JP4403335B2 - ビデオ処理機器の保守支援システム - Google Patents

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    • G05B19/02Programme-control systems electric
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオ処理機器の保守システムに関し、特に、ビデオ信号の切り替え,再生,または加工などを行うビデオ処理機器の保守作業を、遠隔地の中央で一括し、集中管理することができる遠隔操作による保守支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送局などに設置され、ビデオ信号の処理に使用されるビデオ処理機器は、高い信頼性が求められる。故障により放送などに影響が出た場合には、損害を補償するための費用が極めて高額となるためである。
【0003】
このようなビデオ処理機器においては、その一部分の故障によって全体の機能が停止しないように、幾つかの段階で二重系が設けられ、故障が発生した際には、即時に代替系を稼働させるようにしている。代替系の稼働中には、さらに次の故障が発生するまでに、速やかに故障機器の修理を行う必要がある。
【0004】
このため、このようなビデオ処理機器については、定期的な保守を確実に行い、故障発生の際には速やかに回復修理を行う必要がある。
従来技術においては、ビデオ処理機器に故障が発生した際には、ランプやブザーにより、操作者に該故障の発生を知らせていた。操作者は、これにより、故障を知ると、電話により製造者の保守センターに連絡し、修理を要求していた。
【0005】
また、故障修理に必要な機器の故障及び操作履歴などの情報は、サービスマンが現場に到着してから、当該サービスマンが上記故障機器を調べることにより、入手していた。
【0006】
これに対し、特開平11−205346号公報に開示されている遠隔保守管理システムでは、一般的な機器(OA機器)等で異常が発生した際に、通信回線(公衆回線)を介して遠隔装置に該異常を通報する技術が用いられている。
【0007】
図17は、従来技術のビデオ処理機器の保守支援システムの構成を示すブロック図である。
図17に示す従来技術のビデオ処理機器の保守支援システムは、公衆回線網9で互いに接続された発報受信端末91及び発報中継装置92と、発報中継装置92に接続された機器群93を含む。
【0008】
ここでは、機器群93中のいずれかの機器が異常を発報すると、該通報は、発報中継装置92により、公衆回線網9を介して遠隔地の発報受信端末91に送られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、故障などの異常発生の通報は可能である。しかし、ビデオ処理機器においては、故障の原因の特定が難しい場合がある。即ち、生成された映像に僅かな異常が生じた場合や、機器に対する操作履歴によって故障を調査しなければならない場合がある。また単独の機器でなく、ビデオ信号の処理系として調査しなければ状況の把握が難しい場合もある。
【0010】
従来技術の遠隔保守システムでは、このようなビデオ処理機器の保守作業上の問題点に対応することができなかった。
本発明は、以上のような従来のビデオ処理機器の保守支援システムにおける問題点に鑑みてなされたものであり、保守作業に必要な情報の入手を遠隔地の中央で一括集中して行うことができるビデオ処理機器の保守支援システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、ビデオ機器を備えた1または2以上のビデオ処理系と、該ビデオ処理系の各々と公衆回線網を介して双方向通信可能に接続された遠隔管理センターとを有するビデオ処理機器の保守支援システムであって、前記ビデオ処理系の各々は、前記ビデオ機器の接続情報及び設定状態に関する情報と、前記ビデオ機器の異常発生通知情報とを前記遠隔管理センターに送信する手段を備え、前記遠隔管理センターは、前記ビデオ機器の異常発生通知を前記ビデオ処理系から受信した際に該異常発生通知を該遠隔管理センター内で発報する手段と、該異常発生通知を受けて、該異常発生通知を受けた時点の前記ビデオ機器の接続・設定と実質的に同じ接続及び設定を有する再現用ビデオ機器を該遠隔管理センター内に構成する手段と、前記再現用ビデオ機器上で、前記異常発生通知を受けた時点の前記ビデオ機器の動作と同じ動作を実行させることにより、前記異常発生時の状態を再現する手段とを備えたことを特徴とするビデオ処理機器の保守支援システムが提供される。
【0012】
即ち、本発明は、遠隔管理センター内に、現場のビデオ処理系の保守作業に必要な異常現象の再現を実行するための現象再現用の遠隔管理コンピュータと、上記ビデオ処理系内の機器に対応した再現用機器一式とを備えたことを特徴としている。
【0013】
より具体的には、上記の遠隔管理コンピュータに加えて、上記の遠隔管理センター内に、1または2以上の再現用のビデオ信号を切り替える機器と、1または2以上の再現用のビデオ信号を処理する機器とを備え、また、上記の機器群を、上記の遠隔管理システムから制御(または設定)可能に接続し、さらに、上記の機器群を、上記遠隔管理センター内の履歴記憶データベースが記憶している情報(該情報の情報源は、上記ビデオ処理系)に基づいて制御(または設定)可能であるように構成することで、上記現場のビデオ処理系と、上記遠隔管理センター内の機器群のビデオ信号の経路とを実質的に同じにするか、または部分的に同じにすることができるようにしている。
【0014】
また、現場のビデオ処理系は、上記の各機器に加えて、ビデオスイッチャ(即ち、ビデオ信号を切り替える機器)と、ビデオキャプチャ(即ち、ビデオ信号をキャプチャする装置)と、現場管理用の稼働管理コンピュータとを備えている。
【0015】
これにより、現場のビデオ処理系内の各機器の操作記録と、機器相互間の接続情報、及び設定状態、並びに動作状態に関する情報と、上記ビデオキャプチャによる静止画等を、上記の遠隔管理センターにおいても入手可能であるようにし、遠隔保守の効率を向上せしめている。
【0016】
そのため、現場のビデオ処理系内に設置する稼働管理コンピュータは、ビデオ処理系内の各機器と接続されて、該ビデオ処理系内の機器相互の接続情報と、機器の設定状態(切り替え状態を含む)と、機器の現在の動作状態と、前記キャプチャ手段により得た静止画像と、機器の操作記録とを定期的または遠隔管理センターからの指令により取得できるようにしている。
【0017】
さらに、上記の稼働管理コンピュータは、定期的に取得した情報を、通信路(公衆回線網)を介して、上記遠隔管理センターに送信するための通信手段を備えている。
【0018】
また、上記の稼働管理コンピュータは、現場のビデオ処理系内の機器から異常発生の通知を受け、該通知を、上記通信路を介して、上記遠隔管理センターに送信するための通信手段を備えている。
【0019】
さらに、上記現場のビデオ処理系内の機器に宛てた操作コマンドを、上記の遠隔管理コンピュータから受信して該機器に転送する手段を備えている。
また、稼働管理コンピュータは、その操作者(現場の管理者)と、遠隔管理装置の操作者(遠隔管理者)とが対話するための機能を設け、保守作業を助けることができるようにしている。
【0020】
さらに、上記の遠隔管理センターは、受信した情報を表示する手段と、受信した情報を記憶蓄積する手段と、異常発生の通知を受信して、さらに上記の遠隔管理センター内で発報する手段と、上記現場のビデオ処理系内の機器に宛てた上記操作コマンドを、上記稼働管理コンピュータへ送信する手段とを備えている。
【0021】
また、上記の遠隔管理センターは、異常発生の原因を、既に得られている情報から推測するために使用する異常原因データベースを備えている。
これにより、現場のビデオ処理系から見て遠隔地に設置されている遠隔管理センターは、異常発生の際に、従来のように異常発生の通報を受けるのみでなく、該センター内の保守者に、現場のビデオ処理系の設定状態及び動作状態などを知らせることができるようにしている。
【0022】
また、異常発生の際に、上記の遠隔管理センターでは、現場のビデオ処理系から、ビデオ信号からキャプチャした静止画を得ることで、遠隔地のビデオ処理系において発生した現象をより詳しく調べることができるようにしている。
【0023】
さらに、上記の遠隔管理センターでは、現場のビデオ処理系から、定期的にビデオ処理系の設定状態及び動作状態並びに操作履歴を得て、異常発生の際に、該原因を特定するための過去の履歴情報を参照することができるようにしている。
【0024】
また、上記の遠隔管理センターでは、異常発生の際に得られた情報から、異常原因データベースを検索して、異常の原因を速やかに特定できるようにすることで、適切な修復処置を施すことや、適切な修復処置を指示することができるようにしている。
【0025】
さらに、遠隔管理センターでは、現場のビデオ処理系の稼働状況を再現するために備えられた設備に再現動作をとらせることにより、異常発生の際に、保守者が該異常発生の現場に赴かなくとも、該異常発生の状況を詳細に調べることができるようにしている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの標準構成を示すブロック図である。
【0027】
本実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの標準構成は、ビデオ処理系と遠隔管理センターが公衆回線網9を介して結ばれ、ビデオ処理系は、現場管理用の稼働管理コンピュータ1と、複数のビデオ信号の入力から選択して出力とするビデオスイッチャ2と、ビデオ信号から単独のフレームを取り出し静止画像とするビデオキャプチャ装置3と、ビデオ信号に対して各種の処理を行うビデオ機器4と、ビデオの再生装置、即ち、ビデオ信号源となるVTR5と、ビデオ信号に特殊効果を施すディジタルビデオ効果装置6と、機器の操作入力に使用される操作パネル7と、ビデオ処理系内の各機器に接続され、情報を伝送するLAN8と、ビデオ処理系と遠隔管理センターとを結ぶ公衆回線網9を含む。
【0028】
また、遠隔管理センターは、遠隔管理用の遠隔管理コンピュータ10と、遠隔管理コンピュータ10が情報の記憶に使用するために遠隔管理コンピュータ10と接続された履歴記憶データベース11と、ビデオ処理系の機器に異常が発生したときの状況情報と原因との組み合わせを保持する異常原因データベース12を含む。
【0029】
本実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムは、上記の構成の他に、図1では省略しているが、後述の図15に示す再現用システムが遠隔管理コンピュータ10と接続されている。
【0030】
なお、異常原因データベース12は、上記のとおり、状況の組み合わせから考えられる原因を推測するために用いられるが、また、原因に応じた対応策の情報も保持することが可能である。
【0031】
また、図中、白抜きの矢印は、ビデオ信号の概略経路を示す。
稼働管理コンピュータ1は、各機器とLAN8を介して通信し、公衆回線網9を介して遠隔管理コンピュータ10と通信する。図中、稼働管理コンピュータ1の右横の点線枠内に列記した機能は、稼働管理コンピュータ1が果たす機能を示す。
【0032】
以下、上記の稼働管理コンピュータ1が果たす機能を説明する。
キャプチャ取得機能は、ビデオキャプチャ装置3に指示してビデオ信号から1フレームの画像を静止画像として取り出し、受け取る機能である。遠隔管理コンピュータ10から要求されている場合は、さらに、該静止画像を送信する。
【0033】
接続情報取得/記憶機能は、各機器間のビデオ信号の経路の接続に関する情報の取得/記憶機能であり、上記の各機器間のビデオ信号の経路の接続に関する情報は、システムの設置時に確定するものであり、操作者の入力により、稼働管理コンピュータ1(内の記憶装置)に記憶するものである。
【0034】
なお、各機器のビデオ信号の入出力部に、ビデオ信号の経路の接続を検知するための試験信号送出及び検出の機能を設け、指示により自動的に接続を検出できるようにして、その結果を稼働管理コンピュータ1で取得するように構成することも可能である。
【0035】
機器設定取得機能、及び、機器動作状態取得機能は、各機器の各種スイッチの状態や、選択している対応信号形式などの設定状態と、各機器内の各種電気信号の状態などの動作状態などを、各機器と通信して取得する機能である(例えば、本発明の特徴的な構成要素であるビデオスイッチャ2(切り替え器)においては、ビデオ信号の流れがどのような経路になっているかの情報を含んでいる)。
【0036】
上記の機器動作状態としては、特殊効果を行う装置のパラメタ、あるいは実行中の効果の状況(進行中のパラメタ)、VTRのような再生装置においては再生中の素材の情報、再生している時間軸上の位置(タイムコード)情報、その他、制御装置のメモリの内容などが含まれる。
【0037】
操作履歴取得機能は、操作パネル7(など)から操作入力された内容を記録する機能である。上記の操作入力は、LAN8上へのコマンド送信となるので、それをモニタして記録するものである。若しくは、操作パネル7から操作入力内容を逐一受け取る機能である。
【0038】
上記記録した内容は、定期的に、または遠隔管理コンピュータ10から要求された場合に、または所定量となった場合に、あるいは他の理由で通信が発生した場合に、他の情報と共に遠隔管理コンピュータ10へ送信する。該送信後、送信内容は消去する。
【0039】
異常発報機能は、ビデオ処理系内のビデオ機器類に異常が発生した際に、当該異常を発生した機器から通報を受信し、それを遠隔管理コンピュータ10へ転送する機能である。または、稼働管理コンピュータ1自体の機能や、LAN8の状態に異常が生じた場合にも、遠隔管理コンピュータ10ヘ通報する。
【0040】
定期的レポート機能は、ビデオ処理系内で集めた情報を、定期的に遠隔管理コンピュータ10へ送信する機能である。
遠隔操作伝達機能は、遠隔管理コンピュータ10から指定機器へのコマンドを中継する機能である。また、それに対する応答も、(逆方向に)中継する。
【0041】
操作者通信機能は、遠隔管理コンピュータ10の操作者(遠隔管理者)と稼働管理コンピュータ1の操作者(稼働管理者)との対話的な通信を提供する機能である。一方の入力を、他方の表示にも反映させることで、上記両者の対話を可能にしている。また、電子メールの相互の送受信を実現することも可能である。
【0042】
遠隔管理コンピュータ10は、公衆回線網9を介して稼働管理コンピュータ1と通信し、図1に示す遠隔管理コンピュータ10の右横の点線枠内に列記したような機能を果たす。
【0043】
以下、遠隔管理センターの遠隔管理コンピュータ10の機能を説明する。
異常監視機能は、稼働管理コンピュータ1から機器の異常の通報を受信し、表示または音により発報して、遠隔管理者に報知し、該異常の内容を知らせる機能である。
【0044】
定期的受信機能は、定期的に稼働管理コンピュータ1からビデオ処理系の各種情報(接続・設定情報や、動作状態等)を受信し、履歴記憶データベース11に記録(蓄積)していく機能である。また、操作履歴の情報を受信した場合にも、上記と同様に履歴記憶データベース11に記録していく。
【0045】
異常解析機能は、受信した異常の通報内容と履歴記憶データベース11の内容から、異常原因データベース12を検索し、可能性のある原因(及び対策方法)を表示する。また、この機能は、稼働管理コンピュータ1に通知する機能をも備えている。さらに、該処理機能の一環として、上記通報を受けた遠隔管理センター内の保守者による再現処理機能を備えているが、その詳細は、図15,16を参照して後述する。
【0046】
遠隔操作機能は、遠隔管理者が入力したある機器への操作指示により、機器の指定と操作コマンドを稼働管理コンピュータ1へ送信する機能である。また、その結果の応答を稼働管理コンピュータ1を介して受信し、表示する機能も備える。
【0047】
操作者通信機能は、遠隔管理者と稼働管理者との対話的な通信を提供する。
図2は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの稼働管理コンピュータから遠隔管理コンピュータへの定期的レポート送信動作を示す通信シーケンス図である。
【0048】
(a)に示す通信シーケンス図では、稼働管理コンピュータ1が内蔵するタイマにより定期的に起動される動作状態要求プログラムにより、ビデオ処理系内の全ての機器に対して動作状態要求P2を送信し、該機器の各々から動作状態P3を受信する。稼働管理コンピュータ1は、前回遠隔管理コンピュータ10へ送信した定期的レポートの時点に比べて、設定状態等の変更点や新しい操作履歴が存在すれば、該変更点を付けて、遠隔管理コンピュータ10へ送信する。
【0049】
(b)に示す通信シーケンス図では、遠隔管理コンピュータ10が内蔵するタイマにより動作状態要求プログラムが定期的に起動される場合を示す。最初に遠隔管理コンピュータ10から、稼働管理コンピュータ1に対して、定期レポート要求P1を送信し、その後は、上記の(a)に示す通信シーケンス図の場合と同様のシーケンスとなる。
【0050】
本発明に係るシステムでは、上記の(a)または(b)のいずれのシーケンスを実行しても、同じ効果を達成することができる。
図3は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの稼働管理コンピュータから遠隔管理コンピュータへの定期的レポート送信動作を示すフローチャートである。
【0051】
図3(a),(b)に示すフローチャートは、図2(a),(b)に示す通信シーケンス図にそれぞれ対応する。
以下、図1,2を参照しつつ、図3に示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの稼働管理コンピュータ1から遠隔管理コンピュータ10への定期的レポート送信動作を説明する。
【0052】
最初に、稼働管理コンピュータ1が内蔵するタイマにより定期的に起動される定期的レポート送信処理の動作を示す図3(a)のフローチャートを説明する。
遠隔管理コンピュータ10及び稼働管理コンピュータ1が起動し通信が確立した後、まず、ステップA1では、ビデオ処理系における各機器の接続情報及び設定状態を、稼働管理コンピュータ1から遠隔管理コンピュータ10へ送信する。
【0053】
ステップA2では、稼働管理コンピュータ1は、自己が内蔵するタイマをセットする。
ステップA3では、稼働管理コンピュータ1は、上記タイマにセットした時刻まで待機する。
【0054】
ステップA4では、稼働管理コンピュータ1は、上記タイマからの合図を受けて、ビデオ処理系内の各機器に対して動作状態を示す情報を要求した後、該情報を受信する。
【0055】
ステップA5では、稼働管理コンピュータ1が記憶しているところの前回遠隔管理コンピュータ10に送信した機器の接続情報及び設定状態を示す情報に、何らかの変更点が存在するか否かを検証する。
【0056】
上記の変更点が存在しなければ、ステップA6にて、上記各機器の動作状態を示す情報を遠隔管理コンピュータ10に送信し、その後、ステップA3に移って、
ステップA3以下の一連の処理を反復する。
【0057】
ステップA5で、上記の変更点が存在すれば、ステップA7にて、上記各機器の動作状態を示す情報に該変更点を付けて遠隔管理コンピュータ10に送信し、その後、ステップA3に移って、ステップA3以下の一連の処理を反復する。
【0058】
次に、遠隔管理コンピュータ10からの定期レポート要求を契機とする定期的レポート送信動作を示す図3(b)のフローチャートを説明する。
遠隔管理コンピュータ10及び稼働管理コンピュータ1が起動し通信が確立した後、まず、ステップB1では、接続情報及び設定状態を、稼働管理コンピュータ1から遠隔管理コンピュータ10へ送信する。
【0059】
ステップB2では、稼働管理コンピュータ1は、遠隔管理コンピュータ10からの定期レポート要求の受信待ち状態となる。
ステップB3では、稼働管理コンピュータ1は、上記定期レポート要求の受信を受けて、ビデオ処理系内の各機器に対して動作状態を示す情報を要求した後、該情報を受信する。
【0060】
ステップB4では、稼働管理コンピュータ1が記憶しているところの前回遠隔管理コンピュータ10に送信した機器の接続情報及び設定状態を示す情報に、何らかの変更点が存在するか否かを検証する。
【0061】
上記の変更点が存在しなければ、ステップB5にて、上記各機器の動作状態を示す情報を遠隔管理コンピュータ10に送信し、その後、ステップB2に移って、ステップB2以下の一連の処理を反復する。
【0062】
上記の変更点が存在すれば、ステップB6にて、上記各機器の動作状態を示す情報に該変更点を付けて遠隔管理コンピュータ10に送信し、その後、ステップB2に移って、ステップB2以下の一連の処理を反復する。
【0063】
図4は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの遠隔管理コンピュータにおける稼働管理コンピュータからの定期的レポート受信動作を示すフローチャートである。
【0064】
図4(a),(b)に示すフローチャートは、図2(a),(b)に示す通信シーケンス図にそれぞれ対応する。
以下、図1,2を参照しつつ、図4に示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの遠隔管理コンピュータ10における稼働管理コンピュータ1からの定期的レポート受信動作を説明する。
【0065】
最初に、稼働管理コンピュータ1から定期的に送信される定期的レポートの受信処理の動作を説明する。
まず、ステップC1では、遠隔管理コンピュータ10は、稼働管理コンピュータ1から、ビデオ処理系における各機器の接続情報及び設定状態を受信し、記録する。
【0066】
ステップC2では、遠隔管理コンピュータ10は、稼働管理コンピュータ1からの定期的レポートの受信を待つ。
ステップC3では、遠隔管理コンピュータ10は、稼働管理コンピュータ1からの定期的レポートを受信し、ビデオ処理系における各機器の動作状態や、その他変更点に関する情報を受信し、履歴記憶データベース11に履歴情報として記録する。
【0067】
次に、遠隔管理コンピュータ10が内蔵するタイマにより定期的に起動される定期的レポート要求処理の動作を説明する。
ステップD1では、遠隔管理コンピュータ10は、稼働管理コンピュータ1から、ビデオ処理系における各機器の接続情報及び設定状態の情報を受信し、記録する。
【0068】
ステップD2では、遠隔管理コンピュータ10は、自己が内蔵するタイマをセットする。
ステップD3では、遠隔管理コンピュータ10は、上記タイマにセットした時刻まで待機する。
【0069】
ステップD4では、遠隔管理コンピュータ10は、上記タイマからの合図を受けて、稼働管理コンピュータ1に対して定期的レポートの送信を要求する。
ステップD5では、遠隔管理コンピュータ10は、稼働管理コンピュータ1からの定期的レポートを受信し、ビデオ処理系における各機器の動作状態や、その他変更点に関する情報を受信し、履歴記憶データベース11に履歴情報として記録する。
【0070】
図5は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオ処理系における各機器の異常発生時の動作を示す通信シーケンス図である。
(a)は、異常発生の通報のみを通知する場合の動作を示す通信シーケンス図である。この場合は、異常の内容(種類)は番号などにより予め定めておき、その番号を付して異常の通知を行う。
【0071】
ビデオ処理系の機器の1つが異常を発生すると、該機器から稼働管理コンピュータ1に対して異常発生の通報Q1が送信され、該通報は、さらに稼働管理コンピュータ1から遠隔管理コンピュータ10に対する異常発生の通報Q2として送信される。
【0072】
(b)は、異常発生の通報の後、続けて関連する情報を伝達する場合の動作を示す通信シーケンス図である。好ましくは、最初に通報を伝達した後、即ち、(a)に示す通信シーケンスの後、稼働管理コンピュータ1が、異常の発生した機器及びその他の機器に対して、該異常に関連する情報を要求して集め(この部分は、動作状態等要求Q3,動作状態等Q4で示す)、該集めた異常に関連する情報を、稼働管理コンピュータ1から遠隔管理コンピュータ10に転送すべきである(この部分は、動作状態等Q5として示す)。
【0073】
図6は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオ処理系における各機器の異常発生時の動作を示すフローチャートである。
図6(a),(b)に示すフローチャートは、図5(a),(b)に示す通信シーケンスにそれぞれ対応する。
【0074】
以下、図1,5を参照しつつ、図6に示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオ処理系における各機器の異常発生時の動作を説明する。
【0075】
最初に、図6(a)に示すフローチャートを説明する。
まず、ステップE1では、稼働管理コンピュータ1は、ビデオ処理系内で異常が発生した機器から、異常発生の通報Q1を受信する。
【0076】
ステップE2では、稼働管理コンピュータ1は、上記の異常発生の通報Q1を、さらに異常発生の通報Q2として遠隔管理コンピュータ10に送信する。
ステップE3では、稼働管理コンピュータ1は、ビデオ処理系内の各機器からの、次の異常発生の通報等を待機する状態をとり、そのまま待機する。
【0077】
次に、図6(b)に示すフローチャートを説明する。
まず、ステップF1では、稼働管理コンピュータ1は、ビデオ処理系内で異常が発生した機器から、異常発生の通報Q1を受信する。
【0078】
ステップF2では、稼働管理コンピュータ1は、上記の異常発生の通報を、さらに異常発生の通報Q2として遠隔管理コンピュータ10に送信する。
ステップF3では、稼働管理コンピュータ1は、ビデオ処理系内の各機器に対して、動作状態等の情報を要求する。
【0079】
ステップF4では、稼働管理コンピュータ1は、ビデオ処理系内の各機器から、動作状態等の情報を受信する。
ステップF5では、稼働管理コンピュータ1は、上記受信した動作状態等の情報を、さらに遠隔管理コンピュータ10に送信する。
【0080】
なお、好ましくは、稼働管理コンピュータ1においても、上記の異常発生に対応して、音や表示により発報し、ビデオ処理系内の稼働管理者に知らせるようにしてもよい。
【0081】
図7は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの遠隔管理コンピュータにおける異常対策、異常解析の動作を示すフローチャートである。
【0082】
図7に示すフローチャートは、図5の(a)の場合に対応しているが、図5の(b)の場合もほとんど差はなく、図5の(b)では、最初の受信部分が2段階になるのみである。
【0083】
以下、図1,5,6を参照しつつ、図7に示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの遠隔管理コンピュータ10における異常対策、異常解析の動作を説明する。
【0084】
まず、ステップG1では、遠隔管理コンピュータ10は、稼働管理コンピュータ1から、異常発生の通報Q2を受信する。
ステップG2では、遠隔管理コンピュータ10は、発報(表示及び/または音出し)することにより、遠隔管理センター内の遠隔管理者に対して、上記受信内容の通知を行う。
【0085】
ステップG3以下で、遠隔管理者は、適宜、指示を操作入力し、場合によっては稼働管理者と協力して、発生した異常に対応する。上記指示により、操作者通信機能,遠隔操作機能,情報取得機能,解析機能のいずれかが実行される。
【0086】
上記指示が操作者通信に関するものであった場合は、ステップG5にて、通信機能を起動し、ステップG6では、ビデオ処理系内の稼働管理者と交信し、相談や指示を交わす。
【0087】
上記指示が遠隔操作機能に関するものであった場合は、ステップG7にて、遠隔操作者による遠隔操作が実施される。
上記指示が情報取得機能に関するものであった場合は、ステップG8にて、遠隔管理コンピュータ10は、稼働管理コンピュータ1に対して、各種情報を要求し、ステップG9にて、上記の各種情報を受信する。
【0088】
上記指示が異常解析機能に関するものであった場合は、ステップG10にて、遠隔管理コンピュータ10は、受信した情報,履歴記憶から、異常原因データベースを検索し、ステップG11にて、推定原因,対策の一覧(表示)を提供する。
【0089】
ステップG12では、遠隔管理コンピュータ10は、遠隔操作者による上記操作入力は完了したか否かを検証し、完了していなければ、制御の流れを上記ステップG3以下の一連の処理に移し、完了していれば、処理を終了し、引き続き待機状態に入る。
【0090】
上記の動作を補足説明すると、遠隔管理センター内では、操作者通信機能,遠隔操作機能,情報取得機能,異常解析機能が実行される。即ち、遠隔管理センター内の遠隔管理者は、適宜操作入力を反復することにより、ビデオ処理系内の稼働管理者と協力して、発生した異常に対応することができる。
【0091】
遠隔管理コンピュータは、異常の解析を行い、異常の原因を、
(1) オペレーションミス(操作ミス)、
(2) システムの構成・設定のミス、
(3) 機器の異常、
の3種類のどれに該当するかを特定する。
【0092】
より具体的には、履歴記憶データベース11に格納されていた各操作履歴情報と、異常発生時に受信した情報とから、まず、操作の履歴に誤りが有るか否かを検証する。即ち、履歴記憶データベース11に格納されていた各操作履歴情報の中に、異常原因データベース12の操作ミスのデータベースに記憶されているものと同じものがあるか否かを検証し、同じものが見つかれば、操作ミスによる異常と判断する。この時、履歴記憶データベース11に格納されていた各操作履歴情報については、まず、最新(最後に格納された操作情報))の操作情報について異常原因データベース12を検索し、見つからなければ、次にもう1つ以前の操作を含めた2つの操作について異常原因データベース12を検索し、見つからなければ、さらに、これを繰り返し、最終的には、既定の回数の履歴データまで(または履歴の始まりのデータまで)、上記の検索を繰り返す。
【0093】
上記の検証で、操作ミスと特定されなければ、次にシステムの構成・設定のミスの可能性を検証する。現在のシステムの構成・設定について、異常原因データベース12に同じ組み合わせがないか否かを検証し、見つかれば、構成・設定のミスと判断する。但し、上記の組み合わせとは、機器の種類とその設定、また関連(連動,接続)する複数の機器の設定を組み合わせたもの等である。
【0094】
設定とは、信号形式(フォーマット)の選択,ビデオ特殊効果の変数設定値(の範囲),パネルと本体の組み合わせ,周辺機器(ビデオ機器4)との接続,等々である。
【0095】
次に、機器の異常であるのか否かを検証する。各機器について、設定と操作の履歴と現在の状態について、異常原因データベース12を検索し、該当するものが有れば、機器の異常と判断される。
【0096】
以上の検証によっても、異常原因の特定(3分類の特定)がなされない場合には、原因不明とする(但し、ここでは、機器の異常の可能性が高いものの、未だ、断定はできない)。
【0097】
上記の各判断結果は、遠隔管理センター内の遠隔管理者に知らせる(上記判断結果を表示する)。異常原因が特定された場合には、その原因(異常原因データベースで見つかった内容)を表示する。
【0098】
遠隔管理者は、操作ミスまたは構成・設定のミスと判断した場合は、稼働管理者に対して、その旨を連絡する。
好ましくは、異常原因データベース12の内容を、稼働管理コンピュータ1から、稼働管理者等が、参照できるようにして、管理作業の助けとなるようにしてもよい。遠隔管理コンピュータ10には、異常原因の他に、ビデオ処理系運用に有益な情報をデータベースとして保持しておき、稼働管理コンピュータ1からも参照できるようにしてもよい。
【0099】
さらに、ビデオ処理系内の稼働管理者が、稼働管理コンピュータ1で収集した情報により、異常原因データベース12内を検索可能とし、遠隔管理者の助けを借りなくても異常の原因の特定が出来るようにしてもよい。
【0100】
図8は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの遠隔操作の通信シーケンス図である。
(a)は、通常の遠隔操作が成功した場合の通信シーケンスを示し、(b)は、遠隔操作の対象とした機器から応答が得られなかった場合の通信シーケンスを示す。
【0101】
まず、(a)に示す通信シーケンスでは、遠隔管理コンピュータ10から稼働管理コンピュータ1に対して、符号R1で示す対象機器指定と操作コマンドの送信がなされる。これを受けて、稼働管理コンピュータ1は、対象機器に符号R2で示す操作コマンドの送信をなした後、タイマを規定の時間にセットし、該タイマがタイムアウトすることなく該対象機器からの符号R3で示す実行結果の返信(応答)が得られた場合は、遠隔管理コンピュータ10に対して、符号R4で示す実行結果の返信をなす。
【0102】
次に、(b)に示す通信シーケンスでは、遠隔管理コンピュータ10から稼働管理コンピュータ1に対して、符号R1で示す対象機器指定と操作コマンドの送信がなされる。これを受けて、稼働管理コンピュータ1は、対象機器に対して符号R2で示す操作コマンドの送信をなした後、タイマを規定の時間にセットし、該対象機器からの応答が得られずにタイマがタイムアウトした場合には、該対象機器が応答不能である(正常に動作していない)ものとして、符号R5で示す応答無しタイムアウトの通知、即ち、上記タイムアウトの旨を遠隔管理コンピュータ10に返信する。
【0103】
図9は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの操作者通信機能の通信シーケンス図である。
本通信シーケンスは、遠隔管理センター内の操作者と、ビデオ処理系内の操作者との会話を担う通信シーケンスである。一方での入力内容が、他方に表示されることにより、双方の対話を成立させ、該対話の裏付けのある操作を可能にするものである。
【0104】
まず、遠隔管理センター内の遠隔管理者が送信したキーボード入力S1の内容でもって、遠隔管理コンピュータ10は、ビデオ処理系内の稼働管理コンピュータ1への送信を行う(打鍵内容の送信S2)。これを受けて、稼働管理コンピュータ1は、該打鍵内容をそのまま稼働管理者に向けて送出して表示(但し、該表示を担う表示装置の図示は省略している)する(打鍵内容の表示S3)。
【0105】
上記の表示を視認したビデオ処理系内の稼働管理者は、それに対する応答を稼働管理コンピュータ1へ返す(キーボード入力S4)。これを受けて、稼働管理コンピュータ1は、該打鍵内容をそのまま遠隔管理コンピュータ10に送信する(打鍵内容の送信S5)。遠隔管理コンピュータ10は、該打鍵内容をそのまま遠隔管理者に向けて送出して表示(但し、該表示を担う表示装置の図示は省略している)する(打鍵内容の表示S6)。
【0106】
図10は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオキャプチャ動作の通信シーケンス図である。
図10に示す通信シーケンスは、ビデオキャプチャ装置3にビデオ信号が複数チャンネル接続されている場合に、その中から遠隔管理コンピュータ10が指定するチャンネルをキャプチャさせる場合の通信シーケンスである。このような通信シーケンスにより、遠隔管理コンピュータ10で望みのキャプチャ画像を得ることができる。
【0107】
なお、上記キャプチャの遠隔指示は、稼働管理コンピュータ1側からも行い、得られた画像を、遠隔管理コンピュータ10へ送信する機能も備えると好ましい。稼働管理コンピュータ1は、ビデオ処理系内にあるので、モニタでビデオ信号を見ながらキャプチャを指示することができ、所望の(異常のある)画像を静止画として得ることができる。また、キャプチャを実行する時刻(ビデオ処理系における時刻)をビデオキャプチャ装置3に指定できる構成としてもよい。
【0108】
まず、遠隔管理コンピュータ10からは、稼働管理コンピュータ1に対してビデオキャプチャ要求T1(チャンネル指定)を送信し、これを受けて、稼働管理コンピュータ1からは、ビデオキャプチャ装置3に対してビデオキャプチャ要求T2(チャンネル指定)を送出する。
【0109】
ビデオキャプチャ装置3は、キャプチャ画像T3にてキャプチャしたビデオ画像を、稼働管理コンピュータ1に送出し、これを受けて、稼働管理コンピュータ1は、遠隔管理コンピュータ10に対してキャプチャ画像T4を送信する。
【0110】
図11は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオスイッチャ経由のビデオキャプチャ動作の通信シーケンス図である。
遠隔管理コンピュータ10からのビデオキャプチャ要求U1(チャンネル指定)を受けた稼働管理コンピュータ1は、ビデオキャプチャ装置3向けに所定のチャンネルのビデオ信号を供給しているビデオスイッチャ2に対して、新たに供給すべきビデオ信号のチャンネルを指示する(ビデオキャプチャ装置へ供給するチャンネルの指定U2)。
【0111】
稼働管理コンピュータ1では、ビデオスイッチャ2に上記チャンネルを指示した後、ビデオスイッチャ2から、チャンネルの切り替えが完了した旨の応答U3(完了)が得られてから、ビデオキャプチャ装置3にビデオキャプチャ要求U4を指示してキャプチャ画像U5を得る。
【0112】
上記得られたキャプチャ画像は、キャプチャ画像U6として、稼働管理コンピュータ1から遠隔管理コンピュータ10に送信される。
図12は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオキャプチャ動作を示すフローチャートである。
【0113】
以下、図1,10,11を参照しつつ、本実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオキャプチャ動作を説明する。
まず、ステップH1では、稼働管理コンピュータ1は、遠隔管理コンピュータ10からのビデオキャプチャ要求T1またはU1を受信する。
【0114】
ステップH2では、稼働管理コンピュータ1は、上記要求に指定されたチャンネルのビデオ信号をキャプチャする(この時、ビデオキャプチャ要求T1の場合は、ビデオキャプチャ装置3に対してビデオキャプチャ要求T2を送出し、ビデオキャプチャ要求U1の場合は、ビデオスイッチャ2に対してビデオキャプチャ装置へ供給するチャンネルの指定U2を送出する)。
【0115】
ステップH3では、稼働管理コンピュータ1は、上記キャプチャした画像のデータ量を圧縮する(但し、本ステップはオプショナルである)。
ステップH4では、稼働管理コンピュータ1は、上記画像データを要求元、即ち、遠隔管理コンピュータ10に向けて送信する。
【0116】
以下、上記のビデオキャプチャ動作を補足説明する。
上記ステップH2まででキャプチャした静止画像は、そのままではデータ量が比較的大きいので、好ましくは、データ量の圧縮処理をしてから送信するようにする。
【0117】
静止画像のフォーマットとしては、JPEG,GIFなどの各種フォーマットを使用できる。このような静止画のフォーマットは、使用するコンピュータ上で表示でき、元のビデオ信号の解像度などフォーマットによらずに使用できる。
【0118】
好ましくは、複数フォーマットのビデオ信号から静止画を得る場合、キャプチャした静止画に元のビデオ信号のフォーマット情報(縦横の解像度,アスペクト比,色表現方式など)を付加してもよい。
【0119】
好ましくは、遠隔管理コンピュータにおいては、この静止画の表示をコンピュータの表示装置に表示するのみでなく、ビデオ信号として再現して、ビデオ信号用のビデオピクチャモニターに表示し、色表現などをその上で確認できるようにするとよい。
【0120】
図13は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのサービスマン用の端末装置の通信接続を示すブロック図である。
本実施の形態に係るサービスマン用の端末装置の通信接続は、既述の遠隔コンピュータ10を含む遠隔管理センターと、公衆回線網9の他に、携帯用コンピュータ20を含む。
【0121】
ビデオ処理系で異常(故障)が発生した場合は、サービスマンが現場に赴いて修復作業を行う。この時、もしも、遠隔管理センター内の遠隔管理コンピュータ10との通信を稼働管理コンピュータ1のみでしか行えないものとすると、複数のサービスマンが作業する場合には効率が悪くなる。また稼働管理コンピュータ1そのものが故障した場合に修復作業が困難となる。
【0122】
このため好ましくは、図13に示すようにサービスマンが所持する携帯用コンピュータ20を公衆回線網9と接続することで、遠隔管理コンピュータ10と通信可能とし、該携帯用コンピュータ20に、稼働管理コンピュータ1と同等の機能を果たさせるようにする。
【0123】
なお、携帯用コンピュータ20と公衆回線網9との接続は、携帯電話(無線式電話)によるものであってもよい。
また、携帯用コンピュータ20を、図1に示すビデオ処理系内のLAN8と接続可能とし、ビデオ処理系内の各機器に対しても稼働管理コンピュータ1と同等の機能を果たさせるようにしてもよい。
【0124】
図14は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの電話機による通話と同時動作する保守システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る上記保守システムは、遠隔管理センター内に、既述の遠隔管理コンピュータ10の他に、コンピュータ間の通信に音声通信(通話)を入れて、必要に応じて多重化して通信するための音声/データ同時通信装置21aと、電話機に対応した通話装置22aを含む。
【0125】
また、ビデオ処理系内に、既述の稼働管理コンピュータ1の他に、コンピュータ間の通信に音声通信(通話)を入れて、必要に応じて多重化して通信するための音声/データ同時通信装置21bと、電話機に対応した通話装置22bを含む。
【0126】
図1に示す標準構成においても、ビデオ処理系内の稼働管理者と遠隔管理センター内の遠隔管理者とは対話的な通信が可能であるが、電話機による通信と併用すれば、さらに作業効率が上がる。このためには、電話機のために公衆回線網で1回線を使用すればよいが、回線をデータ通信用(遠隔管理コンピュータと稼働管理コンピュータの通信用)のものと共用すれば、通信料金などの点でメリットが有る。このためには、図14に示すような構成とすればよい。
【0127】
図15は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムにおいて再現処理を行う場合のシステム構成を示す図である。
本実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムが異常解析処理の一環として再現処理を行う場合のシステム構成は、遠隔管理センター内に再現用システムを備える。
【0128】
上記の再現用システムは、異常発報を受けた遠隔管理センター内の保守者が、再現対象システムを規定する情報を操作入力することにより構成される。該構成に必要な再現対象に関する接続情報や設定情報は、全て履歴記憶データベース11に記録されている。
【0129】
図15では、ビデオ処理系の詳細構造は、図1に示す構成と同様であるので、ビデオ処理系内については、詳細構造の図示を省略している。また、図15に示す遠隔管理センターの再現用システムで、図1に示す装置類と同じ名称を持つ装置類については、図1に示す装置類と同じ機能を持つので、その説明を省略している。
【0130】
図15に示す遠隔管理センターの再現用システムで、符号31で示す装置は、マトリックス・スイッチャであり、ビデオ信号の切り替えを行う。複数の入力ビデオ信号の中から、任意のものを1つ選択して、これを各出力ビデオ信号とすることができる。
【0131】
上記再現用システムに対しては、遠隔管理コンピュータ10が、ビデオ処理系における稼働管理コンピュータ1と同様の機能を果たす。
遠隔管理コンピュータ10は、マトリックス・スイッチャ31を制御して、再現用システム中のビデオ信号の経路が、再現対象であるビデオ処理系の全部または一部のビデオ信号の経路と同じになるようにする。
【0132】
再現対象であるビデオ処理系においては、上記ビデオ信号の経路は、ケーブルによる接続等で実現されているが、上記の再現用システムにおいては、遠隔保守の対象としている複数のビデオ処理系の経路を必要に応じて選択して再現するため、ケーブル等による固定的な接続ではなく、マトリックス・スイッチャ31による経路接続とし、柔軟な経路の実現を可能としている。
【0133】
図16は、本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの再現用システムを制御する遠隔管理コンピュータの制御動作を示すフローチャートである。
【0134】
以下、図1,15を参照しつつ、図16に示すフローチャートを使用して、本実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの再現用システムを制御する遠隔管理コンピュータの制御動作を説明する。
【0135】
まず、ステップL1では、遠隔管理センター内の遠隔管理者が再現対象を特定する情報を操作入力する。
ステップL2では、履歴記憶データベース11の履歴記録から、上記再現対象システムのビデオ信号経路の情報を取り出す。
【0136】
ステップL3では、上記のビデオ信号経路の情報に従い、再現用システムのマトリックス・スイッチャ31を設定し、これにより、再現用システムのビデオ信号経路を上記再現対象システムのビデオ信号経路と実質的に同じにする。
【0137】
ステップL4では、操作管理者が履歴再現処理を選択するのか、それとも現状再現処理を選択するかで制御の流れを分岐させる。
履歴再現処理の場合は、ステップL5にて、履歴記憶データベース11の履歴記録から、再現対象システムの各機器の設定情報,操作パネル7からの操作の履歴情報を取り出し、上記再現用システムの対象機器に対して、それらの設定と操作パネル7の操作を順次実行し、下記のステップL7に移る(該実行は、遠隔管理コンピュータ10からLAN38を介して、上記対象機器に対してコマンドを送信することによりなされる)。
【0138】
現状再現処理の場合は、履歴記憶データベース11の履歴記録から、再現対象システムの各機器の設定情報,動作状態情報を取り出し、これにより、上記再現用システムの対象機器を設定し、該設定後に最後の操作(異常発生時の操作)を実行する(上記設定と、最後の操作は、いずれも、遠隔管理コンピュータ10からLAN38を介して、上記対象機器に対してコマンドを送信することによりなされる)。
【0139】
ステップL7では、遠隔管理者が状況を調査する(但し、本ステップはオプショナルである)。
以下に、上記再現処理の補足説明を示す。
【0140】
遠隔保守の対象とするビデオ処理系は通常複数であるため、どれを対象にするかを遠隔管理者が操作入力する。遠隔管理コンピュータ10は、まず履歴記憶データベース11から対象システム(ビデオ処理系)のビデオ信号経路の情報を取り出す。その情報に従い、マトリックス・スイッチャ31を設定し、再現用システム内の各機器間で、実質的に同じビデオ信号経路を実現する。
【0141】
対象ビデオ処理系に存在する機器が再現用システムに無い場合、その機器の部分を代替の経路(機器を経由する部分を単にマトリックス・スイッチャで直結してしまう、あるいは同等の入力・出力数の別の機器で代替させる)として、設定する。次に、遠隔管理者が履歴再現処理と現状再現処理のどちらかを選択する。
【0142】
履歴再現処理の場合は、異常発生に至るまでの一定回数を遡及したところの過去の時点、若しくは指定回数を遡及したところの過去の時点、若しくは一定条件下(特定チャンネルに信号が供給され始めた時点など)の設定及び操作まで遡及し、その時点から現在までの、機器設定及び操作パネル操作の履歴を順次実行していく。上記の履歴に関する情報は、履歴記憶データベース11から読み出す。
【0143】
現状再現処理の場合は、対象ビデオ処理系の現在の状態と同じ状態になるように、再現用システム内の各機器を設定し、最後の操作(異常発生時の操作)を実行する。
【0144】
上記再現処理の後は、場合によっては、再現用システム内の各機器の状態を、遠隔管理者が調査する。
これにより、遠隔管理者は、再現用システムを使用し、また稼働管理者と連絡を取りながら、遠隔地において異常の原因を調べることができる。
【0145】
なお、上記公衆回線網9を介しての接続は、代替手段として、インターネットを経由する接続としてもよい。
公衆回線網あるいはインターネットなどを介して情報を伝送する際には、情報を暗号化して、機器の操作履歴などが第三者に取得されることを防止することができる。
【0146】
また、遠隔管理センター内の情報へのアクセスの際には、パスワードなどによるアクセス制限を行い、第三者に異常対策のノウハウなどの各種情報を取得されることを防止してもよい。
【0147】
さらに、上記の機器の設定状態や動作状態には、複数フォーマットに対応して動作可能な機器に対しては、動作中の対応フォーマットの情報を含めてもよい。
また、図1では、遠隔管理センターとビデオ処理系(稼働現場)とを1対1対応で示したが、1つの遠隔管理センターに複数のビデオ処理系を接続可能として遠隔保守(支援)する構成とすることも可能である。その場合、履歴記憶は、各ビデオ処理系毎に別々に管理する。なお、履歴記憶と共に、各ビデオ処理系の構成情報(設置されている機器の情報)を保持するとよい。
【0148】
さらに、図1に示すLAN8のトポロジーは、勿論、任意のものでよく、スター型として、稼働管理コンピュータ1から各機器へ通信線が接続される形態であってもよい。
【0149】
また、稼働管理コンピュータ1は、常時LAN8の状態を監視し、LANの状態に異常が発生した場合は発報するようにしてもよい。各機器または稼働管理コンピュータ1から上記異常の発報をする際には、ビデオ処理系における異常発生の時刻を付加してもよい。複数のビデオ処理系の各々は、通常1つの同期信号に対して動作するため、共通の時刻での参照が可能である。
【0150】
さらに、上記のビデオ処理系には、ビデオ信号のオーディオ処理機器を含んでもよい。またオーディオ(音声)に異常が発生した場合に、指定期間のオーディオデータを遠隔管理コンピュータ10へ伝送できるようにしてもよい。また、その際には、圧縮処理により伝送するデータ量を減らしてもよい。
【0151】
また、オーディオ信号のみの処理を行うシステムであっても、本発明に係るビデオ処理機器の保守支援システムと同様の構成により、遠隔保守作業の効率を上げることができる。
【0152】
なお、図3,4,6,7,12のフローチャートで示した処理を実行するプログラムなど、本発明の実施の形態に係るシステム内の各コンピュータに、上記の処理を行わせるためのプログラムは、CD−ROMや磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配付してもよい。そして、少なくともマイクロコンピュータ,パーソナルコンピュータ,汎用コンピュータを範疇に含むコンピュータが、上記の記録媒体から上記プログラムを読み出して、実行するものとしてもよい。
【0153】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、本発明では、異常発生の際に、現場のビデオ処理系から見て遠隔地に設置された遠隔管理センターにおいて、従来のように異常発生の通報を受けるのみでなく、現場のビデオ処理系の設定状態及び動作状態などを知ることができるようにする手段を設けたので、遠隔管理センター内の保守者は、障害回復のための適切な処置をとることができる。
【0154】
また、異常発生の際に、現場のビデオ処理系において、ビデオ信号からキャプチャして静止画を得る手段を設け、また、上記得られた静止画を上記の遠隔管理センターに伝送して、該遠隔管理センターにおいて遠隔地のビデオ処理系において発生した現象をより詳しく調べることができるようにしたので、適切な修復処置をとることができる。
【0155】
さらに、定期的にビデオ処理系の設定状態及び動作状態並びに操作履歴を遠隔管理センターに伝送することで、異常発生の際に、該原因を特定するための過去の履歴情報を参照することができるので、障害発生の際には、適切な修復処置をとることができる。
【0156】
また、異常発生の際に得られた情報から、該異常の原因を特定するための、異常原因データベースを設けることで、異常の原因を速やかに特定できるようにしたので、速やかに適切な修復処置を施すことや、適切な修復処置を指示することができる。
【0157】
さらに、遠隔管理センターにおいて、現場のビデオ処理系の稼働状況を再現するための設備を設けることにより、異常発生の際に、保守者が異常発生の上記現場に赴かなくとも、状況を詳細に調べることができるようにしたので、適切な修復処置をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの標準構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの稼働管理コンピュータから遠隔管理コンピュータへの定期的レポート送信動作を示す通信シーケンス図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの稼働管理コンピュータから遠隔管理コンピュータへの定期的レポート送信動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの遠隔管理コンピュータにおける稼働管理コンピュータからの定期的レポート受信動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオ処理系における各機器の異常発生時の動作を示す通信シーケンス図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオ処理系における各機器の異常発生時の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの遠隔管理コンピュータにおける異常対策、異常解析の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの遠隔操作の通信シーケンス図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの操作者通信機能の通信シーケンス図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオキャプチャ動作の通信シーケンス図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオスイッチャ経由のビデオキャプチャ動作の通信シーケンス図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのビデオキャプチャ動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムのサービスマン用の端末装置の通信接続を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの電話機による通話と同時動作する保守システムの構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムにおいて再現処理を行う場合のシステム構成を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態に係るビデオ処理機器の保守支援システムの再現用システムを制御する遠隔管理コンピュータの制御動作を示すフローチャートである。
【図17】従来技術のビデオ処理機器の保守支援システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……稼働管理コンピュータ、2……ビデオスイッチャ、3……ビデオキャプチャ装置、4……ビデオ機器、5……VTR、6……ディジタルビデオ効果装置、7……操作パネル、8……LAN、9……公衆回線網、10……遠隔管理コンピュータ、11……履歴記憶データベース、12……異常原因データベース

Claims (8)

  1. ビデオ機器を備えた1または2以上のビデオ処理系と、該ビデオ処理系の各々と公衆回線網を介して双方向通信可能に接続された遠隔管理センターとを有するビデオ処理機器の保守支援システムであって、
    前記ビデオ処理系の各々は、前記ビデオ機器の接続情報及び設定状態に関する情報と、前記ビデオ機器の異常発生通知情報とを前記遠隔管理センターに送信する手段を備え、
    前記遠隔管理センターは、前記ビデオ機器の異常発生通知を前記ビデオ処理系から受信した際に該異常発生通知を該遠隔管理センター内で発報する手段と、該異常発生通知を受けて、該異常発生通知を受けた時点の前記ビデオ機器の接続・設定と実質的に同じ接続及び設定を有する再現用ビデオ機器を該遠隔管理センター内に構成する手段と、前記再現用ビデオ機器上で、前記異常発生通知を受けた時点の前記ビデオ機器の動作と同じ動作を実行させることにより、前記異常発生時の状態を再現する手段とを備えたこと、
    を特徴とするビデオ処理機器の保守支援システム。
  2. 前記ビデオ処理系の各々は、前記ビデオ機器に対する操作を記録する操作履歴記憶手段と、前記操作履歴記憶手段の記憶内容を、定期的に、または前記遠隔管理センターから要求された場合に、または前記記憶内容が所定量となった場合に、前記遠隔管理センターに送信する手段とを備え、
    前記遠隔管理センターは、前記ビデオ処理系の各々に対応する記憶領域を備えた履歴記憶データベースと、前記操作履歴記憶手段の記憶内容を前記ビデオ処理系から受信して前記履歴記憶データベースに記録する手段と、前記異常発生通知を受けて、前記再現用ビデオ機器上で、前記履歴記憶データベースに記録されている前記ビデオ機器に対する操作を遡及して実行させることにより、前記異常発生時の状態を再現する手段とを備えたこと、
    を特徴とする請求項1記載のビデオ処理機器の保守支援システム。
  3. 前記ビデオ処理系の各々は、所定の周期で採取された前記ビデオ機器の動作状態に関する情報を前記遠隔管理センターに送信する手段を備え、
    前記遠隔管理センターは、前記ビデオ処理系の各々に対応する記憶領域を備えた履歴記憶データベースと、前記ビデオ機器の接続情報及び設定状態に関する情報と前記所定の周期で採取された前記ビデオ機器の動作状態に関する情報とを前記ビデオ処理系から受信して前記履歴記憶データベースに記録する手段と、前記異常発生通知を受けて、前記履歴記憶データベースに記録された前記ビデオ機器の接続情報及び設定状態に関する情報に基づき、前記ビデオ処理系内の前記ビデオ機器と実質的に同じ接続及び設定を有する再現用ビデオ機器を該遠隔管理センター内に構成する手段と、前記再現用ビデオ機器上で、前記履歴記憶データベースに記録されている前記ビデオ機器の動作と同じ動作を遡及して実行させることにより、前記異常発生時の状態を再現する手段とを備えたこと、
    を特徴とする請求項1記載のビデオ処理機器の保守支援システム。
  4. 前記遠隔管理センターは、該遠隔管理センター内の操作者からの操作機器指定を含む操作入力及び/または通話情報を前記ビデオ処理系に送信する手段と、前記ビデオ処理系内の操作者からの操作入力及び通話情報を受信して表示する手段を備え、
    前記ビデオ処理系の各々は、前記遠隔管理センターからの操作入力及び/または通話情報を表示する手段と、該ビデオ処理系内の操作者からの操作入力及び/または通話情報を前記遠隔管理センターに送信する手段とを備えたこと、
    を特徴とする請求項1記載のビデオ処理機器の保守支援システム。
  5. 前記ビデオ処理系の各々は、前記遠隔管理センターからのビデオキャプチャ指令により、該指令に指定されたビデオ機器から静止画像を取得した後、該取得した静止画像を前記遠隔管理センターに送信する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のビデオ処理機器の保守支援システム。
  6. 前記遠隔管理センターは、前記ビデオ処理系から受信した情報を根拠に、操作に関する誤りを履歴記憶データベースに記録されている操作履歴を所定の操作時点まで遡及して検索する手段と、システムの構成・設定に関する誤りの可能性を異常原因データベースから検索する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のビデオ処理機器の保守支援システム。
  7. 前記遠隔管理センターは、前記ビデオ処理系から受信した情報と、履歴記憶データベースに記憶された機器の設定と操作の履歴とを根拠に、前記ビデオ処理系内の機器の異常を異常原因データベースから検索する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のビデオ処理機器の保守支援システム。
  8. 前記公衆通信網に代えてインターネットを使用することを特徴とする請求項1記載のビデオ処理機器の保守支援システム。
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