JP4795787B2 - ストレージシステム、nasサーバ、及びスナップショット方法 - Google Patents

ストレージシステム、nasサーバ、及びスナップショット方法 Download PDF

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Description

本発明は、ストレージシステム、NAS(Network Attached Storage)サーバ、及びスナップショット方法に関し、特に、グローバルネームスペースを構成する1つ以上のファイルシステムのそれぞれが取得したスナップショットでグローバルネームスペースを構成するための技術に関する。
ストレージシステムをネットワークに接続し、ネットワークに接続された計算機の共有ディスクとしてストレージシステムを運用するNASが知られている。NASは、ネットワークインタフェース等を含むNASサーバと、データを格納するディスクドライブ(又はディスクドライブを多数組み合わせたディスクアレイシステム)とによって構成される。近年では、ストレージ容量の増加への対応や負荷分散に対応するため、複数のNASを組み合わせて1つのサービスを提供するといった運用が行われている。かかる運用では、各NASサーバが個別に管理するファイルシステムの構成変更に伴うクライアントの設定変更を不要にするため、各NASサーバが管理するファイルシステムの名前空間を1つに束ねて管理するグルーバルネームスペースが知られている。
例えば、米国特許6671773には、複数のネットワークエレメントとディスクエレメントを有するファイルシステムを単一のファイルシステムに見せるための技術が開示されている。
一方、ファイル又はファイルシステムをバックアップし、又はリカバリするなどの目的で、NASが管理するファイルシステムのある時点での全体イメージを取得するスナップショットと呼ばれる技術が知られている。例えば、ファイルシステムのスナップショットを定期的に取得し、これを所定のローカルディレクトリにマウントしておくことによって、万が一、ファイル又はファイルシステムに障害が発生しても、システム正常時に取得しておいたスナップショットがあれば、障害の発生したファイル又はファイルシステムをリカバリできる。更に、管理者を介さずにユーザ自身でリカバリできるといったメリットもある。スナップショットは、通常、データそのもののコピーではなく、データへのリンク情報をコピーし、更新されたデータの差分データのみ保持する技術なので、比較的短時間でスナップショットを取得できる。Linux(登録商標)のLVM(Logical Volume Manager)には、スナップショットの機能が装備されている。
米国特許6671773
しかし、上述した従来技術では、グローバルネームスペースを提供する各ファイルシステムのスナップショットを取得しても、そのスナップショットについて、グローバルネームスペースを構成することができない。グローバルスナップショットを取得できないとなると、各クライアントは、各ファイルシステムが取得したスナップショットにアクセスするには、各ファイルシステムのローカルネームスペースを把握してなければならないという問題が生じる。
例えば、図13に示すように、各NASサーバNAS0,NAS1,NAS2が管理するファイルシステムFS0,FS1,FS2のそれぞれが個別にスナップショットを取得し、それぞれのスナップショットを"/mnt/fs0/snap0/fs0"、"/mnt/fs1/snap0/fs1"、及び"/mnt/fs2/snap0/fs2"の下にマウントした場合、グローバルネームスペース上では、図14に示すようなディレクトリ構造となり、各々のファイルシステムFS0,FS1,FS2のスナップショットFS0−SNAP0,FS1−SNAP0,FS2−SNAP0では、グローバルネームスペースが構成できない。例えば、ファイル"cc"のスナップショットについては、(グローバルパスのルート"/"をスナップショットのグローバルパスのルート、例えば、"/snap0"で置き換えた)"/snap0/fs0/fs2/cc"といったパスでアクセスできれば、クライアントは、各ファイルシステムFS0,FS1,FS2のローカルパスを把握しなくてもよいため、都合がよい。ところが、図14に示すように、"/snap0/fs0/fs2/cc"といったパスでは、ファイル"cc"にアクセスすることができない。ファイル"cc"にアクセスするには、各ファイルシステムFS0,FS1,FS2のローカルパスを把握する必要があり、グローバルネームスペースの利点を活かすことができない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、グローバルネームスペースを提供する各ファイルシステムが取得したスナップショットについても、グローバルネームスペースを構成することにある。
前記課題を解決するため、本発明のストレージシステムは、ファイルを格納するストレージデバイスと、ファイルを管理する1つ以上のファイルシステムと、1つ以上のファイルシステムの各ローカルネームスペースを1つにまとめたグローバルネームスペースを媒介とする、クライアントからファイルシステムへのアクセスを制御する1つ以上のNASサーバと、を備える。NASサーバは、自機又は他機のNASサーバが取得したファイルシステムのスナップショットのグローバルネームスペース上のディレクトリ構造がファイルシステムのグローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、グローバルネームスペースを再構成するグローバルスナップショット構成手段を備える。
本発明によれば、グローバルネームスペースを提供する各ファイルシステムが取得したスナップショットについても、グローバルネームスペースを構成することができる。
以下、各図を参照して、本発明の実施例について説明する。各実施例は、特許請求の範囲を限定するものではなく、また実施例で説明されている特徴の全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
実施例1では、何れか1つのNASサーバがマスタNASとして動作し、マスタNASが他のNASサーバにスナップショットの取得を指示し、スナップショット管理テーブルの作成、及び送信を行う。
図1は、実施例1に係わるストレージシステム101のシステム構成を示す。
ストレージシステム101は、LAN(Local Area Network)などの外部ネットワーク127を介して、1つ以上のクライアント126及び計算機125に接続される。
計算機125は、ストレージシステム101内のファイルシステム128A〜128Dの作成、ファイルシステム128A〜128Dのマウント、スナップショットの取得指示等をストレージシステム101に指示する。計算機125は、例えば、ストレージシステム101を管理するための管理端末である。計算機125は、管理者によって操作されることから、少なくとも、後述するようなユーザインタフェースを有している。
クライアント126は、ストレージシステム101のファイルにアクセスする計算機(NASクライアント)である。具体的には、クライアント126は、ストレージシステム101にファイルを書き込み、又はストレージシステム101からファイルを読み出す。クライアント126がファイルを読み書きする上で、ストレージシステム101のファイルシステム128A〜128Dが使用される。図1では、2つのクライアント126を図示しているが、1つ又は3つ以上のクライアント126がストレージシステム101に接続されていてもよい。
外部ネットワーク127は、例えば、TCP/IP等の通信プロトコルを用いてデータ通信を行うデータ通信網である。
ストレージシステム101は、ネットワークアタッチドストレージ(NAS)である。ストレージシステム101は、1つ以上のNASサーバ110、ディスクアレイシステム120、及びこれらを相互に接続するストレージエリアネットワーク(SAN)130を有する。
各NASサーバ110は、各クライアント126からのファイルアクセス要求に応答して、ディスクアレイシステム120にファイルアクセスする。
ストレージシステム101は、1つ又はそれ以上のNASサーバ110を有する。図1に示す例では、ストレージシステム101は、2つのNASサーバ110を含む例を例示しているが、3以上のNASサーバ110を含んでいてもよい。NASサーバは、NASヘッド、或いはNASノードと別称されることもある。
NASサーバ110は、ネットワークインタフェース111、CPU112、ローカルディスク113、メモリ114、及びアダプタ118を有する。
ネットワークインタフェース111は、外部ネットワーク127に接続され、1つ以上のクライアント126及び計算機125と通信するインタフェースである。
CPU112は、NASサーバ110の動作を制御するためのプロセッサである。具体的には、CPU112は、メモリ114に格納されたプログラムを実行する。
ローカルディスク113は、メモリ114に読み出されるサーバソフトウェア115や各種管理情報等を格納する。メモリ114は、例えば、半導体メモリであり、CPU112が実行するプログラム、及びCPU112によって参照されるデータ等を格納する。具体的には、メモリ114には、サーバソフトウェア115、グローバルネームスペース管理テーブル116、及びスナップショット管理テーブル117が格納される。
サーバソフトウェア115は、通常、CPU112によって実行される複数のプログラムを含む。サーバソフトウェア115の詳細については、後述する。
グローバルネームスペース管理テーブル116は、グローバルネームスペースの構成情報が記述された管理テーブルである。グローバルネームスペース管理テーブル116は、システム管理者等によって予め定義され、グローバルネームスペースを提供する全てのNASサーバ110で共有される。また、グローバルネームスペース管理テーブル116は、各NASサーバ110が各クライアント126からファイルアクセス要求を受信したときに、各NASサーバ110によって参照される。更に、グルーバルネームスペースのディレクトリ構造が変更されると、その変更に合わせてグローバルネームスペース管理テーブル116も更新される。
スナップショット管理テーブル117は、ローカルなスナップショットの構成情報や、グローバルなスナップショットの構成情報が記述された管理テーブルである。スナップショット管理テーブル117は、グローバルなスナップショットが取得される毎に作成され、各NASサーバ110が各クライアント126からのスナップショットデータへのアクセス要求を受信した際に参照される。
アダプタ118は、SAN130に接続され、ディスクアレイシステム120と通信するインタフェースである。
SAN130は、例えば、ファイバーチャネル又はSCSI等のプロトコルで通信するネットワークである。
各NASサーバ110は、サーバ間ネットワーク131を介して相互に接続され、相互に通信することができる。例えば、複数のNASサーバ110のうち第一のNASサーバ110のグルーバルネームスペース管理テーブル116の内容が更新されると、その更新された内容がサーバ間ネットワーク131を介して、複数のNASサーバ110のうち第二のNASサーバ110に送信され、第二のNASサーバ110のグルーバルネームスペース管理テーブル116の内容も更新される。更に、スナップショット管理テーブル117や、スナップショット管理テーブル117の作成に必要なデータも、サーバ間ネットワーク131を経由して、NASサーバ110間で相互に送受信される。
尚、本実施例では、図1に示すように、SAN130及び外部ネットワーク127とは、独立したサーバ間ネットワーク131が設けられるが、各NASサーバ110は、SAN130又は外部ネットワーク127を経由して相互に通信してもよい。或いは、NASサーバ110は、ディスクアレイシステム120のディスクキャッシュ122を使用して相互に通信してもよい。例えば、複数のNASサーバ110のうち第一のNASサーバ110のグローバルネームスペース管理テーブル116が更新されると、第一のNASサーバ110は、更新の内容をディスクキャッシュ122に書き込む。すると、複数のNASサーバ110のうち第二のNASサーバ110は、ディスクキャッシュ122に書き込まれた更新の内容を読み出し、第二のNASサーバ110のグローバルネームスペース管理テーブル116を更新する。或いは、複数のストレージシステム101が相互に接続されている場合には、各ストレージシステム101に搭載されているNASサーバ110は、サーバ間通信ネットワーク131、SAN130、外部ネットワーク131又はディスクキャッシュ122のうち何れの通信手段を用いて通信を行ってもよい。NASサーバ110が何れの通信手段で通信しても、本実施例を適用できる。
尚、複数のNASサーバ110のうち一部のNASサーバ110が管理するファイルシステムのみによって、グローバルネームスペースが構成されている場合には、当該一部のNASサーバ間でのみグローバルネームスペース管理テーブル116、及びスナップショット管理テーブル117を共有していればよい。
ディスクアレイシステム120は、ディスクコントローラ121、ディスクキャッシュ122、及び複数のディスクドライブ123A〜123Dを有する。
ディスクコントローラ121は、SAN130に接続される1つ又は複数のポートを備えており、NASサーバ110と通信し、ディスクアレイシステム120を制御する。具体的には、ディスクコントローラ121は、SAN130を介してNASサーバ110と通信し、NASサーバ110からのファイルアクセス要求に応答して、ディスクドライブ123A〜123Dへのデータ入出力を制御する。
ディスクキャッシュ122は、例えば、半導体メモリであり、各ディスクドライブ123A〜123Dに読み書きされるデータを一時的に格納する。
各ディスクドライブ123A〜123Dは、データを格納するためのストレージデバイスである。各ディスクドライブ123A〜123Dとして、例えば、FC(Fibre Channel)ディスクドライブ、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)ディスクドライブ、PATA(Parallel Advanced Technology Attachment)ディスクドライブ、FATA(Fibre Attached Technology Adapted)ディスクドライブ、SCSI(Small Computer System Interface)ディスクドライブ等の各種ディスクドライブを用いることができる。図1に示す例では、ディスクアレイシステム120に4つのディスクドライブ123A〜123Dが搭載されている例が示されているが、1つ以上のディスクドライブが搭載されていてもよい。
これらのディスクドライブ123A〜123Dが提供する記憶領域には、例えば、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成を適用できる。各ディスクドライブ123A〜123Dが提供する記憶領域は、任意の数の論理デバイス124A〜124Dに分割される。論理デバイス124A〜124Dは、ディスクコントローラ121によって論理的なディスクドライブとして扱われる記憶領域である。ディスクドライブ123A〜123DにRAID構成が適用される場合、図1に示すように、1つの論理デバイスは、複数のディスクドライブ123A〜123Dの記憶領域によって構成されてもよい。各論理デバイス124A〜124Dの記憶容量は任意である。サーバソフトウェア115は、これらの論理デバイス124A〜124Dのうち1つ又は複数を、ファイルシステム128A〜128Dやスナップショットを格納する論理ボリュームとして使用する。NASサーバ110は、論理ボリューム上に作成されたファイルシステム128A〜128D又はスナップショットを用いることにより、クライアント126からディスクアレイシステム120へのファイルアクセスを制御する。
ストレージシステム101は、複数のディスクアレイシステム120を含んでもよい。その場合、各ディスクアレイシステム120は、SAN130に接続される。各NASサーバ110は、SAN130を経由して、何れのディスクアレイシステム120にもアクセスできる。
図2は本実施例に係るサーバソフトウェア115のソフトウェア構成を示す。サーバソフトウェア115は、ネットワーク処理プログラム201、ファイルシステム処理プログラム202、ディスクアクセスプログラム203、サーバ管理処理プログラム204、サーバ間通信処理プログラム205、及びスナップショット指示管理プログラム206を含む。
ネットワーク処理プログラム201は、外部ネットワーク127を介した1つ以上のクライアント126及び計算機125と、NASサーバ110との間の通信を制御する。
ファイルシステム処理プログラム202は、各クライアント126からファイルシステム128A〜128D内のファイルへのアクセス要求を処理したり、或いはファイルシステム128A〜128Dに関する処理を行ったりする。例えば、ファイルシステム処理プログラム202は、計算機125からの指示に応答して、ファイルシステム128A〜128Dを作成する。また、例えば、ファイルシステム処理プログラム202は、各クライアント126からディレクトリ名又はファイル名を指定したファイルハンドル取得要求を受けると、名前解決を行い、ファイルハンドルを返す。また、例えば、ファイルシステム処理プログラム202は、計算機125からの指示に応答して、ファイルシステム128A〜128Dのスナップショットを作成したり、スナップショット管理テーブル117を作成したり、或いはスナップショット管理テーブル117を他のNASサーバ110に送信したりする。ファイルシステム処理プログラム202は、グローバルスナップショット構成手段として機能する。
ディスクアクセスプログラム203は、クライアント126からのアクセス要求に応答して、ファイルシステム128A〜128D内のデータへのアクセスを実行する。
サーバ管理処理プログラム204は、計算機125と通信し、NASサーバ110の設定を行う。例えば、サーバ管理処理プログラム204は、計算機125又は他のNASサーバ110からスナップショット取得の指示を受けると、その指示をファイルシステム処理プログラム202に伝え、スナップショットの取得を実行させる。
サーバ間通信処理プログラム205は、サーバ間ネットワーク131を経由したNASサーバ110間の通信を制御する。例えば、サーバ間通信処理プログラム205は、グローバルネームスペース管理テーブル116が更新されたとき、又はスナップショット管理テーブル117が作成されたとき、その更新又は作成された内容を他のNASサーバ110に送信する。
スナップショット指示管理プログラム206は、自機又は他機のNASサーバ110にスナップショットの取得を指示する。具体的には、例えば、スナップショット指示管理プログラム206は、サーバ間通信処理プログラム205を介して他のNASサーバ110にスナップショットの取得を指示する。また、例えば、自機のNASサーバ110のスナップショットの取得をスケジューリングし、スケジュールに従ってファイルシステム処理プログラム202にスナップショットの取得を指示する。スナップショット指示管理プログラム206は、スナップショット取得指示手段として機能する。
図3は計算機125のシステム構成を示す。計算機125は、ネットワークインタフェース111、CPU112、ローカルディスク113、メモリ114、及びアダプタ118を有しており、そのハードウェア構成は、NASサーバ110のハードウェア構成と同様である。計算機125のメモリ114には、管理端末ソフトウェア1101が格納されている。管理端末ソフトウェア1101は、ユーザインタフェースプログラム1102、スナップショット指示管理プログラム1103、及びネットワーク処理プログラム1104を含む。計算機125のメモリ114には、グローバルネームスペース管理テーブル116又はスナップショット管理テーブル117を格納してもよい。尚、アダプタ118は必ずしも必須ではない。
ユーザインタフェースプログラム1102は、システム管理者からの処理の指示を受け付けたり、或いは処理結果等を表示したりする。
スナップショット指示管理プログラム1103は、各NASサーバ110にスナップショットの取得を指示する。スナップショット指示管理プログラム1103は、各NASサーバ110にスナップショット取得指示を与えるタイミングをスケジューリングしたり、或いは予め定められたスケジュールに従って各NASサーバ110ファイルシステム処理プログラム202にスナップショットの取得を指示したりする。スナップショット指示管理プログラム1103は、スナップショットの取得を指示したNASサーバ110からの情報を基に、スナップショット管理テーブル117を作成し、各NASサーバ110に送信する。
ネットワーク処理プログラム1104は、外部ネットワーク127を介した計算機125及びNASサーバ110との通信を制御する。
図4は本実施例に係るローカルファイルシステムのディレクトリ構造を示す。図4では3つのNASサーバ110(それぞれを便宜上、NAS0、NAS1、NAS2と称する場合がある。)が示されている。例えば、NAS0では、"/mnt/fs0"で示されるディレクトリパスにファイルシステムFS0がマウントされており、ファイルシステムFS0上のファイル"aa"は、"/mnt/fs0/aa"で示されるパスでアクセスできる。
尚、本実施例では、説明の便宜上、1つのNASサーバが1つのファイルシステムを管理する例を示すが、1つのNASサーバが複数のファイルシステムを管理してもよい。
図5は本実施例に係るグローバルネームスペースのディレクトリ構造を示す。図5では図4に示した各NAS0,NAS1,NAS2が提供する各ファイルシステムFS0,FS1,FS2を用いてグローバルネームスペースが構成されている。例えば、ファイルシステムFS2にあるファイル"cc"は、"/fs0/fs2/cc"で示されるパス(グローバルパス)でアクセスできることを示している。
ここで、点線で囲った部分は、例えばNFSv4では擬似(pseudo)ファイルシステム等と呼ばれる、個々のネームスペースを接続するためのディレクトリのパスによる名前空間であり、クライアント等からは通常のディレクトリと同様に見える。
図7は本実施例に係るグローバルネームスペース管理テーブル116を示す。グローバルネームスペース管理テーブル116は、ファイルシステム名501、グローバルパス502、及びローカルパス503を対応付けたテーブルである。ファイルシステム名501は、ローカルなファイルシステムの名称を示す。グローバルパス502は、ファイルシステム名501によって特定されるファイルシステムのグローバルネームスペース上の接続位置を示すディレクトリパスである。ローカルパス503は、ファイルシステム名501によって特定されるファイルシステムのNASサーバ上のマウント位置を示すディレクトリパスである。例えば、ファイルシステムFS0は、グローバルパス502が"/fs0"で示されるグローバルネームスペース上のディレクトリに接続され、しかもローカルパス503が"/mnt/fs0"で示されるNASサーバ0上のディレクトリにマウントされていることが示されている。
グローバルネームスペース管理テーブル116を、グローバルネームスペースを提供する全てのNASサーバ110で共有し、クライアント126からのファイルアクセスを各NASサーバ110に振り分けることにより、図4に示された各NASサーバ110が提供するファイルシステムFS0,FS1,FS2を、図5に示された単一の名前空間としてクライアント126に提供できる。
図6は本実施例に係るスナップショットによるグローバルネームスペースのディレクトリ構造を示す。図6に示す例では、ファイルシステムFS0,FS1,FS2の各スナップショットFS0−SNAP0,FS1−SNAP0,FS2−SNAP0が"/snap0"で示されるグローバルパスの下に接続されており、各スナップショットFS0−SNAP0,FS1−SNAP0,FS2−SNAP0のディレクトリ構造("/snap0"を起点とするディレクトリ構造)は、ファイルシステムFS0,FS1,FS2が構成するグローバルネームスペースのディレクトリ構造("/"を起点とするディレクトリ構造)と同様である。
図8は本実施例に係るスナップショット管理テーブル117を示す。スナップショット管理テーブル117は、スナップショット名901、グローバルパス902、及びローカルパス903を対応付けたテーブルである。スナップショット名901は、ローカルなファイルシステムが取得したスナップショットの名称を示す。グローバルパス902は、スナップショット名901によって特定されるスナップショットのグローバルネームスペース上の接続位置を示すディレクトリパスである。ローカルパス903は、スナップショット名901によって特定されるスナップショットのNASサーバ上のマウント位置を示すディレクトリパスである。例えば、FS0−SNAP0は、グローバルパス902が"/snap0/fs0"で示されるグローバルネームスペース上のディレクトリにマウントされ、しかもローカルパス903が"/mnt/fs0/snap0/fs0"で示されるNASサーバ0上のディレクトリにマウントされたスナップショットであることが示されている。
このように、NASサーバ110が取得したファイルシステムFS0,FS1,FS2のスナップショットFS0−SNAP0,FS1−SNAP0,FS2−SNAP0のグローバルネームスペース上のディレクトリ構造がファイルシステムFS0,FS1,FS2のグローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、スナップショットFS0−SNAP0,FS1−SNAP0,FS2−SNAP0のローカルネームスペース上のローカルパスとスナップショットFS0−SNAP0,FS1−SNAP0,FS2−SNAP0のグローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を定義する(言い換えれば、スナップショットFS0−SNAP0,FS1−SNAP0,FS2−SNAP0のグローバルネームスペース上の接続位置を定義する)ことで、グローバルネームスペースを媒介とするスナップショットへのアクセスをクライアント126に提供することができる。
図9は本実施例に係るスナップショット取得処理を示すシーケンスチャートである。システム管理者が計算機125を操作して、スナップショットの取得を指示すると、計算機125から、スナップショットの取得指示が、グローバルネームスペースを提供する複数のNASサーバ110のうち何れかのNASサーバ110(マスタNASと称する)に与えられる(S11)。マスタNASは、サーバ管理プログラム204とスナップショット指示管理プログラム206との連携を通じて、スナップショット取得指示を受信する。
マスタNASは、グローバルネームスペース管理テーブル116、及びスナップショット管理テーブル117の管理、及び送信を行う。マスタNASは、複数のNASサーバ110の中から予め定められていてもよいし、或いは計算機125から最初にアクセスされたNASサーバ110であってもよい。
次に、マスタNASは、自機に実装されているグローバルネームスペース管理テーブル116を参照し、グルーバルネームスペース管理テーブル116に記述されているそれぞれのファイルシステムを管理する全てのNASサーバ110のファイルシステム処理プログラム202に、順次、或いは同時に、各々のファイルシステムのスナップショット取得を指示する(S12)。このとき、上述したように、マスタNASのスナップショット取得指示プログラム206からのスナップショット取得指示は、マスタNASのサーバ間通信プログラム205、及び指示先のNASサーバのサーバ間通信プログラム205を介して指示先のNASサーバのファイル処理プログラム202に送信される。
尚、マスタNASが自機にスナップショット取得を指示する場合には、マスタNASのスナップショット取得指示プログラム206からマスタNASのファイルシステム処理プログラム202にスナップショット取得指示が送信される。
スナップショット取得の指示を受信したNASサーバは、ファイルシステム処理プログラム202を動作させ、指定されたファイルシステムのスナップショットを取得する処理を行う(S13)。
次に、スナップショット取得の指示を受信したNASサーバは、取得したスナップショットを所定のローカルディレクトリにマウントし、当該スナップショットのローカルパスをマスタNASに通知する(S14)。
マスタNASは、グローバルネームスペース管理テーブル116を基に、スナップショット管理テーブル117を作成する(S15)。即ち、マスタNASは、ファイルシステム名501に対応するスナップショット名901(スナップショット名は、管理者又はクライアント126から識別できるものであれば、任意に設定してよい。)に対して、グローバルパス502のルート"/"をスナップショットのグローバルパス902のルート"/snap0"(グローバルパス902のルートは、任意のディレクトリに設定できる。)に置き換え、このグローバルパス902をスナップショット管理テーブル117に記述し、更に、S14で各NASサーバから通知されたスナップショットのローカルパスの情報を基に、ローカルパス903をスナップショット管理テーブル117に記述する。
この際、一部のNASサーバからのローカルパスの通知が遅延した場合でも、マスタNASは、例えばSNAP0で識別されるスナップショットの取得指示、即ち、本実施例では、取得したスナップショットを"snap0"を含むローカルパスにマウントするように各NASサーバに取得指示を出しているため、各NASサーバから通知されるローカルパスに含まれる"snap0"によって、どの時点の取得指示に対する通知であるかは、容易に判別できる。
また、マスタNASが各NASサーバにスナップショット取得の指示を出してから一定時間経過してもなお、一部のNASサーバからのローカルパスの通知がなかった場合、その時点でのスナップショットのグローバルネームスペース全体を無効とし、S15以降の処理を全てスキップするようにしても良いが、通知のあったスナップショットだけを用いてグローバルネームスペースを構成するようにしても良い。
但し、本実施例におけるFS0とFS2のように、グローバルネームスペース上でファイルシステム同士が階層的に接続されている場合で、かつ、上位のファイルシステムのスナップショット、即ち、この例では、FS0のスナップショットであるFS0-SNAP0のみローカルパスの通知がなく、スナップショットが取得できなかった場合、この状態のままでは、FS2-SNAP0をグローバルネームスペース上に接続することはできないため、図17の例に示すように、FS2-SNAP0を接続するためのディレクトリ"/snap0/fs0/fs2"を擬似ファイルシステムで定義することによって、取得に成功したFS2-SNAP0、及びFS1-SNAP0を用いてグローバルネームスペースを構成することができる。この場合、図8のスナップショット管理テーブル117には、スナップショット名901FS1-SNAP0、及びFS2-SNAP0に対応する行のみが記述されることになる。
尚、図9に示すシーケンスチャートでは、説明の便宜上、マスタNAS以外の1台のNASサーバの処理のみを図示しているが、マスタNAS以外に複数のNASサーバが存在する場合は、マスタNAS以外の他のNASサーバの処理も同様に実行される。
全てのファイルシステムについて、スナップショット取得が完了し、スナップショット管理テーブル117の作成が完了すると、マスタNASは、グローバルネームスペースを提供する全てのNASサーバに、S15で作成されたスナップショット管理テーブル117を送信する(S16)。なお、上述したように、一部のファイルシステムについてのスナップショット取得に失敗し、取得に成功したスナップショットのみでスナップショット管理テーブル117が作成された場合でも、S16においては、取得に失敗したスナップショットを管理するNASサーバも含め、全てのNASサーバにスナップショット管理テーブル117を送信する。
以後、ストレージシステム101は、スナップショット管理テーブル117を用いることで、スナップショットでグローバルネームスペースを構成することができる。これにより、クライアント126によるスナップショットへのアクセスがより一層容易になる。
尚、図1乃至図8は、実施例1に限らず、他の実施例にも適用することができる。
実施例2では、計算機125が各NASサーバ110にスナップショットの取得を指示し、当該指示の応答として各NASサーバ110から受信したスナップショットローカルパスを基に計算機125がスナップショット管理テーブル117を作成し、そのスナップショット管理テーブル117を各NASサーバ110に送信する。計算機125のスナップショット指示管理プログラム1103は、スナップショットの取得指示、スナップショット管理テーブル117の作成及び送信を行う。グローバルネームスペース管理テーブル116は、計算機125で管理されてもよく、或いはスナップショット管理テーブル117を作成する際に、計算機125が何れかのNASサーバ110からグローバルネームスペース管理テーブル116を取得してもよい。
図10は本実施例に係るスナップショット取得処理を示すシーケンスチャートである。システム管理者が計算機125のユーザインタフェースプログラム1102にスナップショットの取得を指示すると、スナップショット指示管理プログラム1103は、グローバルネームスペース管理テーブル116を参照し、グローバルネームスペース管理テーブル116に記述されているそれぞれのファイルシステムを管理する全てのNASサーバ110のファイルシステム処理プログラム202に、順次、或いは同時に、各々のファイルシステムのスナップショット取得を指示する(S21)。このとき、計算機125のスナップショット指示管理プログラム1103からのスナップショット取得指示は、計算機125のネットワーク処理プログラム1104、指示先のNASサーバ110のサーバ間通信処理プログラム205を介して、指示先のNASサーバ110のファイルシステム処理プログラム202に送信される。
スナップショット取得の指示を受信したNASサーバ110は、ファイルシステム処理プログラム202を動作させ、指定されたファイルシステムのスナップショットを取得する処理を行う(S22)。
次に、スナップショット取得の指示を受信したNASサーバ110は、取得したスナップショットを所定のローカルディレクトリにマウントし、当該スナップショットのローカルパスを計算機125に通知する(S23)。
計算機125は、グローバルネームスペース管理テーブル116を基に、スナップショット管理テーブル117を作成する(S24)。即ち、計算機125は、ファイルシステム名501に対応するスナップショット名901(スナップショット名は、管理者又はクライアント126から識別できるものであれば、任意に設定してよい。)に対して、グローバルパス502のルート"/"をスナップショットのグローバルパス902のルート"/snap0" (グローバルパス902のルートは、任意のディレクトリに設定できる。)に置き換え、このグローバルパス902をスナップショット管理テーブル117に記述し、更に、S23で各NASサーバから通知されたスナップショットのローカルパスの情報を基に、ローカルパス903をスナップショット管理テーブル117に記述する。
この際、一部のNASサーバからのローカルパスの通知が遅延した場合でも、計算機125は、例えばSNAP0で識別されるスナップショットの取得指示、即ち、本実施例では、取得したスナップショットを"snap0"を含むローカルパスにマウントするように各NASサーバに取得指示を出しているため、各NASサーバから通知されるローカルパスに含まれる"snap0"によって、どの時点の取得指示に対する通知であるかは、容易に判別できる。
また、計算機125が各NASサーバにスナップショット取得の指示を出してから一定時間経過してもなお、一部のNASサーバからのローカルパスの通知がなかった場合、その時点でのスナップショットのグローバルネームスペース全体を無効とし、S24以降の処理を全てスキップするようにしても良いが、通知のあったスナップショットだけを用いてグローバルネームスペースを構成するようにしても良い。
但し、本実施例におけるFS0とFS2のように、グローバルネームスペース上でファイルシステム同士が階層的に接続されている場合で、かつ、上位のファイルシステムのスナップショット、即ち、この例では、FS0のスナップショットであるFS0-SNAP0のみローカルパスの通知がなく、スナップショットが取得できなかった場合、この状態のままでは、FS2-SNAP0をグローバルネームスペース上に接続することはできないため、図17の例に示すように、FS2-SNAP0を接続するためのディレクトリ"/snap0/fs0/fs2"を擬似ファイルシステムで定義することによって、取得に成功したFS2-SNAP0、及びFS1-SNAP0を用いてグローバルネームスペースを構成することができる。この場合、図8のスナップショット管理テーブル117には、スナップショット名901FS1-SNAP0、及びFS2-SNAP0に対応する行のみが記述されることになる。
尚、図10に示すシーケンスチャートでは、説明の便宜上、1台のNASサーバの処理のみを図示しているが、複数のNASサーバが存在する場合は、他のNASサーバの処理も同様に実行される。
全てのファイルシステムについて、スナップショット取得が完了し、スナップショット管理テーブル117の作成が完了すると、計算機125は、グローバルネームスペースを提供する全てのNASサーバに、S24で作成されたスナップショット管理テーブル117を送信する(S25)。なお、上述したように、一部のファイルシステムについてのスナップショット取得に失敗し、取得に成功したスナップショットのみでスナップショット管理テーブル117が作成された場合でも、S25においては、取得に失敗したスナップショットを管理するNASサーバも含め、全てのNASサーバにスナップショット管理テーブル117を送信する。
以後、ストレージシステム101は、スナップショット管理テーブル117を用いることで、スナップショットでグローバルネームスペースを構成することができる。これにより、クライアント126によるスナップショットへのアクセスがより一層容易になる。
実施例3では、各々のNASサーバ110が同期しており、予め定められたタイミングでスナップショットを取得するようにスケジューリングされていて、複数のNASサーバ110のうち何れかのNASサーバ110がマスタNASとして動作し、スナップショット管理テーブル117の作成、及び他のNASサーバ110へのスナップショット管理テーブル117の送信を行う。各NASサーバ110のスナップショット指示管理プログラム206において、各ファイルシステムのスナップショットを取得するタイミング(或いは時刻)は、予め設定されており、グローバルネームスペースを提供する全てのNASサーバ110の時刻は、同期している。
図11は本実施例に係るスナップショット取得処理を示すシーケンスチャートである。各々のNASサーバ110において、予め同期したタイミングにて、自機のスナップショット指示管理プログラム206から自機のファイルシステム処理プログラム202に、スナップショットの取得指示が送信され、ファイルシステム処理プログラム202によりファイルシステムのスナップショット取得処理が行われる(S31)。
次に、各NASサーバ110は、取得したスナップショットを所定のローカルディレクトリにマウントし、スナップショットのローカルなパスをマスタNASに通知する(S32)。
尚、図11に示すシーケンスチャートでは、説明の便宜上、マスタNAS以外の1台のNASサーバの処理のみを図示しているが、マスタNAS以外に複数のNASサーバが存在する場合は、マスタNAS以外の他のNASサーバの処理も同様に実行される。
次に、マスタNASは、グローバルネームスペース管理テーブル116を基に、スナップショット管理テーブル117を作成する(S33)。即ち、マスタNASは、ファイルシステム名501に対応するスナップショット名901(スナップショット名は、管理者又はクライアント126から識別できるものであれば、任意に設定してよい。)に対して、グローバルパス502のルート"/"をスナップショットのグローバルパス902のルート"/snap0"(グローバルパス902のルートは、任意のディレクトリに設定できる。)に置き換え、このグローバルパス902をスナップショット管理テーブル117に記述し、更に、S32で各NASサーバから通知されたスナップショットのローカルパスの情報を基に、ローカルパス903をスナップショット管理テーブル117に記述する。
この際、一部のNASサーバからのローカルパスの通知が遅延した場合でも、マスタNASは、例えばSNAP0で識別されるスナップショットの取得指示、即ち、本実施例では、取得したスナップショットを"snap0"を含むローカルパスにマウントするように各NASサーバに取得指示を出しているため、各NASサーバから通知されるローカルパスに含まれる"snap0"によって、どの時点の取得指示に対する通知であるかは、容易に判別できる。
また、マスタNASが各NASサーバにスナップショット取得の指示を出してから一定時間経過してもなお、一部のNASサーバからのローカルパスの通知がなかった場合、その時点でのスナップショットのグローバルネームスペース全体を無効とし、S33以降の処理を全てスキップするようにしても良いが、通知のあったスナップショットだけを用いてグローバルネームスペースを構成するようにしても良い。
但し、本実施例におけるFS0とFS2のように、グローバルネームスペース上でファイルシステム同士が階層的に接続されている場合で、かつ、上位のファイルシステムのスナップショット、即ち、この例では、FS0のスナップショットであるFS0-SNAP0のみローカルパスの通知がなく、スナップショットが取得できなかった場合、この状態のままでは、FS2-SNAP0をグローバルネームスペース上に接続することはできないため、図17の例に示すように、FS2-SNAP0を接続するためのディレクトリ"/snap0/fs0/fs2"を擬似ファイルシステムで定義することによって、取得に成功したFS2-SNAP0、及びFS1-SNAP0を用いてグローバルネームスペースを構成することができる。この場合、図8のスナップショット管理テーブル117には、スナップショット名901FS1-SNAP0、及びFS2-SNAP0に対応する行のみが記述されることになる。
全てのファイルシステムについて、スナップショット取得が完了し、スナップショット管理テーブル117の作成が完了すると、マスタNASは、グローバルネームスペースを提供する全てのNASサーバに、S33で作成されたスナップショット管理テーブル117を送信する(S34)。なお、上述したように、一部のファイルシステムについてのスナップショット取得に失敗し、取得に成功したスナップショットのみでスナップショット管理テーブル117が作成された場合でも、S34においては、取得に失敗したスナップショットを管理するNASサーバも含め、全てのNASサーバにスナップショット管理テーブル117を送信する。
以後、ストレージシステム101は、スナップショット管理テーブル117を用いることで、スナップショットでグローバルネームスペースを構成することができる。これにより、クライアント126によるスナップショットへのアクセスがより一層容易になる。
実施例4では、各々のNASサーバ110が同期しており、予め定められたタイミングでスナップショットを取得するようにスケジューリングされていて、計算機125がスナップショット管理テーブル117の作成、及び各NASサーバ110へのスナップショット管理テーブル117の送信を行う。グローバルネームスペース管理テーブル116は、計算機125で管理されてもよく、或いはスナップショット管理テーブル117を作成する際に、計算機125が何れかのNASサーバ110からグローバルネームスペース管理テーブル116を取得してもよい。
図12は本実施例に係るスナップショット取得処理を示すシーケンスチャートである。各々のNASサーバ110において、予め同期したタイミングにて、自機のスナップショット指示管理プログラム206から自機のファイルシステム処理プログラム202に、スナップショットの取得指示が送信され、ファイルシステム処理プログラム202によりファイルシステムのスナップショット取得処理が行われる(S41)。
次に、各NASサーバ110は、取得したスナップショットを所定のローカルディレクトリにマウントし、スナップショットのローカルなパスを計算機125に通知する(S42)。
尚、図12に示すシーケンスチャートでは、説明の便宜上、1台のNASサーバの処理のみを図示しているが、複数のNASサーバが存在する場合は、他のNASサーバの処理も同様に実行される。
計算機125は、グローバルネームスペース管理テーブル116を基に、スナップショット管理テーブル117を作成する(S43)。即ち、計算機125は、ファイルシステム名501に対応するスナップショット名901(スナップショット名は、管理者又はクライアント126から識別できるものであれば、任意に設定してよい。)に対して、グローバルパス502のルート"/"をスナップショットのグローバルパス902のルート"/snap0" (グローバルパス902のルートは、任意のディレクトリに設定できる。)に置き換え、このグローバルパス902をスナップショット管理テーブル117に記述し、更に、S42で各NASサーバから通知されたスナップショットのローカルパスの情報を基に、ローカルパス903をスナップショット管理テーブル117に記述する。
この際、一部のNASサーバからのローカルパスの通知が遅延した場合でも、計算機125は、例えばSNAP0で識別されるスナップショットの取得指示、即ち、本実施例では、取得したスナップショットを"snap0"を含むローカルパスにマウントするように各NASサーバに取得指示を出しているため、各NASサーバから通知されるローカルパスに含まれる"snap0"によって、どの時点の取得指示に対する通知であるかは、容易に判別できる。
また、計算機125が各NASサーバにスナップショット取得の指示を出してから一定時間経過してもなお、一部のNASサーバからのローカルパスの通知がなかった場合、その時点でのスナップショットのグローバルネームスペース全体を無効とし、S43以降の処理を全てスキップするようにしても良いが、通知のあったスナップショットだけを用いてグローバルネームスペースを構成するようにしても良い。
但し、本実施例におけるFS0とFS2のように、グローバルネームスペース上でファイルシステム同士が階層的に接続されている場合で、かつ、上位のファイルシステムのスナップショット、即ち、この例では、FS0のスナップショットであるFS0-SNAP0のみローカルパスの通知がなく、スナップショットが取得できなかった場合、この状態のままでは、FS2-SNAP0をグローバルネームスペース上に接続することはできないため、図17の例に示すように、FS2-SNAP0を接続するためのディレクトリ"/snap0/fs0/fs2"を擬似ファイルシステムで定義することによって、取得に成功したFS2-SNAP0、及びFS1-SNAP0を用いてグローバルネームスペースを構成することができる。この場合、図8のスナップショット管理テーブル117には、スナップショット名901FS1-SNAP0、及びFS2-SNAP0に対応する行のみが記述されることになる。
全てのファイルシステムについて、スナップショット取得が完了し、スナップショット管理テーブル117の作成が完了すると、計算機125は、グローバルネームスペースを提供する全てのNASサーバに、S43で作成されたスナップショット管理テーブル117を送信する(S44)。なお、上述したように、一部のファイルシステムについてのスナップショット取得に失敗し、取得に成功したスナップショットのみでスナップショット管理テーブル117が作成された場合でも、S44においては、取得に失敗したスナップショットを管理するNASサーバも含め、全てのNASサーバにスナップショット管理テーブル117を送信する。
以後、ストレージシステム101は、スナップショット管理テーブル117を用いることで、スナップショットでグローバルネームスペースを構成することができる。これにより、クライアント126によるスナップショットへのアクセスがより一層容易になる。
実施例1、実施例2、実施例3、及び実施例4では、ある時点でのスナップショットによりグローバルネームスペースを構成する場合について記述したが、実施例5では、各々のNASサーバ110が、複数時点でのスナップショットを取得している場合に、複数のグローバルネームスペースを構成する場合について記述する。
但し、各々の時点でのスナップショットによるグローバルネームスペースの構成自体は、実施例1、実施例2、実施例3、及び実施例4の何れかに記述した手順と全く同一であるため、ここでは説明は省略する。
図16は、本実施例における複数のスナップショットによるグローバルネームスペースの構成例を示したものである。
例えば、ある時点での各々のNASサーバ110の取得したスナップショットが、図13のようにローカルにマウントされ、グローバルネームスペース上において、実施例1、実施例2、実施例3、及び実施例4の何れかに記述した手順にて"/snap0"をルートとするグローバルネームスペースとして構成された場合、次のある時点での各々のNASサーバ110のスナップショットは、例えば、図15のように"/snap1"を含むローカルパスにマウントされ、更に各々のスナップショットは"/snap1"をルートとするグローバルネームスペースとして、同じく実施例1、実施例2、実施例3、及び実施例4の何れかに記述した手順にて、図16のようにして構成することができる。
以後、同様にして、"/snap2"、 "/snap3"・・・・のように複数時点でのスナップショットによりグローバルネームスペースを構成することができる。
また、各々の時点のスナップショット管理テーブル117を、計算機125のスナップショット指示管理プログラム1103が各々の各々のNASサーバ110から取得し、ユーザインタフェースプログラム1102に送信し、ユーザインタフェースプログラム1102が図18に示すような管理画面1901に出力するようにしても良い。
図18における管理画面1901において、スナップショットの識別子1902に対し、そのスナップショットの取得時刻1903、各々のファイルシステム1904の、識別子1902に対応するスナップショットのマウントされたローカルパス1905が表示されるようになっている。また、取得に失敗したスナップショットについては、識別子1902に対応するFS0のファイルシステム1904の欄のように、ローカルパスは表示されない。グローバルネームスペースに新たなファイルシステムが追加された場合は、ファイルシステム1904の列が追加され、以後に取得されたスナップショットの識別子1902に対応するスナップショットのローカルパス1905が記述されるようになり、また、ファイルシステムが削除された場合は、ファイルシステム1904の列はそのままで、削除された以後に取得されたスナップショットの識別子1902に対応する欄にローカルパス1905が記述されないようにすると、グローバルネームスペースの構成が変更された場合でも一括して管理することができる。
実施例1に係わるストレージシステムのシステム構成図である。 実施例1に係わるサーバソフトウェアの構成図である。 実施例1に係わる計算機のシステム構成図である。 実施例1に係わるファイルシステムのディレクトリ構造を示す説明図である。 実施例1に係るグローバルネームスペースのディレクトリ構造を示す説明図である。 実施例1に係わるスナップショットによるグルーバルネームスペースのディレクトリ構造を示す説明図である。 実施例1に係るグローバルネームスペース管理テーブルを示す説明図である。 実施例1に係るスナップショット管理テーブルを示す説明図である。 実施例1に係るスナップショット取得処理を示すシーケンスチャートである。 実施例2に係るスナップショット取得処理を示すシーケンスチャートである。 実施例3に係るスナップショット取得処理を示すシーケンスチャートである。 実施例4に係るスナップショット取得処理を示すシーケンスチャートである。 従来のファイルシステムのディレクトリ構造を示す説明図である。 従来のグローバルネームスペースのディレクトリ構造を示す説明図である。 複数のスナップショットがマウントされた従来のファイルシステムのディレクトリ構造の例を示す説明図である。 本発明における複数のスナップショットによるグルーバルネームスペースのディレクトリ構造の例を示す説明図である。 本発明における部分的にスナップショットが欠落した場合のグルーバルネームスペースのディレクトリ構造の例を示す説明図である。 本発明における管理端末のスナップショットの管理画面の例を示す説明図である。
符号の説明
101…ストレージシステム 110…NASサーバ 111…ネットワークインタフェース 112…CPU 113…ローカルディスク 114…メモリ 115…サーバソフトウェア 116…グローバルネームスペース管理テーブル 117…スナップショット管理テーブル 118…アダプタ 120…ディスクアレイシステム 121…ディスクコントローラ 122…ディスクキャッシュ 123…ディスクドライブ 124…論理デバイス 125…計算機 126…クライアント 127…外部ネットワーク 128…ファイルシステム 130…SAN 131…サーバ間ネットワーク 201…ネットワーク処理プログラム 202…ファイルシステム処理プログラム 203…ディスクアクセスプログラム 204…サーバ管理処理プログラム 205…サーバ間通信処理プログラム 206…スナップショット指示管理プログラム 1101…管理端末ソフトウェア 1102…ユーザインタフェースプログラム 1103…スナップショット指示管理プログラム 1104…ネットワーク処理プログラム

Claims (13)

  1. ファイルを格納するストレージデバイスと、
    前記ファイルを管理する1つ以上のファイルシステムと、
    前記1つ以上のファイルシステムの各ローカルネームスペース上の各ローカルパスと、各ローカルネームスペースを一つにまとめた単一の名前空間であるグローバルネームスペース上の各グローバルパスとを対応付けることにより、前記グローバルネームスペースを媒介とする、クライアントから前記ファイルシステムへのアクセスを制御する1つ以上のNASサーバと、を備え、
    前記NASサーバは、自機又は他機のNASサーバが予めシステム管理者により定義された管理情報から取得した前記ファイルシステムのスナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上の接続位置を定義することによって対応づけ、前記対応関係に基づいて前記グローバルネームスペースを再構成するグローバルスナップショット構成手段を備える、ストレージシステム。
  2. 請求項1に記載のストレージシステムであって、前記NASサーバは、前記ファイルシステムのスナップショットの取得を自機又は他機のNASサーバに指示するスナップショット取得指示手段を更に備え、
    前記グローバルスナップショット構成手段は、前記指示に基づいて取得された個々のスナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上の接続位置を定義することによって対応づけ、前記対応関係に基づいて前記グローバルネームスペースを再構成する、ストレージシステム。
  3. 請求項2に記載のストレージシステムであって、各NASサーバは同期しており、1つ以上のNASサーバのうち何れかのNASサーバが予め定められたスケジュールに従って、他のN A S サーバに前記ファイルシステムのスナップショットの取得を指示し、前記指示に基づいて取得された個々のスナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上の接続位置を定義することによって対応づけ、前記対応関係に基づいて前記グローバルネームスペースを再構成する、ストレージシステム。
  4. ファイルを格納するストレージデバイスと、
    前記ファイルを管理する1つ以上のファイルシステムと、
    前記1つ以上のファイルシステムの各ローカルネームスペースを1つにまとめたグローバルネームスペースを媒介とする、クライアントから前記ファイルシステムへのアクセスを制御する1つ以上のNASサーバと、
    前記NASサーバに接続する計算機と、を備え、
    前記計算機は、前記NASサーバが取得した前記ファイルシステムのスナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上の接続位置を定義することによって対応づけ、前記対応関係に基づいて前記グローバルネームスペースを再構成するグローバルスナップショット構成手段を備える、ストレージシステム。
  5. 請求項4に記載のストレージシステムであって、前記計算機は、前記ファイルシステムのスナップショットの取得を前記NASサーバに指示するスナップショット取得指示手段を更に備え、
    前記グローバルスナップショット構成手段は、前記指示に基づいて取得された個々のスナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上の接続位置を定義することによって対応づけ、前記対応関係に基づいて前記グローバルネームスペースを再構成する、ストレージシステム。
  6. 請求項5に記載のストレージシステムであって、各NASサーバは同期しており、前記各NASサーバが予め定められたスケジュールに従って、前記ファイルシステムのスナップショットを取得して、その取得したスナップショットのローカルパスを前記計算機に通知し、前記計算機は、前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上の接続位置を定義することによって対応づけ、前記対応関係に基づいて前記グローバルネームスペースを再構成する、ストレージシステム。
  7. ファイルを格納するストレージデバイスと、
    前記ファイルを管理する1つ以上のファイルシステムと、
    前記1つ以上のファイルシステムの各ローカルネームスペース上の各ローカルパスと、各ローカルネームスペースを一つにまとめた単一の名前空間であるグローバルネームスペース上の各グローバルパスとを対応付けることにより、前記グローバルネームスペースを媒介とする、クライアントから前記ファイルシステムへのアクセスを制御する1つ以上のNASサーバと、
    前記NASサーバに接続する計算機と、を備え、
    前記計算機は、前記NASサーバが予めシステム管理者により定義された管理情報から取得した前記ファイルシステムのスナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を定義するグローバルスナップショット構成手段を備える、ストレージシステム。
  8. 1つ以上のファイルシステムの各ローカルネームスペース上の各ローカルパスと、各ローカルネームスペースを一つにまとめた単一の名前空間であるグローバルネームスペース上の各グローバルパスとを対応付けることにより、前記グローバルネームスペースを媒介とする、クライアントから前記ファイルシステムへのアクセスを制御するNASサーバであって、
    自機又は他機のNASサーバが予めシステム管理者により定義された管理情報から取得した前記ファイルシステムのスナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上の接続位置を定義することによって対応づけ、前記対応関係に基づいて前記グローバルネームスペースを再構成するグローバルスナップショット構成手段を備える、NASサーバ。
  9. 請求項8に記載のNASサーバであって、前記ファイルシステムのスナップショットの取得を自機又は他機のNASサーバに指示するためのスナップショット取得指示手段を更に備え、
    前記グローバルスナップショット構成手段は、前記指示に基づいて取得された個々のスナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上の接続位置を定義することによって対応づけ、前記対応関係に基づいて前記グローバルネームスペースを再構成する、NASサーバ。
  10. 請求項9に記載のNASサーバであって、他のNASサーバと同期しており、予め定められたスケジュールに従って、他のNASサーバに前記ファイルシステムのスナップショットの取得を指示し、前記指示に基づいて取得された個々のスナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上の接続位置を定義することによって対応づけ、前記対応関係に基づいて前記グローバルネームスペースを再構成する、NASサーバ。
  11. 1つ以上のファイルシステムの各ローカルネームスペース上の各ローカルパスと、各ローカルネームスペースを一つにまとめた単一の名前空間であるグローバルネームスペース上の各グローバルパスとを対応付けることにより、前記グローバルネームスペースを媒介とする、クライアントから前記ファイルシステムへのアクセスを制御するNASサーバであって、
    自機又は他機のNASサーバが予めシステム管理者により定義された管理情報から取得した前記ファイルシステムのスナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を定義するグローバルスナップショット構成手段を備える、NASサーバ。
  12. 1つ以上のファイルシステムの各ローカルネームスペース上の各ローカルパスと、各ローカルネームスペースを一つにまとめた単一の名前空間であるグローバルネームスペース上の各グローバルパスとを対応付けることにより、前記グローバルネームスペースをクライアントに提供するステップと、
    前記ファイルシステムのスナップショットを取得するステップと、
    予めシステム管理者により定義された管理情報から前記ファイルシステムのスナップショットの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造が前記ファイルシステムの前記グローバルネームスペース上のディレクトリ構造と同様になるように、前記スナップショットの前記ローカルネームスペース上のローカルパスと前記スナップショットの前記グローバルネームスペース上のグローバルパスとの対応関係を定義するステップと、
    前記対応関係に基づいて前記グローバルネームスペースを再構成するステップと、
    を備える、スナップショット方法。
  13. 請求項12に記載のスナップショット方法であって、前記スナップショットを取得するステップは、予め定められたスケジュールに従って、前記ファイルシステムのスナップショットを取得するステップである、スナップショット方法。
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