JP4409837B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンピュータネットワーク、ディジタル放送網、またはディスクなどの情報媒体のドライブから送信または出力された映像などの情報を、パーソナルコンピュータやテレビジョン受信機に出力して再生する情報処理装置及び情報処理方法に関し、特にカードモジュールを利用して情報の著作権を保護するための機能を有する情報処理装置及び情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータネットワークや、ディジタル衛星放送などのディジタル放送網や、DVD(ディジタルビデオディスク)などの情報記録媒体から提供されるいわゆるマルチメディア情報を受信して、パーソナルコンピュータやテレビジョン受信機に出力するための情報受信装置が提案されている。このような情報受信装置が各家庭などのユーザに配置されることにより、ビデオ・オン・デマンドサービスなどの映像,音声,文字を含むマルチメディア情報のサービスを実現することができる。
【0003】
ところで、前記のサービスシステムを構築する場合に、マルチメディア情報の作成者や情報供給元(個人や業者)の著作権などの権利を保護することが重要である。マルチメディア情報はディジタル情報の形態で提供されるため、パーソナルコンピュータなどにより情報をコピーすることが容易である。また、アナログ信号(映像信号など)に変換されて、テレビジョン受信機に供給される場合でも、ビデオレコーダによりビデオテープに録画することは容易である。要するに、マルチメディア情報を効率的に流通するシステムを構築する場合に、情報の提供者の権利保護の問題は避けられない重要事項である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したようにコンピュータネットワークやディジタル衛星放送などの各種の媒体から提供されるマルチメディア情報を受信して、パーソナルコンピュータやテレビジョン受信機に出力する情報受信装置を普及させることにより、マルチメディア情報を効率的に流通するシステムを構築することができる。このようなシステムの構築には、マルチメディア情報の作成者や情報供給元の著作権などの権利保護またはコピー防止のための技術開発が必要不可欠になっている。
【0005】
このような著作権などの権利保護またはコピー防止を実現する技術として、データハイディング(hiding)、データ埋め込み、ディジタル・ウォーターマーキング(wartermarking)、ディジタル透かし方法、またはディジタル・フィンガ・プリント(fingerprint)と呼ばれる一種のデータ加工技術が開発されている。いずれのデータ加工技術も、基本的には保護すべき映像などのディジタル画像データの中に、例えば著作権などを示す特定データ(文字や図形など)を隠匿的に埋め込む内容である。この特定データは、原ディジタル画像データを通常に再生しても、隠されている状態で確認することはできないが、特定の復元処理により再生することができる。
【0006】
このようなデータ加工技術を利用して、情報提供者側は映像などのディジタル画像データをユーザに提供するときに、ユーザに知られることなく(換言すれば、原画像データなどの劣化を招くこと無く)、著作権などを示す特定データをディジタル画像データなどに埋め込むことができる。しかしながら、単に著作権などを示す特定データを埋め込むだけでは、提供した情報を例えば光ディスクなどの媒体にコピーされて、不法に流通されるような事態を防止する実際上の効果については疑問がある。
【0007】
そこで、特定データとして、情報の提供を受けるユーザを識別する識別データを埋め込む方式が考えられる。この方式であれば、不法にコピーされて流通された場合に、その識別データを復元することにより、コピー元のユーザを特定することが容易になり、結果的に情報提供者の権利保護を効果的に実現することが可能となる。しかしながら、情報の流通システムとして、特にコンピュータネットワークやディジタル放送網などのように、不特定多数のユーザに情報を送信するシステムを想定した場合に、各ユーザ毎に識別データを埋め込む処理は実際上では極めて困難である。
【0008】
そこで、本発明の目的は、不特定多数のユーザに情報を送信する情報サービスシステムに適用した場合でも、提供された情報の中にユーザ毎の識別データを容易に埋め込みできるようにして、結果的に情報提供者の著作権などの権利を確実に保護することができる。さらに、本発明の目的は、情報提供者の識別データの埋め込み処理を省略させることが可能となるため、効率的な流通の可能な情報サービスシステムの構築を実現することにある。
【0009】
本発明によれば、多重化され、さらに暗号化されたマルチメディアデータを出力する情報処理装置であって、暗号化されたマルチメディアデータと共に、情報処理装置ごとに付与された識別データを復号されたマルチメディアデータに電子透かしとして埋め込む処理を実行するためのプログラムを当該情報処理装置の外部より取得する取得手段と、前記取得した暗号化されたマルチメディアデータを復号する復号手段と、前記情報処理装置ごとに付与された識別データを、前記復号手段が復号した前記マルチメディアデータに電子透かしとして埋め込む埋め込み処理を実行するデータ埋め込み手段と、前記データ埋め込み手段が前記識別データを埋め込んだ前記マルチメディアデータをデマルチプレックスするデマルチプレックス手段と、前記デマルチプレックス手段がデマルチプレックスした前記マルチメディアデータを出力する出力手段とを有し、前記データ埋め込み手段は、前記取得手段が取得した前記プログラムの内容を基に、前記埋め込み処理を実行する、情報処理装置が提供される。
また本発明によれば、多重化され、さらに暗号化されたマルチメディアデータを出力するため、復号手段、取得手段、データ埋め込み手段、デマルチプレックス手段、および、出力手段を有する情報処理装置において実行される情報処理方法であって、前記取得手段が、暗号化されたマルチメディアデータと共に、情報処理装置ごとに付与された識別データを復号されたマルチメディアデータに電子透かしとして埋め込む処理を実行するためのプログラムを当該情報処理装置の外部より取得する第1の工程と、前記復号手段が、前記第1の工程において取得した取得した前記暗号化されたマルチメディアデータを復号する、第2の工程と、前記データ埋め込み手段が、前記第2の工程において復号した前記マルチメディアデータに、前記前記情報処理装置ごとに付与された識別データを、電子透かしとして埋め込む埋め込み処理を実行する、第3の工程と、前記デマルチプレックス手段が、前記第3の工程において、前記データ埋め込み手段が前記情報処理装置ごとに付与された識別データを埋め込んだ前記マルチメディアデータをデマルチプレックスする、第4の工程と、前記出力手段が、前記第4の工程において、前記デマルチプレックス手段がデマルチプレックスした前記マルチメディアデータを出力する、第5の工程とを有する情報処理装置の情報処理方法が提供される。
【0010】
このような構成により、例えばカードモジュールを情報提供者側と契約したユーザ毎に配給することにより、情報提供者側から提供した映像などの情報の中に、ユーザを識別するための識別データを埋め込むことができる。ここで、データ埋め込み手段は、従来のデータハイディング、データ埋め込み、ディジタル・ウォーターマーキング、またはディジタル・フィンガ・プリントと呼ばれるデータ加工技術を利用したものである。ユーザは、識別データを意識することなく、提供された情報を再生して利用することができる。
【0011】
ここで、ユーザが提供された映像などの情報を、例えばパーソナルコンピュー夕を利用して光ディスクなどの媒体にコピーして、不法に流通させた場合を想定する。媒体にコピーされた情報の中には、前記のユーザを識別する識別データが埋め込まれている。従って、その識別データを所定の復元処理により再生することにより、コピーして不法に流通させたユーザを特定することが可能となる。本発明の方式であれば、カードモジュールを製造する段階で、識別データを埋め込むためのアルゴリズムや、データフォーマット、および各種の仕様を設定し、または更新を行なうことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本実施形態に関係する情報受信装置の要部を示すブロック図であり、図2は本実施形態に関係する情報通信システムの構成を示すブロック図であり、図3は本実施形態に関係するカードモジュールの構成を示すブロック図である。
(情報通信システムの構成)
本実施形態は、図2に示すように、情報発信装置3と情報受信装置1とがネットワーク2を介して接続されている情報サービスシステムを想定する。ネットワーク2は、コンピュータネットワーク(インターネット)やディジタル衛星放送などのディジタル放送網である。情報発信装置3は、通常では契約した受信者であるユーザに対して、映像などを含む各種の情報(いわゆるマルチメディア情報)を提供する情報サービス提供者側の装置を想定する。
【0013】
情報受信装置1は、本発明に関係する構成要素であり、例えば各家庭などのユーザ毎に配置される受信専用装置であり、後述するカードモジュール、モニタ4およびローカルメディア5を含めて取り扱う情報再生装置の主要素である。モニタ4は、例えばディスプレイ装置を有するパーソナルコンピュータやテレビジョン受信機(TV)を意味する。ローカルメディア5は、特に光ディスクなどの情報媒体を駆動して記録(録画)された情報を再生するメディアドライブを意味し、具体的にはCD−ROMドライブやDVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)ドライブである。
(情報受信装置1の構成)
情報受信装置1は、図1に示すように、ネットワーク2に接続するためのインターフェース12と、ローカルメディア5に接続するためのインターフェース18と、フィルタ13と、デスクランブラ14と、セレクタ15と、コントローラ16と、出力回路17と、カードインターフェース11とを備えている。フィルタ13は、ネットワーク2を介して伝送される多重化情報から所定の制御情報、またはマルチプログラムの中から必要な情報を抽出するための回路である。デスクランブラ14は、所定のスクランブル(一種の暗号化)がなされた情報を元の状態に復元するためのデスクランブル処理(一種の復号化処理)を実行する。
【0014】
セレクタ15は、コントローラ16の制御により、ネットワークからの受信情報およびローカルメディア5からの出力情報の一方を選択するための選択回路である。コントローラ16は受信装置1の制御装置であり、例えば受信装置1に設けられたスイッチによりネットワークからの受信情報またはローカルメディア5からの出力情報を認識し、セレクタ15を制御する。なお、セレクタ15の制御方法については、これ以外でもローカルメディア5が駆動停止の場合には、優先的にネットワークからの受信情報を選択する方法や、当然ながらモニタ4であるパーソナルコンピュータやテレビジョン受信機(TV)からの選択信号によりコントローラ16が制御してもよい。
【0015】
出力回路17は、ネットワークからの受信情報またはローカルメディア5からの出力情報であるディジタル情報をアナログ信号に変換するためのD/A変換回路、またはテレビジョン受信機に対する複合映像信号(CVS)に変換するためのCVS変換回路を含み、提供された情報をモニタ4で再生するための再生信号に変換する。カードインターフェース11は、後述するカードモジュール10と接続するためのカードスロットを含み、カードモジュール10と受信装置1のコントローラ16、セレクタ15、および出力回路17のそれぞれとを接続する。(カードモジュール10の構成)
本実施形態のカードモジュール10は、ユーザ毎に用意されるICカードであり、図3に示すように、コントローラを構成するマイクロプロセッサ(CPU)21とメモリ22、および本発明に関係するデータ埋め込みユニット20を内蔵している。CPU21は、受信装置1側のカードインターフェース11を介してコントローラ16に接続して、例えばユーザの識別情報などを出力し、データ埋め込みユニット20の制御を行なう。
【0016】
データ埋め込みユニット20は、カードインターフェース11を介してセレクタ15から出力される情報に対して、予めユーザ毎に設定された識別データを隠匿的に埋め込む処理を実行するための専用回路である。即ち、データ埋め込みユニット20は、従来のデータハイディング、データ埋め込み、ディジタル・ウォーターマーキング、またはディジタル・フィンガ・ブリントと呼ばれるデータ加工アルゴリズムを実行し、例えばメモリ22に保持されたユーザを識別するための識別データを提供された情報の中に埋め込む。メモリ22は、例えば書換え可能なROM(リードオンリメモリ)であり、CPU21によりアクセスされてデータ埋め込みユニット20に識別データを供給する。ここで、カードモジュール10は、ユーザなどの操作により、メモリ22に保持された識別データを容易に改変したり、またはデータ埋め込みユニット20のアルゴリズムを容易に解析するようなことを防止できる構造(耐タンパモジュール構造)であることが望ましい。
【0017】
情報受信装置1は、カードインターフェース11を介してカードモジュール10から出力された情報を出力回路17に転送する。出力回路17は、データ埋め込みユニット20により識別データが埋め込まれたディジタル情報を、前述したように、アナログ信号またはテレビジョン受信機に対する複合映像信号(CVS)に変換する。
(本実施形態の作用効果)
以下図4のフローチャートを参照して本実施形態の作用効果を説明する。
【0018】
まず、本実施形態の情報再生装置は、受信装置1に対してカードモジュール10を接続することにより、動作可能状態になるように構成されている(ステップSl)。即ち、受信装置1のコントローラ16は、カードインターフェース11を介してカードモジュール10の接続と、カードモジュール10からのユーザの識別情報(ID情報)に基づいて情報の受信と再生動作を開始する。ここで、カ−ドモジュール10は、情報発信装置3側の情報サービス提供者と契約したユーザにのみ供給されて、そのユーザを識別するための識別データが予めメモリ22に格納されている。また、本実施形態は、情報発信装置3側として、不特定多数のユーザに対して映像などのマルチメディア情報を常に発信しているディジタル放送網、またはコンピュータネットワークを介してユーザからの要求に応じて映画などのマルチメディア情報(ビデオ・オン・デマンド)を提供するシステムを想定している。
【0019】
ユーザによりカードモジュール10がカードインターフェース11に装着されると、コントローラ16は、前述したように、再生対象の情報がネットワークからの受信情報またはローカルメディア5からの出力情報のいずれであるがを認識する(ステップS2)。ここで、ネットワークからの受信情報を再生する場合を想定する(ステップS2のYES)。
【0020】
情報受信装置1は、ネットワーク2を介して情報発信装置3から送信された情報をインターフェース12で受信し、フィルタ13やデスクランブラ14などの信号処理系を経てセレクタ15に転送する。コントローラ16は、セレクタ15により選択された情報発信装置3からの受信情報(ディジタル画像データなど)をカードインターフェース11を介して、カードモジュール10のデータ埋め込みユニット20に出力する(ステップS3)。
【0021】
カードモジュール10では、CPU21の制御によりデータ埋め込みユニット20は、受信装置1から出力された情報であるディジタル画像データの中に、メモリ22に格納された識別データを埋め込む処理を実行する。カードモジュール10は、識別データの埋め込む処理がなされたディジタル画像データなどを、カードインターフェース11を介して情報受信装置1の出力回路17に供給する(ステップS4)。
【0022】
出力回路17は、識別データが埋め込まれたディジタル画像データなどのマルチメディア情報をアナログ信号または複合映像信号に変換してモニタ4に出力する(ステップS5)。モニタ4である例えばテレビジョン受信機の画面上には、ネットワークから送信された映像などが再生される(ステップS6)。
【0023】
一方、コントローラ16はローカルメディア5からの出力情報を再生する場合には、セレクタ15によりローカルメディア5から出力されたディジタル画像データなどをカードインターフェース11を介してカードモジュール10に出力させる(ステップS7)。ローカルメディア5は、前述したように、予め光ディスクなどに録画された映像や静止画像を再生して出力するドライブである。なお、カードモジュール10に送られた後の情報処理については、ネットワークの場合と同様である(ステップS4〜S6)。
【0024】
以上のように本実施形態によれば、ユーザ毎にカードモジュール10を用意し、このカードモジュール10に内蔵されたデータ埋め込みユニット20により、提供したディジタル画像データなどの情報の中にユーザを識別するための識別データを隠匿的に埋め込む処理を実行させる。ユーザ側は、情報サービス提供者側との契約に基づいて供給されたカードモジュール10を情報受信装置1に装着するだけで、識別データの埋め込む処理を意識することなく、所望のマルチメディア情報をパーソナルコンピュータやテレビジョン受信機を使用して再生することができる。なお、本実施形態ではカードモジュール10において情報の中に識別データを埋め込む機能について説明したが、それと共に情報作成名や提供者の著作権を示す特定データを埋め込むようにしてもよい。また、ユーザの識別データ以外に、例えば日付や所定の分類情報などを埋め込むようにしてもよい。
【0025】
情報サービス提供者は、コンピュータネットワークやディジタル放送網などにより情報を提供する段階では識別データを埋め込む処理を不要にすることができる。従って、識別データを埋め込み処理により情報提供者側の著作権などの権利保護を図ると共に、情報サービスの流通の効率化を図ることができる。
【0026】
また、ローカルメディア5を使用して情報を再生する場合でも、ローカルメディア5側に識別データの埋め込み機能を設ける必要はない。従って、特別仕様のローカルメディア5を用意することなく、ローカルメディア5を介して情報を提供する情報提供者側の著作権などの権利保護を図ることが可能である。
(本実施形態の変形例1)
本実施形態の変形例1として、図5に示すように、カードモジュール10の構成要素としてデスクランブラ23を付加したものでもよい。カードモジュール10側にデスクランブラ23を有することにより、情報発信装置3からスクランブルされた情報を提供したときに、カードモジュール10の無いユーザにはスクランブルを解除できないため、情報サービス提供者側の権利保護をより効果的にすることができる。また、情報受信装置1側のデスクランブラ14を省略できるため、装置の構成の簡単化やコスト低減を図ることができる。なお、情報受信装置1に設けたデスクランブラ14と、カードモジュール10のデスクランブラ23とによる2重化構成のデスクランブラを構成する方式でもよい。
(本実施形態の変形例2)
本実施形態では、データ埋め込みユニット20は、予め記憶されたデータ加工アルゴリズムにより、前述の識別データを隠匿的に埋め込むデータ埋め込み処理を実行することを想定している。これに対して、本実施形態の変形例2として、情報受信装置1が情報発信装置3から受信した情報の中に、データ埋め込み処理用のアルゴリズムも含み、カードモジュール10はそのデータ埋め込み処理用のアルゴリズムをダウンロードするような構成でもよい。
【0027】
即ち、カードモジュール10のCPU21は、情報受信装置1からデータ埋め込み処理用のアルゴリズムを入力し、メモリ22またはデータ埋め込みユニット20の内部メモリにダウンロードする。データ埋め込みユニット20は、ダウンロードされたデータ埋め込み処理用のアルゴリズムにより、前述の識別データを隠匿的に埋め込むデータ埋め込み処理を実行する。
【0028】
このような方式であれば、データ埋め込み処理用のアルゴリズムが固定化する事なく、更新に応じてデータ埋め込み処理の方法を変更することが容易となる。また、カードモジュール10に内蔵されるデータ埋め込みユニット20を、特定のデータ埋め込み処理用のアルゴリズムを実行するものではなく、外部から設定されたアルゴリズムを実行するような標準化したものを使用することが可能となる。従って、カードモジュール10自体の標準化が容易となり、しかも情報提供者側から提供された特別仕様のアルゴリズムによるデータ埋め込み処理も可能となるため、著作権などの権利保護をさらに高めることが可能である。
(本実施形態の変形例3)
図6は本実施形態の変形例3に関係するブロック図を示すものである。
【0029】
本変形例のカードモジュール10は、従来の情報サービスにおけるユーザ(利用者)の認証処理(coditional accessとも呼ばれている受信者を限定する方式)を実行する機能を備えたものとして、セキュリティコントローラ50を内蔵したものを想定する。セキュリティコントローラ50はハードウェアの構成としては、図3に示すように、CPU21とメモリ22から構成されている。
【0030】
ここでは、ユーザの認証処理とは、カードモジュール10により、情報サービスの提供者と契約したユーザを認証する処理方式であり、具体的には送信された情報のスクランブルを解除するために、デスクランブラ14の動作に必要なキーデータ(スクランブルされた暗号情報を復号化するための鍵情報)を復号化して出力する処理を意味する。即ち、情報発信装置3はスクランブル・キーデータによりスクランブル(一種の暗号化)した情報をネットワークを介して送信する。情報受信装置1は、受信した情報をデスクランブラ14により元の情報に復号化する。このとき、カードモジュール10のセキュリティコントローラ50は、受信した情報からフィルタ13により分離された制御情報の中からスクランブル・キーデータを復号化し、デスクランブラ14に出力する。デスクランブラ14は、カードモジュール10から供給されたスクランブル・キーデータを使用して、スクランブルされた情報を元の情報に復号化する。
【0031】
このようなユーザの認証処理方式において、カードモジュール10のセキュリティコントローラ50は、カード毎(即ち、ユーザ毎)に設定されたマスクキーデータに相当する識別データを使用して、スクランブル・キーデータを復号化する。即ち、情報発信装置3は、スクランブル・キーデータ自体をマスクキーデータにより暗号化して、送信する情報に多重化させている。
【0032】
本変形例では、図6に示すように、セキュリティコントローラ50は、カードモジュール10が情報受信装置1に接続されてから、前記のユーザ認証処理(デスクランブラ14の制御)に必要な識別データをデータ埋め込みユニット20に与える。即ち、セキュリティコントローラ50は前記のユーザ認証処理を実行して、情報受信者として有効であると認証された後に、識別データをデータ埋め込みユニット20に与える。但し、セキュリティコントローラ50はユーザ認証処理の前に、識別データをデータ埋め込みユニット20に与えるようにしてもよい。この場合、当然ながらユーザ認証処理により情報受信者として無効となったときには、情報のスクランブルは解除できないため、識別データをデータ埋め込みユニット20に与えることは無意味となる。
【0033】
データ埋め込みユニット20は、セキュリティコントローラ50から与えられた識別データを、デスクランブラ14を介して転送された情報の中に隠匿的に埋め込む処理を実行する。なお、セキュリティコントローラ50が、情報受信装置1からダウンロードされた埋め込む処理用のアルゴリズムまたは予め内部メモリに記憶している埋め込む処理用のアルゴリズムをデータ埋め込みユニット20に与えるようにしてもよい。
【0034】
なお、他の楕成は基本的に図1に示すものと同様であるが、デスクランブラ14から出力された多重化信号をデマルチプレクサ30により、例えばディジタルの映像信号と音声信号とに分割する構成でもよい。即ち、音声信号の検出回路31はデマルチブレクサ30から音声信号を抽出してD/Aコンバータ33に出力する。また、映像信号の検出回路32はデマルチプレクサ30から映像信号を抽出してD/Aコンバータ34に出力する。D/Aコンバータ33,34は、アナログの映像信号と音声信号に変換してモニタ4に出力する。
(本実施形態の変形例4)
本変形例4は、図7に示すように、前記の変形例3において、情報受信装置1に設けられているデスクランブラ14をカードモジュール10の内部に配置させた構成であり、前述した変形例1(図5を参照)に相当するものである。このような構成であれば、情報送信装置3のスクランブル処理のアルゴリズムが更新されたときに、それに伴ってデスクランブラ14のアルゴリズムを更新する必要があるが、カードモジュール10の仕様を変更するだけでよい。換言すれば、デスクランブラ14が情報受信装置1に設けられている構成では、スクランブル処理のアルゴリズムの更新に伴って、情報受信装置1のデスクランブラ14の更新、実際上では情報受信装置1自体の更新が必要となるが、本変形例の構成ではそれを不要にすることが可能となる。
(本実飾形態の変形例5)
本変形例5は、図8に示すように、カードモジュール10に内蔵されているデータ埋め込みユニット20を情報受信装置1に設けた構成である。データ埋め込みユニット20は、セキュリティコントローラ50から与えられた識別データを、デスクランブラ14を介して転送された情報の中に隠匿的に埋め込む処理を実行する。この場合、データ埋め込みユニット20は予め埋め込む処理用のアルゴリズムを記憶する方式またはセキュリティコントローラ50から埋め込む処理用のアルゴリズムを与えられる方式のいずれでもよい。また、埋め込む処理用のアルゴリズムは、情報発信装置3から情報受信装置1を介してセキュリティコントローラ50にダウンロードされた後に、データ埋め込みユニット20に与えられてもよい。また、埋め込む処理用のアルゴリズムは情報受信装置1に予め用意されており、この情報受信装置1からセキュリティコントローラ50にダウンロードされた後に、データ埋め込みユニット20に与えられてもよい。他の構成は前述の変形例3のものと同様である。
(本実施形態の変形例6)
本変形例6は、図9に示すように、前記の変形例5において、情報受信装置1に設けられているデスクランブラ14をカードモジュール10の内部に配置させた構成である。従って、情報受信装置1はインターフェース12により受信した情報を、カードモジュール10のデスクランブラ14に転送してスクランブルを解除された後に入力する。データ埋め込みユニット20は、セキュリティコントローラ50から与えられた識別データを、カードモジュール10のデクランブラ14を介して転送された情報の中に隠匿的に埋め込む処理を実行する。なお、他の構成は前述の変形例3のものと同様である。
(本実施形態の変形例7)
本変形例7は、図10に示すように、前記の変形例6において、データ埋め込みユニット20をデマルチプレクサ30の出力側に配置させた構成である。即ち、データ埋め込みユニット20は、デマルチプレクサ30により多重化信号から分割された映像情報に対して、セキュリティコントローラ50から与えられた識別データを隠匿的に埋め込む処理を実行する。このような構成により、データ埋め込みユニット20は、音声と映像とが多重化された情報から映像を検出する機能は不要であり、映像情報の中に効率的に(高速に)識別データを隠匿的に埋め込む処理ができる。なお、他の構成は前述の変形例3のものと同様である。
(本実施形態の変形例8)
本変形例8は、図11に示すように、前記の変形例7においてカードモジュール10を使用せずに、セキュリティコントローラ50及びデータ埋め込みユニット20のいずれも情報受信装置1の中に配置させた構成である。このような構成であれば、情報受信装置l自体がユーザ毎に異なるものとなるが、情報提供者側がカードモジュール10を管理する作業が不要となる利点がある。なお、セキュリティコントローラ50及びデータ埋め込みユニット20の動作は前記の変形例7の場合と同様である。また、本変形例8は、データ埋め込みユニット20がデマルチプレクサ30の出力側に配置されて、デマルチプレクサ30の出力である映像信号に識別データを埋め込む構成であるが、これに限る事は無い。即ち、データ埋め込みユニット20は,デスクランブラ14とデマルチプレクサ30との間に配置されて、デスクランブラ14によりスクランブルが解除された情報に識別データを埋め込む構成でもよい。さらに、データ埋め込みユニット20がデマルチプレクサ30の出力側に配置されて、デマルチプレクサ30の出力である音声信号に識別データを埋め込む構成(即ち、デマルチフルクサ30と音声信号の検出回路31との間に配置される構成)でもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、ユーザ毎に用意されるカードモジュールにより、提供された情報の中に結果的に情報提供者の権利保護を効果的に実現するための識別データの埋め込む処理を行なう。従って、仮にユーザが再生した情報を記憶媒体などにコピーして不法に流通した場合に、その情報から識別データを復元することにより、コピー元のユーザを特定することが可能である。さらに、本発明によれば権利保護のための識別データを埋め込む処理をカードモジュールにより行なう方式であるため、情報サービス提供者側がデータ埋め込み処理を行なう必要はない。これにより、特にコンピュータネットワークやディジタル放送網などのように、不特定多数のユーザに情報提供を行なう情報サービスシステムの構築を容易に実現することが可能となる。また、ローカルメディアとして情報受信装置に接続された情報再生装置から再生された情報に対しても、情報提供者の権利保護を効果的に実現するための識別データの埋め込む処理を効果的に行なうことができる。さらに、ディジタル放送網などの情報サービスシステムにおいて、特定の受信者を限定するためのユーザ認証方式と組み合わせて、前記の識別データの埋め込む処理を効果的に実行することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関係する情報受信装置の要部を示すブロック図。
【図2】本実施形態に関係する情報通信システムの構成を示すブロック図。
【図3】本実施形態に関係するカードモジュールの構成を示すブロック図。
【図4】本実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図5】本実施形態の変形例1に関係するブロック図。
【図6】本実施形態の変形例3に関係するブロック図。
【図7】本実施形態の変形例4に関係するブロック図。
【図8】本実施形態の変形例5に関係するブロック図。
【図9】本実施形態の変形例6に関係するブロック図。
【図10】本実施形態の変形例7に関係ずるブ口ツク図。
【図11】本実施形態の変形例8に関係するブロック図。
【符号の説明】
1 ・・・情報受信装置
2 ・・・ネットワーク(コンピュータまたはディジタル放送網)
3 ・・・情報発信装置(情報提供者側)
4 ・・・モニタ(パーソナルコンピュータまたはテレビジョン受信機〉
5 ・・・ローカルメディア(光ディスクドライブなど)
10・・・カードモジュール
11・・・カードインターフェース
12・・・インターフェース(ネットワーク用)
13・・・フィルタ
14・・・デスクランブラ
15・・・セレクタ
16・・・コントローラ
17・・・出力回路
18・・・インターフェース(ローカルメディア用)
20・・・データ埋め込みユニット
21・・・マイクロプロセッサ(CPU)
22・・・メモリ
30・・・デマルチプレクサ
33,34・・・D/Aコンバータ
40・・・CPU
50・・・セキュリティコントローラ
Claims (3)
- 多重化され、さらに暗号化されたマルチメディアデータを出力する情報処理装置であって、
暗号化されたマルチメディアデータと共に、情報処理装置ごとに付与された識別データを復号されたマルチメディアデータに電子透かしとして埋め込む処理を実行するためのプログラムを当該情報処理装置の外部より取得する取得手段と、
前記取得した暗号化されたマルチメディアデータを復号する復号手段と、
前記情報処理装置ごとに付与された識別データを、前記復号手段が復号した前記マルチメディアデータに電子透かしとして埋め込む埋め込み処理を実行するデータ埋め込み手段と、
前記データ埋め込み手段が前記識別データを埋め込んだ前記マルチメディアデータをデマルチプレックスするデマルチプレックス手段と、
前記デマルチプレックス手段がデマルチプレックスした前記マルチメディアデータを出力する出力手段と
を有し、
前記データ埋め込み手段は、前記取得手段が取得した前記プログラムの内容を基に、前記埋め込み処理を実行する、
情報処理装置。 - 前記マルチメディアデータは、ディジタル信号である、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 多重化され、さらに暗号化されたマルチメディアデータを出力するため、復号手段、取得手段、データ埋め込み手段、デマルチプレックス手段、および、出力手段を有する情報処理装置において実行される情報処理方法であって、
前記取得手段が、暗号化されたマルチメディアデータと共に、情報処理装置ごとに付与された識別データを復号されたマルチメディアデータに電子透かしとして埋め込む処理を実行するためのプログラムを当該情報処理装置の外部より取得する第1の工程と、
前記復号手段が、前記第1の工程において取得した取得した前記暗号化されたマルチメディアデータを復号する、第2の工程と、
前記データ埋め込み手段が、前記第2の工程において復号した前記マルチメディアデータに、前記前記情報処理装置ごとに付与された識別データを、電子透かしとして埋め込む埋め込み処理を実行する、第3の工程と、
前記デマルチプレックス手段が、前記第3の工程において、前記データ埋め込み手段が前記情報処理装置ごとに付与された識別データを埋め込んだ前記マルチメディアデータをデマルチプレックスする、第4の工程と、
前記出力手段が、前記第4の工程において、前記デマルチプレックス手段がデマルチプレックスした前記マルチメディアデータを出力する、第5の工程と
を有する情報処理装置の情報処理方法。
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