JP4935468B2 - 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに、詳細には、情報記録媒体に格納されたコンテンツに対応する情報、例えば曲名、作品名などのコンテンツ関連情報の取得処理を行なう情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
CD(Compact Disc)においては、CDに格納された曲名情報等をネットワーク接続された外部サーバから取得可能としたサービスが実現されている。これは、例えば、音楽CDに予め記録されているいわゆる目次情報であるTOC(Table of Contents)情報をサーバに送信して、サーバ側ではTOCに基づいて対応して登録された曲名等のコンテンツ関連情報をユーザに提供するサービスもある。なお、ディスクに記録された情報に基づくコンテンツ関連情報取得構成を開示した従来技術としては特許文献1などがある。
昨今、音楽、映画等のコンテンツの記録媒体として、DVD(Digital Versatile Disc)、BD[Blu−ray Disc(登録商標)]などが利用されている。これらDVDやBDは、CDに比較してはるかに大容量のデータを記録できるというメリットがある。しかし、CDに記録されているTOC情報のような、管理情報を用いた場合は、必ずしも一意に特定ができない場合があるという問題点がある。さらに、特許文献1では、識別信号としてTOCのカタログナンバー、ISRC(International Standard Recording Code)を用いているが、それぞれCDに記録するか否かは任意の情報であり、必ずしもCDに記録されるとは限らない。また、CDのオーサリング時に挿入するものであり、オーサリング時に間違えて重複して記録すること等もありえる。
特許第3104628号公報
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、確実にコンテンツを一意に特定して、コンテンツ関連情報の取得処理を実現する情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
情報記録媒体の記録コンテンツに対応するコンテンツ関連情報を取得する情報処理装置であり、
情報記録媒体の記録コンテンツに対応して情報記録媒体に記録されたコンテンツ証明書を読み取り、該コンテンツ証明書の格納データに含まれるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を生成するコンテンツ識別子生成部と、
前記コンテンツ識別子生成部の生成したコンテンツ識別子をコンテンツ関連情報提供サーバに送信するデータ送信部と、
コンテンツ関連情報提供サーバから、前記コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を入力するデータ受信部と、
前記データ受信部を介して入力するコンテンツ関連情報を出力するデータ出力部と、
を有し、
前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
前記コンテンツ識別子生成部は、
前記コンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行する構成であることを特徴とする情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体の記録コンテンツの再生単位として設定されるクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、前記コンテンツ識別子生成部は、前記コンテンツ証明書に記録されたクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ順に連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体に設定された複数の記録レイヤ毎に記録され、前記コンテンツ識別子生成部は、各記録レイヤ対応の複数のコンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ順にかつレイヤ順に連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ識別子生成部は、前記コンテンツ証明書の格納データに含まれる前記ハッシュ値と、前記コンテンツ証明書に記録された、下記データ、すなわち、
(a)情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID、
(b)前記アプリカントID及び情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー、
上記(a),(b)の識別データの組み合わせデータからなるコンテンツ証明書識別子(CCID)を組み合わせてコンテンツ識別子を生成する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ識別子生成部は、情報記録媒体の記録コンテンツに対応して情報記録媒体に記録されたコンテンツ証明書の格納データに基づいて生成したコンテンツ識別子を記憶部に履歴データとして記録し、前記データ送信部は、前記記憶部に記録されたコンテンツ識別子履歴データを前記コンテンツ関連情報提供サーバに送信し、前記データ受信部は、前記コンテンツ関連情報提供サーバから、前記コンテンツ識別子履歴データに基づいて特定される推奨コンテンツ対応のコンテンツ関連情報を入力する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ証明書は、コンテンツ証明書識別子、コンテンツハッシュテーブルダイジェストを含むデータに対して署名が付与されたコンテンツ証明書であり、前記情報処理装置は、前記コンテンツ識別子生成部において、前記コンテンツ証明書に記録された電子署名の署名検証処理を実行し、コンテンツ証明書およびコンテンツが改ざんのない正当なデータであることが確認されたことを条件として、前記コンテンツ証明書からデータを取得して取得したデータに基づくコンテンツ識別子を生成する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
クライアントからコンテンツ識別子を受信して、受信したコンテンツ識別子に対応するコンテンツに関するコンテンツ関連情報を前記クライアントに提供するサーバとしての情報処理装置であり、
前記クライアントに装着された情報記録媒体の格納データであるコンテンツ証明書の記録データであるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を前記クライアントから受信するデータ受信部と、
コンテンツ識別子と、該コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報とを対応付けて格納したデータベースと、
前記データ受信部を介して入力するコンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得するデータ検索部と、
前記データ検索部の取得したコンテンツ関連情報を前記クライアントに送信するデータ送信部と、
を有し、
前記コンテンツ証明書は、
情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
前記データ受信部は、
前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子を受信し、
前記データ検索部は、前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子に基づいて前記データベースの検索を実行して、コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得する処理を実行する構成であることを特徴とする情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストは、情報記録媒体の記録コンテンツの再生単位として設定されるクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストであり、前記データ受信部は、前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ単位で連結したコンテンツ識別子を受信し、前記データ検索部は、コンテンツ識別子をクリップ単位で識別して、識別結果に基づくデータベース検索を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ受信部は、前記コンテンツ証明書の格納データに含まれる前記ハッシュ値と、前記コンテンツ証明書に記録された、下記データ、すなわち、
(a)情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID、
(b)前記アプリカントID及び情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー、
上記(a),(b)の識別データの組み合わせデータからなるコンテンツ証明書識別子(CCID)を組み合わせたコンテンツ識別子を受信する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、さらに、クライアント毎に受信したコンテンツ識別子の履歴データを格納した視聴履歴データベースを有し、前記データ検索部は、クライアントから受信したコンテンツ識別子と、前記視聴履歴データベースの格納データとの比較処理に基づいて、クライアントの嗜好を解析し、嗜好に応じた推奨コンテンツを選択して、選択した推奨コンテンツに対応するコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得し、前記データ送信部は、前記データ検索部の取得したコンテンツ関連情報を前記ユーザデバイスに送信する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ検索部は、嗜好に応じた推奨コンテンツの選択処理として、協調フィルタリングアルゴリズムを適用した処理を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
情報処理装置において、情報記録媒体の記録コンテンツに対応するコンテンツ関連情報を取得する情報処理方法であり、
コンテンツ識別子生成部が、情報記録媒体の記録コンテンツに対応して情報記録媒体に記録されたコンテンツ証明書を読み取り、該コンテンツ証明書の格納データに含まれるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を生成するコンテンツ識別子生成ステップと、
データ送信部が、前記コンテンツ識別子生成部の生成したコンテンツ識別子をコンテンツ関連情報提供サーバに送信するデータ送信ステップと、
データ受信部が、コンテンツ関連情報提供サーバから、前記コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を入力するデータ受信ステップと、
データ出力部が、前記データ受信ステップにおいて入力するコンテンツ関連情報を出力するデータ出力ステップと、
を有し、
前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
前記コンテンツ識別子生成ステップは、
前記コンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行するステップであることを特徴とする情報処理方法にある。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体の記録コンテンツの再生単位として設定されるクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、前記コンテンツ識別子生成ステップは、前記コンテンツ証明書に記録されたクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ順に連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体に設定された複数の記録レイヤ毎に記録され、前記コンテンツ識別子生成ステップは、各記録レイヤ対応の複数のコンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ順にかつレイヤ順に連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記コンテンツ識別子生成ステップは、前記コンテンツ証明書の格納データに含まれる前記ハッシュ値と、前記コンテンツ証明書に記録された、下記データ、すなわち、
(a)情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID、
(b)前記アプリカントID及び情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー、
上記(a),(b)の識別データの組み合わせデータからなるコンテンツ証明書識別子(CCID)を組み合わせてコンテンツ識別子を生成する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、前記コンテンツ識別子生成部が、情報記録媒体の記録コンテンツに対応して情報記録媒体に記録されたコンテンツ証明書の格納データに基づいて生成したコンテンツ識別子を記憶部に履歴データとして記録するステップと、前記データ送信部が、前記記憶部に記録されたコンテンツ識別子履歴データを前記コンテンツ関連情報提供サーバに送信するステップと、前記データ受信部が、前記コンテンツ関連情報提供サーバから、前記コンテンツ識別子履歴データに基づいて特定される推奨コンテンツ対応のコンテンツ関連情報を入力する処理を実行するステップと、を有することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記コンテンツ証明書は、コンテンツ証明書識別子、コンテンツハッシュテーブルダイジェストを含むデータに対して署名が付与されたコンテンツ証明書であり、前記コンテンツ識別子生成ステップは、前記コンテンツ証明書に記録された電子署名の署名検証処理を実行し、コンテンツ証明書およびコンテンツが改ざんのない正当なデータであることが確認されたことを条件として、前記コンテンツ証明書からデータを取得して取得したデータに基づくコンテンツ識別子を生成する処理を実行することを特徴とする。
さらに、本発明の第4の側面は、
クライアントからコンテンツ識別子を受信して、受信したコンテンツ識別子に対応するコンテンツに関するコンテンツ関連情報を前記クライアントに提供するサーバとしての情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
データ受信部が、前記クライアントに装着された情報記録媒体の格納データであるコンテンツ証明書の記録データであるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を前記クライアントから受信するデータ受信ステップと、
データ検索部が、コンテンツ識別子と該コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報とを対応付けて格納したデータベースの検索を実行して、前記データ受信部を介して入力するコンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を取得するデータ検索ステップと、
データ送信部が、前記データ検索ステップにおいて取得したコンテンツ関連情報を前記クライアントに送信するデータ送信ステップと、
を有し、
前記コンテンツ証明書は、
情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
前記データ受信ステップは、
前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子を受信し、
前記データ検索ステップは、前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子に基づいて前記データベースの検索を実行して、コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得する処理を実行するステップであることを特徴とする情報処理方法にある。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記コンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストは、情報記録媒体の記録コンテンツの再生単位として設定されるクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストであり、前記データ受信ステップは、前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ単位で連結したコンテンツ識別子を受信し、前記データ検索ステップは、コンテンツ識別子をクリップ単位で識別して、識別結果に基づくデータベース検索を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記データ受信ステップは、前記コンテンツ証明書の格納データに含まれる前記ハッシュ値と、前記コンテンツ証明書に記録された、下記データ、すなわち、
(a)情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID、
(b)前記アプリカントID及び情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー、
上記(a),(b)の識別データの組み合わせデータからなるコンテンツ証明書識別子(CCID)を組み合わせたコンテンツ識別子を受信するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理装置は、クライアント毎に受信したコンテンツ識別子の履歴データを格納した視聴履歴データベースを有し、前記情報処理方法は、さらに、前記データ検索部が、クライアントから受信したコンテンツ識別子と、前記視聴履歴データベースの格納データとの比較処理に基づいて、クライアントの嗜好を解析し、嗜好に応じた推奨コンテンツを選択して、選択した推奨コンテンツに対応するコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得するステップと、前記データ送信部が、前記データ検索部の取得したコンテンツ関連情報を前記ユーザデバイスに送信するステップを実行することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記データ検索ステップは、嗜好に応じた推奨コンテンツの選択処理として、協調フィルタリングアルゴリズムを適用した処理を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第5の側面は、
情報処理装置において、情報記録媒体の記録コンテンツに対応するコンテンツ関連情報を取得する処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
前記コンピュータ・プログラムは、
コンテンツ識別子生成部に、情報記録媒体の記録コンテンツに対応して情報記録媒体に記録されたコンテンツ証明書を読み取り、該コンテンツ証明書の格納データに含まれるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を生成させ、
データ送信部に、前記コンテンツ識別子生成部の生成したコンテンツ識別子をコンテンツ関連情報提供サーバに送信させ、
データ受信部に、コンテンツ関連情報提供サーバから、前記コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を入力させ、
データ出力部に、前記データ受信ステップにおいて入力するコンテンツ関連情報を出力させ、
前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
前記コンテンツ識別子の生成処理において、
前記コンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
さらに、本発明の第6の側面は、
クライアントからコンテンツ識別子を受信して、受信したコンテンツ識別子に対応するコンテンツに関するコンテンツ関連情報を前記クライアントに提供するサーバとしての情報処理装置において情報処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
前記コンピュータ・プログラムは、
データ受信部に、前記クライアントに装着された情報記録媒体の格納データであるコンテンツ証明書の記録データであるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を前記クライアントから受信させ、
データ検索部に、コンテンツ識別子と該コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報とを対応付けて格納したデータベースの検索を実行して、前記データ受信部を介して入力するコンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を取得させ、
データ送信部に、前記データ検索ステップにおいて取得したコンテンツ関連情報を前記クライアントに送信させ、
前記コンテンツ証明書は、
情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
前記コンテンツ識別子を前記クライアントから受信する処理においては、
前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子を受信し、
前記データベースの検索処理においては、前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子に基づいて前記データベースの検索を実行して、コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得する処理を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例の構成によれば、情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応するコンテンツ証明書からコンテンツ対応のハッシュ値、具体的にはコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、コンテンツハッシュテーブルダイジェストに基づくコンテンツ識別子を生成してサーバに送信し、サーバにおいて受信したコンテンツ識別子に基づいてコンテンツを特定して、コンテンツ対応のコンテンツ関連情報、例えば曲名や作品名、あるいはジャケット写真などの様々なコンテンツ関連情報を取得してユーザデバイスとしての情報処理装置に提供する構成としたので、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、BD[Blu−ray Disc(登録商標)]などにおいても、CDにおけるTOC(Table of Contents)を利用したコンテンツ関連情報の取得処理と同様のサービス提供処理構成が実現される。
以下、図面を参照しながら本発明の情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。なお、説明は、以下の項目に従って行なう。
1.本発明の適用可能なシステム構成例の概要
2.情報記録媒体の格納データについて
3.ハッシュ値を利用したコンテンツ関連情報の取得処理例
4.ハッシュ値およびコンテンツ証明書識別子(CCID)を利用したコンテンツ関連情報の取得処理例
5.ユーザ嗜好に応じた推奨コンテンツ関連情報提供処理
6.情報処理装置の構成
[1.本発明の適用可能なシステム構成例の概要]
まず、本発明の適用可能な1つの構成例の概要について図1を参照して説明する。図1には、ユーザ10が利用する情報記録媒体の再生装置としての情報処理装置11を示している。情報処理装置11は、DVD(Digital Versatile Disc)、BD[Blu−ray Disc(登録商標)]などの情報記録媒体12の再生機器として利用可能な情報処理装置である。
情報記録媒体12には、例えば音楽、あるいは映画等のコンテンツが記録されており、ユーザ10は、情報記録媒体12を情報処理装置11にセットしてコンテンツの再生を行なう。ユーザ10は、情報記録媒体12に格納されたコンテンツの情報、例えば、音楽であれば曲名やアーティスト名、あるいはジャケット写真画像など、また映画であれば、映画の題名、監督、出演者、あるいはポスター写真画像など、様々なコンテンツ関連情報を取得したい場合、情報処理装置11から、所定のコンテンツ識別情報をネットワーク14を介して、コンテンツ関連情報提供サーバ13に送信する。
コンテンツ関連情報提供サーバ13は、様々なコンテンツに対応するコンテンツ関連情報を格納したデータベースを保有し、情報処理装置11から受信するコンテンツ識別情報に基づいて、データベースから、コンテンツ識別情報に基づいてそのコンテンツ対応のコンテンツ関連情報(曲名、作品名など)を取得して、情報処理装置11に送信する。情報処理装置11は、コンテンツ関連情報提供サーバ13から受信したコンテンツ関連情報をディスプレイに表示する。ユーザ10は、ディスプレイに表示されたコンテンツ関連情報を見ることで、情報処理装置11にセットした情報記録媒体12に格納されたコンテンツに対応する様々なコンテンツ関連情報を確認することができる。



このように、ユーザ側からコンテンツ識別情報を送信して、サーバからコンテンツ関連情報を得るシステムはCDにおいてはCDに記録されているTOC(Table of Contents)情報を利用して、TOC情報をサーバに送信し、サーバにおいてTOCに基づいて対応するコンテンツ関連情報を抽出してユーザ側に提供するシステムが考えられる。しかし、TOC情報は必ずしも一意ではないため、TOCがデータベース上で重複してしまった場合には、コンテンツに対応するデータを得られるとは限らない。
本発明は、情報記録媒体に記録されているコンテンツ証明書(CC:Content Certificate)に格納されるデータであるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを利用して、サーバからコンテンツ関連情報の取得を可能とする構成を実現する。
コンテンツハッシュテーブルダイジェストは、情報記録媒体に記録されているコンテンツの構成データに基づいて生成されるコンテンツハッシュ値をベースとして生成されるデータである。以下では、情報記録媒体としてBD[Blu−ray Disc(登録商標)]を利用した実施例について説明する。コンテンツを記録したBD[Blu−ray Disc(登録商標)]には、コンテンツ管理機関としてのAACS(Advanced Access Content System)の発行したコンテンツ証明書が格納されており、このコンテンツ証明書に格納されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを利用してコンテンツ関連情報の取得を行なう。なお、本発明は、BDに限らず、情報記録媒体に格納したコンテンツに対応するコンテンツ証明書を情報記録媒体に記録する構成とすることでその他の様々な種類の情報記録媒体においても適用可能である。
[2.情報記録媒体の格納データについて]
図2に情報記録媒体100の格納情報の例を示す。情報記録媒体には、コンテンツ101、およびコンテンツ証明書(CC)102、コンテンツリボケーションリスト(CRL)が記録されている。なお、これらのデータの他にも、例えばコンテンツ101に対応する管理情報や、利用制御情報、暗号化コンテンツの復号に適用する情報等が格納されているが、図では省略している。
コンテンツ101は、例えば音楽や映画などのコンテンツである。コンテンツは複数のコンテンツの場合もある。コンテンツ証明書102は、情報記録媒体100に記録されたコンテンツ101に対応する証明書であり、コンテンツ101がコンテンツの管理機関(例えばAACS)が承認している正当なコンテンツであることを証明するための証明書である。コンテンツ証明書(CC:Content Cert)102には、管理機関(例えばAACS)の電子署名が付加されており、改ざんの検証が可能な構成を持つ。
コンテンツリボケーションリスト(CRL:Content Revocation List)は、不正なコンテンツを判定するためのリストである。すなわち不正に流通している例えば不正コピーコンテンツなどのリストである。情報記録媒体100の格納コンテンツ101の再生処理に際して、情報処理装置(再生装置)はコンテンツ再生アプリケーションの実行に際して、コンテンツリボケーションリスト(CRL)を参照して、情報記録媒体100の格納コンテンツ101のIDがコンテンツリボケーションリスト(CRL)103に記録されていないコンテンツであることの確認を実行して再生が許容される。
図3以下を参照してコンテンツ証明書(CC:Content Cert)102の構成について説明する。図3は、AACSにおいて規定されるコンテンツ証明書(CC:Content Cert)102のデータ構成の概略を示す図である。コンテンツ証明書(CC:Content Cert)102には、情報記録媒体に記録されたコンテンツの正当性を証明するための様々な管理データが格納される。
例えば、情報記録媒体100に記録されたコンテンツ101の「改竄の有無」を検証可能なデータとしてのコンテンツハッシュテーブルダイジェスト201を格納している。さらに、情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID202、さらに、アプリカントIDおよび情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー203などの情報を含み所定のコンテンツ管理機関(例えばAACS)の電子署名204が付加された証明書として構成される。
コンテンツ証明書に登録されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストについて、さらに、図4を参照して説明する。図4(a)は、コンテンツ証明書の構成を示している。ヘッダ以下、複数のコンテンツハッシュテーブルダイジェスト(#0)〜(#N)が登録され、署名が付与されている。
コンテンツハッシュテーブルダイジェストは、図4(b)に示すコンテンツハッシュテーブルに登録されたハッシュユニットのダイジェスト値である。コンテンツハッシュテーブルは、情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応して設定される。例えば1つのコンテンツあるいは部分コンテンツに対応して設定されるユニットであるCPSユニットに対応して1つのコンテンツハッシュテーブルが設定される。なお、記録メディアが2層の記録層を有するディスクであるような場合には、コンテンツハッシュテーブルは、各レイヤ単位で設定され、コンテンツ証明書もレイヤ単位で設定される。この構成については、後段で図7を参照して説明する。
コンテンツハッシュは、図4(c)に示すコンテンツの構成データから選択されるハッシュユニット(例えば192KB)に基づいて生成されるハッシュ値である。図4(c)は例えば1つのコンテンツ再生単位として設定される1つのクリップ(クリップAVストリーム)に属するコンテンツデータを示している。図4(c)に示すようにコンテンツ再生単位であるクリップから複数のデータ部分がハッシュユニットとして設定され、それぞれのハッシュユニットの構成データに基づいて算出されたハッシュ値が、コンテンツハッシュテーブルに記録される。なお、ハッシュ値算出にはたとえばSHA−1が適用される。
さらに、コンテンツハッシュテーブルの登録データから、1つのクリップ対応のコンテンツハッシュが選択されてさらにハッシュ値が算出され、これがハッシュダイジェストとして図4(a)に示すコンテンツ証明書に登録されることになる。すなわちハッシュダイジェストは、情報記録媒体に記録されるコンテンツ再生単位としてのクリップ毎に設定されるハッシュ値である。
図4(b)に示すコンテンツハッシュテーブルは、例えばコンテンツ再生を実行する前に実行するコンテンツの改ざん検証処理に適用される。例えば、再生対象コンテンツに設定されたハッシュユニットを選択して、予め定められたハッシュ値算出アルゴリズムに従ってハッシュ値を算出し、この算出ハッシュ値が、コンテンツハッシュテーブルに登録されたコンテンツハッシュと一致するか否かによって、コンテンツが改ざんされているか否かを判定する処理を行なう。
コンテンツ証明書には、このようなコンテンツ自体の改ざんを検証するコンテンツハッシュテーブルの改ざん検証用のハッシュダイジェストの他、前述したように、情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID202、さらに、前記アプリカントID及び情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー203などの情報を含む。コンテンツ証明書102の全体データ構成例を図5に示す。
コンテンツ証明書に含まれるデータについて説明する。コンテンツ証明書には、例えば、以下のデータが含まれる。
(a)証明書タイプ(Certificate Type):電子証明書の種類を示すデータ
(b)ハッシュユニット総数(Total_Number_of_HashUnits):コンテンツに基づいて生成されたハッシュユニットの総数
(c)レイヤ総数(Total_Number_of_Layers):情報記録媒体のレイヤ(Layer)の総数
(d)レイヤナンバー(Layer_Number):コンテンツ証明書に対応するレイヤ(Layer)ナンバー
(e)ハッシュユニット数(Number_of_HashUnits):コンテンツ証明書に対応するレイヤ(Layer)上のハッシュユニット数
(f)ダイジェスト数(Number_of_Digests):該当するLayer上のClip AVストリーム数
(g)アプリカントID(Applicant ID):ライセンスされたコンテンツプロバイダもしくはディスク工場に与えられるユニークな識別子(ID)
(h)コンテンツシーケンスナンバー(Content Sequence Number):ライセンスされたコンテンツプロバイダもしくはディスク工場のコンテンツ中で、各コンテンツに対してユニークに付与されるコンテンツ識別子(ID)
(i)最低CRLバージョン(Minimum CRL Version):参照可能なCRL(コンテンツリボケーションリスト)の最低バージョン(Version)番号
(j)フォーマット固有セクション長(Length_Format_Specific_Section):フォーマット特有のデータのバイト数(コンテンツ証明書は、種々のフォーマットで使えるようになっている)
(k)マネージドコピー・マニフェストファイルハッシュ値(Hash_Value_of_MC_Manifest_File):Managed Copy Manifest Fileの改竄を検出するためのハッシュ値
(l)BD−Jルート証明書ハッシュ値(Hash_Value_of_BDJ_Root_Cert):BD-J Root Certificateの改竄検出するためのハッシュ値
(m)CPSユニット数(Num_of_CPS_Unit):情報記録媒体の記録コンテンツに設定されたCPSユニット数
(n)CPSユニット利用制御情報ファイルハッシュ値(Hash_Value_of_CPS_Unit_Usage_File):CPSユニット利用制御情報ファイルのハッシュ値
(o)コンテンツハッシュテーブルダイジェスト(Content Hash Table Digest):コンテンツハッシュテーブルの各クリップAVストリームに該当する部分のハッシュ値
(p)電子署名(Signature Data):コンテンツ証明書に対する管理機関(例えばAACS)の電子署名
これらの各データが含まれる。
上記データは、コンテンツの記録されたBD[Blu−ray Disc(登録商標)]に対して、管理機関(AACS)の規定に基づいて格納されるコンテンツ証明書の一例である。上記データ中、
(g)アプリカントID(Applicant ID)
(h)コンテンツシーケンスナンバー(Content Sequence Number)
(i)最低CRLバージョン(Minimum CRL Version)
(p)電子署名(Signature Data)
これらのデータは、管理機関(AACS)によって作成される。これ以外のデータは、コンテンツプロバイダや、ディスク工場において生成が許容されるデータである。
図3、図4を参照して説明したコンテンツハッシュテーブルダイジェストは、図5に示す(o)コンテンツハッシュテーブルダイジェスト(Content Hash Table Digest)201に相当する。
また、図3を参照して説明した情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID202は、図5に示す(g)アプリカントID(Applicant ID)202に相当し、情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー203は、図5に示す(h)コンテンツシーケンスナンバー(Content Sequence Number)に相当する。
コンテンツ証明書は、コンテンツ自体の改ざんを検証するコンテンツハッシュテーブルのダイジェスト値を含んでおり、また、コンテンツ証明書は、管理機関が電子署名を付与して発行する構成であり、格納データの書き換えはできない。また、管理機関では、コンテンツに対して一意に定まるコンテンツハッシュテーブルのダイジェスト値を含むデータに対して、コンテンツ証明書識別子を付与するため、同じコンテンツ証明書識別子に対しは、コンテンツ(コンテンツハッシュテーブル)が一意であることが保証される。
情報記録媒体には、コンテンツの他、上述したコンテンツ証明書等の管理情報が記録される。図6に情報記録媒体の記録データのディレクトリ構成の一例を示す。図6に示すディレクトリ構成は、Blu−ray Disc(登録商標)フォーマットに従ったディレクトリ例を示している。コンテンツ管理データを記録するAACSディレクトリ251、コンテンツデータを記録するBDMVディレクトリ252が設定され、AACSディレクトリ251には、コンテンツ証明書、コンテンツハッシュテーブルなどの管理情報ファイルが記録される。BDMVディレクトリには、コンテンツ実体データとしてのクリップAVストリームの他、図示していないが、BDMVフォーマットに従ったデータとして、タイトル、オブジェクト、プレイリスト、クリップ情報、これらを構成するデータファイルが記録される。
コンテンツ実体データとしてのクリップAVストリームは、コンテンツ再生単位としてのクリップによって区分され、設定されたクリップを指定することで、クリップ単位の再生が可能となる。前述したコンテンツハッシュテーブルや、コンテンツ証明書に記録されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストは、コンテンツ再生単位としてのクリップ単位で管理される。クリップ単位の管理構成について、図7を参照して説明する。
図7には、コンテンツ再生単位であるクリップ(クリップAVストリーム)が4個設定された例、すなわち、
クリップ#0、
クリップ#1、
クリップ#2、
クリップ#3、
を有するコンテンツが記録された例を示している。
これらの各クリップの各々の構成データ中にハッシュユニット(HU)が設定される。
なお、図7に示す構成において、上段がレイヤ0(Layer0)、下段がレイヤ1(Layer1)であり、それぞれディスクの異なる層を示している。
クリップ#0は、レイヤ0(Layer0)にのみ記録されたコンテンツ再生単位としてのクリップであり、
クリップ#1,2は、レイヤ0(Layer0)とレイヤ1(Layer1)に記録されたクリップであり、
クリップ#3は、レイヤ1(Layer1)にのみ記録されたクリップである。
コンテンツハッシュテーブルと、コンテンツハッシュテーブルを記録したコンテンツ証明書は、各レイヤ単位で設定される。レイヤ単位で設定されたコンテンツハッシュテーブルと、コンテンツ証明書は、それぞれ個別のファイルとして、図6に示すAACSディレクトリ251に設定される。例えば、図6に示す、
コンテンツ証明書000(Content000.cer)がレイヤ0に対応するコンテンツ証明書ファイルであり、
コンテンツ証明書001(Content001.cer)がレイヤ1に対応するコンテンツ証明書ファイル、
コンテンツハッシュテーブル000(ContentHash000.tbl)がレイヤ0に対応するコンテンツハッシュテーブルであり、
コンテンツハッシュテーブル001(ContentHash001.tbl)がレイヤ1に対応するコンテンツハッシュテーブルに相当する。
図7に示すクリップ#0には、3つのハッシュユニット(HU#0〜HU#2)が設定され、各ハッシュユニットは、例えば192KB単位で設定され、各ハッシュユニットに基づく算出ハッシュ値がコンテンツハッシュテーブルに記録される。ハッシュ値算出アルゴリズムは、例えばSHA−1である。
レイヤ0のコンテンハッシュテーブル[ContentHash000.tbl]の記録データ[Hash_Value#0]は、クリップ#0のハッシュユニット(HU#0)に基づいて算出されたハッシュ値である。
[Hash_Value#1]は、クリップ#0のハッシュユニット(HU#1)に基づいて算出されたハッシュ値である。
[Hash_Value#2]は、クリップ#0のハッシュユニット(HU#2)に基づいて算出されたハッシュ値である。
さらに、レイヤ0〜1に記録されたクリップ#1にも、3つのハッシュユニット(HU#0〜HU#2)が設定され、各ハッシュユニットに基づく算出ハッシュ値がコンテンツハッシュテーブルに記録される。
レイヤ0のコンテンハッシュテーブル[ContentHash000.tbl]の記録データ[Hash_Value#3]は、クリップ#1のハッシュユニット(HU#0)に基づいて算出されたハッシュ値である。
[Hash_Value#4]は、クリップ#1のハッシュユニット(HU#1)に基づいて算出されたハッシュ値である。
クリップ#1のハッシュユニット(HU#2)は、レイヤ1に設定されており、このハッシュユニット(HU#2)に対応するハッシュ値は、レイヤ1対応のレイヤ0のコンテンハッシュテーブル[ContentHash001.tbl]の[Hash_Value#0]として記録間される。
さらに、レイヤ0〜1に記録されたクリップ#2にも、3つのハッシュユニット(HU#0〜HU#2)が設定され、各ハッシュユニットに基づく算出ハッシュ値がコンテンツハッシュテーブルに記録される。
レイヤ0のコンテンハッシュテーブル[ContentHash000.tbl]の記録データ[Hash_Value#5]は、クリップ#2のハッシュユニット(HU#0)に基づいて算出されたハッシュ値である。
レイヤ1のコンテンハッシュテーブル[ContentHash001.tbl]の記録データ[Hash_Value#1]は、クリップ#2のハッシュユニット(HU#1)に基づいて算出されたハッシュ値である。
レイヤ1のコンテンハッシュテーブル[ContentHash001.tbl]の記録データ[Hash_Value#2]は、クリップ#2のハッシュユニット(HU#1)に基づいて算出されたハッシュ値である。
さらに、レイヤ1のみに記録されたクリップ#3には、2つのハッシュユニット(HU#0〜HU#1)が設定され、各ハッシュユニットに基づく算出ハッシュ値がコンテンツハッシュテーブルに記録される。
レイヤ1のコンテンハッシュテーブル[ContentHash001.tbl]の記録データ[Hash_Value#3]は、クリップ#3のハッシュユニット(HU#0)に基づいて算出されたハッシュ値である。
レイヤ1のコンテンハッシュテーブル[ContentHash001.tbl]の記録データ[Hash_Value#4]は、クリップ#3のハッシュユニット(HU#1)に基づいて算出されたハッシュ値である。
コンテンツ証明書も、前述したように、各レイヤ単位のファイルとして設定され、レイヤ0に対応するコンテンツ証明書[Content000.cer]には、レイヤ0に対応するコンテンツハッシュテーブル[ContentHash000.tbl]の記録データに基づいて算出されたダイジェスト値が記録される。
例えば、図7に示す例では、レイヤ0に対応するコンテンツ証明書[Content000.cer]には、3つのコンテンツハッシュテーブルダイジェストの値が記録される。すなわち、
クリップ#0に対応するコンテンツハッシュテーブルダイジェスト#0
クリップ#1に対応するコンテンツハッシュテーブルダイジェスト#1
クリップ#2に対応するコンテンツハッシュテーブルダイジェスト#2
であり、
クリップ#0に対応するコンテンツハッシュテーブルダイジェスト#0は、クリップ#0のレイヤ1に含まれるハッシュユニット(HU#0〜#2)に対応する3つのコンテンツハッシュ(Hash_Value #0〜#2)に基づいて生成されるダイジェスト値であり、具体的には例えば、3つのコンテンツハッシュ(Hash_Value #0〜#2)を入力としてSHA−1によって算出したハッシュ値が、コンテンツハッシュテーブルダイジェスト#0としてコンテンツ証明書(Content000.cer)に記録される。
レイヤ0のコンテンツ証明書(Content000.cer)に記録されるコンテンツハッシュテーブルダイジェスト#1は、クリップ#1のレイヤ0側のハッシュユニット(HU#0〜#1)に対応する2つのコンテンツハッシュ(Hash_Value #3〜#4)に基づいて生成されるダイジェスト値である。
レイヤ0のコンテンツ証明書(Content000.cer)に記録されるコンテンツハッシュテーブルダイジェスト#2は、クリップ#2のレイヤ0側のハッシュユニット(HU#0)に対応する1つのコンテンツハッシュ(Hash_Value #5)に基づいて生成されるダイジェスト値である。
一方、レイヤ1側のコンテンツ証明書(Content001.cer)には、レイヤ1側のコンテンツハッシュテーブルの登録情報に基づくダイジェスト値が登録される。レイヤ1のコンテンツ証明書(Content001.cer)に記録されるコンテンツハッシュテーブルダイジェスト#1'は、クリップ#1のレイヤ1側のハッシュユニット(HU#2)に対応してレイヤ1側のコンテンツハッシュテーブル(ContentHash001.tbl)に記録された1つのコンテンツハッシュ(Hash_Value #0)に基づいて生成されるダイジェスト値である。
レイヤ1のコンテンツ証明書(Content001.cer)に記録されるコンテンツハッシュテーブルダイジェスト#2'は、クリップ#2のレイヤ1側のハッシュユニット(HU#1〜#2)に対応してレイヤ1側のコンテンツハッシュテーブル(ContentHash001.tbl)に記録された2つのコンテンツハッシュ(Hash_Value #1〜#2)に基づいて生成されるダイジェスト値である。
レイヤ1のコンテンツ証明書(Content001.cer)に記録されるコンテンツハッシュテーブルダイジェスト#3'は、クリップ#3のレイヤ1側のハッシュユニット(HU#0〜#1)に対応してレイヤ1側のコンテンツハッシュテーブル(ContentHash001.tbl)に記録された2つのコンテンツハッシュ(Hash_Value #3〜#4)に基づいて生成されるダイジェスト値である。
このように、各レイヤのコンテンツ証明書には、対応するレイヤの各クリップに対応する1つのコンテンツハッシュテーブルダイジェストが記録される。クリップが複数レイヤに記録されている場合は、各レイヤ対応のコンテンツ証明書に同一クリップのコンテンツハッシュテーブルダイジェストがそれぞれ記録されることになる。コンテンツハッシュテーブルダイジェストは、コンテンツ再生単位としてのクリップに対応して生成されるクリップ対応の固有値である。
[3.ハッシュ値を利用したコンテンツ関連情報の取得処理例]
図8を参照してコンテンツに対応するハッシュ値を利用してコンテンツ関連情報を取得する処理例について説明する。図8には、コンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB:BD DataBase)310と、情報記録媒体からのコンテンツ再生を行ない、情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応するコンテンツ関連情報、具体的には、例えば、曲名、作品名、ジャケット写真、出演者、監督、発表年、ジャンル、カバーアートなどのコンテンツ関連情報を、コンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)310から取得するクライアント、例えばユーザデバイスとしての再生装置(例えばBDプレーヤ)320を示している。
クライアント(再生装置)320が、コンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)310から例えば、曲名、作品名などのコンテンツ関連情報を取得する場合、情報記録媒体321に記録されたコンテンツ証明書(CC:Content Certificate)322を読み出し、読み出したコンテンツ証明書(CC)322に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得し、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストに基づいて、コンテンツハッシュテーブルダイジェストの生成元であるコンテンツに対応するユニーク値(コンテンツ識別子)を生成する。
コンテンツハッシュテーブルダイジェストは、前述したように、コンテンツ再生単位としてのクリップに対応して生成されるクリップ対応の固有値である。従って、例えば、ある1つのコンテンツに含まれる1つ以上のコンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結して生成した値は、コンテンツ識別に適用可能なユニークID、すなわちコンテンツ識別子として利用可能となる。
クライアント(再生装置)320は、コンテンツ証明書(CC)322から取り出したコンテンツハッシュテーブルダイジェスト323に基づいて、コンテンツ識別子を生成し、生成したコンテンツ識別子をコンテンツ関連情報提供サーバ310に送信する。例えば、コンテンツ証明書に登録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストが、
コンテンツハッシュテーブルダイジェスト#0=aaaa
コンテンツハッシュテーブルダイジェスト#1=bbbb
コンテンツハッシュテーブルダイジェスト#2=cccc
の3つのデータによって構成されている場合、
これらを連結して、
コンテンツ識別子:X=aaaabbbbcccc
を生成し、このコンテンツ識別子[X=aaaabbbbcccc]をコンテンツ識別子として、コンテンツ関連情報提供サーバ310に送信する。
コンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)310は、コンテンツ関連情報を格納したデータベース311を保有している。データベース311は、コンテンツ識別子によって特定されるコンテンツに関するコンテンツ関連情報、例えば曲名、作品名、ジャケット写真などの様々なコンテンツ関連情報を格納したデータベースである。データベース311は、クライアント320から受信するコンテンツ識別子の値に対応するコンテンツ関連情報を取得して、取得したコンテンツ関連情報をクライアント(再生装置)320に送信する。
クライアント(再生装置)320は、コンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)310からコンテンツ関連情報324を受信すると、例えばクライアント(再生装置)320のディスプレイに受信したコンテンツ関連情報、例えば監督、俳優、ジャンル、曲名、作品名、ジャケット写真などのコンテンツ関連情報を表示する。
このように、情報記録媒体321には記録コンテンツに対応するコンテンツ証明書(CC)が記録されており、コンテンツ証明書に含まれるコンテンツハッシュテーブルダイジェストは、コンテンツ再生単位としてのクリップを特定するユニークな識別子である。クライアント(再生装置)320は、このコンテンツハッシュテーブルダイジェストに基づいてコンテンツ識別子を生成して、生成したコンテンツ識別子に基づいてコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を取得する。
なお、図7を参照して説明したように、複数の記録層(レイヤ)を有するディスクでは、コンテンツ証明書はレイヤ対応のデータとして記録されており、コンテンツハッシュテーブルダイジェストの値は、複数のコンテンツ証明書に記録される設定となる。このように複数のコンテンツ証明書にコンテンツハッシュテーブルダイジェストの値が記録されている場合、クライアントは、各コンテンツ証明書からコンテンツハッシュテーブルダイジェストを抽出して連結してユニークIDとしてのコンテンツ識別子を生成してコンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)に送信する。
複数のコンテンツ証明書に分散記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストの連結に基づくコンテンツ識別子の生成処理について、図9を参照して説明する。図9には、レイヤ0に対応するコンテンツ証明書401に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェスト(#0a〜#2a)と、レイヤ1に対応するコンテンツ証明書402に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェスト(#1b〜#3b)を示している。
なお、
コンテンツハッシュテーブルダイジェスト#0aはクリップ#0のハッシュユニットに基づいて生成された値、
コンテンツハッシュテーブルダイジェスト#1a,#1bはクリップ#1のハッシュユニットに基づいて生成された値、
コンテンツハッシュテーブルダイジェスト#2a,2bはクリップ#2のハッシュユニットに基づいて生成された値、
コンテンツハッシュテーブルダイジェスト#3bはクリップ#3のハッシュユニットに基づいて生成された値、
である。
このように、レイヤ0に対応するコンテンツ証明書401には3つのコンテンツハッシュテーブルダイジェスト(#0a〜#2a)が記録され、レイヤ1に対応するコンテンツ証明書402にも3つのコンテンツハッシュテーブルダイジェスト(#1b〜#3b)が記録されている。クライアントは、これらの複数のコンテンツハッシュテーブルダイジェストを各クリップ順、かつレイヤ順に並べて連結する。すなわち、[コンテンツハッシュテーブルダイジェスト#n]を[CHTD#n]として示すと、
(CHTD#0a)(CHTD#1a)(CHTD#1b)(CHTD#2a)(CHTD#2b)(CHTD#3a)
として、6つのコンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ順、かつレイヤ順に並べて1つのコンテンツ識別子(ハッシュID)403を生成する。クライアントはこのようにして生成したコンテンツ識別子(ハッシュID)403をコンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)に送信する。
コンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)は、このように複数クリップに対応するコンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子(ハッシュID)403を受信して、コンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)の保持する各コンテンツに対応する同様のコンテンツ識別子とのマッチングを実行し、マッチしたコンテンツ識別子(ハッシュID)403に対応して特定されるコンテンツに対応するコンテンツ関連情報(曲名、作品名など)をクライアントに提供する。
なお、コンテンツ識別子(ハッシュID)403は、各クリップ対応のコンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結した構成であり、コンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)は、各クリップ単位で、コンテンツハッシュテーブルダイジェストのマッチング検証を行なうことができる。
図9に示す構成では、コンテンツ証明書に登録されたすべてのクリップに対応するコンテンツハッシュテーブルダイジェストの連結データをコンテンツ識別子として生成してコンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)に送信してコンテンツ情報を取得する構成例として説明したが、コンテンツ証明書に登録された一部のクリップに対応するコンテンツハッシュテーブルダイジェストのみを選択して、コンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)に送信してコンテンツ情報を取得する構成としてもよい。コンテンツ関連情報提供サーバ(BDDB)は、一部のクリップ対応のコンテンツハッシュテーブルダイジェストのマッチング検証を実行して、コンテンツ特定が可能であった場合、特定したコンテンツのコンテンツ関連情報を提供する。
図10を参照して、コンテンツ関連情報の取得処理を実行するクライアントとコンテンツ関連情報の提供処理を実行するサーバ間の処理のシーケンスについて説明する。まず、ステップS101においてクライアントは、コンテンツの記録されたメディア(情報記録媒体)を再生装置にセットする。コンテンツの記録されたメディア(情報記録媒体)にはコンテンツとともにコンテンツ対応のコンテンツ証明書が記録されている。
ステップS102において、クライアントとしての再生装置は、コンテンツ証明書の読み取りを実行してコンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを抽出してクリップ単位で連結してコンテンツ識別子(ハッシュID)を生成する。なお、メデイアに複数のレイヤがあり、各レイヤ単位の複数のコンテンツ証明書が記録されている場合は、図9を参照して説明したようなコンテンツハッシュテーブルダイジェストの連結処理を実行して1つのコンテンツ識別子(ハッシュID)を生成する。
次に、クライアントは、ステップS103において、生成したコンテンツ識別子(ハッシュID)をサーバに送信する。サーバは、先に図8を参照して説明したように、コンテンツ識別子(ハッシュID)に対応付けたコンテンツ関連情報(メタデータ)を格納したデータベースを持つサーバである。
サーバは、ステップS104において、データベース(DB)内の登録コンテンツ識別子(ハッシュID)と受信したコンテンツ識別子(ハッシュID)のマッチング処理を実行し、ステップS105において、マッチしたコンテンツ識別子(ハッシュID)に対応付けて登録されたコンテンツ関連情報(メタデータ)をクライアントに送信する。クライアントは、ステップS106においてサーバから受信したコンテンツ関連情報(メタデータ)を出力、例えばディスプレイに表示する。なお、コンテンツ関連情報(メタデータ)には、例えば、曲名、作品名、ジャケット写真、出演者、監督、発表年、ジャンル、カバーアートなどが含まれる。
[4.ハッシュ値およびコンテンツ証明書識別子(CCID)を利用したコンテンツ関連情報の取得処理例]
次に、上述したコンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストのみでなく、コンテンツ証明書に記録されたその他の識別情報を併せたコンテンツ識別子に基づくコンテンツ関連情報の取得処理例について説明する。
図11にコンテンツ証明書の構成を示す。コンテンツ証明書には、先に図3、図5を参照して説明したように、情報記録媒体に記録されたコンテンツの「改竄の有無」を検証可能なデータとしてのコンテンツハッシュテーブルダイジェスト423の他、情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID421、さらに、アプリカントID(Applicant ID)および情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー(Content Sequence Number)422が記録されている。
アプリカントID(Applicant ID)と、コンテンツシーケンスナンバー(Content Sequence Number)とのデータの組み合わせ、すなわち、
アプリカントID(Applicant ID(2B))+コンテンツシーケンスナンバー(Content Sequence Number(4B))を、
コンテンツ証明書識別子(CCID:Content Certificate ID(6B))と呼ぶ。
このコンテンツ証明書識別子(CCID)は、コンテンツ証明書(CC)に対応する固有識別子として設定される。コンテンツ証明書は、情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応して設定される証明書であり、このコンテンツ証明書識別子に基づいて、情報記録媒体に記録されたコンテンツの特定が可能となる。
以下の実施例は、このコンテンツ証明書に格納されたコンテンツ証明書識別子(コンテンツ証明書ID)を、前述のコンテンツハッシュテーブルダイジェストとともに、コンテンツ識別子の構成データとして適用した例である。
クライアントは、図11に示すように、コンテンツ証明書に記録されたアプリカントID(Applicant ID)421と、コンテンツシーケンスナンバー(Content Sequence Number)422とを組み合わせてコンテンツ証明書識別子(CCID)431を生成し、さらに、コンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを組み合わせてハッシュID432を生成する。さらに、コンテンツ証明書識別子(CCID)431と、ハッシュID432を組み合わせてコンテンツ識別子(CCID+ハッシュID)441を生成し、これをコンテンツ関連情報提供サーバに送信する。
なお、コンテンツ証明書識別子(CCID)431と、ハッシュID432を組み合わせてコンテンツ識別子(CCID+ハッシュID)441を生成する処理は、例えば各データの連結処理として実行することが可能である。また、図11には、1つのコンテンツ証明書のみを示しているが、先に図7を参照して説明したように、複数レイヤのメディアであり各レイヤに対応するコンテンツ証明書が記録されている場合、これらの複数のコンテンツ証明書の記録データに含まれる。アプリカントIDと、コンテンツシーケンスナンバーと、コンテンツハッシュテーブルダイジェストを組み合わせてコンテンツ識別子を生成して、コンテンツ関連情報提供サーバに送信する。
図12を参照して、アプリカントIDと、コンテンツシーケンスナンバーコンテンツに基づいて生成する証明書識別子(CCID)と、コンテンツハッシュテーブルダイジェストに基づいて生成するハッシュIDを組み合わせてコンテンツ識別子(CCID+ハッシュID)を生成して、このコンテンツ識別子に基づいてコンテンツ関連情報の取得処理を実行するクライアントサーバ間の処理シーケンスについて説明する。まず、ステップS201においてクライアントは、コンテンツの記録されたメディア(情報記録媒体)を再生装置にセットする。コンテンツの記録されたメディア(情報記録媒体)にはコンテンツとともにコンテンツ対応のコンテンツ証明書が記録されている。
ステップS202において、クライアントとしての再生装置は、コンテンツ証明書の読み取りを実行してコンテンツ証明書に記録されたアプリカントIDとコンテンツシーケンスナンバーを取得してコンテンツ証明書識別子(CCID)を生成し、さらに、コンテンツハッシュテーブルダイジェストからハッシュIDを生成し、CCIDとハッシュIDに基づいてコンテンツ識別子(CCID+ハッシュID)を生成する。なお、メデイアに複数のレイヤがあり、各レイヤ単位の複数のコンテンツ証明書が記録されている場合は、これらの複数のコンテンツ証明書の記録データに含まれる。アプリカントIDと、コンテンツシーケンスナンバーと、コンテンツハッシュテーブルダイジェストを組み合わせてコンテンツ識別子を生成する。
次に、クライアントは、ステップS203において、生成したコンテンツ識別子(CCID+ハッシュID)をサーバに送信する。サーバは、コンテンツ識別子(CCID+ハッシュID)に対応付けたコンテンツ関連情報(メタデータ)を格納したデータベースを持つサーバである。
サーバは、ステップS204において、データベース(DB)内の登録コンテンツ識別子(CCID+ハッシュID)と受信したコンテンツ識別子(CCID+ハッシュID)のマッチング処理を実行し、ステップS205において、マッチしたコンテンツ識別子(CCID+ハッシュID)に対応付けて登録されたコンテンツ関連情報(メタデータ)をクライアントに送信する。クライアントは、ステップS206においてサーバから受信したコンテンツ関連情報(メタデータ)を出力、例えばディスプレイに表示する。なお、コンテンツ関連情報(メタデータ)には、例えば、曲名、作品名、ジャケット写真、出演者、監督、発表年、ジャンル、カバーアートなどが含まれる。
本処理例では、コンテンツ識別子としてコンテンツハッシュテーブルダイジェストのみならず、アプリカントIDと、コンテンツシーケンスナンバーコンテンツに基づいて生成するコンテンツ証明書識別子(CCID)も適用しているので、より厳格なIDマッチング処理が実現され、マッチング精度を向上させることが可能となる。
なお、コンテンツ証明書識別子(CCID)の構成データであるアプリカントIDは、情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子であり、同一コンテンツである場合でも、例えばディスクの製造者が異なる場合などには異なるアプリカントIDが設定されることがあり、同一コンテンツに対応して複数のコンテンツ証明書識別子(CCIDaやCCIDb)が設定される場合がある。
コンテンツ関連情報の提供処理を実行するサーバでは、コンテンツ関連情報の提供においてCCIDを含むコンテンツ識別子に基づくコンテンツ特定を行なう場合、これらの状況、すなわち1つのコンテンツに対応して複数の異なるコンテンツ識別子が設定されていることを考慮した処理を行なうことが必要となる。この処理例について、図13を参照して説明する。
図13には、異なるディスク製造者の下、異なるスタンパを利用して製造されたディスクA501とディスクB502を示している。ディスクA、ディスクBとも同一コンテンツが格納されているが、ディスクA501に格納されるコンテンツ証明書中のアプリカントIDと、ディスクB502に格納されるコンテンツ証明書中のアプリカントIDとは異なるIDとなり、その結果、
ディスクAのコンテンツ証明書識別子(CCIDa)=(アプリカントID+コンテンツシーケンスナンバー)と、ディスクAのコンテンツ証明書識別子(CCIDb)=(アプリカントID+コンテンツシーケンスナンバー)とはことなる値、すなわち、
CCIDa≠CCIDb
となる。
データベース管理を実行するサーバは、図に示すようにステップS301においてディスクA501からコンテンツ証明書を読み取り、コンテンツ証明書の格納データに基づいてコンテンツ識別子=(CCIDa+ハッシュID)を生成する。さらに、ステップS302においてディスクB502からコンテンツ証明書を読み取り、コンテンツ証明書の格納データに基づいてコンテンツ識別子=(CCIDb+ハッシュID)を生成する。
さらに、ステップS303において、ディスクAから読み取ったコンテンツ識別子=(CCIDa+ハッシュID)と、ディスクBから読み取ったコンテンツ識別子=(CCIDb+ハッシュID)とを比較する。この比較処理において、ハッシュIDの部分データのみを比較し、一致しているか否かを検証する。基本的にコンテンツが同一であれば、スタンパやディスク製造者が異なっていてもハッシュIDはすべてのディスクにおいて一致する。
ディスクAから読み取ったコンテンツ識別子=(CCIDa+ハッシュID)と、ディスクBから読み取ったコンテンツ識別子=(CCIDb+ハッシュID)のハッシュID同士が一致した場合、これらのコンテンツ識別子の構成データである。CCIDa,CCIDb、ハッシュIDは、すべて同一コンテンツに対応するコンテンツ識別子構成データであると判断する。結果として、ステップS304に示すように、コンテンツ識別子とコンテンツ関連情報との対応関係を構築する。
すなわち、
(1)コンテンツ識別子(CCIDa)
(2)コンテンツ識別子(CCIDb)
(3)コンテンツ識別子(CCIDa+ハッシュID)
(4)コンテンツ識別子(CCIDa+ハッシュID)
(5)コンテンツ識別子(ハッシュID)
これらは、すべて同一コンテンツに対応するコンテンツ識別子であると判断し、これらの識別子に対応させて1つのコンテンツに対応するコンテンツ関連情報を抽出可能なデータベースを構築する。
このようなデータベースの構築により、上記の様々なコンテンツ識別子(1)〜(5)をクライアントから受領した場合、誤りなく対応コンテンツのコンテンツ関連情報を選択してクライアントに提供することができる。
[5.ユーザ嗜好に応じた推奨コンテンツ関連情報提供処理]
次に、コンテンツ関連情報提供サーバにおいて、クライアントに対して、ユーザ嗜好に応じたコンテンツを選択し、選択コンテンツに対応するコンテンツ関連情報を提供する処理例について説明する。
図14を参照して、コンテンツ関連情報提供サーバにおいて、クライアントに対して、ユーザ嗜好に応じたコンテンツを選択し、選択コンテンツに対応するコンテンツ関連情報を提供する処理のシーケンス例について説明する。まず、ステップS401において、クライアントは、コンテンツの記録されたメディア(情報記録媒体)を再生装置にセットする。コンテンツの記録されたメディア(情報記録媒体)にはコンテンツとともにコンテンツ対応のコンテンツ証明書が記録されている。
ステップS402において、クライアントとしての再生装置は、コンテンツ証明書の読み取りを実行してコンテンツ証明書に記録されたデータに基づいてコンテンツ識別子を生成する。なお、本例においてコンテンツ識別子は、
(1)コンテンツハッシュテーブルダイジェストから生成したハッシュID
(2)アプリカントIDとコンテンツシーケンスナンバーからなるコンテンツ証明書識別子(CCID)と、ハッシュIDとの組み合わせ、
(3)コンテンツ証明書識別子(CCID)、
上記いずれかのコンテンツ識別子である。
クライアントは生成したコンテンツ識別子を再生装置内のローカルデータベースにコンテンツ識別子履歴情報として記録する。再生装置内のローカルデータベースには再生装置において再生したコンテンツに対応するコンテンツ識別子が順次記録される。例えば再生日時情報と対応付けた履歴情報として記録される。
次に、クライアントは、ステップS403において、再生装置内のローカルデータベースに記録されたコンテンツ識別子履歴情報をサーバに送信する。サーバは、コンテンツ識別子(CCID+ハッシュID)に対応付けたコンテンツ関連情報(メタデータ)を格納したデータベースを持ち、さらに、様々なクライアントからのコンテンツ識別子履歴情報を記録した視聴履歴データベースを有する。例えば図15に示すように各クライアント(ユーザ)から受信するコンテンツ識別子履歴情報を記録した視聴履歴データベースである。
サーバは、ステップS404において、クライアントから受信したコンテンツ識別子履歴情報と、マッチング率の高い登録履歴情報を、視聴履歴データベース(図15参照)から選択し、ユーザ嗜好に応じて推奨する未視聴コンテンツを選択する。なお、この選択処理には、協調フィルタリングアルゴリズムが適用される。
協調フィルタリングアルゴリズムについて、図16を参照して説明する。協調フィルタリングアルゴリズムは、複数ユーザの嗜好動向の 「重なり度合い」から、「非重なり 部分」についても、嗜好が重なる可能性があると推測する手法である。例えば図16に示すように、ユーザ[Xさん]のコンテンツ視聴履歴がコンテンツA,B,C,D,Eであり、ユーザ[Yさん]のコンテンツ視聴履歴がコンテンツB,C,D,E,Fである場合、ユーザ[Xさん]とユーザ[Yさん]の視聴コンテンツの重なり部分が大きく、このユーザ[Xさん]とユーザ[Yさん]は類似する嗜好を持つと判断し、ユーザ[Xさん]の視聴コンテンツに含まれるが、ユーザ[Yさん]の視聴コンテンツに含まれていないコンテンツAは、ユーザ[Yさん]が視聴したいコンテンツであると判断し、また、ユーザ[Yさん]の視聴コンテンツに含まれるが、ユーザ[Xさん]の視聴コンテンツに含まれていないコンテンツFは、ユーザ[Xさん]が視聴したいコンテンツであると判断するというアルゴリズムである。
サーバは、図14に示すシーケンス図のステップS404において、クライアントから受信したコンテンツ識別子履歴情報に基づいて、マッチング率の高い登録履歴情報を視聴履歴データベース(図15参照)から選択し、協調フィルタリングアルゴリズムを適用してユーザ嗜好に応じた推奨する未視聴コンテンツを選択する。
サーバは、ステップS405において、選択した未視聴コンテンツに対応するコンテンツ関連情報(メタデータ)をデータベースから取得してクライアントに送信する。クライアントは、ステップS406においてサーバから受信したコンテンツ関連情報(メタデータ)を出力、例えばディスプレイに表示する。なお、コンテンツ関連情報(メタデータ)には、例えば、曲名、作品名、ジャケット写真、出演者、監督、発表年、ジャンル、カバーアートなどが含まれる。
本処理例では、クライアントが視聴したいであろうコンテンツを、クライアントから受信するコンテンツ識別子の履歴データに基づいて推定して、推定したコンテンツに対応するコンテンツ関連情報をクライアントに提示する構成としたので、クライアントの嗜好を的確に判断し、核クライアントの嗜好に応じた最適なコンテンツの情報提供処理が可能となる。
[5.情報処理装置の構成]
次に、図17、図18を参照してコンテンツ証明書に格納されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストに基づくコンテンツ識別子(ハッシュID)、あるいはコンテンツ証明書識別子(CCID)、あるいはこれらの組み合わせデータからなるコンテンツ識別子をサーバに送信してコンテンツ関連情報等の取得処理を実行する情報処理装置(例えば再生装置)およびコンテンツ識別子を受信してコンテンツ関連情報等の送信処理を実行するサーバを構成する情報処理装置の構成例について説明する。
まず、図17を参照して、コンテンツ識別子をサーバに送信してコンテンツ関連情報等の取得処理を実行する情報処理装置(クライアント)の機能、構成について説明する。情報処理装置は、図17に示すように、サーバとのデータ送受信を実行するデータ送受信部801、情報処理装置におけるデータ処理の統括的制御を実行する制御部802、情報記録媒体810の記録コンテンツに対応して情報記録媒体810に記録されたコンテンツ証明書811を読み取り、コンテンツ証明書811からコンテンツハッシュテーブルダイジェストやコンテンツ識別子(CCID)を取得してコンテンツ識別子を生成するコンテンツ識別子生成部803と、情報記録媒体810の記録コンテンツの再生処理や記録処理(コピー処理等)の制御を実行する記録再生制御部804、処理プログラム等を記憶した記憶部805、データ表示処理を実行するディスプレイ等からなる出力部806、情報記録媒体(メディア)810に対する媒体I/F807を有する。
コンテンツ識別子生成部803は、情報記録媒体810の記録コンテンツに対応して情報記録媒体810に記録されたコンテンツ証明書を読み取り、例えば、コンテンツ証明書の格納データに含まれるコンテンツ対応のハッシュ値などを組み合わせてコンテンツ識別子を生成する。すなわち、コンテンツ識別子生成部803は、情報記録媒体810からコンテンツハッシュテーブルダイジェストやコンテンツ識別子(CCID)を取得してコンテンツ識別子を生成する。具体的には、先に説明したように、
(1)コンテンツハッシュテーブルダイジェストから生成したハッシュID
(2)アプリカントIDとコンテンツシーケンスナンバーからなるコンテンツ証明書識別子(CCID)と、ハッシュIDとの組み合わせ、
(3)コンテンツ証明書識別子(CCID)、
上記いずれかのコンテンツ識別子を生成する。
なお、コンテンツ識別子生成部803は、コンテンツ証明書811に記録された電子署名の署名検証処理を実行し、コンテンツ証明書811が改ざんのない正当な証明書であることが確認されたことを条件として、コンテンツ証明書811の格納データを取得してコンテンツ証明書識別子を生成する処理を実行する。
データ送受信部801は、コンテンツ識別子生成部803の生成したコンテンツ識別子をコンテンツ関連情報提供サーバに送信し、コンテンツ関連情報提供サーバから、コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を入力する。データ送受信部801介して入力するコンテンツ関連情報はデータ出力部806において例えばディスプレイに表示される。
なお、データ送受信部801は、コンテンツ関連情報として、例えば、情報記録媒体810に格納されたコンテンツの曲名、作品名、ジャケット写真などのデータをコンテンツ関連情報提供サーバから受信し、データ出力部806は、これらのデータを表示部に出力する。
なお、記憶部805には、先に図14〜図16を参照して説明したようにクライアントにおいて再生処理、あるいは装着された情報記録媒体(メディア)810に格納されたコンテンツ証明書の記録データに基づいてコンテンツ識別子生成部803の生成したコンテンツ識別子の履歴データが記録される。この履歴データは、制御部の制御の下、データ送受信部801を介してサーバに送信される。
次に、図18を参照して、コンテンツ識別子をユーザデバイスであるクライアントから受信して、コンテンツ識別子に基づいて対応コンテンツのコンテンツ関連情報を取得してユーザデバイスに対して送信する処理を実行するサーバの構成、機能について説明する。
図18に示すようにコンテンツの提供処理を実行するサーバは、出力データの生成、出力の全体制御を実行する制御部901、データベース910の検索を実行するデータ検索部902、ユーザデバイスとのデータ送受信を実行するデータ送受信部903、データベース910、各種のデータ処理プログラム等を記憶した記憶部906を有する。データベース910には、コンテンツ識別子に対応するコンテンツのコンテンツ関連情報を格納したコンテンツ関連情報データベース911と、ユーザの視聴履歴情報を格納した先に図15を参照して説明した視聴履歴データベース912が含まれる。
データ送受信部903が、クライアントから、情報記録媒体に記録されたコンテンツ証明書に含まれるデータから生成したコンテンツ識別子、例えば、
(1)コンテンツハッシュテーブルダイジェストから生成したハッシュID
(2)アプリカントIDとコンテンツシーケンスナンバーからなるコンテンツ証明書識別子(CCID)と、ハッシュIDとの組み合わせ、
(3)コンテンツ証明書識別子(CCID)、
上記いずれかのコンテンツ識別子を受信すると、データ検索部902は、コンテンツ識別子に対応づけてコンテンツ関連情報を格納したコンテンツ関連情報データベース911を検索して、コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツに対応するコンテンツ関連情報を取得する。さらに、データ送受信部903は、データ検索部902の取得したコンテンツ関連情報をユーザデバイスに送信する。
データ検索部902は、コンテンツ関連情報として、例えば、ユーザデバイスに装着された情報記録媒体の記録コンテンツの曲名、作品名、ジャケット写真などのデータをコンテンツ関連情報データベース911から取得する。データ送受信部903は、これらのコンテンツ関連情報をユーザデバイスに送信する。
さらに、サーバは、クライアントからコンテンツ識別子を受信した場合、ユーザ(クライアント)単位で、視聴履歴データベース912に記録する。さらに、先に図14〜図16を参照して説明したようにデータ検索部902は、視聴履歴データベース912に記録されたデータを利用して協調フィルタリングアルゴリズムを実行して、ユーザの嗜好に応じた未視聴コンテンツを選択し、選択したコンテンツに対応するコンテンツ関連情報をコンテンツ関連情報データベース911から抽出してデータ送受信部903を介してユーザデバイスに送信する。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例の構成によれば、情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応するコンテンツ証明書からコンテンツ対応のハッシュ値、具体的にはコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、コンテンツハッシュテーブルダイジェストに基づくコンテンツ識別子を生成してサーバに送信し、サーバにおいて受信したコンテンツ識別子に基づいてコンテンツを特定して、コンテンツ対応のコンテンツ関連情報、例えば曲名や作品名、あるいはジャケット写真などの様々なコンテンツ関連情報を取得してユーザデバイスとしての情報処理装置に提供する構成としたので、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、BD[Blu−ray Disc(登録商標)]などにおいても、CDにおけるTOC(Table of Contents)を利用したコンテンツ関連情報の取得処理と同様のサービス提供処理構成が実現される。
本発明の適用可能なシステム例について説明する図である。 情報記録媒体の格納データの構成について説明する図である。 コンテンツ証明書のデータ構成例について説明する図である。 コンテンツ証明書およびコンテンツハッシュテーブルの構成について説明する図である。 コンテンツ証明書のデータ構成例について説明する図である。 情報記録媒体の格納データのディレクトリ構成例について説明する図である。 情報記録媒体の格納データとしてのクリップ、コンテンツハッシュテーブル、コンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録したコンテンツ証明書のデータの対応関係について説明する図である。 コンテンツ識別子に基づくコンテンツ関連情報の取得処理シーケンスを説明する図である。 異なるレイヤにあるコンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストに基づくコンテンツ識別子の生成処理例について説明する図である。 コンテンツ識別子(ハッシュID)に基づくコンテンツ関連情報取得処理のシーケンスを説明する図である。 コンテンツ証明書に格納されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストとコンテンツ識別子(CCID)とに基づくコンテンツ識別子の生成処理について説明する図である。 コンテンツ識別子(ハッシュID+CCID)に基づくコンテンツ関連情報取得処理のシーケンスを説明する図である。 様々なコンテンツ識別子とコンテンツ関連情報との対応関係構築処理について説明する図である。 コンテンツ識別子に基づくユーザ嗜好に応じた推薦コンテンツの選択によるコンテンツ関連情報提供処理のシーケンスを説明する図である。 視聴履歴データベースの構成例について説明する図である。 協調フィルタリングアルゴリズムについて説明する図である。 コンテンツ識別子に基づくコンテンツ関連情報取得処理を実行するクライアント装置の構成および機能について説明する図である。 コンテンツ識別子に基づくコンテンツ関連情報提供処理を実行するサーバの構成および機能について説明する図である。
符号の説明
10 ユーザ
11 情報処理装置
12 情報記録媒体(メディア)
13 コンテンツ関連情報提供サーバ
14 ネットワーク
100 情報記録媒体
101 コンテンツ
102 コンテンツ証明書(CC)
103 コンテンツリボケーションリスト(CRL)
201 コンテンツハッシュテーブルダイジェスト
202 アプリカントID
203 コンテンツシーケンスナンバー
204 署名
251 AACSディレクトリ
252 BDMVディレクトリ
310 コンテンツ関連情報提供サーバ
311 データベース
320 再生装置
321 情報記録媒体
322 コンテンツ証明書(CC)
323 コンテンツハッシュテーブルダイジェスト
324 コンテンツ関連情報
401,402 コンテンツ証明書
403 コンテンツ識別子
421 アプリカントID
422 コンテンツシーケンスナンバー
423 コンテンツハッシュテーブルダイジェスト
431 コンテンツ証明書識別子(CCID)
432 ハッシュID
441 コンテンツ識別子(CCID+ハッシュID)
501 ディスクA
502 ディスクB
801 データ送受信部
802 制御部
803 コンテンツ識別子生成部
804 記録再生制御部
805 記憶部
806 データ出力部
807 媒体I/F
810 情報記録媒体
811 コンテンツ証明書
901 制御部
902 データ検索部
903 データ送受信部
910 データベース
906 記憶部
911 コンテンツ関連情報データベース
912 視聴履歴データベース

Claims (24)

  1. 情報記録媒体の記録コンテンツに対応するコンテンツ関連情報を取得する情報処理装置であり、
    情報記録媒体の記録コンテンツに対応して情報記録媒体に記録されたコンテンツ証明書を読み取り、該コンテンツ証明書の格納データに含まれるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を生成するコンテンツ識別子生成部と、
    前記コンテンツ識別子生成部の生成したコンテンツ識別子をコンテンツ関連情報提供サーバに送信するデータ送信部と、
    コンテンツ関連情報提供サーバから、前記コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を入力するデータ受信部と、
    前記データ受信部を介して入力するコンテンツ関連情報を出力するデータ出力部と、
    を有し、
    前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
    前記コンテンツ識別子生成部は、
    前記コンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行する構成であることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体の記録コンテンツの再生単位として設定されるクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
    前記コンテンツ識別子生成部は、
    前記コンテンツ証明書に記録されたクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ順に連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体に設定された複数の記録レイヤ毎に記録され、
    前記コンテンツ識別子生成部は、
    各記録レイヤ対応の複数のコンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ順にかつレイヤ順に連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記コンテンツ識別子生成部は、
    前記コンテンツ証明書の格納データに含まれる前記ハッシュ値と、
    前記コンテンツ証明書に記録された、下記データ、すなわち、
    (a)情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID、
    (b)前記アプリカントID及び情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー、
    上記(a),(b)の識別データの組み合わせデータからなるコンテンツ証明書識別子(CCID)を組み合わせてコンテンツ識別子を生成する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記コンテンツ識別子生成部は、
    情報記録媒体の記録コンテンツに対応して情報記録媒体に記録されたコンテンツ証明書の格納データに基づいて生成したコンテンツ識別子を記憶部に履歴データとして記録し、
    前記データ送信部は、前記記憶部に記録されたコンテンツ識別子履歴データを前記コンテンツ関連情報提供サーバに送信し、
    前記データ受信部は、前記コンテンツ関連情報提供サーバから、前記コンテンツ識別子履歴データに基づいて特定される推奨コンテンツ対応のコンテンツ関連情報を入力する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記コンテンツ証明書は、
    コンテンツ証明書識別子、コンテンツハッシュテーブルダイジェストを含むデータに対して署名が付与されたコンテンツ証明書であり、
    前記情報処理装置は、
    前記コンテンツ識別子生成部において、前記コンテンツ証明書に記録された電子署名の署名検証処理を実行し、コンテンツ証明書およびコンテンツが改ざんのない正当なデータであることが確認されたことを条件として、前記コンテンツ証明書からデータを取得して取得したデータに基づくコンテンツ識別子を生成する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. クライアントからコンテンツ識別子を受信して、受信したコンテンツ識別子に対応するコンテンツに関するコンテンツ関連情報を前記クライアントに提供するサーバとしての情報処理装置であり、
    前記クライアントに装着された情報記録媒体の格納データであるコンテンツ証明書の記録データであるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を前記クライアントから受信するデータ受信部と、
    コンテンツ識別子と、該コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報とを対応付けて格納したデータベースと、
    前記データ受信部を介して入力するコンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得するデータ検索部と、
    前記データ検索部の取得したコンテンツ関連情報を前記クライアントに送信するデータ送信部と、
    を有し、
    前記コンテンツ証明書は、
    情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
    前記データ受信部は、
    前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子を受信し、
    前記データ検索部は、前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子に基づいて前記データベースの検索を実行して、コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得する処理を実行する構成であることを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記コンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストは、情報記録媒体の記録コンテンツの再生単位として設定されるクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストであり、
    前記データ受信部は、
    前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ単位で連結したコンテンツ識別子を受信し、
    前記データ検索部は、
    コンテンツ識別子をクリップ単位で識別して、識別結果に基づくデータベース検索を実行する構成であることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記データ受信部は、
    前記コンテンツ証明書の格納データに含まれる前記ハッシュ値と、
    前記コンテンツ証明書に記録された、下記データ、すなわち、
    (a)情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID、
    (b)前記アプリカントID及び情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー、
    上記(a),(b)の識別データの組み合わせデータからなるコンテンツ証明書識別子(CCID)を組み合わせたコンテンツ識別子を受信する構成であることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記情報処理装置は、さらに、
    クライアント毎に受信したコンテンツ識別子の履歴データを格納した視聴履歴データベースを有し、
    前記データ検索部は、
    クライアントから受信したコンテンツ識別子と、前記視聴履歴データベースの格納データとの比較処理に基づいて、クライアントの嗜好を解析し、嗜好に応じた推奨コンテンツを選択して、選択した推奨コンテンツに対応するコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得し、
    前記データ送信部は、前記データ検索部の取得したコンテンツ関連情報を前記クライアントに送信する構成であることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記データ検索部は、
    嗜好に応じた推奨コンテンツの選択処理として、協調フィルタリングアルゴリズムを適用した処理を行なう構成であることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 情報処理装置において、情報記録媒体の記録コンテンツに対応するコンテンツ関連情報を取得する情報処理方法であり、
    コンテンツ識別子生成部が、情報記録媒体の記録コンテンツに対応して情報記録媒体に記録されたコンテンツ証明書を読み取り、該コンテンツ証明書の格納データに含まれるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を生成するコンテンツ識別子生成ステップと、
    データ送信部が、前記コンテンツ識別子生成部の生成したコンテンツ識別子をコンテンツ関連情報提供サーバに送信するデータ送信ステップと、
    データ受信部が、コンテンツ関連情報提供サーバから、前記コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を入力するデータ受信ステップと、
    データ出力部が、前記データ受信ステップにおいて入力するコンテンツ関連情報を出力するデータ出力ステップと、
    を有し、
    前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
    前記コンテンツ識別子生成ステップは、
    前記コンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行するステップであることを特徴とする情報処理方法。
  13. 前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体の記録コンテンツの再生単位として設定されるクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
    前記コンテンツ識別子生成ステップは、
    前記コンテンツ証明書に記録されたクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ順に連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  14. 前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体に設定された複数の記録レイヤ毎に記録され、
    前記コンテンツ識別子生成ステップは、
    各記録レイヤ対応の複数のコンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ順にかつレイヤ順に連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  15. 前記コンテンツ識別子生成ステップは、
    前記コンテンツ証明書の格納データに含まれる前記ハッシュ値と、
    前記コンテンツ証明書に記録された、下記データ、すなわち、
    (a)情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID、
    (b)前記アプリカントID及び情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー、
    上記(a),(b)の識別データの組み合わせデータからなるコンテンツ証明書識別子(CCID)を組み合わせてコンテンツ識別子を生成する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  16. 前記情報処理方法は、さらに、
    前記コンテンツ識別子生成部が、情報記録媒体の記録コンテンツに対応して情報記録媒体に記録されたコンテンツ証明書の格納データに基づいて生成したコンテンツ識別子を記憶部に履歴データとして記録するステップと、
    前記データ送信部が、前記記憶部に記録されたコンテンツ識別子履歴データを前記コンテンツ関連情報提供サーバに送信するステップと、
    前記データ受信部が、前記コンテンツ関連情報提供サーバから、前記コンテンツ識別子履歴データに基づいて特定される推奨コンテンツ対応のコンテンツ関連情報を入力する処理を実行するステップと、
    を有することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  17. 前記コンテンツ証明書は、
    コンテンツ証明書識別子、コンテンツハッシュテーブルダイジェストを含むデータに対して署名が付与されたコンテンツ証明書であり、
    前記コンテンツ識別子生成ステップは、前記コンテンツ証明書に記録された電子署名の署名検証処理を実行し、コンテンツ証明書およびコンテンツが改ざんのない正当なデータであることが確認されたことを条件として、前記コンテンツ証明書からデータを取得して取得したデータに基づくコンテンツ識別子を生成する処理を実行することを特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
  18. クライアントからコンテンツ識別子を受信して、受信したコンテンツ識別子に対応するコンテンツに関するコンテンツ関連情報を前記クライアントに提供するサーバとしての情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
    データ受信部が、前記クライアントに装着された情報記録媒体の格納データであるコンテンツ証明書の記録データであるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を前記クライアントから受信するデータ受信ステップと、
    データ検索部が、コンテンツ識別子と該コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報とを対応付けて格納したデータベースの検索を実行して、前記データ受信部を介して入力するコンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を取得するデータ検索ステップと、
    データ送信部が、前記データ検索ステップにおいて取得したコンテンツ関連情報を前記クライアントに送信するデータ送信ステップと、
    を有し、
    前記コンテンツ証明書は、
    情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
    前記データ受信ステップは、
    前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子を受信し、
    前記データ検索ステップは、前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子に基づいて前記データベースの検索を実行して、コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得する処理を実行するステップであることを特徴とする情報処理方法。
  19. 前記コンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストは、情報記録媒体の記録コンテンツの再生単位として設定されるクリップ単位のコンテンツハッシュテーブルダイジェストであり、
    前記データ受信ステップは、
    前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストをクリップ単位で連結したコンテンツ識別子を受信し、
    前記データ検索ステップは、コンテンツ識別子をクリップ単位で識別して、識別結果に基づくデータベース検索を実行するステップであることを特徴とする請求項18に記載の情報処理方法。
  20. 前記データ受信ステップは、
    前記コンテンツ証明書の格納データに含まれる前記ハッシュ値と、
    前記コンテンツ証明書に記録された、下記データ、すなわち、
    (a)情報記録媒体に記録されたコンテンツのコンテンツプロバイダもしくは情報記録媒体の製造者であるディスク工場を特定する識別子としてのアプリカントID、
    (b)前記アプリカントID及び情報記録媒体に記録されたコンテンツに対応する識別子としてのコンテンツシーケンスナンバー、
    上記(a),(b)の識別データの組み合わせデータからなるコンテンツ証明書識別子(CCID)を組み合わせたコンテンツ識別子を受信するステップであることを特徴とする請求項18に記載の情報処理方法。
  21. 前記情報処理装置は、クライアント毎に受信したコンテンツ識別子の履歴データを格納した視聴履歴データベースを有し、
    前記情報処理方法は、さらに、
    前記データ検索部が、クライアントから受信したコンテンツ識別子と、前記視聴履歴データベースの格納データとの比較処理に基づいて、クライアントの嗜好を解析し、嗜好に応じた推奨コンテンツを選択して、選択した推奨コンテンツに対応するコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得するステップと、
    前記データ送信部が、前記データ検索部の取得したコンテンツ関連情報を前記クライアントに送信するステップを実行することを特徴とする請求項18に記載の情報処理方法。
  22. 前記データ検索ステップは、
    嗜好に応じた推奨コンテンツの選択処理として、協調フィルタリングアルゴリズムを適用した処理を行なう構成であることを特徴とする請求項21に記載の情報処理方法。
  23. 情報処理装置において、情報記録媒体の記録コンテンツに対応するコンテンツ関連情報を取得する処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
    前記コンピュータ・プログラムは、
    コンテンツ識別子生成部に、情報記録媒体の記録コンテンツに対応して情報記録媒体に記録されたコンテンツ証明書を読み取り、該コンテンツ証明書の格納データに含まれるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を生成させ、
    データ送信部に、前記コンテンツ識別子生成部の生成したコンテンツ識別子をコンテンツ関連情報提供サーバに送信させ、
    データ受信部に、コンテンツ関連情報提供サーバから、前記コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を入力させ、
    データ出力部に、前記データ受信ステップにおいて入力するコンテンツ関連情報を出力させ、
    前記コンテンツ証明書は、情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
    前記コンテンツ識別子の生成処理において、
    前記コンテンツ証明書に記録されたコンテンツハッシュテーブルダイジェストを取得して、取得したコンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結してコンテンツ識別子を生成する処理を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
  24. クライアントからコンテンツ識別子を受信して、受信したコンテンツ識別子に対応するコンテンツに関するコンテンツ関連情報を前記クライアントに提供するサーバとしての情報処理装置において情報処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
    前記コンピュータ・プログラムは、
    データ受信部に、前記クライアントに装着された情報記録媒体の格納データであるコンテンツ証明書の記録データであるコンテンツ対応のハッシュ値を構成要素としたコンテンツ識別子を前記クライアントから受信させ、
    データ検索部に、コンテンツ識別子と該コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報とを対応付けて格納したデータベースの検索を実行して、前記データ受信部を介して入力するコンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を取得させ、
    データ送信部に、前記データ検索ステップにおいて取得したコンテンツ関連情報を前記クライアントに送信させ、
    前記コンテンツ証明書は、
    情報記録媒体の記録コンテンツの構成データとして設定されるハッシュユニットに基づくハッシュ値を登録したコンテンツハッシュテーブルの記録ハッシュ値に基づくダイジェスト値として生成されるコンテンツハッシュテーブルダイジェストを記録した構成であり、
    前記コンテンツ識別子を前記クライアントから受信する処理においては、
    前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子を受信し、
    前記データベースの検索処理においては、前記コンテンツハッシュテーブルダイジェストを連結したコンテンツ識別子に基づいて前記データベースの検索を実行して、コンテンツ識別子に基づいて特定されるコンテンツ対応のコンテンツ関連情報を前記データベースから取得する処理を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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