JP4067613B2 - Cti制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話網において回線の接続のスケジューリング等を行うためのCTI技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネットやLAN(ローカルエリアネットワーク)の普及に伴って、コンピュータ端末から、それに接続されたモデムやターミナルアダプタを介して又はそのコンピュータ端末が接続されるネットワーク上のサーバ装置を介して交換機に接続することによって、元々交換機のみによって制御されていた音声/FAXメッセージ等の交換機メディア信号を、交換網(構内交換網、公衆交換網)上の相手端末(電話端末、FAX端末等)との間で通信することが可能となっている。
【0003】
また最近は、インターネットやLAN等に接続されたコンピュータ端末間で、交換網を介さずに音声メッセージ等をリアルタイムで通信できる技術が開発され、従来の国際電話交換網等に代わり得る新しい技術として注目されている。
【0004】
更に、コンピュータと交換機の間のインタフェースについても標準化されつつあり、構内交換機等をパソコンやワークステーション等のコンピュータ端末を用いて制御することにより、回線の接続又は接続した回線における音声/FAXメッセージの蓄積/再生を制御する、CTI(Computer Telephony Integration)と呼ばれる技術も開発されつつある。
【0005】
CTI技術の1つの従来技術として、キャンプオンサービスと呼ばれるものがある。
このキャンプオンサービスは、所定の交換機に接続された電話端末等の端末間で、通信相手が不在又は使用中の場合等において、指定されたスケジューリング(帰社時、所定時刻等の設定)に基づいて通信接続の再試行等を可能にするサービスである。
【0006】
キャンプオンサービスの導入によって、企業等における電話通話等の操作性を飛躍的に増大させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のキャンプオンサービスでは、サービスの提供を受けることができる端末は、同一の交換機の配下に接続されているものか、No.7共通線信号システム等によって制御される専用線を介して接続されている交換網に属するものに限られ、公衆電話網や公衆ISDN網等の公衆交換網を介して接続されている端末間ではこのサービスの提供を受けることはできないという問題点を有していた。
【0008】
また、コンピュータ端末から交換機に接続することにより、交換網上の相手電話端末等との間で通信する技術は、従来の電話端末やFAX端末をコンピュータ端末で代用することを可能にするものであり、キャンプオンサービスのような、相手端末の制御をも含めた高度なCTI技術を実現するものではない。
【0009】
更に、ネットワークに接続されたコンピュータ端末間で交換機を介さずに音声メッセージ等をリアルタイムで通信できる技術は、交換機によって接続される回線交換網とは全く異なるコネクションレス網上での音声メッセージ等の通信技術を提供するものであり、交換機が介在する回線交換網の高機能化を実現できるCTI技術とは異なるカテゴリーに属する技術である。
【0010】
加えて、構内交換機等の交換機をパソコンやワークステーション等のコンピュータ端末を用いて制御するCTI技術は、標準化がようやく確定しつつある段階であって、この技術を利用する高機能サービスはまだ開発途上にある。
【0011】
本発明の課題は、電話網の種別によらない広範囲の回線交換網にまたがるCTIを実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、交換機によって終端される交換回線の接続を制御するためのCTI制御を実現するCTI制御システムを前提とする。
【0013】
本発明の第1の態様は、以下の構成を含む。
まず、CTIクライアント装置(WS3)は、CTI制御を依頼するCTI制御依頼情報(キャンプオン依頼情報)を送信する。
【0014】
そして、CTIサーバ装置(CTIサーバ2)は、CTIクライアント装置からアクセス可能なコンピュータネットワーク(コンピュータネットワーク5)に接続され、CTIクライアント装置からCTI制御依頼情報を受信し、そのCTI制御依頼情報に基づいて交換機(構内交換機1)に対してCTI制御を実行する。
【0015】
上述の本発明の第1の態様の構成により、CTIクライアント装置からインターネット等のコンピュータネットワークを介してCTIサーバ装置にアクセス可能であって、かつ交換機が発呼可能な範囲であれば、例えば公衆電話網を介して接続される事務所間でもCTI制御を実現することができる。これによって、電話網の種別によらない広範囲の回線交換網にまたがるCTI制御を実現することが可能となる。
【0016】
本発明の第2の態様は、以下の構成を含む。
まず、CTIクライアント装置(WS3)は、CTI制御を依頼するCTI制御依頼情報(電話接続依頼情報)を送信する。
【0017】
そして、CTIサーバ装置(CTIサーバ2a等)は、CTIクライアント装置からアクセス可能なコンピュータネットワーク(コンピュータネットワーク5)に接続され、自装置が権限を有するエリア内のCTIクライアント装置からCTI制御依頼情報を受信し、そのCTI制御依頼情報が自装置が処理すべきものである場合に、そのCTI制御依頼情報に基づいて交換機(構内交換機1a等)に対してCTI制御を実行し、そのCTI制御依頼情報が自装置が処理すべきものではない場合に、そのCTI制御依頼情報を処理すべき他のCTIサーバ装置(CTIサーバ2b等)にそのCTI制御依頼情報(キャンプオン依頼情報)を転送する。
【0018】
この場合に、発信先番号毎にその発信先番号が含まれるCTI制御依頼情報を処理すべきCTIサーバ装置のコンピュータネットワーク上でのホストアドレス情報を記憶するCTIデータベース装置(CTIDB2−4)を更に有し、CTIサーバ装置は、CTI制御依頼情報が自装置が処理すべきものではない場合に、そのCTI制御依頼情報を処理すべき他のCTIサーバ装置に対応するホストアドレス情報を、そのCTI制御依頼情報に含まれる発信先番号に基づいてCTIデータベース装置にアクセスすることにより取得し、そのホストアドレス情報を送信先としてCTI制御依頼情報を送信するように構成することができる。
【0019】
上述の本発明の第2の態様の構成により、前述した本発明の第1の態様の構成に加えて、CTI制御依頼情報に設定されている発信先番号等に応じて最適なCTIサーバ装置がCTI制御を実行できることにより、例えば同一事務所内でのCTI制御と2つの事務所間でのCTI制御とを自動的に振り分けることが可能となり、柔軟かつ広範囲なCTI制御が可能となる。また、CTI制御依頼情報に設定されている発信先番号に基づいてCTIデータベース装置が参照されることにより、各CTI制御依頼情報に対応する最適なCTIサーバ装置を効率良く決定することができる。
【0020】
上述の本発明の第1又は第2の態様の構成において、CTIサーバ装置は、以下に示される構成を含むように構成することができる。
即ち、CTIサーバ装置は、まず、コンピュータネットワークを介して、CTIクライアント装置との間で、CTI制御依頼情報とそれに関連する情報を通信する第1の通信制御部(通信制御部2−2)を含む。
【0021】
次に、CTIサーバ装置は、コンピュータネットワーク及び第1の通信制御部を介して、CTIクライアント装置からCTI制御依頼情報を受信し、そのCTI制御依頼情報に基づいて交換機に対してCTI制御を依頼するための交換機依頼情報を生成しそれに基づいて交換機に対してCTI制御を実行するCTI制御実行部(キャンプオン制御部2−3)を含む。
【0022】
そして、CTIサーバ装置は、そのCTI制御実行部が送信する交換機依頼情報とそれに関連する情報を交換機との間で通信する交換機通信部(交換機通信部2−1)を含む。
【0023】
また、上述の本発明の第1又は第2の態様の構成において、CTIクライアント装置は、以下に示される構成を含むように構成することができる。
即ち、CTIクライアント装置は、まず、CTI制御を依頼するCTI制御依頼情報を編集するCTI制御依頼情報編集部(キャンプオン依頼部3−1)を含む。
【0024】
そして、CTIクライアント装置は、コンピュータネットワークを介して、CTIサーバ装置との間で、CTI制御依頼情報とそれに関連する情報を通信する第2の通信制御部(通信制御部3−2)を含む。
【0025】
更に、上述の本発明の第1又は第2の態様の構成において、CTI制御依頼情報は、結果通知の有無を指定する情報と監視時間を指定する情報とを含み、CTIサーバ装置は、CTI制御依頼情報に結果通知有りを指定する情報が設定されている場合に、CTI制御がCTI制御依頼情報に設定されている監視時間内に成功したか否かを示す通知をCTIクライアント装置に返信するように構成することができる。
【0026】
このように、結果通知の有無を指定する情報と監視時間を指定する情報とが設定されることにより、CTI制御とその制御結果の確認をより効率的かつ柔軟に行うことが可能となる。
【0027】
本発明の第3の態様は、以下の構成を含む。
まず、CTIクライアント装置(WS3a1等)は、CTI制御を依頼する交換情報を含む電子メールを送信する。
【0028】
そして、CTIサーバ装置(CTIサーバ2a等)は、CTIクライアント装置からアクセス可能なコンピュータネットワーク(コンピュータネットワーク5)に接続され、CTIクライアント装置から交換情報を含む電子メールを受信し、その電子メールに含まれる交換情報に基づいて交換機(構内交換機1a等)に対してCTI制御を実行する。
【0029】
上述の本発明の第3の態様の構成により、CTIクライアント装置は、最低限電子メールの送信機能を備えた単純な携帯情報端末等であっても、インターネット等のコンピュータネットワークを介してCTIサーバ装置に交換情報を含む電子メールを送信することにより、電話網の種別によらない広範囲の回線交換網にまたがるCTI制御を実現することが可能となる。また、例えば、本発明によるCTIクライアント装置の機能とPHS端末等の携帯電話等の機能とが結合されることにより、CTI制御機能を有する回線交換端末を容易に実現することができる。
【0030】
本発明の第4の態様は、以下の構成を含む。
まず、CTIクライアント装置(WS3a)は、CTI制御を依頼する交換情報を含む電子メールを送信する。
【0031】
そして、CTIサーバ装置(CTIサーバ2)は、CTIクライアント装置からアクセス可能なコンピュータネットワーク(コンピュータネットワーク5)に接続され、自装置が権限を有するエリア内のCTIクライアント装置から交換情報を含む電子メールを受信し、その電子メールが自装置が処理すべきものである場合に、その電子メールに含まれる交換情報に基づいて交換機に対してCTI制御を実行し、その電子メールが自装置が処理すべきものではない場合に、その電子メールを処理すべき他のCTIサーバ装置(CTIサーバ2b等)にその電子メールを転送する。
【0032】
この場合に、宛て先電子メールアドレス毎にその宛て先電子メールアドレスを有する電子メールを処理すべきCTIサーバ装置のコンピュータネットワーク上でのホストアドレス情報を記憶する宛て先データベース装置(宛て先DB2−9)を更に有し、CTIサーバ装置は、電子メールが自装置が処理すべきものではない場合に、その電子メールを処理すべき他のCTIサーバ装置に対応するホストアドレス情報を、その電子メールに含まれる宛て先電子メールアドレスに基づいて宛て先データベース装置にアクセスすることにより取得し、そのホストアドレス情報を送信先として電子メールを送信するように構成することができる。
【0033】
上述の本発明の第4の態様の構成により、上述の本発明の第3の態様の構成の作用に前述の本発明の第2の態様の構成の作用を付加することができる。
上述の本発明の第3又は第4の態様の構成において、CTIサーバ装置は、以下に示される構成を含むように構成することができる。
【0034】
即ち、まず、CTIサーバ装置は、コンピュータネットワークを介して、CTIクライアント装置との間で、交換情報を含む電子メールを通信する第1の通信制御部(通信制御部2−2)を含む。
【0035】
次に、CTIサーバ装置は、コンピュータネットワーク及び第1の通信制御部を介して、CTIクライアント装置から交換情報を含む電子メールを受信し、その電子メールに含まれる交換情報に基づいて交換機に対してCTI制御を依頼するための交換機依頼情報を生成しそれに基づいて交換機に対してCTI制御を実行するCTI制御実行部(メール制御部、メディア制御部2−6、メールボックス配達制御部2−7)を含む。
【0036】
そして、CTIサーバ装置は、そのCTI制御実行部が送信する交換機依頼情報とそれに関連する情報を交換機との間で通信する交換機通信部(交換機通信部2−1)を含む。
【0037】
また、上述の本発明の第3又は第4の態様の構成において、CTIクライアント装置は、以下に示される構成を含むように構成することができる。
即ち、まず、CTIクライアント装置は、CTI制御を依頼する交換情報を含む電子メールを編集する電子メール編集部(メール制御部3−3)を含む。
【0038】
そして、CTIクライアント装置は、コンピュータネットワークを介して、CTIサーバ装置との間で、交換情報を含む電子メールを通信する第2の通信制御部(通信制御部3−2)を含む。
【0039】
更に、上述の本発明の第3又は第4の態様の構成において、交換情報は、結果通知の有無を指定する情報と監視時間を指定する情報を含み、CTIサーバ装置は、交換情報に結果通知有りを指定する情報が設定されている場合に、CTI制御が交換情報に設定されている監視時間内に成功したか否かを示す通知を含む電子メールをCTIクライアント装置に返信するように構成することができる。
【0040】
このように、結果通知の有無を指定する情報と監視時間を指定する情報とが設定されることにより、CTI制御とその制御結果の確認を電子メールによってより効率的かつ柔軟に行うことが可能となる。
【0041】
また、上述の本発明の第3又は第4の態様の構成において、以下の構成を採用することができる。
即ち、まず、電子メールに含まれる交換情報に基づくCTI制御の実行契機を、その電子メールがその電子メールに含まれる宛て先電子メールアドレスに対応するユーザによって受信された時点であるユーザ受信時にするか、その電子メールがCTIサーバ装置によって受信された時点であるシステム認識時にするかを選択する選択部(“実行契機”フィールド)が含まれる。
【0042】
そして、選択部がユーザ受信時を選択した場合に、CTIサーバ装置は、CTIクライアント装置から交換情報を含む電子メールを受信した場合に、その電子メールをその電子メールに含まれる宛て先電子メールアドレスに対応するユーザのメールボックス(メールボックス2−8)に配達し、ユーザが電子メールを受信した時点で、その電子メールに含まれる交換情報に基づいて交換機に対してCTI制御を実行する。
【0043】
また選択部がシステム認識時を選択した場合に、CTIサーバ装置は、CTIクライアント装置から交換情報を含む電子メールを受信した時点で、その電子メールに含まれる交換情報に基づいて交換機に対してCTI制御を実行する。
【0044】
このように、電子メールによるCTI制御において実行契機を選択する機能を有することにより、ユーザのニーズに応じたCTI制御が可能となる。
また、上述の本発明の第3又は第4の態様の構成において、電子メールは、交換情報以外に、1つ以上のメディアのメッセージ情報を含むことができ、CTIサーバ装置は、電子メールに含まれる各メディアのメッセージを処理する1つ以上のメディア制御部(音声制御部2−6−3、FAX制御部2−6−4)を更に含むように構成することができる。
【0045】
更にその場合に、電子メールは、その電子メールに含まれる交換情報及び1つ以上のメディアのメッセージ情報の処理タイミング及び処理形態を指定するシナリオ情報を含むことができ、CTIサーバ装置は、電子メールに含まれるシナリオ情報に基づいて(シナリオ制御部2−6−2)、電子メールに含まれる交換情報及び1つ以上のメディアのメッセージ情報を処理するように構成することができる。
【0046】
このように、電子メールに交換情報と共に1つ以上のメディアのメッセージ情報を含ませ、更に交換情報及び1つ以上のメディアのメッセージ情報の処理タイミング及び処理形態がシナリオ情報によって指定されることにより、電子メールによる手軽なCTI制御と合わせた効果的なメッセージ伝達が可能となる。
【0047】
加えて、上述の本発明の第3又は第4の態様の構成において、CTIサーバ装置は、電子メールの処理タイミングを制御する処理タイミング制御部を更に含むように構成することができる。
【0048】
このように、電子メールによるCTI制御においてその電子メールの処理タイミングを制御する機能を有することにより、ユーザのニーズに応じたCTI制御が可能となる。
【0049】
また、ここまでの本発明の第1乃至第4の態様の構成において、CTI制御は、例えば、交換機から発呼可能な発信元端末と宛て先端末とを接続するための二者接続制御である。そして、この二者接続制御は、例えば、宛て先端末が応答するまで周期的に実行される。或いは、上述の二者接続制御は、例えば、宛て先端末が空き状態になった旨を示す呼開放通知を待って実行される。
【0050】
このように、本発明は、二者接続制御を実現するキャンプオンサービスという具体的なサービスを、効率良く実現することができる。
本発明の第5の態様は、前述した本発明の第1又は第2の態様の構成を基本として、以下に示される構成を含むCTIサーバ装置として実現される。
【0051】
始めに、CTI制御依頼情報は、既に接続中の通話に対して追加接続を依頼するための追加接続依頼情報である。
そしてまず、CTIサーバ装置は、交換機に接続される2本以上の内線(音声ボード内線7−1、7−2)を終端する内線終端部(音声ボード2−11)を有する。
【0052】
次に、CTIサーバ装置は、コンピュータネットワークを介して、CTIクライアント装置から追加接続依頼情報を受信し、その追加接続依頼情報に基づいて、交換機に対して既に接続中の通話に前述の内線のうちの任意の1本である第1の内線(音声ボード内線7b−1)を接続させると共に、交換機に対して前述の内線のうちの他の任意の1本である第2の内線(音声ボード内線7b−2)を追加接続依頼情報によって指定された端末(電話4a)に接続させ、内線終端部に対して第1の内線及び第2の内線を接続させる追加接続制御部(サービス制御部2−3′、音声ボード制御部2−10)を有する。
【0053】
本発明の第6の態様は、前述した本発明の第1又は第2の態様の構成を基本として、以下に示される構成を含むCTIサーバ装置として実現される。
始めに、CTI制御依頼情報は、既に接続中の通話に対してその通話を行っている一方の端末を保留させて割り込み接続を依頼するための割り込み接続依頼情報である。
【0054】
そしてまず、CTIサーバ装置は、交換機に接続される2本以上の内線(音声ボード内線7−1、7−2)を終端する内線終端部(音声ボード2−11)を有する。
【0055】
次に、CTIサーバ装置は、コンピュータネットワークを介して、CTIクライアント装置から割り込み接続依頼情報を受信し、その割り込み接続依頼情報に基づいて、交換機に対して既に接続中の通話に前述の内線のうちの任意の1本である第1の内線(音声ボード内線7b−1)を接続させると共に、交換機に対して通話を行っている一方の端末(電話4b−2)を保留させ、更に交換機に対して前述の内線のうちの他の任意の1本である第2の内線(音声ボード内線7b−2)を割り込み接続依頼情報によって指定された端末(電話4a)に接続させ、内線終端部に対して第1の内線及び第2の内線を接続させる割り込み接続制御部(サービス制御部2−3′、音声ボード制御部2−10)を有する。
【0056】
本発明の第7の態様は、前述した本発明の第1又は第2の態様の構成を基本として、以下に示される構成を含むCTIサーバ装置として実現される。
始めに、CTI制御依頼情報は、任意の宛て先端末に対する呼の転送の登録又は解除を依頼するための転送制御依頼情報(転送登録依頼情報、転送解除依頼情報)である。
【0057】
そしてまず、CTIサーバ装置は、交換機に接続される2本以上の内線(音声ボード内線7−1、7−2)を終端する内線終端部(音声ボード2−11)を有する。
【0058】
次に、CTIサーバ装置は、コンピュータネットワークを介して、CTIクライアント装置から転送制御依頼情報を受信した場合に、その転送制御依頼情報に基づいて任意の宛て先端末(電話4b−1)に対する転送制御情報の登録又は解除を行うと共に、転送制御依頼情報に基づいて交換機に対して前述の任意の宛て先端末への呼の発生時に着信先の指示を要求する着信先指示要求を出力するように指示し、交換機から着信先指示要求が出力された場合に、交換機に対して前述の内線のうちの任意の1本である第1の内線(音声ボード内線7b−1)を呼の着信先として指示すると共に、交換機に対して前述の内線のうちの他の任意の1本である第2の内線(音声ボード内線7b−2)を転送制御依頼情報によって指定された端末(電話4c)に接続させ、内線終端部に対して第1の内線及び第2の内線を接続させる転送制御部(サービス制御部2−3′、音声ボード制御部2−10、転送管理データ2−12)を有する。
【0059】
上述の本発明の第5、第6、及び第7の態様の構成によって、本発明の第1及び第2の態様の特徴である、電話網の種別によらない広範囲の回線交換網にまたがる柔軟かつ広範囲なCTI制御において、3者通話のための追加/割り込み接続サービス、又は着信転送サービスを実現することができる。
【0060】
ここまでの本発明の第1乃至第4の態様の構成において、発信元端末と宛て先端末は、例えば、交換機及びその交換機が接続される交換網(電話網6)を介して通信する。或いは、発信元端末と宛て先端末は、共に交換機に接続され、その交換機が制御する内線網を介して通信する。
【0061】
なお、CTIサーバ装置、CTIクライアント装置、及び交換機は、それぞれが単独で、本発明の権利範囲に含まれる。
【0062】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の各実施の形態について詳細に説明する。
第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態のシステム構成図である。
【0063】
第1の実施の形態では、事務所aに属する電話4aは構内交換機1aを介して公衆網である電話網6に接続され、事務所bに属する電話4bは構内交換機1bを介して電話網6に接続される。このようにして、事務所aに属する電話4aの加入者と事務所bに属する電話4bの加入者は、電話網6を介して直接通話することができる。
【0064】
また、事務所aと事務所bは、コンピュータネットワーク5によっても相互に接続されている。
このコンピュータネットワーク5は、事務所a及びbにまたがって構築され、専用線又はISDN回線による相互接続を含むLAN(ローカルエリアネットワーク)によって構成される。又は、このコンピュータネットワーク5は、事務所aに属するLANと、事務所bに属するLANと、これら2つのLANが接続されるインターネットによって構成される。このように、このコンピュータネットワーク5は、それに接続されるコンピュータ同士が所定のデータ通信プロトコルを用いて相互にデータを通信できるものであれば、どのようなものでもよい。
【0065】
第1の実施の形態では、事務所aに属する電話4aが事務所bに属する電話4bを呼び出した場合に、電話4bが話中(ビジー状態)の場合又は所定の呼出回数以内に応答しなかった場合に、電話4aの加入者は、コンピュータネットワーク5に接続される事務所aに属するワークステーション(WS)3aを操作し、キャンプオン依頼情報を編集する。そして、そのキャンプオン依頼情報は、WS3aからコンピュータネットワーク5を介して、コンピュータネットワーク5に接続される事務所bに属するCTIサーバ2bに転送される。CTIサーバ2bは、受信したキャンプオン依頼情報に対応するスケジュールに基づいて、事務所bに属する構内交換機1bを制御することにより、事務所bに属する電話4bと事務所aに属する電話4aとの間のキャンプオン制御を実行する。このように、第1の実施の形態では、公衆電話網6を介して接続される事務所間でもキャンプオン制御を実現できることが、本発明に関連する大きな特徴である。
【0066】
勿論、事務所a側にも事務所b側のCTIサーバ2bと同様CTIサーバが設置されることにより、相方向のキャンプオン制御を実現できる。
図2は、第1の実施の形態におけるCTIサーバ2(図1のCTIサーバ2bに対応する)の構成図である。CTIサーバ2は、交換機通信部2−1、通信制御部2−2、及びキャンプオン制御部2−3とから構成される。
【0067】
交換機通信部2−1は、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、構内交換機1(図1の構内交換機1bに対応する)に対する各種キャンプオン制御情報の送受信を制御する。
【0068】
通信制御部2−2は、コンピュータネットワーク5を介したWS3(図1のWS3aに対応する)に対する各種キャンプオン制御情報の送受信を制御する。より具体的には、この通信制御部2−2は、イーサネットLANプロトコル又はATM LANプロトコル等のLANプロトコルと、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等のグローバルネットワークプロトコルに基づき、イーサネットフレーム又はATMセル、それにカプセル化されるIPデータグラム、そのIPデータグラムにカプセル化されるTCPセグメント、及び更にそのTCPセグメントにカプセル化される各種キャンプオン制御情報等の送受信を制御する。
【0069】
キャンプオン制御部2−3は、図4〜図6に示される動作シーケンス図に基づくキャンプオン制御を実行する。
次に図3は、第1の実施の形態におけるWS3(図1のWS3aに対応する)の構成図である。WS3は、キャンプオン依頼部3−1と通信制御部3−2とから構成される。
【0070】
キャンプオン依頼部3−1は、後述するキャンプオン依頼情報の編集及び送信等を制御する。
通信制御部3−2は、コンピュータネットワーク5を介した前述のCTIサーバ2に対する各種キャンプオン制御情報の送受信を制御する。より具体的には、この通信制御部3−2は、前述したイーサネットLANプロトコル又はATMLANプロトコル等のLANプロトコルと、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等のグローバルネットワークプロトコルに基づき、イーサネットフレーム又はATMセル、それにカプセル化されるIPデータグラム、そのIPデータグラムにカプセル化されるTCPセグメント、及び更にそのTCPセグメントにカプセル化される各種キャンプオン制御情報等の送受信を制御する。
【0071】
図4〜図6は、図1〜図3に示される構成を有する第1の実施の形態の動作シーケンスを示す図である。
まず図4において、事務所aに属する電話4aが事務所bに属する電話4bに対してダイヤリングを実行した場合(S401)に、電話4bが話中(ビジー状態)であった又は応答しなかったとする(S402)。
【0072】
この場合、電話4aの加入者は、電話4aを切断し(S403)、コンピュータネットワーク5に接続される事務所aに属するワークステーション(WS)3aを起動し、キャンプオン依頼情報を編集する(S405)。この編集操作は、WS3aに属するキャンプオン依頼部3−1(図3)によって制御される。
【0073】
このキャンプオン依頼情報は、例えば図7に示されるデータ構成を有する。
“発信先番号”(例:2000)としては、事務所bに属する構内交換機1bからみた電話4bの内線番号が指定される。
“自電話番号”(例:044−123−4567)としては、事務所bに属する構内交換機1bからみた電話4aの外線電話番号が指定される。
【0074】
“電話網種別”(例:公衆網)としては、電話4bが、自局(構内交換機1a)に属するものなのか、トール網を介して電話4aに接続されるものなのか、公衆網を介して電話4aに接続されるものなのかが指定される。このように第1の実施の形態では、キャンプオン制御が実現される場合の中継網が任意に指定できることが、本発明に関連する大きな特徴である。
【0075】
なお、WS3aが、例えば図8に示される電話番号変換データを保有し、事務所aに属する構内交換機1aからみた電話4bの外線電話番号(例:044−222−3333)が相手電話番号として指定されることにより、“電話網種別”(例:公衆網)と相手内線番号である“発信先番号”(例:2000)が自動的に指定されるように構成されてもよい。
【0076】
“結果通知の有無”(例:あり)としては、CTIサーバ2bがキャンプオン制御の実行結果をWS3aに通知するか否かが指定される。
“監視時間”(例:5分)には、電話4bに対してキャンプオン制御をリトライする時間長が指定される。この“監視時間”が指定されていない場合には、電話4bが応答するまでキャンプオン制御がリトライされる。
【0077】
電話4aの加入者は、WS3aを操作して、上述の内容を有するキャンプオン依頼情報を作成した後、そのキャンプオン依頼情報をCTIサーバ2bへ送信することを指示する送信指示を発行する(図4のS406)。この送信指示には、事務所bに属するCTIサーバ2bのIPアドレス(又はホストアドレス)が含まれる。
【0078】
この結果、事務所aに属するWS3a内の通信制御部3−2(図3)が事務所bに属するCTIサーバ2bに属する通信制御部2−2(図2)に接続要求を発行し(S407)、CTIサーバ2bに属する通信制御部2−2がWS3a内の通信制御部3−2に応答を返すと(S408)、WS3a内の通信制御部3−2が事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2にキャンプオン依頼情報を送信する(S409)。これらの通信動作は、前述したように、コンピュータネットワーク5を介して、イーサネットLANプロトコル又はATM LANプロトコル等のLANプロトコルと、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等のグローバルネットワークプロトコルに従って実行される。
【0079】
その後、事務所aに属するWS3a内の通信制御部3−2(図3)は、キャンプオン依頼情報に含まれる“結果通知の有無”として“なし”が指定されていれば、事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2(図2)に対し切断を指示することによりCTIサーバ2bに対するコネクションを終了し(S410→S411)、“結果通知の有無”として“あり”が指定されていれば、CTIサーバ2bに対するコネクションは終了せずに(S410の判定がNO)、CTIサーバ2bからのキャンプオン結果通知情報の通知を待つ。
【0080】
事務所aに属するWS3aから上述のキャンプオン依頼情報を受信した事務所bに属するCTIサーバ2bは、キャンプオン制御を実行する(S412)。キャンプオンに成功する場合の動作シーケンスは図5に示され、キャンプオンに失敗する場合の動作シーケンスは図6に示される。
【0081】
キャンプオンに成功する場合の図4のS412のキャンプオン制御の動作シーケンスについて、図5に基いて以下に説明する。
図5において、まず事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2(図2)は、事務所aに属するWS3aから受信したキャンプオン依頼情報を受信すると、それをCTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3(図2)に引き渡す。キャンプオン制御部2−3は、そのキャンプオン依頼情報を特には図示しないメモリ(又はディスク装置等)にセーブすると共に(図5のS501)、CTIサーバ2内の時計から現時刻を開始時刻として獲得する(S502)。なお、このとき同時に、上記キャンプオン依頼情報が格納されていたIPデータグラムに設定されている送信元IPアドレスが、通信制御部2−2から取得され、上記キャンプオン依頼情報と共に保持される。
【0082】
次に、CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、上記キャンプオン依頼情報に含まれる“発信先番号”、“自電話番号”、及び“電話網種別”に基づいて、交換機依頼情報を編集する(S503)。
【0083】
そして、上記キャンプオン制御部2−3は、CTIサーバ2b内の交換機通信部2−1(図2)を介して事務所bに属する構内交換機1b(図1)に、上記交換機依頼情報を二者接続要求として送信する(S504)。この送信動作は、前述のように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0084】
事務所bに属する構内交換機1bは、上述の交換機依頼情報を受信することによって、事務所bに属する電話4bにダイヤルする(S505)。そして、構内交換機1bは、電話4bから電話応答を返されると(S506)、電話網6(図1)及び事務所aに属する構内交換機1aを介して、事務所aに属する電話4aにダイヤルする(S507)。構内交換機1bは、電話4aから電話応答を返されると(S508)、事務所bに属するCTIサーバ2bに応答を返す(S509)。この返信動作も、前述のように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0085】
CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、交換機通信部2−1を介して上記応答を受信すると、前述のキャンプオン依頼情報に含まれる“結果通知の有無”として“あり”が指定されているか否かを判定する(S510)。
【0086】
そして、“結果通知の有無”として“あり”が指定されている場合は、キャンプオン制御部2−3は、図9に示されるように、“結果”フィールドに“成功”が設定されたキャンプオン結果通知情報を生成して、それを事務所aに属するWS3aへ送信することを指示する送信指示を発行する(S511)。この送信指示には、キャンプオン依頼情報に設定されていた“発信先番号”及び“自電話番号”がそのまま添付されると共に、キャンプオン依頼情報の受信時に保持された事務所aに属するWS3aのIPアドレスが添付される。
【0087】
この結果、事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2が、予めコネクションが張られている事務所aに属するWS3a内の通信制御部3−2に(図4のS407、S408参照)、上記キャンプオン結果通知情報を送信する(S512)。この送信動作は、前述したように、コンピュータネットワーク5を介して、イーサネットLANプロトコル又はATM LANプロトコル等のLANプロトコルと、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等のグローバルネットワークプロトコルに従って実行される。
【0088】
事務所aに属するWS3a内のキャンプオン依頼部3−1(図3)は、通信制御部3−2(図3)を介して上記キャンプオン結果通知情報を受信すると、キャンプオン制御の成功通知を、WS3aのディスプレイ画面上にポップアップメッセージとして表示する(S513)。
【0089】
その後、WS3a内の通信制御部3−2は、事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2(図2)に対して切断を指示することによりCTIサーバ2bに対するコネクションを終了する(図4のS413→S414)。
【0090】
一方、キャンプオン依頼情報に含まれる“結果通知の有無”として“なし”が指定されている場合は、キャンプオン制御部2−3は、構内交換機1bから応答を受信した後(S509)、上記キャンプオン依頼情報に対するキャンプオン制御を終了する(S510の判定がNO)。なお、この場合には、事務所bに属するCTIサーバ2bと事務所aに属するWS3aの間のコネクションは既に切断されているため(図4のS411参照)、図4のS414の切断処理は実行されない。
【0091】
続いて、キャンプオンに失敗する場合の図4のS412のキャンプオン制御の動作シーケンスについて、図6に基づいて以下に説明する。
まず、図6に示されるS601〜S605の各処理は、図5に示されるS501〜S505の各処理と同じである。
【0092】
CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3が、キャンプオン依頼情報に基づき生成した交換機依頼情報を二者接続要求として構内交換機1bに送信し、これに対し構内交換機1bは、事務所bに属する電話4bにダイヤルした結果、電話4bが話中(ビジー状態)であった場合又は所定の呼出回数以内に応答しなかった場合(S606)に、CTIサーバ2bに接続失敗の通知を返す(S607)。この返信動作も、前述のように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0093】
CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、交換機通信部2−1を介して上記接続失敗の通知を受信すると、受信されているキャンプオン依頼情報に“監視時間”(図7参照)が指定されているか否かを判定する(S608)。
【0094】
上記キャンプオン依頼情報に“監視時間”が指定されていない場合には、キャンプオン制御部2−3は、電話4bが応答するまで、所定周期で、交換機依頼情報を二者接続要求として構内交換機1bに送信する動作を繰り返す(S608→S604)。
【0095】
上述の繰返し動作の結果、電話4bが応答すると、図5のS506以降の制御動作が実行されることになる。
一方、前述のキャンプオン依頼情報に“監視時間”が指定されている場合は、キャンプオン制御部2−3は、CTIサーバ2内の時計から現時刻を獲得し、開始時刻(S602参照)から現時刻までの経過時間を算出し(S609)、その経過時間が“監視時間”を超えたか否かを判定する(S610)。そして、キャンプオン制御部2−3は、上記経過時間が“監視時間”を超えない(S610の判定がNOである)間は、所定周期で、交換機依頼情報を二者接続要求として構内交換機1bに送信する動作を繰り返す(S610→S604)。
【0096】
上述の繰返し動作の結果、電話4bが応答すると、図5のS506以降の制御動作が実行されることになる。
上記経過時間が“監視時間”を超えた時点(S610の判定がYESとなった時点)で、上記繰返し動作は中止させられる。
【0097】
この結果、CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、前述のキャンプオン依頼情報に含まれる“結果通知の有無”として“あり”が指定されているか否かを判定する(S611)。
【0098】
そして、“結果通知の有無”として“あり”が指定されている場合は、キャンプオン制御部2−3は、“結果”フィールドに“失敗”が設定され図9に示されるデータ構成を有するキャンプオン結果通知情報を生成し、それを事務所aに属するWS3aへ送信することを指示する送信指示を発行する(S612)。この送信指示には、キャンプオン依頼情報に設定されていた“発信先番号”及び“自電話番号”がそのまま添付されると共に、キャンプオン依頼情報の受信時に保持された事務所aに属するWS3aのIPアドレスが添付される。
【0099】
この結果、事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2が、予めコネクションが張られている事務所aに属するWS3a内の通信制御部3−2に(図4のS407、S408参照)、上記キャンプオン結果通知情報を送信する(S613)。この送信動作は、前述したように、コンピュータネットワーク5を介して、イーサネットLANプロトコル又はATM LANプロトコル等のLANプロトコルと、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等のグローバルネットワークプロトコルに従って実行される。
【0100】
事務所aに属するWS3a内のキャンプオン依頼部3−1(図3)は、通信制御部3−2(図3)を介して上記キャンプオン結果通知情報を受信すると、キャンプオン制御の失敗通知を、WS3aのディスプレイ画面上にポップアップメッセージとして表示する(S614)。
【0101】
その後、WS3a内の通信制御部3−2は、事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2(図2)に対して切断を指示することによりCTIサーバ2bに対するコネクションを終了する(図4のS413→S414)。
【0102】
一方、キャンプオン依頼情報に含まれる“結果通知の有無”として“なし”が指定されている場合は、キャンプオン制御部2−3は、タイムアウトが発生して図6のS610の判定がYESとなった後、上記キャンプオン依頼情報に対するキャンプオン制御を終了する(S611の判定がNO)。なお、この場合には、事務所bに属するCTIサーバ2bと事務所aに属するWS3aの間のコネクションは既に切断されているため(図4のS411参照)、図4のS414の切断処理は実行されない。
【0103】
以上説明した第1の実施の形態は、事務所aに属するWS3aからのキャンプオン依頼情報に基づいて、事務所bに属するCTIサーバ2bがキャンプオン制御を実行する構成を有している。これに対して、事務所b内にCTIサーバ2bが設けられるのではなく事務所a内にCTIサーバ2aが設けられ、事務所aに属するWS3aからのキャンプオン依頼情報に基づいて、事務所aに属するCTIサーバ2aがキャンプオン制御を実行する構成が採用されてもよい。この場合には、キャンプオン依頼情報に含まれる“発信先番号”には、事務所aに属する構内交換機1aからみた電話4bの外線番号が指定され、キャンプオン依頼情報に含まれる“自電話番号”には、事務所aに属する構内交換機1aからみた電話4aの内線電話番号が指定されることになる。
【0104】
また以上説明した第1の実施の形態は、事務所bに属するCTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3がキャンプオン制御を実行する場合に、電話4bが応答するまで、所定周期で、二者接続要求を構内交換機1bに送信する動作を繰り返す構成を有している(図6のS608→S604)。これに対して、キャンプオン制御部2−3は、事務所bに属する構内交換機1bに対して、電話4bの状態を監視させ、電話4bの状態が空き状態に変化した時点で、二者接続要求を構内交換機1bに送信する構成が採用されてもよい。この方式については、以下に説明する第2の実施の形態において更に詳しく説明する。
【0105】
更に以上説明した第1の実施の形態では、事務所aに属する電話4aとWS3aは完全に分離されている構成を有している。これに対して、例えばPHS(パーソナルハンディホン)通信端末が電話4aの機能とWS3aの機能とを一体に有する構成が採用されてもよい。この場合には、図1に示される電話網6はPHS網を含み、コンピュータネットワーク5もPHS網を含むことになる。
第2の実施の形態
図10は、本発明の第2の実施の形態のシステム構成図である。
【0106】
図10において、図1の第1の実施の形態の場合と同じ番号が付された部分は図1の場合と同じ機能を有する。
図10に示される第2の実施の形態の構成が図1に示される第1の実施の形態の構成と異なる点は、事務所a内にもコンピュータネットワーク5に接続されるCTIサーバ2aが設置される点である。このCTIサーバ2aは、事務所aに属するWS3aからのキャンプオン依頼情報に対して、それが外部の事務所bに属する電話4b向けのものである場合には、事務所bに属するCTIサーバ2bと共同でキャンプオン制御を実行するほか、上記キャンプオン依頼情報が事務所aに属する電話4(c,d,e,・・・)向けのものである場合には、それらに対してキャンプオン制御を実行する。
【0107】
図11は、第2の実施の形態におけるCTIサーバ2(図10のCTIサーバ2a及び2bに対応する)の構成図である。第2の実施の形態におけるCTIサーバ2は、図2に示される第1の実施の形態におけるCTIサーバ2と同様の交換機通信部2−1、通信制御部2−2、及びキャンプオン制御部2−3の他に、CTIデータベース(CTIDB2−4)を有する。
【0108】
このCTIDB2−4は、WS3aにおけるキャンプオン依頼情報の編集により指定される“発信先番号”毎に、それに対応する電話が、自局に属するものなのか、トール網を介して接続されるものなのか、公衆網を介して接続されるものなのかを指定する“電話網種別”と、上記“発信先番号”に対応する電話に対してキャンプオン制御を実行するCTIサーバ2のコンピュータネットワーク5上でのIPアドレスとを保持している。
【0109】
事務所aに属するCTIサーバ2aは、事務所aに属するWS3aからキャンプオン依頼情報を受信すると、それに含まれる“発信先番号”をキーとしてCTIDB2−4を参照することにより、適切なキャンプオン制御を実行することができる。これが本発明に関連する第2の実施の形態の特徴である。
【0110】
第2の実施の形態におけるWS3(図10のWS3aに対応する)の構成は、図3に示される第1の実施の形態におけるWS3の構成と同様である。
図12〜図16は、図10、図11、及び図3に示される構成を有する第2の実施の形態の動作シーケンスを示す図である。
【0111】
まず、図12において、電話4aの加入者がコンピュータネットワーク5に接続される事務所aに属するWS3aを起動することにより(S1201)、WS3aから事務所aに属するCTIサーバ2aに対して接続が試みられ(S1202)、その結果、CTIサーバ2aから応答が返されると(S1203)、WS3aとCTIサーバ2aの接続が確立する。
【0112】
次に、電話4aの加入者は、WS3aを操作して、電話接続依頼情報を編集する(S1204)。この編集操作は、WS3aに属するキャンプオン依頼部3−1(図3)によって制御される。
【0113】
この電話接続依頼情報は、例えば図17に示されるデータ構成を有する。
“発信先番号”(例:044−890−1234)としては、相手の電話(図12の例では事務所bに属する電話4b)の外線番号が指定される。
【0114】
“自電話番号”(例:2001)としては、事務所aに属する構内交換機1aからみた電話4aの内線電話番号が指定される。
また、“電話網種別”(例:公衆網)、 “結果通知の有無”(例:あり)、及び“監視時間”は、それぞれ、図7に示されるキャンプオン依頼情報における“電話網種別”、“結果通知の有無”、及び“監視時間”と同様である。
【0115】
更に、“リトライ(キャンプオン)の有無”(例:リトライあり)は、電話4bに対して1回接続を試みてそれに失敗した場合に、キャンプオン制御を実行するか否かを指定する。
【0116】
電話4aの加入者は、WS3aを操作して、上述の内容を有する電話接続依頼情報を作成した後、その電話接続依頼情報をCTIサーバ2aへ送信することを指示する送信指示を発行する(図12のS1205)。この送信指示には、事務所aに属するCTIサーバ2aのIPアドレス(又はホストアドレス)が含まれる。
【0117】
この結果、事務所aに属するWS3a内の通信制御部3−2(図3)が、事務所aに属するCTIサーバ2aに属する通信制御部2−2(図11)に、上記電話接続依頼情報を送信する(S1206)。
【0118】
CTIサーバ2a内の通信制御部2−2は、上記電話接続依頼情報を受信すると、それをCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3(図11)に引き渡す。
【0119】
次に、CTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、上記電話接続依頼情報に含まれる“発信先番号”、“自電話番号”、及び“電話網種別”に基づいて、交換機依頼情報を編集する(S1207)。
【0120】
そして、上記キャンプオン制御部2−3は、CTIサーバ2a内の交換機通信部2−1(図11)を介して事務所aに属する構内交換機1a(図10)に、上記交換機依頼情報を二者接続要求として送信する(S1208)。この送信動作は、第1の実施の形態の説明において前述した、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0121】
事務所aに属する構内交換機1aは、上述の交換機依頼情報を受信することによって、事務所bに属する電話4bにダイヤルする(S1209)。この結果、電話4bが話中(ビジー状態)であった場合又は所定の呼出回数以内に応答しなかった場合(S1210)には、構内交換機1aはCTIサーバ2aに接続失敗の通知を返す(S1211)。この返信動作も、前述のように、VersitTSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0122】
CTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、交換機通信部2−1を介して上記接続失敗の通知を受信すると、図13〜図16に示される4通りの制御動作の何れかを実行する(S1212)。
【0123】
上記図12のS1212の1つの例である図13に示される動作シーケンスにつき説明する。この動作シーケンスは、事務所bに属するCTIサーバ2bが、事務所aに属するCTIサーバ2aからのキャンプオン依頼情報に基づいて、相手の電話4bの状態を監視しかつ二者接続を実行することにより、正常に二者接続が完了する例に対応するものである。
【0124】
まず、事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、事務所aに属するWS3aから受信している電話接続依頼情報に含まれる“リトライの有無”として、“あり”が指定されているか否かを判定する(図13のS1301)。
【0125】
“リトライの有無”として“あり”が指定されておらずS1301の判定がNOならば、相手の電話4bへの電話接続に失敗した後(図12のS1211)、それに続くキャンプオン制御は実行されない。
【0126】
この場合、電話接続依頼情報に含まれる“結果通知の有無”として“あり”が指定されている場合は、キャンプオン制御部2−3は、図9に示されるように、“結果”フィールドに“失敗”(図12のS1210参照)が設定されたキャンプオン結果通知情報を生成して、それを事務所aに属するWS3aへ送信することを指示する送信指示を発行する(S1325→S1326)。この送信指示には、電話接続依頼情報に設定されていた“発信先番号”及び“自電話番号”がそのまま添付されると共に、キャンプオン依頼情報の受信時に保持された事務所aに属するWS3aのIPアドレスが添付される。
【0127】
この結果、事務所aに属するCTIサーバ2a内の通信制御部2−2(図11参照)が、事務所aに属するWS3a内の通信制御部3−2(図3)に、上記キャンプオン結果通知情報を送信する(S1327)。この送信動作は、前述したように、コンピュータネットワーク5を介して、イーサネットLANプロトコル又はATM LANプロトコル等のLANプロトコルと、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等のグローバルネットワークプロトコルに従って実行される。
【0128】
事務所aに属するWS3a内のキャンプオン依頼部3−1(図3)は、通信制御部3−2(図3)を介して上記キャンプオン結果通知情報を受信すると、キャンプオン制御の失敗通知を、WS3aのディスプレイ画面上にポップアップメッセージとして表示する(S1328)。
【0129】
また、電話接続依頼情報に含まれる“結果通知の有無”として“あり”が指定されていない場合には、CTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、WS3aに対して特にはキャンプオン結果通知情報は通知しない(S1325の判定がNO)。
【0130】
一方、電話接続依頼情報に含まれる“リトライの有無”として“あり”が指定されておりS1301の判定がYESならば、相手の電話4bへの電話接続に失敗した後(図12のS1211)、以下に説明するキャンプオン制御が実行される。
【0131】
まず、事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、事務所aに属するWS3aから指定された電話接続依頼情報に基づいて、図19に示されるデータ構成を有するキャンプオン依頼情報を編集する(S1302)。
【0132】
まず、“要求種別”には、“キャンプオン依頼”が設定される。
次に、“依頼番号”には、キャンプオンの依頼を管理する任意の番号が設定される。
【0133】
“発信先番号”としては、電話接続依頼情報に設定されている“発信先番号”がそのまま外線番号形式で転記される。この場合、後述するように、“電話網種別”として“公衆網”が設定されている場合には、上記“発信先番号”は、相手側の事務所bに属するCTIサーバ2bによって、事務所bに属する構内交換機1bが理解することのできる内線番号形式に変換される(S1308参照)。
【0134】
“自電話番号”としては、電話接続依頼情報に設定されている“自電話番号”に対応するものが指定される。その場合、図18に示されるデータ構成を有する内線外線変換DB(内線外線変換データベース)を用いて、上記“自電話番号”に係るデータ形式が、内線番号形式から、事務所bに属する構内交換機1bが理解することのできる外線番号形式に変換される。
【0135】
“電話網種別”及び“監視時間”は、第1の実施の形態における図7に示されるキャンプオン依頼情報に設定されるものと同じである。
CTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、上述のキャンプオン依頼情報を編集した後、それをCTIサーバ2bへ送信することを指示する送信指示を発行する(図13のS1303)。この場合、キャンプオン制御部2−3は、図20に示されるデータ構成を有するCTIDB2−4を用いて、キャンプオン依頼情報に設定された“発信先番号”をキーとして、事務所bに属するCTIサーバ2bのIPアドレスを検索し、それを上記送信指示に設定する。
【0136】
この結果、事務所aに属するCTIサーバ2a内の通信制御部2−2(図11)が事務所bに属するCTIサーバ2bに属する通信制御部2−2(図11)に接続要求を発行し(S1304)、CTIサーバ2bに属する通信制御部2−2がCTIサーバ2a内の通信制御部2−2に応答を返すと(S1305)、CTIサーバ2a内の通信制御部2−2が事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2にキャンプオン依頼情報を送信する(S1306)。これらの通信動作は、前述したように、コンピュータネットワーク5を介して、イーサネットLANプロトコル又はATM LANプロトコル等のLANプロトコルと、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等のグローバルネットワークプロトコルに従って実行される。
【0137】
その後、事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、CTIサーバ2bからのキャンプオン応答の通知を待つ(後述するS1323参照)。
【0138】
事務所aに属するCTIサーバ2aからキャンプオン依頼情報を受信した事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2(図11)は、そのキャンプオン依頼情報をCTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3(図11)に引き渡す。キャンプオン制御部2−3は、そのキャンプオン依頼情報を特には図示しないメモリ(又はディスク装置等)にセーブする(S1307)。
【0139】
続いて、CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、上記キャンプオン依頼情報に含まれる“電話網種別”として“公衆網”が設定されている場合には、図18に示されるのと同様のデータ構成を有する内線外線変換DBを用い、上記キャンプオン依頼情報に含まれる“発信先番号”のデータ形式を、外線番号形式から、事務所bに属する構内交換機1bが理解することのできる内線番号形式に変換する(S1308)。
【0140】
次に、CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、受信されたキャンプオン依頼情報に含まれる“監視時間”を、内部のレジスタ等に設定する(S1309)。
【0141】
更に、CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、CTIサーバ2b内の交換機通信部2−1(図11)を介して事務所bに属する構内交換機1b(図10)に、内線番号形式へ変換された“発信先番号”に対応する電話4bの状態の監視の開始(モニタ開始)を指示する(S1310)。この指示動作は、前述のように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0142】
この結果、事務所bに属する構内交換機1bは、事務所bに属する電話4bの状態の監視を開始する。そして、構内交換機1bは、S1309で設定されている“監視時間”内に電話4bが切断され(S1312)、電話4bの状態が空き状態になった時点(S1313)で、CTIサーバ2b内の交換機通信部2−1を介してCTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3に、呼の開放を通知する(S1314)。
【0143】
この結果、上記キャンプオン制御部2−3は、CTIサーバ2b内の交換機通信部2−1を介して構内交換機1bに、受信されているキャンプオン依頼情報に設定されている“発信先番号”に対応する事務所bに属する電話4bと“自電話番号”に対応する事務所aに属する電話4aとの二者接続要求を送信する(S1315)。この送信動作は、前述のように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0144】
構内交換機1bは、上述の二者接続要求を受信することによって、事務所bに属する電話4bにダイヤルする(S1316)。そして、構内交換機1bは、電話4bから電話応答を返されると(S1317)、電話網6(図10)及び事務所aに属する構内交換機1aを介して、事務所aに属する電話4aにダイヤルする(S1318)。構内交換機1bは、電話4aから電話応答を返されると(S1319)、事務所bに属するCTIサーバ2bに応答を返す(S1320)。この返信動作も、前述のように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
上記応答を返されたCTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、構内交換機1bに、モニタの終了を指示する(S1321)。
【0145】
また、上記キャンプオン制御部2−3は、図21に示されるように、“応答種別”フィールドに“キャンプオン応答”が設定され、“依頼番号”フィールドに上記キャンプオン制御を起動させたキャンプオン依頼情報に設定されていた“依頼番号”(図19参照)と同じものが設定され、“キャンプオン状況”フィールドに“成功”が設定されたキャンプオン応答情報を生成し、それを事務所aに属するCTIサーバ2aへ送信することを指示する送信指示を発行する(S1322)。また、この送信指示には、キャンプオン依頼情報の受信時に保持された事務所aに属するCTIサーバ2aのIPアドレスが添付される。
【0146】
この結果、事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2が、予めコネクションが張られている事務所aに属するCTIサーバ2a内の通信制御部2−2に(S1304参照)、上述のキャンプオン応答情報を送信する(S1323)。この送信動作は、前述したように、コンピュータネットワーク5を介して、イーサネットLANプロトコル又はATM LANプロトコル等のLANプロトコルと、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等のグローバルネットワークプロトコルに従って実行される。
【0147】
なお、CTIサーバ2bによるCTIサーバ2aに関するキャンプオン制御の実行中に、CTIサーバ2aは、図22に示されるように、“要求種別”フィールドに“キャンプオン取消”が設定され所望の“依頼番号”が設定されたキャンプオン取消情報をCTIサーバ2bに送信することが可能である。CTIサーバ2bは、このキャンプオン取消情報を受信すると、“依頼番号”に対応するキャンプオン制御を中止する(図23のシーケンス概略図参照)。
【0148】
事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、通信制御部2−2を介して上記キャンプオン応答情報を受信すると、事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2に対し切断を指示することにより、CTIサーバ2bに対するコネクションを終了する(S1324)。
【0149】
また、WS3aから受信されている電話接続依頼情報に含まれる“結果通知の有無”として“あり”が指定されている場合には、CTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、図9に示されるように、“結果”フィールドに“成功”が設定されたキャンプオン結果通知情報を生成して、それを事務所aに属するWS3aへ送信することを指示する送信指示を発行する(S1325→S1326)。この送信指示には、電話接続依頼情報に設定されていた“発信先番号”及び“自電話番号”がそのまま添付されると共に、キャンプオン依頼情報の受信時に保持された事務所aに属するWS3aのIPアドレスが添付される。
【0150】
この結果、事務所aに属するCTIサーバ2a内の通信制御部2−2が、事務所aに属するWS3a内の通信制御部3−2(図3)に、上記キャンプオン結果通知情報を送信する(S1327)。
【0151】
事務所aに属するWS3a内のキャンプオン依頼部3−1(図3)は、通信制御部3−2を介して上記キャンプオン結果通知情報を受信すると、キャンプオン制御の成功通知を、WS3aのディスプレイ画面上にポップアップメッセージとして表示する(S1328)。
【0152】
また、電話接続依頼情報に含まれる“結果通知の有無”として“あり”が指定されていない場合には、CTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、WS3aに対して特にはキャンプオン結果通知情報は通知しない(S1325の判定がNO)。
【0153】
次に、前述した図12のS1212の1つの例である図14に示される動作シーケンスにつき説明する。この動作シーケンスは、事務所bに属するCTIサーバ2bが、事務所aに属するCTIサーバ2aからのキャンプオン依頼情報に基づいて、相手の電話4bの状態を監視しかつ二者接続を実行することにより、二者接続が正常に完了しない例に対応するものである。
【0154】
まず、図13に示されるS1301〜S1305と同様の処理として、事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、キャンプオン制御の実行の有無の決定(S1301)と、キャンプオン制御が実行される場合におけるキャンプオン依頼情報の編集(S1302)、及び事務所bに属するCTIサーバ2bへのキャンプオン依頼情報の送信制御(S1303〜1305)が実行される(図14のS1401)。そして、図13に示されるS1306と同様の処理として、CTIサーバ2aからCTIサーバ2bに、キャンプオン依頼情報が送信される(S1402)。
【0155】
図14のS1403〜S1407によって示される、キャンプオン依頼情報の受信及び事務所bに属する構内交換機1bに対するモニタ開始の指示等の一連の処理も、図13のS1307〜S1311の一連の処理と同様である。
【0156】
構内交換機1bにおいて、電話4bに対する監視が開始された後、電話4bが切断されずに設定されていた“監視時間”(S1405参照)が満了(タイムアウト)すると(S1408)、CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、構内交換機1bに、モニタの終了を指示する(S1409)。
【0157】
そして、上記キャンプオン制御部2−3は、図21に示されるように、“応答種別”フィールドに“キャンプオン応答”が設定され、“依頼番号”フィールドに上記キャンプオン制御を起動させたキャンプオン依頼情報に設定されていた“依頼番号”(図19参照)と同じものが設定され、“キャンプオン状況”フィールドに“失敗”が設定されたキャンプオン応答情報を生成し、それを事務所aに属するCTIサーバ2aへ送信することを指示する送信指示を発行する(1410)。そして、これに基づいて、CTIサーバ2b内の通信制御部2−2が、キャンプオン応答情報の送信処理を実行する(S1411)。
【0158】
これ以降の事務所aに属するCTIサーバ2aにおける制御動作は、図13のS1324〜S1328によって示されるものと同様である。ただし、CTIサーバ2aからWS3aへは、“失敗”を示すキャンプオン結果通知情報が通知される(S1412)。
【0159】
続いて、前述した図12のS1212の1つの例である図15に示される動作シーケンスにつき説明する。この動作シーケンスは、事務所bに属するCTIサーバ2bが、事務所aに属するCTIサーバ2aからの状態監視依頼情報に基づいて相手の電話4bの状態を監視し、その監視結果に基づき、事務所bに属するCTIサーバ2bではなく、事務所aに属するCTIサーバ2aが、二者接続を実行することにより、正常に二者接続が完了する例に対応するものである。
【0160】
まず、事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、事務所aに属するWS3aから受信している電話接続依頼情報に含まれる“リトライの有無”として、“あり”が指定されているか否かを判定する(図15のS1501)。
【0161】
“リトライの有無”として“あり”が指定されておらずS1501の判定がNOならば、相手の電話4bへの電話接続に失敗した後(図12のS1211)、それに続くキャンプオン制御は実行されない。
【0162】
この場合、図13のS1324〜S1328で示されるものと同様の、図15のS1528〜S1531の一連の処理によって、電話接続依頼情報に含まれる“結果通知の有無”として“あり”が指定されている場合に、CTIサーバ2aからWS3aへ、“失敗”を示すキャンプオン結果通知情報が通知される。
【0163】
一方、電話接続依頼情報に含まれる“リトライの有無”として“あり”が指定されておりS1501の判定がYESならば、相手の電話4bへの電話接続に失敗した後(図12のS1211)、以下に説明するキャンプオン制御が実行される。
【0164】
まず、事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、事務所aに属するWS3aから指定された電話接続依頼情報に基づいて、図24に示されるデータ構成を有する状態監視依頼情報を編集する(S1502)。
【0165】
図24において、“要求種別”には、“状態監視開始”が設定される。
“依頼番号”としては状態監視の依頼を管理する任意の番号が指定される。
“監視電話番号”としては電話接続依頼情報に設定されている“発信先番号”がそのまま外線番号形式で転記される。この場合に、後述するように、“電話網種別”として“公衆網”が設定されている場合には、上記“監視電話番号”は、相手側の事務所bに属するCTIサーバ2bにより、事務所bに属する構内交換機1bが理解することのできる内線番号形式に変換される(S1508参照)。
【0166】
“電話網種別”は、図7又は図19に示されるキャンプオン依頼情報に設定されるものと同じである。
“監視状態”としては、監視を依頼する状態として、“切断”のほか、本発明には特には関連しないが、“着信”又は“応答”、或いは、それらの組合せが指定される。
【0167】
CTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、上述の状態監視依頼情報を編集した後、それをCTIサーバ2bへ送信することを指示する送信指示を発行する(図15のS1503)。この場合、図13の場合と同様に、キャンプオン制御部2−3は、図20に示されるデータ構成を有するCTIDB2−4を用いて、キャンプオン依頼情報に設定された“監視電話番号”をキーとして、事務所bに属するCTIサーバ2bのIPアドレスを検索し、それを上記送信指示に設定する。
【0168】
この結果、事務所aに属するCTIサーバ2a内の通信制御部2−2(図11)が事務所bに属するCTIサーバ2bに属する通信制御部2−2(図11)に接続要求を発行し(S1504)、CTIサーバ2bに属する通信制御部2−2がCTIサーバ2a内の通信制御部2−2に応答を返すと(S1505)、CTIサーバ2a内の通信制御部2−2が事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2に状態監視依頼情報を送信する(S1506)。これらの通信動作は、前述したように、コンピュータネットワーク5を介して、イーサネットLANプロトコル又はATM LANプロトコル等のLANプロトコルと、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等のグローバルネットワークプロトコルに従って実行される。
【0169】
その後、事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、CTIサーバ2bからの状態通知を待つ(後述するS1517参照)。
事務所aに属するCTIサーバ2aから状態監視依頼情報を受信した事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2(図11)は、その状態監視依頼情報をCTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3(図11)に引き渡す。キャンプオン制御部2−3は、その状態監視依頼情報を特には図示しないメモリ(又はディスク装置等)にセーブする(S1507)。
【0170】
続いて、CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、上記状態監視依頼情報に含まれる“電話網種別”として“公衆網”が設定されている場合には、図18に示されるのと同様のデータ構成を有する内線外線変換DBを用い、上記状態監視依頼情報に含まれる“監視電話番号”のデータ形式を、外線番号形式から、事務所bに属する構内交換機1bが理解することのできる内線番号形式に変換する(S1508)。
【0171】
次に、CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、受信された状態監視依頼情報に含まれる“監視時間”を、内部のレジスタ等に設定する(S1509)。
【0172】
更に、CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、CTIサーバ2b内の交換機通信部2−1(図11)を介して事務所bに属する構内交換機1b(図10)に、内線番号形式へ変換された“監視電話番号”に対応する電話4bの状態の監視の開始(モニタ開始)を指示する(S1511)。この指示動作は、前述のように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0173】
この結果、事務所bに属する構内交換機1bは、事務所bに属する電話4bの状態の監視を開始する。そして、構内交換機1bは、S1509で設定されている“監視時間”内に電話4bが切断され(S1512)、電話4bの状態が空き状態になった時点(S1513)で、CTIサーバ2b内の交換機通信部2−1を介してCTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3に、呼の開放を通知する(S1514)。
【0174】
上記通知を受けたCTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、構内交換機1bに、モニタの終了を指示する(S1515)。
また、上記キャンプオン制御部2−3は、図25に示されるように、“応答種別”フィールドに“状態監視終了”が設定され、“依頼番号”フィールドに上記状態監視制御を起動させた状態監視依頼情報に設定されていた“依頼番号”(図24参照)と同じものが設定され、“状態”フィールドに“切断”が設定された状態通知情報を生成し、それを事務所aに属するCTIサーバ2aへ送信することを指示する送信指示を発行する(S1516)。また、この送信指示には、キャンプオン依頼情報の受信時に保持された事務所aに属するCTIサーバ2aのIPアドレスが添付される。
【0175】
この結果、事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2が、予めコネクションが張られている事務所aに属するCTIサーバ2a内の通信制御部2−2に(S1304参照)、上述の状態通知情報を送信する(S1517)。この送信動作は、前述したように、コンピュータネットワーク5を介して、イーサネットLANプロトコル又はATM LANプロトコル等のLANプロトコルと、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等のグローバルネットワークプロトコルに従って実行される。
【0176】
事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、通信制御部2−2を介して上記状態通知情報を受信すると、事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2に対し、図26に示されるように、“応答種別”フィールドに“状態監視終了”が設定され、“依頼番号”フィールドに上記状態監視制御を起動させた状態監視依頼情報に設定されていた“依頼番号”(図24参照)と同じものが設定された状態監視終了情報を生成し、それを事務所aに属するCTIサーバ2aへ送信することを指示する送信指示を発行する。なお、この送信指示には、“依頼番号”に対応する状態監視依頼情報の編集時にCTIDB2−4を用いて検索された事務所bに属するCTIサーバ2bのIPアドレスが添付される。この結果、事務所aに属するCTIサーバ2a内の通信制御部2−2が事務所bに属するCTIサーバ2bに対応するIPアドレスに向けて、上記状態監視終了情報を送信する(S1518)。
【0177】
事務所bに属するCTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、CTIサーバ2b内の通信制御部2−2を介して上記状態監視終了情報を受信すると、それに含まれる“依頼番号”に対応する状態監視制御を終了する。
【0178】
また、事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、上記状態監視終了情報の送信の後、事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2に対し切断を指示することにより、CTIサーバ2bに対するコネクションを終了する(S1519)。
【0179】
なお、本発明には特には関連しないが、CTIサーバ2bによるCTIサーバ2aに関する状態監視制御の実行中に、構内交換機1bによって電話4bによる着信又は応答が検出された場合に、CTIサーバ2bは、図27に示されるように、“状態”フィールドに“着信”又は“応答”が設定された状態通知情報(図25)をCTIサーバ2aに送信することもできる。
【0180】
事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、事務所bに属するCTIサーバ2bから、上述のように電話4bが切断したことを示す状態通知情報を受信すると、上記状態監視制御を起動させた電話接続依頼情報に含まれる“発信先番号”、“自電話番号”、及び“電話網種別”に基づいて、交換機依頼情報を編集する(S1520→S1521)。
【0181】
そして、上記キャンプオン制御部2−3は、CTIサーバ2a内の交換機通信部2−1を介して事務所aに属する構内交換機1aに、上記交換機依頼情報を二者接続要求として送信する(S1522)。この送信動作は、前述したように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0182】
構内交換機1aは、上述の二者接続要求を受信することによって、事務所bに属する電話4bにダイヤルする(S1523)。そして、構内交換機1aは、電話網6(図10)及び事務所bに属する構内交換機1bを介して、電話4bから電話応答を返されると(S1524)、事務所aに属する電話4aにダイヤルする(S1525)。構内交換機1aは、電話4aから電話応答を返されると(S1526)、事務所aに属するCTIサーバ2aに応答を返す(S1527)。この返信動作も、前述のように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0183】
なお、後述するように、CTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、タイムオーバー(状態監視の失敗)を示す状態通知情報を受信した場合、又は本発明には特には関連しないが電話4bが着信又は応答したことを示す状態通知情報を受信した場合には、上記二者接続要求の処理は実行しない(S1520の判定がNO)。
【0184】
上述の二者接続制御の結果、或いは、状態通知情報によって通知される“着信”又は“応答”の状態は、図13のS1324〜S1328で示されるものと同様の、図15のS1528〜S1531の一連の処理によって、電話接続依頼情報に含まれる“結果通知の有無”として“あり”が指定されている場合に、CTIサーバ2aからWS3aへ通知され、WS3aのディスプレイ画面上に表示される。
【0185】
次に、前述の図12のS1212の1つの例である図16に示される動作シーケンスにつき説明する。この動作シーケンスは、事務所bに属するCTIサーバ2bが、事務所aに属するCTIサーバ2aからの状態監視依頼情報に基づいて相手の電話4bの状態を監視し、その監視結果に基づき、事務所bに属するCTIサーバ2bではなく、事務所aに属するCTIサーバ2aが、二者接続を実行することにより、二者接続が正常に完了しなかった例に対応するものである。
【0186】
まず、図15に示されるS1501〜S1505と同様の処理として、事務所aに属するCTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、キャンプオン制御の実行の有無の決定(S1501)と、キャンプオン制御が実行される場合における状態監視依頼情報の編集(S1502)、及び事務所bに属するCTIサーバ2bへの状態監視依頼情報の送信制御(S1503〜1505)が実行される(図16のS1601)。そして、図15に示されるS1506と同様の処理として、CTIサーバ2aからCTIサーバ2bに、状態監視依頼情報が送信される(S1602)。
【0187】
図16のS1603〜S1607によって示される、状態監視依頼情報の受信及び事務所bに属する構内交換機1bに対するモニタ開始の指示等の一連の処理も、図15のS1507〜S1511の一連の処理と同様である。
【0188】
構内交換機1bにおいて、電話4bに対する監視が開始された後、電話4bが切断されずに設定されていた“監視時間”(S1605参照)が満了(タイムアウト)すると(S1608)、CTIサーバ2b内のキャンプオン制御部2−3は、構内交換機1bに、モニタの終了を指示する(S1609)。
【0189】
そして、上記キャンプオン制御部2−3は、図25に示されるように、“応答種別”フィールドに“状態監視終了”が設定され、“依頼番号”フィールドに上記状態監視制御を起動させた状態監視依頼情報に設定されていた“依頼番号”(図24参照)と同じものが設定され、“状態”フィールドに“失敗”が設定された状態通知情報を生成し、それを事務所aに属するCTIサーバ2aへ送信することを指示する送信指示を発行する(S1610)。そして、これに基づいて、CTIサーバ2b内の通信制御部2−2が、状態通知情報の送信処理を実行する(S1611)。
【0190】
これ以降の事務所aに属するCTIサーバ2aにおける制御動作は、図15のS1518〜S1531によって示されるものと同様である。ただし、CTIサーバ2a内のキャンプオン制御部2−3は、上述のようにタイムオーバー(状態監視の失敗)を示す状態通知情報を受信した場合には、図15のS1521〜S1527の二者接続要求の処理は実行せずに(S1520の判定がNO)、CTIサーバ2aからWS3aへ“失敗”を示すキャンプオン結果通知情報が通知され、失敗通知がWS3aのディスプレイ画面に表示される(S1612)。
第3の実施の形態
図28及び図29は、本発明の第3の実施の形態のシステム構成図である。
【0191】
この実施の形態の特徴は、キャンプオン制御が、第1又は第2の実施の形態におけるような、WS3とCTIサーバ2間又はCTIサーバ2同士間の特別な通信プロトコルに基づく通信によって実現されるのではなく、キャンプオンを要求するWS3が相手電話4の属するCTIサーバ2に所定の電子メールを送る操作のみによって実現できる点である。
【0192】
図28のシステム構成においては、1つの事務所aにおいて、構内交換機1aに、電話4a1、電話4a2、及びFAX装置5a等が接続されており、この構内交換機1aはコンピュータネットワーク5に接続されるCTIサーバ2aによって制御される。
【0193】
図28のシステム構成において、例えば、電話4a1のユーザが電話4a2のユーザに対してキャンプオンを実行したい場合には、電話4a1のユーザは、WS3a1を操作することによって、電話4a2のユーザにキャンプオンを要求する電子メール(以下、単に“メール”と呼ぶ)を送信する。そして、このメールは、電話4a1と電話4a2に対して権限を有するCTIサーバ2aによって受信される。このCTIサーバ2aは、受信されたメールに設定されている交換情報に基づいて、電話4a1と電話4a2の間のキャンプオン制御を実行する。
【0194】
図29のシステム構成においては、前述した第1又は第2の実施の形態の場合(図1、図10)と同様に、事務所aに属する電話4a又はFAX装置5a等は構内交換機1aを介して公衆網である電話網6に接続され、事務所bに属する電話4b又はFAX5b等は構内交換機1bを介して電話網6に接続される。また事務所aと事務所bは、コンピュータネットワーク5によっても相互に接続されており、事務所aに属するコンピュータネットワーク5の一部には電話4aのユーザが操作することのできるWS3aと、事務所aに属する構内交換機1aを制御できるCTIサーバ2aとが接続され、事務所bに属するコンピュータネットワーク5の一部には電話4bのユーザが操作することのできるWS3bと、事務所bに属する構内交換機1bを制御できるCTIサーバ2bとが接続される。
【0195】
図29のシステム構成において、例えば、事務所aに属する電話4aのユーザが事務所bに属する電話4bのユーザに対してキャンプオンを実行したい場合には、電話4aのユーザは、WS3aを操作することによって、電話4bのユーザに向けてキャンプオンを要求するメールを送信する。このメールは、電話4aに対して権限を有するCTIサーバ2aによって中継され、電話4bに対して権限を有するCTIサーバ2bによって受信される。このCTIサーバ2bは、受信されたメールに設定されている交換情報に基づいて、電話4a1と電話4a2の間のキャンプオン制御を実行する。
【0196】
図30は、第3の実施の形態におけるCTIサーバ2(図28及び図29のCTIサーバ2a及び2bに対応する)の構成図である。CTIサーバ2は、交換機通信部2−1、通信制御部2−2、メール制御部2−5、メディア制御部2−6、メールボックス配達制御部2−7、メールボックス2−8、及び宛て先DB2−9とから構成される。
【0197】
交換機通信部2−1及び通信制御部2−2は、図2又は図11に示される第1又は第2の実施の形態におけるものと同様のものである。
メール制御部2−5は、それが含まれるCTIサーバ2が権限を有するドメインに属するユーザに関連するメールの送受信又は中継の全体的な動作を制御し、図31に示されるように、メール手順部2−5−1と、サービス制御部2−5−2と、メッセージ判定部2−5−3とから構成される。
【0198】
メディア制御部2−6は、メールに含まれる各メディアに対応する情報を制御するものであって、図32に示されるように、交換情報制御部2−6−1、シナリオ制御部2−6−2、音声制御部2−6−3、FAX制御部2−6−4等から構成される。
【0199】
メールボックス配達制御部2−7は、受信されたメールを、その宛て先のユーザに対応するメールボックス2−8へ配達するための制御を実現する。
次に図33は、第3の実施の形態におけるWS3(図28又は図29のWS3a又はWS3bに対応する)の構成図である。WS3は、メール制御部3−3と通信制御部3−2とから構成される。
【0200】
メール制御部3−3は、メールの編集及び送受信等を制御する。
通信制御部3−2は、図3に示される第1又は第2の実施の形態におけるものと同様のものである。
【0201】
図34〜図36は、図29〜図33に示される構成を有する第3の実施の形態の動作シーケンスを示す図である。
まず、図34は、メールに含まれる交換情報内の“実行契機”フィールド(図39参照)に“ユーザ受信時”が設定されている場合のキャンプオン制御を示す動作シーケンス図である。即ち“実行契機”フィールドに“ユーザ受信時”が設定されている場合には、送信されたメールが宛て先ユーザによって受信されるまで、二者接続制御は実行されない。この制御は、電話をするのはいつでもかまわないが宛て先ユーザが確実に在籍している時に電話をしたいような場合に、有用である。即ち、宛て先ユーザがメール受信操作を行った時点で二者接続制御が実行されることにより、確実に宛て先ユーザの電話に接続することができる。
【0202】
図34において、メール送信時の動作Aについて説明する。
まず、発信元ユーザは、WS3を操作することにより、メール送信情報を編集する(S3401)。この操作は、WS3内のメール制御部3−3(図33)によって制御される。
【0203】
その後、発信元ユーザがメール送信を指示することにより、編集されたメールが、WS3内のメール制御部3−3から通信制御部3−2を介して、そのWS3が属するドメインに対して権限を有するCTIサーバ2に送信される(S3402)。この送信動作は、前述のように、コンピュータネットワーク5を介して、イーサネットLANプロトコル又はATM LANプロトコル等のLANプロトコルと、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)等のグローバルネットワークプロトコルと、メールを通信するための例えばSMTP(Simple Mail Transfer Protocol )に従って実行される。
【0204】
この送信メールは、CTIサーバ2内の通信制御部2−2を介して、メール制御部2−5(図30)内のサービス制御部2−5−2(図31)によって受信される。
【0205】
サービス制御部2−5−2は、それが含まれるCTIサーバ2が権限を有するドメイン(以下、これをカレントドメインと呼ぶ)内のWS3から受信したメールにつき、図37の動作フローチャートにより示される処理タイミング制御処理を実行する。なお、この処理タイミング制御処理は、CTIサーバ2が後述するメッセージ判定処理を実行する直前に実行されるように構成されてもよい。
【0206】
まず、サービス制御部2−5−2は、受信されたメールに設定されているサービス種別(図39参照)として“時刻指定”が設定されているか否かを判定する(S3701)。
【0207】
サービス種別として“時刻指定”が設定されていなければ、メール手順部2−5−1は、速達サービス制御部、親展サービス制御部等(図31参照)を起動して、即座にメール手順部2−5−1(図31)に対して後述するメール中継又はメッセージ判定のためのメッセージ処理を開始させる(S3704)。
【0208】
サービス種別として“時刻指定”が設定されていれば、サービス制御部2−5−2は、時刻指定サービス制御部(図31参照)を起動する。この時刻指定サービス制御部は、受信されたメールに設定されている“配達時刻”(図39参照)を確認して現時刻が上記“配達時刻”を過ぎたか否かを判定する処理を、繰り返し実行する(S3702→S3703→S3702の繰返し)。
【0209】
そして、時刻指定サービス制御部は、現時刻が上記“配達時刻”を過ぎたと判定した時点で、メール手順部2−5−1(図31)に対して、後述するメール中継又はメッセージ判定のためのメッセージ処理を開始させる(S3703→S3704)。
【0210】
メール手順部2−5−1は、メッセージ処理を開始すると、まず、受信されたメールに設定されている宛て先ユーザが属するドメイン(以下、これを宛て先ドメインと呼ぶ)が、そのメール手順部2−5−1が含まれるCTIサーバ2が権限を有するドメイン即ちカレントドメインと一致するか否かを判定する。
【0211】
そして、上記宛て先ドメインが上記カレントドメインと異なる場合には、メール手順部2−5−1は、図38に示されるデータ構成を有し図30に示される宛て先DB(宛て先データベース)2−9を参照することによって、上記宛て先ドメインに対して権限を有するCTIサーバ2のIPアドレスを取得し、通信制御部2−2(図30)を介して上記メールをその検索したCTIサーバ2に中継する(図34のS3403′)。なお、メール手順部2−5−1が、インターネットにおいて標準的なメール転送エージェントである sendmail システム等をベースとして構成されるような場合には、メール手順部2−5−1は、インターネット上に分散配置されているDNSサーバ(ドメインネームシステムサーバ)に問い合せることにより、上記宛て先ドメインに対して権限を有するCTIサーバ2のIPアドレスを取得するようにすれば、宛て先DB2−9を保持する必要はない。
【0212】
上述のように、CTIサーバ2内の通信制御部2−2を介してメール制御部2−5内のメール手順部2−5−1により受信されるメールには、カレントドメイン内のWS3から送信されたメールのほかに、他のドメイン内のCTIサーバ2から中継されてきたメールも存在することになる。
そして、受信されたメールに設定されている宛て先ドメインがカレントドメインと一致する場合には、メール手順部2−5−1は、メッセージ判定部2−5−3(図31)に対して、以下に示すメッセージ判定処理を依頼する(図34のS3403)。図28に示されるシステム構成では、事務所aに属するWS3a1から送信されたメールは、そのWS3a1が属するドメインに対して権限を有する事務所aに属するCTIサーバ2a内のメール手順部2−5−1により受信され、そこで宛て先ドメインとカレントドメインの一致が検出されることになる。一方、図29に示されるシステム構成では、事務所aに属するWS3aから送信されたメールは、そのWS3aが属するドメインに対して権限を有する事務所aに属するCTIサーバ2a内のメール手順部2−5−1により受信され、そこで宛て先ドメインとカレントドメインの不一致が検出されることにより中継された後、事務所bに属するCTIサーバ2b内のメール手順部2−5−1によって受信され、そこで宛て先ドメインとカレントドメインの一致が検出されることになる。
【0213】
次に、メッセージ判定部2−5−3は、受信されたメールに含まれる交換情報内の“実行契機”フィールドの内容を判定する。図34の動作シーケンスにおいては、メッセージ判定部2−5−3は、“実行契機”フィールドに“ユーザ受信時”が設定されていると判定する(S3404)。
【0214】
この場合には、メッセージ判定部2−5−3は、メール手順部2−5−1に、“通常配達”を指示する(S3405)。
メール手順部2−5−1は、“通常配達”を指示され、かつ受信されたメールに交換情報のコンテンツが含まれている場合に、受信されたメールを、メディア制御部2−6(図30)内の交換情報制御部2−6−1(図32)に送信する(S3406)。
【0215】
交換情報制御部2−6−1は、受信されたメールから、図39、図40、又は図41に例示されるような、メール情報と、交換情報を含むコンテンツとを、分離して生成する(S3407)。この場合に、交換情報に対応するコンテンツには、“発信先番号”、“自電話番号”、“電話網種別”、及び“実行契機”が含まれる。この処理の後、交換情報制御部2−6−1は、メール手順部2−5−1に、“送信完了”を通知する(S3408)。
【0216】
メール手順部2−5−1は、メッセージ判定部2−5−3から“通常配達”を指示されており、かつ交換情報制御部2−6−1から“送信完了”を通知されると、メールボックス配達制御部2−7(図30)に対して、受信されたメールの配達を依頼する(S3409)。
【0217】
この結果、メールボックス配達制御部2−7は、受信されたメールに設定されている宛て先ユーザに対応するメールボックス2−8に、図39に示されるように、交換情報制御部2−6−1が生成したメール情報とコンテンツとがリンクされ、そのメール情報に対応するメール情報名を有するメールリンクデータを配達する(S3410)。なお、メールボックス2−8内のメールリンクデータと、それにリンクされているメール情報及びコンテンツは、CTIサーバ2内の特には図示しないファイルシステムに保持される。図28に示されるシステム構成では、事務所aに属するWS3a1から送信されたメールに対応するメールリンクデータは、そのWS3a1が属するドメインに対して権限を有する事務所aに属するCTIサーバ2a内のメールボックス配達制御部2−7により、事務所aに属するWS3a2にアカウントを有するユーザに配達される。一方、図29に示されるシステム構成では、事務所aに属するWS3aから送信されたメールは、CTIサーバ2aによって中継された後、事務所bに属するCTIサーバ2b内のメールボックス配達制御部2−7により、事務所bに属するWS3bにアカウントを有するユーザに配達される。
【0218】
この処理の後、メールボックス配達制御部2−7は、メール手順部2−5−1に、“配達完了”を通知する(S3411)。
メール手順部2−5−1は、上述のようにメールボックス配達制御部2−7から“配達完了”を通知されると、メールの送信元のWS3へ、“送信完了”を電子メールによって通知する(S3412)。
【0219】
以上説明した図34のS3401〜S3412の一連の動作によって、メール送信動作Aが完了する。
続いて、図34において、メール受信動作Bについて説明する。このメール受信動作Bによって宛て先ユーザがメール受信操作を行った時点で、二者接続制御が実行される。
【0220】
まず、宛て先ユーザは、WS3を操作することにより、メール受信情報を編集する(S3413)。より具体的には、宛て先ユーザは、WS3において、POP(Post Office Protocol)等のメール受信手順を用いることによって、そのWS3が属するドメインに対して権限を有するCTIサーバ2内の上記宛て先ユーザに対応するメールボックス2−8から、配達されているメールリンクデータのうち必要なものを選択する。この操作は、WS3内のメール制御部3−3(図33)によって制御される。また、このWS3は、図28に示されるシステム構成では事務所aに属するWS3a2、図29に示されるシステム構成では事務所bに属するWS3bである。
【0221】
次に、宛て先ユーザは、選択したメールリンクデータの受信を、WS3内のメール制御部3−3から通信制御部3−2を介して(図33)、そのWS3が属するドメインに対して権限を有するCTIサーバ2に指示する(S3414)。この受信指示は、そのCTIサーバ2において、通信制御部2−2を介してメール制御部2−5内のメール手順部2−5−1に転送される(図30、図31)。上述のCTIサーバ2は、図28に示されるシステム構成では事務所aに属するCTIサーバ2a、図29に示されるシステム構成では事務所bに属するCTIサーバ2bである。
【0222】
メール手順部2−5−1は、上記受信指示を受け取ると、その受信指示に対応するメールリンクデータに交換情報のコンテンツがリンクされているならば、メディア制御部2−6(図30)内の交換情報制御部2−6−1(図32)に対して、上記交換情報のコンテンツ(例えば図39に示されるコンテンツ1)の受信を指示する(S3415)。
【0223】
交換情報制御部2−6−1は、メール手順部2−5−1からの上記指示に基づいて、上記メールリンクデータにリンクしている交換情報のコンテンツを展開し(S3416)、そのコンテンツの内容に基づいて交換機依頼情報を生成し、それを二者接続要求として、交換情報制御部2−6−1が含まれるCTIサーバ2内のメール制御部及び交換機通信部2−1(30)を介して、そのCTIサーバ2が制御する構内交換機1に送信する(S3417)。この構内交換機1は、図28のシステム構成では事務所aに属する構内交換機1a、図29のシステム構成では事務所bに属する構内交換機1bである。また、上述の送信動作は、前述したように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0224】
構内交換機1は、特には図示しないが、前述した第1の実施の形態における図5のS505〜S509と同様にして二者接続制御を実行し、二者接続に成功した場合に、その構内交換機1が接続されるCTIサーバ2に二者接続成功の応答を返す(S3418)。この返信動作も、前述のように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。この応答は、CTIサーバ2内の交換機通信部2−1及びメール制御部2−5(図30)を介してメディア制御部2−6(図30)内の交換情報制御部2−6−1(図32)に転送される。
【0225】
交換情報制御部2−6−1は、二者接続成功の応答を受信すると、それが含まれるCTIサーバ2に含まれるメール制御部2−5(図30)内のメール手順部2−5−1(図31)に、受信完了を通知する(S3419)。
【0226】
メール手順部2−5−1は、受信完了を通知されると、メール受信操作を行ったWS3内のメール制御部3−3に、受信完了を通知する(S3420)。
なお、交換情報制御部2−6−1は、構内交換機1から二者接続失敗を通知された場合には、前述した第1の実施の形態における図6のS604〜S610と同様にして二者接続制御を繰り返す。
【0227】
以上説明した図34のS3413〜S3420の一連の動作によって、二者接続が実行され、メール受信動作Bが完了する。
続いて図35は、メールに含まれる交換情報内の“実行契機”フィールド(図39参照)に“システム認識時”が設定されている場合のキャンプオン制御を示す動作シーケンス図である。即ち“実行契機”フィールドに“システム認識時”が設定されている場合には、送信されたメールが宛て先のCTIサーバ2によって受信された時点で、二者接続制御が実行される。この制御は、即座に電話をしたいような場合に、有用である。そして、この場合には、送信されたメールは宛て先ユーザのメールボックス2−8には配達されない。
【0228】
図35において、まず、発信元ユーザは、WS3を操作することにより、メール送信情報を編集する(S3501)。この操作は、WS3内のメール制御部3−3(図33)によって制御される。
【0229】
その後、図34のステップ3402と同様にして、発信元ユーザがメール送信を指示することにより、編集されたメールが、WS3内のメール制御部3−3から通信制御部3−2を介して、そのWS3が属するドメインに対して権限を有するCTIサーバ2に送信される(S3502)。
【0230】
この送信メールは、CTIサーバ2内の通信制御部2−2を介して、メール制御部2−5(図30)内のメール手順部2−5−1(図31)によって受信される。
【0231】
メール手順部2−5−1は、カレントドメイン内のWS3から受信したメールにつき、前述した図37の動作フローチャートにより示される処理タイミング制御処理を実行する。
【0232】
メール手順部2−5−1は、処理タイミングを制御した後にメッセージ処理を開始すると、まず、受信されたメールの宛て先ドメインが、カレントドメインと一致するか否かを判定する。
【0233】
そして、図34のS3403′と同様にして、上記宛て先ドメインが上記カレントドメインと異なる場合には、メール手順部2−5−1は、上記メールを宛て先のCTIサーバ2に中継する(図35のS3503′)。
【0234】
一方、図34のS3403と同様にして、受信されたメールに設定されている宛て先ドメインがカレントドメインと一致する場合には、メール手順部2−5−1は、メッセージ判定部2−5−3(図31)に対して、以下に示すメッセージ判定処理を依頼する(図35のS3503)。
【0235】
そして、メッセージ判定部2−5−3は、受信されたメールに含まれる交換情報内の“実行契機”フィールドの内容を判定する。図35の動作シーケンスにおいては、メッセージ判定部2−5−3は、“実行契機”フィールドに“システム認識時”が設定されていると判定する(S3504)。
【0236】
この場合には、メッセージ判定部2−5−3は、メール手順部2−5−1に、“システム配達”を指示する(S3505)。
メール手順部2−5−1は、“システム配達”を指示され、かつ受信されたメールに交換情報のコンテンツが含まれている場合に、受信されたメールを、メディア制御部2−6(図30)内の交換情報制御部2−6−1(図32)に送信する(S3506)。
【0237】
交換情報制御部2−6−1は、受信されたメールから、図39、図40、又は図41に例示されるような、メール情報と、交換情報を含むコンテンツとを、分離して生成する(S3507)。この処理の後、交換情報制御部2−6−1は、メール手順部2−5−1に、“送信完了”を通知する(S3508)。
【0238】
そして、メール手順部2−5−1は、メッセージ判定部2−5−3から“システム配達”を指示されており、かつ交換情報制御部2−6−1から“送信完了”を通知されると、メールボックス配達制御部2−7(図30)に対してメールの配達を依頼せずに、そのままメールの送信元のWS3へ、“送信完了”を電子メールによって通知する(S3509)。
【0239】
更に、メール手順部2−5−1は、図34の場合とは異なり、メディア制御部2−6(図30)内の交換情報制御部2−6−1(図32)に対して、S3507で交換情報制御部2−6−1が生成した交換情報を含むコンテンツ(例えば図39に示されるコンテンツ1)の受信を指示する(S3510)。
【0240】
交換情報制御部2−6−1は、メール手順部2−5−1からの上記指示に基づいて、上記交換情報のコンテンツを展開し(S3511)、そのコンテンツの内容に基づいて交換機依頼情報を生成し、それを二者接続要求として、交換情報制御部2−6−1が含まれるCTIサーバ2内のメール制御部及び交換機通信部2−1(30)を介して、そのCTIサーバ2が制御する構内交換機1に送信する(S3512)。
【0241】
構内交換機1は、特には図示しないが、前述した第1の実施の形態における図5のS505〜S509と同様にして二者接続制御を実行し、二者接続に成功した場合に、その構内交換機1が接続されるCTIサーバ2に二者接続成功の応答を返す(S3513)。
【0242】
交換情報制御部2−6−1は、二者接続成功の応答を受信すると、それが含まれるCTIサーバ2に含まれるメール制御部2−5(図30)内のメール手順部2−5−1(図31)に、受信完了を通知する(S3419)。
【0243】
なお、交換情報制御部2−6−1は、構内交換機1から二者接続失敗を通知された場合には、前述した第1の実施の形態における図6のS604〜S610と同様にして二者接続制御を繰り返す。
【0244】
以上説明した図35のS3501〜S3514の一連の動作によって、メール送信の後に即座に、二者接続が実行される。
上述した第3の実施の形態のキャンプオン制御動作において、送信されるメールには、例えば図40に示されるように、交換情報のコンテンツ(例えば図40のコンテンツ2)のほかに、他のメディアのコンテンツ(例えば図40のテキストのコンテンツ1)も含ませることができる。
【0245】
更に、例えば図41に示されるように、各メディアのコンテンツの展開順序及び展開方法を指示するためのシナリオのコンテンツ(例えば図41のシナリオのコンテンツ1)も含ませることができる。
【0246】
ここで、メディア種別がテキストであるコンテンツの場合には、そのコンテンツは、メール受信時に、宛て先ユーザが操作するWS3のディスプレイ画面に表示等されることになる。一方、メディア種別が音声又はFAX等であるコンテンツの場合には、宛て先のCTIサーバ2に含まれるメディア制御部2−6内(図30)内の音声制御部2−6−3又はFAX制御部2−6−4等が、各コンテンツを処理することになる。
【0247】
図36は、図42に示される音声メッセージと交換情報メッセージ、及びシナリオを含むメールに対する宛て先ユーザの受信処理を示す動作シーケンス図である。
【0248】
なお、メールの送信処理は、前述した図34のS3401〜3412の一連の処理と同様である。
図36において、図34のS3413と同様に、まず、宛て先ユーザは、WS3を操作することにより、メール受信情報を編集することにより、メールボックス2−8内のメールリンクデータを選択する。(S3601)。
【0249】
次に、図34のS3414と同様に、宛て先ユーザは、選択したメールリンクデータの受信を、WS3内のメール制御部3−3から通信制御部3−2を介して(図33)、そのWS3が属するドメインに対して権限を有するCTIサーバ2に指示する(S3602)。
【0250】
メール手順部2−5−1は、上記受信指示を受け取ると、その受信指示に対応するメールリンクデータにシナリオのコンテンツが含まれていることを認識することによって、メディア制御部2−6(図30)内のシナリオ制御部2−6−2(図32)に対して、上記受信指示に対応するメールリンクデータにリンクしているシナリオのコンテンツ(図42に示されるシナリオのコンテンツ)の受信を指示する(S3603)。
【0251】
シナリオ制御部2−6−2は、上記指示に基づいて、上記メールリンクデータリンクしているシナリオのコンテンツを展開する(S3604)。
シナリオ制御部2−6−2は、まず図42に示されるコンテンツ内のシナリオ“play=メッセージ3”を認識することにより、メール手順部2−5−1に対し、音声メッセージ3の受信を指示する(S3605)。
【0252】
メール手順部2−5−1は、上記受信指示に基づいて、メディア制御部2−6(図30)内の音声制御部2−6−3(図32)に対して、メッセージ3の受信を指示する(S3606)。
【0253】
音声制御部2−6−3は、上記受信指示に基づいて、CTIサーバ2に実装されている音声制御部2−6−3内の音声制御ボードと宛て先ユーザの電話4との接続を依頼する音声接続依頼情報を生成し、それを二者接続要求として、音声制御部2−6−3が含まれるCTIサーバ2内のメール制御部及び交換機通信部2−1(30)を介して、そのCTIサーバ2が制御する構内交換機1に送信する(S3607)。ここで、宛て先ユーザの電話4の電話番号は、受信されたメール内の交換情報メッセージ2に設定されている“発信先番号”である(例えば図41参照)。また、上述の構内交換機1は、図28のシステム構成では事務所aに属する構内交換機1a、図29のシステム構成では事務所bに属する構内交換機1bである。また、上述の送信動作は、前述したように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。
【0254】
構内交換機1は、特には図示しないが、上記音声接続依頼情報に基づいて、宛て先ユーザの電話4と音声制御部2−6−3内の音声制御ボードに順次ダイヤルし、上記電話4及び音声制御ボードが応答した場合に、その構内交換機1が接続されるCTIサーバ2に音声メッセージ3の再生を指示する(S3608)。この返信動作も、前述のように、Versit TSAPIと呼ばれるインタフェース規格に基づいて、実行される。この再生指示は、CTIサーバ2内の交換機通信部2−1及びメール制御部2−5(図30)を介してメディア制御部2−6(図30)内の音声制御部2−6−3(図32)に転送される。
【0255】
音声制御部2−6−3は、上記再生指示を受信すると、構内交換機1に応答した音声制御ボードに対して、音声メッセージ3を再生させる。
なお、音声制御部2−6−3は、構内交換機1から二者接続失敗を通知された場合には、所定の監視時間内において宛て先ユーザの電話4と音声制御ボードの二者接続制御を繰り返す。
【0256】
音声制御部2−6−3は、構内交換機1からCTIサーバ2内の交換機通信部2−1及びメール制御部2−5(図30)を介して上記電話4と音声制御ボードの通信の切断を通知されると、メール手順部2−5−1に、受信完了を通知する(S3609)。
【0257】
メール手順部2−5−1は、上記受信完了を通知されると、シナリオ制御部2−6−2に、受信完了を通知する(S3610)。
シナリオ制御部2−6−2は、受信完了を通知されると、S3604で展開した図42に示されるシナリオのコンテンツについて、次に、シナリオ“pause=メッセージ2”を認識することにより、メール手順部2−5−1に対し、問合せつきの交換情報メッセージ2の受信を指示する(S3611)。
【0258】
この結果、メール手順部2−5−1は、通信制御部2−2を介して、メールを受信した宛て先ユーザが操作するWS3内のメール制御部3−3(図33)に対して、交換情報メッセージ2の受信を行うか否かを宛て先ユーザに問い合せるための受信問合せ要求を送信する(S3612)。
【0259】
宛て先ユーザは、WS3を操作することにより、上記受信問合せ要求に返答する(S3613)。この結果、WS3内のメール制御部3−3からCTIサーバ2内の通信制御部2−2を介してメール制御部2−5内のメール手順部2−5−1(図31)に対し、受信問合せ応答が返信される(S3614)。
【0260】
ここで、宛て先ユーザが、交換情報メッセージ2の受信を行わない旨(NG)を示す受信問合せ応答を返信した場合には、メール手順部2−5−1は、メールの受信動作を終了する。
【0261】
一方、宛て先ユーザが、交換情報メッセージ2の受信を行う旨(OK)を示す受信問合せ応答を返信した場合には、メール手順部2−5−1は、受信OKを認識した後(S3615)、メディア制御部2−6(図30)内の交換情報制御部2−6−1(図32)に対して、交換情報メッセージ2のコンテンツの受信を指示する(S3617)。
【0262】
交換情報制御部2−6−1は、メール手順部2−5−1からの上記指示に基づいて、上記交換情報メッセージ2のコンテンツを展開し(S3617)、そのコンテンツの内容に基づき交換機依頼情報を生成し、それを二者接続要求として、交換情報制御部2−6−1が含まれるCTIサーバ2内のメール制御部及び交換機通信部2−1(30)を介して、そのCTIサーバ2が制御する構内交換機1に送信する(S3618)。
【0263】
構内交換機1は、特には図示しないが、前述した第1の実施の形態における図5のS505〜S509と同様にして二者接続制御を実行し、二者接続に成功した場合に、その構内交換機1が接続されるCTIサーバ2に二者接続成功の応答を返す。
【0264】
交換情報制御部2−6−1は、二者接続成功の応答を受信すると、それが含まれるCTIサーバ2に含まれるメール制御部2−5(図30)内のメール手順部2−5−1(図31)に、二者接続成功の応答を返す(S3619)。
【0265】
なお、交換情報制御部2−6−1は、構内交換機1から二者接続失敗を通知された場合には、前述した第1の実施の形態における図6のS604〜S610と同様にして二者接続制御を繰り返す。
【0266】
メール手順部2−5−1は、二者接続成功の応答を返されると、メディア制御部2−6内のシナリオ制御部2−6−2に対し、受信完了を通知する(S3620)。
【0267】
シナリオ制御部2−6−2は、受信完了を通知されると、S3604で展開した図42に示されるシナリオのコンテンツについて、既に受信を完了している音声メッセージ3及び交換情報メッセージ2のシナリオ以外にシナリオが存在しないことを確認することによって、メール手順部2−5−1に受信完了を通知する(S3621)。
【0268】
メール手順部2−5−1は、シナリオ制御部2−6−2から受信完了を通知されると、通信制御部2−2を介してメールを受信したWS3内のメール制御部3−3に、受信完了を通知する(S3622)。
【0269】
以上説明した図36の一連の動作によって、シナリオに基づくキャンプオン受信を含む各メッセージの受信を実現することができる。
なお、図43に示されるシナリオの具体例では、音声メッセージ2とFAXメッセージ3を同時に受信した後に、問合せ付きの交換情報メッセージの受信を行う旨が指示されている。音声メッセージ2とFAXメッセージ3の同時受信は、メディア制御部2−6(図30)内の音声制御部2−6−3及びFAX制御部2−6−4(図32)によって実現される。なお、FAXメッセージ3は、FAX装置5a(図28)又は5b(図29)、或いは、WS3のディスプレイ画面に出力される。
第4の実施の形態
図44は、本発明の第4の実施の形態のシステム構成図である。
【0270】
図44において、図1、図10、図28、図29の各図の場合と同じ番号が付された部分はそれらの図の場合と同じ機能を有する。
第4の実施の形態では、事務所aに属する電話4aが事務所bに属する電話4b−1を呼び出したときに、事務所b内で電話4b−1と電話4b−2が内線通話中であるために、電話4aが電話4b−1の話中(ビジー状態)を検出した場合に、電話4aの加入者は、WS3aからWS3bに向けて追加接続サービスを要求することができる。
【0271】
WS3bの加入者が追加接続を許可すると、事務所bにおいて、CTIサーバ2bが構内交換機1bを制御することにより、電話4b−1と電話4b−2の内線通話に、CTIサーバ2bに接続されている音声ボード内線7b−1が追加接続されると共に、電話4aがCTIサーバ2bに接続されている音声ボード内線7b−2に接続され、更に、音声ボード内線7b−1と7b−2とがブリッジ接続される。
【0272】
この結果、事務所aの電話4aの加入者は、音声ボード内線7b−2及び音声ボード内線7b−1を介して、事務所b内における電話4b−1の加入者と電話4b−2の加入者との内線通話に参加することができる。
【0273】
以上が本発明に関連する第4の実施の形態の特徴である。
図45は、第4の実施の形態におけるCTIサーバ2(図44のCTIサーバ2a及び2bに対応する)の構成図である。第4の実施の形態におけるCTIサーバ2は、図2に示される第1の実施の形態等におけるCTIサーバ2と同様の交換機通信部2−1、通信制御部2−2、及びCTIDB2−4の他に、サービス制御部2−3′、音声ボード制御部2−10、及び音声ボード2−11を有する。
【0274】
サービス制御部2−3′は、図2等におけるキャンプオン制御部2−3を置き換えるものである。なお勿論、サービス制御部2−3′はキャンプオン制御部2−3の機能を包含していてもよい。
【0275】
音声ボード2−11は、少なくとも音声ボード内線7−1(図44の7b−1に対応する)と音声ボード内線7−2(図44の7b−2に対応する)を終端する。音声ボード内線7−1と音声ボード内線7−2は、構内交換機1(図44の1bに対応する)に収容される。
【0276】
音声ボード制御部2−10は、音声ボード2−11を制御することにより、音声ボード内線7−1と7−2をブリッジ接続することができる。
サービス制御部2−3′は、前述した追加接続サービスを制御する。
【0277】
次に、図46は、第4の実施の形態におけるWS3(図10のWS3aとWS3bに対応する)の構成図である。WS3は、サービス部3−1′と通信制御部3−2とから構成される。
【0278】
サービス部3−1′は、追加接続サービスのための後述する追加接続依頼情報の編集及び送信等を制御する。
通信制御部3−2は、図3に示される第1の実施の形態におけるWS3を構成する通信制御部3−2と同じであり、コンピュータネットワーク5(図44)を介した前述のCTIサーバ2に対する各種追加接続サービス制御情報の送受信を制御する。
【0279】
図47は、図44、図45、及び図46に示される構成を有する第4の実施の形態が実現する追加接続サービスの動作シーケンスを示す図である。
まず、電話4aの加入者は、WS3aを操作して、追加接続依頼情報を編集する(S4701)。この編集操作は、WS3aに属するサービス部3−1′(図46)によって制御される。
【0280】
この追加接続依頼情報は、例えば図48に示されるデータ構成を有する。
“要求種別”としては、“追加接続”が設定される。
“発信先番号”(例:044−222−3333)として、相手の電話(図44の例では事務所bに属する電話4b−1)の外線番号が指定される。
【0281】
“自電話番号”(例:044−123−4567)としては、電話4aの外線電話番号が指定される。
“電話網種別”(例:公衆網)及び“結果通知の有無”(例:あり)は、それぞれ、前述した第1の実施の形態における図7に示されるキャンプオン依頼情報を構成する“電話網種別”及び“結果通知の有無”と同様である。
【0282】
“追加者の氏名”(例:富士通太郎)としては、追加されるべき加入者の氏名が指定される。
WS3aの操作者は、上述の内容を有する追加接続依頼情報を作成した後、それをCTIサーバ2aへ送信することを指示する送信指示を発行する。この送信指示には、事務所aに属するCTIサーバ2aのIPアドレス(又はホストアドレス)が含まれる。この結果、事務所aに属するWS3a内の通信制御部3−2(図46)が、事務所aに属するCTIサーバ2aに、上記追加接続依頼情報を送信することによって、WS3aからCTIサーバ2aに追加接続サービスが依頼される(S4702)。
【0283】
CTIサーバ2a内の通信制御部2−2(図45)は、上記追加接続依頼情報を受信すると、それをCTIサーバ2a内のサービス制御部2−3′(図45)に引き渡す。
【0284】
サービス制御部2−3′は、上記追加接続依頼情報を受信すると、前述の第2の実施の形態における図20に示されるデータ構成を有するCTIDB2−4を用いて、追加接続依頼情報に設定された“発信先番号”をキーとして、事務所bに属するCTIサーバ2bのIPアドレスを検索し、そのIPアドレスが追加された追加接続依頼情報をCTIサーバ2bへ送信することを指示する送信指示を発行する(S4703)。なお、CTIサーバ2aは、例えば前述した第1の実施の形態における図8に示される電話番号変換データを保有し、“発信先番号”に設定されている外線番号を、事務所bに属する構内交換機1bからみた電話4bの内線番号に変換し、それを追加接続依頼情報に設定し直す。
【0285】
通信制御部2−2(図45)は、事務所bに属するCTIサーバ2bに、上記追加接続依頼情報を送信することにより、CTIサーバ2aからCTIサーバ2bに追加接続サービスが依頼される(S4704)。
【0286】
事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2(図45)は、事務所aに属するCTIサーバ2aから追加接続依頼情報を受信すると、それをCTIサーバ2b内のサービス制御部2−3′(図45)に引き渡す。
【0287】
サービス制御部2−3′は、上述の追加接続依頼情報を受信すると、図49に示されるように、“要求種別”として“追加接続要求”が設定され、“要求元氏名”として“追加者の氏名”(図48参照)が設定されたサービス通知情報を編集し(S4705)、それを、通信制御部2−2を介して事務所b内のWS3bに通知する(S4706)。
【0288】
WS3b内の通信制御部3−2(図46)は、CTIサーバ2bからサービス通知情報を受信すると、それをサービス部3−1′に引き渡す。この結果、サービス部3−1′は、WS3bに接続されているディスプレイに、例えば図50に示されるサービス通知をポップアップメッセージとして表示させる。この通知に対して、WS3bの操作者が追加接続の許可を指示すると、サービス部3−1′は、図51に示されるように、“要求種別”として“追加接続要求”が設定され、“受付結果”として“OK”が設定されたサービス応答情報を編集し(S4707)、それを、通信制御部3−2を介してCTIサーバ2bに返信する(S4708)。
【0289】
CTIサーバ2b内のサービス制御部2−3′は、通信制御部2−2を介して上記サービス応答情報を受信すると、以下の一連の処理を実行する。
まず、サービス制御部2−3′は、交換機通信部2−1(図45)を介して事務所bに属する構内交換機1b(図44)に、電話4b−1と電話4b−2の間に接続されている呼(内線通話)に、CTIサーバ2b内の音声ボード2−11(図45)に接続されている音声ボード内線7−1を、追加接続させる(S4709)。
【0290】
続いて、サービス制御部2−3′は、交換機通信部2−1を介して事務所bに属する構内交換機1bに、CTIサーバ2b内の音声ボード2−11に接続されている音声ボード内線7−2を、事務所a内の電話4aに接続させる(S4710)。
【0291】
更に、サービス制御部2−3′が音声ボード制御部2−10(図45)にブリッジ接続を依頼することにより、音声ボード制御部2−10が音声ボード2−11に、その音声ボード2−11に接続されている音声ボード内線7−1と音声ボード内線7−2とをブリッジ接続させる(S4711)。このブリッジ接続は、音声ボード2−11が有する機能であり、その音声ボード2−11に接続されている音声ボード内線7−1における音声信号と音声ボード内線7−2における音声信号とを、構内交換機1bによらずに相互に乗り入れさせる機能である。
【0292】
この結果、事務所a内の電話4aが、音声ボード内線7b−2及び音声ボード内線7b−1を介して、事務所b内における電話4b−1と電話4b−2の内線通話に接続される。
【0293】
最後に、サービス制御部2−3′は、図52に示されるように、それが受信した追加接続依頼情報(図48)に設定されていたのと同様の“要求種別”、“発信先電話番号”、及び“自電話番号”と、“成功”又は“失敗”を示す“結果”が設定された結果通知情報を編集し(S4712)、それを通信制御部2−2からコンピュータネットワーク5(図44)を介して事務所a内のCTIサーバ2aに向けて送信する(S4713)。
【0294】
CTIサーバ2a内のサービス制御部2−3′は、通信制御部2−2を介して上記結果通知情報を受信すると、それを通信制御部2−2を介して追加接続サービスの依頼元であるWS3aに返信する(S4714)。
【0295】
WS3a内のサービス部3−1′(図46)は、通信制御部3−2を介して上記結果通知情報を受信すると、追加接続の成功通知を、WS3aのディスプレイ画面上にポップアップメッセージとして表示する。
【0296】
以上説明した第4の実施の形態においては、事務所b内の電話4b−1と電話4b−2の内線通話に事務所a内の電話4aが追加接続される場合について説明したが、事務所b内の電話4b−1と他の外線に接続されている電話4cの外線通話に、事務所a内の電話4aを追加接続させることも、上記と全く同様の制御により可能である。
【0297】
また、WS3とCTIサーバ2との間の追加接続依頼情報等の通信は、第3の実施の形態の場合と同様に、電子メールを使って行われてもよい。
第5の実施の形態
本発明の第5の実施の形態のシステム構成、CTIサーバ2(CTIサーバ2a及びCTIサーバ2b)の構成、及びWS3(WS3a及びWS3b)の構成は、上述した第4の実施の形態にかかる図44、図45、及び図46にそれぞれ示されているものと同じである。
【0298】
この場合に、CTIサーバ2内のサービス制御部2−3′(図45)は、割り込み接続サービスを制御する。また、WS3内のサービス部3−1′(図46)は、割り込み接続サービスのための後述する割り込み接続依頼情報の編集及び送信等を制御する。
【0299】
第5の実施の形態では、事務所aに属する電話4aが事務所bに属する電話4b−1を呼び出したときに、事務所b内で電話4b−1と電話4b−2が内線通話中であるために、電話4aが電話4b−1の話中(ビジー状態)を検出した場合に、電話4aの加入者は、WS3aからWS3bに向けて割り込み接続サービスを要求することができる。
【0300】
WS3bの加入者が割り込み接続を許可すると、事務所bにおいて、CTIサーバ2bが構内交換機1bを制御することにより、電話4b−1と電話4b−2の内線通話に、CTIサーバ2bに接続されている音声ボード内線7b−1が割り込み接続され、電話4b−2が保留状態にされると共に、電話4aがCTIサーバ2bに接続されている音声ボード内線7b−2に接続され、更に、音声ボード内線7b−1と7b−2とがブリッジ接続される。
【0301】
この結果、事務所aの電話4aの加入者は、音声ボード内線7b−2及び音声ボード内線7b−1を介して、事務所b内における電話4b−1の加入者と通話が可能となる。
【0302】
以上が本発明に関連する第5の実施の形態の特徴である。
図53は、図44、図45、及び図46に示される構成を有する第5の実施の形態が実現する割り込み接続サービスの動作シーケンスを示す図である。
【0303】
まず、電話4aの加入者は、WS3aを操作して、割り込み接続依頼情報を編集する(S5301)。この編集操作は、WS3aに属するサービス部3−1′(図46)によって制御される。
【0304】
この割り込み接続依頼情報は、例えば図54に示されるデータ構成を有する。
“要求種別”としては、“割り込み接続”が設定される。
“発信先番号”、“自電話番号”、及び“電話網種別”は、前述した追加接続サービスにかかる追加接続依頼情報の場合(図48)と同じである。
【0305】
“割り込み者の氏名”(例:富士通太郎)として、割り込むべき加入者の氏名が指定される。
WS3aの操作者は、上述の内容を有する割り込み接続依頼情報を作成した後、それをCTIサーバ2aへ送信することを指示する送信指示を発行する。この送信指示には、事務所aに属するCTIサーバ2aのIPアドレス(又はホストアドレス)が含まれる。この結果、事務所aに属するWS3a内の通信制御部3−2(図46)が、事務所aに属するCTIサーバ2aに、上記割り込み接続依頼情報を送信することによって、WS3aからCTIサーバ2aに割り込み接続サービスが依頼される(S5302)。
【0306】
CTIサーバ2a内の通信制御部2−2(図45)は、上記割り込み接続依頼情報を受信すると、それをCTIサーバ2a内のサービス制御部2−3′(図45)に引き渡す。
【0307】
サービス制御部2−3′は、上記割り込み接続依頼情報を受信すると、前述の第2の実施の形態における図20に示されるデータ構成を有するCTIDB2−4を用いて、割り込み接続依頼情報に設定された“発信先番号”をキーとして、事務所bに属するCTIサーバ2bのIPアドレスを検索し、そのIPアドレスが追加された割り込み接続依頼情報をCTIサーバ2bへ送信することを指示する送信指示を発行する(S5303)。なお、CTIサーバ2aは、例えば前述の第1の実施の形態における図8に示される電話番号変換データを保有し、“発信先番号”に設定されている外線番号を、事務所bに属する構内交換機1bからみた電話4bの内線番号に変換し、それを追加接続依頼情報に設定し直す。
【0308】
通信制御部2−2(図45)は、事務所bに属するCTIサーバ2bに、上記割り込み接続依頼情報を送信することにより、CTIサーバ2aからCTIサーバ2bに割り込み接続サービスが依頼される(S5304)。
【0309】
事務所bに属するCTIサーバ2b内の通信制御部2−2(図45)は、事務所aに属するCTIサーバ2aから割り込み接続依頼情報を受信すると、それをCTIサーバ2b内のサービス制御部2−3′(図45)に引き渡す。
【0310】
サービス制御部2−3′は、上述の割り込み接続依頼情報を受信すると、図49に示されるように、“要求種別”として“割り込み接続要求”が設定され、“要求元氏名”として“割り込み者の氏名”(図54参照)が設定されたサービス通知情報を編集し(S5305)、それを、通信制御部2−2を介して事務所b内のWS3bに通知する(S5306)。
【0311】
WS3b内の通信制御部3−2(図46)は、CTIサーバ2bからサービス通知情報を受信すると、それをサービス部3−1′に引き渡す。この結果、サービス部3−1′は、WS3bに接続されているディスプレイに、例えば図50に示されるサービス通知をポップアップメッセージ(但し“割り込み接続”ではなく“割り込み”)として表示させる。この通知に対して、WS3bの操作者が割り込み接続の許可を指示すると、サービス部3−1′は、図51に示されるように、“要求種別”として“割り込み接続要求”が設定され、“受付結果”として“OK”が設定されたサービス応答情報を編集し(S5307)、それを、通信制御部3−2を介してCTIサーバ2bに返信する(S5308)。
【0312】
CTIサーバ2b内のサービス制御部2−3′は、通信制御部2−2を介して上記サービス応答情報を受信すると、以下の一連の処理を実行する。
まず、サービス制御部2−3′は、交換機通信部2−1(図45)を介して事務所bに属する構内交換機1b(図44)に、電話4b−1と電話4b−2の間に接続されている呼(内線通話)に、CTIサーバ2b内の音声ボード2−11(図45)に接続されている音声ボード内線7−1を、追加接続し、また、電話4b−2を保留状態にする(S5309)。
【0313】
続いて、サービス制御部2−3′は、交換機通信部2−1を介して事務所bに属する構内交換機1bに、CTIサーバ2b内の音声ボード2−11に接続されている音声ボード内線7−2を、事務所a内の電話4aに接続させる(S5310)。
【0314】
更に、サービス制御部2−3′が音声ボード制御部2−10(図45)にブリッジ接続を依頼することにより、音声ボード制御部2−10が音声ボード2−11に、その音声ボード2−11に接続されている音声ボード内線7−1と音声ボード内線7−2とをブリッジ接続させる(S5311)。
【0315】
この結果、事務所a内の電話4aが、音声ボード内線7b−2及び音声ボード内線7b−1を介して、事務所b内における電話4b−1と接続される。
最後に、サービス制御部2−3′は、図52に示されるように、それが受信した割り込み接続依頼情報(図54)に設定されていたのと同様の“要求種別”、“発信先電話番号”、及び“自電話番号”と、“成功”又は“失敗”を示す“結果”が設定された結果通知情報を編集し(S5312)、それを通信制御部2−2からコンピュータネットワーク5(図44)を介して事務所a内のCTIサーバ2aに向けて送信する(S5313)。
【0316】
CTIサーバ2a内のサービス制御部2−3′は、通信制御部2−2を介して上記結果通知情報を受信すると、それを通信制御部2−2を介して割り込み接続サービスの依頼元であるWS3aに返信する(S5314)。
【0317】
WS3a内のサービス部3−1′(図46)は、通信制御部3−2を介して上記結果通知情報を受信すると、割り込み接続の成功通知を、WS3aのディスプレイ画面上にポップアップメッセージとして表示する。
【0318】
以上説明した第5の実施の形態においては、事務所b内の電話4b−1と電話4b−2の内線通話中に電話4b−2を保留状態にさせて事務所a内の電話4aが割り込み接続される場合について説明したが、事務所b内の電話4b−1と他の外線に接続されている電話4cの外線通話中に電話4cを保留状態にさせて、事務所a内の電話4aを割り込み接続させることも、上記と全く同様の制御により可能である。
【0319】
また、WS3とCTIサーバ2との間の割り込み接続依頼情報等の通信は、第3の実施の形態の場合と同様に、電子メールを使って行われてもよい。
第6の実施の形態
本発明の第6の実施の形態のシステム構成とWS3(WS3a及びWS3b)の構成は、上述した第4の実施の形態にかかる図44及び図46にそれぞれ示されているものと同じである。
【0320】
この場合に、WS3内のサービス部3−1′(図46)は、転送登録/解除サービスのための後述する転送登録依頼情報の編集及び送信等を制御する。
図55は、第6の実施の形態におけるCTIサーバ2(図44のCTIサーバ2a及び2bに対応する)の構成図である。第6の実施の形態におけるCTIサーバ2は、図45に示される第4及び第5の形態におけるCTIサーバ2と同様の交換機通信部2−1、通信制御部2−2、サービス制御部2−3′、CTIDB2−4、音声ボード制御部2−10、及び音声ボード2−11の他に、特には図示しない記憶装置に記憶された転送管理データ2−12を有する。
【0321】
この場合、サービス制御部2−3′は転送登録/解除サービスを制御する。
第6の実施の形態では、事務所bに属する電話4b−1(電話4b−2でも勿論よい)につき、その電話4b−1への着信を外線に接続される電話4cに転送する転送登録を、事務所bに属するWS3bによって行うことができる。勿論、その転送の解除も可能である。
【0322】
上述のような転送登録がされた後、事務所aに属する電話4aが事務所bに属する電話4b−1を呼び出した場合、事務所bにおいて、構内交換機1bからの電話4b−1への呼出しに対する着信先指示要求に対し、CTIサーバ2bは、構内交換機1bに対して、その呼出しをCTIサーバ2bに接続されている音声ボード内線7b−1に着信させることを指示する。
【0323】
これと共に、CTIサーバ2bは、構内交換機1bに対して、CTIサーバ2bに接続されている音声ボード内線7b−2を外線に接続されている電話4cに接続させることを指示する。
【0324】
更に、CTIサーバ2bは、それに接続されている音声ボード内線7b−1と7b−2とをブリッジ接続させる。
この結果、事務所aの電話4aの加入者は、音声ボード内線7b−2及び音声ボード内線7b−1を介して、外線に接続されている転送先の電話4cの加入者と通話が可能となる。
【0325】
以上が本発明に関連する第6の実施の形態の特徴である。
図56は、図44、図55、及び図46に示される構成を有する第6の実施の形態が実現する転送登録/解除サービスの動作シーケンスを示す図である。
【0326】
まず、転送登録動作について説明する。
事務所b内のWS3bの操作者は、事務所bに属する電話4b−1について、その電話4b−1への着信を外線に接続される電話4cに転送することを指定するための転送登録依頼情報を編集する(S5601)。この編集操作は、WS3bに属するサービス部3−1′(図46)によって制御される。
【0327】
この転送登録依頼情報は、例えば図57に示されるデータ構成を有する。
“要求種別”としては、“転送登録”が設定される。
“転送元番号”としては、構内交換機1bから見た場合の転送元の電話4b−1の内線番号が指定される。
【0328】
“転送先番号”としては、転送先の電話4cの外線番号が指定される。
“電話網種別”としては、電話4cが、自局(構内交換機1b)に属するものなのか、トール網を介して電話4bに接続されるものなのか、公衆網を介して電話4bに接続されるものなのかが指定される。
【0329】
WS3aの操作者は、上述の内容を有する転送登録依頼情報を作成した後、それをCTIサーバ2bへ送信することを指示する送信指示を発行する。この送信指示には、事務所bに属するCTIサーバ2bのIPアドレス(又はホストアドレス)が含まれる。この結果、事務所bに属するWS3b内の通信制御部3−2(図46)が、事務所bに属するCTIサーバ2bに、上記転送登録依頼情報を送信することによって、WS3bからCTIサーバ2bに転送登録サービスが依頼される(S5602)。
【0330】
CTIサーバ2b内の通信制御部2−2(図55)は、上記転送登録依頼情報を受信すると、それをCTIサーバ2b内のサービス制御部2−3′(図55)に引き渡す。
【0331】
サービス制御部2−3′は、上記転送登録依頼情報を受信すると、まず、転送管理データ2−12(図55)に、その依頼内容を登録する。転送管理データ2−12は、図58に示されるデータセットからなるデータベースである(S5603)。
【0332】
次に、サービス制御部2−3′は、交換機通信部2−1(図55)を介して構内交換機1b(図44)に、電話4b−1に対して着信先指示対象デバイス登録をすることを依頼する(S5604)。
【0333】
その後、サービス制御部2−3′は、図52に示されるように、それが受信した転送登録依頼情報(図57)に設定されていたのと同様の“要求種別”、“転送元番号”、及び“転送先番号”と、“成功”又は“失敗”を示す“結果”が設定された結果通知情報を編集し(S5605)、それを通信制御部2−2から転送登録サービスの依頼元であるWS3aに返信する(S5606)。
【0334】
WS3a内のサービス部3−1′(図46)は、通信制御部3−2を介して上記結果通知情報を受信すると、転送登録の成功通知を、WS3aのディスプレイ画面上にポップアップメッセージとして表示する。
【0335】
次に、実際の転送動作について説明する。
上述のようにして電話4b−1に対する転送登録が完了した後に、事務所aに属する電話4aが事務所bに属する電話4b−1を呼び出した(ダイヤルした)場合、事務所bに属する構内交換機1bは、CTIサーバ2bに対して、その呼の着信先の指示を要求する(S5607)。
【0336】
CTIサーバ2b内のサービス制御部2−3′は、交換機通信部2−1(図55)を介して構内交換機1bから上記着信先指示要求を受信すると、交換機通信部2−1を介して構内交換機1bに対して、その呼出しをCTIサーバ2b内の音声ボード2−11(図55)に接続されている音声ボード内線7b−1に着信させることを指示する(S5608)。
【0337】
これと共に、サービス制御部2−3′は、構内交換機1bから着信先指示要求と共に通知された電話4b−1の内線番号をキーとして転送管理データ2−12(図55)の転送元番号を検索し、検索された転送元番号とペアになっている転送先番号と電話網種別を取得する。そして、サービス制御部2−3′は、交換機通信部2−1を介して構内交換機1bに対して、CTIサーバ2bに接続されている音声ボード内線7b−2を、上述の転送先番号と電話網種別に対応する転送先(図44の例では外線に接続されている電話4c)に接続させることを指示する(S5609)。
【0338】
更に、サービス制御部2−3′が音声ボード制御部2−10(図55)にブリッジ接続を依頼することにより、音声ボード制御部2−10が音声ボード2−11に、その音声ボード2−11に接続されている音声ボード内線7−1と音声ボード内線7−2とをブリッジ接続させる(S5610)。
【0339】
この結果、事務所aの電話4aの加入者は、CTIサーバ2b内の音声ボード内線7b−2及び音声ボード内線7b−1を介して、外線に接続されている転送先の電話4cの加入者と通話が可能となる。
【0340】
最後に、転送解除動作について説明する。
事務所bのWS3bの操作者は、事務所bに属する電話4b−1についての転送解除を指定するための転送解除依頼情報を編集する(S5611)。この編集操作は、WS3bに属するサービス部3−1′(図46)により制御される。
【0341】
この転送解除依頼情報は、例えば図57に示される転送登録依頼情報と同じデータ構成を有する。この場合、“要求種別”としては、“転送解除”が設定される。
【0342】
WS3aの操作者は、上記内容を有する転送解除依頼情報を作成した後、それをCTIサーバ2bへ送信することを指示する送信指示を発行する。この結果、事務所bに属するWS3b内の通信制御部3−2(図46)が、事務所bに属するCTIサーバ2bに、上記転送解除依頼情報を送信することによって、WS3bからCTIサーバ2bに転送解除サービスが依頼される(S5612)。
【0343】
CTIサーバ2b内の通信制御部2−2(図55)は、上記転送解除依頼情報を受信すると、それをCTIサーバ2b内のサービス制御部2−3′(図55)に引き渡す。
【0344】
サービス制御部2−3′は、上記転送解除依頼情報を受信すると、まず、交換機通信部2−1(図55)を介して構内交換機1b(図44)に対して、電話4b−1に対する着信先指示対象デバイス登録を解除することを依頼する(S5613)。
【0345】
次に、サービス制御部2−3′は、転送解除依頼情報によって通知された電話4b−1の内線番号をキーとして転送管理データ2−12(図55)の転送元番号を検索し、検索された転送元番号に対応するエントリのデータを消去する(S5614)。
【0346】
その後、サービス制御部2−3′は、図52に示されるように、それが受信した転送解除依頼情報(図57)に設定されていたのと同様の“要求種別”、“転送元番号”、及び“転送先番号”と、“成功”又は“失敗”を示す“結果”が設定された結果通知情報を編集し(S5615)、それを通信制御部2−2から転送解除サービスの依頼元であるWS3aに返信する(S5616)。
【0347】
WS3a内のサービス部3−1′(図46)は、通信制御部3−2を介して上記結果通知情報を受信すると、転送解除の成功通知を、WS3aのディスプレイ画面上にポップアップメッセージとして表示する。
【0348】
以上説明した本発明の第6の実施の形態において、転送管理データ2−12として、任意の電話4b−1について転送先を複数設定し、1つの転送先が着信不可能であった場合に、電話4b−1に対する呼が次の転送先に転送されるように構成してもよい。
【0349】
また、電話4b−1への呼の発生時に、その呼を他の電話4cに転送するかしないかを、WS3bから指定させるように構成してもよい。この場合には、構内交換機1bがCTIサーバ2bに対して着信先指示要求(S5607)を通知したタイミングで、CTIサーバ2bが、WS3bの操作者に着信先を指示させ、その着信先を構内交換機1bに通知する。
【0350】
更に、WS3とCTIサーバ2との間の転送登録/解除依頼情報等の通信は、第3の実施の形態の場合と同様に、電子メールを使って行われてもよい。
本実施の形態を実現するプログラムが記録された記録媒体についての補足
本発明は、コンピュータにより使用されたときに、上述の本発明の各実施の形態のCTIサーバ2又はWS3(CTIクライアント)の各構成によって実現される機能と同様の機能をコンピュータに行わせるためのコンピュータ読出し可能記録媒体として構成することもできる。
【0351】
この場合に、図59に示されるように、例えばフロッピィディスク、CD−ROMディスク、光ディスク、リムーバブルハードディスク等の可搬型記録媒体5902や、ネットワーク回線5903経由で、本発明の実施の形態の各種機能を実現するプログラムが、CTIサーバ2又はWS3を構成するコンピュータ5901の本体5904内のメモリ(RAM又はハードディスク等)5905にロードされて、実行される。
【0352】
【発明の効果】
本発明の第1の態様の構成によれば、CTIクライアント装置からインターネット等のコンピュータネットワークを介してCTIサーバ装置にアクセス可能であって、かつ交換機が発呼可能な範囲であれば、例えば公衆電話網を介して接続される事務所間でもCTI制御を実現することができる。これによって、電話網の種別によらない広範囲の回線交換網にまたがるCTI制御を実現することが可能となる。
【0353】
本発明の第2の態様の構成によれば、CTI制御依頼情報に設定されている発信先番号等に応じて最適なCTIサーバ装置がCTI制御を実行できることによって、例えば同一事務所内でのCTI制御と2つの事務所間でのCTI制御とを自動的に振り分けることが可能となり、柔軟かつ広範囲なCTI制御が可能となる。また、CTI制御依頼情報に設定されている発信先番号に基づいてCTIデータベース装置が参照されることにより、各CTI制御依頼情報に対応する最適なCTIサーバ装置を効率良く決定することが可能となる。
【0354】
本発明の第3の態様の構成によれば、CTIクライアント装置は、最低限電子メールの送信機能を備えた単純な携帯情報端末等であっても、インターネット等のコンピュータネットワークを介してCTIサーバ装置に交換情報を含む電子メールを送信することによって、電話網の種別によらない広範囲の回線交換網にまたがるCTI制御を実現することが可能となる。また、例えば、本発明によるCTIクライアント装置の機能とPHS端末等の携帯電話等の機能とが結合されることにより、CTI制御機能を有する回線交換端末を容易に実現することができる。
【0355】
本発明の第4の態様の構成によれば、上述の本発明の第3の態様の構成の効果に前述の本発明の第2の態様の構成の効果を付加することが可能となる。
また、本発明において、電子メールによるCTI制御において実行契機を選択する機能を有することによって、ユーザのニーズに応じたCTI制御が可能となる。
【0356】
また、本発明において、電子メールに交換情報と共に1つ以上のメディアのメッセージ情報を含ませ、更に交換情報及び1つ以上のメディアのメッセージ情報の処理タイミング及び処理形態がシナリオ情報によって指定されることにより、電子メールによる手軽なCTI制御と合わせた効果的なメッセージ伝達が可能となる。
【0357】
また、本発明において、電子メールによるCTI制御においてその電子メールの処理タイミングを制御する機能を有することにより、ユーザのニーズに応じたCTI制御が可能となる。
【0358】
更に、本発明では、二者接続制御を実現するキャンプオンサービスという具体的なサービスを、効率良く実現することが可能となる。
上述の本発明の第5、第6、及び第7の態様の構成によれば、本発明の第1及び第2の態様の効果である、電話網の種別によらない広範囲の回線交換網にまたがる柔軟かつ広範囲なCTI制御において、特に、3者通話のための追加/割り込み接続サービス、又は着信転送サービスを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のシステム構成図である。
【図2】第1の実施の形態におけるCTIサーバの構成図である。
【図3】第1の実施の形態におけるWSの構成図である。
【図4】第1の実施の形態の動作シーケンス図(その1)である。
【図5】第1の実施の形態の動作シーケンス図(その2)である。
【図6】第1の実施の形態の動作シーケンス図(その3)である。
【図7】第1の実施の形態におけるキャンプオン依頼情報のデータ構成例を示す図である。
【図8】電話番号変換データの構成例を示す図である。
【図9】キャンプオン結果通知情報のデータ構成例を示す図である。
【図10】第2の実施の形態のシステム構成図である。
【図11】第2の実施の形態におけるCTIサーバの構成図である。
【図12】第2の実施の形態の動作シーケンス図(その1)である。
【図13】第2の実施の形態の動作シーケンス図(その2)である。
【図14】第2の実施の形態の動作シーケンス図(その3)である。
【図15】第2の実施の形態の動作シーケンス図(その4)である。
【図16】第2の実施の形態の動作シーケンス図(その5)である。
【図17】電話接続依頼情報のデータ構成の例を示す図である。
【図18】内線外線変換DBのデータ構成例を示す図である。
【図19】第2の実施の形態におけるキャンプオン依頼情報のデータ構成例を示す図である。
【図20】CTIDBのデータ構成の例を示す図である。
【図21】キャンプオン応答情報のデータ構成例を示す図である。
【図22】キャンプオン取消情報のデータ構成例を示す図である。
【図23】キャンプオン制御のシーケンスの概略図である。
【図24】状態監視依頼情報のデータ構成例を示す図である。
【図25】状態通知情報のデータ構成例を示す図である。
【図26】状態監視終了情報のデータ構成例を示す図である。
【図27】状態監視制御のシーケンスの概略図である。
【図28】第3の実施の形態のシステム構成図(その1)である。
【図29】第3の実施の形態のシステム構成図(その2)である。
【図30】第3の実施の形態におけるCTIサーバの構成図である。
【図31】メール制御部の構成図である。
【図32】メディア制御部の構成図である。
【図33】第3の実施の形態におけるWSの構成図である。
【図34】第3の実施の形態の動作シーケンス図(その1)である。
【図35】第3の実施の形態の動作シーケンス図(その2)である。
【図36】第3の実施の形態の動作シーケンス図(その3)である。
【図37】メール手順部によるサービス種別の制御処理を示す動作フローチャートである。
【図38】宛て先DBのデータ構成例を示す図である。
【図39】メール情報とコンテンツのデータ構成例を示す図(その1)である。
【図40】メール情報とコンテンツのデータ構成例を示す図(その2)である。
【図41】メール情報とコンテンツのデータ構成例を示す図(その3)である。
【図42】シナリオデータの具体例を示す図(その1)である。
【図43】シナリオデータの具体例を示す図(その2)である。
【図44】第4、第5、及び第6の実施の形態のシステム構成図である。
【図45】第4及び第5の実施の形態におけるCTIサーバの構成図である。
【図46】第4、第5、及び第6の実施の形態におけるWSの構成図である。
【図47】第4の実施の形態の動作シーケンス図(追加接続)である。
【図48】追加接続依頼情報のデータ構成例を示す図である。
【図49】WSへのサービス通知情報のデータ構成例を示す図である。
【図50】WSで表示されるサービス通知画面の例を示す図である。
【図51】WSからのサービス応答情報のデータ構成例を示す図である。
【図52】結果通知情報のデータ構成例を示す図である。
【図53】第5の実施の形態の動作シーケンス図(割り込み)である。
【図54】割り込み依頼情報のデータ構成例を示す図である。
【図55】第6の実施の形態におけるCTIサーバの構成図である。
【図56】第6の実施の形態の動作シーケンス図(転送登録/解除)である。
【図57】転送登録/解除依頼情報のデータ構成例を示す図である。
【図58】転送管理データの構成例を示す図である。
【図59】本実施の形態を実現するプログラムが記録された記録媒体の説明図である。
【符号の説明】
1 構内交換機
2 CTIサーバ
2−1 交換機通信部
2−2 通信制御部
2−3 キャンプオン制御部
2−3′ サービス制御部
2−4 CTIDB(CTIデータベース)
2−5 メール制御部
2−5−1 メール手順部
2−5−2 サービス制御部
2−5−3 メッセージ判定部
2−6 メディア制御部
2−6−1 交換情報制御部
2−6−2 シナリオ制御部
2−6−3 音声制御部
2−6−4 FAX制御部
2−7 メールボックス配達制御部
2−8 メールボックス
2−9 宛て先DB(宛て先データベース)
2−10 音声ボード制御部
2−11 音声ボード
2−12 転送管理データ
3 WS(ワークステーション)
3−1 キャンプオン依頼部
3−1′ サービス部
3−2 通信制御部
3−3 メール制御部
4 電話
5 コンピュータネットワーク
6 電話網
7−1、7−2 音声ボード

Claims (39)

  1. 交換機によって終端される交換回線の接続を制御するためのCTI制御を実現するCTI制御システムであって、
    前記交換機は複数の交換機であり、
    前記複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、前記CTI制御を依頼するCTI制御依頼情報を送信するCTIクライアント装置と、
    前記CTIクライアント装置からアクセス可能なコンピュータネットワークに接続され、前記CTIクライアント装置から前記CTI制御依頼情報を受信し、該CTI制御依頼情報に基づいて前記一つの交換機とは別の交換機に対して前記CTI制御を実行する当該別の交換機側に設置されたCTIサーバ装置と、
    を含むことを特徴とするCTI制御システム。
  2. 交換機によって終端される交換回線の接続を制御するためのCTI制御を実現するCTI制御システムであって、
    前記交換機は複数の交換機であり、
    前記複数の交換機のうちのいずれか一つの交換機側に設置され、前記CTI制御を依頼するCTI制御依頼情報を送信するCTIクライアント装置と、
    前記複数の交換機のうちのいずれか一つの交換機側に設置され、前記CTIクライアント装置からアクセス可能なコンピュータネットワークに接続され、自装置が権限を有するエリア内のCTIクライアント装置から前記CTI制御依頼情報を受信し、該CTI制御依頼情報が自装置が処理すべきものである場合に、該CTI制御依頼情報に基づいて自装置の設置された側の前記交換機に対して前記CTI制御を実行し、該CTI制御依頼情報が自装置が処理すべきものではない場合に、該CTI制御依頼情報を処理すべき他の交換機側に設置されたCTIサーバ装置に該CTI制御依頼情報を転送するCTIサーバ装置と、
    を含むことを特徴とするCTI制御システム。
  3. 発信先番号毎に該発信先番号が含まれるCTI制御依頼情報を処理すべきCTIサーバ装置の前記コンピュータネットワーク上でのホストアドレス情報を記憶するCTIデータベース装置を更に含み、前記CTIサーバ装置は、前記CTI制御依頼情報が自装置が処理すべきものではない場合に、該CTI制御依頼情報を処理すべき他のCTIサーバ装置に対応するホストアドレス情報を、該CTI制御依頼情報に含まれる発信先番号に基づいて前記CTIデータベース装置にアクセスすることにより取得し、該ホストアドレス情報を送信先として前記CTI制御依頼情報を送信する、ことを特徴とする請求項2に記載のCTI制御システム。
  4. 前記CTIサーバ装置は、前記コンピュータネットワークを介して、前記CTIクライアント装置との間で、前記CTI制御依頼情報とそれに関連する情報を通信する第1の通信制御手段と、前記コンピュータネットワーク及び前記第1の通信制御手段を介して、前記CTIクライアント装置から前記CTI制御依頼情報を受信し、該CTI制御依頼情報に基づいて自装置の設置された側の前記交換機に対して前記CTI制御を依頼するための交換機依頼情報を生成しそれに基づいて前記交換機に対して前記CTI制御を実行するCTI制御実行手段と、該CTI制御実行手段が送信する前記交換機依頼情報とそれに関連する情報を前記交換機との間で通信する交換機通信手段と、を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のCTI制御システム。
  5. 前記CTIクライアント装置は、前記CTI制御を依頼するCTI制御依頼情報を編集するCTI制御依頼情報編集手段と、前記コンピュータネットワークを介して、前記CTIサーバ装置との間で、前記CTI制御依頼情報とそれに関連する情報を通信する第2の通信制御手段と、を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のCTI制御システム。
  6. CTIクライアント装置からCTI制御依頼情報を受信し、該CTI制御依頼情報に基づいて、交換機が終端する交換回線の接続を制御するためのCTI制御を実行するCTIサーバ装置であって、
    前記交換機は複数の交換機であり、該CTIサーバ装置は当該複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、
    コンピュータネットワークを介して、前記CTIサーバ装置が設置される交換機とは別の交換機側に設置される前記CTIクライアント装置との間で、前記CTI制御依頼情報とそれに関連する情報を通信する第1の通信制御手段と、
    前記コンピュータネットワーク及び前記第1の通信制御手段を介して、前記CTIクライアント装置から前記CTI制御依頼情報を受信し、該CTI制御依頼情報に基づいて前記一つの交換機に対して前記CTI制御を依頼するための交換機依頼情報を生成しそれに基づいて前記交換機に対して前記CTI制御を実行するCTI制御実行手段と、
    該CTI制御実行手段が送信する前記交換機依頼情報とそれに関連する情報を前記交換機との間で通信する交換機通信手段と、
    を含むことを特徴とするCTIサーバ装置。
  7. 交換機が終端する交換回線の接続を制御するためのCTI制御を依頼するCTI制御依頼情報をCTIサーバ装置に送信するCTIクライアント装置であって、
    前記交換機は複数の交換機であり、該CTIクライアント装置は当該複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、
    前記CTI制御依頼情報を編集するCTI制御依頼情報編集手段と、
    コンピュータネットワークを介して、前記CTIクライアント装置が設置される交換機とは別の交換機側に設置される前記CTIサーバ装置との間で、前記CTI制御依頼情報とそれに関連する情報を通信する第2の通信制御手段と、
    を含むことを特徴とするCTIクライアント装置。
  8. 前記CTI制御依頼情報は、結果通知の有無を指定する情報と監視時間を指定する情報とを含み、前記CTIサーバ装置は、前記CTI制御依頼情報に結果通知有りを指定する情報が設定されている場合に、前記CTI制御が前記CTI制御依頼情報に設定されている監視時間内に成功したか否かを示す通知を前記CTIクライアント装置に返信する、ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のCTI制御システム、CTIサーバ装置、又はCTIクライアント装置。
  9. 前記CTI制御依頼情報は、既に接続中の通話に対して追加接続を依頼するための追加接続依頼情報であり、前記CTIサーバ装置は、自装置の設置された側の前記交換機に接続される2本以上の内線を終端する内線終端手段と、前記コンピュータネットワークを介して、前記CTIクライアント装置から前記追加接続依頼情報を受信し、該追加接続依頼情報に基づいて、前記交換機に対して前記既に接続中の通話に前記内線のうちの任意の1本である第1の内線を接続させると共に、前記交換機に対して前記内線のうちの他の任意の1本である第2の内線を前記追加接続依頼情報によって指定された端末に接続させ、前記内線終端手段に対して前記第1の内線及び前記第2の内線を接続させる追加接続制御手段と、を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のCTI制御システム。
  10. 複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置されるクライアント装置から既に接続中の通話に対して追加接続を依頼するための追加接続依頼情報を受信し、該追加接続依頼情報に基づいて、交換機が終端する交換回線の接続を制御する追加接続サーバ装置であって、
    前記追加接続サーバ装置は前記クライアント装置が設置される交換機とは別の交換機側に設置され、
    前記交換機に接続される2本以上の内線を終端する内線終端手段と、
    前記コンピュータネットワークを介して、前記クライアント装置から前記追加接続依頼情報を受信し、該追加接続依頼情報に基づいて、前記交換機に対して前記既に接続中の通話に前記内線のうちの任意の1本である第1の内線を接続させると共に、前記交換機に対して前記内線のうちの他の任意の1本である第2の内線を前記追加接続依頼情報によって指定された端末に接続させ、前記内線終端手段に対して前記第1の内線及び前記第2の内線を接続させる追加接続制御手段と、
    を含むことを特徴とする追加接続サーバ装置。
  11. 前記CTI制御依頼情報は、既に接続中の通話に対して該通話を行っている一方の端末を保留させて割り込み接続を依頼するための割り込み接続依頼情報であり、前記CTIサーバ装置は、自装置の設置された側の前記交換機に接続される2本以上の内線を終端する内線終端手段と、前記コンピュータネットワークを介して、前記CTIクライアント装置から前記割り込み接続依頼情報を受信し、該割り込み接続依頼情報に基づいて、前記交換機に対して前記既に接続中の通話に前記内線のうちの任意の1本である第1の内線を接続させると共に、前記交換機に対して前記通話を行っている一方の端末を保留させ、更に前記交換機に対して前記内線のうちの他の任意の1本である第2の内線を前記割り込み接続依頼情報によって指定された端末に接続させ、前記内線終端手段に対して前記第1の内線及び前記第2の内線を接続させる割り込み接続制御手段と、を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のCTI制御システム。
  12. 複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置されるクライアント装置から既に接続中の通話に対して割り込み接続を依頼するための割り込み接続依頼情報を受信し、該割り込み接続依頼情報に基づいて、交換機が終端する交換回線の接続を制御する割り込み接続サーバ装置であって、
    前記割り込み接続サーバ装置は前記クライアント装置が設置される交換機とは別の交換機側に設置され
    前記交換機に接続される2本以上の内線を終端する内線終端手段と、
    前記コンピュータネットワークを介して、前記クライアント装置から前記割り込み接続依頼情報を受信し、該割り込み接続依頼情報に基づいて、前記交換機に対して前記既に接続中の通話に前記内線のうちの任意の1本である第1の内線を接続させると共に、前記交換機に対して前記通話を行っている一方の端末を保留させ、更に前記交換機に対して前記内線のうちの他の任意の1本である第2の内線を前記割り込み接続依頼情報によって指定された端末に接続させ、前記内線終端手段に対して前記第1の内線及び前記第2の内線を接続させる割り込み接続制御手段と、
    を含むことを特徴とする割り込み接続サーバ装置。
  13. 前記CTI制御依頼情報は、任意の宛て先端末に対する呼の転送の登録又は解除を依頼するための転送制御依頼情報であり、前記CTIサーバ装置は、自装置の設置された側の前記交換機に接続される2本以上の内線を終端する内線終端手段と、前記コンピュータネットワークを介して、前記CTIクライアント装置から前記転送制御依頼情報を受信した場合に、該転送制御依頼情報に基づいて前記任意の宛て先端末に対する転送制御情報の登録又は解除を行うと共に、前記転送制御依頼情報に基づいて前記交換機に対して前記任意の宛て先端末への呼の発生時に着信先の指示を要求する着信先指示要求を出力するように指示し、前記交換機から前記着信先指示要求が出力された場合に、前記交換機に対して前記内線のうちの任意の1本である第1の内線を前記呼の着信先として指示すると共に、前記交換機に対して前記内線のうちの他の任意の1本である第2の内線を前記転送制御依頼情報によって指定された端末に接続させ、前記内線終端手段に対して前記第1の内線及び前記第2の内線を接続させる転送制御手段と、 を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のCTI制御システム。
  14. 複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置されるクライアント装置から任意の宛て先端末に対する呼の転送の登録又は解除を依頼するための転送制御依頼情報を受信し、該転送制御依頼情報に基づいて、交換機が終端する交換回線の接続を制御する転送制御サーバ装置であって、
    前記割り込み転送制御サーバ装置は前記クライアント装置が設置される交換機とは別の交換機側に設置され
    前記交換機に接続される2本以上の内線を終端する内線終端手段と、
    前記コンピュータネットワークを介して、前記クライアント装置から前記転送制御依頼情報を受信した場合に、該転送制御依頼情報に基づいて前記任意の宛て先端末に対する転送制御情報の登録又は解除を行うと共に、前記転送制御依頼情報に基づいて前記交換機に対して前記任意の宛て先端末への呼の発生時に着信先の指示を要求する着信先指示要求を出力するように指示し、前記交換機から前記着信先指示要求が出力された場合に、前記交換機に対して前記内線のうちの任意の1本である第1の内線を前記呼の着信先として指示すると共に、前記交換機に対して前記内線のうちの他の任意の1本である第2の内線を前記転送制御依頼情報によって指定された端末に接続させ、前記内線終端手段に対して前記第1の内線及び前記第2の内線を接続させる転送制御手段と、
    を含むことを特徴とする転送制御サーバ装置。
  15. 交換機によって終端される交換回線の接続を制御するためのCTI制御を実現するCTI制御システムであって、
    前記交換機は複数の交換機であり、
    前記複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、前記CTI制御を依頼する交換情報を含む電子メールを送信するCTIクライアント装置と、
    前記CTIクライアント装置からアクセス可能なコンピュータネットワークに接続され、前記CTIクライアント装置から前記交換情報を含む電子メールを受信し、該電子メールに含まれる交換情報に基づいて前記一つの交換機とは別の交換機に対して前記CTI制御を実行する当該別の交換機側に設置されたCTIサーバ装置と、
    を含むことを特徴とするCTI制御システム。
  16. 交換機によって終端される交換回線の接続を制御するためのCTI制御を実現するCTI制御システムであって、
    前記交換機は複数の交換機であり、
    前記複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、前記CTI制御を依頼する交換情報を含む電子メールを送信するCTIクライアント装置と、
    前記CTIクライアント装置からアクセス可能なコンピュータネットワークに接続され、自装置が権限を有するエリア内のCTIクライアント装置から前記交換情報を含む電子メールを受信し、該電子メールが自装置が処理すべきものである場合に、該電子メールに含まれる交換情報に基づいて自装置の設置された側の前記交換機に対して前記CTI制御を実行し、該電子メールが自装置が処理すべきものではない場合に、該電子メールを処理すべき他の交換機側に設置されたCTIサーバ装置に該電子メールを転送するCTIサーバ装置と、
    を含むことを特徴とするCTI制御システム。
  17. 宛て先電子メールアドレス毎に該宛て先電子メールアドレスを有する電子メールを処理すべきCTIサーバ装置の前記コンピュータネットワーク上でのホストアドレス情報を記憶する宛て先データベース装置を更に含み、前記CTIサーバ装置は、前記電子メールが自装置が処理すべきものではない場合に、該電子メールを処理すべき他のCTIサーバ装置に対応するホストアドレス情報を、該電子メールに含まれる宛て先電子メールアドレスに基づいて前記宛て先データベース装置にアクセスすることにより取得し、該ホストアドレス情報を送信先として前記電子メールを送信する、ことを特徴とする請求項16に記載のCTI制御システム。
  18. 前記CTIサーバ装置は、前記コンピュータネットワークを介して、前記CTIクライアント装置との間で、前記交換情報を含む電子メールを通信する第1の通信制御手段と、前記コンピュータネットワーク及び前記第1の通信制御手段を介して、前記CTIクライアント装置から前記交換情報を含む電子メールを受信し、該電子メールに含まれる交換情報に基づいて前記交換機に対して前記CTI制御を依頼するための交換機依頼情報を生成しそれに基づいて自装置の設置された側の前記交換機に対して前記CTI制御を実行するCTI制御実行手段と、該CTI制御実行手段が送信する前記交換機依頼情報とそれに関連する情報を前記交換機との間で通信する交換機通信手段と、を含むことを特徴とする請求項15乃至17の何れか1項に記載のCTI制御システム。
  19. 前記CTIクライアント装置は、前記CTI制御を依頼する交換情報を含む電子メールを編集する電子メール編集手段と、前記コンピュータネットワークを介して、前記CTIサーバ装置との間で、前記交換情報を含む電子メールを通信する第2の通信制御手段と、を含むことを特徴とする請求項15乃至18の何れか1項に記載のCTI制御システム。
  20. CTIクライアント装置から交換情報を受信し、該交換情報に基づいて、交換機が終端する交換回線の接続を制御するためのCTI制御を実行するCTIサーバ装置であって、
    前記交換機は複数の交換機であり、該CTIサーバ装置は当該複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、
    コンピュータネットワークを介して、前記CTIサーバ装置が設置される交換機とは別の交換機側に設置される前記CTIクライアント装置との間で、前記交換情報を含む電子メールを通信する第1の通信制御手段と、
    前記コンピュータネットワーク及び前記第1の通信制御手段を介して、前記CTIクライアント装置から前記交換情報を含む電子メールを受信し、該電子メールに含まれる交換情報に基づいて自装置の設置された側の前記交換機に対して前記CTI制御を依頼するための交換機依頼情報を生成しそれに基づいて前記交換機に対して前記CTI制御を実行するCTI制御実行手段と、
    該CTI制御実行手段が送信する前記交換機依頼情報とそれに関連する情報を前記交換機との間で通信する交換機通信手段と、
    を含むことを特徴とするCTIサーバ装置。
  21. 交換機が終端する交換回線の接続を制御するためのCTI制御を依頼する交換情報をCTIサーバ装置に送信するCTIクライアント装置であって、
    前記交換機は複数の交換機であり、該CTIクライアント装置は当該複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、
    前記交換情報を含む電子メールを編集する電子メール編集手段と、
    コンピュータネットワークを介して、前記CTIクライアント装置が設置される交換機とは別の交換機側に設置される前記CTIサーバ装置との間で、前記交換情報を含む電子メールを通信する第2の通信制御手段と、
    を含むことを特徴とするCTIクライアント装置。
  22. 前記交換情報は、結果通知の有無を指定する情報と監視時間を指定する情報とを含み、前記CTIサーバ装置は、前記交換情報に結果通知有りを指定する情報が設定されている場合に、前記CTI制御が前記交換情報に設定されている監視時間内に成功したか否かを示す通知を含む電子メールを前記CTIクライアント装置に返信する、ことを特徴とする請求項15乃至21の何れか1項に記載のCTI制御システム、CTIサーバ装置、又はCTIクライアント装置。
  23. 前記電子メールに含まれる交換情報に基づく前記CTI制御の実行契機を、該電子メールが該電子メールに含まれる宛て先電子メールアドレスに対応するユーザによって受信された時点であるユーザ受信時にするか、該電子メールが前記CTIサーバ装置によって受信された時点であるシステム認識時にするかを選択する選択手段を有し、該選択手段が前記ユーザ受信時を選択した場合に、前記CTIサーバ装置は、前記CTIクライアント装置から前記交換情報を含む電子メールを受信した場合に、該電子メールを該電子メールに含まれる宛て先電子メールアドレスに対応するユーザのメールボックスに配達し、前記ユーザが前記電子メールを受信した時点で、該電子メールに含まれる交換情報に基づいて前記交換機に対して前記CTI制御を実行し、前記選択手段が前記システム認識時を選択した場合に、前記CTIサーバ装置は、前記CTIクライアント装置から前記交換情報を含む電子メールを受信した時点で、該電子メールに含まれる交換情報に基づいて自装置の設置された側の前記交換機に対して前記CTI制御を実行する、ことを特徴とする請求項15乃至22の何れか1項に記載のCTI制御システム、CTIサーバ装置、又はCTIクライアント装置。
  24. 前記電子メールは、前記交換情報以外に、1つ以上のメディアのメッセージ情報を含むことができ、前記CTIサーバ装置は、前記電子メールに含まれる各メディアのメッセージを処理する1つ以上のメディア制御手段を更に含む、ことを特徴とする請求項15乃至23の何れか1項に記載のCTI制御システム、CTIサーバ装置、又はCTIクライアント装置。
  25. 前記電子メールは、該電子メールに含まれる前記交換情報及び前記1つ以上のメディアのメッセージ情報の処理タイミング及び処理形態を指定するシナリオ情報を含むことができ、前記CTIサーバ装置は、前記電子メールに含まれるシナリオ情報に基づいて、前記電子メールに含まれる交換情報及び前記1つ以上のメディアのメッセージ情報を処理する、ことを特徴とする請求項24に記載のCTI制御システム、CTIサーバ装置、又はCTIクライアント装置。
  26. 前記CTIサーバ装置は、前記電子メールの処理タイミングを制御する処理タイミング制御手段を更に含む、ことを特徴とする請求項15乃至25の何れか1項に記載のCTI制御システム、CTIサーバ装置、又はCTIクライアント装置。
  27. 前記CTI制御は、前記交換機から発呼可能な発信元端末と宛て先端末とを接続するための二者接続制御である、ことを特徴とする請求項1乃至8、15乃至20の何れか1項に記載のCTI制御システム、CTIサーバ装置、又はCTIクライアント装置。
  28. 前記二者接続制御は、前記宛て先端末が応答するまで周期的に実行される、ことを特徴とする請求項27に記載のCTI制御システム、CTIサーバ装置、又はCTIクライアント装置。
  29. 前記二者接続制御は、前記宛て先端末が空き状態になった旨を示す呼開放通知を待って実行される、ことを特徴とする請求項27に記載のCTI制御システム、CTIサーバ装置、又はCTIクライアント装置。
  30. 前記発信元端末と前記宛て先端末は、前記交換機及び該交換機が接続される交換網を介して通信する、ことを特徴とする請求項1乃至29の何れか1項に記載のCTI制御システム、CTIサーバ装置、又はCTIクライアント装置。
  31. 前記発信元端末と前記宛て先端末は、共に前記交換機に接続され、該交換機が制御する内線網を介して通信する、ことを特徴とする請求項1乃至29の何れか1項に記載のCTI制御システム、CTIサーバ装置、又はCTIクライアント装置。
  32. 請求項1乃至31に記載のCTI制御システムに使用される交換機。
  33. CTIクライアント装置からCTI制御依頼情報を受信し、該CTI制御依頼情報に基づいて、交換機が終端する交換回線の接続を制御するためのCTI制御を実行するCTIサーバ装置となるコンピュータにより使用されたときにそれによって読み出されるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記交換機は複数の交換機であり、該CTIサーバ装置は当該複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、
    コンピュータネットワークを介して、前記CTIサーバ装置が設置される交換機とは別の交換機側に設置される前記CTIクライアント装置との間で、前記CTI制御依頼情報とそれに関連する情報を通信する第1の通信制御機能と、
    前記コンピュータネットワーク及び前記第1の通信制御機能を介して、前記CTIクライアント装置から前記CTI制御依頼情報を受信し、該CTI制御依頼情報に基づいて前記交換機に対して前記CTI制御を依頼するための交換機依頼情報を生成しそれに基づいて前記交換機に対して前記CTI制御を実行するCTI制御実行機能と、
    該CTI制御実行機能が送信する前記交換機依頼情報とそれに関連する情報を前記交換機との間で通信する交換機通信機能と、
    を前記コンピュータに行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読出し可能記録媒体。
  34. 交換機が終端する交換回線の接続を制御するためのCTI制御を依頼するCTI制御依頼情報をCTIサーバ装置に送信するCTIクライアント装置となるコンピュータにより使用されたときにそれによって読み出されるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記交換機は複数の交換機であり、前記CTIクライアント装置は当該複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、
    前記CTI制御依頼情報を編集するCTI制御依頼情報編集機能と、
    コンピュータネットワークを介して、前記CTIクライアント装置が設置される交換機とは別の交換機側に設置される前記CTIサーバ装置との間で、前記CTI制御依頼情報とそれに関連する情報を通信する通信制御機能と、
    を前記コンピュータに行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読出し可能記録媒体。
  35. 複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、該交換機に接続される2本以上の内線を終端する機能を備え、該一つの交換機とは別の交換機側に設置されたクライアント装置から既に接続中の通話に対して追加接続を依頼するための追加接続依頼情報を受信し、該追加接続依頼情報に基づいて、交換機が終端する交換回線の接続を制御する追加接続サーバ装置となるコンピュータにより使用されたときにそれによって読み出されるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記コンピュータネットワークを介して、前記クライアント装置から前記追加接続依頼情報を受信する機能と、
    該追加接続依頼情報に基づいて、前記交換機に対して前記既に接続中の通話に前記内線のうちの任意の1本である第1の内線を接続させる機能と、
    それと共に、前記交換機に対して前記内線のうちの他の任意の1本である第2の内線を前記追加接続依頼情報によって指定された端末に接続させる機能と、
    それと共に、追加接続サーバ装置内で前記第1の内線及び前記第2の内線を接続する機能と、
    を前記コンピュータに行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読出し可能記録媒体。
  36. 複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、該交換機に接続される2本以上の内線を終端する機能を備え、該一つの交換機とは別の交換機側に設置されたクライアント装置から既に接続中の通話に対して割り込み接続を依頼するための割り込み接続依頼情報を受信し、該割り込み接続依頼情報に基づいて交換機が終端する交換回線の接続を制御する割り込み接続サーバ装置となるコンピュータにより使用されたときにそれによって読み出されるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記コンピュータネットワークを介して、前記クライアント装置から前記割り込み接続依頼情報を受信する機能と、
    該割り込み接続依頼情報に基づいて、前記交換機に対して前記既に接続中の通話に前記内線のうちの任意の1本である第1の内線を接続させる機能と、
    それと共に、前記交換機に対して前記通話を行っている一方の端末を保留させる機能と、
    それと共に、前記交換機に対して前記内線のうちの他の任意の1本である第2の内線を前記割り込み接続依頼情報によって指定された端末に接続させる機能と、
    それと共に、前記内線終端手段に対して前記第1の内線及び前記第2の内線を接続させる機能と、
    を前記コンピュータに行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読出し可能記録媒体。
  37. 複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、該交換機に接続される2本以上の内線を終端する機能を備え、該一つの交換機とは別の交換機側に設置されたクライアント装置から任意の宛て先端末に対する呼の転送の登録又は解除を依頼するための転送制御依頼情報を受信し、該転送制御依頼情報に基づいて、交換機が終端する交換回線の接続を制御する転送制御サーバ装置となるコンピュータにより使用されたときにそれによって読み出されるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記コンピュータネットワークを介して、前記クライアント装置から前記転送制御依頼情報を受信した場合に、該転送制御依頼情報に基づいて前記任意の宛て先端末に対する転送制御情報の登録又は解除を行う機能と、それと共に、前記転送制御依頼情報に基づいて前記交換機に対して前記任意の宛て先端末への呼の発生時に着信先の指示を要求する着信先指示要求を出力するように指示する機能と、
    前記交換機から前記着信先指示要求が出力された場合に、前記交換機に対して前記内線のうちの任意の1本である第1の内線を前記呼の着信先として指示する機能と、
    それと共に、前記交換機に対して前記内線のうちの他の任意の1本である第2の内線を前記転送制御依頼情報によって指定された端末に接続させる機能と、
    それと共に、前記内線終端手段に対して前記第1の内線及び前記第2の内線を接続させる機能と、
    を前記コンピュータに行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読出し可能記録媒体。
  38. CTIクライアント装置から交換情報を受信し、該交換情報に基づいて、交換機が終端する交換回線の接続を制御するためのCTI制御を実行するCTIサーバ装置となるコンピュータにより使用されたときにそれによって読み出されるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記交換機は複数の交換機であり、該CTIサーバ装置は当該複数の交換機のうちの一つの交換機側に設置され、
    コンピュータネットワークを介して、前記CTIサーバ装置が設置される交換機とは別の交換機側に設置される前記CTIクライアント装置との間で、前記交換情報を含む電子メールを通信する第1の通信制御機能と、
    前記コンピュータネットワーク及び前記第1の通信制御機能を介して、前記CTIクライアント装置から前記交換情報を含む電子メールを受信し、該電子メールに含まれる交換情報に基づいて前記交換機に対して前記CTI制御を依頼するための交換機依頼情報を生成しそれに基づいて前記交換機に対して前記CTI制御を実行するCTI制御実行機能と、
    該CTI制御実行機能が送信する前記交換機依頼情報とそれに関連する情報を前記交換機との間で通信する交換機通信機能と、
    を前記コンピュータに行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読出し可能記録媒体。
  39. 交換機が終端する交換回線の接続を制御するためのCTI制御を依頼する交換情報をCTIサーバ装置に送信するCTIクライアント装置となるコンピュータにより使用されたときにそれによって読み出されるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記交換機は複数の交換機であり、該CTIクライアント装置は当該複数の交換機のうち前記CTIサーバ装置が設置される交換機とは別の交換機側に設置され、
    前記交換情報を含む電子メールを編集する電子メール編集機能と、
    コンピュータネットワークを介して、前記CTIサーバ装置との間で、前記交換情報を含む電子メールを通信する通信制御機能と、
    を前記コンピュータに行わせるためのプログラムを記録したコンピュータ読出し可能記録媒体。
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