JP4728197B2 - 視聴チャンネル判定方法及びシステム、端末装置ならびにセンタ装置 - Google Patents

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Description

本発明はテレビジョン受像機で実際に視聴しているチャンネルを判定する視聴チャンネル判定方法及びシステムに関する。
テレビ視聴率を調査するために、調査対象となる視聴者宅に設置されたテレビジョン受像機(以下、単にテレビと称す)で実際に視聴しているチャンネルを検出する方式には、ローカルマッチング方式とセンタマッチング方式の2通りの方式がある。ローカルマッチング方式は、視聴チャンネルを判定するための各種データの収集から視聴チャンネルの判定までの一切の処理を視聴者宅に設置した測定機器で実施する方式である。これに対して、センタマッチング方式は、視聴者宅に設置した測定機器で収集された各種データをセンタ装置に送信し、センタ装置側で判定処理を行う方式である。
ローカルマッチング方式による視聴チャンネル判定システムの従来例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたシステム(以下、第1の従来技術)では、視聴者宅に設置された測定機器が、テレビに内蔵されているデジタルチューナと同じ種類の基準チューナから出力されるデジタル音声信号を、例えばMPEG2−ACCデコーダによりアナログ音声信号にデコードし、このデコードしたアナログ音声信号の周波数スペクトルとテレビのスピーカから出力されている音声信号の周波数スペクトルとを比較することで、視聴チャンネルを判定し、判定結果をセンタ装置に送信する。
他方、センタマッチング方式による視聴チャンネル判定システムの従来例が特許文献2に記載されている。特許文献2に記載されたシステム(以下、第2の従来技術)では、視聴者宅に設置した測定機器において、テレビが同調されたこと及びテレビのチャンネルが変更されたことを音声の突然の変化を用いて検出し、チャンネル変更直後の番組シグネチャ(マイクロフォンで検知したテレビ音声やビデオカメラで撮影したテレビ画面など)および時刻データを抽出して蓄積する。その後、蓄積データはセンタ装置に送られ、センタ装置は、受信した番組シグネチャとセンタ装置側に用意された基準シグネチャとを比較し、視聴チャンネルを判定する。
センタマッチング方式による視聴チャンネル判定システムの他の従来例が特許文献3に記載されている。特許文献3に記載されたシステム(以下、第3の従来技術)では、視聴者宅に設置した測定機器が、テレビのリモコン信号を傍受したときに、傍受したリモコン信号および特許文献2と同様な番組シグネチャならびに時刻データを抽出して蓄積する。その後、蓄積データはセンタ装置に送られ、センタ装置は、受信したリモコン信号を解読して視聴チャンネルを判定するとともに、受信した番組シグネチャをセンタ装置側に用意された基準シグネチャと比較することでも視聴チャンネルを判定する。
特許第3669965号公報 特表平9−503636号公報 特開2005−286372号公報
センタマッチング方式は、ローカルマッチング方式と比較して、視聴判定するチャンネルの追加や削除の変更に迅速に対応でき、また視聴者宅側の測定機器に基準チューナが不要になるなどの小型化が可能であるため、近年において特に注目されている。しかしながら、従来のセンタマッチング方式による視聴チャンネル判定システムには、以下のような課題がある。
第1の課題は、同一の視聴チャンネルの視聴開始から終了までの視聴区間を"視聴ブロック"と定義したときに、視聴者宅側の測定機器で視聴ブロックの正確な検出が困難なことである。その理由は、特許文献2ではテレビ音声の突然の変化を検出したときにテレビのチャンネルが変更されたものと判断しているが、チャンネル変更時にテレビ音声が突然変化するとは必ずしも言えず、逆に同じチャンネルを視聴中でもテレビ音声が突然変化することがあるためである。また、特許文献3ではテレビのリモコン信号を傍受したときにテレビのチャンネルが変更された可能性があるものとしているが、音量の変更などチャンネル変更以外でもリモコン信号が送信されることに加えて、テレビで受信されるリモコン信号が測定機器で確実に傍受できる保証はなく、逆に、テレビで受信に失敗したリモコン信号を測定機器が受信する場合があるためである。
このように視聴ブロックの正確な検出が困難であると、以下のような問題を招く。まず、テレビのチャンネルが実際に切り替えられたにも関わらず、それを検出できなかった場合、視聴チャンネルの検出漏れが生じ、判定精度が低下する。逆に、テレビのチャンネルが切り替えられていないにも関わらず、チャンネルの切り替えが生じたものと誤検出した場合、視聴者宅の測定機器からセンタ装置へ冗長なデータが送られる結果、センタ装置側の負荷が増大する。
第2の課題は、番組シグネチャとして放送音声を用いる場合、放送音声が無音に近い状態になっていると視聴チャンネルの判定が行えないことである。その理由は、第1乃至第3の従来技術では、アナログ音声信号どうしを比較して視聴チャンネルを判定しているが、無音に近い状態ではアナログ音声信号は全く現れないか、現れても雑音レベル程度のきわめて弱いレベルになるためである。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、デジタルチューナを内蔵したテレビで実際に視聴しているチャンネルを精度良く検出できるようにすることにある。
本発明の別の目的は、視聴者宅側の測定機器で視聴ブロックの正確な検出を可能にすることにある。
本発明の他の目的は、無音に近い状態の放送チャンネルであっても正確に視聴チャンネルを判定することができるようにすることにある。
本発明の第1の視聴チャンネル判定方法は、少なくとも1つの内蔵デジタルチューナを備え、前記内蔵デジタルチューナで選局されたチャンネルの映像および音声信号をディスプレイおよびスピーカから出力することができると共に、前記選局されたチャンネルのデジタル音声信号を出力するデジタル音声出力端子を備えたテレビジョン受像機で実際に視聴されているチャンネルを判定する視聴チャンネル判定方法において、a)前記テレビジョン受像機に接続された端末装置が、前記テレビジョン受像機のデジタル音声出力端子から出力されるデジタル音声信号から生成したデータバーストのプリアンブルを解析して音声信号形式の切り替わりを検出し、音声信号形式が切り替わった時点から次に音声信号形式が切り替わるまでの視聴区間毎に、当該視聴区間内のデータバーストから抽出した比較用特徴データと当該視聴区間の時刻データとを含む視聴ブロックデータを生成するステップと、b)前記端末装置が、前記生成された視聴ブロックデータをセンタ装置へ送信するステップと、c)前記センタ装置が、前記端末装置から視聴ブロックデータを受信して比較データ蓄積部に蓄積するステップと、d)前記センタ装置が、前記比較データ蓄積部に蓄積された視聴ブロックデータ毎に、当該視聴ブロックデータに含まれる比較用特徴データと、視聴判定するチャンネル毎にそのデジタル音声信号から生成した各データバーストから抽出した基準特徴データと当該データバーストの時刻データとを含む基準データにおける前記基準特徴データとを比較して視聴チャンネルを判定するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2の視聴チャンネル判定方法は、第1の視聴チャンネル判定方法において、前記ステップaにおいては、データバーストの予め定められた一部の箇所から比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第3の視聴チャンネル判定方法は、第2の視聴チャンネル判定方法において、前記ステップaにおいては、視聴区間内の一部のデータバーストのみから比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第4の視聴チャンネル判定方法は、第3の視聴チャンネル判定方法において、前記ステップaにおいては、視聴区間の開始から所定個数までは全データバーストから比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第5の視聴チャンネル判定方法は、第4の視聴チャンネル判定方法において、前記ステップaにおいては、視聴区間の開始から前記所定個数以降のデータバーストについては一部のデータバーストからのみ比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第6の視聴チャンネル判定方法は、第5の視聴チャンネル判定方法において、前記ステップdにおいては、視聴ブロックデータに含まれる視聴区間の開始から前記所定個数分の比較用特徴データに一致する基準特徴データを持つチャンネルの基準データを検索し、該検索に成功した場合に残りの比較用特徴データが当該チャンネルの基準データに一致するか否かを確認することを特徴とする。
本発明の第7の視聴チャンネル判定方法は、第1の視聴チャンネル判定方法において、前記ステップdにおいては、前記視聴ブロックデータに含まれる時刻データと同時刻近傍の基準データの基準特徴データと前記視聴ブロックデータ中の比較用特徴データとを比較するリアルタイム視聴判定を行うことを特徴とする。
本発明の第8の視聴チャンネル判定方法は、第1の視聴チャンネル判定方法において、前記ステップdにおいては、前記視聴ブロックデータに含まれる時刻データと同時刻近傍より過去の基準データの基準特徴データと前記視聴ブロックデータ中の比較用特徴データとを比較するタイムシフト視聴判定を行うことを特徴とする。
本発明の第1の視聴チャンネル判定システムは、少なくとも1つの内蔵デジタルチューナを備え、前記内蔵デジタルチューナで選局されたチャンネルの映像および音声信号をディスプレイおよびスピーカから出力することができると共に、前記選局されたチャンネルのデジタル音声信号を出力するデジタル音声出力端子を備えたテレビジョン受像機で実際に視聴されているチャンネルを判定する視聴チャンネル判定システムにおいて、前記テレビジョン受像機に接続された端末装置と、前記端末装置と通信可能なセンタ装置とで構成され、前記端末装置は、前記テレビジョン受像機のデジタル音声出力端子から出力されるデジタル音声信号から生成したデータバーストのプリアンブルを解析して音声信号形式の切り替わりを検出し、音声信号形式が切り替わった時点から次に音声信号形式が切り替わるまでの視聴区間毎に、当該視聴区間内のデータバーストから抽出した比較用特徴データと当該視聴区間の時刻データとを含む視聴ブロックデータを生成する視聴ブロックデータ生成部と、前記生成された視聴ブロックデータを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された視聴ブロックデータを前記センタ装置へ送信する通信部とを備え、前記センタ装置は、前記端末装置から視聴ブロックデータを受信して蓄積する比較データ蓄積部と、視聴判定するチャンネル毎に、当該チャンネルのデジタル音声信号から生成したデータバーストから抽出した基準特徴データと当該データバーストの時刻データとを含む基準データを蓄積する基準データ蓄積部と、前記比較データ蓄積部に蓄積された視聴ブロックデータ毎に、当該視聴ブロックデータに含まれる比較用特徴データと、前記基準データ蓄積部に記憶された各チャンネル毎の基準データに含まれる基準特徴データとを比較して視聴チャンネルを判定する判定部とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の視聴チャンネル判定システムは、第1の視聴チャンネル判定システムにおいて、前記視聴ブロックデータ生成部は、データバーストの予め定められた一部の箇所から比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第3の視聴チャンネル判定システムは、第2の視聴チャンネル判定システムにおいて、前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間内の一部のデータバーストのみから比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第4の視聴チャンネル判定システムは、第3の視聴チャンネル判定システムにおいて、前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間の開始から所定個数までは全データバーストから比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第5の視聴チャンネル判定システムは、第4の視聴チャンネル判定システムにおいて、前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間の開始から前記所定個数以降のデータバーストについては一部のデータバーストからのみ比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第6の視聴チャンネル判定システムは、第5の視聴チャンネル判定システムにおいて、前記ステップdにおいては、視聴ブロックデータに含まれる視聴区間の開始から前記所定個数分の比較用特徴データに一致する基準特徴データを持つチャンネルの基準データを検索し、該検索に成功した場合に残りの比較用特徴データが当該チャンネルの基準データに一致するか否かを確認することを特徴とする。
本発明の第7の視聴チャンネル判定システムは、第1の視聴チャンネル判定システムにおいて、前記判定部は、前記視聴ブロックデータに含まれる時刻データと同時刻近傍の基準データの基準特徴データと前記視聴ブロックデータ中の比較用特徴データとを比較するリアルタイム視聴判定を行うことを特徴とする。
本発明の第8の視聴チャンネル判定システムは、第1の視聴チャンネル判定システムにおいて、前記判定部は、前記視聴ブロックデータに含まれる時刻データと同時刻近傍より過去の基準データの基準特徴データと前記視聴ブロックデータ中の比較用特徴データとを比較するタイムシフト視聴判定を行うことを特徴とする。
本発明の第1の端末装置は、テレビジョン受像機のデジタル音声出力端子から出力されるデジタル音声信号から生成したデータバーストのプリアンブルを解析して音声信号形式の切り替わりを検出し、音声信号形式が切り替わった時点から次に音声信号形式が切り替わるまでの視聴区間毎に、当該視聴区間内のデータバーストから抽出した比較用特徴データと当該視聴区間の時刻データとを含む視聴ブロックデータを生成する視聴ブロックデータ生成部と、前記生成された視聴ブロックデータを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された視聴ブロックデータをセンタ装置へ送信する通信部とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の端末装置は、第1の端末装置において、前記視聴ブロックデータ生成部は、データバーストの予め定められた一部の箇所から比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第3の端末装置は、第2の端末装置において、前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間内の一部のデータバーストのみから比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第4の端末装置は、第3の端末装置において、前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間の開始から所定個数までは全データバーストから比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第5の端末装置は、第4の端末装置において、前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間の開始から前記所定個数以降のデータバーストについては一部のデータバーストからのみ比較用特徴データを抽出することを特徴とする。
本発明の第1のセンタ装置は、テレビジョン受像機の同一の視聴チャンネルの視聴開始から終了までの視聴区間内に前記テレビジョン受像機のデジタル音声信号から生成されたデータバーストから抽出した比較用特徴データと当該視聴区間の時刻データとを含む視聴ブロックデータを端末装置から受信して蓄積する比較データ蓄積部と、視聴判定するチャンネル毎に、当該チャンネルのデジタル音声信号から生成したデータバーストから抽出した基準特徴データと当該データバーストの時刻データとを含む基準データを蓄積する基準データ蓄積部と、前記比較データ蓄積部に蓄積された視聴ブロックデータ毎に、当該視聴ブロックデータに含まれる比較用特徴データと、前記基準データ蓄積部に記憶された各チャンネル毎の基準データに含まれる基準特徴データとを比較して視聴チャンネルを判定する判定部とを備えることを特徴とする。
本発明の第2のセンタ装置は、第1のセンタ装置において、前記判定部は、前記視聴ブロックデータに含まれる時刻データと同時刻近傍の基準データの基準特徴データと前記視聴ブロックデータ中の比較用特徴データとを比較するリアルタイム視聴判定を行うことを特徴とする。
本発明の第3のセンタ装置は、第1のセンタ装置において、前記判定部は、前記視聴ブロックデータに含まれる時刻データと同時刻近傍より過去の基準データの基準特徴データと前記視聴ブロックデータ中の比較用特徴データとを比較するタイムシフト視聴判定を行うことを特徴とする。
本発明の第4のセンタ装置は、第1のセンタ装置において、視聴判定するチャンネルに対応して設けられ、対応するチャンネルを選局するデジタルチューナから出力されるデジタル音声信号を復号して生成した各データバーストから抽出した基準特徴データと当該データバーストの時刻データとを含む基準データを生成し、前記基準データ蓄積部に送信する基準データ作成部を備えることを特徴とする。
『作用』
デジタルチューナを内蔵するテレビの多くは、デジタルチューナで選局しているチャンネルのデジタル音声信号を外部に出力するデジタル音声出力端子を備えている。このデジタル音声出力端子から取り出されるデジタル音声信号の形式はIEC(INTERNATIONAL ELECTROTECHNICAL COMMISSION)60958−1に規定されるように2相マーク方式(Biphase-mark)で符号化された信号であり、この信号を復号することによりIEC60958シリーズに規定されるリニアPCM音声信号または、IEC61937シリーズに規定されるノン・リニアPCM音声信号を得る。ノン・リニアPCM音声信号では、IEC61937−1に規定されるデータバースト(Data-burst)を生成することができる。データバーストは、4種類のプリアンブル信号とバーストペイロード(Burst-payload)とで構成される。我が国のデジタル放送の場合、バーストペイロードの部分にはノン・リニアPCM形式の一種であるMPEG2−AACのデータが記憶される。また、Pcという種類のプリアンブル信号には、音声信号形式(Audio data-types)が記録される。具体的には、MPEG2−AAC、PAUSE、Null data など、リニアPCMに属する信号形式などがプリアンブル信号Pcで示される。
ここで、テレビのデジタルチューナでデジタル放送の或るチャンネルを受信し視聴している場合、そのチャンネルを視聴し続けている限り、音声信号形式は我が国の場合、MPEG2−AACを維持する。また、チャンネルの切り替えを行うと、音声信号形式が一時的にPAUSEまたは無信号になり、チャンネルの切り替えが完了し、デジタル放送の別のチャンネルを受信する状態になると、音声信号形式が再びMPEG2−AACに戻る。
従って、視聴者宅に設置されたテレビに接続した端末装置において、テレビのデジタル音声出力端子から出力されるデジタル音声信号から生成したデータバーストのプリアンブルを解析して音声信号形式の切り替わりを検出し、PAUSEまたは無信号など音声信号形式が切り替わった時点から、次に音声信号形式が切り替わるまでの視聴区間を求めれば、その視聴区間が1つの視聴ブロックに正確に一致する。
本発明の端末装置は、このようにして求めた視聴区間内のデータバーストから所定の規則に従ってサンプリングした比較用特徴データと当該視聴区間の開始時刻および終了時刻の少なくとも一方を含む時刻データとを含む視聴ブロックデータを生成し、センタ装置へ送信する。
センタ装置は、端末装置から送信された視聴ブロックデータを比較データ蓄積部に蓄積する。センタ装置には、比較データ蓄積部とは別に、視聴判定するチャンネル毎に、センタ装置側のデジタルチューナから出力される当該チャンネルのデジタル音声信号から生成したデータバーストから抽出した基準特徴データと当該データバーストの時刻データとを含む基準データを蓄積する基準データ蓄積部が備えられている。センタ装置は、比較データ蓄積部に蓄積された視聴ブロックデータ毎に、当該視聴ブロックデータに含まれる比較用特徴データと、基準データ蓄積部に記憶された各チャンネル毎の基準データに含まれる基準特徴データとを比較して視聴チャンネルを判定する。ここで、リアルタイム視聴判定を行う場合、テレビ側のデジタルチューナのデジタル音声信号とセンタ装置側のデジタルチューナのデジタル音声信号との間には、チューナセットの回路遅延、処理遅延および放送波のデコードのタイミング等に起因する時間差が生じるため、同じ時刻のデータバーストの内容どうしを比較するだけでは不十分のため、時間軸上の遅延を考慮した比較を行う。
本発明によれば、同一の視聴チャンネルの視聴開始から終了までの視聴区間である視聴ブロックを視聴者宅側の端末装置で正確に検出することができる。その理由は、端末装置が、テレビのデジタル音声出力端子から出力されるデジタル音声信号から生成したデータバーストのプリアンブルを解析して音声信号形式の切り替わりを検出し、音声信号形式が切り替わった時点から次に音声信号形式が切り替わるまでの視聴区間を一つの視聴ブロックとして求めているためである。このように視聴ブロックの検出精度が向上することにより、結果として視聴チャンネルの検出漏れが無くなり、判定精度が向上する。また、視聴者宅の端末装置からセンタ装置へ冗長なデータが送信されないため、センタ装置側の負荷が軽減される。
また本発明によれば、無音に近い状態の放送チャンネルであっても正確に視聴チャンネルを判定することができる。その理由は、再生音声がほとんど現れないか、現れても雑音レベル程度のきわめて弱いレベルになるような無音に近い状態のチャンネルであっても、デジタル音声信号には他のチャンネルのデジタル音声信号と明確に区別できる特徴データが現れており、本発明は特徴データをデジタル的に比較するからである。
図1を参照すると、本発明の実施の形態にかかる視聴チャンネル判定システムは、視聴者宅に設置されたテレビ1に接続された端末装置2と、通信網3を通じて端末装置2と通信可能なセンタ装置4とから構成される。通信網3は、公衆電話回線網、公衆無線回線網、インターネット等の任意の通信網である。
テレビ1は、少なくとも1つの内蔵デジタルチューナを備え、内蔵デジタルチューナで選局されたチャンネルの映像および音声信号をディスプレイおよびスピーカから出力することができると共に、前記選局されたチャンネルのデジタル音声信号を出力するデジタル音声出力端子を備えている。
端末装置2は、テレビ1毎に設けられており、テレビ1のデジタル音声出力端子から出力されるデジタル音声信号から生成したデータバーストのプリアンブルを解析して音声信号形式の切り替わりを検出し、音声信号形式が切り替わった時点から次に音声信号形式が切り替わるまでの視聴区間毎に、当該視聴区間内のデータバーストから抽出した比較用特徴データと当該視聴区間の時刻データとを含む視聴ブロックデータを生成し、通信網3を通じてセンタ装置4へ送信する機能を備えている。
センタ装置4は、端末装置2から視聴ブロックデータを受信して蓄積する比較データ蓄積部41と、視聴判定するチャンネル毎に設けられ、当該チャンネルを選局するデジタルチューナから出力されるデジタル音声信号を復号して生成したデータバーストから抽出した基準特徴データと当該データバーストの時刻データとを含む基準データを生成する基準データ作成部42と、基準データ作成部42で作成された基準データを蓄積する基準データ蓄積部43と、比較データ蓄積部41に蓄積された各端末装置2の視聴ブロックデータ毎に、当該視聴ブロックデータに含まれる比較用特徴データと、基準データ蓄積部43に蓄積された各チャンネル毎の基準データに含まれる基準特徴データとを比較して視聴チャンネルを判定する視聴判定処理部44と、視聴判定処理部44の判定結果を蓄積する処理結果記憶部45とを備えている。
次に本実施の形態にかかる視聴チャンネル判定システムの全体の動作を図1および図2を参照して説明する。
各端末装置2は、自装置が接続されたテレビ1のデジタル音声出力端子から出力されるデジタル音声信号を復号してデータバーストを生成し、そのプリアンブルを解析して音声信号形式の切り替わりを検出する(図2のステップS101)。そして、音声信号形式が切り替わった時点から次に音声信号形式が切り替わるまでの視聴区間毎に、当該視聴区間内のデータバーストから抽出した比較用特徴データと当該視聴区間の時刻データとを含む視聴ブロックデータを生成し、記憶する(ステップS102)。ステップS101およびステップS102の処理は、テレビ1の電源がONされている期間中、常に実行される。そして、予め定められた時刻になる等、送信タイミングが到来すると、それまでに記憶されていた全ての視聴ブロックデータが端末装置2から通信網3を通じてセンタ装置4へ送信される(ステップS103)。ここで、視聴ブロックデータがどの視聴者宅のどのテレビ1に関するデータであるかを特定する属性データを、各視聴ブロックデータ毎に付与しても良いし、送信データ単位に付与しても良い。
他方、センタ装置4では、各基準データ作成部42が、視聴判定するチャンネルに選局されたデジタルチューナから出力されるデジタル音声信号からデータバーストを生成し、各データバースト毎にそれから抽出した基準特徴データと当該データバーストの時刻データとを含む基準データを生成し、基準データ蓄積部43に蓄積する(図2のステップS111)。このステップS111の処理は、視聴判定するチャンネルで番組が放送されている期間中、常に続けられる。
またセンタ装置4の比較データ蓄積部41は、通信網3を通じて端末装置2から視聴ブロックデータを受信すると、それを蓄積する(ステップS112)。その後、視聴判定処理部44は、比較データ蓄積部41に蓄積された視聴ブロックデータ毎に、当該視聴ブロックデータに含まれる比較用特徴データと基準データ蓄積部43に蓄積された各チャンネルの基準データに含まれる基準特徴データとを比較することにより、視聴ブロックで視聴されていたチャンネルを判定し(ステップS113)、判定結果を処理結果記憶部45に記憶する(ステップS114)。このステップS113およびステップS114の処理は、比較データ蓄積部41に蓄積された全ての視聴ブロックデータについて繰り返される。
次に、端末装置2およびセンタ装置4について詳細に説明する。
図3を参照すると、端末装置2の一例は、復号部21、信号形式判別部22、データ抽出部23、制御部24、通信部25、時計26、テレビON/OFF検知部27、視聴ブロックデータ記憶部28および属性データ記憶部29を含んで構成される。
復号部21は、光デジタルケーブルや同軸ケーブルなどのデジタル音声信号ケーブル5を通じてテレビ1のデジタル音声出力端子12からデジタル音声信号を入力し、そのデジタル音声信号からIEC60958−1に規定されるサブフレーム(Sub-frame)を生成する。ノン・リニアPCM形式の場合は、更にそのサブフレームからIEC61937−1に規定されるデータバーストを生成して信号形式判別部22に出力する。IEC61937−1に規定されるデータバーストは、図4(a)に示されるように、それぞれ16ビットのプリアンブルaからプリアンブルd(Pa〜Pd)の4つのプリアンブル信号と、その直後のバーストペイロードとで構成され、我が国のデジタル放送の場合、バーストペイロードの部分にノン・リニアPCM形式の一種であるMPEG2−AACのデータが記録される。また、プリアンブル信号Pa、Pbには定数"F872"、"4E1F"、プリアンブル信号Pcには音声信号形式情報、プリアンブル信号Pdにはフレーム長がそれぞれ設定される。
信号形式判別部22は、データバーストのプリアンブル信号Pcを解析して音声信号形式の切り替わりを検出し、音声信号形式が切り替わった時点で視聴ブロックの開始をデータ抽出部23および制御部24へ通知し、その後に音声信号形式が切り替わった時点で視聴ブロックの終了を制御部24へ通知する。また、視聴ブロックの開始から終了までの期間中に復号部21で生成されたデータバーストをデータ抽出部23へ伝達する。
データ抽出部23は、予め定められた規則に従って、データバーストから比較用基準データを抽出して制御部24へ出力する。
データバーストから比較用基準データを抽出する箇所は、バーストペイロード中であれば任意の箇所でよい。また、フレーム長を示すプリアンブル信号Pdの箇所を抽出箇所に含めても良い。例えば図4(b)の例は、データバーストの先頭から48ビット目以降の16ビット(つまりプリアンブル信号Pd)と192ビット目以降の16ビットとの合計32ビットを比較用基準データとして抽出している。なお、1つのデータバーストから抽出するビット数、つまり比較用基準データのサイズは32ビットに限定されず、8ビット、16ビット等、任意で良い。また、抽出したビット列に所定の演算を施したビット列を比較用基準データとしても良い。例えば、複数の箇所から抽出したそれぞれ8ビットのビット列どうしの排他的論理和をとった8ビットを比較用基準データとしても良い。
比較用基準データを抽出するデータバーストは、信号形式判別部22から伝達される全てのデータバースト、つまり視聴ブロック中の全データバーストであっても良いが、データ量を削減するために任意の方法で間引いても良い。本実施の形態では、視聴ブロックの開始時点から所定個数Kまでは全データバーストからデータを抽出し、それ以降は1/Lに間引いて抽出する。K、Lは2以上の正の整数である。例えば、K=200、L=50とすれば、視聴ブロックの開始時点から200番目までの200個のデータバーストについては全てのデータバーストから比較用基準データを抽出し、201番目以降のデータバーストについては、1/50に間引いて抽出する。つまり、250番目、300番目、…、というように50個のデータバーストにつき1個のデータバーストからのみ比較用基準データを抽出する。IEC61937−1に規定されるデータバーストは約20ms毎に1つ生成されるので、上記の方法によると、視聴ブロックの開始時点から4秒間は全データバーストから比較用基準データを抽出し、その後は1秒毎に現れるデータバーストから比較用基準データを抽出することになる。
テレビON/OFF検知部27は、ケーブル6によりテレビ1に接続されており、テレビ1のON/OFF状態を検知して制御部24に通知する。検知方法は、テレビ1の消費電力で検知する方法、テレビ1のインバータ・ファンや高電圧回路からの漏洩ノイズで検知する方法など、任意の方法で良い。
時計26は、現在時刻を制御部24に提供する。現在時刻は、例えば、年、月、日、時、分、秒で表現される。
属性データ記憶部29は、ROM等で構成され、テレビ1を特定するための属性データを事前に記憶する。属性データとしては、例えば、地区番号と標本番号とテレビ番号とを使用する。地区番号は、視聴者宅が存在する地区を一意に定める番号、標本番号は当該地区において視聴者宅を一意に定める番号、テレビ番号は当該視聴者宅におけるテレビを一意に定める番号である。
視聴ブロックデータ記憶部28は、RAMやハードディスク等で構成され、視聴ブロックデータを記憶する。視聴ブロックデータは、図5に示されるように、地区番号と標本番号とテレビ番号とで構成される属性データ、視聴ブロックの開始時刻データ、データバーストから抽出された比較用特徴データ(1),(2),…,(n)、視聴ブロックの終了時刻データで構成される。
通信部25は、視聴ブロックデータ記憶部28に記憶された視聴ブロックデータを通信網3を通じてセンタ装置4の比較データ蓄積部41へ送信する機能を有する。なお、端末装置2とセンタ装置4との間に視聴データ送信用のオンラインメータなどと呼ばれる中継装置が設けられる場合には、その中継装置へ有線または無線により視聴ブロックデータを送信するようにしても良い。
制御部24は、視聴ブロックデータの生成および端末装置2全体の制御を司る。制御部24は、テレビON/OFF検知部27によりテレビ1の電源がONされたことを検知すると、復号部21を起動し、ケーブル5を通じてテレビ1の出力端子12から入力されるデジタル音声信号の復号を開始させる。その後、信号形式判別部22から視聴ブロックの開始が通知されると、視聴ブロックデータ記憶部28に新たな1つの視聴ブロックデータのための空き領域を確保し、属性データ記憶部29から読み出した属性データと時計26から読み取った現在時刻(開始時刻データとなる)とを空き領域の先頭に書き出す。次に、信号形式判別部22から視聴ブロックの終了が通知されるまで、データ抽出部23で抽出された比較用特徴データを抽出順に書き出し、視聴ブロックの終了が通知されたら、その時点の現在時刻(終了時刻データとなる)を書き出して1つの視聴ブロックデータを完成させる。
制御部24は、テレビON/OFF検知部27によりテレビ1の電源がOFFされたことを検知すると、復号部21を停止させる。また制御部24は、所定の送信タイミングが到来すると、通信部25を起動し、視聴ブロックデータ記憶部28に記憶された視聴ブロックデータをセンタ装置4へ送信する。
図6に端末装置2における視聴ブロックデータの作成例を示す。テレビ1のチャンネルが変更されると、切り替え期間中のデータバーストの音声信号形式が一時的にPAUSEになり、チャンネル変更が完了すると、ノン・リニアPCM(MPEG2−AAC)の音声信号形式に戻る。この音声信号形式の切り替わりを信号形式判別部22が検出し、データ抽出部23と制御部24に視聴ブロックの開始を通知する。制御部24は、地区番号と標本番号とテレビ番号とから構成される属性データおよび時計26から取得した開始時刻データを視聴ブロックデータの先頭に書き出す。データ抽出部23は、視聴ブロックの開始から200個までのデータバーストについては、その各々から比較用特徴データを抽出して制御部24に通知し、201番目以降のデータバーストについては50個に1個の割合でデータバーストから比較用特徴データを抽出して制御部24に通知する。制御部24は、データ抽出部23から通知された比較用特徴データを視聴ブロックデータに順番に書き出す。テレビ1のチャンネルが再び変更されると、データバーストの音声信号形式がPAUSEに変わるため、信号形式判別部22が視聴ブロックの終了と判定し、制御部24に通知する。制御部24は、時計26から読み出した終了時刻データを視聴ブロックデータの末尾に書き出し、一つの視聴ブロックデータを完成させる。このようにして作成されて視聴ブロックデータ記憶部28に記憶された一連の視聴ブロックデータは、視聴開始時刻順にソートされて、センタ装置4へ送信される。
次にセンタ装置4の詳細を説明する。
図7を参照すると、センタ装置4の基準データ作成部42は、デジタルチューナ421、復号部422、データ抽出部423、制御部424、通信部425、時計426、基準データ記憶部427およびチャンネル情報記憶部428を含んで構成される。
デジタルチューナ421は、視聴判定するチャンネルのデジタル放送を受信するチューナであり、制御部424から指定されたチャンネルを選局し、そのチャンネルのデジタル音声信号を復号部422に出力する。
復号部422は、デジタルチューナ421から入力されたデジタル音声信号からIEC60958−1に規定されるサブフレームを生成し、更にそのサブフレームからIEC61937−1に規定されるデータバーストを生成してデータ抽出部423に出力する。
データ抽出部423は、予め定められた規則に従って、データバーストから基準特徴データを抽出して制御部424へ出力する。データバーストから基準特徴データを抽出する箇所、抽出するビット数、抽出したビットに対して演算を施す場合の演算の種類は、端末装置2のデータ抽出部23がデータバーストから比較用特徴データを抽出する場合と同一である。また、端末装置2のデータ抽出部23は、比較用特徴データを抽出するデータバーストを間引いているが、基準データ作成部42のデータ抽出部423は、全てのデータバーストから基準特徴データを抽出する。
時計426は、現在時刻を制御部424に提供する。現在時刻は、端末装置2の時計26と同じく、例えば、年、月、日、時、分、秒で表現される。
チャンネル情報記憶部428は、当該基準データ作成部42が担当するチャンネルの情報を事前に記憶する。
基準データ記憶部427は、RAMやハードディスク等で構成され、基準データを記憶する。1つの基準データは、図8に示すように、時刻データと基準特徴データの組で構成される。
通信部425は、基準データ記憶部427に記憶された一連の基準データを基準データ蓄積部43へ送信する機能を有する。送信は、有線または無線で行う。送信に際しては、チャンネル情報記憶部428に記憶されたチャンネル情報を属性データとして付加することで、どのチャンネルの基準データであるかを明確にする。
制御部424は、基準データの生成および基準データ作成部42全体の制御を司る。制御部424は、チャンネル情報記憶部428に記憶されたチャンネル情報が示すチャンネルをデジタルチューナ421に選局させる。その後、復号部422がデジタルチューナ421から出力されるデジタル音声信号からデータバーストを生成し、復号部422がそのデータバーストから基準特徴データを抽出する毎に、その抽出された基準特徴データと時計426から読み取った現在時刻とを含む基準データを生成し、基準データ記憶部427に記憶する。そして制御部424は、所定の送信タイミングが到来すると、通信部425を起動し、基準データ記憶部427に記憶された一連の基準データにチャンネル情報を付加して基準データ蓄積部43へ送信する。
図9に基準データ作成部42における基準データの作成例を示す。視聴判定チャンネルを選局しているデジタルチューナ421から出力されるデジタル音声信号から復号部422によってデータバーストが生成される毎に、データ抽出部423がそのデータバーストから基準特徴データを抽出し、制御部424がその時点の時刻データを付加して基準データ記憶部427に記憶する。このようにして基準データ記憶部427に記憶された一連の基準データは、時刻データ順にソートされて、基準データ蓄積部43へ送信される。
図10を参照すると、センタ装置4の基準データ蓄積部43は、通信部431、書き込み部432、チャンネル別の記憶部433および読み出し部434で構成される。
通信部431は、基準データ作成部42から受信した基準データおよびチャンネル情報を書き込み部432に伝達する。
書き込み部432は、通信部431から受け取った基準データを、複数の記憶部433のうち、通信部431から受け取ったチャンネル情報に対応する記憶部433に登録する機能を持つ。
各記憶部433は、ハードディスク等で構成され、視聴判定チャンネルの基準データを過去一定期間分蓄積する容量のファイルを記憶する。どの記憶部433のファイルがどの視聴判定チャンネルの基準データを記憶しているかは、例えばファイル名の一部にチャンネル情報を付加することで管理される。
読み出し部434は、視聴判定処理部44からの指令に従って、指定された視聴判定チャンネルの基準データを該当する記憶部433から読み出して出力する機能を持つ。
図11を参照すると、センタ装置4の比較データ蓄積部41は、通信部411、書き込み部412、テレビ別の記憶部413および読み出し部414で構成される。
通信部411は、端末装置2から受信した視聴ブロックデータを書き込み部412に伝達する。
書き込み部412は、通信部411から受け取った視聴ブロックデータを、複数の記憶部413のうち、当該視聴ブロックデータの属性データ(地区番号、標本番号およびテレビ番号)で一意に特定されるテレビ1に対応する記憶部413に登録する機能を持つ。
各記憶部413は、ハードディスク等で構成され、視聴ブロックデータを一定量蓄積する容量のファイルを記憶する。どの記憶部413のファイルが、どの地区番号のどの標本番号のどのテレビ番号のテレビに対応する視聴ブロックデータを記憶しているかは、例えばファイル名に地区番号、標本番号およびテレビ番号を付加することで管理される。
読み出し部414は、視聴判定処理部44からの指令に従って、指定された視聴ブロックデータを該当する記憶部413から読み出して出力する機能を持つ。
図12を参照すると、センタ装置4の視聴判定処理部44は、視聴ブロックデータ読み出し部441、基準データ読み出し部442、判定部443、記憶部444、445および書き込み部446から構成される。
視聴ブロックデータ読み出し部441は、比較データ蓄積部41から処理対象とする視聴ブロックデータを読み出す機能を持つ。
基準データ読み出し部442は、基準データ蓄積部43から基準データを読み出す機能を持つ。
記憶部444は、視聴ブロックデータ読み出し部441により読み出された視聴ブロックデータを一時的に記憶し、記憶部445は、基準データ読み出し部442により読み出された基準データを一時的に記憶するために使用される。
書き込み部446は、判定部443の処理結果を処理結果記憶部45に書き込む機能を持つ。
判定部443は、比較データ蓄積部41に蓄積された視聴ブロックデータ毎に、基準データ蓄積部43に蓄積された基準データと照合して、視聴チャンネルを判定する機能を持つ。1視聴ブロックデータ当たりの判定部443の処理例を図13に示す。
図13を参照すると、判定部443は、視聴ブロックデータ読み出し部441を通じて比較データ蓄積部41から処理対象とする1つの視聴ブロックデータを読み出し、記憶部444に記憶する(ステップS201)。前述したように視聴ブロックデータは、図5に示されるようなデータ構造となっている。
次に判定部443は、視聴ブロックデータに記録された開始時刻データを取得し(ステップS202)、この取得した開始時刻近傍の基準データと照合するリアルタイム視聴判定を実施する(ステップS203)。そして、リアルタイム視聴判定で視聴チャンネルの特定に成功すれば(ステップS204でYES)、リアルタイム視聴判定結果を当該視聴ブロックデータの属性データに関連付けて、書き込み部446を通じて処理結果記憶部45へ書き込む(ステップS207)。
他方、リアルタイム視聴判定で視聴チャンネルを特定できなければ(ステップS204でNO)、録画したテレビ番組を再生して視聴している可能性を探るために、視聴ブロックデータから取得した開始時刻よりも過去の基準データと照合するタイムシフト視聴判定を実施する(ステップS205)。そして、タイムシフト視聴判定で視聴チャンネルの特定に成功すれば(ステップS206でYES)、タイムシフト視聴判定結果を当該視聴ブロックデータの属性データに関連付けて、書き込み部446を通じて処理結果記憶部45へ書き込む(ステップS208)。また、タイムシフト視聴判定で視聴チャンネルを特定できなければ(ステップS206でNO)、「その他の視聴」を判定結果として当該視聴ブロックデータの属性データに関連付けて、書き込み部446を通じて処理結果記憶部45へ書き込む(ステップS209)。
ステップS203で実施するリアルタイム視聴判定処理の詳細を図14に示す。判定部443は、まず視聴判定チャンネルの1つに注目し(ステップS301)、基準データ読み出し部442を通じて基準データ蓄積部43から注目中の視聴判定チャンネルの基準データを読み出して記憶部445に記憶する(ステップS302)。次に判定部443は、視聴ブロックデータ中の全抽出比較データ列(間引きせずに各データバーストから抽出された比較用特徴データ列)に一致する基準データ列を、双方の時間軸上の遅延を考慮して検索する(ステップS303)。具体的には、テレビ1のデジタルチューナ11のデジタル音声信号と基準データ作成部42のデジタルチューナ421のデジタル音声信号との間に、チューナセットの回路遅延、処理遅延および放送波のデコードのタイミング等に起因する時間差が最大ΔTだけ生じ得る場合、図15に示すように、(視聴ブロックの開始時刻(ts)−ΔT)に一致する時刻データを持つ基準データから(視聴ブロックの開始時刻(ts)+ΔT)に一致する時刻データを持つ基準データまでの範囲に存在する各基準データを先頭とする全ての基準データ列と全抽出比較データ列とを比較する。
判定部443は、視聴ブロックデータ中の全抽出比較データ列に一致する基準データ列の検索に成功した場合(ステップS304でYES)、視聴ブロック中の間引き比較データ列(間引きしたデータバーストから抽出された比較用特徴データ列)が基準データに一致するかどうかを検査する(ステップS305)。具体的には、間引き比較データ列の先頭の比較用特徴データから最後の比較用特徴データまで順に、該当箇所の基準データと比較する。例えば、図15において、全抽出比較データ列である比較用特徴データ(1)〜(200)が時刻データt11を持つ基準特徴データを先頭とする基準特徴データ列に一致していることがステップS303の検索で見つかった場合、時刻データt11を1番目として、後に続く250番目、300番目、…の基準特徴データが、視聴ブロック中の比較用特徴データ(250)、比較用特徴データ(300)、…と一致するかどうかを確かめる。
判定部443は、視聴ブロック中の間引き比較データ列が基準データに一致した場合(ステップS306でYES)、注目中の視聴判定チャンネルを視聴中チャンネルとし、視聴ブロックデータ中の開始時刻データと終了時刻データとを付加した判定結果を生成する(ステップS307)。
他方、視聴ブロックデータ中の全抽出比較データ列に一致する基準データ列の検索に失敗した場合(ステップS304でNO)、およびその検索に成功した場合でも視聴ブロック中の間引き比較データ列が基準データに一致しなかった場合(ステップS306でNO)、判定部443は、次の1つの視聴判定チャンネルに注目を移し(ステップS308)、ステップS302に戻って上述した処理と同様の処理を繰り返す。そして、全ての視聴判定チャンネルに注目してもなお視聴チャンネルが特定できなければ(ステップS309でYES)、視聴チャンネルが特定できない旨の判定結果を生成する(ステップS310)。
図13のステップS205で実施するタイムシフト視聴判定処理は、図14に示したリアルタイム視聴判定処理とほぼ同様に行われる。ただし、視聴ブロックデータ中の全抽出比較データ列に一致する基準データ列を検索するステップS303では、視聴ブロックの開始時刻近傍の基準データとの照合でなく、(視聴ブロックの開始時刻−ΔT)より過去の時刻データを持つ基準データと照合される。
次に本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態によれば、同一の視聴チャンネルの視聴開始から終了までの視聴区間である視聴ブロックを視聴者宅側の端末装置2で正確に検出することができる。この結果、視聴チャンネルの検出漏れが無くなり、判定精度が向上すると同時に、端末装置2からセンタ装置4へ冗長なデータが送信されるのを防止でき、センタ装置4側の負荷を軽減することができる。
また本実施の形態によれば、デジタル音声信号をデジタル的に比較するため、無音に近い状態の視聴チャンネルであっても正確に視聴チャンネルを判定することができる。
また本実施の形態によれば、視聴ブロックの先頭部分では全てのデータバーストから比較用特徴データを抽出するが、後半部分については比較用特徴データを抽出するデータバーストを間引いているため、1データバースト当たりの比較用特徴データ量を8ビット、16ビット等に抑えていることと相まって、視聴ブロックの開始から終了までの全範囲を隈なく網羅する視聴ブロックデータでありながら全体としてのデータ量を少なく抑えることができる。例えば、1日のチャンネル切り替え数を50回、1日のテレビ稼動分数を720分、属性データ(地区番号、標本番号、テレビ番号、開始時刻、終了時刻など)のサイズを24バイト、1データバーストから抽出する比較用特徴データのサイズを8バイトとすると、テレビ1台あたりの1日の視聴ブロックデータのサイズ合計は、425,200バイトに収まる。このデータ量は、特許文献2および特許文献3におけるようにアナログの音声および画像を比較用データとして抽出する場合に比べて格段に少なくなる。この結果、端末装置2からセンタ装置4への通信データ量の低下による通信コストの削減と、端末装置2の視聴ブロックデータ記憶部28の容量の小型化による設備コストの削減が可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は以上の実施の形態にのみ限定されず、その他各種の付加変更が可能である。例えば、以下のように構成することもできる。
調査対象のテレビとして、デジタルチューナ11を1つ内蔵するテレビ1を例に挙げたが、内蔵デジタルチューナの個数はこれに限定されず、地上デジタルチューナとBSデジタルチューナなど複数のデジタルチューナを内蔵するテレビも調査対象とすることができる。また、STB(セットトップボックス)を用いてデジタル放送を受信しているテレビも調査対象にすることができる。
端末装置2に、視聴している個人の情報を入力する個人識別信号送信機などの機器とのインタフェースを設け、入力された個人識別情報を時刻情報と共にセンタ装置4へ送信することで、個人視聴率調査を行うことが可能である。
本発明の実施の形態にかかる視聴チャンネル判定システムのブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる視聴チャンネル判定システムの概略動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる端末装置のブロック図である。 データバーストのフォーマットと比較用データの抽出例を示す図である。 視聴ブロックデータの構造例を示す図である。 視聴ブロックデータの生成方法の説明図である。 本発明の実施の形態にかかるセンタ装置の基準データ作成部のブロック図である。 基準データの構造例を示す図である。 基準データの生成方法の説明図である。 本発明の実施の形態にかかるセンタ装置の基準データ蓄積部のブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるセンタ装置の比較データ蓄積部のブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるセンタ装置の視聴判定処理部のブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるセンタ装置の視聴判定処理部における判定部の処理例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかるセンタ装置の視聴判定処理部における判定部で実施されるリアルタイム判定処理の一例のフローチャートである。 リアルタイム判定処理の説明図である。
符号の説明
1…テレビ
2…端末装置
3…通信網
4…センタ装置
5…デジタル音声信号ケーブル
6…ケーブル
11…デジタルチューナ
12…出力端子
21…復号部
22…信号形式判別部
23…データ抽出部
24…制御部
25…通信部
26…時計
27…テレビON/OFF検知部
28…視聴ブロックデータ記憶部
29…属性データ記憶部
41…比較データ蓄積部
42…基準データ作成部
43…基準データ蓄積部
44…視聴判定処理部
45…処理結果記憶部

Claims (21)

  1. 少なくとも1つの内蔵デジタルチューナを備え、前記内蔵デジタルチューナで選局されたチャンネルの映像および音声信号をディスプレイおよびスピーカから出力することができると共に、前記選局されたチャンネルのデジタル音声信号を出力するデジタル音声出力端子を備えたテレビジョン受像機で実際に視聴されているチャンネルを判定する視聴チャンネル判定方法において、
    a)前記テレビジョン受像機に接続された端末装置が、前記テレビジョン受像機のデジタル音声出力端子から出力されるデジタル音声信号から生成したデータバーストのプリアンブルを解析して音声信号形式の切り替わりを検出し、音声信号形式が切り替わった時点から次に音声信号形式が切り替わるまでの視聴区間毎に、当該視聴区間内のデータバーストから抽出した比較用特徴データと当該視聴区間の時刻データとを含む視聴ブロックデータを生成するステップと、
    b)前記端末装置が、前記生成された視聴ブロックデータをセンタ装置へ送信するステップと、
    c)前記センタ装置が、前記端末装置から視聴ブロックデータを受信して比較データ蓄積部に蓄積するステップと、
    d)前記センタ装置が、前記比較データ蓄積部に蓄積された視聴ブロックデータ毎に、当該視聴ブロックデータに含まれる比較用特徴データと、視聴判定するチャンネル毎にそのデジタル音声信号から生成した各データバーストから抽出した基準特徴データと当該データバーストの時刻データとを含む基準データにおける前記基準特徴データとを比較して視聴チャンネルを判定するステップとを含むことを特徴とする視聴チャンネル判定方法。
  2. 前記ステップaにおいては、データバーストの予め定められた一部の箇所から比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項1記載の視聴チャンネル判定方法。
  3. 前記ステップaにおいては、視聴区間内の一部のデータバーストのみから比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項2記載の視聴チャンネル判定方法。
  4. 前記ステップaにおいては、視聴区間の開始から所定個数までは全データバーストから比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項3記載の視聴チャンネル判定方法。
  5. 前記ステップaにおいては、視聴区間の開始から前記所定個数以降のデータバーストについては一部のデータバーストからのみ比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項4記載の視聴チャンネル判定方法。
  6. 前記ステップdにおいては、視聴ブロックデータに含まれる視聴区間の開始から前記所定個数分の比較用特徴データに一致する基準特徴データを持つチャンネルの基準データを検索し、該検索に成功した場合に残りの比較用特徴データが当該チャンネルの基準データに一致するか否かを確認することを特徴とする請求項5記載の視聴チャンネル判定方法。
  7. 前記ステップdにおいては、前記視聴ブロックデータに含まれる時刻データと同時刻近傍の基準データの基準特徴データと前記視聴ブロックデータ中の比較用特徴データとを比較するリアルタイム視聴判定を行うことを特徴とする請求項1記載の視聴チャンネル判定方法。
  8. 前記ステップdにおいては、前記視聴ブロックデータに含まれる時刻データと同時刻近傍より過去の基準データの基準特徴データと前記視聴ブロックデータ中の比較用特徴データとを比較するタイムシフト視聴判定を行うことを特徴とする請求項1記載の視聴チャンネル判定方法。
  9. 少なくとも1つの内蔵デジタルチューナを備え、前記内蔵デジタルチューナで選局されたチャンネルの映像および音声信号をディスプレイおよびスピーカから出力することができると共に、前記選局されたチャンネルのデジタル音声信号を出力するデジタル音声出力端子を備えたテレビジョン受像機で実際に視聴されているチャンネルを判定する視聴チャンネル判定システムにおいて、
    前記テレビジョン受像機に接続された端末装置と、
    前記端末装置と通信可能なセンタ装置とで構成され、
    前記端末装置は、
    前記テレビジョン受像機のデジタル音声出力端子から出力されるデジタル音声信号から生成したデータバーストのプリアンブルを解析して音声信号形式の切り替わりを検出し、音声信号形式が切り替わった時点から次に音声信号形式が切り替わるまでの視聴区間毎に、当該視聴区間内のデータバーストから抽出した比較用特徴データと当該視聴区間の時刻データとを含む視聴ブロックデータを生成する視聴ブロックデータ生成部と、
    前記生成された視聴ブロックデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された視聴ブロックデータを前記センタ装置へ送信する通信部とを備え、
    前記センタ装置は、
    前記端末装置から視聴ブロックデータを受信して蓄積する比較データ蓄積部と、
    視聴判定するチャンネル毎に、当該チャンネルのデジタル音声信号から生成したデータバーストから抽出した基準特徴データと当該データバーストの時刻データとを含む基準データを蓄積する基準データ蓄積部と、
    前記比較データ蓄積部に蓄積された視聴ブロックデータ毎に、当該視聴ブロックデータに含まれる比較用特徴データと、前記基準データ蓄積部に記憶された各チャンネル毎の基準データに含まれる基準特徴データとを比較して視聴チャンネルを判定する判定部とを備えることを特徴とする視聴チャンネル判定システム。
  10. 前記視聴ブロックデータ生成部は、データバーストの予め定められた一部の箇所から比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項9記載の視聴チャンネル判定システム。
  11. 前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間内の一部のデータバーストのみから比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項10記載の視聴チャンネル判定システム。
  12. 前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間の開始から所定個数までは全データバーストから比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項11記載の視聴チャンネル判定システム。
  13. 前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間の開始から前記所定個数以降のデータバーストについては一部のデータバーストからのみ比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項12記載の視聴チャンネル判定システム。
  14. 前記判定部においては、視聴ブロックデータに含まれる視聴区間の開始から前記所定個数分の比較用特徴データに一致する基準特徴データを持つチャンネルの基準データを検索し、該検索に成功した場合に残りの比較用特徴データが当該チャンネルの基準データに一致するか否かを確認することを特徴とする請求項13記載の視聴チャンネル判定システム。
  15. 前記判定部は、前記視聴ブロックデータに含まれる時刻データと同時刻近傍の基準データの基準特徴データと前記視聴ブロックデータ中の比較用特徴データとを比較するリアルタイム視聴判定を行うことを特徴とする請求項9記載の視聴チャンネル判定システム。
  16. 前記判定部は、前記視聴ブロックデータに含まれる時刻データと同時刻近傍より過去の基準データの基準特徴データと前記視聴ブロックデータ中の比較用特徴データとを比較するタイムシフト視聴判定を行うことを特徴とする請求項9記載の視聴チャンネル判定システム。
  17. テレビジョン受像機のデジタル音声出力端子から出力されるデジタル音声信号から生成したデータバーストのプリアンブルを解析して音声信号形式の切り替わりを検出し、音声信号形式が切り替わった時点から次に音声信号形式が切り替わるまでの視聴区間毎に、当該視聴区間内のデータバーストから抽出した比較用特徴データと当該視聴区間の時刻データとを含む視聴ブロックデータを生成する視聴ブロックデータ生成部と、
    前記生成された視聴ブロックデータを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された視聴ブロックデータをセンタ装置へ送信する通信部とを備える端末装置。
  18. 前記視聴ブロックデータ生成部は、データバーストの予め定められた一部の箇所から比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項17記載の端末装置。
  19. 前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間内の一部のデータバーストのみから比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項18記載の端末装置。
  20. 前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間の開始から所定個数までは全データバーストから比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項19記載の端末装置。
  21. 前記視聴ブロックデータ生成部は、視聴区間の開始から前記所定個数以降のデータバーストについては一部のデータバーストからのみ比較用特徴データを抽出することを特徴とする請求項20記載の端末装置。
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