JP4001500B2 - 連射評価装置及び連射訓練システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は航空機等の移動体からの機関砲、機関銃等によって行われる地上又は海上に設けた標的への連射を評価する連射評価装置及び連射訓練システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
航空機に備えた機関砲、機関銃等における射撃訓練では通常地上に立設した標的に向けて一連射する。この標的はキヤンバス等で作られ例えばほぼ5m×5m角であってその中心部分に的を設けてある。一連射によりキヤンバスには弾痕が残る。射撃訓練実施中は、安全のため標的に近寄って弾痕を計測することはできないので、この弾痕を遠く離れた場所から遠視鏡例えば双眼鏡で見て的中状態を目視で判断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一連射により標的上に残された弾痕を目視で認識して、射撃の効果を判断するのは極めて熟練を要する。そして、その判断は判断をする人によりばらつく。従って命中の程度の判断の客観性を得ることが望まれている。しかるに、その判断結果を通信により航空機上の射撃手又は同乗の教官に伝える場合に概略のことしか伝えられない。
【0004】
また、キヤンバスのような幕的を標的とする場合に着弾状態を知ることができるのはその標的に対する一連射の際のみであり、二連射目からは標的として用い得るとしても着弾状態の判別はほとんど困難である。
【0005】
キヤンバス製の幕とされた標的で一連射の着弾状態を知ることのできるのは連射一回限りである。キヤンバス製の標的はキヤンバスとこれを張設する枠と地上に支持するための部材が必要であり例えば100kgと重いため取り換えることに労力を要する。また、標的取り換え中は射撃訓練を行うことができない。
【0006】
本発明は航空機等の移動体から地上又は海上の標的に連射した着弾状態を手元で画像として表示できる連射評価装置及び連射訓練システムを提供することを目的とする。
【0007】
本発明の他の目的は航空機等の移動体から地上又は海上の標的に連射した着弾状態を統計指標で表示できる連射評価装置及び連射訓練システムを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は連射の繰り返しによっても標的の損傷に係わらず着弾状態を把握できる連射評価装置を提供するにある。
【0009】
本発明の他の目的は連射した結果を航空機等の移動体上で認識できる連射評価装置及び連射訓練システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る第1の発明は標的と、標的に向って航空機から機関砲又は機関銃により一連射された各弾丸の標的近くにおける通過位置を検知するために標的近くに配設され各弾丸の飛翔から生ずる衝撃波を検知する複数の音圧センサと、を有する連続射撃評価装置であって、前記複数の音圧センサは弾丸の飛翔方向で見て標的のすぐ手前に配設され弾道にほぼ直交する平面上において一定間隔で配設された3個の音圧センサと、前記3個の音圧センサの中央の音圧センサをとおり弾道に平行な位置において中央の音圧センサと標的の間に配設された第4の音圧センサと、を有し、前記中央の音圧センサと第4の音圧センサでもって標的のすぐ手前の弾丸速度を検知し、前記3個の音圧センサの検知した衝撃波の時間差データから2個のデータにより弾丸の位置を検知し、前記音圧センサが検知した信号を入力して一連射された各弾丸の通過位置を演算して又は演算された各弾丸の通過位置に基づいて連射の評価を行うための統計的評価値を演算して出力する中央処理装置と、中央処理装置からの出力として一連射の着弾相当位置又は一連射の着弾相当位置の統計的評価値を表示する表示手段と、を有することを特徴とする連射評価装置である。
【0011】
本出願に係る第2の発明は標的と、標的に向って航空機から機関砲又は機関銃により一連射された各弾丸の標的近くにおける通過位置を検知するために標的近くに配設され各弾丸の飛翔から生ずる衝撃波を検知する複数の音圧センサと、を有する連続射撃評価装置であって、前記音圧センサが検知した信号を入力して一連射された各弾丸の通過位置を演算して又は演算された各弾丸の通過位置に基づいて連射の評価を行うための統計的評価値を演算して出力する中央処理装置と、中央処理装置からの出力として一連射の着弾相当位置又は一連射の着弾相当位置の統計的評価値を表示する表示手段と、前記中央処理装置の出力を前記航空機に送信する送信手段と、航空機上に設けられ前記送信手段からの信号を受信するための受信手段と、中央処理装置からの出力として一連射の着弾相当位置又は一連射の着弾相当位置の統計的評価値を表示する表示手段であって航空機上に設けられた表示手段と、を有することを特徴とする連射評価装置である。
【0014】
本出願に係る第の発明は連射装置を有する航空機から地上又は海上の標的を機関砲又は機関銃により連射する連射訓練システムにおいて、標的と、各弾丸の標的近くにおける通過位置を検出するために配設され各弾丸の飛翔から生ずる衝撃波を検知する複数の音圧センサと、前記音圧センサが検知した信号を入力して一連射された各弾丸の通過位置を演算して又は演算された弾丸の通過位置に基づいて統計的評価値を演算する演算手段と、演算手段の演算結果を出力する手段と、航空機と演算手段間の通信手段と、を用いて、航空機から標的に向って連射する段階と、音圧センサが連射された弾丸位置を検知する段階と、音圧センサから演算手段へ送られた信号に基づいて演算手段が弾丸の標的近くの通過位置を演算し又は一連射の弾丸の通過位置に基づいて連射の評価を行うための統計的評価値を演算する段階と、前記演算手段の出力を航空機に通信手段を用いて送信する段階と、航空機上において前記演算手段の出力を表示する段階とを有し、航空機上において連射した射撃結果が直ちに表示されることを特徴とする連射訓練システムである。
【0015】
本出願に係る第の発明は連射装置を有する航空機から地上又は海上の標的を機関砲又は機関銃により連射する連射訓練システムにおいて、標的と、各弾丸の標的近くにおける通過位置を検出するために配設され各弾丸の飛翔から生ずる衝撃波を検知する複数の音圧センサと、前記音圧センサが検知した信号を入力して一連射された各弾丸の通過位置を演算して演算された弾丸の通過位置に基づいて統計的評価値を演算する演算手段であって航空機に搭載された演算手段と、演算手段の演算結果を出力して表示する手段と、航空機と地上又は海上間の通信手段と、を用いて、航空機から標的に向って連射する段階と、音圧センサが連射された弾丸位置を検知する段階と、音圧センサが検知した信号を通信手段を用いて演算手段へ送信する段階と、音圧センサから演算手段へ送られた信号に基づいて演算手段が弾丸の標的近くの通過位置を演算し又は一連射の弾丸の通過位置に基づいて連射の評価を行うための統計的評価値を演算する段階と、航空機上において前記演算手段の出力を表示する段階とを有し、航空機上において連射した射撃結果が表示されることを特徴とする連射訓練システムである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
【0017】
図1は連射訓練システムの全体を示す図である。飛行中の航空機等の移動体(以下航空機という)1の機関砲2から地上のストラフイン標的(以下標的という)3に向って連射された弾丸は標的3の手前に設けた弾丸通過位置検出装置4により逐次通過位置を検出される。弾丸通過位置検出装置4により得られた信号は地上に置かれた着弾解析装置5に有線又は無線通信で送られる。着弾解析装置5は連射された各弾丸の標的3の手前における通過位置を計算してこの計算結果を画像表示する。そして、同時にこの計算結果は発信器6a、受信器6bを有する無線通信手段6でもって航空機1に送られる。受信器6bからは夫々航空機1に備えるインターフェース7を介してディスプレイ8に表示する。なお、着弾解析装置5は着弾結果を計算解析して出力し射撃結果の判断を容易にするもので後述のように地上又は海上に置かれ、自体ディスプレイ等を有しキーボード操作可能となっている。
【0018】
図2は弾丸通過位置検出装置4を示す。なお、図2では地上に立設したキヤンバス等で出来た幕の標的3を示してあるが、地面に直接又は地面に沿って標的3を設けても良い。こうすることで、重いキャンバス製の標的を立設する労力を軽減することができる。何れの場合も航空機1の射撃手から見た画像は変わることはないように射撃手から目視できる像は同一となるようになっている。従って、地面に設ける標的は長いものとなる。そこで、地面に標的を設ける場合斜設して傾斜面に標的を設けて標的長さを短くしてもよい。また、地面に沿った標的は塗装だけで済ますこともでき標的の準備撤収そのものを省力化することもできる。弾道における弾丸の飛翔方向で見て標的3のすぐ手前には音圧センサA,O,B,Cが配設されている。音圧センサA,O,Bは弾道9にほぼ直交する平面上において水平方向に一定間隔で配設されている。音圧センサCは音圧センサOをとおり弾道9に平行な位置において音圧センサOと標的3の間に配設されている。各音圧センサA,O,B,Cは弾丸が音圧センサA,O,B,Cの上方を通過する際に、弾丸の飛翔から生ずる衝撃波を検知する。
【0019】
航空機から地上又は海上の標的を射撃する場合に航空機は高速度で飛行しているので射撃のタイミングがわずかに異なっても標的までの距離は大きく変化する。距離の変化に伴って弾丸速度の変化も大きくなる。そこで、音圧センサCを設け、音圧センサOが弾丸の飛翔により生ずる衝撃波を検出した時間と音圧センサCが同衝撃波を検出した時間との時間差ΔTc を求める。音圧センサO,C間距離は一定で弾道9と音圧センサO,C夫々との距離は等しいから音圧センサO,C上を通過する弾丸速度を得ることができる。
【0020】
衝撃波のマッハ円錐の角度は弾丸の速度により異なるので弾丸通過位置が同一であっても弾丸速度が異なると音圧センサA,O,Bに衝撃波が到達する時間に差が出る。従って、音圧センサOに衝撃波が到達する時間と音圧センサA,Bに衝撃波が到達する時間との時間差も弾丸速度によって変動する。そこで、上述のように弾丸速度を音圧センサO,Cを用いて求め弾丸通過位置の検出の正確を期してある。
【0021】
音圧センサA,O,B上の弾丸通過位置9aは音圧センサA,B夫々と音圧センサOが衝撃波を受信した時間差ΔTa,ΔTbと弾丸速度から求められる。
【0022】
図3に示すように時間差ΔTaが一定となるA9a−O9a=const.を満足する曲線12と、時間差ΔTbが一定となるB9a−O9a=const.を満足する曲線11の交点として弾丸通過位置(弾道9aの1点)が求められる。
【0023】
図4は音圧センサA,Oが衝撃波を検知した時間差の例で縦軸は夫々衝撃波の大きさを示し、横軸は衝撃波の発生時刻を示す。本例では音圧センサA,Oが衝撃波を検知した時間の時間差ΔTaは470μsecとなっている。
【0024】
図5は連射した場合における音圧センサOが受ける衝撃波を示す。図5では縦軸が衝撃波の大きさを示し、横軸は連射している時間である。従って、連射した各弾丸の音圧センサOを通過する時間間隔にばらつきがあるが前後することはなく連射の場合における各弾丸の通過位置を求めることができる。
【0025】
図6は標的3(31,32,33,34)が4つ並列とした場合の本システムの要部を示す。標的31〜34に付設された弾丸通過位置検出装置4(4a,4b,4c,4d)が着弾解析装置5の中央処理装置12に結合されている。中央処理装置12は弾丸通過位置検出装置4からの信号を入力されて演算を行う演算手段、例えばパソコン本体であって図示されないcpu.メモリ等を有する。中央処理装置12は計測開始機能を有し、計測開始を選択することにより、又は、初弾の衝撃波を感知して自動的に弾丸通過位置検出装置4の信号処理装置14(14a,14b,14c,14d)を夫々オンにする。また、リセット機能を有しリセットを選択することにより初期条件に戻って停止する。
【0026】
中央処理装置12は計測設定条件の調整を行うことができる。また併せて較正を行うことができる。
【0027】
中央処理装置12は着弾位置の計算を行う。この計算は音圧センサA,O,B,Cの各信号を信号処理装置14a,14b,14c,14dで音圧センサで得られた時間差をAD変換して送られたデジタル信号を用いて着弾位置の計算を行う。この着弾位置の計算原理は図2、図3を用いて説明したとおりであり、連射した各弾丸について着弾位置が計算される。この計算の結果を用いて標的3の映像とほぼ同等の画像、命中精度の統計的評価値、命中弾数等を求めることができる。
【0028】
中央処理装置12は着弾位置の計算結果に基づいて標的3の弾痕に対応する弾痕分布等の画面表示及び印刷が可能となっている。ここで一連射の状態の画面表示はディスプレイ15、数値的な表示はLED表示器16で行われる。印刷はプリンタ17により表示される。なお、印刷も表示手段であり、中央処理装置12からの出力をどのように認識可能としても良い。中央処理装置12に入力された計測データの記録はハードディスク19に保存される。この計測データの記録を用いて中央処理装置は計測データの管理を行う。キーボード18は表示方法の選択、ハードディスク19からフロッピー(登録商標)、MOディスク等へ取り出して保存を行う。また、キーボード18は図1に示した送信器6a、受信器6bを介して航空機1上のディスプレイ8に表示可能とする設定に用いる。
【0029】
図7は上述した本発明の各装置を地上に配備し、標的3に向って一連射した結果を示す。標的3は幅約2mのキヤンバス製であり、中央に+の的30を設けてある。
【0030】
図8は着弾解析装置5のディスプレイ15上に表示された標的3近くの弾丸通過位置を示す画面である。標的の弾痕と比較するためにディスプレイ15の画像には標的3の幅約2mが寸法線で表示してある。もちろん、ディスプレイ15は例えば10吋とか15吋とか小さいが部分的に拡大して見ることもできる。説明のため、図7、図8では標的3、ディスプレイ15共に同寸として表示してある。
【0031】
標的3上の弾痕P1〜P24に対応してディスプレイ14上には点Q1〜Q24が表示されている。ここで点Qi(i=1...24)は弾痕Pi(i=1...24)に対応しており、夫々の弾痕Piと点Qiは夫々が図7、図8に示すようにほぼよく一致しており、全体としての連射の弾痕群とディスプレイ上の点群はよく一致している。
【0032】
連射の結果の評価方法としては種々考え得るがその例として平均値rmと分散Sr2 を求める。図8において、的30のディスプレイ15上の画像である的30′の中心をEとする。図8の第1象限の始まりを原線EXとする。
【0033】
このような動径の平均値rm、動径の平均値rmが原線EXとなす角θm、動径の分散Sr 2 等は中央処理装置12により演算され、ディスプレイ15又は及びLED表示器16上に表示される。従って、通信手段6によって航空機上の射撃手又は教官がこれに従って次の一連射を行うときの参考とできる。次に計算方法を述べる。
【0034】
既に述べたように標的3の弾痕P1〜P24の分布とディスプレイ15上の各弾痕に対応する点Q1〜Q24の分布は実験によればよく一致している。
【0035】
連射の評価手法としては種々考え得るがその例としてXY座標による平均値、分散を求める。点Qiの座標をxi,yi(i=1...n)とすると、平均値のx座標xm、y座標ymは、
xm=Σxi/n ym=Σyi/n
となる。この計算は中央処理装置12により行われ、ディスプレイ15またはLED表示器16に表示される。平均値のXY座標により、射撃手は照準が的30に対して水平方向、および垂直方向にどのくらい離れていたかを知ることができる。
【0036】
次にn発の着弾の平均値まわりの分散を求めると、分散値Sr2
Sr2=1/n[Σ{(xi−xm)2+(yi−ym)2}]
である。これにより、射撃手は射弾の集中度合を知ることができる。
【0037】
一方、的に対する命中精度は外れ距離すなわち的30′の中心から各弾痕Piまでの距離ri(i=...n)の大小で表されるので、これが正規分布すると仮定すれば、標準偏差σで評価することができる。標準偏差σは
σ=√1/n{Σ(ri−rm)2
であり、標準正規確率表の上側確率0.25となる0.675σの値をもって半数命中界半径として命中精度の評価とすることも一方法である。
【0038】
図1では着弾解析装置5を地上又は海上に配備して通信手段6で上述のように処理されたデータを航空機1へ送り、ディスプレイ8に表示するようにした。しかし、これに限られる訳ではない。他の方法としては着弾解析装置5を航空機1に積載する。そして、弾丸通過位置検出装置4の信号処理装置14の出力であるデジタル信号を通信手段6でもって航空機1上の着弾解析装置5に各音圧センサA,O,B,Cの信号を送信する。そして、着弾解析装置5により既に説明したように標的30上の弾痕Pi(i=1...24)に相当する画像としてディスプレイ15上に表示する。また着弾解析装置5は評価値である着弾位置の平均値、分散、命中率等を表示する。
【0039】
また、簡易には航空機1にはディスプレイ8を備えないで通信手段6により地上又は海上の着弾解析装置5の演算した結果の着弾位置の平均値、原点Eから見た平均値の点Qmの方向分散、命中率等を通信手段6によって伝達するようにしても良い。また、航空機1にはプリンタ17のみを設置し、中央処理装置12から通信手段6でもって、連射の結果をプリントアウトしてもよい。
【0040】
地表面に直接ストラフイン標的を設けることにより、地上にストラフイン標的を立設するという重い標的を数人掛で取扱ねばならないという作業を行い、且つ、その間射撃訓練ができないという問題が解消する。
【0041】
実施の形態では着弾の評価値として平均値を用いたが最頻値を用いても良い。
【0042】
上述のように実施の形態は機関砲2等の連射射撃評価装置であって、ストラフイン標的3と、ストラフイン標的3に向って一連射された各弾丸の標的近くにおける通過位置を検知するために標的近くに配設された音圧センサA,O,B,Cと、前記音圧センサA,O,B,Cが検知した信号を入力して一連射された各弾丸の通過位置を演算して又は及び演算された各弾丸の通過位置に基づいて統計的評価値例えば着弾の平均値、分散、命中率を演算して出力する中央処理装置12と、中央処理装置12からの出力として一連射の着弾相当位置又は一連射の着弾相当位置の統計的評価値を表示する表示手段とを有する連射射撃評価装置としたことにより、機関砲等の連射の効果を評価できる。この連射の効果評価はリアルタイムに行える。ストラフイン標的の弾痕により連射の状態を見るのでないから標的は的が見えない程損傷しない限り、繰り返し使用しても連射の効果の評価ができる。
【0043】
上記において、中央処理装置からの出力の表示手段であるディスプレイ15、LED表示器16及び通信手段6の受信器6bを航空機1に設けて、着弾位置分布状態を画像表示し又は統計的評価値を表示することにより射撃手又は教官は一連射の評価を行うことができ、従来、人の感覚で判断していた連射の効果を客観的に把握できる。
【0044】
上述において標的3を地表面に沿って設けると、標的3を取り替える必要がない。また、標的3の弾丸の飛翔方向の長さが大きく拡大されるので弾痕分布が粗となり、標的3を永く使用できる。
【0045】
機関砲2等の連射装置を有する航空機1からの射撃訓練システムにおいて、標的3と、各弾丸の標的近くにおける通過位置を検出するために配設された音圧センサA,O,B,Cと、音圧センサA,O,B,Cが検知した信号を入力して一連射された各弾丸の通過位置を演算して又は及び演算された弾丸の通過位置に基づいて統計的評価値を演算する演算手段である中央処理装置12と、演算手段の演算結果を出力する手段であるディスプレイ15、LED表示器16、プリンタ17等と、航空機と演算手段間の通信手段6と、を用い、航空機1から標的に向って連射する段階と、音圧センサA,O,B,Cが連射された弾丸位置を検知する段階と、音圧センサA,O,B,Cから演算手段へ送られた信号に基づいて弾丸の標的3近くの通過位置を演算し又は及び一連射の弾丸の通過位置に基づいて射撃の評価を行うための統計的評価値を演算する段階と、前記演算手段の出力を航空機1に通信手段6を用いて送信する段階と、航空機上において前記演算手段の出力を表示する段階とを有し、航空機1上において連射した射撃結果が直ちに表示され航空機からの射撃訓練システムとしたことにより、地上又は海上から複数の航空機に射撃結果を通報できる。
【0046】
機関砲2等の連射装置を有する航空機1からの射撃訓練システムにおいて、標的3と、各弾丸の標的近くにおける通過位置を検出するために配設された音圧センサA,O,B,Cと、音圧センサA,O,B,Cが検知した信号を入力して一連射された各弾丸の通過位置を演算して又は及び演算された弾丸の通過位置に基づいて統計的評価値を演算する演算手段である中央処理装置12と、演算手段の演算結果を出力して表示する手段であるディスプレイ15、LED表示器16、プリンタ17等と、航空機1と地上又は海上間の通信手段6と、を用い、ここで前記演算手段である中央処理装置12は航空機1に積載されているか、航空機1から標的3に向って連射する段階と、音圧センサA,O,B,Cが連射された弾丸位置を検知する段階と、音圧センサA,O,B,Cが検知した信号を通信手段6を用いて演算手段である中央処理装置12へ送信する段階と、音圧センサA,O,B,Cから演算手段へ送られた信号に基づいて弾丸の標的3近くの通過位置を演算し又は及び一連射の弾丸の通過位置に基づいて射撃の評価を行うための統計的評価値を演算する段階と、航空機上において前記演算手段の出力を表示する段階とを有し、航空機上において連射した射撃結果が表示される航空機からの射撃訓練システムとしたことにより、航空機上の射撃手、教官は連射の効果を直ちに判断できる。そして次の一連射を行う際の学習効果を高めることができる。そして、必ずしも地上又は海上に着弾解析装置5を配備しておく必要がないので、射撃訓練場の管理が容易で省力化される。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば連射された弾痕分布を演算して、着弾状態を画像で表現できる。また、着弾状態を統計的評価値で評価できるため、着弾の評価の客観性が高まる。また、着弾から着弾評価までの時間が短くほぼリアルタイムで着弾の評価を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連射訓練システムを示すフローシートである。
【図2】弾丸通過位置検出装置を示す斜視図である。
【図3】弾丸通過位置を求めるための原理を示す線図である。
【図4】弾丸速度を検出するための音圧センサの時間差を測定した線図である。
【図5】連射の衝撃波データを示す線図である。
【図6】射撃訓練システムの主要構成部を示すブロック図である。
【図7】標的の正面図である。
【図8】ディスプレイの正面図である。
【符号の説明】
A,O,B,C…音圧センサ
Pi,P1〜P24…弾痕
Qi,Q1〜Q24…点
1…航空機
2…機関砲
3…ストラフィン標的
4…弾丸通過位置検出装置 4a〜4d…弾丸通過位置検出装置
5…着弾解析装置
6…通信手段 6a…発振器 b…受信器
7…インターフェース
8…ディスプレイ
9…弾道 9a…弾丸通過位置
12…中央処理装置(演算手段)
14…信号処理装置 14a〜14d…信号処理装置
15…ディスプレイ
16…LED表示器
17…プリンタ
18…キーボード
19…ハードディスク
30…的
31〜34…標的

Claims (4)

  1. 標的と、標的に向って航空機から機関砲又は機関銃により一連射された各弾丸の標的近くにおける通過位置を検知するために標的近くに配設され各弾丸の飛翔から生ずる衝撃波を検知する複数の音圧センサと、を有する連続射撃評価装置であって、
    前記複数の音圧センサは弾丸の飛翔方向で見て標的のすぐ手前に配設され弾道にほぼ直交する平面上において一定間隔で配設された3個の音圧センサと、前記3個の音圧センサの中央の音圧センサをとおり弾道に平行な位置において中央の音圧センサと標的の間に配設された第4の音圧センサと、を有し、前記中央の音圧センサと第4の音圧センサでもって標的のすぐ手前の弾丸速度を検知し、前記3個の音圧センサの検知した衝撃波の時間差データから2個のデータにより弾丸の位置を検知し、
    前記音圧センサが検知した信号を入力して一連射された各弾丸の通過位置を演算して又は演算された各弾丸の通過位置に基づいて連射の評価を行うための統計的評価値を演算して出力する中央処理装置と、
    中央処理装置からの出力として一連射の着弾相当位置又は一連射の着弾相当位置の統計的評価値を表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする連射評価装置。
  2. 標的と、標的に向って航空機から機関砲又は機関銃により一連射された各弾丸の標的近くにおける通過位置を検知するために標的近くに配設され各弾丸の飛翔から生ずる衝撃波を検知する複数の音圧センサと、を有する連続射撃評価装置であって、
    前記音圧センサが検知した信号を入力して一連射された各弾丸の通過位置を演算して又は演算された各弾丸の通過位置に基づいて連射の評価を行うための統計的評価値を演算して出力する中央処理装置と、
    中央処理装置からの出力として一連射の着弾相当位置又は一連射の着弾相当位置の統計的評価値を表示する表示手段と、
    前記中央処理装置の出力を前記航空機に送信する送信手段と、
    航空機上に設けられ前記送信手段からの信号を受信するための受信手段と、
    中央処理装置からの出力として一連射の着弾相当位置又は一連射の着弾相当位置の統計的評価値を表示する表示手段であって航空機上に設けられた表示手段と、
    を有することを特徴とする連射評価装置。
  3. 連射装置を有する航空機から地上又は海上の標的を機関砲又は機関銃により連射する連射訓練システムにおいて、
    標的と、各弾丸の標的近くにおける通過位置を検出するために配設され各弾丸の飛翔から生ずる衝撃波を検知する複数の音圧センサと、前記音圧センサが検知した信号を入力して一連射された各弾丸の通過位置を演算して又は演算された弾丸の通過位置に基づいて統計的評価値を演算する演算手段と、演算手段の演算結果を出力する手段と、航空機と演算手段間の通信手段と、を用いて、
    航空機から標的に向って連射する段階と、音圧センサが連射された弾丸位置を検知する段階と、音圧センサから演算手段へ送られた信号に基づいて演算手段が弾丸の標的近くの通過位置を演算し又は一連射の弾丸の通過位置に基づいて連射の評価を行うための統計的評価値を演算する段階と、
    前記演算手段の出力を航空機に通信手段を用いて送信する段階と、
    航空機上において前記演算手段の出力を表示する段階とを有し、
    航空機上において連射した射撃結果が直ちに表示されることを特徴とする連射訓練システム。
  4. 連射装置を有する航空機から地上又は海上の標的を機関砲又は機関銃により連射する連射訓練システムにおいて、
    標的と、各弾丸の標的近くにおける通過位置を検出するために配設され各弾丸の飛翔から生ずる衝撃波を検知する複数の音圧センサと、前記音圧センサが検知した信号を入力して一連射された各弾丸の通過位置を演算して演算された弾丸の通過位置に基づいて統計的評価値を演算する演算手段であって航空機に搭載された演算手段と、演算手段の演算結果を出力して表示する手段と、航空機と地上又は海上間の通信手段と、を用いて、
    航空機から標的に向って連射する段階と、音圧センサが連射された弾丸位置を検知する段階と、音圧センサが検知した信号を通信手段を用いて演算手段へ送信する段階と、音圧センサから演算手段へ送られた信号に基づいて演算手段が弾丸の標的近くの通過位置を演算し又は一連射の弾丸の通過位置に基づいて連射の評価を行うための統計的評価値を演算する段階と、
    航空機上において前記演算手段の出力を表示する段階とを有し、
    航空機上において連射した射撃結果が表示されることを特徴とする連射訓練システム。
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