JP4237737B2 - 車両搭載機器の自動制御装置、およびその装置を搭載した車両 - Google Patents

車両搭載機器の自動制御装置、およびその装置を搭載した車両 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載されている所定の車両搭載機器を自動的に制御する車両搭載機器の自動制御装置、およびその装置を搭載した車両に関する。
オートライト、オートワイパなど、車両に搭載されている被制御機器(ライト、ワイパなど)を自動的に制御する自動制御装置が知られている。オートライトの場合、車両周辺の明るさをセンサによって検知し、明るさが所定の明るさ(暗さ)となったらライトを自動的に点灯させている。オートワイパの場合、雨量をセンサによって検知し、雨量が所定量以上となったらワイパを自動的に駆動させている。また、雨量に基づいてワイパの駆動速度を変更する場合もある。
また別の自動制御装置として、エージェント装置も知られている。たとえば、特許文献1の装置がそれである。エージェント装置はディスプレイを備えており、そのディスプレイ上に人や動物などのエージェント(仲介する人または物)を表示させ、そのエージェントを介して、対話形式により運転者またはその他の搭乗者が車両に搭載された様々な被制御機器を制御することを望んでいるか否かを判断し、望んでいることが判断できた場合には、制御を実行する装置である。
たとえば、特許文献1では、「ラジオの電源を入れましょうか」、「食堂の案内をしましょうか」などの問いかけをして、「はい」等の提案を受容する応答が認識できた場合に、被制御機器(ラジオ、ナビゲーション装置など)の制御を自動的に実行している。
特開2000−186942号公報
前述のオートワイパ、オートライトのように、センサからの信号に基づいて制御を自動的に実行するか否かを判断している場合、不必要なときに制御が実行されてしまい、不快感を覚えることがあった。不必要なときに制御が実行されないようにするには、自動制御を実行する条件を厳しく(たとえば、オートライトの場合には、ライトを自動点灯させ始める暗さをより暗く)すればよいのだが、そうすると、必要なときに制御が自動的に実行される確率が低下してしまう。
一方、前述の特許文献1のように、制御を実行する前に問いかけをして、返答結果に基づいて自動制御を実行するか否かを決定すれば、必ず、ユーザが望んだ結果となるので、不必要なときに自動的に制御されてしまう確率を低減させつつ、必要なときに自動的に制御が実行される確率を向上させることができる。しかし、問いかけられるまでもなく当然に制御を実行するような状況においてまで、問いかけをされると、不快感が生じてしまう。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、必要なときに自動的に制御が実行される確率を低下させることなく、不必要なときに車両搭載機器が自動的に制御されてしまう確率を低減させることができ、しかも、ユーザが不快感を覚える確率を低減させることができる車両搭載機器の自動制御装置、およびその装置を搭載した車両を提供することにある。
その目的を達成するための請求項1記載の発明は、車両搭載機器の制御を実行するかどうかを判断するために予め定められた少なくとも一つの制御実行判断情報を取得して、その取得した制御実行判断情報が問いかけ条件を満たす場合には、搭乗者に対して前記車両搭載機器の制御を実行するか否かを問いかける問いかけ出力制御を実行し、搭乗者が前記車両搭載機器の制御の実行を肯定していると判断したことに基づいて前記車両搭載機器の制御を実行する一方、取り込んだ前記制御実行判断情報が自動実行条件を満たす場合には、前記問いかけ出力制御を実行することなく、前記車両搭載機器の制御を実行する車両搭載機器の自動制御装置であって、前記問いかけ出力制御を実行した後、問いかけに対する搭乗者の応答結果に基づいて前記問いかけ条件および自動実行条件を学習して、問いかけ条件を狭くし、自動実行条件を広くしていくことを特徴とする車両搭載機器の自動制御装置である。
この請求項1に記載の発明によれば、問いかけ条件を満たす場合には、車両搭載機器の制御を実行する前に、搭乗者に対してその車両搭載機器の制御を実行するか否かを問いかけるので、不必要なときに自動的に車両搭載機器の制御を実行してしまう確率を低減でき、且つ、その問いかけは、問いかけ条件を満たす場合のみなので、搭乗者が不快感を覚える確率を低減させることができる。しかも、自動実行条件を満たす場合には、その問いかけを実行することなく自動的に車両搭載機器の制御を実行するので、必要なときに自動的に制御を実行する確率は維持できる。
また、このようにして、学習に基づいて問いかけ条件を狭くし、自動実行条件を広くしていけば、次第に問いかけの頻度が低下していくので、ユーザが不快感を覚える確率をより低減させることができ、しかも、必要なときに自動的に車両搭載機器の制御が実行される確率は向上する。
なお、車両搭載機器の制御の実行には、それまでの制御とは異なった内容の制御の実行、すなわち制御内容の変更も含まれる。
ここで、ユーザは、不必要なときに自動的に機器が制御されてしまうことを特に嫌う傾向にあり、必要なときに自動的に制御が行われる確率が低下してもよいから、不必要なときに自動的に機器が制御されないようになることを望む傾向にある。
そこで、請求項2のようにすることが好ましい。請求項2に記載の発明は、搭乗者が前記車両搭載機器の制御の実行を肯定していると判断した場合には、予め区分された複数範囲において前記制御判断実行情報が含まれる範囲の総和値に、所定の加算値を順次加え、その総和値が所定の条件変更値以上となった場合に、前記問いかけ条件を狭くし、前記自動実行条件を広くするが、搭乗者が前記車両搭載機器の制御の実行を否定していると判断する毎に、予め区分された複数範囲において前記制御判断実行情報が含まれる範囲の総和値から、前記加算値よりも大きな数値を減算することを特徴とする。
この請求項2記載の発明は、問いかけに対する搭乗者の返答が否定である場合を、肯定であるよりも重く扱うものであり、このようにすると、自動実行条件が広くなりにくくなるが、反面、不必要なときに自動的に車両搭載機器の制御が実行される確率を低減できる。
前記目的を達成するための請求項3記載の発明は、車両搭載機器の制御を実行するかどうかを判断するために予め定められた少なくとも一つの制御実行判断情報を取得して、その取得した制御実行判断情報が問いかけ条件を満たす場合には、搭乗者に対して前記車両搭載機器の制御を実行するか否かを問いかける問いかけ出力制御を実行し、搭乗者が前記車両搭載機器の制御の実行を肯定していると判断したことに基づいて前記車両搭載機器の制御を実行する一方、取り込んだ前記制御実行判断情報が自動実行条件を満たす場合には、前記問いかけ出力制御を実行することなく、前記車両搭載機器の制御を実行する車両搭載機器の自動制御装置であって、前記車両搭載機器が搭乗者によって操作可能な機器であって、その車両搭載機器の制御を実行した後に、搭乗者がその車両搭載機器を操作して制御内容を変更した場合には、その搭乗者の操作に基づいて、前記問いかけ条件および自動実行条件を学習することを特徴とする車両搭載機器の自動制御装置である。
この請求項3に記載の発明によれば、問いかけ条件を満たす場合には、車両搭載機器の制御を実行する前に、搭乗者に対してその車両搭載機器の制御を実行するか否かを問いかけるので、不必要なときに自動的に車両搭載機器の制御を実行してしまう確率を低減でき、且つ、その問いかけは、問いかけ条件を満たす場合のみなので、搭乗者が不快感を覚える確率を低減させることができる。しかも、自動実行条件を満たす場合には、その問いかけを実行することなく自動的に車両搭載機器の制御を実行するので、必要なときに自動的に制御を実行する確率は維持できる。
また、車両搭載機器の制御を実行した後に、搭乗者がその車両搭載機器を操作して制御内容を変更した場合には、その搭乗者の操作に基づいて、問いかけ条件および自動実行条件を学習するので、問いかけ条件および自動実行条件がより適切なものとなる。
また、請求項4記載のようにすることも好ましい。請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置において、前記車両搭載機器が搭乗者によって操作可能な機器であって、前記問いかけ条件および前記自動実行条件のいずれもが成立していないときに、搭乗者によって前記車両搭載機器が操作されたと判定した場合には、前記問いかけ条件を学習することを特徴とする。このようにしても、問いかけ条件がより適切なものとなる。
また、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置において、前記問いかけ出力制御における問いかけ内容が、肯定および否定のいずれか一方の指示を搭乗者に求める内容であって、搭乗者が問いかけに対する指示を入力するための指示ボタンとして、肯定および否定を意味するボタンがそれぞれ設けられていることを特徴とする。
このようにすれば、搭乗者はボタン操作によって問いかけに対する指示を入力することができ、ボタン操作は、音声で返答する場合よりも搭乗者にとって馴染み易いため、音声によって問いかけに対する入力(返答)を行う態様よりも搭乗者の不快感を減少させることができる。
請求項5記載の態様のように、肯定ボタンおよび否定ボタンが設けられている場合であっても、請求項6のように、前記問いかけ出力制御を実行した後、前記肯定ボタンおよび否定ボタンのいずれもが押されずに所定の時間が経過したことに基づいて、前記の肯定ボタンおよび否定ボタンのうちの予め定められたいずれか一方が操作された場合と同様の処理を実行するようにしてもよい。つまり、無応答を、肯定および否定のいずれか一方と判断するようにしてもよい。このようにすれば、搭乗者がいずれのボタンも操作しない場合であっても処理を進めることが可能となり、また、搭乗者にとってはボタン操作の手間を省略することができる。
前記目的を達成するための請求項7記載の発明は、車両搭載機器の制御を実行するかどうかを判断するために予め定められた少なくとも一つの制御実行判断情報を取得して、その取得した制御実行判断情報が問いかけ条件を満たす場合には、搭乗者に対して前記車両搭載機器の制御を実行するか否かを問いかける問いかけ出力制御を実行し、搭乗者が前記車両搭載機器の制御の実行を肯定していると判断したことに基づいて前記車両搭載機器の制御を実行する一方、取り込んだ前記制御実行判断情報が自動実行条件を満たす場合には、前記問いかけ出力制御を実行することなく、前記車両搭載機器の制御を実行する車両搭載機器の自動制御装置であって、前記問いかけ出力制御における問いかけ内容が、肯定および否定のいずれか一方の指示を搭乗者に求める内容であって、搭乗者が問いかけに対する指示を入力するための指示ボタンとして、肯定を意味する肯定ボタンおよび否定を意味する否定ボタンのいずれか一方が設けられており、前記問いかけ出力制御を実行した後、その指示ボタンが押されずに所定の時間が経過したことに基づいて、その指示ボタンによって指示される側とは反対側の指示がされたと判断することを特徴とする車両搭載機器の自動制御装置である。
この請求項7に記載の発明によれば、問いかけ条件を満たす場合には、車両搭載機器の制御を実行する前に、搭乗者に対してその車両搭載機器の制御を実行するか否かを問いかけるので、不必要なときに自動的に車両搭載機器の制御を実行してしまう確率を低減でき、且つ、その問いかけは、問いかけ条件を満たす場合のみなので、搭乗者が不快感を覚える確率を低減させることができる。しかも、自動実行条件を満たす場合には、その問いかけを実行することなく自動的に車両搭載機器の制御を実行するので、必要なときに自動的に制御を実行する確率は維持できる。
また、このようにして、問いかけ内容を搭乗者が肯定しているか否定しているかを一つの指示ボタンが押されたか否かで判断するようにすれば、肯定ボタンおよび否定ボタンの二つの指示ボタンを設ける場合に比較して指示ボタンの数を減らすことができるので、配置スペースが限られている運転席近傍に、容易に指示ボタンを配置することができる。
上記指示ボタンとして設けるのは、請求項8のように、肯定ボタンであることが好ましい。指示ボタンとして肯定ボタンを設ける場合、前記問いかけ出力制御を実行した後、その肯定ボタンが押されずに所定の時間が経過したことに基づいて、前記問いかけ内容に対して否定の指示がされたと判断することになる。このように、問いかけ内容を肯定する場合にボタンを押し、否定する場合にボタンを押さない(無視する)という態様は搭乗者に馴染みやすいからである。ただし、これとは逆に、指示ボタンとして否定ボタンを設けてもよい。
本発明の自動制御装置によって制御する車両搭載機器は一種類のみであってもよいのであるが、複数種類の車両搭載機器をまとめて制御することが好ましい。その場合には、上記肯定ボタンおよび否定ボタンが車両搭載機器毎に設けられてもよいのであるが、請求項9のようにすることが好ましい。
請求項9に記載の発明は、請求項5乃至8のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置において、複数種類の車両搭載機器を対象として前記問いかけ出力制御を実行するが、一つの前記指示ボタンまたは前記肯定ボタンおよび前記否定ボタンからなる一組の指示ボタンによって複数種類の車両搭載機器についての問いかけに対する指示が入力できるようになっていることを特徴とする。
このようにすれば、車両搭載機器毎にそれぞれボタンが設けられている場合に比較して、ボタンの数を減らすことができる。
上記請求項9に記載の態様には、たとえば車両搭載機器が6種類あり、そのうちの3種類の車両搭載機器についての問いかけに対する指示ボタンとして、一つまたは一組の指示ボタンが設けられており、他の3種類の車両搭載機器についての問いかけに対する指示ボタンとして、別の一つまたは一組の指示ボタンが設けられている態様も含まれるが、より好ましくは、請求項10に記載のようにする。
すなわち、請求項10に記載の発明は、請求項5乃至8のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置において、複数種類の車両搭載機器を対象として前記問いかけ出力制御を実行するが、その問いかけ出力制御の対象となっている全ての車両搭載機器についての問いかけに対して、一つの前記指示ボタンまたは前記肯定ボタンおよび前記否定ボタンからなる一組の指示ボタンによって指示が入力できるようになっていることを特徴とする。このようにすれば、一層、指示ボタンの数を減らすことができる。
また、前記車両搭載機器が搭乗者によって操作可能、且つ、制御を実行したことが搭乗者にとって分からないまたは分かりにくい予め定められた機器である場合、請求項11記載のように、前記問いかけ出力制御を実行することなく車両搭載機器の制御を実行した場合には、制御を実行したことを意味する所定の通知を出力することが好ましい。
このようにすれば、搭乗者は、車両搭載機器が自動で制御されたことを確実に知ることができるようになるので、その制御を望まない場合には、操作し直すことが可能となる。
また、請求項12記載のように、運転者を識別する運転者識別手段を備えているととともに、前記問いかけ条件および自動実行条件が運転者別に設けられていることが好ましい。問いかけを望む条件および自動的に制御を実行することを望む条件は、運転者によって異なるからである。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置において、運転者が車両に搭乗したことに基づいて、前記問いかけ出力制御の実行を許可するか否かを問い合わせるための所定の出力を出力装置から出力し、問いかけ出力制御の実行を許可することを意味する所定の入力操作が行われたと判断した場合に、前記問いかけ出力制御を実行することを特徴とする。
このようにすれば、運転中に問いかけられることを一切望まない運転者に対して、問いかけることによって不快感を与えてしまうことを防止できる。
また、請求項14に記載のようにして問いかけ出力制御の実行を許可できるようにしてもよい。すなわち、請求項14に記載の発明は、請求項1乃至13のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置において、前記指示ボタンが前記問いかけ出力制御の実行を許可する許可ボタンとしても機能していることを特徴とする。
このようにすれば、搭乗者は、自分の意思で問いかけ出力制御の実行を許可するかどうかを決定することができ、また、指示ボタンが許可ボタンとしても機能しているので、ボタンの数を減らすこともできる。
さらに、請求項15のようにして問いかけ出力制御の実行を禁止できるようにしてもよい。すなわち、請求項15に記載の発明は、請求項1乃至14のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置において、前記指示ボタンが前記問いかけ出力制御の実行の禁止を指示する禁止ボタンとしても機能していることを特徴とする。
このようにすれば、搭乗者は、自分の意思で問いかけ出力制御の実行を禁止するかどうかを決定することができ、また、指示ボタンが禁止ボタンとしても機能しているので、ボタンの数を減らすこともできる。
また、請求項16のように、問いかけ条件が成立しても、所定の場合には問いかけを行わないようにすることが好ましい。請求項16に記載の発明は、請求項1乃至15のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置において、前記問いかけ条件が成立した場合に、運転者が運転操作に集中すべきときを意味する問いかけ禁止条件が成立するか否かをさらに判断し、その問いかけ禁止条件が成立する場合には、前記問いかけ出力制御を実行しないことを特徴とする。このようにすれば、問いかけによって運転操作が不安定になってしまうことを防止できる。
ここで、前記問いかけ禁止条件は、たとえば、請求項17に記載のように、操舵角が、連続的な操舵操作を要する角度として設定された所定角以上という条件である。操舵角がこのような角度である場合には、連続的な操舵操作を要するので、そのときには、問いかけを行わないようにすると、運転者は運転操作に集中することができる。
また、請求項18に記載のように、前記問いかけ禁止条件をスロットル開度が予め設定された所定開度以上であることとすることもできるし、請求項19に記載のように、ブレーキが操作されている状態であるとすることもできる。また、請求項17乃至19の問いかけ禁止条件を組み合わせて用いることもできる。
また、請求項20に記載のように、前記問いかけ条件および前記自動実行条件が外部機器に対し出力可能となっていることが好ましく、また、請求項21に記載のように、前記問いかけ条件および前記自動実行条件が外部機器から入力可能となっていることが好ましい。
このようにすれば、別な車両においても、同じ条件で問いかけ出力制御や車両搭載機器の自動制御が実行されることになるので、搭乗者が車両を代えた場合にも違和感が生じない。
また、上記車両搭載機器の自動制御装置は、一つの車両に複数装置搭載されていてもよいが、請求項10に記載の車両搭載機器の自動制御装置のように、一組の指示ボタン(肯定ボタンおよび否定ボタン)または一つの指示ボタン(肯定ボタンまたは否定ボタン)によって全ての問いかけに対する指示を入力することができるようになっている場合には、請求項22のように、車両には、その車両搭載機器の自動制御装置が一つだけ搭載されていることが好ましい。
このようにすれば、指示ボタンは車両に一つまたは一組だけ設けられることになることから、搭乗者は、一つまたは一組の指示ボタンによって全ての問いかけに対して指示を入力することができるので、操作性が向上する。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の車両搭載機器の自動制御装置(以下、単に自動制御装置という)10を示す図である。なお、この自動制御装置10は、車両に一つのみ設けられている。
自動制御装置10は、所謂コンピュータである制御装置20と、メモリ30と、出力装置であるスピーカ40と、肯定ボタンであるYESボタン50と、否定ボタンであるNOボタン60と、ディスプレイ70と、操作ボタン群75とを備えている。
上記制御装置20は、その内部に、周知のCPU、ROM、RAM、I/Oおよびこれらの構成を接続するためのバスラインを備えている。ROMには、制御装置20が実行するためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPUが所定の演算処理を実行する。
上記制御装置20は、車内LAN90を介して、複数種類(図では3種類)の車両搭載機器100、200、300と相互に通信可能に接続されている。また、複数種類(図では4種類)のセンサ80、81、82、83からの信号も供給されるようになっている。
メモリ30は、たとえば、EPROMなどの書き換え可能な記憶媒体であり、車両搭載機器100、200、300別(または、ナビゲーション装置のように複数の機能を備えている場合には機能別(制御別))、および、ユーザ別に、問いかけ条件および自動実行条件を記憶している。
制御装置20には入出力ポートしてのUSBポート95も接続されており、制御装置20は、このUSBポート95を介して接続される図示しない外部機器(たとえば、パーソナルコンピュータ等のコンピュータや、可搬型の記憶媒体)に、メモリ30に記憶されている上記問いかけ条件および自動実行条件を出力し、また逆に、その外部機器に記憶されている問いかけ条件および自動実行条件を読み込んで、メモリ30に記憶されている問いかけ条件および自動実行条件を書き換える機能を有している。
問いかけ条件とは、車両搭載機器100、200、300の制御を実行するか否かをスピーカ40を介してユーザに問いかける問いかけ制御を実行するかどうかを決定する条件である。また、自動実行条件とは、その車両搭載機器100、200、300を自動的に(問いかけ出力制御なしに)制御するかどうかを決定する条件である。上記問いかけ条件および自動実行条件は、予め定められ少なくとも一つの制御実行判断情報に対して条件(問いかけ条件または自動実行条件)を満たす範囲が設定されたものである。
車両搭載機器100、200、300は、たとえば、ワイパ、エアコン、ヘッドライト、ナビゲーション装置、ラジオ、ドアロック、空気清浄機などであり、制御装置20によって制御が可能な機器であればよい。なお、これらの車両搭載機器100、200、300には、その機能に応じて、センサ101、201、301、操作装置102、202、302、アクチュエータ103、203、303が接続されている。
センサ101、201、301によって検出される信号(情報)、および、操作装置102、202、302が操作されたこと(または操作装置の操作位置)を示す信号は、車両搭載機器100、200、300および車内LAN90を介して制御装置20へも供給可能となっている。
ここで、前記問いかけ条件および自動実行条件についてさらに説明する。たとえば、車両搭載機器100がワイパであるとすると、制御実行判断情報は雨量rであり、センサ80〜83または101として、雨量センサが設けられることになる。そして、問いかけ条件としては、単位時間当たりの雨量rが比較的少量(あるいは雨量センサの検出下限)の第1雨量r1からそれよりも多い第2雨量r2までの範囲が条件成立範囲として設定され、自動実行条件としては、その第2雨量r2よりも多い範囲が条件成立範囲として設定されることになる。
また、車両搭載機器200がヘッドライトであるとすると、制御実行判断情報は車両周辺の明るさLとなり、センサ80〜83または201として、明るさセンサが設けられることになる。そして、問いかけ条件としては、明るさLが所定の明るさL1から、その明るさL1よりも暗い所定の明るさL2までの範囲が条件成立範囲として設定され、自動実行条件としては、その明るさL2よりも暗い範囲が条件成立範囲として設定されることになる。
また、車両搭載機器300がナビゲーション装置であって、本発明の装置による制御対象の機能が天気情報をそのナビゲーション装置に備えられたディスプレイ(図示せず)に表示する制御であるとすると、制御実行判断情報は、たとえば、一日のうちでの何回目の搭乗かを示す情報と、曜日と、時間帯とすることができる。そして、問いかけ条件としては、一日のうちで初回の搭乗であることのみで、曜日、時間帯の限定は当初はなしとすることができる。また、自動実行条件は、初期設定としては、たとえば、なしとする。このように自動実行条件の初期設定をなしとすることもできる。このようにしても、学習の結果次第では、問いかけ条件の一部が自動実行条件となっていく。なお、ナビゲーション装置が設けられている場合には、そのナビゲーション装置に備えられたディスプレイが前記ディスプレイ70として機能してもよい。
YESボタン50およびNOボタン60によっては、いずれもプッシュ式のボタンであり、車幅灯の点灯と連動して、或いは、車幅灯が点灯しており、且つ、問い合わせのためのメッセージがスピーカ40から出力がされている期間およびその後所定時間は、点灯するようになっている。このYESボタン50およびNOボタン60によって一組の指示ボタンが構成されており、この一組の指示ボタンは、運転者の操作しやすい位置例えばハンドル上などに設置されている。
操作ボタン群75は、ディスプレイ70と一体になったタッチスイッチもしくはディスプレイ70の周辺に設けられるメカニカルなボタンである。
上記制御装置20は、運転者が車両に搭乗したと判断した場合、搭乗時に一回だけ、後述する問いかけ出力制御の実行を許可するか否かを問い合わせるための所定の出力、たとえば、「問いかけを開始しますか」という問いかけメッセージを、スピーカ40から出力させる。なお、運転者が車両に搭乗したことの判断は、たとえば、運転席に設けられた着座センサからの信号に基づいて行う。
上記問いかけメッセージに対して、運転者がYESボタン50を押した場合には、運転者が問いかけ出力制御の実行を許可していると判断できるので、制御装置20は、さらに以下の処理を実行する。なお、YESボタン50およびNOボタン60の少なくとも一方が問いかけ制御の実行を許可する許可ボタンを兼ねていてもよい。たとえば、問いかけ制御を実行していないときにYESボタン50またはNOボタン60が数秒程度の所定時間以上、押し続けられた場合に、問いかけ出力制御の実行が指示されたと判断してもよい。
そして、問いかけ出力制御の実行が許可(指示)されたと判断できた場合には、制御装置20は、さらに、ディスプレイ70に、メモリ30に登録済みのユーザ名を表示するとともに、表示したユーザ名から該当するユーザ名を選択することを求めるメッセージをスピーカ40から出力する。そして、操作ボタン群75の操作により、一人のユーザ名が選択されることにより、運転者が識別される。このようにして運転者が誰であるかが識別されるので、ユーザ名を記憶しているメモリ30と、登録済みのユーザ名を表示するディスプレイ70と、表示されたユーザ名から一人のユーザを選択するための操作ボタン群75と、メモリ30に記憶されたユーザ名をディスプレイ70に表示させる等の制御を実行する制御装置20によって運転者識別手段が構成される。なお、本実施形態とは異なり、運転者の画像を撮像して画像認識から運転者を識別したり、運転者の発した音声から運転者を識別したりする等の公知の他の生体識別手段を運転者識別手段として用いることもできる。
このようにして運転者が識別できた場合には、図2に示す制御を実行する。一方、上記問いかけメッセージに対して、運転者がNOボタン60を押した場合には、運転者は運転中の問いかけ制御を一切望んでいないと判断できるので、図2に示す制御を実行しない。また、問いかけメッセージの出力後、所定時間内にいずれのボタンも押されない場合には、NOボタン60が押された場合と同様に、図2に示す制御を実行しない。
次に、図2に示す制御内容を説明する。なお、この図2に示す制御は、比較的短い時間に設定された所定の繰り返し周期毎に繰り返し実行する。なお、YESボタン50およびNOボタン60のうちの予め定められたボタン(一方でも両方でもよい)は禁止ボタンとしても機能しており、YESボタン50およびNOボタン60のうちの予め定められたボタンが所定時間以上押し続けられた場合に、図2に示す制御を終了するようになっている。
図2において、まず、ステップS10では、制御実行判断情報を取得する。この制御実行判断情報は、前述のように車両搭載機器100、200、300別に予め設定されているので、このステップS10では、車内LAN90によって接続されている車両搭載機器100、200、300にとって必要な種類の制御実行判断情報を取得する。なお、ステップS20以下は、車両搭載機器100、200、300別に実行する。
ステップS20では、車両搭載機器100、200、300の制御を希望している可能性があるか否かを判断する。この判断は、具体的には、上記ステップS10で取得した制御実行判断情報が、ユーザ別および車両搭載機器別に記憶された問いかけ条件および自動実行条件のいずれか一方を満たすか否かを判断するものである。自動実行条件が成立するときは、ユーザに問いかけるまでもなく、車両搭載機器を制御すべき場合であり、また、問いかけ条件が成立するときは、ユーザが車両搭載機器の制御を希望する可能性があるからである。
なお、ワイパやヘッドライトのように、一度制御すると、その後、再制御しない限り、オン状態が継続する機器の場合には、現在のオン状態も含めてこのステップS20の判断を行う。たとえば、ワイパに対する自動実行条件が成立していても、すでにワイパが動いている場合には、制御する必要がないため、ステップS20の判断は否定される。
このステップS20の判断が肯定判断である場合には、ステップS30において、問いかけ条件が成立しているか、或いは、自動実行条件が成立しているかをさらに判断する。なお、このステップS30では、問いかけ条件が成立しているか、或いは、自動実行条件が成立しているかのいずれか一方を判断するようになっており、問いかけ条件および自動実行条件は、このステップS30において判断が可能なように、互いに重複しないように設定される。
自動実行条件が成立している場合には、上記ステップS30の判断がNOとなり、ステップS40において、ワイパを駆動させる等の所定の制御を実行する。なお、このステップS40では、たとえば、エアコンのモード変更(冷房からドライまたはその逆など)、ドアロック、ヘッドライトの角度変更、空気清浄機の作動等、運転者にとってその制御が行われたことが分からない、または、分かりにくい制御として予め設定された制御である場合には、制御を実行したことをスピーカ40から通知する。このようにすることにより、運転者は、制御が行われたことを確実に知ることができるので、その制御を望まない場合には、操作し直すことが可能となる。
一方、前述のステップS30の判断が肯定された場合、すなわち、問いかけ条件が成立した場合には、ステップS50において、問いかけ禁止条件が成立するか否かをさらに判断する。この問いかけ禁止条件は、運転者が運転操作に集中すべき条件として予め設定されたものである。上記問いかけ禁止条件としては、(1)操舵角が連続的な操舵操作を要する角度として設定されている所定角度以上であること(すなわち、車両が曲がっている状態であること)、(2)加速度が急加速であることを意味する所定加速度以上であること(たとえばスロットル開度によって判断する)、(3)ヨーレートが所定値以上であること(前述の(1)と同等の判断を行うものである)、(4)GPS等によって検出される車両位置が交差点内であること、(5)ブレーキが操作されていること、等がある。
問いかけ禁止条件が成立した場合には、本ルーチンを終了する。一方、問いかけ禁止条件が成立せず、上記ステップS50の判断が否定された場合には、ステップS60において、所定の問いかけメッセージをスピーカ40から出力する。上記問いかけメッセージは、車両搭載機器100、200、300の種類に応じて設定されており、且つ、肯定および否定のいずれか一方の指示を求める内容(たとえば、車両搭載機器がワイパである場合には「ワイパーを動かしますか」)となっている。なお、前述のステップS10乃至S30、およびステップS50、S60が問いかけ出力制御である。
上記ステップS60を実行したら、ステップS70において、問いかけが肯定されたか否かを判断する。この判断は、ステップS60の実行後、所定時間内にYESボタン50が押されたか否かを判断するものである。
所定時間内にYESボタン50が押された場合にはステップS70の判断が肯定されて、ステップS80において、問いかけ内容に対応する制御を実行する。続くステップS90では、上記ステップS80または前述のステップS40において制御を実行した機器を、それらステップS80またはS40を実行してから比較的短い所定時間内に搭乗者が再操作したか否かを判断する。
上記ステップS90の判断が肯定された場合、すなわち、本自動制御装置10が実行した制御内容が運転者によって変更された場合には、ステップS100において問いかけ条件および自動実行条件を学習する。
まず、ステップS100では、前述のステップS10において取得した制御実行判断情報が予め区分された複数範囲においてどの範囲に含まれるかを決定する。なお、車両搭載機器100、200、300に対する制御実行判断情報が複数種類ある場合には、まず、種類毎にステップS10で取得した制御実行判断情報がどの範囲に属するかを決定するが、複数種類毎に決定した範囲の全てが同じ範囲である場合を同一範囲とする。
そして、ステップS40を経由したステップS100の実行の場合(すなわち、問いかけをすることなく制御を実行した場合)であれば、決定した範囲が問いかけ条件に含まれるように、問いかけ条件を広げるとともに自動実行条件を狭める。このようにすることにより、次回からは、同一条件では、制御が自動的に実行されずに、問いかけメッセージが出力されるようになるので、不必要な制御が実行されてしまうことにより運転者に不快感を与えてしまうことが防止できる。
一方、ステップS80を経由したステップS100の実行の場合には、制御の内容が運転者の意図した内容ではなかったと考えられるので、決定した範囲において行う制御として設定されている制御内容を再操作後の制御内容に変更する。
上記ステップS90の判断が否定された場合、すなわち、再操作がなかった場合にも問いかけ条件および自動実行条件を学習するが、学習内容がステップS100とは異なる。まず、ステップS110においてもステップS100と同様に、前述のステップS10において取得した制御実行判断情報が予め区分された複数範囲においてどの範囲に含まれるかを決定する。そして、決定した範囲の総和値(初期値は0)に対して加算値+1を加える。その結果、総和値が所定の正側条件変更値以上となった場合には、制御実行判断情報が同一範囲である状態において、問いかけに対して運転者が多数回肯定の応答をしたことを意味し、この条件(制御実行判断情報の同一範囲)では、運転者は確実に制御実行を望んでいると考えられる。そこで、総和値が上記正側条件変更値以上となった場合には、上記範囲が自動実行条件に含まれるように問いかけ条件を狭くする一方、自動実行条件を広くする。
前述のステップS70において、所定時間内にNOボタン60が押された場合、または、所定時間内にYESボタン50もNOボタン60も押されなかった場合には、そのステップS70の判断が否定される。
ステップS70の判断が否定された場合にも、ステップS120において学習が行われる。このステップS120においても、まず、ステップS100、S110と同様に、前述のステップS10において取得した制御実行判断情報が予め区分された複数範囲においてどの範囲に含まれるかを決定する。そして、決定した範囲の総和値(初期値は0)に対してステップS110の加算値(すなわち+1)よりも大きな数値(たとえば3)を減算する。このように、加算値よりも減算値を大きな数値とすることにより、自動実行条件は広がりにくくなる(同時に、問いかけ条件は狭くなりにくくなる)。しかし、自動実行条件において広がった範囲が、運転者が制御を希望している条件である確率は高くなるので、不必要なときに自動的に車両搭載機器100、200、300の制御が実行されてしまう確率が低下する。
また、上記減算の結果、総和値が所定の負側条件変更値以下となった場合には、制御実行判断情報が同一範囲である状態において、問いかけに対して運転者が多数回否定の応答をしたことを意味し、この条件(制御実行判断情報の同一範囲)では、運転者は確実に制御実行を望んでいないと考えられる。そこで、総和値が上記負側条件変更値以上となった場合には、上記範囲が問いかけ条件に含まれないように(当然、自動実行条件にも含まれないように)問いかけ条件を狭くする。
前述のステップS20の判断が否定された場合、すなわち、ステップS10で取得した制御実行判断情報が問いかけ条件も自動実行条件も満たさない場合には、ステップS130において、車両搭載機器100、200、300が手動操作されたか否かを判断する。この判断が否定された場合には本ルーチンを終了するが、肯定された場合には、ステップS140において学習を実行する。
このステップS140においても、まず、ステップS100、S110、S120と同様に、前述のステップS10において取得した制御実行判断情報が予め区分された複数範囲においてどの範囲に含まれるかを決定する。そして、決定した範囲が問いかけ条件に含まれるように、問いかけ条件を広げる。
図2に示すルーチンは、前述のように、繰り返し実行するようになっているので、ステップS60における問いかけに対する運転者の応答結果を、ステップS110、S120で繰り返し学習することになる。その結果、次第に問いかけ条件が狭く、自動実行条件が広くなっていく。従って、次第に、問いかけの頻度が低下していくので、運転者が問いかけによって不快感を覚えることが少なくなっていき、しかも、必要なときに自動的に車両搭載機器の制御が実行される確率は向上していく。
また、上記ステップS110、S120の学習のみでは、当初、問いかけ条件に含まれていない条件は、ステップS110、S120の学習を繰り返しても自動実行条件となることはないが、問いかけをしていないのに手動操作がされた場合には、ステップS140において、問いかけ条件を広げるように学習をするようになっている。そして、ステップS140において広がった部分についても、ステップS110、S120において学習を繰り返すうちに、自動実行条件に含まれるようになる可能性がある。従って、当初の問いかけ条件をそれほど厳密に設定しなくても、学習によって漸次、自動実行条件を広くしていくことができる。
また、ステップS110およびS120における学習においては、加算値よりも減算値が大きくされていることによって、自動実行条件が広がりにくくなっており、その結果、運転者が望まない制御が実行されてしまうことが抑制される。それだけではなく、さらに、実行した制御が再操作によって変更または取り消された場合には、ステップS100においてその内容を学習するようになっているので、運転者の望まない制御が実行されることが一層少なくなる。
以上、説明した本実施形態によれば、問いかけ条件を満たす場合には、車両搭載機器100、200、300の制御を実行する前に、運転者に対してその車両搭載機器の制御を実行するか否かを問いかけるので、不必要なときに自動的に車両搭載機器100、200、300の制御を実行してしまう確率を低減でき、且つ、その問いかけは、問いかけ条件を満たす場合のみなので、運転者が不快感を覚える確率を低減させることができる。しかも、自動実行条件を満たす場合には、その問いかけを実行することなく自動的に車両搭載機器100、200、300の制御を実行するので、必要なときに自動的に制御を実行する確率は維持できる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図3は、第2実施形態における自動制御装置400の概略構成図である。第2実施形態は、NOボタン60が設けられていない点が前述の第1実施形態と異なる。すなわち、第2実施形態では、指示ボタンとして、一つの肯定ボタン50のみが設けられている。
第2実施形態においても図2に示す制御を実行するが、ステップS70における処理のみが第1実施形態と異なる。第1実施形態では、ステップS70において、所定時間内にNOボタン60が押された場合、または、所定時間内にYESボタン50もNOボタン60も押されなかった場合に、ステップS70において否定判定していたが、第2実施形態では、NOボタン60が設けられていないので、所定時間内にYESボタン50が押されなかった場合に否定判定する。
第2実施形態の自動制御装置400は、上述した構成および制御内容以外は、第1実施形態と同様である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、前述の実施形態のステップS140における学習は、ステップS10において取得した制御実行判断情報が含まれるように問いかけ条件を拡張するものであったが、その制御実行判断情報方向が含まれるまで問いかけ条件を拡張しなくても、問いかけ条件の境界値をその制御実行判断情報方向に所定値拡張するものであってもよい。
また、ステップS100における学習も同様に、取得した制御実行判断情報方向が含まれるまで問いかけ条件を拡張しなくても、問いかけ条件の境界値をその制御実行判断情報方向に所定値拡張するものであってもよい。
前述の実施形態では、問いかけに対して指示ボタン(YESボタン50およびNOボタン60、またはYESボタン50のみ)で応答するようになっていたが、音声によって応答するようになっていてもよい。
また、前述の実施形態では、スピーカ40から問いかけメッセージを出力させていたが、スピーカ40からの出力に代えて、或いは、それに加えて、ディスプレイ70に問いかけメッセージを出力してもよい。この場合には、ディスプレイ70が出力装置として機能する。
また、前述の実施形態では、搭乗時に、問いかけメッセージをスピーカ40から出力して、問いかけ出力制御の実行を許可するか否かを確認していたが、確認を行わずに、自動的に問いかけ出力制御を実行するようにしてもよい。
また、前述の第1実施形態のステップS70では、所定時間内にYESボタン50およびNOボタン60のいずれも押されなかった場合には、NOボタン60が押された場合と同様に、問いかけが否定されたと判断していたが、逆に、所定時間内にYESボタン50およびNOボタン60のいずれも押されなかった場合に、問いかけが肯定されたと判断するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態における車両搭載機器の自動制御装置10を示す図である。 図1の制御装置20の制御機能の要部を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態における車両搭載機器の自動制御装置400を示す図である。
符号の説明
10:車両搭載機器の自動制御装置
20:制御装置
40:スピーカ(出力装置)
50:YESボタン(肯定ボタン、指示ボタン)
60:NOボタン(否定ボタン、指示ボタン)
100:車両搭載機器
200:車両搭載機器
300:車両搭載機器
400:車両搭載機器の自動制御装置

Claims (22)

  1. 車両搭載機器の制御を実行するかどうかを判断するために予め定められた少なくとも一つの制御実行判断情報を取得して、その取得した制御実行判断情報が問いかけ条件を満たす場合には、搭乗者に対して前記車両搭載機器の制御を実行するか否かを問いかける問いかけ出力制御を実行し、搭乗者が前記車両搭載機器の制御の実行を肯定していると判断したことに基づいて前記車両搭載機器の制御を実行する一方、
    取り込んだ前記制御実行判断情報が自動実行条件を満たす場合には、前記問いかけ出力制御を実行することなく、前記車両搭載機器の制御を実行する車両搭載機器の自動制御装置であって、
    前記問いかけ出力制御を実行した後、問いかけに対する搭乗者の応答結果に基づいて前記問いかけ条件および自動実行条件を学習して、問いかけ条件を狭くし、自動実行条件を広くしていくことを特徴とする車両搭載機器の自動制御装置。
  2. 搭乗者が前記車両搭載機器の制御の実行を肯定していると判断した場合には、予め区分された複数範囲において前記制御判断実行情報が含まれる範囲の総和値に、所定の加算値を順次加え、その総和値が所定の条件変更値以上となった場合に、前記問いかけ条件を狭くし、前記自動実行条件を広くするが、
    搭乗者が前記車両搭載機器の制御の実行を否定していると判断する毎に、予め区分された複数範囲において前記制御判断実行情報が含まれる範囲の総和値から、前記加算値よりも大きな数値を減算することを特徴とする請求項1に記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  3. 車両搭載機器の制御を実行するかどうかを判断するために予め定められた少なくとも一つの制御実行判断情報を取得して、その取得した制御実行判断情報が問いかけ条件を満たす場合には、搭乗者に対して前記車両搭載機器の制御を実行するか否かを問いかける問いかけ出力制御を実行し、搭乗者が前記車両搭載機器の制御の実行を肯定していると判断したことに基づいて前記車両搭載機器の制御を実行する一方、
    取り込んだ前記制御実行判断情報が自動実行条件を満たす場合には、前記問いかけ出力制御を実行することなく、前記車両搭載機器の制御を実行する車両搭載機器の自動制御装置であって、
    前記車両搭載機器が搭乗者によって操作可能な機器であって、その車両搭載機器の制御を実行した後に、搭乗者がその車両搭載機器を操作して制御内容を変更した場合には、その搭乗者の操作に基づいて、前記問いかけ条件および自動実行条件を学習することを特徴とする車両搭載機器の自動制御装置。
  4. 前記車両搭載機器が搭乗者によって操作可能な機器であって、
    前記問いかけ条件および前記自動実行条件のいずれもが成立していないときに、搭乗者によって前記車両搭載機器が操作されたと判定した場合には、前記問いかけ条件を学習することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  5. 前記問いかけ出力制御における問いかけ内容が、肯定および否定のいずれか一方の指示を搭乗者に求める内容であって、搭乗者が問いかけに対する指示を入力するための指示ボタンとして、肯定を意味する肯定ボタンと否定を意味する否定ボタンがそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  6. 請求項5に記載の車両搭載機器の自動制御装置であって、
    前記問いかけ出力制御を実行した後、前記肯定ボタンおよび否定ボタンのいずれもが押されずに所定の時間が経過したことに基づいて、前記の肯定ボタンおよび否定ボタンのうちの予め定められたいずれか一方が操作された場合と同様の処理を実行することを特徴とする車両搭載機器の自動制御装置。
  7. 車両搭載機器の制御を実行するかどうかを判断するために予め定められた少なくとも一つの制御実行判断情報を取得して、その取得した制御実行判断情報が問いかけ条件を満たす場合には、搭乗者に対して前記車両搭載機器の制御を実行するか否かを問いかける問いかけ出力制御を実行し、搭乗者が前記車両搭載機器の制御の実行を肯定していると判断したことに基づいて前記車両搭載機器の制御を実行する一方、
    取り込んだ前記制御実行判断情報が自動実行条件を満たす場合には、前記問いかけ出力制御を実行することなく、前記車両搭載機器の制御を実行する車両搭載機器の自動制御装置であって、
    前記問いかけ出力制御における問いかけ内容が、肯定および否定のいずれか一方の指示を搭乗者に求める内容であって、搭乗者が問いかけに対する指示を入力するための指示ボタンとして、肯定を意味する肯定ボタンおよび否定を意味する否定ボタンのいずれか一方が設けられており、前記問いかけ出力制御を実行した後、その指示ボタンが押されずに所定の時間が経過したことに基づいて、その指示ボタンによって指示される側とは反対側の指示がされたと判断することを特徴とする車両搭載機器の自動制御装置。
  8. 前記指示ボタンとして前記肯定ボタンが設けられており、
    前記問いかけ出力制御を実行した後、その肯定ボタンが押されずに所定の時間が経過したことに基づいて、前記問いかけ内容に対して否定の指示がされたと判断することを特徴とする請求項7に記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置であって、
    複数種類の車両搭載機器を対象として前記問いかけ出力制御を実行するが、一つの前記指示ボタンまたは前記肯定ボタンおよび前記否定ボタンからなる一組の指示ボタンによって複数種類の車両搭載機器についての問いかけに対する指示が入力できるようになっていることを特徴とする車両搭載機器の自動制御装置。
  10. 請求項5乃至8のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置であって、
    複数種類の車両搭載機器を対象として前記問いかけ出力制御を実行するが、その問いかけ出力制御の対象となっている全ての車両搭載機器についての問いかけに対して、一つの前記指示ボタンまたは前記肯定ボタンおよび前記否定ボタンからなる一組の指示ボタンによって指示が入力できるようになっていることを特徴とする車両搭載機器の自動制御装置。
  11. 前記車両搭載機器が搭乗者によって操作可能、且つ、制御を実行したことが搭乗者にとって分からない、または分かりにくい予め定められた機器である場合において、
    前記問いかけ出力制御を実行することなく車両搭載機器の制御を実行した場合には、制御を実行したことを意味する所定の通知を出力することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  12. 運転者を識別する運転者識別手段を備えているととともに、
    前記問いかけ条件および自動実行条件が運転者別に設けられていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  13. 運転者が車両に搭乗したことに基づいて、前記問いかけ出力制御の実行を許可するか否かを問い合わせるための所定の出力を出力装置から出力し、問いかけ出力制御の実行を許可することを意味する所定の入力操作が行われたと判断した場合に、前記問いかけ出力制御を実行することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  14. 前記指示ボタンが前記問いかけ出力制御の実行を許可する許可ボタンとしても機能していることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  15. 前記指示ボタンが前記問いかけ出力制御の実行の禁止を指示する禁止ボタンとしても機能していることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  16. 前記問いかけ条件が成立した場合に、運転者が運転操作に集中すべきときを意味する問いかけ禁止条件が成立するか否かをさらに判断し、その問いかけ禁止条件が成立する場合には、前記問いかけ出力制御を実行しないことを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  17. 前記問いかけ禁止条件は、操舵角が、連続的な操舵操作を要する角度として設定された所定角以上であることを特徴とする請求項16に記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  18. 前記問いかけ禁止条件は、スロットル開度が予め設定された所定開度以上であることを特徴とする請求項16に記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  19. 前記問いかけ禁止条件は、ブレーキが操作されている状態であることを特徴とする請求項16に記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  20. 前記問いかけ条件および前記自動実行条件が外部機器に対し出力可能となっていることを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  21. 前記問いかけ条件および前記自動実行条件が外部機器から入力可能となっていることを特徴とする請求項1乃至20のいずれかに記載の車両搭載機器の自動制御装置。
  22. 請求項10に記載の車両搭載機器の自動制御装置を一つだけ搭載していることを特徴とする車両。
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