JP4814315B2 - 訂正記号に割り当てられたインデックスを求める方法および装置 - Google Patents

訂正記号に割り当てられたインデックスを求める方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は請求項1の上位概念に従った方法および請求項13の上位概念に従った装置に関する。
オーディオやビデオデータのようなデータパケットを送信者から受信者に伝送する際、これらのデータパケットの受信に伝送誤りによる誤りが生じる。とりわけ、ダウンロードサービスの場合、すべてのデータパケットが受信者側で誤りなく再構成可能であることが不可欠であることもある。
例えば3GPP(3GPP−Third Generation Partnership Project)において規格化されるMBMSサービス(MBMS−Multimedia Broadcast/Multicast Service)の場合、データパケットは1人の送信者から複数の受信者に伝送される。この場合、複数の受信者がいるため、誤りのある同一でないデータパケットが各受信者に届けられる可能性がある。
誤りのない受信を保証するためには、データパケットを複数回伝送して、誤りのある受信の生じる確率を非常に低くするようにしてもよい。しかしながら、この方法は極めて効率が悪い。なぜならば、誤りのある受信が生じたか否かに関わりなく、すべての受信者がデータパケットを繰り返し送るからである。
さらに、データパケットに加えて、誤り保護をパリティデータの形態で受信者に伝送してもよい。これによって、誤りのあるデータパケットの最大個数を改善することはできるが、誤りのない受信は保証されない。
代替的にまたは付加的に、1つまたは複数のデータパケットが誤りを伴って受信された場合に、受信者が送信者に対してポイントツーポイント接続を確立し、誤りのあるデータパケットを誤り訂正パケットの形で要求するようにしてもよい。この場合、誤りのあるすべてのデータパケットだけを専ら要求するようにしてもよい。しかし、要求されるデータパケットが多ければ多いほど、MBMSサービスのために大きな帯域幅が必要となる。より大きな帯域幅が必要となるため、伝送コストは要求されるデータパケットの個数とともにさらに増大する。
一般に、データパケット、パリティパケットおよび/または誤り訂正パケットは、1つまたは複数の記号から形成される。なお、データパケットはソース記号を、パリティパケットはパリティ記号を、誤り訂正パケットは誤り訂正記号を含む。
本発明の課題は、ソース記号が誤りなく再構成されるように誤り訂正記号の簡単かつ効率的な選択を可能にする方法および装置を提供することである。
この課題は独立請求項に記載された発明により解決される。
本発明の方法によれば、ソース記号の誤りのない再構成に必要となる、1ブロック中の互いに連結した誤り訂正記号の個数を求めることができる。この場合、必要とされる誤り訂正記号の個数に関係なく、ただ2つのパラメータだけが受信装置から送信装置に伝送されるので、誤り訂正記号の伝送を要求するのに必要な帯域幅も小さくなる。これにより、伝送時間の短縮が達成される。というのも、実際の伝送システムにおいては、伝送帯域幅は制限されているからである。
本発明の他の発展形態は従属請求項に示されている。
請求項4および5による有利な実施形態では、インデックスの最小個数と割り当てられた誤り訂正記号の最小個数が求められ、これにより伝送コストが節約される。なぜならば、少数の誤り訂正記号のみを伝送するだけでよいからである。
有利には、請求項6によれば、本発明の方法を組織ブロック符号と非組織ブロック符号の連鎖に適用することが可能となる。これは組織生成行列と非組織生成行列とから導出される符号化行列を形成することにより行われる。なお、導出を単なるコピー演算で置き換えてもよい。
さらに、請求項7による本発明の方法の有利な実施形態では、2つの組織ブロック符号とこれらに後続する1つの非組織ブロック符号への適用が行われる。この場合には、特に簡単に生成行列を形成することができる。なお、この生成行列の形成は複雑な行列演算をせずに実行することができる。
請求項8または9による本発明の方法の適切な拡張では、非組織Raptor符号または組織Raptor符号に本方法が適用される。この場合、外符号と内符号を組織ブロック符号と非組織ブロック符号の2つに変えることができるため、符号化行列を簡単に求めることができる。組織Raptor符号を使用する場合には、組織ブロック符号を適用する前に、非組織ブロック符号の訂正行列を挿入しなければならない。ただし、この訂正行列は符号化行列を生成する際には考慮されない。
有利には、請求項10または11によれば、本発明の方法は組織ブロック符号または非組織ブロック符号とともに使用される。この場合、符号化行列は生成行列をコピーすることにより特に簡単に生成することができる。
有利には、ソース記号、符号化されたコード記号、およびコード記号に対して、2進値またはガロア体の値が割り当てられる。このため、本発明による方法は、数値区間が異なっていても、また、異なる多数のアプリケーションに対しても、使用可能である。
本発明は、本発明の方法およびそれに従属する下位請求項を実行するための装置にも関する。したがって、本発明による方法は機器において、とりわけ、携帯無線機において実施可能である。
以下に、本発明とその発展形態を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、送信器と受信器と誤りのある伝送チャネルとによる本発明の方法の実施例を示す。
図2は、本発明による方法を説明するためのフローチャートを示す。
図3は、組織ブロック符号と非組織ブロック符号を用いた本発明による方法の第1の実施形態を示す。
図4は、第1の実施形態による生成行列を示す。
図5は、組織ブロック符号と非組織ブロック符号を用いた本発明による方法の第2の実施形態を示す。
図6は、第2の実施形態による生成行列を示す。
図7は、携帯機器での本発明による装置の使用を示す。
図1−7において、同様の機能および作用を有する要素には同じ参照記号が付されている。
本発明による方法は図1および2を用いて詳細に説明される。図1には送信装置SVが見られる。この送信装置SVは、例えばMBMS送信装置(MBMS−Multimedia Broadcast/Multicast Service)である。この送信装置SVはブロック符号BCNの生成行列Gを用いてK個のソース記号Qを符号化する。これらのソース記号Qは例えば圧縮された音声ファイルまたは画像ファイルを表している。例えばAMR規格(AMR−Adaptive Multirate)に従って圧縮された音声ファイルと、JPEG規格(JPEG−Joint Picture Expert Group)に従って圧縮された画像ファイルは、このようにして符号化されている。ソース記号Qは一般に、圧縮されていても圧縮されていなくても、任意のデータを記述することができる。別の実施形態に関しては、ベクトル記法ないし行列記法が使用される。
以下の実施例に対しては、例えば
Q=[1 1 0 1]T (1)
のような2進ソース記号Qが用いられる。ここで、ソース記号の第1の個数KはK=4である。
生成行列Gは次のように表すことができる:
Figure 0004814315
この生成行列Gでは、行インデックスの記述に自然数が用いられている。一般には、行インデックスとして、マークされた行の一意的な特定を可能にするマークが使用される。自然数の他に、例えば、文字またはメモリアドレスを使用してもよい。
この生成行列Gにより、K=4のソース記号QからN個の符号化されたコード記号CCを形成することができる。この生成行列Gは組織ブロック符号BCを記述したものであるから、K=4の符号化されたコード記号CCはK=4のソース記号Qと同一であり、残りのN−K個の符号化されたコード記号CCはパリティ記号Pに相当する。なお、この参照記号Nは第2の個数Nと呼ばれる。符号化されたコード記号CCは次のように計算される:
CC=×Q=[1,1,0,1,0,0,1…]T (3)
今度は、第3の個数N’の符号化されたコード記号CCが伝送される。ただし、第3の個数N’は第2の個数N以下である。例えば、初めのN’=5個の符号化されたコード記号が伝送される:
CC=[1,1,0,1,0]T (4)
符号化されたコード記号CCを送信装置SVの送信ユニットSEから伝送チャネルUEを介して受信装置EVの受信ユニットEEに伝送する際、伝送誤りUEFが生じる。受信装置EVはMBMS受信局として形成されているとしてもよい。特に、ワイヤレス伝送チャネルUEを介して、例えばGSM規格(GSM−Global System for Mobile Communications)またはUMTS規格(UMTS−Universal Mobile Telecommunications System)に従って動作する移動無線チャネルを介して伝送する場合には、伝送誤りUEFが顕わになる。さらに、例えばIPoverLAN(IP−Internet Protocol,LAN−Local Area Network)の場合のように、有線伝送路の場合でも、誤りが生じる可能性はある。その場合、符号化されたコード記号CCが改竄されて受信されたり、あるいは、符号化されたコード記号CCが伝送中に消失してしまい、受信ユニットEEに到達しなかったり、間違った順序で受信ユニットEEに到達することがありうる。本発明では、符号化されたコード記号CCは誤りのある受信コード記号Cとして受信装置EVに到達する。図1では、例えば改竄、消失、または順序違いのため誤りのある受信コード記号Cは、参照記号‘X’でマークされている。図2では、コード記号Cの受信はステップS21に示されている。
この実施例では、受信されたコード記号Cは以下のような外観を示す。ここで、第2の個数Nの符号化されたコード記号CCのうち、すべてが伝送されるのではなく、その一部のみが伝送される。
C=[X,1,0,X,X]T (5)
したがって、インデックスが2および3であるコード記号Cは受信されており、インデックスが1,4および5であるコード記号Cは受信されていない。インデックス5のコード記号Cは伝送中に消失してしまったのかも知れない。受信装置EVは、インデックス5のコード記号Cが送信されたのか否かに関して、何の情報も有していない。それゆえ、受信装置にとって、インデックス2および3のコード記号だけが既知である。インデックスはすべてのコード記号によって張られた行ベクトルの内部でのコード記号の位置を示すものであり、例えば、インデックス2は値‘1’を有する第2のコード記号であり、インデックス5は値‘X’を有する最後のコード記号を示している。この実施例では、ソース記号Q、符号化されたコード記号CC、コード記C、および行列の成分を表すのに、記号‘0’および‘1’による2進記号が使用される。
次の処理ステップS22では、受信されたすべてのコード記号Cのうちで最大のインデックスが求められる。今の実施例では、これはインデックス‘3’である。これに続いて、第1のパラメータRminに、受信された最後のインデックスのインデックスよりも大きな値が割り当てられる。Rminは例えばRmin=4に設定される。ただし、より大きな値を選んでもよい。
次の処理ステップS23では、第1の行列M1が生成行列Gから導出された符号化行列CMから形成される。組織および/または非組織ブロック符号BCの場合、符号化行列CMはこのブロック符号に属する生成行列Gである。
本発明の枠組みでは、非組織ブロック符号という概念は組織ブロック符号をも包摂しうるものとして理解される。ブロック符号としては、例えば、LDGM符号またはLPDC符号(LDGM−Low Density Generator Matrix,LDPC−Low Density Parity Code)が使用される。逐次的に実施されるブロック符号の符号化行列CMについては、変更実施形態において説明される。この実施例では組織ブロック符号BCが扱われるので、符号化行列CMは(2)における生成行列と同一である。
第1の行列M1は、誤りなく受信されたi番目のコード記号Cに対応するものとして、符号化行列CMから第i行を行ごとにコピーすることによって形成される。したがって、符号化行列CMの行番号2および3の行ZXが第1の行列M1にコピーされる、すなわち、インデックス2および3のコード記号Cは誤りなく受信されている。よって、第1の行列M1は次のようになる。
Figure 0004814315
ここで、各列はステップS24において列インデックスでマークされる。なお、それぞれの列インデックスSIは生成行列GNの列番号に相当する。成分と列インデックスSIを区別するため、列インデックスSIはそれぞれ引用符の中に入れる。こうして、列1はインデックス‘a’で、列2はインデックス‘b’で、列3はインデックス‘c’で、以下同様にマークされている。
マークされた第2の行列M2は次の通りである:
Figure 0004814315
第1の行列M1では、列インデックスの記述に文字が使用されている。一般には、列インデックスとして、マークされた列の一意的な特定を可能にするマークが使用される。文字の他に、自然数またはメモリアドレスを使用してもよい。
次のステップS25では、第1の行列M1が行基本変形および/または列交換により第2の行列M2に変形される。その際、結果として、RG個の独立の行ZUが生じる。ただし、RGは第2の行列M2のランクである。行基本変形については、[1]第61頁から、以下の演算が知られている:
(I)ある行の倍数を他の行に加える
(II)2つの行を交換する
(III)行にスカラーλ≠0を乗じる
第2の行列M2を求めるには、まず行列M1をコピーし、以下の処理ステップを行う。なお、以下では、各処理ステップについて、第2の行列M2の中間結果が示されている。
a)インデックス‘a’の列をインデックス‘b’の列と交換する:
Figure 0004814315
b)インデックス‘a’の列をインデックス‘c’の列と交換する:
Figure 0004814315
ここで、ランクRG(M2)=2であるから、第2の行列M2においては、RG個の行ZUが独立である。
次のステップS26では、第2のパラメータRmaxが式
Rmax=Rmin+m−1 (10)
に従って求められる。式(11)で必要とされる第3のパラメータmは次の式によって求まる。
m≦L−RG(M2) (11)
Lは中間記号の個数を表しており、この実施例では、ソース記号Qの個数Kに一致する:L=4。中間記号とは、最も内側のブロック符号に乗じることでコード記号を形成する記号のことである。コードが連鎖している場合、中間記号はソース記号と同一ではない。したがって、第3のパラメータmは1から中間記号の個数Lと第2の行列M2のランクRGとの差までの任意の自然数である。
実施例では、Rmaxについて、式11および12により、次の関係が成り立つ:
Rmax≦Rmin+L−RG(M2)−1=4+4−2−1=5
ステップS27では、第4のパラメータRが
R=Rmin (12)
と設定される。これにより、実施例ではR=4となる。
これに続いて、ステップ28において、第3の行列M3の行ごとの形成が行われる。第3の行列は第2の行列M2と生成行列Gから導出された符号化行列とから形成される。これは次のようにして行われる。すなわち、まず第2の行列M2のすべての行が第3の行列M3にコピーされ、続いて、符号化行列CMのR番目の行とRmax番目の行を含むその間のすべての行を第3の行列M3にコピーすることにより行われる。ここで、符号化行列CMの行のコピーは、第2の行列M2を形成するために行ったのと同じ列交換をコピーすべき行に対して実行することを含んでいる。この実施例ではR=Rmax=4であるから、符号化行列のインデックス‘4’および‘5’でマークされた行が第3の行列M3にコピーされる。
このことは、この実施例にとっては、符号化行列のインデックス‘4’および‘5’でマークされた行において以下の変換が行われることを意味している:
a)インデックス‘a’の列をインデックス‘b’の列と交換する;
b)インデックス‘a’の列をインデックス‘c’の列と交換する;
a)インデックス‘a’の列をインデックス‘d’の列と交換する。
第3の行列は次のようになる:
Figure 0004814315
第3の行列M3はステップS29において行基本変形および/または列交換により第4の行列M4へと変形される。その際、結果として、RH個の独立の行ZHが生じる。ただし、RHは第4の行列M4のランクに相当する。
第4の行列M4を求めるには、まず行列M3をコピーし、以下の処理ステップを行う。なお、以下では、各処理ステップについて、第4の行列の中間結果が示されている。
a)第3列と第4列を交換する:
Figure 0004814315
b)第1行を第4行に加える:
Figure 0004814315
c)第2行を第4行に加える:
Figure 0004814315
d)第3行を第4行に加える:
Figure 0004814315
ここで、ランクRH(M4)=3であるから、第4の行列M4においては、RH個の行ZHが独立である。第4の行列M4がフルランクであるか否かのチェックはステップ330で行われる。式(17)による第4の行列M4はまだフルランクでないから、アルゴリズムの継続が必要である。
これにより、ステップS30において、第4のパラメータRはRmaxに設定される:
R=Rmax=5 (18)
さらに、第5のパラメータnは式
n≦L−RH(M4) (19)
により求められる。さらに、第2のパラメータRmaxは式
Rmax=Rmax+n
により計算される。Lはすでに説明したように中間記号の個数を表しており、この実施例では、ソース記号Qの個数Kに一致する。第5のパラメータnは(第3のパラメータmと同様に)1から中間記号の個数Lと第4の行列M4のランクRHとの差までの任意の自然数である。
第5のパラメータnはこの実施例ではn=1であるから、式(19)によるRmaxに関して、Rmax=5+1=6が得られる。
以下では、ステップS28とS29が繰り返される。しかし、その際、第2の行列M2の箇所には第4の行列M4が入る。
続いて、上述のように、ステップ28において、第3の行列M3,1の行ごとの形成が行われる。第3の行列は第4の行列M4と生成行列Gから導出された符号化行列とから形成される。第3の行列M3の後の",1"という記法は、ステップS28の最初の繰返し(一般には、i番目の繰返し)であることを示している。したがって、まず第4の行列M4のすべての行が第3の行列M3,1にコピーされる。その際、予め、行列M4の成分がゼロで占められた行の処理を行ってもよい。続いて、符号化行列CMのR番目の行とRmax番目の行を含むその間のすべての行が第3の行列M3,1にコピーされる。ここで、符号化行列CMの行のコピーは、第2の行列M2を形成するために行ったのと同じ列交換をコピーすべき行に対して実行することを含んでいる。この実施例ではR=Rmax=6であるから、符号化行列CMのインデックス‘6’でマークされた行だけが第3の行列M3,1にコピーされる。
このことは、この実施例にとっては、符号化行列のインデックス‘4’および‘5’でマークされた行において以下の変換が行われることを意味している:
a)インデックス‘a’の列をインデックス‘b’の列と交換する;
b)インデックス‘a’の列をインデックス‘c’の列と交換する;
c)インデックス‘a’の列をインデックス‘d’の列と交換する。
第3の行列M3,1は次のようになる:
Figure 0004814315
第3の行列M3,1はステップS29において行基本変形および/または列交換により第4の行列M4,1へと変形される。その際、結果として、RH個の独立の行ZHが生じる。ただし、RHは第4の行列M4,1のランクに相当する。
第4の行列M4,1を求めるには、まず行列M3,1をコピーし、以下の処理ステップを行う。なお、以下では、各処理ステップについて、第4の行列の中間結果が示されている。
a)第2行を第4行に加える:
Figure 0004814315
b)第3行を第4行に加える:
Figure 0004814315
第4の行列M4,1のランクRH(M4,1)はRH(4,1)=4であるから、第4の行列M4,1はフルランクである。このため、ステップS30の反復ループを飛び越して、ステップS31に移ることができる。
ステップS31では、第1のパラメータRminと第2のパラメータRmaxが受信装置EVにより送信装置SVに伝送される。符号化されたコード記号のインデックスの範囲はRminとRmaxとによって一意的に定められ、この範囲に基づいて、伝送されるべき誤り訂正記号FKSの範囲を求めることができる。誤り訂正記号FKSを送信装置SVにより求め、受信装置EVに伝送してもよい。
今の実施例では、Rmin=4、Rmax=6であるから、3つの誤り訂正記号FKSしか要求されない。一般には、多数の誤り訂正記号が要求されることがありうる。例えばインデックス4および6の符号化されたコード記号CCのような誤り訂正記号FKSは受信装置EVにおいて誤りなしであるから、ソース記号Qの完全な再構成が可能である。また、誤りのあるコード記号Cを誤りなく受信された誤り訂正記号FKSで置き換えてもよい。ブロック符号を用いてコード記号からソース記号を再構成することは公知であるから、ここでは再構成についての解説はしない。
誤り訂正記号FKSの一部しか受信されなくても、受信したコード記号と受信した誤り訂正記号に本発明の方法を適用することができる。その場合、結果として、ソース記号の完全な再構成のために補助的に必要とされる補助的な誤り訂正記号が得られる。
ある1つの実施形態では、第5のパラメータnは常に1に設定される。これにより、必要ならば、繰り返しステップS28およびS29の回数の引き上げを行うことができる。もちろん、最小限の個数の求めるべきインデックスを、したがってまた、最小限の個数の伝送すべき誤り訂正記号を求めるようにしてもよい。
また、その一方で、第5のパラメータnをより大きな値にすることによって、最小限でなく十分な範囲のインデックスを求めてもよい。
本発明の方法は、ただ1つの組織または非組織ブロック符号を使用する場合の他に、前後につながった複数のブロック符号を用いる場合にも適用することができる。図3による以下の実施例では、はじめに、ソース記号Qが組織ブロック符号BC1の第1の生成行列G1で符号化され、これによって符号化された記号Iが非組織ブロック符号BCNの非組織生成行列GNで符号化される。符号化されたコード記号CCは非組織ブロック符号BCNの末尾に得られる。
図4には、符号化行列CMの構造が示されている。ここで注意すべきことは、本発明による方法のこの拡張によれば、符号化行列CMは、符号化されたコード記号CCを生成するためではなく、誤り訂正記号FKSを求めるために使用されるということである。符号化行列CMは以下のステップにより形成される:
a)非組織生成行列GNを行ごとに符号化行列CMにコピーする。このステップの後、符号化行列CMは次のような外観を示す:
CM=GN (23)
b)第1の生成行列G1を、組織記号を生成する第1の部分生成行列GT1と、パリティ記号Pを、すなわち、非組織記号を生成する第2の部分生成行列GT2に分割する。第1の生成行列G1が例えば次のような構造をしているならば、
Figure 0004814315
第1および第2の部分生成行列GT1,GT2は
Figure 0004814315
となる。ここで、第1の部分生成行列GT1は単位行列に相当する。
c)第2の部分生成行列GT2の成分を符号化行列CMにコピーする。この処理ステップの後、符号化行列CMは以下のようになる。
Figure 0004814315
d)符号化行列CMにおいて、第2の部分生成行列GT2の右側には単位行列E1があり、単位行列E1のランクは第2の部分生成行列GT2の行数に等しい。このため、符号化行列は次のような外観を示す:
Figure 0004814315
この実施形態では、中間記号の個数Lは符号化された記号Iの個数に等しい。
この実施形態のステップa)からd)はステップS32と呼ばれ、図2のステップS22に加えて実施することができる。ステップS32の実行後、ステップS23により第1のM1が生成される。ここで注意しなければならないのは、第2の部分生成行列GT2と単位行列E1を含んだ符号化行列の行が第1の行列M1にさらにコピーされることである。その後、伝送すべき誤り訂正記号FKSのインデックスを求めるために、図2のさらなる処理ステップS24−S31が実行される。
別の実施形態では、複数の組織ブロック符号BC1,BC2とこれらに後続する非組織ブロック符号BCNを使用する場合でも、本発明の方法は使用可能である。図5では、ソース記号Qから第2の組織ブロック符号BC2の第2の生成行列G2によって第1の中間記号I1が生成され、第1の中間記号I1から第2の組織ブロック符号BCsの第2の生成行列G2によって第2の中間記号I2が生成されている。第2の中間記号12は非組織ブロック符号BCNの非組織生成行列GNを用いて処理され、その結果、符号化されたコード記号CCが生成される。
符号化行列CMの生成のためには、図2によるステップS33において、以下の処理ステップが実行される:
a)非組織ブロック符号BCNの直前の組織ブロック符号BC1と非組織ブロック符号BCNとに対して、図2のステップ32による符号化行列CMを実行する。これにより生成される符号化行列CMは次の通りである:
Figure 0004814315
ここで、第2の部分生成行列GT2(G1)は、第1の生成行列G1の中で、第2の中間記号I2のパリティ記号、すなわち、非組織記号を生成する部分に相当する。第1の単位行列E1のランクは第1の生成行列G1の第2の部分生成行列GT2(G1)の行数に等しい。
b)図6に従い、以下の部分ステップにおいて、第1の組織ブロック符号BC1に先行する第2の組織ブロック符号BC2を符号化行列CMに挿入する:
−第2の生成行列G2から、第1の中間記号I1のパリティ記号、すなわち、非組織記号を生成する第2の部分生成行列GT2(G1)を抽出する;
−この抽出された第2の部分生成行列GT2(G1)を行ごとに符号化行列CMの終端にコピーする;
−第2の生成行列G2のコピーされた第2の部分生成行列GT2(G1)の右に、第2の単位行列E2を挿入する。ここで、この第2の単位行列E2のランクは第2の生成行列G2のコピーされた第2の部分生成行列GT2(G2)の行数に等しい;
−挿入された第2の単位行列E2の右に、非組織生成行列GNの列の長さの故にまだ埋められていない成分をゼロで埋める。これは図6では参照記号Nでマークされている。
したがって、本発明による方法のこの拡張によって、以下のような符号化行列CMが得られる:
Figure 0004814315
これらの付加的なステップは図2においては処理ステップS33で表されており、ステップS23の前に実行される。
以下では、ステップS23に従い、第1の行列M1が生成される。ここで注意すべきことは、第1の行列M1には、第1の生成行列G1の第2の部分生成行列G2(G1)と第2の生成行列G2の第2の部分生成行列G2(G1)を含む符号化行列CMのすべての行が挿入されるということである。この実施形態において、中間記号の個数Lは、ソース記号Qの個数と、第1の組織ブロック符号BC1の末尾におけるパリティ記号の個数と、第2の組織ブロック符号(BC2)の末尾におけるパリティ記号の個数の和によって指定されている。次に、伝送すべき誤り訂正記号FKSのインデックスを求めるために、図2のさらなる処理ステップS24−S31が実行される。
本発明の方法は、組織Raptor符号または非組織Raptor符号において要求される誤り訂正記号FKSの最小個数を求めるのに適している。ここで、図6に示されているように、非組織ブロック符号BC2はRaptor符号の内符号に、第1および第2のブロック符号BC1,BC2はRaptor符号のそれぞれの外符号に対応している。内符号はLT符号(LT−Luby Transform)としても知られている。さらに、非組織Raptor符号の場合には、符号化された組織符号CCを生成するために、非組織ブロック符号BC0の訂正行列G0を第2のブロック符号BC2の前に挿入してもよい。これにより組織Raptor符号が生じ、符号化されたコード記号CCは誤り訂正記号として要求できるようになる。
本発明の方法は2進記号を用いて説明されている。しかし、一般に、本発明による方法は2進値または例えばガロア体(28)のようなガロア体の値で使用することができる。
本発明による方法は複数の行列を用いて説明されている。しかし、一般に、本発明による方法は、より少数の行列とステップS22−S31とは異なる少なくとも1つのシーケンスとで実行することができる。
本発明の方法は装置Vにより実行可能である。その際、受信ユニットEEがステップS21を、第1の手段ML1がステップS22とオプションとしてステップS32およびS33を、第2の手段ML2がステップS23を、第3の手段ML3がステップS24を、第4の手段ML4がステップS25を、第5の手段ML5がステップS26を、第6の手段ML6がステップS27を、第7の手段ML7がステップS28を、第8の手段ML8がステップS29を、第9の手段ML9がステップS30を、第10の手段ML10がステップS31を実現ならびに実行する。さらに、装置は本発明による方法の拡張を実現する第11の手段ML11を有していてよい。
本発明の方法は端末機EG内で装置Vにより実行される。図7には、この種の端末機EGが携帯機器の形態で図示されている。この携帯機器は、例えば移動体無線規格に従って、特にGSM規格(GSM−Global System for Mobile Communications)、UMTS規格(UMTS−Universal Mobile Telecommunications System)、DAB規格(DAB−Digital Audio Broadcast)、またはDVB規格(DVB−Digital Video Broadcast)に従って動作する。
参考文献
[l] Prof. C. Preston, "Ein Skript fuer Lineare Algebra I und II", 2003/04,
Figure 0004814315
送信器と受信器と誤りのある伝送チャネルとによる本発明の方法の実施例を示す。 本発明による方法を説明するためのフローチャートを示す。 組織ブロック符号と非組織ブロック符号を用いた本発明による方法の第1の実施形態を示す。 第1の実施形態による生成行列を示す。 組織ブロック符号と非組織ブロック符号を用いた本発明による方法の第2の実施形態を示す。 第2の実施形態による生成行列を示す。 携帯機器での本発明による装置の使用を示す。

Claims (15)

  1. 誤り訂正記号に割り当てられたインデックス(ZI)を求める方法であって、ブロック符号の生成行列(G)を用いて個数(K)のソース記号から符号化されたコード記号(CC)を生成し、符号化されたコード記号(CC)を送信装置(SV)から受信装置(EV)に伝送するようにした方法において、
    受信されたコード記号(CC)に伝送誤り(UEF)があり、その場合に、伝送すべき誤り訂正記号(FKS)のインデックスを下記のステップに従って求める、すなわち、
    a)受信されたすべてのコード記号(C)の中で最大のインデックス(ZI)を求め、
    b)第1のパラメータ(Rmin)を受信されたすべてのコード記号(C)の中の最大インデックス(SI)よりも大きな値に設定し、
    c)誤りなく受信されたi番目のコード記号(C)に対応するものとして、生成行列(G)から導出された符号化行列(CM)の第i行を第1の行列(M1)にコピーすることにより、行ごとに符号化行列(CM)から第1の行列(M1)を形成し、
    d)第1の行列(M1)の各列を符号化行列(CM)の列番号に相当する列インデックス(SI)でマークし、
    e)第1の行列(M1)を行基本変換および/または列交換によりRG個の独立の行(ZU)を有する第2の行列(M2)に変形し、ただし、RGは第2の行列(M2)のランク(RG)に等しく、
    f)第2のパラメータ(Rmax)を式
    Rmax=Rmin+m−1
    に従って求め、その際、第3の整数パラメータ(m)は、式
    m≦L−RG(M2)
    に従って、中間記号の個数(L)と第2の行列(M2)のランク(RG)との差から決まり、
    g)第4のパラメータ(R)をR=Rminとなるように第2のパラメータ(Rmin)に等しく設定し、
    h)、生成行列(G)から導出された符号化行列(CM)のR番目の行とRmax番目の行を含むその間のすべての行を第3の行列(M3)にコピーすることにより、行ごとに第2の行列(M2)と符号化行列(CM)とから第3の行列(M3)を形成し、その際、コピーは第2の行列(M2)を形成するために行った列交換をコピーすべき行に対して実行することを含んでおり、
    i)第3の行列(M3)を行基本変換および/または列交換によりRH個の独立の行(ZH)を有する第4の行列(M4)に変形し、ただし、RHは第4の行列(M4)のランク(RH)に等しく、
    j)第4の行列(M4)がフルランク(RH)でなければ、
    −第4のパラメータ(R)をR=Rmaxに設定し、
    −中間記号の個数(L)と第4の行列(M4)のランクとの差から、式
    n≦L−RG(M4)
    に従って、第5のパラメータ(n)を求め、
    −第2のパラメータ(Rmax)をRmax=Rmax+nとなるように設定し、
    −第2の行列(M2)の代わりに第4の行列(M4)を用いて、ステップh)からi)を繰り返し、
    k)第4の行列(M4)がフルランク(RH)ならば、第1および第2のパラメータ(Rmin,Rmax)によって、符号化されたコード記号(CC)の領域を一意的に特定する、ただし、この符号化されたコード記号(CC)は、ソース記号(Q)の誤りのない再構成のために受信装置(EV)が送信装置(SV)から誤り訂正記号(FKS)の形態で要求することができる、
    ことを特徴とする誤り訂正記号に割り当てられたインデックス(ZI)を求める方法。
  2. 中間記号がソース記号(Q)に等しく、中間記号の個数(L)がソース記号の個数(K)に等しい、請求項1記載の方法。
  3. 第5のパラメータ(n)を1に設定する、請求項1または2記載の方法。
  4. 第3のパラメータ(m)は1から中間記号の個数(L)と第2の行列(M2)のランク(RG)の差までの任意の整数である、請求項1から3のいずれか1項記載の方法。
  5. 第5のパラメータ(n)は1から中間記号の個数(L)と第4の行列(M2)のランク(RG)の差までの任意の整数である、請求項1から4のいずれか1項記載の方法。
  6. ソース記号(Q)をまず第1の組織ブロック符号(BC1)の第1の生成行列(G1)により符号化し、これによって符号化された記号(I)を非組織ブロック符号(BCN)の非組織生成行列(GN)により符号化し、その際、符号化行列(CM)を以下のステップにより生成し、すなわち、
    a)非組織生成行列(GN)を行ごとに符号化行列(CM)にコピーし、
    b)第1の生成行列(G1)を、ソース記号(Q)を生成する第1の部分生成行列(GT1)とパリティ記号(P)を生成する第2の部分生成行列(GT2)とに分割し、
    c)第2の部分生成行列(GT2)の成分を行ごと符号化行列(CM)内の非組織生成行列(GN)の下にコピーし、
    d)符号化行列(CM)内の第2の部分生成行列(GT2)の右に、第1の単位行列(E1)を付け加え、ただし、この単位行列(E1)のランクは第2の部分生成行列(GT2)の行数に等しく、
    さらに、第2の部分生成行列(GT2)と単位行列(E1)とを含んだ符号化行列(CM)の行を行ごとに第1の行列(M1)にコピーし、中間記号の個数(L)は符号化された記号(I)の個数に等しい、請求項1から5のいずれか1項記載の方法。
  7. 非組織生成行列(GN)を有する非組織ブロック符号(BCN)に先行して実行される、第1および第2の生成行列(G1,G2)を有する複数の組織ブロック符号(BC1,BC2)に対して、符号化行列(CM)を形成するために以下のステップを実行し、すなわち、
    a)非組織ブロック符号(BCN)の直前に実行される第2の組織ブロック符号(BC1)の第1の生成行列(G1)と、非組織生成行列(GN)とに対して、請求項4に従い符号化行列(CM)を求め、
    b)第1の組織ブロック符号(BC1)の直前に実行される第2の組織ブロック符号(BC2)の第2の生成行列(G2)を次のようにして符号化行列(CM)に挿入する、すなわち、
    −第2の生成行列(G2)から、第2の組織ブロック符号(BC2)の末尾にパリティ記号を生成する第2の部分生成行列(GT2(G2))を抽出し、
    −この抽出された第2の部分生成行列(GT2(G2))を行ごとに符号化行列(CM)の終端にコピーし、
    −コピーされた第2の部分生成行列(GT2(G2))の右に、第2の単位行列(E2)を挿入し、ただし、この第2の単位行列(E2)のランクはコピーされた第2の部分生成行列(GT2(G2))の行数に等しく、
    −挿入された第2の単位行列(E2)の右にある、非組織生成行列(GN)の列の長さの故にまだ埋められていない成分をゼロで埋め、
    さらに、第1の生成行列(G1)の第2の部分生成行列(GT2(G1))と第2の生成行列(G2)の第2の部分生成行列(GT2(G1))とを含んだ符号化行列(CM)の行を行ごとに第1の行列(M1)にコピーし、なお、中間記号(L)は、ソース記号(Q)の個数と、第1の組織ブロック符号(BC1)の末尾におけるパリティ記号の個数と、第2の組織ブロック符号(BC2)の末尾におけるパリティ記号の個数の和によって指定されている、請求項1から6のいずれか1項記載の方法。
  8. 非組織Raptor符号を使用し、ただし、第1および第2の組織ブロック符号(BC1,BC2)はそれぞれ該Raptor符号の外符号の1つに、非組織ブロック符号(BCN)は該Raptor符号の内符号に対応する、請求項7記載の方法。
  9. 組織Raptor符号を使用する、ただし、第1および第2の組織ブロック符号(BC1,BC2)はそれぞれ該Raptor符号の外符号の1つに、非組織ブロック符号(BCN)は該Raptor符号の内符号に対応しており、符号化された組織記号(CC)を生成するために、第2の組織ブロック符号(BC2)より前に非組織ブロック符号(BC0)の訂正行列(G0)が挿入される、請求項7記載の方法。
  10. ブロック符号(BC)として非組織ブロック符号を使用し、生成行列(G)をコピーすることにより符号化行列(CM)を生成する、請求項1記載の方法。
  11. ブロック符号(BC)として組織ブロック符号を使用し、生成行列(G)をコピーすることにより符号化行列(CM)を生成する、請求項1記載の方法。
  12. ソース記号(Q)、符号化されたコード記号(CC)、およびコード記号(C)に、2進値またはガロア体(GF)の値を割り当てる、請求項1から11のいずれか1項記載の方法。
  13. 誤り訂正記号(FKS)を求める方法を実行するための装置(V)であって、ブロック符号(BC)の生成行列(G)を使用して、符号化されたコード記号(CC)が個数(K)のソース記号から生成され、符号化されたコード記号(CC)は送信装置(SV)から受信装置(EV)へ伝送され、その際、受信されたコード記号(C)に伝送誤り(UEF)があり、伝送すべき誤り訂正記号(FKS)のインデックスがとりわけ請求項1から12のいずれか1項に従って求められる形式の装置(V)において、
    a)受信されたすべてのコード記号(C)の中で最大のインデックス(ZI)を求めるための第1の手段、
    b)第1のパラメータ(Rmin)を受信されたすべてのコード記号(C)の中の最大インデックス(SI)よりも大きな値に設定するための第2の手段、
    c)誤りなく受信されたi番目のコード記号(C)に対応するものとして、生成行列(G)から導出された符号化行列(CM)の第i行を第1の行列(M1)にコピーすることにより、行ごとに符号化行列(CM)から第1の行列(M1)を形成するための第3の手段、
    d)第1の行列(M1)の各列を符号化行列(CM)の列番号に相当する列インデックス(SI)でマークするための第4の手段、
    e)第1の行列(M1)を行基本変換および/または列交換によりRG個の独立の行(ZU)を有する第2の行列(M2)に変形するための第5の手段、ただし、RGは第2の行列(M2)のランク(RG)に等しく、
    f)第2のパラメータ(Rmax)を式
    Rmax=Rmin+m−1
    に従って求めるための第6の手段、ただし、第3の整数パラメータ(m)は、式
    m≦L−RG(M2)
    に従って、中間記号の個数(L)と第2の行列(M2)のランク(RG)との差から決まり、第4のパラメータ(R)はR=Rminとなるように第2のパラメータ(Rmin)に等しく設定され、
    g)生成行列(G)から導出された符号化行列(CM)のR番目の行とRmax番目の行を含むその間のすべての行を第3の行列(M3)にコピーすることにより、行ごとに第2の行列(M2)と符号化行列(CM)とから第3の行列(M3)を形成するための第7の手段、ただし、コピーは第2の行列(M2)を形成するために行った列交換をコピーすべき行に対して実行することを含んでおり、
    h)第3の行列(M3)を行基本変換および/または列交換によりRH個の独立の行(ZH)を有する第4の行列(M4)に変形するための第8の手段、ただし、RHは第4の行列(M4)のランク(RH)に等しく、
    i)第4の行列(M4)がフルランクであるか否かをチェックし、第4の行列(M4)がフルランク(RH)でなければ、以下のステップを実行する、すなわち、
    −第4のパラメータ(R)をR=Rmaxに設定し、
    −中間記号の個数(L)と第4の行列(M4)のランクとの差から、式
    n≦L−RG(M4)
    に従って、第5のパラメータ(n)を求め、
    −第2のパラメータ(Rmax)をRmax=Rmax+nとなるように設定し、−第2の行列(M2)の代わりに第4の行列(M4)を用いて、ステップg)からh)を繰り返すように構成された第9の手段、および、
    j)第4の行列(M4)がフルランク(RH)ならば、第1および第2のパラメータ(Rmin,Rmax)によって、符号化されたコード記号(CC)の領域を一意的に特定ように構成された第10の手段を有しており、ただし、符号化されたコード記号(CC)はソース記号(Q)の誤りのない再構成のために誤り訂正記号(FKS)の形態で受信装置(EV)によって要求され、送信装置(SV)に伝送される、
    ことを特徴とする誤り訂正記号(FKS)を求める方法を実行するための装置(V)。
  14. 第8の手段(ML8)は請求項2から10のいずれか1項記載の方法を実行することができるように構成されている、請求項13記載の装置(V)。
  15. 前記装置(V)は端末機器(EG)内に、とりわけ、移動体通信規格に準拠した、特にGSM規格、UMTS規格、またはDVB規格に準拠した携帯機器内に組み込まれている、請求項13または14記載の装置(V)。
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