JP4305341B2 - 無線通信装置、無線基地局、無線基地局制御装置、送信電力制御方法 - Google Patents

無線通信装置、無線基地局、無線基地局制御装置、送信電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムにおける送信電力制御に関連する装置及び送信電力制御方法に関する。この装置、方法は、例えば、W−CDMA(UTRA FDD)方式等のCDMA(Code Division Multiple Access)方式を採用した移動通信システムにおけるアウターループ送信電力制御に用いて好適である。
・「システム構成」
図1に、移動通信システムの構成を示す。
種々の方式に従った移動通信システムが存在するが、ここでは、W−CDMA(UTRA FDD)移動通信システムを1例としてとりあげて説明する。
図において、1はコアネットワーク、2は無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)、3は無線基地局(NodeB)、4は移動局(UE:User equipment)をそれぞれ示す。
コアネットワーク1は、移動通信システム内においてルーティングを行うためのネットワークであり、例えば、ATM交換網、パケット交換網、ルーター網等によりコアネットワークを構成することができる。
尚、コアネットワーク1は、他の公衆網(PSTN)等とも接続され、移動局4が固定電話等との間で通信を行うことも可能としている。
無線基地局制御装置2は、無線基地局3の上位装置として位置付けられ、これらの無線基地局3の制御(使用する無線リソースの管理等)を行う機能を備えている。
また、無線基地局制御装置2は、後述する送信電力制御(アウターループ送信電力制御)を実行する機能を備えるとともに、ハンドオーバ時において、1つの移動局4からの信号を配下の複数の無線基地局3から受信し、品質が良い方のデータを選択してコアネットワーク1側へ送出するハンドオーバ制御機能も備えている。
無線基地局3は、RNC2により無線リソースを管理されつつ、移動局4との間の無線通信を行う。
また、無線基地局3は、後述する送信電力制御(インナーループ送信電力制御)を実行する機能も備えている。
移動局4は、無線基地局3の無線エリア内に在圏することで、無線基地局3との間で無線回線を確立し、コアネットワーク1を介して他の通信装置との間で通信を行う。
その際、移動局4と無線基地局3との間の距離が大きく変動し得るため、いわゆる遠近問題が生ずることとなるが、アウターループ送信電力制御、インナーループ送信電力制御により、無線基地局3による指示のもと、移動局4の送信パワーは増減され、この問題の解決が図られている。
他方、無線基地局3の送信パワーも、移動局4において実行される、アウターループ電力制御、インナーループ送信電力制御により同様に増減される。これにより、マルチパス干渉、他セル干渉等の緩和が図られることとなる。
尚、コアネットワーク1とRNC2との間のインタフェースをIuインタフェース、RNC2間のインタフェースをIurインタフェース、RNC2と各無線基地局3との間のインタフェースをIubインタフェース、無線基地局3と移動局4との間のインタフェースをUuインタフェースと称し、2〜3の装置で形成されるネットワークを特に無線アクセスネットワーク(RAN)と称する。
・「送信電力制御」
次に無線基地局3と移動局4との間で実行される送信電力制御について具体的に説明する。
送信電力制御は、上り方向(アップリンク)、下り方向(ダウンリンク)の送信信号のいずれについても行われるが、ここでは、アップリンクの送信信号についての送信電力制御について説明する。
図2は、アップリンクの送信信号についての送信電力制御を行うための装置構成を示す。
尚、ここでは、送信電力制御は、無線基地局3とRNC2とが協力して実行するものとする。
図において、10〜19は無線基地局3側に設けられる構成であり、10は直交検波部、11は逆拡散部、12はRAKE合成部、13は復号部、14は第2受信品質算出部、15は第1受信品質測定部、16は第1受信品質の目標値管理部、17は比較部、18は送信電力制御信号生成部、19は送信処理部を示す。
20、21は無線基地局制御装置2側に設けられる構成であり、20は第2受信品質の目標値管理部、21は比較部を示す。
・「インナーループ送信電力制御」
送信電力制御のうち、インナーループ送信電力制御についてまず、説明する。
拡散符号を用いて拡散処理が施された無線信号を移動局4から不図示のアンテナで受信し、これに対して周波数変換等の処理が施して得られた信号は、直交検波部10に入力され、同相成分、直交成分に分けられ逆拡散部11に入力される。尚、各成分区別して図示することを省略している。
ここで、受信対象である物理チャネル(アップリンク)のDPCH(Dedicated Physical Channel)のフレーム構成について簡単に説明しておく。
図3は、DPCHのフレーム構成を示す。
DPCHは、図のようにDPDCHとDPCCHとを含む。
DPDCHは、データを格納するための領域であり、例えば、音声データ、パケットデータ等を含むトランスポートブロック(伝送ブロック)がこの領域に多重されることとなる。
DPCCHは、制御情報を格納するための領域であり、チャネル推定やSIR測定等に用いられる信号であるパイロット信号(所定パターの既知信号)、トランスポートブロックの多重状態を示すTFCI(Transport Format Combination Indicator)信号、閉ループダイバーシチやサイト選択ダイバーシチの制御のための信号であるFBI信号、無線基地局3から移動局4宛てに送信する信号についての送信電力の増減を指示する送信電力制御信号であるTPC信号等が格納される。
尚、DPDCHは位相平面上における同相成分、DPCCHは直交成分としてQPSK(HPSK)等の位相変調により送信されることとなる。
さて、逆拡散部11は、受信信号に対して逆拡散処理を施し、逆拡散処理後の信号をRAKE合成部12及び第1受信品質測定部15に与える。
移動局4は、例えば、DPDCH、DPCCHのそれぞれに対して、チャネル分離のためのチャネライゼーションコードを用いた拡散処理を施すとともに、双方に対して他の移動局との識別のためのスクランブリングコードを用いた拡散処理を施すため、逆拡散部11は、スクランブリングコード、チャネライゼーションコードの双方を用いて逆拡散処理を行なうこととなる。
そして、第1受信品質測定部15は、DPCHの直交成分であるDPCCHに含まれるパイロット信号を用いて第1受信品質(例えば、SIR(Signal to Interference Ratio))を測定し、測定結果を比較部17に入力する。尚、RAKE合成部12におけるRAKE合成後のパイロット信号に基づいてSIR測定を行うこともできる。
比較部17は、第1受信品質の目標値管理部16により与えられる目標受信品質(ターゲットSIR)と、第1受信品質測定部15からの測定結果(測定SIR)とを比較し、比較結果を送信電力制御信号生成部18へ与える。
送信電力制御信号生成部18は、比較結果に基づき、測定SIRがターゲットSIRより小さい場合には、送信電力を上げる指示をするためのTPC信号を生成し、送信処理部19に与える。
一方、測定SIRがターゲットSIRより大きい場合には、送信電力を下げる指示をするためのTPC信号を生成し、送信処理部19に与える。
送信処理部19は、ダウンリンクを介して移動局4へ送信する必要のある他のデータとともに、TPC信号を移動局4へ向けて送信する。
従って、移動局4は、無線基地局3から受信したTPC信号に基づいて無線基地局3宛ての送信信号について送信パワーの増減を行なう。
制御の方法からも明らかなように、移動局4からの受信信号は、移動局4の存在位置にかかわらず、SIRがターゲットSIRに近づくように送信電力制御されるため、遠近問題の解決を図ることができることとなる。
以上が、インナーループ送信電力制御の基本動作であるが、次にアウターループ送信電力制御について説明する。
・「アウターループ送信電力制御」
逆拡散処理部11により逆拡散された受信信号は、復号部13に入力される。
図のように、復号部13には、DPDCHに格納されたデータ(トランスポートブロック)と、DPCCHに格納されたTFCI信号とが与えられる。
ここで、TFCIは、DPDCHに多重格納されるトランスポートブロックについての多重状態を示す情報であり、これを用いて、多重された複数のトランスポートブロックを分離できる。
従って、復号部13は、TFCIに基づいて各トランスポートブロックを抽出し、それぞれについて復号処理(例えば、音声はビタビ復号、パケットデータはターボ復号とすることができる)を行い、復号結果を出力する。
復号されたデータは、ユーザデータとして無線基地局制御装置2側に送信されるとともに、第2受信品質算出部14にも入力される。
第2受信品質算出部は、例えばエラー品質(CRCエラーの有無、ビットエラーレイト、ブロックエラーレイト等)を算出し、無線基地局制御装置2側の比較部21に送信する。
ここで、代表的なエラー品質の算出方法について説明しておく。
・「CRCI(Cyclic Redundancy Check Indicator)」
受信した1つのトランスポートチャネル(ここでは、音声データを送信するチャネルの1つであるRAB#1等とする)についてのCRCチェック結果を測定し、その測定結果をエラー品質として算出する。
具体的には、音声データを含むトランスポートチャネル(RAB#1)を介してTTI(Transport Time Interval)期間単位(例えば、20ms)に相当する無線フレーム内で受信した信号を復号して得られた復号データに付されたCRCチェックビットを用いてCRCチェックを行ない、そのチェク結果(エラーの有無)をエラー品質として算出するのである。
以上が、代表的なエラー品質の算出方法であるが、いずれかの算出方法により得られたエラー品質はIubインタフェースを介して無線基地局制御装置2の比較部21に与えられる。
比較部21は、エラー品質の測定対象のトランスポートチャネル(例えば、音声データを送信するチャネルの1つであるRAB#1)に要求される品質値である、第2受信品質の目標値を第2受信品質の目標値管理部20から取得し、第2受信品質算出部14からの受信品質と比較し、比較結果に基づいて、第1受信品質の目標値管理部16で管理(記憶)する第1受信品質の目標値の更新制御を行う。
即ち、比較により、第2受信品質算出部14で算出した受信品質が、第2受信品質の目標値を下回る場合は、第1受信品質の目標値(ターゲットSIR)を上げる(+d加算)よるように更新制御を行う。
一方、比較により、第2受信品質算出部で算出した受信品質が、第2受信品質の目標値を上回る場合は、第1受信品質の目標値(ターゲットSIR)を下げる(−d加算)よるように更新制御を行う。
以上のようなアウターループ制御により、受信エラー品質に基づいて、ターゲットSIRは更新されるため、所要エラー品質を下回っているにもかかわらず、送信電力を増大させる制御がかからないといった事態の防止が図られている。
・「マルチコール」
最後に、マルチコール時における符号化処理について、説明しておく。
ここでは、第2受信品質算出部14が受信品質の算出の対象とするトランスポートチャネルを音声データを送信するトランスポートチャネルとする場合ついて説明する。
図4は、トランスポートチャネルの多重処理(アップリンク用)について説明するための図である。
図において、32〜32は、各トランスポートチャネルの符号化処理部を示す。
29はトランスポートチャネル多重部、30は第2インタリーブ部、31は物理チャネルマッピング部をそれぞれ示す。
尚、ここでは、32〜32は音声データ用トランスポートチャネル、32はパケットデータ用トランスポートチャネルとする。
各トランスポートチャネル符号化処理部32〜32には、上位レイヤからTTI毎に、トランスポートブロック(伝送データブロック)が入力さる。
図5は、移動局4に入力された音声信号をAMR(適応マルチレート)符号化(12.2 kbps)する場合のトランスポートブロックサイズを示す図である。
AMR符号化を適用する場合は、符号化データは、重要度に応じてクラスA(RAB#1)、B(RAB#2)、C(RAB#3)に分けられたデータとして出力される。
例えば、有音時には、TTI(例えば20ms)毎にクラスAとして81bitのデータが出力され、クラスBとして103bitのデータが出力され、クラスCとして60bitのデータが出力される。
背景雑音出力時には、TTI(例えば20ms)毎にクラスAとして39bitのデータが出力される。尚、クラスB、クラスCは、データ無しとなる。
無音時には、TTI(例えば20ms)毎にクラスA、B、Cのいずれもデータ無しとなる。
さて、クラスA、B、CのデータがTTI毎に入力された、各トランスポートチャネルの符号化処理部32〜32は、入力されたデータについて符号化処理を行うこととなる。尚、トランスポートチャネルの符号化処理部32には、パケットデータがTTI毎に入力されるが、もちろん送信すべきパケットデータがない場合などには、入力されない。
クラスA及びパケットデータについては、CRC付加部22において行なわれるCRC演算結果である、12ビットのCRCチェックビットが付加される。尚、クラスB、CではCRCチェックビットは付加されない。また、クラスAは、無音時(0ビット入力時)であっても所定のビットをCRCビットとして出力する。
パケットデータは、TTI毎に入力されるトランスポートブロックのそれぞれに対してCRCチェックビットを付加して出力する。
次に、コードブロック分割部23は、チャネル符号化前に必要に応じて(長すぎる場合等)複数のブロックに分割し、各ブロックはそれぞれチャネル符号化部24でチャネル符号化される。
尚、重要度に応じてクラスA、Bは符号化率1/3、クラスCは符号化率1/2で畳み込み符号化され、パケットデータは、符号化率1/3でターボ符号化される。好ましくは、パケットデータについては、CRCチェックビットが付加された各データをまとめてターボ符号化処理を施す。
チャネル符号化後のデータは、n=TTI÷10msで得られる値で割り切れるようにビット付加等によりビット調整する無線フレームイコライザ25に入力される。
ビット調整後のデータは、第1インタリーブ部26でインタリーブ(並び替え処理)され、無線フレーム分割部27でn個に分割されてから分割された各データは順次(例えば10msごと)、レートマッチング部28に入力される。
レートマッチング部28は、各トランスポートチャネルの符号化処理部32〜32から順次出力されるデータの総和が1無線フレームに収まるように、各データ(32〜32のそれぞれが扱うデータ)の重要度に応じた冗長度を持たせるように、レピテション(繰り返し)や、パンクチャ(間引き)処理すすることで、無線フレームへの適合を図る。
従って、トランスポートチャネル多重部29は、各トランスポートチャネルの符号化処理部32〜32から10msごとに出力されるトランスポートブロックを時間多重して1無線フレーム内に収まるデータとして、第2インタリーブ部30に与える。
第2インタリーブ部30は、多重後のデータをインタリーブ処理し、物理チャネルマッピング部31により物理チャネルにマッピングすることにより物理チャネルを介してアップリンクの信号伝送が可能となる。
ところで、多重されたトランスポートブロックの状態を無線基地局3に通知しなければ、無線基地局3は、多重されたトランスポートブロックを分離することは難しい。
そこで、TTI期間で送信されるトランスポートブロック(TB)数、トランスポートブロック(TB)サイズをトランスポートフォーマット指標(TFI:Transport Format Indicator)の値で示し、更に多重化の際にマッピングされる無線アクセスベアラのトランスポートフォーマット指標(TFI)の組合せに対して、トランスポートフォーマット組合せ指標(TFCI:Transport Format Combination Indicator)の値を割り当てる。

尚、TFCIは多重化の状態を示す情報であるから、多重化状態情報と称することもできる。
音声伝送(上り12.2kbps)とパケット伝送(上り32kbps)のマルチコール伝送時のトランスポートフォーマット指標(TFI)、トランスポートフォーマット組合せ指標(TFCI)の割り当てを図6(a)、(b)により示す。
この場合、トランスポートフォーマット組合せ指標(TFCI)はC0〜C8の9通りであり、トランスポートフォーマット組合せ指標(TFCI)は、移動局4(UE)から無線基地局3(Node−B)へDPCCHを介して送信される。無線基地局3では受信されたトランスポートフォーマット組合せ指標(TFCI)によってトランスポートフォーマットを検出することにより、復号処理及び各無線アクセスベアラ(RAB)のトランスポートブロック(TB)への分離処理が行われる。
本発明に関連する先行技術文献として、マルチコード伝送において、指定された1つの個別物理チャネルのみで送信電力を上げて制御情報(パイロットシンボル及びTPCシンボル)を送信することにより、周波数資源の利用効率及び通信品質の向上を実現しているCDMA通信方法が下記の特許文献1に記載されている。また、ハンドオーバ接続の実行前後でアウターループ制御に不整合を生じるのを回避する送信電力制御について下記の特許文献2に記載されている。また、基地局から移動局への送信制御ビットが1ビットしかない場合でも複数のチャネルのそれぞれにおいて所望の通信品質を保つことができるようにしたアウターループ送信電力制御について下記の特許文献3に記載されている。また、アウターループ送信電力制御において、伝搬環境の変動の大きさに拘わらず、受信品質を所望の品質に保つ無線通信装置が下記の特許文献4に記載されている。
国際公開第98/47253号パンフレット 特開2001−217770号公報 特開2001−285193号公報 特開2003−18089号公報
マルチコール時におけるアウターループ送信電力制御を行う際の第2受信品質の算出対象を、無音時にもデータ送信(例えば先に説明したCRCビット)するチャネル(トランスポートチャネル)とすると、パケットデータを送信するチャネルとするより、アウターループ送信電力制御を継続的に実行することができるため好ましい。
しかし、一般的に、符号化率が変化してしまうデータに基づいてアウターループ送信電力制御を行うと問題が生ずる。
例えば、音声データX(ビット)にCRCビットをC(ビット)付加し、畳み込み符号化(符号化率1/3)で符号化すると、符号化後のビット数Y[ビット]は以下の式のようになる。
Y=(X+C+T)×3
Tは符号化前にコードブロックの末尾に連結されるテールビット数で、T=8[ビット]であり、Cは、CRCチェックビット数であり、12[ビット]である。
ここで、有音時における符号化率を厳密に求めると、X=81であるから、
R1=(X+C)/{(X+C+T)×3}
=(81+12)/(81+12+8)×3
=1/3.26
となる。
また、背景雑音時における符号化率を厳密に求めると、X=39であるから、
R2=(X+C)/{(X+C+T)×3}
=(39+12)/(39+12+8)×3
=1/3.47
となる。
更に、無音時における符号化率を厳密に求めると、X=0であるから、
R3=(X+C)/{(X+C+T)×3}
=12/{(12+8)×3}
=1/5
となる。
このように畳み込み符号化率を同じ1/3としているにも係わらず、無音時の符号化率が小さくなるのは、符号器に入力されるビット数の中でテールビットの占める割合が高くなるためであると考えられ、有音時、背景雑音時、無音時の順に符号化率は小さくなる。
符号化率が小さいほど、復号の過程でビット誤りがより訂正されやすくなることから、無音時のデータについて第2受信品質算出部14で算出されるエラー品質は、有音時、背景雑音時よりもエラーの少ない良い品質を示し、背景雑音時のデータについて第2受信品質算出部14で算出されるエラー品質は、有音時よりもエラーの少ない良い品質を示すこととなる。
すると、図7のように、有音時には、第2受信品質算出部14で算出したAMRのエラー品質に基づいて、AMRの所要品質を満たすようにターゲットSIRがアウターループ制御により更新制御されて、パケット、DCCHも所要品質を満たすように制御されるが、無音時には、第2受信品質算出部で算出したAMRのエラー品質は比較的良好な品質を示すため、アウターループ制御によりターゲットSIRが低下し、パケットや、DCCHがそれぞれの所要品質を満たさないような事態が生ずることがある。
また、伝送ブロックを誤り訂正符号化(チャネル符号化)し、インタリーブ処理して得られたデータを、複数の無線フレームに分割して送信する場合に、分割する先の無線フレーム数Nが変化する場合に、Nが大きくなるほどバースト誤りに対する耐久力が強くなるため、第2受信品質算出部で算出するエラー品質は良好なものとなり、同様な問題が生じ得る。
尚、第2受信品質算出部で監視の対象とするデータが音声でなく、パケット等の他のデータである場合も符号化率の変化、分割する先の無線フレーム数Nの変化により耐久力が変化すると考えられる。
また、マルチコール時でなくとも、シングルコール時であっても、音声データで無音が続くことで、第1受信品質の目標値が低下してしまうと、有音時において受信し損なう等の問題がある。
従って、本発明は、符号化率が変化する場合のアウターループ制御の問題を解決することを1つの目的とする。
また、本発明は、分割する先の無線フレーム数Nが変化する場合のアウターループ制御の問題を解決することを1つの目的とする。
総じていえば、伝送誤りに対する耐久力の変化(例えば、符号化率の変化、分割数の変化等)を考慮した送信電力制御(アウターループ送信電力制御)を行うことを目的とする。
上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の目的の1つとして位置付けることができる。
(1)本発明では、アウターループ送信電力制御により、インナーループ送信電力制御で用いる受信信号のターゲット品質を制御する無線通信装置において、受信データの伝送誤りに対する耐久力の変化を検出する検出部と、該検出により該耐久力が低いことが検出された場合に対し、該耐久力が高いことが検出された場合における前記ターゲット品質の更新を緩慢に実行する更新制御部と、を備えたことを特徴とする無線通信装置を用いる。
(2)また、本発明では、前記更新を緩慢に実行するとは、ターゲット品質の更新幅を小さくするか又は更新周期を長くすることである、ことを特徴とする(1)記載の無線通信装置を用いる。
(3)また、本発明では、前記耐久力の変化は、インタリーブ周期に基づいて検出する、ことを特徴とする(1)記載の無線通信装置を用いる。
(4)また、本発明では、前記耐久力の変化は、符号化する単位のデータ長に基づいて検出する、ことを特徴とする(1)記載の無線通信装置を用いる。
(5)本発明では、アウターループ送信電力制御により、インナーループ送信電力制御で用いる受信信号のターゲット品質を制御する送信電力制御方法において、受信データの伝送誤りに対する耐久力の変化を検出するステップと、該検出により該耐久力が低いことが検出された場合に対し、該耐久力が高いことが検出された場合における前記ターゲット品質の更新を緩慢に実行するステップと、を備えたことを特徴とする送信電力制御方法を用いる。
(6)移動局からのパイロット信号の受信品質を第1受信品質と比較し、比較結果に応じて該移動局に対して送信電力制御信号を送信する無線基地局において、該移動局から送信されたデータについての受信エラーの測定結果情報と、伝送誤りに対する耐久力に関する情報とを無線基地局制御装置に送信する送信部を備え、該送信部からの情報に基づいて、該無線基地局制御装置が行う、該耐久力が低いことを示す場合に対し、該耐久力が高いことを示す場合における前記第1受信品質の更新が緩慢となる前記第1受信品質についての更新制御に従って、前記第1受信品質を更新する第1受信品質管理部と、を備えたことを特徴とする無線基地局を用いる。
(7)また、本発明では、前記受信エラーを特定する対象は、無音時にもデータの送信を行う音声データ伝送用のチャネル又はパケット伝送用のチャネルである、ことを特徴とする(6)記載の無線基地局を用いる。
(8)本発明では、移動局からのパイロット信号の受信品質を第1受信品質と比較し、比較結果に応じて該移動局に対して送信電力制御信号を送信する無線基地局において、該移動局から送信されたデータについての受信エラーを測定する第2受信品質算出部と、伝送誤りに対する耐久力に関する情報を用いて該測定した受信エラーを補正してから無線基地局制御装置に送信する送信部と、該送信部から送信された該補正された受信エラーに基づいて、該無線基地局制御装置が行う、該耐久力が低いことを示す場合に対し、該耐久力が高いことを示す場合における前記第1受信品質の更新が緩慢となる前記第1受信品質についての更新制御に従って、前記第1受信品質を更新する第1受信品質管理部と、を備えたことを特徴とする無線基地局を用いる。
(9)本発明では、移動局からのパイロット信号の受信品質を第1受信品質と比較し、比較結果に応じて該移動局に対して送信電力制御信号を送信する無線基地局において、該移動局から送信されたデータについての受信エラーを測定して、無線基地局制御装置に送信する送信部と、該送信部から送信された情報に基づいて、該無線基地局制御装置が行う前記第1受信品質についての更新制御の通知に基づいて、前記第1受信品質を更新する第1受信品質管理部とを備え、前記第1受信品質管理部は、前記移動局と前記無線基地局間における伝送誤りに対する耐久力情報に基づいて、該耐久力情報が耐久力が低いことを示す場合に対して、高いことを示す場合における前記第1受信品質の更新制御を緩慢に行う、
ことを特徴とする無線基地局を用いる。
(10)本発明では、移動局からのパイロット信号の受信品質を第1受信品質と比較し、
比較結果に応じて該移動局に対して送信電力制御信号を送信するとともに該移動局から送信されたデータについての受信エラーを測定する無線基地局から、少なくとも該受信エラーの測定結果を受信する無線基地局制御装置において、該受信エラーの測定結果と、前記移動局と前記無線基地局間における伝送誤りに対する耐久力情報とに基づいて、該耐久力情報が耐久力が低いことを示す場合に対して、高いことを示す場合における前記第1受信品質の更新制御を緩慢に行う更新制御部、を備えたことを特徴とする無線基地局制御装置を用いる。
(11)本発明では、アウターループ送信電力制御により、インナーループ送信電力制御で用いる受信信号のターゲット品質を制御する無線通信装置において、音声データを伝送するチャネルを前記アウターループ送信電力制御の監視の対象とするとともに、前記チャネルにおいて、有音状態が検出された場合に対し、無音状態が検出された場合における前記ターゲット品質の更新を緩慢に実行する更新制御部、を備えたことを特徴とする無線通信装置を用いる。
本発明によれば、符号化率が変化する場合のアウターループ送信電力制御の問題が解決される。
また、本発明によれば、分割する先の無線フレーム数Nが変化する場合のアウターループ送信電力制御の問題が解決される。
また、発明によれば、伝送誤りに対する耐久力の変化(例えば、符号化率の変化、分割数の変化等)を考慮した送信電力制御(アウターループ送信電力制御)を行うことができる。
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
〔a〕第1実施形態の説明
第1実施形態では、伝送誤りに対する耐久力の変化(例えば、符号化率の変化、分割数の変化等)を検出し、検出結果に応じて送信電力制御(アウターループ送信電力制御)を実行することとする。
基本的な移動通信システムの構成は、図1に示したWCDMA(UTRA FDD)移動通信システムの構成を用いることとする。尚、RNC2と無線基地局3の機能の一部又は全部を一体化したノードとする等の変更も可能である。
また、アップリンクのフレーム構成、音声通信時のデータサイズ、TFCI等は、図3〜図7に示したものと同様のものを採用することができる。
図8に、本実施形態に係わる送信電力制御(アップリンク用)を実行するための装置構成を示す。
無線基地局3とRNC2を合わせたものを1つの無線通信装置とすることもできるが、ここでは、無線基地局3とRNC2のそれぞれに各機能を分散配置する例を示している。
図において、40〜51は無線基地局3側に設けられる構成であり、40は直交検波部、41は逆拡散部、42はRAKE合成部、43は復号部、44は第2受信品質算出部、45は検出部、46は送信部、47は第1受信品質測定部、48は第1受信品質の目標値管理部、49は比較部、50は送信電力制御信号生成部、51は送信処理部を示す。
52〜54は無線基地局制御装置2側に設けられる構成であり、52は更新制御部、53は第2受信品質の目標値管理部、54は比較部を示す。
・「インナーループ送信電力制御」
送信電力制御のうち、インナーループ送信電力制御についてまず、説明する。
拡散符号を用いて拡散処理が施された無線信号を移動局4から不図示のアンテナで受信し、これに対して周波数変換等の処理が施して得られた信号は、直交検波部40に入力され、同相成分、直交成分に分けられ逆拡散部41に入力される。尚、各成分区別して図示することを省略している。
逆拡散部41は、受信信号に対して逆拡散処理を施し、逆拡散処理後の信号をRAKE合成部42及び第1受信品質測定部47に与える。
移動局4は、例えば、DPDCH、DPCCHのそれぞれに対して、チャネル分離のためのチャネライゼーションコードを用いた拡散処理を施すとともに、双方に対して他の移動局との識別のためのスクランブリングコードを用いた拡散処理を施すため、逆拡散部41は、スクランブリングコード、チャネライゼーションコードの双方を用いて逆拡散処理を行なうこととなる。
そして、第1受信品質測定部47は、DPCHの直交成分であるDPCCHに含まれるパイロット信号を用いて第1受信品質(例えば、SIR(Signal to Interference Ratio))を測定し、測定結果を比較部49に入力する。尚、RAKE合成部42におけるRAKE合成後のパイロット信号に基づいてSIR測定を行うこともできる。
比較部49は、第1受信品質の目標値管理部48により与えられる目標受信品質(ターゲットSIR)と、第1受信品質測定部47からの測定結果(測定SIR)とを比較し、比較結果を送信電力制御信号生成部50へ与える。
送信電力制御信号生成部50は、比較結果に基づき、測定SIRがターゲットSIRより小さい場合には、送信電力を上げる指示をするためのTPC信号を生成し、送信処理部51に与える。
一方、測定SIRがターゲットSIRより大きい場合には、送信電力を下げる指示をするためのTPC信号を生成し、送信処理部51に与える。
送信処理部51は、ダウンリンクを介して移動局4へ送信する必要のある他のデータとともに、TPC信号を移動局4へ向けて送信する。
従って、移動局4は、無線基地局3から受信したTPC信号に基づいて無線基地局3宛ての送信信号について送信パワーの増減を行なう。
制御の方法からも明らかなように、移動局4からの受信信号は、移動局4の存在位置にかかわらず、SIRがターゲットSIRに近づくように送信電力制御されるため、遠近問題の解決を図ることができることとなる。
以上が、インナーループ送信電力制御の基本動作であるが、次にアウターループ送信電力制御について説明する。
・「アウターループ送信電力制御」
逆拡散処理部41により逆拡散された受信信号は、復号部43に入力される。
図のように、復号部43には、DPDCHに格納されたデータ(トランスポートブロック)と、DPCCHに格納されたTFCI信号とが与えられる。
ここで、TFCIは、DPDCHに多重格納されるトランスポートブロックについての多重状態を示す情報であり、これを用いて、多重された複数のトランスポートブロックを分離できる。
従って、復号部43は、TFCIに基づいて各トランスポートブロックを抽出し、それぞれについて復号処理(例えば、音声はビタビ復号、パケットデータはターボ復号とすることができる)を行い、復号結果を出力する。
復号されたデータは、ユーザデータとして無線基地局制御装置2側に送信されるとともに、第2受信品質算出部44にも入力される。
第2受信品質算出部44は、例えばエラー品質(CRCエラーの有無、ブロックエラーレイト等)を算出し、算出結果を送信部46に与える。
もちろん、エラー品質の算出方法として先に示したCRCIを用いることができる。
一方、検出部45は、移動局4からの受信データの伝送誤りに対する耐久力の変化を検出し、検出結果を送信部46へ与える。
この例では、移動局4からDPCCHを介して受信したTFCI情報、不図示の上位レイヤ処理部から与えられるTTI情報を用いて耐久力の変化を検出する。
・「符号化率」
前述のように、符号化率が変化すると、伝送誤りに対する耐久力が変化する。
例えば、第2受信品質算出部44がエラー品質の算出対象としているのが、音声データ(図5、図6のRAB#1)とすると、有音、背景雑音、無音のそれぞれで符号化率は変化する。そして、有音、背景雑音、無音のいずれに相当するかは、TFCIにより定まるTFIにより識別可能であるから、TFCIを用いて耐久力の変化を検出することができる。
図6(b)の例では、TFCI=C0、C3、C6は無音を示し、TFCI=C1、C4、C7は背景雑音を示し、TFCI=C2、C5、C8は有音を示しているから、例えば、TFCI=C0からC1への変化により無音から背景雑音に変化し、耐久力が下がったことを検出できる。また、TFCI=C1からC2への変化により背景雑音から有音に変化し耐久力が下がったことを検出できる。
もちろん、他の手法により有音等の変化を検出してもよいが、いずれにしても検出部45は、検出結果に応じて耐久力情報を送信部46へ与えるのである。
耐久力情報の例としては、有音=11、背景雑音=01、無音=00(2値表現)のように3つにラランク付けしたり、有音、背景雑音=1、無音=0又は有音=1、背景雑音、無音=0(2値表現)とすることができる。
真の符号化率の変化は、テールビットの影響によるものだけでなく、畳み込み符号化の符号化率そのもののダイナミックな変化(例えば、1/2から1/3に変化)によっても変化するため、符号化率がダイナミックに小さく変更された場合は、耐久力が高くなった旨送信部46に与えることもできる。
但し、この場合は、検出部45は移動局4からの受信信号又は上位レイヤからの通知により符号化率情報の変化を検出することが望ましい。
尚、第2受信品質算出部44が音声とは異なるデータについての受信品質を算出する場合は、それにあわせて、算出対象のチャネルの符号化率情報を取得すればよい。
また、ターボ符号化を採用している場合いは、符号化する単位のデータ長が長いほど、誤り訂正能力が高くなるため、パケットデータ等のように、ターボ符号化する対象のチャネルを監視する場合は、TFCIによりトランスポートブロックサイズの大きさを評価し、サイズが大きいほど耐久力が高いと判断することが好ましい。
・「TTI」
検出部45は、TTI情報も利用することができる。伝送ブロックを誤り訂正符号化(チャネル符号化)し、インタリーブ処理して得られたデータを、複数の無線フレームに分割して送信する場合に、分割する先の無線フレーム数Nが変化する場合に、Nが大きくなるほどバースト誤りに対する耐久力が強くなる。
従って、TTIが大きくなる場合(例えば、20msから30msとなる場合)には、耐久力が高くなる。
これを利用して、TTIの値に応じた耐久力情報を送信部46に与えることが望ましい。
例えば、耐久力=11(TTI=40ms、耐久力=10(TTI=30ms)、耐久力=01(TTI=20ms)、耐久力=00(TTI=10ms)のようにランク付け(2値表現)して送信部46に与えるのである。
さて、送信部46は、検出部45からの耐久力情報及び第2受信品質算出部で算出した受信品質(例えば、CRCI)をIubインタフェースを介して無線基地局制御装置2に送信する。
その際、符号化率に基づいて得られた耐久力と、TTIに基づいて得られた耐久力との双方を送信してもよいし、これらの組み合わせに対応する値を送信することもできる。
また、Iubインタフェースを介してTFIをRNC2に通知する機能をそもそも備えている場合には、更新制御部52にTFI情報を入力するか、TFI情報をRNC2内の不図示の変換部で耐久力情報に変換してから更新制御部52に入力することとしてもよい。
こうすることで、Iub上において、耐久力情報を特別に送信する必要がないためIubのトラフィックを増加させないという視点からは有利である。
また、TTI情報についても、RNC2がそもそも管理している場合には、不図示のTTIに関する管理部からTTI情報を更新制御部52に入力するか、RNC2内の不図示の変換部で耐久力情報に変換してから更新制御部52に入力することとしてもよい。
更新制御部52は、第2受信品質情報、耐久力情報を受信し、第1受信品質の目標管理部48で管理する第1受信品質の目標値(ターゲット品質)の更新制御を行う。
即ち、比較部54は、エラー品質の測定対象のトランスポートチャネル(例えば、音声データを送信するチャネルの1つであるRAB#1)に要求される品質値である、第2受信品質の目標値を第2受信品質の目標値管理部53から取得し、送信部46からの第2受信品質情報と比較し、比較結果に基づいて、第1受信品質の目標値管理部48で管理(記憶)する第1受信品質の目標値の更新制御を行う。
比較により、第2受信品質算出部で算出した受信品質が、第2受信品質の目標値を下回る場合は、第1受信品質の目標値(ターゲットSIR)を上げる(+d加算)よるように更新制御を行う。
一方、比較により、第2受信品質算出部で算出した受信品質が、第2受信品質の目標値を上回る場合は、第1受信品質の目標値(ターゲットSIR)を下げる(−d加算)よるように更新制御を行う。
但し、その際には、耐久力も加味した更新制御を行う。
基本的には、耐久力が低いことが通知された場合に対して、耐久力が高いことが通知された場合の第1受信品質の目標値の更新を緩慢なものとするのであるが、緩慢なものとする例として次のものが挙げられる。
・「更新幅による制御」
耐久力が高いことが通知された場合には、耐久力が低いことが通知された場合に対してdの値を小さくする(言い換えると、耐久力が低いことが通知された場合には、耐久力が高いことが通知された場合に対してdの値を大きくする)ことで、1回の更新で変動させる幅を小さい幅とするのである。もちろん、耐久力に応じて段階的な幅とすることが望ましい。
・「更新周期による制御」
耐久力が高いことが通知された場合の更新周期Tを、耐久力が低いことが通知された場合の更新周期Tに対して長くする(T>T)(言い換えると、耐久力が低いことが通知された場合の更新周期Tを、耐久力が高いことが通知された場合の更新周期Tに対して短くする)のである。
従って、第1受信品質の目標管理部48は、耐久力が低いことが検出された場合に対し、該耐久力が高いことが検出された場合における前記ターゲット品質の更新を緩慢に実行するのである。
以上のようにすることで、耐久力が高くなってしまった場合でも、アウターループ送信電力制御を中断するのではなく、緩慢にする制御により第1目標品質(ターゲットSIR)が急速に低下してしまうことを防止することができるし、耐久力が高いとはいえ、あまりに受信エラーの品質が悪化した場合は、緩慢なアウターループ制御によりターゲットSIRを上昇することができる。
ターゲットSIRを下げる方向だけ緩慢にし、ターゲットSIRを上げる方向については緩慢としない制御とするのも1つの解決策である。
もちろん、耐久力が低く戻った場合は、緩慢にする制御は解除されて、第1目標品質(ターゲットSIR)が適性に制御され、例えば、マルチコール時の他のデータ等の所要品質割れを抑制することができる。
シングルコール時についても、耐久力が高い時に更新されたターゲットSIRの影響で、耐久力が低く戻った際のデータが所要品質割れしてしまうことを防止することもできる。
〔b〕第2実施形態の説明
この実施形態では、送信部46に補正機能を備えることとする。
即ち、送信部46は、第2受信品質算出部44から測定した第2受信品質を取得するとともに、検出部45から耐久力情報を取得し、第2受信品質情報を耐久力情報に基づいて補正するのである。
例えば、耐久力が高くなっている場合は、第2受信品質を下方修正してエラー品質が悪いことを示すように補正するのである。
そして、送信部46は補正後の第2受信品質を無線基地局制御装置4側に送信することで、実際のエラー品質に基づくアウターループ制御に対して、緩慢な制御となるようにするのである。
比較部54は、耐久力を特に意識することなく、補正された第2受信品質と、第2受信品質の目標値管理部53からの第2受信品質の目標値との比較に応じて第1受信品質の目標値(ターゲットSIR)の更新制御を行うのである。
その結果、耐久力が高くなってしまっている状態において、第1受信品質の目標値(ターゲットSIR)が急速に低下してしまうことを緩慢にすることができるため、例えば、マルチコール時の他のデータ等の所要品質割れを抑制することができる。
シングルコール時についても、耐久力が高い時に更新されたターゲットSIRの影響で、耐久力が低く戻った際のデータが所要品質割れしてしまうことを防止することもできる。
〔c〕第3実施形態の説明
この実施形態では、第1受信品質の目標値管理部48に対して、耐久力情報を与えることとする。
送信部46は、少なくとも第2受信品質算出部44において算出した第2受信品質を無線基地局制御装置2側に送信するが、耐久力情報は送信しなくともよい。
一方、第1受信品質の目標値管理部48は、検出部45から耐久力情報を取得し、耐久力が低いことが通知された場合に対して、耐久力が高いことが通知された場合の第1受信品質の目標値の更新を緩慢なものとする。
即ち、更新制御部52において耐久力を加味していない更新制御を受けるが、取得した耐久力情報が、耐久力が高いことを示す場合には、先に示した、更新幅による制御のように、更新幅を無線基地局制御装置2からの通知に対して狭くするか、先に示した更新周期による制御のように、更新周期を無線基地局制御装置2からの通知に対してn回(nは2以上の自然数)中1回だけ更新制御を実行するように緩慢更新制御を行うのである。
以上のようにすることで、耐久力が高くなってしまっている状態において、第1受信品質の目標値(ターゲットSIR)が急速に低下してしまうことを緩慢にすることができるため、例えば、マルチコール時の他のデータ等の所要品質割れを抑制することができる。
シングルコール時についても、耐久力が高い時に更新されたターゲットSIRの影響で、耐久力が低く戻った際のデータが所要品質割れしてしまうことを防止することもできる。
なお、各実施形態において、移動局4におけるアウターループ送信電力制御に転用することもできる。
即ち、図8に示した無線基地局3、無線基地局制御装置2の各構成を移動局4内に設け、インナーループ送信電力制御、アウターループ送信電力制御をダウンリンクの信号について行い、その結果に基づいてTPCコマンドを無線基地局3に送信することもできる。
この場合、無線フォーマットが変更(例えば、WCDMAに対応したもの)された場合は、変更されたフォーマットにおけるTFCI、パイロット信号、TPC、データ等を用いればよい。
移動通信システムを示す図である。 送信電力制御を行う装置の構成を示す。 アップリンクDPCHフレーム構成を示す。 トランスポートチャネル多重方法を示す。 音声通信時のデータサイズを示す。 TFCとTFCIの関係を示す。 ターゲットSIRとブロックエラーの関係を示す。 本発明に係る送信電力制御を行う装置の構成を示す。
符号の説明
1 コアネットワーク
2 無線基地局制御装置
3 無線基地局
4 移動局
10 直交検波部
11 逆拡散部
12 RAKE合成部
13 復号部
14 第2受信品質算出部
15 第1受信品質測定部
16 第1受信品質の目標値管理部
17 比較部
18 送信電力制御信号生成部
19 送信処理部
20 第2受信品質の目標値管理部
21 比較部
22 CRC付加部
23 コードブロック分割部
24 チャネル符号化部
25 無線フレームイコライザ
26 第1インタリーブ部
27 無線フレーム分割部
28 レートマッチング部
29 トランスポートチャネル多重部
30 第2インタリーブ部
31 物理チャネルマッピング部
32 符号化処理部
40 直交検波部
41 逆拡散部
42 RAKE合成部
43 復号部
44 第2受信品質算出部
45 検出部
46 送信部
47 第1受信品質測定部
48 第1受信品質の目標値管理部
49 比較部
50 送信電力制御信号生成部
51 送信処理部
52 更新制御部
53 第2受信品質の目標値管理部
54 比較部

Claims (11)

  1. アウターループ送信電力制御により、インナーループ送信電力制御で用いる受信信号のターゲット品質を制御する無線通信装置において、
    受信データの伝送誤りに対する耐久力の変化を検出する検出部と、
    該検出により該耐久力が低いことが検出された場合に対し、該耐久力が高いことが検出された場合における前記ターゲット品質の更新を緩慢に実行する更新制御部と、
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記更新を緩慢に実行するとは、ターゲット品質の更新幅を小さくするか又は更新周期を長くすることである、
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記耐久力の変化は、インタリーブ周期に基づいて検出する、
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記耐久力の変化は、符号化する単位のデータ長に基づいて検出する、
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. アウターループ送信電力制御により、インナーループ送信電力制御で用いる受信信号のターゲット品質を制御する送信電力制御方法において、
    受信データの伝送誤りに対する耐久力の変化を検出するステップと、
    該検出により該耐久力が低いことが検出された場合に対し、該耐久力が高いことが検出された場合における前記ターゲット品質の更新を緩慢に実行するステップと、
    を備えたことを特徴とする送信電力制御方法。
  6. 移動局からのパイロット信号の受信品質を第1受信品質と比較し、比較結果に応じて該移動局に対して送信電力制御信号を送信する無線基地局において、
    該移動局から送信されたデータについての受信エラーの測定結果情報と、伝送誤りに対する耐久力に関する情報とを無線基地局制御装置に送信する送信部を備え、
    該送信部からの情報に基づいて、該無線基地局制御装置が行う、該耐久力が低いことを示す場合に対し、該耐久力が高いことを示す場合における前記第1受信品質の更新が緩慢となる前記第1受信品質についての更新制御に従って、前記第1受信品質を更新する第1受信品質管理部と、
    を備えたことを特徴とする無線基地局。
  7. 前記受信エラーを特定する対象は、無音時にもデータの送信を行う音声データ伝送用のチャネル又はパケット伝送用のチャネルである、
    ことを特徴とする請求項6記載の無線基地局。
  8. 移動局からのパイロット信号の受信品質を第1受信品質と比較し、比較結果に応じて該移動局に対して送信電力制御信号を送信する無線基地局において、
    該移動局から送信されたデータについての受信エラーを測定する第2受信品質算出部と、
    伝送誤りに対する耐久力に関する情報を用いて該測定した受信エラーを補正してから無線基地局制御装置に送信する送信部と、
    該送信部から送信された該補正された受信エラーに基づいて、該無線基地局制御装置が行う、該耐久力が低いことを示す場合に対し、該耐久力が高いことを示す場合における前記第1受信品質の更新が緩慢となる前記第1受信品質についての更新制御に従って、前記第1受信品質を更新する第1受信品質管理部と、
    を備えたことを特徴とする無線基地局。
  9. 移動局からのパイロット信号の受信品質を第1受信品質と比較し、比較結果に応じて該移動局に対して送信電力制御信号を送信する無線基地局において、
    該移動局から送信されたデータについての受信エラーを測定して、無線基地局制御装置に送信する送信部と、
    該送信部から送信された情報に基づいて、該無線基地局制御装置が行う前記第1受信品質についての更新制御の通知に基づいて、前記第1受信品質を更新する第1受信品質管理部とを備え、
    前記第1受信品質管理部は、前記移動局と前記無線基地局間における伝送誤りに対する耐久力情報に基づいて、該耐久力情報が耐久力が低いことを示す場合に対して、高いことを示す場合における前記第1受信品質の更新制御を緩慢に行う、
    ことを特徴とする無線基地局。
  10. 移動局からのパイロット信号の受信品質を第1受信品質と比較し、比較結果に応じて該移動局に対して送信電力制御信号を送信するとともに該移動局から送信されたデータについての受信エラーを測定する無線基地局から、少なくとも該受信エラーの測定結果を受信する無線基地局制御装置において、
    該受信エラーの測定結果と、前記移動局と前記無線基地局間における伝送誤りに対する耐久力情報とに基づいて、該耐久力情報が耐久力が低いことを示す場合に対して、高いことを示す場合における前記第1受信品質の更新制御を緩慢に行う更新制御部、
    を備えたことを特徴とする無線基地局制御装置。
  11. アウターループ送信電力制御により、インナーループ送信電力制御で用いる受信信号のターゲット品質を制御する無線通信装置において、
    音声データを伝送するチャネルを前記アウターループ送信電力制御の監視の対象とするとともに、前記チャネルにおいて、有音状態が検出された場合に対し、無音状態が検出された場合における前記ターゲット品質の更新を緩慢に実行する更新制御部、
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
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