JP3734461B2 - ライセンス情報変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変換装置に関し、より特定的には、端末装置におけるコンテンツデータの利用を制御するライセンス情報を変換する変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットに代表されるネットワークのブロードバンド化および常時接続環境により、コンテンツ配信が身近なものになりつつある。このようなコンテンツ配信のさらなる普及には、コンテンツデータに関連する権利(例えば、著作権または販売権)の保護が重要であることから、従来より様々な権利管理技術の研究および開発がなされている。ここで、本願明細書では、コンテンツデータに関連する権利を、デジタルライツと称する。また、権利管理技術としては、DRM(Digital Rights Management )が代表的である。以下、DRMを組み込んだコンテンツ配信システムについて説明する。
【0003】
従来のコンテンツ配信システムには、サーバと、端末装置とが、ネットワークによりデータ通信可能に接続される。サーバは、コンテンツデータ、コンテンツ復号鍵およびライセンス情報の組みを少なくとも1つ格納している。コンテンツデータは、例えば、音楽を表すデジタルデータであり、予め定められた方式で暗号化される。コンテンツ復号鍵は、暗号化されたコンテンツデータを復号するための鍵である。ライセンス情報は、DRMにおいては、上述のコンテンツデータの利用条件を表す。利用条件としては、コンテンツデータの利用回数が代表的である。
【0004】
以上の構成のコンテンツ配信システムでは、以下のようにして、コンテンツデータは配信される。まず、端末装置は、コンテンツデータの配信をサーバに要求する。コンテンツデータの要求は、一般的に、コンテンツ識別子および端末固有情報を、端末装置がネットワークを介してサーバに送信することで行われる。コンテンツ識別子は、上述のコンテンツデータを一意に特定する情報である。端末固有情報は、端末装置により予め保持されており、上述のコンテンツデータの要求元である端末装置を一意に特定可能な情報である。
【0005】
サーバは、端末装置からの要求に応答して、上述のコンテンツ復号鍵を、今回受信した端末固有情報を使って暗号化する。その後、サーバは、上述の暗号化されたコンテンツデータと、端末固有情報で暗号化されたコンテンツ復号鍵と、ライセンス情報とを端末装置に送信する。端末装置は、サーバにより配信されたコンテンツデータ、コンテンツ復号鍵およびライセンス情報を受信し、内部に備える記憶装置に格納する。
【0006】
以上の格納後、端末装置のユーザは、今回復号されたコンテンツデータを利用可能な状態になる。実際にコンテンツデータを利用する場合、ユーザは、その旨を端末装置に指示する。この指示に応答して、端末装置は、以下のように動作する。端末装置は、記憶装置内のライセンス情報により表される利用条件に、今回の利用が合致しているか否かを判定する。端末装置は、利用条件に合致する場合に限り、以下の処理を実行する。次に、記憶装置内のコンテンツ復号鍵は暗号化されているので、端末装置は、自身が保持する端末固有情報を使って、当該コンテンツ復号鍵を復号する。さらに、記憶装置内のコンテンツデータもまた上述のように暗号化されているので、端末装置は、復号したコンテンツ復号鍵を使って、当該コンテンツデータを復号した後、復号したコンテンツデータを再生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
次に、以上のコンテンツ配信システムが抱えている問題点について説明する。端末装置のユーザ(以下、第1のユーザと称する)は、自分のライセンス情報、つまり、コンテンツデータの利用権を、他のユーザ(以下、第2のユーザと称する)に譲渡したいと思う場合がある。しかしながら、第2のユーザは、上述のコンテンツ配信システムに加入しているとは限らず、別のコンテンツ配信システムに加入している可能性がある。さらに、双方のコンテンツ配信システムの間では、ライセンス情報の構成に差異がある可能性もある。その結果、第2のユーザ側の端末装置は、たとえ、第1のユーザ側の端末装置からライセンス情報を受け取ることができたとしても、受け取ったライセンス情報を解釈することができない。そのため、従来のコンテンツ配信システムでは、自分のライセンス情報を、他人に譲渡することができない。
【0008】
また、ユーザは、互いに異なる第1および第2のコンテンツ配信システムに加入しており、第1のコンテンツ配信システムから得たライセンス情報のみを解釈できる第1の端末装置と、第2のコンテンツ配信システムから得たライセンス情報のみを解釈できる第2の端末装置とを持っている場合がある。このような状況では、上述したように、第1および第2のコンテンツ配信システムのそれぞれで使われるライセンス情報の構成に差異がある可能性があるため、第2の端末装置は、第1のコンテンツ配信システムのライセンス情報を受け取ることができたとしても、それを解釈することができない。そのため、上述の状況下では、ユーザが所有するライセンス情報を、自分の端末装置で利用できない場合が生じてしまう。
【0009】
それ故に、本発明の目的は、ライセンス情報を、他人が利用できるように、または他の端末装置で利用できるように変換する変換装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するために、第1の発明は、コンテンツの利用を許可する利用許可情報を1つ以上含んだ第1のライセンス情報を第2のライセンス情報に変換する電子機器であって、利用許可情報には第2のライセンス情報への変換が許可されているものと許可されていないものとがあり、第1のライセンス情報に含まれる利用許可情報のうち、少なくとも1つの利用許可情報について、第2のライセンス情報への変換が許可されている利用許可情報であるか否かを示す変換可否情報を保持する保持部と、保持部から読み出した変換可否情報に従って、第1のライセンス情報のうち、第2のライセンス情報への変換が許可されていない利用許可情報を除いた情報を、第2のライセンス情報へと変換する変換部とを備える。
第1の発明によれば、電子機器は、少なくとも1つの利用許可情報について変換が許可されているか否かを示す利用許可情報を保持し、その利用許可情報に従って、第1のライセンス情報を構成する利用許可情報のうち、変換が許可されている利用許可情報を第2のライセンス情報へと変換する。これにより、本願発明の電子機器は、ライセンス情報の変換処理に対して制限をかけることができる。
【0011】
第2の発明は第1の発明に従属しており、第1のライセンス情報はコンテンツを利用する第1のシステムにおいてコンテンツの利用を許可する利用許可情報を含み、第2のライセンス情報は、第1のシステムとは異なる第2のシステムにおいてコンテンツの利用を許可する利用許可情報を含み、電子機器は、第2のシステムを特定するシステム情報を取得する取得部を更に備え、変換部は、第1のライセンス情報を、取得したシステム情報が示す第2のシステムにて用いられる第2のライセンス情報へと変換する
第2の発明によれば、電子機器は、さらに、第1のライセンス情報を使用するシステムとは異なる第2のシステムを特定するシステム情報を取得し、第1のライセンス情報を、その第2のシステムにて使用されるライセンス情報へと変換する。これにより、異なるシステム間で、変換先となるシステムを特定してライセンス情報の変換を行うことが出来る。
【0015】
の発明は、電子機器を用いて、コンテンツの利用を許可する利用許可情報を1つ以上含んだ第1のライセンス情報を第2のライセンス情報に変換する変換方法であって、利用許可情報には、第2のライセンス情報への変換が許可されているものと許可されていないものとがあり、第1のライセンス情報に含まれる利用許可情報のうち、少なくとも1つの利用許可情報について、第2のライセンス情報への変換が許可されている利用許可情報であるか否かを示す変換可否情報を保持する保持ステップと、保持ステップにて保持された変換可否情報を読み出し、読み出した変換可否情報に従って、第1のライセンス情報のうち、第2のライセンス情報への変換が許可されていない利用許可情報を除いた情報を、第2のライセンス情報へと変換する変換ステップとを有する。
【0016】
の発明は、電子機器に、コンテンツの利用を許可する利用許可情報を1つ以上含んだ第1のライセンス情報を第2のライセンス情報に変換させるプログラムであって、利用許可情報には、第2のライセンス情報への変換が許可されているものと許可されていないものとがあり、電子機器に、第1のライセンス情報に含まれる利用許可情報のうち、少なくとも1つの利用許可情報について、第2のライセンス情報への変換が許可されている利用許可情報であるか否かを示す変換可否情報を保持する保持ステップと、保持された変換可否情報を読み出し、読み出した変換可否情報に従って、第1のライセンス情報のうち、第2のライセンス情報への変換が許可されていない利用許可情報を除いた情報を、第2のライセンス情報へと変換する変換ステップとを実行させる。
【0030】
【発明の実施の形態】
「第1の実施形態」
図1は、本発明の第1の実施形態に係る変換装置Uc1と、その周辺環境とを示すブロック図である。図1において、変換装置Uc1は、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 と、有線または無線の伝送路Nを介して、データ通信可能に接続される。また、コンテンツ配信システムScd1 には、少なくとも1つのサーバ21と、少なくとも1つの端末装置22とが、上述の伝送路Nを介してデータ通信可能に接続される。ここで、サーバ21は、コンテンツ配信の一例としての音楽配信に関わる事業者α側に設置され、端末装置22は、事業者αとの契約に基づいて、音楽配信を受ける契約者β側に設置される。また、コンテンツ配信システムScd2 には、少なくとも1つのサーバ31と、少なくとも1つの端末装置32とが、上述の伝送路Nを介してデータ通信可能に接続される。ここで、サーバ31は、コンテンツ配信の一例としての音楽配信に関わる事業者γ側に設置され、端末装置32は、事業者γとの契約に基づいて、音楽配信を受ける契約者δ側に設置される。ここで、本実施形態では説明を分かりやすくする観点から、事業者γは事業者αとは異なる者であり、さらに、契約者δは契約者βとは異なる者であると仮定する。ただし、契約者βは契約者δと同一人であっても良い。つまり、契約者βでありかつ契約者δでもある単一のユーザが、互いに異なるコンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の双方に加入しており、端末装置22および端末装置32の双方を所有している場合にも、本実施形態に係る変換装置Uc1は有効である。
【0031】
以下、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 ならびに変換装置Uc1の順番で、それぞれの詳細な構成について説明する。
【0032】
図2は、図1に示すサーバ21および端末装置22の詳細な構成を示すブロック図である。図2において、サーバ21は、コンテンツデータベース(以下、コンテンツDBと称す)211と、復号鍵データベース(以下、復号鍵DBと称す)212と、ユーザ情報データベース(以下、ユーザ情報DBと称す)213と、利用権データベース(以下、利用権DBと称す)214と、中央処理部215と、ワーキングエリア216と、通信部217と、フォーマット格納部218とを備えている。また、端末装置22は、識別子格納部221と、通信部222と、中央処理部223と、ワーキングエリア224と、蓄積装置225とを備えている。
【0033】
次に、コンテンツ配信システムScd1 において、契約者βが事業者αからコンテンツ配信を受けるまでに必要となる準備について説明する。まず、図2のコンテンツDB211と、復号鍵DB212と、ユーザ情報DB213とが事業者αにより構築される。
【0034】
より具体的には、事業者αは、図3(a)に示すように、契約者βに提供すべきコンテンツデータDct1 を用意する。コンテンツデータDct1 は、端末装置22で利用可能であり、本実施形態では、音楽を表す。また、コンテンツデータDct1 のそれぞれに、事業者αは、コンテンツ識別子Ict1 を割り当てる。コンテンツ識別子Ict1 は、コンテンツデータDct1 の内容を一意に特定するコードである。上述のように、コンテンツデータDct1 が音楽を表す場合、コンテンツ識別子Ict1 として適用可能なものに、ISRC(International Standard Recording Code )がある。ISRCに関しては、2001年7月23日時点で、http://www.ifpi.org/index.htmlに記載されている。
【0035】
さらに、事業者αは、各コンテンツデータDct1 に暗号鍵Ke1を割り当てる。専用の暗号鍵Ke1により、以上のコンテンツデータDct1 は暗号化され、それによって、暗号済みコンテンツデータDect1が生成される。コンテンツDB211は、図3(b)に示すように、以上のコンテンツ識別子Ict1 および暗号済みコンテンツデータDect1の組み合わせの集まりとなる。コンテンツDB211において、コンテンツ識別子Ict1 は特に、同じ組みの暗号済みコンテンツデータDect1を一意に特定する。なお、以下の説明の便宜のため、図3(a)に示す1つの暗号済みコンテンツデータDect1には、コンテンツ識別子Ict1 としての「a」が付加されると仮定する。さらに、その暗号済みコンテンツデータDect1は、暗号鍵Ke1としての「b」により暗号化されると仮定する。
【0036】
また、サーバ21から端末装置22には、上述の暗号済みコンテンツデータDect1が配信される。それ故、端末装置22には、暗号済みコンテンツデータDect1を復号可能な復号鍵Kd1が提供される必要がある。そのため、事業者αは、コンテンツDB211内の各暗号鍵Ke1(図4(a)参照)に対応する復号鍵Kd1を準備する。ここで、復号鍵Kd1は、暗号鍵Ke1と同じビット列からなっていてもよいし(共通鍵暗号化方式)、当該暗号鍵Ke1と異なるビット列からなっていてもよい(公開鍵暗号化方式)。復号鍵DB212は、図4(a)に示すように、前述のコンテンツ識別子Ict1 および復号鍵Kd1の組み合わせの集まりとなる。復号鍵DB212において、復号鍵Kd1は、同じ組みのコンテンツ識別子Ict1 で特定可能な暗号済みコンテンツデータDect1の復号に使用される。
【0037】
なお、以下の説明の便宜のため、図4(a)において、コンテンツ識別子Ict1 としての「a」と同じ組みには、復号鍵Kd1として「c」が登録されると仮定する。上述からも明らかであるが、復号鍵Kd1としての「c」は、暗号鍵Ke1としての「b」に対応している。
【0038】
また、上述の契約者βは、事業者αから音楽配信を受けるための加入契約を交わす。加入契約に基づいて、事業者αは、契約者βに、端末識別子Itn1 を割り当てる。端末識別子Itn1 は、コンテンツ配信システムScd1 において、契約者βの端末装置22を一意に特定する。ユーザ情報DB213は、図4(b)に示すように、以上のような端末識別子Itn1 の集まりとなる。
ここで図2を再度参照する。以上の端末識別子Itn1 はさらに、契約者β側の端末装置22における識別子格納部221にも設定される。
【0039】
なお、端末識別子Itn1 は、端末装置22の工場出荷時に予め、識別子格納部221に設定されていてもよい。このような場合、契約者βは、上述の加入契約の際に、端末装置22に設定されている端末識別子Itn1 を事業者αに通知する。事業者αは、通知された端末識別子Itn1 を、上述のユーザ情報DB213に登録する。
【0040】
なお、以下の説明の便宜のため、図4(b)に示すように、ユーザ情報DB213には、端末装置22のために、1つの端末識別子Itn1 として「x1」が登録されると仮定する。この仮定下では、図2に示すように、識別子格納部221には、端末識別子Itn1 としての「x1」が設定される。
【0041】
また、図5には、利用権DB214が示されているが、これについては後で説明する。
【0042】
図6は、図1のサーバ31および端末装置32の詳細な構成を示すブロック図である。図6において、サーバ31は、コンテンツデータベース(以下、コンテンツDBと称す)311と、復号鍵データベース(以下、復号鍵DBと称す)312と、ユーザ情報データベース(以下、ユーザ情報DBと称す)313と、利用権データベース(以下、利用権DBと称す)314と、中央処理部315と、ワーキングエリア316と、通信部317と、フォーマット格納部318とを備えている。また、端末装置32は、識別子格納部321と、通信部322と、中央処理部323と、ワーキングエリア324と、蓄積装置325とを備えている。
【0043】
以上の構成のコンテンツ配信システムScd2 においても、コンテンツ配信システムScd1 と同様に、まず、コンテンツDB311と、復号鍵DB312と、ユーザ情報DB313とが事業者γにより構築される。
【0044】
より具体的には、図3(a)を参照して説明したのと同様に、事業者γは、契約者δに提供すべきコンテンツデータDct2 (図示せず)を用意する。ここで、コンテンツデータDct2 は、本実施形態では、端末装置32で利用可能であり、音楽を表す。また、コンテンツデータDct2 のそれぞれには、前述のISRCのように、その内容を一意に特定するコンテンツ識別子Ict2 (図7(a)参照)が割り当てられる。ここで、注意を要するのは、事業者αおよびγは、独自にコンテンツデータDct1 およびDct2 を用意するが、これらは互いに同じ内容を表す場合がある。その一例を挙げると、コンテンツデータDct1およびDct2 の双方が同一歌手による同一曲を表す場合である。つまり、本実施形態では、コンテンツデータDct2 は、それが表す内容について、コンテンツデータDct1 と同一性を有する。このような同一性を有するコンテンツデータDct1 およびDct2 には、互いに同じコードを有するコンテンツ識別子Ict1 およびIct2 が割り当てられる。
【0045】
さらに、各コンテンツデータDct2 には暗号鍵Ke2(図7(a)参照)が割り当てられる。専用の暗号鍵Ke2により、以上のコンテンツデータDct2 は暗号化され、それによって、暗号済みコンテンツデータDect2(図7(a)参照)が生成される。ここで、本実施形態では、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 において、暗号鍵Ke2は、前述の暗号鍵Ke1と同じと仮定する。
【0046】
コンテンツDB311は、図7(a)に示すように、コンテンツ識別子Ict2 および、暗号済みコンテンツデータDect2の組み合わせの集まりとなる。ここで注意を要するのは、以上のコンテンツDB311において、少なくとも1つの暗号済みコンテンツデータDect2は、コンテンツDB211の暗号済みコンテンツデータDect1と、前述の同一性を有する。したがって、このような同一性を有する暗号済みコンテンツデータDect2には、対応する暗号済みコンテンツデータDect1に付加されるコンテンツ識別子Ict1 と同一のコードを有するコンテンツ識別子Ict2 が付加される。
【0047】
なお、説明の便宜のため、図7(a)に示す1つの暗号済みコンテンツデータDect2は、暗号鍵Ke1と同一の暗号鍵Ke2としての「b」で暗号化され、図3(b)の上側に示す暗号済みコンテンツデータDect1と同一性を有すると仮定する。この仮定下では、上記暗号済みコンテンツデータDect2には、自身と同一性がある暗号済みコンテンツデータDect1のコンテンツ識別子Ict1と同じコードを示す「a」が、コンテンツ識別子Ict2 として付加される。
【0048】
事業者αの場合と同様の理由で、事業者γは、コンテンツDB311内の各暗号鍵Ke2に対応する復号鍵Kd2を準備する。ここで、復号鍵Kd2は、暗号鍵Ke2と同じビット列からなっていてもよいし(共通鍵暗号化方式)、当該暗号鍵Ke2と異なるビット列からなっていてもよい(公開鍵暗号化方式)。なお、本実施形態では、便宜上、復号鍵Kd2は、前述の復号鍵Kd1と同一であると仮定する。復号鍵DB312は、図7(b)に示すように、前述のコンテンツ識別子Ict2 および、復号鍵Kd2の組み合わせの集まりとなる。
【0049】
なお、説明の便宜のため、図7(b)において、コンテンツ識別子Ict2 としての「a」と同じ組みには、復号鍵Kd2として「c」が登録されると仮定する。上述からも明らかであるが、復号鍵Kd2としての「c」は、暗号鍵Ke2としての「b」による暗号済みコンテンツデータDect2の復号に使用される。
【0050】
また、上述の契約者δもまた、事業者γから音楽配信を受けるための加入契約を交わす。従って、事業者γは、契約者δに、端末識別子Itn2 を契約者δに割り当てるか、当該契約者δから受け取るかする。端末識別子Itn2 は、コンテンツ配信システムScd2 において、契約者δの端末装置32を一意に特定する。ユーザ情報DB313は、図8(a)に示すように、以上のような端末識別子Itn2 の集まりとなる。また、以上の端末識別子Itn2 はさらに、図6に示すように端末装置32の識別子格納部321にも設定される。
【0051】
なお、説明の便宜のため、図8(a)に示すように、ユーザ情報DB313には、1つの端末識別子Itn2 として「x2」が登録されると仮定する。この仮定下では、図6に示すように、識別子格納部321には、端末識別子Itn2 としての「x2」が設定される。
【0052】
また、図8(b)には、利用権DB314が示されているが、これについては後で説明する。
【0053】
図9は、図1に示す変換装置Uc1の構成を示すブロック図である。図9において、変換装置Uc1は、プログラム格納部11と、中央処理部12と、ワーキングエリア13と、通信部14とを備えている。プログラム格納部11は、典型的には、ROMまたはハードディスクドライブで構成され、プログラムPc1を格納する。中央処理部12は、プログラムPc1に従って動作して、本実施形態の特徴であるライセンス情報の変換処理(図17および図18参照)を行う。ワーキングエリア13は、中央処理部12が各種処理を行う際に使用される。通信部14は、前述の伝送路Nに接続されており、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 との通信を行う。
【0054】
次に、以上のような構成を有する変換装置Uc1、ならびにコンテンツ配信システムScd1 およびScd2 における動作を説明する。
【0055】
以下、まず、図10を参照して、コンテンツ配信システムScd1 において、端末装置22がサーバ21からコンテンツ配信を受ける時の各部の処理について説明する。まず、契約者βは、端末装置22を操作して、サーバ21にアクセスして、コンテンツDB211に蓄積されているコンテンツデータDct1 の中から、今回取得したいもののコンテンツ識別子Ict1 を特定する。以降の説明において、今回特定されたコンテンツデータDct1 を、取得対象コンテンツデータDct1 と称する。さらに、契約者βは、取得対象コンテンツデータDct1 を利用する際の利用条件Cct1 を指定する。
【0056】
以下、利用条件Cct1 について、より詳細に説明する。コンテンツデータDct1 が音楽を表す場合、利用条件Cct1 としては、有効期間、再生回数、最大連続再生時間、総再生時間または再生品質が代表的である。また、利用条件Cct1 は、有効期間、再生回数、最大連続再生時間、総再生時間および再生品質の内、2つ以上の組み合わせであってもよい。利用条件Cct1 としての有効期間は、例えば、2001年6月1日から2001年8月31日までと設定され、設定された期間に限り、端末装置22は、コンテンツデータDct1 を再生できる。再生回数は、例えば、5回と設定され、設定された回数に限り、端末装置22は、コンテンツデータDct1 を再生できる。最大連続再生時間は、例えば、10秒と設定され、端末装置22における1回の再生において、コンテンツデータDct1 の再生が許される最大の時間である。このような最大連続再生時間は、音楽のプロモーションに特に有効である。総再生時間は、例えば、10時間と設定され、設定された時間の範囲内であれば、端末装置22は、コンテンツデータDct1 を自由に再生できる。再生品質は、例えば、CD(Compact Disc)の品質と設定され、端末装置22は、設定された再生品質でコンテンツデータDct1 を再生できる。なお、利用条件Cct1 の種類は本実施形態の本質的な事項ではないので、当該実施形態では、便宜上、利用条件Cct1 は、コンテンツデータDct1 の再生回数であるとして、以下の説明を続ける。
【0057】
上述したように、契約者βは、端末装置22を操作して、コンテンツ識別子Ict1 および利用条件Cct1 を指定する。このような指定により、端末装置22のワーキングエリア224上に、コンテンツ識別子Ict1 および利用条件Cct1 が格納される。これらの格納に応答して、中央処理部223は、図11(a)に示す取得要求Drrを生成する(図10;ステップS11)。取得要求Drrは、取得対象コンテンツデータDct1 の配信をサーバ1に要求するための情報である。ステップS11をより具体的に説明すると、まず、中央処理部223は、識別子格納部221内の端末識別子Itn1 をワーキングエリア224に転送する。その後、中央処理部223は、ワーキングエリア224上の端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 および利用条件Cct1 に、予め定められた取得要求識別子Irrを付加して、取得要求Drr(図11(a)参照)を生成する。ここで、取得要求識別子Irrは、サーバ21が取得要求Drrを特定するために使用される。
【0058】
中央処理部223は、生成した取得要求Drrを、ワーキングエリア224から通信部222に転送し、通信部222は、受け取った取得要求Drrを、伝送路Nを通じて、サーバ21に送信する(ステップS12)。
【0059】
サーバ21(図2参照)において、通信部217は、伝送路Nからの取得要求Drrを受信して、ワーキングエリア216に転送し格納する。この格納に応答して、中央処理部215は、取得要求Drrに設定されている端末識別子Itn1 に一致するものが、上述のユーザ情報DB213(図4(b)参照)に登録されているか否かを確認する(ステップS13)。一致する端末識別子Itn1 が登録されていない場合、中央処理部215は、今回取得要求Drrが、契約者β以外のものであると判断して、これを廃棄し(ステップS14)、処理を終了する。また、そうでない場合、中央処理部215は、契約者βの取得要求Drrを受け取ったと判断して、利用権登録処理を行う(ステップS15)。
【0060】
ステップS15において、まず、中央処理部215は、まず、その取得要求識別子Irrを確認して、今回、取得要求Drrを受け取ったことを認識する。次に、中央処理部215は、今回の取得要求Drrから、端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 、および利用条件Cct1 を取り出して、それらの組み合わせを利用権DB214に登録する。ここで、取得要求Drrにより、端末装置22は、コンテンツデータDct1 の取得だけでなく、取得対象コンテンツデータDct1 の利用権も要求している。つまり、端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 および利用条件Cct1 の組み合わせは、取得対象コンテンツデータDct1 を端末装置22が利用条件Cct1 に従って利用するという権利を示す。以上の観点から、中央処理部215は、取得要求Drrから取り出した組み合わせを利用権情報Drgt1として扱う。つまり、利用権DB214は、図5に示すように、端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 および利用条件Cct1 で構成される利用権情報Drgt1の組み合わせの集まりとなる。
【0061】
ここで、以上の利用権DB214に登録される利用権情報Drgt1の具体例について説明する。既に説明している通り、本実施形態では、利用条件Cct1 は再生回数であると仮定されている。さらに、今回の取得要求Drrには、端末識別子Itn1 として「x1」、コンテンツ識別子Ict1 として「a」および利用条件Cct1 として「再生m回」(mは自然数)が設定されていると仮定する。以上の仮定下では、図5に示すように、1つの利用権情報Drgt1には、端末識別子Itn1 としての「x1」、コンテンツ識別子Ict1 としての「a」および利用条件Cct1 としての「再生m回」が設定される。
【0062】
なお、本実施形態の技術的特徴とは関係ないが、ステップS15において、中央処理部215は、利用権情報Drgt1の登録毎に、契約者βに対する課金を行ってもよい。
【0063】
次に、中央処理部215は、コンテンツDB211(図3(b)参照)にアクセスして、今回の取得要求Drrにより指定されるコンテンツ識別子Ict1 、およびそれが割り当てられている暗号済みコンテンツデータDect1を、図11(b)に示すようなデータセットDst1 として、ワーキングエリア216上に読み出す(ステップS16)。
中央処理部215は、読み出したデータセットDst1 をワーキングエリア216から通信部217に転送し、通信部217は、受け取ったデータセットDst1 を、伝送路Nを通じて、端末装置22に送信する(ステップS17)。
【0064】
端末装置22において、通信部222は、伝送路NからのデータセットDst1 を受信して(ステップS18)、ワーキングエリア224に転送し格納する。この格納に応答して、中央処理部223は、それに含まれるコンテンツ識別子Ict1 から、今回、送信した暗号済みコンテンツデータDct1 を受信したことを認識する。その後、中央処理部223は、コンテンツ識別子Ict1 および暗号済みコンテンツデータDect1 を、蓄積装置225に格納する(ステップS19)。
【0065】
デジタルライツの保護の観点から、端末装置22は、暗号済みコンテンツデータDect1を受信するので、それを利用するには、サーバ21により提供される復号鍵Kd1で、暗号済みコンテンツデータDect1を復号する必要がある。ここで、本コンテンツ配信システムScd1 では、復号鍵Kd1を端末装置22に提供するために、後で詳説するライセンス情報Dlc1 が用いられる。
以下、図12および図13を参照して、端末装置22がサーバ21からライセンス情報Dlcの提供を受ける時の各部の処理について説明する。
【0066】
まず、契約者βは、端末装置22を操作して、蓄積装置225に格納されている暗号済みコンテンツデータDect1の中から、今回利用したいものを、復号対象コンテンツデータDect1として指定する。このような指定により、蓄積装置225からワーキングエリア224に、復号対象コンテンツデータDect1およびそのコンテンツ識別子Ict1 が転送され格納される(図12;ステップS21)。これらの格納に応答して、中央処理部223は、図14(a)に示す発行要求Dirを生成する(ステップS22)。発行要求Dirは、ライセンス情報Dlc1 の提供をサーバ21に要求するため、つまり復号対象コンテンツデータDect1の利用許可を受けるための情報である。より具体的にステップS22を説明すると、まず、中央処理部223は、識別子格納部221内の端末識別子Itn1 をワーキングエリア224に転送する。その後、中央処理部223は、ワーキングエリア224上の端末識別子Itn1 およびコンテンツ識別子Ict1 に、予め定められた発行要求識別子Iirを付加して、発行要求Dir(図14(a)参照)を生成する。ここで、発行要求識別子Iirは、サーバ21が発行要求Dirを特定するために使用される。
【0067】
中央処理部223は、生成した発行要求Dirを、ワーキングエリア224から通信部222に転送し、通信部222は、受け取った発行要求Dirを、伝送路Nを通じて、サーバ21に送信する(ステップS23)。
【0068】
サーバ21(図2参照)において、通信部217は、伝送路Nからの発行要求Dirを受信して、ワーキングエリア216に転送し格納する。この格納に応答して、中央処理部215は、発行要求Dirに対して、図10のステップS13と同様の処理を行い(ステップS24)、対象となる端末識別子Itn1 がなければ、前述のステップS14と同様に、今回の発行要求Dirを廃棄する(ステップS25)。逆に、対象となる端末識別子Itn1 があれば、中央処理部215は、まず、その発行要求識別子Iirを確認して、今回、発行要求Dirを受け取ったことを認識する。
【0069】
このように認識すると、中央処理部215は、利用権DB214(図5参照)に、今回の発行要求Dir内のものと同じ端末識別子Itn1 およびコンテンツ識別子Ict1 を含む利用権情報Drgt1が登録されているか否かを判断する(ステップS26)。
【0070】
以上のような利用権情報Drgt1が未登録であれば、中央処理部215は、復号対象コンテンツデータDect1の利用拒否を示す情報である利用拒否を生成して、通信部217および伝送路Nを介して、端末装置22に送信する(ステップS27)。端末装置22において、中央処理部223は、通信部222を通じて、利用拒否を受け取る(ステップS28)。しかし、これ以降、中央処理部223は、復号対象コンテンツデータDect1の復号に必要な処理を行わない。以上のように、本コンテンツ配信システムScd1 では、利用権DB214に利用権情報Drgt1が未登録の場合には、サーバ21が端末装置22側での復号を拒否する。これによって、前述のデジタルライツを保護することが可能となる。
【0071】
逆に、ステップS26において、利用権情報Drgt1が登録済みであれば、中央処理部215は、それに含まれる利用条件Cct1 を参照して、端末装置22に利用許可を与えることができるか否かを判断する(ステップS29)。利用許可を付与不可能であれは、中央処理部215は、上述のステップS27を実行する。その結果、端末装置22側では、復号対象コンテンツデータDect1の復号に関連する処理が行われない。以上のように、本コンテンツ配信システムScd1 では、利用権DB114に有効な利用権情報Drgt1が未登録の場合にも、サーバ21は端末装置22における復号を拒否するので、上述と同様に、デジタルライツを保護することが可能となる。
【0072】
逆に、ステップS29において、利用許可を付与可能であれば、中央処理部215は、利用許可情報Dlw1 を生成して、ワーキングエリア216に格納する(ステップS210)。利用許可情報Dlw1 は、今回の発行要求Dirにより特定される端末装置22にコンテンツデータDct1 の利用を許可するための情報である。ただし、端末装置22に無条件で利用許可を付与すると、前述のデジタルライツを保護する観点から好ましくないので、利用許可情報Dlw1 は、どのような条件で端末装置22に利用許可を与えるかを示すことが好ましい。ここで、前述したように、利用権情報Drgt1の利用条件Cct1 は、端末装置22がコンテンツデータDct1 をどのような条件で利用するかを示す。以上の観点から、本実施形態において、利用許可情報Dlw1 は、利用条件Cct1 を超えない範囲で、端末装置22の利用許可を示すことがさらに好ましい。
【0073】
また、本実施形態では、利用許可情報Dlw1 の生成により、端末装置22の利用権情報Drgt1の一部または全てが使用される。そのため、ステップS210の次に、中央処理部215は、使用された利用権情報Drgt1を更新する(ステップS211)。
【0074】
ここで、以上のステップS26からS211の処理の具体例について説明する。今、利用権DB214には、図5に示すように、端末識別子Itn1 としての「x1」、コンテンツ識別子Ict1 としての「a」および利用条件Cct1 としての「再生m回」から構成される利用権情報Drgt1が登録されていると仮定する。また、今回の発行要求Dirは、端末識別子Itn1 としての「x1」およびコンテンツ識別子Ict1 としての「a」を含んでいると仮定する。
【0075】
以上の仮定下では、ステップS26において、端末識別子Itn1 としての「x1」およびコンテンツ識別子Ict1 としての「a」を含む利用権情報Drgt1が登録済みであると判断される。さらに、ステップS29において、この利用権情報Drgt1には、「再生m回」と設定されているので、端末装置22に利用許可を与えることが可能と判断される。以上のように判断されると、ステップS210において、利用許可情報Dlw1 が生成される。この時生成される利用許可情報Dlw1 は、例えば、「再生n回」を示す。ここで、nは、上述のmを超えない自然数であり、より好ましくは、端末装置22の処理能力に応じて設定される。例えば、端末装置22が相対的に低い性能のハードウェアを搭載している場合であれば、nは、「1」のように、端末装置22が復号対象コンテンツデータDect1を利用可能な最低限の値に設定されることが好ましい。また、便宜上、本実施形態では、n=1であるとして、説明を続ける。
【0076】
以上のことから、端末装置22(端末識別子Itn1 が「x1」)は、コンテンツデータDct1 (コンテンツ識別子Ict1 が「a」)の利用権をn回使うことになる。そのため、ステップS211において、利用条件Cct1 が「再生m回」から「再生(m−n)回」に更新される。
【0077】
ステップS211の次に、中央処理部215は、復号鍵DB212(図4(a)参照)から、今回の発行要求Dirに含まれるものと同じコンテンツ識別子Ict1 と同じ組みの復号鍵Kd1を、ワーキングエリア216に読み出す(図13;ステップS212)。次に、中央処理部215は、今回の発行要求Dirから、端末識別子Itn1 およびコンテンツ識別子Ict1 をワーキングエリア216に取り出す(ステップS213)。以上のステップS213により、ワーキングエリア216上には、端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 、利用許可情報Dlw1 および復号鍵Kd1が揃う。中央処理部215は、次に、ワーキングエリア216上の端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 、利用許可情報Dlw1 および復号鍵Kd1を順番に並べて、図14(b)に示すライセンス情報Dlc1 を生成する(ステップS214)。以上のライセンス情報Dlc1 は、復号対象コンテンツデータDect1の端末装置22における利用を制御するための情報である。なお、図14(b)におけるp1 〜p4 については後述する。
【0078】
ここで、前述の仮定に従えば、今回のライセンス情報Dlc1 において、端末識別子Itn1 は「x1」であり、コンテンツ識別子Ict1 は「a」であり、利用許可情報Dlw1 は「1」であり、さらに、復号鍵Kd1は「c」である。
【0079】
以上のようにして生成したライセンス情報Dlc1 を、中央処理部215は、ワーキングエリア216から通信部217に転送し、通信部217は、受け取ったライセンス情報Dlc1 を、伝送路Nを通じて、端末装置22に送信する(ステップS215)。なお、ライセンス情報Dlc1 は、契約者βに無関係な者に利用されてはならないので、サーバ21および端末装置22は、SSL(Secure Socket Layer) に代表される安全な通信下で、ライセンス情報Dlc1 を交換することが好ましい。
【0080】
端末装置22において、通信部222は、伝送路Nからのライセンス情報Dlc1 を受信して、受信ライセンス情報Dlc1 に基づいて、それが自局宛のものか否かを判定する(ステップS216)。受信ライセンス情報Dlc1 が自局宛のものでなければ、中央処理部223は、以降の処理を行わない。それに対して、自局宛のライセンス情報Dlc1 を受信したと判定した場合、中央処理部223は、それをワーキングエリア224に転送し格納する。この格納に応答して、中央処理部223は、今回のライセンス情報Dlc1 内の利用許可情報Dlw1 を参照して、復号対象コンテンツデータDect1の利用許可が付与されているか否かを判定する(ステップS217)。
【0081】
利用許可が付与されていなければ、中央処理部223は、以降の処理を行わない。以上のように、本コンテンツ配信システムScd1 では、サーバ21から利用許可が付与されない限り、端末装置22は、復号対象コンテンツデータDect1の復号を行えない。これによって、前述のデジタルライツを保護することが可能となる。
【0082】
逆に、ステップS217において、利用許可が付与されていれば、中央処理部223は、受け取ったライセンス情報Dlc1 から、復号鍵Kd1を取り出す(ステップS218)。
ここで、以上のステップS217およびS218の具体例について説明する。上述の仮定下では、今回のライセンス情報Dlc1 の利用許可情報Dlw1 により、コンテンツデータDct1 の再生が1回だけ許可されている。かかる場合、中央処理部223は、利用許可情報Dlw1 に設定される再生回数が「1」であるから、ステップS217において復号対象コンテンツデータDect1の利用許可が付与されていると判断して、ステップS218において、受け取ったライセンス情報Dlc1 から復号鍵Kd1としての「c」を取り出す。
【0083】
次に、前述したように、ワーキングエリア224には、復号対象コンテンツデータDect1がすでに格納されている(図12;ステップS21参照)。この復号対象コンテンツデータDect1を、中央処理部223は、ステップS218で得られた復号鍵Kd1で復号する(ステップS219)。これにより、中央処理部223は、コンテンツデータDct1 を得ることが可能となり、図示しないスピーカから音楽を出力させる。これにより、契約者βは、好みの音楽を聴くことができる。なお、中央処理部223は、本実施形態のように、利用許可情報Dlw1 が再生回数を示す場合には、以上のコンテンツデータDct1 の再生が終了する度に、今回のライセンス情報Dlc1 における利用許可情報Dlw1 を「1」だけデクリメントすることが好ましい。
【0084】
また、図6に示すコンテンツ配信システムScd2 においても、コンテンツ配信システムScd1 と同様にして、端末装置32は、サーバ31からコンテンツ配信およびライセンス情報の提供を受ける。コンテンツ配信時の両者の処理は、図10を参照すれば明らかであり、ライセンス情報提供時の両者の処理は、図12および図13を参照すれば明らかであるため、その説明を省略する。また、ライセンス情報提供時、サーバ31は、図8(b)に示す利用権DB314を参照して、ライセンス情報Dlc1 と同様に、端末装置32における、コンテンツデータDct2 の利用を制御するためのライセンス情報Dlc2 を生成する。
【0085】
なお、以上の説明において、コンテンツデータDct1 は、音楽を表すだけに限らず、端末装置22が利用可能であれば、どのようなデータであってもよい。その例として、テレビ番組、映画、ラジオ番組、音楽、書籍または印刷物を、コンテンツデータDct1 は表していてもよい。また、以上の説明では、コンテンツデータDct1 が音楽を表す場合の利用条件Cct1 について説明した。しかし、上述のみに限らず、利用条件Cct1 は、コンテンツデータDct1 が表す内容に応じて、適切に設定されることが好ましい。以上の説明では、便宜上、コンテンツデータDct1 が音楽を表すことから、端末装置22は、ステップS218で復号されたコンテンツデータDct1 が表す音楽をスピーカから出力するとして説明した。しかし、これに限らず、端末装置22は、コンテンツデータDct1 の種類に応じて、テレビ番組、映画、書籍および印刷物およびゲーム内容を映像出力可能なもの、ラジオ番組を音声出力可能なものに置換されてもよい。さらに、端末装置22は、復号されたコンテンツデータDct1 を、外部の機器(テレビジョン受像機、ラジオ受信機、音楽再生機、電子ブックリーダ、ゲーム機器、PC、情報携帯端末、携帯電話、外部記憶装置等)に転送可能なインターフェイスを備えていてもよい。以上のことは、コンテンツ配信システムScd2 にも同様に当てはまる。
【0086】
ところで、上述の説明では、端末装置22は、サーバ21から提供されたライセンス情報Dlc1 を使って、コンテンツデータDct1 の利用を制御するようにしていた。それに加えて、契約者βは、自分のライセンス情報Dlc1 を、コンテンツデータDct1 の利用のために使わず、事業者γのコンテンツ配信に加入している契約者δに譲渡したい場合がある。しかしながら、従来、ライセンス情報Dlc1 の譲渡は、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 が色々な面でポリシーが互いに異なる事業者αおよびγにより管理されるので、困難であった。また、契約者βは契約者δと同一人である場合、ユーザは、コンテンツ配信システムScd1 で利用可能なライセンス情報Dlc1 を、コンテンツ配信システムScd2 に対応する端末装置32で使いたい場合もある。しかしながら、従来、このようなライセンス情報Dlc1 の変更もまた、事業者αおよびγの互いに異なるポリシーに起因して困難であった。
【0087】
ここで、本実施形態では、事業者αおよびγのポリシーの相違が、ライセンス情報Dlc1 およびDlc2 のフォーマットに現れていると仮定する。ここで、ライセンス情報Dlc1 は、図14(b)を参照して説明したが、より具体的には、端末識別子Itn1 は、ライセンス情報Dlc1 の先頭ビットから起算して、p1 ビットまでに、コンテンツ識別子Ict1 は、(p1 +1)ビットからp2 ビットまでに、利用許可情報Dlw1 は、(p2 +1)ビットからp3 ビットまでに、さらに、復号鍵Kd1は、(p3 +1)ビットからp4 ビットまでに設定される。ここで、p1 〜p4 は、p1 <p2 <p3 <p4 を満たす自然数である。
【0088】
以上のライセンス情報Dlc1 のフォーマットを表すフォーマットデータDfm1 が、サーバ21のフォーマット格納部218に格納される。前述のように、ライセンス情報Dlc1 は、端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 、利用許可情報Dlw1 および復号鍵Kd1という構成要素から構成される。この場合、フォーマットデータDfm1 は、図15(a)に示すように、ライセンス情報Dlc1 の構成要素数に相当する4組の要素情報Imt11およびビット位置情報Ibp11〜要素情報Imt14およびビット位置情報Ibp14から構成される。要素情報Imt11は、端末識別子Itn1 を特定する。要素情報Imt12は、コンテンツ識別子Ict1 を特定する。要素情報Imt13は、利用許可情報Dlw1 を特定する。さらに、要素情報Imt14は、復号鍵Kd1を特定する。また、ビット位置情報Ibp11は、端末識別子Itn1 の開始ビット位置である1およびその終了ビット位置であるp1 から構成される。ビット位置情報Ibp12は、コンテンツ識別子Ict1 の開始ビット位置である(p1 +1)およびその終了ビット位置であるp2 から構成される。ビット位置情報Ibp13は、利用許可情報Dlw1 の開始ビット位置である(p2 +1)および終了ビット位置であるp3 から構成される。また、ビット位置情報Ibp14は、復号鍵Kd1の開始ビット位置である(p3 +1)および終了ビット位置であるp4 から構成される。
【0089】
また、ライセンス情報Dlc2 は、上述のようにサーバ3で生成される情報であり、図15(b)に示すように、端末識別子Itn2 、コンテンツ識別子Ict2 、利用許可情報Dlw2 および復号鍵Kd2を含んでいる。ここで、利用許可情報Dlw2 は、端末装置32におけるコンテンツデータDct2 の利用を制御するための情報である。端末識別子Itn2 は、ライセンス情報Dlc2 の先頭ビットから起算して、q1 ビットまでに、コンテンツ識別子Ict2 は、(q1 +1)ビットからq2 ビットまでに、利用許可情報Dlw2 は、(q2 +1)ビットからq3 ビットまでに、さらに、復号鍵Kd2は、(q3 +1)ビットからq4 ビットまでに設定される。ここで、q1 〜q4 は、q1 <q2 <q3 <q4 を満たす自然数である。
【0090】
ここで、注意を要するのは、前述したように、ライセンス情報Dlc1 は、コンテンツ識別子Ict1 により特定されるコンテンツデータDct1 の利用を制御する情報である。従って、ライセンス情報Dlc2 において、コンテンツ識別子Ict2 は、ライセンス情報Dlc1 により利用可能なコンテンツデータDct1 と同一性を有するコンテンツデータDct2 のものでなくてはならない。また、本実施形態では、互いに同一性があるコンテンツデータDct1 およびDct2 には、同じコードのコンテンツ識別子Ict1 およびIct2 が割り当てられる。以上のことから、上述のp1 およびq1 は同じ値であるとして、以降の説明を続ける。また、前述したように、本実施形態では、復号鍵Kd1およびKd2は互いに同じであると仮定されている。以上のことから、(p3 −p2 )および(q3 −q2 )は同じ値として、以降の説明を続ける。つまり、本実施形態では、端末識別子Itn1 および端末識別子Itn2 を表現するためのビット数と、利用許可情報Dlw1 およびDlw2 を表現するためのビット数とが相違する。
【0091】
以上のライセンス情報Dlc2 のフォーマットを表すフォーマットデータDfm2 が、サーバ31のフォーマット格納部318に格納される。フォーマットデータDfm2 は、図16に示すように、ライセンス情報Dlc2 の構成要素に関連して、4組の要素情報Imt21およびビット位置情報Ibp21〜要素情報Imt24およびビット位置情報Ibp24から構成される。要素情報Imt21は、端末識別子Itn2 を特定する。要素情報Imt22は、コンテンツ識別子Ict2 を特定する。要素情報Imt23は、利用許可情報Dlw2 を特定する。さらに、要素情報Imt24は、復号鍵Kd2を特定する。また、ビット位置情報Ibp21は、端末識別子Itn2 の開始ビット位置である1およびその終了ビット位置q1 から構成される。ビット位置情報Ibp22は、コンテンツ識別子Ict2 の開始ビット位置である(q1 +1)およびその終了ビット位置q2 から構成される。ビット位置情報Ibp23は、利用許可情報Dlw2 の開始ビット位置(q2 +1)および終了ビット位置q3 から構成される。また、ビット位置情報Ibp24は、復号鍵Kd2の開始ビット位置(q3 +1)および終了ビット位置q4 から構成される。
【0092】
上述のように、契約者δ側の端末装置32は、ライセンス情報Dlc2 を解釈することはできるが、ライセンス情報Dlc1 をそのまま受け取っても、解釈することができないという問題点があった。そこで、変換装置Uc1は、ライセンスの変換処理を行って、ライセンス情報Dlc1 のフォーマットを、端末装置32で利用できるように変換する。
【0093】
以下、図17および図18を参照して、ライセンス変換時における変換装置Uc1および端末装置22の処理について説明する。まず、契約者βは、端末装置22を操作して、今回変換対象となるライセンス情報Dlc1 を指定する。さらに、契約者βは、端末装置22を操作して、変換対象となるライセンス情報Dlc1 を最終的に利用する端末識別子Itn2 を指定する。さらに、契約者βは、端末装置22を操作して、変換元のライセンス情報Dlc1 が使用可能なコンテンツ配信システムScd1 と、フォーマット変換先のコンテンツ配信システムScd2 とを指定する。このような指定により、ワーキングエリア224上に、ライセンス情報Dlc1 と、端末識別子Itn2 と、変換元特定情報Iciおよび変換先特定情報Idi(図19(a)参照)とが格納される。ここで、変換元特定情報Iciとは、コンテンツ配信システムScd1 のサーバ21を特定する情報であり、変換先特定情報Idiとは、コンテンツ配信システムScd2 のサーバ31を特定する情報である。
【0094】
以上の格納に応答して、中央処理部223は、図19(a)に示すような変換要求Dcrを、ワーキングエリア224上で生成する(図17;ステップS31)。変換要求Dcrは、上述のライセンス情報Dlc1 の変換を変換装置Uc1に要求するための情報であり、図19(a)に示すように、端末識別子Itn2 と、上述の変換元特定情報Iciおよび変換先特定情報Idiとを含んでいる。
【0095】
中央処理部223は、生成した変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 を、ワーキングエリア224から通信部222に転送し、通信部222は、受け取った変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 を、伝送路Nを通じて、変換装置Uc1に送信する(ステップS32)。なお、ライセンス情報Dlc1 は、契約者βに無関係な者に利用されてはならないので、変換装置Uc1および端末装置22は、SSL(Secure Socket Layer) に代表される安全な通信下で、少なくともライセンス情報Dlc1 を交換することが好ましい。
【0096】
変換装置Uc1(図9参照)において、通信部14は、伝送路Nからの変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 を受信して、ワーキングエリア13に転送し格納する(ステップS33)。この格納に応答して、中央処理部12は、プログラム格納部11内のプログラムPc1に従って動作し、まず、今回の変換要求Dcrから、端末識別子Itn2 、変換元特定情報Iciおよび変換先特定情報Idiを取り出す(ステップS34)。その後、中央処理部12は、図19(b)および(c)に示すような、変換可否要求Dcq1 およびDcq2 を、ワーキングエリア13上で生成する(ステップS35)。ここで、変換可否要求Dcq1 は、変換対象となるライセンス情報Dlc1 を送ってきた端末装置22がコンテンツ配信システムScd1 の正当な契約者βであるか否かを示す第1の変換可否情報Iack1の送信をサーバ21に要求するための情報であり、図19(b)に示すように、少なくとも端末装置22の端末識別子Itn1 および変換元特定情報Iciとを含んでいる。ここで、注意を要求するのは、変換装置Uc1は、端末装置22と安全な通信ためにコネクションを確立しているので、変換要求Dcrに端末識別子Itn1 を設定せずとも、端末識別子Itn1 を取得できる点である。また、変換可否要求Dcq2 は、変換後のライセンス情報Dlc2 を使う端末装置32がコンテンツ配信システムScd2 の正当な契約者δであるか否かを示す第1の変換可否情報Iack2の送信をサーバ3に要求するための情報であり、図19(c)に示すように、少なくとも端末装置32の端末識別子Itn2 および変換先特定情報Idiを含んでいる。
【0097】
中央処理部12は、生成した変換可否要求Dcq1 およびDcq2 を、ワーキングエリア13から通信部14に転送し、通信部14は、受け取った変換可否要求Dcq1 およびDcr2 を、伝送路Nを通じて、サーバ21および31に送信する(ステップS36)。
【0098】
サーバ21および31(図2および図6参照)において、通信部217および317は、伝送路Nからの変換可否要求Dcq1 およびDcq2 を受信して、ワーキングエリア216および316に転送し格納する(ステップS37)。格納された変換可否要求Dcq1 およびDcq2 を解釈した後、中央処理部215および315は、それぞれに設定される端末識別子Itn1 およびItn2 が、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 のユーザリスト(図示せず)に登録されているか否かをチェックする(ステップS38)。
【0099】
その後、中央処理部215および315の双方は、ステップS38のチェック結果に従って、図19(d)および(e)に示すような、第1の変換可否情報Iack1およびIack2をワーキングエリア216および316上で作成する(ステップS39)。第1の変換可否情報Iack1は、サーバ21によるステップS38のチェック結果、つまり、端末装置22がコンテンツ配信システムScd1 の正当なユーザか否かを示す情報を含んでいる。また、第1の変換可否情報Iack2は、端末装置32がコンテンツ配信システムScd2 の正当なユーザか否かを示す情報を含んでいる。
【0100】
中央処理部215および315は、生成した第1の変換可否情報Iack1およびIack2を、ワーキングエリア216および316から通信部217および317に転送し、通信部217および317は、受け取った第1の変換可否情報Iack1およびIack2を、伝送路Nを通じて、変換装置Uc1に送信する(ステップS310)。
【0101】
変換装置Uc1(図9参照)において、通信部14は、伝送路Nからの第1の変換可否情報Iack1およびIack2を受信して、ワーキングエリア13に格納する(ステップS311)。その後、中央処理部12は、格納された第1の変換可否情報Iack1およびIack2を解釈して、端末装置22および32がコンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の正当なユーザであるか否かを判定する(ステップS312)。
【0102】
中央処理部12は、端末装置22および23のいずれか一方でも正当なユーザで無いと判断した場合、今回のライセンス情報Dlc1 を端末装置22に送り返し(ステップS313)。その後、図17および図18の処理は終了する。それに対して、ステップS312で、端末装置22および23の双方が正当なユーザであると判断された場合には、中央処理部12は、図19(f)および(g)に示すような、フォーマット送信要求Dfr1 およびDfr2 を、ワーキングエリア13上で生成する(図18;ステップS314)。ここで、フォーマット送信要求Dfr1 およびDfr2 は、変換元特定情報Iciおよび変換先特定情報Idiで特定されるサーバ21および31にフォーマットデータDfm1 およびDfm2 の送信を要求するための情報である。
【0103】
中央処理部12は、生成したフォーマット送信要求Dfm1 およびDfm2 を、ワーキングエリア13から通信部14に転送し、通信部14は、受け取ったフォーマット送信要求Dfr1 およびDfr2 を、伝送路Nを通じて、サーバ21および31に送信する(ステップS315)。
【0104】
サーバ21および31(図2および図6参照)において、通信部217および317は、伝送路Nからのフォーマット送信要求Dfr1 およびDfr2 を受信して、ワーキングエリア216および316に転送し格納する(ステップS316)。格納されたフォーマット送信要求Dfr1 およびDfr2 を解釈した後、中央処理部215および315は、フォーマット格納部218および318に格納されているフォーマットデータDfm1 およびDfm2 をワーキングエリア216および316に取り出す(ステップS317)。
【0105】
中央処理部215および315は、取り出したフォーマットデータDfm1 およびDfm2 を、ワーキングエリア216および316から通信部217および317に転送し、通信部217および317は、受け取ったフォーマットデータDfm1 およびDfm2 を、伝送路Nを通じて、変換装置Uc1に送信する(ステップS318)。
【0106】
変換装置Uc1(図9参照)において、通信部14は、伝送路NからのフォーマットデータDfm1 およびDfm2 を受信して、ワーキングエリア13に転送し格納する(ステップS319)。次に、中央処理部12は、フォーマットデータDfm1 およびDfm2 を参照して、ライセンス情報Dlc1 を、ライセンス情報Dlc2 に変換する(ステップS320)。
【0107】
ステップS320をより具体的に説明すると、上述の仮定下では、フォーマットデータDfm1 およびDfm2 を比較することにより、中央処理部12は、利用許可情報Dlw1 および利用許可情報Dlw2 に使用されるビット数とが相違すると認識する。そのため、中央処理部12は、ライセンス情報Dlc1 から利用許可情報Dlw1 を取り出して、それを解釈する。その後、中央処理部12は、このような解釈結果に相当する(q2 −q1 )ビットの利用許可情報Dlw2 に、取り出した利用許可情報Dlw1 を変換する(ステップS321)。
【0108】
さらに、中央処理部12は、今回の変換要求Dcrから、端末識別子Itn2 を取り出す(ステップS322)。ここで、注意を要するのは、前述したように、コンテンツ識別子Ict1 およびIct2 において、コードおよびビット数の双方は同じであり、復号鍵Kd1およびKd2は互いに同じであると仮定されている。それゆえ、中央処理部12は、ライセンス情報Dlc1 のコンテンツ識別子Ict1 および復号鍵Kd1を、ライセンス情報Dlw2 のコンテンツ識別子Ict2 および復号鍵Kd2としてそのまま用いる。
【0109】
以上の処理により、ワーキングエリア13上には、ライセンス情報Dlc2 の構成要素である、端末識別子Itn2 、コンテンツ識別子Ict2 、利用許可情報Dlw2 および復号鍵Kd2が揃う。次に、中央処理部12は、フォーマットデータDfm2 に示されるビット位置に従って、これら構成要素を並べて、図15(b)に示すライセンス情報Dlc2 を組み立てる(ステップS323)。上述の仮定下では、中央処理部12は、端末識別子Itn2 、コンテンツ識別子Ict2 、利用許可情報Dlw2 および復号鍵Kd2の順番で並べる。
【0110】
以上のステップS323までの処理により、ワーキングエリア13上には、ライセンス情報Dlc1 から変換されたライセンス情報Dlc2 が完成する。次に、中央処理部12は、ワーキングエリア13上のライセンス情報Dlc2 を通信部14に転送し、通信部14は、受け取ったライセンス情報Dlc2 を、伝送路Nを通じて、端末装置22に送信する(ステップS324)。なお、ライセンス情報Dlc2 は、契約者βに無関係な者に利用されてはならないので、変換装置Uc1および端末装置22は、SSL(Secure Socket Layer) に代表される安全な通信下で、ライセンス情報Dlc2 を交換することが好ましい。端末装置22(図2参照)において、通信部222は、伝送路Nからのライセンス情報Dlc2 を受信する(ステップS325)。
【0111】
以上説明したように、本実施形態に係る変換装置Uc1は、契約者βの端末装置22向けのライセンス情報Dlc1 を契約者δの端末装置32向けのライセンス情報Dlc2 に変換して、当該端末装置22に返す。これにより、契約者βは、自分のライセンス情報Dlc1 から変換され、かつ端末装置32側で正しく使えるライセンス情報Dlc2 を受け取ることができる。契約者βは、以上のライセンス情報Dlc2 をオンラインまたはオフラインで、契約者δに渡す。ここで、端末装置32は、契約者δの操作に従って、受け取ったライセンス情報Dlc2 内のコンテンツ識別子Ict2 を含むコンテンツ取得要求をサーバ31に送信する。その結果得られる暗号済みコンテンツデータDect2を、端末装置32は、ライセンス情報Dlc2 を使って復号して利用する。以上の変換装置Uc1を伝送路N上に設置することにより、従来のコンテンツ配信システムが抱えていた問題点を解決して、自分のライセンス情報Dlc1 を、他人に簡単に譲渡することが可能となる。
【0112】
また、以上のライセンス情報の変換処理自体は、端末装置22で実行されるのではなく、伝送路N上の変換装置Uc1で実行される。これによって、端末装置22側における、変換処理のための処理負担を軽くすることができる。
【0113】
なお、以上の第1の実施形態では、ステップS35〜S312により、変換装置Uc1は、サーバ21および31との通信により取得した第1の変換可否情報Iack1およびIack2を使って、端末装置22および32が正当なユーザか否かを判定していた。しかし、これに限らず、変換装置Uc1は、サーバ21および31以外から取得した第1の変換可否情報Iack1およびIack2を使って、ステップS312の判定を行っても良いし、予めローカルの補助記憶装置に保持する第1の変換可否情報Iack1およびIack2を使って、ステップS312の判定を行っても良い。
【0114】
「第2の実施形態」
ところで、前述の第1の実施形態では、互いに同一性のあるコンテンツデータDct1 およびDct2 は、同じ暗号鍵Ke1およびKe2により暗号化されていた。そのため、端末装置22および32は、互いに同じ復号鍵Kd1およびKd2を使って、暗号化コンテンツデータDect1およびDect2を復号する。しかしながら、事業者αおよびγのポリシーの相違から、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の間では、異なる暗号化方式が使用され、その結果、端末装置22および32は互いに異なる復号鍵Kd1およびKd2を使う場合がある。この場合、第1の実施形態に係る変換装置Uc1で変換されたライセンス情報Dlc2 を使って、暗号済みコンテンツデータDect2を、端末装置32は復号することができないという問題点を想定することができる。そこで、第2の実施形態では、このような問題点を解決して、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の間で異なる暗号化方式が採用されていたとしても、端末装置22のライセンス情報Dlc1 を、端末装置32が正しく使用できるライセンス情報Dlc2 に変換する変換装置Uc2を提供することである。
【0115】
ここで、変換装置Uc2のブロック構成は、図9に示す変換装置Uc1の構成と同様である。また、変換装置Uc2の周辺環境は、図1に示すとおりである。そのため、変換装置Uc2において、変換装置Uc1の構成に相当するものには同一の参照符号を付す。ただし、変換装置Uc2のプログラム格納部11には、プログラムPc1ではなく、プログラムPc2が格納される点には注意を要する。
【0116】
以下、ライセンス変換時における変換装置Uc2および端末装置22の処理について説明する。端末装置22側では、図17のステップS31およびS32を行って、変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 を、伝送路Nを通じて、変換装置Uc2に送信する。
【0117】
変換装置Uc2(図9参照)では、伝送路Nを通じて、変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 が到着すると、プログラムPc2の実行が開始される。より具体的は、中央処理部12は、プログラムPc2に従って、図20および図21に示す処理手順を実行する。図20および図21は、図18と比較すると部分的に同一のステップを有している。そのため、図20および図21において、図18のフローチャートのステップに相当するものには、同一のステップ番号を付して、その説明を簡素化する。
【0118】
まず、中央処理部12は、変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 の到着後、図17のステップS312で、端末装置22および23がコンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の正当なユーザであると判断した後、図20に示すように、変換元特定情報Iciのみを使って、ステップS314〜S315と同様の処理を行って、フォーマット送信要求Dfr1 を生成しサーバ21に送信する。その結果、変換装置Uc2のワーキングエリア13には、サーバ21により送信されたフォーマットデータDfm1 のみが格納される(ステップS316〜S319参照)。
【0119】
さらに、中央処理部12は、今回のライセンス情報Dlc1 からコンテンツ識別子Ict1 を取り出す(図21;ステップS41)。その後、中央処理部12は、図22に示すように、コンテンツ識別子Ict1 を含むフォーマット/復号鍵送信要求Dfdを、ワーキングエリア13上で生成する(ステップS42)。ここで、フォーマット/復号鍵送信要求Dfdは、変換先特定情報Idiで特定されるサーバ31にフォーマットデータDfm2 および復号鍵Kd2の送信を要求するための情報である。
【0120】
中央処理部12は、生成したフォーマット/復号鍵送信要求Dfdを、ワーキングエリア13から通信部14に転送し、通信部14は、受け取ったフォーマット/復号鍵送信要求Dfdを、伝送路Nを通じて、サーバ31に送信する(ステップS43)。
【0121】
サーバ31(図6参照)において、通信部317は、伝送路Nからのフォーマット/復号鍵送信要求Dfdを受信して、ワーキングエリア316に転送し格納する(ステップS44)。格納されたフォーマット/復号鍵送信要求Dfdを解釈した後、中央処理部315は、まず、フォーマット格納部318に格納されているフォーマットデータDfm2 をワーキングエリア316に取り出す(ステップS45)。
【0122】
さらに、中央処理部315は、復号鍵DB312の中から、今回のフォーマット/復号鍵送信要求Dfdに含まれるコンテンツ識別子Ict1 と同じコードを有するコンテンツ識別子Ict2 を検索し、さらに、検索したコンテンツ識別子Ict2 と同じ組みの復号鍵Kd2をワーキングエリア324に読み出す(ステップS46)。その後、中央処理部315は、ワーキングエリア316上のフォーマットデータDfm2および復号鍵Kd2を、データセットDst2として、通信部317に転送する。通信部317は、受け取ったデータセットDst2 を、伝送路Nを通じて、変換装置Uc2に送信する(ステップS47)。変換装置Uc2(図9参照)において、通信部14は、伝送路NからのデータセットDst2 を受信して、ワーキングエリア13に転送し格納する(ステップS48)。
【0123】
次に、中央処理部12は、中央処理部12は、フォーマットデータDfm1 およびDfm2 を参照して、ライセンス情報Dlc1 を、ライセンス情報Dlc2 に変換する(ステップS49)。
【0124】
ステップS49をより具体的に説明すると、まず、中央処理部12は、前述のステップS321を行うことにより、利用許可情報Dlw1 を利用許可情報Dlw2 に変換し、さらに、ステップS322を行うことにより端末識別子Itn2 を取り出す。さらに、中央処理部12は、ステップS48で得られたデータセットDst2 から、復号鍵Kd2を取り出す(ステップS410)。また、前述したように、中央処理部12は、ライセンス情報Dlc1 のコンテンツ識別子Ict1 を、ライセンス情報Dlw2 のコンテンツ識別子Ict2 としてそのまま用いる。
【0125】
以上の処理により、ワーキングエリア13上には、ライセンス情報Dlc2 の構成要素である、コンテンツ識別子Ict2 、利用許可情報Dlw2 および復号鍵Kd2が揃う。次に、中央処理部12は、図15(b)に示すライセンス情報Dlc2 を組み立てる(ステップS411)。ここで、ステップS410およびS411により、ライセンス情報Dlc1 の復号鍵Kd1は、復号鍵Kd2に置換されることになる。次に、中央処理部12は、ステップS324を実行して、通信部14および伝送路Nを介して、組み立てたライセンス情報Dlc2 を、端末装置22に送信する。端末装置22(図2参照)において、通信部222は、ステップS325を実行して、伝送路Nからのライセンス情報Dlc2 を受信する。
【0126】
以上説明したように、本実施形態に係る変換装置Uc2は、変換装置Uc1と同様に、端末装置32向けのライセンス情報Dlc2 を、端末装置22に返す。特に、変換装置Uc2は、ライセンス情報Dlc1 のコンテンツ識別子Ict1 を使って、サーバ3とデータ通信を行って、それに対応するコンテンツ識別子Ict2 に付加された復号鍵Kd2を得る。変換装置Uc2は、得られた復号鍵Kd2をライセンス情報Dlc2 に設定する。これにより、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の間で異なる暗号化方式が採用されていたとしても、端末装置22のライセンス情報Dlc1 を、端末装置32が正しく使用できるライセンス情報Dlc2 に変換する変換装置Uc2を提供することができる。
【0127】
なお、以上の第2の実施形態では、ステップS47およびS48により、変換装置Uc2は、サーバ31との通信により復号鍵Kd2を取得するようにしていた。しかし、これに限らず、変換装置Uc2は、復号鍵Kd2を、サーバ31以外から取得した復号鍵Kd2を使って、ライセンス情報Dlc2 を作成しても良いし、予めローカルの補助記憶装置に保持する復号鍵Kd2を使って、ライセンス情報Dlc2 を作成するようにしても良い。
【0128】
「第3の実施形態」
ところで、従前の実施形態では、変換装置Uc1およびUc2の双方は、端末装置22からの変換要求Dcrに応答して、ライセンス情報の変換処理を無条件で行っていた。しかしながら、事業者αのポリシーによっては、ライセンス情報の変換処理の対象から除外したい利用条件Cct1 がある場合もある。そこで、第3の実施形態では、ライセンス情報の変換処理に制限をかけることが可能な変換装置Uc3を提供することである。
【0129】
ここで、変換装置Uc3のブロック構成は、図9に示す変換装置Uc1の構成と同様である。また、変換装置Uc3の周辺環境は、図1に示すとおりである。そのため、変換装置Uc3において、変換装置Uc1の構成に相当するものには同一の参照符号を付す。ただし、変換装置Uc3のプログラム格納部11には、プログラムPc1ではなく、プログラムPc3が格納される点には注意を要する。
【0130】
以下、ライセンス変換時における変換装置Uc3および端末装置22の処理について説明する。端末装置22側では、図17のステップS31およびS32を行って、変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 を、伝送路Nを通じて、変換装置Uc3に送信する。ここで、本実施形態において、ライセンス情報Dlc1 は、図14(b)に示すものと比較すると、図23(a)に示すように第2の変換可否情報Ica1 が付加される点で相違する。それ以外に両ライセンス情報Dlc1 の間に相違点は無いので、図23(a)において、図14(b)に示す情報には同一の参照符号を付け、それぞれの説明を省略する。第2の変換可否情報Ica1 は、事業者αのポリシーにより付加され、同じライセンス情報Dlc1 に含まれる利用許可情報Dlw1 の変換処理を認めるか否かを示す情報である。
【0131】
次に、図23(b)および同図(c)を参照して、第2の変換可否情報Ica1 の具体例を2つ挙げる。まず、図23(b)において、ライセンス情報Dlc1 は、端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 、第2の変換可否情報Ica1 、複数の利用許可情報Dlw1 の一例として利用許可情報Dlw11およびDlw12、ならびに復号鍵Kd1を含んでいる。利用許可情報Dlw11は例えば、再生回数を示しており、利用許可情報Dlw12は例えば、印刷回数を示す。第2の変換可否情報Ica1 は、このような全ての利用許可情報Dlw11およびDlw12の変換処理を認めるか否かを示す。また、図23(c)において、ライセンス情報Dlc1 は、端末識別子Itn1 、コンテンツ識別子Ict1 、1つまたは複数の第2の変換可否情報Ica1 および利用許可情報Dlw1 の組みの一例として、第2の変換可否情報Ica11および利用許可情報Dlw11、第2の変換可否情報Ica12および利用許可情報Dlw12、ならびに復号鍵Kd1を含んでいる。利用許可情報Dlw11およびDlw12は、上述のように、例えば、再生回数および印刷回数を示している。第2の変換可否情報Ica11は、同じ組みの利用許可情報Dlw11の変換処理を認めるか否かを示し、第2の変換可否情報Ica12は、同じ組みの利用許可情報Dlw12の変換処理を認めるか否かを示す。
【0132】
変換装置Uc3(図9参照)では、伝送路Nを通じて、端末装置22からの変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 が到着すると、プログラムPc3の実行が開始される。より具体的は、中央処理部12は、プログラムPc3に従って、図24に示す処理手順を実行する。図24は、図17と比較すると部分的に同一のステップを有している。そのため、図24において、図17のフローチャートのステップに相当するものには、同一のステップ番号を付して、その説明を簡素化する。
【0133】
まず、中央処理部12は、変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 の到着後、第2の変換可否情報Ica1 をチェックして、全ての利用許可情報Dlw1 の変換処理が認められていないか否かを判断する(ステップS51)。全利用許可情報Dlw1 の変換処理が認められていなければ、中央処理部12は、今回の受信ライセンス情報Dlc1 を端末装置22に送り返し(ステップS52)、図24の処理を終了する。なお、変換装置Uc3は、ステップS51の前に、ステップS35およびS36(図17参照)を行って、サーバ21および31から第1の変換可否情報Iack1およびIack2を取得した後、端末装置22および32がコンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の正当なユーザか否かを判定した後に、ステップS51を行っても良い。
【0134】
それに対して、ステップS51において、一部または全ての利用許可情報Dlw1 の変換処理が認められていると判断した場合、中央処理部12は、第1の実施形態で説明したように、変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 を格納する(ステップS33)。その後、中央処理部12は、第2の変換可否情報Ica1 に従って、全利用許可情報Dlw1 の変換が認められているか否かを判断する(ステップS53)。全利用許可情報Dlc1 の変換が認められている場合、中央処理部12は、ステップS34からS316(図18参照)までの処理を行う。
【0135】
それに対して、ステップS53において、一部の利用許可情報Dlw1 の変換処理が認められていると判断した場合、中央処理部12は、第2の変換可否情報Ica1 に従って、変換処理が認められている利用許可情報Dlw1 と、そうでないものとに分類する(ステップS54)。その後、中央処理部12は、変換処理が認められていない利用許可情報Dlw1 を端末装置22に送り返し(ステップS55)、その後、変換処理が認められている利用許可情報Dlw1 を対象にステップS34からS316(図18参照)までの処理を行う。
【0136】
以上の処理により、本実施形態に係る変換装置Uc3は、第2の変換可否情報Ica1 を使うことにより、ライセンス情報の変換処理に制限をかけることが可能になる。それによって、事業者αのポリシーを反映可能な変換装置Uc3を実現することが可能になる。
【0137】
なお、第3の実施形態において、第2の変換可否情報Ica1 はライセンス情報Dlc1 に付加されるとして説明した。しかし、第2の変換可否情報Ica1 はライセンス情報Dlc1 に付加されていなくとも良い。この場合、変換装置Uc3は、例えば、変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 の到着後、典型的にはサーバ31に、各利用許可情報Dlw1 に対応する第2の変換可否情報Ica1 を問い合わせて取得し、その後、ステップS51以降の処理を行う。他にも、変換装置Uc3は、コンテンツ配信システムScd1 で使われる利用許可情報Dlw1 毎に、第2の変換可否情報Ica1 を、予めローカルの補助記憶装置に保持しておき、変換要求Dcrおよびライセンス情報Dlc1 の到着後、ローカルの第2の変換可否情報Ica1 を使って、ステップS51以降の処理を行っても良い。
【0138】
また、第3の実施形態において、中央処理部12は、ステップS54で、変換処理が認められている利用許可情報Dlw1 と、そうでないものとに分類する。その結果、単一の利用許可情報Dlw1 のみがステップS34以降の処理の対象として残ってしまう場合がある。さらに、このような利用許可情報Dlw1 が単独では意味をなさないものである場合がある。例えば、利用許可情報Dlw1 がコンテンツデータDect1の複製許可を示す場合、変換後のライセンス情報Dlc2 を端末装置23が取得したとしても、端末装置22は単に、コンテンツデータDect1の複製が可能となるだけで、コンテンツデータDect1を再生したり、印刷したりすることができない。つまり、このようなライセンス情報Dlc2 は単独では意味をなさない。このような無意味はライセンス情報の変換処理の実行を避けるために、中央処理部12は、ステップS54で残った利用許可情報Dlw1 の内容を検査して、それが有意なものか否かを判断して、意味をなさないものをステップS34以降の処理の対象としないようにすることが好ましい。
【0139】
また、第3の実施形態において、中央処理部12は、ステップS52およびS55で、変換処理が認められていない利用許可情報Dlw1 を端末装置22に送り返すようにしていたが、これに限らず、中央処理部12は、コンテンツ配信システムScd2 で、ライセンス情報Dlc1 に設定される利用許可情報Dlw1 が利用許可情報として定義されていない場合、変換処理が認められていないと判断して、ステップS55で利用許可情報Dlw1 を端末装置22に送り返すようにしても良い。なお、このように判断した場合においても、変換装置Uc3は、ローカルまたは遠隔の補助記憶装置で、変換できない利用権情報Dlw1 を保持しても良いし、サーバ31に返すようにしても良い。
【0140】
また、以上の第1〜第3の実施形態では、契約者βが契約者δに自分のライセンス情報Dlc1 を譲渡するために、変換装置Uc1〜Uc3が用いられていた。しかし、変換装置Uc1〜Uc3は、他の状況、例えば、契約者βが第2のコンテンツ配信システムScd2 で使用可能なライセンス情報Dlc2 を何らかの方法で入手し、入手したライセンス情報Dlc2 を、自分が加入するコンテンツ配信システムScd1 で利用可能なライセンス情報Dlc1 に変換するような状況にも応用することができる。また、入手したライセンス情報Dlc2 を、自分が加入しない他のコンテンツ配信システムで利用可能なものに変換する場合にも、変換装置Uc1〜Uc3を応用することができる。
【0141】
また、以上の第1〜第3の実施形態では、ステップS314(図18,図21参照)で、変換装置Uc1〜Uc3は、端末装置22に、変換後のライセンス情報Dlc2 を返していた。しかし、これに限らず、端末装置22は、変換要求Dcrと共に、ライセンス情報Dlc2 の譲渡先となる端末装置32を一意に特定する情報を、変換装置Uc1〜Uc3に送信する。さらに、変換装置Uc1〜Uc3は、受け取った情報に基づいて、変換後のライセンス情報Dlc2 を、端末装置32に送信するようにしてもよい。包括的に述べると、変換後のライセンス情報Dlc2 がどのような方法で端末装置32に渡されてもよい。
【0142】
なお、第1の実施形態では、変換装置Uc1がライセンス情報の変換処理を行っていた。しかし、その代わりに、端末装置22に、前述のステップS314からS323までの処理(図18参照)で構成されるプログラムを格納しておいてもよい。また、第2の実施形態では、変換装置Uc2がライセンス情報の変換処理を行っていた。しかし、その代わりに、端末装置22に、前述のステップS314からS411までの処理(図20および図21参照)で構成されるプログラムを格納しておいてもよい。また、第3の実施形態では、変換装置Uc3がライセンス情報の変換処理を行っていた。しかし、その代わりに、端末装置22に、前述のステップS51(図24参照)以降の処理を行うようにしても良い。これらによって、端末装置22は、自分自身で、自身向けのライセンス情報Dlc1 を、端末装置32向けのライセンス情報Dlc2 に変換することが可能となる。これにより、端末装置22は、変換装置Uc1〜Uc3とデータ通信を行う必要がなくなるため、通信コスト等を減らすことが可能となり、さらに、素早く、端末装置32向けのライセンス情報Dlc2 を得ることが可能となる。
【0143】
また、以上の第1〜第3の実施形態では、変換装置Uc1〜Uc3は、端末装置22に対して発行されるライセンス情報Dlc1 を、端末装置23で利用できるようライセンス情報Dlc2 に変換していた。しかし、これに限らず、変換装置Uc1〜Uc3は、例えば契約者βに割り当てられた利用権情報Drgt1(図5参照)を変換して、別の契約者δのための利用権情報Drgt2を作成しても良い。つまり、ライセンス情報Dlc1 には、第1〜第3の実施形態で説明したものに限られず、図5に示す利用権情報Drgt1も含まれる。なお、この時の典型的な処理として、変換装置Uc1〜Uc3は、利用権情報Drgt1に設定される契約者βを特定するための識別子(図5には示さず)を、契約者δを特定するための識別子に変換する。
【0144】
また、以上の第1〜第3の実施形態では、ライセンス情報の変換処理として、利用許可情報Dlw1 およびDlw2 のビット数の調整を例に採り上げて説明したが、これに限らず、例えば、ライセンス情報Dlc1 およびDlc2 は互いに異なる文字セットで生成される場合がある。この場合には、各変換装置Uc1〜Uc3は、サーバ21および31の双方と通信を行って、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 においてどのような文字セットが使用されているかを確認する。このような確認の結果に基づいて、各変換装置Uc1〜Uc3は、ライセンス情報Dlc1 の文字セットを、ライセンス情報Dlc2 のものに変換するようにしてもよい。他にも、変換装置Uc1〜Uc3は、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の双方においてどのような文字セットが使用されているかが記述されたテーブルを予め保持している場合には、当該テーブルを参照して、ライセンス情報Dlc1 の文字セットを、ライセンス情報Dlc2 のものに変換するようにしてもよい。
【0145】
また、ライセンス情報Dlc1 およびDlc2 は、XML(eXtensible Markup Language)またはXrML(eXtensible rights Markup Language)に代表される記述言語で記述されていても良い。この場合において、変換装置Uc1〜Uc3は、XMLまたはXrMLのタグ値を変換したり、記述言語自体を変換したりして、ライセンス情報Dlc1 からDlc2 への変換処理を行っても良い。
【0146】
他にも、ライセンス情報Dlc1 およびDlc2 の構成要素が互いに異なる場合もある。ライセンス情報Dlc1 には、利用許可情報Dlw1 があるが、ライセンス情報Dlc2 には、それに相当する利用許可情報Dlw2 がない場合が、その典型例である。このような場合にも、変換装置Uc1〜Uc3は、サーバ21および31の双方と通信を行って、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の双方においてどのような構成要素を使ってライセンス情報Dlc1 およびDlc2 が構成されているかを確認する。このような確認の結果に基づいて、変換装置Uc1〜Uc3は、ライセンス情報Dlc1 の構成要素を、ライセンス情報Dlc2 のものに合致するように変換処理を行ってもよい。他にも、変換装置Uc1〜Uc3は、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の双方においてどのような構成要素を使ってライセンス情報Dlc1 およびDlc2 が構成されているかが記述されたテーブルを予め保持している場合には、当該テーブルを参照して、ライセンス情報Dlc1 の構成要素を、ライセンス情報Dlc2 のものに合致するように変換処理を行ってもよい。
【0147】
他にも、ライセンス情報Dlc1 およびDlc2 の構成要素自体は同じであるが、当該ライセンス情報Dlc1 およびDlc2 における構成要素の配列が互いに異なる場合もある。このような場合にも、各変換装置Uc1〜Uc3は、サーバ21および31の双方と通信を行って、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の双方においてどのような構成要素の配列でライセンス情報Dlc1 およびDlc2 が構成されているかを確認する。このような確認の結果に基づいて、各変換装置Uc1〜Uc3は、ライセンス情報Dlc1 の構成要素の配列を、ライセンス情報Dlc2 のものに合致するように変換処理を行ってもよい。他にも、各変換装置Uc1〜Uc3は、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 の双方においてどのような構成要素の配列でライセンス情報Dlc1 およびDlc2 が構成されているかが記述されたテーブルを予め保持している場合には、当該テーブルを参照して、ライセンス情報Dlc1 の構成要素の配列を、ライセンス情報Dlc2 のものに合致するように変換処理を行ってもよい。
【0148】
また、第1〜第3の実施形態では、同一性を有するコンテンツデータDct1 およびDct2 には、互いに同じコードを有するコンテンツ識別子Ict1 およびIct2 が割り当てられるとして説明した。しかし、これに限らず、同一性を有するコンテンツデータDct1 およびDct2 に、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 において一意なコードを有するコンテンツ識別子Ict1 およびIct2 が割り当てられてもよい。ただし、この場合、各変換装置Uc1〜Uc3は、ライセンス情報Dlc1 に含まれるコンテンツ識別子Ict1 を、コンテンツ識別子Ict2 に変換する必要が生じる。そのため、変換装置Uc1〜Uc3は、コンテンツ配信システムScd1 およびScd2 において互いに同一性を有するコンテンツデータDct1 およびDct2 に割り当てられるコンテンツ識別子Ict1 およびIct2 の対応関係が記述されたテーブルを予め保持しておくことが好ましい。変換装置Uc1〜Uc3は、このようなテーブルを参照して、ライセンス情報Dlc1 に含まれるコンテンツ識別子Ict1 を、コンテンツ識別子Ict2 に変換する。
【0149】
また、第1〜第3の実施形態では、変換装置Uc1〜Uc3は、変換処理の対象となるライセンス情報Dlc1 を端末装置22から受け取っていた。しかし、これに限らず、変換装置Uc1〜Uc3は、サーバ21とデータ通信を行って、端末装置22向けのライセンス情報Dlc1 を取得しても良い。
【0150】
また、第1〜第3の実施形態では、サーバ21は、コンテンツデータDct1 と、ライセンス情報Dlc1 とを別々のタイミングで端末装置22に送信するようにしていた。しかし、これに限らず、サーバ21は、ライセンス情報Dlc1 を電子透かしとして、コンテンツデータDct1 に埋め込んで、当該コンテンツデータDct1 を端末装置22に同時に送信してもよい。この点については、サーバ31に関しても同様である。
【0151】
また、第1〜第3の実施形態において、各変換装置Uc1〜Uc3は、サーバ21および31からフォーマットデータDfm1 およびDfm2 を通信により取得するようにしていた(ステップS315〜S319)。これにより、各変換装置Uc1〜Uc3は、フォーマットデータDfm1 およびDfm2 を補助記憶装置に常時持っておく必要性がなくなる。しかし、通信による取得に限らず、変換装置Uc1〜Uc3は、フォーマットデータDfm1 およびDfm2 をローカルの補助記憶装置に持っていてもよい。これにより、変換装置Uc1〜Uc3は、サーバ21および31と通信を行う必要性が無くなるので、ライセンス情報の変換処理を高速に行うことが可能となる。
【0152】
また、第1〜第3の実施形態において、各変換装置Uc1〜Uc3は、ライセンス情報の変換処理の例として、ライセンス情報Dlc1 のフォーマットをライセンス情報Dlc2 のものに変換するようにしていた(ステップS320)。より具体的には、利用許可情報Dlw1 には、利用条件Cct1 としての再生回数が1回に設定されており、変換装置Uc1〜Uc3は、このような利用許可情報Dlw1 を、再生回数が1回に設定された利用許可情報Dlw2 に変換していた。しかし、このようなフォーマット変換に限らず、変換装置Uc1〜Uc3は、ライセンス情報Dlc1 に含まれる利用条件Cct1 自体を変更して、異なる利用条件Cct2 を含むライセンス情報Dlc2 を作成するようにしても良い。より具体的には、変換装置Uc1は、利用条件Cct1 およびCct2 の変換比率を使って、ライセンス情報Dlc1 の利用条件Cct1 を、利用条件Cct2 に変更する。これにより、例えば、利用条件Cct1 としての再生回数n1 が、利用条件Cct2 としての再生回数n2 に変更される。他の例として、コンテンツデータDct1 が静止画を表す場合、利用条件Cct1 としての再生回数n1 が、利用条件Cct2 としての印刷回数n2 に変更される。さらに、利用条件Cct1 としての有効期間が、利用条件Cct2 として利用期間無期限に変更される。また、変換装置Uc1〜Uc3は、変換比率を、フォーマットデータDfm1 等と同様に外部から取得しても良いし、ローカルに保持していても良い。
【0153】
また、以上の第1〜第3の実施形態では、プログラムPc1〜Pc3は、変換装置Uc1〜Uc3に格納されていた。しかし、これに限らず、プログラムPc1〜Pc3は、CD−ROMに代表される記録媒体に記録された状態で頒布されてもよいし、伝送路Nを通じて配信されてもよい。
【0154】
また、以上の第1〜第3の実施形態において、変換装置Uc1〜Uc3、サーバ21および31ならびに端末装置22および32において必要な部分には耐タンパ技術が実装されていても良い。また、少なくとも利用許可情報Dlw1 には、ハッシュに代表される改竄検出に必要な情報が付加されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3の実施形態に係る変換装置Uc1〜Uc3とそれぞれの周辺環境を示す図である。
【図2】図1のサーバ21および端末装置22の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】同図(a)は、図1の事業者αが準備する暗号済みコンテンツデータect1を説明するための図であり、同図(b)は、図2のコンテンツデータベース211の詳細な構成を示す図である。
【図4】同図(a)および(b)は、図2の復号鍵データベース212およびユーザ情報データベース213の詳細な構成を示す図である。
【図5】図2の利用権データベース214の詳細な構成を示す図である。
【図6】図2のサーバ31および端末装置32の詳細な構成を示すブロック図である。
【図7】同図(a)および(b)は、図6のコンテンツデータベース311および復号鍵データベース312の詳細な構成を示す図である。
【図8】同図(a)および(b)は、図6のユーザ情報データベース313および利用権データベース314の詳細な構成を示す図である。
【図9】図1の変換装置Uc1〜Uc3の構成を示すブロック図である。
【図10】図1のコンテンツ配信システムScd1 におけるコンテンツ配信時のサーバ21および端末装置22の処理を示すフローチャートである。
【図11】同図(a)は、図10のステップS11で生成される取得要求Drrを示す図であり、同図(b)は、図10のステップS16で読み出されるデータセットDst1 を示す図である。
【図12】図1のコンテンツ配信システムScd2 におけるライセンス情報提供時のサーバ21および端末装置22の処理を示すフローチャートの前半部分である。
【図13】図1のコンテンツ配信システムScd2 におけるライセンス情報提供時のサーバ21および端末装置22の処理を示すフローチャートの後半部分である。
【図14】同図(a)は、図12のステップS22で生成される発行要求Dirを示す図であり、同図(b)は、図13のステップS214で生成されるライセンス情報Dlc1 を示す図である。
【図15】同図(a)は、図2のフォーマット格納部218に格納されるフォーマットデータDfm1 を示す図であり、同図(b)は、図1のコンテンツ配信システムScd2 で使用されるライセンス情報Dlc2 を示す図である。
【図16】図6のフォーマット格納部318に格納されるフォーマットデータDfm2 を示す図である。
【図17】図9に示す変換装置Uc1および図2の端末装置22のライセンス変換処理時における処理を示すフローチャートの前半部分である。
【図18】図9に示す変換装置Uc1および図2の端末装置22のライセンス変換処理時における処理を示すフローチャートの後半部分である。
【図19】同図(a)は、図17のステップS31で生成される変換要求Dcrを示す図であり、同図(b)および(c)は、図17のステップS35で生成される変換可否要求Dcq1 およびDcq2 を示す図であり、同図(d)および(e)は、図17のステップS39で生成される第1の変換可否情報Iack1およびIack2を示す図であり、同図(f)および(g)は、図17のステップS35で生成されるフォーマット送信要求Dfr1 およびDfr2 を示す図である。
【図20】本発明の第2の実施形態に係る変換装置Uc2が、ライセンス変換処理において、変換要求Dcrを受け取った後に行う処理の前半部分を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第2の実施形態に係る変換装置Uc2が、ライセンス変換処理において、変換要求Dcrを受け取った後に行う処理の後半部分を示すフローチャートである。
【図22】図20のステップS42で生成されるフォーマット/復号鍵送信要求Dfdを示す図である。
【図23】同図(a)〜(c)は第3の実施形態において変換対象となるライセンス情報Dlc1 を示す図である。
【図24】本発明の第3の実施形態に係る変換装置Uc3が、ライセンス変換処理において、変換要求Dcrを受け取った後に行う処理の前半部分を示すフローチャートである。
【符号の説明】
22,32…端末装置
Uc1〜Uc3…変換装置
11…プログラム格納部
Pc1〜Pc3…プログラム
12…中央処理部
13…ワーキングエリア
14…通信部

Claims (4)

  1. コンテンツの利用を許可する利用許可情報を1つ以上含んだ第1のライセンス情報を第2のライセンス情報に変換する電子機器であって、
    前記利用許可情報には前記第2のライセンス情報への変換が許可されているものと許可されていないものとがあり、
    前記第1のライセンス情報に含まれる利用許可情報のうち、少なくとも1つの利用許可情報について、前記第2のライセンス情報への変換が許可されている利用許可情報であるか否かを示す変換可否情報を保持する保持部と、
    前記保持部から読み出した前記変換可否情報に従って、第1のライセンス情報のうち、前記第2のライセンス情報への変換が許可されていない利用許可情報を除いた情報を、前記第2のライセンス情報へと変換する変換部とを備える、電子機器。
  2. 前記第1のライセンス情報はコンテンツを利用する第1のシステムにおいてコンテンツの利用を許可する利用許可情報を含み、
    前記第2のライセンス情報は、前記第1のシステムとは異なる第2のシステムにおいてコンテンツの利用を許可する利用許可情報を含み、
    前記電子機器は、
    前記第2のシステムを特定するシステム情報を取得する取得部を更に備え、
    前記変換部は、前記第1のライセンス情報を、取得した前記システム情報が示す前記第2のシステムにて用いられる前記第2のライセンス情報へと変換する、請求項1に記載の電子機器。
  3. 電子機器を用いて、コンテンツの利用を許可する利用許可情報を1つ以上含んだ第1のライセンス情報を第2のライセンス情報に変換する変換方法であって、
    前記利用許可情報には、前記第2のライセンス情報への変換が許可されているものと許可されていないものとがあり、
    前記第1のライセンス情報に含まれる利用許可情報のうち、少なくとも1つの利用許可情報について、前記第2のライセンス情報への変換が許可されている利用許可情報であるか否かを示す変換可否情報を保持する保持ステップと、
    前記保持ステップにて保持された前記変換可否情報を読み出し、読み出した前記変換可否情報に従って、第1のライセンス情報のうち、前記第2のライセンス情報への変換が許可されていない利用許可情報を除いた情報を、前記第2のライセンス情報へと変換する変換ステップとを有する、変換方法。
  4. 電子機器に、コンテンツの利用を許可する利用許可情報を1つ以上含んだ第1のライセンス情報を第2のライセンス情報に変換させるプログラムであって、
    前記利用許可情報には、前記第2のライセンス情報への変換が許可されているものと許可されていないものとがあり、
    前記電子機器に、
    前記第1のライセンス情報に含まれる利用許可情報のうち、少なくとも1つの利用許可情報について、前記第2のライセンス情報への変換が許可されている利用許可情報であるか否かを示す変換可否情報を保持する保持ステップと、
    保持された前記変換可否情報を読み出し、読み出した前記変換可否情報に従って、第1のライセンス情報のうち、前記第2のライセンス情報への変換が許可されていない利用許可情報を除いた情報を、前記第2のライセンス情報へと変換する変換ステップとを実行させる、プログラム。
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