JP4856966B2 - バックアップシステム、ファイルサーバ、及びバックアップ方法 - Google Patents

バックアップシステム、ファイルサーバ、及びバックアップ方法 Download PDF

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Description

本発明は複数のファイルサーバが提供する共有ファイルシステムを統合した仮想ファイルシステムをバックアップするためのバックアップシステム、ファイルサーバ、及びバックアップ方法に関する。
複数のクライアントがネットワークを介してファイルを共有するために共有ファイルシステムを提供するファイル共有サーバが知られている。更に、複数のファイル共有サーバが提供する共有ファイルシステムを統合して単一の仮想的なファイルシステムを構成し、クライアントがその仮想的なファイルシステムを通してファイルへアクセスするグローバルネームスペースと呼ばれるシステムが知られている。グローバルネームスペースは、仮想的なファイルシステムを構築している複数のファイル共有サーバのうちどのファイル共有サーバにクライアントが接続しても、クライアントが単一のファイルシステムへアクセスしているかのような環境を提供する。
ファイル共有サーバが提供する共有ファイルシステムに格納されているデータをテープ装置へバックアップするために用いられるプロトコルとして、NDMP(Network Data Management Protocol)と呼ばれるプロトコルが知られている。NDMPを用いたバックアップでは、バックアップを管理するバックアップサーバが特定のファイル共有サーバにバックアップを指示する。バックアップ指示を受けたファイル共有サーバは、テープ装置を管理するメディアサーバへ接続し、メディアサーバにバックアップデータを送信する。バックアップデータを受け取ったメディアサーバは、テープ装置へバックアップデータを書き込む。
尚、分散ファイルシステムのファイルバックアップ方法に言及した特許文献として、米国特許6026414が知られている。
米国特許6026414 米国特許6671773
グローバルネームスペースによって、仮想的なファイルシステムが構築されているシステムでは、NDMPを使用して、仮想的なファイルシステムのバックアップを行う必要が生じるケースがある。NDMPは、一つのファイル共有サーバと一つのメディアサーバとの間のバックアッププロトコルを規定している。仮想的なファイルシステムのバックアップを行うには、仮想的なファイルシステムを構成している全てのファイル共有サーバのそれぞれにバックアップ指示を与える必要がある。
しかし、バックアップを指示するバックアップサーバは、仮想的なファイルシステムを利用するクライアントと同様に、仮想的なファイルシステムを構成しているそれぞれのファイル共有サーバのローカルネームスペースに関する情報を有しないため、仮想的なファイルシステムを構成している複数のファイル共有サーバの中からバックアップ対象のファイルを管理するファイル共有サーバを特定することができない。このため、バックアップサーバは、バックアップ対象のファイルを管理していないファイル共有サーバにバックアップ指示を与えることがあった。
また、NDMPでは、バックアップを要求された一台のファイル共有サーバのみがメディアサーバに接続できるように規定されている。複数のファイル共有サーバによって構成された仮想的なファイルシステムをバックアップするには、全てのファイル共有サーバのそれぞれからメディアサーバに接続する必要があるが、メディアサーバに接続することができるファイル共有サーバは、NDMPプロトコル上、一台のみである。
更に、グローバルネームスペースを用いたシステムの中には、米国特許6671773に開示されているように、共有ファイルシステムが提供しているファイルシステムを、仮想ファイルシステムを構成しているファイル共有サーバ間で移動する、所謂「ファイルシステムマイグレーション機能」をサポートしているものも知られている。ファイルマイクグレーション機能によってファイルシステムがファイル共有サーバ間で移動されると、バックアップサーバは、仮想的なファイルシステムを構成している複数のファイル共有サーバの中からバックアップ対象のファイルを管理するファイル共有サーバを特定することができない。このため、バックアップサーバは、バックアップ対象のファイルを管理していないファイル共有サーバにバックアップ指示を与えることがあった。
そこで、本発明は、複数のファイル共有サーバが提供する共有ファイルシステムを統合してなる仮想ファイルシステムのバックアップを適切に行うバックアップシステム、ファイルサーバ、及びバックアップ方法を提供することを課題とする。
本発明のバックアップシステムは、複数のファイルサーバのそれぞれが管理するファイルシステムのネームスペースを統合したグローバルネームスペースを介してクライアント計算機にファイル共有サービスを提供する仮想ファイルシステムと、仮想ファイルシステムのバックアップを管理するバックアップサーバと、仮想ファイルシステムのバックアップデータを外部記憶装置に格納するメディアサーバと、メディアサーバとの間にバックアップ通信路を確立するコネクションサーバと、を備える。仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルサーバのうち何れかのファイルサーバがバックアップサーバからバックアップ要求を受けると、バックアップ要求を受けたファイルサーバは、複数のファイルサーバの中からバックアップ対象のファイルを管理するファイルサーバを検索し、検索されたファイルサーバにバックアップ要求を転送する。バックアップ要求の転送を受けたファイルサーバは、コネクションサーバを介してメディアサーバにバックアップデータを転送する。
本発明によれば、複数のファイルサーバが提供する共有ファイルシステムを統合してなる仮想ファイルシステムのバックアップを適切に行うことができる。
以下、複数のファイル共有サーバを利用して単一の仮想的なファイルシステム(以下、仮想ファイルシステムと称する。)を構成し、その仮想ファイルシステムをバックアップするケースを例に本発明の実施例を説明する。尚、本発明はグローバルネームスペースにより構成された仮想ファイルシステムのバックアップだけでなく、複数のファイル共有サーバを利用してクラスタを構成するシステムのバックアップ全般に適用可能である。また、以下に説明する実施例は一例であり、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
図1は本実施形態に係るバックアップシステム3000のシステム構成を示す。バックアップシステム3000は、バックアップサーバ1100、複数のファイル共有サーバ1200A,1200B,1200C、コネクションサーバ1300、及びメディアサーバ1400を備える。複数のファイル共有サーバ1200A,1200B,1200Cによって仮想ファイルシステムが構成されている。それぞれのファイル共有サーバ1200A,1200B,1200Cは、例えば、NAS(Network Attached Storage)サーバなどのファイルサーバである。
まず、図1を参照しながら、仮想ファイルシステムのバックアップ処理について説明する。バックアップサーバ1100は、予めスケジューリングされたバックアップスケジュール1111に基づいて、ファイル共有サーバ1200Aと、メディアサーバ1400のそれぞれにバックアップ通信路確立要求を通知する。バックアップ通信路確立要求は、仮想ファイルシステムを構成する何れかのファイル共有サーバに通知すればよいので、バックアップサーバ1100は、ファイル共有サーバ1200B又は1200Cのうち何れかにバックアップ通信路確立要求を通知してもよい。
バックアップサーバ1100からバックアップ通信路確立要求を受信したファイル共有サーバ1200Aは、バックアップ通信路確立要求をコネクションサーバ1300に転送する。
次に、バックアップサーバ1100は、バックアップパスを指定した上で、ファイル共有サーバ1200Aにバックアップ要求を通知する。バックアップパスとは、バックアップ対象となるファイルのパスである。複数のファイル共有サーバ1200A,1200B,1200Cのそれぞれが管理するファイルシステム1602A,1602B,1602Cの名前空間は、グローバルネームスペースによって、単一の名前空間に統合されているので、バックアップサーバ1100は、グローバルパスによってバックアップパスを指定する。
バックアップサーバ1100からバックアップ要求を受けたファイル共有サーバ1200Aは、GNS情報1604とバックアップパスとを比較して、バックアップ対象となるファイルを管理しているファイル共有サーバと、バックアップ対象となるファイルのローカルパスを特定する。GNS情報1604は、それぞれのファイルシステム1602A,1602B,1602Cが管理するファイルのグローバルパスとローカルパスとの対応関係を示す。ここで、バックアップ対象となるファイルを管理するファイル共有サーバは、例えば、ファイル共有サーバ1200Bであったとする。
ファイル共有サーバ1200Aは、ファイル共有サーバ1200Bにバックアップデータの転送を要求する。すると、ファイル共有サーバ1200Bは、コネクションサーバ1300にバックアップデータを送信する。コネクションサーバ1300は、ファイル共有サーバ1200Bから受け取ったバックアップデータをメディアサーバ1400に転送する。メディアサーバ1400は、コネクションサーバ1300から受け取ったバックアップデータをテープ装置1601に格納する。
コネクションサーバ1300は、バックアップ通信路確を通じてメディアサーバ1400に接続する接続点と、ファイル共有サーバ1200A,1200B,1200Cに接続する接続点とを有する。バックアップ通信路確立の通信手順は、NDMPプロトコルに基づいている。NDMPプロトコル上、バックアップ通信路を介してメディアサーバ1400に接続できるサーバは一台のみである。仮に、メディアサーバ1400がファイル共有サーバ1200Bとの間でバックアップ通信路を直接接続すると、メディアサーバ1400は、ファイル共有サーバ1200Bからバックアップデータを受け取ることができるが、ファイル共有サーバ1200A又は1200Cからバックアップデータを受け取ることができない。そこで、ファイル共有サーバ1200A,1200B,1200Cとメディアサーバ1400との間にコネクションサーバ1300が介在し、NDMPプロトコルに基づくバックアップ通信路には、コネクションサーバ1300が有する二つの接続点のうち一方の接続点が接続し、他方の接続点は、ファイル共有サーバ1200A,1200B,1200Cに接続することで、バックアップ通信路確が切断されることなく、コネクションサーバ1300は、仮想ファイルシステムを構成する複数のファイル共有サーバ1200A,1200B,1200Cからバックアップデータを受け取ることができる。
尚、後述するように、コネクションサーバ1300は、必須ではなく、コネクションサーバ1300の機能を司るバックアップデータ転送プログラム1304がバックアップサーバ1100、ファイル共有サーバ1200A,1200B,1200C又はメディアサーバ1400の何れかに実装されることにより、バックアップサーバ1100、ファイル共有サーバ1200A,1200B,1200C又はメディアサーバ1400の何れかがコネクションサーバ1300として機能してもよい。
次に、図2を参照しながら、仮想ファイルシステムのリストア処理について説明する。バックアップサーバ1100は、予めスケジューリングされたリストアスケジュール1112に基づいて、ファイル共有サーバ1200Aと、メディアサーバ1400のそれぞれにリストア通信路確立要求を通知する。リストア通信路確立要求は、仮想ファイルシステムを構成する何れかのファイル共有サーバに通知すればよいので、バックアップサーバ1100は、ファイル共有サーバ1200B又は1200Cのうち何れかにリストア通信路確立要求を通知してもよい。
バックアップサーバ1100からリストア通信路確立要求を受信したファイル共有サーバ1200Aは、リストア通信路確立要求をコネクションサーバ1300に転送する。
次に、バックアップサーバ1100は、リストアパスを指定した上で、ファイル共有サーバ1200Aにリストア要求を通知する。リストアパスとは、リストア対象となるファイルのパスである。複数のファイル共有サーバ1200A,1200B,1200Cのそれぞれが管理するファイルシステム1602A,1602B,1602Cの名前空間は、グローバルネームスペースによって、単一の名前空間に統合されているので、バックアップサーバ1100は、グローバルパスによってリストアパスを指定する。
バックアップサーバ1100からリストア要求を受けたファイル共有サーバ1200Aは、GNS情報1604とリストアパスとを比較して、リストア対象となるファイルを管理しているファイル共有サーバと、リストア対象となるファイルのローカルパスを特定する。ここで、リストア対象となるファイルを管理するファイル共有サーバは、例えば、ファイル共有サーバ1200Bであったとする。
ファイル共有サーバ1200Aは、ファイル共有サーバ1200Bにリストアデータの取得を要求する。すると、メディアサーバ1400は、テープ装置1601から取り出したリストアデータを、リストア通信路を通じてコネクションサーバ1300に送信する。コネクションサーバ1300は、メディアサーバ1400から受け取ったリストアデータをファイル共有サーバ1200Bに転送する。ファイル共有サーバ1200Bは、ファイルシステム1602Bにファイルをリストアする。
本実施形態によれば、コネクションサーバ1300は、仮想ファイルシステムを構成する全てのファイル共有サーバ1200A,1200B,1200Cと、メディアサーバ1400との間の接続を仲介するので、仮想ファイルシステムを構成する全てのファイル共有サーバ1200A,1200B,1200Cは、バックアップデータをメディアサーバ1400に送信したり、或いはリストアデータをメディアサーバ1400から受信したりすることができる。
また、本実施形態によれば、仮想ファイルシステムを構成する何れかのファイル共有サーバがバックアップサーバ1100からバックアップ要求又はリストア要求を受けた場合に、バックアップ要求又はリストア要求を受けたファイル共有サーバは、バックアップ対象となるファイルを管理するファイル共有サーバにバックアップ処理を要求したり、或いはリストア対象となるファイルを管理するファイル共有サーバにリストア処理を要求したりすることができる。つまり、バックアップサーバ1100からバックアップ要求又はリストア要求を受けたファイル共有サーバは、バックアップ要求又はリストア要求を他のファイル共有サーバに振り分けることができる。
以下、各図を参照しながら本発明の実施例について説明する。
図3はバックアップシステム3000のシステム構成を示す。バックアップシステム3000は、仮想ファイルシステム2000、バックアップサーバ1100、コネクションサーバ1300、及びメディアサーバ1400を備える。仮想ファイルシステム2000は、複数のファイル共有サーバ1200、複数のファイルシステム1602A,1602B,1602C、及び複数の設定データ保存ファイルシステム1603A,1603B,1603Cを含む。
クライアント1000は、仮想ファイルシステム2000からファイル共有サービスの提供を受けるクライアント計算機(ファイルクライアント)である。クライアント1000は、グローバルネームスペースを介して共有ファイルシステムにアクセスするためのファイルアクセスプログラム1001を有する。
バックアップサーバ1100は、データ入力装置(以下、入力I/Fと称する。)1101、CPU1102、外部記憶装置接続インタフェース制御装置(以下、外部記憶装置I/Fと称する。)1103、ネットワーク制御装置(以下、ネットワークI/Fと称する。)1106、及びメモリ1107を備える。外部記憶装置I/F1103は、外部記憶装置1104に接続する。外部記憶装置1104は、バックアップを実行する日時を記録したバックアップスケジュール1111を保持するための装置である。ネットワークI/F1106は、バックアップ時のデータ通信に用いられるバックアップLAN(Local Area Network)1510に接続する。
メモリ1107は、バックアップスケジュール設定プログラム1108、バックアップ実行プログラム1109、及びファイルアクセスプログラム1104を格納する。
バックアップスケジュール設定プログラム1108は、バックアップスケジュールを管理する管理者が入力I/F1101を介して入力したバックアップ実行日時をCPU1102がバックアップスケジュール1111に記録するためのプログラムである。
バックアップ実行プログラム1109は、バックアップスケジュール1111に記録されているバックアップ実行日時に基づいて、CPU1102がバックアップ処理を実行するためのプログラムである。CPU1102は、バックアップ処理を実行すると、外部記憶装置1104に格納されているバックアップスケジュール1111を外部記憶装置I/F1103を介して読み込み、バックアップ実行日時を取得する。CPU1102は、バックアップ実行日時になると、バックアップ処理を実行する。バックアップ処理の詳細については、後述する。
ファイル共有サーバ1200は、ネットワークI/F1201、1202、CPU1203、ストレージインタフェース制御装置(以下、ストレージI/Fと称する。)1204、及びメモリ1205を備える。ネットワークI/F1201は、運用LAN1500に接続する。ネットワークI/F1202は、バックアップLAN1510に接続する。ストレージI/F1204は、SAN(Storage Area Network)1600に接続する。
ファイル共有サーバ1200は、ストレージI/F1204を介してSAN1600に接続されたファイルシステム1602A,1602B,1602Cに接続している。クライアント1000は、ファイル共有サーバ1200を介して、ファイルシステム1602A,1602B,1602Cにファイルアクセスできる。仮想ファイルシステム2000を構成する複数のファイル共有サーバ1200のそれぞれは、ファイルシステム1602A,1602B,1602Cを排他的に利用する。例えば、あるファイル共有サーバがファイルシステム1602Aを利用しているときには、他のファイル共有サーバは、ファイルシステム1602Aを利用することができない。ファイルシステム1602A,1602B,1602Cは、それぞれストレージデバイス1610上に形成される。ストレージデバイス1610は、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープ装置などである。
設定データ保存ファイルシステム1603A,1603B,1603Cは、ファイル共有サーバ1200のシステム領域を提供するものであり、GNS情報1604などのシステム情報を格納する。仮想ファイルシステム2000を構成する複数のファイル共有サーバ1200のそれぞれは、設定データ保存ファイルシステム1603A,1603B,1603Cを排他的に利用する。クライアント1000は、ファイル共有サーバ1200を介して、設定データ保存ファイルシステム1603A,1603B,1603Cにアクセスすることはできない。設定データ保存ファイルシステム1603A,1603B,1603Cは、それぞれストレージデバイス1610上に形成される。ストレージデバイス1610は、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープ装置などである。
尚、以下の説明においては、ファイルシステム1602A,1602B,1602Cを特に区別しないときには、ファイルシステム1602と記す。同様に、設定データ保存ファイルシステム1603A,1603B,1603Cを区別しないときには、設定データ保存ファイルシステム1603と記す。
メモリ1205は、バックアップ処理プログラム1207、ファイル共有サーバプログラム1208、バックアップデータ送受信プログラム1209、コネクションサーバアドレス情報1210、及びファイル共有サーバ設定プログラム1211を格納する。
バックアップ処理プログラム1207は、バックアップ実行プログラム1109のバックアップ処理要求を処理する。
バックアップ処理プログラム1207は、CPU1203がバックアップ実行プログラム1109からバックアップに用いられる通信路の確立要求(バックアップ通信路確立要求)を受け取り、バックアップLAN1510を通してコネクションサーバ1300へバックアップ通信路確立要求を転送するためのプログラムである。バックアップ処理プログラム1207がCPU1203によって実行されると、CPU1203は、メモリ1205に格納されているコネクションサーバアドレス情報1210からコネクションサーバ1300のネットワークアドレスを取得する。
また、バックアップ処理プログラム1207は、CPU1203が仮想ファイルシステム2000のバックアップパス(グローバルパス)を、仮想ファイルシステム2000を構成するファイル共有サーバ1200のローカルファイルシステムのパス(ローカルパス)へ変換するためのプログラムでもある。バックアップ処理プログラム1207がCPU1203によって実行されると、CPU1203は、バックアップ実行プログラム1109から仮想ファイルシステム2000のバックアップパスを受け取り、設定データ保存ファイルシステム1603に保存してあるGNS情報1604を読み込み、仮想ファイルシステム2000のバックアップパスとGNS情報1604とを比較して、グローバルパスからローカルパスへの変換を行う。
GNS情報1604は、複数のファイル共有サーバ1200によりクラスタを構成し、単一の仮想的なファイルシステム2000を構成するための情報である。
また、バックアップ処理プログラム1207は、仮想ファイルシステム2000のバックアップパスとGNS情報1604とを比較して得たバックアップ処理の対象となる全てのファイル共有サーバ12000と、ファイル共有サーバ1200のローカルファイルシステムのローカルパスとを基に、バックアップLAN1510を通してバックアップ処理を要求する。
バックアップデータ送受信プログラム1209は、CPU1203によって実行されるプログラムであって、他のファイル共有サーバのバックアップ処理プログラム1207又は自らのファイル共有サーバのバックアップ処理プログラム1207から、バックアップ要求とローカルファイルシステムのパスを受信し、ローカルファイルシステムに格納してあるファイルを読み込み、コネクションサーバ1300のバックアップデータ転送プログラム1304へバックアップデータを送信する。
即ち、バックアップ処理プログラム1207を実行するCPU1203は、得られたファイル共有サーバ1200のローカルパスが自らのファイル共有サーバ1200のローカルパスである場合、そのローカルパスに該当するファイルシステム1602に格納されているファイルを読み込む。一方、CPU1203は、得られたファイル共有サーバ1200のローカルパスが他のファイル共有サーバ1200のローカルパスである場合、該当する他のファイル共有サーバ1200にバックアップLAN1510を介してバックアップ要求を送信する。
ファイル共有サーバプログラム1208は、ファイル共有サーバ1200が提供するファイル共有サービスを利用するクライアント1000からファイルのパス又はディレクト理のパスを受信し、ファイルの取得結果をクライアント1000へ返す。
ファイル共有サーバ設定プログラム1211は、CPU1203によって実行されるプログラムであって、管理サーバ1700内の管理プログラム1704から要求される、コネクションサーバ1300のアドレス設定の要求(以下、コネクションサーバアドレス設定要求と称する。)を処理する。
ファイル共有サーバ設定プログラム1211が管理プログラム1704からコネクションサーバアドレス設定要求を受信すると、ファイル共有サーバ設定プログラム1211は、コネクションサーバ1300のネットワークアドレスを受け取り、メモリ1205内のコネクションサーバアドレス情報1210に保存する。
コネクションサーバ1300は、ネットワークI/F1301、CPU1302、ストレージI/F1303、及びメモリ1306を備える。ネットワークI/F1301は、バックアップLAN1510に接続する。ストレージI/F1303は、SAN1600に接続する。
メモリ1306は、バックアップデータ転送プログラム1304を格納する。
バックアップデータ転送プログラム1304は、コネクションサーバ1300とメディアサーバ1400との間でバックアップ用の通信路(以下、バックアップ通信路と称する。)を確立し、仮想ファイルシステム2000を構成するファイル共有サーバ1200からバックアップデータを受信して、バックアップ通信路を介してメディアサーバ1400へバックアップデータを送信するプログラムである。
バックアップデータ転送プログラム1304は、ファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207から転送されたバックアップ通信路確立要求を受け取り、コネクションサーバ1300とメディアサーバ1400との間にバックアップ通信路を確立する。その後、バックアップデータ転送プログラム1304は、ファイル共有サーバ1200内のバックアップデータ送受信プログラム1209からバックアップデータを受け取り、バックアップ通信路を通してメディアサーバ1400へバックアップデータを送信する。
メディアサーバ1400とコネクションサーバ1300との間のバックアップ通信路は、特定の通信メディアに限定される必要はない。バックアップ通信路は、バックアップLAN1510だけでなく、例えば、SAN1600を用いた通信路でもよい。
メディアサーバ1400は、ネットワークI/F1401、ストレージI/F1402、CPU1403、及びメモリ1404を備える。ネットワークI/F1401は、バックアップLAN1510に接続する。ストレージI/F1402は、SAN1600に接続する。メディアサーバ1400は、SAN1600を介してテープ装置1601に接続されている。
メモリ1404は、テープ装置操作プログラム1405、及びバックアップデータ記録プログラム1406を格納する。
テープ装置操作プログラム1405は、CPU1403によって実行されるプログラムであって、テープ装置1601を操作するプログラムである。テープ装置操作プログラム1405がCPU1403によって実行されると、CPU1403は、テープ装置1601を操作するための情報をバックアップ実行プログラム1109から受け取り、その情報に基づいて、テープ装置1601を操作する。
バックアップデータ記録プログラム1406は、バックアップ通信路用の接続点(通信ポート)を作成し、コネクションサーバ1300がバックアップ通信路へ接続するのを待ち受け、そして、コネクションサーバ1300がバックアップ通信路に接続したならば、コネクションサーバ1300からバックアップデータを受信して、テープ装置1601へバックアップデータを保存するプログラムである。
バックアップデータ記録プログラム1406がCPU1403によって実行されると、CPU1403は、バックアップ実行プログラム1109からバックアップ要求を受け取り、バックアップ通信路用の接続点を作成して、バックアップ実行プログラム1109へ処理結果を送信する。バックアップデータ記録プログラム1406は、バックアップデータを受信すると、ストレージI/F1402からSAN1600を通してテープ装置1601へバックアップデータを格納する。
尚、仮想ファイルシステム2000のバックアップデータを格納する装置は、テープ装置1601に限られるものではなく、任意の外部記憶装置を用いることができる。
管理サーバ1700は、メモリ1701、CPU1702、ネットワークI/F1703、及び入力I/F1705を備える。ネットワークI/F1703は、バックアップLAN1510に接続する。
メモリ1701は、管理プログラム1704を格納する。
管理プログラム1704は、仮想ファイルシステム2000のバックアップに関与する装置(バックアップサーバ1100、ファイル共有サーバ1200、コネクションサーバ1300、及びメディアサーバ1400)の管理を行う。管理プログラム1704は、入力I/F1705を通してファイル共有サーバ1200のコネクションサーバアドレス情報1210を設定する。
図4はバックアップサーバ1100に接続される外部記憶装置1104に格納されているバックアップスケジュール1111の一例を示す。バックアップスケジュール1111には、バックアップ日時を示す"日時"2001、バックアップ対象のファイル又はディレクトリのグローバルパスを示す"GNSバックアップパス"2002、バックアップの要求先となるファイル共有サーバ1200のネットワークアドレス(例えば、IPアドレス)を示す"サーバ"2003がそれぞれ対応付けられて登録されている。バックアップスケジュール1111のレコードは、日時"2001、"GNSバックアップパス"2002、及び"サーバ"2003を含む。
図5は設定データ保存ファイルシステム1603に格納されているGNS情報1604の一例を示す。GNS情報1604には、仮想ファイルシステム2000上のファイル(以下、仮想ファイルと称する。)のグローバルパスとそのファイル名とを示す"GNSパス"2011、仮想ファイルに対応する実際のファイル(以下、実ファイルと称する。)を格納しているファイル共有サーバ1200のネットワークアドレス(例えば、IPアドレス)を示す"サーバ"2012、実ファイルを格納しているファイル共有サーバ1200のローカルパスを示す"ローカルパス"2013がそれぞれ対応付けられて登録されている。GNS情報1604のレコードは、"GNSパス"2011、"サーバ"2012、及び"ローカルパス"2013を含む。
図6はコネクションサーバ1300のアドレス情報を格納するコネクションサーバアドレス情報1210の一例を示す。コネクションサーバアドレス情報1210には、コネクションサーバ1300のネットワークアドレス(例えば、IPアドレス)が登録されている。
図7はバックアップサーバ1100内のバックアップスケジュール設定プログラム1108が実行されることにより行われる処理の一例を示す。
バックアップスケジュールを管理する管理者がバックアップを設定する際、バックアップサーバ1100内のバックアップスケジュール設定プログラム1108は、バックアップ日時を要求する(ステップ3001)。すると、管理者は、バックアップ日時を入力I/F1101を介して入力する。
次に、バックアップスケジュール設定プログラム1108は、バックアップ対象となるファイル共有サーバ1200のアドレス情報を要求する(ステップ3002)。すると、管理者は、バックアップ対象となるファイル共有サーバ1200のアドレス情報を入力I/F1101を介して入力する。
グローバルネームスペースでは、複数のファイル共有サーバ1200を統合して仮想ファイルシステム2000を構成する。仮想ファイルシステム2000のファイルサービスを利用するクライアント1000は、仮想ファイルシステム2000を構成する複数のファイル共有サーバ1200のうちどのファイル共有サーバ1200に接続しても、仮想ファイルシステム2000を利用することが可能である。バックアップスケジュール設定プログラム1108が要求するファイル共有サーバ1200のアドレス情報は、仮想ファイルシステム2000を構成する複数のファイル共有サーバ1200のうちどのファイル共有サーバ1200でもよい。
次に、バックアップスケジュール設定プログラム1108は、バックアップ対象のファイル名又はディレクトリ名の入力を要求する(ステップ3003)。管理者は、入力I/F1101から、バックアップ対象となるファイル名又はディレクトリ名を、仮想ファイルシステム2000上のファイル名(以下、仮想ファイル名と称する。)を用いて入力する。ここで、管理者が入力I/F1101から入力するバックアップ対象となるファイル名又はディレクトリ名は、管理者がファイル名又はディレクトリ名を入力するより前に、管理者自身がファイルアクセスプログラム1004から取得しているものである。
最後に、バックアップ設定プログラム1108は、管理者が入力した情報("日時"、"サーバ"、及び"GNSバックアップパス")を外部記憶装置1104に格納されているバックアップスケジュール1111に保存する(ステップ3004)。
図8はバックアップサーバ1100のバックアップ実行プログラム1109が実行されることにより行われる処理の一例を示す。
バックアップ実行プログラム1109は、バックアップスケジュール設定プログラム1107によって設定されたバックアップスケジュール1111を外部記憶装置1104から読み込む(ステップ3051)。
次に、バックアップ実行プログラム1109は、ステップ3051において読み込んだバックアップスケジュール1111が全て完了しているか否かを判定する(ステップ3052)。ここで、バックアップ実行プログラム1109は、バックアップスケジュール1111に登録されているバックアップ日時と、バックアップサーバ1100に設定されているバックアップ日時とを比較することで、バックアップスケジュール1111が完了しているかを判定する。ここで、バックアップスケジュール1111が完了している場合とは、バックアップスケジュール1111に登録されている全てのバックアップ日時が、バックアップサーバ1100に設定されているバックアップ日時より過去の日時である場合である。この場合、バックアップ実行プログラム1109は、バックアップスケジュール1111が完了していると判定し(ステップ3052;YES)、処理を終了する。
バックアップ実行プログラム1109が、バックアップスケジュール1111に登録されている一部のスケジュールが完了していないと判定すると(ステップ3052;NO)、ステップ3053へ進む。ここで、バックアップスケジュール1111の一部が完了していない場合とは、バックアップスケジュール1111に登録されている全てのバックアップ日時の中で、バックアップサーバ1100に設定されているバックアップ日時より未来の日時が設定されているものが存在する場合である。
バックアップスケジュール1111に登録されている一部のスケジュールが完了していない場合には(ステップ3052;NO)、バックアップ実行プログラム1109は、バックアップスケジュール1111に登録されているバックアップ日時の中から、バックアップサーバ1100に設定されているバックアップ日時に一番近い未来のバックアップ日時が登録されているレコードを選択する。
そして、バックアップ実行プログラム1109は、オペレーティングシステムの機能を利用して、そのレコードに登録されているバックアップ日時を自身の呼び出し時刻(タイマー呼び出し時刻)に設定し、一旦、スリープ状態になる(ステップ3053)。
タイマー呼び出し時刻になると、スリープ状態のバックアップ実行プログラム1109は、オペレーティングシステムからタイマー呼び出しを受けて、処理を再開する(ステップ3054)。
次に、バックアップ実行プログラム1109は、バックアップの準備をするため、メディアサーバ1400内のテープ装置操作プログラム1405にテープ装置1601の操作を要求する(ステップ3055)。メディアサーバ1400は、テープ装置1601を管理し、必要に応じてテープ装置1601を操作する。バックアップサーバ1100は、テープ装置1601が記録するテープに記録しているデータを管理する。
次に、バックアップ実行プログラム1109は、メディアサーバ1400内のバックアップデータ記録プログラム1406の設定を行うための接続点(以下、設定用接続点と称する。)へ接続する(ステップ3056)。
バックアップ実行プログラム1109は、ステップ3056において設定用接続点へ接続した通信路を通して、メディアサーバ1400内のバックアップデータ記録プログラム1406へバックアップ通信路確立のための準備を行うように要求する(ステップ3057)。メディアサーバ1400内のバックアップデータ記録プログラム1406がバックアップ通信路確立のために行う具体的な処理については、後述する。
ここで、バックアップ通信路とは、ファイル共有サーバ1200が管理するファイルシステム1602A,1602B,1602Cに格納されているデータをテープ装置1601へバックアップするために、コネクションサーバ1300とメディアサーバ1400との間で確立される、バックアップ専用の通信路である。バックアップ対象のデータは、バックアップ通信路を通して、メディアサーバ1400に送信される。バックアップ通信路は、インターネットプロトコルが用いられるバックアップLAN1510を用いて確立されてもよく、或いはファイバチャネルプロトコルが用いられるSAN1600を用いて確立されてもよい。
バックアップ実行プログラム1109は、ステップ3057において要求したバックアップ通信路確立準備の結果である、バックアップ通信路情報をメディアサーバ1400内のバックアップデータ記録プログラム1406から受信する(ステップ3058)。この時点で、メディアサーバ1400では、バックアップ通信路の確立準備が完了する。
次に、バックアップ実行プログラム1109は、タイマー呼び出し時刻と一致するバックアップ日時が登録されたバックアップスケジュール1111のレコードから"GNSバックアップパス"2002、及び"サーバ"2003の情報を取得する(ステップ3059)。
バックアップ実行プログラム1109は、ステップ3059において取得した"サーバ"2003が示すネットワークアドレスを有するファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207に、バックアップ通信路を確立するように要求し、ステップ3058において取得したバックアップ通信路情報を送信する(ステップ3060)。バックアップ通信路情報には、メディアサーバ1400内のバックアップデータ記録プログラム1406が作成したバックアップ通信路の接続点とメディアサーバ1400のアドレス情報が含まれる。
次に、バックアップ実行プログラム1109は、ファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207から、バックアップ通信路確立の結果報告を受信する(ステップ3061)。
次に、バックアップ実行プログラム1109は、バックアップデータの送信を要求するため、ファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207に、ステップ3059において取得した"GNSバックアップパス"2002を送信する(ステップ3062)。
最後に、バックアップ実行プログラム1109は、ファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207からバックアップの実行結果を取得する(ステップ3063)。ここで、バックアップ処理の一連の流れが完了する。
バックアップ実行プログラム1109は、バックアップスケジュール1111に登録されたバックアップスケジュールの中から未実行のバックアップ処理を引き続き実行するためにステップ3051に戻る。以降、ステップ3052においてスケジュールが完了していると判定されるまで、バックアップ実行プログラム1109は、ステップ3051からステップ3063までの処理を続ける。
図9はメディアサーバ1400内のテープ装置操作プログラム1405が実行されることにより行われる処理の一例を示す。
テープ装置操作プログラム1405は、バックアップサーバ1100内のバックアップ実行プログラム1109からの要求に応答して、テープ装置1601を操作する。
まず、テープ装置操作プログラム1405は、バックアップ実行プログラム1109からテープ装置1601の操作要求を受信する(ステップ3350)。
次に、テープ装置操作プログラム1405は、バックアップ実行プログラム1109のテープ操作要求に応答して、テープ装置1601を操作する(ステップ3351)。
最後に、テープ装置操作プログラム1405は、バックアップ実行プログラム1109にテープ装置1601の操作結果を送信する(ステップ3351)。
図10はメディアサーバ1400内のバックアップデータ記録プログラム1406が実行されることにより行われる処理の一例を示す。
バックアップデータ記録プログラム1406は、二つの接続点を有する。接続点の一つは、バックアップデータ記録プログラム1406の設定を行う際に用いられる設定用接続点であり、接続点のもう一つは、バックアップデータを受信するためのバックアップ通信路で使用される接続点である。後者のバックアップ通信路で使用される接続点は、バックアップ実行プログラム1109の要求により作成される。
バックアップデータ記録プログラム1406は、バックアップデータ記録プログラム1406に処理を要求するために接続してきたプログラムの接続点を判定する(ステップ3401)。ここで、設定用接続点は、バックアップ通信路の設定のために、バックアップサーバ1100内のバックアップ実行プログラム1109から接続される。一方、バックアップ通信路の接続点は、バックアップデータを送受信するために、コネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304から接続される。
バックアップサーバ1100内のバックアップ実行プログラム1109が設定用接続点に接続した場合には、バックアップデータ記録プログラム1406は、バックアップ実行プログラム1109からバックアップ通信路を確立するための設定要求(バックアップ通信路確立準備要求)を受信する(ステップ3402)。
次に、バックアップデータ記録プログラム1406は、バックアップに使用される通信路のメディアを選択する(ステップ3403)。ここで、通信路のメディアとは、例えば、インターネットプロトコルが用いられるバックアップLAN1510や、ファイバチャネルプロトコルが用いられるSAN1600などである。通信路のメディアは、バックアップデータ記録プログラム1406と、バックアップデータの送信元となるプログラムとが一対一に通信できる通信路であればよく、メディアに限定されるものではない。
次に、バックアップデータ記録プログラム1406は、バックアップに使用されるバックアップ通信路の接続点を作成し(ステップ3404)、バックアップ通信路に使用される接続点の情報をバックアップ実行プログラム1109へ送信する(ステップ3405)。
一方、上述したステップ3402からステップ3405において作成されたバックアップ通信路の接続点に、コネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304から接続された場合、バックアップデータ記録プログラム1406は、コネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304からバックアップデータが送信されるのを待ち受ける(ステップ3406)。
次に、バックアップデータ記録プログラム1406は、バックアップデータ転送プログラム1304からバックアップデータを受信すると(ステップ3407)、受信したバックアップデータをSAN1600に接続されたテープ装置1601にストレージI/F1402を通して保存する(ステップ3408)。ここでの、コネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304の処理は、後述する。
図11はファイル共有サーバ1200においてバックアップ処理プログラム1207が実行されることにより行われる処理の一例を示す。
まず、バックアップ処理プログラム1207は、バックアップサーバ1100内のバックアップ実行プログラム1109から処理の要求を受信し(ステップ4000)、その要求処理の内容を判定する(ステップ4001)。
バックアップ処理プログラム1207が受信した処理要求が、バックアップ通信路の確立要求(バックアップ通信路確立要求)である場合、バックアップ処理プログラム1207は、バックアップ実行プログラム1109からバックアップ通信路情報を受信し(ステップステップ4002)、バックアップ通信路確立要求をコネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304へ転送する(ステップ4003)。
更に、バックアップ処理プログラム1207は、バックアップ通信路情報をバックアップ実行プログラム1109から受信し、コネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304へ転送する(ステップ4004)。そして、バックアップ処理プログラム1207は、コネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304からバックアップ通信路接続の結果報告を受信し(ステップ4005)、バックアップ実行プログラム1109へその結果報告を送信する(ステップ4006)。
一方、バックアップ処理プログラム1207が受信した処理要求が、バックアップデータ送信要求である場合、バックアップ処理プログラム1207は、バックアップ対象のパス(以下、バックアップパスと称する。)をバックアップ実行プログラム1109から受信する(ステップ4007)。ここで、バックアップ処理プログラム1207が受信したバックアップパスは、グローバルネームスペースにより構成された仮想ファイルシステム2000上のパスであり、仮想ファイルシステム2000を構成する複数のファイル共有サーバ1200のそれぞれが管理するファイルシステム1602A,1602B,1602Cに格納されているファイル(以下、実ファイルと称する。)のパス(ローカルパス)ではない。
次に、バックアップ処理プログラム1207は、ステップ4007において受信したバックアップパスがディレクトリを示すものであるのか、或いはファイルを示すものであるのかを判定する(ステップ4008)。
バックアップ処理プログラム1207が受信したバックアップパスがファイルを示すものである場合(ステップ4008;NO)、バックアップ処理プログラム1207は、ローカルファイルバックアップ処理を行う(ステップ4009)。ローカルファイルバックアップ処理の詳細については、後述する。
一方、バックアップ処理プログラム1207が受信したバックアップパスがディレクトリを示すものである場合(ステップ4008;YES)、そのディレクトリにあるパスであって、未だバックアップが行われていないパスを一つ選択する(ステップ4010)。
バックアップ処理プログラム1207は、ステップ4010において選択したバックアップパスがディレクトリを示すものであるのか、或いはファイルを示すものであるのかを判定し(ステップ4011)、ディレクトリを示すものである場合には(ステップ4011;YES)、そのディレクトリにあるパスであって、未だバックアップが行われていないパスを選択する(ステップ4010)。
一方、ステップ4010において選択したバックアップパスがファイルを示すものである場合(ステップ4011;NO)、バックアップ処理プログラム1207は、ローカルファイルバックアップ処理を行う(ステップ4012)。ローカルファイルバックアップ処理の詳細については、後述する。
次に、バックアップ処理プログラム1207は、現在、バックアップを行っているディレクトリにバックアップ未実行のパスが存在するか否かをチェックする(ステップ4013)。
バックアップ処理が実行されていないパスがある場合(ステップ4013;YES)、バックアップ処理プログラム1207は、ステップ4010に戻る。
一方、バックアップ処理プログラム1207が全てのパスについてのバックアップ処理の実行を終えた場合(ステップ4013;NO)、バックアップ処理プログラム1207は、バックアップ対象のディレクトリを一つ上の階層のディレクトリへ移す(ステップ4014)。
次に、バックアップ処理プログラム1207は、バックアップ対象のディレクトリが、ステップ4007においてバックアップ処理プログラム1207が受信したディレクトリより上の階層のディレクトリに移ったか否かを判定する(ステップ4015)。
バックアップ対象のディレクトリが、ステップ4007においてバックアップ処理プログラム1207が受信したディレクトリより上の階層のディレクトリでない場合(ステップ4015;NO)、バックアップ処理プログラム1207は、バックアップ対象のディレクトリを一つ上の階層のディレクトリに設定して、S4010に戻る。
バックアップ対象のディレクトリが、ステップ4007においてバックアップ処理プログラム1207が受信したディレクトリより上の階層のディレクトリである場合(ステップ4015;YES)、バックアップ処理プログラム1207は、コネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304へバックアップ通信路の切断を要求する(ステップ4016)。
次に、バックアップ処理プログラム1207は、コネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304からバックアップ通信路切断処理の結果報告を受信する(ステップ4017)。
上述したように、S4007においてバックアップ処理プログラム1207が受信したバックアップパスがディレクトリを示すものである場合、ステップ4008からステップ4015が実行される。ここで、仮想ファイルシステム2000のディレクトリにある複数のファイルが複数のファイル共有サーバ1200で保存されている場合、バックアップ処理プログラム1207は、ステップ4012を処理する都度、バックアップ対象のファイルを管理するファイル共有サーバ1200へバックアップ要求を通知する。こうすることにより、仮想ファイルシステム2000全体のバックアップが可能となる。
尚、仮想ファイルシステム2000全体のバックアップでは、パス解析を行いながら、バックアップ対象となるファイルを検索し、それぞれのファイルについて、グローバルパスからローカルパスへの変換処理が必要になる。ステップ4008からステップ4015に至る一連の処理は、ファイルの検索処理の一例を示すものであり、ファイルの検索処理を限定するものではない。ファイルの検索処理として、例えば、ディレクトリ内の全てのファイルをバックアップ処理してから下のディレクトリに移る方法でもよい。また、S4007においてバックアップ処理プログラム1207が受信したバックアップパスがディレクトリである場合、バックアップ処理プログラム1207は、GNS情報1604のレコードの中から、バックアップパスを含むGNSパスを有するレコードを全て選択して、バックアップ処理を実行しても良い。
図12はバックアップ処理プログラム1207が実行するローカルファイルバックアップ処理の一例を示す。
バックアップ処理プログラム1207は、ステップ4007においてバックアップ実行プログラム1109から取得した、バックアップパスで指定された実ファイルを管理するファイル共有サーバ1200と、そのファイル共有サーバ1200が管理する実ファイルのパス(以下、ローカルパスと称する。)を取得するため、設定データ保存ファイルシステム1603A,1603B,1603Cに格納されているGNS情報1604を検索する。バックアップ処理プログラム1207は、ステップ4007において取得したバックアップパスと、GNS情報1604内のGNSパスとを比較して、ファイル共有サーバ1200のネットワークアドレスとローカルパスとを取得する(ステップ4100)。
次に、バックアップ処理プログラム1207は、ステップ4100において取得した実ファイルを管理するファイル共有サーバ1200内のバックアップデータ送受信プログラム1209へバックアップ要求を行い(ステップ4101)、更に、バックアップデータ送受信プログラム1209へローカルパスを送信する(ステップ4102)。
即ち、ステップ4100で取得したファイル共有サーバ1200のネットワークアドレスとローカルパスとを参照し、該当するファイル共有サーバ1200が、バックアップ処理プログラム1207を実行するCPU1203を備えるファイル共有サーバ1200自身である場合、CPU1203は、バックアップデータ送受信プログラム1209を起動し、バックアップ送受信プログラム1209の処理を実行する。一方、該当するファイル共有サーバ1200が、バックアップ処理プログラム1207を実行するCPU1203を備えるファイル共有サーバ1200以外の他のファイル共有サーバ1200である場合、ネットワークI/F1202を介して、他のファイル共有サーバ1200にバックアップ要求を行う。
次に、バックアップ処理プログラム1207は、バックアップ要求をしたファイル共有サーバ1200内のバックアップデータ送受信プログラム1209から、バックアップ結果を取得する(ステップ4103)。
図13はコネクションサーバ1300内においてバックアップデータ転送プログラム1304が実行されることにより行われる処理の一例を示す。
まず、バックアップデータ転送プログラム1304は、ファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207から処理要求を受信し(ステップ3300)、その要求処理の内容を判定する(ステップ3301)。
バックアップデータ転送プログラム1304が受信する処理要求は三つある。
処理要求の一つ目は、ファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207からバックアップデータ転送プログラム1304へ送信されるバックアップ通信路確立要求である。バックアップデータ転送プログラム1304がバックアップ通信路確立要求を受信すると、バックアップデータ転送プログラム1304は、メディアサーバ1400内のバックアップデータ記録プログラム1406が作成したバックアップ通信路接続点に接続する。
処理要求の二つ目は、ファイル共有サーバ1200内のバックアップデータ送受信プログラム1209からバックアップデータ転送プログラム1304へ送信されるバックアップデータ転送要求である。バックアップデータ転送プログラム1304がバックアップデータ転送要求を受信すると、バックアップ通信路を通してメディアサーバへバックアップデータを送信する。
処理要求の三つ目は、ファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207からバックアップデータ転送プログラム1304へ送信されるバックアップ通信路切断要求である。バックアップデータ転送プログラム1304がバックアップ通信路切断要求を受信すると、バックアップデータ転送プログラム1304とバックアップデータ記録プログラム1406との間に確立されたバックアップ通信路を切断する。
バックアップデータ転送プログラム1304がバックアップ通信路確立要求を受信した場合、バックアップデータ転送プログラム1304は、バックアップ処理プログラム1207からバックアップ通信路情報を受信する(ステップ3302)。
次に、バックアップデータ転送プログラム1304は、ステップ3302において受信したバックアップ通信路情報から、バックアップデータを転送する先のメディアサーバ1400のネットワークアドレスと接続点とを取得し、メディアサーバ1400内のバックアップデータ記録プログラム1406へ接続することで、バックアップ通信路を確立する(ステップ3303)。
次に、バックアップデータ転送プログラム1304は、バックアップ通信路確立の結果報告をファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207へ送信する(ステップ3304)。
一方、バックアップデータ転送プログラム1304が、ファイル共有サーバ1200内のバックアップデータ送受信プログラム1209からバックアップデータ転送要求を受信した場合、バックアップデータ転送プログラム1304は、バックアップデータ送受信プログラム1209からバックアップデータを受信する(ステップ3305)。
次に、バックアップデータ転送プログラム1304は、上述したステップ3303において確立されたバックアップ通信路を通してバックアップデータ記録プログラム1406へバックアップデータを送信する(ステップ3306)。
次に、バックアップデータ転送プログラム1304は、バックアップデータ送受信プログラム1210へバックアップ処理の実行結果を送信する(ステップ3307)。
ここで、バックアップデータ転送プログラム1304は、上述したステップ3303において確立されたバックアップ通信路で、バックアップが完了していないファイル共有サーバ1200内のバックアップデータ送受信プログラム1209から接続を受けるため、ステップ3300に戻り、再度処理を実行する。
一方、バックアップデータ転送プログラム1304が、ファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207からバックアップ通信路切断要求を受信した場合、バックアップデータ転送プログラム1304は、バックアップ通信路を切断し(ステップ3308)、バックアップ処理プログラム1207へバックアップ通信路切断の結果報告を送信する(ステップ3309)。
図14はファイル共有サーバ1200においてバックアップデータ送受信プログラム1209が実行されることにより行われる処理の一例を示す。
まず、バックアップデータ送受信プログラム1209は、バックアップ処理プログラム1207からバックアップデータ送信要求を受信する(ステップ3250)。
次に、バックアップデータ送受信プログラム1209は、バックアップ処理プログラム1207からバックアップ対象となる実ファイルであって、ファイル共有サーバ1200が管理する実ファイルのパス(ローカルパス)を受信する(ステップ3251)。
次に、バックアップデータ転送プログラム1209は、バックアップ処理プログラム1207から受信したローカルパスを基に、自身が管理するファイルシステム1602A,1602B,1602Cから実ファイルのデータを取得する(ステップ3252)。
次に、バックアップデータ送受信プログラム1209は、コネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304に接続し、バックアップデータを転送するように要求(バックアップデータ転送要求)する(ステップ3253)。
バックアップデータ送受信プログラム1209は、ステップ3252において取得したバックアップデータをコネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304へ送信する(ステップ3254)。
次に、バックアップデータ送受信プログラム1209は、コネクションサーバ1300内のバックアップデータ転送プログラム1304からバックアップの結果報告を受信し(ステップ3255)、その後、バックアップを要求したファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207へバックアップの結果報告を送信する(ステップ3256)。
図15は管理サーバ1700において管理プログラム1704が実行されることにより行われる処理の一例を示す。
バックアップシステム3000を管理する管理者がファイル共有サーバ1200内のコネクションサーバアドレス情報1210を設定する際、管理サーバ1700内の管理プログラム1704がコネクションサーバアドレス情報1210を要求する(ステップ4500)。管理者は、入力I/F1705からコネクションサーバ1300のネットワークアドレスを入力する。
次に、管理プログラム1704は、ステップ4500において入力されたコネクションサーバ1300のネットワークアドレスを設定するファイル共有サーバ1200のネットワークアドレスを要求する(ステップ4501)。管理者は、入力I/F1705からファイル共有サーバ1200のネットワークアドレスを入力する。
次に、管理プログラム1704は、ステップ4501においてネットワークアドレスが入力されたファイル共有サーバ1200内のファイル共有サーバ設定プログラム1211へコネクションサーバアドレス設定要求を行い、ステップ4500において入力されたコネクションサーバ1300のネットワークアドレスをファイル共有サーバ設定プログラム1211へ送信する(ステップ4502)。
次に、管理プログラム1704は、コネクションサーバアドレス設定要求を行ったファイル共有サーバ1200内のファイル共有サーバ設定プログラム1211から、コネクションサーバアドレス設定要求の結果報告を受信する(ステップ4503)。
図16はファイル共有サーバ1200においてファイル共有サーバ設定プログラム1211が実行されることにより行われる処理の一例を示す。
ファイル共有サーバ設定プログラム1211は、管理サーバ1700内の管理プログラム1704からコネクションサーバアドレス設定要求を受信し、コネクションサーバ1300のネットワークアドレスを受信する(ステップ4600)。
次に、ファイル共有サーバ設定プログラム1211は、ステップ4600において受信したコネクションサーバ1300のネットワークアドレスを、メモリ1205内のコネクションサーバアドレス情報1210へ格納する(ステップ4601)。
次に、ファイル共有サーバ設定プログラム1211は、コネクションサーバアドレス情報1210の保存結果を管理プログラム1704へ送信する(ステップ4602)。
図17はクライアント1000又はバックアップサーバ1100においてファイルアクセスプログラム1004が実行されることにより行われる処理の一例を示す。
ファイルアクセスプログラム1004は、クライアント1000を利用しているユーザからファイルのパス又はディレクトリのパスを受信し、そのファイルのパス又はディレクトリのパスの情報取得要求を受信する(ステップ4700)。
次に、ファイルアクセスプログラム1004は、ファイル共有サーバ1200内のファイル共有サーバプログラム1208へ、ファイル又はディレクトリの情報の取得を要求する(ステップ4701)。
次に、ファイルアクセスプログラム1004は、クライアント1000を利用しているユーザから入力されたファイルのパス又はディレクトリのパスをファイル共有サーバプログラム1208へ送信する(ステップ4702)。
次に、ファイルアクセスプログラム1004は、ファイル共有サーバプログラム1208からファイル又はディレクトリの情報を取得する(ステップ4703)。ここで、ファイル又はディレクトリの情報とは、ファイルについては、ユーザが入力したファイルが存在するか否かを示す情報である。ディレクトリについては、ディレクトリに属するファイルのパス情報である。
例えば、ファイル共有サーバプログラム1208によって、ユーザが入力したファイルが存在しないと判断された場合は、ファイルアクセスプログラム1004は、ユーザへファイルが見つからない旨をユーザに返答する。ユーザが入力したファイルが存在し、ファイル共有サーバプログラム1208からファイルに関する情報を取得できた場合は、ファイルアクセスプログラム1004は、ファイルに関する情報をユーザに返答する。ファイル共有サーバプログラム1208によって、ユーザが入力したディレクトリが存在しないと判断された場合は、ファイルアクセスプログラム1004は、ユーザへディレクトリが見つからない旨を返答する。ユーザが入力したディレクトリが存在した場合、ファイル共有サーバプログラム1208は、ディレクトリに属する全てのファイルに関する情報をファイルアクセスプログラム1004へ送信し、ファイルアクセスプログラム1004は、その情報をユーザへ返答する(ステップ4704)。
図18はファイル共有サーバ1200においてファイル共有サーバプログラム1208が実行されることにより行われる処理の一例を示す。
ファイル共有サーバプログラム1208は、クライアント1000又はバックアップサーバ1100内のファイルアクセスプログラム1004からファイル情報又はディレクトリ情報の取得要求を受信し(ステップ4800)、続いて、ファイルアクセスプログラム1004からファイルのパス又はディレクトリのパスを受信する(ステップ4801)。
次に、ファイル共有サーバプログラム1208は、ステップ4801において取得したファイルのパス又はディレクトリのパスを、GNS情報1604のGNSパスと比較し、ファイル又はディレクトリの情報を取得する(ステップ4802)。ここで、ファイル又はディレクトリの情報とは、ファイルについては、ユーザが入力したファイルが存在するか否かを示す情報である。ディレクトリについては、ディレクトリに属するファイルのパス情報である。
次に、ファイル共有サーバプログラム1208は、ステップ4802において取得したファイル又はディレクトリの情報を、クライアント1000又はバックアップサーバ1100内のファイルアクセスプログラム1004へ送信する(ステップ4803)。
本実施例によれば、グローバルネームスペースによって構成された仮想ファイルシステム2000のバックアップにおいて、仮想ファイルシステム2000を構成する複数のファイル共有サーバ1200のそれぞれにバックアップを要求することなく、仮想ファイルシステム2000への一度のバックアップ要求で全てのファイル共有サーバ1200からにバックアップを取得できるので、バックアップを管理する管理者の処理負荷、管理コストを大幅に削減できる。
仮想ファイルシステム2000におけるバックアップ処理として、従来では、クライアント1000からファイルへのアクセスを要求されたファイル共有サーバ1200が、実際にファイルを管理しているファイル共有サーバ1200からファイルを取得し、クライアント1000へデータを返すことをしていた。この方法では、不要なファイル共有サーバ1200を一旦経由するので、オーバーヘッドが大きく、非効率的であった。
本実施例による方法によれば、不要なファイル共有サーバ1200を経由することなくバックアップを行うことが可能となるため、効率的である。
また、複数のファイル共有サーバ1200からなる仮想ファイルシステム2000においては、仮想ファイルシステム2000を構成する複数のファイル共有サーバ1200間で、それぞれのファイル共有サーバ1200が管理するファイルシステム1602A,1602B,1602Cを、他のファイル共有サーバ1200へ移動させることにより、仮想ファイルシステム2000を構成する全てのファイル共有サーバ1200の負荷の偏りを低減する機能(ファイルシステムマイグレーション機能)を有する。
ファイルシステムマイグレーション機能では、それぞれのファイル共有サーバ1200と、それぞれのファイルシステム1602A,1602B,1602Cとの関係を管理するため、GNS情報1604を更新する必要がある。従来では、仮想ファイルシステム2000を構成するそれぞれのファイル共有サーバ1200が管理するファイルシステム1602A,1602B,1602Cが移動してしまうと、移動のタイミングによっては、バックアップサーバ1100がバックアップを要求しても、ファイル共有サーバ1200が管理してないファイルシステム1602A,1602B,1602Cのバックアップを要求することになり、バックアップが失敗する場合があった。
しかし、本実施例によれば、仮想ファイルシステム2000をバックアップする際に、バックアップ実行プログラム1109は、特定のファイル共有サーバ1200に対してバックアップ要求を行い、その特定のファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207がGNS情報1604を参照して、バックアップ対象となる実ファイルを管理するそれぞれのファイル共有サーバ1200にバックアップ要求を送信するので、バックアップに失敗することが無い。
図19は本発明の実施例2に係るバックアップシステム3001のシステム構成を示す。実施例2では、仮想ファイルシステムを構成する複数のファイル共有サーバ1200A,1200Bのうち何れかのファイル共有サーバ1200Bがバックアップデータ転送プログラム1304を有しており、ファイル共有サーバ1200Bがコネクションサーバ1300として機能する。それ故、実施例2では、実施例1に示したコネクションサーバ1300は存在しない。
実施例1において、コネクションサーバ1300とメディアサーバ1400との間で確立されたバックアップ通信路は、実施例2では、ファイル共有サーバ1200Bとメディアサーバ1400との間で確立される。そのため、ファイル共有サーバ1200Aからのバックアップ通信路接続要求は、ファイル共有サーバ1200Bへ送信される。また、実施例1において、管理者が管理サーバ1700内の管理プログラム1704へ入力していたコネクションサーバ1300のアドレス情報については、実施例2では、ファイル共有サーバ1200Bのネットワークアドレスを入力することになる。
実施例2において、ファイル共有サーバ1200A内のバックアップ処理プログラム1207が転送するバックアップ通信路確立要求は、ファイル共有サーバ1200B内のバックアップデータ転送プログラム1304へ転送される。ファイル共有サーバ1200B内のバックアップデータ転送プログラム1304は、ファイル共有サーバ1200A内のバックアップ処理プログラム1207から受信したバックアップ確立要求によって、ファイル共有サーバ1200Bとメディアサーバ1400との間のバックアップ通信路を確立する。
また、実施例2において、仮想ファイルシステムを構成する全てのファイル共有サーバ1200A,1200Bからのバックアップデータは、ファイル共有サーバ1200B内のバックアップデータ転送プログラム1304へ送信される。
図20は本発明の実施例3に係るバックアップシステム3002のシステム構成を示す。実施例3では、バックアップサーバ1100がバックアップデータ転送プログラム1304を有しており、バックアップサーバ1100がコネクションサーバ1300として機能する。それ故、実施例3では、実施例1で示したコネクションサーバ1300は存在しない。
実施例1において、コネクションサーバ1300とメディアサーバ1400との間で確立されたバックアップ通信路は、実施例3では、バックアップサーバ1100とメディアサーバ1400との間で確立される。そのため、ファイル共有サーバ1200A,1200Bからのバックアップ通信路接続要求は、バックアップサーバ1100へ送信される。また、実施例1において、管理者が管理サーバ1700内の管理プログラム1704へ入力していたコネクションサーバ1300のアドレス情報については、実施例3では、バックアップサーバ1100のネットワークアドレスを入力することになる。
実施例3において、ファイル共有サーバ1200内のバックアップ処理プログラム1207が転送するバックアップ通信路確立要求は、バックアップサーバ1100内のバックアップデータ転送プログラム1304へ転送される。バックアップサーバ1100内のバックアップデータ転送プログラム1304は、ファイル共有サーバ1200A,1200B内のバックアップ処理プログラム1207から受信したバックアップ確立要求によって、バックアップサーバ1100とメディアサーバ1400との間のバックアップ通信路を確立する。
また、実施例3において、仮想ファイルシステムを構成する全てのファイル共有サーバ1200A,1200Bからのバックアップデータは、バックアップサーバ1100内のバックアップデータ転送プログラム1304へ送信される。
図21は本発明の実施例4に係るバックアップシステム3003のシステム構成を示す。実施例4では、メディアサーバ1400がバックアップデータ転送プログラム1304を有しており、メディアサーバ1400がコネクションサーバ1300として機能する。それ故、実施例4では、実施例1に示したコネクションサーバ1300は存在しない。
実施例1において、コネクションサーバ1300とメディアサーバ1400との間で確立されたバックアップ通信路は、実施例4では、メディアサーバ1400内のバックアップデータ転送プログラム1304と、メディアサーバ1400内のバックアップデータ記録プログラム1406との間で確立される。そのため、ファイル共有サーバ1200A、200Bからのバックアップ通信路接続要求は、メディアサーバ1400へ送信される。また、実施例1において、管理者が管理サーバ1700内の管理プログラム1704へ入力していたコネクションサーバ1300のアドレス情報については、実施例4では、メディアサーバ1400のネットワークアドレスを入力することになる。
実施例4において、ファイル共有サーバ1200A、1200B内のバックアップ処理プログラム1207が転送するバックアップ通信路確立要求は、メディアサーバ1400内のバックアップデータ転送プログラム1304へ転送される。メディアサーバ1400内のバックアップデータ転送プログラム1304は、ファイル共有サーバ1200A、200B内のバックアップ処理プログラム1207から受信したバックアップ確立要求によって、メディアサーバ1400内のバックアップデータ転送プログラム1304と、メディアサーバ1400内のバックアップデータ記録プログラム1406との間のバックアップ通信路を確立する。
また、実施例4において、仮想ファイルシステムを構成する全てのファイル共有サーバ1200A,1200Bからのバックアップデータは、メディアサーバ1400内のバックアップデータ転送プログラム1304へ送信される。
本実施形態に係わるバックアップシステムのバックアップ手順を示す説明図である。 本実施形態に係わるバックアップシステムのリストア手順を示す説明図である。 実施例1に係わるバックアップシステムのシステム構成図である。 バックアップスケジュールの一例を示す図である。 GNS情報の一例を示す図である。 コネクションサーバアドレス情報の一例を示す図である。 バックアップスケジュールの設定処理を示すフローチャートである。 バックアップ実行処理を示すフローチャートである。 テープ装置操作処理を示すフローチャートである。 バックアップデータをテープ装置へ格納する処理を示すフローチャートである。 ファイル共有サーバによるバックアップ処理を示すフローチャートである。 ローカルバックアップ処理を示すフローチャートである。 バックアップデータ転送処理を示すフローチャートである。 バックアップデータ送受信処理を示すフローチャートである。 管理プログラムの処理を示すフローチャートである。 ファイル共有サーバ設定処理を示すフローチャートである。 ファイルアクセスプログラムの処理を示すフローチャートである。 ファイル共有サーバの処理を示すフローチャートである。 実施例2に係るバックアップシステムのシステム構成図である。 実施例3に係るバックアップシステムのシステム構成図である。 実施例4に係るバックアップシステムのシステム構成図である。
符号の説明
1000…クライアント 1100…バックアップサーバ 1109…バックアップ実行プログラム 1200…ファイル共有サーバ 1207…バックアップ処理プログラム 1209…バックアップデータ送受信プログラム 1300…コネクションサーバ バックアップデータ転送プログラム 1400…メディアサーバ

Claims (12)

  1. 複数のファイルサーバのそれぞれが管理するファイルシステムのネームスペースを統合したグローバルネームスペースを介してクライアント計算機にファイル共有サービスを提供する仮想ファイルシステムと、
    前記仮想ファイルシステムのバックアップを管理するバックアップサーバと、
    前記仮想ファイルシステムのバックアップデータを外部記憶装置に格納するメディアサーバと、
    前記メディアサーバとの間にバックアップ通信路を確立するコネクションサーバと、
    前記仮想ファイルシステムが管理する複数のファイルのそれぞれについて、前記ファイルを管理するファイルシステムを実行するファイルサーバを特定する情報と、前記ファイルサーバが実行するファイルシステムにおける前記ファイルのローカルパスと、前記仮想ファイルシステムにおける前記ファイルのグローバルパスとの対応関係を示す情報を含むGNS情報を格納する記憶手段とを備え、
    前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルサーバのうち何れかのファイルサーバが前記バックアップサーバから、グローバルパスでバックアップ対象のファイルを特定したバックアップ要求を受けると、前記バックアップ要求を受けたファイルサーバは、前記バックアップサーバから受け取ったグローバルパスと前記GNS情報とを基に、前記複数のファイルサーバの中からバックアップ対象のファイルを管理するファイルシステムを実行するファイルサーバを検索し、検索されたファイルサーバに前記バックアップ要求を転送し、
    前記バックアップ要求の転送を受けたファイルサーバは、前記コネクションサーバにバックアップデータを送信し、
    前記コネクションサーバは、前記ファイルサーバから受信したバックアップデータを前記メディアサーバに転送する、バックアップシステム。
  2. 請求項1に記載のバックアップシステムであって、
    前記コネクションサーバは、
    前記メディアサーバとの間に形成される前記バックアップ通信路を切断することなく、前記バックアップ対象のファイルを管理する複数のファイルサーバからバックアップデータを受け取って、前記メディアサーバに前記バックアップデータを転送するバックアップデータ転送手段を備える、バックアップシステム。
  3. 請求項1に記載のバックアップシステムであって、
    前記バックアップサーバからバックアップ要求を受けた前記ファイルサーバは、前記バックアップ通信路の確立を前記コネクションサーバに要求する、バックアップシステム。
  4. 請求項に記載のバックアップシステムであって、
    前記ファイルサーバは、前記コネクションサーバのネットワークアドレスを示すコネクションサーバアドレス情報を保持しており、前記コネクションサーバアドレス情報を基に前記コネクションサーバに接続して、前記バックアップ通信路の確立を前記コネクションサーバに要求する、バックアップシステム。
  5. 請求項1に記載のバックアップシステムであって、
    前記バックアップ通信路の通信手順は、NDMPプロトコルに基づいている、バックアップシステム。
  6. 請求項1に記載のバックアップシステムであって、
    前記仮想ファイルシステムを構成する複数のファイルサーバのうち何れかのファイルサーバが前記バックアップサーバからリストア要求を受けると、前記リストア要求を受けたファイルサーバは、前記複数のファイルサーバの中からリストア対象のファイルを管理するファイルサーバを検索し、検索されたファイルサーバに前記リストア要求を転送し、
    前記リストア要求の転送を受けたファイルサーバは、前記コネクションサーバを介して前記メディアサーバから前記リストアデータを受信する、バックアップシステム。
  7. ネットワークを介して接続される複数のファイルサーバのそれぞれが管理するファイルシステムのネームスペースを統合したグローバルネームスペースを介してクライアント計算機からファイルアクセスを受ける仮想ファイルシステムを構成するファイルサーバであって、
    前記ネットワークに接続されるネットワークインターフェースと、
    前記ネットワークインターフェースに接続されるプロセッサと、
    前記プロセッサに接続されるメモリと、
    前記仮想ファイルシステムが管理する複数のファイルのそれぞれについて、前記ファイルを管理するファイルシステムを実行するファイルサーバを特定する情報と、前記ファイルサーバが実行するファイルシステムにおける前記ファイルのローカルパスと、前記仮想ファイルシステムにおける前記ファイルのグローバルパスとの対応関係を示す情報を含むGNS情報を格納する記憶手段と、
    を備え、
    前記プロセッサは、前記仮想ファイルシステムのバックアップを管理するバックアップサーバから、グローバルパスでバックアップ対象のファイルを特定したバックアップ要求を受けると、前記バックアップサーバから受け取ったグローバルパスと前記GNS情報とを基に、前記複数のファイルサーバの中からバックアップ対象のファイルを管理するファイルシステムを実行するファイルサーバを検索し、検索されたファイルサーバに前記バックアップ要求を転送し、前記検索されたファイルサーバから前記バックアップ要求の転送を受けると、前記仮想ファイルシステムのバックアップデータを外部記憶装置に格納するメディアサーバとの間にバックアップ通信路を確立するコネクションサーバを介して前記メディアサーバに前記バックアップデータを転送する、ファイルサーバ。
  8. 請求項に記載のファイルサーバであって、
    前記プロセッサは、前記バックアップサーバからバックアップ要求を受けると、前記仮想ファイルシステムのバックアップデータを外部記憶装置に格納するメディアサーバと、前記ファイルサーバと前記メディアサーバとの間のバックアップデータの転送を中継するコネクションサーバとの間にバックアップ通信路を確立することを前記コネクションサーバに要求する、ファイルサーバ。
  9. 請求項に記載のファイルサーバであって、
    前記メモリは、前記コネクションサーバのネットワークアドレスを示すコネクションサーバアドレス情報を格納しており、
    前記プロセッサは、前記コネクションサーバアドレス情報を基に前記コネクションサーバに接続して、前記バックアップ通信路の確立を前記コネクションサーバに要求する、ファイルサーバ。
  10. 請求項に記載のファイルサーバあって、
    前記バックアップ通信路の通信手順は、NDMPプロトコルに基づいている、ファイルサーバ。
  11. 複数のファイルサーバのそれぞれが管理するファイルシステムのネームスペースを統合したグローバルネームスペースを介してクライアント計算機からファイルアクセスを受ける仮想ファイルシステムのうち何れかのファイルサーバが、前記仮想ファイルシステムが管理する複数のファイルのそれぞれについて、前記ファイルを管理するファイルシステムを実行するファイルサーバを特定する情報と、前記ファイルサーバが実行するファイルシステムにおける前記ファイルのローカルパスと、前記仮想ファイルシステムにおける前記ファイルのグローバルパスとの対応関係を示す情報を含むGNS情報を保持するステップと、
    前記仮想ファイルシステムのうち何れかのファイルサーバが、前記仮想ファイルシステムのバックアップを管理するバックアップサーバから、グローバルパスでバックアップ対象のファイルを特定したバックアップ要求を受けるステップと、
    前記バックアップ要求を受けたファイルサーバが、前記バックアップサーバから受け取ったグローバルパスと前記GNS情報とを基に、前記複数のファイルサーバの中からバックアップ対象のファイルを管理するファイルシステムを実行するファイルサーバを検索するステップと、
    前記バックアップ要求を受けたファイルサーバが前記バックアップ対象のファイルを管理するファイルサーバに前記バックアップ要求を転送するステップと、
    前記仮想ファイルシステムのバックアップデータを外部記憶装置に格納するメディアサーバとの間にバックアップ通信路を確立するコネクションサーバを介して、前記バックアップ要求の転送を受けたファイルサーバが前記メディアサーバに前記バックアップデータを転送するステップと、
    を備えるバックアップ方法。
  12. 請求項11に記載のバックアップ方法であって、前記コネクションサーバと前記メディアサーバとの間に形成される前記バックアップ通信路を切断することなく、前記バックアップ対象のファイルを管理する複数のファイルサーバからバックアップデータを受け取って、前記メディアサーバに前記バックアップデータを転送するステップを更に備える、バックアップ方法。
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