JP4097057B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種のシンボルを可変表示可能な可変表示領域を有する可変表示手段と、前記可変表示領域が停止表示される前の段階において、所定の表示態様を表示することを許容するか否かを決定する事前決定手段と、該事前決定手段の決定結果に基づいて前記可変表示手段を制御する表示制御手段と、を備え、前記可変表示手段の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了するとともに、前記事前決定手段により予め定められた特別の表示態様を表示することを許容することが決定された場合において、前記予め定められた特別の表示態様が表示されたことを条件に、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行可能なスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスロットマシンとしては、外周に複数種のシンボルを有する例えば3つのリールにより構成され、コイン投入後にスタートレバーなどの操作によって前記シンボルが概ね識別され得る程度の速度にて前記リールが回転されることによりゲームが開始され、遊技者がストップボタンを介して前記各リールの回転を停止した時に、所定のシンボルの組み合わせが有効ライン上に揃って入賞条件が成立すると、遊技者に所定枚数のコインが払い出されるようになっている。
【0003】
これら入賞内容としては、例えば再遊技(次ゲームもコイン投入無しで同条件で再びゲームが出来る)や所定枚数(例えば10枚)のコインの払出しがある小当たりや、いわゆるビッグボーナス(以下BBと称する)やレギュラーボーナス(以下RBと称す)等のように、多数のコインを獲得することが可能となる遊技状態への移行の成立条件となる大当たり等がある。
【0004】
また、特にこの種の従来のスロットマシンにおいては、一般的に前記いずれかの賞の入賞を許容するか否かを決定する抽選をゲーム開始と同時に実行し、この抽選によりいずれかの賞が当選され、かつ、遊技者がこの当選した賞に対応する所定のシンボルの組み合わせを停止表示させた場合において入賞となり、所定枚数のコインが払い出されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような抽選によりいずれかの賞、特にBBのような大当たりが当選された場合においても、遊技者がこのBBが当選したことが解らなければ無駄にゲームを消化してしまうことがあるため、一般的には抽選によりBBが当選した場合等において、いわゆる「リーチ目」と呼ばれる予め定められた特別シンボルの組み合わせが高確率で出現されるように表示制御すること等により、BBが当選している旨を遊技者に告知出来るようになっているが、遊技者がこの「リーチ目」を知らなかったり、仮に知っているとしても「リーチ目」が表示されたことに気が付かないままゲームを消化してしまうことがあり、遊技の興趣が高まらないといった問題があった。
【0006】
また、特に近年においては、前述したような抽選により大当たりが当選された場合、これを遊技者に対して報知するための演出機能(例えばランプの点灯等)を備えるスロットマシンが開発されているが、このような演出は所定ゲームにおいて突然発生するものであるから、遊技者が見逃してしまうことがあった。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、遊技者に有利な特別遊技状態への移行条件が成立する可能性があることを確実に、かつ効果的にアピールすることで、遊技の興趣を高めることが出来るスロットマシンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のスロットマシンは、
複数種のシンボルを可変表示可能な可変表示領域を有する可変表示手段と、
前記可変表示領域が停止表示される前の段階において、所定の表示態様を表示することを許容するか否かを決定する事前決定手段と、
該事前決定手段の決定結果に基づいて前記可変表示手段を制御する表示制御手段と、
を備え、
前記可変表示手段の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了するとともに、前記事前決定手段により予め定められた特別の表示態様を表示することを許容することが決定された場合において、前記特別の表示態様が表示されたことを条件に、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行可能なスロットマシンであって、
前記特別の表示態様とは異なる表示態様であり、前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されていない場合及び前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されている場合のいずれの場合においても表示される可能性がある特定の表示態様を前記可変表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記可変表示領域に前記特定の表示態様が表示されたことを条件に、該特定の表示態様が表示された次のゲームにおいて、前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されている可能性を示す可能性演出を実行する可能性演出実行手段を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、遊技者にとって有利な特別遊技状態への移行条件が成立する可能性があることを報知すべく可能性演出が、特定の表示態様が表示されたゲームの次のゲームにおいて行われるので、遊技者は前記可能性演出を見逃すことなく楽しめるため、遊技の興趣が向上するとともに、前記特別遊技状態への移行条件が成立する可能性があることを遊技者に対して確実に、かつ効果的にアピール出来る。また、特定の表示態様が表示されることと可能性演出との関係が明確になるため、演出効果が高まる。
【0009】
本発明のスロットマシンは、前記特定の表示態様は、有価価値の付与を伴わないことが好ましい。
このようにすれば、特定の表示態様が表示されたにも関わらずコインの払い出し等も何も起こらないことで、遊技者の関心を強く引き付けることが出来る。
【0011】
本発明のスロットマシンは、前記可変表示領域に表示されるシンボルを停止させることが可能な停止操作手段を備えるとともに、前記可能性演出実行手段は、前記可能性演出を、前記停止操作手段の停止操作がされたタイミングで実行することが好ましい。
このようにすれば、可能性演出が遊技者による操作がされたタイミングで実行されるので、遊技の興趣が効果的に向上する。
【0012】
本発明のスロットマシンは、前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されたことを遊技者に対して確定的に告知する告知演出を実行する告知演出実行手段を備えるとともに、前記告知演出実行手段は、前記可能性演出の終了後において前記告知演出を実行することが好ましい。
このようにすれば、前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されたことを、可能性演出のみでなく告知演出により遊技者に対して確実に告知することが出来る。
【0013】
本発明のスロットマシンは、前記可変表示領域を複数備えるとともに、前記可変表示領域に表示されるシンボルを停止させることが可能な停止操作手段を備え、前記告知演出実行手段は、前記停止操作手段による各可変表示領域毎の停止操作がされたタイミングで実行される各可能性演出の終了時において前記告知演出を実行することが好ましい。
このようにすれば、1ゲーム内に可能性演出が複数実行されるとともに、各可能性演出の終了時において逐次演出結果が導出されることになるため、各可能性演出の興趣が効果的に高まる。
【0017】
本発明のスロットマシンの前記表示制御手段は、前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されている場合に、少なくとも前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されていない場合よりも高確率で、前記可変表示領域に前記特定の表示態様を表示させることが好ましい。
このようにすれば、可能性演出が実行されると高確率で特別遊技状態が成立することになり、遊技者の特別遊技状態成立の期待度が効果的に高まるため、演出効果が向上する。
【0018】
本発明のスロットマシンは、前記可変表示手段が、駆動手段により回転されるリールにより構成されており、前記可能性演出実行手段は、前記可能性演出を、前記リールの外周に複数配設されたシンボルを裏面から照射するように設けたバックライトにより実行するようになっていることが好ましい。
このようにすれば、複雑な装置等を用いることなく、多様な可能性演出を容易に行うことが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず図1には、本発明に係るスロットマシンの一例となるスロットマシン1の正面図が示されている。スロットマシン1の前面の所定箇所には、内部に設けられる可変表示手段としての可変表示装置70(図2参照)によって可変表示されるシンボル(図5参照)等の識別情報を遊技者に視認させるための表示窓5L、表示窓5C、表示窓5Rからなる可変表示部71が設けられている。
【0020】
遊技者が遊技を行なう場合、遊技者は、まず投入指示ランプ19が点灯または点滅しているときに、有価価値の一例であるコインやクレジットを使用して所望の大きさの有価価値を賭ける。
【0021】
このスロットマシン1は、コイン投入口18から投入したコインや、賞品として付与されるコインをクレジットとしてスロットマシン1内部に設けられた記憶部(図示略)等に蓄積させておくことが出来るようになっており、ゲームを開始する場合においては、コインをコイン投入口18から投入するか、あるいはクレジットを使用することにより、所望の大きさの有価価値を賭けることが出来るようになっている。
【0022】
図示しない記憶部には、所定の大きさの有価価値(本実施例ではコイン50枚分に相当する有価価値)をクレジットとして予め記憶させておくことができ、記憶されたクレジット数(コインの枚数)はクレジット表示器26に表示されるようになっている。また、クレジットを使用する場合は、3枚賭け用のクレジット操作ボタン14a、または1枚賭け用のクレジット操作ボタン14bを押圧すればよく、3枚賭け用のクレジット操作ボタン14aが押圧されるとクレジット表示器26からクレジット数が「3」だけ減算表示されてコイン3枚分の賭数が設定され、また、1枚賭け用のクレジット操作ボタン14bが押圧されるとクレジット表示器26からクレジット数が「1」だけ減算表示されてコイン1枚分の賭数が設定される。なお、73はクレジットされた有価価値を遊技者に払い戻す場合に操作するための精算ボタンであり、この精算ボタン73を押圧操作することにより、クレジット表示器26に表示された枚数分のコインが遊技者に返却されるようになっている。
【0023】
遊技者により例えば1枚のコインがコイン投入口18から投入されるとスタートランプ72が点灯され、スタートレバー12が操作可能となってゲームが開始可能な状態となった旨が示されるとともに、表示窓5L、5C、5Rにおける中段の横1列の有効ラインL1(当りライン)に対応する有効ライン表示ランプ21が点灯されて、有効ラインL1が有効となった旨が示される。
【0024】
また、遊技者により2枚のコインがコイン投入口18から投入された場合は、表示窓5L、5C、5Rにおける上、中、下段の横3列の有効ラインL1、L2、L2’に対応する有効ライン表示ランプ21、22が点灯されて計3本の有効ラインL1、L2、L2’が有効となり、さらに、遊技者により3枚のコインがコイン投入口18から投入された場合は、表示窓5L、5C、5Rにおける上、中、下段の横3列の有効ラインL1、L2、L2’と斜め対角線上2列の有効ラインL3、L3’に対応する有効ライン表示ランプ21、22、23が点灯されて計5本の有効ラインL1、L2、L2’、L3、L3’が有効となる。
【0025】
このようなコインやクレジット等の有価価値の賭数に応じて有効化される有効ラインの本数、及び形状等は任意に変更可能であり、本実施例の形態に限定されるものではない。また、賭数に応じて有効化される有効ラインの本数も任意に設定変更可能であり、例えば1枚のコイン投入により上記5本全ての有効ラインL1、L2、L2’、L3、L3’が有効化されるようにしてもよい。
【0026】
次に、スタートランプ72が点灯した状態でスタートレバー12を押圧操作すれば、可変表示装置70が作動して各表示窓5L、5C、5Rにおいて複数種類のシンボルが連続的に変化するように表示される。そして、遊技者が各表示窓5L、5C、5Rの下方にそれぞれ対応して設けられた各停止ボタン9L、9C、9Rを押圧操作すれば、それぞれに対応する各表示窓5L、5C、5Rにおける上、中、下段の表示領域に各シンボルが停止される。
【0027】
各停止ボタン9L、9C、9R内には、停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作を有効に受付ける状態になった旨を点灯または点滅表示する操作有効ランプ11L、11C、11Rがそれぞれ設けられており、各停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作に応じて消灯するようになっている。また、これら停止ボタン9L、9C、9Rの周囲には、例えば後述する入賞の抽選によりBBが当選されたことを遊技者に告知する場合等において点灯される表示ランプ105が設けられている。
【0028】
停止ボタン9L、9C、9Rを押圧操作する順序は不定であり、遊技者が任意に選択することができ、例えば、最初に左側の停止ボタン9Lを押圧するとそれに対応する操作有効ランプ11Lが消灯して表示窓5L内にシンボルが停止表示され、中央の停止ボタン9Cを押圧すると操作有効ランプ11Cが消灯して表示窓5C内にシンボルが停止表示されることになる。このように3つのうちいずれか2つの表示窓(例えば表示窓5L、5C)内にシンボルが停止表示された段階で、両表示窓における同一の有効ライン上に同種のシンボルが揃って停止表示された場合にはリーチが成立する。なお、遊技者が停止ボタン9L、9C、9Rを押圧操作しない場合には、所定の可変表示時間の経過により各表示窓5L、5C、5Rに表示される表示内容が、例えば表示窓5L、表示窓5C、表示窓5Rの優先順序で自動的に順次停止する。
【0029】
そして、このように可変表示装置70が停止された時点において、賭数に応じて有効化されたいずれかの有効ライン上に、予め定められた特定のシンボルの組み合わせが表示された場合は入賞となり、所定枚数のコインの払出しが行われること等により所定の有価価値が遊技者に付与されることになる。また、特に予め定められた特別シンボルの組み合わせが表示されて大当たり賞に入賞した場合等にあってには、コインの払出しが行なわれるとともに、遊技者にとって有利な特別遊技状態としてのBB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)が提供されること等により所定の遊技価値が付与されるようになっている。
【0030】
本実施例におけるスロットマシン1は、前面が開口する本体部2a(図2参照)と、この本体部2aの側端に回動自在に枢支された前面パネル2b(図3参照)とからなる筐体2により構成されており、施錠装置3に所定のキーを挿入して時計回り方向に回動操作することにより施錠が解除されて前面パネル2bが開成可能状態となる。また、後述するBBが終了したり、遊技中にエラーが生じた場合等にはリセット操作を行なわない限り再びゲームの続行可能な状態にはならないのであり、そのリセット操作は施錠装置3に所定のキーを挿入して反時計回り方向へ操作することにより行なわれる。
【0031】
前面パネル2bの前面には、図1に示されるように、前述した各種入賞内容及び各種入賞内容に対応して設定される払出しコイン枚数(図6参照)や、ゲーム内容等が表示される表示パネル77が設けられるとともに、その左右側には、後述する各種遊技効果音が放出される放音部78a、78bがそれぞれ設けられている。さらにこの表示パネル77の上方には遊技効果ランプ24が複数設けられており、BB中やRB中、及びコインの払い出し時等、様々な状態において種々の発光態様にて点灯される。また、前面パネル2bの前面下部に突設されたコイン貯留皿30近傍には、各種遊技効果音が放出される放音部79が設けられている。なお、20はゲームオーバランプであり、スロットマシンが打止(ゲームオーバ)になったときに点灯または点滅表示される。
【0032】
また、前面パネル2bの前面には、コイン投入口18より投入されたコインのコイン詰まりを解消する際に用いられるコイン返却ボタン16と、実行されているビッグボーナスゲームやボーナスゲームの回数を切替表示し得るゲーム回数表示器25と、所定内容の入賞が成立した場合に付与されたコイン枚数を表示する払出数表示器27と、がそれぞれ設けられている。なお、所定内容の入賞が成立した場合に遊技者に付与されるコイン枚数は、例えば図6に示されるように各入賞内容に対応してそれぞれ予め設定されているとともに、通常、前記記憶部の記憶上限(50枚)を越えない範囲内で付与される有価価値はクレジットとして記憶され、その記憶の上限(50枚)を越える場合にはその上限を越える枚数分のコインがコイン払出口29からコイン貯留皿30に払出されるように構成されている。
【0033】
図2には本体部2aの内部構造図が示されている。本体部2a内略中央部には、複数種のシンボルが印刷された帯状のリールシート(図5参照)が外周に巻回されたリール6L、リール6C、リール6Rを複数(本実施例では3個)有する可変表示装置70が設けられている。それぞれのリール6L、6C、6Rは、各々に対応して設けられたステッピングモータからなるリール駆動モータ7L、7C、7Rによりそれぞれ独立して回転、停止するように構成されており、各リール6L、6C、6Rが回転することにより、各表示窓5L、5C、5R内において前記各種シンボルが連続的に変化しつつ表示されるようになっている。
【0034】
各リール6L、6C、6R内には、各リールの基準位置を検出するリール位置検出センサ8L、8C、8Rが設けられており、このリール位置検出センサ8L、8C、8Rにより所定のシンボルの停止位置を導出出来るようになっているとともに、各リール6L、6C、6Rにおける特定の表示領域(上、中、下段の表示領域)を裏面から個別に照射可能な複数の照射ランプ100〜102が、それぞれ上、中、下段に設けられており、主にバックライトとして機能している。
【0035】
可変表示装置70の下方には、コイン投入口18より投入されたコインを貯留するコイン貯留タンク37が、本体部2aを構成する下板上面に固設された案内レール80を介して前方に引き出し可能に配設されている。コイン貯留タンク37の下方部分にはコイン払出モータ38が設けられており、このコイン払出モータ38が回転することによりコイン貯留タンク37内のコインがコイン排出口40から排出される。排出されたコインは、コイン排出口40の近傍に設けられる払出しコインセンサ39により検出された後、後述する返却コイン流路95を介してコイン払出口29よりコイン貯留皿30まで払い出される。なお、コイン払出モータ38は、払出しコインセンサ39により所定枚数の払出コインが検出された時点で停止するように制御されている。
【0036】
コイン貯留タンク37の側部には、前面に入賞確率を変更可能とする確率設定スイッチ44、電源スイッチ81、ビッグボーナスの終了時や遊技中にエラーが生じた場合等において再びゲームを続行可能な状態にリセットするためのリセットスイッチ82等が配設された電源ユニット83が配設されている。確率設定スイッチ44は、遊技場の管理者等が所持する特定のキーを電源ユニット83の前面上部に設けられたキー差込口84に挿入して所定のキー操作を行なうことで操作可能となるように構成されている。なお、45は本実施例におけるスロットマシンの遊技制御を行う制御部であり、マイクロコンピュータ等を含む。
【0037】
図3には、前面パネル2bの裏面構造図が示されており、この前面パネル2bの裏面略中央部には、コイン投入口18から投入されたコインをコイン貯留タンク37に導く投入コインセレクタ35が固設されている。この投入コインセレクタ35の上流側には、不正コイン排出部94が設けられており、大きさや厚みが適正コインと異なる不正コインは、投入コインセレクタ35の下方に設けられる返却コイン流路95の上部投入口に排出され、コイン払出口29を介してコイン貯留皿30に返却されるようになっている。
【0038】
不正コイン排出部94の下流側には、流下するコイン流路を選択的に切り替え可能とする流路切替ソレノイド33が設けられている。通常時において流路切替ソレノイド33は励磁されており、流下するコインは流路を切り替えられることなく流下し、下流側に設けられた投入コインセンサ36により検出された後、コイン貯留タンク37内に貯留されるようになっている。そして例えばクレジット数が50に達している場合において、コイン投入口18よりコインが投入されたり、遊技者にコインが払出される場合、流路切替ソレノイド33の励磁が解除されて流路が切替わり、コインは返却流路を経て返却コイン流路95に導かれるようになっている。
【0039】
また、前述したように、前面パネル2bにおける上部左右側にそれぞれ設けられる放音部78a、78bの裏面側には、音響出力装置としての高音用のスピーカ110、111が固設されているとともに、前面パネル2bにおける下部所定箇所に形成された放音部79の裏面側には、音響出力装置としての低音用のスピーカ28がネジにより固定されており、例えばコインのコイン投入口18への投入、スタートレバー12の操作、停止ボタン9L、9C、9Rの操作等、遊技中において各種動作がなされた場合や、特定のシンボルの組み合わせが有効化された有効ライン上に揃って表示され、所定内容の入賞条件が成立した場合、あるいはBBやRBが実行されている場合等の各種遊技状態において、該遊技状態に対応する所定の遊技効果音等が各スピーカ28、110、111から出力されるようになっている。
【0040】
図4は、スロットマシン1に用いられている制御回路を示すブロック図である。制御回路は、制御中枢としての制御部45を含み、制御部45は、以下に述べるようなスロットマシン1の動作を制御する機能を有している。制御部45は、例えば数チップのLSIで構成されており、その中には、制御動作を所定の手順で実行することのできるCPU46と、CPU46の動作プログラムを格納するROM47と、必要なデータの書込みおよび読出しができるRAM48とが含まれている。さらに、CPU46と外部回路との信号の整合性をとるためのI/Oポート49と、電源投入時等にCPU46にリセットパルスを与える初期リセット回路51と、CPU46にクロック信号を与えるクロック発生回路52と、クロック発生回路52からのクロック信号を分周して割込パルスを定期的にCPU46に与えるパルス分周回路(割込パルス発生回路)53と、CPU46からのアドレスデータをデコードするアドレスデコード回路54と、ゲームの開始と同時に所定内容の入賞を事前決定するため等に用いられる乱数を発生させる乱数発生回路103、及び発生された乱数値をサンプリングする乱数値サンプリング回路104と、を含む。
【0041】
CPU46はパルス分周回路53から定期的に与えられる割込パルスに従って、割込制御ルーチンの動作を実行することが可能となる。また、アドレスデコード回路54はCPU46からのアドレスデータをデコードし、ROM47、RAM48、I/Oポート49、サウンドジェネレータ50にそれぞれチップセレクト信号を与える。
【0042】
この実施形態では、ROM47は、その内容の書替え、すなわち、必要が生じた場合にはその中に格納されたCPU46のためのプログラムを変更することができるように、プログラマブルROM47が用いられている。そして、CPU46は、ROM47内に格納されたプログラムに従って、かつ、各種装置からの制御信号の入力に応答するとともに、各種装置に対して制御信号を与える。
【0043】
I/Oポート49には、スイッチ・センサ回路55を介して、コイン投入口18から投入されたコインを検出する投入コインセンサ36と、コイン払出モータ38より払出された払出コインを検出する払出コインセンサ39と、スタートレバー12の押圧操作を検出するスタートスイッチ13と、精算ボタン73の操作を検出する精算スイッチ76と、施錠装置3のキー操作を検出するリセットスイッチ4と、クレジット操作ボタン14の操作を検出するクレジットスイッチ15と、キー差込口84における所定のキー操作を検出するキースイッチ43と、このキースイッチ43により入力受付が可能となる確率設定スイッチ44、電源スイッチ81、リセットスイッチ82と、停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作を検出するストップスイッチ10L、10C、10Rと、コイン貯留タンク37内のコイン量を検出する満タンセンサ42と、リール6L、6C、6Rの位置を検出するリール位置センサ8L、8C、8Rと、が接続されている。
【0044】
また、I/Oポート49には、モータ回路56を介してリール駆動モータ7L、7C、7Rが接続され、また、モータ回路57を介してコイン払出モータ38が接続され、また、ソレノイド回路58を介して流路切替ソレノイド33が接続されているとともに、LED回路59を介して、ゲーム回数表示器25、クレジット表示器26、払出数表示器27がそれぞれ接続されている。また、ランプ回路60を介して、遊技効果ランプ24、投入指示ランプ19、有効ライン表示ランプ21、22、23、操作有効ランプ11L、11C、11R、ゲームオーバランプ20、スタートランプ72、表示ランプ105、照射ランプ100〜102がそれぞれ接続されている。
【0045】
また、アドレスデコード回路54には、サウンドジェネレータ50、及びアンプ61を介して、スピーカ28、110、111がそれぞれ接続されている。なお、前述した各種機器や制御回路には電源回路62から所定の電流が供給される。また、RAM48にはバックアップ電源63から記憶保持のための電流が供給されるように構成されており、停電時により電源回路62からの電流の供給が行なわれなくなっても、確率設定値や遊技状態を所定期間記憶しておくことが出来るように構成されている。
【0046】
また、本実施例におけるCPU46には、通信ケーブル93を介してホール内に設置される管理コンピュータ91とのデータ通信を行うための通信部92が接続されており、異常信号や適宜遊技情報等を管理コンピュータ91に送信出来るようになっている。
【0047】
図5には、前述した各リール6L(左リール)、リール6C(中リール)、リール6R(右リール)の外周に描かれた識別情報としてのシンボルを示す展開図が示されている。図中左側に示した数字はシンボル番号であり、「1」〜「21」の各シンボル番号に対応した「黒7」、「白7」、「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「プラム(以下JACと称す)」などのシンボルを含む21個のシンボルが描かれている。
【0048】
本実施例におけるスロットマシン1にあっては、可変表示装置70の停止時において、賭数に応じて有効化されたいずれかの有効ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に例えば「BAR−BAR−BAR」のシンボルが揃えば、前述したRB(レギュラーボーナス)に入賞したことになり、コインが15枚払出されるとともに、遊技状態が遊技者に有利な特別遊技状態の一部であるレギュラーボーナスとなり、最大12回のボーナスゲームが提供される。このボーナスゲームは、最大12回のボーナスゲームが終了するまで継続するが、ボーナスゲームが12回に達する前にJac入賞(「Jacシンボル(プラム)」のぞろめが停止表示されること)が8回発生した場合には、その回のボーナスゲームで終了する。したがって、遊技者はボーナスゲーム中に最大8回入賞の機会を得ることが出来る。
【0049】
一方、有効化された有効ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に、例えば「黒7−黒7−黒7」または「白7−白7−白7」が揃えば、前述したBB(ビッグボーナス)に入賞したことになり、コインが15枚払出されるとともに、遊技状態が遊技者に有利な特別遊技状態の一部であるビッグボーナスとなる。ビッグボーナスでは、例えば最大30回の小役ゲームか、もしくは、この30回の小役ゲームが消化されるまでの間に有効ライン上に「Jacシンボル(プラム)」のぞろめが出揃えば最大12回のボーナスゲームが最大3回提供されることになる。
【0050】
また、遊技状態がビッグボーナスまたはレギュラーボーナス以外の通常の遊技状態(通常ゲーム)である場合においては、同種のシンボルが有効化された1つの有効ライン上に揃って所定の賞が成立した場合には、そのシンボルの種類に応じて予め定められた所定枚数のコインが遊技者に付与される。なお、各リール6L、6C、6Rに描かれた「チェリー」のシンボルは単シンボルと呼ばれるマークであり、この単シンボルが有効な1本の有効ライン上で停止表示された場合には2枚のコインが遊技者に付与される。なお、賭数に応じて有効化された有効ラインが複数本存在する場合において、前述したようにコインが払出されるシンボルの組合せが複数本の有効ライン上において同時に成立した場合には、各有効ライン上のシンボルの組合せによって付与されるコイン枚数の合計枚数に相当するコインが付与されるのが原則である。しかし、1ゲームにおいて遊技者に付与されるコインの上限が15枚と定められているために、15枚を越える場合にはその16枚目以降のコインが無効となる。
【0051】
本実施例においては、通常遊技状態時において黒7、白7、BAR、チェリー、ベル、スイカまたはプラム等が入賞の対象となっており、そのうち黒7、または白7のシンボル、及びBARのシンボルのみが遊技者にとって利益の大きな賞である大当たり(BB、RB)の対象となる特別シンボルとされて、その他チェリー、ベル、スイカまたはプラム(再遊技)は遊技者にとって利益の小さな賞である小役の対象となるシンボルとされている。なお、特にスイカのシンボルは、後述する演出予告の対象となるシンボルとして設定されている。
【0052】
このような各賞の対象となるシンボルの組み合わせ、及び該シンボルの組み合わせに対応する払出しコイン枚数、及び入賞の発生確率等は、通常ゲーム時、及びBB時、RB時に対応してそれぞれ図6に示されるように予め定められており、これらは入賞の発生確率テーブル(図示略)としてROM47に登録されている。
【0053】
ここで、本実施例における制御部45が、ゲームの実行に伴い実行する各種制御内容を、図7のフローチャートに基づいて以下説明していく。
【0054】
まずSa1においては、ゲームスタートに備えるための初期処理を実行する。具体的には、投入指示ランプ19を点灯させ、コインやクレジットを受付け可能な状態で待機する。特に電源の立ち上げ時等においては、前述した各種装置の接続、及び作動状況を確認し、例えば確率設定スイッチ44の設定状況に基づく入賞確率の設定や、リール6L、6C、6Rの初期位置の設定等の種々の設定を実行した後、投入指示ランプ19を点灯させ、コインやクレジットを受付け可能な状態で待機する。
【0055】
Sa2においては、コイン投入口18からコインが投入されたり、クレジット操作ボタン16a、16bの操作がなされた時点でBET処理を実行する。具体的には、投入されたコイン枚数、またはクレジット操作ボタン16a、16bの押圧操作によるクレジット数に応じて所定の有効ライン表示ランプ21、22、23を順次点灯させ、1枚以上のコインが投入された時点、またはクレジット操作ボタン16a、16bの押圧操作により1以上のクレジットが使用された時点でスタートランプ72を点灯させ、スタートレバー12の押圧操作を可能とし、ゲームスタート可能な状態として待機する。
【0056】
なお、スタートレバー12の押圧操作がなされるまでの間において、全ての有効ライン表示ランプ21、22、23が点灯された状態からさらにコイン投入があった場合には、投入されたコイン枚数分に相当する有価価値をクレジットとして図示しない記憶部に記憶し、これをクレジット表示器26にて表示する。
【0057】
Sa3においては、スタートレバー12の押圧操作によるゲームスタートに伴い、前述したいずれかの賞(BB、RB、その他遊技者にとって利益の小さな賞である小役)の入賞を許容するか否かの入賞の抽選を実行する。この入賞の抽選とは、全てのリール6L、6C、6Rが停止される前の段階において、いずれかの賞への入賞を許容するか否かを決定するために実行されるものである。すなわち、この抽選により当選したいずれかの賞に該当する当選フラグが設定された場合に限り入賞することが許容されるのである。すなわち、制御部45はいずれかの賞に入賞することを許容するか否かを決定する事前決定手段としての機能を有している。
【0058】
これら各賞の抽選は、乱数発生回路103から発生される循環した乱数列から、乱数値サンプリング回路104にて一定間隔で乱数値をサンプリングするとともに、得られたサンプリング値をROMに予め書き込まれている所定のデータ(入賞発生確率テーブル(図示略))と比較することで、当選か否か、及び当選した場合はその賞の種類を判定し、当選した賞に該当する当選フラグの設定を行う。この図示しない入賞発生確率テーブルには、各賞の入賞確率が、各ゲームにおける賭数及び遊技状態(通常ゲーム、もしくはBB、RB)別に対応してそれぞれ設定されている。
【0059】
さらに本実施例においては、この入賞の抽選とともに、後述する演出の実行の成立条件となる演出予告を実行するか否かの抽選を実行する。ここで、この「演出」とは、上記入賞の抽選によりBBに該当する当選フラグが設定された可能性があることを遊技者に対して報知するために実行される態様であり、詳細は後述するが、本実施例においては各停止ボタン9L、9C、9Rによる停止操作に伴い実行される。そして「演出予告」とは、上記演出の実行の成立条件となる態様であり、詳細は後述するが、本実施例においては、図8に示されるように「スイカ−スイカ−スイカ」シンボルの組み合わせが有効化されたいずれかの有効ライン上に揃って表示されることとされており、この「スイカ−スイカ−スイカ」シンボルの組み合わせが有効化されたいずれかの有効ライン上に揃って表示された場合にのみ、その次のゲーム以降で演出が実行し得るようになっている。
【0060】
すなわち、上記演出予告の抽選とは、「スイカ−スイカ−スイカ」シンボルの組み合わせを有効化されたいずれかの有効ライン上に揃って表示することを許容するか否かを決定するための抽選である。この演出予告の抽選は入賞の抽選と別々に実行されるが、その抽選方法は入賞の抽選と同様で、乱数発生回路103から発生される循環した乱数列から、乱数値サンプリング回路104にて一定間隔で乱数値をサンプリングするとともに、得られたサンプリング値をROMに予め書き込まれている図示しない所定のデータ(演出予告発生確率テーブル)と比較することで、演出予告を当選するか否かを判定し、当選した場合は演出予告当選フラグの設定を行う。
【0061】
Sa4においては、スタートレバー12の押圧操作に伴い各リール6L、6C、6Rを回転させてゲームをスタートする。リール6L、6C、6R回転中の初期位置やエラーチェックは、所定時間毎のタイマ割り込みで随時確認される。このスタートレバー12の押圧操作に伴いスタートランプ72を消灯するとともに、全てのリール6L、6C、6Rが回転した時点で停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作を有効とし、操作有効ランプ11L、11C、11Rを点灯する。
【0062】
Sa5においては、遊技者による停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作に基づいて、押圧操作のあった停止ボタン9L、9C、9Rに対応する操作有効ランプ11L、11C、11Rを消灯するとともに、対応するリール6L、6C、6Rの回転停止制御を実行する。
【0063】
具体的には、前述した入賞の抽選によりいずれかの賞に該当する当選フラグが設定された場合に限り、その賞に該当するシンボルの組み合わせが所定の有効ライン上に揃うように停止制御し、また、いずれの賞に該当する当選フラグが設定されていない場合は、遊技者が目押しを行うことにより各賞に該当するシンボルの組み合わせの1つ手前のシンボルの組み合わせであるリーチ態様(3つのリールのうち2つのリールが停止され、1つのリールが回転中である状態に成立)が成立することはあっても、最終的には前記賞に該当するシンボルの組み合わせが有効化された有効ライン上に揃わないように停止制御する。すなわち、抽選によりいずれかの賞に当選しない限り上記各賞に入賞することはなく、また、これにより繰り返し行われるゲーム中において各賞が平均的に発生することになる。
【0064】
さらに詳しくは、抽選により当選された所定の賞に該当する当選フラグが設定された場合においては、まず、遊技者により停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作がなされた時点から、当選した賞に該当するシンボルの組み合わせの少なくとも一部を構成するシンボルが特定位置に表示されるまでのズレが所定範囲内であることを条件に、そのシンボルを特定位置に引き込んで停止させる引き込み制御を実行することがある。これにより、停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作がなされた時点で、入賞に該当するシンボルが、入賞に必要な位置から予め設定された所定の引き込み可能範囲内(例えばリールの回転方向を基準にして、入賞に必要な位置から4つ手前に位置するシンボルまでの範囲領域)に位置していれば、シンボルが自動的に特定位置に引き込まれていくことになるので、遊技者はシンボルを揃えやすくなることになる。なお、このような引き込み可能範囲は任意であり、種々に設定変更可能である。
【0065】
また、所定のゲームにおいて抽選により前述したいずれかの賞に該当する当選フラグが設定され、かつ、全ての停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作がなされた時点で、当選した賞の対象シンボルが前記引き込み可能範囲に位置する場合において、前記シンボルを引き込んで表示するか否かの抽選を実行し、これを引き込んで表示すると判定した場合において、遊技者がタイミング良く停止操作することが出来れば前記シンボルを表示し、逆に、前記シンボルを引き込んで表示しないと判定した場合においては、たとえ遊技者がタイミング良く停止操作することが出来ても、前記シンボルを引き込んで表示しないようにリール停止制御を行う。
【0066】
さらにこのようなリール停止制御とともに、停止ボタン9L、9C、9Rの押圧操作に伴い、遊技効果音としての停止音をスピーカ110、111を介して出力する制御等を実行する。
【0067】
Sa6においては、Sa5において全てのリール6L、6C、6Rの回転が停止されたと判定した時点で、可変表示部71に表示された表示内容と、Sa3において当選し、設定された当選フラグの内容とを照合して入賞内容の判定を実行するとともに、特にいずれかの賞に入賞したと判定した場合にあっては、入賞内容に対応した各種設定を実行する。この設定内容としては、例えば入賞内容に対応する払出しコイン枚数、遊技状態、再遊技等の設定がある。
【0068】
Sa7においては、Sa6において判定された入賞内容に対応して設定された設定内容に基づく処理を実行する。具体的には、設定された払出しコイン枚数分のコインの払出し処理や、遊技状態の変更(通常遊技状態から特別遊技状態へ、または特別遊技状態から通常遊技状態への変更)処理や、そのゲームにおける賭数と同等の賭数のBET処理(再遊技の設定処理)等を実行する。
【0069】
そしてこのStepにおいて、入賞の有無に関わらず、BBやRB以外のいずれかの賞(チェリー、ベル、スイカまたはプラム(再遊技))に該当する当選フラグが設定されている場合はこれをクリアしてゲームを終了する。なお、このように設定されているいずれかの賞に該当する当選フラグは、1回のゲームの終了とともに解除されるようにしたり、当選した賞に入賞するまで継続するように設定することが可能であり、例えば、BBやRBに該当する当選フラグが設定された場合にあっては、入賞するまで当選フラグは継続されるようにし、また、前述した小役に該当する当選フラグが設定された場合にあっては、その当選フラグが複数ゲームにおいて継続することもあれば、1ゲームにおいて解除されるように設定することが可能である。また、BB、RB以外の小役や再遊技にあっては、抽選により同時に2種の当選フラグが設定されることがないものとされている。なお、本実施例においては、設定されたBBやRBに該当する当選フラグは入賞するまで継続されるようになっている。
【0070】
次に、前述したSa3における抽選処理の詳細な制御内容を、図9のフローチャートに基づいて説明する。
【0071】
まずSb1において、スタートレバー12の操作がなされたか否かを判定し、操作がなされたと判定した場合のみSb2に進み、入賞決定用の乱数値の抽出を実行するとともに、Sb3において、抽出されたサンプリング値を、前記入賞発生確率テーブル(図示略)と比較照合する。
【0072】
そしてSb4においていずれかの賞に当選したか否かの判定を実行し、いずれかの賞に当選した場合においてはSb5に進み、当選した賞に該当する当選フラグを設定した後にSb6に進む。また、Sb4においていずれの賞にも当選しなかった場合にはそのままSb6に進む。
【0073】
次にSb6においては、後述するようにBBに該当する当選フラグが設定された場合にのみ点灯し得る表示ランプ105が既に点灯しているか否かを判定し、点灯していないと判定した場合はSb7に進み、さらに演出当選フラグが設定されているか否かを判定し、設定されていないと判定した場合はSb8に進み、演出予告用の乱数値の抽出を実行してSb9に進む。Sb9においては、抽出されたサンプリング値を図示しない演出発生確率テーブルと比較照合する。そしてSb10において、演出予告が当選したと判定した場合はSb11に進み、演出予告当選フラグを設定して処理を終了する。
【0074】
なお、Sb6において表示ランプ105が既に点灯していると判定した場合、Sb7において演出当選フラグが既に設定されていると判定した場合、及びSb10において演出予告が当選しなかった場合はそのまま処理を終了する。すなわち、既にBBに該当する当選フラグが設定されている旨が表示ランプ105の点灯により遊技者に対して告知されている場合や、演出実行のための演出設定フラグが既に設定されている場合は、演出予告の抽選は実行しないのである。
【0075】
また、本実施例においては、演出予告は、先の入賞の抽選によりBBに該当する当選フラグが設定された場合、入賞の抽選によりBBに該当する当選フラグが設定されなかった場合よりも高確率で抽選により当選するように設定されている。すなわち、BBに該当する当選フラグが設定された場合においては演出予告が発生し易くなるのである。また、逆に言えば、入賞の抽選によりBBに該当する当選フラグが設定されなかった場合においても、低確率ではあるが演出予告は実行されることがある。
【0076】
そして、このように演出予告の当選フラグが設定された場合、前述した「スイカ−スイカ−スイカ」シンボルの組み合わせが有効化されたいずれかの有効ライン上に揃いやすくなるようなリール停止制御がなされることになる。
【0077】
以下、遊技者による停止ボタン9L、9C、9Rの停止操作により「スイカ−スイカ−スイカ」シンボルの組み合わせが表示された場合における主に演出処理に基づいた入賞判定処理及び払出し処理の制御内容を、図10、図11のフローチャートに基づいて説明する。
【0078】
まずSc1において、いずれかの賞の入賞があるか否かが判定され、入賞があると判定した場合はSc2に進み、その入賞内容の判別が実行される。そして入賞内容がスイカであると判定した場合はSc3に進み、演出当選フラグの設定が実行される。すなわち、このスイカ入賞により演出の実行の条件が満たされ、次のゲーム以降に後述する演出が実行し得ることになる。なお、Sc2における入賞内容の判別により入賞内容がスイカでないと判定した場合はSc4に進み、前述したように入賞内容に対応した各種設定がなされる。
【0079】
次に払出し処理の制御内容を説明すると、まずSd1において、入賞による払出しがあるか否かを判定し、入賞による払出しがないと判定した場合はSd2に進み、演出当選フラグが設定されているか否かの判定を実行する。また、Sd1において入賞による払出しがあると判定した場合はSd4に進み、コインの払い出し処理を実行するとともに、この処理が終了した時点でSd2に進むことになる。
【0080】
Sd2において、演出当選フラグが設定されているか否かを判定し、設定されていると判定した場合はSd3に進み、さらに設定された演出当選フラグは今回のゲームで設定されたものか否かを判定し、今回のゲームにおいて設定されたものであると判定した場合においてのみそのまま処理を終了する。また、Sd3において演出当選フラグは今回のゲームで設定されたものではないと判定した場合、Sd2において演出当選フラグが設定されていないと判定した場合、及びSd3において設定された演出当選フラグは今回のゲームで設定されたものではないと判定した場合においてはSd5に進み、BBに該当する当選フラグ以外の当選フラグをクリアしてから処理を終了する。
【0081】
このように本実施例においては、スイカに入賞した場合に限り演出当選フラグが設定され、以下に示すような演出が実行し得ることになる。但し言うまでもなく、演出予告の抽選により演出予告の当選フラグが設定された場合にあっても、そのゲームにおいて遊技者が上手く「スイカ−スイカ−スイカ」シンボルの組み合わせを表示出来ない場合は演出当選フラグが設定されることはなく、すなわち、演出の実行の成立条件が満たされないことになる。
【0082】
次に、演出処理の詳細な制御内容を、図12のフローチャートに基づいて説明する。
【0083】
本実施例における演出は、図14に示されるように、各リール6L、6C、6Rの停止時において、表示窓5L、5C、5Rにおける上、中、下段の各表示領域が照射ランプ100〜102により点滅表示することにより実行され、最終的に照射ランプ100〜102により点滅された表示領域に特別シンボル(黒7、白7)が表示されていれば当り演出とし、他のシンボルである場合は外れ演出として実行される。また、これら演出は各リール6L、6C、6Rの停止操作時においてそれぞれ発生し得るものとして以下説明する。
【0084】
まずSe1において演出当選フラグが設定されているか否かを判定し、設定されていると判定した場合のみSe2に進み、表示ランプ105が点灯しているか否かが判定され、表示ランプ105が点灯していないと判定した場合のみさらにSe3に進み、停止操作のあった停止ボタン9L、9C、9Rに対応する表示窓5L、5C、5R内に特別シンボル(黒7または白7)が表示されているか否かが判定され、表示されていると判定した場合にのみSe4に進むことになる。また、Se1において演出当選フラグが設定されていないと判定した場合、Se2において表示ランプ105が点灯していると判定した場合、停止操作のあった停止ボタン9L、9C、9Rに対応する表示窓5L、5C、5R内に特別シンボル(黒7または白7)が表示されていないと判定した場合においてはそれぞれSe9に進み、停止ボタン9L、9C、9Rの停止操作に伴い通常の停止音1を出力した後に処理を終了する。
【0085】
Se4においては、停止ボタン9L、9C、9Rの停止操作に伴い、通常の停止音とは異なる停止音2を出力し、演出を実行することを遊技者に対して報知する。そしてSe5において当り演出、外れ演出のいずれを実行するかの抽選を実行する。この抽選は、前述の入賞や演出予告の抽選等と同様の方法にて実行されるものであり、図13に示されるようにBBに該当する当選フラグが設定されている場合においては、各停止ボタン9L、9C、9Rの停止操作に応じてそれぞれ当り演出及び外れ演出がそれぞれ1/2の確率で当選するように設定されている。
【0086】
そして当り演出を実行すると判定した場合はSe6に進み、特別シンボルが表示された表示領域を照射ランプ100〜102により点滅表示するとともに(図14(b)参照)、Se7においてBBに該当する当選フラグが設定されている旨を示す効果音を出力するとともに遊技効果ランプ24を点灯し、さらにSe8において、BBに該当する当選フラグが設定されている旨を遊技者に告知するための表示ランプ105を点灯して処理を終了する。
【0087】
また、Se5において、当り演出を実行しないと判定した場合はSe10に進み、特別シンボル以外のシンボルの表示された表示領域を照射ランプ100〜102により点滅表示し(図14(a)参照)、処理を終了する。
【0088】
このような処理手順に基づく演出の一例を図14に基づいて簡単に説明する。まず図14(a)は、例えば全てのリール6L、6C、6Rが回転している状態から、遊技者による左側の停止ボタン9L(図示略)操作に伴い表示窓5Lにおける上、中、下段に「白7、ベル、プラム」シンボルが停止され、前述した抽選により外れ演出が実行された状態が示されている。図14(b)は、図14(a)の状態から、遊技者による中央の停止ボタン9C(図示略)操作に伴い表示窓5Cにおける上、中、下段に「プラム、黒7、ベル」シンボルが停止され、前述した抽選により当り演出が実行された状態が示されている。この状態において表示ランプ105が点灯され、BBに該当する当選フラグが設定されている旨が遊技者に対して告知される。そして図14(c)は、図14(b)の状態から、遊技者による右側の停止ボタン9R(図示略)操作に伴い表示窓5Rにおける上、中、下段に「ベル、スイカ、チェリー」シンボルが停止された状態が示されている。ここでは、中央の停止ボタン9Cの停止操作により表示ランプ105が既に点灯され、遊技者に対してBBに該当する当選フラグが設定されている旨が告知されるていることから、演出は実行されないことになる。また、仮に中央の停止ボタン9Cの停止操作により表示ランプ105が既に点灯されていなくても、上、中、下段いずれにも特別シンボルである「白7、黒7」のいずれも表示されていないことから、演出は実行されないのである。
【0089】
このように照射ランプ100〜102による演出は、まず、それ以前のゲームにおいて「スイカ−スイカ−スイカ」シンボルの組み合わせが表示され、演出当選フラグが設定されない限りは実行されることがなく、また、演出当選フラグが設定されている場合にあっても、遊技者による停止ボタンの停止操作により、表示領域内に特別シンボルを引き込まない限り実行されることはないのである。また、本実施例においては、停止ボタン9L、9C、9Rの停止操作時において当たり演出が実行され表示ランプ105が点灯されてしまった時点で回転中のリールが存在する場合、その停止操作がなされても演出の抽選が実行されることはないが、本発明にあっては、当り演出が続けて実行されるようにすることも可能である。
【0090】
また、演出予告としての「スイカ−スイカ−スイカ」シンボルの組み合わせが表示された後において、全ての停止ボタン9L、9C、9Rの停止操作時において特別シンボルを上手く引き込めなかった場合や、引き込んで表示出来たにも関わらず全て外れ演出が実行されてしまった場合は、設定された演出当選フラグはそのゲームにおいて一旦クリアされ、次ゲーム以降において再度演出予告の抽選が実行されることになる。
【0091】
以上説明してきたように、本実施例におけるスロットマシン1にあっては、遊技者にとって有利な特別遊技状態としてのBB(RB)への移行条件が成立する可能性があることを報知すべく演出が、予め定められたシンボルの組み合わせ(スイカ−スイカ−スイカ)が表示されたゲームの次のゲーム以降において行われることで、遊技者は前記演出を見逃すことなく楽しめるため、遊技の興趣が向上するとともに、前記特別遊技状態の移行条件が成立する可能性があることを遊技者に対して確実に、かつ効果的にアピール出来る。
【0092】
なお、本実施例における演出は、照射ランプ100〜102により特別シンボルの表示領域を点滅されることによりなされているが、このような演出方法はこれに限定されるものではなく、例えば音声や効果音等の出力により行うこと等、種々に変形可能である。また、演出の実行時期は、前述のように予め定められたシンボルの組み合わせ(スイカ−スイカ−スイカ)が表示されたゲームの次のゲーム以降において行われればよく、上記実施例のような停止ボタン)9L、9C、9Rによる停止操作時以外であってもよい。さらに、このような演出当選フラグを次ゲーム以降まで継続可能としてもよい。
【0093】
このように本実施例におけるスロットマシン1にあっては、所定のゲームにおいて、有効化されたいずれかの有効ライン上に、予め定められたシンボルの組み合わせ(スイカ−スイカ−スイカ)が表示されたことを条件に、次のゲーム以降のゲームにおいて、入賞の抽選により予め定められた特別シンボルの組み合わせ(黒7−黒7−黒7、または白7−白7−白7)を表示することを許容することが決定されているか否かを報知する演出を行う制御が可能である。よって、遊技者にとって有利な特別遊技状態であるBB(RB)への移行条件が成立する可能性があることを報知すべく演出が、前記予め定められたシンボルの組み合わせ(スイカ−スイカ−スイカ)が表示されたゲームの次のゲーム以降において行われるので、遊技者は前記演出を見逃すことなく楽しめるため、遊技の興趣が向上するとともに、BB(RB)への移行条件が成立する可能性があることを遊技者に対して確実に、かつ効果的にアピール出来る。
【0094】
また、本実施例では、前述したような演出を各停止ボタン9L、9C、9Rの停止操作に応じてそれぞれ実行出来るようになっているので、1ゲーム内に演出が複数回実行されることがあるとともに、各演出の終了時において演出結果が逐次表示ランプ105の点灯により導出されるようになっているため、それぞれの演出の興趣が効果的に高まる。なお、本発明にあっては、演出の態様は上記のような態様に限定されるものではなく、これ以外の態様による演出であってもよい。
【0095】
また、入賞の抽選によりBBに該当する当選フラグが設定され、かつ、この当選フラグが設定されたことを示す態様の演出(図14(b)参照)が実行された場合、この演出の終了後において表示ランプ105が点灯され、さらにこの点灯が入賞するまで継続されるため、前記BBに該当する当選フラグが設定されたことを遊技者に対して確実に告知することが出来る。なお、このような告知手段は表示ランプ105の点灯によるものに限らず、例えば「大当たり!!」等の音声や所定の効果音等によるものであってもよい。
【0096】
また、BBに該当する当選フラグが設定され、かつ、所定のゲームにおいて(スイカ−スイカ−スイカ)が表示されても、BBに該当する当選フラグが設定されていないことを示す態様の演出、すなわち外れ演出(図14(a))を実行することがあるが、このような演出が実行された場合にあってもその後のゲームにおいてもBBに入賞することがあるため、遊技の興趣が向上する。
【0097】
また、BBに該当する当選フラグが設定されていない場合にあっても、所定のゲームにおいて予め定められたシンボルの組み合わせ(スイカ−スイカ−スイカ)を表示することがあり、これにより演出の実行の機会が適度に増加するため、遊技の興趣が向上する。
【0098】
また、BBに該当する当選フラグが設定されている場合でも、演出予告も抽選により決定されるものであり、必ずしも予め定められたシンボルの組み合わせ(スイカ−スイカ−スイカ)を表示するとは限らないので、予め定められたシンボルの組み合わせ(スイカ−スイカ−スイカ)が表示されず、かつ、演出が実行されなくてもBBに入賞することがあるため、遊技の興趣が向上する。
【0099】
また、BBに該当する当選フラグが設定されている場合において、少なくともBBに該当する当選フラグが設定されていない場合よりも高確率で予め定められたシンボルの組み合わせ(スイカ−スイカ−スイカ)を表示するように設定されているので、演出が実行されると高確率でBBが入賞することになり、遊技者のBB成立の期待度が効果的に高まるため、演出効果が向上する。
【0100】
なお、本実施例においては、停止表示された特別シンボルである「黒7」または「白7」の表示領域が照射ランプ100〜102により演出されることで、大当たりであるBBの入賞を許容することが決定されている旨が遊技者に告知されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばBB以外の大当たりであるRBの入賞を許容することが決定されている旨が、前述と同様の演出(この場合、本実施例では例えばBARシンボルを演出することが好ましい)により報知されるようになっていてもよい。
【0101】
また、本実施例においては、演出の成立条件である表示態様を構成するシンボルが「スイカ」シンボルとなっていたが、これに限定されるものではなく、スイカシンボル以外のシンボルであってもよい。また、このスイカシンボルの組み合わせが揃って表示されることによる入賞により、所定枚数のコインの払出し等、遊技価値の付与がなされるようになっていてもよい。
【0102】
さらに本発明にあっては、大当たりであるBBの入賞を許容することが決定されている旨が、演出後において表示ランプ105の点灯により告知されるようになっているが、例えば前述した図14(b)の状態、すなわち、特別シンボルを最終的に演出することでのみ、遊技者に報知するだけでもよい。
【0103】
また、本実施例においては、既に表示ランプ105が点灯されている場合、すなわち、BBに該当する当選フラグが設定されている旨を遊技者に対して告知している場合において演出を実行しないようになっているため、無意味な演出が実行されることによる遊技者の遊技意欲の低下を回避できる。
【0104】
さらに本実施例においては、通常時においてバックライトとして使用される照射ランプ100〜102によりBBに該当する当選フラグが設定されている旨の報知の演出を実行するようになっているが、この照射ランプ100〜102とは別の照射ランプにより演出を実行できるようにしてもよいし、さらに演出方法はこのような照射ランプ100〜102等による点灯演出に限定されるものではなく、特別シンボルを演出し得る方法であれば、例えば点灯以外の装飾装置による装飾等により行ってもよい。
【0105】
前記各実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0106】
本発明の請求項1は、複数種のシンボルを可変表示可能な可変表示領域(可変表示部71)を有する可変表示手段(可変表示装置70)と、
前記可変表示領域が停止表示される前の段階において、所定の表示態様を表示することを許容するか否かを決定する事前決定手段(制御部45)と、
該事前決定手段の決定結果に基づいて前記可変表示手段を制御する表示制御手段(制御部45)と、
を備え、
前記可変表示手段の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了するとともに、前記事前決定手段により予め定められた特別の表示態様を表示することを許容することが決定された場合において、前記特別の表示態様が表示されたことを条件に、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行可能なスロットマシン(1)であって、
前記特別の表示態様とは異なる表示態様であり、前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されていない場合(ボーナスが当選していない場合)及び前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されている場合(ボーナスが当選している場合)のいずれの場合においても表示される可能性のある特定の表示態様(スイカの組み合わせ)を前記可変表示領域(可変表示部71)に表示させる表示制御手段(制御部45)と、
前記可変表示領域(可変表示部71)に前記特定の表示態様が表示されたことを条件に、該特定の表示態様が表示された次のゲームにおいて、前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されている可能性を示す可能性演出を実行する可能性演出実行手段を備える。
【0107】
本発明の請求項2は、前記特定の表示態様は、有価価値の付与を伴わない。
【0109】
本発明の請求項は、前記可変表示領域(可変表示部71)に表示されるシンボルを停止させることが可能な停止操作手段(停止ボタン9L、9C、9R)を備えるとともに、前記可能性演出実行手段は、前記可能性演出を、前記停止操作手段の停止操作がされたタイミングで実行する。
【0110】
本発明の請求項は、前記事前決定手段(制御部45)により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されたことを遊技者に対して確定的に告知する告知演出(表示ランプ105の点灯)を実行する告知演出実行手段を備えるとともに、前記告知演出実行手段は、前記可能性演出の終了後において前記告知演出(表示ランプ105の点灯)を実行する。
【0111】
本発明の請求項は、前記可変表示領域(可変表示部71)を複数備えるとともに、前記可変表示領域(可変表示部71)に表示されるシンボルを停止させることが可能な停止操作手段(停止ボタン9L、9C、9R)を備え、前記告知演出実行手段は、前記停止操作手段(停止ボタン9L、9C、9R)による各可変表示領域毎の停止操作がされたタイミングで実行される各可能性演出の終了時において前記告知演出(表示ランプ105の点灯)を実行する。
【0115】
本発明の請求項は、前記表示制御手段(制御部45)は、前記事前決定手段(制御部45)により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されている場合、少なくとも前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されていない場合よりも高確率で、前記可変表示領域(可変表示部71)に前記特定の表示態様を表示させる
【0116】
本発明の請求項は、前記可変表示手段(可変表示装置70)が、駆動手段(リール駆動モータ7L、7C、7R)により回転されるリール(6R、6C、6L)により構成されており、前記可能性演出実行手段は、前記可能性演出を、前記リールの外周に複数配設されたシンボルを裏面から照射するように設けたバックライト(照射ランプ100〜102)により実行するようになっている。
【0117】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0118】
例えば、遊技媒体としてコインが使用されていたが、遊技媒体はこのような小片媒体に限られるものではなく、球状のパチンコ玉等を使用してもよい。
【0119】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0120】
(a)請求項1項の発明によれば、遊技者にとって有利な特別遊技状態への移行条件が成立する可能性があることを報知すべく可能性演出が、特定の表示態様が表示されたゲームの次のゲームにおいて行われるので、遊技者は前記可能性演出を見逃すことなく楽しめるため、遊技の興趣が向上するとともに、前記特別遊技状態への移行条件が成立する可能性があることを遊技者に対して確実に、かつ効果的にアピール出来る。また、特定の表示態様が表示されることと可能性演出との関係が明確になるため、演出効果が高まる。
【0121】
(b)請求項2項の発明によれば、特定の表示態様が表示されたにも関わらずコインの払い出し等も何も起こらないことで、遊技者の関心を強く引き付けることが出来る。
【0123】
)請求項項の発明によれば、可能性演出が遊技者による操作がされたタイミングで実行されるので、遊技の興趣が効果的に向上する。
【0124】
)請求項項の発明によれば、前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されたことを、可能性演出のみでなく告知演出により遊技者に対して確実に告知することが出来る。
【0125】
)請求項項の発明によれば、1ゲーム内に可能性演出が複数実行されるとともに、各可能性演出の終了時において逐次演出結果が導出されることになるため、各可能性演出の興趣が効果的に高まる。
【0129】
)請求項項の発明によれば、可能性演出が実行されると高確率で特別遊技状態が成立することになり、遊技者の特別遊技状態成立の期待度が効果的に高まるため、演出効果が向上する。
【0130】
)請求項項の発明によれば、複雑な装置等を用いることなく、多様な可能性演出を容易に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されたスロットマシンを示す正面図である。
【図2】図1のスロットマシンの内部構造図である。
【図3】図1のスロットマシンの前面パネルの裏面図である。
【図4】本発明のスロットマシンの構成を示すブロック図である。
【図5】リールの外周に描かれたシンボルを示す展開図である。
【図6】入賞内容に対応する払出しコイン枚数を示す表図である。
【図7】ゲームにおける各種処理手順を示すフローチャート図である。
【図8】演出予告を示す表示態様を示す図である。
【図9】抽選の処理手順を示すフローチャート図である。
【図10】入賞判定処理手順を示すフローチャート図である。
【図11】払出し処理手順を示すフローチャート図である。
【図12】演出処理手順を示すフローチャート図である。
【図13】演出発生確率テーブルを示す表図である。
【図14】(a)〜(c)は、演出態様の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン
2 コイン
2a 本体部
2b 前面パネル
3 施錠装置
4 リセットスイッチ
5L 左表示窓
5C 中表示窓
5R 右表示窓
6L 左リール
6C 中リール
6R 右リール
7L、7C、7R リール駆動モータ
8L、8C、8R リール位置検出センサ
9L 左停止ボタン
9C 中停止ボタン
9R 右停止ボタン
10L 左ストップスイッチ
10C 中ストップスイッチ
10R 右ストップスイッチ
11L 左操作有効ランプ
11C 中操作有効ランプ
11R 右操作有効ランプ
12 スタートレバー
13 スタートスイッチ
14a クレジット操作ボタン
14b クレジット操作ボタン
15 クレジットスイッチ
16 ゲーム切替ボタン
17 ゲーム切替スイッチ
18 コイン投入口
19 投入指示ランプ
20 ゲームオーバランプ
21、22、23 有効ライン表示ランプ
24 遊技効果ランプ
25 ゲーム回数表示器
26 クレジット表示器
27 払出数表示器
28 スピーカ
29 コイン払出口
30 コイン貯留皿
33 流路切替ソレノイド
35 投入コインセレクタ
36 投入コインセンサ
37 コイン貯留タンク
38 コイン払出モータ
39 払出コインセンサ
42 満タンセンサ
43 キースイッチ
44 確率設定スイッチ
45 制御部
49 I/Oポート
50 サウンドジェネレータ
51 初期リセット回路
52 クロック発生回路
53 パルス分周回路
54 アドレスデコード回路
55 スイッチ・センサ回路
56、57 モータ回路
58 ソレノイド回路
59 LED回路
60 ランプ回路
61 アンプ
62 電源回路
63 バックアップ電源
70 可変表示装置
71 可変表示部
72 スタートランプ
73 精算ボタン
76 精算スイッチ
80 案内レール
81 電源スイッチ
82 リセットスイッチ
83 電源ユニット
84 キー差込口
92 通信部
93 通信ケーブル
94 不正コイン排出部
95 返却コイン流路
96 管理コンピュータ
100〜102 照射ランプ
103 乱数値発生回路
104 乱数値サンプリング回路
105 表示ランプ
110、111 スピーカ
L1 有効ライン
L2、L2’ 有効ライン
L3、L3’ 有効ライン

Claims (7)

  1. 複数種のシンボルを可変表示可能な可変表示領域を有する可変表示手段と、
    前記可変表示領域が停止表示される前の段階において、所定の表示態様を表示することを許容するか否かを決定する事前決定手段と、
    該事前決定手段の決定結果に基づいて前記可変表示手段を制御する表示制御手段と、
    を備え、
    前記可変表示手段の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了するとともに、前記事前決定手段により予め定められた特別の表示態様を表示することを許容することが決定された場合において、前記特別の表示態様が表示されたことを条件に、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行可能なスロットマシンであって、
    前記特別の表示態様とは異なる表示態様であり、前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されていない場合及び前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されている場合のいずれの場合においても表示される可能性がある特定の表示態様を前記可変表示領域に表示させる表示制御手段と、
    前記可変表示領域に前記特定の表示態様が表示されたことを条件に、該特定の表示態様が表示された次のゲームにおいて、前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されている可能性を示す可能性演出を実行する可能性演出実行手段を備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記特定の表示態様は、有価価値の付与を伴わない請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記可変表示領域に表示されるシンボルを停止させることが可能な停止操作手段を備えるとともに、前記可能性演出実行手段は、前記可能性演出を、前記停止操作手段の停止操作がされたタイミングで実行する請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されたことを遊技者に対して確定的に告知する告知演出を実行する告知演出実行手段を備えるとともに、前記告知演出実行手段は、前記可能性演出の終了後において前記告知演出を実行する請求項1〜のいずれかに記載のスロットマシン。
  5. 前記可変表示領域を複数備えるとともに、前記可変表示領域に表示されるシンボルを停止させることが可能な停止操作手段を備え、前記告知演出実行手段は、前記停止操作手段による各可変表示領域毎の停止操作がされたタイミングで実行される各可能性演出の終了時において前記告知演出を実行する請求項に記載のスロットマシン。
  6. 前記表示制御手段は、前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されている場合に、少なくとも前記事前決定手段により前記特別の表示態様を表示することを許容することが決定されていない場合よりも高確率で、前記可変表示領域に前記特定の表示態様を表示させる請求項1〜のいずれかに記載のスロットマシン。
  7. 前記可変表示手段が、駆動手段により回転されるリールにより構成されており、前記可能性演出実行手段は、前記可能性演出を、前記リールの外周に複数配設されたシンボルを裏面から照射するように設けたバックライトにより実行するようになっている請求項1〜のいずれかに記載のスロットマシン。
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