JP4283599B2 - Vertical multi-row automatic filling and packaging machine - Google Patents
Vertical multi-row automatic filling and packaging machine Download PDFInfo
- Publication number
- JP4283599B2 JP4283599B2 JP2003153670A JP2003153670A JP4283599B2 JP 4283599 B2 JP4283599 B2 JP 4283599B2 JP 2003153670 A JP2003153670 A JP 2003153670A JP 2003153670 A JP2003153670 A JP 2003153670A JP 4283599 B2 JP4283599 B2 JP 4283599B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging
- former
- film
- packaging machine
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Advancing Webs (AREA)
- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数のスティック状パックを一度に形成する縦型多列自動充填包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の縦型多列自動充填包装機において、シートフィルム(包材)は、横シールバー等が複数枚にスリットされた包装フィルムを引き送りすることによって、引き送りされる。この引き送りされたシートフィルムは、複数枚にスリットされ、充填材料を包装する包装フィルムとなる。この引き送り動作は、横シールバーによる間歇動作である。すなわち、横シールバーは、シートフィルムを一定量引き出したら停止させる。そして、停止した各包装フィルムに対して、縦横のシール成形、充填材料の充填が行われる。各包装フィルムは、縦シールされるとき、フォーマーパイプ(充填シュート)とこのパイプに取付けられているフォーマーとの間に挟まれた状態でシールされる。
【0003】
この包装フィルムの通り道となるフォーマーパイプとフォーマーとの間は、1mm〜2mm程度の極めて狭い間隔であるため、横シールバーがシートフィルムを引き出す際に摩擦抵抗等が生じる。そして、多数のフォーマーパイプ、フォーマーのそれぞれについて摩擦抵抗等のばらつきが生じ、フィルム送りにともなう弛みが発生する。
【0004】
特許文献1には、このフィルムの逆送り(バックラッシュ)を防止するための一方向クラッチが回転自在に取付けられた多連式自動包装機が開示されている。この特許文献1では、テンションロールによる引戻し力を利用し、予め設定されている一定量だけ一方向クラッチ自体を引戻し回転させてフィルム弛みを吸収している。すなわち、この一方向クラッチ自体による引戻し動作は、一方向クラッチが取付けられている制御ロールからシートフィルムを送り出している横シーラーまでの間のフィルム弛みを吸収しようとするものである。
【0005】
しかしながら、この制御ロールから横シーラーまでの間には、フォーマーパイプとこのパイプに対して移動しないように固定されたフォーマーとが存在し、フォーマーパイプ、フォーマーが引戻し動作に対して大きな摩擦抵抗を有している。したがって、一方向クラッチとテンションロールとによる引戻し動作は、フォーマー部分から横シーラー間の弛みを吸収することが困難となる。そのため、横シールバーを長く設定する場合や伸びやすいフィルムを使う場合等、縦及び横シール作動部分においてフィルム弛みが顕著に発生していた。
【0006】
なお、特許文献2には、フォーマーパイプに粉体や粉塵等が堆積するのを防ぐために、種々の形状を有するフォーマーが開示されている。
【0007】
【特許文献1】
実願昭54−32889号の願書に添付された明細書及び図面
【特許文献2】
特開2001−199405号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の縦型多列自動充填包装機では、フォーマー部分と横シーラー間の弛みを吸収することが困難であるため、縦及び横シール動作部分のフィルム弛みを確実に除去することができないという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、縦及び横シール動作部分における包装フィルムの弛みを確実に除去することができる縦型多列自動充填包装機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる縦型多列自動充填包装機は、幅の広いシートフィルムを複数枚の包装フィルムにスリットするスリッター装置と、当該複数の各包装フィルムをそれぞれ1パック分ずつ引き出しながら同期的に縦シール及び横シールする複数の縦シール装置及び横シール装置と、当該シール成形された各包装フィルムに充填材料を充填する充填装置と、当該充填材料が充填された複数のパックを前記横シールの位置で切断してパックごとに分包するカッター装置とを有する縦型多列自動充填包装機であって、前記スリッター装置に対して、前記幅の広いシートフィルムを伸張状態で連続的に送る正逆回転自在な制御ロールと、前記複数枚の各包装フィルムを円筒状にフォーミングし、当該フォーミングされた各包装フィルムを前記複数の縦シール装置及び横シール装置に送る複数のフォーミング装置とを備え、前記制御ロールが、当該制御ロールを、前記シートフィルムの送り方向の反対方向に一定の逆転量だけ逆転させるフィードバック装置を有し、前記フォーミング装置が、前記包装フィルムに包まれるによって当該包装フィルムを円筒状に形成するフォーマーパイプと、当該フォーマーパイプの周囲に狭い間隔をあけた状態で前記フォーマーパイプに対して取付自在に貫装され、前記制御ロールの逆転に連動して前記フォーマーパイプに対して摺動するフォーマーとを有するものである。このような構成により、縦及び横シール動作部分における各包装フィルムの弛みを確実に除去することができる。
【0010】
好適には、本発明にかかる縦型多列自動充填包装機は、前記フィードバック装置が、前記回転軸に取付けられて前記逆転のときのみ前記制御ロールの回転軸と一体で逆転する一方向クラッチと、前記逆転量を螺動進退して設定するストッパーとを有するものである。
【0011】
さらに、本発明にかかる縦型多列自動充填包装機は、フィードバック装置が、前記ストッパーを電動で螺動進退操作する電動装置と、当該縦型多列自動充填包装機の包装仕様設定に連動して、前記電動装置による前記ストッパーの電動螺動進退操作の操作量を制御する制御部とを有するものである。これにより、各包装フィルムの弛みを常に最適な量だけ確実に除去することができる。
【0012】
さらにまた、前記電動装置は、回転操作によって前記電動螺動進退操作を行うパルスモータであり、前記制御部は、前記包装仕様設定と前記電動螺動進退操作による前記ストッパーの螺動進退量とを関連付けて記憶し、当該包装仕様設定に基づいて読み出した前記螺動進退量から前記パルスモータの回転量を算出し、当該回転量に基づいてパルスモータの回転数を制御する。これにより、前記パックの作成条件が変更された場合であっても、容易に対応することができる。
【0013】
また、前記包装仕様設定を、前記パックの長手方向の長さ、前記シートフィルムの材質、前記パックの作成速度とすることができる。これにより、包装フィルムが弛みやすい場合であっても、各包装フィルムの弛みを確実に除去することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
発明の実施の形態1.
まず、図1乃至図3を用いて、本発明にかかる縦型多列自動充填包装機の全体構成について説明する。
図1は、本発明にかかる縦型多列自動充填包装機を示す正面図である。図1では、本発明にかかる縦型多列自動充填包装機は、符号1により全体的に示され、1度に複数本のスティック状パックを連続的にシール成形する。また、以下では、縦型多列自動充填包装機1を自動包装機1と略す。
【0015】
図1において、11は本体フレーム、12はホッパー、13は定量供給装置、14はシュータ、15はフォーミング装置、151はフォーマーパイプ、152はフォーマー、16はホルダー、17は縦シール装置、18は横シール装置、19はカッター装置、20は排出装置、21は操作パネルボックスである。
【0016】
本体フレーム11は、自動包装機1の各種駆動装置等を支持する支持体である。ホッパー12は、充填材料を収容する収納容器である。定量供給装置13は、ホッパー12から供給される充填材料を、下側に多列に並設された各シュータ14に振り分けて供給する装置である。
【0017】
フォーミング装置15は、シュータ14の下側に設けられ、包装フィルムを円筒状にフォーミングする装置である。フォーミング装置15は、フォーマーパイプ151とフォーマー152とによって構成される。フォーマーパイプ151は、多列に並設されたシュータ14の下側にその上端口153が位置する状態で多列に並設されている。フォーマー152は、フォーマーパイプ151毎に設けられ、後述するように、フォーマーパイプ151を貫装する。また、フォーマー152は、ホルダー16上に並べられて配置される。
【0018】
縦シール装置17は、ホルダー16の下側に設けられ、フォーマーパイプ151上で、円筒状にフォーミングされた包装フィルムに縦シールを施す装置である。横シール装置18は、縦シール装置17の下側に設けられ、縦シールされた包装フィルムを横シールする装置である。カッター装置19は、2つの横シール間に充填材料が充填された包装フィルムを横シールの位置で切断し、スティック状パックに分包する装置である。排出装置20は、分包されたスティック状パックを自動包装機1内から外部に排出する装置である。操作パネルボックス21は、自動包装機1の各駆動装置等を操作するための装置である。
【0019】
図2は、本発明にかかる自動包装機1を示す側面図である。図2において、31は紙送りロール、311はピンチロール、32は段差ロール、33は紙送り制御装置、34は制御ロール、341はピンチロール、35はスリッター装置、36はガイドロールである。
【0020】
また、図2において、50は幅の広いシートフィルム(包材)を巻いたロール、51はこのロール50から引き出された幅の広いシートフィルム、52は幅の狭い複数枚の包装フィルムである。シートフィルム51は、透明又は半透明な材料から構成され、例えば、PET等のベースフィルム、このベースフィルムよりも融点の低いポリエチレン等のヒートシールフィルムから構成される。また、シートフィルム51は、ベースフィルム、中間フィルム、ヒートシールフィルムの3層構造を有してもよい。
【0021】
紙送りロール31は、図示しないモータ等により回転してシートフィルム51を移送するロールである。ピンチロール311は、紙送りロール31のロール面に伸張状態で強く接し、紙送りロール31とともにシートフィルム51を挟み込むロールである。
【0022】
段差ロール32は、シートフィルム51の張りに応じて可動なロールである。
紙送り制御装置33は、シートフィルム51の張りを調節する装置である。紙送り制御装置33は、支点331を中心に回動可能な支持部材332を有し、この支持部材332の先端部分に段差ロール32が設けられている。紙送り制御装置33は、支持部材332の傾きを検出し、この検出結果に応じて紙送りロール31の回転を制御する。また、紙送り制御装置33は、常に、段差ロール32に対紙送り方向とは逆の方向(図中下方向)の力を与え、シートフィルム51に張りを与えている。この段差ロール32に与える力は、後述する横シール装置が包装フィルム52を引き出す力よりも弱い力である。
【0023】
制御ロール34は、正逆回転自在に設けられたロールである。この制御ロール34は、包装フィルム52の張りを制御するためのロールとして機能し、ここでは図示しないが、後述する包装フィルム52の弛みを制御するフィードバック装置が設けられる。ピンチロール341は、制御ロール34のロール面に伸張状態で強く接し、シートフィルム51を挟み込むロールである。
【0024】
スリッター装置35は、幅の広いシートフィルム51をフォーマーパイプ151の列数に合せて幅の狭い複数枚の包装フィルム52にスリットする装置である。ガイドロール36は、各包装フィルム52をフォーミング装置15へと導入するロールである。
【0025】
図3に、縦シール装置17及び横シール装置18が示されている。図3は、図2に示した縦シール装置17及び横シール装置18の拡大図である。図3において、37は第1シリンダー装置、38は第2シリンダー装置、39は作動アーム、40は縦ヒートシーラー、411、412は横ヒートシーラーである。
【0026】
第1シリンダー装置37は、本体フレーム11に設けられたガイド板(図示せず)に図中左右の横方向にスライド自在に取付けられている。第2シリンダー装置38は、本体フレーム11に設けた固定板111に固定されている。この第2シリンダー装置38のシリンダーヘッド381は、第1シリンダー装置37の図中右側面に位置する底面370に当接して第1シリンダー装置37を支持する。作動アーム39は、連結部391を介して第1シリンダー装置37のシリンダーヘッド371に連結されている。それとともに、作動アーム39の先端は、縦シール装置17のヘッド392に連結されている。
【0027】
縦ヒートシーラー40は、ヘッド392が連結されたベース板393に連繋されている。縦ヒートシーラー40のフォーマーパイプ151に対して反対側面には、支持プレート401が沿設されている。この支持プレート401は、縦ヒートシーラー40がフォーマーパイプ151に押し付けられるのを支える支持体である。また、縦ヒートシーラー40、支持プレート401とフォーマーパイプ151の間には、約1mm〜2mm程度の包装フィルム52が挿通される間隔が設けられている。横ヒートシーラー411、412は、横シール装置18のヒートシーラーである。
【0028】
続いて、図4を用いて、本発明にかかる自動包装機1の動作について説明する。図4は、自動包装機1の構成を示す模式図である。ここで、図1ないし図3を参照しながら説明する。
本発明にかかる自動包装機1は、横シール装置18の上下運動に従って、幅の広いシートフィルムのロール50からシートフィルム51が順次下方に引き出される構造を有する。
【0029】
紙送りロール31が回転すると、紙送りロール31とピンチロール311とが強く接するため、幅の広いシートフィルムのロール50から幅の広いシートフィルム51が引き出される。このとき、紙送り制御装置33は、段差ロール32を介してシートフィルム51の張り具合を監視し、シートフィルム51の張りが常に一定量に保もたれるように紙送りロール31の回転を制御する。引き出されたシートフィルム51は、制御ロール34とピンチロール341によって圧接された状態で、スリッター装置35へと送られる。
【0030】
スリッター装置35は、送られてきたシートフィルム51を同じ幅の複数枚の包装フィルム52にスリットする。これらの各包装フィルム52は、ガイドロール36を経てフォーミング装置15に送られる。このフォーミング装置15において、各包装フィルム52は、各フォーマー152によって各フォーマーパイプ151の周囲を包むように巻装され、短手方向の上下両端縁が重ねられた断面略円形状にフォーミングされる。
【0031】
各フォーミングされた包装フィルム52は、縦シール装置17へと送られる。すると、まず、第1シリンダー装置37がシリンダーヘッド371を図3で右方向に引き込み作動する。作動アーム39が右方向(図3)に牽引作動するため、ヘッド392が同じく右方向に引き込まれる。すると、ベース板393を介してヘッド392に連繋された縦ヒートシーラー40は、フォーマーパイプ151に向けて押圧作動する。これにより、縦ヒートシーラー40は、包装フィルム52の重ねられた上下両端縁に縦シールを施して、各包装フィルム52を断面略円筒状にシール成形する。
【0032】
縦シールした後、第1シリンダー装置37によるシリンダーヘッド371の引込みが解除され、逆にこれを図3に示した元の位置に突出する。すると、縦ヒートシーラー40によるフォーマーパイプ151への押圧が解かれ、両者の間に約1mm〜2mmの間隔が生じる。これにより、横シール装置18の降下作動による各包装フィルム52の引き出し(引き下げ)が可能となる。そして、これらの各作動を連続的に繰返すことにより、例えば1列当り20〜100袋/分の速度でスティック状パックを高速シールすることができる。
【0033】
また、自動包装機1によるシール成形を停止する場合や故障等の発生によって運転を非常停止した場合は、まず、停止と同時に第2シリンダー装置38が作動して、そのシリンダーヘッド381が図3で左方向に突出する。シリンダーヘッド381は、第1シリンダー装置37の全体を同じく図中左方向にスライドさせ、作動アーム39を介してヘッド392を図3で左方向に押し出す。そして、縦ヒートシーラー40は、ベース板393を介して連繋されたヘッド392の作動によって図中右方向に移動し、フォーマーパイプ151から大きく離れた位置に後退する。これにより、縦ヒートシーラー40による包装フィルム52の過度な融着、フォーマーパイプ151の加熱による充填材料の変質や固着・付着を防止して、安全に再起動することができる。
【0034】
断面円筒状に縦シールされた各包装フィルム52はそれぞれ、横シール装置18の横ヒートシーラー411、412によって挟持されて横シールされる。それと同時に、充填材料が、ホッパー12から各シュータ14、フォーマーパイプ151内を通って各円筒状の包装フィルム52に供給される。そして、横シール装置18は、横ヒートシーラー411、412によって包装フィルム52を狭持したままの状態で、図中点線に示すように下方に1パック分移動する。このとき、複数枚にスリットされた包装フィルム52は、1パック分だけフォーミング装置15、縦シール装置17、横シール装置18内に引き込まれ、ロール50からは1パック分のシートフィルム51が引き出される。
【0035】
横シール装置18は、シートフィルム51の引き出しが済むと、図中点線のように復動した後、再度、横ヒートシーラー411、412によって包装フィルム52に横シールを施す。この横シールによって、充填材料が充填された袋の口が密封される。これにより、充填材料が包装される包装フィルム52を密閉シールする一工程が完了する。その後、横シール装置18下部に設けられたカッター装置19が横ヒートシーラー411、412の復動時に横シールの中央を切断し、排出装置20がこの分包されたスティック状パック53を排出する。
【0036】
次に、図5を用いて、本発明にかかる自動包装機1のフォーミング装置15について詳細に説明する。
図5に、フォーミング装置15の構成を示す。図5において、1521はフォーマー152の上部、1522はこの上部1521に形成された傾斜面、1523はフォーマー152の上端、1524はフォーマー152の下端、1525はフォーマー152の貫通孔、1526はフォーマーパイプ151とフォーマー152との間隙、1527はフォーマー152の中途部、1528はフォーマー152の下部である。
【0037】
図5(a)は、フォーミング装置15をフォーマーパイプ151の長手方向に垂直な面から見た平面図である。図5(a)において、フォーマーパイプ151の長手方向に垂直な面から見たとき、後述するフォーマー152の上部1521に形成された傾斜面1522が見える。フォーマー152は断面略トーラス状の形状を有し、このフォーマー152には、その長手方向(図5(a)で紙面表面から紙面裏側方向)に沿って、フォーマーパイプ151が遊挿される円筒状の空間が形成されている。すなわち、フォーマー152は、その上端1523から下端1524(図5(b)参照)まで貫通する断面略円形状の貫通孔1525を有する。この貫通孔1525は、フォーマーパイプ151が貫装された状態で、間隙1526ができる大きさとなっている。
【0038】
この間隙1526は、例えば1mm〜2mmのような狭い大きさである。包装フィルム52は、貫通孔1525とフォーマーパイプ151の両側面にほぼ当接した状態で、間隙1526内に挿通される。また、フォーマーパイプ151の断面円周は、包装フィルム52の端手方向の長さより短くなるように設計されている。この場合、包装フィルム52は、間隙1526内でフォーマーパイプ151の周囲を包んだときに、短手方向の上縁と下縁が重なって円筒状となる。
【0039】
図5(b)は、フォーミング装置15をフォーマーパイプ151の長手方向に平行な面から見た正面図である。図5(b)に示すように、フォーマー152の上部1521は、断面略台形状に尖った形状を有し、フォーマー152の上端1523から中途部1527にかけて傾斜面1522が形成されている。すなわち、フォーマー152の上部1521は、上辺と下辺との間の一辺が上下両辺と直行する台形をその一辺を軸として回転させた回転台形体形状を有する。また、フォーマー152内部に形成された円筒状の貫通孔1525は、この回転台形体状のフォーマー152の上面つまり上端1523を含む面全てを貫いて形成される。
【0040】
フォーマー152の上部1521が傾斜面1522を有するため、粉体や粉塵等が傾斜面1522を滑り落ちて上部1521付近に粉体や粉塵等が堆積するのを防ぐことができる。ここで、フォーマー152の上部1521は尖った形状であるが、これに限らず曲面状に形成してもよく、この場合も同様に、上部1521付近に粉体や粉塵等が堆積するのを防ぐことができる。
【0041】
フォーマー152の中途部1527は、断面略矩形状の形状を有し、傾斜面1522の終端から伸びる円筒状の形状を有する。すなわち、円筒状のフォーマー152の中途部1527は、回転台形体の上部1521の下面に連結されている。フォーマー152の下部1528は、中途部1527と同様に断面略矩形状の円筒形状を有するが、中途部1527よりも断面半径の小さな細長い円筒状の形状を有する。また、フォーマー152の上部1521と同様に、これらの中途部1527、下部1528の内部には貫通孔1525が形成され、フォーマーパイプ151が貫装可能となっている。
【0042】
図5(b)に示すように、ホルダー16は、フォーマー152を並設するための複数の貫通孔161が設けられている。貫通孔161は、フォーマー152の下部1528と略同じ大きさ・形状を有し、この貫通孔161に下部1528が着脱自在に嵌め込まれて遊挿される。この貫装状態において、フォーマー152の中途部1527の下面はホルダー16の上面と当接している。フォーマー152の中途部1527の断面半径が下部1528の断面半径よりも大きいため、フォーマー152は、中途部1527の下面を介して、貫通孔161近傍のホルダー16上面に保持される。このような状態でフォーマー152がホルダー16上に配置されているので、フォーマー152は、ホルダー16に取付自在に配置されている。
【0043】
図5(c)を用いて、フォーミング装置15の動作について詳細に説明する。フォーマー152がホルダー16に取付自在に配置されているため、図5(c)に示すように、ホルダー16の貫通孔161内でフォーマー152の下部1528は上下に動くことができる。フォーマーパイプ151とフォーマー152の貫通孔1525との間に包装フィルム52が挿通するとき、間隙1526は、包装フィルム52の厚みによってほぼ埋った状態となる。フォーマーパイプ151と包装フィルム52との間の摩擦抵抗がフォーマー152と包装フィルム52との間の摩擦抵抗よりも小さい場合、包装フィルム52が図中上方向に動くと、包装フィルム52がフォーマーパイプ151上を滑り、フォーマー152が包装フィルム52とともに上方向に動くことができる。これにより、後述するフィードバック装置が包装フィルム52の弛みを除去するために包装フィルム52を図中上方向に引き戻すと、フォーマー152は上方向に動くことが可能となる。さらに、横シール装置18により包装フィルム52が引き下ろされたとき、包装フィルム52が図中下方向に動き、フォーマー152が包装フィルム52とともに下方向に動いてホルダー16上に再び載る。
【0044】
続いて、図6を用いて、本発明にかかる自動包装機1において包装フィルム52の弛みを制御するためのフィードバック装置について詳細に説明する。このフィードバック装置は、一定量のシートフィルム51を巻き戻すことによって包装フィルム52の弛みを除去する装置である。
【0045】
図6は、自動包装機1のフィードバック装置の構成を示し、図2中左側から見た平面図である。また、図6では、自動包装機1のフィードバック装置は、符号60により全体的に示されている。
図6において、61は一方向クラッチ、62は取付部材、631、632はストッパー、64は制御片、65は固定部材である。
【0046】
一方向クラッチ61は、制御ロール34の回転軸342の一端に連結され、一定の方向にのみ回転軸342を回転させ、その逆方向に回転軸342が回転する場合には動作しない構造を有する。より具体的には、一方向クラッチ61は、制御ロール34の回転軸342がシートフィルム51の送り方向に正転するときには、内装したクラッチ(図示せず)が係合せずに制御ロール34を自由回転させる。これに対して、一方向クラッチ61は、制御ロール34がシートフィルム51の送り方向とは逆の方向に回転するときには、内装したクラッチが係合して制御ロール34と一体に回転する。
【0047】
取付部材62は、端部621、本体部622、端部623の順に折れ曲がった断面略コ字状の形状を有し、これらの部材621、622、623は平板状の形状を有する。すなわち、平板状の端部621、623は、互いに対向した状態で平板状の本体部622の外縁から競り出して本体部622に連結されている。この取付部材62の突出した端部621、623には、図示しないが、ストッパー631、632を取付けるための貫通孔が設けられている。また、取付部材62の本体部622には、制御ロール34の回転軸342を挿通させるための貫通孔(図示せず)が形成されている。なお、以下、コ字形状の取付部材62において、端部621、623によって挟まれた側を内側、その逆側を外側という。
【0048】
ストッパー631、632は、例えばネジ等の円筒状に細長い部材である。ストッパー631、632は、図6において、側面がネジ切りされた螺動進退可能なネジである。また、ストッパー631、632それぞれが端部621、623の貫通孔に螺着されるため、これらの貫通孔はネジ穴である。ストッパー631、632は、このネジ穴に、ネジ頭を取付部材62の外側にして螺動進退可能に挿入される。そして、ストッパー631、632は、長手方向に螺動進退可能な状態で、取付部材62の端部621、623に略垂直に取付けられる。この状態で、ストッパー631、632のネジ穴に挿入された一端が、取付部材62の内側に突出して対向し、一定の間隔を保持している。
【0049】
制御片64は、一方向クラッチ61の回動とともに動き、ストッパー631、632とともに、この回動を途中で制止するための部材である。制御片64は、平板状の形状を有し、その外縁部分で一方向クラッチ61に連結されている。それとともに、この制御片64の一方向クラッチ61に対向する側が、略コ字状の取付部材62の内側に向かって突出している。
さらに、制御片64は、ストッパー631、632の間に配置され、一方向クラッチ61の逆転幅が一定量に達するとストッパー631に当たるようになっている。そのため、制御ロール34の逆転幅つまり制御片64の逆転幅は、ストッパー631、632の螺道進退操作によってそれらの間隔幅を調節することにより加減することができる。例えば、逆転の幅を大きくする場合には図6の状態からストッパー631、632を後退螺動させ、逆転の幅を小さくする場合には図6の状態からストッパー631、632を前進螺動させる。
【0050】
固定部材65は、フィードバック装置60を取付固定する部材である。具体的には、この固定部材65に、取付部材62の本体部622外側が取付けられる。固定部材65には、この取付部材62が取付けられた状態で、取付部材62の本体部622に設けられた貫通孔の位置とほぼ同じ位置に、回転軸342が貫装される貫通孔(図示せず)が形成されている。制御ロール34の回転軸342は、これらの貫通孔を通して固定部材65、取付部材62によって回転自在に支持され、貫通孔に挿入された側の一端で、一方向クラッチ61に連結されている。したがって、一方向クラッチ61は、コ字状の取付部材62の内側に嵌め込まれた状態で回転軸342と連結する。
【0051】
上記のように構成されたフィードバック装置60は、以下のように包装フィルム52の弛みを除去する。まず、横シール装置18が包装フィルム52に横シールした状態で一定量のシートフィルム51を引き出して復動するために停止する。この引き出し動作にともなってバックラッシュが生じ、包装フィルム52に弛みが生じる。特に、フォーミング装置15と縦シール装置17、横シール装置18との間で、包装フィルム52が弛む。この状態で、シートフィルム51を送る方向とは逆の方向に、一方向クラッチ61を一定量だけ逆転させる。すると、制御ロール34が回転軸342を介して一方向クラッチと一体で逆転し、この逆転によりシートフィルム51が一定量だけ引き戻される。
【0052】
シートフィルム51の引き戻しによりシートフィルム51の張りが下がると、段差ロール32にはシートフィルム51を張る力(図4では下方向)が常に加えられているため、段差ロール32は、図4中下方向に下がる。すなわち、段差ロール32は、紙送り制御装置33の支点331を中心に図4中反時計回りに回動し、シートフィルム51の弛みが吸収される。紙送り制御装置33は、この回動動作を検出し、検出結果を紙送りロール31のモータへとフィードバックする。これに応じて、紙送りロール31のシートフィルム51を送る速度が下がり、ロール50と紙送りロール31の間でシートフィルム51が弛むのが回避される。
【0053】
このようなシートフィルム51の引き戻しにより、シートフィルム51から延在する複数枚にスリットされた包装フィルム52も引き戻される。一方向クラッチ61の逆転は、制御片64がストッパー631に当たった時点で停止し、この時点で、制御ロール34も逆転を停止する。そして、シートフィルム51、複数枚にスリットされた包装フィルム52の引き戻しも止まる。なお、制御ロール34がシートフィルム51、包装フィルム52を送る方向に正転するとき、一方向クラッチ61は動作せず、制御ロール34を自由回転させている。
【0054】
フィードバック装置60がシートフィルム51を引き戻すとき、各フォーミング装置15において複数枚にスリットされた包装フィルム52が引っ張られる。これにともなって、前述のように、フォーマー152が包装フィルム52とともにフォーマーパイプ151上で逆転方向すなわち図5(c)で上方向に移動する。制御ロール34の停止によってシートフィルム51の引き戻しが停止すると、包装フィルム52、フォーマー152が所定の位置で停止する。その後、制御ロール34が正転して紙を送るようになると、それにともなってフォーマー152は元の位置に戻ってホルダー16上に配置する。また、紙送り制御装置33は、シートフィルム51の弛みが除去されたのを受けて、通常通りに紙送りロール31が動作するように紙送りロール31の回転速度を制御する。
【0055】
以上のように、フィードバック装置60が制御ロール34を逆転させることによりシートフィルム51を引き戻してシートフィルム51の弛みを除去する。さらに、フォーミング装置15においてフォーマー152がフォーマーパイプ151上で移動する。これにより、包装フィルム52とフォーマーパイプ151、フォーマー152との間の摩擦抵抗等によってそこで包装フィルム52が止まるのを回避でき、引き戻されるシートフィルム51に繋がる包装フィルム52を引き戻すことができる。このとき、フォーミング装置15のそれぞれのフォーマー152が各フォーマーパイプ151上で適宜移動するので、複数枚にスリットされた包装フィルム52は、個々に応じた弛み量だけ引き戻される。したがって、複数枚にスリットされた包装フィルム52の全体にわたって弛みを取り除くことができる。特に、フォーミング装置15と縦シール装置17、横シール装置18の間において、包装フィルム52の弛みを確実に除去することができる。
【0056】
このように、本発明にかかる自動包装機1によれば、フォーミング装置15と縦シール装置17、横シール装置18との間で包装フィルム52を一定量引き戻し、複数枚にスリットされた包装フィルム52間に生ずる不揃いを無くすことができる。そのため、すべての包装フィルム52に対する横シール位置が一定位置となって同一製品をシール成形することができ、包装フィルム52に連続印刷した文字、模様をそれぞれ正しく揃えてシールすることも可能となる。これにより、自動包装機1を用いて、一枚のシートフィルム51をスリットしながら同時に2個以上のスティック状パック53を良好に製造することができる。
【0057】
特に、スティック状パック53の長さ、シートフィルム51の材質、スティック状パック53の作成速度に応じて、ストッパー631、632間の幅つまり制御ロール34の逆転幅を適宜変更することにより、包装フィルム52の弛みを常に最適な量だけ除去可能となる。例えば、スティック状パック53の長さが長い場合、シートフィルム51が伸びやすい材質の場合、スティック状パック53の作成速度が速い場合には、包装フィルム52は弛みやすい。このような場合、フィードバック装置60において、ストッパー631、ストッパー632間の一方向クラッチ61の逆転幅が大きくなるように調節する。これにより、包装フィルム52が弛みやすい場合であっても、包装フィルム52の弛みを確実に除去することができ、容易に対応することができる。
【0058】
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2において、図7を用いて、フィードバック装置の他の構成例について説明する。本実施の形態において説明するフィードバック装置は、自動包装機1の駆動開始時に予め入力された情報に基づいて、一方向クラッチ61による制御ロール34の逆転幅を自動的に調節する装置である。
図7は、自動包装機1におけるフィードバック装置の他の構成例を示す平面図である。図7では、フィードバック装置60と異なるフィードバック装置は、符号601により全体的に示されている。
【0059】
図7において、71はパルスモータ、72はモータ側ギア、73はストッパー側ギア、74は回転部材、75はベアリング、76はストッパー、77はストッパー支持部材、78は制御部である。また、図7では、図6に示すフィードバック装置60の各部材と同じ部材については同じ符号を付し、以下、その同じ部材についての説明を省略する。
【0060】
パルスモータ71は、供給された電力によって駆動し、回転軸711を回転させる。モータ側ギア72は、パルスモータ71の回転軸711の先端に設けられ、回転軸711とともに紙面に垂直な面上で回転する。モータ側ギア72の形状は、回転台形体形状とすることができ、その斜面の直線方向に沿って歯が設けられている。ストッパー側ギア73は、モータ側ギア72と同様に回転台形体形状とすることができ、その斜面の直線方向に沿って歯が設けられている。このストッパー側ギア73の歯がモータ側ギア72の歯に噛み合い、モータ側ギア72の回転によってストッパー側ギア73が紙面に垂直な面上で回転する。また、図7において取付部材62の一方の端部(図6では端部621に相当する)に6210を付し、パルスモータ71が取付可能な端部を示している。
【0061】
回転部材74は、円筒状に細長い形状を有し、その側面がネジ切りされた部材である。回転部材74は、取付部材62の端部6210に垂直に取付けられ、前述した図示しない端部6210の貫通孔に回動可能に貫装されている。このとき、回転部材74は、取付部材62の内外両側に突設される。より具体的には、回転部材74のネジ切りされた一端が取付部材62内側に突出するとともに、取付部材62外側に突出する他の一端にストッパー側ギア73が固着されている。これにより、回転部材74は、ストッパー側ギア73の回転にともなって紙面に垂直な面上で回転する。
【0062】
ベアリング75は、取付部材62の端部6210の貫通孔と回転部材74との間に嵌め込まれ、回転部材74を滑らかに回動可能に狭持する部材である。このベアリング75により、回転部材74は、回転した場合であっても螺動進退することなく、取付部材62に対して一定の位置で回転する。
【0063】
ストッパー76は、図7においては円筒状の形状を有するが、これ限らず、ストッパー631、632と同様に、制御片64の回動を途中で制止できる形状であればよい。ストッパー76には、長く伸びた凹部もしくは貫通孔が形成され、図7では貫通孔761が形成されている。この貫通孔761は細長い円筒状の回転部材74の断面とほぼ同じ大きさであり、貫通孔761の内壁は、回転部材74と同様にネジ切りされている。
ストッパー76は、貫通孔761に取付部材62内側の回転部材74の一端を前進螺動させることにより、回転部材74に螺動進退可能に連結される。この状態において、ストッパー76は、取付部材62内側で、取付部材62の端部623に取付けられたストッパー632と対向している。ストッパー支持部材77は、ストッパー76を図中上下方向にスライド自在に固定支持する部材である。図7においては、取付部材62の本体部622にストッパー76を固定支持している。
【0064】
制御部78は、操作パネルボックス21内に収納された自動包装機1を操作するためのハードウェアから構成される。この制御部78の構成例が、図8に示されている。図8は、制御部78の構成例を示すブロック図である。
図8において、781はCPU、782はメモリ、783は入力装置、784は表示装置、785は各種のLED、786はインターフェイス回路、787はバスである。また、図8において、1は、上記パルスモータ71等を含む自動包装機1の駆動装置全体を総括的に示している。
【0065】
CPU781は、種々の演算処理を行う中央処理装置である。メモリ782は、自動包装機1を動作させるシステムプログラム等の各種プログラムを格納し、これらのプログラムに従ってCPU781が各種動作を制御する。
さらに、メモリ782には、予めストッパー76の螺動進退の操作量が数値化された状態で、各種包装仕様設定に対応して格納されている。図9に、この格納されたデータが示されている。図9(a)に示すように、ストッパー76の螺動進退操作量7821が、包装仕様設定7822に対応付けられてメモリ782に格納されている。包装仕様設定7822は、ロール50の品種番号(図9(a)においてはNO.0001)と、この品種番号により指定されて形成されるスティック状パック53の長さ、シートフィルム51の材質、スティック状パック53の作成速度等の各種情報とから構成される。また、図9(b)乃至図9(d)に示すように、螺動進退操作量7821に対して、スティック状パック53の長さ7823、シートフィルム51の材質7824、スティック状パック53の作成速度7825等を個別に対応させて、各データを格納するようにしてもよい。またさらに、季節や駆動時間帯に応じて、螺動進退操作量7821を変更するようにしてもよい。
【0066】
入力装置783は、操作パネルボックス21に設けられたキーボード等である。表示装置784は、操作パネルボックス21に設けられたLEDディスプレイや液晶ディスプレイ等である。LED785は、自動包装機1の駆動状態等を簡易に知らせる。
インターフェイス回路786は、入力装置783、表示装置784、LED785に加えて、自動包装機1の各駆動部に接続されている。それとともに、インターフェイス回路786は、バス787を介してCPU781とメモリ782に接続されている。CPU781で生成されたパルスモータ71を制御する信号は、バス787、インターフェイス回路786を介してCPU781から自動包装機1のパルスモータ71へと出力される。
【0067】
上記のように構成されたフィードバック装置601は、以下のように制御ロール34の逆転幅を制御して包装フィルム52の弛みを除去する。
自動包装機1を駆動させる際、操作者は、制御部78の表示装置784を見ながら入力装置783から所定の数値、各種包装仕様設定7822を入力する。例えば、製造するスティック状パック53の個数、自動包装機1の駆動時間等に加え、ロール50の品種番号が入力される。入力されたこれらのデータは、制御部78に格納される。それとともに、制御部78は、入力されたデータを処理し、このデータに基づいて自動包装機1を駆動開始させる。
【0068】
制御部78は、操作者により入力された包装仕様設定7822に基づいて、格納されたストッパー76の螺動進退の操作量7821を示す数値を読み出す。制御部78は、この読み出した操作量7821からパルスモータ71の回転量、具体的には回転方向、回転数を算出し、この回転方向、回転数を示す制御信号を生成する。この制御信号は、自動包装機1のパルスモータ71に入力され、パルスモータ71は、入力された制御信号に基づいて、回転軸711を所定の回転数だけ正転もしくは逆転させる。これにより、回転軸711に連結されたモータ側ギア72が回転し、これに噛み合うストッパー側ギア73が回転する。回転部材74が取付部材62の定位置で回転するので、図中上下方向にスライド自在なストッパー76が螺動進退する。
【0069】
回転軸711が所定の回転数だけ正逆転して停止すると、これに応じた螺動進退量だけストッパー76も上下方向に移動して停止する。これにより、ストッパー76とストッパー632との間の間隔が定まり、一方向クラッチ61の逆転幅つまり制御ロール34の逆転幅が設定される。一方向クラッチ61の逆転によりこれに連結された制御片64がストッパー76とストッパー632との間で逆転し、制御片64がストッパー632に当たって停止する。制御ロール34は、その調節された逆転幅で逆転した後に停止し、フィードバック装置60と同様に、シートフィルム51、包装フィルム52の弛みを除去する。このとき、フォーミング装置15も、上記と同様に動作し、フォーマー152がホルダー16から浮く。
【0070】
また、自動包装機1が駆動している最中に、包装フィルム52の弛み量が変化した場合に、操作者は、上記と同様に、各種包装仕様設定7822を新たに入力し直す。制御部78は、新たに入力されたデータを処理して自動包装機1を停止させる。それとともに、制御部78は、入力された新たな包装仕様設定7822を、先に入力した包装仕様設定7822に上書きする。そして、制御部78は、この新たに入力されたデータに基づいて、自動包装機1を駆動開始させるとともに、フィードバック装置601のストッパー76を所定の操作量だけ螺動進退させてストッパー76、632間の逆転幅を変更する。
【0071】
このように、フィードバック装置601は、自動包装機1に予め入力された情報に基づいて、一方向クラッチ61の逆転幅すなわち制御ロール34の逆転幅を自動的に調節する。これにより、制御ロール34は、最適な量だけ逆転し、包装フィルム52の弛みを常に最適な量だけ確実に除去することができる。特に、スティック状パック53の長さ、シートフィルム51の材質、スティック状パック53の作成速度に連動して、包装フィルム52の弛みを常に最適な量だけ除去可能となる。例えば、スティック状パック53の長さが長い場合、シートフィルム51が伸びやすい材質の場合、スティック状パック53の作成速度が速い場合には、包装フィルム52は弛みやすい。このような場合、フィードバック装置601は、ストッパー76、ストッパー632間の一方向クラッチ61の逆転幅が大きくなるように調節する。これにより、包装フィルム52が弛みやすい場合であっても、包装フィルム52の弛みを確実に除去することができ、容易に対応することができる。
【0072】
なお、自動包装機1に包装フィルム52の弛みを自動で検出する検出を設け、フィードバック装置601が、この検出結果をフィードバックして一方向クラッチ61の逆転幅すなわち制御ロール34の逆転幅を自動的に調節するように構成してもよい。これにより、制御ロール34は、常時最適な量だけ逆転し、包装フィルム52の弛みを常に最適な量だけ確実に除去することが可能となる。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、縦及び横シール動作部分における包装フィルムの弛みを確実に除去することができる縦型多列自動充填包装機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における縦型多列自動充填包装機を示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態における縦型多列自動充填包装機を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態における縦シール装置及び横シール装置を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態における縦型多列自動充填包装機の構成例を示す模式図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるフォーミング装置を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるフィードバック装置の構成例を示す側面図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるフィードバック装置の他の構成例を示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるフィードバック装置の制御部の構成例を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるフィードバック装置の制御部に格納されたデータの一例を示すデータテーブルである。
【符号の説明】
1 縦型多列自動充填包装機(自動包装機)、11 本体フレーム、12 ホッパー、13 定量供給装置、14 シュータ、15 フォーミング装置、151 フォーマーパイプ、152 フォーマー、16 ホルダー、17 縦シール装置、18 横シール装置、19 カッター装置、20 排出装置、21 操作パネルボックス
31 紙送りロール、311 ピンチロール、32 段差ロール、33 紙送り制御装置、34 制御ロール、341 ピンチロール、341 テンションロール、35 スリッター装置、36 ガイドロール、37 第1シリンダー装置、38 第2シリンダー装置、39 作動アーム、40 縦ヒートシーラー、411、412 横ヒートシーラー、50 ロール、51 シートフィルム、52包装フィルム、53 スティック状パック
60,601 フィードバック装置、61 一方向クラッチ、62 取付部材、631,632 ストッパー、64 制御片、65 固定部材、71 パルスモータ、72 モータ側ギア、73 ストッパー側ギア、74 回転部材、75ベアリング、76 ストッパー、77 ストッパー支持部材、78 制御部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vertical multi-row automatic filling and packaging machine for forming a large number of stick-shaped packs at a time.
[0002]
[Prior art]
In a conventional vertical multi-row automatic filling and packaging machine, a sheet film (wrapping material) is fed by feeding a packaging film having a horizontal seal bar or the like slit into a plurality of sheets. The fed sheet film is slit into a plurality of sheets to become a packaging film for packaging the filling material. This feeding operation is an intermittent operation by the horizontal seal bar. That is, the horizontal seal bar is stopped when a certain amount of sheet film is pulled out. Then, vertical and horizontal seal molding and filling with a filling material are performed on each of the stopped packaging films. When each packaging film is vertically sealed, it is sealed while being sandwiched between a former pipe (filling chute) and a former attached to the pipe.
[0003]
Since the space between the former pipe and the former, which is the path of the packaging film, is an extremely narrow interval of about 1 mm to 2 mm, frictional resistance or the like is generated when the horizontal seal bar pulls out the sheet film. Then, variations in frictional resistance and the like occur for each of a large number of former pipes and formers, and slack is generated due to film feeding.
[0004]
Patent Document 1 discloses a multiple automatic packaging machine in which a one-way clutch for preventing reverse feeding (backlash) of the film is rotatably attached. In this Patent Document 1, the pulling force by the tension roll is used, and the one-way clutch itself is pulled back and rotated by a predetermined amount to absorb film slack. That is, the pull-back operation by the one-way clutch itself is intended to absorb film slack between the control roll to which the one-way clutch is attached and the horizontal sealer that feeds the sheet film.
[0005]
However, between this control roll and the horizontal sealer, there is a former pipe and a former fixed so as not to move with respect to this pipe. have. Therefore, it is difficult for the pull-back operation by the one-way clutch and the tension roll to absorb the slack between the horizontal sealer from the former portion. For this reason, when the horizontal seal bar is set to a long length or when an easily stretchable film is used, film slack has occurred remarkably in the vertical and horizontal seal operation portions.
[0006]
Patent Document 2 discloses a former having various shapes in order to prevent powder, dust, and the like from accumulating on the former pipe.
[0007]
[Patent Document 1]
Description and drawings attached to the application for the actual application No. 54-32889
[Patent Document 2]
JP 2001-199405 A
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional vertical multi-row automatic filling and packaging machine, it is difficult to absorb the slack between the former part and the horizontal sealer, so it is possible to reliably remove the film slack in the vertical and horizontal sealing operation parts. There was a problem that it was not possible.
The present invention has been made to solve such problems, and provides a vertical multi-row automatic filling and packaging machine capable of reliably removing slack of the packaging film in the vertical and horizontal sealing operation portions. With the goal.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A vertical multi-row automatic filling and packaging machine according to the present invention includes a slitter device that slits a wide sheet film into a plurality of packaging films, and a plurality of the packaging films that are synchronously longitudinally drawn out by one pack. A plurality of vertical sealing devices and horizontal sealing devices for sealing and horizontal sealing, a filling device for filling each sealing film with a filling material, and a plurality of packs filled with the filling material at the position of the horizontal seal A vertical multi-row automatic filling and packaging machine having a cutter device that cuts and packs each pack, and forwards the wide sheet film continuously in a stretched state to the slitter device A rotatable control roll and the plurality of packaging films are formed into a cylindrical shape, and the formed packaging films are formed into the plurality of vertical sheets. And a plurality of forming devices for feeding to the lateral sealing device, and the control roll has a feedback device for reversing the control roll by a certain amount of reversal in a direction opposite to the feeding direction of the sheet film. A device includes a former pipe that forms the packaging film in a cylindrical shape by being wrapped in the packaging film, and a penetrating member that can be attached to the former pipe with a small space around the former pipe. And a former that slides relative to the former pipe in conjunction with the reverse rotation of the control roll. With such a configuration, it is possible to reliably remove the slack of each packaging film in the vertical and horizontal sealing operation portions.
[0010]
Preferably, in the vertical multi-row automatic filling and packaging machine according to the present invention, the feedback device is attached to the rotary shaft, and is a one-way clutch that rotates integrally with the rotary shaft of the control roll only at the time of reverse rotation. And a stopper for setting the reverse rotation amount by screwing forward and backward.
[0011]
Further, in the vertical multi-row automatic filling and packaging machine according to the present invention, the feedback device is interlocked with the electric device for electrically screwing the stopper forward and backward, and the packaging specification setting of the vertical multi-row automatic filling and packaging machine. And a control unit for controlling an operation amount of the electric screw advance / retreat operation of the stopper by the electric device. Thereby, the slackness of each packaging film can always be reliably removed by an optimal amount.
[0012]
Furthermore, the electric device is a pulse motor that performs the electric screw advance / retreat operation by a rotation operation, and the control unit sets the packaging specification setting and the screw advance / retreat amount of the stopper by the electric screw advance / retreat operation. The rotation amount of the pulse motor is calculated from the screw advance / retreat amount read out based on the packaging specification setting, and the rotation speed of the pulse motor is controlled based on the rotation amount. Accordingly, even if the pack creation conditions are changed, it is possible to easily cope with the change.
[0013]
Moreover, the said packaging specification setting can be made into the length of the longitudinal direction of the said pack, the material of the said sheet film, and the creation speed of the said pack. Thereby, even if a packaging film is easy to slack, the slack of each packaging film can be removed reliably.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
Embodiment 1 of the Invention
First, the overall configuration of a vertical multi-row automatic filling and packaging machine according to the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 3.
FIG. 1 is a front view showing a vertical multi-row automatic filling and packaging machine according to the present invention. In FIG. 1, the vertical multi-row automatic filling and packaging machine according to the present invention is generally indicated by reference numeral 1 and continuously seal-molds a plurality of stick-shaped packs at a time. Hereinafter, the vertical multi-row automatic filling and packaging machine 1 is abbreviated as the automatic packaging machine 1.
[0015]
In FIG. 1, 11 is a main body frame, 12 is a hopper, 13 is a quantitative supply device, 14 is a shooter, 15 is a forming device, 151 is a former pipe, 152 is a former, 16 is a holder, 17 is a vertical seal device, and 18 is A horizontal sealing device, 19 is a cutter device, 20 is a discharge device, and 21 is an operation panel box.
[0016]
The main body frame 11 is a support that supports various drive devices of the automatic packaging machine 1. The
[0017]
The forming
[0018]
The
[0019]
FIG. 2 is a side view showing the automatic packaging machine 1 according to the present invention. In FIG. 2, 31 is a paper feed roll, 311 is a pinch roll, 32 is a step roll, 33 is a paper feed control device, 34 is a control roll, 341 is a pinch roll, 35 is a slitter device, and 36 is a guide roll.
[0020]
In FIG. 2, 50 is a roll wound with a wide sheet film (wrapping material), 51 is a wide sheet film drawn from the
[0021]
The
[0022]
The
The paper
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
FIG. 3 shows the
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
Then, operation | movement of the automatic packaging machine 1 concerning this invention is demonstrated using FIG. FIG. 4 is a schematic diagram showing the configuration of the automatic packaging machine 1. Here, a description will be given with reference to FIGS.
The automatic packaging machine 1 according to the present invention has a structure in which the
[0029]
When the
[0030]
The
[0031]
Each formed
[0032]
After the vertical sealing, the
[0033]
Further, when the seal molding by the automatic packaging machine 1 is stopped or when the operation is stopped due to a failure or the like, first, the
[0034]
The
[0035]
After the
[0036]
Next, the forming
FIG. 5 shows the configuration of the forming
[0037]
FIG. 5A is a plan view of the forming
[0038]
The
[0039]
FIG. 5B is a front view of the forming
[0040]
Since the
[0041]
The
[0042]
As shown in FIG. 5B, the
[0043]
The operation of the forming
[0044]
Next, a feedback device for controlling the slackness of the
[0045]
FIG. 6 shows the configuration of the feedback device of the automatic packaging machine 1, and is a plan view seen from the left side in FIG. In FIG. 6, the feedback device of the automatic packaging machine 1 is generally indicated by
In FIG. 6, 61 is a one-way clutch, 62 is a mounting member, 631 and 632 are stoppers, 64 is a control piece, and 65 is a fixing member.
[0046]
The one-way clutch 61 is connected to one end of the
[0047]
The
[0048]
The
[0049]
The
Further, the
[0050]
The fixing
[0051]
The
[0052]
When the tension of the
[0053]
By such pulling back of the
[0054]
When the
[0055]
As described above, the
[0056]
As described above, according to the automatic packaging machine 1 of the present invention, the
[0057]
In particular, by changing the width between the
[0058]
Embodiment 2 of the Invention
In the second embodiment of the invention, another configuration example of the feedback device will be described with reference to FIG. The feedback device described in the present embodiment is a device that automatically adjusts the reverse rotation width of the
FIG. 7 is a plan view showing another configuration example of the feedback device in the automatic packaging machine 1. In FIG. 7, a feedback device different from the
[0059]
In FIG. 7, 71 is a pulse motor, 72 is a motor side gear, 73 is a stopper side gear, 74 is a rotating member, 75 is a bearing, 76 is a stopper, 77 is a stopper support member, and 78 is a control unit. In FIG. 7, the same members as those of the
[0060]
The
[0061]
The
[0062]
The
[0063]
Although the
The
[0064]
The
In FIG. 8, 781 is a CPU, 782 is a memory, 783 is an input device, 784 is a display device, 785 is various LEDs, 786 is an interface circuit, and 787 is a bus. Moreover, in FIG. 8, 1 shows the whole drive device of the automatic packaging machine 1 including the said
[0065]
The
Further, the
[0066]
The
The
[0067]
The
When driving the automatic packaging machine 1, the operator inputs predetermined numerical values and various
[0068]
Based on the packaging specification setting 7822 input by the operator, the
[0069]
When the
[0070]
Further, when the amount of looseness of the
[0071]
As described above, the
[0072]
The automatic packaging machine 1 is provided with a detection for automatically detecting the slack of the
[0073]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the vertical multi-row automatic filling and packaging machine which can remove reliably the slack of the packaging film in a vertical and horizontal sealing operation | movement part can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a vertical multi-row automatic filling and packaging machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a vertical multi-row automatic filling and packaging machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a side view showing a vertical sealing device and a horizontal sealing device in an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic diagram showing a configuration example of a vertical multi-row automatic filling and packaging machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing a forming apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a side view showing a configuration example of a feedback device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a side view showing another configuration example of the feedback device in the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a block diagram illustrating a configuration example of a control unit of the feedback device in the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a data table showing an example of data stored in the control unit of the feedback device according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Vertical type multi-row automatic filling and packaging machine (automatic packaging machine), 11 Main body frame, 12 Hopper, 13 Constant supply device, 14 Shuter, 15 Forming device, 151 Former pipe, 152 Former, 16 holder, 17 Vertical seal device, 18 Horizontal seal device, 19 Cutter device, 20 Discharge device, 21 Operation panel box
31 paper feed roll, 311 pinch roll, 32 step roll, 33 paper feed control device, 34 control roll, 341 pinch roll, 341 tension roll, 35 slitter device, 36 guide roll, 37 first cylinder device, 38 second cylinder device , 39 Actuating arm, 40 Vertical heat sealer, 411, 412 Horizontal heat sealer, 50 rolls, 51 Sheet film, 52 Packaging film, 53 Stick-shaped pack
60, 601 feedback device, 61 one-way clutch, 62 mounting member, 631, 632 stopper, 64 control piece, 65 fixing member, 71 pulse motor, 72 motor side gear, 73 stopper side gear, 74 rotating member, 75 bearing, 76 Stopper, 77 Stopper support member, 78 Control unit
Claims (5)
当該複数の各包装フィルムをそれぞれ1パック分ずつ引き出しながら同期的に縦シール及び横シールする複数の縦シール装置及び横シール装置と、
当該シール成形された各包装フィルムに充填材料を充填する充填装置と、
当該充填材料が充填された複数のパックを前記横シールの位置で切断してパックごとに分包するカッター装置とを有する縦型多列自動充填包装機であって、
前記スリッター装置に対して、前記幅の広いシートフィルムを伸張状態で連続的に送る正逆回転自在な制御ロールと、
前記複数枚の各包装フィルムを円筒状にフォーミングし、当該フォーミングされた各包装フィルムを前記複数の縦シール装置及び横シール装置に送る複数のフォーミング装置とを備え、
前記制御ロールが、当該制御ロールを、前記シートフィルムの送り方向の反対方向に一定の逆転量だけ逆転させるフィードバック装置を有し、
前記フォーミング装置が、前記包装フィルムに包まれるによって当該包装フィルムを円筒状に形成するフォーマーパイプと、当該フォーマーパイプの周囲に狭い間隔をあけた状態で前記フォーマーパイプに対して取付自在に貫装され、前記制御ロールの逆転に連動して前記フォーマーパイプに対して摺動するフォーマーとを有する縦型多列自動充填包装機。A slitter device for slitting a wide sheet film into a plurality of packaging films;
A plurality of vertical sealing devices and horizontal sealing devices that synchronously perform vertical sealing and horizontal sealing while pulling out each of the plurality of packaging films by one pack,
A filling device that fills each sealing film with a filling material;
A vertical multi-row automatic filling and packaging machine having a cutter device for cutting a plurality of packs filled with the filling material at the position of the horizontal seal and packaging each pack;
A control roll capable of rotating forward and reverse freely to continuously feed the wide sheet film in an expanded state to the slitter device,
Forming each of the plurality of packaging films into a cylindrical shape, and a plurality of forming devices for sending the formed packaging films to the plurality of vertical sealing devices and the horizontal sealing device,
The control roll has a feedback device for reversing the control roll by a certain amount of reversal in a direction opposite to the feeding direction of the sheet film,
The forming device can be attached to the former pipe in a state where a narrow space is formed around the former pipe, and the former is formed in a cylindrical shape by being wrapped in the packaging film. A vertical multi-row automatic filling and packaging machine having a former that is mounted and slides relative to the former pipe in conjunction with the reverse rotation of the control roll.
前記制御部は、前記包装仕様設定と前記電動螺動進退操作による前記ストッパーの螺動進退量とを関連付けて記憶し、当該包装仕様設定に基づいて読み出した前記螺動進退量から前記パルスモータの回転量を算出し、当該回転量に基づいてパルスモータの回転数を制御することを特徴とする請求項3記載の縦型多列自動充填包装機。The electric device is a pulse motor that performs the electric screw advance / retreat operation by a rotation operation,
The control unit stores the packaging specification setting and the screw advance / retreat amount of the stopper by the electric screw advance / retreat operation in association with each other, and based on the screw advance / retreat amount read based on the package specification setting, 4. The vertical multi-row automatic filling and packaging machine according to claim 3, wherein the amount of rotation is calculated and the number of rotations of the pulse motor is controlled based on the amount of rotation.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153670A JP4283599B2 (en) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | Vertical multi-row automatic filling and packaging machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003153670A JP4283599B2 (en) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | Vertical multi-row automatic filling and packaging machine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004352313A JP2004352313A (en) | 2004-12-16 |
JP4283599B2 true JP4283599B2 (en) | 2009-06-24 |
Family
ID=34048525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003153670A Expired - Lifetime JP4283599B2 (en) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | Vertical multi-row automatic filling and packaging machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4283599B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190042798A (en) * | 2017-10-17 | 2019-04-25 | (주)투엘바이오 | Packing System |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102490694B1 (en) * | 2021-05-17 | 2023-01-20 | 주식회사 코그인터내셔널 | Apparatus for supplying wrapping paper for components packing system |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003153670A patent/JP4283599B2/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190042798A (en) * | 2017-10-17 | 2019-04-25 | (주)투엘바이오 | Packing System |
KR101990843B1 (en) * | 2017-10-17 | 2019-06-19 | (주)투엘바이오 | Packing System |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004352313A (en) | 2004-12-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3585638B2 (en) | Multiple automatic packing machine | |
US9387624B2 (en) | Medicine packing apparatus | |
JP3338377B2 (en) | Feeding direction change mechanism for packaging film for multiple automatic packaging machines | |
US8720168B2 (en) | Form-fill-seal machine | |
US9505189B2 (en) | Apparatus for forming a plurality of flexible pouches from a continuous web of film | |
JP2008265966A (en) | Tension controller | |
JP2006335440A (en) | Packaging device | |
JP4283599B2 (en) | Vertical multi-row automatic filling and packaging machine | |
JP4566140B2 (en) | Ink ribbon feeding mechanism for medicine bandage printing | |
JP4390918B2 (en) | Packaging material feeding device for automatic packaging machines | |
JP3715051B2 (en) | Packaging material feeding device for automatic packaging machines | |
JP4549763B2 (en) | Packaging film supply mechanism for 2-row automatic packaging machine | |
JP6994750B2 (en) | Paper splicing auxiliary device in wrapping machine | |
JP2009125896A (en) | Upper rotating blade attachment structure of slitter device | |
JP3748469B2 (en) | Multiple automatic packaging machine with automatic cutting position adjustment function | |
JP4296057B2 (en) | Vertical seal mechanism in vertical multi-row four-way seal automatic filling and packaging machine | |
JP2608174B2 (en) | Heat sealing equipment | |
JP2729354B2 (en) | Film printing alignment device for packaging machines | |
JP3710773B2 (en) | Device for supplying a specified amount of packaging film in an automatic parts packaging machine | |
JP4263562B2 (en) | Forming mechanism in vertical multi-row four-way seal automatic filling and packaging machine | |
JP5883612B2 (en) | Splicer | |
JP3347996B2 (en) | Packing material filling device in automatic packaging machine | |
CN108275321B (en) | Automatic mask packaging machine | |
JP2004323090A (en) | Sealing device for vertical multi-row type automatic filling and packing machine | |
JP6708879B2 (en) | Bag-making filling and packaging machine |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090317 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090319 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4283599 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140327 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |