JP3822561B2 - Display mechanism and wall cover mechanism - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強磁性体製の被着体として、例えば鉄板、鉄粉練込みゴムシートを用いた黒板、掲示板、パーテイション等に、シート状磁石を用いて、磁気吸着力によって表示部材を着脱自由とした表示機構並びに建物壁の表装材を着脱（貼り替え）自由とした壁表装機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来は、鉄板製の被着体、例えば黒板、パーテイション等に表示部材として０．６ｍｍ厚程度で片面より縞状に２．５ｍｍ〜５ｍｍピッチの多極着磁を施したシート状磁石が用いられていた。又、表示片としての文字や絵柄の付与は、スクリーン印刷をするか、プラスチックフィルム等に印刷したものをラミネートしていた。
【０００３】
この表示部材は、被着体に貼着すると背面にも磁極が強く出るので、その上に表示片として重ねてシート状磁石を貼着する場合には、同じ極間で同様に着磁したものでなければ、同極反撥によって浮き上がりを生じ全面に貼着出来ない現象や、同極間であっても両者の極方向を一致させないと、同極の重なり部分を生じ磁気吸着力が低下する欠点がある。
同極反撥による不都合の対策としては、第１の表示片をシート状磁石とし、第２の表示片にシート状強磁性体を用い、更に第３の表示片はシート状磁石とする手段が提案されている。（特許文献１参照）
【０００４】
【特許文献１】
特開２０００−２０００４５号公報（第２頁、第２図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
なお、前記特許文献１による手段では、表示片の実用上必要な吸着力を得るには、シート状磁石及びシート状強磁性体ともに、０．５ｍｍ〜０．８ｍｍ程度の厚みを必要とするので、表示片としての文字や絵柄の付与は、厚みが厚いためにスクリーン印刷をするか、プラスチックフィルム等に印刷したものをラミネートする必要があるが、多くの場合、第一の表示片は、大面積で用いられるので、表面が、複写機、プリンター等の印刷機によって、印刷可能な被印字層を有するものが望ましく、又、印刷可能な厚みは、全厚みで約０．４ｍｍ以下であることが必要である。
又、シート状磁石製の一次表示片を介してキャップ磁石を磁気吸着させると、鉄板よりも低い透磁率で厚みの厚いシート状磁石が介在するために弱い磁気吸着力となる不都合がある。
又、二次表示片は、従来の表示板に使用していたシート磁石製の表示片も転用出来ることが望ましく、二次表示片がシート状磁石であっても、同極反撥による浮き上がりや、磁気吸着力の低下を生じない表示機構が強く望まれていた。
【０００６】
本発明は、上記各欠点を解決すると共に、上記要望点も満たすことのできる表示機構を提供し、更に壁の表装貼り替えが容易な壁表装機構を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、被着体に直接接する第一の磁石を薄層磁石とし、且つ着磁極間を小として、その上に重ねて貼着する第二の磁石の極間を大きくし、且つ吸着力を大とすること、又は及び厚み方向に、又は、薄層磁石よりも多極着磁の極間が大きく着磁を施した吸着力の大きい磁石を用いることによって、所期の目的が達成されることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【０００８】
図１（ａ）は、本発明の表示機構の一例としての構成を示す正面図であり、図１（ｂ）は、図１（ａ）の拡大断面図である。
図３（ａ）は、本発明の壁表装機構の一例としての構成を示す正面図であり、図３（ｂ）は、図３（ａ）の断面図である。
【０００９】
本発明は、基体の表面に形成される或いは基体そのものが強磁性体製でなる被着体の表面に、多極着磁を施した一次表示片を磁気吸着にて取り付け、さらにこの一次表示片の上に多極着磁を施したシート状磁石又は焼結磁石からなる二次表示片を磁気吸着にて取り付けてなる表示機構であって、一次表示片は、表面側の基材と、この基材の裏面側に形成され強磁性体製の被着体との接触面側に極間が０．３ｍｍ乃至２ｍｍで片面多極着磁された磁石層とからなる薄層磁石で構成されると共に、この基材の厚みが０．０３５乃至０．１５ｍｍ、磁石層の厚みが０．０３５乃至０．２５ｍｍ、となっており、二次表示片は、多極着磁の極間が一次表示片より大きく、かつ強磁性体製の被着体に磁気吸着された一次表示片に対する磁気吸着力が、強磁性体製の被着体に対する一次表示片の磁気吸着力より大きくなるように構成されていることを特徴とする表示機構である。
【００１０】
そして、一次表示片の薄層磁石における基材の表面は、複写機、プリンター等の印刷機により、印刷可能な被印字層を有し、印刷可能なものとするのが好ましい。
【００１１】
なお、一次表示片における薄層磁石の磁石層は、フェライト系磁石材料微粉末と有機高分子エラストマーからなる可撓性の薄層磁石とし、二次表示片におけるシート状磁石は、フェライト系磁石材料微粉末と有機高分子エラストマーからなる可撓性のシート状磁石、又は、焼結磁石をフェライト系焼結磁石として実施することができる。
【００１２】
そして本発明における二次表示片は、強磁性体製の被着体に磁気吸着された一次表示片に対する磁気吸着力が、強磁性体製の被着体に対する一次表示片の磁気吸着力の２倍以上を有するようにするのが好ましい対応となる。
【００１３】
なお、本発明は、基体又は強磁性体製の被着体を、建物の壁で構成してもよい。
【００１４】
また、一次表示片の四周端辺部の表面に、目切材兼剥離脱落防止材として、可撓性でテープ状としたシート状磁石を磁気貼着させるのが、好ましい。
【００１５】
【発明の実施の形態】
（表示機構に付いて）
本発明の被着体Ａの強磁性体層としては、鉄板又は強磁性体微粉末（例えば鉄粉、ソフトフェライト粉等の軟質磁性材料微粉末）と有機高分子エラストマーよりなる強磁性体シートが用いられ、更に鉄板製の黒板、白板、パーテイション等も利用することが出来る。又、鉄板や強磁性体シートの表面にフィルムをラミネートするか塗装して表装層を設けても良い。
【００１６】
本発明の薄層磁石の基材としては、紙、合成紙、及びプラスチックフィルム、金属箔、布等を用いることが出来るが、用途によってはこれらにインキ受理層を設け、各種印刷機、複写機で印刷可能にするのが良い。
本発明の薄層磁石の磁石層は、磁石材料微粉末を有機高分子エラストマーに練り込んで公知の方法でシート状に成形したものを、前記の基材に貼合する方法や、基材に磁石材料微粉末と有機高分子エラストマーと溶剤からなる塗工液を公知の方法によってコーティングして磁石層を形成する方法が良い。
【００１７】
本発明の薄層磁石に用いる磁石材料微粉末としては、フェライト系、マンガン・アルミニウム系、サマリウム・コバルト系、ネオジウム・鉄・ホウ素系、サマリウム・鉄・窒素系等の硬質磁性材料微粉末が挙げられる。中でも酸化物系磁性材料であるフェライト系は、空気中での酸化劣化がなく、保磁力も大きく、安価であるので、実用的に最も好ましい
。
【００１８】
本発明の薄層磁石で極薄物の製造は、基材に紙又は合成紙等を用いて、磁場配向型異方性フェライト微粉末と有機高分子エラストマーと溶剤よりなる塗工液にて、公知の磁気テープ製造のコーターラインを用いて、コーティング及び磁場配向処理を行うのが好ましい。
【００１９】
本発明の薄層磁石の各層の厚みについて述べると、基材は約０．０３５ｍｍ〜０．１５ｍｍの範囲が好ましく、約０．０３５ｍｍ未満であると場合によっては下層の磁石層の色調に対する隠蔽力と機械強度が不足する。又約０．１５ｍｍを越えると隠蔽力と機械強度に過多となり不経済である他に、薄層磁石の表面に貼着する磁石に対してエアーギャップが大きくなるので好ましくない。磁石層については、０．０３５〜０．２５ｍｍの範囲が好ましく、約０．０３５ｍｍ未満であると磁気吸着力が不足となる場合を生ずる。又、約０．２５ｍｍを越えると薄層磁石としての厚みを厚くすることになり、表面に貼着する磁石の厚みと磁力を大きくする必要性を生じて来るので不経済であり好ましくない。全厚みとしては０．４ｍｍ以下が好ましく、０．４ｍｍを越えると場合によっては表面に貼着する二次表示片である磁石のエアーギャップとなり、磁気吸着力が低下し、二次表示片との磁気反撥が無視出来なくなるので好ましくない。又、複写機、プリンター等の印刷機で印刷できない場合が生じて来る。
【００２０】
本発明の薄層磁石の着磁は、薄層磁石の未着磁原反の磁石層面に公知の方法、即ちワンターン着磁ヨークを密着して、直流パルス電流を通電することによって着磁することが出来る。この場合の多極着磁の極間は、１ｍｍ乃至２ｍｍの範囲が好ましく、約１ｍｍ厚未満であると着磁ヨークの製作が難しく、又連続して着磁することによる発熱が大きく実用的でない。約２．０ｍｍを越えると、薄層磁石の厚みに対して過大となり磁気吸着力の発現効率が悪くなるので好ましくない。
【００２１】
又、他の公知の方法として、複数の平板状で且つ平板面に対して垂直方向に着磁した平板状永久磁石を、互いに同極面を対向させて一列に配列した複合永久磁石着磁機を用いて着磁することが出来る。この場合の多極着磁の極間は、約０．３ｍｍ乃至約２ｍｍの範囲が好ましく、約０．３ｍｍ未満になると、複合永久磁石着磁機に用いる焼結体磁石の製造が難しく好ましくない。
【００２２】
本発明の薄層磁石の表面に磁気貼着するシート状磁石Ｃ１としては、市販のマグネットシート即ちフェライト系磁石材料微粉末と有機高分子エラストマーからなるマグネットシートや希土類磁石材料微粉末と有機高分子エラストマーからなるマグネットシート等を使用することが出来る。厚みは約０．３ｍｍ乃至約６ｍｍの範囲が好ましく、約０．３ｍｍ未満であると、薄層磁石の表面に磁気貼着した場合に、場合によっては薄層磁石の影響を無視出来なくなる場合を生じ、約６ｍｍを越えると、場合によっては必要以上の磁気吸着力となり不経済であるし、表示部材としての表装や形抜、裁断加工の作業性が低下するので好ましくない。多極着磁極間は約１ｍｍ乃至約８ｍｍの範囲が好ましく、より好ましくは約２ｍｍ乃至約５ｍｍであり、約１ｍｍ未満であると場合によっては、薄層磁石によるエアーギャップを無視出来なくなり、約８ｍｍを越えると厚みに対する極間が過大となり、磁気吸着力の発現効率が悪くなる。又、市販の厚物磁石即ち、円柱、角柱磁石も用いることが出来、多極着磁のもの、厚み方向着磁のヨーク付の物も使用出来る。又、市販の片面２極着磁を施したストリップ状磁石も用いることが出来る。
【００２３】
シート状磁石Ｃ１の多極着磁の極間に薄層磁石Ｂより大きく、且つ使用時の磁気吸着力を大きくすることで、薄層磁石Ｂの任意の位置、任意の方向にシート状磁石Ｃ１を磁気吸着（貼着）することが出来るが、好ましくは既に述べた通り薄層磁石Ｂ’の全厚みを約０．４ｍｍ以下、多極着磁の極間約２ｍｍ以下、シート状磁石Ｃ１’の多極着磁の極間を約２ｍｍ以上にする事の他に、シート状磁石Ｃ１’の使用時の磁気吸着力（薄層磁石に重ね貼着時の）が、薄層磁石Ｂ’の約２倍以上にすることである。約２倍未満であると、場合によっては任意の位置、任意の方向に貼着出来なくなるので好ましくない。
【００２４】
本発明の薄層磁石及びシート状磁石の表面は、適宜、表示片としての塗装、表示印刷等をして用いることが出来る。又、シート状磁石にあっては、着色、表示印刷等を施した表装フィルムを、ラミネートして用いることも出来る。又、薄層磁石と前記した円柱、角柱磁石又はストリップ状磁石の間に表示用紙を挟み保持することも出来る。
【００２５】
（壁表装機構について）
本発明の被着体Ａとして、壁を基体とし、その表面に鉄板又は、強磁性体微粉末（例えば鉄粉、ソフトフェライト粉等の軟質磁性材料微粉末）と有機高分子エラストマーよりなる強磁性体シートを接着剤を介して貼着する。
本発明の薄層磁石製壁表面材Ｂ’として、前記表示機構と同様の可撓性の薄層磁石Ｂ’を同様に用いることが出来る。
本発明の可撓性のシート状磁石Ｃ１’として、前記表示機構と同様のシート状磁石Ｃ１’を同様に用いることが出来る。
【００２６】
又、薄層磁石製壁表面材Ｂ’を被着体Ａに磁気貼着後、経時的に寸法収縮によって下地（被着体Ａ）面が露出しないように目切材（目隠し材）として、又、経時的に端部がカール浮上り及び強風による端部からの剥離又は、振動による脱落の可能性を除くために四周端辺部にテープ状のシート磁石Ｃ１’を磁気貼着することが好ましい。この場合のシート状磁石Ｃ１’は、装飾を兼ねた形状にすることも出来る。
【００２７】
【実施例】
以下、本発明の表示機構並びに壁表装機構の実施例を図面に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されないことはいうまでもない。
【００２８】
［実施例１］
実施例１の表示機構を図１（ａ）、（ｂ）を用いて説明する。図１（ａ）は正面図であり、図１（ｂ）は図１（ａ）のａ−ａ’拡大断面図である。
【００２９】
（被着体Ａの製作）
（１）基体１として５ｍｍ厚のベニヤ板９００ｍｍ×１８００ｍｍを使用する。
（２）強磁性体層２として、強磁性体微粉末であるアトマイズ鉄粉（平均粒子径３０μｍ）と粘結材である塩素化ポリエチレンエラストマーからなり、アトマイズ鉄粉の充填量が全量に対して５６Ｖ％である混合物を公知の磁石シートの圧延成形と同様にして成形した０．６ｍｍ厚×９５０ｍｍ幅のシートを使用する。
（３）基体１の片面全面に、ニトリルゴム系接着剤を用いて強磁性体層２を貼り合せ、基体１に合せてカットする。この場合、木工用の枚葉貼合せ装置等を用いる等してエアーポケットの生じないように貼合せるのが良い。
【００３０】
（薄層磁石Ｂ’の製作）
（１）基材４として、インキ受理層を有するポリプロピレン系合成紙０．１０ｍｍ厚×９５０ｍｍ幅の長尺巻物を使用する。（用途によって表示の一部である文字や絵柄を印刷する。）
（２）磁石層３として、磁石材料微粉末である機械配向型セミ異方性ストロンチウムフェライト（平均粒子径１．８μｍ）と粘結材である塩素化ポリエチレンエラストマーからなり、ストロンチウムフェライトの充填量が、全量に対して６２Ｖ％である混合物を公知のシート状磁石圧延成形法にて０．１５ｍｍ厚×９４０ｍｍ幅に成形した長尺巻物を使用する。
（３）ラミネーターにて、アクリル系接着剤を用いて基材４と磁石層３を貼合せ、全厚み０．２７ｍｍを作製する。
（４）次に公知の直流着磁電源とワンターン着磁ヨーク（極間２ｍｍの多極着磁）を用いて、パルス電流をワンターン着磁ヨークに通電して着磁を行った後、一次表示片として用途によりインクジェットプリンターで文字、絵柄等を印刷して９００ｍｍ×１８００ｍｍにカットして、一次表示片とする。
【００３１】
（表示片Ｄの製作）
（１）シート状磁石Ｃ１’として磁石材料微粉末を機械配向型異方性ストロンチウムフェライト（平均粒子径１．３μｍ）にする他は、前記磁石層３と同様にして、０．４ｍｍ厚のシート状磁石原反を製作する。
（２）用途によっては、シート状磁石Ｃ１’の表面に、表装材５である粘着剤処理した塩化ビニルフィルム０．１ｍｍ厚（用途により文字、絵柄を印刷する）をラミネーターを用いて貼合せる。
（３）次に裏面に前記磁石層２と同様にして、極間２．５ｍｍの多極着磁を施す。
（４）二次表示片として、４００ｍｍ×１７６０ｍｍにカットする。
【００３２】
（キャップ磁石Ｅ）
厚み方向に着磁を施した磁石Ｃ２’（等方性焼結フェライト磁石φ２５ｍｍ×４ｍｍ厚）を表装材６付きのヨーク（継鉄）７で覆った市販品のキャップ磁石Ｅを用いる。
（表示装置の組立）
（１）被着体Ａに一次表示片である薄層磁石Ｂ’を磁気吸着力で貼着する。
（２）表示片Ｄである可撓性シート状磁石Ｃ１’を磁気吸着力で貼着する。
（３）必要に応じて表示用紙を押え止めする厚み方向に着磁を施しヨーク７を付けた磁石Ｃ２’からなるキャップ磁石Ｅを磁気吸着する。
【００３３】
［実施例２］
シート状磁石Ｃ１’の厚みを０．６ｍｍとする他は、実施例１と同様にする。
【００３４】
［実施例３］
実施例３の表示機構を図２（ａ）、（ｂ）を用いて説明する。図２（ａ）は正面図であり、図２（ｂ）は図２（ａ）のｂ−ｂ’拡大断面図である。
【００３５】
（被着体Ａの製作）
（１）強磁性体層２の表面に、表装材５としての粘着剤付塩化ビニルフィルム０．１ｍｍ厚をラミネートする他は、実施例１と同様にする。
【００３６】
（薄層磁石Ｂ’の製作）
（１）基材４として、インキ受理層を有するポリエチレンテレフタレート製合成紙０．１１ｍｍ厚×９２０ｍｍ幅の長尺物を用いて、その裏面に磁石層３として固型分が磁石材料微粉末である磁場配向型異方性ストロンチウムフェライト（平均粒子径１．２μｍ）と粘結剤であるウレタン系エラストマーからなり、ストロンチウムフェライト粉の充填量が全固型分の６４Ｖ％で、メチルエチルケトン（溶剤）を含めた全量に対するメチルエチルケトンの量が７１Ｖ％である混合物の塗工液に塗工液全量に対して０．３Ｖ％のトリレンジイソシアネート系架橋剤を添加後、公知の磁気テープ製造装置、即ちグラビヤコータで塗布後、永久磁石の同極対向による面内配向磁場中を通過させて、面内配向を行った後、加熱乾燥して磁石層（０．０５５ｍｍ厚）を形成し、薄層磁石原反（全厚み０．１６５ｍｍ）を得たものを使用する。
【００３７】
（２）次に公知の複合永久磁石着磁機によって着磁を施す。即ち、厚み１ｍｍの中央に結束用の穴を有する円板状で且つ平板面に対して垂直方向に着磁を施したネオジウム・鉄・ボロン系焼結磁石を多数互いに同極面を対向させて配列し、結束したロール状の複合永久磁石によって極間１ｍｍの多極着磁を施す。
（３）一次表示片としての文字、絵柄をインクジェットプリンターで印刷する。
（４）次に一次表示片として、４８０ｍｍ×１７６０ｍｍ１枚と、２６０ｍｍ×１７６０ｍｍ１枚をカットする。
【００３８】
（表示片Ｄの製作）
（１）シート状磁石Ｃ１’として、実施例１と同様にして製作した０．６ｍｍ厚、多極着磁の極間２．５ｍｍを使用する。
（２）表面に二次表示片としての文字と絵柄をインクジェットプリンターで印刷した粘着剤処理塩化ビニルフィルム０．１ｍｍでなる表装材５をラミネーターを用いてラミネートする。
（３）次に、二次表示片として１１００ｍｍ×３４０ｍｍ１枚をカットする。
【００３９】
（表示装置の組立）
（１）被着体Ａに一次表示片としての薄層磁石Ｂ’を磁気吸着力で貼着する。
（２）二次表示片としての可撓性磁石Ｃ１’を磁気吸着力で貼着する。
（３）実施例１と同様に表示用紙押え磁石Ｃ２’を用いたキャップ磁石Ｅを磁気吸着させる。
【００４０】
［実施例４］
実施例４の表示機構は、被着体としてスチール製間仕切を使用することと、シート状磁石Ｃ１’の厚みを０．３ｍｍとする他は実施例３と同様とする。
スチール製間仕切の表面材は、冷間圧延鋼板０．５ｍｍ厚エポキシ変性メラミン樹脂焼付塗装（塗装厚４０μｍ）である。
【００４１】
［実施例５］
実施例５の壁表装機構を図３（ａ）、（ｂ）を用いて説明する。図３（ａ）は正面図であり、図３（ｂ）は図３（ａ）のｃ−ｃ’断面図である。
【００４２】
（被着体Ａの製作）
壁の下地材である石膏ボード（９００ｍｍ×１８００ｍｍ）からなる基体１の表面に、実施例１と同様の強磁性体層２を両面粘着シートを用いて貼着する。
（薄層磁石Ｂ’の製作）
実施例３と同様のものを使用する。
（可撓性のシート磁石Ｃ１’及び表示片Ｄ’の製作）
実施例３と同様にして製作したＣ１’及び表装材５上に、絵柄を印刷した表装材５’（厚み０．１ｍｍの塩化ビニルフィルム）をラミネート後、動物、立木、山の形に形抜きして表示片Ｄ’を製作する。
【００４３】
（壁の表装）
（１）被着体Ａの表面全体に壁の表面材としての薄層磁石Ｂ’を磁気吸着力で貼着する。
（２）表示片Ｄ’を磁気吸着力で貼着する。
【００４４】
［実施例６］
実施例６の壁表装機構を図４（ａ）、（ｂ）を用いて説明する。図４（ａ）は正面図であり、図４（ｂ）は図４（ａ）のｄ−ｄ’断面図である。
被着体Ａ、壁の表面材としての薄層磁石Ｂ’は、実施例５と同様のものを使用する。（図３（ａ）、（ｂ）参照））
【００４５】
（目切材兼剥離脱落防止材Ｄ”の製作）
実施例３と同様に製作した可撓性のシート状磁石Ｃ１’の表面に表面材５としての粘着剤処理塩化ビニルフィルム（厚み０．１ｍｍ）をラミネート後、幅１５ｍｍのテープ状にスリットして目切材兼剥離脱落防止材Ｄ”を得る。
（壁の表装）
（１）被着体Ａの表面全体に、壁の表装材としての薄層磁石Ｂ’を磁気吸着力で貼着する。
（２）目切材兼剥離脱落防止材Ｄ”を壁の四周端辺に磁気吸着力で貼着する。
なお、実施例５で示した表示片Ｄ’を薄層磁石Ｂ’上に磁気吸着力で貼着し、図５（ａ）で表わす正面図、図５（ｂ）で表わす図５（ａ）のｅ−ｅ’断面図のように、実施例６の壁表装機構を完成させる。
【００４６】
［比較例］
比較例としての表示機構は、実施例１と同様の形状寸法（縦×横）のものを、以下に述べる仕様で製作する。
（被着体）
実施例４と同様のスチール製間仕切を利用する。
（一次表示片の製作）
実施例１の可撓性のシート状磁石Ｃ１’と同様に製作した厚み０．６ｍｍ、多極着磁の極間２．５ｍｍを用いて、表装材としての粘着剤処理塩化ビニルフィルム（厚み０．１ｍｍ）をラミネートした後、９００ｍｍ×１８００ｍｍにカットする。
【００４７】
（二次表示片の製作）
実施例１の可撓性のシート状磁石Ｃ１’と同様に製作した厚み０．８ｍｍ、多極着磁の極間３，０ｍｍを用いて、表装材としての粘着剤処理塩化ビニルフィルム（厚み０．１ｍｍ）をラミネートした後、４００ｍｍ×１７６０ｍｍにカットする。
【００４８】
（キャップ磁石）
実施例１と同様のものを用いる。
（表示装置の組立）
（１）被着体表面の全面に一次表示片を磁気吸着力で貼着する。
（２）二次表示片を磁気吸着力で貼着する。
（３）キャップ磁石を磁気吸着力で貼着する。
【００４９】
［参考例１］
実施例、比較例における各磁石の磁気吸着力を、以下に示す方法で測定し、結果を表１に示す。又、実施例、比較例に用いた各磁石の基礎データとして鉄板への密着磁気吸着力を測定し、結果を表２に示す。
【００５０】
（磁気吸着力の測定方法）
（１）薄層磁石に付いて
平滑なプラスチック板の表面と薄層磁石の基材面を両面粘着テープで貼り合せ、一方底面が平滑な円形（４０ｃｍ２）の１ｍｍ厚鉄板を磁石面に磁気吸着させて、円形鉄板の背面中央部に設けた引掛けに引張り力計を付けて垂直方向に引張り、引き離しに要する力を測定し、ｇ／ｃｍ２値を算出する。
【００５１】
（２）シート状磁石について
平滑なプラスチック板の表面とシート状磁石の非着磁面を両面粘着テープで貼り合せ、一方底面が平滑な円形（１０ｃｍ２）の１ｍｍ厚鉄板をシート状磁石の着磁面に磁気吸着させて、円形鉄板の背面中央部に設けた引掛けに引張り力計を付けて垂直方向に引張り、引き離しに要する力を測定し、ｇ／ｃｍ２値を算出する。
【００５２】
（３）強磁性体シートに対して
前記（１）、（２）の円形（４０ｃｍ２，１０ｃｍ２）の鉄板に替えて、プラスチック製の引掛け付の治具に円形（４０ｃｍ２，１０ｃｍ２）の０．６ｍｍ厚強磁性体シートを両面テープを用いて貼着する他は、（１）又は（２）と同様にする。
【００５３】
（４）一次表示片が介在した場合について
平滑なプラスチック板の表面と二次表示片の表面を両面粘着テープで貼り合せ、次に二次表示片の着磁面と一次表示片の表面が接する向きに介在させて、平滑な円形（１０ｃｍ２）の鉄板に磁気吸着させて、円形鉄板の背面中央部に設けた引掛けに引張り力計を付けて垂直方向に引張り、引き離しに要する力を測定し、ｇ／ｃｍ２値を算出する。又、キャップ磁石の場合は、二次表示片をキャップ磁石に替えて同様に測定し、キャップ磁石の吸着面積で除して、ｇ／ｃｍ２値を算出する。
【００５４】
（５）一次表示片が介在した強磁性体シートに対して
（４）の平滑な円形（１０ｃｍ２）の鉄板に替えて、プラスチック製の引掛け付の治具に円形（１０ｃｍ２）の強磁性体シートを両面テープを用いて貼着する他は、（４）と同様にする。又、キャップ磁石の場合は、二次表示片をキャップ磁石に替えて同様に測定し、キャップ磁石の吸着面積で除して、ｇ／ｃｍ２値を算出する。
【００５５】
【表１】
表１における磁気吸着力の種類について説明する。
Ａ//Ｂ’：被着体Ａに第一の表示片である薄層磁石Ｂ’を貼着した時の磁気吸着力。
Ａ/Ｂ'//Ｃ１'：被着体Ａに第一の表示片である薄層磁石Ｂ’を貼着し、その上に第二の表示片であるシート状磁石Ｃ１’を貼着した時の磁気吸着力。
Ａ/Ｂ'//Ｅ：被着体Ａに第一の表示片である薄層磁石Ｂ’を貼着し、その上にキャップ磁石Ｅを貼着した時の磁気吸着力。
【００５７】
【表２】
［参考例２］
実施例、比較例で得た表示機構と壁表装機構について、以下に示す方法により、着脱作業性、貼着性、経時変化を観察した結果を表３に示す。
（１）着脱作業性：貼着作業及び剥ぎ取り作業を行い、作業性を４段階に評価する。
（２）貼着性：被着体に隙間なく貼着出来、重ね貼着が任意の位置及び任意の方向に貼着出来るか等で、４段階に評価する。
（３）経時変化：貼着後１年において、目視にて収縮、端部におけるカールの有無の程度を観察し４段階に評価する。
【００５９】
【表３】
注２． ＊１〜＊４は、明細書内でコメント有り。
【００６０】
表３における＊１〜＊４について補足する。
＊１：実施例１〜６は、薄層磁石である第一の表示片の磁気吸着力が弱いので、貼着修正を吸着のまま少しずらすことが出来るし、又、エアーポケットを生じても除去が容易に出来るのに対して、比較例１は、可撓性のシート状磁石であるので、吸着力が強く、吸着したままで少しずらすことが出来ないし、エアーポケットの除去をし難く作業性が悪い。
【００６１】
＊２：実施例１〜６は、第一の表示片、第２の表示片共に隙間なく貼着出来、又、任意の位置及び任意の方向に貼着することが出来るのに対して、比較例１は、第一の表示片と第二の表示片の着磁極間が異なるので、同極反撥の個所を生じ浮き上がるので全面貼着をすることが出来なく、又、磁気吸着力も著しく低下する。
【００６２】
＊３：実施例１〜５は、第一の表示片の上下端部が０．０５ｍｍ程度の浮き上がりを生じ、又、上下端部で約１ｍｍの収縮が見られるが、実用上問題無い程度に対して、実施例５は、端部の浮き上がり、収縮共に認められないので、たとえ強風が側面から当たっても剥離するような恐れがない優れた貼着性を呈する。
＊４：第一の表示片の上下端部で４ｍｍの収縮が目立つ。
【００６３】
【発明の効果】
１．一次表示片又は壁表装材の上に重ねて二次表示片又は絵柄等を、磁気吸着するに際して、両者間の磁気反撥を生じないで、任意の位置任意の方向に磁気吸着できる。又、キャップ磁石の磁気吸着力の低下が少なくてすむ。
２．大きい面積で用いることの多い一次表示片が薄層であるので、印刷加工が可能なこと、又、磁気吸着力が小さいので施行時の位置と方向修正が容易に出来ることから、製作及び施工上の改善効果が大きい。
【００６４】
３．特に壁の表装にあっては、四周端辺に目切材兼剥離防止テープ（二次表示片と同様なもの）を、任意の位置、任意の方向に貼着出来るので、長期貼着安定性に優れる。
４．特に壁の表装貼替工事にあっては、施工時間が短くてすむので、近時多くなった２４時間休日無し営業店舗の場合は、休業時間の短縮による経済効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明における表示機構の一例としての構成を表したものであり、（ａ）は正面図、（ｂ）は、（ａ）におけるａ−ａ’拡大断面図を示す。
【図２】本発明における表示機構の他の例としての（被着体に表装材を設けた）構成を表したものであり、（ａ）は正面図、（ｂ）は（ａ）のｂ−ｂ’拡大断面図を示す。
【図３】本発明における壁表装機構の一例としての構成を表したものであり、（ａ）は正面図、（ｂ）は（ａ）のｃ−ｃ’断面図を示す。
【図４】本発明における壁表装機構の他の例としての構成を表したものであり、（ａ）は正面図、（ｂ）は（ａ）のｄ−ｄ’断面図を示す。
【図５】本発明における壁表装機構の更に他の例としての構成を表したものであり、（ａ）は正面図、（ｂ）は（ａ）のｅ−ｅ’断面図を示す。
【符号の説明】
Ａ 被着体
Ｂ 薄層磁石
Ｂ’ 可撓性の薄層磁石、可撓性の薄層磁石製壁表面材
Ｃ１ シート状磁石
Ｃ１’ 可撓性のシート状磁石
Ｃ２ 厚み方向に着磁を施した磁石
Ｃ２’ 厚み方向に着磁を施したフェライト系磁石
Ｄ 表示片
Ｄ’ 絵柄を印刷した表示片
Ｄ” 目切材兼剥離脱落防止材
Ｅ キャップ磁石
１ 基体
２ 強磁性体層
３ 磁石層
４ 基材
５ 表装材
５’ 絵柄を印刷した表装材
６ 表装材
７ ヨーク（継鉄）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, as an adherend made of a ferromagnetic material, for example, an iron plate, a blackboard using an iron powder kneaded rubber sheet, a bulletin board, a partition, etc., a sheet magnet is used, and a display member can be freely attached and detached by magnetic attraction force. The display mechanism as well as the wall cover mechanism that can freely attach and detach (replace) the cover material of the building wall.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, sheet-shaped magnets having a thickness of about 0.6 mm and striped from one side of a multi-pole magnetized with a pitch of 2.5 mm to 5 mm are used as display members for iron plate adherends such as blackboards and partitions. It was. In addition, characters and patterns as display pieces were screen-printed or laminated on a plastic film or the like.
[0003]
When this display member is attached to the adherend, the magnetic pole also appears strongly on the back surface. Therefore, when a sheet magnet is attached as a display piece on top of it, the display member is similarly magnetized between the same poles. Otherwise, the phenomenon of lifting up due to homopolar repulsion and sticking to the entire surface, or even if the polarities of both poles do not match even if they are in the same pole, the same pole overlap part will occur and the magnetic attractive force will decrease There is.
As countermeasures against inconvenience due to homopolar repulsion, a means is proposed in which the first display piece is a sheet-like magnet, the second display piece is a sheet-like ferromagnetic material, and the third display piece is a sheet-like magnet. Has been. (See Patent Document 1)
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2000-200045 (
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The means according to
Further, when the cap magnet is magnetically attracted through the primary display piece made of a sheet-like magnet, there is a disadvantage that a weak magnetic attraction force is caused because a thick sheet-like magnet is interposed at a magnetic permeability lower than that of the iron plate.
In addition, it is desirable that the display piece made of a sheet magnet used for the conventional display plate can be diverted to the secondary display piece, even if the secondary display piece is a sheet magnet, A display mechanism that does not cause a decrease in magnetic attractive force has been strongly desired.
[0006]
The present invention provides a display mechanism capable of solving the above-mentioned drawbacks and satisfying the above-mentioned demands, and further provides a wall cover mechanism in which the wall can be easily replaced.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of earnest research to solve the above problems,To adherendThe first magnet that is in direct contact is a thin-layer magnet, the gap between the magnetic poles is small, the gap between the second magnets that are stacked on top of each other is increased, and the attractive force is increased.,Or and in the thickness direction,Or,The inventors have found that the intended purpose can be achieved by using a magnet having a large adsorbing force with a large number of poles of multipolar magnetization than a thin layer magnet, and has completed the present invention.
[0008]
Fig.1 (a) is a front view which shows the structure as an example of the display mechanism of this invention, FIG.1 (b) is FIG.1 (a).Enlarged sectional viewIt is.
Fig.3 (a) is a front view which shows the structure as an example of the wall covering mechanism of this invention, FIG.3 (b) is sectional drawing of Fig.3 (a).
[0009]
According to the present invention, a primary display piece formed by multipolar magnetization is attached to the surface of an adherend formed on the surface of the base body or the base body itself made of a ferromagnetic material, and the primary display piece is further attached. Is a display mechanism in which a secondary display piece composed of a sheet magnet or a sintered magnet with multipolar magnetization is attached by magnetic attraction, and the primary display piece is composed of a surface-side base material, It is composed of a thin-layer magnet formed on the back surface side of the base material and composed of a magnet layer magnetized with one-sided multipolar magnet with a gap of 0.3 mm to 2 mm on the contact surface side with the adherend made of ferromagnetic material WithThe thickness of this substrate is 0.035 to 0.15 mm,The thickness of the magnet layer is 0.035 to 0.25 mm,The secondary display piece has a larger distance between the poles of multipolar magnetization than the primary display piece, and the magnetic attraction force to the primary display piece magnetically attracted to the ferromagnetic adherend is ferromagnetic. The display mechanism is configured to be larger than the magnetic attraction force of the primary display piece on the body adherend.
[0010]
And the surface of the substrate in the thin magnet of the primary display piece isCopiers, printers, etc.PrinterTherefore, it is preferable to have a printable layer to be printed.
[0011]
The magnet layer of the thin layer magnet in the primary display piece is a flexible thin layer magnet made of a fine powder of ferrite magnet material and an organic polymer elastomer, and the sheet magnet in the secondary display piece is a ferrite magnet material. A flexible sheet magnet made of fine powder and organic polymer elastomer, or a sintered magnet can be implemented as a ferrite-based sintered magnet.
[0012]
In the secondary display piece according to the present invention, the magnetic attractive force on the primary display piece magnetically attracted to the ferromagnetic adherend is 2 of the magnetic attractive force of the primary display piece on the ferromagnetic adherend. It is preferable to have a value of at least twice.
[0013]
In the present invention, the substrate or the adherend made of a ferromagnetic material may be constituted by a wall of a building.
[0014]
Also,Primary display pieceIt is preferable to magnetically stick a flexible, tape-like sheet-like magnet on the surface of each of the four peripheral edges as a cutting material and peeling-off prevention material.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(With display mechanism)
As the ferromagnetic layer of the adherend A of the present invention, a ferromagnetic sheet made of an iron plate or a ferromagnetic fine powder (for example, a soft magnetic material fine powder such as iron powder or soft ferrite powder) and an organic polymer elastomer is used. Furthermore, a blackboard made of iron plate, a white board, a partition, etc. can also be used. Further, a surface layer may be provided by laminating or coating a film on the surface of an iron plate or a ferromagnetic sheet.
[0016]
As the base material of the thin-layer magnet of the present invention, paper, synthetic paper, plastic film, metal foil, cloth, etc. can be used. Depending on the application, an ink-receiving layer is provided on these, and various printing machines, copying machines. It is good to make it printable.
The magnet layer of the thin-layer magnet of the present invention is obtained by kneading a magnetic material fine powder into an organic polymer elastomer and molding it into a sheet shape by a known method, and bonding the substrate to the above-mentioned substrate. A method of forming a magnet layer by coating a coating liquid composed of fine magnetic material powder, organic polymer elastomer and solvent by a known method is preferable.
[0017]
Examples of the magnetic material fine powder used in the thin-layer magnet of the present invention include ferrite, manganese / aluminum, samarium / cobalt, neodymium / iron / boron, hard magnetic material fine powder such as samarium / iron / nitrogen. It is done. Among them, ferrite, which is an oxide-based magnetic material, is most preferable in practical use because it does not undergo oxidative deterioration in air, has a large coercive force, and is inexpensive.
.
[0018]
The production of ultra-thin materials using the thin-layer magnet of the present invention is well known with a coating liquid comprising magnetically oriented anisotropic ferrite fine powder, organic polymer elastomer and a solvent, using paper or synthetic paper as a base material. It is preferable to perform coating and magnetic field orientation treatment using a coater line for manufacturing magnetic tapes.
[0019]
The thickness of each layer of the thin-layer magnet of the present invention will be described. The base material is preferably in the range of about 0.035 mm to 0.15 mm, and if it is less than about 0.035 mm, the hiding power against the color tone of the lower magnet layer may be obtained. And mechanical strength is insufficient. On the other hand, if the thickness exceeds about 0.15 mm, the hiding power and the mechanical strength are excessive, which is uneconomical. In addition, the air gap becomes large with respect to the magnet adhered to the surface of the thin-layer magnet. About a magnet layer, the range of 0.035-0.25 mm is preferable, and when it is less than about 0.035 mm, the case where magnetic attraction force becomes insufficient will arise. On the other hand, if the thickness exceeds about 0.25 mm, the thickness of the thin-layer magnet is increased, and the necessity of increasing the thickness and magnetic force of the magnet adhered to the surface is uneconomical and undesirable. The total thickness is preferably 0.4 mm or less. If the thickness exceeds 0.4 mm, the air gap of the magnet, which is a secondary display piece adhered to the surface in some cases, results in a decrease in the magnetic attractive force and the secondary display piece. This is not preferable because magnetic repulsion cannot be ignored. In some cases, printing cannot be performed by a printing machine such as a copying machine or a printer.
[0020]
Magnetization of the thin-layer magnet of the present invention is performed by a known method, that is, a one-turn magnetized yoke is brought into close contact with the unmagnetized magnet layer surface of the thin-layer magnet and a DC pulse current is applied. I can do it. In this case, the distance between the multipole magnets is preferably in the range of 1 mm to 2 mm. If the thickness is less than about 1 mm, it is difficult to produce a magnetized yoke, and heat generation due to continuous magnetism is large and impractical. . If it exceeds about 2.0 mm, the thickness of the thin-layer magnet is excessive, which is not preferable because the efficiency of developing magnetic attractive force is deteriorated.
[0021]
As another known method, a composite permanent magnet magnetizer in which a plurality of flat plate-like plate-like permanent magnets magnetized in a direction perpendicular to the flat plate surface are arranged in a row with their same pole surfaces facing each other. Can be magnetized. In this case, the distance between the poles of multipolar magnetization is preferably in the range of about 0.3 mm to about 2 mm. If it is less than about 0.3 mm, it is not preferable because it is difficult to produce a sintered magnet for use in a composite permanent magnet magnetizer. .
[0022]
As the sheet-like magnet C1 magnetically adhered to the surface of the thin-layer magnet of the present invention, a commercially available magnet sheet, that is, a magnetic sheet made of a ferrite-based magnet material fine powder and an organic polymer elastomer, or a rare earth magnet material fine powder and an organic polymer. A magnet sheet made of an elastomer can be used. The thickness is preferably in the range of about 0.3 mm to about 6 mm. If the thickness is less than about 0.3 mm, the magnetic layer may have an influence on the thin layer magnet depending on the case.Cannot be ignoredIn some cases, if it exceeds about 6 mm, the magnetic attraction force is more than necessary, which is uneconomical, and the workability of surface display, shape cutting, and cutting as a display member is not preferable. The distance between the multipole magnetic poles is preferably in the range of about 1 mm to about 8 mm, more preferably about 2 mm to about 5 mm, and if it is less than about 1 mm, the air gap due to the thin layer magnet cannot be ignored in some cases. If it exceeds, the gap with respect to the thickness becomes excessive, and the efficiency of magnetic attraction force is deteriorated. Commercially available thick magnets, that is, cylindrical and prismatic magnets can also be used, and multipole magnets and magnets with thickness-direction magnetized yokes can also be used. A commercially available strip-shaped magnet subjected to single-sided dipole magnetization can also be used.
[0023]
The sheet-like magnet C1 is placed at an arbitrary position and in an arbitrary direction of the thin-layer magnet B by increasing the magnetic attractive force during use between the multi-pole magnetized poles of the sheet-like magnet C1. Can be magnetically adsorbed (attached), but preferably, the total thickness of the thin-layer magnet B ′ is about 0.4 mm or less, the interval between the poles of multipolar magnetization is about 2 mm or less, and the sheet-like magnet C1 ′. In addition to making the distance between the multipole magnets of about 2 mm or more, the magnetic attraction force (when laminating and attaching to the thin layer magnet) of the sheet magnet C1 ′ is It should be about twice or more. If it is less than about 2 times, it may not be possible to stick in any position and in any direction.
[0024]
The surface of the thin-layer magnet and sheet-like magnet of the present invention can be used by appropriately applying coating, display printing, etc. as a display piece. In the case of a sheet-like magnet, it is possible to laminate and use a cover film that has been colored, displayed and printed. It is also possible to hold the display paper between the thin layer magnet and the above-mentioned cylinder, prismatic magnet or strip magnet.
[0025]
(About wall cover mechanism)
As the adherend A of the present invention, a ferromagnet comprising a wall as a substrate and an iron plate or ferromagnetic fine powder (for example, soft magnetic material fine powder such as iron powder and soft ferrite powder) on the surface and an organic polymer elastomer. A body sheet is stuck through an adhesive.
As the thin-layer magnet wall surface material B 'of the present invention, a flexible thin-layer magnet B' similar to the display mechanism can be used in the same manner.
As the flexible sheet-like magnet C1 'of the present invention, a sheet-like magnet C1' similar to the display mechanism can be used in the same manner.
[0026]
In addition, after magnetically attaching the thin-layer magnet wall surface material B ′ to the adherend A, as a cutting material (blindfold material) so that the base (adhered body A) surface is not exposed due to dimensional shrinkage over time, Further, in order to eliminate the possibility that the end portion curls up and peels off from the end portion due to strong wind or drops off due to vibration, a tape-like sheet magnet C1 ′ may be magnetically adhered to the four peripheral end portions. preferable. In this case, the sheet-like magnet C1 'can also have a shape that also serves as a decoration.
[0027]
【Example】
Hereinafter, examples of the display mechanism and the wall covering mechanism of the present invention will be described with reference to the drawings. However, it is needless to say that the present invention is not limited to such examples.
[0028]
[Example 1]
The display mechanism of Example 1 will be described with reference to FIGS. FIG. 1A is a front view, and FIG. 1B is an a-a ′ enlarged cross-sectional view of FIG.
[0029]
(Production of adherend A)
(1) A 5 mm thick veneer plate 900 mm × 1800 mm is used as the
(2) The
(3) The
[0030]
(Production of thin-layer magnet B ')
(1) As the base material 4, a polypropylene-based synthetic paper having an ink-receiving layer and a long roll of 0.10 mm thickness × 950 mm width is used. (Print characters and designs that are part of the display depending on the application.)
(2) The
(3) In the laminator, the base material 4 and the
(4) Next, using a known DC magnetized power source and a one-turn magnetized yoke (multi-polar magnetizing with a distance of 2 mm between poles), a pulse current is passed through the one-turn magnetized yoke and magnetized, followed by a primary display. As a piece, a character, a picture, or the like is printed by an ink jet printer depending on the use, and cut into 900 mm × 1800 mm to obtain a primary display piece.
[0031]
(Production of display piece D)
(1) A sheet having a thickness of 0.4 mm in the same manner as the
(2) Depending on the application, a 0.1 mm thick vinyl chloride film (printing letters and pictures depending on the application) that is the
(3) Next, in the same manner as the
(4) Cut to 400 mm × 1760 mm as a secondary display piece.
[0032]
(Cap magnet E)
A commercially available cap magnet E in which a magnet C2 ′ (isotropically sintered ferrite magnet φ25 mm × 4 mm thickness) magnetized in the thickness direction is covered with a yoke 7 with a cover material 6 is used.
(Assembly of display device)
(1) A thin layer magnet B ′, which is a primary display piece, is attached to the adherend A with a magnetic attraction force.
(2)Display piece DA flexible sheet-like magnet C1 'is attached with a magnetic attraction force.
(3) If necessary, magnetize in the thickness direction to hold the display paper.York 7With magnet C2 'Cap magnet E consisting ofMagnetically adsorb.
[0033]
[Example 2]
The same procedure as in Example 1 was performed except that the thickness of the sheet-like magnet C1 'was 0.6 mm.
[0034]
[Example 3]
A display mechanism according to the third embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 2A is a front view, and FIG. 2B is an enlarged cross-sectional view taken along the line b-b ′ of FIG.
[0035]
(Production of adherend A)
(1) On the surface of the
[0036]
(Production of thin-layer magnet B ')
(1) As a base material 4, a polyethylene terephthalate synthetic paper having an ink receiving layer is used as a 0.11 mm thick × 920 mm wide long material, and the solid part is a magnetic material fine powder as a
[0037]
(2) Next, magnetization is performed by a known composite permanent magnet magnetizer. That is, a large number of neodymium / iron / boron sintered magnets having a disk shape having a binding hole in the center with a thickness of 1 mm and magnetized in a direction perpendicular to the flat plate surface are opposed to each other with the same pole surface facing each other. Multi-pole magnetization of 1 mm between the poles is performed by a roll-shaped composite permanent magnet arranged and bound.
(3) Characters and patterns as primary display pieces are printed with an ink jet printer.
(4) Next, as a primary display piece, one sheet of 480 mm × 1760 mm and one sheet of 260 mm × 1760 mm are cut.
[0038]
(Production of display piece D)
(1) As the sheet-like magnet C1 ', a 0.6 mm thickness produced in the same manner as in Example 1 and a 2.5 mm gap between multipole magnets are used.
(2) Adhesive-treated vinyl chloride film 0.1 mm in which characters and designs as secondary display pieces were printed on the surface with an inkjet
(3) Next, 1100 mm × 340 mm is cut as a secondary display piece.
[0039]
(Assembly of display device)
(1) A thin layer magnet B ′ as a primary display piece is attached to the adherend A with a magnetic attraction force.
(2) A flexible magnet C1 'as a secondary display piece is attached with a magnetic attraction force.
(3) Display paper pressing magnet C2 'as in the first embodimentCap magnet E usingIs magnetically adsorbed.
[0040]
[Example 4]
The display mechanism of Example 4 is the same as that of Example 3 except that a steel partition is used as the adherend and the thickness of the sheet-like magnet C1 'is 0.3 mm.
The surface material of the steel partition is a cold-rolled steel plate 0.5 mm thick epoxy-modified melamine resin baking coating (coating thickness 40 μm).
[0041]
[Example 5]
The wall covering mechanism of the fifth embodiment will be described with reference to FIGS. 3A is a front view, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along the line c-c ′ in FIG.
[0042]
(Substrate AProduction)
Gypsum board (900mm x 1800mm) which is the base material of the wallOn the surface of the
(Production of thin-layer magnet B ')
The same as in Example 3 is used.
(Production of flexible sheet magnet C1 'and display piece D')
C1 'manufactured in the same manner as in Example 3.And on the
[0043]
(Wall cover)
(1) A thin layer magnet B ′ as a wall surface material is attached to the entire surface of the adherend A with a magnetic attraction force.
(2) The display piece D 'is stuck with a magnetic attraction force.
[0044]
[Example 6]
A wall surface mounting mechanism according to the sixth embodiment will be described with reference to FIGS. 4A is a front view, and FIG. 4B is a cross-sectional view taken along d-d ′ in FIG.
The adherend A, the thin layer magnet B 'as the wall surface material,Example 5Use the same as above. (See FIGS. 3A and 3B))
[0045]
(Cutting material and peeling prevention material D "Production)
On the surface of the flexible sheet magnet C1 'manufactured in the same manner as in Example 3.Surface material 5After laminating an adhesive-treated vinyl chloride film (thickness 0.1 mm) as a slit in a tape shape with a width of 15 mmCutting material and peeling prevention material D "Get.
(Wall cover)
(1) A thin-layer magnet B ′ as a wall covering material is attached to the entire surface of the adherend A with a magnetic attraction force.
(2)Cutting material and peeling prevention material D "Is attached to the four edges of the wall with magnetic attraction.
In addition, the display piece D ′ shown in Example 5 is stuck on the thin-layer magnet B ′ by magnetic attraction, and a front view shown in FIG. 5A and FIG. 5A shown in FIG. The wall covering mechanism of Example 6 is completed as shown in the ee ′ cross-sectional view of FIG.
[0046]
[Comparative example]
A display mechanism as a comparative example having the same shape and dimension (vertical x horizontal) as in Example 1 is manufactured with the specifications described below.
(Adherent)
The same steel partition as in Example 4 is used.
(Production of primary display piece)
An adhesive-treated vinyl chloride film (thickness 0) as a cover material using a 0.6 mm thickness produced in the same manner as the flexible sheet-like magnet C1 ′ of Example 1 and 2.5 mm spacing between multipole magnets. .1 mm) and then cut to 900 mm × 1800 mm.
[0047]
(Production of secondary display piece)
Using a 0.8 mm thickness produced in the same manner as the flexible sheet magnet C1 ′ in Example 1 and 3,0 mm between the poles of multipolar magnetization, an adhesive-treated vinyl chloride film (thickness 0) .1 mm) and then cut to 400 mm × 1760 mm.
[0048]
(Cap magnet)
The same one as in Example 1 is used.
(Assembly of display device)
(1) A primary display piece is adhered to the entire surface of the adherend with a magnetic attraction force.
(2) The secondary display piece is attached with a magnetic attraction force.
(3) A cap magnet is attached with a magnetic attraction force.
[0049]
[Reference Example 1]
The magnetic attraction force of each magnet in Examples and Comparative Examples was measured by the following method, and the results are shown in Table 1. Further, as the basic data of each magnet used in the examples and comparative examples, the adhesion magnetic attractive force to the iron plate was measured, and the results are shown in Table 2.
[0050]
(Magnetic attraction forceMeasurement method)
(1) About thin layer magnets
The surface of the smooth plastic plate and the base of the thin-layer magnet are bonded with double-sided adhesive tape, while the bottom is smooth (40cm)2) 1mm thick iron plate is magnetically attracted to the magnet surface, a tensile force meter is attached to the hook provided at the center of the back of the circular iron plate, and the force required for pulling is measured, g / cm2Calculate the value.
[0051]
(2) Sheet magnet
The surface of a smooth plastic plate and the non-magnetized surface of a sheet-like magnet are bonded with a double-sided adhesive tape, while the bottom is smooth (10 cm)2) 1mm thick iron plate is magnetically attracted to the magnetized surface of the sheet-like magnet, and a pulling force meter is attached to the hook provided at the center of the back of the circular iron plate, and the force required for pulling is measured. g / cm2Calculate the value.
[0052]
(3) For ferromagnetic sheet
(1), (2) circle (40 cm)2, 10cm2) In place of a steel plate with a plastic hook (40cm)2, 10cm2), Except that the 0.6 mm thick ferromagnetic sheet is adhered using a double-sided tape.
[0053]
(4) When the primary display piece is interposed
The surface of the smooth plastic plate and the surface of the secondary display piece are bonded with a double-sided adhesive tape, and then interposed so that the magnetized surface of the secondary display piece and the surface of the primary display piece are in contact with each other.2) Is magnetically attracted to the iron plate, and a pulling force meter is attached to the hook provided at the center of the back of the circular iron plate, pulling it in the vertical direction, and measuring the force required for separation, g / cm2Calculate the value. In the case of a cap magnet, the secondary display piece is replaced with the cap magnet and measured in the same manner, and divided by the adsorption area of the cap magnet, g / cm2Calculate the value.
[0054]
(5) For a ferromagnetic sheet interposing a primary display piece
(4) Smooth circle (10cm2) In place of a steel plate with a plastic hook (10cm)2), Except that the ferromagnetic sheet is attached using a double-sided tape. In the case of a cap magnet, the secondary display piece is replaced with the cap magnet and measured in the same manner, divided by the adsorption area of the cap magnet, g / cm2Calculate the value.
[0055]
[Table 1]
The types of magnetic attractive force in Table 1 will be described.
A // B ′: Magnetic attractive force when the thin layer magnet B ′, which is the first display piece, is adhered to the adherend A.
A / B ′ // C1 ′: A thin-layer magnet B ′, which is the first display piece, is attached to the adherend A, and a sheet-like magnet C1 ′, which is the second display piece, is attached thereon. of timeMagnetic attraction force.
A / B ′ // E: Magnetic attractive force when the thin-layer magnet B ′ as the first display piece is attached to the adherend A and the cap magnet E is attached thereon.
[0057]
[Table 2]
[Reference Example 2]
Table 3 shows the results of observing the attaching / detaching workability, the sticking property, and the change with time of the display mechanism and the wall covering mechanism obtained in Examples and Comparative Examples by the following methods.
(1) Attaching / detaching workability: Affixing work and stripping work are performed, and workability is evaluated in four stages.
(2) Adhesiveness: Evaluation is made in four stages depending on whether the adhesive can be adhered to the adherend without any gap and whether the overlapping adhesion can be applied in any position and in any direction.
(3) Change with time: In 1 year after sticking, the degree of shrinkage and the presence / absence of curl at the end are visually observed and evaluated in 4 stages.
[0059]
[Table 3]
[0060]
It supplements about * 1- * 4 in Table 3.
* 1: In Examples 1 to 6, since the magnetic attraction of the first display piece, which is a thin layer magnet, is weak, the sticking correction can be shifted a little while adhering, and even if an air pocket is generated While it can be easily removed, Comparative Example 1 is a flexible sheet-like magnet, so it has a strong attraction and cannot be displaced slightly while adsorbed, making it difficult to remove the air pocket. The nature is bad.
[0061]
* 2: In Examples 1 to 6, both the first display piece and the second display piece can be attached without gaps, and can be attached in any position and in any direction. In Example 1, since the first display piece and the second display piece are different in the magnetic poles from each other, a portion with the same polarity repulsion is generated and the entire display cannot be attached, and the magnetic attractive force is remarkably reduced. .
[0062]
* 3: In Examples 1 to 5, the upper and lower ends of the first display piece are lifted by about 0.05 mm, and the upper and lower ends are contracted by about 1 mm, but there is no practical problem. On the other hand, in Example 5, since neither lifting nor contraction of the end portion is recognized, even if strong wind hits from the side surface, it exhibits excellent adhesion without causing a risk of peeling.
* 4: Shrinkage of 4 mm is conspicuous at the upper and lower ends of the first display piece.
[0063]
【The invention's effect】
1. When magnetically attracting a secondary display piece or a pattern or the like superimposed on the primary display piece or wall covering material, it can be magnetically attracted in any position and in any direction without causing magnetic repulsion between them. In addition, the decrease in the magnetic attractive force of the cap magnet can be reduced.
2. Since the primary display piece, which is often used in a large area, is a thin layer, printing is possible, and since the magnetic attraction force is small, the position and direction at the time of enforcement can be easily corrected. The improvement effect is great.
[0064]
3. Especially in the case of wall cover, it is possible to apply a cutting material and anti-peeling tape (similar to the secondary display piece) on the four peripheral edges in any position and in any direction. Excellent.
4). In particular, in the case of wall surface replacement work, the construction time can be shortened. Therefore, in the case of a 24-hour non-holiday business store that has increased recently, the economic effect of shortening the closed time is great.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B illustrate a configuration as an example of a display mechanism according to the present invention, in which FIG. 1A is a front view and FIG. 1B is an enlarged cross-sectional view taken along line a-a ′ in FIG.
FIGS. 2A and 2B show a configuration of another example of a display mechanism according to the present invention (a covering material is provided on an adherend), FIG. 2A is a front view, and FIG. -B 'An enlarged sectional view is shown.
3A and 3B illustrate a configuration as an example of a wall covering mechanism according to the present invention, in which FIG. 3A is a front view, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line c-c ′ in FIG.
4A and 4B show a configuration of another example of the wall covering mechanism according to the present invention. FIG. 4A is a front view, and FIG. 4B is a cross-sectional view taken along line d-d ′ in FIG.
FIGS. 5A and 5B illustrate a configuration of still another example of a wall covering mechanism according to the present invention, in which FIG. 5A is a front view and FIG. 5B is an e-e ′ sectional view of FIG.
[Explanation of symbols]
A adherend
B Thin layer magnet
B 'flexible thin layer magnet, flexible thin layer magnet wall surface material
C1 Sheet magnet
C1 'Flexible sheet magnet
C2 Magnet magnetized in the thickness direction
C2 'Ferrite magnet magnetized in the thickness direction
D Display piece
D 'Printed designFragment
D ”Cutting material and peeling prevention material
E Cap magnet
1 Base
2 Ferromagnetic layer
3 Magnet layer
4 Base material
5 Surface material
A cover material printed with a 5 'pattern
6 Surface material
7 York
Claims (6)
前記一次表示片は、表面側の基材と、該基材の裏面側に形成され前記強磁性体製の被着体との接触面側に極間が０．３ｍｍ乃至２ｍｍで片面多極着磁された磁石層とからなる薄層磁石で構成されると共に、該基材の厚みが０．０３５乃至０．１５ｍｍ、該磁石層の厚みが０．０３５乃至０．２５ｍｍ、となっており、
前記二次表示片は、多極着磁の極間が前記一次表示片より大きく、かつ前記強磁性体製の被着体に磁気吸着された一次表示片に対する磁気吸着力が、前記強磁性体製の被着体に対する一次表示片の磁気吸着力より大きくなるように構成されていることを特徴とする表示機構A primary display piece with multipolar magnetization is attached to the surface of an adherend formed on the surface of the base body or the base body itself made of a ferromagnetic material, and a multi-pole magnet is attached on the primary display piece. A display mechanism in which a secondary display piece composed of a sheet magnet or a sintered magnet subjected to pole magnetization is attached by magnetic adsorption,
The primary display piece is a single-sided multi-electrode attachment with a gap of 0.3 mm to 2 mm between the contact surface side of the base material on the front side and the back side of the base material and the adherend made of the ferromagnetic material. together constituted by a thin layer magnet comprising a magnetic been magnet layers, has become the thickness of the substrate is 0.035 to 0.15 mm, the thickness of the magnet layer is 0.035 to 0.25 mm, and,
The secondary display piece has a larger magnetic pole force than the primary display piece and the magnetic attraction force to the primary display piece magnetically attracted to the ferromagnetic adherend is greater than that of the primary display piece. Display mechanism characterized by being configured to be larger than the magnetic attraction force of the primary display piece to the adherend made of metal
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