JP3957278B2 - ファイル転送方法およびシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、SAN(Storage Area Network)を利用してファイルを遠隔地に転送してバックアップなどを行なうファイル転送方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータ間をネットワークで接続する方式に対して、ストレージ間をネットワークで接続する方式であるSAN(Storage Area Network)が知られている。通常、SANでは、ファイバーチャネルスイッチを介してストレージを接続する。また、チャネルエクステンダを通して遠隔地との接続ができる。SANは、ストレージ間の転送が高速かつ安定しているという特徴を持つ。
【0003】
シャドウイメージ(Shadow Image)は、SANにおいて、ディスク二重書きの技術を用いて同一内容を同一筐体内の2つのディスクに出力する技術である。適切なタイミングでシャドウ側のディスクを切り離し、磁気テープへのバックアップなどに用いる。リモートコピー(Remote Copy)は、SANを用いて直接ディスク間で遠隔地にデータを転送する技術である。
【0004】
NAS(Network Attached Storage)は、コンピュータ間のネットワークに直接接続するストレージシステムである。ファイルサーバ機能を備えており、ネットワークに接続すればすぐに使用可能である。
【0005】
コンピュータ間のネットワークの管理のため、ネットワークマップを表示する機能を持つ管理システムがある。ネットワークマップは、ネットワークにどのようなサーバが接続されているかを表示するものである。一方、SANでは、ストレージマップ表示機能を備えている。これは、SANに接続されたストレージにどのようなものがあるかを表示するものである。ネットワークマップとストレージマップは、全く別の技術として存在するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、SANにおいて、リモートでバックアップを取ろうとすると、送り側でリモートコピーを開始し、受け側で転送完了後に磁気テープへのバックアップ処理を起動するなどの操作が必要となり、二人のオペレータがいる。これを自動化しようとすると、コンピュータとSANとの間のプロトコルはSCSI(Small Computer System Interface)が標準であり、読み書きなど単純な制御が主体となっているため、受け側に対する装置への指示までもSANを通して行なうのは難しい。これをやろうとすると独自のプロトコルをSCSIに載せることになり、相互接続で問題となる。
【0007】
NASを利用するとサーバとストレージが同一ネットワークに接続されることになり、管理は容易である。しかし、サーバを通してストレージにアクセスするので、バックアップを行なうためにデータ転送を行なう場合には処理が重くなると言う問題がある。また、ネットワークを多目的に使うことで不安定になるという問題がある。
【0008】
SANにおいて、高速にデータ転送しようとすると、その範囲は近距離にならざるを得ない。近距離のディスク間のデータ転送はファイバーチャネルで高速に行なえるが、遠隔地との接続はチャネルエクステンダを通して行なわれ、この場合、チャネルエクステンダ間にWANなどの低速なネットワークが介在することがあるからである。しかし、近距離でバックアップを行なうだけでは、広域災害には対応できない。
【0009】
本発明は、リスク分散のため遠隔地でファイルのバックアップを行なうことを可能とし、高信頼な設備で24時間体制で稼働するようなバックアップサイトやMSP(Management Service Provider)で一元的にバックアップを取ることができるファイル転送方法およびシステムを提供することを目的とする。さらに、データウェアハウス、マイニング、および意志決定支援システムなどに利用できるような複製データベースを容易に作成できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、管理用コンピュータと、バックアップ装置と、前記管理用コンピュータと前記バックアップ装置とを接続する第1のネットワークと、第1のディスク装置と第1の制御装置からなり、前記管理用コンピュータに接続された第1のディスク群と、第2のディスク装置と第2の制御装置からなり、前記バックアップ装置に接続された第2のディスク群と、前記第1のディスク群と前記第2のディスク群と接続する第2のネットワークとからなるストレージシステムにおいて、前記管理用コンピュータは、前記第1のディスク群に対して、前記第1のディスク装置から前記第2のディスク装置へのファイルデータのコピーを指示し、前記第1のディスク群の前記第1の制御装置は、前記ファイルデータのコピーの指示に基づいて、前記第2のネットワークを介して、前記第1のディスク装置から前記第2のディスク装置にファイルデータをコピーし、前記管理用コンピュータは、前記第1のネットワークを介して、前記バックアップ装置に対して、前記第1のディスク装置からコピーされた前記第2のディスク装置内のファイルデータをバックアップするよう指示し、前記バックアップ装置は、前記バックアップの指示に基づいて、前記第2のディスク装置内にコピーされたファイルデータをバックアップするようにしたことを特徴とする。
【0011】
また、バックアップなどのファイル転送処理は、一連の複数のコマンドを順に行なうようにシナリオを用意し、該シナリオを実行することで、簡単にバックアップなどが行なえるようにした。さらに、ポリシーを指定できるようにした。ポリシーとは、バックアップなどに関する方針を概念的に表現したものである。ポリシーが指定されると、システムは、該ポリシーの方針が実現されるようなシナリオを選択して実行する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0014】
図1は、本発明のファイルバックアップ方法を適用したシステムの構成例を示す。本システムは、インターネット100、データベース(DB)サーバ101〜106、中継サーバ107,108、MSP(Management Service Provider)サーバ109,110、SSP(Storage Service Provider)サーバ111〜113、および管理クライアント114を備える。なお、MSPサーバは単に「MSP」と呼び、SSPサーバは単に「SSP」と呼ぶものとする。
【0015】
DBサーバ101〜106は、それぞれ任意の数のディスク装置を備え、各ディスク装置はファイバーチャネルスイッチ(FC−SW)を備えたSANで構成されている。例えば、DBサーバ101〜106のディスク装置は、銀行口座の各種データを格納する記憶装置であり、銀行の勘定系のコンピュータから送られてくる入金や出金の指示に応じて当該DB内データが更新されるようなケースである。本発明はバックアップなどのファイル転送機能に関するものであるので、ファイル転送に関連する部分のみを図示している。
【0016】
中継サーバ107とDBサーバ101〜103は、ファイバーチャネル121〜123により接続されている。中継サーバ108とDBサーバ104〜106は、ファイバーチャネル124〜126により接続されている。中継サーバ107とMSP109は、ファイバーチャネル127により接続されている。中継サーバ108とMSP110は、ファイバーチャネル128により接続されている。MSP110とSSP112は、ファイバーチャネル129により接続されている。MSP109とMSP110は、高速のインターネット132により接続されている。MSP110とSSP113は、高速のインターネット131により接続されている。なお、ファイバーチャネル121〜129は、太い実線で図示した。高速のインターネット131,132は、太い点線で図示した。細い実線は、通常のインターネットで接続されていることを示す。
【0017】
SSP111〜113はストレージサービス(ディスク装置の提供サービス)を行なうプロバイダのサーバ、MSP109,110はバックアップを専業とするプロバイダのサーバである。中継サーバ107,108は、DBサーバのデータをMSPやSSPでバックアップする際のデータ中継拠点となるサーバである。ファイバーチャネル121〜129は、伝送距離が最大10km程度までに含まれる距離内の機器を接続するインターフェースである。高速のインターネット131,132は、遠距離間の機器を接続する。通常、MSPとMSPの間、あるいはMSPとSSPの間は、高速のインターネットバックボーンが設置されていることが多く、これが高速のインターネット131,132に相当する。
【0018】
なお、図1の構成は1つの例を示すものであり、本発明は他の構成にも適用可能である。
【0019】
また、図1では概略化してストレージ構成とネットワーク構成を図示したが、実際に物理的には、図9のような構成(図1中の一部分の構成)をしている。図9の各部と図1の各部との対応関係は以下の通りである。まず、インターネット900はインターネット100に、DBサーバ901〜903はDBサーバ101〜103に、中継サーバ907は中継サーバ107に、MSPサーバ909,910はMSPサーバ109,110に、高速ネットワーク931は高速ネットワーク131に、それぞれ対応するものである。また、図1でDBサーバ101〜103や中継サーバ107はインターネット107に接続されているが、通常は、図9に示すようにLAN931,932を経由してインターネット900に接続される形態をとる。図1では、DBサーバ101〜103や中継サーバ107のそれぞれがディスク装置を備え、ファイバーチャネル121〜123で接続されているように図示したが、実際には、図9に示すように、DBサーバ901〜903や中継サーバ907がSAN940のファイバーチャネルスイッチ(FC−SW)941に接続され、該ファイバーチャネルスイッチ941に任意の数のディスク装置942が接続されている。図1で中継サーバ107とMSP109とを接続しているファイバーチャネル127は、実際には、図9に示すように、チャネルエクステンダ943などを介してファイバーチャネル960でMSP909側のSAN950のファイバーチャネルスイッチと接続されている。
【0020】
以下では、図1を参照して説明する。まず、図1のシステムにおけるバックアップ機能の概要を説明する。図1のシステムにおいて、バックアップは、例えば次のような形態で行なわれる。
▲1▼DBサーバ101の第1のディスクのデータを、同一筐体内の第2のディスクにバックアップする。
▲2▼DBサーバ101のデータを、DBサーバ103にバックアップする。
▲3▼DBサーバ104のデータを、中継サーバ108およびMSP110を介して、SSP111〜113でバックアップする。中継サーバ108からSSPに至るルートは複数ある。例えば、中継サーバ108で中間的にバックアップしそのデータをインターネット経由でSSP111に送ってバックアップする場合、中継サーバ108およびMSP110を経由してファイバーチャネル129でSSP112に送ってバックアップする場合、中継サーバ108およびMSP110を経由して高速インターネット132でSSP113に送ってバックアップする場合などである。
【0021】
上記▲3▼についてはさらに種々の変形した形態がある。例えば、中継サーバ108から直接ファイバーチャネルあるいは高速インターネット経由でSSPにバックアップするようにしてもよい。中継サーバやMSPを任意に組み合わせて接続し、それらを経由してバックアップを取るようにしてもよい。
【0022】
本システムにおけるバックアップは下記のような特徴を有する。まず、バックアップを行なう際に、SANの複製ボリューム作成機能を使う。例えば、シャドウイメージ(ShadowImage:同一筐体内の複数のディスクに二重書きする技術)やリモートコピー(RemoteCopy:別筐体内のディスク間でデータ転送する技術)である。
【0023】
システム内の各機器はインターネット(TCP/IP)100で相互に接続されている。バックアップの指示はインターネットを通じて行なう。特に、バックアップのためのデータ転送がSANとSANとの間で行なわれる場合は、データ転送はSANの複製機能などを利用し、その指示はインターネットで行なうことができる。したがって、データ転送を高速に行なうことができ、一方、コンピュータとSANとの間のプロトコル(SCSI)を拡張する必要もない。インターネットではURLで任意の拠点を指定することができ、代替が容易という利点がある。また、災害にも強く、任意のクライアントから管理することが可能であるという利点がある。なお、ネットワーク100はインターネットでなくてもよい。
【0024】
URLで指定してもデータ転送する拠点同士が直接SANで接続されているとは限らないが、その場合、ファイバーチャネルで接続されていない中間地点間についてはインターネット経由でデータ転送する。MSPには高速のインターネットバックボーンが入っている可能性が高いので、これを利用することにより、SANで接続されていなくても高速にバックアップ処理を行なうことができる。
【0025】
バックアップの高速化のため、SANのシャドウイメージ機能を使って一旦高速にコピーを取ってから遠隔地にコピーする。これにより、業務停止時間を最小化することができる。リストアも直近のバックアップをシャドウイメージ側に待機させることで高速化することができる。
【0026】
本システムでは、バックアップを複数拠点で行なうことができる。図1に示すように、中継サーバやMSPを経由してSSPでバックアップする構成を採れば、データ転送を経由する拠点でもバックアップがなされるので複数拠点でのバックアップが実現される。これにより、より信頼性が高いバックアップが実現される。リストアするとき、最もネットワーク的に近い拠点からリストアデータを転送することもできる。複数拠点に情報があれば、インターネットを使ってどこにどのようなバックアップが取られているかがわかり、どこからどこにでもリストア可能である。また、中継拠点では直近のバックアップを行ない、何世代か前のバックアップは遠隔の拠点に自動転送する。これにより、中継拠点での記憶容量は小さくてよいので多数の地点のバックアップを保持できることになる。
【0027】
本システムでは、バックアップを指示する際、シナリオにしたがって自動バックアップを行なうことができる。シナリオとは、バックアップを行なうために必要な一連の手順を自動実行させるためのスクリプトである。例えば、過去の転送速度から速い拠点を選択しておき、高速にバックアップを行なうことができる
シナリオを作成しておけば、そのシナリオを実行するだけで高速な自動バックアップを行なうことができる。また、バックアップは磁気テープへ行なう場合もあるが、ジョブのシナリオとしてテープへのバックアップ待ちキューを構成し、自動制御することもできる。待ちキューを持つことによって低速な磁気テープへの書き込み完了を待つことなく送り側のディスクが解放されるので、送り側のディスクが有効に利用でき、業務の再開を早く行なうことができる。なお、待ちキューに入れるときには受け側のデータは一時的にディスクに保存しテープへの書き込み完了後に解放する。また、シナリオにより、バックアップディスクが不足すると他のバックアップ拠点に自動転送することもできる。このとき地域的に離れた拠点を選択することもできる。
【0028】
シナリオによるバックアップの自動運用に加え、ポリシーの指定により、概念的な自動制御を行なうことができる。ポリシーとは、バックアップに関する方針を示すものである。例えば、ポリシーとして安全性のレベルを高く指定すると、自動的に遠距離にバックアップをとるようにする。ユーザは、バックアップをどのような方針で行なうかをポリシーにより概念的に指示できる。
【0029】
本システムでは、全体のマップを表示してコンピュータ一覧とストレージ一覧を管理する。転送先や転送元は、サーバ名やLDEV(デバイスの識別子)で指定する。各サーバから見えるLDEVをリポジトリで管理する。全体のマップを表示することで指定は容易である。任意に指定したサーバ間で必ずしもSANで接続されているとは限らないが、拠点までSANで転送できれば拠点間は高速のネットワークが利用できる。これも管理の対象にする。
【0030】
バックアップの指示は、管理クライアント114から行なう。管理クライアント114では、ブラウザが動作している。管理クライアントからアクセスする管理サーバがシステム内の任意の位置に設けられている。図1では、図示していないが、例えば、中継サーバ107や108を管理サーバとすればよい。
【0031】
図2は、バックアップを行なう典型例を説明するための図である。管理クライアント240は、バックアップの指示を出すクライアントである。管理サーバ201は、管理クライアント240からの指示に応じてバックアップ処理を実行するサーバである。管理サーバ201は、リポジトリ202を備えている。リポジトリ202には、ネットワークの構成情報、ストレージの構成情報、シナリオ定義情報、スケジュール情報、ポリシー定義情報、および履歴情報などが格納されている。SAN210は、バックアップを行なう対象のDBを構成する記憶システムである。SAN210は、ファイバーチャネルスイッチ211,212、およびディスク群213,214を備えている。ディスク群213は、制御部215、および複数台のディスク装置221,222を備えている。ディスク群214も同様であり、ディスク装置223を備えているものとする。MSPまたはSSP203は、テープ装置204を有するバックアップシステムである。
【0032】
図2において、SAN210は、ディスク装置221〜223を同期させて動作させるモードで運用されているものとする。すなわち、ディスク装置221と222はシャドウイメージにより同じ内容が書き込まれている。また、これらのディスク装置221,222とディスク装置223も同期しており、同じ内容が書き込まれている。
【0033】
バックアップは、管理クライアント240からの指示により行なう。管理クライアント240は、所定のシナリオの実行指示を出すだけである。管理サーバ201は、指定されたシナリオをリポジトリ202から読み出して実行する。そのシナリオは、例えば、以下のような手順でSAN210に対するコマンドを発行するものである。
▲1▼DBのTBS(テーブルスペース)のバックアップモードへの移行:これは、この時点以降のDBに対する書き込みなどを別途設けられているログ領域に書き込むようにすることを指示するものである。
▲2▼ファイルシステムのフリーズ:これはOSのファイルシステムレベルで、ディスク装置へのI/Oを停止することを指示するものである。
▲3▼ディスク装置のスプリットコマンドを実行:これは、ディスク装置223を切り離すことを指示するものである。
▲4▼スプリットコマンドの完了待ち
▲5▼ファイルシステムのフリーズを解除
▲6▼DBのバックアップモードを解除:これにより、ディスク装置221,222に対しては、バッファに書き込まれていた内容が反映され、これ以後の書き込みなども反映される。ディスク装置223は切り離された状態である。
▲7▼ディスク装置223の内容をテープ装置204にバックアップ
▲8▼再シンク(Resync)コマンドを発行:これにより、ディスク装置221,222の内容がディスク装置223に反映され、これらのディスク装置221〜223は再び同期して動作するようになる。
【0034】
なお、ディスク装置223が非同期で動作している場合は、スプリットコマンドでディスク装置223を切り離す前にディスク装置221,222からディスク装置223にリモートコピーしてその内容を同じにしておき、その後、ディスク装置223を切り離してバックアップを取ればよい。
【0035】
以上のような手順のシナリオの実行を指示することにより、DBのテープへのバックアップを簡単に行なうことができる。
【0036】
以上は、バックアップの典型的な例を示すものである。この典型例は、図1のシステムの各部でのバックアップに適用できる。例えば、図1のDBサーバ101が使用しているストレージが図2のSAN210であるとし、図1の中継サーバ107の位置に図2のMSPまたはSSP203があるとすると、DBサーバ101のファイルのバックアップが取れる。この場合、図2のディスク装置221,222とディスク装置223とが別のSANでもよい。
【0037】
また、図2ではSAN210からMSPまたはSSP203に至るルートを、図1の例えばDBサーバ104、中継サーバ108、MSP110、およびSSP112に至るルートに、対応させることもできる。これにより、DBサーバ104の内容が、各中間拠点を経てSSP112でテープにバックアップできることになる。なお、この場合は、上述のシナリオに各拠点を経由する処理を加える必要がある。
【0038】
図3は、図2とは別のバックアップの典型例を説明するための図である。図2と同じものは同じ番号を付して説明は省略する。図2と異なるのは、SAN210のファイバーチャネルスイッチ212に中継サーバ301が接続され、該中継サーバ301とMSPまたはSSP302とが高速インターネット321で接続されている点である。MSPまたはSSP302には、バックアップのためのテープ装置303が接続されている。また、MSPまたはSSP302には、SAN310が接続されている。SAN310は、ファイバーチャネルスイッチ311およびディスク群314を備えている。ディスク群314は、制御部312およびディスク装置313を備えている。
【0039】
図3は、図1においてMSP110を無くし、中継サーバ108から高速インターネット132を介してSSP113に接続した場合に相当する。これにより、ディスク装置223からディスク装置313へのデータ転送は、中継サーバ301から高速インターネット321を介してMSPまたはSSP302へと行なわれる。
【0040】
上記図2および図3の何れの場合も、シナリオに応じた各機器への指示はインターネット経由で行なわれる。管理サーバ201は、リポジトリ202によりネットワーク構成やストレージ構成を知ることができ、それらの構成に応じてバックアップの指示を出すことができる。
【0041】
基本的なシナリオとしては、DBのバックアップ、業務連動、スケジュール実行、およびディザスタリカバリなどのシナリオが用意されている。DBのバックアップは、上記図2で説明したようなものであり、DBのチェックポイントのタイミングでシャドウイメージのディスクをスプリットし、そこからリモートコピーでテープ装置がある側のディスクへデータ転送し、コピー終了後テープにバックアップする、というようなシナリオである。業務連動のシナリオは、オンライン業務の終了タイミングでDBバックアップする、というものである。スケジュール実行のシナリオは、指定の日時になったらバックアップする、というものである。例えば、指定間隔または特定の条件でバックアップ(毎週土曜日、毎月月末など)することができる。毎週末にフルバックアップし、毎日18時に差分バックアップする、といったシナリオを書くこともできる。ディザスタリカバリのシナリオは、主系がダウンしたら遠隔地の副系にリストアして副系を起動する、というものである。
【0042】
さらに、拡張したシナリオとして、下記のようなものがある。
▲1▼世代によってバックアップする場所を変えるシナリオ:例えば、第一世代は東京にバックアップし、第二世代は大阪にバックアップする。
▲2▼バックアップ情報を複数地点に分散記録するシナリオ
▲3▼容量管理のシナリオ:例えば、残容量の小さいSSPは利用単価を上げることにより選択されにくくする。また、一定残容量を切ったら保持しているバックアップの中から転送可能な条件を満たすものを他のSSPに転送する。指定の使用量を越えたら、他のボリュームをアドオンして容量を拡大する。使用量が一定期間、指定された使用量以下なら容量縮小する。
【0043】
本システムでは、ポリシーの指定により、バックアップの概念的な方針を指定できる。ポリシーとしては、以下のようなものが指定できる。
▲1▼安全性のレベル:例えば、安全性のレベルが高く指定された場合は、DBのある場所から一定距離以上にある所にバックアップする。また、火事などの局所的災害、停電などの一時的災害、地震などの広域災害を意識したバックアップを行なう。
▲2▼性能のレベル:過去のスループットを記録し、指定した時間以内にリストアできる場所にバックアップする。また、中継サーバに直近のバックアップを待機させておく。
▲3▼利用する用途:用途としてバックアップが指定されたら安全第一(距離、耐震性、24h監視)でバックアップし、用途としてデータウェアハウスが指定されたら性能第一で低価格になるようにバックアップする。
▲4▼柔軟性のレベル:リストア時間と柔軟性のどちらを優先するかを決める。ディスクに保存すれば回復時間は早いが故障時や停電時動作しない可能性がある。テープに保存するとテープから読み出して回復するのに時間がかかるが、テープを持ち出して他のシステムで回復可能である。また、ファイバーチャネルは専用線であるため災害時に切断される可能性があるが、インターネットで制御情報を送ることでバックアップサーバの内容をテープに吸い上げて運搬したり、インターネットを迂回してリストアすることが可能である。
▲5▼機密性のレベル:これにより、インターネットでバックアップサーバの管理システムに入れるかどうかを決定する。また、中継サーバで高速インターネットを利用するかどうか、あるいは暗号化の有無やレベルを決定する。
【0044】
図4は、上述したようなバックアップ機能を実現するためのソフトウェア構成を示す。大きくは3階層からなる。第1層はアプリケーションサーバの層401、第2層は管理サーバの層402、第3層はユーザインターフェースの層403である。アプリケーションサーバの層401は、RAIDマネージャ制御411、ファイルシステム制御412、およびアプリケーションエージェント413などを含む。RAIDマネージャ制御411およびファイルシステム制御412は、主に、SANの制御を行なうためのソフトウェアである。アプリケーションエージェント413は、各機器内に置かれるエージェントであり、DBの構成情報などを収集する機能やバックアップの実行の機能などを実現する部分である。管理サーバ層402は、ジョブ実行制御および情報管理421、並びにリポジトリ422などを含む。管理サーバ層402は、図2や図3で説明した管理サーバ上で動作するソフトウェアであり、第1層から取得した情報をリポジトリ422上で管理するとともに、エージェントで動作中のジョブの起動および監視、並びにユーザからの処理要求に対応する。ユーザインターフェースの層403は、ブラウザ431を備える。ユーザインターフェースの層403は、管理クライアントで動作し、ユーザインターフェースを提供する。
【0045】
図5は、図2や図3で説明した管理クライアントおよび管理サーバにおける具体的なソフトウェア構成を示す。管理クライアント510には、ユーザインターフェースを提供するブラウザ511が備えられている。管理サーバ520には、シナリオ管理機能521、カレンダ機能522、イベント処理機能523、ジョブ実行制御524、各種管理機能525、SANマネージャ526、およびRAIDマネージャ(RAID装置制御部)527などが備えられている。ジョブ実行制御524は、スケジューラ531およびシナリオ実行制御機能を備える。スケジューラ531は、シナリオをスケジュールにしたがって起動する制御などを行なう。シナリオ実行制御機能は、実行を指示されたシナリオを解釈して各コマンドを実行する機能を提供する。各種管理機能525は、シナリオにしたがって動作する各要素機能を実現する部分である。データ保護統合制御部(コピーマネージャ)541、DB管理機能542、バックアップ機能543、およびファイルシステム機能544などを備えている。SANマネージャ526はSANの管理を行なう。RAIDマネージャ527は、SANのRAIDについての制御を行なう。
【0046】
図6(a)は、リポジトリの構成例を示す。リポジトリは、ネットワーク構成情報602やストレージ構成情報603などの構成情報601、シナリオ定義情報(スクリプト)604、スケジュール605、ポリシー定義情報606、および履歴情報などを有する。ネットワーク構成情報602は、図1で説明したシステム内の各機器が接続されているTCP/IPでのネットワーク構成を示す情報であり、例えば各機器のIPアドレスなどである。ストレージ構成情報603は、図1で説明したシステム内のファイバーチャネルで接続されたストレージの構成を示す情報である。構成情報601は、図4のアプリケーションエージェント413により収集して格納する。シナリオ定義情報(スクリプト)604、スケジュール605、およびポリシー定義情報606は、ユーザが設定する。
【0047】
図6(b)は、ストレージ構成情報603の例を示す。「物理的なアドレスおよび接続情報」は、システム内でSANを構成する各ディスク装置の物理的なアドレス、および、どのファイバーチャネルスイッチにどのディスク装置が接続されているかを示す接続情報である。「DBのある場所を示す情報」はストレージが配置された場所(東京、大阪など)を示し、ポリシーで安全性のレベルに応じて一定以上離れた場所のストレージにバックアップする場合などに参照する。「マスタとなるDBのバックアップがどこにあるかを示す情報」は、リストアを行なう際に参照する。「耐震性、24時間監視を示す情報」は、ポリシーで用途に応じて安全第一でバックアップすることが指定された場合など、耐震性が高く24時間監視をしている安全性が高いストレージを探すときなどに参照する。「単位容量あたりの価格」は、ポリシーで価格に応じてストレージを探すときなどに参照する。
【0048】
図6(c)は、ポリシー定義情報の例を示す。「マスタ利用用途(バックアップまたはデータウエアハウス)」は、ポリシーで、用途に応じてバックアップ先を決める場合などに設定される。「ディスクバックアップかテープバックアップか」は、ポリシーで、柔軟性のレベルに応じてバックアップ先を決める場合などに設定される。「機密性のレベル」は、ポリシーで、機密性のレベルに応じてバックアップ先を決める場合などに設定される。「過去のスループット、バックアップリストア時間」は、ポリシーで、性能のレベルに応じてバックアップ先を決める場合などに設定される。
【0049】
図7は、ユーザインターフェースの一部である画面例を示す。この画面700は、シナリオ定義画面を示す。701に定義するシナリオの名称が表示されている。702は定義に使用するアイコン群を示す。定義領域703に、前記アイコン群702のアイコンを配置し、矢印でその処理順序を指定することにより、シナリオを定義する。各アイコンは、シナリオを構成する要素であるコマンドを示す。特に、▲6▼と▲2▼と▲7▼は同時実行可能な処理であることを示す。▲4▼は条件が満たされたときに▲5▼を実行することを示す。
【0050】
図8は、スケジュール定義画面の例を示す。スケジュール定義画面800は、シナリオを実行するスケジュールを定義する画面である。801は実行日時指定領域、802は実行状態表示領域、803はスケジュール名表示領域を示す。スケジュール名表示領域803に表示されている「1_Web_Sales」や「2_Daily_Summary」などはスケジュール名を示す。各スケジュール名の右側の実行日時指定領域801に、そのスケジュールを実行する日付を定義する。実行日時指定領域801に矩形が表示されている日付は、その日に、そのスケジュールを実行する(あるいは既に実行済みである)ことを示す。各スケジュールには、そのスケジュールで実行すべきシナリオを定義できる。
【0051】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0052】
上述の第1の実施の形態では、管理クライアントから管理サーバに指示を与えることにより、任意のDBのファイルをバックアップできる。また、シナリオやポリシーの機能を利用して、少ない操作でバックアップを実行することができる。しかし、管理クライアントから指示を与えるために入力するコマンドや、シナリオおよびポリシーの処理の要素であるコマンドは、システムの詳細を知らなければ構成できない。例えば、DBの管理者はDBのテーブルについては管理しているので、どのテーブルのファイルをバックアップしなければならないかなどについては判断できるが、バックアップしたいファイルがどのRAIDのどのディスクに入っているかは分からないので、実際にどのようなコマンドでバックアップすればよいのか不明な場合が多い。DBのテーブルから当該テーブルのデータを実際に格納したディスク装置までの間には論理的な複数の階層があり、各階層は独自のツールで管理されるので、システム全体を把握するのは困難である。
【0053】
第2の実施の形態では、そのような事情に鑑みて、システムの各階層の要素の対応関係を管理ソフトウェアで保持するようにし、これによりシステム全体を知らなくても、簡単なコマンドでバックアップなどのファイル転送が行なえるようにした。
【0054】
図10は、第2の実施の形態におけるシステムの論理的な階層と各階層での管理ツールを示すブロック図である。なお、第2の実施の形態は、上述の第1の実施の形態と共通部分が多いので、以下では第1の実施の形態と異なる部分を特に説明するものとする。
【0055】
図10において、左側の1001〜1007は、システムのストレージ構成の論理的な階層を示している。DB1001は、論理的なデータベースの階層を示す。この階層では、データベースは幾つかのテーブルで構成され、各テーブルはテーブル名で特定される。File1002は、論理的なファイルの階層を示す。この階層では、上記データベースのテーブルは論理的なファイルで構成され、各ファイルはファイル名で特定される。FileSystem1003は、論理的なファイルシステムの階層を示す。この階層では、論理的なファイルが載るファイルシステムが特定される。LVM(論理ボリューム)1004は、論理的なディスクボリュームの階層である。この階層では、論理ボリューム名で論理ボリュームが特定される。DeviceFile1005は、論理ボリュームを構成する実際のRAIDの中の1つ1つのディスクのインターフェースであるデバイスファイルの階層である。この階層では、論理ボリュームを構成する1つ1つのディスクが論理的なデバイス名で特定される。SAN1006は、RAIDで構成するストレージエリアネットワークの階層である。LDEV1007は、物理的なディスクの階層である。この階層では、上記の論理的なデバイス名のディスクが、RAIDの筐体を識別するシリアルナンバとその筐体内の1つ1つのディスクを識別するデバイスナンバで特定される。
【0056】
これらの各階層における管理ツールとして1011〜1015が用意される。DBMS(DB管理システム)1011は、DB1001およびFile1002の階層でデータベースおよびファイルを管理するツールである。ファイルシステム制御部1012は、File1002およびFileSystem1003の階層でファイルやファイルシステムを管理するツールである。論理ボリューム制御部1013は、主にLVM1004の階層で論理ボリュームを管理するツールであり、さらに論理ボリュームに関連してFileSystem1003やDeviceFile1005の階層の管理も行なえる。RAID装置制御部1015は、DeviceFile1005からLDEV1007の階層でRAIDの管理を行なうツールである。
【0057】
以上のような階層があるため、例えばDBのあるテーブルについて、そのファイルが実際にどのディスクに格納されているかを知るためには、各階層の管理ツールで所定のコマンドを入力し、対応関係を知るしかない。また、各階層にはその階層での管理者はいるが(例えば、DB管理者、ファイルおよびファイルシステムの管理者、バックアップ管理者、論理ボリューム制御の管理者、RAID管理者など)、ある階層の管理者は他の階層については分からないことが多い。
【0058】
本実施の形態では、各階層の管理ツールを用いて、上位のDB1001から下位のLDEV1007までの各階層でオブジェクトがどのように対応するか、その対応関係を自動的に収集するデータ保護統合制御部1020を設ける。さらに、データ保護統合制御部1020は、収集した情報に基づき、バックアップやリストアなどを1コマンドで実行できるような機能を提供する。これにより、統合管理者は、全階層についての知識が無くても、例えば「DBのこのテーブルをバックアップせよ」というような簡単なコマンドでデータ保護統合制御部1020に指令を与えるだけで良くなる。データ保護統合制御部1020が、テーブル名から下層に辿って、そのテーブルがどの物理的なディスクに格納されているかが簡単に分かり、さらにバックアップをとるディスクのグループもあらかじめ定義されているからである。
【0059】
なお、1021はリポジトリ(管理DB)を示す。リポジトリ1021は、上述の第1の実施の形態のリポジトリと同様のデータを格納するものであるが、本第2の実施の形態では上位階層から下位階層までの対応関係を示すリンク情報を含む。1030は、LDEV1077を共有するリモートホストを示す。1008はテープ装置にバックアップを取るときに用いるテープメディアの階層を示す。バックアップ装置制御部1018は、特にバックアップ処理を簡単に行なうために設けられた管理ツールである。
【0060】
図11に、図10で説明した各階層間でDBのテーブル名からディスクに至るまでの対応の例を示す。1001から1007は、図10で説明した各階層を示す。1101はDB1001の階層におけるDBのテーブル名を示す。DBMS1011のSQL文を用いて、このテーブル「TBL1」を構成するファイルが「/aaa1/bbb1.ccc」1102であることが分かる。このファイル名からファイルシステム1003の階層でマウントポイントが「aaa1」1103であることが分かる。これは、データ保護統合制御部1020が抽出する。さらに、OSの論理ボリューム制御部(VM)のコマンドを用いて、このマウントポイントに対応する論理ボリュームが「/dev/vg00/lvol1」1104であることが分かる。なお、/devはデバイスファイルのディレクトリ、vg00は論理ボリューム制御部が識別するボリュームグループ名を示す。OSコマンド(論理ボリューム制御部)を用いて、この論理ボリュームに対応するデバイスのデバイス名「/dev/rdsk/c0t0d0」1105であることが分かる。さらに、RAID装置制御部のコマンドを用いて、そのデバイスが対応するLDEV1007の階層の情報、すなわちそのデバイスが対応するディスクのシリアルナンバとデバイスナンバが分かる。
【0061】
データ保護統合制御部1020は、以上のような対応関係を、各階層のコマンドを用いて収集し、リンク情報としてリポジトリ1021に格納する。具体的には、リンク情報は、AP(アプリケーション)マップ、CORE(コア)マップ、およびCG(コピーグループ)マップからなる。APマップは、点線の矩形1121の範囲での対応関係を格納する。COREマップは、点線の矩形1122の範囲での対応関係を格納する。CGマップは、点線の矩形1123の範囲で、データをコピーするLDEVのグループを定義する情報である。APマップおよびCOREマップが図の縦の対応関係を記述するのに対し、CGマップはLDEVの横の関係を記述する。CGマップに定義するCG(コピーグループ)は、他の筐体のディスクやリモートのディスクを含んでも良い。1111はSAN1106とは別のSANであり、1112はSAN1106のLDEVを示す。
【0062】
図12は、図10のリポジトリ1021の構成例を示す。図6(a)と同じものについては同じ番号を付して説明を省略する。本実施形態では、リンク情報1201が構成情報601に含まれる。上述したように、リンク情報1201は、APマップ、COREマップ、およびCGマップからなる。
【0063】
図13に、これらのマップ情報の構成を示す。図13(a)は、APマップの構成例を示す。テーブル名の欄は、DB1001の階層で表されるDBのテーブル名である。ファイル名の欄は、そのテーブル名に対応するファイル1002の階層のファイル名である。
【0064】
図13(b)は、COREマップの構成例を示す。FSの欄は、ファイルシステム1003の階層で表されるマウントポイントを示す。LVMの欄は、そのマウントポイントが対応するLVM1004の階層の論理ボリューム名を示す。Deviceの欄は、その論理ボリュームが対応するデバイスファイル1005の階層のデバイス名を示す。RAIDの欄は、そのデバイスが対応するLDEV1007の階層のディスクのシリアルナンバとデバイスナンバを示す。
【0065】
図13(c)は、CGマップの構成例を示す。名前の欄は、コピーグループ(1行のレコード)に付した名前を示す。コピー元の欄は、データのコピー元となるディスクのシリアルナンバとデバイスナンバを示す。コピー先の欄は、データのコピー先となるディスクのシリアルナンバとデバイスナンバを示す。TAPEの欄は、コピー先が磁気テープである場合のメディアIDを示す。経路情報は、コピー元からコピー先に至る経路の情報を示す。
【0066】
上述した各マップ情報は、データ保護統合制御部1020が、図10および図11で説明したような各階層の管理ツールのコマンドを発行して収集し格納する。基本的には、始めにデータ保護統合制御部1020を導入するときに、各マップ情報を作成する。また、マップ毎に所定の時間間隔など必要な場合にリフレッシュして最新の情報を保持するようにできる。なお、CGマップのCG(コピーグループ)の名前は任意に付けることができる。
【0067】
図14は、管理者がデータ保護統合制御部1020からバックアップコマンドを入力したときの処理手順を示す。管理者は、基本的に、バックアップしたいテーブル名をパラメータとして入力するだけで良く、そのテーブルが実際にどのディスクに格納されているかは知らなくて良い。
【0068】
ステップ1401で、初期化を行なう。これは入力されたパラメータのチェックや、RAIDの環境変数の設定などの処理である。ステップ1402で、リソース情報を取得する。これは、最新のマップ情報を得るため、各マップ情報を作成(リフレッシュ)する処理である。
【0069】
次に、ステップ1403で、バックアップファイルを登録する。これは、管理者から指定されたバックアップ対象のテーブルに対し、当該テーブルを構成するファイルを上記APマップを参照してそのファイル名を取得し、バックアップ対象として登録する処理である。次に、ステップ1404で、コピーグループを選択する。これは、バックアップするファイル名から、そのファイルがコピー元になっているコピーグループを上記CGマップから探し、見つかったコピーグループから今回バックアップに用いるコピーグループを管理者に選択させる処理である。その後、ステップ1405で、ペア再同期処理を行なう。これは、選択されたコピーグループのコピー元およびコピー先のディスクのペアに対して、再同期を行ない、これらのディスク間で内容が同一になるように指示する処理である。ステップ1403から1405の処理は、バックアップ対象となるすべてのテーブルに対して必要なだけ繰り返す。
【0070】
次に、ステップ1406で、バックアップに利用するコピーグループのステータスを確認する。これはペア再同期の進捗を確認し、各コピーグループのディスク間で内容が同一になったかを確認する処理である。それが確認できたら、ステップ1407で、当該DBを静止化する。これにより、DBに対する変更は一切できなくなる。次に、ステップ1408で、バックアップに利用する各コピーグループに対して、ペア分割の指示を出す。これは、対象コピーグループのコピー元およびコピー先のディスクのペアを分割(スプリット)する処理である。ステップ1409で、分割状態になったことを確認する。ステップ1410で、当該DBの静止化を解除する。これ以後は、対象コピーグループのコピー元のディスクは変更を受け付けるようになる。対象コピーグループのコピー先のディスクは、分割した時点の内容が保持されているので、これがバックアップとなる。最後にステップ1411で、必要な情報をバックアップカタログ(ファイル)に登録する。このバックアップカタログには、コピー元からコピー先に至る経路情報も含む。この情報は、必要に応じてリストア処理で利用する。
【0071】
図15は、管理者がデータ保護統合制御部1020からリストアコマンドを入力したときの処理手順を示す。
【0072】
ステップ1501で初期化処理を行なった後、ステップ1502で各マップ情報を作成する。ステップ1501,1502は、ステップ1401,1402と同様の処理である。ステップ1503では、カタログ情報を取得する。これは、ステップ1411で作成したバックアップカタログから、リストアするデータの情報を取得する処理である。ステップ1504で、DBが走行中か否か判別し、走行中であれば、リストア対象のテーブルスペースをオフラインにする。DBが走行中でなければ、直接、ステップ1506に進む。
【0073】
ステップ1506では、RESYNCオプションが指定されていたら、ペアリシンクが可能か否か判定する。可能であれば、ステップ1507で、バックアップデータをリストアする対象のディスクPVOLをアンマウント(ファイルシステムからの切り離し)する。アンマウントが成功したら、ステップ1508で、ペアリシンクを行なう。これにより、バックアップデータが存在するディスクSVOLから、リストアする対象のディスクPVOLへと、リストアが行なわれる。その後、ステップ1509で、PVOLをFSCK&マウントして、処理を終了する。
【0074】
ステップ1506でペアリシンク不可能な場合、およびステップ1507でPVOLのアンマウントが不可能な場合は、ファイルコピーによるリストアを行なう。まずステップ1510で、SVOLをFSCK&マウントする。次に、ステップ1511で、ファイルコピーを実行する。これは、バックアップデータが存在するディスクSVOLから、リストアする対象のディスクPVOLへと、ファイルのコピーを行なう処理である。その後、SVOLをアンマウントして、処理を終了する。
【0075】
なお、磁気テープにバックアップを取る場合も基本的な処理手順は同じである。コピーグループに、コピー先として磁気テープ装置を定義しておけばよい。コピー先が磁気テープである場合は、磁気テープに対応する処理を行なうようにする。また、コピー先とコピー元とは、その間にどのような経路が介在していても良い。その経路情報は、CGマップに格納されるので、その経路にしたがって、データを転送することができる。その経路でデータ転送するのが不可能な場合、他の経路を経由するようにしても良い。結果として実際にデータ転送に使用された経路は、バックアップカタログに格納され、リストアに利用される。
【0076】
上記第2の実施の形態によれば、マップ情報を利用するため、管理者はシステムの全体について把握していなくても、簡単な操作でバックアップなどのファイル転送を指示できる。コピーグループを定義しておくことにより、任意のディスク間で、ファイル転送を簡単に行なうことができるようになる。例えば、あるディスクAをマスタとし、何世代かのバックアップを取りたい場合は、ディスクAとディスクB1の第1のコピーグループ、ディスクAとディスクB2の第2のコピーグループ、ディスクAとディスクB3の第3のコピーグループ、…などを定義しておく。第1世代のバックアップは第1のコピーグループを用いてディスクB1にとり、第2世代のバックアップは第2のコピーグループを用いてディスクB2にとり、第3世代のバックアップは第3のコピーグループを用いてディスクB3にとり、…というようにできる。
【0077】
さらに、上記第1の実施の形態で説明したシナリオ、ポリシー、およびスケジュールの機能と、上記第2の実施の形態とを、組み合わせることもできる。この場合は、シナリオやポリシーで実行する処理要素(コマンド)の1つとして、マップ情報を利用するバックアップやリストアを用いればよい。
【0078】
マップ情報を利用するコマンドとしては、上述のバックアップとリストアのほか、ベリファイ、マップ情報表示、コピーグループのロック/アンロックなどがある。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、SAN(Storage Area Network)に格納されたデータのバックアップなどで、対象のデータをSANの記憶手段の間でデータ転送する場合、該データ転送の転送元と転送先に対するデータ転送の指示を前記SANとは異なるネットワーク経由で行なうようにしたので、遠隔地へのバックアップの指定が容易になり、リスク分散することが可能になる。したがって、高信頼な設備で24時間体制で稼働するようなバックアップサイトやMSP(Management Service Provider)で一元的にバックアップを取ることができる。また、簡単にデータの複製をとることができるので、データウェアハウス、マイニング、および意志決定支援システムなどに利用できるような複製データベースを容易に作成できる。APマップ、COREマップ、CGマップなどのリンク情報を用いることで、利用者がシステムの全体を把握していなくても、簡単なコマンドでファイル転送を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファイルバックアップ方法を適用したシステムの構成例を示す図
【図2】バックアップを行なう典型例を説明するための図
【図3】別のバックアップの典型例を説明するための図
【図4】バックアップ機能を実現するためのソフトウェア構成を示す図
【図5】管理クライアントおよび管理サーバにおける具体的なソフトウェア構成を示す図
【図6】リポジトリの構成例を示す図
【図7】シナリオ定義画面の例を示す図
【図8】スケジュール定義画面の例を示す図
【図9】図1のシステムの物理的な構成を示すブロック図
【図10】第2の実施の形態におけるシステムの論理的な階層と各階層での管理ツールを示すブロック図
【図11】各階層間でDBのテーブル名からディスクに至るまでの対応の例を示す図
【図12】第2の実施の形態におけるリポジトリの構成例を示す図
【図13】マップ情報の構成を示す図
【図14】バックアップ処理の手順を示すフローチャート図
【図15】リストア処理の手順を示すフローチャート図
【符号の説明】
100…インターネット、101〜106…データベース(DB)サーバ、107,108…中継サーバ、109,110…MSP(Management Service Provider)サーバ、111〜113…SSP(Storage Service Provider)サーバ、114…管理クライアント。
Claims (6)
- 第1のディスク装置と第1の制御装置からなり、管理用コンピュータに接続された第1のディスク群と、第2のディスク装置と第2の制御装置からなり、第1のネットワークを介して前記管理用コンピュータと接続されたバックアップ装置に接続された第2のディスク群とを第2のネットワークで接続したストレージシステムにおけるファイル転送方法において、
前記管理用コンピュータは、前記第1のディスク群に対して、前記第1のディスク装置から前記第2のディスク装置へのファイルデータのコピーを指示し、
前記第1のディスク群の前記第1の制御装置は、前記ファイルデータのコピーの指示に基づいて、前記第2のネットワークを介して、前記第1のディスク装置から前記第2のディスク装置にファイルデータをコピーし、
前記管理用コンピュータは、前記第1のネットワークを介して、前記バックアップ装置に対して、前記第1のディスク装置からコピーされた前記第2のディスク装置内のファイルデータをバックアップするよう指示し、
前記バックアップ装置は、前記バックアップの指示に基づいて、前記第2のディスク装置内にコピーされたファイルデータをバックアップする
ことを特徴とするファイル転送方法。 - 管理用コンピュータと、
バックアップ装置と、
前記管理用コンピュータと前記バックアップ装置とを接続する第1のネットワークと、
第1のディスク装置と第1の制御装置からなり、前記管理用コンピュータに接続された第1のディスク群と、
第2のディスク装置と第2の制御装置からなり、前記バックアップ装置に接続された第2のディスク群と、
前記第1のディスク群と前記第2のディスク群と接続する第2のネットワークとからなるストレージシステムであって、
前記管理用コンピュータは、前記第1のディスク群に対して、前記第1のディスク装置から前記第2のディスク装置へのファイルデータのコピーを指示し、
前記第1のディスク群の前記第1の制御装置は、前記ファイルデータのコピーの指示に基づいて、前記第2のネットワークを介して、前記第1のディスク装置から前記第2のディスク装置にファイルデータをコピーし、
前記管理用コンピュータは、前記第1のネットワークを介して、前記バックアップ装置に対して、前記第1のディスク装置からコピーされた前記第2のディスク装置内のファイルデータをバックアップするよう指示し、
前記バックアップ装置は、前記バックアップの指示に基づいて、前記第2のディスク装置内にコピーされたファイルデータをバックアップする
ことを特徴とするストレージシステム。 - 第1のディスク装置と第1の制御装置からなり、管理用コンピュータに接続された第1のディスク群と、第2のディスク装置と第2の制御装置からなり、第1のネットワークを介して前記管理用コンピュータと接続されたバックアップ装置に接続された第2のディスク群とを第2のネットワークで接続したストレージシステムにおけるファイル転送方法を実行するためのプログラムにおいて、前記ファイル転送方法は、
前記管理用コンピュータは、前記第1のディスク群に対して、前記第1のディスク装置から前記第2のディスク装置へのファイルデータのコピーを指示し、
前記第1のディスク群の前記第1の制御装置は、前記ファイルデータのコピーの指示に基づいて、前記第2のネットワークを介して、前記第1のディスク装置から前記第2のディスク装置にファイルデータをコピーし、
前記管理用コンピュータは、前記第1のネットワークを介して、前記バックアップ装置に対して、前記第1のディスク装置からコピーされた前記第2のディスク装置内のファイルデータをバックアップするよう指示し、
前記バックアップ装置は、前記バックアップの指示に基づいて、前記第2のディスク装置内にコピーされたファイルデータをバックアップする
ことを特徴とするプログラム。 - 請求項1に記載のファイル転送方法において、
前記管理用コンピュータは、システム内の各機器から自動収集した最新のネットワーク構成情報とストレージ構成情報とを含むリポジトリを記憶する記憶手段を備え、該ネットワーク構成情報とストレージ構成情報とを利用して前記ファイルデータの転送の指示を出すことを特徴とするファイル転送方法。 - 請求項4に記載のファイル転送方法において、
前記記憶手段に記憶されるリポジトリは、前記ファイルデータのバックアップを行なうために必要な一連の手順を自動実行させるためのスクリプトを定義したシナリオ定義情報を含み、指示されたシナリオ定義情報の手順に従って前記ファイルデータの転送の指示を出すことを特徴とするファイル転送方法。 - 請求項5に記載のファイル転送方法において、
前記記憶手段に記憶されるリポジトリは、バックアップに関する方針を示すデータであるポリシー定義情報を含み、指定されたポリシー定義情報が示す方針に沿ったシナリオ定義情報を用いて前記ファイルデータの転送の指示を出すことを特徴とするファイル転送方法。
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