費情報Ctには、治療費に加えて治療によって生じた生活の質の低下を補うその他の雑費、例えば車椅子の費用やペースメーカのメンテナンス費用や身障者用自家用車への改造費用や住まいのバリアフリーへの改造費用等を加えてもよい。また、治療費に加えて検査によって生じるリスク、例えば医療事故に伴う損害費用等を加えてもよい。
基準生成部20は、選定基準データ記憶部21に記憶された選定基準データから疾病iが発症した場合の出費情報Ctを読み出し、読み出した出費情報Ctと確率算出部10で算出された疾病発症確率から疾病iが発症した場合に支払う費用の期待値を算出する。即ち、出費情報Ctが示す出費に疾病発症確率を乗じて期待値を算出する。
検索部30は、基準生成部20が算出した期待値を下回るコストの検査を検査項目データベース31から検索し、検索結果を選出した検査項目とする。
図12は、本実施形態に係る検査項目データベース31を示す図である。
検査項目データベース31は、疾病i毎にその疾病iを検査する各種検査項目を記憶し、さらに各検査項目の検査にかかるコストCeと検査精度ランクRとを関連づけて記憶している。例えば、結腸ガンに対しては、生化学検査(結腸ガンマーカ)、大腸内視鏡検査、大腸組織生検が検査項目として記憶されている。生化学検査(結腸ガンマーカ)には、コスト「1500円」と「ランクC」が関連づけられ、大腸内視鏡検査には、コスト「9000円」と「ランクB」が関連づけられ、大腸組織生検には、コスト「10000円」と「ランクA」が関連づけられている。
検索部30は、期待値が得られた疾病iの検査項目データベース31を参照し、各疾病項目に関連して記憶されているコストCeと期待値とを順次比較する。比較の結果、期待値を下回るコストCeと関連づけられた検査項目を選出する。複数の検査項目が期待値を下回るコストCeを有する場合は、検査精度ランクRが高い検査項目を選出する。
図13は、第2の実施形態における、基準生成部20及び検索部30による検査項目の選定動作を示すフローチャートである。
まず、基準生成部20は、疾病iの種別をi=1に初期化する(S51)。初期化すると、確率算出部10が算出した疾病iの疾病発症確率e (t)を読み出し(S52)、次いで選定基準データ記憶部21から疾病iの選定基準データを読み出す(S53)。
疾病iの疾病発症確率e (t)と疾病iの選定基準データを読み出すと、基準生成部20は、疾病発症確率e (t)を、選定基準データ中の疾病iが発症した場合に必要となる出費の出費情報Ctに乗じて、疾病iが発症した場合に必要となる出費の期待値を算出する(S54)。
期待値が算出されると、基準生成部20は、i=i+1として(S55)、i>imaxでなければ(S56,No)、S52及びS55を繰り返し、各疾病iが発症した場合に必要となる出費の期待値を算出する。
i>imaxとなり(S56,Yes)、基準生成部20により各疾病iが発症した場合に必要となる出費の期待値が算出されると、検索部30は、i=1に初期化し(S57)、検査項目データベース31を読み出す(S58)。検索部30は、読み出した検査項目データベース31から疾病iの項目を検索し(S59)、さらに検索された疾病iに関連づけられた各検査項目のコストCeと期待値とを比較し、期待値を下回るコストCeに関連づけられた検査項目を検索する(S60)。
同一疾病iにつき、期待値を下回るコストCeに関連づけられた検査項目が複数存在すると(S61,Yes)、最も高い検査精度ランクRが関連づけられた検査項目を検索する(S62)。
検査項目が検索されると、検索部は、i=i+1として(S63)、i>imaxでなければ(S64,No)、S59乃至S62を繰り返し、各疾病iつきに期待値を下回るコストCeに関連づけられ、かつ検査精度ランクRの最も高い検査項目を検索する。
i>imaxとなり(S64,Yes)、全ての疾病iに対する検査項目が検索されると、検索部30は、モニタに各疾病iと検索された疾病iの検査項目を組み合わせて表示して(S65)、処理を終了する。
このように、本実施形態に係る検査項目選定装置1は、身体情報から疾病リスク情報を用いて統計的手法により疾病発症確率を算出し、算出した疾病発症確率を選定基準データを用いて疾病が発症した場合に要する費用の期待値に変換し、その期待値を下回るコストを有する検査項目を選定するものである。
これにより疾病発症確率対コストの観点から個人毎に最適な検査を実施することができ、無駄な検査が減ることによって受診者の検査に係る体力的な負担や金銭的な負担を軽減することができる。
期待値の算出には、疾病が検査で見落とされて発病してしまい治療に要する費用や、検査で「陽性」と判定されて早期治療や予防的治療を実施するのにかかる費用や、検査コストを含めて厳密に算出することもできる。この期待値の算出では、基準生成部20は、以下の計算式を演算して期待値を算出する。
期待値=
(1-検査kの実施有無)×(疾病iの治療に要する治療費)×(疾病発症確率)
+(検査kの実施有無)×(疾病iの治療に要する治療費)×(疾病発症確率)×(1-検査精度)
+(検査kの実施有無)×(疾病の初期治療に要する治療費)×(検査陽性確率)
+(検査kの実施有無)×検査kのコスト
検査の実施有無は、実施する場合は「1」、実施しない場合は「0」である。検査精度は、ある検査Kにより疾病を検出できる確率である。検査陽性確率は、検査で陽性と判断される確率である。
1行目式において、検査Kを実施しない場合に疾病iが発症した場合に要する費用の期待値が算出される。2行目式において、検査Kを実施した場合には、疾病が検査で見落とされて発病してしまい治療に要する費用の期待値が算出される。3行目式において、検査で「陽性」と判定されて早期治療や予防的治療を実施するのにかかる費用が算出される。4行目において、検査Kを実施した場合のコストが算出される。
基準生成部20は、上記計算式を各検査(K=0,1,2・・・)、各疾病i、及び検査Kを実施した場合、及び検査Kを実施しなかった場合に場合分けしてそれぞれ計算し、算出された期待値のうち、最小のものを最終的な期待値として確定する。最小の期待値を確定するには、シミュレーテッドアニーリング法等の公知の方法を用いることができる。
また、複数の検査項目が選出された場合、複数の検索項目を全てをモニタに表示するようにしてもよい。表示された各検索項目には、疾病発症確率と疾病iの参考情報や各検索項目の参考情報を対応付けて同時表示する。
疾病iの参考情報や各検索項目の参考情報は、検索項目データベースに各疾病iと各検索項目に関連づけて記憶させておくことができる(図15参照)。検索部30は、検索項目データベースから検索された検査項目を表示する際、検索項目データベースから関連する参考情報を取得し、同時表示する。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る検査項目選定方法について説明する。図14に本実施形態に係る検査項目選定装置1の構成を示す。本実施形態に係る検査項目選定装置1は、プログラムを実行することにより、疾病発症確率を算出するために、身体情報保持部11と、疾病リスク情報データベース12と、確率算出部10とを実現する。また、検査項目の選定を支援するために、検査項目データベース31と、表示制御部40とを備える。
第3の実施形態に係る検査項目選定方法を使用する検査項目選定装置1では、身体情報から疾病リスク情報を用いて統計的手法により疾病発症確率を算出し、この疾病発症確率と疾病を検査する検査項目とを並べて表示する。
図15に示すように、検査項目データベース31には、疾病i毎にその疾病を検査する各種検査項目を記憶し、さらに各検査項目に検査にかかるコストCeと検査精度ランクRと、疾病iの参考情報Fi及び各検査項目の参考情報Feとを関連づけて記憶している。
表示制御部40は、疾病iの疾病発症確率が算出されると、検査項目データベース31から疾病iに関連づけられた検査項目と各検査項目のコストCeと検査精度ランクRと疾病iの参考情報Fi及び各検査項目の参考情報Feを抽出し、算出された疾病発症確率と対にしてモニタに同時表示させる。
図16は、この表示制御部40による検索項目表示の動作を示すフローチャートである。
まず、表示制御部40は、確率算出部10が算出した各疾病iの疾病発症確率e (t)を読み出し(S71)、次いで検査項目データベース31を読み出す(S72)。
疾病発症確率e (t)と検査項目データベース31を読み出すと、表示制御部40は、疾病iに関する疾病発症確率e (t)と、検査項目データベース31中の疾病iに関する各種検査項目と、各検査項目に検査にかかるコストCeと、各検査項目の検査精度ランクRと、疾病iの参考情報Fiと、各検査項目の参考情報Feとを並べてモニタに表示する(S73)。
図17は、疾病発症確率と疾病を検査する検査項目とを並べて表示する画面を示す図である。
モニタには、疾病発症確率e (t)、疾病発症確率を算出した疾病iに関連づけられた各検査項目、コストCe、検査精度ランクR、及び参考情報Fi,Feが並べて表示される。表示制御部40は、疾病iに関連して記憶されている各検査項目、コストCe、検査精度ランクR、参考情報Fi,Feを、検査項目データベース31から抽出する。
この画面には、検査項目の各表示エリアの近傍にラジオボタンが表示される。入力インターフェースを用いて、各疾病iにつき、一つの検査項目に対応するラジオボタンにチェックを入れることで、検査項目が最終的に確定する。
このように、本実施形態に係る検査項目選定装置では、疾病iを検査可能な検査項目の全てを表示し、かつ疾病発症確率iやコストCeや検査精度ランクRや参考情報Fi,Feを同時表示する。これにより、装置利用者は、疾病発症確率iやコストCeや検査精度ランクRや参考情報Fi,Feを参照し、受ける検査項目を選定でき、検査項目選定装置1は、疾病iを検査可能な検査項目を複数案提示し、各参照情報によって検査項目の選定を支援することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る検査項目選定方法について説明する。第4の実施形態に係る検査項目選定装置1は、第1乃至第3の実施形態に係る検査項目選定方法の何れかを使用して検査項目の選定が可能となっている。
図18は、本実施形態に係る検査項目選定装置1の構成を示すブロック図である。図18に示すように、本実施形態の検査項目選定装置1は、プログラムを実行することにより、疾病発症確率を算出するために、身体情報保持部11と、疾病リスク情報データベース12と、確率算出部10とを実現する。また、検査項目を選定する選定手段として、選定基準データ記憶部21と、基準生成部20と、検査項目データベース31と、検索部30と、表示制御部40と、選定方式入力部50を備える。
選定方式入力部50は、マウスやキーボード等の入力インターフェースを含み構成される。この選定方式入力部には、検査項目選定装置1の利用者によって検査項目の選定方式の指示が入力される。選定方式入力部50は、検査項目の選定方式が入力されると、入力された選定方式に示す信号を基準生成部20と検索部30又は表示制御部40に入力する。
基準生成部20と検索部30又は表示制御部40は、第1乃至第3の実施形態に係る疾病発症確率対検査精度、疾病発症確率対コスト、又は疾病iを検査可能な検査項目と疾病発症確率の同時表示の選定方式の何れかの処理を行う。利用者が選定方式入力部への入力により指示した選定方式によって選定基準情報を生成する。
検査項目データベース31には、第1乃至第3の実施形態のデータ項目を全て内包する。選定基準データ記憶部21は、第1の実施形態及び第2の実施形態の双方の選定基準データを記憶している。
図19は、この選定方式の選択に係る動作を示すフローチャートである。
まず、選定方式入力部50は、モニタに選定方式の入力を促す表示画面を表示する(S81)。利用者は、モニタに表示された表示画面を見ながら入力インターフェースを用いて選定方式を選択する入力を行う(S82)。
利用者により選定方式を選択する入力がなされると(S82,Yes)、その選択された選定方式が疾病発症確率対検査精度の場合(S83,Yes)、選定方式入力部50は、疾病発症確率が算出された後、基準生成部20と検索部30に第1の実施形態に係る疾病発症確率対検査精度の検索項目選定処理を行わせる(S84)。
また、その選択された選定方式が疾病発症確率対コストの場合(S85,Yes)、選定方式入力部50は、疾病発症確率が算出された後、基準生成部20と検索部30に第2の実施形態に係る疾病発症確率対コストの検索項目選定処理を行わせる(S86)。
また、その選択された選定方式が疾病iを検査可能な検査項目と疾病発症確率の同時表示の場合(S87,Yes)、選定方式入力部50は、疾病発症確率が算出された後、表示制御部40に第3の実施形態に係る疾病iを検査可能な検査項目と疾病発症確率の同時表示処理を行わせる(S88)。
図20は、選定方式入力部50を用いて選定方式を選択する際にモニタに表示される表示画面を示す図である。モニタには、少なくとも第1及び第2の実施形態の基準選定情報の生成や第3の実施形態の検索部30による検索前に選定方式を選択する表示画面が表示される。
表示画面には、選定方式を選択するプルダウン式の入力フィールドが表示され、プルダウン中に疾病発症確率対検査精度、疾病発症確率対コスト、又は所定疾病を検査可能な検査項目とその検査項目の属性と疾病発症確率との同時表示を示す文字列が選択可能に並べて表示される。
利用者が選定方式入力部50に何れかの選定方式の選択を入力することで検索項目を選定する選定方式が確定する。基準生成部20及び検索部30は、疾病発症確率が算出された後、この入力された選定方式に従って、疾病発症確率対検査精度、疾病発症確率対コスト、又は所定疾病を検査可能な検査項目とその検査項目の属性と疾病発症確率との同時表示の選定方式の何れかの処理を行う。
このように、第4の実施形態に係る検査項目選定装置1は、各種選定方式を選択することができるので、検査を受けようとする個人のニーズをより反映させた検査項目の選定が可能となる。
第1の実施形態に係る検査項目選定方法を使用する検査項目選定装置の構成を示すブロック図である。 相関関数f(X)のデータベースを示す。 相関係数Aijのデータベースを示す。 個人の身体情報を示す図である。 疾病発症確率の算出動作を示すフローチャートである。 算出された疾病発症確率を表示する画面を示す模式図である。 第1の実施形態に係る選定基準データを示す図である。 第1の実施形態に係る検査項目データベースを示す図である。 第1の実施形態に係る検査項目の選定動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態において、検索部30により選出された検査項目の一覧を表示する画面を示す模式図である。 第2の実施形態に係る選定基準データを示す図である。 第2の実施形態に係る検査項目データベースを示す図である。 第2の実施形態における検査項目の選定動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る検査項目選定装置の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る検査項目データベースを示す図である。 第3の実施形態に係る検索項目表示の動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態における疾病発症確率と疾病を検査する検査項目とを並べて表示する画面を示す図である。 第4の実施形態に係る検査項目選定装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る選定方式の選択に係る動作を示すフローチャートである。 選定方式を選択する際にモニタに表示される表示画面を示す図である。
符号の説明
1 検査項目選定装置
10 確率算出部
11 身体情報保持部
12 疾病リスク情報データベース
20 基準生成部
21 選定基準データ記憶部
30 検索部
31 検査項目データベース
40 表示制御部
50 選定方式入力部

Claims (5)

  1. 数値で表された個人の身体に係る診断項目毎の情報を含む身体情報を正規化し、該正規化した身体情報と予め記憶しておいた前記診断項目と所定疾病との相関関係を示す相関係数とに基づき、今後の時間経過に対応した前記所定疾病の疾病発症確率を算出する発症確率算出手段と、
    予め前記所定疾病毎に前記疾病発症確率に対応した段階的な選定基準情報を検査精度情報として記憶しており、前記算出された疾病発症確率が満足する検査精度情報を出力する基準生成手段と、
    予め前記検査精度情報毎にそれぞれ1又は複数の疾病に対する検査項目を記憶する検査項目データベースと、
    前記算出された疾病発症確率を満足する検査精度情報を基に1又は複数の検査項目を前記検査項目データベースから検索する検索手段と、
    を備えることを特徴とする検査項目選定装置。
  2. 前記基準生成手段は、
    前記選定基準情報として、前記算出された疾病発症確率を用いて疾病発症により必要となる出費の期待値を生成し、
    前記検査項目データベースは、
    検査項目の属性として、前記検査項目に対応する検査のコストを予め記憶し、
    前記検索手段は、
    前記基準生成手段により得られた期待値を下回る前記コストと対になった検査項目を前記検査項目データベースから検索すること、
    を特徴とする請求項1記載の検査項目選定装置。
  3. 前記身体情報は、個人が有する疾病発症に関与する遺伝子を示す特定遺伝子存在情報及び電子カルテに記載された診断情報の少なくとも何れかであること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の検査項目選定装置。
  4. 数値で表わされた個人の身体に係る診断項目毎の情報を含む身体情報を正規化し、
    該正規化した身体情報と予め記憶しておいた前記診断項目と所定疾病との相関関係を示す相関関数とに基づき、今後の時間経過に対応した前記所定疾病の疾病発症確率を算出し、
    予め前記所定疾病毎に前記疾病確率に対応した段階的な選定基準情報を検査制度情報として記憶し、
    前記算出された疾病発症確率が満足する検査制度情報を出力させ、
    予め前記検査制度情報毎にそれぞれ1又は複数の疾病に対する検査項目を記憶し、
    前記算出された疾病発症確率を満足する検査制度情報を基に1又は複数の検査項目を検索すること、
    を特徴とする検査項目選定方法。
  5. 個人の身体情報及び所定疾病を検査可能な複数の検査項目とこれら検査項目の属性とを対応付けて記憶させた検査項目データベースを有するコンピュータを、
    数値で表わされた個人の身体に係る診断項目毎の情報を含む身体情報を正規化し、
    該正規化した身体情報と予め記憶しておいた前記診断項目と所定疾病との相関関係を示す相関関数とに基づき、今後の時間経過に対応した前記所定疾病の疾病発症確率を算出する発症確率算出手段と、
    予め前記所定疾病毎に前記疾病確率に対応した段階的な選定基準情報を検査制度情報として記憶する記憶手段と、
    前記算出された疾病発症確率が満足する検査制度情報を出力する基準生成手段と、
    予め前記検査制度情報毎にそれぞれ1又は複数の疾病に対する検査項目を記憶する検査項目データベースと、
    前記算出された疾病発症確率を満足する検査制度情報を基に1又は複数の検査項目を前記検査項目データベースから検索する検索手段として機能させること、
    を特徴とする検査項目選定プログラム。
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