JP3560364B2 - タイムアウト判別装置、方法および通信装置 - Google Patents

タイムアウト判別装置、方法および通信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、通信においてイベントが発生したときから所定の事象が所定の時間内に発生しない場合に、タイムアウトを判別することにより通信異常を検出するタイムアウト判別装置、タイムアウト判別方法および通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信装置において、あるイベントが発生してから所定の事象が一定時間内に発生しない場合には、その通信装置に通信異常が発生している。例えばATM(非同期転送モード)網において、イベントであるセルが発生してから所定の時間内に次のセルが発生しない場合にはATM網に通信異常が発生している。このため、従来よりタイムアウト判別装置を用いて、あるイベントが発生してから所定の事象が一定時間内に発生しない場合にタイムアウトと判別することにより、通信異常を検出していた。
【0003】
このタイムアウト判別装置は、あるイベントが発生した時にタイマによりその時の時刻をセットし、その時刻から時間のカウントを開始する。そして、タイマがある値、すなわち、所定の時間をカウントした時間になるまで所定の事象が発生しない場合にタイムアウトと判別していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のタイムアウト判別装置の内の特に、複数の通信(チャネル)を取り扱うタイムアウト判別装置においては、各通信(チャネル)別にタイマを用意しなければならず、ハードウェアの構成が複雑になるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡単な構成でかつ安価なタイムアウト判別装置及び方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために下記の構成とした。
<本発明のタイムアウト判別装置>
図1は本発明のタイムアウト判別装置の原理図である。本発明は複数の通信を行う通信装置にタイムアウトの判別開始となるイベントが発生した否かを判別し前記イベントが発生したときに各通信に関する各通信情報を出力するイベント判別部10と、前記各通信毎に予め定められたタイムアウト時刻を記憶する時刻記憶部30と、前記イベント判別部10から出力される各通信情報と前記イベントの発生時刻とに基いて前記各通信毎のタイムアウト時刻を算出しそのタイムアウト時刻を前記時刻記憶部30に書き込む算出部22、前記時刻記憶部30から読み出した各通信毎のタイムアウト時刻を現時刻と比較し現時刻がタイムアウト時刻以上となった場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別する比較器24を有するタイムアウト判別部20とを備えたものである(請求項9に対応)。
【0007】
要は、各通信毎にタイムアウト時刻を記憶し、現時刻が各通信毎のタイムアウト時刻以上となった場合にタイムアウトと判別することにより複数のタイマを用いずに複数の通信を行うようにしたものである。
【0008】
以下、各構成要件について説明する。
(イベント判別部)
イベント判別部10は、複数の通信を行う通信装置にタイムアウトの判別開始となるイベントが発生した否かを判別し前記イベントが発生したときに各通信に関する各通信情報を出力するものであり、例えばフリップフロップ回路などが例示できる。
【0009】
前記イベントは例えば、ATM網では、OAMセルやAAL Type3/4のBOM(Beginning of Message)等であり、イベント判別部10はこのイベントの到着を判別する。通信情報とは例えば行き先を示すVPI(仮想パス識別子)、行き先を示すVCI(仮想チャネル識別子)、MID(Message Identifier)である。
(時刻記憶部)
時刻記憶部30は前記各通信毎に予め定められたタイムアウト時刻を記憶するもので、例えば書き込み及び読み出し可能な記憶媒体であり、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスクなどである。
(イベント判別部)
イベント判別部20は算出部22と比較器24とを有し、算出部22は前記イベント判別部10から出力される各通信情報と前記イベントの発生時刻とに基いて前記各通信毎のタイムアウト時刻を算出しそのタイムアウト時刻を前記時刻記憶部30に書き込むもので、例えば、加算器などである。前記比較器24は前記時刻記憶部30から読み出した各通信毎のタイムアウト時刻を現時刻と比較し現時刻がタイムアウト時刻以上となった場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別するもので、コンパレータなどからなる。
【0010】
<本発明における付加的構成>
本発明のタイムアウト判別装置は、前記必須の構成要素からなるが、その構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立する。
【0011】
その付加的構成要素とは、前記イベント判別部10が、前記通信装置から各通信情報を含んだ固定長のセルを順次入力することである(請求項10に対応)。他の付加的構成要素とは、前記比較器24がタイムアウトの発生を判別した場合にはタイムアウトの発生を示す発生情報を前記時刻記憶部30に記憶することである。かつ前記イベント判別部10が前記セルとして空セルを入力した時に前記タイムアウト判別部20が、前記発生情報と空セルとからタイムアウトセルを発生してそのタイムアウトセルを外部に送出するタイムアウトセル発生部26を有していることである(請求項11に対応)。
【0012】
他の付加的構成要素とは、前記各通信情報が、行き先を示す仮想パス識別子と行き先を示す仮想チャネル識別子とメッセージを識別するためのメッセージ識別子とのいずれか1つの識別情報であり、各識別情報は複数ビット情報からなることである(請求項12に対応)。
【0013】
他の付加的構成要素とは、前記タイムアウト判別部20が、前記いずれか1つの複数ビットからなる識別情報を前記複数ビットよりも小さいビットからなる縮退識別子に変換する変換テーブル25を有していることである。かつ前記時刻記憶部30が、前記変換テーブル25で変換された縮退識別子毎に前記タイムアウト時刻を記憶する。かつ前記比較器24が、前記時刻記憶部30から読み出した各縮退識別子毎のタイムアウト時刻を現時刻と比較し現時刻がタイムアウト時刻以上となった場合にその縮退識別子についてタイムアウトが発生したと判別することである(請求項13に対応)。
【0014】
他の付加的構成要素とは、前記タイムアウト判別部20が、前記イベントが発生した時に各通信に前記縮退識別子を1つ割り当て、イベントが終了した時とタイムアウトが発生した時とのいずれかの時に前記縮退識別子を解放することである(請求項14に対応)。
【0015】
他の付加的構成要素とは、前記通信装置が行うべき複数の通信の数はM個であって前記比較器が1セル処理時間内に判別すべきタイムアウトの通信判別数は前記複数の通信数M個よりも小さいm個である場合に、さらに、計数部23、加算器22b、読出部33、比較器27とを有することである(請求項15に対応)。
【0016】
前記計数部23は現時刻を前記1セル処理時間毎に1ずつカウントアップする。前記加算器22bは計数部23で計数された現時刻に定数(M/m)を加算する。前記読出部33は時刻記憶部30に記憶されている各通信毎のタイムアウト時刻を順番に前記1セル処理時間内にm個読み出しこの読出処理を(M/m)セル処理時間繰り返し行うことにより全てのタイムアウト時刻を読み出す。比較器27は前記読出部33から読み出された各通信毎のタイムアウト時刻が前記計数部23で計数された現時刻から前記加算器22bで得られた時刻までの範囲内に入っている場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別する。
【0017】
他の付加的構成要素とは、前記通信装置が行うべき複数の通信の数はM個であって前記比較器が1セル処理時間内に判別すべきタイムアウトの通信判別数は前記複数の通信数M個よりも小さいm個である場合に、さらに、計数部23、加算器22b、読出部33、比較器28とを有することである(請求項16に対応)。
【0018】
前記計数部23は現時刻を(M/m)セル処理時間毎に1ずつカウントアップする。前記読出部33は時刻記憶部30に記憶されている各通信毎のタイムアウト時刻を順番に前記1セル処理時間内にm個読み出しこの読出処理を(M/m)セル処理時間繰り返し行うことにより全てのタイムアウト時刻を読み出す。前記比較器28は前記読出部33から読み出された各通信毎のタイムアウト時刻が前記計数部23で計数された現時刻に一致する場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別する。
<本発明のタイムアウト判別方法>
図2は本発明のタイムアウト判別方法の原理フローチャートである。本発明のタイムアウト判別方法は、複数の通信を行う場合にタイムアウトの判別開始となるイベントが発生した否かを判別し前記イベントが発生した場合に各通信に関する各通信情報を出力するイベント判別ステップ60と、前記出力される各通信情報と前記イベント発生時刻とに基いて前記各通信毎のタイムアウト時刻を算出する算出ステップ70と、前記算出された各通信毎のタイムアウト時刻を記憶する記憶ステップ80と、前記記憶された各通信毎のタイムアウト時刻を現時刻と比較し現時刻がタイムアウト時刻以上となった場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別するタイムアウト判別ステップ90とを有する(請求項1に対応)。
<本発明における付加的構成>
本発明のタイムアウト判別方法は、前記必須の工程からなるが、その工程が具体的に以下のような場合であっても成立する。
【0019】
その付加的工程とは、前記イベント判別ステップ60が、前記各通信情報を含んだ固定長のセルを順次入力することである(請求項2に対応)。
他の付加的工程とは、前記タイムアウト判別ステップ90が、タイムアウトが発生したと判別した場合にはタイムアウトの発生を示す発生情報を記憶し、さらに、前記セルとして空セルが入力された時に前記発生情報と空セルとからタイムアウトセルを発生してそのタイムアウトセルを外部に送出することである(請求項3に対応)。
【0020】
他の付加的工程とは、前記各通信情報が、行き先を示す仮想パス識別子と行き先を示す仮想チャネル識別子とメッセージを識別するためのメッセージ識別子とのいずれか1つの識別情報であり、各識別情報は複数ビット情報からなることである(請求項4に対応)。
【0021】
他の付加的工程とは、前記タイムアウト判別ステップ90が、前記いずれか1つの複数ビットからなる識別情報を前記複数ビットよりも小さいビットからなる縮退識別子に変換し、前記記憶ステップ80が、前記変換された縮退識別子毎に前記タイムアウト時刻を記憶し、前記タイムアウト判別ステップ90が、前記記憶された各縮退識別子毎のタイムアウト時刻を現時刻と比較し現時刻がタイムアウト時刻以上となった場合にその縮退識別子についてタイムアウトが発生したと判別することである(請求項5に対応)。
【0022】
他の付加的工程とは、前記タイムアウト判別ステップ90が、前記イベントが発生した時に各通信に前記縮退識別子を1つ割り当て、イベントが終了した時とタイムアウトが発生した時とのいずれかの時に前記縮退識別子を解放することである(請求項6に対応)。
【0023】
他の付加的工程とは、前記複数の通信の数はM個であって前記1セル処理時間内に判別すべきタイムアウトの通信判別数は前記複数の通信数M個よりも小さいm個である場合に、さらに、計数ステップ95、加算ステップ96、読出ステップ97、比較ステップ98とを含むことである(請求項7に対応)。
【0024】
計数ステップ95は前記現時刻を前記1セル処理時間毎に1ずつカウントアップする。加算ステップ96は前記計数された現時刻に定数(M/m)を加算する。読出ステップ97は前記記憶されている各通信毎のタイムアウト時刻を順番に前記1セル処理時間内にm個読み出しこの読出処理を(M/m)セル処理時間繰り返し行うことにより全てのタイムアウト時刻を読み出す。比較ステップ98は前記読み出された各通信毎のタイムアウト時刻が前記計数された現時刻から前記加算ステップで得られた時刻までの範囲内に入っている場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別する。
【0025】
他の付加的工程とは、前記複数の通信の数はM個であって前記1セル処理時間内に判別すべきタイムアウトの通信判別数は前記複数の通信数M個よりも小さいm個である場合に、さらに、計数ステップ95、読出ステップ97、比較ステップ98とを含むことである(請求項8に対応)。
【0026】
計数ステップ95は前記現時刻を(M/m)セル処理時間毎に1ずつカウントアップする。前記読出ステップ97は記憶されている各通信毎のタイムアウト時刻を順番に前記1セル処理時間内にm個読み出しこの読出処理を(M/m)セル処理時間繰り返し行うことにより全てのタイムアウト時刻を読み出す。前記比較ステップ98は読み出された各通信毎のタイムアウト時刻が前記計数された現時刻に一致する場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別する。
【0027】
【作用】
本発明のタイムアウト判別装置によれば、イベント判別部10はタイムアウトの判別開始となるイベントが発生したときに各通信に関する各通信情報を算出部22に出力する。算出部22は前記各通信情報と前記イベントの発生時刻とに基いて各通信毎のタイムアウト時刻を算出しそのタイムアウト時刻を時刻記憶部30に書き込む。
【0028】
そして、比較器24は時刻記憶部30から読み出した各通信毎のタイムアウト時刻を現時刻と比較し現時刻がタイムアウト時刻以上となった場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別する。
【0029】
すなわち、各通信毎にタイムアウト時刻を記憶し、現時刻が各通信毎のタイムアウト時刻以上となった場合にタイムアウトと判別するので、複数のタイマを用いずに複数の通信を行えるから簡単な構成でかつ安価な装置を提供できる。
【0030】
また、イベント判別部10が、前記通信装置から各通信情報を含んだ固定長のセルを順次入力することでセルの発生を判別して各通信毎のタイムアウトを判別することができる。
【0031】
タイムアウトの発生を判別した場合にタイムアウトの発生を示す発生情報を時刻記憶部30に記憶し、タイムアウトセル発生部26が前記発生情報と空セルとからタイムアウトセルを発生してそのタイムアウトセルを外部に送出するタイムアウトを外部に通知することができる。
【0032】
前記各通信情報が、行き先を示す仮想パス識別子と行き先を示す仮想チャネル識別子とメッセージを識別するためのメッセージ識別子とのいずれか1つの識別情報である場合には、その識別情報毎にタイムアウトの発生を判別することができる。
【0033】
変換テーブル25が複数ビットからなる識別情報を前記複数ビットよりも小さいビットからなる縮退識別子に変換し、変換された縮退識別子毎にタイムアウト時刻を時刻記憶部に記憶するので、メモリ容量を少なくできる。
【0034】
イベントが発生した時に各通信に前記縮退識別子を1つ割り当て、イベントが終了した時とタイムアウトが発生した時とのいずれかの時に前記縮退識別子を解放することで少ない縮退識別子で複数の通信を行える。
【0035】
複数の通信の数はM個であって1セル処理時間内に判別すべきタイムアウトの通信判別数は複数の通信数M個よりも小さいm個である場合には、全ての通信数を判別するにはM/mセル処理時間かかる。この時間内にある通信においてタイムアウトを発生することもある。このため、読出部33が記憶されている各通信毎のタイムアウト時刻を順番に前記1セル処理時間内にm個読み出しこの読出処理を(M/m)セル処理時間繰り返し行うことにより全てのタイムアウト時刻を読み出し、比較器27が前記読出部33から読み出された各通信毎のタイムアウト時刻が計数部23で計数された現時刻から加算器22bで得られた時刻までの範囲内に入っている場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別することができる。
【0036】
また、比較器28が読出部33から読み出された各通信毎のタイムアウト時刻が計数部23で計数された現時刻に一致する場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別することもできる。
【0037】
【実施例】
以下、本発明の取装置の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図3は本発明の実施例1に従ったタイムアウト判別装置を示す構成図である。図3において、タイムアウト判別装置は、ATM網からVCIを含む固定長のセルを順次入力し、VCI毎のセル間隔のタイムアウトの判別を行う。タイムアウト判別装置は、イベント判別部10、イベント判別部10に接続されるタイムアウト判別部20、タイムアウト判別部20に接続されるタイムアウト時刻記憶部30とを備える。前記VCIは例えば16ビットの情報からなる。
【0038】
前記イベント判別部10は、例えば、フリップフロップ回路から構成され、ATM網からのセルが到着したか否かを判別し、到着したセルに含まれるVCIを識別してそのVCIをタイムアウト判別部20及びタイムアウト時刻記憶部30に通知する。
【0039】
前記タイムアウト判別部20は、イベント判別部10からのVCIに基いてセルが発生してから次のセルが所定の時間内に発生しない場合にタイムアウトと判別する。前記タイムアウト判別部20は、VCIテーブル21、VCIテーブルに接続される加算器22、加算器22に接続されるカウンタ23、カウンタ23及び前記タイムアウト時刻記憶部30に接続される比較器23とを備える。
【0040】
前記タイムアウト判別部20には呼設定時にVCI毎のタイムアウト時間を図示しない呼処理部から通知されており、前記VCIテーブル21は、図示しないメモリ内に設けられ前記各VCI毎に各VCIに対応するタイムアウト時間を格納している。
【0041】
カウンタ23は現時刻をカウントする。前記加算器22は前記VCIテーブル21からのVCIに対応するタイムアウト時間にカウンタ23でカウントされた現時刻、すなわち前記セルが発生した時刻を加算することによりタイムアウト時刻を算出する。前記加算器22はタイムアウト時刻記憶部30内のタイムアウト時刻テーブル31に到着セルのVCIに対応する前記タイムアウト時刻の登録又は更新を行う。
【0042】
比較器23はカウンタ23でカウントされた現時刻をタイムアウト時刻記憶部30に記憶された各VCIのタイムアウト時刻と比較し現時刻がタイムアウト時刻以上となった場合にはそのVCIについてタイムアウトが発生したとしてタイムアウト信号を外部に出力する。
【0043】
前記タイムアウト時刻記憶部20は例えばRAMなどからなり、前記VCIとそのVCIに対応するタイムアウト判別部20からのタイムアウト時刻とを格納したタイムアウト時刻テーブル31を有する。
<実施例1の動作>
次に、このように構成された実施例1の装置により実現されるタイムアウト判別方法を図面を参照して説明する。図4に実施例1のタイムアウト判別方法のフローチャートを示す。まず、イベント判別部10ではセルが到着したか否かを判別し(ステップ101)、セルが到着しない場合には処理がステップ106に進む。
【0044】
一方、セルが到着した場合にはイベント判別部10はそのセルに含まれるVCIを判別する(ステップ102)。
次に、タイムアウト判別部20では、イベント判別部10からのVCIに対応するタイムアウト時間をVCIテーブル21から読み出す(ステップ103)。加算器22はVCIテーブル21から読み出されたタイムアウト時間に前記セルが発生した時刻を加算しタイムアウト時刻を得る(ステップ104)。
【0045】
さらに、タイムアウト時刻記憶部30では、加算器22からのVCIのタイムアウト時刻をタイムアウト時刻テーブル31のそのVCIに対応する部分に登録する(ステップ105)。あるいは、タイムアウト時刻を更新する。そして、タイムアウト時刻記憶部30では、VCIを零に初期設定し(ステップ106)、VCIが零であるときのタイムアウト時刻テーブル31に記憶されたタイムアウト時刻を読み出す(ステップ107)。
【0046】
次に、比較器24は、カウンタ23でカウントされた現時刻がタイムアウト時刻テーブル31から読み出されたタイムアウト時刻に一致するか否かを判定し(ステップ108)、現時刻がタイムアウト時刻に一致しない場合には、処理がステップ110に進む。
【0047】
一方、現時刻がタイムアウト時刻に一致した場合には、比較器24はそのVCIとタイムアウト信号を外部に出力する(ステップ109)。すなわち、現時刻がタイムアウト時刻以上になった場合にはそのVCIについてタイムアウトが発生したものとしてタイムアウトと判別する。
【0048】
次に、VCIが最大値か否かを判別する(ステップ110)。ここで、VCIが最大値でない場合には、VCIに“1”を加算したものをVCIとして設定し(ステップ111)、処理がステップ107に戻る。そして、VCIが最大値になるまでステップ107からステップ109の処理を繰り返し行う。すなわち、記憶されたVCIの全てについて、各タイムアウト時刻を読み出して現時刻と各タイムアウト時刻との比較を行う。
【0049】
一方、ステップ110において、VCIが最大値である場合には、カウンタ23は現時刻に“1”を加算したものを現時刻とし(ステップ112)、ステップ101の処理に戻る。そして、ステップ101からステップ110の処理を繰り返し行う。すなわち、現時刻が1,2・・だけ進んだときのタイムアウトの判別を行う。
【0050】
なお、図4の例では、便宜上VCIに“1”を加算し、各VCIについて逐次タイムアウト時刻と現時刻を比較する方法をとったが、比較器を複数設置し、複数のVCIについて並行に比較を行ってもよい。
【0051】
このように実施例1によれば、セルが発生した時にVCI毎にタイムアウト時刻を算出してその内容を記憶し、現時刻と記憶されたタイムアウト時刻とを比較することによりタイムアウトを判別するので、個々のVCIに対してタイマをもつ必要がないため、ハードウェアの規模を小さくすることができる。すなわち、簡単な構成でかつ安価な装置を提供できる。
<実施例2>
次に本発明の実施例2を説明する。図5に本発明の実施例2に従ったタイムアウト判別装置を示す。実施例2では、AAL(ATM Adaptation Layer) Type3/4のMID(メッセージ識別子)毎のメッセージの開始時からのタイムアウトの判別及び通知に用いた例を示す。実施例2のタイムアウト判別装置は、イベント判別部10a、タイムアウト判別部20a、タイムアウト時刻記憶部30a、イベント判別部10a及びタイムアウト判別部20aに接続される多重化部40とからなる。
【0052】
図5に示したようにATMセルには前記10ビットからなるMIDと、BOM(メッセージの開始)又はEOM(メッセージの終了)からなる2ビット情報のST(セグメントタイプ)とが含まれている。
【0053】
前記イベント判別部10aは、到着したセルのSTがBOMである場合にMIDを登録するための登録指示信号と到着したセルに含まれるMIDをタイムアウト判別部20aに出力する。前記タイムアウト判別部20aは、10ビットからなるMIDを例えば6ビットからなるRMID(縮退メッセージ識別子)に変換するMIDテーブル25を有する。
【0054】
前記タイムアウト判別部20aは、RMIDの中から未使用のRMIDを獲得し、そのRMIDに対応するMIDをMIDテーブル25に登録する。
前記イベント判別部10aは、到着したセルのSTがEOMである場合にRMIDを解放するための解放指示信号とMIDをタイムアウト判別部20aに出力する。タイムアウト判別部20aは、解放指示信号とMIDとを入力した場合にはそのMIDに対応するRMIDを未使用とし、新たなBOMが到着する時にまたそのRMIDを用いる。
【0055】
前記タイムアウト判別部20aは、MIDテーブル25、加算器22、カウンタ23、比較器24、タイムアウトセル発生部26とを有する。
前記MIDテーブル25は、RMIDに対応するMIDを記憶し、MIDに対応するRMIDがタイムアウト時刻記憶部30aに与えられる。加算器22はカウンタ23でカウントされた現時刻とタイムアウト時間とを加算し得られたタイムアウト時刻をタイムアウト時刻記憶部30aに与える。
【0056】
タイムアウト時刻記憶部30aはタイムアウト時刻テーブル32を有し、このタイムアウト時刻テーブル32は前記MIDテーブル25からのRMIDと前記加算器22からのタイムアウト時刻とを対応付けて記憶する。
【0057】
前記比較器24は、現時刻とタイムアウト時刻テーブル32に記憶された各タイムアウト時刻とを比較する。前記比較器24は、現時刻が各タイムアウト時刻以上である場合にはタイムアウトと判別し、前記タイムアウト時刻テーブル32にそのRMIDに関するタイムアウトの発生情報TOを記憶する。
【0058】
また、前記イベント判別部10aは到着した空セルを判別し、その空セルを前記タイムアウトセル発生部26に出力する。タイムアウトセル発生部26は前記タイムアウト時刻テーブル32を検索し、タイムアウトを発生したRMIDについてタイムアウトセルを発生する。タイムアウトセル発生部26はMIDテーブル25からそのRMIDに対応するMIDを読み出し、そのMIDを付加したタイムアウトセル41とタイムアウト判別部20aに多重部40を切り替えるための切替信号42とを多重部40に送る。また、そのRMIDを未使用とし、新たなBOMが到着する時にまたそのRMIDを用いる。
【0059】
なお、その他の構成は実施例1の構成と同一構成であり、同一部分は同一符号を付して説明する。
<実施例2の動作>
次に、このように構成された実施例2の装置によって実現されるタイムアウト判別方法を図面を参照して説明する。図6に実施例2のタイムアウト判別方法のフローチャートを示す。まず、イベント判別部10aではセルが到着したか否かを判別し(ステップ201)、セルが到着しない場合には処理がステップ210に進む。
【0060】
一方、セルが到着した場合にはイベント判別部10aはセルのMIDを判別し(ステップ202)、さらにBOMが到着したか否かを判定する(ステップ203)。BOMが到着した場合には、タイムアウト判別部20aでは、未使用のRMIDを獲得し(ステップ204)、さらに前記MIDとRMIDとを対応付けてMIDテーブル25に格納する(ステップ205)。
【0061】
次に、加算器22はRMID毎に定められたタイムアウト時間にカウンタ23でカウントされた現時刻を加算することにより各RMIDに対応するタイムアウト時刻を求める(ステップ206)。
【0062】
さらに、タイムアウト時刻記憶部30aでは加算器22からのRMIDのタイムアウト時刻をタイムアウト時刻テーブル32に記憶する(ステップ207)。
一方、ステップ203において、BOMが到着しない場合には、イベント判別部10aはEOMが到着したか否かを判定し(ステップ208)、EOMが到着しない場合には、処理がステップ216に進む。
【0063】
EOMが到着した場合には、タイムアウト判別部20aはRMIDを解放し(ステップ209)、処理がステップ216に進む。
一方、ステップ201において、セルが到着しなかった場合にはタイムアウト時刻記憶部30aでは、RMIDを零に設定し(ステップ210)、RMIDが零であるときのタイムアウト時刻テーブル32に記憶されたタイムアウト時刻を現時刻が越えたかどうか、すなわち、タイムアウトが発生した後か否かを判定する(ステップ211)。タイムアウトが発生した後である場合には、タイムアウト判別部20aはタイムアウト発生時のRMIDに対応するMIDをMIDテーブル25から読み出し(ステップ212)、タイムアウトセル発生部26が前記MIDを付加したタイムアウトセルを発生すると(ステップ213)、処理がステップ216に進む。
【0064】
一方、タイムアウトが発生する前である場合には、タイムアウト時刻記憶部30aでは、RMIDが最大値が否かを判定し(ステップ214)、RMIDが最大値である場合には処理がステップ216に進む。なお、RMIDが最大値でない場合にはそのRMIDに“1”を加算したものをRMIDとし、ステップ211に戻る。
【0065】
次に、タイムアウト時刻記憶部30aでは、RMIDを“0”に設定し(ステップ216)、比較器24は、RMIDが零であるときのタイムアウト時刻をタイムアウト時刻テーブル32から読み出し、カウンタ23でカウントされた現時刻が前記タイムアウト時刻になったか否かを判定する(ステップ217)。現時刻がタイムアウト時刻に一致しない場合には処理がステップ219に進む
現時刻がタイムアウト時刻に一致した場合にはタイムアウト時刻テーブル32にそのRMIDのタイムアウト発生情報TOを書き込み(ステップ218)、RMIDが最大値か否かを判定する(ステップ219)。
【0066】
ここで、RMIDが最大値でない場合には、RMIDに1を加算したものをRMIDとして設定し(ステップ220)、処理がステップ217に戻り、RMIDが最大値になるまでステップ217からステップ218までの処理を繰り返し行う。
【0067】
一方、ステップ219において、RMIDが最大値である場合には、現時刻に1を加算したものを現時刻として設定し(ステップ221)、ステップ201の処理に戻り、ステップ201から処理を繰り返し行う。
【0068】
なお、図6に示す例では、便宜上RMIDに“1”を加算し、各RMIDについて逐次タイムアウト時刻と現時刻を比較する方法をとったが、比較器を複数設置し、複数のRMIDについて並行に比較を行ってもよい。
【0069】
このように実施例2によれば、10ビットの各MIDを6ビットの各RMIDに変換し、RMID毎にタイムアウト時刻を記憶し、タイムアウトを判別するので、複数のタイマを用いずに複数の通信を行うことができるとともにメモリ容量が少なくて済む。
【0070】
このとき、イベントが発生したときに各通信にRMIDを1つ割り当て、イベントが終了したとき、またはタイムアウトが発生したときにRMIDを解放するので、少ないRMIDでもって複数の通信を行える。
さらに、タイムアウトと判別された場合にタイムアウト発生情報を記憶し、空セル時にタイムアウトセルを送出することによりタイムアウトを外部の例えばプロセッサなどに通知することができる。
【0071】
なお、実施例2では、MIDに対応するRMIDを使用したが、識別子としてVCIを用いる場合には、16ビットのVCIに対応する例えば10ビットのRVCIを使用するようにしてもよい。あるいは、識別子としてVPIを用いる場合には、12ビットのVPIに対応する例えば8ビットのRVPIを使用するようにしてもよい。
<実施例3>
次に本発明の実施例3を説明する。図7に本発明の実施例3に従ったタイムアウト判別装置を示す。実施例3は、装置が複数の通信を行う場合であって1セル時間内にタイムアウトを判別する通信判別数が複数の通信数よりも小さい場合に、現時刻とタイムアウト時刻と通信判別数と通信数との間に所定の条件が成立するときにタイムアウトと判別するものである。
【0072】
ここでは、装置として同時に扱えるVCI数をMとし、1セル時間内にタイムアウトを判別するVCI数をmとする。mは1以上M未満の数とする。また、カウンタによる現時刻を1セル処理時間に1だけカウントアップし、タイムアウト時刻が現時刻以上であって、かつ現時刻にM/mを加算した時刻未満である場合にタイムアウトと判別するもので、以下にその詳細な構成を説明する。
【0073】
実施例3はイベント判別部10、タイムアウト判別部20b、タイムアウト時刻記憶部30bとを備える。前記タイムアウト判別部20bは、VCIテーブル21、カウンタ23、カウンタ23及びVCIテーブル21に接続される加算器22を有する。前記タイムアウト判別部20bは、カウンタ23に接続される加算器22b、カウンタ23及び加算器22bに接続される比較器27−0〜27−(M/m−1)を有する。
【0074】
前記タイムアウト時刻記憶部30bはVCIテーブル31、これに接続されるセレクタブロック33−0〜33−(M/m−1)、34−0〜34−(M/m−1)とを有する。
【0075】
前記セレクタブロック33−0〜33−(M/m−1)の各々は1セル処理時間内にタイムアウトを判別できるm個のVCIに対応したm個のセレクタを有する。各セレクタブロックのm個のセレクタはVCIテーブル31の対応するm個のVCIに接続される。各セレクタブロックはそのブロック内の各セレクタを順番に選択することでm個のVCIに対応するm個のタイムアウト時刻を対応する前記比較器27−0〜27−(M/m−1)に出力する。
【0076】
また、前記セレクタブロック33−0〜33−(M/m−1)と同様に、前記セレクタブロック34−0〜34−(M/m−1)の各々も前記VCIテーブル31の対応するm個のVCIに接続され、VCIテーブル31から各VCIを出力するようになっている。前記カウンタ23は1セル処理時間内に1ずつカウントアップする。
【0077】
前記加算器22bはカウンタ23でカウントされた現時刻にM/mを加算する。前記比較器27−0〜27−(M/m−1)の各々は下限比較器51、上限比較器52、これらに接続されるアンド回路53とからなる。
【0078】
下限比較器51は対応するセレクタブロックからのタイムアウト時刻がカウンタ23からの現時刻よりも大きい場合にアンド回路53にHレベルを出力する。上限比較器52は対応するセレクタブロックからのタイムアウト時刻が、加算器22bによりカウンタ23からの現時刻にM/mを加算した時刻よりも小さい場合にアンド回路53にHレベルを出力する。アンド回路53は下限比較器51と上限比較器52との両方からHレベルを入力した場合にタイムアウト信号を出力する。
【0079】
なお、図7において、実施例1で示した部分と同一部分は同一符号を付し、その部分の詳細な説明は省略する。
<実施例3の動作>
次に、このように構成された実施例3の装置により実現されるタイムアウト判別方法を図面を参照して説明する。図8に実施例3のタイムアウト判別方法のフローチャートを示す。まず、セレクタブロック33−0を選択するためにブロック数を零に設定する(ステップ301)。
【0080】
次に、イベント判別部10ではセルが到着したか否かを判別し(ステップ302)、セルが到着しない場合には処理がステップ307に進む。
一方、セルが到着した場合にはイベント判別部10はそのセルに含まれるVCIを判別する(ステップ303)。
【0081】
次に、タイムアウト判別部20bでは、イベント判別部10からのVCIに対応するタイムアウト時間をVCIテーブル21から読み出す(ステップ304)。加算器22はVCIテーブル21から読み出されたタイムアウト時間にカウンタ23による前記セルの発生時刻を加算してタイムアウト時刻を得る(ステップ305)。
【0082】
さらに、タイムアウト時刻記憶部30bでは、加算器22からのVCIのタイムアウト時刻をタイムアウト時刻テーブル31のそのVCIに対応する部分に登録する(ステップ306)。あるいは、タイムアウト時刻を更新する。
【0083】
次に、タイムアウト時刻記憶部30bでは、VCIを前記ブロック数である零に1セル処理時間内の通信判別数mを掛けると(ステップ307)、セレクタブロック33−0はVCIが零であるときのタイムアウト時刻テーブル31に記憶されたタイムアウト時刻を比較器27−0に読み出す(ステップ308)。
【0084】
次に、比較器27−0内では、タイムアウト時刻が現時刻以上でかつ現時刻にM/mを加算した時刻未満であるかどうかを判定する(ステップ309)。ここで、タイムアウト時刻が現時刻以上でかつ現時刻にM/mを加算した時刻未満である場合に比較器27−0はタイムアウト信号を外部に出力し、また、セレクタブロック34−0はタイムアウト時刻テーブル31からそのときのVCIを外部に出力する(ステップ310)。
【0085】
なお、例えば、比較器27−0がタイムアウト信号を出力する場合の動作を簡単に説明する。下限比較器51はセレクタブロック33−0からのタイムアウト時刻がカウンタ23からの現時刻よりも大きい場合にアンド回路53にHレベルを出力する。また、上限比較器52はセレクタブロック33−0からのタイムアウト時刻が、加算器22bによりカウンタ23からの現時刻にM/mを加算した時刻よりも小さい場合にアンド回路53にHレベルを出力する。アンド回路53は下限比較器51と上限比較器52との両方からHレベルを入力すると、タイムアウト信号を出力する。
【0086】
一方、ステップ309において、タイムアウト時刻が現時刻以下であるか、タイムアウト時刻が現時刻にM/mを加算した時刻以上である場合には、ステップ311の処理に進む。
【0087】
ステップ311において、タイムアウト判別部20bは、前記VCIが前記ブロック内で最大値であるかを判定し、前記VCIが前記ブロック内で最大値でない場合には、VCIに“1”を加算したものをVCIとし(ステップ312)、ステップ308の処理に戻る。すなわち、VCIがそのブロック内の最大値になるまでの1セル処理時間内に、各VCIにおける各タイムアウト時刻をセレクタブロック33−0内の各セレクタが順次比較器27−0に読み出す。そして、各VCI毎にタイムアウトが発生したかどうかを判別する。
【0088】
次に、カウンタ23により現時刻を“1”だけカウントアップする(ステップ313)。そして、タイムアウト判別部20bは、前記ブロックが最大値であるかどうか、すなわち、セレクタブロック33−(M/m−1)を選択したかどうかを判定する(ステップ314)。
【0089】
前記ブロックが最大値でない場合には、ブロックを1だけカウントアップして(ステップ315)、次のセレクタブロックを選択し、ステップ302からステップ313までの処理を繰り返し行う。すなわち、セレクタブロック33−1からセレクタブロック33−(M/m−1)までの各セレクタブロックを選択していく。
【0090】
そして、各セレクタブロックの各セレクタによりそのブロック内の各VCIに対応する各タイムアウト時刻を読み出してブロックに対応する比較器27−1〜27−(M/m−1)でタイムアウトを判別する。さらに、ブロックが最大値を越えた場合には、ステップ301の処理に戻る。
【0091】
なお、図8の例では、便宜上VCIに“1”を加算し、各VCIについて逐次タイムアウト時刻と現時刻を比較する方法をとったが、比較器を複数設置し、複数のVCIについて並行に比較を行ってもよい。
【0092】
このように実施例3において、VCIがM個だけあり、1セル時間内にタイムアウトを判別できるVCIの数がmである場合には、全てのVCIについてのタイムアウトを判別するにはM/mセル時間だけかかる。このM/mセル時間内にいずれかのVCIについてタイムアウトが発生する場合もある。
【0093】
このため、実施例3では、カウンタ23によりカウントされる現時刻を1セル処理時間に1つずつカウントアップすることで、タイムアウト時刻が現時刻以上でかつ現時刻にM/mを加算した時刻未満である場合にタイムアウトと判別することができる。
【0094】
なお、実施例3では、セレクタブロック33−0〜33−(M/m−1),34−0〜34−(M/m−1)をタイムアウト時刻記憶部30bに設けたが、例えば、これらのセレクタブロックはタイムアウト判別部20bに設けてもよい。
<実施例4>
次に本発明の実施例4を説明する。図9に本発明の実施例4に従ったタイムアウト判別装置を示す。実施例4は、実施例3の変形例である。
【0095】
ここでは、カウンタによる現時刻を(M/m)セル処理時間に1だけカウントアップし、タイムアウト時刻が現時刻になった場合にタイムアウトと判別するもので、以下にその詳細な構成を説明する。
【0096】
実施例4はイベント判別部10、タイムアウト判別部20c、タイムアウト時刻記憶部30bとを備える。前記タイムアウト判別部20cは、VCIテーブル21、カウンタ23c、カウンタ23c及びVCIテーブル21に接続される加算器22、カウンタ23cに接続される比較器28−0〜28−(M/m−1)を有する。
【0097】
前記タイムアウト時刻記憶部30bは実施例3で説明した構成と同一であるので、その詳細な説明は省略する。なお、各セレクタブロックはそのブロック内の各セレクタを順番に選択することでm個のVCIに対応するm個のタイムアウト時刻を対応する前記比較器28−0〜28−(M/m−1)に出力する。
【0098】
前記カウンタ23cはM/mセル処理時間内に1ずつカウントアップする。前記比較器28−0〜28−(M/m−1)の各々は対応するセレクタブロックからのタイムアウト時刻がカウンタ23cからの現時刻と同じになった場合にタイムアウト信号を出力する。
【0099】
なお、図9において、実施例1で示した部分と同一部分は同一符号を付し、その部分の詳細な説明は省略する。
<実施例4の動作>
次に、このように構成された実施例4の装置により実現されるタイムアウト判別方法を図面を参照して説明する。図10に実施例4のタイムアウト判別方法のフローチャートを示す。まず、セレクタブロック33−0を選択するためにブロック数を零に設定する(ステップ401)。
【0100】
次に、イベント判別部10ではセルが到着したか否かを判別し(ステップ402)、セルが到着しない場合には処理がステップ407に進む。
一方、セルが到着した場合にはイベント判別部10はそのセルに含まれるVCIを判別する(ステップ403)。
【0101】
次に、タイムアウト判別部20cでは、イベント判別部10からのVCIに対応するタイムアウト時間をVCIテーブル21から読み出す(ステップ404)。加算器22はVCIテーブル21から読み出されたタイムアウト時間にカウンタ23による前記セルの発生時刻を加算してタイムアウト時刻を得る(ステップ405)。
【0102】
さらに、タイムアウト時刻記憶部30bでは、加算器22からのVCIのタイムアウト時刻をタイムアウト時刻テーブル31のそのVCIに対応する部分に登録する(ステップ406)。あるいは、タイムアウト時刻を更新する。
【0103】
次に、タイムアウト時刻記憶部30bでは、VCIを前記ブロック数である零に1セル処理時間内の通信判別数mを掛けると(ステップ407)、セレクタブロック33−0はVCIが零であるときのタイムアウト時刻テーブル31に記憶されたタイムアウト時刻を比較器28−0に読み出す(ステップ408)。
【0104】
次に、比較器28−0では、タイムアウト時刻がカウンタ23cでカウントされた現時刻であるかどうかを判定する(ステップ409)。ここで、タイムアウト時刻が現時刻である場合に比較器28−0はタイムアウト信号を外部に出力し、また、セレクタブロック34−0はタイムアウト時刻テーブル31からそのときのVCIを外部に出力する(ステップ410)。
【0105】
一方、ステップ409において、タイムアウト時刻が現時刻でない場合には、ステップ411の処理に進む。
ステップ411において、タイムアウト判別部20cは、前記VCIが前記ブロック内で最大値であるかを判定し、前記VCIが前記ブロック内で最大値でない場合には、VCIに1を加算したものをVCIとし(ステップ412)、ステップ408の処理に戻る。すなわち、VCIがそのブロック内の最大値になるまでの1セル処理時間内に、各VCIにおける各タイムアウト時刻をセレクタブロック33−0内の各セレクタが順次比較器28−0に読み出す。そして、各VCI毎にタイムアウトが発生したかどうかを判別する。
【0106】
次に、タイムアウト判別部20cは、前記ブロックが最大値であるかどうか、すなわち、セレクタブロック33−(M/m−1)を選択したかどうかを判定する(ステップ413)。
【0107】
前記ブロックが最大値でない場合には、ブロックを1だけカウントアップして(ステップ415)、次のセレクタブロックを選択し、ステップ402からステップ413までの処理を繰り返し行う。すなわち、セレクタブロック33−1からセレクタブロック33−(M/m−1)までの各セレクタブロックを選択していく。
【0108】
そして、各セレクタブロックの各セレクタによりそのブロック内の各VCIに対応する各タイムアウト時刻を読み出してブロックに対応する比較器28−1〜28−(M/m−1)でタイムアウトを判別する。さらに、ブロックが最大値を越えた場合には、カウンタ23cにより現時刻を1だけカウントアップし(ステップ414)、ステップ401の処理に戻る。
【0109】
なお、図10の例では、便宜上VCIに“1”を加算し、各VCIについて逐次タイムアウト時刻と現時刻を比較する方法をとったが、比較器を複数設置し、複数のVCIについて並行に比較を行ってもよい。
【0110】
このように実施例4において、VCIがM個だけあり、1セル時間内にタイムアウトを判別できるVCIの数がmである場合には、全てのVCIについてのタイムアウトを判別するにはM/mセル時間だけかかる。このM/mセル時間内にいずれかのVCIについてタイムアウトが発生する場合もある。
【0111】
このため、実施例4では、カウンタ23cによりカウントされる現時刻を(M/m)セル処理時間に1つずつカウントアップすることで、タイムアウト時刻が現時刻になった場合にはタイムアウトと判別することができる。
【0112】
なお、実施例4では、セレクタブロック33−0〜33−(M/m−1),34−0〜34−(M/m−1)をタイムアウト時刻記憶部30bに設けたが、例えば、これらのセレクタブロックはタイムアウト判別部20cに設けてもよい。
【0113】
【発明の効果】
本発明によれば、各通信毎にタイムアウト時刻を記憶し、現時刻が各通信毎のタイムアウト時刻以上となった場合にタイムアウトと判別するので、複数のタイマを用いずに複数の通信を行えるから簡単な構成でかつ安価な装置を提供できる。
【0114】
また、イベント判別部が、通信装置から各通信情報を含んだ固定長のセルを順次入力することでセルの発生を判別して各通信毎のタイムアウトを判別することができる。
【0115】
タイムアウトの発生を判別した場合にタイムアウトの発生を示す発生情報を時刻記憶部に記憶し、タイムアウトセル発生部が発生情報と空セルとからタイムアウトセルを発生してそのタイムアウトセルを外部に送出するタイムアウトを外部に通知することができる。
【0116】
前記各通信情報が、行き先を示す仮想パス識別子と行き先を示す仮想チャネル識別子とメッセージを識別するためのメッセージ識別子とのいずれか1つの識別情報である場合には、その識別情報毎にタイムアウトの発生を判別することができる。
【0117】
変換テーブルが複数ビットからなる識別情報を前記複数ビットよりも小さいビットからなる縮退識別子に変換し、変換された縮退識別子毎にタイムアウト時刻を時刻記憶部に記憶するので、メモリ容量を少なくできる。
【0118】
イベントが発生した時に各通信に前記縮退識別子を1つ割り当て、イベントが終了した時とタイムアウトが発生した時とのいずれかの時に前記縮退識別子を解放することで少ない縮退識別子で複数の通信を行える。
【0119】
複数の通信の数はM個であって1セル処理時間内に判別すべきタイムアウトの通信判別数は複数の通信数M個よりも小さいm個である場合には、全ての通信数を判別するにはM/mセル処理時間かかる。この時間内にある通信においてタイムアウトを発生することもある。このため、読出部が記憶されている各通信毎のタイムアウト時刻を順番に前記1セル処理時間内にm個読み出しこの読出処理を(M/m)セル処理時間繰り返し行うことにより全てのタイムアウト時刻を読み出し、比較器が前記読出部から読み出された各通信毎のタイムアウト時刻が計数部で計数された現時刻から加算器で得られた時刻までの範囲内に入っている場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別することができる。
【0120】
また、比較器が読出部から読み出された各通信毎のタイムアウト時刻が計数部で計数された現時刻に一致する場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイムアウト判別装置の原理図である。
【図2】本発明のタイムアウト判別方法の原理フローチャートである。
【図3】本発明の実施例1に従ったタイムアウト判別装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施例1に従ったタイムアウト判別方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例2に従ったタイムアウト判別装置の構成を示す図である。
【図6】本発明の実施例2に従ったタイムアウト判別方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例3に従ったタイムアウト判別装置の構成を示す図である。
【図8】本発明の実施例3に従ったタイムアウト判別方法を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施例4に従ったタイムアウト判別装置の構成を示す図である。
【図10】本発明の実施例4に従ったタイムアウト判別方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,10a・・イベント判別部
20,20a〜20c・・タイムアウト判別部
21・・VCIテーブル
22,22b・・加算器
23,23c・・カウンタ
24,27,28・・比較器
25・・MIDテーブル
26・・タイムアウトセル発生部
30,30a,30b・・タイムアウト時刻記憶部
31・・タイムアウト時刻テーブル
32・・RMIDテーブル
33,34・・セレクタブロック
40・・多重部
51・・下限比較器
52・・上限比較器
53・・アンド回路

Claims (14)

  1. 複数の通信が行われる場合において、通信情報を含むセルが到着する毎に、タイムアウト時刻算出開始となるイベントが発生した否かを判別し前記イベントが発生した場合にこのイベントを発生させた通信に関す通信情報を出力するイベント判別ステップと
    前記出力される通信情報と前記イベント発生時刻とに基づいてこの通信タイムアウト時刻を算出する算出ステップと
    前記算出された前記通信タイムアウト時刻を記憶する記憶ステップと
    前記記憶された各通信タイムアウト時刻を現時刻とそれぞれ比較し現時刻がタイムアウト時刻以上となっている場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別し、タイムアウトが発生したと判別した場合にはタイムアウトの発生を示す発生情報を記憶し、さらに、前記セルとして空セルが入力された時に前記発生情報と空セルとからタイムアウトセルを発生してそのタイムアウトセルを外部に送出するタイムアウト判別ステップと
    を有するタイムアウト判別方法。
  2. 請求項において、前記各通信情報は、行き先を示す仮想パス識別子と行き先を示す仮想チャネル識別子とメッセージを識別するためのメッセージ識別子とのいずれか1つの識別情報であり、各識別情報は複数ビット情報からなるタイムアウト判別方法。
  3. 請求項において、前記タイムアウト判別ステップは、前記いずれか1つの複数ビットからなる識別情報を前記複数ビットよりも小さいビットからなる縮退識別子に変換し、
    前記記憶ステップは、前記変換された縮退識別子毎に前記タイムアウト時刻を記憶し、
    前記タイムアウト判別ステップは、前記記憶された各縮退識別子毎のタイムアウト時刻を現時刻と比較し現時刻がタイムアウト時刻以上となった場合にその縮退識別子についてタイムアウトが発生したと判別するタイムアウト判別方法。
  4. 請求項において、前記タイムアウト判別ステップは、前記イベントが発生した時に各通信に前記縮退識別子を1つ割り当て、イベントが終了した時とタイムアウトが発生した時とのいずれかの時に前記縮退識別子を解放するタイムアウト判別方法。
  5. 複数の通信が行われる場合において、前記複数の通信の数はM個であっ1セル処理時間内に判別すべきタイムアウトの通信判別数は前記複数の通信数M個よりも小さいm個で
    ある場合に、
    通信情報を含むセルが到着する毎に、タイムアウト時刻の算出開始となるイベントが発生したか否かを判別し前記イベントが発生した場合にこのイベントを発生させた通信に関する通信情報を出力するイベント判別ステップと、
    時刻を前記1セル処理時間毎に1ずつカウントアップする計数ステップと
    前記出力される通信情報と前記イベント発生時刻とに基いてこの通信のタイムアウト時刻を算出する算出ステップと、
    前記算出された前記通信のタイムアウト時刻を記憶する記憶ステップと、
    前記計数された現時刻に定数(M/m)を加算する加算ステップと
    前記記憶されている各通信のタイムアウト時刻を順番に前記1セル処理時間内にm個読み出しこの読出処理を(M/m)セル処理時間繰り返し行うことにより全てのタイムアウト時刻を読み出す読出ステップと
    前記読み出された各通信のタイムアウト時刻が前記計数された現時刻から前記加算ステップで得られた時刻までの範囲内に入っている場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別する比較ステップと
    を有するタイムアウト判別方法。
  6. 複数の通信が行われる場合において、前記複数の通信の数はM個であっ1セル処理時間内に判別すべきタイムアウトの通信判別数は前記複数の通信数M個よりも小さいm個である場合に、
    通信情報を含むセルが到着する毎に、タイムアウト時刻の算出開始となるイベントが発生したか否かを判別し前記イベントが発生した場合にこのイベントを発生させた通信に関する通信情報を出力するイベント判別ステップと、
    時刻を(M/m)セル処理時間毎に1ずつカウントアップする計数ステップと
    前記出力される通信情報と前記イベント発生時刻とに基づいてこの通信のタイムアウト時刻を算出する算出ステップと、
    前記算出された前記通信のタイムアウト時刻を記憶する記憶ステップと、
    前記記憶されている各通信のタイムアウト時刻を順番に前記1セル処理時間内にm個読み出しこの読出処理を(M/m)セル処理時間繰り返し行うことにより全てのタイムアウト時刻を読み出す読出ステップと
    前記読み出された各通信のタイムアウト時刻が前記計数された現時刻に一致する場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別する比較ステップと
    を有するタイムアウト判別方法。
  7. 複数の通信を行う通信装置において、通信情報を含むセルが到着する毎に、タイムアウト時刻算出開始となるイベントが発生した否かを判別し前記イベントが発生したときにこのイベントを発生させた通信に関する信情報を出力するイベント判別部と
    前記各通信毎に予め定められたタイムアウト時刻を記憶する時刻記憶部と
    前記イベント判別部から出力される信情報と前記イベントの発生時刻とに基づいてこの通信タイムアウト時刻を算出しそのタイムアウト時刻を前記時刻記憶部に書き込む算出部と
    前記時刻記憶部から読み出した各通信タイムアウト時刻を現時刻とそれぞれ比較し現時刻がタイムアウト時刻以上となっている場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別し、タイムアウトが発生したと判別した場合にはタイムアウトの発生を示す発生情報を前記時刻記憶部に記憶する比較器を有し、
    さらに、前記イベント判別部が前記セルとして空セルを入力した時に前記発生情報と空セルとからタイムアウトセルを発生してそのタイムアウトセルを外部に送出するタイムアウトセル発生部を有するタイムアウト判別部と
    を備えたタイムアウト判別装置。
  8. 請求項において、前記各通信情報は、行き先を示す仮想パス識別子と行き先を示す仮想チャネル識別子とメッセージを識別するためのメッセージ識別子とのいずれか1つの識別情報であり、各識別情報は複数ビット情報からなるタイムアウト判別装置。
  9. 請求項において、前記タイムアウト判別部は、前記いずれか1つの複数ビットからなる識別情報を前記複数ビットよりも小さいビットからなる縮退識別子に変換する変換テーブルを有し、前記時刻記憶部は、前記変換テーブルで変換された縮退識別子毎に前記タイムアウト時刻を記憶し、前記比較器は、前記時刻記憶部から読み出した各縮退識別子毎のタイムアウト時刻を現時刻と比較し現時刻がタイムアウト時刻以上となった場合にその縮退識別子についてタイムアウトが発生したと判別するタイムアウト判別装置。
  10. 請求項において、前記タイムアウト判別部は、前記イベントが発生した時に各通信に前記縮退識別子を1つ割り当て、イベントが終了した時とタイムアウトが発生した時とのいずれかの時に前記縮退識別子を解放するタイムアウト判別装置。
  11. 複数の通信を行う通信装置において、前記通信装置が行うべき複数の通信の数はM個であっ1セル処理時間内に判別すべきタイムアウトの通信判別数は前記複数の通信数M個よりも小さいm個である場合に、
    通信情報を含むセルが到着する毎に、タイムアウト時刻の算出開始となるイベントが発生したか否かを判別し前記イベントが発生したときにこのイベントを発生させた通信に関する通信情報を出力するイベント判別部と、
    時刻を前記1セル処理時間毎に1ずつカウントアップする計数部と
    前記各通信毎に予め定められたタイムアウト時刻を記憶する時刻記憶部と、
    前記イベント判別部から出力される通信情報と前記イベントの発生時刻とに基いてこの通信のタイムアウト時刻を算出しそのタイムアウト時刻を前記時刻記憶部に書き込む算出部と、
    前記計数部で計数された現時刻に定数(M/m)を加算する加算器と
    前記時刻記憶部に記憶されている各通信のタイムアウト時刻を順番に前記1セル処理時間内にm個読み出しこの読出処理を(M/m)セル処理時間繰り返し行うことにより全てのタイムアウト時刻を読み出す読出部と
    前記読出部にて読み出された各通信のタイムアウト時刻が前記計数部で計数された現時刻から前記加算器で得られた時刻までの範囲内に入っている場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別する比較器を有するタイムアウト判別部と、
    を有するタイムアウト判別装置。
  12. 複数の通信を行う通信装置において、前記通信装置が行うべき複数の通信の数はM個であっ1セル処理時間内に判別すべきタイムアウトの通信判別数は前記複数の通信数M個よりも小さいm個である場合に、
    通信情報を含むセルが到着する毎に、タイムアウト時刻の算出開始となるイベントが発生したか否かを判別し前記イベントが発生したときにこのイベントを発生させた通信に関する通信情報を出力するイベント判別部と、
    時刻を(M/m)セル処理時間毎に1ずつカウントアップする計数部と、
    前記各通信毎に予め定められたタイムアウト時刻を記憶する時刻記憶部と、
    前記イベント判別部から出力される通信情報と前記イベントの発生時刻とに基いてこの通信のタイムアウト時刻を算出しそのタイムアウト時刻を前記時刻記憶部に書き込む算出部と、
    前記時刻記憶部に記憶されている各通信のタイムアウト時刻を順番に前記1セル処理時間内にm個読み出しこの読出処理を(M/m)セル処理時間繰り返し行うことにより全てのタイムアウト時刻を読み出す読出部と
    前記読出部から読み出された各通信のタイムアウト時刻が前記計数部で計数された現時
    刻に一致する場合にその通信についてタイムアウトが発生したと判別する比較器を有するタイムアウト判別部と、
    を有するタイムアウト判別装置。
  13. 複数の通信を制御する通信装置において、
    到達するセルの通信コネクションを判別する判別部と、
    前記セルの到達時刻に基づいて、タイムアウトタイミングを算出する算出部と、
    前記算出部により算出されたタイムアウトタイミングを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されたタイムアウトタイミングに現時刻が達したタイムアウトタイミングを検出する比較部と、
    前記比較部により検索されたタイムアウトタイミングに対応する通信コネクションについて障害状況が発生したことを示すために、前記セルとして空セルが入力された時に前記タイムアウトの発生を示す発生情報と空セルとからタイムアウトセルを発生する発生部と
    を有することを特徴とする通信装置。
  14. 複数の通信を制御する通信装置において、
    到達するセルの通信コネクションを判別する判別部と、
    前記セルの到達時刻に基づいて、比較されるタイミングを算出する算出部と、
    前記算出部により算出された前記タイミングを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記タイミングに現時刻が達した前記タイミングを検出する比較部と、
    前記比較部により検索された前記タイミングに対応する通信コネクションについて障害状況が発生したことを示すために、前記セルとして空セルが入力された時に前記タイムアウトの発生を示す発生情報と空セルとからタイムアウトセルを発生する発生部と
    を有することを特徴とする通信装置。
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