JP4499311B2 - 放送受信端末 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ情報および広告情報を視聴者が視聴するための放送受信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビジョン放送において、放送番組と共に、その番組にスポンサーとして出資した企業のCM(広告メッセージ)を放映して、番組の視聴者の視聴料金を無料にする無料放送が多く行われている。一方、衛星放送や、インターネットを用いた放送などにおいては、予め契約した視聴者に放送番組のみを放映して、この視聴者から視聴料金を徴収する有料放送が多く行われている。
【0003】
上記有料放送は、視聴者においては、CMによって放送番組が中断されないので番組への感興が損なわれないという利点がある。また、放送事業者においては、視聴者の契約数の増加に伴って収入が増加し、そのため、番組製作に注入できる資金が増加し、その結果、番組内容の質が向上し、この番組内容の質の向上がさらなる契約数の増加につながるという好循環を得ることができる。また、契約視聴者からの視聴料収入で事業を運営するので、上記放送事業者は、放送番組のスポンサーを集めるなどの営業に係る負担を減らすことができるという利点がある。
【0004】
しかしながら、上記有料放送は、上記視聴者が比較的高価な視聴料を支払う必要がある一方、上記放送事業者は放送事業の開始当初には視聴者の契約数が少ないので収入が安定し難いという問題がある。
【0005】
このような問題を解決するため、視聴者が許容する頻度でCMを受信する放送受信端末が提案されている(特開平7−203420)。この放送受信端末は、CMを視聴する頻度についての許容度を視聴者が予め設定し、この許容度に応じた頻度でCMを受信して表示装置に表示する。このCMの表示時間に応じた割引額が、視聴者が支払う視聴料から減額されるようになっている。これによって、上記視聴者は、感興が損なわれない程度にCMを視聴することによって視聴料を安価にでき、また、放送事業者は、視聴料に加えてCMの依頼主から広告料を得て、収入が安定にできるようにしている。
【0006】
しかしながら、上記放送受信端末は、視聴者がCMの頻度についての許容度を設定するのみであるので、上記視聴者は、視聴者が興味がない内容のCMを視聴させられるミスマッチが生じるという問題がある。
【0007】
そこで、番組内容に関連した内容を有する複数のCMから、視聴者が視聴するCMを選択できる放送受信端末と、それを用いた放送システムが提案されている(特開平10−79711)。この放送受信端末は、視聴者の嗜好を予め入力するようになっていて、放送番組の内容と視聴者の嗜好との両方に基いて、表示装置に表示すべきCMを選択する。これによって、上記ミスマッチを解消するようにしている。さらに、この放送受信端末は、視聴者が放送番組を視聴していた番組視聴時間を計時し、放送局チャンネルの切替えを一時的に不可能にして、その間に、上記番組視聴時間の長さに対応した時間の長さのCMを表示装置に表示する。これによって、上記CMを確実に視聴者に視聴させるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の放送受信端末および放送システムは、放送局チャンネルの切替えを一時的に不可能にして、その間にCMを表示しても、このCMを視聴者に確実に視聴させることはできないという問題がある。例えば、番組放送の途中でCM放送に切替わったときに、視聴者がトイレで用を足すために表示装置の前から離れることを防ぐことなどはできない。
【0009】
また、上記放送受信端末は、視聴者が興味を持たない情報に関するCMは受信しないので、視聴者は興味がないCMを視聴しないから、例えば視聴者に知られていない新規の分野や会社に関するCMは視聴されない場合がある。したがって、CMが特定の視聴者にしか視聴されないので、広告効果が特定の視聴者に偏ってしまうという問題がある。このCMの広告効果が特定の視聴者に偏ることは、CMの依頼主にとって問題となることが多いから、上記放送受信端末および放送システムは、CMの依頼を得ることが難しくなる。その結果、放送事業者の収入が減少して、番組内容の質が低下し、視聴者が支払う視聴料が効果になり、ひいては、視聴契約者の減少を招くという悪循環に陥る虞がある。
【0010】
そこで、本発明の目的は、CMが視聴者に確実に視聴される放送受信端末を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の放送受信端末は、コンテンツ情報および広告情報を表示する表示手段と、
放送センタから送信されたコンテンツ情報を受信するコンテンツ情報受信手段と、
広告提供センタから送信された広告情報を受信する広告情報受信手段と、
上記コンテンツ情報受信手段からのコンテンツ情報と、上記広告情報受信手段からの広告情報とを合成して合成情報を作成する情報合成手段と、
上記情報合成手段から表示手段に上記合成情報を送るか、上記コンテンツ情報を表示手段に送るかを制御する制御部と
を備え、
上記コンテンツ情報受信手段は、上記コンテンツ情報の他に、上記コンテンツ情報の内容を示す属性情報を受信し、
上記制御部は、上記属性情報に基いて上記情報合成手段を制御して、上記合成情報を表示手段に送るか、上記コンテンツ情報のみを表示手段に送るかを制御し、
上記表示手段に上記合成情報を表示させたり、上記表示手段に上記コンテンツ情報のみを表示させたりすることを特徴としている。
【0012】
上記構成によれば、上記制御部によって、上記情報合成手段から表示手段に上記合成情報を送るように制御されると、上記情報合成手段によって、上記コンテンツ情報と上記広告情報とが合成されて合成情報が作成され、この合成情報が上記表示手段に表示される。したがって、上記表示手段には上記コンテンツと共に上記広告情報が表示される。その結果、上記広告情報は、上記コンテンツを視聴する視聴者に、確実に視聴される。
【0013】
また、上記制御部によって、上記コンテンツ情報を表示手段に送るように制御されると、上記コンテンツ情報のみが表示手段に表示されるので、広告情報で視聴者の感興が損われないようにできる。
また、上記制御部によって、上記属性情報に基いて上記情報合成手段が制御されて、上記合成情報を表示手段に送るか、上記コンテンツ情報のみを表示手段に送るかが制御される。これによって、放送受信端末の視聴者が、表示手段に上記合成情報を表示するか、コンテンツ情報のみを表示するかの切替操作をすることなく、コンテンツ情報および広告情報が、あるいは、コンテンツ情報のみが上記表示手段に表示される。
【0014】
1実施形態の放送受信端末は、上記表示手段が合成情報を受け取って広告情報を表示している表示時間を計時する広告計時手段と、
上記広告情報およびその広告情報の上記表示時間に関する情報が格納可能な表示情報格納手段と、
上記表示情報格納手段に格納された情報を上記広告提供センタに送信する送信手段と
を備える。
【0015】
上記実施形態の放送受信端末によれば、上記表示手段に上記広告情報が表示されている表示時間が計時され、上記広告情報および広告情報の上記表示時間に関する情報が、上記表示情報格納手段に格納できる。この表示情報格納手段に格納された情報が、上記送信手段によって上記広告提供センタに送信される。これによって、上記放送受信端末は、上記広告提供センタに、上記放送受信端末の視聴者が上記広告情報を視聴していた時間を知らせることができる。
【0016】
【0017】
【0018】
1実施形態の放送受信端末は、上記制御部は、複数系列の広告情報のうちの一つを選択して、合成手段に送る機能を有すると共に、
上記表示手段に表示される広告情報が切替えられると、上記切替えられる前の広告情報およびその広告情報の上記表示時間に関する情報が、上記表示情報格納手段に格納される。
【0019】
上記実施形態の放送受信端末によれば、上記制御部によって、上記複数系列の広告情報のうちの一つが選択され、上記合成手段に送られて、上記表示手段に表示される広告情報が切替わる。上記制御部が、例えば、放送受信端末の視聴者の指令に基いて上記複数系列の広告情報のうちの一つを選択するようになっていると、上記切替えられる前の広告情報は上記視聴者によって確実に視聴されたことになるから、上記視聴者が確実に視聴した広告情報およびその広告情報の表示時間に関する情報が、上記表示情報格納手段に格納されることになる。
【0020】
1実施形態の放送受信端末は、上記表示手段がコンテンツ情報を表示している時間を計時するコンテンツ計時手段と、
上記コンテンツ情報およびそのコンテンツ情報の上記表示時間に関する情報を上記広告提供センタに送信可能な送信手段と
を備える。
【0021】
上記実施形態の放送受信端末によれば、上記表示手段に上記コンテンツ情報が表示されている表示時間が計時され、上記コンテンツ情報およびそのコンテンツ情報の表示時間に関する情報が、上記広告提供センタに送信され得る。したがって、上記広告提供センタに、上記放送受信端末の視聴者が上記コンテンツ情報を視聴していた時間を知らせることができる。
【0022】
1実施形態の放送受信端末は、上記情報合成手段は、上記表示手段の表示領域の1部分にコンテンツ情報が表示されると共に表示領域の他の部分に広告情報が表示されるように、上記コンテンツ情報と広告情報を合成する。
【0023】
上記実施形態の放送受信端末によれば、上記広告情報が上記表示手段の表示領域の他の部分に表示されると、上記広告情報は、上記コンテンツ情報を視聴している視聴者に確実に視聴される。
【0024】
1実施形態の放送受信端末は、上記情報合成手段は、文字情報を含む広告情報の中の上記文字情報を、所定の画像情報に埋め込み、この文字情報が埋め込まれた画像情報がコンテンツ情報の上に重なって表示手段に表示されるように、上記広告情報とコンテンツ情報を合成する。
【0025】
上記実施形態の放送受信端末によれば、上記広告情報の文字情報が、上記コンテンツ情報の上に上記画像情報に埋め込まれて表示されると、上記広告情報の文字情報は、上記コンテンツ情報を視聴している視聴者に確実に視聴される。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0038】
(放送システムの構成)
図1は、本発明の放送受信端末を用いた放送システムを示す図である。この放送システムは、複数の放送受信端末1,1・・・と、広告提供センタに設置されたCM提供サーバ2と、複数の放送センタとしての放送局3,3・・・と、複数の広告依頼者としてのスポンサ4,4・・・とが、ネットワークで接続されている。上記放送受信端末1とCM提供サーバ2は専用回線7で接続されていて、上記CM提供サーバ2と放送局3とスポンサ4は、インターネット6を介して接続されている。なお、上記放送受信端末1とCM提供サーバ2は、インターネットを介して接続してもよい。
【0039】
上記放送受信端末1の使用者、すなわち視聴者は、上記放送局3,3・・・と番組視聴契約を結んでおり、上記放送局3,3・・・から、衛星波および地上波を介して、コンテンツ情報を上記放送受信端末1で受信する。上記コンテンツ情報は、番組の内容を構成する映像データおよび音声データを含んでいる。なお、上記コンテンツ情報は、映像データおよび音声データの他に、文字データを含んでもよい。
【0040】
また、上記視聴者は、上記広告提供センタとCM視聴契約を結んでおり、上記広告提供センタのCM提供サーバ2から専用回線7を介して、広告情報を上記放送受信端末1で受信する。この広告情報は、画像データおよび文字データからなる。なお、広告情報は、画像データおよび文字データの他に、音声データを含んでもよい。上記CM視聴契約において、上記放送受信端末1は、この放送受信端末1が備える表示手段に表示したコンテンツ情報およびそのコンテンツ情報の上記表示手段への表示時間に関する情報を、コンテンツ視聴情報として、上記広告提供センタのCM提供サーバ2に送信するようにしている。上記CM提供サーバ2が、上記放送受信端末1から受信したコンテンツ視聴情報を、放送局3,3・・・およびスポンサ4,4・・・に提供できることを、上記CM視聴契約において取決めている。
【0041】
上記放送受信端末1は、さらに、上記表示手段に表示した広告情報およびその広告情報の表示時間に関する情報を、広告視聴情報として、上記CM提供サーバ2に送信するようにしている。
【0042】
(放送受信端末)
図2は、上記放送受信端末1の外観を示す概略図である。この放送受信端末1は、上記コンテンツ情報および広告情報のうちの画像および映像を表示する表示手段11と、上記コンテンツ情報および広告情報のうちの音声を出力する音声出力手段12とを備える。この表示手段11および音声出力手段12に、チューナ13が接続されている。このチューナ13は、上記放送局3からの電波を受信するためのパラボラアンテナ16および室内アンテナ17に接続されている。さらに、上記チューナ13は、このチューナ13から引き出されたケーブル19を、この放送受信端末が配置された部屋の壁に設けられたジャック20に接続している。このジャック20はケーブル21を介して図1の専用回線7に接続している。また、上記チューナ13は、上記放送受信端末1を使用する視聴者が、チャンネル切替えおよび広告情報の表示切替えなどの指令を入力するリモートコントローラ(以下、リモコンという)14を備える。
【0043】
図3は、上記放送受信端末1の構成を示すブロック図である。この放送受信端末1は、上記放送局3からのコンテンツ情報を受信するコンテンツ情報受信手段123と、上記CM提供サーバ2からの広告情報を受信する広告情報受信手段としての、および、上記CM提供サーバ2に情報を送信する送信手段としての情報送受信手段124を備える。さらに、上記放送受信端末1は、上記表示手段11がコンテンツ情報を表示している表示時間を計時するコンテンツ計時手段としての計時手段125を備える。また、上記計時手段125は、上記表示手段11に広告情報を表示している表示時間を計時する広告計時手段としても機能する。さらに、この放送受信端末1は、上記リモコン14が送信した信号を受信する光受信手段127を備える。上記コンテンツ情報受信手段123と、上記情報送受信手段124と、上記計時手段125と、光受信手段127とは、制御部としての主制御部121に接続されて、この主制御部121の制御の下で動作する。この主制御部121には、記憶領域122が設けられている。この記憶領域122に、上記情報送受信手段124がCM提供サーバ2から受信した複数系列の広告情報を格納するようにしている。上記記憶領域122は、表示情報格納手段としての機能も有し、上記広告計時手段としての計時手段125が計時した広告情報の表示時間とその広告情報とに関する情報である上記広告視聴情報を格納するようになっている。さらに、上記記憶領域122には、この放送受信端末1の視聴者や設置場所などに関する情報や、上記計時手段125が計時した番組視聴時間に関する情報、上記コンテンツ情報受信手段123の制御パラメータ、後述する変数や定数などを格納するようになっている。なお、上記主制御部の記憶領域は、上記主制御部121と別体の記憶装置であってもよい。
【0044】
上記放送受信端末1は、上記コンテンツ情報受信手段123からのコンテンツ情報を映像データおよび音声データに分離する分離手段111を備える。この分離手段111は、合成手段112と音声出力手段12に接続していて、上記コンテンツ情報のうちの映像データを合成手段112に送出する一方、上記コンテンツ情報のうちの音声データを音声出力手段12に送出するようにしている。上記合成手段112は、上記分離手段111から受け取ったコンテンツ情報のうちの映像データと、上記主制御部121から受け取った広告情報とを合成して合成映像データを作成し、この合成映像データを表示手段11に送るようになっている。上記表示手段11や、音声出力手段12、チューナの主制御部121は、電源回路113によって電源が供給されている。この電源回路113は、図示しない主電源スイッチによってオンオフするようになっている。
【0045】
上記放送受信端末のリモコン14は、視聴者が指令を入力するための入力手段141を備え、この入力手段141は、制御部142に接続している。この制御部142は、上記入力手段141で指令が入力されると、その入力に対応して、光送信手段144から上記光受信手段127に所定の信号を送信するようにしている。
【0046】
図4は、上記リモコン14の外観を示す図である。このリモコン14は、上記入力手段141としてのオン/オフボタン146、チャンネルボタン147、CMボタン148、エンターボタン150、自動/手動ボタン152、表示モード切替えボタン153を備える。これらのボタンを放送受信端末1の使用者、つまり、視聴者が押下することによって、上記リモコン14が所定の信号を放送受信端末1に送信し、上記所定の信号を受け取った放送受信端末1が所定の動作をする。すなわち、上記オン/オフボタン146は、放送受信端末1の電源をオンオフするボタンである。上記チャンネルボタン147は、放送局3、3・・・を選択するボタンである。上記CMボタン148は、広告提供センタからの広告情報を、表示手段11に表示するか否かを選択するボタンである。上記エンターボタン150は、上記表示手段11に表示された広告提供センタからの広告情報を視聴した後に押下して、上記視聴した広告情報と異なる広告情報を表示手段11に表示させるボタンである。すなわち、上記エンターボタンを押下すると、上記表示手段11に表示されて視聴者が視聴した広告情報と異なる広告情報が、主制御部121の記憶領域122から合成手段112に送られる。そして、上記広告情報がコンテンツ情報に合成されて、表示手段11に表示されて、広告情報が切替わる。上記エンターボタン150が押下されたとき、上記計時手段125によって計時された上記切替わる前の広告情報およびその広告情報の表示時間に関する情報が、広告視聴情報として、上記記憶領域122に保存されるようになっている。上記自動/手動ボタン152は、上記広告提供センタからの広告情報を、手動で表示手段11に表示させるか、あるいは、自動で表示手段11に表示させるかを選択するボタンである。上記表示モード切替えボタン153は、上記広告情報を表示手段11に表示するモード、すなわち、上記表示手段11におけるコンテンツ情報および広告情報の表示状態を切替えるボタンである。
【0047】
図5は、上記コンテンツ情報受信手段123が放送局3から受信する情報の構成を、例を用いて示した図である。図5(a)乃至(g)に示すように、上記コンテンツ情報受信手段123が受信する受信情報は、コンテンツ情報201と、このコンテンツ情報201に重畳された属性情報202とを含んでいる。図5(a)乃至(g)において、コンテンツ情報201および属性情報202は、横軸は左側端から右側端に向って経過する時間であり、上記コンテンツ情報201の所定の時間における内容が、その時間に対応する図5における横方向位置と同じ横方向位置の属性情報202に保持されるデータによって示されている。
【0048】
図5(a)は、属性情報が無い場合の受信情報であり、この受信情報は、映像データと音声データからなるコンテンツ情報201と、空白の属性情報202とからなる。この図5(a)の受信情報の構造は、現在、地上波を用いたテレビジョン放送において、視聴者の受信機が放送局から受け取る情報と同じ構造である。
【0049】
図5(b)は、番組の放送が終了した後の受信情報であり、データが含まれていないコンテンツ情報201と、このコンテンツ情報201にデータが含まれていないことを示す「N」のデータを有する属性情報202とからなる。
【0050】
図5(c)は、バラエティ番組の内容を有する受信情報である。コンテンツ情報201には、バラエティ番組の内容の映像データおよび音声データが含まれており、属性情報202は、上記コンテンツ情報201の開始から終了までの全ての時間において、コンテンツ情報201がバラエティ番組であることを示す「D2」のデータが保持されている。
【0051】
図5(d)は、映画タイプの番組の受信情報である。コンテンツ情報201には、映画の内容の映像データおよび音声データが含まれており、このコンテンツ情報201のうちの映画のタイトルを表示する部分に対応して、属性情報202に、上記コンテンツ情報201の部分がタイトル部分であることを示す「S」のデータが保持されている。また、上記コンテンツ情報201のうちの映画の本編部分に対応して、属性情報202に、上記コンテンツ情報201の部分が映画の本編部分であることを示す「D1」のデータが保持されている。また、上記コンテンツ情報201のうちの映画のエンディング部分に対応して、属性情報202に、上記コンテンツ情報201の部分が映画のエンディング部分であることを示す「E」のデータが保持されている。
【0052】
図5(e)は、広告情報が含まれる番組の受信情報である。この受信情報のコンテンツ情報には、広告情報が含まれている。上記番組の内容は、バラエティ番組である。上記コンテンツ情報201のうちの番組のタイトルを表示する部分に対応して、属性情報202に、タイトル部分であることを示す「S」のデータが保持されている。上記コンテンツ情報201のうちの番組部分に対応して、属性情報202に、バラエティ番組部分であることを示す「D2」のデータが保持されている。また、上記コンテンツ情報201のうちの広告情報部分に対応して、属性情報202に、広告情報部分であることを示す「C」のデータが保持されている。また、上記コンテンツ情報201のうちの番組のエンディング部分に対応して、属性情報202に、番組のエンディング部分であることを示す「E」のデータが保持されている。
【0053】
図5(f)は、サッカータイプのスポーツ番組の受信情報である。上記コンテンツ情報201のうち、実際に試合が行われている部分に対応して、属性情報202に、試合部分であることを示す「D3」のデータが保持されている。上記コンテンツ情報201のうち、例えばハーフタイムなどの試合が行われていない部分に対応して、属性情報202に、試合が行われていないインターバルの部分であることを示す「I」のデータが保持されている。
【0054】
図5(g)は、野球タイプのスポーツ番組の受信情報である。上記コンテンツ情報201のうち、実際に試合が行われている部分に対応して、属性情報202に、試合部分であることを示す「D3」のデータが保持されている。上記コンテンツ情報201のうち、例えばチェンジなどの試合が行われていない部分に対応して、属性情報202に、試合が行われていないインターバルの部分であることを示す「I」のデータが保持されている。下記の表1は、上記属性情報202のデータの内容をまとめた表である。
【0055】
【表1】
【0056】
この表1に示す属性情報202のデータの内容によって、コンテンツ情報201の内容が容易に判別できる。
【0057】
図6は、上記リモコン14のCMボタン148および自動/手動ボタン152および表示モード切替えボタン153の押下によって、表示手段11へのコンテンツ情報および広告情報の表示状態である表示モードが変遷する様子を説明する図である。
【0058】
図7は、上記表示手段11における表示モードを、例を用いて具体的に示した図である。図7(a)は、CM非表示の場合に表示手段11が表示する映像を示し、広告情報を表示しないでコンテンツ情報の映像230のみを表示している。図7(b)は、コンテンツ縮小モードにおける表示手段11の映像であり、コンテンツ情報の映像を縮小し、この縮小されたコンテンツ情報映像231以外の部分に広告情報の映像および文字233を表示している。図7(c)は、CM重ね表示モードにおける表示手段11の映像であって、コンテンツ情報の映像235の上に広告情報の文字情報が挿入された静止画像236を重ねている。図7において、上記コンテンツ情報の映像230,235、広告情報の映像および文字233、広告情報の文字情報が挿入された静止画像236は、いずれも一例であって、これらに限定されるものではない。
【0059】
図6(a)は、リモコン14の自動/手動ボタン152で手動が選択されている場合の表示手段11における表示モードの変遷を示している。まず、表示手段11に広告情報が表示されていなくてコンテンツ情報の映像が表示されているCM非表示状態211において、表示モード切替えボタン(以下MDボタンという)153を押下すると、CM非表示状態212に遷移して、表示手段11には広告情報は表示されないままである。ここにおいて、放送受信端末1の主制御部121の記憶領域122に格納されて、上記主制御部121が上記表示手段11の表示モードを制御する際に用いる内部変数modeの値が、0から1に変わる。一方、上記CM非表示状態211において、CMボタン148を押下しても、他の表示モードには遷移しなくてCM非表示状態211のままである。上記CM非表示状態212において、MDボタン153を押下すると、CM非表示状態213に遷移して表示手段11には広告情報が表示されないままである一方、上記内部変数modeの値が、1から2に変わる。ここでさらにMDボタン153を押下すると、最初のCM非表示状態211に戻って上記内部変数modeの値が、2から0に変わる。以上のように、CM非表示状態においては、MDボタン153を押下すると、内部変数modeの値が変わるのみで、表示手段11にはコンテンツ情報のみが表示されたままである。上記内部変数modeが1であるCM非表示状態212において、CMボタン148を押下すると、コンテンツ縮小モード215に移り、表示手段11は図7(b)に示すような映像になる。このコンテンツ縮小モード215において、CMボタン148を押下すると、図7(b)の広告情報の映像233が消え、縮小されていたコンテンツ情報の映像231が表示手段11の全面に拡大して、図7(a)に示すようなCM非表示状態に戻る(図6(a)におけるCM非表示状態212)。一方、図6(a)の上記コンテンツ縮小モード215において、MDボタン153を押下するとCM重ね表示モード216に移って、図7(c)に示すように、コンテンツ情報の映像235の上に、広告情報の文字情報が挿入された静止画像236が重ねて表示される。このCM重ね表示モード216へは、図6(a)のCM非表示状態213において、CMボタン148を押下した場合にも変遷する。このCM重ね表示モード216において、CMボタン148を再び押下するとCM非表示状態213に戻る。また、上記CM重ね表示モード216において、MDボタン153を押下すると、CM非表示状態211に戻る。
【0060】
図6(b)は、リモコン14の自動/手動ボタン152において自動が選択されている場合の表示手段11の表示モードの変遷を示している。ここで、表示手段11へのCM情報の表示および非表示の切替えは、図5に示したコンテンツ情報201と共に受信した属性情報202のデータに基いて、放送受信端末1の主制御部121によって実行される。したがって、CMボタン148は機能しない。まず、図6(b)のCM非表示状態221において、MDボタン153を押下すると、CM非表示状態222に遷移して、表示手段11には広告情報は表示されないままである。ここで、内部変数modeの値が、0から1に変わる。上記CM非表示状態222において、MDボタン153を押下すると、CM非表示状態223に遷移して表示手段11には広告情報が表示されないままである一方、上記内部変数modeの値が、1から2に変わる。ここでさらにMDボタン153を押下すると、最初のCM非表示状態221に戻って上記内部変数modeの値が、2から0に変わる。以上のように、CM非表示状態においては、MDボタン153を押下すると、内部変数modeの値が変わるのみで、表示手段11の表示モードは変わらない。すなわち、上記表示手段11は図7(a)に示すように全面にコンテンツ情報を表示したままである。上記CM非表示状態221,222,223のいずれにおいても、コンテンツ情報と共に受信された属性情報は、図5(h)に示すデータのうちのD1、D2およびD3のいずれか1つである。上記内部変数modeが1のCM非表示状態222において、上記属性情報がSまたはEまたはIに変わると、上記主制御部121の制御によって、表示手段11の表示モードがコンテンツ縮小モード225に変わる。すなわち、コンテンツ情報が、放送番組のタイトル部分やエンディング部分、あるいはスポーツ番組のインターバル部分になると、図7(b)に示すように、コンテンツ情報の映像が縮小されて、この縮小された映像以外の部分に広告情報の映像が表示される。上記属性情報が、上記SまたはEまたはIからDに変わると、上記主制御部121の制御によって、表示手段11の表示モードがコンテンツ縮小モード225からCM非表示状態222に変わる。すなわち、コンテンツ情報が番組部分になると、コンテンツ情報と共に表示されていた広告情報が除去されて、コンテンツ情報のみが表示手段11の全面に表示される。また、上記コンテンツ縮小モード225において視聴者がMDボタン153を押下すると、内部変数modeが2のCM非表示状態223に遷移して、図7(a)に示すように表示手段11にコンテンツ情報のみが表示される。上記CM非表示状態223において、上記コンテンツ情報と共に受信される属性情報が、SまたはEまたはIに変わると、上記主制御部121の制御によって、表示手段11の表示モードがCM重ね表示モード226に変わる。すなわち、コンテンツ情報が、放送番組のタイトル部分やエンディング部分、あるいはスポーツ番組のインターバル部分になると、図7(c)に示すように、コンテンツ情報の上に、広告情報の文字情報が挿入された静止画像が重ねられて表示される。上記属性情報が、上記SまたはEまたはIからDに変わると、上記表示手段11の表示状態が、コンテンツ縮小モード226からCM非表示状態223に変わる。また、上記コンテンツ縮小モード226において視聴者がMDボタン153を押下すると、内部変数modeが0のCM非表示状態221に遷移して、表示手段11にコンテンツ情報のみが表示される。
【0061】
上記表示手段11の表示モードがCM非表示222,223であるとき、上記属性情報がDからS、E、またはIに変わるとコンテンツ縮小モード225,226に遷移したが、上記属性情報がDからCに変わった場合、つまり、広告情報が含まれているコンテンツ情報を放送局3から受け取った場合、上記主制御部121は、上記CM視聴契約の内容に応じて、広告提供センタからの広告情報を表示あるいは非表示にする。すなわち、上記CM視聴契約が、視聴者のコンテンツ視聴情報を放送局3,3・・・およびスポンサ4,4・・・に提供する契約である場合、上記主制御部121は、上記属性がCに変わると上記広告提供センタからの広告情報を上記コンテンツ情報に合成させる。したがって、放送局3からのコンテンツ情報に含まれる広告情報と、広告提供センタからの広告情報との両方が、表示手段11に表示される。上記CM視聴契約が、上記コンテンツ視聴情報を、放送局3,3・・・およびスポンサ4,4・・・に提供しない契約である場合、上記主制御部121は、上記属性がCに変わった場合、上記広告提供センタからの広告情報をコンテンツ情報に合成させないで、上記コンテンツ情報の広告情報のみを表示手段11に表示する。
【0062】
(CM提供サーバ)
上記CM提供サーバ2は、図1に示すように、インターネット6を介して上記放送局3,3・・・およびスポンサ4,4・・・との間で情報を送受信する第1情報送受信手段25と、上記専用回線7を介して放送受信端末1,1・・・との間で情報を送受信する第2情報送受信手段26を備える。さらに、上記CM提供サーバ2は、視聴者である契約者に関する情報を格納する契約者DB(データベース)22と、スポンサ4,4・・・の依頼によって製作され、放送受信端末1,1・・・に送信すべき広告情報を格納するCM(広告メッセージ)DB(データベース)23を備える。上記第1および第2情報送受信手段と、契約者DBと、CMDB23は、制御部21に接続されて、この制御部21によって制御される。上記制御部21は、上記放送受信端末1からの広告視聴情報に基いて、その放送受信端末1への課金額からの割引額を算出する割引額算出手段としての機能も有する。上記第1情報送受信手段25は、上記放送局3に、上記制御部21によって算出した上記割引額に関する情報、および、上記放送受信端末1,1・・・の広告視聴情報を送信する情報送信手段としての機能も有する。
【0063】
(放送局)
上記放送局3は、上記広告提供センタから受け取った上記割引額に関する情報に基き、上記放送受信端末1,1・・・への課金額から上記割引額を減額して、上記放送受信端末1,1・・・への請求金額を算出する視聴請求金額算出手段を備える。さらに、上記放送局3は、上記広告提供センタから受け取った上記放送受信端末1,1・・・の広告視聴情報に基いて、上記広告提供センタに対する広告表示料金の請求金額を算出する広告請求金額算出手段を備える。
【0064】
(スポンサ)
上記スポンサ4は、上記広告提供センタから、上記放送受信端末1,1・・・の広告視聴情報を受信する受信手段を備え、上記広告提供センタに依頼した広告が、視聴者にどの程度視聴されているかを確認できるようになっている。
【0065】
上記構成の放送システムは、以下のように働く。
【0066】
(放送システムの機能)
図8は、上記広告提供センタのCM提供サーバ2で実行される制御を示したフロー図である。上記CM提供サーバ2は、常に、放送受信端末1,1・・・からの広告情報の送信要求の有無を監視している(S901)。上記CM提供サーバ2は、上記放送受信端末1から広告情報の送信要求を受けた場合、上記CMDB23内の所定の広告情報を、上記広告情報を要求した放送受信端末1に送信する(S910)。上記放送受信端末1から、その放送受信端末1の広告視聴情報を受け取ると(S902)、CM提供サーバ2は、上記広告視聴情報に対応する広告の依頼者であるスポンサ4,4・・・に、各々のスポンサ4の広告に関する広告視聴情報を送信する(S920)。さらに、CM提供サーバ2は、上記放送受信端末1からの広告視聴情報に基いて、上記割引額算出手段によって割引額を算出し(S921)、この割引額と割引額を適用する放送受信端末1とに関する情報を、放送局3に送信する(S922)。一方、放送受信端末1からコンテンツ視聴情報を受け取ると(S903)、CM提供サーバ2は、全てのスポンサ4,4・・・に、上記放送受信端末1のコンテンツ視聴情報を送信する(S930)。また、全ての放送局3,3・・・に、上記放送受信端末1のコンテンツ視聴情報を送信する(S931)。ここで、上記S903においてコンテンツ視聴情報をCM提供サーバ2に送信した放送受信端末1の視聴者は、このCM提供サーバ2を備える広告提供センタと、コンテンツ視聴情報を放送局3およびスポンサ4に提供する契約を結んでいる。
【0067】
上記広告提供センタは、上記広告情報の広告依頼者であるスポンサ4,4・・・から広告手数料収入を得る一方、上記放送局3,3・・・から受け取った請求金額の広告表示料金を、上記放送局3,3・・・に支払う。上記広告手数料収入と、広告表示料金との差額で、上記広告提供センタが運営できる。
【0068】
上記放送局3は、上記視聴請求金額算出手段によって算出した請求金額を放送受信端末1,1・・・の視聴者に請求し、この視聴者から視聴料を得る。また、上記広告請求金額算出手段によって算出した広告表示料金の請求金額を、上記広告提供センタに請求し、この広告提供センタから広告表示料を得る。これによって、上記放送局3は、従来におけるような広告の受注業務などを省略できるので、経営コストを削減でき、しかも、視聴者および放送提供センタから収入を得ることができるので、従来よりも収入を比較的安定にできる。
【0069】
上記放送受信端末1は、上記表示手段11にコンテンツ情報と共に広告情報を表示させて、この広告情報を視聴者が視聴することによって割引額が得られるので、視聴者が支払う視聴料金を安価にできる。また、視聴者は、上記リモコン14のCMボタンを押下することによって、上記広告情報の上記表示手段11への表示および非表示が選択できるから、視聴者の感興が損なわれることが有効に防止できる。
【0070】
上記スポンサ4は、上記放送受信端末の表示手段に合成されて表示された上記コンテンツ情報と広告情報とが視聴者に視聴されることによって、上記コンテンツ情報を視聴している視聴者に、確実に上記広告情報を視聴させることができるから、上記広告情報による広告効果を確実に得ることができる。
【0071】
(放送受信端末における制御)
上記放送受信端末の主制御部121において実行される制御を、図9乃至13のフロー図を用いて説明する。上記主制御部121は、上記記憶領域122に、下記の表2,3に示すような変数を格納して、この変数の値に基づいて制御を実行する。表2,3に示すように、上記記憶領域122は、複数のDB(データベース)領域に分けられ、各々のDB領域毎に、互いに関連する複数の変数が格納されている。
【0072】
【表2】
【表3】
【0073】
図9は、放送受信端末1の図示しない主電源スイッチを入れた後に、主制御部121で実行される制御を示した図である。なお、上記主電源スイッチをオンすると、放送受信端末1の主制御部121に電力が供給されるスタンバイ状態になり、上記表示手段11および音声出力手段12には電力は供給されない。上記放送受信端末1をスタンバイ状態にした後、リモコン14のオン/オフボタンを押下すると、上記放送受信端末1の主制御部121の制御によって、表示手段11および音声出力手段12にも電力が供給されるようになっている。
【0074】
まず、エントリSにエントリされた後、記憶領域122のSYSID領域を参照して、放送受信端末1のCM提供センタとの契約コード(TVID)や、CM視聴契約の契約内容(CMOVL)、放送受信端末1の設置場所(TYPE)、視聴者の世代(AGE)などの放送受信端末の視聴者に関する定数が設定されているか否かをチェックする(S1)。SYSID領域の設定されていない定数がある場合、放送受信端末1の使用者に、設定されていない定数の入力を促す(S2)。さらに、例えば、PrgCount領域内の各変数に0を代入し、CMDB領域内のCMSELNに1を、CMCNTに0、ChTBL領域内のCNoに1を代入して、デフォルト設定が必要な変数を初期化する(S3)。なお、上記SYSID領域の定数が既に設定されている場合、ステップS2、S3をスキップする。
【0075】
続いて、主制御部121は、主電源がオンされる毎に初期化すべき変数(本実施形態においては、表示手段の表示モードに関する変数dmode、mode、autof、cmdf)を初期化し(S4)、光受信手段127にリモコン14からの放送受信端末1のオン/オフ信号があるか否かをチェックする(S5)。上記リモコン14からのオン/オフ信号がない場合、CMCNTの値を参照して、記憶領域122に広告提供センタからの広告情報があるか否かをチェックする(S6)。広告情報が記憶領域122に有る場合(CMCNT≠0)、その広告情報が取得されてから所定時間が経過しているか否かを、CMRDDTの値を参照して確認する(S7)。上記広告情報が取得されてから所定時間が経過している場合、上記情報送受信手段124でCM提供サーバ2に接続して(S8)、広告情報の取得制御を開始する。上記ステップS6において、記憶領域122に広告情報が無い場合、(CMCNT=0)場合、ステップS7を飛ばして、ステップS8に移る。上記ステップS7において、上記広告情報が取得されてから所定の時間が経過していない場合、ステップS5に戻って、光受信手段127によって、再度リモコン14からのオン/オフ信号が有るか否かをチェックする。上記ステップS8でCM提供サーバ2に接続すると、上記CMOVLの値を参照して、CM視聴契約において、視聴者のコンテンツ視聴情報を提供するか否かをチェックする(S9)。上記コンテンツ視聴情報を提供する契約の場合(CMOVL=1)、CM提供サーバ2に、視聴者の個人情報としてのSYSID領域内の定数の全てと、コンテンツ視聴情報としてのPrgCount領域内の定数の全てとを送信する(S10)。続いて、放送受信端末1の契約コードTVIDと共に、広告視聴情報としてのCMC1、CMC2・・・の値をCM提供サーバ2に送信する(S11)。
【0076】
上記CM提供サーバ2は、上記広告視聴情報としてのCMC1、CMC2・・・の値に基いて、上記割引額算出手段によって、この放送受信端末1への課金額からの割引額を算出する。なお、以前に一度も広告情報を取得したことがない初期起動の場合は、上記コンテンツ視聴情報および広告視聴情報は0であるから、上記課金額からの割引額は、0であるのは言うまでもない。
【0077】
上記ステップS11の後、契約コードTVIDをパラメータとして付与して、広告情報のデータの送信要求コマンドをCM提供サーバ2に送信する(S12)。その後、CM提供サーバ2から送信された広告情報のデータを取得して、記憶領域122のCMDB領域に格納する(S13)。続いて、コンテンツ視聴情報(PrgCount)、広告視聴情報(CMC1、CMC2・・・)に0を代入して初期化して(S14)、広告情報を取得した日付(CMRDDT)を設定して(S15)、ステップS5に戻る。
【0078】
上記ステップS5において、リモコン14からのオン/オフ信号を受け取った場合、主制御部121は電源回路113を制御して、表示手段11および音声出力手段12に電力を供給する(S16)。そして、上記合成手段112にdmode=0を出力して、上記表示手段11における広告情報の表示モードをデフォルトの非表示にする(S17)。そして、CNoの値や、このCNoに対応するチャンネルの受信周波数などの設定値コンテンツ情報受信手段123に出力し(S18)、図10のエントリ1に移る。
【0079】
図10は、表示手段11がオンされて、上記表示手段11に、放送局3からのコンテンツ情報およびCM提供センタからの広告情報を表示する際に主制御部121が実行する制御を示したフロー図である。まず、後述するコンテンツ視聴情報(PrgCount)の更新を実行する所定時間(数秒程度)が経過したか否かをチェック(S101)し、上記所定時間が経過した場合、図16のエントリ7に移行する。上記所定時間が経過していない場合、リモコン14からオン/オフ信号が送信されたか否かを光受信手段127によってチェックする(S102)。上記光受信手段127がオン/オフ信号を受け取ると、主制御部121は、電源回路113を制御して上記表示手段11および音声出力手段12への給電を停止して(S120)、放送受信端末1をスタンバイ状態にして、図9のエントリSに戻る。上記ステップ102においてリモコン14からのオン/オフ信号を受信していない場合、上記リモコン14から、視聴者がチャンネルボタン147を押下して送信される信号があるか否かを上記光受信手段127によってチェックする(S103)。上記リモコン14のチャンネルボタン147の押下がチェックされると、押下されたチャンネルに対応するチャンネル数を上記CNoに格納し(S130)、このチャンネル番号に対応する受信周波数等の設定値をコンテンツ情報受信手段123に出力した(S131)後、エントリ1に移行する。上記ステップ103でチャンネルボタン147の押下がチェックされなかった場合、CMCNTの値を調べて記憶領域122に広告情報データがあるか否かをチェックし(S104)、広告情報データがない場合、エントリ1に移行し、広告情報データがある場合、ステップS105に移行する。ステップS105において、主制御部121は、放送受信端末1の合成手段112から、広告情報の表示が終了したことを意味するCMEND信号を受け取ったか否かをチェックし(S105)、上記CMEND信号を受け取った場合、広告情報の表示が完了したことを示すフラグcmdfに1を代入して(S150)、エントリ1に移行する。広告情報の表示が終了していない場合、リモコン14からMDボタンの押下を示す信号があるか否かを上記光受信手段127によってチェックする(S106)。MDボタンの押下を示す信号を受信した場合、図14のエントリ5に移行する。MDボタンの押下を示す信号を受信していない場合、リモコン14からATボタンの押下を示す信号があるか否かを上記光受信手段127によってチェックする(S107)。ATボタンの押下を示す信号を受信した場合、図15のエントリ6に移行する。ATボタンの押下を示す信号を受信していない場合、リモコン14からCMボタンの押下を示す信号があるか否かを上記光受信手段127によってチェックする(S108)。CMボタンの押下を示す信号を受信した場合、図12のエントリ3に移行する。CMボタンの押下を示す信号を受信していない場合、リモコン14からエンターボタンの押下を示す信号があるか否かを上記光受信手段127によってチェックする(S109)。エンターボタンの押下を示す信号を受信した場合、dmodeの値を調べて表示手段11が広告情報を表示しているか否かをチェックし(S190)、広告情報を表示している場合は図13のエントリ4に移行し、広告情報を表示していない場合はエントリ1に戻る。さらに、リモコン14からMDボタン、ATボタン、CMボタン、エンターボタンのいずれの押下も無かった場合、変数autofを調べて、広告情報の表示が属性情報に基く自動制御か否かをチェックして(S195)、自動制御の場合(autof=1)は、さらに、変数modeの値を調べて広告情報が表示か非表示かをチェックして(S196)、広告情報が非表示でない場合(mode≠0)、図11のエントリ2に移行する。上記S195において広告情報の表示が手動制御である場合、または、上記S196において広告情報が非表示である場合、エントリ1に戻る。
【0080】
図11は、コンテンツ情報と共に受け取る属性情報に基いて、視聴者の指令によらないで表示手段11に広告情報を表示する際に、主制御部121が実行する制御を示すフロー図である。まず、dmode値を調べて、現在、広告情報が表示か非表示であるかをチェックして(S201)、表示状態(dmode=1)である場合、エントリ21に移行する。広告情報が非表示(dmode=0)である場合、CMOVL値を調べて、CM視聴契約において視聴者のコンテンツ視聴情報をCM提供センタに提供可能であるか否かをチェックする(S202)。上記コンテンツ視聴情報が提供可能(CMOVL=1)である場合は、コンテンツ情報受信手段123がコンテンツ情報と共に受け取る属性情報が、S(タイトル部分)、E(エンディング部分)、I(インターバル部分)、C(コンテンツ情報のCM部分)であるか否かをチェックし、(S204)、上記属性情報がS、E、I、Cである場合に、S205に進む。上記属性情報がS、E、I、C以外の場合は、図10のエントリ1に戻る。上記ステップS202においてコンテンツ視聴情報が提供不可(CMOVL=0)である場合は、上記属性情報が、S、E、Iであるか否かをチェックし(S203)、上記属性情報がS、E、Iである場合に、S205に進む。上記属性情報がS、E、I以外の場合は、図10のエントリ1に戻る。ステップS205においてdmode値を1にセットし、ステップ206において、CMSELNの値に対応する広告情報を、記憶領域から合成手段112に出力する。これによって、上記合成手段112でコンテンツ情報と広告情報が合成されて、この合成されたコンテンツ情報および広告情報が表示手段11に表示される。その後、cmdfの値を0に初期設定して(S207)、さらに、現在のmode値(1または2)を合成手段112に出力して、表示手段11における表示モードを切替えた後、図10のエントリ1に戻る。
【0081】
上記ステップ201において、現在、広告情報が表示状態である(dmode=1)場合、エントリ21に移行して、ステップ211において、CMOVLの値を調べて、CM視聴契約において視聴者のコンテンツ視聴情報を提供する契約か否かをチェックする。コンテンツ視聴情報が提供可能(CMOVL=1)である場合、ステップS213に進んでコンテンツ情報と共に受け取る属性情報をチェックして、この属性情報がDである場合に、dmode値に0を代入して初期化し(S214)、このdmode値を合成手段112に出力する(S215)。上記ステップ211において、コンテンツ視聴情報が提供不可(CMOVL=0)である場合、ステップS212に進んで属性情報をチェックして、この属性情報がCまたはDである場合、ステップS214に進む。上記ステップ212において属性情報がCまたはDでない場合、および、上記ステップS213において属性情報がDでない場合、図10のエントリ1に戻る。
【0082】
図12は、上記光受信手段127が、上記リモコン14からCMボタン押下の信号を受け取った場合に、主制御部121が実行する制御を示したフロー図である。まず、ステップS301において、変数autofを調べて、広告情報の切替えが、コンテンツ情報の属性情報に基く自動か、または手動かをチェックする。広告情報の切替えが自動である場合(autof=1)、CMボタンの押下に対応する制御をしないで、図10のエントリ1に戻る。広告情報の切替えが手動である場合(autof=0)、modeの値を調べて広告情報の表示/非表示をチェックする(S302)。広告情報が非表示である場合もまた、CMボタンの押下に対応する制御をしないので、図10のエントリ1に戻る。上記modeの値が1(コンテンツ縮小表示モード)または2(CM重ね表示モード)である場合、dmodeの値をさらに調べて、広告情報が表示状態か非表示状態であるかをチェックする(S303)。dmodeの値が0で、広告情報が非表示である場合、dmodeに1を代入して(S304)表示状態にして、現在のCMSELNの値に対応する広告情報のデータを合成手段112に送る(S305)。これによって、上記modeの値に対応してコンテンツ縮小表示モードあるいはCM重ね表示モードで、表示手段11にコンテンツ情報および広告情報が表示される。引き続き、cmdf値に0を代入して初期化して(S306)、現在のmode値を合成手段112に出力して表示モードを切替えた後(S307)、図10のエントリ1に移行する。上記ステップS303において広告情報が表示状態である(dmode=1)場合、dmode値に0を代入し(S308)、このdmode値の0を合成手段112に出力して(S309)、表示手段11の広告表示を非表示に切替えた後、図10のエントリ1に移行する。
【0083】
図13は、表示手段11がCM提供センタから受信した広告情報を表示している際、リモコン14のエンターボタンが押下された場合に主制御部112が実行する制御を示すフロー図である。まず、cmdf値を調べて広告情報の表示が完了しているか否かをチェックする(S401)。広告情報の表示が完了している(cmdf=1)場合、ステップ402に進んで、上記表示が完了した広告情報のCMSELN値に対応するCMC値、すなわちCMSELN値に対応する広告情報のカウンタとしてのCMCの値を、インクリメントする(S402)。このステップS402は、主制御部121の制御の下で、計時手段125によって実行される。その後、主制御部121は、cmdfに0を代入して初期化して、次の広告情報の表示処理に備える(S403)。引き続き、表示中の広告情報の番号を示すCMSELNの値に1を加えて、このCMSELN値を更新する(S404)。ここで、更新したCMSELNの値とCMCNTの値とを比較して(S405)、上記CMSELNの値がCMCNTの値よりも大きくなると、すなわち、表示が完了した広告情報が、記憶領域122のCMDB領域に格納されている複数系列の広告情報の最後の広告情報である場合、CMSELNに1を代入して、CMSELN値が、上記複数系列の広告情報のうちの最初の広告情報を示すようにする(S406)。そして、ステップS407に進む。一方、上記S405においてCMSELNの値がCMCNTの値よりも小さい場合、上記ステップS406はスキップして、CMSELNの値を変えずにステップS407に進む。ステップS407において、主制御部121は、CMSELNの値に対応する広告情報のデータを記憶領域122のCMDBから合成手段112に出力し、表示手段11に新たな広告情報を表示させて、図10のエントリ1に戻る。図13に示すフロー図から分かるように、リモコン14のエンターボタンが押下された後、上記計時手段125が、既に表示された広告情報に対応するカウンタを増やすことによって計時した後、上記主制御部121は、上記表示された広告情報と異なる広告情報を表示手段11に表示させる。
【0084】
図14は、リモコン14からMDボタンの押下を示す信号を受け取った場合に主制御部121が実行する制御を示したフロー図である。上記光受信手段127がMDボタンの押下を示す信号をリモコン14から受け取ったことを主制御部121に通知すると、主制御部121は、変数autofを調べて広告情報の切替えが自動であるか手動であるかをチェックする(S501)。上記広告情報の切替えが自動であるとき、modeが0である場合は1に、1である場合は2に、2である場合は0に入れ換える(S502、S503、S504)。続いて、dmode値に0を代入し(S505)、このdmode値の0を合成手段112に出力して広告情報を非表示にした後、図10のエントリ1に戻る。上記ステップS501において広告情報の切替えが手動であるとき、modeの値が2(CM重ね表示)であるか否かをチェックして(S511)、mode値が2でない場合、dmode値を変更しないでmode値を0から1に、あるいは1から2に変更し(S512)、その後、ステップS515に進む。ステップS511において、mode値が2である場合、mode値を0にした(S513)後、dmode値に0を代入して初期化する(S514)ことによって広告情報を非表示にして、ステップS515に進む。このステップS515において、dmode値を調べて広告情報が非表示か否かをチェックし、上記dmode値が0である場合、このdmode値を合成手段112に出力して、表示手段11の広告情報の表示を非表示に切替える(S516)。この後、図10のエントリ1に戻る。上記ステップ515において、dmode値が1であって広告情報が表示状態である場合、cmdf値に0を代入して(S517)、CMSELN値に対応する現在選択している広告情報のデータを合成手段112に出力し(S518)、さらに、mode値もまた合成手段112に出力する(S519)ことによって、広告情報の表示モードを変え、かつ、上記広告情報を表示手段に表示させる。その後、図10のエントリ1に移行する。
【0085】
図15は、リモコン14のATボタンが押下された際に主制御部121が実行する制御を示したフロー図である。まず、ステップS601において、autofの値を変更して、広告情報の切替えが手動である(autof=0)場合は自動(autof=1)に、自動である場合は手動にする。続いて、dmode値を調べて、広告情報が表示されているか否かをチェックする(S602)。広告情報が非表示である(dmode=0)場合、図10のエントリ1に移行する。広告情報が表示されている(dmode=1)場合、dmode値に0を代入し(S603)、cmdf値に0を代入して広告情報の表示が完了したことを示し(S604)、さらに、dmode値を合成手段112に出力して広告情報を非表示にした(S605)後、図10のエントリ1に移行する。
【0086】
上記図11に示したフロー図と、図12に示したフロー図と、図15に示したフロー図の制御によって、図6(a),(b)に示した表示手段の表示モードの切替えが実行できる。
【0087】
図16は、コンテンツ視聴情報の更新を実行する所定時間が経過した場合、主制御部121が実行する制御を示したフロー図である。まず、主制御部121は、表示手段11が表示しているコンテンツ情報を示す属性情報が、Di(i=1、2、3・・・)の番組内容部分であるか否かをチェックする(S701)。上記属性情報がDi以外の場合は図10のエントリ1に移行し、上記属性情報がDiである場合は、その属性に対応するコンテンツ視聴情報の値(DC1、DC2・・・)を更新する。ここで、上記広告情報が非表示である(mode≠1)場合、視聴者はコンテンツ情報のみを視聴しているといえるので、コンテンツ視聴情報の値(DC1、DC2・・・)に、上記所定時間を示す値をそのまま加えて、コンテンツ視聴情報を更新する(S704)。一方、広告情報が表示状態(mode=1)である場合は、コンテンツ情報と広告情報のいずれを視聴しているのかが確定できないので、上記所定時間の半分を示す値をコンテンツ視聴情報の値に加算して、上記コンテンツ視聴情報を更新している(S703)。その後、図10のエントリに移行する。上記S703、704は、上記主制御部121の制御の下で、計時手段125によって実行される。
【0088】
図17は、上記放送受信端末1の合成手段112において実行される制御を示したフロー図である。上記合成手段112は、コンテンツ情報および広告情報の合成を実行する図示しない合成制御部を備え、この合成制御部は記憶領域を備えている。上記合成制御部は、上記主制御部121に接続し、この主制御部121の制御の下で作動する。上記合成手段112の合成制御部はローカル変数MおよびSを用いる。上記ローカル変数Mは、主制御部121が用いる変数modeと同様に、広告情報が非表示の場合は0、コンテンツ情報を縮小して広告情報を表示する場合は1、広告情報の文字情報を埋め込んだ静止画像をコンテンツ情報に重ねて表示する場合は2が代入される。上記ローカル変数Sは、表示手段11に広告情報が表示されていない場合に0が、広告情報が表示されている途中に1が、広告情報の表示が完了した場合に2が代入される。
【0089】
放送受信端末1の主電源がオンされると、合成手段112の合成制御部が「スタート」にエントリされる。その後、合成制御部は、変数MおよびSに、各々0を代入して初期化する(S801)。
【0090】
次に、上記主制御部121から広告情報データが出力されたか否かをチェックし(S802)、広告情報データが出力された場合、合成制御部の記憶領域に上記広告情報データを格納し(S803)、Lpエントリに移行して、再び上記ステップ801の前に戻る。
【0091】
上記ステップS802において、上記主制御部121から広告情報データが出力されていない場合、広告情報の表示手段11への表示モードの切替え指令、すなわち、mode値あるいはdmode値が主制御部121から出力されているか否かをチェックする(S804)。mode値あるいはdmode値が主制御部121から出力されると、その値をローカル変数Mに格納する(S805)。合成制御部は、このローカル変数Mの値をチェックし(S806)、このMが0である、すなわち、広告情報が非表示である場合、放送受信端末1の分離手段111から受け取ったコンテンツ情報の映像データを、そのまま表示手段11に出力する(S807)。すなわち、図18に示すように、上記分離手段111から合成手段112に出力されたコンテンツ情報の映像データは、広告情報のデータと合成されることなく、そのまま、表示手段11に送られる。その後、ローカル変数Sに0を代入して初期化した(S808)後、Lpエントリに移行する。上記ステップS806において、ローカル変数Mが0以外の場合、このMの値をパラメータとしてコンテンツ情報の映像データと広告情報のデータの合成を実行し(S809)、その後、ローカル変数Sに1を代入して(S810)、Lpエントリに移行する。
【0092】
上記ステップS804において、広告情報の表示手段11への表示モードの切替え指令が無い場合、合成制御部は、ローカル変数Sの値を調べて、広告情報が表示中であるか否かをチェックする(S811)。上記ローカル変数の値が1でない場合、すなわち、広告情報が表示中でない場合、Lpエントリに移行する。
【0093】
上記ローカル変数Sの値が1で、広告情報が表示中である場合、合成手段112が備える広告情報の映像を再生する動画再生手段(後述)からの、および、広告情報の文字情報を静止画像に埋め込む文字埋込手段(後述)からの再生終了信号の有無を調べることによって、広告情報の表示が終了したか否かをチェックする(S812)。広告情報が終了しない場合、Lpエントリに移行する。上記広告情報の表示が終了した場合、ローカル変数Sの値を2にして(S813)、主制御部121にCMEND信号を出力し(S814)、Lpエントリに移行する。
【0094】
図19は、上記ステップS809において、コンテンツ情報の映像データと広告情報のデータとを合成する過程を説明した図である。図19は、上記ローカル変数Mが1の場合、すなわち、コンテンツ情報を縮小表示し、この縮小されたコンテンツ情報が表示される部分以外の部分に広告情報を表示する場合を示している。まず、上記分離手段111からコンテンツ情報の映像データを受け取った合成手段112の合成制御部301は、合成手段112が備える映像縮小手段302に上記コンテンツ情報の映像データを渡す。この映像縮小手段302は、受け取ったコンテンツ情報の映像データを、図19に示すように、左上方向に向って縮小し、縮小された映像データ以外の部分に黒色データを配置してコンテンツ縮小データを形成する。このコンテンツ縮小データを、上記映像縮小手段から、この合成手段112が備えるOR合成手段304が受け取る。このOR合成手段304は、合成手段内の記憶領域305に格納された広告情報の映像データを再生する動画再生手段307に接続している。この動画再生手段307は、上記コンテンツ縮小データの黒色データ部分に対応する部分に広告情報を含み、上記コンテンツ縮小データの縮小された映像データに対応する部分が黒色データである広告情報の映像データを再生する。上記OR合成手段304は、上記コンテンツ縮小データと、上記動画再生手段307によって再生された広告情報の映像データとを、図19に示すようにOR合成して、表示手段11に出力する。上記動画再生手段307が再生する広告情報の映像データが終了すると、上記動画再生手段307が合成制御部301に信号を送って、広告情報の映像データの終了を知らせる。
【0095】
図20は、上記ローカル変数Mが2の場合、すなわち、コンテンツ情報に、広告情報の文字データを埋め込まれた静止画像を重ねて表示する場合を示している。まず、上記分離手段111からコンテンツ情報の映像データを受け取った合成手段112の合成制御部301は、合成手段112が備えるAND合成手段401に、上記コンテンツ情報の映像データを渡す。このAND合成手段401は、合成手段112内の記憶領域402に格納されているエージェントANDデータ、すなわち、静止画像のうちの表示部分と同一の形状を有すると共に黒色が付された部分を有するデータと、上記コンテンツ情報の映像データとをAND合成し、合成手段112内のOR合成手段304に出力する。一方、合成手段112内の文字埋込手段403は、記憶領域404に格納されているエージェントORデータ、すなわち、表示部分以外の部分に黒色が付された静止画像と、記憶領域405に格納されている文字データとを合成して、上記エージェントORデータの所定の位置に文字データを埋め込む。上記文字埋込手段403は、放送受信端末1の計時手段125からの周期信号に基いて、上記記憶領域405から所定時間間隔で異なる文字データを読み出して上記エージェントORデータに埋め込み、この文字データが埋め込まれたエージェントORデータを、OR合成手段304に出力する。OR合成手段は、上記AND合成手段401から受け取ったデータと、文字埋込手段403とから受け取ったデータとを図20に示すようにOR合成して、このOR合成したデータを表示手段11に出力する。上記エージェントORデータに埋め込む文字情報が終了すると、上記文字埋込手段403が合成制御部301に信号を送って、広告情報の文字データの終了を知らせる。
【0096】
上記実施形態において、主制御部122、情報送受信手段124、コンテンツ受信手段123、計時手段125、光受信手段127、分離手段111、合成手段112、表示手段11、音声出力手段12と、リモコン14によって放送受信端末1を構成したが、上記主制御部122、情報送受信手段124、計時手段125、合成手段112と同一の機能を有する部分を、従来のテレビジョン受信装置や音響機器などに後付けして放送受信端末を構成してもよい。また、パーソナルコンピュータの記憶装置に、上記主制御部の動作を実行するプログラムを格納し、このパーソナルコンピュータを従来のテレビジョン受信装置や音響機器などに接続して、本発明の放送受信端末を構成してもよい。
【0097】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1の発明の放送受信端末によれば、コンテンツ情報および広告情報を表示する表示手段と、放送センタから送信されたコンテンツ情報を受信するコンテンツ情報受信手段と、広告提供センタから送信された広告情報を受信する広告情報受信手段と、上記コンテンツ情報受信手段からのコンテンツ情報と、上記広告情報受信手段からの広告情報とを合成して合成情報を作成する情報合成手段と、上記情報合成手段から表示手段に上記合成情報を送るか、上記コンテンツ情報を表示手段に送るかを制御する制御部とを備えるので、上記表示手段に、上記コンテンツ情報と上記広告情報とを合成して表示できるから、上記広告情報は、上記コンテンツを視聴する視聴者に確実に視聴されるので、上記広告情報は確実に広告効果が発揮できる。また、上記制御部はコンテンツ情報のみを表示手段に送るように制御できるので、広告情報で視聴者の感興が損われることを回避できる。
また、上記コンテンツ情報受信手段は、上記コンテンツ情報の他に、上記コンテンツ情報に関する属性情報を受信し、上記制御部は、上記属性情報に基いて上記情報合成手段を制御して、上記合成情報を表示手段に送るか、上記コンテンツ情報のみを表示手段に送るかを制御するので、コンテンツ情報および広告情報を、あるいは、コンテンツ情報のみを、視聴者が操作することなく自動で上記表示手段に表示できる。
【0098】
1実施形態の放送受信端末は、上記表示手段が合成情報を受け取って広告情報を表示している表示時間を計時する広告計時手段と、上記広告情報およびその広告情報の上記表示時間に関する情報が格納可能な表示情報格納手段と、上記表示情報格納手段に格納された情報を上記広告提供センタに送信する送信手段とを備えるので、上記表示手段に上記広告情報が表示されている表示時間が計時でき、上記広告情報および広告情報の上記表示時間に関する情報を、上記広告提供センタに送信できるので、上記広告提供センタに、上記放送受信端末の視聴者が上記広告情報を視聴していた時間を知らせることができる。
【0099】
【0100】
1実施形態の放送受信端末は、上記制御部は、複数系列の広告情報のうちの一つを選択して、合成手段に送る機能を有すると共に、上記表示手段に表示される広告情報が切替えられると、上記切替えられる前の広告情報およびその広告情報の上記表示時間に関する情報が、上記表示情報格納手段に格納されるので、上記制御部が、例えば、放送受信端末の視聴者の指令に基いて上記複数系列の広告情報のうちの一つを選択することによって、上記切替えられる前の広告情報は上記視聴者によって視聴されたことが確認できるから、上記視聴者が確実に視聴した広告情報およびその広告情報の表示時間に関する情報を、上記表示情報格納手段に格納できる。
【0101】
1実施形態の放送受信端末は、上記表示手段がコンテンツ情報を表示している時間を計時するコンテンツ計時手段を備え、上記コンテンツ情報およびそのコンテンツ情報の上記表示時間に関する情報を上記広告提供センタに送信可能な送信手段とを備えるので、上記コンテンツ情報およびそのコンテンツ情報の表示時間に関する情報が、上記広告提供センタに送信できるから、上記広告提供センタに、上記放送受信端末の視聴者が上記コンテンツ情報を視聴していた時間を知らせることができる。
【0102】
1実施形態の放送受信端末は、上記情報合成手段は、上記表示手段の表示領域の1部分にコンテンツ情報が表示されると共に表示領域の他の部分に広告情報が表示されるように、上記コンテンツ情報と広告情報を合成するので、上記広告情報を、上記コンテンツ情報を視聴している視聴者が確実に視聴するようにできる。
【0103】
1実施形態の放送受信端末は、上記情報合成手段は、文字情報を含む広告情報の中の上記文字情報を、所定の画像情報に埋め込み、この文字情報が埋め込まれた画像情報がコンテンツ情報の上に重なって表示手段に表示されるように、上記広告情報とコンテンツ情報を合成するので、上記広告情報の文字情報を、上記コンテンツ情報を視聴している視聴者が確実に視聴するようにできる。
【0104】
【0105】
【0106】
【0107】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の放送受信端末1を用いた放送システムを示す図である。
【図2】 放送受信端末1の外観を示す概略図である。
【図3】 放送受信端末1の構成を示すブロック図である。
【図4】 リモコン14の外観を示す図である。
【図5】 図5(a)は、属性情報が無い場合の受信情報の構造を示す図であり、図5(b)は、番組の放送が終了した後の受信情報の構造を示す図であり、図5(c)は、バラエティ番組の内容を有する受信情報の構造を示す図であり、図5(d)は、映画タイプの番組の受信情報の構造を示す図であり、図5(e)は、広告情報が含まれる番組の受信情報の構造を示す図であり、図5(f)は、サッカータイプのスポーツ番組の受信情報の構造を示す図であり、図5(g)は、野球タイプのスポーツ番組の受信情報の構造を示す図である。
【図6】 図6(a)は、広告情報が手動切替えの場合における表示手段11の表示モードの変遷を示した図であり、図6(b)は、広告情報が自動切替えの場合における表示手段11の表示モードの変遷を示した図である。
【図7】 図7(a)は、CM非表示の場合の表示手段11の映像を示した図であり、図7(b)は、コンテンツ縮小モードにおける表示手段11の映像を示す図であり、図7(c)は、CM重ね表示モードにおける表示手段11の映像を示す図である。
【図8】 広告提供センタのCM提供サーバ2で実行される制御を示したフロー図である。
【図9】 放送受信端末1の主電源スイッチを入れた後に、主制御部121で実行される制御を示した図である。
【図10】 上記表示手段11に、コンテンツ情報およびCM提供センタからの広告情報を表示する際に主制御部121が実行する制御を示したフロー図である。
【図11】 属性情報に基いて表示手段11に広告情報を表示する際に、主制御部121が実行する制御を示すフロー図である。
【図12】 リモコン14のCMボタンが押下された場合に、主制御部121が実行する制御を示したフロー図である。
【図13】 リモコン14のエンターボタンが押下された場合に、主制御部112が実行する制御を示すフロー図である。
【図14】 リモコン14のMDボタンが押下された場合に、主制御部121が実行する制御を示したフロー図である。
【図15】 リモコン14のATボタンが押下された場合に、主制御部121が実行する制御を示したフロー図である。
【図16】 コンテンツ視聴情報の更新を実行する所定時間が経過した場合、主制御部121が実行する制御を示したフロー図である。
【図17】 放送受信端末1の合成手段112において実行される制御を示したフロー図である。
【図18】 広告情報が非表示である場合、放送受信端末1の分離手段111から受け取ったコンテンツ情報の映像データを、そのまま表示手段11に出力する様子を示した図である。
【図19】 コンテンツ情報の映像データと広告情報のデータとを合成する過程を説明した図である。
【図20】 コンテンツ情報に、広告情報の文字データを埋め込まれた静止画像を重ねて表示する場合のコンテンツ情報と広告情報の合成過程を示した図である。
【符号の説明】
1 放送受信端末
2 CM提供サーバ
3 放送局
4 スポンサ
6 インターネット
7 専用回線
Claims (6)
- コンテンツ情報および広告情報を表示する表示手段と、
放送センタから送信されたコンテンツ情報を受信するコンテンツ情報受信手段と、
広告提供センタから送信された広告情報を受信する広告情報受信手段と、
上記コンテンツ情報受信手段からのコンテンツ情報と、上記広告情報受信手段からの広告情報とを合成して合成情報を作成する情報合成手段と、
上記情報合成手段から表示手段に上記合成情報を送るか、上記コンテンツ情報を表示手段に送るかを制御する制御部と
を備え、
上記コンテンツ情報受信手段は、上記コンテンツ情報の他に、上記コンテンツ情報の内容を示す属性情報を受信し、
上記制御部は、上記属性情報に基いて上記情報合成手段を制御して、上記合成情報を表示手段に送るか、上記コンテンツ情報のみを表示手段に送るかを制御し、
上記表示手段に上記合成情報を表示させたり、上記表示手段に上記コンテンツ情報のみを表示させたりすることを特徴とする放送受信端末。 - 請求項1に記載の放送受信端末において、
上記表示手段が合成情報を受け取って広告情報を表示している表示時間を計時する広告計時手段と、
上記広告情報およびその広告情報の上記表示時間に関する情報が格納可能な表示情報格納手段と、
上記表示情報格納手段に格納された情報を上記広告提供センタに送信する送信手段と
を備えることを特徴とする放送受信端末。 - 請求項2に記載の放送受信端末において、
上記制御部は、複数系列の広告情報のうちの一つを選択して、上記情報合成手段に送る機能を有すると共に、
上記表示手段に表示される広告情報が切替えられると、上記切替えられる前の広告情報およびその広告情報の上記表示時間に関する情報が、上記表示情報格納手段に格納されることを特徴とする放送受信端末。 - 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の放送受信端末において、
上記表示手段がコンテンツ情報を表示している時間を計時するコンテンツ計時手段と、
上記コンテンツ情報およびそのコンテンツ情報の上記表示時間に関する情報を上記広告提供センタに送信可能な送信手段と
を備えることを特徴とする放送受信端末。 - 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の放送受信端末において、
上記情報合成手段は、上記表示手段の表示領域の1部分にコンテンツ情報が表示されると共に表示領域の他の部分に広告情報が表示されるように、上記コンテンツ情報と広告情報を合成することを特徴とする放送受信端末。 - 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の放送受信端末において、
上記情報合成手段は、文字情報を含む広告情報の中の上記文字情報を、所定の画像情報に埋め込み、この文字情報が埋め込まれた画像情報がコンテンツ情報の上に重なって表示手段に表示されるように、上記広告情報とコンテンツ情報を合成することを特徴とする放送受信端末。
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