JP4934105B2 - 信号処理装置、マーク付与方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば動画データや音声データなどの時系列データの所要位置に対してマークを付すための技術に関するものであり、特に、上記マークの挿入位置を指示入力するための入力装置として機能する端末装置からの送信情報に基づき、時系列データに対するマーク付与を行う信号処理装置とマーク付与方法とに関する。また、上記信号処理装置において実行されるべきプログラムに関するものである。
動画記録を行うビデオカメラ装置が広く普及している。ビデオカメラ装置として、例えば放送業者等が使用するいわゆる業務用のビデオカメラ装置では、撮影後の編集が容易となるように、様々な機能が与えられている。
一例として、録画中にカメラ本体に設けられた所定のボタンを操作することで、録画データにマークを付すという機能が与えられたものがある。例えばこのマークにより、取材時において対象事象の注目ポイント(例えば野球の取材であればホームランのシーンなど)を記しておくことができ、後の編集時には該マークにより注目ポイントの頭出しをスムーズに行うことができるなど、編集作業の円滑化を図ることができる。
なお、関連する従来技術については下記特許文献を挙げることができる。
特開2004−72132号公報 特開2007−82088号公報 特開2007−305213号公報
ここで、現状において、上記マークの付与は、上述のようにカメラ本体に対して設けられたボタンの操作により行う。つまり、従来において上記マークの付与は、カメラマン本人によって行うことが想定されている。
しかしながら、取材中においてカメラマンは撮影に集中しているため、適切なタイミングでマークボタン操作を行うことが非常に困難となる。或いは、状況によってはマークボタン操作を行うことができない場合もある。
この点から従来の取材システムでは、マーク付与機能が有効に利用されてこなかったという問題がある。
上記による問題点に鑑み、本発明では、信号処理装置として以下のように構成することとした。
つまり、本発明の信号処理装置は、記録媒体に対する記録再生を行う記録再生部と、現在時刻を計時する端末側計時部を有すると共に操作により指示されたタイミングにおける上記端末側計時部による計時時刻情報をマーク時刻情報として送信する端末装置との間で通信を行う通信部と、現在時刻を計時する信号処理装置側計時部と、制御部とを備える。
そして、上記制御部が、以下の各処理を実行する。
すなわち、指示に応じ、時系列データの上記記録媒体への記録を実行させるデータ記録制御処理と、
上記データ記録制御処理により時系列データの記録を開始したタイミングにおける上記信号処理装置側計時部による計時時刻情報を上記時系列データの記録開始時刻として取得する記録開始時刻取得処理と、
上記記録開始時刻取得処理により取得した記録開始時刻の情報が上記データ記録制御処理により記録された時系列データと対応づけられて上記記録媒体に記録されるように制御する記録開始時刻記録制御処理と、
上記端末装置が送信した上記マーク時刻情報が上記通信部により受信されたことに応じ、上記記録媒体に記録された時系列データの記録開始時刻の情報に基づいて、上記受信されたマーク時刻情報と上記記録媒体に記録された時系列データとの対応関係を特定する対応関係特定処理と、
上記対応関係特定処理により特定した上記マーク時刻情報と上記時系列データとの対応関係に基づき、上記受信されたマーク時刻情報により特定されるマーク位置の情報が上記時系列データと対応づけられて上記記録媒体に記録されるように上記記録再生部を制御するマーク位置記録制御処理とを実行するものである。

上記構成によれば、マーク付与は、例えばビデオカメラ装置などの実際に時系列データの記録を行う装置への操作入力ではなく、上記端末装置への操作入力により行うことができるようになる。つまりこれにより、この場合のマークの付与は、例えばカメラマンなどの時系列データの記録者ではなく、端末装置を手にした第三者の指示によって行われるようにすることができる。
上記のようにして本発明によれば、時系列データの記録者とは別の第三者によりマーク付与タイミングの指示を行わせることができる。この結果、従来の取材システムのように、記録者本人がマーク付与操作を行わなければならなかった場合と比較して、より確実に、且つ適切なタイミングでマーク付与タイミングの指示が行われるようにすることができる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明していく。

<第1の実施の形態>
[マーク付与システムの概要]

図1は、本発明に基づき構成することのできる、第1の実施の形態としてのマーク付与システム1の概要を示した図である。
この図1に示されるようにして、本実施の形態のマーク付与システム1としては、マーカー装置2とビデオカメラ装置3とを備えて構成されたものとなる。
先ず、ビデオカメラ装置3は、装填された光ディスクDに対して撮像画像(動画像)データの記録を行うことが可能とされる。また、光ディスクDに記録されたデータの再生も可能とされている。
マーカー装置2は、後の説明からも理解されるように、上記ビデオカメラ装置3にて撮影・記録される動画データに対するマーク付与のタイミングを指示するための装置として機能することになる。
第1の実施の形態の場合、マーカー装置2とビデオカメラ装置3とは、例えば無線LAN(Local Area Network)などの無線通信によるデータ通信が可能に構成されている。
また、マーカー装置2とビデオカメラ装置3との間では、有線によるデータ通信も可能とされている。この場合、マーカー装置2にはUSB(Universal Serial Bus)接続端子2Aが備えられ、該USB接続端子2Aとビデオカメラ装置3側に設けられたUSB接続端子(後に説明するUSB接続端子3A)とが接続されることで、マーカー装置2とビデオカメラ装置3との間でデータ通信が可能となる。
[クリップ及びマークについて]

ここで、本実施の形態の場合、ビデオカメラ装置3では、撮像動作により得られた動画像データをクリップ(Clip)と呼ばれるファイル形式で記録する。このクリップファイルに対しては、動画データの時間軸上のマーク位置を管理するためのマークテーブルの情報をメタデータとして付すことが可能とされている。
図2は、このようなマークテーブルのデータ構造例について示した図である。
このマークテーブルの情報は、各クリップごとに付される情報となる。このためマークテーブルには、該マークテーブルがどのクリップについてのマーク位置情報を格納したものであるかを示すためのクリップNo.の情報が格納される。図中では<MarkTable targetMedia=“Clip No.1”>がこれに該当する。
そして、マークテーブルでは、マーク位置を表す情報として、図のようなタイムコード(timecode)の情報が格納される。後述もするように、本例の場合、ビデオカメラ装置3はクリップの録画時においてそのクリップの録画開始時点からの経過時間長を表すタイムコードの情報を例えばフレーム画像単位で付す。このため、上記のようにマークテーブルにタイムコードの情報を格納しておくことで、クリップに付されたマークの位置を特定することができるものである。
なお、本例の場合は、仕様として、各マークにはタイトル(図中では「Mark value」)の情報も格納することが可能とされている。このタイトルの情報としては、ユーザによるタイトル入力操作が特に無い場合には、図のような「No Title」を自動格納する。
この図2に示すクリップテーブルの情報は、クリップファイルのメタデータとして、最終的にビデオカメラ装置3に装填された光ディスクDに対して記録されることになる。
[端末装置の構成]

図3は、図1に示したマーカー装置2(第1の実施の形態としての端末装置)の内部構成を示したブロック図である。
図示するようにマーカー装置2には、CPU(Central Processing Unit)10、メモリ部11、操作部12、計時部13、無線通信部14、USBインタフェース15、及びUSB接続端子2Aが備えられる。
CPU10は、メモリ部11に格納されたプログラムに基づく各種の制御・演算処理を実行することで、マーカー装置2の全体制御を行う。
メモリ部11は、CPUに接続されるROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどの各種メモリを包括的に示したものである。
このメモリ部11には、後述する本実施の形態としての動作の実現にあたり実行されるべき処理をCPU10に実行させるための制御プログラム11aが格納されている。
また、メモリ部11には、後述する本実施の形態としての動作を実現する上で必要となるマーカーID11bも格納される。このマーカーID11bは、マーカー装置2を識別するための識別情報であり、マーカー装置2の個体ごとに異なる情報内容とされる。
操作部12は、マーカー装置2の筐体外面に表出するようにして設けられた操作子を備え、操作が行われた操作子に対応する信号を操作入力信号としてCPU10に与える。
本例の場合、この操作部12の操作子としては、ユーザがマークを付すべきタイミングを指示するためのマークボタンが少なくとも設けられる。
計時部13は時刻計時を行う。本例の場合、この計時部13は「年:月:日:時:分:秒」による時刻を計時するものとされている。
無線通信部14は、CPU14の制御に基づき、外部装置(特にこの場合は図1に示したビデオカメラ装置3)との間で無線によるデータ通信を行う。本例の場合、この無線通信部14は、例えば無線LANのアドホックモード(Wi-Fi:Wireless Fidelityのアドホックモード)により、外部装置との間で直接的に無線データ通信を行う。
USBインタフェース15は、CPU10の制御に基づき、USB接続端子2Aを介して接続された外部装置(この場合は特にビデオカメラ装置3)との間でUSB(Universal Serial Bus)方式によるデータ通信を行う。
[信号処理装置の構成]

図4は、図1に示したビデオカメラ装置3(第1の実施の形態としての信号処理装置)の内部構成を示したブロック図である。
なお、この図4では説明の便宜上、音声の記録再生系の構成についての説明は省略するが、実際には、クリップファイルには音声データも含まれるものとなる。この場合、記録すべき音声信号は、図示されないマイクロフォンを介して入力されることになる。
先ず、このビデオカメラ装置3には、撮像画像データに基づくクリップファイルの記録を行うための構成として、カメラブロック20、撮像信号処理部21、エンコーダ22、カメラ制御部23、タイムコード発生部24、メディアドライブ25が設けられる。これら各部のうち、撮像信号処理部21、エンコーダ22、カメラ制御部23、タイムコード発生部24、メディアドライブ25は、バス26を介してCPU30と接続されている。
上記カメラブロック20には、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサアレイやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサアレイなどによる撮像素子と、カメラレンズやフォーカス機構、ズーム機構、絞り機構などを備え被写体像を上記撮像素子に結像させるための撮像光学系とが備えられる。
カメラ制御部23は、CPU30の指示に基づいて、上記カメラブロック20における撮像のオン/オフ制御、フォーカスレンズの駆動制御などを行う。
撮像信号処理部21は、上記カメラブロック20における撮像素子により得られた撮像信号に対するゲイン調整や波形整形を行うサンプルホールド/AGC(Automatic Gain Control)回路や、ビデオA/Dコンバータを備え、デジタルデータとしての撮像画像データを得る。また撮像画像データに対してホワイトバランス処理、輝度処理、色信号処理などを行う。
エンコーダ22は、CPU30の制御に従って、撮像画像データに基づくクリップファイルの記録に必要な記録データを生成するためのエンコード処理を行う。
具体的には、上記撮像信号処理部21から供給される撮像画像データを所定の画像圧縮方式により圧縮する画像圧縮処理、及び圧縮画像データ(ストリームデータ)を時分割多重してトランスポート(TS)パケット化するマルチプレックス処理を行う。なお確認のために述べておくと、上記マルチプレックス処理としては、実際には上述したマイクロフォンの収音信号に基づく圧縮音声データ(ストリームデータ)と上記圧縮画像ストリームデータとを時分割多重してパケット化する処理となる。
クリップの録画時には、このエンコーダ22にて得られるTSパケットが順次メディアドライブ25に供給される。
メディアドライブ25は、装填された光ディスクDに対するデータ記録、及び上記光ディスクDに記録されるデータの再生を行う。
このメディアドライブ25は、クリップの記録時には、上述のようにしてエンコーダ22にて得られたTSパケットを光ディスクDに順次記録する。そして、CPU30が録画終了に応じて行う制御に基づき、記録したTSパケットが1つのクリップファイルとして管理されるようにするために必要な情報を記録することで、光ディスクD上にクリップファイルを生成する。
また、クリップの録画時には、上述したタイムコードの記録も行われる。タイムコードの記録には、タイムコード発生部24により発生されるタイムコード情報が用いられる。すなわち、このタイムコード発生部24により得られるタイムコード(例えば時:分:秒:フレーム)の情報がメディアドライブ25に供給され、録画クリップのフレーム単位で付されるようにして光ディスクDに記録される。
なお、このタイムコードの記録動作は、例えばCPU30の制御に基づき行われることになる。
また、光ディスクDに記録されたクリップファイルの再生時には、CPU30の制御に基づきメディアドライブ25により光ディスクDから読み出されたTSパケットが、バス26を介してデコーダ33に供給される。
デコーダ33は、供給されるTSパケットについてマルチプレックス処理を行って圧縮画像データを得ると共に、該圧縮画像データについての伸張処理を行うことでデジタル画像データを得る。
また、ビデオカメラ装置3においては、ユーザ(この場合はカメラマンなどの取材スタッフ)に対して表示を行う構成として、図示する表示部32、表示制御部31が設けられる。
上記表示部32は液晶ディスプレイ等の表示パネル部と該表示パネル部を表示駆動する表示駆動部が設けられる。表示駆動部は、上記表示パネル部に情報表示を行わせるための画素駆動回路で構成されている。画素駆動回路は表示パネル部においてマトリクス状に配置されている各画素について、それぞれ所定の水平/垂直駆動タイミングで画像信号に基づく駆動信号を印加し、表示を実行させる。
表示制御部31は、バス26を介して接続されたCPU30の制御に基づいて、表示部32における画素駆動回路を駆動し所定の表示を実行させる。例えば、上述した撮像信号処理部21で得られる撮像画像データをモニタ画像として表示させたり、或いはクリップの再生時には、上述のようにしてデコーダ33で得られた画像データを表示させるなどといったことが行われる。
CPU30は、メモリ部29に格納されるプログラムに基づく各種の制御・演算処理を実行することで、ビデオカメラ装置3の全体制御を行う。メモリ部29は、CPUに接続されるROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の各種メモリを包括的に示している。
このメモリ部29には、後述する本実施の形態としての動作の実現にあたり実行されるべき処理をCPU30に実行させるためのマーク付与プログラム29aが格納されている。
CPU30に対しては、操作部27が接続されている。この操作部27は、ビデオカメラ装置3の筐体外面に表出するようにして設けられた操作子を備え、操作が行われた操作子に対応する信号を操作入力信号としてCPU30に与える。
上記操作部27に設けられる操作子としては、例えばクリップの録画開始を指示するための録画開始ボタン、及びクリップの録画停止を指示するための録画停止ボタンを挙げることができる。CPU30は、録画開始ボタンに応じた操作入力信号が供給されたことに応じ、上述したようなエンコーダ22によるTSパケットの生成動作やメディアドライブ25によるTSパケットの光ディスクDへの記録動作を実行させる。また、上記録画停止ボタンに応じた操作入力情報が供給された場合は、エンコーダ22によるTSパケットの生成動作を停止させ、メディアドライブ25により必要情報を光ディスクDに記録させることで、クリップファイルを生成させる。
また、CPU30に対しては、計時部28が接続されている。この計時部28としても先の計時部13と同様に「年:月:日:時:分:秒」による時刻を計時する。
また、CPU30に対しては、バス26を介してそれぞれ無線通信部34とUSBインタフェース35とが接続されている。
無線通信部34は、CPU30の制御に基づき、外部装置(特にこの場合はマーカー装置2)との間で無線によるデータ通信を行う。この無線通信部34としても、例えば無線LANのアドホックモード(Wi-Fiのアドホックモード)により外部装置との間の無線データ通信を行うように構成されている。
また、USBインタフェース35は、CPU30の制御に基づき、USB接続端子3Aを介して接続された外部装置(この場合は特にマーカー装置2)との間でUSB方式によるデータ通信を行う。
[第1の実施の形態としてのマーク付与動作]

第1の実施の形態は、取材時においてマーク付与が行われるようにするものである。
ここで、確認のために述べておくと、一般的に放送コンテンツの制作は、素材となる動画像(映像)の撮影(=取材)→撮影された素材映像の編集・加工のプロセスを経て行われるものとなる。第1の実施の形態は、このような放送コンテンツの制作プロセス中の取材時において、マーク付与が行われるようにするものである。
図5は、第1の実施の形態としてのマーク付与システム1にて行われる動作を模式的に示した図である。
先ず、本実施の形態としてのマーク付与動作を実現するにあたっては、図5(a)に示されるようにして、取材前の段階で、マーカー装置2とビデオカメラ装置3との間で事前のペアリングを行っておく必要がある。
具体的には、取材時に用いるビデオカメラ装置3に対して、マーカー装置2をUSB接続し、計時時刻の同期、及びマーカー装置2側に記憶されるマーカーID(マーカーID11b)のビデオカメラ装置3への登録を行わせるようにする。
本例の場合、このペアリング処理としての時刻同期及びマーカーIDの登録処理は、ビデオカメラ装置3側が主体となって行う。
具体的に、この場合のビデオカメラ装置3は、所定の操作入力が行われたことに応じ、ビデオカメラ装置3に実装される機能の情報を提示する機能提示画面を表示部32上に表示する。ユーザはこの機能提示画面から「ペアリング」の機能を指定することで、USB接続されたマーカー装置2との間でのペアリング動作の実行を指示することができる。
なお、この場合の例では、図5(a)に示されるようにして、複数台のビデオカメラ装置3にマーカー装置2との間のペアリングを実行させたとする。
ここで、本実施の形態のビデオカメラ装置3では、上記のようなペアリングによりマーカーIDの登録を行った以降において、録画したクリップに登録したマーカーIDを対応づけて記録する。換言すれば、光ディスクDに記録したクリップファイルと、ペアリングを行ったマーカー装置2とを対応づけておくものであり、これによって光ディスクDに記録された各クリップファイルがどのマーカー装置2とのペアリング後に記録されたものであるかの識別が可能となる。
このようなクリップファイルとマーカーIDとの対応づけは、具体的には、次の図6に示されるようなクリップテーブルとしての情報を光ディスクDに記録することで実現している。
図示するようにこのクリップテーブルには、ペアリングにより登録したマーカーIDの情報と、該マーカーIDの登録状態にて光ディスクDに記録されたクリップファイルのクリップNo.の情報とが格納される。クリップNo.の情報は、CPU30が、クリップの録画が行われるごとに、その録画クリップに対して付すNo.情報となる。
上記のようなデータ構造とされることで、光ディスクDに記録されている各クリップがどのマーカー装置2とのペアリング時に記録されたものであるかの対応関係が示される。
ここで、図示されているように、この場合のクリップテーブルには、各クリップファイルのクリップNo.の情報と共に、そのクリップNo.により特定されるクリップファイルの記録開始時刻の情報も併せて格納される。つまり、本例の場合、このクリップテーブルには、上記のように光ディスクDに記録される各クリップがどのマーカー装置2とのペアリング後に記録されたものであるかの対応関係を示す機能と共に、光ディスクDに記録される各クリップごとの記録開始時刻の情報の提示機能も担わせる。
なお、後の説明からも理解されるように、このクリップテーブルにおける各クリップごとの記録開始時刻の情報は、マーク時刻とクリップとの対応関係の特定のために用いられることになる。
確認のために、ビデオカメラ装置3にて行われる、上記クリップテーブルの生成・記録動作について説明しておく。
この場合のビデオカメラ装置3では、クリップの記録を開始すべき状態となったことに応じ、先ずは計時部28により計時されている現在時刻情報を取得する。すなわち、クリップの記録開始時刻の情報を取得するものである。
その上で、装填された光ディスクDに対してクリップが未記録であるか否かを判別する。ここで、ビデオカメラ装置3は、例えば光ディスクDが装填されたタイミングで光ディスクDに記録される管理情報等の読み出しを行い、ここでクリップテーブルの記録/未記録が判定されている。記録開始時において行われる上記クリップが未記録であるか否かを判別は、この判定結果の情報に基づき行うことができる。
上記判別の結果、光ディスクDにクリップが未記録であれるとされた場合は、新規にクリップテーブルを生成する必要がある。従ってその場合は、ペアリングにより登録したマーカーIDと、新たに記録する記録クリップのNo.情報と、上記のようにして取得した記録開始時刻の情報とを格納した新規クリップテーブルを生成する。
一方、光ディスクDに既にクリップが記録済みである場合は、登録したマーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルが光ディスクDに記録されている可能性がある。そこでこの場合には、光ディスクDに記録されるクリップテーブルに登録マーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルがあるか否かを判別し、マーカーIDの一致するクリップテーブルがある場合には、そのクリップテーブルに対して取得した現在時刻情報を追加した情報を生成する。例えば図6のクリップテーブルが光ディスクDに記録されており且つ登録マーカーIDが“0001”である状態において、新たなクリップを記録すべき状態となった場合であれば、図6に示すクリップテーブルに対してクリップNo.3の情報と、取得した記録開始時刻の情報とを追加した情報を生成するといったものである。
また、光ディスクDに記録されるクリップテーブルに登録マーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルが無い場合には、光ディスクDにクリップが未記録であれるとされた場合と同様に、登録マーカーID、クリップNo.、記録開始時刻を格納した新規クリップテーブルを生成することになる。
このとき、新規生成したクリップテーブルの情報は、例えばクリップの記録動作が終了したタイミングなどの所定タイミングで光ディスクDに記録する。
また、上記のように既に登録マーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルが光ディスクDに存在する場合には、光ディスクDに記録される該当するクリップテーブルの情報内容を更新することになるが、この更新についても例えばクリップの記録が終了したタイミングなど所定のタイミングで行うことになる。
説明を図5に戻す。
図5(b)は、上記により説明したような取材前の事前ペアリングを行った後に行われる、マーク付与システム1の取材時における動作を、マーカー装置2側とビデオカメラ装置3側とで分けて模式的に示している。
なお、確認のために述べておくと、取材時には、個々のカメラマンがそれぞれ光ディスクDが装填されたビデオカメラ装置3により取材対象物を撮影(録画)する一方で、例えばディレクタなどのカメラマン以外の人物がマーカー装置2を携帯し、該マーカー装置2に対するボタン操作でマーク付与のタイミングの指示入力を行うことになる。
図5(b)において、先ずマーカー装置2は、図中<1>と示すようにして、ボタン操作時の時刻情報をマーク時刻情報として取得する。すなわち、先に説明した操作部12に設けられるマークボタンが操作されたことに応じて、そのタイミングにおける計時部13の計時時刻情報をマーク時刻情報として取得するものである。
そして、このようにマーク時刻情報を取得すると、<2>と示すようにして、取得したマーク時刻情報をタイムリストに追加する。
ここで、この場合のマーカー装置2では、ボタン操作に応じて取得したマーク時刻情報を、次の図7に示すような構造によるタイムリストとして保持する。つまり、このタイムリストにより、取得したマーク時刻情報は過去のものも含めてリスト化されて保持されることになる。
そして、タイムリストにおいては、このようなマーク時刻情報のリストに対し、メモリ部11内に格納されるマーカーID11bの情報が付されるものとなる(図中「MarkerID=“0001”」)。このようにタイムリストにマーカーID11bの情報を含ませておくことで、該タイムリストを受信した外部装置にて、タイムリストの送信元となるマーカー装置2の識別を行うことが可能となる。
図5(b)に戻り、マーカー装置2は、上記<2>による動作を行うと共に、<3>と示すようにタイムリストの送信動作を行う。
取材時においては、ビデオカメラ装置3は対象物の撮影に用いられているため、マーカー装置2をビデオカメラ装置3にUSB接続することは困難となる。このため取材時におけるタイムリストの送信は、無線通信部14を利用した無線通信により行う。
ここで、タイムリストの送信は、マークボタンが操作されることに応じて行うこともできるが、本実施の形態では、タイムリストは、マークボタン操作とは無関係に、所定時間おきに自動送信される。
ここで、取材時においては、上述のようにタイムリストの送信を無線通信により行うため、電波状況などにより、データ送信に失敗するケースが想定される。仮に、マークボタンの操作に応じてのみタイムリストを送信する場合は、その送信動作が失敗してしまった場合に、ビデオカメラ装置13に新たなマーク時刻情報を受信させることができなくなってしまう。この点を考慮し本例では、タイムリストを所定時間おきに自動送信する。このことで、送信失敗後のデータ再送の機会が与えられ、ビデオカメラ装置3によるタイムリストの受信がより確実に行われるようにすることができる。
続いて、ビデオカメラ装置3側の動作について説明する。
取材時において、ビデオカメラ装置3は、図中の<4>でマーカー装置2側が送信したタイムリストを受信すると、<5>と示すように、マーカーIDが予め登録されたものであるかを確認する。すなわち、受信したタイムリストに付されたマーカーIDが、先の図5(a)のペアリング時に登録したマーカーIDと一致しているかどうかを確認するものである。
各マーカーIDが一致していれば、タイムリストを送信したマーカー装置2は事前登録されたものと判明する。一方、各マーカーIDが一致していない場合には、タイムリストを送信したマーカー装置2は事前登録されたものではないと判明する。
図示による説明は省略するが、各マーカーIDが一致しない場合は、意図しないマーク付与が行われてしまうことの防止を図るべく、受信したタイムリストに基づくマーク付与は行わないことになる。具体的に、この場合のビデオカメラ装置3は、各マーカーIDが一致しないと判別したことに応じ、新たなタイムリストの受信を待機する。
一方、各マーカーIDが一致していることが確認された場合は、先ずは<6>と示すように、タイムリスト中の未取得のマーク時刻情報を取得する。その上で、次の<7>と示すように、クリップテーブルの情報内容からマーク時刻情報がどのクリップに対応するものかを特定する。
ここで、先の図6の説明からも理解されるように、クリップテーブルは、光ディスクDに記録されたクリップごとの記録開始時刻を表す情報となる。従って、このクリップテーブルの情報内容に基づけば、取得したマーク時刻情報がどのクリップに対応するものであるか(どのクリップに対するマーク指示タイミングを表すものであるか)を特定することができる。
具体的に、取得したマーク時刻情報とクリップとの対応関係の特定は、登録マーカーIDの付されたクリップテーブルを参照し、取得したマーク時刻情報が示す時刻よりも時刻的に前となる記録開始時刻が対応づけられているクリップのうちで、取得したマーク時刻情報が示す時刻との時刻差が最も小さい記録開始時刻が対応づけられているクリップを特定することで行う。換言すれば、取得したマーク時刻情報が示す時刻よりも前で且つ最も時刻的に近い記録開始時刻の対応づけられたクリップを特定するものである。
なお、確認のために述べておくと、この場合は先のペアリングによってマーカー装置2側の計時時刻とビデオカメラ装置3側の計時時刻との同期がとられた状態となっているので、このようなクリップ記録開始時刻に基づくマーク時刻情報とクリップとの対応関係特定が正確に行われるように図られている。
上記のようにして取得したマーク時刻情報とクリップとの対応関係を特定すると、<8>と示すようにして、マーク時刻→タイムコードの変換を行う。先に説明したように、本例の場合、クリップの時間軸上の位置を示すための情報として、タイムコードが付される。そしてこのことから、先の図2に示したマークテーブルのように、クリップに対して付すマーク位置の情報としてもタイムコードにより管理する。
このような事情から、本例の場合は、取得したマーク時刻情報を、該当するクリップの記録開始時点からの経過時間長であるところのタイムコードの情報に変換する必要がある。
ここで、先の<7>の動作により、既に取得したマーク時刻情報とクリップとの対応関係は特定されている。<8>のタイムコード変換は、この対応関係の情報に基づき、取得したマーク時刻情報が示す時刻と、クリップテーブルにおける該当するクリップの記録開始時刻との差分を求めることで行う。
上記<8>の動作によりタイムコード変換を行うと、<9>と示すようにして、マークテーブルの更新(生成)を行う。
ここで、例えば現在記録中のクリップに対応するマーク時刻情報を初回に取得した場合には、その記録中のクリップに対するマークテーブルは存在しない状態にある。従ってその場合は、取得したマーク時刻情報に基づく新たなマークテーブルを生成することになる。
具体的には、取得したマーク時刻情報をタイムコード変換して得たタイムコードの情報と、記録中のクリップのクリップNo.の情報とを格納したマークテーブルを新規に生成する。なお、先に説明したように、本例の場合、マークテーブルにおけるマーク位置ごとのタイトル情報としては「No Title」の情報を格納することになる。
一方、取得したマーク時刻情報が既にマークテーブルの生成されたクリップに対応するものであった場合、既存のマークテーブルに対し、取得したマーク時刻情報をタイムコード変換して得たタイムコード情報(及び「No Title」の情報)が追加されるようにしてマークテーブルの更新を行う。
ここで、確認のために述べておくと、上記のようにして記録中のクリップについてのマークテーブルを新規生成した場合、該生成したマークテーブルの情報は、例えばクリップの記録が終了した後の所定タイミングにおいて光ディスクDに記録することになる。
また、既存のマークテーブルを更新した場合としても、クリップの記録中には該更新したマークテーブルを光ディスクDに記録することはできないので、クリップの記録が終了した後の所定タイミングでマークテーブルを光ディスクDに記録することになる。
上記のようにして本実施の形態のマーク付与システム1によれば、クリップに対するマーク付与のタイミング指示は、ビデオカメラ装置3とは別体のマーカー装置2を利用して行うことができるようになる。
つまりこのことで、マークの付与のタイミング指示は、マーカー装置2を携えたカメラマン以外の人物が行うことができ、結果、従来の取材システムのようにカメラマン本人がカメラ本体に設けられたマークボタンを操作してマーク付与タイミング指示を行わなければならなかった場合と比較すれば、より確実に、且つ適切なタイミングでマーク付与タイミングの指示が行われるようにすることができる。
また、本実施の形態では、マーカー装置2とビデオカメラ装置3との間で事前に計時時刻の同期を行う。このような事前の時刻同期を行っておくことで、マーク付与位置の精度をより高めることができる。
具体的に、本実施の形態では、クリップに付されるマーク位置の管理は、タイムコードにより行うが、このような事前の時刻同期が行われていることで、クリップの記録開始時刻の情報に基づくタイムコードへの変換がより正確に行われるようになって、その結果、マーク付与位置の精度が向上する。
また、本実施の形態では、マーカー装置2に対してマーカーID11bを割り与えておき、該マーカーID11bをビデオカメラ装置3に事前登録しておくものとしている。そして、この登録したマーカーID11bと一致するマーカーIDの付されたマーカー装置2からのマーク時刻情報に基づいてのみ、クリップに対するマーク付与を行う。
このことで、事前登録されていないマーカー装置2が送信したマーク時刻情報に基づく意図しないマーク付与が行われてしまうことの防止が図られる。
また、本実施の形態において、マーカー装置2側では、ボタン操作に応じて取得した過去のマーク時刻情報も含めて、マーク時刻情報をリスト化して送信するが、このことで、ビデオカメラ装置3側でのマーク時刻情報の受信漏れの防止が図られる。つまりこの点でも、正確なマーク付与が行われるように図られている。
[処理手順]

続いて、上記により説明した第1の実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理の手順について、図8〜図11のフローチャートを参照して説明する。
なお、これら図8〜図11のフローチャートにおいて、マーカー装置2側の処理の手順については、CPU10が制御プログラム11aに基づき実行する処理の手順として示している。またビデオカメラ装置3側の処理の手順については、CPU30がマーク付与プログラムに基づき実行する処理の手順として示している。
図8は、先の図5(a)にて説明した取材前のペアリング時に対応して実行されるべき処理手順について示している。
先ず、ビデオカメラ装置3側では、図中のステップS101により、ペアリングを開始すべき状態となるまで待機する。先にも述べたように、ペアリングの開始指示は、ビデオカメラ装置3が表示する機能提示画面中の「ペアリング」の機能項目を指定することで行われる。このためステップS101では、上記機能提示画面中の「ペアリング」の項目を指定する操作が行われるまで待機する処理となる。
上記「ペアリング」の項目が指定されペアリングを開始すべき状態となった場合は、ステップS102において、マーカー装置2との間の通信が可能な状態であるか否かを判別する。すなわち、図4に示したUSB接続端子3Aにおいてマーカー装置2側のUSB接続端子2Aが接続されてマーカー装置2との間で通信が可能な状態であるか否かを判別する。
ステップS102において、マーカー装置2との間での通信が可能な状態ではないとして否定結果が得られた場合は、図示するようにしてこの図に示す処理動作を終了することになる。
一方、ステップS102において、マーカー装置2との間での通信が可能な状態であるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS103に進み、現在時刻情報とマーカーIDとについての転送要求処理を行う。すなわち、現在時刻情報とマーカーIDとの転送(送信)を要求するための転送要求がマーカー装置2に対して行われるようにUSBインタフェース35を制御する。
マーカー装置2側では、図中のステップS201において、ビデオカメラ装置3側からの上記転送要求を待機する。そして、転送要求があった場合は、ステップS202において、現在時刻情報とマーカーIDの転送処理を実行する。すなわち、計時部13により計時されている現在時刻情報と、メモリ部11内に格納されているマーカーID11bの情報とがビデオカメラ装置3に対して転送(送信)されるようにUSBインタフェース15を制御する。
このステップS202の転送処理を実行すると、この図に示すマーカー装置2側の処理動作は終了となる。
ビデオカメラ装置3側では、先のステップS103による転送要求処理の実行後において、図中のステップS104の処理によりマーカー装置2側からの各情報(現在時刻情報・マーカーID11b)の受信を待機する。
そして、マーカー装置2側から現在時刻情報とマーカーID11bの情報とが受信された場合は、ステップS105において、計時中の時刻情報を受信時刻と同期させる処理を実行する。すなわち、計時部28の計時時刻情報をマーカー装置2側から受信した時刻情報に基づき修正する。
さらに、続くステップS106では、受信マーカーIDを対象マーカーIDとして登録する処理を実行する。つまり、受信したマーカーID11bを、ペアリング対象のマーカー装置2についてのID情報として登録する。
このステップS106の処理を実行するとこの図に示す処理動作は終了となる。
図9は、ビデオカメラ装置3側にて行われるクリップテーブルの生成のための処理手順を示している。
図9において、先ずステップS301では、クリップの記録を開始すべき状態となるまで待機する。先に述べたように、光ディスクDに対するクリップの記録(録画)は、操作部27に設けられた録画開始ボタンの操作に応じて開始する。従ってこのステップS301の処理としては、上記操作部27より録画開始ボタンに応じた操作入力情報が供給させるまで待機する処理となる。
上記録画ボタンが操作されてクリップの記録を開始すべき状態となった場合は、ステップS302において、現在時刻情報の取得処理を実行する。つまり、計時部28にて計時されている現在時刻情報を取得する。このステップS302にて取得した現在時刻情報は、クリップの記録開始時刻の情報として扱うことができる。
続くステップS303では、光ディスクDにクリップが未記録であるか否かを判別する。
先に述べたようにして、ビデオカメラ装置3では、例えば光ディスクDが装填されたタイミングで光ディスクDに記録される管理情報等が読み出され、ここでクリップテーブルの記録/未記録が判定されている。ステップS303による判別処理は、このような事前の判定結果の情報に基づき行うことになる。
上記ステップS303において、光ディスクDにクリップテーブルが記録されておらず、クリップが未記録であれるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS305に進み、登録ID、記録クリップNo.及び取得した時刻情報を格納したクリップテーブルを生成する。すなわち、先の図8におけるステップS106の処理で登録したマーカーIDの情報と、現在記録中のクリップに対して割り当てたクリップNo.の情報と、上記ステップS302の処理で取得した時刻情報(記録開始時刻情報)とを、先の図6に示したような形式により格納したクリップテーブルを生成する。
このステップS305の処理を実行するとこの図に示される処理動作は終了となる。
一方、上記ステップS303において、光ディスクDにクリップテーブルが記録されていてクリップが未記録ではないとの否定結果が得られた場合は、ステップS304に進み、先ずは登録マーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルがあるか否かを判別する。
なお、このステップS304で用いるクリップテーブルの情報としては、先に述べたディスク装填時の管理情報の読み出しにより読み出されメモリ部29に保持されたものを用いることになる。
上記ステップS304において、登録マーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルがないとして否定結果が得られた場合は、先に説明したステップS305に進むことで、登録マーカーIDを付した新たなクリップテーブルを生成する。
また、上記ステップS304において、登録マーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルがあるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS306に進み、該当するクリップテーブルに記録クリップNo.、取得した時刻情報が追加されるように情報更新を行う。つまり、予め光ディスクDから読み出されメモリ部29に保持された該当するクリップテーブル(登録マーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブル)に対し、現在記録中のクリップに対して割り当てたクリップNo.の情報と、上記ステップS302の処理で取得した時刻情報(記録開始時刻情報)とが追加されるように、上記該当するクリップテーブルの情報内容を更新する。
このステップS306の処理を実行するとこの図に示す処理動作は終了となる。
なお、図示による説明は省略するが、先にも述べたように、クリップの記録開始に応じて新規生成したクリップテーブルの情報は、例えばクリップの記録動作が終了したタイミングなど所定タイミングで光ディスクDに記録することになる。具体的にCPU30は、クリップの記録動作が終了したとされたことに応じて、ステップS305により生成したクリップテーブルが光ディスクDに対して記録されるようにメディアドライブ25を制御することになる。
また、上記ステップS306にて登録マーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルの情報内容を更新した場合としても、更新後のクリップテーブルの情報は、クリップの記録動作が終了したタイミングなど所定タイミングで光ディスクDに記録することになる。
続いて、図10は、取材時におけるマーカー装置2側の処理の手順を示している。
先に説明したように、取材時においてマーカー装置2は、タイムリストを所定時間おきに送信する。このため、先ずは図中のステップS401において、タイムカウントを開始するようにされる。
続くステップS402では、ボタン操作が行われたか否かを判別する。すなわち、先に説明したマークボタンに応じた操作入力信号が操作部12から供給されたか否かを判別する。
ステップS402において、上記マークボタンに応じた操作入力信号が供給されボタン操作が行われたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS403に進み、計時部13により計時されている現在時刻情報を取得する。
そして、続くステップS404において、取得した現在時刻情報をマーク時刻情報としてタイムリストに追加する処理を実行する。
なお、このステップS404の処理は、タイムリストを未生成の場合には、既存のタイムリストへのマーク時刻情報の「追加」ではなく、マーカーID11bと取得した時刻情報とを図7に示した形式により格納したタイムリストを新規生成する処理となることは言うまでもない。
上記ステップS404の処理を実行すると、図示するようにして先のステップS402のボタン操作待機処理に戻り、これによってボタン操作ごとにマーク時刻情報がタイムリストに追加される。
また、上記ステップS402において、上記マークボタンに応じた操作入力信号が供給されておらずボタン操作が行われていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS405に進み、所定時間が経過したか否かを判別する。
ステップS405において、所定時間が経過していないとして否定結果が得られた場合にはステップS402に戻る。
また上記ステップS405において、所定時間が経過したとして肯定結果が得られた場合は、ステップS406に進み、ビデオカメラ装置にタイムリストを送信する処理を実行する。つまり、無線通信部14を制御してタイムリストをビデオカメラ装置3に対して送信させる。
ステップS407の処理を実行すると、先のステップS402に戻る。
また、図11は、取材時におけるビデオカメラ装置3側の処理手順を示している。
図11において、先ずステップS501では、タイムリストの受信を待機する。そして、無線通信部34によりマーカー装置2側からのタイムリストが受信された場合は、ステップS502に進み、タイムリストからマーカーIDを抽出する。
続くステップS503では、登録マーカーIDと一致するか否かを判別する。すなわち、上記ステップS502にて抽出(取得)したマーカーIDと、先の図8におけるステップS106にて登録したマーカーIDとが一致するか否かを判別する。
このステップS503において、各マーカーIDが一致しないとして否定結果が得られた場合は、先のステップS501に戻る。このことで、事前登録されていないマーカー装置2からのタイムリストに基づく意図しないマーク付与が行われてしまうことの防止が図られる。
また、上記ステップS503において、各マーカーIDが一致するとして肯定結果が得られた場合は、ステップS504に進み、受信したタイムリストから未取得のマーク時刻情報を取得する。
そして、続くステップS505では、登録マーカーIDが付されたクリップテーブルの情報内容に基づき、取得したマーク時刻情報がどのクリップに対応するものであるかを特定する処理を行う。
先に説明したように、取得したマーク時刻情報とクリップとの対応関係の特定は、登録マーカーIDの付されたクリップテーブルを参照し、取得したマーク時刻情報が示す時刻よりも時刻的に前となる記録開始時刻が対応づけられているクリップのうちで、取得したマーク時刻情報が示す時刻との時刻差が最も小さい記録開始時刻が対応づけられているクリップを特定することで行う。
次のステップS506では、マーク時刻→タイムコードの変換処理を行う。すなわち、取得したマーク時刻情報が示す時刻と、クリップテーブルに格納されている、該取得したマーク時刻情報と対応関係にあるクリップの記録開始時刻との差分の時間長を計算してタイムコード情報を得る。
続くステップS507では、マークテーブルの更新(生成)処理を行う。
ここで、先にも述べたように、例えば現在記録中のクリップに対応するマーク時刻情報を初回に取得した場合には、その記録中のクリップに対するマークテーブルは存在しない状態にある。従ってその場合は、取得したマーク時刻情報に基づく新たなマークテーブルを生成することになる。具体的には、取得したマーク時刻情報をタイムコード変換して得たタイムコードの情報と、記録中のクリップに割り当てたクリップNo.の情報とを格納したマークテーブルを新規に生成する。この場合、マークテーブルにおけるマーク位置ごとのタイトル情報としては「No Title」の情報を格納する。
一方、取得したマーク時刻情報が既にマークテーブルの生成されたクリップに対応するものであった場合、そのクリップのマークテーブルに対し、取得したマーク時刻情報をタイムコード変換して得たタイムコード情報(及び「No Title」の情報)が追加されるようにしてマークテーブルの更新を行う。
なお、先に説明したように、上記のようにして記録中のクリップについてのマークテーブルを新規生成した場合、該生成したマークテーブルの情報は、例えばクリップの記録が終了した後の所定タイミングにおいて光ディスクDに記録することになる。具体的に、その場合のCPU30は、クリップの記録が終了したとされたことに応じて、新規生成したマークテーブルの情報が光ディスクDに対して記録されるようにメディアドライブ25を制御する。
また、マークテーブルを更新した場合としても、クリップを記録中である場合には、そのクリップの記録が終了したことに応じて、マークテーブルを光ディスクDに記録することになる。
上記ステップS507の処理を実行すると、先のステップS501に戻り、これによってマーカー装置2からの再度のタイムリストの受信を待機する。
<第2の実施の形態>

続いて、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態のように取材時にマーク付与を行うのではなく、取材後においてマーク付与を行うものである。
ここで、取材中には、マーカー装置からビデオカメラ装置3に対するタイムリストの送信は、無線により行う必要性があったが、取材後においては、タイムリストの送信は有線通信により行うこともできる。この点から以下では、取材後のタイムリストの送信は、マーカー装置をビデオカメラ装置側にUSB接続して行う場合を例に説明を行う。
図12は、第2の実施の形態としてのマーカー装置40の内部構成を示し、図13は、第2の実施の形態としてのビデオカメラ装置41の内部構成を示している。なお、これら図12、図13において、既に第1の実施の形態で説明した部分と同様となる部分については同一符号を付して説明を省略する。
図12において、この場合のマーカー装置40としては、先の図3に示したマーカー装置2と比較して、無線通信部14が省略された点が異なる。また、メモリ部11内の制御プログラム11aに代えて、後述する第2の実施の形態としての動作を実現するために行われるべき処理をCPU10に実行させるための制御プログラム11cが格納される点が異なる。
また、図13において、この場合のビデオカメラ装置41としては、先の図4に示したビデオカメラ装置3との比較では、無線通信部34が省略される点と、マーク付与プログラム29aに代えて第2の実施の形態としての動作を実現するために行われるべき処理をCPU30に実行させるためのマーク付与プログラム29bが格納される点とが異なる。
図14は、第2の実施の形態としての動作を模式的に示した図である。
図14(a)は取材時に対応してマーカー装置40にて行われる動作を模式的に示し、図14(b)は取材後におけるマーカー装置40、ビデオカメラ装置41の動作を模式的に示している。
なお、図示は省略したが、この場合も取材前においては、マーカー装置40とビデオカメラ装置41との間で、先の第1の実施の形態で説明したものと同様のペアリングが行われることになる。すなわち、取材前には、マーカー装置40とビデオカメラ装置41との間での計時時刻の同期、及びビデオカメラ装置41に対するマーカー装置40のマーカーIDの登録が行われる。
先ず、図14(a)の取材時において、この場合のマーカー装置40の動作としては、第1の実施の形態のマーカー装置2による取材時の動作と比較して、タイムリストを所定時間おきに送信する動作が省略された点のみが異なる。つまり、図14(a)に示すようにマーカー装置40の取材時に対応した動作としては、ボタン操作時の時刻情報をマーク時刻情報として取得する動作(図中<1>)と、マーク時刻情報をタイムリストに追加する動作(図中<2>)のみを行う。
第2の実施の形態では、取材後において、マーカー装置40がビデオカメラ装置41側にUSB接続されて、マーカー装置40側のタイムリストがビデオカメラ装置41側に送信(転送)されることになる。
図14(b)において、取材後には、ビデオカメラ装置41が、<1>と示すようにマーカー装置40に対するタイムリストの転送要求を行う。
この場合、ビデオカメラ装置41は、転送要求をユーザ操作に基づき行うものとされている。具体的に、この場合のビデオカメラ装置41としても、先に説明したような機能提示画面の表示機能を有しており、この機能提示画面内に、「タイムリストの取込」の機能項目を表示するものとしている。ビデオカメラ装置41は、上記機能提示画面の表示状態にて、上記「タイムリストの取込」の項目がユーザ操作により指定されたことに応じて、マーカー装置40へのタイムリストの転送要求を行うことなる。
マーカー装置40は、ビデオカメラ装置41からのタイムリストの転送要求が行われたことに応じて、<2>と示すように、ビデオカメラ装置41へのタイムリストの転送を行う。
ビデオカメラ装置41は、図中の<3>でタイムリストを受信すると、<4>と示すようにして、マーカーIDが予め登録されたものか確認する。つまり、先に述べたようにして、この場合もマーカー装置40とビデオカメラ装置41との間では事前のペアリングが行われることが前提とされているので、該ペアリングにより登録したマーカーIDと、受信したタイムリストから抽出したマーカーIDとが一致しているかどうかの確認を行う。
この場合も受信したマーカーIDが登録マーカーIDと一致しない場合には、受信したタイムリストに基づくマーク付与は行わない。このような登録マーカーIDに基づく認証を行うことで、この場合としても意図しないマーク付与が行われてしまうことの防止が図られる。
ここで、取材後にマーク付与を行う第2の実施の形態では、ユーザは、ビデオカメラ装置41内の光ディスクDに記録されたクリップに対してマーク付与を行うことを意図して、ビデオカメラ装置41にマーカー装置40を接続することになる。このような場合において、仮に、何らの通知も行われずに上記のようにマーク付与が行われない事態となると、ユーザの混乱を招く虞がある。
そこで第2の実施の形態の場合、上記のように各マーカーIDが一致しない場合には、ユーザに対し、事前ペアリングされていない誤ったマーカー装置40が接続された旨の通知を行う(図示は省略)。具体的には、表示部32に例えば「ペアリングされたマーカーではありません。」等の所定のメッセージを表示する。これにより、マーク付与が行われない点と、その理由とをユーザに適切に通知することができ、ユーザの混乱を防止できる。
一方、上記各マーカーIDが一致する場合には、図中の<5>以下に続く動作により、受信したタイムリストに基づくマーク付与を行う。具体的には、<5>のタイムリスト内のマーク時刻情報とクリップとの対応関係の特定動作、<6>のマーク時刻→タイムコード変換動作、及び<7>のマークテーブルの更新(生成)動作を行うことで、取材時に光ディスクDに記録されたクリップに対するマーク付与を行う。
なお、これら<5>〜<7>の動作については第1の実施の形態の場合と同様となるので改めての説明は省略する。
このようにして第2の実施の形態によれば、取材時においてマーカー装置40が蓄積したマーク時刻情報に基づいて、取材後に、ビデオカメラ装置41がまとめてマーク付与を行うことができる。
続いて、上記により説明した第2の実施の形態としての動作を実現するための処理手順について、次の図15、図16のフローチャートを参照して説明する。
なお、確認のために述べておくと、この場合のマーカー装置40、ビデオカメラ装置41としても、それぞれ図8に示した取材前のペアリングのための処理を実行する。
また、この場合のビデオカメラ装置41としても、第1の実施の形態のビデオカメラ装置3と同様に、図9に示したクリップテーブルの生成処理、及び生成したクリップテーブルの光ディスクDに対する記録処理を行う。
図15は、取材時においてマーカー装置40側で実行されるべき処理の手順について示している。なお、この図15では取材時にマーカー装置40側で実行されるべき処理の手順を、図12に示したCPU10がメモリ部11内の制御プログラム11cに基づき実行する処理の手順として示している。
この図15に示す処理手順と、先の図10に示した処理手順とを比較してわかるように、この場合のマーカー装置40による取材時の処理手順は、図10に示す取材時の処理手順から、所定時間おきにタイムリストを送信するための処理を省略したものとなる。
具体的には、図中のステップS601において、ボタン操作(マークボタン操作)が行われるまで待機する処理を行い、ボタン操作が行われた場合には、ステップS602において現在時刻情報の取得を行う。その上で、次のステップS603では、取得した現在時刻情報をマーク時刻情報としてタイムリストに追加する処理を行い、このステップS603の処理の実行後は、ステップS601の待機処理に戻る。
なお、ステップS602、S603の処理は、それぞれ図10で説明したステップS403、S404の処理と同様となることから改めての説明は省略する。
また、図16は、取材後においてマーカー装置40、ビデオカメラ装置41のそれぞれで実行されるべき処理の手順を示している。
なお、この図16においては、マーカー装置40側で実行されるべき処理の手順を、図12に示したCPU10がメモリ部11内の制御プログラム11cに基づき実行する処理の手順として示し、また、ビデオカメラ装置41側で実行されるべき処理の手順については、図13に示したCPU30がメモリ部29内のマーク付与プログラム29bに基づき実行する処理の手順として示している。
先ず、ビデオカメラ装置41側において、図中ステップS801では、取込を開始すべき状態となるまで待機する。すなわち、上述した機能提示画面の表示状態において「タイムリストの取込」の機能項目がユーザ操作により指定されるなど、マーカー装置40からのタイムリストの取込を開始すべきとして予め定められた所定のトリガの発生を待機する。
そして、上記「タイムリストの取込」の機能項目がユーザ操作により指定されるなど、所定のトリガが発生した場合は、ステップS802において、マーカー装置40との間の通信が可能な状態であるか否かを判別する。すなわち、図13に示したUSB接続端子3Aにおいてマーカー装置40側のUSB接続端子2Aが接続されてマーカー装置40との間で通信が可能な状態であるか否かを判別する。
ステップS802において、マーカー装置40との間での通信が可能な状態ではないとして否定結果が得られた場合は、図示するようにしてこの図に示す処理動作を終了することになる。
一方、ステップS802において、マーカー装置40との間での通信が可能な状態であるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS803に進み、タイムリストの転送要求処理を行う。すなわち、マーカー装置40側に対するタイムリストの転送要求が行われるようにUSBインタフェース35を制御する。
マーカー装置40側では、図中のステップS701において、ビデオカメラ装置41側からの上記転送要求を待機する。そして、転送要求があった場合は、ステップS702において、タイムリストの転送処理を実行する。すなわち、先の図15に示した処理によって生成(更新)され例えばメモリ部11に保持されているタイムリストの情報が、ビデオカメラ装置41に対して転送(送信)されるようにUSBインタフェース15を制御する。
このステップS702の転送処理を実行すると、この図に示すマーカー装置40側の処理動作は終了となる。
ビデオカメラ装置41側では、先のステップS803による転送要求処理の実行後において、図中のステップS804の処理によりマーカー装置40側からのタイムリストの情報の受信を待機する。
そして、マーカー装置40側からタイムリストの情報が受信された場合は、ステップS805において、受信されたタイムリストからマーカーIDを抽出した後、ステップS806において、登録マーカーIDと一致するか否かを判別する。すなわち、取材前のペアリングによって登録したマーカーIDと、上記ステップS805にて抽出したマーカーIDとが一致するか否かを判別する。
上記ステップS806において、各マーカーIDが一致しないとして否定結果が得られた場合は、ステップS811に進んでエラー処理を実行する。このステップS811のエラー処理では、例えば「ペアリングされたマーカーではありません。」等の所定のメッセージが表示部32に表示されるように表示制御部31に対する指示を行う。
このようなエラー処理が実行されることで、接続されたマーカー装置40が事前ペアリングされたものでなく、マーク付与が行われない旨の通知を行うことができ、これによってユーザの混乱の防止を図ることができる。
一方、上記ステップS806において各マーカーIDが一致するとして肯定結果が得られた場合は、ステップS807に進み、該ステップS807〜S810までの処理により、受信タイムリストに基づくマーク付与のための処理を実行することになる。
なお、これらステップS807〜S810による受信タイムリストに基づくマーク付与のための処理は、先の図11にて説明したステップS504〜S507による処理と同様となることから改めての説明は省略する。
但し、第2の実施の形態の場合、ユーザは取材後においてビデオカメラ装置41にマーカー装置40を接続してマーク付与を行わせるので、上記ステップS807〜S810の処理が、第1の実施の形態の場合のように光ディスクDへのクリップの記録中に行われることは想定され得ない。このため第2の実施の形態の場合、ステップS810にて更新(生成)したマークテーブルの情報は、直ちに光ディスクDに記録することができる。或いは、光ディスクDに記録されるマークテーブルを直接更新することもできる。
ここで、上記による説明では、取材後にマーク付与を行う場合の例として、ビデオカメラ装置41にてマーク付与(マークテーブルの更新・生成、及び光ディスクDに対するマークテーブルの記録)を行う場合を例示したが、取材後におけるマーク付与としては、ビデオカメラ装置41により記録されたクリップについての編集を行う、編集機45において行うようにすることもできる。
図17は、編集機45によりマーク付与を行う場合の動作例を模式的に示した図である。
この図17に示されるようにして、取材後に編集機45によってマーク付与を行う場合としても、先ずは取材前の段階で、マーカー装置40とビデオカメラ装置41との間でペアリングを行っておく。つまり、マーカー装置40とビデオカメラ装置41との間での時刻同期と、マーカー装置40に記憶されるマーカーID11bのビデオカメラ装置41側への登録を行うものである。
そして、この場合も取材時には、ユーザは、マーカー装置40のマークボタンを操作することでマーク付与タイミングの指示を行って、マーカー装置40にタイムリストを生成させる。この取材時までの動作については、先の図14(a)にて説明したものと同様となる。
ここで、取材時において、ビデオカメラ装置41は、クリップの記録に応じて、クリップテーブルを光ディスクDに記録することになる(図9のフローチャートを参照)。つまりこれによって、光ディスクDに対しては、そこに記録されるクリップと、そのクリップの記録開始時刻と、さらにそのクリップがどのマーカー装置40とのペアリング後に記録されたものであるかを示す情報が記録されることになる。
なお確認のために述べておくと、この場合もマーカー装置40とビデオカメラ装置41との間で事前のペアリングが行われることで、クリップテーブルにおける記録開始時刻の情報が、マーカー装置40側と同期された時刻に基づくものとなるようにできる。
編集機45においては、このようにして光ディスクDに記録されるクリップテーブルの情報を用いて、装填された光ディスクDに記録されるクリップへのマーク付与を行うことになる。
具体的に、この場合の取材後には、編集機45に対して、マーカー装置40がUSB接続される。編集機45においても、先に説明したような機能提示画面の表示機能を有しており、この機能提示画面内に、「タイムリストの取込」の機能項目を表示するものとしている。編集機45は、上記機能提示画面の表示状態にて、上記「タイムリストの取込」の項目がユーザ操作により指定されたことに応じて、マーカー装置40へのタイムリストの転送要求を行う。
このようにタイムリストの要求を行った以降、装填された光ディスクDに記録されるクリップに対するマーク付与を行うための動作については、先の図14(b)にて説明したビデオカメラ装置41側の動作と同様となることから改めての説明は省略する。
但しこの場合、マーカー装置40との事前ペアリングは、ビデオカメラ装置41に対して行われるものであり、従って編集機45には登録マーカーIDの情報は存在しないことになる。このことから、編集機45においては、図14(b)に示した<4>の動作(マーカーIDが予め登録されたものであるか確認する動作)は行わないことになる。
その代わりとして、この場合には、<5>の対応関係特定動作として、受信したタイムリスト内のマーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルの情報内容に基づき、タイムリスト内の各マーク時刻情報がどのクリップに対応するものであるかを特定することになる。このことによって、マーク付与の対象とするクリップは、編集機45に接続されたマーカー装置40と事前のペアリングが行われたビデオカメラ装置41にて記録されたクリップのみに絞ることができ、この結果、意図しないクリップへのマーク付与が行われてしまうことの防止を図ることができる。
図18は、上記による動作を実現するための編集機45の内部構成を例示したブロック図である。
なお、この図18において、既に説明した部分と同様となる部分については同一符号を付して説明を省略する。
この編集機45としては、先の図13に示したビデオカメラ装置41の構成からカメラブロック20、撮像信号処理部21、エンコーダ22、カメラ制御部23、タイムコード発生部24を省略した上で、編集処理部46と、HDD(Hard Disc Drive)47とを追加したものとなる。
上記編集処理部46、及びHDD47は、それぞれバス26を介してCPU30と接続されている。
上記編集処理部46は、光ディスクDに記録されたクリップについての編集処理を行う。例えば編集処理の内容としては、指定区間のカットやクリップの結合処理などを挙げることができる。
また、上記HDD47は、CPU30の指示に基づき各種データの格納を行う。例えばこのHDD47は、上記編集処理部46による編集処理後のクリップの格納などに用いられる。
先の図17にて説明した編集機45としての動作を実現するために、この場合のCPU30は、マーク付与プログラム29bに基づく処理を行う。但し、マーク付与にあたり編集機45にて実行されるべき処理としては、先の図16に示したビデオカメラ装置41側の処理と同様の処理のみとなり、事前ペアリングのための処理は実行する必要はない。つまり、この場合のマーク付与プログラム29bとしては、マーカー装置40との間の事前ペアリングのための処理(図8のビデオカメラ装置側の処理)を実行させるためのプログラムは省略されたものとなる。
また、このように編集機45ではマーカー装置40との間の事前登録は行われないものとなるので、ステップS804の判別処理とステップS811によるエラー処理は省略されるものとなり、また、ステップS808においては、「登録マーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルの情報内容に基づき、取得したマーク時刻情報がどのクリップに対応するものであるかを特定」するのではなく、「タイムリストから抽出したマーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルの情報内容に基づき、取得したマーク時刻情報がどのクリップに対応するものであるかを特定」することになる。
ここで、上記説明からも理解されるように、取材後に編集機45にてマーク付与を行う場合には、マーカー装置40とビデオカメラ装置41との間でペアリングを行っておき、且つ、ビデオカメラ装置41にてクリップテーブル(登録マーカーIDを含む)を生成・記録する点がポイントとなる。つまり、このことにより、取材後に編集機45に対して装填される光ディスクDには、事前登録したマーカー装置40のマーカーIDの付されたクリップテーブルが記録されている状態を得ることができるものであり、このように光ディスクDに記録されたクリップテーブルの情報に基づき、編集機45においても、接続されたマーカー装置40のマーカーIDを利用した、意図しないクリップへのマーク付与の防止を図ることができる。
<変形例>

以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明としてはこれまでに説明した具体例に限定されるべきではない。
例えば、クリップに対するマークの付与のしかたについては、これまでで説明したマークテーブルの形式に限定されるべきものではなく、他の手法によりマークが付されるようにすることもできる。
また、これまでの説明では、第1の実施の形態として取材時にマーク付与を行う場合において、登録マーカーIDを用いた認証(受信したマーカーIDの情報が登録マーカーIDと一致するかの確認)を行うものとしたが、第1の実施の形態において、このような登録マーカーIDによる認証は省略することができる。
先にも述べたように、マーカー装置2との間で事前のペアリングを行っておけば、クリップテーブルにペアリングしたマーカー装置2のマーカーIDを付すことができる。この点から、取材時において、先の図11のステップS505により登録マーカーIDと一致するマーカーIDが付されたクリップテーブルのみを対象として対応関係を特定する処理が行われれば、自動的に、事前登録されてないマーカー装置2からのマーク時刻情報に基づくマーク付与は行われないようにできる。つまり、これにより、意図しないクリップへのマーク付与の防止を図ることができるものであり、従って登録マーカーIDを用いた認証(図11のステップS503)は省略することができる。
また、このことは、裏を返せば、取材時にマーク付与を行う場合にはクリップテーブルに登録マーカーIDを付す必要がないことを示唆している。すなわち、取材時にマーク付与を行う場合には、登録マーカーIDによる認証を行うものとしておけば、事前登録していない他のマーカー装置2から送信されたタイムリストが受信された場合に、ステップS505による対応関係特定処理以下の処理が実行されないものとなるので、ステップS505の処理としては、単にクリップテーブル内の記録開始時刻情報のみに基づく対応関係特定を行うものとすることで、結果的に適正な対応関係の特定を行うことができる。つまりこの点で、取材時にマーク付与を行う場合には、クリップテーブルに対する登録マーカーIDの付与は不要とすることができる。
また、同様のことが、取材後にビデオカメラ装置41がマーク付与を行う場合にも当てはまる。
つまり、取材後にビデオカメラ装置41がマーク付与を行う場合としても、図16に示したステップS808において、「登録マーカーIDが付されたクリップテーブルの情報内容に基づき、取得したマーク時刻情報がどのクリップに対応するものであるかを特定」する処理が行われるので、それ以前のステップS806において、登録マーカーIDによる認証を行わずとも、意図しないマーク付与が行われてしまうことの防止を図ることができる。
また逆に、ステップS806にて登録マーカーIDを用いた認証を行うものとしておけば、ステップS808において単にクリップテーブル内の記録開始時刻のみに基づき対応関係を特定する処理を行っても、意図しないマーク付与が行われてしまうことの防止を図ることができるので、この場合も、登録マーカーIDによる認証を行うものとしておけば、クリップテーブルに登録マーカーIDを付すことは不要とすることができる。
なお、確認のために述べておくと、取材後に編集機45にてマーク付与を行う場合には、ビデオカメラ装置41において、クリップテーブルに登録マーカーIDを付すことが有効となる。
ここで、取材後に編集機45にてマーク付与を行う場合は、編集機45に対して、それぞれ対応関係にない光ディスクD、マーカー装置40が誤って装填、接続されてしまうことが想定され得る。
そのような場合の具体的な一例を挙げる。
例えば、或るビデオカメラ装置41(以下、カメラAとする)と或るマーカー装置40(マーカーAとする)とでペアリングが行われ、その後、これらカメラAとマーカーAとの組み合わせで取材(取材A)が行われたとする。
また、一方で、他のビデオカメラ装置41(カメラBとする)と他のマーカー装置40(マーカーBとする)との間でペアリングが行われた後、それらマーカーBとの組み合わせで他の取材(取材B)が行われたとする。このとき、取材Bと取材Aとは時刻的に並行して行われたものとする。
取材後において、取材Aを行ったユーザは、カメラAに装填されていた光ディスクDを編集機45に装填し、該編集機45において、マーカーAにて生成したタイムリストに基づくマーク付与を行わせることになる。
しかしこのとき、ユーザは誤って編集機45にマーカーBを接続してしまったとする。
上述のように、この場合の取材Aと取材Bとは時刻的に並行して行われたものとなっているので、この場合においては、クリップテーブル内の記録開始時刻の情報のみに基づくクリップ・マーク時刻の対応関係特定を行ってしまうと、取材Aにより記録されたクリップに対して、取材Bで用いたマーカーBによるタイムリストに基づくマーク付与が行われてしまい、結果、意図しないマーク付与が行われてしまうことになる。
このようなケースを想定すると、取材後に編集機45にてマーク付与を行う場合は、クリップテーブルに登録マーカーIDを付すようにすることが有効であることがわかる。すなわち、このようにクリップテーブルに登録マーカーIDを付すものとしておけば、編集機45においては、先の図17にて説明したように、受信タイムリスト内のマーカーIDと一致するマーカーIDの付されたクリップテーブルの情報内容に基づき、クリップ・マーク時刻の対応関係特定を行うことができ、これによって、例えば上記のケースでは取材Aにより記録されたクリップに対して取材Bで用いたマーカーBによるタイムリストに基づくマーク付与が行われてしまうことはなくなり、結果、意図しないマーク付与が行われてしまうことの防止を図ることができる。
また、これまでの説明では、意図しないマーク付与が行われてしまうことの防止を図る上で、マーカーIDを用いる場合を例示したが、例えばユーザがクリップとマーカー装置との対応関係を適切に把握しているということを前提とした場合などには、マーカーIDは不要とすることができる。
一例として、例えば取材時にマーク付与を行う場合に関しては、例えば1つの取材チームでマーカー装置2を1つのみ用いる場合など、他のマーカー装置2との混線が起こらないことが保証されていれば、登録マーカーIDによる認証は特に不要であり、マーカー装置2へのマーカーID11bの付与、及びビデオカメラ装置3側におけるステップS503の判別処理は省略することができる。
また、取材後においてマーク付与を行う場合においても、ユーザが、時刻同期を行ったマーカー装置40とビデオカメラ装置41との対応関係を把握していれば、マーカー装置40へのマーカーID11bの付与、及びマーク付与を行う装置(ビデオカメラ装置41又は編集機45)側の取材後におけるマーカーIDを用いた処理(ステップS806の判別処理、ステップS811のエラー処理、及び対応関係特定処理において参照するクリップテーブルを所定マーカーIDの付されたクリップテーブルに限定する処理)は不要とすることができる。
また、これまでの説明では、取材後においてマーク付与を行う実施例では、マーク付与を行う装置側に対しマーカー装置40をUSB接続(有線接続)する場合を例示したが、これに代えて無線接続とすることもできる。その場合、ビデオカメラ装置41、編集機45には、図4にて説明した無線通信部34を設けるようにすればよい。
また、これまでの説明では、取材前のペアリング時においても、マーカー装置側とビデオカメラ装置側とを有線接続する場合を例示したが、ペアリングは無線通信で行うこともできる。
なお、無線通信によりペアリングを行う場合、ビデオカメラ装置側では、例えば表示部32上に通信可能なマーカー装置(例えばマーカーID)を表示し、通信可能なマーカー装置が複数ある場合には、そのうちから任意のマーカー装置をユーザに選択させることになる。このとき、ユーザがマーカー装置とそのIDとの対応関係を確実に把握していれば、意図しない装置間でのペアリングは防止されるが、実際には誤ったマーカー装置を選択してしまうなどのミスは起こりうる。
これに対し有線接続とする場合は、ペアリングさせたい装置同士を物理的に接続するので、上記のような選択ミスの防止が図られるという点で利点がある。
また、第1の実施の形態において、マーカー装置2からビデオカメラ装置3に対するタイムリストの送信は、所定時間ごとに行うものとしたが、タイムリストの送信は、マークボタン操作に応じたタイミングで行ってもよい。
また、第1の実施の形態では、タイムリストとして、取得したマーク時刻情報をリスト化して転送するものとしたが、マークボタン操作によりマーク時刻が指定されるごとに、逐次そのマーク時刻情報をビデオカメラ装置3側に送信してもよい。
また、これまでの説明では、クリップに対しては、その記録開始時点からの経過時間長を表すタイムコードが付される場合について例示したが、例えばタイムコードに代えて時刻情報が付される場合には、もちろん、マーク時刻情報→タイムコード変換処理は不要とすることができる。
また、これまでの説明では、無線LANのアドホックモードで外部装置と直接的に無線データ通信を行う場合を例示したが、ネットワークアクセスポイントに対する近距離無線通信を介してネットワーク通信を行う構成とすることもできる。
或いは、無線データ通信の方式としては、無線LANに限定されるべきものでなく、例えばBluetooth(登録商標)など他の方式とすることも勿論可能である。
また、これまでの説明では、マーク付与の対象が動画データとされる場合を例示したが、本発明としては、例えば音声データなど他の時系列データに対してマークを付与する場合にも好適に適用することができる。
また、これまでの説明では、本発明の信号処理装置が時系列データの記録対象とする記録媒体が、光ディスク記録媒体とされる場合を例示したが、例えば半導体メモリを備えたいわゆるメモリカードなどの他の記録媒体を時系列データの記録対象として用いることもできる。
本発明の第1の実施の形態としてのマーク付与システムの概要を示した図である。 マーク位置を管理するためのマークテーブルのデータ構造を例示した図である。 第1の実施の形態としての端末装置の内部構成を示したブロック図である。 第1の実施の形態としての信号処理装置の内部構成を示したブロック図である。 第1の実施の形態としてのマーク付与システムにて行われる動作を模式的に示した図である。 クリップテーブルのデータ構造を例示した図である。 タイムリストのデータ構造を例示した図である。 実施の形態のマーク付与システムにおいて取材前のペアリング時に対応して実行されるべき処理の手順を示したフローチャートである。 実施の形態の信号処理装置においてクリップテーブルの生成時に対応して実行されるべき処理の手順を示したフローチャートである。 第1の実施の形態としての端末装置において取材時に対応して実行されるべき処理の手順を示したフローチャートである。 第1の実施の形態としての信号処理装置において取材時に対応して実行されるべき処理の手順を示したフローチャートである。 第2の実施の形態としての端末装置の内部構成を示したブロック図である。 第2の実施の形態としての信号処理装置の内部構成を示したブロック図である。 第2の実施の形態としてのマーク付与システムにて行われる動作を模式的に示した図である。 第2の実施の形態としての端末装置において取材時に対応して実行されるべき処理の手順を示したフローチャートである。 第2の実施の形態としての信号処理装置において取材時に対応して実行されるべき処理の手順を示したフローチャートである。 取材後に編集機によりマーク付与を行う場合のマーク付与システムにて行われる動作を模式的に示した図である。 編集機の内部構成を示したブロック図である。
符号の説明
1 マーク付与システム、2,40 マーカー装置、2A,3A USB接続端子、3,41 ビデオカメラ装置、10,30 CPU、11,29 メモリ部、11a,11c 制御プログラム、11b マーカーID、12,27 操作部、13,28 計時部、14,34 無線通信部、15 USBインタフェース、20 カメラブロック、21 撮像信号処理部、22 エンコーダ、23 カメラ制御部、24 タイムコード発生部、25 メディアドライブ、26 バス、29a,29b マーク付与プログラム、31 表示制御部、32 表示部、33 デコーダ、45 編集機、46 編集処理部、47 HDD、D 光ディスク

Claims (13)

  1. 記録媒体に対する記録再生を行う記録再生部と、
    現在時刻を計時する端末側計時部を有すると共に操作により指示されたタイミングにおける上記端末側計時部による計時時刻情報をマーク時刻情報として送信する端末装置との間で通信を行う通信部と、
    現在時刻を計時する信号処理装置側計時部と、
    制御部とを備えると共に、
    上記制御部は、
    指示に応じ、時系列データの上記記録媒体への記録を実行させるデータ記録制御処理と、
    上記データ記録制御処理により時系列データの記録を開始したタイミングにおける上記信号処理装置側計時部による計時時刻情報を上記時系列データの記録開始時刻として取得する記録開始時刻取得処理と、
    上記記録開始時刻取得処理により取得した記録開始時刻の情報が上記データ記録制御処理により記録された時系列データと対応づけられて上記記録媒体に記録されるように制御する記録開始時刻記録制御処理と、
    上記端末装置が送信した上記マーク時刻情報が上記通信部により受信された後、上記記録媒体に記録された時系列データの記録開始時刻の情報に基づいて、上記受信されたマーク時刻情報と上記記録媒体に記録された時系列データとの対応関係を特定する対応関係特定処理と、
    上記対応関係特定処理により特定した上記マーク時刻情報と上記時系列データとの対応関係に基づき、上記受信されたマーク時刻情報により特定されるマーク位置の情報が上記時系列データと対応づけられて上記記録媒体に記録されるように上記記録再生部を制御するマーク位置記録制御処理とを実行する
    信号処理装置。
  2. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    記制御部は、
    上記端末装置との間で計時時刻の同期を行う時刻同期処理を実行する。
  3. 請求項2に記載の信号処理装置において、
    上記端末装置は、上記マーク時刻情報をリスト化して送信し、
    上記対応関係特定処理では、
    上記通信部により受信されたマーク時刻情報のリスト中から未取得のマーク時刻情報を取得し、取得したマーク時刻情報について、上記時系列データとの対応関係を特定する。
  4. 請求項3に記載の信号処理装置において、
    上記端末装置には、上記端末装置を識別するための端末識別情報が記憶されており、上記端末装置は、上記マーク時刻情報を送信する際、上記端末識別情報も併せて送信するようにされており、
    上記制御部は、
    上記端末装置に記憶された上記端末識別情報を取得する識別情報取得処理と、
    上記端末装置が送信した上記マーク時刻情報と上記端末識別情報とが受信されたときに、受信された端末識別情報が、上記識別情報取得処理により取得した端末識別情報と一致するか否かを判別する判別処理とをさらに実行すると共に、
    上記対応関係特定処理では、
    上記判別処理により各端末識別情報が一致するとの判別結果が得られた場合に、上記受信されたマーク時刻情報と上記記録媒体に記録された時系列データとの対応関係を特定する。
  5. 請求項3に記載の信号処理装置において、
    上記端末装置には、上記端末装置を識別するための端末識別情報が記憶されており、
    上記端末装置は、上記マーク時刻情報をリスト化し、該リストに対して上記端末識別情報を付した情報を時刻リスト情報として送信するようにされており、
    上記制御部は、
    上記端末装置に記憶された上記端末識別情報を取得する識別情報取得処理をさらに実行し、
    上記記録開始時刻記録制御処理では、
    上記記録開始時刻取得処理により取得した記録開始時刻の情報と、上記識別情報取得処理により取得した上記端末識別情報とが、上記データ記録制御処理により記録した時系列データと対応づけられて上記記録媒体に記録されるように制御し、
    上記対応関係特定処理では、
    上記通信部により受信された上記端末装置からの上記時刻リスト情報中の未取得のマーク時刻情報を取得し、取得したマーク時刻情報と上記記録媒体に記録された時系列データとの対応関係を、上記取得したマーク時刻情報と、上記識別情報取得処理により取得した上記端末識別情報と、上記記録開始時刻記録制御処理により上記時系列データと対応づけられた記録開始時刻の情報及び上記端末識別情報とに基づいて特定する。
  6. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    上記記録媒体に記録される時系列データには該時系列データの記録開始時点からの経過時間長を表すタイムコード情報が付されており、
    上記制御部は、
    上記記録開始時刻記録制御処理によって上記記録媒体に記録された時系列データと対応づけられて記録された記録開始時刻の情報に基づき、上記受信したマーク時刻情報を、該受信したマーク時刻情報と対応する時系列データのタイムコード情報に変換する時刻/タイムコード変換処理をさらに実行し、
    上記マーク位置記録制御処理では、
    上記時刻/タイムコード変換処理により得たタイムコード情報が上記マーク位置の情報として上記記録媒体に記録されるように制御する。
  7. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    上記通信部は、上記端末装置との間で無線による通信を行う。
  8. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    上記通信部は、上記端末装置との間で有線による通信を行う。
  9. 請求項3に記載の信号処理装置において、
    上記制御部は、
    指示に応じて、上記通信部によって上記端末装置に対する上記マーク時刻情報のリストの送信要求を行わせるリスト送信要求処理をさらに実行し、
    上記対応関係特定処理では、
    上記リスト送信要求処理に応じて上記端末装置が送信して上記通信部により受信された上記マーク時刻情報のリストに基づき、マーク時刻情報と時系列データとの対応関係を特定する。
  10. 請求項に記載の信号処理装置において、
    画像撮像を行う撮像部をさらに備え、
    上記データ記録制御処理では、
    上記撮像部により得られる撮像画像に基づく動画データの上記記録媒体への記録を実行させる。
  11. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    上記記録媒体には上記時系列データとして動画データが記録されており、
    上記記録媒体に記録された動画データについての編集処理を行う編集処理部をさらに備える。
  12. 記録媒体に対する記録再生を行う記録再生部と、現在時刻を計時する端末側計時部を有すると共に操作により指示されたタイミングにおける上記端末側計時部による計時時刻情報をマーク時刻情報として送信する端末装置との間で通信を行う通信部と、現在時刻を計時する信号処理装置側計時部とを備えた信号処理装置におけるマーク付与方法であって、
    指示に応じ、時系列データの上記記録媒体への記録を実行させるデータ記録制御ステップと、
    上記データ記録制御ステップにより時系列データの記録を開始したタイミングにおける上記信号処理装置側計時部による計時時刻情報を上記時系列データの記録開始時刻として取得する記録開始時刻取得ステップと、
    上記記録開始時刻取得ステップにより取得した記録開始時刻の情報が上記データ記録制御ステップにより記録された時系列データと対応づけられて上記記録媒体に記録されるように制御する記録開始時刻記録制御ステップと、
    記端末装置が送信した上記マーク時刻情報を上記通信部により受信した後、上記記録媒体に記録された時系列データの記録開始時刻の情報に基づいて、上記受信したマーク時刻情報と上記記録媒体に記録された時系列データとの対応関係を特定する対応関係特定ステップと、
    上記対応関係特定ステップにより特定した上記マーク時刻情報と上記時系列データとの対応関係に基づき、上記受信したマーク時刻情報により特定されるマーク位置の情報上記時系列データと対応づけられて上記記録媒体に記録されるように上記記録再生部を制御するマーク位置記録制御ステップと
    を備えるマーク付与方法。
  13. 記録媒体に対する記録再生を行う記録再生部と、現在時刻を計時する端末側計時部を有すると共に操作により指示されたタイミングにおける上記端末側計時部による計時時刻情報をマーク時刻情報として送信する端末装置との間で通信を行う通信部と、現在時刻を計時する信号処理装置側計時部とを備えた信号処理装置において実行されるプログラムであって、
    指示に応じ、時系列データの上記記録媒体への記録を実行させるデータ記録制御処理と、
    上記データ記録制御処理により時系列データの記録を開始したタイミングにおける上記信号処理装置側計時部による計時時刻情報を上記時系列データの記録開始時刻として取得する記録開始時刻取得処理と、
    上記記録開始時刻取得処理により取得した記録開始時刻の情報が上記データ記録制御処理により記録された時系列データと対応づけられて上記記録媒体に記録されるように制御する記録開始時刻記録制御処理と、
    上記端末装置が送信した上記マーク時刻情報が上記通信部により受信された後、上記記録媒体に記録された時系列データの記録開始時刻の情報に基づいて、上記受信されたマーク時刻情報と上記記録媒体に記録された時系列データとの対応関係を特定する対応関係特定処理と、
    上記対応関係特定処理により特定した上記マーク時刻情報と上記時系列データとの対応関係に基づき、上記受信されたマーク時刻情報により特定されるマーク位置の情報が上記時系列データと対応づけられて上記記録媒体に記録されるように上記記録再生部を制御するマーク位置記録制御処理と
    を上記信号処理装置に実行させるプログラム。
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