JP4767127B2 - ファイルサーバ、計算機システム及びファイルの先読み方法。 - Google Patents

ファイルサーバ、計算機システム及びファイルの先読み方法。 Download PDF

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Description

本発明は、計算機がアクセスするファイルを格納するファイルサーバ及びファイルサーバがディスク装置から情報を先読みする方法に関する。
ファイルシステムのデータ転送速度を向上する技術として、ファイルの先読み技術が知られている。ファイルの先読み技術とは、ユーザからファイル参照要求が来る前に、対象データを低速なディスク装置からキャッシュメモリに読み込んでおき、ファイル参照要求を受けた時点でのディスク装置へのアクセスを不要とすることによって、ユーザのファイル参照要求に対する応答を高速化できる(特許文献1参照)。
また、ファイル参照要求を受けた際に、要求ファイルとは別のファイルを先読みする技術も知られている。例えば、ファイルサーバ100は、データ送信要求の受信に先立って、マルチメディアファイルDの先頭部分DHをRAM34に読み込んでおき、データ送信要求を受信しこれに応じてマルチメディアファイルDを送信する場合に、データ送信要求に係るマルチメディアファイルDの先頭部分DHがRAM34に読み込まれているときは、RAM34のその先頭部分DHを送信すると共に、その送信動作と並行してそのデータ送信要求に係るマルチメディアファイルDの残部を記憶装置42から読み出すアクセス制御装置が知られている(特許文献2参照)。
このような技術によって、複数のファイルを順番にシーケンシャルリードする場合において、ファイルシステムはキャッシュメモリに先読み済みのデータを処理することで、ディスク装置の応答を待つ必要がなくなり、応答時間を短縮することができる。
さらに、アクセス履歴を元に先読みを行う手法が知られている。例えば、ネットワークインタフェースにより他の計算機からデータ読み込みが要求される環境を想定している。記憶装置はデータの参照元計算機IDとアクセス履歴の統計情報をテーブルに格納する。データ読み込み要求が発生した場合、記憶装置が要求元の計算機IDに対応する統計情報テーブルの項目を探し、前記項目に記録された位置の先読みを行う(特許文献3参照)。
特開平01−082239号公報 特開2001−256099号公報 特開2005−157711号公報
前述した特許文献1のような従来の先読み技術は、個々のファイルのデータについては先読みを行うが、アクセス要求のあるファイル以外のファイルの先読みは行わない。この場合、複数のファイルを連続して参照するようなユーザに対しては、あまり先読みの効果が得られない。
特許文献2では、この問題点を解消するため、ファイルサーバがディスク装置内にアクセス履歴テーブルを格納し、上記テーブルの情報を元にして先読みの対象となるファイルを決定し、ファイル間の先読みを行う。しかし、多量のファイルを格納するファイルシステムの場合は、前記アクセス履歴テーブルの大きさがファイル数に応じて大きくなる。従って、ファイルサーバによるアクセス履歴テーブル参照自体にディスクアクセスが発生してしまい、特に高負荷の環境においてはかえってディスクアクセス数が増加し、性能低下を引き起こす可能性がある。
また、前述のファイル先読み技術は、いずれも記憶装置への読み込み要求に対する応答性能を向上させるものである。一般的に記憶装置はブロック単位でデータを読み書きするため、先読み対象のファイルの先頭ブロックから順次キャッシュメモリに格納する。しかしながら、書き込み要求では、書き込み対象ブロックが必ずしもファイルの先頭とは限らないので、ファイルの全てのブロックを予めキャッシュに読み込む必要がある。そのため、ファイルサイズが大きく、多くのブロックを有するファイルでは、ファイルの先読みが有効に機能しない場合がある。
本発明の目的は、このような問題点を解決するために、ファイル数に応じてディスクアクセスが増加することなく先読み対象となるファイルを決定し、記憶装置に対する書き込みに対しても効率的な先読みが可能なファイルシステムを提供する。
本発明による一実施態様によると、制御部と、クライアント計算機がアクセスするデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、前記クライアント計算機とディスク装置とに接続するインタフェースと、を備え、前記ディスク装置に格納されたファイル及び前記ファイルを特定可能な情報であるメタデータを管理するファイルサーバであって、前記制御部は、前記メタデータに、前記クライアント計算機による第1のファイルへのアクセスに関連してアクセスされる第2のファイルを特定可能な情報と、前記アクセスの種別と、を含む関連ファイル情報を含め、前記クライアント計算機によって前記第1のファイルがアクセスされた場合は、前記関連ファイル情報を参照して、前記第2のファイル及び前記アクセスの種別を取得し、前記取得されたアクセスの種別が連続する領域を読み込むことを示す場合は、前記第2のファイルの先頭を含むデータを前記ディスク装置から読み出し、前記取得されたアクセスの種別が追記書き込みを示す場合は、前記第2のファイルの終端を含むデータを前記ディスク装置から読み出し、前記取得されたアクセスの種別が部分書き込みを示す場合は、前記第2のファイルの前記部分書き込み位置を含むデータを前記ディスク装置から読み出し、前記読み出されたデータを前記キャッシュメモリに格納することを特徴とする。
本発明によると、複数のファイルに対して類似したパターンで繰り返してファイルアクセスを行う状態において、ディスク装置中の別ブロックに含まれる情報を参照することなしに、ファイルの読み書き性能を向上させる効果が得られる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態の計算機システムの概要を示す機能ブロック図である。
図1に示す計算機システムは、ファイルシステム110、ディスク装置140、キャッシュメモリ200、及び、ファイルシステム上のファイルを参照するアプリケーション100によって構成される。
アプリケーション100は、ファイルシステム110にファイルの入出力等のファイル操作を要求する。ファイルシステム110は、アプリケーション100の要求に基づいて、ディスク装置140に格納されているファイルを操作する。ディスク装置140は、ファイルを格納する。ファイルシステム110は、ディスク装置140及びキャッシュメモリ200と相互に通信可能に接続されている。
ファイルシステム110は、先読み処理部120と先読み判定処理部130とテーブル作成処理部135とを有する。ファイルシステム110は、アプリケーション100の要求に基づいてディスク装置140に格納されたデータを参照する。ファイルシステム1010は、ディスク装置140から読み込むデータ及びディスク装置140に書き込むデータを、一時的にキャッシュメモリ200に格納する。このとき、先読み処理部120と先読み判定処理部130とは、要求されたデータに関連するデータを先読みしてキャッシュメモリ200に格納する。
テーブル作成処理部135は、ファイル150に対する関連ファイル情報170を作成して、ディスク装置140に格納する。なお、関連ファイル情報170は、アプリケーション100等、ファイルシステム110以外の構成が作成して、テーブル作成処理部135がこれを受け取ってディスク装置140に格納してもよい。
ディスク装置140は、ファイルシステム110が管理するファイル150を格納する。ディスク装置140は、例えば磁気ディスク装置で構成される。なお、ディスク装置140は、一つの磁気ディスク装置で構成されていてもよいし、複数の磁気ディスク装置からなるディスクアレイで構成されていてもよい。また、磁気ディスク装置ではなく、フラッシュメモリであってもよい。
ファイル150は、ファイル構成情報を示すメタデータ160と、ファイルの情報を示すデータ170とを含む。メタデータ160は、ディスク装置140におけるデータ180が格納されているブロックを示す情報を含む。また、メタデータ160は、ファイル150がアクセスされた直後にアクセスされ得るファイル190に関する情報である関連ファイル情報170を含む。なお、関連ファイル情報170は、関連ファイル情報テーブル300(図3)を含む。
図2は、本発明の実施の形態の計算機システムの構成ブロック図である。
図2に示す計算機システムは、クライアント計算機290、ファイルサーバ205及び記憶装置260によって構成される。
クライアント計算機290は、アプリケーション100にファイル操作等を指示する計算機である。
ファイルサーバ205は、アプリケーション100及びファイルシステム110を稼働する計算機である。ファイルサーバ205は、制御装置210、メモリ215、インタフェース220及びインタフェース225を有する。
制御装置210は、メモリ215に格納されているプログラムを実行して、そのプログラムに規定された処理を実行する。具体的には、アプリケーションプログラム230を実行することによって、アプリケーション100を実行する。このアプリケーション100が、ファイル処理要求を実行する。また、ファイルシステム処理プログラム235を実行することによって、ファイルシステム110を実行する。
ファイルシステム処理プログラム235は、先読み判定処理プログラム240、先読み処理プログラム245及びデーブル作成処理プログラム250を含む。これらのプログラムは制御装置210が実行することによって、それぞれ、先読み判定処理部130、先読み処理部120及びテーブル作成処理部135を実行する。
また、制御装置210は、メモリ215の一部の領域をキャッシュメモリ200として利用し、記憶装置260から読み込んだデータ及び記憶装置260に書き込むデータを一時的に格納する。また、制御装置210は、インタフェース220を介してクライアント計算機290とデータを送受信し、インタフェース225を介して記憶装置260とデータを送受信する。
なお、ファイル処理要求を実行するのはファイルサーバ205以外の他の計算機であってもよい。例えば、インタフェース225を介して接続されるクライアント計算機290においてアプリケーション100が稼働しており、このアプリケーション100が記憶装置260に対してファイル処理要求を送信すると、ファイルサーバ205が、そのファイル要求を記憶装置260に転送し、その応答をインタフェース225を介してクライアント計算機290に返すように構成してもよい。
記憶装置260は、制御装置265、キャッシュメモリ270、インタフェース275及びディスク装置140を有する。制御装置265は、インタフェース275を介して受信した要求に基づいて、ディスク装置140に格納されているデータを送受信する。なお、図2の例では、ディスク装置140は、複数の磁気ディスク装置からなるディスクアレイで構成されている。
図3は、本発明の実施の形態の関連ファイル情報170に含まれる関連ファイル情報テーブル300の一例の説明図である。
関連ファイル情報テーブル300は、ファイル150の直後に参照され得るファイルに関する情報を格納する。
関連ファイル情報テーブル300は、参照され得るファイルの識別子であるファイルID310、参照の際のアクセスパターン320、参照の際のアクセス頻度330、参照されるファイルの先読み位置340及び参照されるファイルのアクセス回数350を含むエントリによって構成される。
ファイルID310は、ファイルシステム内のファイルを一意に特定できる情報である。ファイルID310は、ファイルシステムにおけるファイル名を用いる。なお、ファイルID310として利用する情報はこれに限られず、例えば、ファイル固有の番号やディスク内のブロック番号を用いてもよい。
アクセスパターン320は、ファイル参照要求がどのような内容であるかを示す情報である。具体的には、ファイルの参照方法と、読み込みであるか書き込みであるかを示す情報とを組とした情報である。
参照方法は、特定の位置から連続した領域を処理する「sequential」、特定の一部分だけを処理する「partial」、複数の場所からランダムに読み込む「random」、ファイルの終端にデータを追加して書き込む「append」等を含む。
読み込みであるか書き込みであるかを示す情報は、読み込みを実行する「read」、書き込みを実行する「write」、読み込みと書き込みを共に実行する「R/W」を含む。
例えば、アクセスパターン320が「append write」である場合は、ファイルの終端にデータを追記して書き込むことを示す。また、「partial R/W」である場合は、ファイルの特定の一部分に対して読み込み及び書き込みを実行することを示す。
アクセス頻度330は、アプリケーション100が要求するファイル150の直後に、ファイルID310で示されるファイルが参照される頻度を示す情報である。アクセス頻度330の値が高ければ、そのファイルは、アプリケーション100が要求するファイル150の直後に参照される可能性が高いことを示す。
先読み位置340は、ファイルID310で示されるファイルが参照されるときの参照位置を示す情報である。例えば追記書き込みを示す「append write」では、ファイルの終端にデータを追記するので、先読み位置は「終端」と示される。
アクセス回数350は、アプリケーション100が要求するファイル150の直後に、ファイルID310で示されるファイルが参照される回数を示す情報である。ファイル150の直後に参照され得る回数が複数であり、その回数が多い場合は「多」を、参照され得る回数が一度である場合は「1」を、それぞれ格納する。
ファイルシステム110は、ファイルID310に対応するファイルのデータを先読みするかを判断するためにアクセス頻度330及びアクセス回数350を利用する。また、ファイルシステム110は、先読みをするときに、ディスク装置140の中の先読みを実行するブロック位置及びブロック数を決定するために、アクセスパターン320及び先読み位置340を利用する。
次に、先読みの処理について説明する。
図4は、ファイルシステム110の処理のフローチャートである。
ファイルシステム110は、アプリケーション100からのファイル処理要求を待機しており、ファイル処理要求500を受信すると、本フローチャートの処理を実行する(ステップS500)。
まず、ファイルシステム110は、ファイル処理要求500を受信すると、処理対象のファイルのメタデータを取得する(ステップS510)。ファイルシステム110は、ディスク装置140に格納されているメタデータを読み出して取得する。なお、キャッシュメモリ200に該当するメタデータが格納されていれば、キャッシュメモリ200からメタデータを取得する。
次に、ファイルシステム110は、ファイル処理要求を実行するための処理フローS560と、先読みのための処理フローS570とに分岐する。処理フロー560と処理フロー570とは独立した処理であるため、ファイルシステム110は、これらの処理を並列して実行してもよいし、順次実行してもよい。
処理フローS560は、ファイル処理要求500に対応した処理を実行するフローである。
まず、ファイルシステム110は、処理対象のデータの所在を確認する。すなわち、処理対象のデータがキャッシュメモリ200に格納されているか否かを判定する(ステップS520)。処理対象のデータがキャッシュメモリ200に格納されていない場合は、ファイルシステム110は、処理対象のデータをディスク装置140からキャッシュメモリ200に読み込んで(ステップS530)、ステップS540に移る。処理対象のデータがキャッシュメモリに格納されている場合は、ファイルシステム110は、ステップS530の処理を実行することなく、ステップS540に移る。
ステップS540では、ファイルシステム110は、ファイル処理要求に対応したデータの処理を実行する。具体的には、ファイルの読み込みや書き込み、又は、ファイル構成情報の取得等を実行する。この処理が終了すると、ファイルシステム110は、ステップS540の実行結果をアプリケーション100に返送して(ステップS550)、処理を終了する。
処理フローS570では、ファイルシステム110は、先読み判定処理部130によって、関連ファイルの先読みの実行の是非を判定する先読み判定処理を実行する(ステップS600)。先読みを実行すると判定した場合は、処理フロー580に分岐し、先読み処理部120によって、先読み処理を実行する(ステップS700)。
図5は、先読み判定処理のフローチャートである。
先読み判定処理部130は、処理フローS570を受けて、先読み判定処理(ステップS600)を開始する。
まず、先読み判定処理部130は、資源情報を取得する(ステップS610)。具体的には、ファイルシステム110が利用する資源の情報を取得する。資源の情報は、キャッシュメモリ200の空き容量や、インタフェース225及び220の使用率、制御装置210の使用率等を含む。
次に、先読み判定処理部130は、関連ファイル情報テーブル300に格納されている各ファイルごとの情報について、ループ先頭S620からループ終端S650までの処理を繰り返す(ステップS620)。
まず、ステップS630では、先読み判定処理部130は、ステップS610で取得した資源情報と、関連ファイル情報300から取得した該当ファイルの情報とから、該当ファイルの先読みを実行するか否かの是非を判断する。
例えば、先読み判定処理部130は、アクセス頻度330が第1の所定範囲(例えば80%以上)のファイルについては、常に先読みを実行する。また、アクセス頻度330が第2の所定範囲(例えば、30%以上80%未満)のファイルについては、アクセス回数350が「多」のとき、又は、資源情報を参照してキャッシュメモリ200に空き領域が充分あるときに、先読みを実行する。また、アクセス頻度330が第3の所定範囲(例えば、0%以上30%未満)のファイルについては先読みを実行しない。
なお、キャッシュメモリ200の空き容量に加えて、制御装置210の使用率や、各インタフェースの使用率を考慮して、先読み実行の是非を決定してもよい。例えば、制御装置210の使用率又はインタフェース220、225の使用率が所定の値以上である場合は計算機システムの処理負荷を考慮して先読みを実行しない。
先読み判定処理部130は、該当ファイルの先読みを実行すると判断した場合は、分岐S640により、先読み処理部120に処理を渡し、先読み処理を実行する(ステップS700)。
先読み判定処理部130は、関連ファイル情報テーブル300に格納されている全てのファイルについての処理を終えると(ステップS650)、先読み判定処理を終了する。
図6は、先読み処理のフローチャートである。
先読み判定処理部130によって先読みを実行すると判断された場合は、先読み処理部120は、先読み処理(ステップS700)を実行する。
まず、先読み処理部120は、関連ファイル情報300の、先読み対象ファイルのアクセスパターン320を取得する。そして、取得したアクセスパターン320が「read」、すなわち、読み込みであるか否かを判定する(ステップS710)。
アクセスパターン320が読み込みである場合は、先読み処理部120は、関連ファイル情報300の、先読み対象ファイルの先読み位置340を取得する。そして、ディスク装置140の先読み位置340のブロックのデータから、順次キャッシュメモリ200に読み込む(ステップS720)。
一方、先読み対象ファイルのアクセスパターン320が「append write」又は「partial write」、すなわち、追記書き込み又は部分書き込みである場合、先読み処理部120は、先読み処理部120は、関連ファイル情報300の、先読み対象ファイルの先読み位置340を取得する。そして、ディスク装置140の先読み位置340を含むブロックのデータをキャッシュメモリ200に読み込む(ステップS740)。
ステップS720又はステップS740の処理が完了すると、先読み判定処理のフローチャートに戻る。なお、アクセスパターン320が前記のいずれでもない場合は、そのまま処理を終了し、先読み判定処理のフローチャートに戻る。
以上のような処理によって、ファイルシステム110は、ファイル処理要求に含まれるファイルを処理すると共に、処理要求対象のファイルがアクセスされた直後にアクセスされ得るファイルを取得し、取得したファイルを事前にキャッシュメモリ200に格納することができる。特に、直後にアクセスされるファイルが書き込み要求の場合は、その書き込み要求に対応するブロックのデータをキャッシュメモリ200に格納する。これによって、いくつかのファイルに対してアクセスが連続するような場合にも、ディスク装置140へのアクセスが集中することなく、ファイルの読み込み及び書き込みの性能が向上する。
次に、関連ファイル情報テーブル300の作成方法を説明する。関連ファイル情報テーブル300の作成方法には、ファイルの内容から推定して作成する方法と、ファイルのアクセスログから作成する方法とがある。
図7は、関連ファイル情報テーブル300を作成するファイル(HTMLファイル800)の内容の一例の説明図であり、図8は、このHTMLファイル800のメタデータに含まれる関連ファイル情報テーブル300の一例の説明図である。
HTMLファイル800は、アプリケーション100によって読み込まれ、アプリケーションの処理によって実行されるWebブラウザにより解釈されて表示される。関連ファイル情報テーブル300は、HTMLファイル800のメタデータ中に格納される。
HTMLファイル800は、タグを用いることによって他のファイル名を参照することができる。図7の例では、ファイル名810は、HTMLファイル800の表示特性を記述するファイル「mystyle.css」を示す。ファイル名820は、HTMLファイル800で行う処理を記述するファイル「test.js」を示す。ファイル名830は、HTMLファイル800が表示されるときに背景画像となるファイル「wallpaper.png」を示す。アプリケーション100の処理によって実行されるWebブラウザは、HTMLファイル800を読み込んでファイルの内容を解釈すると、直後にファイル名810、820、830に示されるファイルを読み込む。
すなわち、これらのファイル(ファイル名810、820、830)は、HTMLファイル800の直後に読み込まれる可能性が高い。これらのファイルに関してはかなり高めのアクセス頻度であることが推測できる。そこで、ファイルシステム110のテーブル作成処理部135は、関連ファイル情報テーブル300の該当するファイル名に対応するアクセス頻度330に、かなり高めのアクセス頻度である「90%」を、それぞれ格納する(図8参照)。
また、HTMLファイル800は、ファイル名840、850、860を含む。これらは画像ファイルである。Webブラウザは、画像を表示する設定がされている場合は、Webブラウザによって解釈されたHTMLファイル800を表示するときに、直後にファイル名840、850、860に示されるファイルを読み込む。
すなわち、これらのファイル(ファイル名840、850、860)は、HTMLファイル800の直後に読み込まれる可能性がある。これらのファイルに関しては高めのアクセス頻度であることが推測できる。そこで、ファイルシステム110のテーブル作成処理部135は、関連ファイル情報テーブル300の該当するファイル名に対応するアクセス頻度330に、高めのアクセス頻度である「70%」を、それぞれ格納する(図8参照)。
また、HTMLファイル800は、ファイル名870、880を含む。これらは、リンクである。Webブラウザは、Webブラウザによって解釈されたHTMLファイル800を表示した後に、Webブラウザの利用者によって指示された場合は、これらのファイルを読み込む。
すなわち、これらのファイル(ファイル名870、880)は、HTMLファイル800の直後に読み込まれる可能性があるが、その可能性は利用者の利用形態やWebサイトの形式に依存する。これらのファイルに関しては低めのアクセス頻度であることが推測できる。そこで、ファイルシステム110のテーブル作成処理部135は、関連ファイル情報テーブル300該当するファイル名に対応するアクセス頻度330に、低めのアクセス頻度である「30%」及び「10%」を、それぞれ格納する(図8参照)。
図9は、ファイルの内容から推定して関連ファイル情報を作成する処理のフローチャートである。
まず、テーブル作成処理部135は、関連ファイル情報を作成する対象のファイル(ここではHTMLファイルとする)を参照し、ファイルに含まれるタグの一覧を取得する(ステップS1200)。そして、テーブル作成処理部135は、取得した個々のタグについて、ステップS1210からステップS1240までのループを繰り返す。
まず、ステップS1220では、テーブル作成処理部135は、対象のタグにファイル名が含まれているか否かを判断する。
対象のタグにファイル名が含まれている場合は、テーブル作成処理部135は、タグの種類から、アクセスパターン320及び先読み位置340を決定する。例えば、タグの種別がファイルの参照である場合は、アクセスパターンは「sequential read」で、先読み位置は「先頭」と推定する。また、タグの種類がCGI等によってデータベースファイルへの追記を示すものであれば、そのアクセスパターンは「append write」であり、先読み位置は「終端」と推定する。また、タグの種別とタグに含まれるファイル名が他ファイルから参照されている回数とによって、アクセス頻度330を決定する(ステップS1230)。例えば、画像の表示を行うIMGタグは、アクセス頻度を高く設定する。また、「A HREFタグ」のように、ユーザがWebブラウザ上でリンクを指定することによって初めて読み込まれるようなファイルはアクセス頻度を低く設定する。
そして、テーブル作成処理部135は、ファイル名310、アクセスパターン320、アクセス頻度330、先読み位置340及びアクセス回数350を、関連ファイル情報テーブル300に格納する。
以上ように、ファイルに含まれる内容、特に、HTMLファイルのような所定のファイルを続けて読み出す操作を要求するファイルのような場合に、その操作の内容を取得して、取得した内容に基づいて、関連ファイル情報のファイル名及びアクセス頻度を設定することができる。
次に、ファイルのアクセスログから関連ファイル情報を作成する方法を説明する。
図10は、ファイルシステムにおけるファイルのアクセスログ1100の一例の説明図である。
アクセスログ1100は、アクセス時刻1110及びファイル名1120を含む。また、アクセスログ1100は、アクセス時刻1110及びファイル名1120の他に、アクセスパターン1170、アクセス位置1180のいずれか又は両方を格納することもできる。アクセス時刻1110は、ファイル名1120に示されるファイルをアクセスした時刻を格納する。なお、このアクセスログ1100は、ファイルが参照されるたびにファイルシステム110によって作成され、ディスク装置140の所定の領域に順次格納する。
図10に示すアクセスログ1100を詳細に観察する。ファイル名1130に示されるファイル「page.html」と、ファイル名1140に示されるファイル群(「mystyle.css」、「test.js」、「wallpaper.png」)とは、ほぼ同じアクセス時刻である。この場合は、ファイル名1140に示されるファイル群は、ファイル名1130の関連ファイルと判断することができる。そこで、テーブル作成処理部135は、ファイル名1130の関連ファイル情報にファイル名1140に示すファイル群を追加する。このとき、アクセスログ1100がアクセスパターン1170、アクセス位置1180のいずれか又は両方を格納している場合は、アクセスパターン1170及びアクセス位置1180を、それぞれ関連ファイル情報160のアクセスパターン320及び先読み位置340に格納する。
なお、アクセスログ1100において、あるファイル群が同じ順序となるアクセスログが複数回現れた場合は、そのアクセス頻度330の値をさらに高くしてもよい。
図10の例では、ファイル名1150に示すファイルとファイル群1160に示すファイル群とは、ほぼ同じアクセス時刻である。また、ファイル群1140に含まれるファイル名とファイル群1160に含まれるファイル名とは一致しているが、ファイル名1130とファイル名1150とは異なっている。このアクセスログから推定されることは、ファイル群1140とファイル群1160とは異なる複数のファイルがアクセスされた直後にアクセスされているため、このファイル群に含まれるファイルのアクセス頻度は、より高いと判断できる。なお、図10では、アクセスパターン1170は全て「Sequential read」であり、アクセス種別1180は全て「先頭」である例が示されている。しかし、アクセスパターン及びアクセス種別はこれに限らない。ファイルシステム110は、ファイルが参照されたときに、その参照のアクセスパターン(例えば「wirite」、「read」、「sequential」、「partial」又は「append」等)及びその参照のアクセス種別(例えば「先頭」、「終端」又はファイル先頭からのデータ位置等)を格納することができる。
図11は、ファイルのアクセスログから関連ファイル情報を作成する処理のフローチャートである。
まず、テーブル作成処理部135は、アクセスログ1100を参照して、前述した図9の例のように同じパターンで処理されているファイル名又はファイル群を抽出する(ステップS1300)。
次に、テーブル作成処理部135は、抽出したパターンの最初のファイル、すなわち、あるファイルのアクセス時刻の直後にアクセスされたファイルは、そのファイルの関連ファイルと判断する。そして、関連ファイル情報にそのファイルの情報を格納する(ステップS1310)。
次に、テーブル作成処理部135は、同一パターンの出現回数、又は、ファイルのアクセス回数を抽出する。そして、抽出された結果に基づいてアクセス頻度を調整する(ステップS1320)。例えば、同じターンが何度も出現する場合は、そのアクセス頻度を高く設定する。逆に、同一のファイル名に対して異なるパターンが出現する場合は、そのパターンに含まれるファイルのアクセス頻度を小さくする。
このように、ファイルのアクセスログに表れるパターンを抽出し、抽出されたパターンに基づいて関連タイル情報のアクセス頻度を決定することができる。
なお、前述の図9のフローチャートは、ファイルを新規に作成したときやファイルの変更が発生したときに実行する。なお、ファイルのアクセスが発生したとき、制御装置210の処理負荷が低いとき、又は、一定期間ごとに定期的に実行してもよい。また、前九つの図11のフローチャートも同様に、ファイルの変更が発生したときや、ファイルのアクセスが発生したとき、制御装置210の処理負荷が低いとき、又は、一定期間ごとに定期的に実行する。
本発明の実施の形態の計算機システムの概要を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態の計算機システムの構成ブロック図である。 本発明の実施の形態の関連ファイル情報テーブルの一例の説明図である。 本発明の実施の形態のファイルシステムの処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態の先読み判定処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態の先読み処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態のファイルの内容の一例の説明図である。 本発明の実施の形態によって作成された関連ファイル情報テーブルの一例の説明図である。 本発明の実施の形態の関連ファイル情報の作成処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態のファイルのアクセスログの一例の説明図である。 本発明の実施の形態の関連ファイル情報の作成処理のフローチャートである。
符号の説明
100 アプリケーション
110 ファイルシステム
120 先読み処理部
130 先読み処理判定部
135 テーブル作成処理部
140 ディスク装置
150 ファイル
160 メタデータ
170 関連ファイル情報
180 ファイルのデータ
190 関連ファイル
200 キャッシュメモリ




Claims (12)

  1. 制御部と、クライアント計算機がアクセスするデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、前記クライアント計算機とディスク装置とに接続するインタフェースと、を備え、前記ディスク装置に格納されたファイル及び前記ファイルを特定可能な情報であるメタデータを管理するファイルサーバであって、
    前記制御部は、
    前記メタデータに、前記クライアント計算機による第1のファイルへのアクセスに関連してアクセスされる第2のファイルを特定可能な情報と、前記アクセスの種別と、を含む関連ファイル情報を含め、
    前記クライアント計算機によって前記第1のファイルがアクセスされた場合は、前記関連ファイル情報を参照して、前記第2のファイル及び前記アクセス種別を取得し、
    前記取得されたアクセスの種別が連続する領域を読み込むことを示す場合は、前記第2のファイルの先頭を含むデータを前記ディスク装置から読み出し、
    前記取得されたアクセスの種別が追記書き込みを示す場合は、前記第2のファイルの終端を含むデータを前記ディスク装置から読み出し、
    前記取得されたアクセスの種別が部分書き込みを示す場合は、前記第2のファイルの前記部分書き込み位置を含むデータを前記ディスク装置から読み出し、
    前記読み出されたデータを前記キャッシュメモリに格納することを特徴とするファイルサーバ。
  2. 前記制御部は、
    前記関連ファイル情報に、さらに、前記第1のファイルがアクセスされた直後に前記第2のファイルがアクセスされる頻度及び回数の情報を含め、
    前記クライアント計算機によって前記第1のファイルがアクセスされた場合は、前記関連ファイル情報を参照して、前記第2のファイル、前記アクセス種別及び前記頻度及び回数の情報を取得し、
    前記取得された頻度の情報が第1の所定の値以上である場合は、前記第2のファイルのうち、前記取得されたアクセスの種別によって示される位置のデータを前記ディスク装置から読み出し、
    前記取得された頻度の情報が前記第1の所定の値未満かつ第2の所定の値以上であり、かつ前記取得された回数の情報がアクセス回数が多いことを示し、かつ、前記キャッシュメモリの空き容量が十分である場合は、前記第2のファイルのうち、前記取得されたアクセスの種別によって示される位置のデータを前記ディスク装置から読み出し、
    前記読み出されたデータを前記キャッシュメモリに格納し、
    前記取得された頻度の情報が前記第2の所定の値未満である場合は、前記第2のファイルのデータを前記ディスク装置から読み出さないことを特徴とする請求項1に記載のファイルサーバ。
  3. 前記制御部は、
    前記ディスク装置に第1のファイルが書き込まれたときに、前記第1のファイルに含まれる第2のファイルを参照する情報を取得し、
    前記取得された情報から第2のファイル及びその参照の種別を取得し、
    前記第1のファイルに含まれた第2のファイルの数及び前記取得した参照の種別に基づいて前記頻度を示す情報を生成し、
    前記取得された第2のファイル及び前記生成された頻度を示す情報を、前記メタデータの関連ファイル情報に含めることを特徴とする請求項2に記載のファイルサーバ。
  4. 前記制御部は、
    前記ディスク装置に格納されている前記第1のファイルに関するアクセスログを参照して、前記アクセスログに含まれる、前記第1のファイルのアクセスに関連してアクセスされた第2のファイルを取得し、
    前記アクセスログに含まれる第2のファイルのアクセス回数に基づいて、前記頻度を示す情報を生成し、
    前記取得された第2のファイル、前記生成された頻度を示す情報及び前記アクセスログに含まれる前記第2のファイルのアクセスの種別を、前記メタデータの関連ファイル情報に含めることを特徴とする請求項2に記載のファイルサーバ。
  5. ファイルをアクセスするクライアント計算機と、
    ファイルを格納するディスク装置と、
    制御部と、前記クライアント計算機がアクセスするデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、前記クライアント計算機と前記ディスク装置とに接続するインタフェースと、を備え、前記ディスク装置に格納されたファイル及び前記ファイルを特定可能な情報であるメタデータを管理するファイルサーバと、
    を備える計算機システムであって、
    前記制御部は、
    前記メタデータに、前記クライアント計算機による第1のファイルへのアクセスに関連してアクセスされる第2のファイルを特定可能な情報と、前記アクセスの種別と、を含む関連ファイル情報を含め、
    前記クライアント計算機によって前記第1のファイルがアクセスされた場合は、前記関連ファイル情報を参照して、前記第2のファイル及び前記アクセスの種別を取得し、
    前記取得されたアクセスの種別が連続する領域を読み込むことを示す場合は、前記第2のファイルの先頭を含むデータを前記ディスク装置から読み出し、
    前記取得されたアクセスの種別が追記書き込みを示す場合は、前記第2のファイルの終端を含むデータを前記ディスク装置から読み出し、
    前記取得されたアクセスの種別が部分書き込みを示す場合は、前記第2のファイルの前記部分書き込み位置を含むデータを前記ディスク装置から読み出し、
    前記読み出されたデータを前記キャッシュメモリに格納することを特徴とする計算機システム。
  6. 前記制御部は、
    前記関連ファイル情報に、さらに、前記第1のファイルがアクセスされた直後に前記第2のファイルがアクセスされる頻度及び回数の情報を含め、
    前記クライアント計算機によって前記第1のファイルがアクセスされた場合は、前記関連ファイル情報を参照して、前記第2のファイル、前記アクセスの種別及び前記頻度及び回数の情報を取得し、
    前記取得されたの情報が第1の所定の値以上である場合は、前記第2のファイルのうち、前記取得されたアクセスの種別によって示される位置のデータを前記ディスク装置から読み出し、
    前記取得された頻度の情報が前記第1の所定の値未満かつ第2の所定の値以上であり、かつ前記取得された回数の情報がアクセス回数が多いことを示し、かつ、前記キャッシュメモリの空き容量が十分である場合は、前記第2のファイルのうち、前記取得されたアクセスの種別によって示される位置のデータを前記ディスク装置から読み出し、
    前記読み出されたデータを前記キャッシュメモリに格納し、
    前記取得された頻度の情報が前記第2の所定の値未満である場合は、前記第2のファイルのデータを前記ディスク装置から読み出さないことを特徴とする請求項5に記載の計算機システム。
  7. 前記制御部は、
    前記ディスク装置に第1のファイルが書き込まれたときに、前記第1のファイルに含まれる第2のファイルを参照する情報を取得し、
    前記取得された情報から第2のファイル及びその参照の種別を取得し、
    前記第1のファイルに含まれた第2のファイルの数及び前記取得した参照の種別に基づいて前記頻度を示す情報を生成し、
    前記取得された第2のファイル及び前記生成された頻度を示す情報を、前記メタデータの関連ファイル情報に含めることを特徴とする請求項6に記載の計算機システム。
  8. 前記制御部は、
    前記ディスク装置に格納されている前記第1のファイルに関するアクセスログを参照して、前記アクセスログに含まれる、前記第1のファイルのアクセスに関連してアクセスされた第2のファイルを取得し、
    前記アクセスログに含まれる第2のファイルのアクセス回数に基づいて、前記頻度を示す情報を生成し、
    前記取得された第2のファイル、前記生成された頻度を示す情報及び前記アクセスログに含まれる前記第2のファイルのアクセスの種別を、前記メタデータの関連ファイル情報に含めることを特徴とする請求項6に記載の計算機システム。
  9. 制御部と、クライアント計算機がアクセスするデータを一時的に格納するキャッシュメモリと、前記クライアント計算機及びディスク装置と接続するインタフェースと、を備え、前記ディスク装置に格納されたファイル及び前記ファイルを特定可能な情報であるメタデータを管理するファイルサーバで実行されるファイル先読み方法あって、
    前記メタデータは、前記クライアント計算機による第1のファイルへのアクセスに関連してアクセスされる第2のファイルを特定可能な情報と、前記アクセスの種別と、を含む関連ファイル情報を含み、
    前記クライアント計算機によって前記第1のファイルがアクセスされた場合は、前記関連ファイル情報を参照して、前記第2のファイル及び前記アクセスの種別を取得する第1の手順と、
    前記取得されたアクセスの種別が連続する領域を読み込むことを示す場合は、前記第2のファイルの先頭を含むデータを前記ディスク装置から読み出し、前記取得されたアクセスの種別が追記書き込みを示す場合は、前記第2のファイルの終端を含むデータを前記ディスク装置から読み出し、前記取得されたアクセスの種別が部分書き込みを示す場合は、前記第2のファイルの前記部分書き込み位置を含むデータを前記ディスク装置から読み出す第2の手順と、
    前記読み出されたデータを前記キャッシュメモリに格納する第3の手順と、を含むことを特徴とするファイルの先読み方法。
  10. 前記関連ファイル情報は、さらに、前記第1のファイルがアクセスされた直後に前記第2のファイルがアクセスされる頻度及び回数の情報を含み、
    前記第1の手順は、前記クライアント計算機によって前記第1のファイルがアクセスされた場合は、前記関連ファイル情報を参照して、前記第2のファイル、前記アクセスの種別及び前記頻度及び回数の情報を取得し、
    前記第2の手順は、
    前記取得された頻度の情報が第1の所定の値以上である場合は、前記第2のファイルのうち、前記取得されたアクセスの種別によって示される位置のデータを前記ディスク装置から読み出す手順と、
    前記取得された頻度の情報が前記第1の所定の値未満かつ第2の所定の値以上であり、かつ前記取得された回数の情報がアクセス回数が多いことを示し、かつ、前記キャッシュメモリの空き容量が十分である場合は、前記第2のファイルのうち、前記取得されたアクセスの種別によって示される位置のデータを前記ディスク装置から読み出す手順と、
    前記取得された頻度の情報が前記第2の所定の値未満である場合は、前記第2のファイルのデータを前記ディスク装置から読み出さない手順と、を含むことを特徴とする請求項9に記載のファイルの先読み方法。
  11. 前記ファイルの先読み方法は、さらに、各種データを関連ファイル情報を含める第4の手順を含み、
    前記第4の手順は、
    前記ディスク装置に第1のファイルが書き込まれたときに、前記第1のファイルに含まれる第2のファイルを参照する情報を取得する手順と、
    前記取得された情報から第2のファイル及びその参照の種別を取得する手順と、
    前記第1のファイルに含まれた第2のファイルの数及び前記取得した参照の種別に基づいて前記頻度を示す情報を生成する手順と、
    前記取得された第2のファイル及び前記生成された頻度を示す情報を、前記メタデータの関連ファイル情報に含める手順と、を含むことを特徴とする請求項10に記載のファイルの先読み方法。
  12. 前記第4の手順は、
    前記ディスク装置に格納されている前記第1のファイルに関するアクセスログを参照して、前記アクセスログに含まれる、前記第1のファイルのアクセスに関連してアクセスされた第2のファイルを取得する手順と、
    前記アクセスログに含まれる第2のファイルのアクセス回数に基づいて、前記頻度を示す情報を生成する手順と、
    前記取得された第2のファイル、前記生成された頻度を示す情報及び前記アクセスログに含まれる前記第2のファイルのアクセスの種別を、前記メタデータの関連ファイル情報に含める手順と、を含むことを特徴とする請求項10に記載のファイルの先読み方法。
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