JP4598845B2 - 窒化物半導体レーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、窒化物半導体レーザ装置に関するものである。
GaN、InN、AlN等の窒化物半導体を用いた半導体レーザ装置は、緑色から青色までの光の発振が可能であり、高密度光ディスク装置の光源として期待されている。ここでは青色の窒化物半導体レーザ装置を例にあげて従来技術について述べる。
図11に従来の窒化物半導体レーザ装置600を示す。窒化物半導体レーザ装置600において、サファイア基板61の上にn型GaNからなる電極形成層62(下部62aおよび上部62bを含む)、n型GaAlNからなるクラッド層63、InGaN/GaNからなる多重量子井戸活性層(以下、MQW活性層という)64、p型GaAlNからなるクラッド層65、p型GaNからなる電極形成層66が順次設けられている。下部電極形成層62aの上にはTi/Alの積層体からなるn型側の電極(以下n型電極という)67が、電極形成層66の上にはNi/Auの積層体からなるp型側の電極(以下p型電極という)68がそれぞれ形成され、レーザダイオード(レーザ素子またはキャビティとも称される)60が得られる。レーザ光を放射または反射するレーザダイオード60の端面(以下、レーザ端面という)双方に、SiO2またはSiNからなる保護層69が設けられている。この保護層69を設けることにより、両側のレーザ端面の劣化を防いでいる。ここで、SiO2またはSiNは正確にこの化学量論比の化合物である必要は無く、SiO2またはSiNと実質的に等しい比抵抗(絶縁性)と屈折率を有していればよい。
従来の窒化物半導体レーザ装置600は以下の様な製造方法で製造される。まず、サファイア基板61の上に電極形成層62、クラッド層63、MQW活性層64、クラッド層65、電極形成層66を順次結晶成長させる。その後、電極形成層66の一部より電極形成層62の途中までエッチングして下部電極形成層62aを露出させる。露出した電極形成層62aの上にn型電極67を、電極形成層66の上にp型電極68をそれぞれ蒸着により形成する。その後、レーザ端面双方に、保護層69をスパッタリング法や電子ビーム(EB)蒸着法で形成する。
他の従来の窒化物半導体レーザ装置700を図12Aおよび図12Bに示す。半導体レーザ装置700は、図12Aおよび図12Bに示すように、基板としてサファイア基板72を用い、その上にn型GaAlNのクラッド層73、InGaN/GaNのMQW活性層74、p型GaAlNのクラッド層75、p型GaNの電極形成層76が順次結晶成長されている。この表面にNi/Au電極77が、裏面にTi/Al電極71がそれぞれ形成され、レーザダイオード70が得られる。このレーザダイオード70の動作電流を下げるために、レーザダイオード70の後ろ側端面(後面)には、SiO2層91とTiO2層92とが各々λ/4n(nは各層の屈折率)の厚さで交互に4対形成された反射層90が設けられ、レーザダイオード70の前側端面(前面)にはSiO2の保護層80がλ/2n(nは保護層の屈折率)の厚さで設けられ、前面から発振光が取り出される。ここで、λはレーザダイオード70の発振波長である。前面の保護層80および後面の反射層90は、スパッタリング法や電子ビーム蒸着法で堆積されている。
後面に反射層90を設けることにより、後面の反射率が98%程度になり、発振光は殆どが前面から取り出せるので、後面に通常のλ/2nの厚さのSiO2の保護層のみを形成した場合に比べ、約70%にまで動作電流を削減することが出来る。
しかしながら、上述の従来の窒化物半導体レーザ装置600および700は、寿命、特に高出力時の寿命が短いという問題があった。本願発明者は、上述の窒化物半導体レーザ装置の寿命が短い原因が下記の点にあることを見い出した。
(1)レーザダイオード60および70は複数の結晶層から構成されているのに対し、レーザダイオード60および70の端面に形成される保護層69、80および反射層90はSiO2あるいはTiO2で形成されているので、アモルファス層であり、且つアモルファス層を構成する材料の結合手(例えばSi−O)の長さがレーザダイオードを構成している結晶層と格子定数と異なるので、これらの界面において格子不整合が起こり、結晶層中(特にMQW活性層中)に格子欠陥が生じる。また、レーザ端面に保護層69、80および反射層90をスパッタリング法や電子ビーム蒸着法で形成すると、ターゲットから飛散した材料粒子が比較的高エネルギーでレーザ端面に衝突するので、この粒子の衝突エネルギーによってレーザ端面が損傷を受け、その結果、レーザダイオード60および70を構成する結晶層に格子欠陥が生じるという現象も起こっていると考えられる。
(2)レーザダイオード60および70を構成する複数の結晶層の熱膨張係数、保護層69、80および反射層90の熱膨張係数が異なるために、保護層69、80および反射層90を形成後室温まで冷却する過程や、動作中(特に高出力動作中)に、結晶層(特にMQW活性層)に歪みが発生し、結晶欠陥が発生または増加する。例えば、上述のMQW活性層64の熱膨張係数(3.15×10-6-1)と保護層69の熱膨張係数(1.6×10-7-1)とは大きく異なる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、従来のよりも寿命が長い高信頼性を有する窒化物半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
本発明の窒化物半導体レーザ装置は、窒化物半導体レーザダイオードと、前記窒化物半導体レーザダイオードのレーザ端面に設けられた保護層とを有し、前記保護層は、前記窒化物レーザダイオードが発振する光に対して透明であるAl1-x-y-zGaxInyzN(0≦x、y、z≦1、且つ、0≦x+y+z≦1)からなり、そのことによって上記目的が達成される。
前記保護層の屈折率をn、前記窒化物レーザダイオードが発振する光の波長をλとするとき、前記保護層の厚さが、λ/2nの整数倍であってもよい。
前記窒化物半導体レーザダイオードは、InuGa1-uN/InvGa1-vN(0≦u、v≦1)からなる多重量子井戸活性層を有する構成とすることが好ましい。
前記保護層はMO−CVD法あるいはMBE法で形成されていることが好ましい。
前記保護層に接して、前記窒化物レーザダイオードが発振する光を反射する反射層を更に有する構成としてもよい。
前記反射層は、屈折率が互いに異なる第1および第2層が交互に積層された積層構造を有してもよい。
前記第1層の屈折率をn1、前記第2層の屈折率をn2、前記窒化物レーザダイオードが発振する光の波長をλとすると、前記第1層および第2層の厚さは、それぞれλ/4n1およびλ/4n2の関係を満足する構成としてもよい。
前記保護層の厚さは、前記保護層の屈折率をn、前記窒化物レーザダイオードが発振する光の波長をλとしたとき、λ/2nの整数倍の厚さであってもよい。
前記保護層の厚さが、前記保護層の屈折率をn、前記窒化物レーザダイオードが発振する光の波長をλとしたとき、λ/4nの厚さであってもよい。
前記保護層がGaNであり、前記第1層および第2層は、それぞれ、SiO2およびTiO2、または前記窒化物レーザダイオードが発振する光に対して透明であり、且つ屈折率が互いに異なる2種類のAl1-a-b-cGaaInbcN(0≦a、b、c≦1、且つ、0≦a+b+c≦1)からなってもよい。
前記第1層と第2層との間に第3層をさらに有し、前記第1層、第2層および第3層は結晶層であって、前記第1層と前記第3層との格子定数の差は、前記第1層と前記第2層との格子定数の差よりも小さい構成とすることが好ましい。
前記保護層がGaN層であり、前記第1層/第3層/第2層からなる前記反射層がGaN/AlGaN/AlN積層構造を有する構成としてもよい。
前記保護層および前記反射層が、MO−CVD法あるいはMBE法で形成されていることが好ましい。
本発明の窒化物半導体レーザ装置の窒化物半導体レーザダイオードのレーザ端面に設けられた保護層は、窒化物レーザダイオードが発振する光に対して透明であるAl1-x-y-zGaxInyzNからなっているので、窒化物半導体レーザダイオードと十分な格子整合をとることが可能である。従って、窒化物半導体レーザダイオード、特に活性層内の欠陥発生を抑制することが可能で、窒化物半導体レーザ装置の長寿命化できる。さらに、保護層と窒化物半導体レーザダイオードとの熱膨張係数の整合をとることができるので、熱応力による欠陥発生を抑制することができる。さらに、MO−CVD法やMBE法を用いて保護層を窒化物半導体レーザダイオード端面に堆積すると、保護層の堆積工程においてレーザダイオード端面が損傷を受けることを抑制することができる。保護層上に反射層を設けることによって、反射率を高めることができる。
本発明によれば、低出力時は勿論のこと、歪みや欠陥の影響が大きい高出力発振時においても高信頼性の長寿命の窒化物半導体レーザ装置を得ることが出来る。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態にかかる青色の窒化物半導体レーザ装置100の斜視図である。
窒化物半導体レーザ装置100は、窒化物半導体レーザダイオード10と、両側のレーザ端面に形成されたGaNからなる保護層20aおよび20bを有している。GaNからなる保護層20aおよび20bは、窒化物半導体レーザダイオード10の発振する光に対して透明である。すなわち、保護層20aおよび20bを形成するGaNは、窒化物半導体レーザダイオード10が発振する光の光エネルギーよりも大きなバンドギャップを有している。保護層20aおよび20bを形成する半導体材料は、GaNに限られず、窒化物半導体レーザダイオード10の発振する光に対して透明であればよい。
窒化物半導体レーザダイオード10は以下の構造を有している。n型GaNからなる基板12の下には、Ti/Al積層体からなるn型電極11が設けられている。基板12の上には、Siドープのn型Ga0.9Al0.1Nからなるクラッド層13、アンドープのIn0.02Ga0.98N/In0.15Ga0.85Nの積層体からなるMQW活性層14、Mgドープのp型Ga0.9Al0.1Nからなるクラッド層15、Mgドープのp型GaNからなる電極形成層16およびNi/Au積層体からなるp型電極17が順次設けられている。さらに、窒化物半導体レーザダイオード10の両側の端面にはGaNからなる保護層20aおよび20bが設けられている。
次に、この青色の窒化物半導体レーザ装置の製造方法を図2A、2B、2Cおよび2Dを参照しながら説明する。
図2Aに示すように、n型GaNからなる基板12の上に、有機金属化学気相成長法(以下、MO−CVD法という)によって、各半導体層を結晶成長させる。
まず、成長温度約1050℃にてSiドープのn型Ga0.9Al0.1Nからなるクラッド層13を約0.5μm堆積する。次に、成長温度を約800℃に下げて、アンドープのIn0.02Ga0.98N/In0.15Ga0.85Nの積層体からなるMQW活性層14を約0.1μm(各層の厚さは約5nmとする)堆積する。再び成長温度を約1050℃にして、Mgドープのp型Ga0.9Al0.1Nからなるクラッド層15を約0.5μm堆積した後、約1050℃の成長温度のままで、Mgドープのp型GaNからなる電極形成層16を約1μm堆積する。
次に図2Bに示すように、基板12から電極形成層16までの全体の厚さが約150μmとなるように、基板12を研磨する。その後、電極形成層16上にNi/Auの積層体よりなるp型電極17を、基板12の下にTi/Alの積層体よりなるn型電極11を蒸着法によってそれぞれ形成する。得られた積層体を劈開またはドライエッチングすることによって、約500μmの幅の直方体とした窒化物半導体レーザダイオード10’が得られる。
次に、図2Cに示すように、窒化物半導体レーザダイオード10’の両側のレーザ端面に、GaNよりなる保護層20aおよび20bを厚さが約0.16μmとなるように形成する。保護層20aおよび20bの形成はMO−CVD法を用い、約1000℃の温度で行う。保護層20aおよび20bは、MO−CVD法で形成されているため、高い運動エネルギーを有する材料粒子がレーザ端面に衝突することが無いので、レーザ端面が損傷を受けることがない。従って、保護層20aおよび20bを堆積する工程において、基板12の上に成長させた結晶に格子欠陥が生じることがない。保護層20aおよび20bをMO−CVD法のかわりに、分子線エピタキシャル成長法(以下、MBE法という)を用いた場合でも同様の効果を得ることができる。
また、保護層20aおよび20bを形成するGaNの熱膨張係数は3.17×10-6-1であり、MQW活性層14の熱膨張係数(3.15×10-6-1)と非常に近いので、室温に冷却したときや動作中にMQW活性層14と保護層20aおよび20bとの間には熱応力による歪みがほとんど生じない。
なお、保護層20aおよび20bの厚さは、GaNの屈折率n=2.6、レーザ発振波長λ=420nmとしてλ/2n=0.08μmの2倍、すなわち0.16μmに設定しているが、λ/2nの整数倍に設定しておけばよい。保護層20aおよび20bの厚さをλ/2nの整数倍に設定することにより、保護層20aおよび20bを形成していない場合と同じようにレーザの発振特性が変わらないようにすることができる。生産性の観点から、保護層20aおよび20bの厚さはλ/2nまたはλ/nであることが好ましい。
最後に、図2Dに示すように、所定のピッチ(例えば約400μm)で切断することにより所定の窒化物半導体レーザダイオード10の大きさにして窒化物半導体レーザ装置100は完成する。
上記実施形態においては、レーザ端面に設けたGaNよりなる保護層20aおよび20bの禁制帯幅は3.45eVであり、MQW活性層14から放射されるレーザ光(発振波長420nm)のエネルギー(2.95eV)に比べて大きいため、レーザ光は保護層20aおよび20bで吸収されることはなくすべて透過される。また、アンドープで成長させているので保護層20aおよび20bの比抵抗は109Ω・cm以上となり、保護層20aおよび20bを介してリーク電流が流れることはほとんどない。
図3は、本実施形態による青色の窒化物半導体レーザ装置100と図11に示した従来のSiO2よりなる保護層を用いた窒化物半導体レーザ装置600の寿命試験の結果であり、動作電流の変化率(△IOP)の経時変化を示している。直線E1は本実施形態1による窒化物半導体レーザ装置100の結果であり、曲線C1は従来の窒化物半導体レーザ装置600の結果である。寿命試験は、周囲温度を50℃、発振波長420nmとし、レーザ出力が50mWで一定となるように動作電流を制御しながら行った。
図3より、本実施形態1の窒化物半導体レーザ装置100は、10,000時間でも動作電流の変化率が変化しておらず、劣化していないことがわかる。一方、従来の窒化物半導体レーザ装置600は、動作時間が500時間を超えると急激に動作電流の変化率が大きくなり劣化している。本実施形態1の窒化物半導体レーザ装置100の寿命は、従来の窒化物半導体レーザ装置600の寿命に比べて約20倍以上となっていることがわかる。この結果から、GaNよりなる保護層20aおよび20bによりレーザ端面の劣化が抑えられているとともに、保護層20aおよび20bを堆積するときに、MQW活性層14中に格子欠陥が生じることがほとんどないために長寿命が得られたと考えられる。
なお、上記実施形態1では保護層20aおよび20bの材料としてGaNを用いたが、この保護層20aおよび20bの材料としては、Al1-x-y-zGaxInyzN(0≦x、y、z≦1、且つ、0≦x+y+z≦1)を好適に使用することができ、これらの層がレーザの発振光に対して透明になるようにx、yおよびzを選べばよい。保護層20aおよび20bの材料として、Al、In、Bを含有した窒化物半導体材料を用いることによって、良好な格子整合が得られる材料の組み合わせが広がる。
上述したように、保護層20aおよび20bの材料としては、半導体レーザダイオードを構成する窒化物半導体の結晶層との格子整合をとるために、窒化物半導体材料を用いることが好ましい。しかしながら、半導体レーザダイオードを構成する窒化物半導体の結晶層との格子整合がとれ、且つレーザが発振する光に対する透明性を有していれば、他の材料を用いても良い。もちろん、上述したように、熱膨張係数の整合および高い電気抵抗を有している材料を用いることが好ましい。さらに、保護層20aおよび20bは、MO−CVD法やMBE法で形成されることが好ましい。
また、MQW活性層14としては、例えば、InuGa1-uN/InvGa1-vN(0≦u≦1,0≦v≦1)の積層構造を好適に使用することができる。窒化物半導体レーザダイオード10の構成および作製方法は公知のものを広く採用することができる。参考のために特開平9−219556号公報を本願明細書に援用する。
保護層20aおよび20bの組成およびMQW活性層14の組成は、上述したように、レーザの発振光に対して透明であるように選択するとともに、保護層20aおよび20bの格子定数とMQW活性層14の格子定数との差が、MQW活性層14の格子定数の約3%以下となるように、選択することが好ましい。上記格子定数の差が約3%を超えると、保護層20aおよび20bとMQW活性層14との界面に格子不整合が生じ、MQW活性層14中に格子欠陥が生じ、窒化物半導体レーザ装置の寿命が低下することがある。なお、保護層20aおよび20bの厚さが十分に厚い場合には、保護層20aおよび20bが応力を吸収できるので、約3%を超える格子不整合があっても、寿命が低下しない場合がある。
また、保護層20aおよび20bの熱膨張係数とMQW活性層14の熱膨張係数との差がMQW活性層14の熱膨張係数の約20%以下となるように、選択することが好ましい。
また、上述の例では、保護層20aおよび20bを高抵抗にするために、MO−CVD法またはMBE法でアンドープの半導体層を成長させているが、さらに抵抗を上げるには、半導体層中に存在する窒素の空孔を補償するだけのV族原子(例えば、約1015cm-3程度の砒素原子やリン原子)を注入しても良い。保護層20aおよび20bを高抵抗化することによって、保護層20aおよび20bを介して電流がリークするのを防止することができる。保護層20aおよび20bの比抵抗は105Ω・cm以上が好ましく、109Ω・cm以上が更に好ましい。 上記実施形態1ではn型GaNからなる基板上にクラッド層や活性層を設けた例を示したが、逆導電型のp型GaNからなる基板を用いて、この上にp型GaAlNからなるクラッド層、アンドープのInGaN/InGaNの積層体からなるMQW活性層、n型GaAlNからなるクラッド層、n型GaNからなる電極形成層およびTi/Alの積層体からなるn型電極が順次設けられ、p型GaNからなる基板の下にNi/Auの積層体からなるp型電極が設けられた窒化物半導体レーザダイオードに、Al1-x-y-zGaxInyzN(0≦x、y、z≦1、且つ、0≦x+y+z≦1)の薄層を設けた場合でも、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
上記の実施形態では、レーザダイオード10の両側に保護層20aおよび20bを設けたが、片側だけに設けてもよい。また、保護層20aおよび20bの厚さは、λ/2nの整数倍に限られず、λ/4nの奇数倍として保護層20aおよび20bで反射するようにして反射層をかねてもよい。
上述した保護層の材料および半導体レーザダイオード構成のバリエーションは、以下の実施形態についても同様に適用できる。
(実施形態2)
本発明による実施形態2の窒化物半導体レーザ装置200を図4Aおよび図4Bを参照して説明する。図4Aは実施形態2の窒化物半導体レーザ装置200の斜視図であり、図4Bは図4Aの4B−4B’線に沿った断面図である。
実施形態2の窒化物半導体レーザ装置200は、実施形態1の半導体レーザダイオード10の後面に形成された保護層20bの外側に、さらに反射層30aを有している点、および、半導体レーザダイオード10の前面(出射面)側に設けた保護層20aの厚さが約0.08μmであり、後面側に設けられた保護層20bの厚さ約0.16μmである点において、実施形態1の窒化物半導体レーザ100と異なる。窒化物半導体レーザ装置200のその他の構成は、窒化物半導体レーザ100の構成と実質的に同じであるので、実質的に同じ機能を有する構成要素は同じ参照符号で示し、その詳細な説明は省略する。
窒化物半導体レーザ装置200の反射層30aは、図4Bに示したように、AlN層31(厚さ:約0.05μm)/GaN層32(厚さ:約0.04μm)の屈折率が互いに異なる2種類の窒化物半導体層が交互に8対積層された構造を有している。これらの窒化物半導体層31および32の厚さは、それぞれ、レーザの発振光(例えばλ=420nm)に対してλ/4n(n:それぞれの層の屈折率)の厚さになっており、これにより後面の反射率は約93%となっている。また、これらの窒化物半導体層31および32はアンドープの半導体層なのでその比抵抗は109Ω・cm以上あり、これらの窒化物半導体層31および32を通してリーク電流が流れる心配は無い。
窒化物半導体レーザ装置200は、以下のようにして作製される。
実施形態1と同様にして、図2Bに示すように半導体レーザダイオード10’を形成する。
得られた半導体レーザダイオード10’の後面に、実施形態1と同様にして、GaNからなる保護層20bを約0.16μmの厚さに形成する。この保護層20bの形成は、MO−CVD法を用いて半導体レーザダイオード(ダブルヘテロ構造)の成長温度より若干低い1000℃で行う。この厚さは、GaNの屈折率n=2.6、レーザ発振波長λ=420nmとして得られるλ/2n=0.08μmの2倍の厚さに設定したものである。保護層20bの厚さはそれほど厳密でなくてもよい。なぜなら、保護層20b上に成長させるAlN層31と保護層20bとの界面がキャビティ面となるため、保護層20bの厚さ分だけキャビティ長が長くなるに過ぎず、動作電流等のレーザ発振特性には殆ど影響を与えないからである。
次に、保護層20b上にAlN層31(厚さ:約0.05μm)/GaN層32(厚さ:約0.04μm)の2種類の窒化物半導体層を交互に8対堆積し、反射層30aを形成する。AlN層31およびGaN層32の厚さは、それぞれの屈折率をn(AlNの屈折率2.0、GaNの屈折率2.6)として、それぞれ発振波長λ=420nmに対してλ/4nの厚さになっている。この反射層30aを設けることにより、半導体レーザダイオード10’の後面での反射率は約93%になる。また、AlN層31およびGaN層32はアンドープ状態で成長しているので、それぞれの比抵抗は109Ω・cm以上あり、AlN層31およびGaN層32層を通してリーク電流が流れる心配は無い。
続いて、半導体レーザダイオード10’の前面に、実施形態1と同様にGaNからなる保護層20aを形成する。但し、ここでは保護層20aの厚さをλ/2nである0.08μmとしている。なお、半導体レーザダイオード10’の後面への保護層20bおよび反射層30aの堆積と、半導体レーザダイオード10’の前面への保護層20aの堆積の順番は逆にしてもよい。
得られた積層体を実施形態1と同様に、例えば約400μmのピッチに劈開することにより、所定の半導体レーザダイオード10の大きさにして実施形態2の窒化物半導体レーザ装置200が完成する。
実施形態2では、実施形態1と同様に半導体レーザ装置の寿命が延びる効果が得られるとともに、さらに、高い反射率が得られる。
なお、反射層30aの材料として、窒化物半導体材料を用いる場合には、実施形態1の保護層20aおよび20bの材料と同様に、種々の窒化物半導体材料を用いることができる。特に、Al1-x-y-zGaxInyzN(0≦x、y、z≦1、且つ、0≦x+y+z≦1)を好適に使用することができ、この層がレーザの発振光に対して透明になるようにx、yおよびzを選べばよい。このことは、以下の実施形態についても同様である。
(実施形態3)
本発明による実施形態3の窒化物半導体レーザ装置300の断面図を図5に示す。窒化物半導体レーザ装置300は、反射層30bの構成が実施形態2の窒化物半導体レーザ装置200と異なる。窒化物半導体レーザ装置300のその他の構成は、窒化物半導体レーザ装置200と同様なので、実質的に同じ機能を有する構成要素は同じ参照符号で示し、その詳細な説明は省略する。
窒化物半導体レーザ装置300は、半導体レーザダイオード10の後面に設けられた保護層(GaN)20b上に、厚さがλ/4n(n:各層の屈折率 、λ:レーザ発振波長 )のSiO2層33およびTiO2層34の2種類の絶縁層が交互に5対積層されて反射層30bが形成されている。半導体レーザダイオード10の前面には、厚さがλ/2nの保護層20aが形成されている。
この窒化物半導体レーザ装置300の製造方法について説明する。図2Cに示すように、半導体レーザダイオード10’の後面に保護層20bを0.16μmの厚さに形成するまでは、実施形態2と同様である。
次に、保護層20b上にSiO2層33(厚さ:0.07μm)/TiO2層34(厚さ:0.04μm)の互いに屈折率が異なる2種類の絶縁層を交互に5対形成する。これらの層厚は各々発振波長λ=420nmに対してλ/4nの厚さになっており、これにより裏面の反射率は約98%になる。これらのSiO2層33/TiO2層34は、保護層20b上に形成されるため、堆積工程において半導体レーザダイオード10’の活性層14の端面に直接の影響は与えないので、スパッター法や電子線蒸着法を用いて形成してもよい。しかしながら、半導体レーザダイオード10’の結晶層へのダメージを最小にするために、MBE法で成長する方が好ましい。
その後、λ/2nの厚さの保護層(GaN)20a(厚さ:0.08μm)を半導体レーザダイオード10’の前面に形成する。以下、先の実施形態と同様にして窒化物半導体レーザ装置300が得られる。
実施形態3では、実施形態1と同様に半導体レーザ装置の寿命が延びる効果が得られるとともに、さらに高い反射率が得られる。
(実施形態4)
本発明による実施形態4の窒化物半導体レーザ装置400の断面図を図6に示す。窒化物半導体レーザ装置400は、半導体レーザダイオード10の後面に形成されている保護層20cの構成が実施形態2の窒化物半導体レーザ装置200と異なる。窒化物半導体レーザ装置400のその他の構成は、窒化物半導体レーザ装置200と同様なので、実質的に同じ機能を有する構成要素は同じ参照符号で示し、その詳細な説明は省略する。
半導体レーザダイオード10の後面に形成された保護層(GaN)20cは、λ/4n(n:保護層の屈折率 、λ:レーザ発振波長 )の厚さを有している。保護層20c上に、厚さがλ/4nのAlN層31とGaN層32の2種類の窒化物半導体層が交互に8対堆積された反射層30aが形成されている。半導体レーザダイオード10の前面には、厚さがλ/2nの保護層(GaN)20aが形成されている。
窒化物半導体レーザ装置400の保護層20cは、反射層として機能するので、実施形態2の窒化物半導体レーザ装置200よりも、後面の反射率が上がり、約95%の反射率が得られる。保護層20cの厚さは、λ/4nに限られず、λ/4nの奇数倍であればよい。生産性の観点から、保護層20cの厚さはλ/4nであることが好ましい。
図7に、実施形態2〜4の窒化物半導体レーザ装置200と400(図7中のE2)および300(図7中のE3)と、図12Aおよび12Bに示した従来の窒化物半導体レーザ装置700(図7中のC2)の50℃における50mW出力での動作電流の変化率ΔIopの時間変化(寿命試験)の結果を示す。
図7より、本発明による窒化物半導体レーザ装置200と400および300は、1000時間の高出力動作でも劣化しておらず、保護層により端面劣化が抑えられていると同時に活性層中の欠陥導入が極めて少ないために長寿命が得られたことがわかる。
上述したように、実施形態2〜4では、実施形態1と同様に半導体レーザ装置の寿命が延びる効果が得られるとともに、さらに高い反射率が得られる。
(実施形態5)
本発明による実施形態5の窒化物半導体レーザ装置500の断面図を図8に示す。窒化物半導体レーザ装置500は、半導体レーザダイオード10の後面に形成されている反射層40の構成が実施形態2の窒化物半導体レーザ装置200と異なる。窒化物半導体レーザ装置500のその他の構成は、窒化物半導体レーザ装置200と同様なので、実質的に同じ機能を有する構成要素は同じ参照符号で示し、その詳細な説明は省略する。
窒化物半導体レーザ装置500は、半導体レーザダイオード10の後面に設けられた保護層(GaN)20b上に、Al0.5Ga0.5N層41(0.01μm)/AlN層42(0.03μm)/Al0.5Ga0.5N層41(0.01μm)/GaN層43(0.04μm)の4層積層体を16対堆積されている。半導体レーザダイオード10の前面には、厚さがλ/2nの保護層(GaN)20aが形成されている。
この窒化物半導体レーザ装置500の製造方法について説明する。図2Cに示すように半導体レーザダイオード10’の後面に保護層20bを0.16μmの厚さに形成するまでは、実施形態2と同様である。
保護層20bの上に、Al0.5Ga0.5N層41(0.01μm)/AlN層42(0.03μm)/Al0.5Ga0.5N層41(0.01μm)/GaN層43(0.04μm)の4層積層体をMO−CVD法またはMBE法によって16対堆積する。これらの窒化物半導体層は、Al1-x-y-zGaxInyzN(0≦x、y、z≦1、且つ、0≦x+y+z≦1)の内、レーザの発振光に対して透明となるよう、x、y、zが選択されたものが用いられる。また、格子定数や熱膨張係数の整合性と高電気抵抗を有することが好ましい。
Al0.5Ga0.5N層41/AlN層42/Al0.5Ga0.5N層41/GaN層43の各層の厚さは、各層の屈折率n、発振波長(λ=420nm)に対して、各々λ/20n、3λ/20n、λ/20n、およびλ/4nになっている。Al0.5Ga0.5N層41/AlN層42/Al0.5Ga0.5N層41の合計の厚さがλ/4nとなるように設定すればよく、Al0.5Ga0.5N層41の厚さはλ/20nに限られない。この構成によってレーザキャビティ後面の反射率を99%にすることができる。また、反射層40を構成する各窒化物半導体層は、アンドープ状態で成長しているので、それぞれの比抵抗は109Ω・cm以上であり、この反射層40を通してリーク電流が流れる心配はない。
その後、λ/2nの厚さの保護層(GaN)20a(厚さ:0.08μm)を半導体レーザダイオード10’の前面に形成する。以下、先の実施形態と同様にして窒化物半導体レーザ装置500が得られる。
図9に、反射層40の各波長に対する端面反射率の計算値を示す。図9から分かるように、420nmの波長のところで反射率は約99%になるのがわかる。反射層40を構成する積層体の構成(層数)は、必要な反射率が得られるように適宜設定すればよい。
なお、上述した反射層40の代わりに、それぞれλ/4nの層厚のAlN層42とGaN層43との積層体であるAlN層42(0.05μm)/GaN層43(0.04μm)の2層積層体を周期的に一対以上形成してもほぼ同程度の反射率が得られる。しかし、この2層層の場合、室温ではその格子定数の差が2%弱あり、その影響を受けて特にAlN層42に引張り応力がかかり歪みが生じる。AlN層42とGaN層43との中間の格子定数を有するAl0.5Ga0.5N層41をAlN層42とGaN層43との間に入れることによって、格子不整合に起因する歪みを緩和することができるので、半導体レーザ装置の寿命を更にのばすことがきる。
また、格子不整合による歪みをさらに緩和するために、AlN層42とGaN層43との間に、Al0.5Ga0.5N層41に代えて、AlqGa1-qAs層(0≦q≦1)を多層として挿入しても良いし、qの値が1から0まで連続的に変化する層を用いても良い。
(実施形態6)
本発明の実施形態6は、実施形態5の窒化物半導体レーザ装置500において、半導体レーザダイオード10の後面に設けられた保護層(GaN)20bを省略し、半導体レーザダイオード10の後面にAl0.5Ga0.5N層41(0.01μm)/AlN層42(0.03μm)/Al0.5Ga0.5N層41(0.01μm)/GaN層43(0.04μm)の4層積層体を16対堆積する。この構成によっても、高い反射率を有する反射層を得ることができる。
なお、半導体レーザダイオード10の後面に直接形成される保護層として、In0.02Ga0.98N層を用いてもよい。また、保護層の厚さをλ/4nの奇数倍として、反射層として機能するようにしても良い。
図10は、実施形態5および実施形態6の窒化物半導体レーザ装置(それぞれ図10中のE4およびE5)と、図12Aおよび12Bに示した従来の窒化物半導体レーザ装置700(図10中のC3)の50℃における50mW出力での動作電流の変化率ΔIopの時間変化(寿命試験)の結果を示す。
図10より、実施形態5および6の窒化物半導体レーザ装置は、1000時間の高出力動作でも劣化しておらず、保護層により端面劣化が抑えられていると同時に活性層中の欠陥導入が極めて少ないために長寿命が得られたことがわかる。
上述したように、実施形態5および6では、実施形態1と同様に半導体レーザ装置の寿命が延びる効果が得られるとともに、さらに高い反射率が得られる。
なお、実施形態5および実施形態6における反射層40を構成する各窒化物半導体層の電気抵抗を十分に高くするために、MO−CVD法あるいはMBE法でアンドープの層を成長すればよい。さらに抵抗を上げるには、上述したように、各半導体層中に存在する窒素の空孔を補償するだけのV族原子(例えば砒素やリン原子を1015cm-3程度)を注入すればよい。
また、2種類以上の絶縁層あるいは高抵抗の半導体層の積層構造において、相隣り合っている2層の室温での格子定数の差が大きい場合には、隣接する2層の室温での格子定数の差が小さくなるように、第3の層を挿入した構造にすることにより、活性層に殆ど歪みを生じさせること無く、反射層を形成することが出来る。更に、これらの層をMO−CVD 法またはMBE法で堆積することによって、堆積工程におけるレーザ端面の損傷を抑制することができ、活性層と熱膨張係数も極めて近い材料を用いることによって、室温での歪みを低減することができる。
なお、上述の実施形態においては、反射層を半導体レーザダイオードの後方端面にもうけた例を示したが、レーザ出力を犠牲にしても低しきい値が必要な場合等には、出射側にも反射層を設けてもよい。各反射層の反射率は、用途に応じて適宜設定するればよい。
本発明の窒化物半導体レーザ装置によれば、低出力時は勿論のこと、歪みや欠陥の影響が大きい高出力発振時においても高信頼性の長寿命の窒化物半導体レーザ装置を得ることができ、高密度光ディスク装置等の光源にも好適に利用さできる。
本発明による実施形態1の窒化物半導体レーザ装置の斜視図である。 実施形態1の窒化物半導体レーザ装置の製造工程を示す図である。 実施形態1の窒化物半導体レーザ装置の他の製造工程を示す図である。 実施形態1の窒化物半導体レーザ装置の他の製造工程を示す図である。 実施形態1の窒化物半導体レーザ装置の他の製造工程を示す図である。 実施形態1の窒化物半導体レーザ装置と従来の窒化物半導体レーザ装置の寿命試験結果を示すグラフである。 本発明による実施形態2の窒化物半導体レーザ装置の斜視図である。 図4Aの4B−4B’線に沿った断面図である。 本発明による実施形態3の窒化物半導体レーザ装置の断面図である。 本発明による実施形態4の窒化物半導体レーザ装置の断面図である。 実施形態2〜4の窒化物半導体レーザ装置と従来の窒化物半導体レーザ装置の寿命試験結果を示すグラフである。 本発明による実施形態5の窒化物半導体レーザ装置の断面図である。 実施形態5の窒化物半導体レーザ装置における反射層の各波長に対する端面反射率の計算値を示すグラフである。 実施形態5および6の窒化物半導体レーザ装置と従来の窒化物半導体レーザ装置の寿命試験結果を示すグラフである。 従来の窒化物半導体レーザ装置を示す斜視図である。 従来の他の窒化物半導体レーザ装置を示す斜視図である。 図12Aに示した従来の他の窒化物半導体レーザ装置の断面図である。
符号の説明
10、10’ 窒化物半導体レーザダイオード(レーザ素子)
11 n型電極
12 基板
13、15 クラッド層
14 MQW活性層
16 電極形成層
17 p型電極
20a、20b、20c 保護層
30a、30b、40 反射層
31 AlN層
32 GaN層
33 SiO2
34 TiO2
41 Al0.5Ga0.5N層
42 AlN層
43 GaN層
60、70 レーザダイオード
61、72 サファイア基板
62 電極形成層
62a 下部電極形成層
62b 上部電極形成層
63、65、73、75 クラッド層
64、74 MQW活性層
66 電極形成層
67 n型電極
68 p型電極
69 保護層
76 N電極形成層
77 Ni/Au電極
90 反射層
91 SiO2
92 TiO2
100、200、300、400、500 窒化物半導体レーザ装置
600、700 窒化物半導体レーザ装置

Claims (2)

  1. 窒化物半導体レーザダイオードと、前記窒化物半導体レーザダイオードのレーザ端面に設けられた保護層とを有し、
    前記保護層は、前記窒化物レーザダイオードが発振する光に対して透明であるAl1-x-y-zGaxInyBzN(0≦x、y、z≦1、且つ、0≦x+y+z≦1)からなり、
    前記保護層はAlを含み、
    前記保護層は前記窒化物半導体レーザダイオードと熱膨張係数の整合をとるように設けられており、
    前記保護層に接して、前記窒化物レーザダイオードが発振する光を反射する反射層を更に有し、
    前記反射層は、屈折率が互いに異なる第1および第2層が交互に積層された積層構造を有し、
    前記第1層と第2層との間に第3層をさらに有し、前記第1層、第2層および第3層は結晶層であって、前記第1層と前記第3層との格子定数の差は、前記第1層と前記第2層との格子定数の差よりも小さいことを特徴とする窒化物半導体レーザ装置。
  2. 前記第1層/第3層/第2層からなる前記反射層がGaN/AlGaN/AlN積層構造を有する請求項に記載の窒化物半導体レーザ装置。
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