JP4797766B2 - 画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法 - Google Patents
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Description
一方、従来より、印刷画像等の出力物の中にデジタル情報や特定パターン等の情報を埋め込んで(付加して)、その印刷画像の出所の証明を図る技術が知られている。
そのような技術の一例として、特許文献1に開示のごときものがある。
特許文献1に開示の構成は、紙面の印刷時に印刷する情報を第三者が読み取ることのできない代用表現に変換したものを合わせて印刷し、印刷物の紙面を読み取り、読み取った紙面から代用表現に変換された情報を取り出し、取り出された情報から合成した合成紙面と読み取った紙面とを合わせて表示するものである。すなわち、データの印刷時に印刷パターンを構成するために必要なデータを加えて印刷しておき、確認時には印刷紙面より印刷情報を取り出して印刷パターンを再生し、紙面を読み込んだ画像パターンと比較することにより通常のプリンタで紙面に印刷された内容が改ざんされているかどうかを紙面だけで手元で確認することができるようにしたものである。
その結果、出力画像をスキャナ等によって読み取って解析することで、はじめて付加情報を確認することが可能となる。
つまり、付加情報を確認するためには、読み取りおよび解析装置等の設備を備える必要があり、そのための設備コストを要すると共に付加情報の解析にも手間が掛かるという問題があった。
また、その閾値マトリクスは、閾値が文字の略筆順に沿って増加していることを特徴とすることができる。
さらに、閾値マトリクスは、閾値マトリクスと対応する画素数のビットマップで描かれた文字情報にローパスフィルタを掛けることで生成された各画素の濃度順に閾値が増加していることを特徴とすることができる。
また上記構成に加え、閾値が具象形状を描かない他の閾値マトリクスをさらに備えており、処理する画像オブジェクトに応じて、閾値マトリクスと他の閾値マトリクスとを切り替えて画像処理を行うことを特徴とすることができる。
そして、画像オブジェクトが、グラフィックの際に、閾値マトリクスを用いて画像処理することを特徴とすることができる。
ここで、画像処理部は、閾値が異なる具象形状を描く複数の閾値マトリクスを備え、複数の閾値マトリクスを用いて画像処理を行うことを特徴とすることができる。
また、画像処理部は、使用者による指定情報を読み込んで指定情報と対応する閾値マトリクスを用いて画像処理を行うことを特徴とすることができる。
また、画像処理部は、入力画像情報の送出側が保持する所定情報を読み込んで、所定情報と対応する閾値マトリクスを用いて画像処理を行うことを特徴とすることができる。
また、画像処理部は、閾値が具象形状を描かない他の閾値マトリクスをさらに備え、閾値マトリクスと他の閾値マトリクスとを切り替えて画像処理し得るように構成されていることを特徴とすることができる。
また、画像形成部は、複数の画像形成モードを備えており、画像処理部は、画像形成モードに応じて閾値マトリクスと他の閾値マトリクスとを切り替えて画像処理を行うことを特徴とすることができる。
また、画像形成部は、複数の色の画像形成を行う画像形成ユニットを備えており、
画像処理部は、色に応じて閾値マトリクスと他の閾値マトリクスとを切り替えて画像処理を行うことを特徴とする。
また、その入力画像情報には、画像種識別情報が付与されており、画像種識別情報に応じて、閾値マトリクスと、記憶手段に格納された閾値が具象形状を描かない他の閾値マトリクスと、を切り替えて画像処理を行うことを特徴とする
図1は、本実施の形態が適用されるプリンタシステムの全体構成を示した図である。ここでは、入力された電子文書の情報を画像展開して用紙上に印刷する画像形成装置1と、この画像形成装置1に対して電子文書を提供するホストコンピュータであるクライアントPC(パーソナルコンピュータ)2とが示されている。この画像形成装置1には、クライアントPC2以外の、図示しない画像読み取り装置(IIT)などから画像データが入力される場合がある。
マーキングエンジン30は、水平方向に一定の間隔を置いて並列的に配置される複数の画像形成ユニット31(31Y,31M,31C,31K)と、各画像形成ユニット31の感光体ドラム32を露光する露光装置34とを備えている。
この画像形成ユニット31(31Y,31M,31C,31K)は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成し、記録媒体としての記録用紙上に順次、転写するようになっている。なお、以下、特に色毎に説明する必要がある場合以外は、画像形成ユニット31として説明する。
露光装置34は、詳細な説明は省略するが、複数の発光点から成る発光点群を有する面発光レーザアレイチップから出射した複数のレーザビームを、一括して走査動作させてそれぞれ各画像形成ユニット31の感光体ドラム32に導くマルチビームの露光走査装置である。これによって2400dpiの解像度での画像形成が可能となっている。
さらに、マーキングエンジン30は、各画像形成ユニット31の感光体ドラム32と転写ロール36とによって形成される転写位置に対して記録用紙を搬送する用紙搬送ベルト37を備えている。また、用紙上に転写されたトナー像を定着させる定着器38を備えている。
尚、画像形成装置1の全体を含めるのではなく、画像処理部10だけを画像処理装置として把握することも可能である。
図2は、本実施の形態が適用される画像処理部10の構成を示すブロック図である。画像処理部10は、大きくは入力手段としてのコントローラ11とプリンタエンジン制御部12とから成る。なお、この例では、外部のパーソナルコンピュータ等(クライアントPC2)からPDL(ページ記述言語)形式の画像データを受け取ってマーキングエンジン30において画像を形成する場合の構成例を示している。
PDL解釈部11Aは、クライアントPC2から送られてくるPDL(ページ記述言語)をコマンド解釈する。
描画部11Bは、解釈されたPDLにより指定される色信号(RGB)を、マーキングエンジン30の色信号(YMCK)に変換する。この描画部11Bでは、描画する画像を写真(イメージ)、文字(フォント)、図表(グラフィック)といったオブジェクトに分類し、それぞれオブジェクトタグを付ける。また、描画の際には、イメージ等のラスタデータはマーキングエンジン30のエンジン解像度へ変換し、文字・グラフィックはエンジン解像度の中間コードで描画する。
レンダリング部11Cは、中間コードをプリンタエンジンに適合した画像データにレンダリングする。
スクリーン処理部12Aは、面積階調法の一つであるディザ法によってスクリーン処理(二値化処理)を行う。このスクリーン処理は、パターン格納部12Mに格納された閾値マトリクスを用いて行われる。その閾値マトリクスについては、後に詳述する。
パルス幅変調部12Bは、スクリーン処理された画像データにパルス幅変調を施して、マーキングエンジン30に画像信号を供給する。
図3は、クライアントPC2、画像処理部10、およびマーキングエンジン30によって実行される画像処理の流れを示したフローチャートである。ステップ102からステップ110までは、画像処理部10において実行される処理である。なお、各作用部の符号は図2参照のこと。
まず、クライアントPC2のプリンタドライバにて、アプリケーションからのコマンドをプリンタの描画コマンドであるPDL(ページ記述言語)に変換する(ステップ101)。
PDLの描画コマンドは、クライアントPC2から画像形成装置1に送られ、この画像形成装置1の画像処理部10では、PDL解釈部11Aにて、取得されるPDLのコマンドが解釈される(ステップ102)。
その後、レンダリング部11Cにて、この中間コードをマーキングエンジン30に適合した画像データにレンダリングする(ステップ106)。
スクリーン処理部12Aでは、パターン格納部12Mから所望の閾値マトリクスを読み出してスクリーン処理を実行する。このスクリーン処理については、後に詳述する。
その後、スクリーン処理された画像データは、プリンタエンジン制御部12のパルス幅変調部12Bに入力される。パルス幅変調部12Bでは、コントローラ11にてスクリーン処理された画像データが、パルス信号として変調される(ステップ108)。そして、パルス変調された画像データは、マーキングエンジン30へ出力される(ステップ109)。
画像データを取得したマーキングエンジン30は、図1に示すような各構成要素によって、記録用紙上にカラー画像を形成し、プリント出力する(ステップ110)。
スクリーン処理部12Aは、パターン格納部12Mに格納された複数の閾値マトリクス(描画マトリクスおよび通常マトリクス:詳しくは後述する)の中から、設定された条件に応じた閾値マトリクスを読み出してスクリーン処理(二値化)を行う。その際、描画マトリクスを用いてスクリーン処理を行うことで、その描画マトリクスが有する特定の情報を中間階調部分に付加するようになっている。
ここで、本実施の形態では、閾値マトリクスとして、閾値がその値の大小で具象形状を描くように配置された描画マトリクスを備えている。ここに言う具象形状とは、たとえば、アルファベットの26文字と各種記号および0〜9までの数字等である。閾値がそれらの具象形状を描く描画マトリクスがそれぞれ予め形成されて、パターン格納部12Mに格納されている。また、パターン格納部12Mには、閾値が具象形状を描かない通常の閾値マトリクス(たとえばドットマトリクス,ラインマトリクス,スクエアマトリクス等、以下、通常マトリクスと称する)も格納されている。
図4に示す描画マトリクスは、32×32の閾値によって構成されており、図中に示す数値がそれぞれの閾値である。256階調の画像に対応しており、閾値は「0」から「255」の範囲に設定されている。なお、32×32の正方形としたのは、文字等の具象形状を定型的に形成でき、文字列等に配置する際にも整然と配列できることによる。
また、描画マトリクスを形成する他の方法として、文字フォントの画像情報を所定画素数(32×32)のビットマップに展開し、このビットマップの文字情報にローパスフィルタを掛けて濃淡のある文字情報を形成し、その各画素における濃度が高い順に、閾値を小さい順に割り付けて形成しても良い。図8は、ビットマップの画像情報にローパスフィルタをかけた状態のイメージ図である。このようにして形成された描画マトリクス用いてスクリーン処理することによって中間階調部分に形成される文字は、表現する画像濃度が高くなるに従って細い線状からその線の太さが全体に平均的に太って行くが、前述した閾値を筆順に配置したものと略同様に変化する。
なお、上記の描画マトリクスは文字を黒(高濃度)によって形成するものであるが、逆に白(低濃度)によって形成するようにしても良いものである。
図9は一般的な循環マトリクス法を説明する図である。
循環マトリクス法は、図9(a)に示すような閾値マトリクスを、(b)に示すようにタイル状に配置し、その閾値と入力画像の濃度の大小を比較して二値化するものである。(c)は濃度25%の出力を示す。このような循環マトリクス法では、閾値マトリクスの配置によって線数および角度は一定に定まる。
描画マトリクスを用いてこのようなスクリーン処理を行うことにより、図6および図7に示すように、形成画像の中間階調部分に微小な「A」の文字が描かれ、この「A」の文字によって階調が表現される。すなわち、濃度の低い部位は細い線で描かれた「A」で形成され、濃度の高い部位は太い線で描かれた「A」で形成されることで階調が表現される。階調が中間付近の部分は、比較的明瞭な「A」で形成される。つまり、形成画像の中間階調部分に「A」の文字情報が文字の形で付加される(埋め込まれる)ことになる。
人間の視覚特性では、線数が75線前後で構造認識が困難であると言われている。一方、16×16〜32×32画素あれば、文字情報を形成することが可能である。
従って、本実施の形態のように32×32画素の閾値マトリクスで75線の構成とすれば、中間階調部分に文字は形成されるものの、裸眼でその文字を読むことはほとんど不可能である。しかし、ルーペ等を用いて拡大して見れば、認識することが可能となる。このため、文字が埋め込まれていることを知っていれば、ルーペ等の簡単な道具でそれを確認することができる。つまり、一見しただけでは判別が付かないが、知っていれば簡単に確認して出力物の素性を識別できる画像を形成することができる。
つまり、希望する文字列と対応するようにそれぞれの描画マトリクスを順次用いてスクリーン処理することで、形成画像の中間階調部分に文字列を付加することができる。しかし、あまり文字数が多いと中間階調部分に連続して表れなくなってしまうため、適度な文字数に設定する必要がある。
図10は、スクリーン処理部12Aによるスクリーン処理工程のフローチャートである。
すなわち、コントローラ11(レンダリング部11C)から画像情報が入力される(ステップ201)と、それに付加する情報を取得する(ステップ202)。
付加する情報としては、たとえば、クライアントPC2が保持する(またはクライアントPC2を介して入力される)名前等のユーザ情報、日付、印字モードや用紙サイズ等の印刷条件、クライアントPC2のネットワーク上の管理No.等の情報、また、画像形成装置1が有する特定情報である固有のシリアルNo.等の情報とすることができる。
ついで、付加する情報と対応する閾値マトリクス(描画マトリクス)をパターン格納部12Mから読み込む(ステップ203)。そして、その閾値マトリクス(描画マトリクス)を用いて、たとえば前述のごとく循環マトリクス法によってスクリーン処理を行う(ステップ204)。
すなわち、特定の種類の画像のみに情報を付加する場合には、コントローラ11の描画部11Bにて付与されたラスタ/文字/グラフィックの別のオブジェクトタグによって画像情報の種別を判定し、その種別に応じて閾値マトリクスを切り替えてスクリーン処理を行うものである。たとえば、情報を付加すると画質の悪化が懸念される写真(イメージ)の領域には通常マトリクスを用い、グラフィックに対してのみ描画マトリクスを用いるといったことが可能となる。つまり、グラフィックの領域のみに情報を付加するものである。
なお、付加する情報は上記例示したものに限らず、その他の情報であっても良いことは言うまでもなく、一文字や、単なる文字の羅列であっても良い。また、描画マトリクスが描く具象形状は、文字に限るものではない。たとえば、キャラクターマークや、シンボルマーク,コーポレーションマーク等の標章のような図形としても良いものである。
図11は、一般的な逐次演算型無理正接法を説明する図である。(a)は閾値マトリクスを示す。
逐次演算型無理正接法は、下記数式によって、画像の座標系であるxy座標系の座標値(x,y)から、倍率をK、角度をθとして、所望のスクリーンの座標系であるuv座標系の座標値(Ux,y,Vx,y)を求める。
このような逐次演算型無理正接法によってスクリーン処理を行うように構成すれば、一つの閾値マトリクスを用いて角度や線数を任意に設定することができる。このため、操作入力装置40(図2参照)を介して入力された設定情報に基づいて角度や線数を任意に設定するように構成できる。角度に自由度がある分画質が良く、汎用性も有り、パターン格納部12M(図2参照)のメモリ量も削減できるため、より好ましい。
さらに、画像形成装置1が備える画像形成モードによって用いる閾値マトリクスを切り替えるように構成しても良い。たとえば、高細度の画像形成の際には、描画マトリクスの適用を止め、通常マトリクスのみを用いて高品位の画像形成を行うようにすることができる。
さらにまた、本構成例のようにカラーで画像形成するものでは、認識の難しいイエローの画像のみに描画マトリクスを適用しても良い。これによっても、知らされていないと識別は困難となり、出力物の出所証明にはより一層の効果が得られる。
Claims (16)
- 入力画像情報に面積変調処理を施す画像処理装置であって、
256段階の階調で表された画像情報を入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力され、前記256段階の階調で表された前記画像情報に対して、複数の要素からなり且つ各要素にはそれぞれ閾値が割り当てられた閾値マトリクスを用いて、二値化のための画像処理を施すスクリーン処理部と、を備え、
前記閾値マトリクスは、前記256段階の階調数の整数倍となる1024個の要素が32×32の正方形となるように並び、且つ、それぞれが異なる値であって当該値の個数が当該階調数と等しい256個の前記閾値を有し、当該閾値マトリクスでは、256個の当該閾値における各値がそれぞれ2以上の当該要素に割り当てられており、さらに、256個の当該閾値がその値の大小で具象形状を描くように配置されていることを特徴とする画像処理装置。 - 前記閾値マトリクスの前記閾値が描く前記具象形状は、文字であり、当該閾値が当該文字の略筆順に沿って増加していることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記閾値マトリクスの前記閾値が描く前記具象形状は、文字であり、当該閾値マトリクスの前記要素と対応する画素数のビットマップで描かれた文字情報にローパスフィルタを掛けることで生成された当該画素の濃度順に当該閾値が増加していることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記閾値が前記具象形状を描かない他の閾値マトリクスをさらに備えており、
処理する画像オブジェクトに応じて、前記閾値マトリクスと前記他の閾値マトリクスとを切り替えて画像処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像オブジェクトがグラフィックの場合には、前記閾値マトリクスを用いて画像処理し、当該画像オブジェクトが写真の場合には、前記他の閾値マトリクスを用いて画像処理することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- 前記閾値が前記具象形状を描かない他の閾値マトリクスをさらに備えており、
イエロー、マゼンタ、シアンおよび黒のそれぞれが前記256段階の階調で表された各色の前記画像情報に対して二値化のための画像処理を施す場合に、
イエローの画像については、前記閾値マトリクスを用いて画像処理し、マゼンタ、シアンおよび黒の画像については、前記他の閾値マトリクスを用いて画像処理することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 256段階の階調で表された入力画像情報に面積変調処理を施して階調表現画像を形成する画像形成装置であって、
前記入力画像情報に対して、複数の要素からなり且つ各要素にはそれぞれ閾値が割り当てられた閾値マトリクスを用いて、二値化のための画像処理を施す画像処理部と、
前記画像処理部によって画像処理された画像情報で記録媒体に画像を形成する画像形成部と、を備え、
前記閾値マトリクスは、前記256段階の階調数の整数倍となる1024個の要素が32×32の正方形となるように並び、且つ、それぞれが異なる値であって当該値の個数が当該階調数と等しい256個の前記閾値を有し、当該閾値マトリクスでは、256個の当該閾値における各値がそれぞれ2以上の当該要素に割り当てられており、さらに、256個の当該閾値がその値の大小で具象形状を描くように配置されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像処理部は、前記閾値が異なる前記具象形状を描く複数の前記閾値マトリクスを備え、複数の当該閾値マトリクスの中から任意の当該閾値マトリクスを用いて画像処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記画像処理部は、使用者による指定情報を読み込んで当該指定情報と対応する前記閾値マトリクスを用いて画像処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記画像処理部は、前記入力画像情報の送出側が保持する所定情報を読み込んで、当該所定情報と対応する前記閾値マトリクスを用いて画像処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は固有の特定情報を有しており、
前記画像処理部は、前記特定情報と対応する前記閾値マトリクスを用いて画像処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記画像処理部は、前記閾値が前記具象形状を描かない他の閾値マトリクスをさらに備え、
前記閾値マトリクスと前記他の閾値マトリクスとを切り替えて画像処理し得るように構
成されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部は、複数の画像形成モードを備えており、
前記画像処理部は、前記画像形成モードに応じて前記閾値マトリクスと前記他の閾値マトリクスとを切り替えて画像処理を行うことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部は、複数の色の画像形成を行う画像形成ユニットを備えており、
前記画像処理部は、前記色に応じて前記閾値マトリクスと前記他の閾値マトリクスとを切り替えて画像処理を行うことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 - 入力画像情報に面積変調処理を施す画像処理方法であって、
256段階の階調で表された画像情報を入力するステップと、
複数の要素からなり且つ各要素にはそれぞれ閾値が割り当てられた閾値マトリクスを、当該閾値マトリクスを格納するメモリから読み込むステップと、
読み込んだ前記閾値マトリクスを用いて、入力した前記256段階の階調で表された画像情報に対して、二値化のための画像処理を施すステップと、を含み、
前記画像処理を施すステップは、前記256段階の階調数の整数倍となる1024個の要素が32×32の正方形となるよう並び、且つ、それぞれが異なる値であって当該値の個数が当該階調数と等しい256個の前記閾値を有し、256個の当該閾値における各値がそれぞれ2以上の当該要素に割り当てられており、さらに、256個の当該閾値がその値の大小で具象形状を描くように配置されている前記閾値マトリクスを用いることを特徴とする画像処理方法。 - 前記入力画像情報には、画像種識別情報が付与されており、当該画像種識別情報に応じて、前記閾値マトリクスと、前記メモリに格納された前記閾値が前記具象形状を描かない他の閾値マトリクスと、を切り替えて画像処理を行うことを特徴とする請求項15に記載の画像処理方法。
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