JP3579022B2 - 暗号化装置、及び復号化装置 - Google Patents

暗号化装置、及び復号化装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケットを暗号化する暗号化装置、及び暗号化されたパケットを復号化する復号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
IEEE1394などのシリアル・インターフェースでは、動画などのリアルタイム性の要求されるデータ転送において、送信側が送出したタイミングを受信側まで保持するアイソクロナス伝送を行うことができる。しかしながら、かかるアイソクロナス伝送はブロードキャスト伝送であるため、伝送内容を第三者に知られ得るというセキュリティー面での問題があった。
【0003】
かかる問題を解決する方法として、データを暗号化してアイソクロナス伝送を行う方法が知られており、その方法を利用した従来の暗号化装置、及び復号化装置としては、特開平10−224402号公報に開示されているものが知られている。その伝送方法を用いれば、ディジタルビデオレコーダー、STB(SetTop Box)、パーソナルコンピュータ等におけるアイソクロナス伝送において、データの伝送を第3者に対して秘匿し、安全に行うことができる。
【0004】
以下、従来の暗号化装置、及び復号化装置について、図面を参照しながら説明する。
まず、従来の暗号化装置について説明する。
図6は、従来の暗号化装置の構成を示すブロック図である。
図6において、従来の暗号化装置は、一時的に送信パケットを記憶するバッファ10と、複数の送信パケットを結合するパケット結合手段12と、選択手段14と、リンク層17と、物理層18と、バッファ10に記憶されている送信パケットを暗号化する暗号化手段60と、暗号化された送信パケットを複数のパケットに分割するパケット分割処理手段61と、暗号化された送信パケットの一部を保持する送信パケット保持手段62と、バッファ10、選択器14、暗号化手段60、及び送信パケット保持手段62の制御を行うパケット送信制御手段63とを備える。
【0005】
図6では、マルチメディアデータの転送に適した規格である「IEEE1394 Std 1394−1995、Standard for a High Performance Serial Bus」(以下、単にIEEE1394と呼ぶ)によりパケットを伝送する暗号化装置について示している。
【0006】
次に、従来の暗号化装置の動作について説明する。
IEEE1394では、一定の伝送レートを確保するために、1アイソクロナス周期(125μsec)に同期してパケットを伝送する方式である、アイソクロナス伝送が規定されている。また、伝送帯域を有効に利用するため、バッファ10に入力される送信パケットのうち、伝送速度の速いパケットに対しては複数の送信パケットを結合し、伝送速度の遅いパケットに対しては送信パケットを分割する処理(以下、スムージング処理と呼ぶ)が規定されている。
【0007】
このスムージング処理を行うために、バッファ10に一時的に記憶された送信パケットは、アイソクロナス周期に同期して読み出され、暗号化手段60において暗号化される。
【0008】
伝送速度が速いパケットに対しては、パケット結合手段12で複数のパケットが結合され、送信に必要なヘッダが付加される。パケット送信制御手段63は、パケットの伝送速度が速い場合に選択手段14を制御してパケット結合手段12の出力をリンク層17、物理層18へ送る。リンク層17、物理層18は、相手側との接続互換性を維持するため、IEEE1394を介しての伝送で必要とされる共通の処理を行う。
【0009】
伝送速度が遅いパケットに対しては、パケット分割処理手段61で1つのパケットが複数のパケットへと分割され、送信に必要なヘッダが付加される。パケット送信制御手段63は、パケットの伝送速度の遅い場合に選択手段14を制御してパケット分割処理手段61の出力をリンク層17、物理層18へ送る。
【0010】
パケット分割処理手段61、送信パケット保持手段62による送信パケットの分割動作について、図7を用いて詳しく説明する。
図7は、MPEG2(Moving Picture coding Experts Group 2)のトランスポートストリームパケット(以下、MPEG−TSパケットと呼ぶ)を分割する例を説明するための図である。
【0011】
図7(a)は、送信するMPEG−TSパケットを示す。MPEG−TSパケットは1パケット188バイトで構成されており、これに4バイトのタイムスタンプを付加してIEEE1394バス上へ伝送する。
図7(b)は、このパケットを2分割する例を示している。2分割の場合、MPEG−TSパケットの1パケット188バイトとタイムスタンプ4バイトを合わせた192バイトを、96バイトずつの2つのパケット(パケットA、パケットB)に分割する。すなわち、MPEG−TSパケットの1パケットは92バイトと96バイトへ分割される。
【0012】
暗号化手段60には通常ブロック暗号化が使用されるため、暗号化を行うブロック単位毎でしか暗号化を行うことができない。例えば米国の標準暗号方式であるDES(Data Encryption Standard)では、8バイトを1ブロックとして暗号化を行っている。そして、8バイトの倍数でないデータを暗号化するときには、端数処理を行うことになる。しかし、パケットを分割したときに最終位置以外で端数処理を行うことは、データの整合性を保つことがでないため、適切でない。したがって、パケットAの92バイトを暗号化することはできない。
【0013】
そこで、図7(b)に示すように、暗号化のブロックの境界がnバイト(n≠92)とmバイト(n+m=188)の場合、パケットAの暗号化には92バイトではなく、nバイト暗号化することとなる。例えばDESの場合、nは8の倍数でなければならないため、n=96となる。よってパケットBを送信する前に、パケットBの先頭n−92バイトだけ先に暗号化し、暗号化されたn−92バイトを一旦保持しておく必要がある。
【0014】
送信パケット保持手段62は、先に暗号化されたn−92バイトを保持する。パケット分割処理手段61は、パケットBを送信する際に、先頭n−92バイトは送信パケット保持手段62の出力を使用し、残りmバイトは暗号化手段60の出力を使用する。これらの動作の制御は、パケット送信制御手段63により行われる。
【0015】
図7(c)は、MPEG−TSパケットを4分割する例を示している。4分割の場合、MPEG−TSパケットの1パケット188バイトとタイムスタンプ4バイトを合わせた192バイトを、48バイトずつ4つのパケット(パケットE、パケットF、パケットG、パケットH)に分割する。すなわち、MPEG−TSパケットの1パケットは44バイト、48バイト、48バイト、48バイトへ分割される。
【0016】
暗号化のブロックの境界は、上述の2分割の場合と同様に、例えばkバイト、kバイト、kバイト、lバイトである。例えばDESの場合、kは8の倍数でなければならないため、k=48となる。送信パケット保持手段62は、暗号化されたk−44バイトを保持する。パケット分割処理手段61は、パケットF、パケットG、パケットHを送信する際に、先頭k−44バイトは送信パケット保持手段62の出力を使用し、残りは暗号化手段60の出力を使用する。
【0017】
次に、従来の復号化装置について説明する。
図8は、従来の復号化装置の構成を示すブロック図である。
図8において、従来の復号化装置は、リンク層17と、物理層18と、一時的にパケットを記憶するバッファ40と、選択手段44と、受信されたパケットのタイムスタンプにオフセットを加算するオフセット加算手段45と、受信されたアイソクロナスパケットから不要なヘッダを分離するヘッダ分離手段46と、パケットの復号化を行う復号化手段80と、受信されたパケットを保持する受信パケット保持手段81と、バッファ40、選択手段44、復号化手段80、及び受信パケット保持手段81の制御を行うパケット受信制御手段82とを備える。図8では、IEEE1394における復号化装置の例を示している。
【0018】
次に、従来の復号化装置の動作について説明する。
IEEE1394バス上のパケットを、物理層18、リンク層17にて受信処理する。ヘッダ分離手段46は、受信されたアイソクロナスパケットから不要なヘッダを分離する。オフセット加算手段45は、受信されたタイムスタンプにオフセットを加算し、受信処理の遅延を補償する。
【0019】
結合されたパケットを受信した場合には、パケット受信制御手段82はオフセット加算手段45の出力を復号化するよう選択手段44、復号化手段80を制御する。バッファ40は受信パケットのスムージング処理を行うためのメモリであり、パケット受信制御手段82に制御され、タイムスタンプで決められた時刻に受信されたパケットを出力する。
【0020】
分割されたパケットを受信した場合には、受信パケット保持手段81は一旦パケットを保持する。例えば、図7(b)の2分割したパケットAを受信したとき、復号化手段80でパケットAを完全に復号化するためには、パケットBの先頭n−92バイトがなければならない。そのため、受信パケット保持手段81で一旦パケットAの全て、あるいは復号化に必要な一部を保持し、パケットBを受信した後に、復号化手段80で復号化を行う。これらの動作の制御は、パケット受信制御手段82により行われる。
【0021】
同様に、図7(c)の4分割したパケットEを受信したとき、復号化手段80でパケットEを完全に復号化するためには、パケットFの先頭k−44バイトがなければならない。そのため、受信パケット保持手段81で一旦パケットEの全て、あるいは復号化に必要な一部を保持し、パケットFを受信した後に、復号化手段80で復号化を行う。パケットF、Gの受信時も同様であり、それぞれパケットG、Hを受信した後に復号化手段80で復号化を行う。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の暗号化装置では、暗号化手段60は188バイト単位の暗号化以外に、nバイト、mバイト、kバイト、lバイトの暗号化を行う必要がある。また、送信パケット保持手段62が必要であり、パケット分割処理手段61の処理が複雑化する。
【0023】
さらに、従来の復号化装置では、復号化手段80は188バイト単位の復号化以外に、nバイト、mバイト、kバイト、lバイトの復号化を行う必要があり、また、受信パケット保持手段81が必要である。
【0024】
このように、従来の暗号化装置、及び復号化装置によれば、暗号化手段60、及び復号化手段80は様々な長さのパケットの暗号化・復号化を行わなければならず、さらに、送信パケット保持手段62、受信パケット保持手段81が必要となり、回路規模が増大するという問題点を有していた。
【0025】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構成でパケットの分割・結合に対応した暗号化・復号化を行うことができ、回路規模を削減可能な暗号化装置、及び復号化装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による暗号化装置は、入力された送信パケットを暗号化するとともに、暗号化した送信パケットを結合、または分割して出力する暗号化装置であって、送信パケットを一時記憶する記憶手段と、送信パケットをパケット単位で暗号化するパケット暗号化手段と、該パケット暗号化手段により暗号化された送信パケットを複数結合して出力するパケット結合手段と、前記パケット暗号化手段により暗号化され、前記記憶手段に一時記憶されている送信パケットを複数に分割して出力するパケット分割手段と、送信パケットを結合する場合には、入力された送信パケットを前記記憶手段に一時記憶させ、その送信パケットを、前記パケット暗号化手段に暗号化させて前記パケット結合手段により結合させ、送信パケットを分割する場合には、入力された送信パケットを前記暗号化手段に暗号化させ、その暗号化後の送信パケットを、前記記憶手段に一時記憶させて前記分割手段により分割させる制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0027】
また、本発明による暗号化装置は、入力された送信パケットを暗号化するとともに、暗号化した送信パケットを結合、または分割して出力する暗号化装置であって、送信パケットを一時記憶する記憶手段と、前記記憶手段に一時記憶されている送信パケットをパケット単位で暗号化するパケット暗号化手段と、該パケット暗号化手段により暗号化された送信パケットを複数結合して出力するパケット結合手段と、前記パケット暗号化手段により暗号化され、前記記憶手段に一時記憶されている送信パケットを複数に分割して出力するパケット分割手段と、送信パケットを結合する場合には、入力された送信パケットを前記記憶手段に一時記憶させ、その送信パケットを、前記パケット暗号化手段に暗号化させて前記パケット結合手段により結合させ、送信パケットを分割する場合には、入力された送信パケットを前記記憶手段に一時記憶させ、その送信パケットを前記パケット暗号化手段に暗号化させ、その暗号化後の送信パケットを、暗号化前の送信パケットが記憶されていた前記記憶手段の領域に再び一時記憶させて前記パケット分割手段により分割させる制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0028】
また、本発明による暗号化装置は、前記暗号化装置において、前記制御手段は、前記入力された送信パケットの伝送速度に基づいて、送信パケットを結合するか、あるいは分割するかを決定する、ことを特徴とするものである。
【0029】
また、本発明による暗号化装置は、前記暗号化装置において、前記パケット結合手段、または前記パケット分割手段から出力された送信パケットは、IEEE1394バスを介してアイソクロナス伝送方式で送信されるものである、ことを特徴とするものである。
【0030】
また、本発明による復号化装置は、複数に分割されている受信パケット、または複数結合されている受信パケットを受信する受信手段と、パケット単位で受信パケットを復号化するパケット復号化手段と、前記複数に分割された受信パケットを1つのパケットに結合して一時記憶するとともに、復号化された受信パケットを一時記憶する記憶手段と、前記パケット復号化手段により復号化された受信パケットと前記記憶手段に一時記憶されている復号化された受信パケットとのいずれかを選択し、出力する選択手段と、前記受信手段が複数に分割された受信パケットを受信した場合には、該複数に分割された受信パケットを前記記憶手段に一時記憶させて1つのパケットに結合させ、その結合されたパケットを前記パケット復号化手段に復号化させて前記選択手段に選択させ、前記受信手段が複数結合されている受信パケットを受信した場合には、該複数結合されている受信パケットを前記パケット復号化手段に復号化させ、前記記憶手段に一時記憶させて前記選択手段に選択させる制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0031】
また、本発明による復号化装置は、複数に分割されている受信パケット、または複数結合されている受信パケットを受信する受信手段と、パケット単位で受信パケットを復号化するパケット復号化手段と、前記複数に分割された受信パケットを1つのパケットに結合して一時記憶するとともに、復号化された受信パケットを一時記憶し、該復号化された受信パケットを出力する記憶手段と、前記受信手段が複数に分割された受信パケットを受信した場合には、該複数に分割された受信パケットを前記記憶手段に一時記憶させて1つのパケットに結合させ、その結合されたパケットを前記パケット復号化手段に復号化させ、その復号化後の受信パケットを復号化前の受信パケットが記憶されていた前記記憶手段の領域に再び一時記憶させて出力させ、前記受信手段が複数結合されている受信パケットを受信した場合には、該複数結合されている受信パケットを前記パケット復号化手段に復号化させ、前記記憶手段に一時記憶させて出力させる制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0032】
また、本発明による復号化装置は、前記復号化装置において、前記受信手段により受信された複数に分割された受信パケット、または複数結合されている受信パケットは、IEEE1394バスを介してアイソクロナス伝送方式で伝送されたものである、ことを特徴とするものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1による暗号化装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態1では、IEEE1394のアイソクロナス伝送において、暗号化したアイソクロナスパケットを伝送する暗号化装置について説明する。
【0034】
図1は、本実施の形態1による暗号化装置の構成を示すブロック図である。
図1において、本実施の形態1による暗号化装置は、バッファ10と、パケット暗号化手段11と、パケット結合手段12と、パケット分割手段13と、選択手段14、15、16と、リンク層17と、物理層18と、送信制御手段19とを備える。
【0035】
バッファ10は、暗号化装置に入力された送信パケット、あるいはパケット暗号化手段11により暗号化された送信パケットを一時的に記憶するメモリである。
パケット暗号化手段11は、暗号化装置に入力された送信パケット、あるいはバッファ10から読み出した送信パケットをパケット単位で暗号化する。
パケット結合手段12は、パケット暗号化手段11により暗号化された送信パケットを複数結合する。
【0036】
パケット分割手段13は、バッファ10に一時記憶されている、パケット暗号化手段11により暗号化された送信パケットを複数に分割する。
選択手段14、15、16は、送信制御手段19からの指示により、図1中の0の方、あるいは1の方のいずれかを選択する。
送信制御手段19は、暗号化装置に入力されてくる送信パケットの伝送速度に基づいて、選択手段14、15、16の選択を制御し、また、バッファ10、及びパケット暗号化手段11のタイミング制御を行う。
【0037】
次に、図1を参照しながら、本実施の形態1による暗号化装置の動作について説明する。
まず、MPEG−TSパケットを結合して送信する場合について説明する。
暗号化装置に入力されてくる送信パケットの伝送速度が速い場合には、送信制御手段19が図示しない経路によりそのことを検知し、パケットを結合して送信するように制御する。その制御にしたがって、選択手段14、15、16は図1中の0の方を選択する。そこで、本実施の形態1による暗号化装置に入力された送信パケットはバッファ10に書き込まれる。すなわち、MPEG−TSパケット(188バイト)にタイムスタンプ(4バイト)を付加されたパケットがバッファ10に書き込まれる。このバッファ10は、スムージング処理を行うためのものである。
【0038】
パケット暗号化手段11は、バッファ10に記憶されているMPEG−TSパケットを1パケット単位、すなわち188バイト単位で暗号化する。この暗号化には、通常ブロック暗号化が使用される。なお、パケット暗号化手段11がDESに基づいて8バイトを1ブロックとして暗号化を行う場合には、8バイトの倍数である192バイトの暗号化が行われ、余分な4バイトに対しては端数処理が行われる。パケット結合手段12は、暗号化されたパケットを結合してアイソクロナスパケットを生成する。
【0039】
図2は、本実施の形態1による暗号化装置から出力されるパケットを説明するための図である。
図2(a)は、1アイソクロナス周期中に2パケットを結合する例を示している。図2(a)において、パケット1、パケット2などは、それぞれMPEG−TSパケットである。パケット結合手段12は、それらのパケットを結合するとともに、アイソクロナスパケットで必要とされるアイソクロナスヘッダとCIP(Common Isochronous Packet)ヘッダとを付加する。パケット結合手段12で結合されたパケットには、リンク層17でCRC(Cyclic Redundancy Check)が付加される。そして、物理層18を介してIEEE1394バスへアイソクロナスパケットが伝送される。
【0040】
なお、パケット結合手段12が2パケットを結合する場合について説明したが、3パケット以上を結合する場合も、同様にして結合処理を行うことができる。
【0041】
次に、MPEG−TSパケットを分割して送信する場合について説明する。
暗号化装置に入力されてくる送信パケットの伝送速度が遅い場合には、送信制御手段19が図示しない経路によりそのことを検知し、パケットを分割して送信するように制御する。その制御にしたがって、選択手段14、15、16は図1中の1の方を選択する。そこで、本実施の形態1による暗号化装置に入力された送信パケットは、まずパケット暗号化手段11により1パケット単位で暗号化される。そして、暗号化されたMPEG−TSパケットがタイムスタンプ(4バイト)を付加されてバッファ10に書き込まれる。したがって、バッファ10には、すでに暗号化されたパケットが記憶されている。
【0042】
パケット分割手段13は、バッファ10に記憶されている暗号化されたパケットを必要な長さだけ読み出し、アイソクロナスヘッダとCIPヘッダとを付加する。
【0043】
図2(b)は、MPEG−TSパケットを、パケットAとパケットBへ2分割する例を示している。パケットAは、タイムスタンプ(4バイト)とMPEG−TSパケット(92バイト)から構成され、パケットBは、MPEG−TSパケット(96バイト)から構成される。MPEG−TSパケットはすでに暗号化されているので、ブロック暗号化の境界に関係なく、パケット分割手段13で分割処理を行うことができる。
【0044】
パケット暗号化手段11による暗号化は、図2(b)に示すように、パケットAを送信する前のアイソクロナス周期中に行えばよい。パケットを分割する場合には、パケットをそのまま(分割・結合を行わないで)送信する場合に比べて1アイソクロナス周期中の暗号化の処理時間が1/2以下となるので、同じアイソクロナス周期中にパケットの送信処理を行っても、十分暗号化処理を行うことができる。
【0045】
分割処理の後、アイソクロナスヘッダやCIPヘッダなどが付加され、IEEE1394バスにアイソクロナスパケットが伝送される動作は、結合処理の場合と同様である。
なお、パケット分割手段13がパケットを2分割する場合について説明したが、3分割以上する場合も、同様にして分割処理を行うことができる。
【0046】
以上のように、本実施の形態1による暗号化装置によれば、パケット結合時にはバッファ10からのパケットの読み出し後に暗号化を行い、パケット分割時にはバッファ10への書き込み前に暗号化を行うことで、従来の暗号化装置の有していた送信パケット保持手段が不要となり、回路規模を削減できる。また、パケット暗号化手段11は1パケットの暗号化が行えるだけでよく、簡易な構成でパケットの結合、分割時の暗号化処理を行うことができる。
【0047】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2による暗号化装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態2では、IEEE1394のアイソクロナス伝送において、暗号化されたアイソクロナスパケットを伝送する暗号化装置、特に実施の形態1より簡易な構成とした暗号化装置について説明する。
【0048】
図3は、本実施の形態2による暗号化装置の構成を示すブロック図である。
図3において、本実施の形態2による暗号化装置は、バッファ10と、パケット暗号化手段11と、パケット結合手段12と、パケット分割手段13と、選択手段14と、リンク層17と、物理層18と、送信パケット制御手段31とを備える。なお、図1と同一符号は、実施の形態1による暗号化装置におけるものと同様のものを示しており、それらの説明は省略する。
【0049】
送信パケット制御手段31は、暗号化装置に入力されてくる送信パケットの伝速度に基づいて、選択手段14の選択を制御し、また、パケット暗号化手段11のタイミング制御、及びバッファ10のタイミング、アドレス等の制御を行う。
【0050】
次に、図3を参照しながら、本実施の形態2による暗号化装置の動作について説明する。
まず、MPEG−TSパケットを結合して送信する場合について説明する。
バッファ10にはMPEG−TSパケット(188バイト)にタイムスタンプ(4バイト)が付加されて書き込まれる。パケット暗号化手段11は、バッファ10に記憶されているMPEG−TSパケットを1パケット単位、すなわち188バイト単位で暗号化する。パケット結合手段12は、暗号化されたパケットを結合してアイソクロナスパケットを生成する。パケット結合時には、送信パケット制御手段31による制御にしたがって、選択手段14は図3中の0の方を選択しており、このアイソクロナスパケットは、リンク層17、物理層18を介してIEEE1394バスへ伝送される。
【0051】
次に、MPEG−TSパケットを分割して送信する場合について説明する。
パケット分割時にも、暗号化装置に入力された送信パケットは、まず、バッファ10に書き込まれる。すなわち、MPEG−TSパケット(188バイト)にタイムスタンプ(4バイト)が付加されて書き込まれる。パケット暗号化手段11は、バッファ10から1パケットを読み出し、1パケット単位で暗号化を行い、暗号化されたパケットをバッファ10へ書き戻す。このとき、読み出した領域と同一の記憶領域に暗号化したパケットを書き戻せば、バッファ10に余分な領域を必要としない。送信パケット制御手段31は、このときのバッファ10への読み書きのタイミング、及び読み書きのアドレス等を制御している。
【0052】
パケット分割手段13は、バッファ10に記憶されている暗号化されたパケットを必要な長さだけ読み出し、アイソクロナスヘッダとCIPヘッダとを付加する。このとき、MPEG−TSパケットはすでに暗号化されているので、ブロック暗号化の境界に関係なく、パケット分割手段13で分割処理を行うことができる。
【0053】
以上のように、本実施の形態2による暗号化装置によれば、パケット分割時に、バッファ10から読み出されたパケットを暗号化した後、バッファ10の読み出した領域と同一の領域に書き戻すため、バッファ10に余分な記憶領域を設けることなく、さらに、実施の形態1よりも簡易な構成により、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0054】
なお、実施の形態1及び2においては、特にパケットの結合・分割処理を行う場合について説明したが、パケットの結合・分割処理を行わない場合、すなわち1アイソクロナス周期中にMPEG−TSの1パケットを送信する場合には、パケットの結合・分割処理が不要となるだけであり、同様に暗号化処理を行うことができる。パケットの結合・分割処理を行わない場合には、例えば、暗号化されたパケットが、パケット結合手段12、もしくはパケット分割手段13を、結合・分割処理されることなく通るようにしてもよく、または暗号化されたパケットが、パケット暗号化手段11から図示しない他の経路を通ってリンク層17に至るようにしてもよい。
【0055】
また、実施の形態1及び2では、暗号化装置が選択手段14を備えた構成としたが、暗号化装置が選択手段14を備えていない構成として、パケット結合手段12、及びパケット分割手段13の出力をリンク層17に接続し、パケットを結合するときには、送信制御手段19または送信パケット制御手段31が、パケット分割手段13が何も出力しないように制御し、パケットを分割するときには、その逆の制御を行うようにしてもよい。
【0056】
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3による復号化装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態3では、IEEE1394のアイソクロナス伝送において、暗号化されたアイソクロナスパケットを復号化する復号化装置について説明する。なお、伝送されてきたアイソクロナスパケットが、例えばDESなどの共通鍵暗号化方式で暗号化されている場合には、そのパケットの復号化に必要な秘密鍵は、アシンクロナス伝送などの安全性の高い方法により暗号化装置から復号化装置に伝送され、復号化装置ではその秘密鍵を用いて復号化を行う。
【0057】
図4は、本実施の形態3による復号化装置の構成を示すブロック図である。
図4において、本実施の形態3による復号化装置は、バッファ40と、パケット復号化手段41と、選択手段42、43、44と、受信制御手段47と、受信手段48とを備える。
【0058】
バッファ40は、受信手段48により受信されたパケット、あるいはパケット復号化手段41により復号化されたパケットを一時的に記憶するメモリである。パケット復号化手段41は、受信手段48により受信された、暗号化されているパケット、あるいは暗号化されており、バッファ40に一時的に記憶されているパケットをパケット単位で復号化する。
【0059】
選択手段42、43、44は、受信制御手段47からの指示により、図4中の0の方、あるいは1の方のいずれかを選択する。
受信制御手段47は、受信手段48の受信したパケットが結合されたものであるか、あるいは分割されたものであるかに基づいて、選択手段42、43、44の選択を制御し、また、バッファ40、及びパケット復号化手段41のタイミング制御を行う。
【0060】
受信手段48は、IEEE1394バスからのアイソクロナスパケットを受信するものであり、さらに、リンク層17と、物理層18と、オフセット加算手段45と、ヘッダ分離手段46とを備える。
物理層18、リンク層17は、IEEE1394バス上のパケットを受信処理する。
ヘッダ分離手段46は、受信されたアイソクロナスパケットから、不要なヘッダを分離する。
オフセット加算手段45は、受信されたタイムスタンプにオフセットを加算し、受信処理による遅延を補償する。
【0061】
次に、図4を参照しながら、本実施の形態3による復号化装置の動作について説明する。
まず、結合されたMPEG−TSパケットを受信した場合について説明する。結合されたパケットを受信手段48が受信したときには、受信制御手段47は、図示しない経路によりそのことを検知する。そして、受信制御手段47による制御にしたがって、選択手段42、43、44は図4中の0の方を選択する。そこで、受信手段48により受信されたパケットは、パケット復号化手段41により1パケットずつ復号化され、バッファ40に書き込まれる。このバッファ40は、スムージング処理を行うためのものであり、タイムスタンプのタイミングで、バッファ40に記憶されているパケットが出力される。
【0062】
次に、分割されたMPEG−TSパケットを受信した場合について説明する。分割されたパケットを受信手段48が受信したときには、受信制御手段47は、図示しない経路によりそのことを検知する。そして、受信制御手段47による制御にしたがって、選択手段42、43、44は図4中の1の方を選択する。そこで、受信手段48により受信されたパケットは、一旦バッファ40へ順次書き込まれ、そのバッファ40において、元のMPEG−TSの1パケットが復元される。復元された1パケットはタイムスタンプのタイミングにしたがってバッファ40より出力され、パケット復号化手段41により復号化され、選択手段42を介して受信されたパケットとして出力される。
【0063】
以上のように、本実施の形態3による復号化装置によれば、パケット結合時にはバッファ40への書き込み前に復号化を行い、パケット分割時にはバッファ40で1パケットを復元し、読み出し後に復号化を行うことで、従来の復号化装置の有していた受信パケット保持手段が不要となり、回路規模を削減できる。また、パケット復号化手段41は1パケットの復号化が行えるだけでよく、簡易な構成でパケットの結合、分割時の復号化処理を行うことができる。
【0064】
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4による復号化装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態4では、IEEE1394のアイソクロナス伝送において、暗号化されたアイソクロナスパケットを復号化する復号化装置、特に実施の形態3より簡易な構成とした復号化装置について説明する。
【0065】
図5は、本実施の形態4による復号化装置の構成を示すブロック図である。
図5において、本実施の形態4による復号化装置は、バッファ40と、パケット復号化手段41と、選択手段43、44と、受信手段48と、受信パケット制御手段51とを備える。なお、図4と同一符号は、実施の形態3による暗号化装置におけるものと同様のものを示しており、それらの説明は省略する。
【0066】
受信パケット制御手段51は、受信手段48の受信したパケットが結合されたものであるか、あるいは分割されたものであるかに基づいて、選択手段43、44の選択を制御し、また、パケット復号化手段41のタイミング制御、及びバッファ40のタイミング、アドレス等の制御を行う。
【0067】
次に、図5を参照しながら、本実施の形態4による復号化装置の動作について説明する。
まず、結合されたMPEG−TSパケットを受信した場合について説明する。結合されたパケットを受信したときには、受信パケット制御手段51による制御にしたがって、選択手段43、44が図5中の0の方を選択している。そこで、受信手段48により受信されたパケットは、パケット復号化手段41により1パケットずつ復号化され、バッファ40に書き込まれる。このバッファ40は、スムージング処理を行うためのものであり、タイムスタンプのタイミングで、バッファ40に記憶されているパケットが出力される。
【0068】
次に、分割されたMPEG−TSパケットを受信した場合について説明する。分割されたパケットを受信したときには、受信パケット制御手段51による制御にしたがって、選択手段43、44は図5中の1の方を選択している。そこで、受信手段48により受信されたパケットは、一旦バッファ40へ順次書き込まれ、そのバッファ40において、元のMPEG−TSの1パケットが復元される。パケット復号化手段41は、その復元された1パケットをバッファ40から読み出して復号化し、復号化されたパケットをバッファ40へ書き戻す。このとき、読み出した領域と同一の記憶領域に復号化したパケットを書き戻せば、バッファ40に余分な領域を必要としない。そして、パケットが結合されているときと同様に、タイムスタンプのタイミングで、バッファ40に記憶されているパケットが出力される。受信パケット制御手段51は、このときのバッファ40への読み書きのタイミング、及び読み書きのアドレス等を制御している。
【0069】
以上のように、本実施の形態4による復号化装置によれば、分割されたパケットを受信したときに、バッファ40から読み出されたパケットを復号化した後、バッファ40の読み出した領域と同一の領域に書き戻すため、バッファ40に余分な記憶領域を設けることなく、さらに、実施の形態3よりも簡易な構成により、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
【0070】
なお、実施の形態3及び4においては、特に結合された、あるいは分割されたパケットを受信した場合の復号化について説明したが、結合・分割処理の行われていないパケットを受信する場合、すなわち1アイソクロナス周期中にMPEG−TSの1パケットを受信する場合には、パケットの分割・結合処理が不要となるだけであり、同様に復号化処理を行うことができる。
【0071】
また、上記各実施の形態において、送信、あるいは受信するパケットとしてMPEG−TSパケットの場合について説明したが、伝送時にパケットの分割、結合を行うものであればDIRECTVパケット(140バイト)などの他のパケットに対しても同様に処理可能である。
【0072】
また、上記各実施の形態においては、IEEE1394バスの場合について説明したが、本発明は、シリアルインターフェースであり、かつ、アイソクロナス伝送が可能なものであれば、IEEE1394バスに限定されるものではない。
【0073】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明による暗号化装置によれば、入力された送信パケットを暗号化するとともに、暗号化した送信パケットを結合、または分割して出力する暗号化装置であって、送信パケットを一時記憶する記憶手段と、送信パケットをパケット単位で暗号化するパケット暗号化手段と、該パケット暗号化手段により暗号化された送信パケットを複数結合して出力するパケット結合手段と、前記パケット暗号化手段により暗号化され、前記記憶手段に一時記憶されている送信パケットを複数に分割して出力するパケット分割手段と、送信パケットを結合する場合には、入力された送信パケットを前記記憶手段に一時記憶させ、その送信パケットを、前記パケット暗号化手段に暗号化させて前記パケット結合手段により結合させ、送信パケットを分割する場合には、入力された送信パケットを前記暗号化手段に暗号化させ、その暗号化後の送信パケットを、前記記憶手段に一時記憶させて前記分割手段により分割させる制御手段とを備えたことで、従来の暗号化装置よりも回路規模を削減することができ、さらに、前記パケット暗号化手段は1パケットの暗号化を行うだけのものであるため、簡易な構成でパケットの結合、分割時の暗号化処理を行うことができる効果が得られる。
【0074】
また、本発明による暗号化装置によれば、入力された送信パケットを暗号化するとともに、暗号化した送信パケットを結合、または分割して出力する暗号化装置であって、送信パケットを一時記憶する記憶手段と、前記記憶手段に一時記憶されている送信パケットをパケット単位で暗号化するパケット暗号化手段と、該パケット暗号化手段により暗号化された送信パケットを複数結合して出力するパケット結合手段と、前記パケット暗号化手段により暗号化され、前記記憶手段に一時記憶されている送信パケットを複数に分割して出力するパケット分割手段と、送信パケットを結合する場合には、入力された送信パケットを前記記憶手段に一時記憶させ、その送信パケットを、前記パケット暗号化手段に暗号化させて前記パケット結合手段により結合させ、送信パケットを分割する場合には、入力された送信パケットを前記記憶手段に一時記憶させ、その送信パケットを前記パケット暗号化手段に暗号化させ、その暗号化後の送信パケットを、暗号化前の送信パケットが記憶されていた前記記憶手段の領域に再び一時記憶させて前記パケット分割手段により分割させる制御手段とを備えたことで、パケット分割時には、前記記憶手段から読み出されたパケットを暗号化した後、該記憶手段から読み出した領域と同一の領域に暗号化したパケットを書き戻すため、記憶手段に余分な領域を設ける必要がなく、回路規模を削減することができる。さらに、より簡易な構成とすることができる効果が得られる。
【0075】
また、本発明による復号化装置によれば、複数に分割されている受信パケット、または複数結合されている受信パケットを受信する受信手段と、パケット単位で受信パケットを復号化するパケット復号化手段と、前記複数に分割された受信パケットを1つのパケットに結合して一時記憶するとともに、復号化された受信パケットを一時記憶する記憶手段と、前記パケット復号化手段により復号化された受信パケットと前記記憶手段に一時記憶されている復号化された受信パケットとのいずれかを選択し、出力する選択手段と、前記受信手段が複数に分割された受信パケットを受信した場合には、該複数に分割された受信パケットを前記記憶手段に一時記憶させて1つのパケットに結合させ、その結合されたパケットを前記パケット復号化手段に復号化させて前記選択手段に選択させ、前記受信手段が複数結合されている受信パケットを受信した場合には、該複数結合されている受信パケットを前記パケット復号化手段に復号化させ、前記記憶手段に一時記憶させて前記選択手段に選択させる制御手段とを備えたことで、従来の復号化装置よりも回路規模を削減することができ、さらに、前記パケット復号化手段は1パケットの復号化を行うだけのものであるため、簡易な構成でパケットの結合、分割時の復号化処理を行うことができる効果が得られる。
【0076】
また、本発明による復号化装置によれば、複数に分割されている受信パケット、または複数結合されている受信パケットを受信する受信手段と、パケット単位で受信パケットを復号化するパケット復号化手段と、前記複数に分割された受信パケットを1つのパケットに結合して一時記憶するとともに、復号化された受信パケットを一時記憶し、該復号化された受信パケットを出力する記憶手段と、前記受信手段が複数に分割された受信パケットを受信した場合には、該複数に分割された受信パケットを前記記憶手段に一時記憶させて1つのパケットに結合させ、その結合されたパケットを前記パケット復号化手段に復号化させ、その復号化後の受信パケットを復号化前の受信パケットが記憶されていた前記記憶手段の領域に再び一時記憶させて出力させ、前記受信手段が複数結合されている受信パケットを受信した場合には、該複数結合されている受信パケットを前記パケット復号化手段に復号化させ、前記記憶手段に一時記憶させて出力させる制御手段とを備えたことで、分割されたパケットを受信したときに、前記記憶手段から読み出されたパケットを復号化した後、該記憶手段から読み出した領域と同一の領域に復号化したパケットを書き戻すため、記憶手段に余分な領域を設ける必要がなく、回路規模を削減することができる。さらに、より簡易な構成とすることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による暗号化装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1によるパケットを説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態2による暗号化装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態3による復号化装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態4による復号化装置の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の暗号化装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の暗号化装置の動作について説明するための図である。
【図8】従来の復号化装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、40 バッファ
11 パケット暗号化手段
12 パケット結合手段
13 パケット分割手段
14、15、16、42、43、44 選択手段
17 リンク層
18 物理層
19 送信制御手段
31 送信パケット制御手段
41 パケット復号化手段
45 オフセット加算手段
46 ヘッダ分離手段
47 受信制御手段
48 受信手段
51 受信パケット制御手段

Claims (7)

  1. 入力された送信パケットを暗号化するとともに、暗号化した送信パケットを結合、または分割して出力する暗号化装置であって、
    送信パケットを一時記憶する記憶手段と、
    送信パケットをパケット単位で暗号化するパケット暗号化手段と、
    該パケット暗号化手段により暗号化された送信パケットを複数結合して出力するパケット結合手段と、
    前記パケット暗号化手段により暗号化され、前記記憶手段に一時記憶されている送信パケットを複数に分割して出力するパケット分割手段と、
    送信パケットを結合する場合には、入力された送信パケットを前記記憶手段に一時記憶させ、その送信パケットを、前記パケット暗号化手段に暗号化させて前記パケット結合手段により結合させ、送信パケットを分割する場合には、入力された送信パケットを前記暗号化手段に暗号化させ、その暗号化後の送信パケットを、前記記憶手段に一時記憶させて前記分割手段により分割させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする暗号化装置。
  2. 入力された送信パケットを暗号化するとともに、暗号化した送信パケットを結合、または分割して出力する暗号化装置であって、
    送信パケットを一時記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に一時記憶されている送信パケットをパケット単位で暗号化するパケット暗号化手段と、
    該パケット暗号化手段により暗号化された送信パケットを複数結合して出力するパケット結合手段と、
    前記パケット暗号化手段により暗号化され、前記記憶手段に一時記憶されている送信パケットを複数に分割して出力するパケット分割手段と、
    送信パケットを結合する場合には、入力された送信パケットを前記記憶手段に一時記憶させ、その送信パケットを、前記パケット暗号化手段に暗号化させて前記パケット結合手段により結合させ、送信パケットを分割する場合には、入力された送信パケットを前記記憶手段に一時記憶させ、その送信パケットを前記パケット暗号化手段に暗号化させ、その暗号化後の送信パケットを、暗号化前の送信パケットが記憶されていた前記記憶手段の領域に再び一時記憶させて前記パケット分割手段により分割させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする暗号化装置。
  3. 請求項1または2記載の暗号化装置において、
    前記制御手段は、前記入力された送信パケットの伝送速度に基づいて、送信パケットを結合するか、あるいは分割するかを決定する、
    ことを特徴とする暗号化装置。
  4. 請求項1または2記載の暗号化装置において、
    前記パケット結合手段、または前記パケット分割手段から出力された送信パケットは、IEEE1394バスを介してアイソクロナス伝送方式で送信されるものである、
    ことを特徴とする暗号化装置。
  5. 複数に分割されている受信パケット、または複数結合されている受信パケットを受信する受信手段と、
    パケット単位で受信パケットを復号化するパケット復号化手段と、
    前記複数に分割された受信パケットを1つのパケットに結合して一時記憶するとともに、復号化された受信パケットを一時記憶する記憶手段と、
    前記パケット復号化手段により復号化された受信パケットと前記記憶手段に一時記憶されている復号化された受信パケットとのいずれかを選択し、出力する選択手段と、
    前記受信手段が複数に分割された受信パケットを受信した場合には、該複数に分割された受信パケットを前記記憶手段に一時記憶させて1つのパケットに結合させ、その結合されたパケットを前記パケット復号化手段に復号化させて前記選択手段に選択させ、前記受信手段が複数結合されている受信パケットを受信した場合には、該複数結合されている受信パケットを前記パケット復号化手段に復号化させ、前記記憶手段に一時記憶させて前記選択手段に選択させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする復号化装置。
  6. 複数に分割されている受信パケット、または複数結合されている受信パケットを受信する受信手段と、
    パケット単位で受信パケットを復号化するパケット復号化手段と、
    前記複数に分割された受信パケットを1つのパケットに結合して一時記憶するとともに、復号化された受信パケットを一時記憶し、該復号化された受信パケットを出力する記憶手段と、
    前記受信手段が複数に分割された受信パケットを受信した場合には、該複数に分割された受信パケットを前記記憶手段に一時記憶させて1つのパケットに結合させ、その結合されたパケットを前記パケット復号化手段に復号化させ、その復号化後の受信パケットを復号化前の受信パケットが記憶されていた前記記憶手段の領域に再び一時記憶させて出力させ、前記受信手段が複数結合されている受信パケットを受信した場合には、該複数結合されている受信パケットを前記パケット復号化手段に復号化させ、前記記憶手段に一時記憶させて出力させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする復号化装置。
  7. 請求項5または6記載の復号化装置において、
    前記受信手段により受信された複数に分割された受信パケット、または複数結合されている受信パケットは、IEEE1394バスを介してアイソクロナス伝送方式で伝送されたものである、
    ことを特徴とする復号化装置。
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