JP3604520B2

JP3604520B2 - Absorbent articles

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Publication number: JP3604520B2
Application number: JP32043996A
Authority: JP
Inventors: 泰生豊島; 哲也草川; 幸近藤; 美次濱島; 稔中西
Original assignee: Kao Corp
Current assignee: Kao Corp
Priority date: 1996-11-29
Filing date: 1996-11-29
Publication date: 2004-12-22
Anticipated expiration: 2016-11-29
Also published as: MY117688A; GB9724763D0; CN1183947A; CN1223318C; CN1125625C; GB2319730B; GB2319730A; ID19020A; JPH10155832A; TW335346B; CN1480114A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生理用ナプキンや失禁パッド等の吸収性物品に関し、更に詳細には、防漏性に優れた吸収性物品に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、生理用ナプキン、失禁用パッド、パンティーライナー、紙オムツ等の、液透過性の肌当接面と、液不透過性の非肌当接面と、該肌当接面及び該非肌当接面の間に介在された吸収部とを備え、実質的に縦長に形成されてなる吸収性物品は種々提案されている。就寝時や長時間および多量の体液を吸収させる目的で使用される吸収性物品は、横向きや仰向けなどの使用者の体位の影響や多量の体液により、体液が使用者の身体を伝ったり吸収性物品の表面を流れたりして漏れたり、吸収体の中を伝って端部より滲み出たりすることがある。またこの様な吸収性物品においては、特に後方部や横方向での漏れの発生が多い。
【０００３】
そのため、従来より、実開昭５６−５９０１３号公報や、実開平２−８８６２５号公報、特開平１−１１１００２号公報、及び特開昭６４−４９５５５号公報に記載されるように、吸収性物品に溝を設けて体液を堰き止めたり拡散性を制御することにより漏れを回避する技術が提案されている。しかしこれらの従来技術においては、まだ十分に漏れを特に後方部の漏れを回避できない場合があった。
【０００４】
従って、本発明の目的は、確実に横漏れおよび後ろ漏れを防止することのできる吸収性物品を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を解決するために種々検討した結果、特定の形状の溝を特定の位置に配設した吸収性物品が、上記目的を達成しうることを知見した。
【０００６】
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、液透過性の肌当接面と、液不透過性の非肌当接面と、該肌当接面及び該非肌当接面の間に介在された吸収部とを備え、実質的に縦長に形成されてなる吸収性物品において、装着時に装着者の体液排泄部に当接される排泄部当接部の上記肌当接面に、上記吸収性物品の長手方向に沿って形成された一対の前方溝を有しており、上記非肌当接面及び上記肌当接面それぞれの幅方向中央部に、長手方向に延びる溝を有しておらず、一対の上記前方溝は、それぞれ、上記吸収性物品の幅方向における内方へ向けて凸形の円弧状に形成されており、装着時に装着者の後ろ側に当接される後方部の上記肌当接面に、上記吸収性物品の幅方向に沿って形成された後方溝を有しており、上記後方溝は、小溝を複数個非連続的に形成させる溝加工が施されて、該小溝及び該小溝間を連続的に上記肌当接面よりも窪ませた２段階の深さに形成されており、上記後方溝の最後方部と上記吸収部の後端との距離が１０〜５０ｍｍであり、一対の上記前方溝の上記吸収性物品の幅方向における最内側部どうしの距離は、上記後方溝の上記吸収性物品の幅方向における最外側部間の距離よりも短く且つ２０〜５０ｍｍであり、装着状態において、上記排泄部当接部は、一対の上記前方溝間が上記肌当接面側に隆起した断面アーチ状となることを特徴とする吸収性物品を提供するものである。
【０００７】
上記「吸収性物品の長手方向に沿って形成された一対の前方溝」は、吸収性物品の長手方向と略平行に形成されていればよく、各前方溝が、一本又は一対等の複数本の円弧状に形成されている。
上記「吸収性物品の幅方向に沿って形成された後方溝」は、吸収性物品の幅方向と略平行に形成されていればよく、後方溝が、幅方向と平行に形成されている場合の他、後方にいくに従い幅方向における外方に位置するように形成されている場合等も含まれ、また、一本の直線状に形成されている場合、一対等の複数本の直線状に形成されている場合、一本又は一対等の複数本の円弧状等の曲線状に形成されている場合も含まれる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の吸収性物品の第１の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図１は、本発明の吸収性物品の第１の実施形態としての生理用ナプキンを示す平面図であり、図２は図１の生理用ナプキンの要部平面図であり、図３は図２のＩ−Ｉ断面図である。
【０００９】
本実施形態の吸収性物品（生理用ナプキン）１０は、図１に示すように、液透過性の肌当接面Ｐと、液不透過性の非肌当接面と、該肌当接面Ｐ及び該非肌当接面の間に介在された吸収部Ａとを備え、実質的に縦長に形成されている。
【００１０】
更に詳述すると、上記肌当接面Ｐは液体透過性の表面シート１２により形成されており、上記非肌当接面は液体不透過性の裏面シートにより形成されている。また、上記表面シート１２と上記裏面シートとは、生理用ナプキン１０の長手方向両端において接着されている。
【００１１】
また、上記表面シート１２及び上記裏面シートの左右両側縁部は幅方向外方に延出され、ウイング１４，１４が形成されている。このウイング１４，１４の裏面シートの表面には、粘着剤が塗布されてズレ止め部１４ａ，１４ａが形成されており、このズレ止め部１４ａ，１４ａは剥離紙若しくは剥離フィルム等（図示せず）により保護されている。
【００１２】
これらの構成については、従来の吸収性物品と同じであり、上記表面シート１２及び上記裏面シートの形成材料、及び上記ズレ止め部１４ａ，１４ａを形成させる粘着剤としては、通常公知のものを特に制限なく用いることができる。
【００１３】
而して、本形態の生理用ナプキン１０は、図１に示すように、装着時に装着者の体液が排泄される排泄部に当接される排泄部当接部１０ａの上記肌当接面Ｐに、上記生理用ナプキン１０の長手方向に沿って形成された一対の前方溝１６，１６を有しており、装着時に装着者の後ろ側に当接される後方部１０ｂの上記肌当接面Ｐに、上記生理用ナプキン１０の幅方向に沿って形成された後方溝１５を有している。そして、後方溝１５の最後方部１５ａと吸収部Ａの後端との距離Ｌは１０〜５０ｍｍとなっており、一対の前方溝１６，１６の生理用ナプキン１０の幅方向における最内側部どうしの距離Ｗ_１は、後方溝１５の生理用ナプキン１０の幅方向における最外側部間の距離Ｗ_２よりも短くなっている。
該距離Ｌは、１０〜５０ｍｍであることが必要であり、好ましくは１０〜３０ｍｍである。１０ｍｍ未満では、溝の後方側における体液の吸収可能量が小さ過ぎて、一旦後方溝１５から後方へ流れて漏れた体液が吸収部Ａに吸収されずに吸収性物品１から漏出してしまうおそれがあり、５０ｍｍ以上では、後方溝１５と排泄位置との距離が近すぎることがあり、後方溝１５に至る体液量が多くなって体液が容易に後方溝１５を乗り越えやすくなり、後方に流れて漏れてしまうおそれがある。
【００１４】
更に詳述すると、本実施形態の生理用ナプキン１０においては、上記後方溝１５は、上記吸収部Ａの後端に沿う円弧状に形成され上記生理用ナプキン１０の幅方向に形成された後方部１５ｂと、該後方部１５ｂから生理用ナプキン１０の長手方向の両側縁に沿って直線状に前方へ延設された一対の側方部１５ｃ，１５ｃとよりなっている。
【００１５】
上記後方溝１５は、その深さＤが１〜１０ｍｍであるのが好ましく、３〜８ｍｍであるのがより好ましい。後方溝１５及び前方溝１６の深さＤが１ｍｍ未満では、表面を流れる体液を堰き止める効果が得難く好ましくなく、１０ｍｍを超えると装着者に違和感を与え好ましくない。
また、生理用ナプキン１０の、上記後方溝１５の形成されている部分における厚さＴ_１の、溝の形成されていない部分における厚さＴ_２に対する比Ｔ_１／Ｔ_２は、０．０５〜０．７が好ましく、０．１〜０．５がより好ましい。
Ｔ_１／Ｔ_２が０．０５未満では生理用ナプキン１０として好ましい厚さＴ_２を有する生理用ナプキン（生理用ナプキン１０の厚さＴ_２は、１．５〜１５ｍｍが好ましく、２〜１０ｍｍがより好ましい。）において、押圧によって後方溝１５及び前方溝１６を形成させた場合に後方溝１５や前方溝１６が硬くなりすぎ、フィット性をそこなう場合があり、０．７を超えると、吸収部Ａ中の体液の流れを遮断する十分な効果を得ることができず、好ましくない。
【００１６】
以下、好ましい溝構造について記載する。
上記後方溝１５は、図２及び図３に示すように、菱形形状の小溝１５ｄを複数個非連続的に形成させる溝加工を肌当接面Ｐ側から所定形状に沿って施し、小溝１５ｄ及び小溝１５ｄ間を連続的に肌当接面Ｐよりも窪ませた２段階の深さに形成されている。このように、小溝１５ｄ及び小溝１５ｄ間を連続的に肌当接面Ｐよりも窪ませ２段階の深さに形成することにより、後方溝１５の深さＤを深く形成しつつ溝部分の可撓性を高く保持し良好なフィット性を得ることが可能となる。上記小溝１５ｄの大きさは、１〜１００ｍｍ^２とするのが好ましい。１ｍｍ^２より小さいと体液を堰き止める効果が小さく、１００ｍｍ^２を超えると好ましい可撓性が得られなくなる。また、各小溝１５ｄのピッチは、０．５〜５ｍｍとするのが好ましい。０．５ｍｍ未満であると、好ましい可撓性及び肌当たり性が得られず、５ｍｍを超えると小溝１５ｄ間に窪まない部分が生じて漏れ防止効果が小さくなる。
また、小溝１５ｄを非連続的形成させる溝加工において、生理用ナプキン１０の、小溝１５ｄ間における厚さＴ_３の、溝の形成されていない部分における厚さＴ_２に対する比Ｔ_３／Ｔ_２は、体液の堰き止め効果及び装着感から、０．２〜０．８が好ましく、０．３〜０．６がより好ましい。
更に、生理用ナプキン１０の、小溝１５ｄの形成されている部分における厚さＴ_１の、小溝１５ｄ間における厚さＴ_３に対する比Ｔ_１／Ｔ_３は、体液の堰き止め効果及び装着感から０．１〜０．８が好ましく、０．３〜０．７がより好ましい。
上記溝加工は、菱形形状のエンボス凸部を有する所定温度のエンボスロールを通常公知の溝のない生理用ナプキンに肌当接面側から押圧して該生理用ナプキンを厚さ方向に加熱圧縮するものである。
【００１７】
一対の上記前方溝１６，１６は、平面視生理用ナプキン１０の長手方向内側へ向けて凸型の円弧状に左右対称に形成されている。これらの前方溝１６，１６の生理用ナプキン１０の幅方向における最内側部どうしの距離Ｗ_１は、２０〜５０ｍｍとなっており、後方溝１５の生理用ナプキン１０の幅方向における最外側部間の距離Ｗ_２よりも短くなっている。
この一対の前方溝１６，１６は、上記後方溝１５と同様の溝加工により形成されている。
また、これらの前方溝１６，１６は、後方溝１５の２つの側方部１５ｃ，１５ｃの前端に一本ずつ連設されており、前方溝１６，１６及び後方溝１５が一本の溝状に形成されている。
上記前方溝１６，１６の好ましい深さＤ、上記前方溝１６，１６の形成されている部分における生理用ナプキンの厚さの、溝の形成されていない部分における生理用ナプキンの厚さに対する比、好ましい溝加工の手法については、上記後方溝１５の場合と同じである。
【００１８】
上記吸収部Ａは、従来より吸収性物品の吸収部を形成するために用いられているパルプ、紙、不織布や高吸水性ポリマーを用いて構成することができるが、熱可塑性繊維を含有するものが、上記後方溝１５及び前方溝１６，１６をより安定した状態に形成・保持させる点で、好ましい。
【００１９】
上記該熱可塑性繊維は、吸収シート１３中において相互に結合している方が、体液を吸収した際に熱可塑性繊維が吸収シート１３の形状を安定に保ち、生理用ナプキン１０の好ましい装着形態を維持し、また圧力が開放された時にもとの状態に回復し、ヨレずに生理用ナプキン１を安定に保つため、好ましい。
上記熱可塑性繊維としては、加熱する事により互いに繊維どうしが接着するものであれば特に制限されないが、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル繊維やポリエチレン−ポリエステル複合繊維、ポリプロピレン−ポリエステル複合繊維等が好ましく使用される。また、熱水に溶解し乾燥させることにより互いに繊維が結合するポリビニルアルコール繊維等も好ましく使用することができる。
【００２０】
また、上記吸収シート１３は、上記熱可塑性繊維のみにより形成されたものでもよいが、フラップパルプ、レーヨンなどの親水性繊維、公知の高吸水性ポリマー等を混合してもよい。これらを混合して用いる際の上記熱可塑性繊維の配合量は、吸収シート１３全体に対して、１〜３０重量％とするのが好ましい。
【００２１】
本形態の生理用ナプキン１０は、排泄部当接部１０ａを股間に配置して従来の通常の生理用ナプキンと同様に装着・使用する。
装着状態においては、生理用ナプキン１０の排泄部当接部１０ａに側方から幅方向の力が加えられ、上記排泄部当接部１０ａは、前方溝１６，１６において屈曲し、前方溝１６，１６間が肌当接面Ｐ側に隆起した断面アーチ状となって、装着者の股間に良好にフィットした状態で当接される。
そして、装着者からの体液は、排泄部当接部１０ａの中央部に排泄される。
【００２２】
排泄された体液は、排泄部当接部１０ａの中央部分から肌当接面Ｐ上を移行しつつ吸収シート１３中へ吸収され、外方へ拡散されていく。
そして肌当接面Ｐ上を移行し前方溝１６に至った体液は、一旦前方溝１６，１６に滞留し、前方溝１６，１６から表面シート１２を通って吸収シート１３に吸収され保持される。吸収シート１３に吸収されなかった体液は、前方溝１６，１６によって幅方向の拡散を抑制され、生理用ナプキン１０の長手方向に移行、拡散され、仰臥時等には特に後方へ移行される。
また、排泄部当接部１０ａの中央部分から肌当接面Ｐ上を移行して直接、又は前方溝１６，１６に沿って後方溝１５に至った体液は、一旦後方溝１５に滞留し、後方溝１５から表面シート１２を通って吸収シート１３に吸収され保持される。そして、後方溝１５に至った体液が多量の場合や装着者の動きが激しい場合、また体液が表面シート上を速い速度で移行する場合等には、一部の体液が後方溝１５から溢れ、生理用ナプキン１０の更に後方において表面シート１２を通って吸収シート１３に吸収され保持される。
吸収部Ａ中を移行してする体液は、前方溝１６，１６や後方溝１５に至ると、前方溝１６，１６や後方溝１５によってこれらの前方溝１６，１６や後方溝１５よりも外方への移行を阻止され、前方溝１６，１６や後方溝１５の周囲において吸収シート１３に吸収され保持される。
【００２３】
この様に、本実施形態の生理用ナプキン１０によると、排泄部当接部１０ａの肌当接面Ｐに、一対の前方溝１６，１６が生理用ナプキン１０の長手方向に形成されているので、肌当接面Ｐ上及び吸収部Ａ内の体液の幅方向の移行が前方溝１６，１６によって阻止され、横漏れが防止される。また、仰臥時において体液の後方部１０ｂへ移行が良好に促進され、仰臥時においても体液の横漏れが良好に防止される。
本実施形態の生理用ナプキン１０によると、排泄部当接部１０ａの肌当接面Ｐに、一対の前方溝１６，１６が生理用ナプキン１０の長手方向に沿って形成されているので、装着時に排泄部当接部１０ａが断面アーチ状になって装着者に良好にフィットし、排泄された体液が確実に排泄部当接部１０ａから吸収され、前方溝１６，１６や後方溝１５に至る体液の量が少なく抑えられる。
本実施形態の生理用ナプキン１０によると、一対の前方溝１６，１６の生理用ナプキン１０の幅方向における最内側部どうしの距離Ｗ₁が、後方溝１５の生理用ナプキン１０の幅方向における最外側部間の距離Ｗ₂よりも短くなっているので、前方溝１６，１６において幅方向の移行を阻止された体液が確実に後方溝１５へ誘導され、確実に後方溝１５で後ろ漏れを防止することができる。
【００２４】
また、本実施形態の生理用ナプキン１０によると、上記前方溝１６，１６は、平面視で生理用ナプキン１０の長手方向内側へ向けて凸型の円弧状に左右対称に形成されており、且つこれらの前方溝１６，１６の生理用ナプキン１０の幅方向における最内側部どうしの距離Ｗ₁が２０〜５０ｍｍとなっているので、装着時に排泄部当接部１０ａが特に良好に装着者にフィットし、排泄された体液がより確実に排泄部当接部１０ａから吸収され前方溝１６，１６や後方溝１５に至る体液の量が一層が少なく抑えられる。
更には、本実施形態の生理用ナプキン１０によると、上記前方溝１６，１６の幅方向における最内側部どうしの距離Ｗ₁が２０〜５０ｍｍとなっており、前方溝１６，１６の幅方向外側に吸収部Ａが配置されているので、前方溝１６，１６から溢れた体液が生理用ナプキン１０の長手方向に沿う両側縁部に至る前に吸収部Ａに吸収され、横漏れが回避される。
【００２５】
本実施形態の生理用ナプキン１０によると、後方部１０ｂに、後方溝１５の後方部１５ｂが上記生理用ナプキン１０の幅方向に形成されているので、肌当接面Ｐ上及び吸収部Ａ内の体液の長手方向の移行が後方溝１５の後方部１５ｂによって阻止され、後ろ漏れが防止される。
本実施形態の生理用ナプキン１０によると、後方溝１５の最後方部１５ａと吸収部Ａの後端との距離Ｌが１０〜５０ｍｍとなっているので、後方溝１５から溢れた体液が生理用ナプキン１０の後端に至る前に吸収部Ａに吸収され、後ろ漏れが回避される。
【００２６】
本実施形態の生理用ナプキン１０によると、後方溝１５の側方部１５ｃ，１５ｃによって、後方部１０ｂにおいても横漏れが回避される。
本実施形態の生理用ナプキン１０によると、後方溝１５が生理用ナプキン１０の長手方向の両側縁部に沿う側方部１５ｃ，１５ｃを備えているので、装着時に後方部１０ｂも装着者に良好にフィッし、排泄された体液が装着者の皮膚を伝わって移行するのが回避され、後方溝１５の後方部１５ｂに至る体液の量が少なく抑えられる。
本実施形態の生理用ナプキン１０によると、後方溝１５が前方溝１６，１６と連設されているので、広範囲において余すところなく体液の漏れが回避される。
また、本実施形態の生理用ナプキン１０によると、後方溝１５及び前方溝１６，１６が、非連続で複数の小溝を連続させることにより形成されているので、長手方向及び後方部の幅方向において良好な可撓性が確保され、より良好なフィット性により後漏れ、横漏れが回避される。
本実施形態の生理用ナプキン１０によると、後方溝１５及び前方溝１６，１６が全て同一の溝加工を肌当接面Ｐ側から施すことにより形成されるので、一度の工程で全ての溝を形成させることが可能である。
【００２７】
次に、本発明の吸収性物品の第２の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。尚、本実施形態に於いて図１乃至図３に示す第１の実施形態と同様の部材については同一の符号を付し、説明は省略する。
図４は、本発明の吸収性物品の第２の実施形態としての生理用ナプキンを示す斜視図である。
【００２８】
本実施形態の生理用ナプキン２０においては、図４に示すように、後方溝２５，２５は、生理用ナプキン２０の幅方向中央部を除いて左右に一対形成されている。これらの後方溝２５，２５は、各前方溝１６，１６に１本ずつ連設されている。これらの後方溝２５，２５の最後方部２５ａ，２５ａどうしの距離Ｗ_３は、後方への漏れを良好に防止するためには、３ｃｍ以内が好ましく、１ｃｍ以内がより好ましい。
後方溝２５が幅方向中央部に配設されずに２本になっている以外は上述の第１の実施形態と同じである。
本実施形態においても、上述の第１の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
特に、本実施形態によると、後方溝２５が最後方部２５ａ，２５ａどうしが該距離をおいた一対に形成されているので、最後方部２５ａ，２５ａ間が装着時に盛り上がって、臀部の形状にフィットし、優れた漏れ防止及び肌当たり性が発揮される効果を得ることができる。
【００２９】
次に、本発明の吸収性物品の第３の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。尚、本実施形態に於いて図１及び図２に示す第１の実施形態と同様の部材については同一の符号を付し、説明は省略する。
図５は、本発明の吸収性物品の第３の実施形態としての生理用ナプキンを示す斜視図である。
【００３０】
本実施形態の生理用ナプキン３０においては、図５に示すように、生理用ナプキン３０の長手方向に沿う両側縁部に、生理用ナプキン３０を長手方向に所定長に亘って収縮させて生理用ナプキン３０の形状を上記肌当接面Ｐ側が凹状の湾曲形状となす弾性部材３７，３７を備えている。
【００３１】
本実施形態について詳述すると、上記弾性部材３７，３７は、伸張された状態で吸収部Ａ及び表面シート１２間に固定されており、弾性部材３７，３７が収縮して生理用ナプキン３０の形状が上記肌当接面Ｐ側が凹状の湾曲形状となっている。
上記弾性部材３７，３７としては、ポリウレタンやポリブタジエン、イソプレン等のゴム系、エチレン−酢酸ビニル、伸縮性を有するポリオレフィン系の重合体よりなるフィルム、繊維、発泡体等を用いることができる。この弾性部材３７，３７は、装着感を悪化させることなく生理用ナプキン３０を良好に装着者にフィットする形状に形成させるためには、伸張率３０％伸張時の応力が１０〜３００ｇｆのものが好ましい。尚、上記伸張率は、伸張され増加した分の長さの自然長に対する割合であり、例えば、自然長１００ｃｍのものを２００ｃｍに伸張した場合その伸張率は１００％である。
弾性部材３７，３７を備えている以外は上述の第１の実施形態と同じである。
【００３２】
本実施形態においても、上述の第１の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
特に本実施形態の生理用ナプキン３０によると、生理用ナプキン３０がその長手方向においても装着者にフィットするので、体液が装着者の皮膚を伝わるのが回避されるので、より良好に前方溝１６，１６や後方溝１５の機能が発揮され更に一層体液の横漏れや後ろ漏れが回避される。
【００３３】
次に、本発明の吸収性物品の第４の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。尚、本実施形態に於いて図１乃至図３に示す第１の実施形態と同様の部材については同一の符号を付し、説明は省略する。
図６は、本発明の吸収性物品の第４の実施形態としての生理用ナプキンを示す斜視図である。
【００３４】
本実施形態の生理用ナプキン４０においては、図６に示すように、生理用ナプキン４０の長手方向に沿う側縁部に防漏壁４８ａが形成されている。
本実施形態について詳述すると、本実施形態においては、生理用ナプキン４０がフラップ４８を備えている。このフラップ４８は、生理用ナプキン４０の長手方向に沿う側縁部に沿って配置されて表面シート１２に対面する防漏壁４８ａを有しており、表面シート１２と防漏面４８ｂとによってサイドポケットＳが形成されている。更に、このフラップ４８は、表面シート１２側において肌当接面Ｐと平行に配置される防漏面４８ｂを有している。この防漏面４８ｂには防漏面保持弾性部材４９が配設されており、上記防漏面４８ｂが確実に肌当接面Ｐに平行に保持されるようになっている。
上記フラップ４８の更に詳細な例については、特開平８−１８２７０２号公報に記載の吸収性物品、特開平８−２２４２７１号公報に記載の吸収性物品、及び特開平８−２２４２７１号公報に記載の吸収性物品を参照することができる。
本実施形態にフラップ４８が備えられ防漏壁４８ａ及び防漏面４８ｂが形成されていること及びこの防漏面４８ｂに防漏面保持弾性部材４９が配設されていること以外は上述の第１の実施形態と同じである。
【００３５】
本実施形態においても、上述の第１の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
特に本実施形態によると、フラップにより形成された防漏壁４８ａにより更に横漏れが確実に回避される。また、防漏壁４８ａからの折り返しによってサイドポケットＳが形成されるのでこのサイドポケットＳによっても、横漏れが回避される。また、防漏面４８ｂが装着者の肌に沿って広がった状態で保持されるので、サイドポケットＳの形状が安定して保持され、また吸収部Ａのよれが抑制される。
【００３６】
次に、本発明の吸収性物品の第５の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。尚、本実施形態に於いて図１乃至図３に示す第１の実施形態と同様の部材については同一の符号を付し、説明は省略する。
図７は、本発明の吸収性物品の第５の実施形態としての男性用失禁パッドを示す平面図である。
【００３７】
本実施形態の男性用失禁パッド５０は、図７に示すように、肌当接面Ｐを形成する表面シート５２と、非肌当接面を形成する裏面シート、及び該肌当接面Ｐ及び該非肌当接面の間に介在された吸収部Ａ’は、いずれも長手方向の中央部Ｃが括れた断面砂時計状をしており、中央部Ｃよりも前方側が排泄部当接部５０ａとなっている。
【００３８】
本実施形態の男性用失禁パッド５０は、中央部Ｃが股下に当接され、前方溝１６は装着者の前方に配置された状態で装着される。装着状態においては、排泄部当接部５０ａに側方から幅方向の力が加えられ、上記排泄部当接部５０ａは、前方溝１６，１６において屈曲し、前方溝１６，１６間が肌当接面Ｐ側に隆起した断面アーチ状となって、装着者に良好にフィットした状態で当接される。
そして、上記第１の実施形態と同様に、後漏れ、横漏れが回避される。このように、排泄部当接部が上記第１の実施形態乃至第４の実施形態の如く股下部に配置されない吸収性物品においても、前方溝及び後方溝により良好なフィットを得、且つ後漏れ、横漏れを回避することができる。
【００３９】
尚、本発明の吸収性物品は、上述の形態には何ら制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
例えば、本発明の吸収性物品における後方溝は、上記各実施形態のように前端から後端までの一本の連続した溝に限られず、図８に示すように、数箇所において非連続に形成された後方溝６５とすることもできる。
また、図９に示すように、後方溝７５を、頂点が幅方向中央に配置された略く字形のものとすることもできる。この後方溝７５を生理用ナプキン７０の長手方向に直列に複数配設することによって、上記第１の実施形態の後方溝１５や第２の実施形態の後方溝２５における側方部１５ｃ，２５ｃと同様の作用により、後方部１０ｂにおける横漏れも回避することができる。
また、上述の実施形態のように長手方向において分割された非連続複数の小溝により形成した場合に、小溝の形状等は特に限定されない。
図１０に示すように、前方溝１６，１６と後方溝８５とは連続していないものとしたり、図１１に示すように、前方溝それぞれの前端どうしをつなぐ前方溝９９を設けることもできる。
【００４０】
また、吸収部は、上述の実施形態の如く吸収シートのみにより構成してもよいが、他の吸収シートや高吸収性ポリマーや他の吸収部材を併用したり、より厚い吸収体により構成することもできる。尚、吸収部Ａの厚みは、１．５〜１５ｍｍとするのが好ましい。
吸収性物品は、図８乃至図１０に示すように、ウイングのない生理用ナプキン６０，７０，８０はもちろん、図７に示すような失禁用パッド５０、パンティーライナー、紙オムツ等とすることもできる。
【００４１】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明の吸収性物品は、横漏れ及び後ろ漏れを良好に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の吸収性物品の第１の実施形態としての生理用ナプキンを示す平面図である。
【図２】図１の生理用ナプキンを示す要部平面図である。
【図３】図２のＩ−Ｉ断面図である。
【図４】本発明の吸収性物品の第２の実施形態としての生理用ナプキンを示す平面図である。
【図５】本発明の吸収性物品の第３の実施形態としての生理用ナプキンを示す斜視図である。
【図６】本発明の吸収性物品の第４の実施形態としての生理用ナプキンを示す断面斜視図である。
【図７】本発明の吸収性物品の第５の実施形態としての男性用失禁パッドを示す平面図である。
【図８】本発明の吸収性物品の他の実施形態としての生理用ナプキンを示す平面図である。
【図９】本発明の吸収性物品の他の実施形態としての生理用ナプキンを示す平面図である。
【図１０】本発明の吸収性物品の他の実施形態としての生理用ナプキンを示す平面図である。
【図１１】本発明の吸収性物品の他の実施形態としての生理用ナプキンを示す平面図である。
【符号の説明】
１０生理用ナプキン（吸収性物品）
１０ａ排泄部当接部
１０ｂ後方部
１１裏面シート
１２表面シート
１３吸収シート
１４ウイング
１４ａズレ止め部
１５後方溝
１５ａ最後方部
１５ｂ後方部
１５ｃ側方部
１６前方溝
２０生理用ナプキン（吸収性物品）
２５後方溝
２５ａ最後方部
２５ｂ後方部
２５ｃ側方部
３０生理用ナプキン（吸収性物品）
３７弾性部材
４０生理用ナプキン（吸収性物品）
４８フラップ
４８ａ防漏壁
４８ｂ防漏面
４９防漏面保持弾性部材
５０男性用失禁パッド（吸収性物品）
５０ａ排泄部当接部
５０ｂ後方部
６０生理用ナプキン（吸収性物品）
６５後方溝
６５ａ最後方部
６５ｂ後方部
６５ｃ側方部
７０生理用ナプキン（吸収性物品）
７５後方溝
７５ａ最後方部
８０生理用ナプキン（吸収性物品）
８５後方溝
９０生理用ナプキン（吸収性物品）
９９前方溝
Ｐ肌当接面
Ｉ非肌当接面[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an absorbent article such as a sanitary napkin or an incontinence pad, and more particularly to an absorbent article having excellent leakproofness.
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
Conventionally, a liquid-permeable skin-contacting surface such as a sanitary napkin, an incontinence pad, a panty liner, a paper diaper, a liquid-impermeable non-skin-contacting surface, the skin-contacting surface and the non-skin-contacting surface. There have been proposed various absorbent articles which are provided with an absorbent portion interposed between the contact surfaces and are formed to be substantially vertically elongated. Absorbent articles used at bedtime or for the purpose of absorbing a large amount of bodily fluids may be transmitted or absorbed by the user's body due to the influence of the user's body position, such as sideways or on his back, and large amounts of bodily fluids. It may leak by flowing on the surface of the article, or may ooze out from the end along the absorbent body. Moreover, in such an absorbent article, leakage often occurs particularly in the rear portion and in the lateral direction.
[0003]
Therefore, as described in Japanese Unexamined Utility Model Publication No. 56-59013, Japanese Unexamined Utility Model Publication No. 2-88625, Japanese Unexamined Patent Application Publication No. 1-110002, and Japanese Unexamined Patent Application Publication No. 64-49555, There has been proposed a technique for preventing leakage by providing a groove in a body to block a body fluid or control the diffusivity. However, in these prior arts, there are cases in which it is still not possible to sufficiently avoid leakage, particularly leakage at the rear.
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an absorbent article that can reliably prevent side leakage and back leakage.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted various studies in order to solve the above-described problems, and as a result, have found that an absorbent article in which a groove having a specific shape is arranged at a specific position can achieve the above object.
[0006]
The present invention has been made based on the above findings, and has a liquid-permeable skin-contacting surface, a liquid-impermeable non-skin-contacting surface, and an interposition between the skin-contacting surface and the non-skin-contacting surface. An absorbent article having a substantially vertically elongated shape, wherein the absorbent section has a skin contacting surface of an excretion section contacting section which is in contact with a bodily fluid excretion section of a wearer when the absorbent article is worn. A pair of front grooves formed along the longitudinal direction of the sexual article,The widthwise center of each of the non-skin contact surface and the skin contact surface does not have a groove extending in the longitudinal direction,The pair of front grooves are each formed in a convex arc shape inward in the width direction of the absorbent article, and the skin of the rear portion abutted on the rear side of the wearer at the time of wearing. The contact surface has a rear groove formed along the width direction of the absorbent article, and the rear groove is subjected to groove processing for forming a plurality of small grooves in a discontinuous manner. And the gap between the small grooves is formed at a depth of two steps continuously depressed from the skin contact surface, the distance between the rearmost part of the rear groove and the rear end of the absorbing part is 10 to 50 mm The distance between the innermost portions of the pair of front grooves in the width direction of the absorbent article is shorter than the distance between the outermost portions of the rear grooves in the width direction of the absorbent article, and 20 to 50 mm. In the mounted state, the excretion portion abutment portion has a gap between the pair of front grooves. Be a cross arched a raised contact surface side is to provide an absorbent article characterized by.
[0007]
The above-mentioned “a pair of front grooves formed along the longitudinal direction of the absorbent article” may be formed substantially parallel to the longitudinal direction of the absorbent article.,oneOr multiple arcs such as a pairIn shapeIs formedYou.
The above-mentioned "rear groove formed along the width direction of the absorbent article" may be formed substantially parallel to the width direction of the absorbent article, and when the rear groove is formed parallel to the width direction. In addition, the case where it is formed so as to be located outward in the width direction as it goes backwards is also included, and when it is formed in one linear shape, it is formed in a plurality of linear shapes such as a pair. The case where it is formed includes the case where it is formed in a curved shape such as a single or a pair of a plurality of arcs.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the absorbent article of the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a plan view showing a sanitary napkin as a first embodiment of the absorbent article of the present invention, FIG. 2 is a plan view of a main part of the sanitary napkin of FIG. 1, and FIG. FIG. 2 is a sectional view taken along line II of FIG.
[0009]
As shown in FIG. 1, the absorbent article (sanitary napkin) 10 of the present embodiment includes a liquid-permeable skin contact surface P, a liquid-impermeable non-skin contact surface, and the skin contact surface. P and an absorbing portion A interposed between the non-skin contact surfaces, and are formed substantially vertically long.
[0010]
More specifically, the skin contact surface P is formed by a liquid-permeable top sheet 12, and the non-skin contact surface is formed by a liquid-impermeable back sheet. Further, the top sheet 12 and the back sheet are bonded at both ends in the longitudinal direction of the sanitary napkin 10.
[0011]
The left and right side edges of the top sheet 12 and the back sheet extend outward in the width direction, and wings 14 are formed. The surfaces of the back sheets of the wings 14, 14 are coated with an adhesive to form gap stoppers 14a, 14a. The gap stoppers 14a, 14a are made of release paper or a release film (not shown). Protected by
[0012]
About these structures, it is the same as the conventional absorbent article, As a forming material of the said top sheet 12 and the said back sheet, and the adhesive agent which forms the said slip prevention parts 14a, 14a, a well-known thing is especially used. It can be used without limitation.
[0013]
Thus, as shown in FIG. 1, the sanitary napkin 10 of the present embodiment has the skin contact surface P of the excretory part abutment part 10a which abuts on the excretory part from which the body fluid of the wearer is excreted when worn. The sanitary napkin 10 has a pair of front grooves 16, 16 formed along the longitudinal direction of the sanitary napkin 10, and the skin contact surface of the rear portion 10b which comes into contact with the rear side of the wearer at the time of wearing. P has a rear groove 15 formed along the width direction of the sanitary napkin 10. The distance L between the rearmost part 15a of the rear groove 15 and the rear end of the absorbing part A is 10 to 50 mm, and the innermost parts of the pair of front grooves 16, 16 in the width direction of the sanitary napkin 10 are connected. Distance W₁Is the distance W between the outermost portions of the rear groove 15 in the width direction of the sanitary napkin 10.₂Is shorter than
The distance L needs to be 10 to 50 mm, preferably 10 to 30 mm. If it is less than 10 mm, the absorbable amount of the bodily fluid on the rear side of the groove is too small, and the bodily fluid that once flows backward from the rear groove 15 and leaks may leak from the absorbent article 1 without being absorbed by the absorbing portion A. In the case of 50 mm or more, the distance between the rear groove 15 and the excretion position may be too short, the amount of body fluid reaching the rear groove 15 increases, and the body fluid easily passes over the rear groove 15 and flows backward. There is a risk of leakage.
[0014]
More specifically, in the sanitary napkin 10 of the present embodiment, the rear groove 15 is formed in an arc shape along the rear end of the absorbing portion A, and the rear portion formed in the width direction of the sanitary napkin 10. The sanitary napkin 10 includes a pair of side portions 15c, 15c extending linearly forward from the rear portion 15b along both longitudinal edges of the sanitary napkin 10.
[0015]
The depth D of the rear groove 15 is preferably 1 to 10 mm, and more preferably 3 to 8 mm. If the depth D of the rear groove 15 and the front groove 16 is less than 1 mm, it is difficult to obtain the effect of blocking the body fluid flowing on the surface, and if it exceeds 10 mm, the wearer will feel uncomfortable and unfavorable.
Further, the thickness T of the sanitary napkin 10 at the portion where the rear groove 15 is formed is set.₁Thickness T at the portion where no groove is formed₂The ratio T to₁/ T₂Is preferably 0.05 to 0.7, more preferably 0.1 to 0.5.
T₁/ T₂Is less than 0.05, the preferred thickness T for the sanitary napkin 10₂Sanitary napkin (thickness T of sanitary napkin 10)₂Is preferably 1.5 to 15 mm, more preferably 2 to 10 mm. ), When the rear groove 15 and the front groove 16 are formed by pressing, the rear groove 15 and the front groove 16 become too hard and may lose the fitting property. A sufficient effect of blocking the flow of bodily fluids cannot be obtained, which is not preferable.
[0016]
Hereinafter, a preferred groove structure will be described.
As shown in FIGS. 2 and 3, the rear groove 15 is subjected to groove processing for discontinuously forming a plurality of diamond-shaped small grooves 15 d from the skin contact surface P side along a predetermined shape. It is formed at two levels of depth in which the space between the small grooves 15d is continuously recessed from the skin contact surface P. In this way, by continuously recessing the small grooves 15d and the small grooves 15d from the skin contact surface P and forming them at two levels of depth, the depth D of the rear groove 15 can be increased while forming the depth D deep. It is possible to maintain high flexibility and obtain good fit. The size of the small groove 15d is 1 to 100 mm²It is preferred that 1mm²If it is smaller, the effect of blocking body fluid is small, and 100 mm²If it exceeds, a desirable flexibility cannot be obtained. Further, the pitch of each small groove 15d is preferably 0.5 to 5 mm. If it is less than 0.5 mm, favorable flexibility and skin contact properties cannot be obtained, and if it is more than 5 mm, a portion that does not dent between the small grooves 15 d is generated, and the leakage prevention effect is reduced.
In the groove processing for forming the small grooves 15d discontinuously, the thickness T of the sanitary napkin 10 between the small grooves 15d is reduced.₃Thickness T at the portion where no groove is formed₂ The ratio T to₃/ T₂Is preferably from 0.2 to 0.8, more preferably from 0.3 to 0.6, in view of the effect of blocking the body fluid and the feeling of wearing.
Further, the thickness T of the portion of the sanitary napkin 10 where the small groove 15d is formed is T.₁Thickness T between the small grooves 15d₃The ratio T to₁/ T₃ Is preferably from 0.1 to 0.8, more preferably from 0.3 to 0.7, in view of the effect of blocking the body fluid and the feeling of wearing.
The groove processing is performed by pressing an embossing roll having a rhombus-shaped embossed convex portion at a predetermined temperature on a sanitary napkin having no groove in a known manner from the skin contact surface side to heat and compress the sanitary napkin in the thickness direction. Things.
[0017]
The pair of front grooves 16, 16 are formed symmetrically in a convex arc toward the inside in the longitudinal direction of the sanitary napkin 10 in plan view. The distance W between the innermost portions of these front grooves 16, 16 in the width direction of the sanitary napkin 10.₁Is 20 to 50 mm, and the distance W between the outermost portions of the rear groove 15 in the width direction of the sanitary napkin 10 is W₂Is shorter than
The pair of front grooves 16 are formed by the same groove processing as the rear groove 15.
The front grooves 16, 16 are provided one by one at the front ends of the two side portions 15c, 15c of the rear groove 15, and the front grooves 16, 16 and the rear groove 15 are formed into a single groove. Is formed.
A preferred depth D of the front grooves 16, 16; a ratio of a thickness of the sanitary napkin at a portion where the front grooves 16, 16 are formed to a thickness of the sanitary napkin at a portion where no groove is formed; The preferred groove processing method is the same as that for the rear groove 15 described above.
[0018]
Absorbing section A can be formed using pulp, paper, nonwoven fabric, or a superabsorbent polymer conventionally used for forming an absorbing section of an absorbent article, but contains thermoplastic fibers. However, this is preferable in that the rear groove 15 and the front grooves 16, 16 are formed and held in a more stable state.
[0019]
When the thermoplastic fibers are bonded to each other in the absorbent sheet 13, the thermoplastic fibers keep the shape of the absorbent sheet 13 stable when absorbing body fluid, and a preferable mounting form of the sanitary napkin 10 is achieved. It is preferable to maintain and restore the original state when the pressure is released, and to keep the sanitary napkin 1 stable without twisting.
The thermoplastic fiber is not particularly limited as long as the fibers adhere to each other by heating, and specific examples thereof include polyethylene, polypropylene, polyester fiber, polyethylene-polyester composite fiber, and polypropylene-polyester composite fiber. Is preferably used. Further, polyvinyl alcohol fibers or the like in which the fibers are bonded to each other by dissolving in hot water and drying can also be preferably used.
[0020]
The absorbent sheet 13 may be formed of only the thermoplastic fiber, but may be a mixture of a hydrophilic fiber such as flap pulp or rayon, or a known superabsorbent polymer. The mixing amount of the thermoplastic fibers when these are mixed and used is preferably 1 to 30% by weight based on the entire absorbent sheet 13.
[0021]
The sanitary napkin 10 of the present embodiment is mounted and used in the same manner as a conventional normal sanitary napkin with the excretory part abutment part 10a arranged in the crotch.
In the mounted state, a force in the width direction is applied to the excretory portion abutment portion 10a of the sanitary napkin 10 from the side, and the excretion portion abutment portion 10a is bent in the front grooves 16, 16 and The space between the 16 portions has an arch-shaped cross section protruding toward the skin contact surface P side, and is brought into contact with the wearer's crotch while being fitted well.
Then, the bodily fluid from the wearer is excreted in the central part of the excretion part abutment part 10a.
[0022]
The excreted body fluid is absorbed into the absorbent sheet 13 while moving on the skin contact surface P from the central portion of the excretion part contact portion 10a, and is diffused outward.
Then, the bodily fluid that has moved on the skin contact surface P and reached the front groove 16 temporarily stays in the front grooves 16, 16 and is absorbed and retained by the absorbent sheet 13 from the front grooves 16, 16 through the topsheet 12. . The body fluid that has not been absorbed by the absorbent sheet 13 is suppressed from spreading in the width direction by the front grooves 16, 16 and moves and spreads in the longitudinal direction of the sanitary napkin 10, and particularly moves backward when supine.
In addition, the bodily fluid that has shifted from the central portion of the excretion part abutment portion 10a on the skin abutment surface P and has reached the rear groove 15 directly or along the front grooves 16, 16 temporarily stays in the rear groove 15, The absorbent sheet 13 absorbs and holds the absorbent sheet 13 from the rear groove 15 through the topsheet 12. When the body fluid that has reached the rear groove 15 is large or when the wearer's movement is severe, or when the body fluid moves at a high speed on the top sheet, some body fluid overflows from the rear groove 15, Further behind the sanitary napkin 10, it is absorbed and held by the absorbent sheet 13 through the topsheet 12.
When the bodily fluids that migrate through the absorbing section A reach the front grooves 16, 16 and the rear groove 15, the body fluids are moved outward from the front grooves 16, 16 and the rear groove 15 by the front grooves 16, 16 and the rear groove 15. Is prevented, and is absorbed and held by the absorbent sheet 13 around the front grooves 16, 16 and the rear groove 15.
[0023]
As described above, according to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, the pair of front grooves 16, 16 is formed in the longitudinal direction of the sanitary napkin 10 on the skin contact surface P of the excretory contact portion 10a. The widthwise movement of the bodily fluid on the skin contact surface P and in the absorbing portion A is prevented by the front grooves 16, 16 and lateral leakage is prevented. In addition, the movement of the body fluid to the rear portion 10b is favorably promoted in the supine position, and the lateral leakage of the body fluid is favorably prevented even in the supine position.
According to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, the pair of front grooves 16, 16 is formed along the longitudinal direction of the sanitary napkin 10 on the skin contact surface P of the excretory part contact portion 10a. At times, the excretory part abutment part 10a has an arch-shaped cross section andGThen, the excreted bodily fluid is reliably absorbed from the excretory portion abutting portion 10a, and the amount of bodily fluid reaching the front grooves 16, 16 and the rear groove 15 is suppressed.
According to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, the distance W between the innermost portions of the pair of front grooves 16 in the width direction of the sanitary napkin 10.₁Is the distance W between the outermost portions of the rear groove 15 in the width direction of the sanitary napkin 10._TwoAs a result, the body fluid, which has been prevented from shifting in the width direction in the front grooves 16, is reliably guided to the rear groove 15, and the rear groove 15 can reliably prevent rear leakage.
[0024]
Further, according to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, the front grooves 16, 16 are viewed from above.soThe protrusion W is formed symmetrically in the shape of a left-right symmetrical arc toward the inner side in the longitudinal direction of the sanitary napkin 10, and the distance W between the innermost portions of these front grooves 16, 16 in the width direction of the sanitary napkin 10.₁Is 20 to 50 mm, so that the excretion part abutment part 10a fits the wearer particularly well when worn, and the excreted body fluid is more reliably absorbed from the excretion part abutment part 10a and the front grooves 16, 16 are provided. And the amount of body fluid reaching the rear groove 15 can be further reduced.
Further, according to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, the distance W between the innermost portions in the width direction of the front grooves 16, 16 is determined.₁Is set to 20 to 50 mm, and the absorbent portion A is arranged outside the front grooves 16, 16 in the width direction, so that the body fluid overflowing from the front grooves 16, 16 is on both side edges along the longitudinal direction of the sanitary napkin 10. Before reaching the part, it is absorbed by the absorption part A, and side leakage is avoided.
[0025]
According to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, the rear part 15b of the rear groove 15 is formed in the rear part 10b in the width direction of the sanitary napkin 10, so that it is on the skin contact surface P and in the absorbent part A. Of the body fluid in the longitudinal direction is prevented by the rear portion 15b of the rear groove 15, and rear leakage is prevented.
According to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, since the distance L between the rearmost portion 15a of the rear groove 15 and the rear end of the absorbing portion A is 10 to 50 mm, the body fluid overflowing from the rear groove 15 is sanitary. Before reaching the rear end of the napkin 10, it is absorbed by the absorbing portion A, and the back leakage is avoided.
[0026]
According to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, the side portions 15c, 15c of the rear groove 15 also prevent lateral leakage at the rear portion 10b.
According to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, since the rear groove 15 has the side portions 15c, 15c along both side edges in the longitudinal direction of the sanitary napkin 10, the rear portion 10b is also good for the wearer at the time of wearing. In addition, the excreted bodily fluid is prevented from traveling along the wearer's skin, and the amount of bodily fluid reaching the rear portion 15b of the rear groove 15 can be reduced.
According to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, since the rear groove 15 is connected to the front grooves 16, leakage of bodily fluids can be completely avoided in a wide range.
Further, according to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, the rear groove 15 and the front grooves 16, 16 are formed by discontinuously connecting a plurality of small grooves.BeAs a result, good flexibility is ensured in the longitudinal direction and the width direction of the rear part, and rear leak and side leak are avoided by better fit.
According to the sanitary napkin 10 of the present embodiment, since the rear groove 15 and the front grooves 16 are all formed by performing the same groove processing from the skin contact surface P side, all the grooves can be formed in one process. It can be formed.
[0027]
Next, a second embodiment of the absorbent article of the present invention will be specifically described with reference to the drawings. In this embodiment, the same members as those of the first embodiment shown in FIGS. 1 to 3 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted.
FIG. 4 is a perspective view showing a sanitary napkin as a second embodiment of the absorbent article according to the present invention.
[0028]
In the sanitary napkin 20 of the present embodiment, as shown in FIG. 4, the rear grooves 25, 25 are formed as a pair on the left and right except for the center in the width direction of the sanitary napkin 20. These rear grooves 25, 25 are connected to the front grooves 16, 16 one by one. The distance W between the rearmost portions 25a, 25a of these rear grooves 25, 25₃Is preferably 3 cm or less, more preferably 1 cm or less, in order to prevent leakage backward.
This is the same as the above-described first embodiment, except that the rear groove 25 is not disposed at the center in the width direction but is two.
Also in the present embodiment, the same operation and effect as those in the first embodiment can be obtained.
In particular, according to the present embodiment, the rear groove 25 is formed as a pair of the rearmost portions 25a, 25a spaced apart from each other, so that the space between the rearmost portions 25a, 25a rises at the time of mounting, and the rear groove 25 has a shape of a buttocks. It is possible to obtain an effect of fitting and exhibiting excellent leakage prevention and skin contact.
[0029]
Next, a third embodiment of the absorbent article of the present invention will be specifically described with reference to the drawings. In this embodiment, the same members as those of the first embodiment shown in FIGS. 1 and 2 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted.
FIG. 5 is a perspective view showing a sanitary napkin as a third embodiment of the absorbent article according to the present invention.
[0030]
In the sanitary napkin 30 of the present embodiment, as shown in FIG. The napkin 30 is provided with elastic members 37, 37 that make the skin contact surface P side a concave curved shape.
[0031]
To describe this embodiment in detail, the elastic members 37, 37 are fixed between the absorbing portion A and the topsheet 12 in an extended state, and the elastic members 37, 37 contract to form the sanitary napkin 30. However, the skin contact surface P side has a concave curved shape.
As the elastic members 37, 37, films, fibers, foams, and the like made of a rubber-based polymer such as polyurethane, polybutadiene, and isoprene, ethylene-vinyl acetate, and an elastic polyolefin-based polymer can be used. In order to form the sanitary napkin 30 into a shape that fits the wearer properly without deteriorating the wearing feeling, the elastic members 37, 37 should have a stress of 10 to 300 gf when the elongation rate is 30%. preferable. In addition, the above-mentioned extension rate is a ratio of the length of the increased length to the natural length. For example, when the extension of 100 cm in natural length is extended to 200 cm, the extension rate is 100%.
It is the same as the above-described first embodiment except that the elastic members 37 are provided.
[0032]
Also in the present embodiment, the same operation and effect as those in the first embodiment can be obtained.
In particular, according to the sanitary napkin 30 of the present embodiment, the sanitary napkin 30 fits the wearer even in its longitudinal direction, so that the body fluid is prevented from being transmitted through the wearer's skin, so that the front groove 16 can be more preferably. , 16 and the rear groove 15 are exerted to further prevent the lateral leakage and the rear leakage of the body fluid.
[0033]
Next, a fourth embodiment of the absorbent article of the present invention will be specifically described with reference to the drawings. In this embodiment, the same members as those of the first embodiment shown in FIGS. 1 to 3 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted.
FIG. 6 is a perspective view showing a sanitary napkin as a fourth embodiment of the absorbent article according to the present invention.
[0034]
In the sanitary napkin 40 of the present embodiment, as shown in FIG. 6, a leak-proof wall 48a is formed on a side edge along the longitudinal direction of the sanitary napkin 40.
To describe this embodiment in detail, in this embodiment, the sanitary napkin 40 has a flap 48. The flap 48 has a leakage-preventing wall 48a that is disposed along a side edge along the longitudinal direction of the sanitary napkin 40 and faces the topsheet 12, and is formed by the topsheet 12 and the leakage-prevention surface 48b. A pocket S is formed. Further, the flap 48 has a leak-proof surface 48b arranged on the top sheet 12 side in parallel with the skin contact surface P. A leak-proof surface holding elastic member 49 is provided on the leak-proof surface 48b, so that the leak-proof surface 48b is securely held parallel to the skin contact surface P.
For more detailed examples of the flap 48, see the absorbent articles described in JP-A-8-182702, the absorbent articles described in JP-A-8-224271, and the absorbent articles described in JP-A-8-224271. Reference can be made to absorbent articles.
Except that the present embodiment is provided with the flap 48 to form the leak-proof wall 48a and the leak-proof surface 48b and that the leak-proof surface holding elastic member 49 is provided on the leak-proof surface 48b, This is the same as the first embodiment.
[0035]
Also in the present embodiment, the same operation and effect as those in the first embodiment can be obtained.
In particular, according to the present embodiment, the lateral leakage is further reliably avoided by the leakage preventing wall 48a formed by the flap. In addition, since the side pocket S is formed by folding back from the leakage prevention wall 48a, the side pocket S also prevents a side leakage. Also, the leak-proof surface 48bIs held in a state of spreading along the wearer's skin, the shape of the side pocket S is stably held, and the deformation of the absorbing portion A is suppressed.
[0036]
Next, a fifth embodiment of the absorbent article of the present invention will be specifically described with reference to the drawings. In this embodiment, the same members as those of the first embodiment shown in FIGS. 1 to 3 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted.
FIG. 7 shows a second embodiment of the absorbent article according to the present invention.5It is a top view showing a male incontinence pad as an embodiment.
[0037]
As shown in FIG. 7, the male incontinence pad 50 according to the present embodiment includes a top sheet 52 forming a skin contact surface P, a back sheet forming a non-skin contact surface, and the skin contact surface P and Each of the absorbing portions A 'interposed between the non-skin contact surfaces has an hourglass cross section in which a central portion C in the longitudinal direction is constricted, and the front side of the central portion C and the excretion portion abutting portion 50a. Has become.
[0038]
The male incontinence pad 50 of the present embodiment is worn with the central portion C in contact with the crotch and the front groove 16 is arranged in front of the wearer. In the mounted state, a force in the width direction is applied to the excretory portion abutment portion 50a from the side, and the excretion portion abutment portion 50a bends in the front grooves 16, 16 and between the front grooves 16, 16Is skinIt has an arch-shaped cross section protruding to the contact surface P side, and is brought into contact with the wearer in a state of being fitted well.
Then, similarly to the first embodiment, the rear leakage and the lateral leakage are avoided. As described above, even in the absorbent article in which the excretion part abutment part is not arranged in the crotch as in the first to fourth embodiments, a good fit is obtained in the front groove and the rear groove, and the rear leakage is achieved. , Side leakage can be avoided.
[0039]
In addition, the absorbent article of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
For example, the rear groove in the absorbent article of the present invention is not limited to one continuous groove from the front end to the rear end as in each of the above embodiments, but is formed discontinuously at several places as shown in FIG. The rear groove 65 may be formed.
Further, as shown in FIG. 9, the rear groove 75 may be formed in a substantially rectangular shape with the apex arranged at the center in the width direction. By arranging a plurality of the rear grooves 75 in series in the longitudinal direction of the sanitary napkin 70, the side portions 15c and 25c of the rear groove 15 of the first embodiment and the rear groove 25 of the second embodiment can be used. By the same action, lateral leakage in the rear portion 10b can also be avoided..
MaIn addition, when formed by a plurality of discontinuous small grooves divided in the longitudinal direction as in the above-described embodiment, the shape of the small grooves is not particularly limited.
As shown in FIG. 10, the front grooves 16, 16 and the rear groove 85 may not be continuous, or a front groove 99 connecting the front ends of the front grooves may be provided as shown in FIG.
[0040]
Further, the absorbing section may be constituted only by the absorbing sheet as in the above-described embodiment, but may be constituted by using another absorbing sheet, a high-absorbent polymer or another absorbing member together, or by using a thicker absorbent. You can also. In addition, it is preferable that the thickness of the absorbing portion A be 1.5 to 15 mm.
As shown in FIGS. 8 to 10, the absorbent article may be a wingless sanitary napkin 60, 70, or 80, as well as an incontinence pad 50, a panty liner, or a paper diaper as shown in FIG. it can.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, the absorbent article according to the present invention can favorably prevent side leakage and back leakage.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a sanitary napkin as a first embodiment of an absorbent article according to the present invention.
FIG. 2 is a main part plan view showing the sanitary napkin of FIG.
FIG. 3 is a sectional view taken along the line II of FIG. 2;
FIG. 4 is a plan view showing a sanitary napkin as a second embodiment of the absorbent article according to the present invention.
FIG. 5 is a perspective view showing a sanitary napkin as a third embodiment of the absorbent article according to the present invention.
FIG. 6 is a sectional perspective view showing a sanitary napkin as a fourth embodiment of the absorbent article according to the present invention.
FIG. 7 is a plan view showing a male incontinence pad as a fifth embodiment of the absorbent article according to the present invention.
FIG. 8 is a plan view showing a sanitary napkin as another embodiment of the absorbent article according to the present invention.
FIG. 9 is a plan view showing a sanitary napkin as another embodiment of the absorbent article according to the present invention.
FIG. 10 is a plan view showing a sanitary napkin as another embodiment of the absorbent article according to the present invention.
FIG. 11 is a plan view showing a sanitary napkin as another embodiment of the absorbent article according to the present invention.
[Explanation of symbols]
10 sanitary napkins (absorbent articles)
10a Excretion part abutment part
10b rear part
11 Back sheet
12 Surface sheet
13 Absorption sheet
14 wing
14a Deviation stopper
15 Rear groove
15a Last section
15b rear part
15c side part
16 Front groove
20 sanitary napkins (absorbent articles)
25 Back groove
25a Last part
25b rear part
25c side part
30 sanitary napkins (absorbent articles)
37 elastic members
40 sanitary napkins (absorbent articles)
48 flaps
48a Leak-proof wall
48b Leak-proof surface
49 Leak-proof surface holding elastic member
50 Incontinence pads for men (absorbent articles)
50a excretion part abutment part
50b rear part
60 Sanitary napkin (absorbent article)
65 rear groove
65a Last section
65b rear part
65c side part
70 Sanitary napkin (absorbent article)
75 Back groove
75a Last part
80 Sanitary napkins (absorbent articles)
85 Rear groove
90 sanitary napkin (absorbent article)
99 Forward groove
P Skin contact surface
I Non-skin contact surface

Claims

A liquid-permeable skin-contacting surface, a liquid-impermeable non-skin-contacting surface, and an absorbing portion interposed between the skin-contacting surface and the non-skin-contacting surface, and are substantially vertically elongated. In the absorbent article formed,
To the skin contact surface of the excretory contact portion that contacts the body fluid excretion portion of the wearer when worn, has a longitudinal pair of front grooves formed along the absorbent article, the At the center in the width direction of each of the non-skin contact surface and the skin contact surface, does not have a groove extending in the longitudinal direction,
The pair of front grooves are each formed in a convex arc shape inward in the width direction of the absorbent article,
On the skin contact surface of the rear part which is in contact with the rear side of the wearer at the time of wearing, has a rear groove formed along the width direction of the absorbent article,
The rear groove is subjected to groove processing for discontinuously forming a plurality of small grooves, and is formed at a two-stage depth in which the small grooves and the small grooves are continuously recessed from the skin contact surface. And
The distance between the rearmost portion of the rear groove and the rear end of the absorbing portion is 10 to 50 mm,
The distance between the innermost portions of the pair of front grooves in the width direction of the absorbent article is shorter than the distance between the outermost portions of the rear grooves in the width direction of the absorbent article, and is 20 to 50 mm,
In the wearing state, the excretion part abutment portion has an arch-shaped cross section in which a portion between the pair of front grooves is raised toward the skin abutment surface.

The depth of the front groove and the rear groove is 1 to 10 mm, and the ratio of the thickness of the part where the front groove and the rear groove are formed to the thickness of the part where neither groove is formed Is 0.05 to 0.7, the absorbent article according to claim 1, wherein

The elasticity of contracting the absorbent article over a predetermined length in the longitudinal direction at both side edges along the longitudinal direction of the absorbent article to form the absorbent article into a curved shape with a concave surface on the skin contact surface side The absorbent article according to claim 1, further comprising a member.

The absorbent article according to claim 1, wherein leak-proof walls are formed at both side edges along the longitudinal direction of the absorbent article.