JP3764435B2

JP3764435B2 - 情報処理装置およびプログラム

Info

Publication number: JP3764435B2
Application number: JP2003085667A
Authority: JP
Inventors: 宏之渡辺
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2003-03-26
Filing date: 2003-03-26
Publication date: 2006-04-05
Anticipated expiration: 2023-03-26
Also published as: TW200422923A; JP2004297353A; EP1463243A2; US20040246915A1; TWI303034B; KR100638693B1; EP1463243A3; KR20040084871A; CN1543140A; CN100338918C; US7606209B2

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信機能をもつ情報処理装置に関する。さらに本発明は、例えばノート型パーソナルコンピュータ、ＰＤＡ等の無線通信機能をもつ携行の容易な小型電子機器に適用して好適なプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、パーソナルコンピュータのような情報処理装置に於いては、有線ＬＡＮデバイスのようなネットワークデバイスが設けられている。ネットワークデバイスは、コンピュータをネットワークに接続するために用いられる。コンピュータをインターネットなどのネットワークに接続することにより、そのネットワーク上の他のコンピュータからの情報の取得や他のコンピュータとの間の情報の共有を行なうことが可能となる。多くのパーソナルコンピュータに於いては、ネットワーク接続機能をサポートするオペレーティングシステムが用いられている。このため、ネットワークに関する技術的な知識を持たないユーザであっても、コンピュータをインターネットなどのネットワークに容易に接続することができる。
【０００３】
近年、ノート型パーソナルコンピュータ、ＰＤＡ等の小型情報処理機器に於いては、使用環境下に於いて周辺に存在する無線ＬＡＮのアクセスポイントを見つけ、そのアクセスポイント介してネットワーク接続を行う機能を有している（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
これらの機器に於いて、無線ＬＡＮのアクセスポイントに接続する場合、先ず通信可能なアクセスポイントを発見し、その後、接続するという手順をふむ。この際、発見したアクセスポイントのＩＤ、種別等を容易に識別できないという問題があった。
【０００５】
【特許文献１】
特開平１０−８９９８０号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来では、発見したアクセスポイントのＩＤ、種別等を容易に識別できないという問題があった。
【０００７】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、アクセスポイントが発見された際に、発見したアクセスポイントの種別等を容易に識別可能にユーザに報知できるようにした情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。更に本発明は、発見したアクセスポイントを記録し管理することで有用な機能の拡張を図った情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、無線中継装置を経由してネットワーク接続を行う通信機能をもつ情報処理装置に於いて、無線中継装置を発見する無線通信手段と、前記無線通信手段が発見し得る無線中継装置各々の識別情報と表示情報とを対応付けて管理する管理手段と、前記無線通信手段が無線中継装置を発見した際に、前記管理手段が管理する情報をもとに、前記発見した無線中継装置に特徴付けられた情報を表示する処理手段とを具備したことを特徴とする。
【０００９】
更に本発明は、無線中継装置を介してネットワーク接続が可能な装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記無線中継装置を発見する通信機能と、前記通信機能が発見し得る無線中継装置各々の識別情報と表示情報とを対応付けたデータベースを管理する管理機能と、前記通信機能が前記無線中継装置を発見した際に、前記管理機能が管理する情報をもとに、前記発見した無線中継装置に特徴付けられた表示情報を表示する処理機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【００１２】
本発明の実施形態による情報処理装置の機能の概要を説明するためのシステム構成例を図１に示している。また、上記システム構成に於ける通信環境下での端末の動作例を図２に示している。
【００１３】
図１に示すように、無線ＬＡＮアクセスエリアＡ，Ｂ，Ｃは、ＩＰ網１０を介して通信ネットワークを構築している。各無線ＬＡＮアクセスエリアＡ，Ｂ，Ｃには、それぞれ、プリンタ、ネットワーク、ファイル等のサーバが設けられるとともに、無線ＬＡＮのアクセスポイント（ＡＰ）２０が設けられる。
【００１４】
クライアントとなる端末は、例えば携帯型のパーソナルコンピュータ（ＰＣ）３０により実現される。このパーソナルコンピュータ３０は、無線ＬＡＮにより無線ＬＡＮアクセスエリア内のアクセスポイント２０に接続して、上記した各種サーバ、更にはＩＰ網１０を経由して任意の機器との間でネットワーク接続を行う通信機能を有している。
【００１５】
本発明の実施形態では、図２に示すように、上記パーソナルコンピュータ３０に、無線ＬＡＮアクセスエリアＡ，Ｂ，Ｃのアクセスポイント２０を発見したとき、所定の条件の下に、発見したアクセスポイント２０の識別情報（ＳＳＩＤ、ＢＳＳＩＤ等）を採取し、発見したアクセスポイント２０の発見回数をデータベース（ＤＢ）３１上で更新し管理して、そのアクセスポイントの発見回数に応じて、例えば各種のメッセージを表示部３２に表示する機能を具備している。尚、ＳＳＩＤ（ extended service set identity）はアクセスポイントなどをグループ化するＩＤ（識別情報）、ＢＳＳＩＤ（basic service set identity）は通信端末などをＭＡＣ層で認証するためのＩＤであり、それぞれアクセスポイント２０から発信されたビーコン（ＲＢ）を受信することにより認識できる。
【００１６】
本発明の第１実施形態は、アクセスポイント２０を見つけた際（アクセスポイント２０から発信されたビーコン（ＲＢ）を受信した際）に、その状態をユーザに知らせるための（さらには、その見つけたアクセスポイント２０を利用可能な環境に設定するための）表示情報を定形化して用意（保持）しておき、アクセスポイント２０を発見したとき、予め用意した、アクセスポイントの種別が容易に認識可能な例えば図示するような特定のキャラクタ（お知らせウィンドウ）を一定時間表示する。更に、この際、アクセスポイントの発見回数に応じ特徴付けて表示する。例えばアクセスポイントの発見回数に応じて表示キャラクタの大きさ、色等を変える。または、アクセスポイントの発見回数に応じた複数の段階毎に異なるキャラクタを用意しておき、アクセスポイントの発見回数に応じて、表示するキャラクタを切り替えてユーザに提示する。さらに、この表示キャラクタを操作アイコンとして定義しておくことで、当該アイコン操作に伴い、現在の通信環境に適合した最適通信プロファイルの設定が可能となる。
【００１７】
本発明の第２実施形態は、パーソナルコンピュータ３０が発見し得るアクセスポイント２０それぞれに対応付けされた情報をもつデータベース（ＤＢ）３１を上記通信ネットワークを介して予め所定の記憶領域にダウンロードしておき、アクセスポイント２０を見つけた際に、上記データベース３１から、そのアクセスポイント２０に対応付けられた情報を取得し、当該情報を上記アクセスポイントの発見回数に応じ特徴付けて一定時間表示する。例えば無線ＬＡＮアクセスエリアＡのアクセスポイント（Ａ）２０のビーコン（ＲＢ）を受信した際は、当該アクセスポイント（Ａ）２０の発見回数に応じたサービス情報を表示し、無線ＬＡＮアクセスエリアＢのアクセスポイント（Ｂ）２０のビーコン（ＲＢ）を受信した際は、当該アクセスポイント（Ｂ）２０に固有の広告情報を表示する。さらに無線ＬＡＮアクセスエリアＣのアクセスポイント（Ｃ）２０のビーコン（ＲＢ）を受信した際は、例えば当該アクセスポイント（Ｃ）２０の発見回数が所定値以上であるとき、当日が予めユーザが登録しておいた誕生日にあたるか否かを判断して、誕生日にあたったとき、バースディメッセージ、バースディプレイプレゼントの進呈紹介等の情報を一定時間表示する。その他、例えば上記発見回数に関連付けて、時間帯、午前／午後、週、曜日、季節、期間、誕生日、天候等に応じたサービス、バーゲン案内等の情報を一定時間表示する。
【００１８】
尚、上記アクセスポイントの発見回数の更新（インクリメント）は、例えばアクセスポイント２０のビーコン（ＲＢ）を受信可能な動作モード下に於いて、所定の時間間隔（例えば３０分単位、１時間単位等）で行う方法、ビーコン（ＲＢ）の受信環境が変わった際に、所定時間、変化が無かったときに行う方法、時間帯を特定して所定の時間間隔（例えば１０分単位等）で行う方法等、更にはその他の条件下で行う方法等、いずれの更新手段であってもよい。
【００１９】
次に、図３を参照して上記パーソナルコンピュータ３０のシステム構成について説明する。
【００２０】
パーソナルコンピュータ３０には、図示するように、ＣＰＵ１０１、ホストブリッジ１０２、主メモリ１０３、表示コントローラ１０４、システムコントローラ１０５、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１０６、有線ＬＡＮデバイス１０７、無線ＬＡＮデバイス１０８、ＢＩＯＳ−ＲＯＭ１１０、およびエンベデッドコントローラ／キーボードコントローラＩＣ（ＥＣ／ＫＢＣ）１１１等が設けられている。
【００２１】
ＣＰＵ１０１は、本コンピュータの動作を制御するために設けられたプロセッサであり、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１０６から主メモリ１０３にロードされたオペレーティングシステム（ＯＳ）および各種アプリケーション／ユーティリティプログラムを実行する。また、ＣＰＵ１０１は、ＢＩＯＳ−ＲＯＭ１１０に格納されたＢＩＯＳ（ Basic Input Output System）も実行する。また、ＣＰＵ１０１は、所定の設定条件に従い（例えば一定の時間間隔で）、主メモリ１０３に格納された通信制御プログラム１３０を実行し、図５（第１実施形態）または図７（第２実施形態）に示すような通信サービスに関わるアプリケーション処理（図５、図７参照）を実行する。この通信サービスに関わるアプリケーション処理については後述する。
【００２２】
パーソナルコンピュータ３０には、ユーティリティプログラムの一つとして、通信制御プログラム１３０が予めインストールされている。この通信制御プログラム１３０は、当該コンピュータの通信制御を司るもので、例えば自宅、職場等、通信環境の異なる各使用場所でのネットワーク設定環境を通信プロファイルとして登録し保存する機能、上記通信プロファイルを利用した最適通信環境への自動ネットワーク設定機能、有線ネットワーク接続状態下でのケーブル断による無線ネットワークへの自動切り替え機能等を備えている。ここで、上記通信プロファイルには、・プロファイル名、・プロファイルのコメント、・アイコン、・キャプチャアイテム（インターネット設定；プロキシー設定、スタートホームページ等、デバイス；有線ネットワークデバイス、無線ネットワークデバイス、赤外線デバイス等、ＴＣＰ／ＩＰ設定；ＤＨＣＰ、ＩＰアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、ＤＮＳサーバ、ＷＩＮＳサーバ等）・切り替え後の起動プログラム、等が利用する通信環境に応じ取捨選択して適宜設定可能である。
【００２３】
さらに上記通信制御プログラム１３０には、通信可能な各アクセスポイント２０の発見回数を記憶し管理して、アクセスポイント２０を発見した際に、発見したアクセスポイント毎の利用に関する各種の情報を当該アクセスポイント２０の発見回数に従う表示形態で（発見回数により特徴付けて）表示部（ＤＩＳＰ）３２に一定時間表示する、通信サービスに関わるアプリケーション機能（図５、図７参照）を備えている。ここでは、無線ＬＡＮデバイス１０８がアクセスポイント２０のビーコン（ＲＢ）を受信すると、ビーコン（ＲＢ）を受信したアクセスポイント２０の識別子（ＢＳＳＩＤ／ＳＳＩＤ）を取得し、発見した（ビーコン（ＲＢ）を受信した）アクセスポイント２０をデータベース（ＤＢ）３１に登録するとともに、登録済みの各アクセスポイント２０について発見回数をカウントしデータベース３１上で管理する。このデータベース３１はＨＤＤ１０６上で通信制御プログラム１３０により管理される。さらに、アクセスポイント２０を発見した際に、本発明の第１実施形態では、当該発見したアクセスポイント２０の発見回数を上記データベース３１から取得して、予め用意した特定のキャラクタ（一例を図１に示している）を、アクセスポイントの発見回数に応じ特徴付けて（フォントの大きさ、色等を変えて）表示部３２に一定時間表示する。尚、この第１実施形態に於いては、通信制御プログラム１３０に、上記特定のキャラクタを生成する処理ルーチンが含まれているものとする。この通信サービスに関わるアプリケーション機能を含んだ通信制御プログラム１３０はプログラム単体として扱うことができる。
【００２４】
ホストブリッジ１０２はＣＰＵ１０１のローカルバスとシステムコントローラ１０５との間を接続するブリッジデバイスである。ホストブリッジ１０２には、主メモリ１０３をアクセス制御するメモリコントローラが内蔵されている。表示コントローラ１０４は本コンピュータのディスプレイモニタとして使用される例えばＬＣＤを用いた表示部（ＤＩＳＰ）３２を制御する。
【００２５】
システムコントローラ１０５は、ＰＣＩバス上の各デバイスおよびＩＳＡバス上の各デバイスを制御する。また、システムコントローラ１０５には、ＨＤＤ１０６を制御するためのＩＤＥコントローラも内蔵されている。ＨＤＤ１０６には、上記した通信サービスに関わるアプリケーション機能を実現するデータベース（ＤＢ）３１が記憶され通信制御プログラム１３０により管理される。
【００２６】
有線ＬＡＮデバイス１０７は、有線ネットワークに接続するための有線ネットワークデバイスである。この有線ＬＡＮデバイス１０７は、ＬＡＮコネクタ１０６に接続された有線ＬＡＮケーブルを介して、有線ネットワークとの通信を行なう。
【００２７】
無線ＬＡＮデバイス１０８は、無線ネットワークに接続するための無線ネットワークデバイスであり、ベースバンドユニットとＲＦユニットとから構成されている。ＲＦユニットはアンテナ（ＡＮＴ）１０９を介して無線信号の送受信を行なう。この無線ＬＡＮデバイス１０８は、例えばＩＥＥＥ８０２．１１ａ／ＩＥＥＥ８０２．１１規格にしたがって、無線通信を実行するように構成されている。ここでは、アクセスポイント２０から発信されたビーコン（ＲＢ）を受信すると、その旨をＣＰＵ１０１に通知する。
【００２８】
エンベデッドコントローラ／キーボードコントローラＩＣ（ＥＣ／ＫＢＣ）１１１は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード１３を制御するためのキーボードコントローラとが集積された１チップマイクロコンピュータである。このエンベデッドコントローラ／キーボードコントローラＩＣ（ＥＣ／ＫＢＣ）１１１は、ユーザによるパワーボタンの操作に応じて本コンピュータをパワーオン／パワーオフする機能を有している。
【００２９】
本発明の第１実施形態に於ける、通信制御プログラム１３０により管理されるデータベース３１の一構成例を図４に示している。この第１実施形態に於けるデータベースを符号３１（Ａ）で示している。ここでは、ＣＰＵ１０１の制御の下に、発見したアクセスポイント２０の識別子（ＳＳＩＤ／ＢＳＳＩＤ）と、その発見回数（カウンタ）が対応付けられてデータベース３１に記憶され、管理番号（Ｎｏ．）で管理される。尚、この第１実施形態では、発見したアクセスポイント２０をユーザに提示する特定のキャラクタを上記したように通信制御プログラム１３０によりソフトウェア処理で生成しているが、発見回数に応じた複数種のキャラクタデータを予め主メモリ１０３またはＨＤＤ１０６に記憶しておいてもよい。
【００３０】
上記通信制御プログラム１３０に於ける、通信サービスに関わるアプリケーション処理の第１実施形態に於ける処理手順を図５に示している。
【００３１】
この第１実施形態に於ける、通信サービスに関わるアプリケーション処理では、ＣＰＵ１０１が所定の時間間隔で上記通信制御プログラム１３０に含まれる図５に示すような通信サービスに関わるアプリケーション処理を実行する。この処理に於いて、ＣＰＵ１０１は、無線ＬＡＮデバイス１０８が、ある無線ＬＡＮアクセスエリア（例えば無線ＬＡＮアクセスエリアＡ）に於いてアクセスポイント２０から発信されたビーコン（ＲＢ）を受信した旨の通知を受けると（図５ステップＳ１１）、当該ビーコン（ＲＢ）から、発見したアクセスポイント２０の識別子（ＳＳＩＤ／ＢＳＳＩＤ）を取得し（図５ステップＳ１２）、当該アクセスポイント２０の識別子が既に図４に示すデータベース（Ａ）３１に登録されていれば、そのアクセスポイント２０のカウンタをインクリメントして発見回数を更新する。また、発見したアクセスポイント２０の識別子（ＳＳＩＤ／ＢＳＳＩＤ）がデータベース３１（Ａ）に登録されていなければ、その発見したアクセスポイント２０の識別子をデータベース３１（Ａ）に登録する。この際は、発見回数をカウントするカウンタに発見回数「１」が設定される（図５ステップＳ１３）。
【００３２】
さらに、ＣＰＵ１０１は、アクセスポイント２０を発見した際、予め用意した例えば図１に示すような特定のキャラクタを、データベース３１のカウント値に従い（アクセスポイントの発見回数に応じて）特徴付けして表示部３２の画面上に一定表示する（図５ステップＳ１４）。例えばアクセスポイントの発見回数に応じて表示キャラクタ（例えばお知らせウィンドウ）の大きさを段階的に変化させる。またはアクセスポイントの発見回数に応じて表示キャラクタの表示色を段階的に変化させる。または、アクセスポイントの発見回数に応じた複数の段階毎に異なるキャラクタを用意しておき、アクセスポイントの発見回数に応じて、表示するキャラクタを切り替える。さらに、この表示キャラクタを操作アイコンとして定義しておき、当該アイコンの操作に伴い、現在の通信環境に適合した最適通信プロファイルへの設定切り替えを支援する。
【００３３】
このような、通信サービスに関わるアプリケーション処理機能をもつことで、通常使用する各通信環境エリアに於いて、ネットワーク接続以前の段階で、ユーザに、現在の通信環境、各種サービス情報等を提供でき、更には、各無線ＬＡＮアクセスエリアＡ，Ｂ，Ｃ毎に、設定した発見回数を変えて、各無線ＬＡＮアクセスエリアＡ，Ｂ，Ｃ毎に個々に独自の情報提供を行うことも可能である。その一例を図８（ａ），（ｂ）に示している。この例では、お知らせウィンドウに切り替え操作ボタンを設け、この切り替え操作ボタンをクリックすると、サービスプロバイダのプロファイルへの切り替えが開始される。また、アクセスポイント２０の発見回数に応じて、段階的に異なるキャラクタを提供する例を図９（ａ），（ｂ）に示している。図９（ａ）は、アクセスポイント２０の発見回数に応じて、段階的にサービス情報を変化させた場合の一例であり、同図（ｂ）はアクセスポイント２０の発見回数に応じて成長してゆくキャラクタの一例である。
【００３４】
次に、図６および図７を参照して本発明の第２実施形態を説明する。この第２実施形態は、上記パーソナルコンピュータ３０が通信可能な上記各無線ＬＡＮアクセスエリアＡ，Ｂ，Ｃ、若しくは特定の無線ＬＡＮアクセスエリアについて、通信サービスに関わるアプリケーション機能を実現するためのデータベース３１を上記通信ネットワークを介して予め所定の記憶領域にダウンロードしておき、無線ＬＡＮアクセスエリアに於いてアクセスポイント２０を見つけた際に、上記データベース３１から、そのアクセスポイント２０に対応付けられた情報を取得し、当該情報を上記アクセスポイントの発見回数に応じ特徴付けて一定時間表示する。この第２実施形態に於いては、データベース３１に、図６に示すように、識別子（ＳＳＩＤ／ＢＳＳＩＤ）、および発見回数をカウントするカウンタに加えて、どのような条件のときに、どのような情報を表示するかを設定する、条件および情報が対応付けて記憶される。この際の条件の具体例等については後述する。
【００３５】
図７には本発明の第２実施形態に於ける、通信サービスに関わるアプリケーション処理の手順を示している。
【００３６】
この第２実施形態に於ける、通信サービスに関わるアプリケーション処理処理に於いて、ＣＰＵ１０１は、無線ＬＡＮデバイス１０８が、ある無線ＬＡＮアクセスエリア（例えば無線ＬＡＮアクセスエリアＡ）に於いてアクセスポイント２０から発信されたビーコン（ＲＢ）を受信した旨の通知を受けると（図７ステップＳ２１）、当該ビーコン（ＲＢ）から、発見したアクセスポイント２０の識別子（ＳＳＩＤ／ＢＳＳＩＤ）を取得し（図７ステップＳ２２）、当該アクセスポイント２０の識別子が既に図６に示すデータベース３１（Ｂ）に登録されていれば、そのアクセスポイント２０のカウンタをインクリメントして発見回数を更新する（図５ステップＳ１３）。また、発見したアクセスポイント２０の識別子（ＳＳＩＤ／ＢＳＳＩＤ）がデータベース（Ｂ）３１に登録されていなければ、その発見したアクセスポイント２０の識別子を無効にする。若しくはデータベース（Ｂ）３１に登録して上記第１実施形態と同様の情報サービスを行う。
【００３７】
さらに、ＣＰＵ１０１は、アクセスポイント２０を発見した際、発見したアクセスポイント２０が上記データベース３１（Ｂ）に登録されていると、そのアクセスポイント２０に対応付けられた発見回数、条件、表示情報等を取得し、条件比較を行って（図７ステップＳ２４）、条件に当てはまれば対応する表示情報を発見回数に応じ特徴付けて表示部３２の画面上に一定時間表示する（図７ステップＳ２５Ｙｅｓ，Ｓ２６）。例えば、条件に、期間が設定（定義）されているとき、今回のアクセスポイント２０の発見がその期間内であれば、データベース３１（Ｂ）上の対応する表示情報を発見回数に応じ特徴付けて表示部３２の画面上に表示する。尚、この際の条件比較に用いられる情報は例えばコンピュータ３０が管理する日付情報を用いて行う。また、条件に、時間帯、午前／午後、週、曜日、季節等が設定されている場合も上記同様の表示が行われる。また、条件に、発見回数に応じたサービス種別、広告種別、宣伝種別等が設定されている場合は、発見回数に応じて内容、更には表示形態を変えた、サービス情報、広告情報、宣伝情報等を表示部３２の画面上に表示することができる。その一例を図９（ａ），（ｂ）にそれぞれ示している。図９（ａ）は、アクセスポイント２０の発見回数に応じて、段階的にサービス情報を変化させた場合の一例であり、同図（ｂ）はアクセスポイント２０の発見回数に応じて成長してゆくキャラクタの一例である。上記した情報提供はあくまでも一例であり、上記した以外の例えばメンテナンスに関する情報、各種の案内情報等、各種の情報提供が可能である。
【００３８】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、アクセスポイントが発見された際に、発見したアクセスポイントの種別等を容易に識別可能にユーザに報知できる。更に発見したアクセスポイントを記録し管理することで有用な機能の拡張を図った情報処理装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に於ける情報処理装置の機能の概要を説明するためのネットワークシステム全体の構成を示すブロック図。
【図２】上記実施形態に於ける情報処理装置の図１に示す通信環境下での動作を説明するための図。
【図３】上記実施形態に於ける情報処理装置の構成を示すブロック図。
【図４】本発明の第１実施形態に於けるデータベースの構成を示す図。
【図５】上記第１実施形態に於ける通信サービスに関わるアプリケーション処理の手順を示す図。
【図６】本発明の第２実施形態に於けるデータベースの構成を示す図。
【図７】上記第２実施形態に於ける通信サービスに関わるアプリケーション処理の手順を示す図。
【図８】上記各実施形態に於けるキャラクタの構成例を示す図。
【図９】上記各実施形態に於けるキャラクタの構成例を示す図。
【符号の説明】
１０…ＩＰ網、２０…アクセスポイント（ＡＰ）、３０…パーソナルコンピュータ（ＰＣ）、３１…データベース（ＤＢ）、３２…表示部（ＤＩＳＰ）、１０１…ＣＰＵ、１０３…主メモリ、１０６…ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）、１０７…有線ＬＡＮデバイス、１０８…無線ＬＡＮデバイス、１３０…通信制御プログラム、ＲＢ…ビーコン。

Claims

無線中継装置を経由してネットワーク接続を行う通信機能をもつ情報処理装置に於いて、
無線中継装置を発見する無線通信手段と、
前記無線通信手段が発見し得る無線中継装置各々の識別情報と表示情報とを対応付けて管理する管理手段と、
前記無線通信手段が無線中継装置を発見した際に、前記管理手段が管理する情報をもとに、前記発見した無線中継装置に特徴付けられた情報を表示する処理手段と、
を具備したことを特徴とする情報処理装置。
前記処理手段は、前記無線通信手段が無線中継装置を発見した際に、前記管理手段が管理する、前記無線通信手段が発見した無線中継装置の識別情報に対応付けられた表示情報をもとに、前記無線通信手段が発見した無線中継装置に固有のアイコン若しくはキャラクタメッセージを生成し、当該アイコン若しくはキャラクタメッセージを表示する請求項１記載の情報処理装置。
前記処理手段は、前記無線通信手段が無線中継装置を発見した際に、前記管理手段が管理する、前記無線通信手段が発見した無線中継装置の識別情報に対応付けられた表示情報をもとに、前記無線通信手段が発見した無線中継装置を利用した際のサービス情報若しくは広告情報を表示する請求項１記載の情報処理装置。
前記管理手段は、前記無線通信手段が発見した無線中継装置各々の発見回数を記憶し管理する手段をさらに具備し、前記処理手段は、前記無線通信手段が無線中継装置を発見した際に、前記管理手段が管理する、前記無線通信手段が発見した無線中継装置の識別情報に対応付けられた表示情報および発見回数情報をもとに、前記無線通信手段が発見した無線中継装置がもつ識別情報に固有のアイコン若しくはキャラクタメッセージを前記発見回数に応じた表示形態で一定時間表示する請求項１記載の情報処理装置。
無線中継装置を介してネットワーク接続が可能な装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
前記無線中継装置を発見する通信機能と、
前記通信機能が発見し得る無線中継装置各々の識別情報と表示情報とを対応付けたデータベースを管理する管理機能と、
前記通信機能が前記無線中継装置を発見した際に、前記管理機能が管理する情報をもとに、前記発見した無線中継装置に特徴付けられた表示情報を表示する処理機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。