JP3545637B2 - 感熱式流量センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は発熱体を備え、発熱体あるいは発熱体によって加熱された部分から、流体への熱伝達現象に基づいて流体の流速あるいは流量を計測する流量検出素子を用いた流量センサに関するものであり、例えば内燃機関の吸入空気量を計測する場合等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
この種流量センサに用いられるダイアフラム構造を有する流量検出素子については、特開昭62−43522号公報、特開平4−2967号公報などで公知である。
図24は従来の流量センサに用いられる流量検出素子を示す平面図、図25は図24のXXV−XXV矢視断面図である。
図24および図25において、平板状基板1は厚さ約0.4mmのシリコン基板よりなり、その表面に厚さ1μmの窒化シリコン等よりなる絶縁性の支持膜2がスパッタ、CVD等の方法で形成され、さらに白金等の感熱抵抗膜よりなる発熱体4が支持膜2上に形成されている。この発熱体4は、厚さ0.2μmの白金等の感熱抵抗膜を蒸着やスパッタ等の方法で支持膜2上に着膜し、写真製版、ウエットあるいはドライエッチング等の方法を用いて該感熱抵抗膜をパターニングすることにより、電流路を形成するように構成されている。また、同様に白金等の感熱抵抗膜よりなる流体温度検出体5が発熱体4から離れて支持膜2上に形成されている。この流体温度検出体5は、厚さ0.2μmの白金等の感熱抵抗膜を蒸着やスパッタ等の方法で支持膜2上に着膜し、写真製版、ウエットあるいはドライエッチング等の方法を用いて該感熱抵抗膜をパターニングすることにより、電流路を形成するように構成されている。さらに、発熱体4および流体温度検出体5の上には厚さ1μmの窒化シリコン等よりなる絶縁性の保護膜3がスパッタ、CVD等の方法で形成されている。
【0003】
発熱体4は、接続パターン9a、9b、リードパターン7a、7dを経て流量検出素子の外部との電気的接続を行うための電極8a、8dにつながっている。また、流体温度検出体5はリードパターン7b、7cを経て流量検出素子の外部との電気的接続を行うための電極8b、8cにつながっている。電極8a〜8dの部分はワイヤボンド等の方法で外部と電気的に接続するために保護膜3が除去されている。
さらに、キャビティ13が発熱体4の形成領域の下部に形成されて、流量検出用ダイヤフラム12が構成されている。つまり、裏面保護膜10が平板状基板1の裏面(支持膜2が形成されている面とは逆の面)に形成され、ついで発熱体4の形成領域の裏側の位置において写真製版等の方法で裏面保護膜10を部分的に除去してエッチングホール11を形成する。その後、エッチングホール11から露出する平板状基板1に例えばアルカリエッチング等を施し、平板状基板1の一部を除去してキャビティ13を形成することによって流量検出用ダイアフラム12が構成されている。
このように構成された流量検出素子14は、流量検出用ダイアフラム12が被計測流体の流れにさらされるように配置される。なお、図中、矢印6は被計測流体の流れの方向を示している。
【0004】
ところで、流量検出素子14は以上のように平板状の形状をしているが、ダイアフラム12が被計測流体の流れの方向に対向するように配置された場合には、ダイアフラム12に風圧が加わり、高速流量でダイアフラム12の破損が発生したり、あるいは、被計測流体内のダストがダイアフラム部に堆積して流量検出特性のドリフトが発生してしまうことになる。そのような場合は、平板状の流量検出素子14は被計測流体の流れ方向と略平行に、または、被計測流体の流れ方向に対して所定の角度をなすように配置される。
また、平板状の流量検出素子14を被計測流体の流れ方向と略平行に、または、被計測流体の流れ方向に対して所定の角度をなすように配置する場合には、キャビティ13近傍における被計測流体の流れに乱れが発生したり、またチッピングなどに起因する流量検出素子14の前縁部の形状バラツキによって発熱体4近傍における被計測流体の流れにバラツキが発生してしまう。この発熱体4近傍における被計測流体の流れのバラツキは流量検出特性の精度を低下させることにつながる。
【0005】
そこで、図26に示されるように、流量検出素子14を平板状をなす支持体16に設けられた凹部18内に配置して、キャビティ13近傍に発生する被計測流体の流れの乱れを抑え、また支持体16の上流側端部の円弧形状により被計測流体の流れを整流し、流量検出素子14の前縁部の形状バラツキによって発生する発熱体4近傍における被計測流体の流れのバラツキを低減することが先に提案されている。
図26は従来の流量検出素子の支持構造の要部を示す斜視図である。
図26において、支持体16は、平板状に形成され、ベース部材20に取り付けられている。そして、流量検出素子14よりも少し大きい外周を有する凹部18が支持体16の表面に設けられている。流量検出素子14は、その表面が支持体16の表面とほぼ同じ面位置となるように凹部18内に配設されている。そして、流量検出素子14の電極8a〜8dがベース部材20に配設されたリード線17にワイヤ19により電気的に接続されている。さらに、カバー21がベース部材20に取り付けられ、電極8a〜8dやワイヤ19がカバー21によって保護されている。
【0006】
流量検出素子14を支持体16の凹部18内に配設する場合、低流速域では被計測流体は流量検出素子14の表面のみを流れる。しかしながら、大流量域では、支持体16の凹部18と流量検出素子14との間にも被計測流体の移動が発生してしまう。つまり、図27および図28に示されるように、大流量域では、流量検出素子14の表面を流れる被計測流体の流れ22と、凹部18と流量検出素子14との間を流れる被計測流体の流れ23とが発生してしまう。そして、被計測流体の流れ23は、被計測流体の流れ22に比べ不安定であるため、大流量域での流量検出精度が悪化してしまい、流量計測範囲が制限されるという不具合があった。
【0007】
ここで、上記不具合を解決するために、流量検出素子14の裏面と支持体16の凹部18とを完全に密着あるいは接着して、上述の不安定な被計測流体の流れ23を確実に無くすことが考えられる。
しかしながら、この方策では、キャビティ13内が密閉されるため、流体通路内に圧力の変動が発生した時に、密閉されたキャビティ13内部と外部との圧力差によってダイアフラム12が変形したり、破損したりするという不具合が発生してしまう。
さらに、製造時において、支持体16の凹部18に流量検出素子14を接着固定する工程は、キャビティ13内に入り込んだ接着材がダイアフラム12に付着しないように配慮した精密な作業となり、コストの上昇が発生する。
さらにまた、発熱体4で発生した熱は平板状基板1を通って支持体16に伝導しやすくなるため、流量検出感度が悪化する等の不具合がある。
【0008】
さらに、上記不具合を解決するために、例えば特開平9−26343号公報に示されるような支持構造が提案されている。
特開平9−26343号公報に記載された支持構造では、図29に示されるように、センサ支持体50は、その表面に流量検出素子14を収容するための凹部51が設けられ、さらに溝状のスロット52が流量検出素子14の周縁に沿うように凹部51の底部に設けられている。このスロット52はセンサ領域(流量計測用ダイアフラム13領域)外に延在されている。
そして、流量検出素子14がセンサ支持体50の表面とほぼ同じ面位置となるように凹部51内に配置されている。さらに、流量検出素子14はダイヤフラム13の領域外で凹部51の底面に接着剤53により固定されている。
この支持構造によれば、被計測流体の流れ方向の流量検出素子14の前縁端面と凹部51の内側面との間から凹部51内に流れ込んだ被計測流体は、スロット52を通り、被計測流体の流れ方向の流量検出素子14の後縁端面と凹部51の内側面との間から流れ出ることになる。
そこで、凹部51の底部と流量検出素子14の裏面との間を流れる不安定な被計測流体の流れが低減され、大流量域での流量検出精度の悪化が抑えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特開平9−26343号公報に記載された支持構造は、以上のように構成されているので、スロット52に導かれた被計測流体が凹部51の底部とキャビティ13との隙間に回り込む場合があり、被計測流体が凹部51の底部と流量検出素子14の裏面との間を流れるのを十分に阻止できなかった。
また、凹部51の底部と流量検出素子14の裏面との間がスロット52を除いて近接しているため、発熱体4の熱がセンサ支持体50に多く伝導してしまい、流量検出感度を悪化させるという問題があった。
さらには、流体温度検出体を流量検出素子14上に複合化して形成する場合は、流量検出素子14が凹部51の底部に近接配置されているので、流量検出素子14とセンサ支持体51との間の熱絶縁が不十分であり、流体温度検出体の検出応答遅れが生じるという問題があった。
【0010】
この発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、流量計測精度が高く、また感度の良い流量センサを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る感熱式流量センサは、感熱抵抗膜よりなる発熱体が平板状基板の表面に形成され、キャビティが該発熱体形成領域の下部にある該平板状基板を部分的に除去して形成されて流量検出用ダイアフラムを構成した流量検出素子と、上記流量検出素子を収納する凹部が表面に形成され、該表面が被計測流体の流れ方向に平行に又は所定の角度をなして配置される支持体とを備え、上記流量検出素子がその表面を上記支持体の表面とほぼ同じ面位置となるように上記凹部内に収納された感熱式流量センサであって、上記流量検出素子を支持する複数の第1の面が互いに離間して上記支持体の凹部内に設けられ、少なくとも上記キャビティの外周部に対向し、かつ、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向における幅より広い幅を有する第2の面が上記支持体の凹部内に設けられ、上記キャビティに対向しない第3の面が上記支持体の凹部内に設けられており、上記第2の面は上記凹部の深さ方向で上記第1の面より深い位置に設けられ、上記第3の面は上記凹部の深さ方向で上記第2の面より深い位置に設けられ、上記流量検出素子が上記複数の第1の面に支持され、かつ、上記複数の第1の面の少なくとも1つの面に固定されているものである。
【0021】
また、上記第3の面の上記被計測流体の流れの方向における幅が上記流量検出素子の上記被計測流体の流れの方向における幅よりも狭く形成されているものである。
【0022】
また、流体温度検出体が、上記流量検出用ダイアフラムの形成領域から離間し、かつ、上記第3の面に対向するように上記平板状基板の表面に形成されているものである。
【0023】
また、上記流体温度検出体の下部の上記平板状基板が少なくとも部分的に除去されて、流体温度検出用ダイアフラムを構成したものである。
【0024】
また、流体流通溝が上記支持体の凹部の上記被計測流体の流れ方向の上流側および下流側の両側面を切り欠いて上記第3の面に至るように設けられ、上記被計測流体が流れる流体の通路が上記流量検出素子の前記流体温度検出体の形成領域の裏面と上記凹部との間に形成されているものである。
【0025】
また、この発明に係る感熱式流量センサは、感熱抵抗膜よりなる発熱体が平板状基板の表面に形成され、キャビティが該発熱体形成領域の下部にある該平板状基板を部分的に除去して形成されて流量検出用ダイアフラムを構成した流量検出素子と、上記流量検出素子を収納する凹部が表面に形成され、該表面が被計測流体の流れ方向に平行に又は所定の角度をなして配置される支持体とを備え、上記流量検出素子がその表面を上記支持体の表面とほぼ同じ面位置となるように上記凹部内に収納された感熱式流量センサであって、上記流量検出素子を支持する複数の第1の面が互いに離間して上記支持体の凹部内に設けられ、少なくとも上記キャビティの外周部に対向し、かつ、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向における幅より広い幅を有する第2の面が上記支持体の凹部内に設けられ、上記キャビティの少なくとも一部に対向する第4の面が上記支持体の凹部内に設けられており、上記第2の面は上記凹部の深さ方向で上記第1の面より深い位置に設けられ、上記第4の面は上記凹部の深さ方向で上記第2の面より深い位置に設けられ、上記流量検出素子が上記複数の第1の面に支持され、かつ、上記複数の第1の面の少なくとも1つの面に固定されているものである。
【0026】
また、少なくとも上記流量検出用ダイアフラムのキャビティに対向しない第3の面が上記支持体の凹部内に設けられ、上記第3の面は上記凹部の深さ方向で上記第2の面より深い位置に設けられているものである。
【0027】
また、上記第3の面の上記被計測流体の流れの方向における幅が上記流量検出素子の上記被計測流体の流れの方向における幅よりも狭く形成されているものである。
【0028】
また、この発明に係る感熱式流量センサは、感熱抵抗膜よりなる発熱体が平板状基板の表面に形成され、キャビティが該発熱体形成領域の下部にある該平板状基板を部分的に除去して形成されて流量検出用ダイアフラムを構成した流量検出素子と、上記流量検出素子を収納する凹部が表面に形成され、該表面が被計測流体の流れ方向に平行に又は所定の角度をなして配置される支持体とを備え、上記流量検出素子がその表面を上記支持体の表面とほぼ同じ面位置となるように上記凹部内に収納された感熱式流量センサであって、シール部材が、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向と略平行な端部の少なくとも一部と上記支持体の凹部との間には形成されず、かつ、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向の上流側および下流側の端部と上記支持体の凹部との隙間の少なくとも一部を埋めるように形成されているものである。
【0029】
また、上記支持体の凹部は、上記流量検出素子を支持する第1の面と、底面と、流れに平行でない辺の少なくとも一部に沿って設けられた第5の面とを有し、上記第5の面は上記第1の面より深く、かつ、上記底面より浅い位置にあり、上記シール部材は上記第5の面に形成されているものである。
【0030】
【実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を説明する分解斜視図、図2はこの発明の実施の形態1に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を示す要部断面図、図3は図2のIII−III矢視断面図であり、各図において図24〜図29に示した従来の流量センサと同一または相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。なお、図1においてカバー21は省略されている。
【0031】
図1〜図3において、薄板状部材24がキャビティ13を覆うように流量検出素子14の平板状基板1の裏面に取り付けられている。支持体16は、樹脂で平板状に形成され、ベース部材20に取り付けられている。そして、流量検出素子14よりも少し大きい外周を有する凹部18が支持体16の表面に設けられている。
この凹部18には、第1の面25a、25b、25cが設けられており、これらの第1の面25a、25b、25cはすべて略同一平面上にある。また、凹部18は、第1の面25a、25b、25cよりも深い底面26を有している。さらに、畝部27が第1の面15cの近傍に凹部18の底面26に突設されている。この畝部27は第1の面25a、25b、25cよりも深い位置にある。
そして、流量検出素子14は、凹部18内に納められ、第1の面25cに接着剤で固定される。この時、流量検出素子14の表面が支持体16の表面とほぼ同じ面位置となっている。また、凹部18の底面26と流量検出素子14との間には空間が存在している。なお、畝部27がセンサ領域への接着剤の流れ込みを防止している。
【0032】
ここで、薄板状部材24は薄い金属やガラス、あるいはポリイミド系樹脂より形成されている。そして、この薄板状部材24は、ダイヤフラム12よりも柔軟性を有するように薄さ、材料が選定されている。この薄板状部材24は、流量検出素子14の平板上記板1の裏面にエポキシ系あるいはシリコーン系の接着剤によって接着されている。もちろん、薄板状部材24は、片面にこれらの接着剤があらかじめ粘着材として形成されている粘着シートあるいは粘着テープのような構成であっても良い。また薄板状部材24がガラス系材質の場合は、平板状基板1との接合に陽極接合を用いても良い。
【0033】
図4はこの発明に係る実施の形態1の流量センサを示す正面図、図5は図4のV−V矢視断面図である。
図4および図5において、この流量センサは、被計測流体の通路となる円筒状の主通路101が円筒状の検出管路100内に同軸的に配設され、支持体16に支持された流量検出素子14が表面を被計測流体の流れ方向6と平行に(又は所定の角度をなして)主通路101内に配設されている。また、ケース102が検出管路100の外周部に設けられている。このケース102内には、検出回路基板104が納められており、該検出回路基板104と流量検出素子14とがリード線17を介して電気的に接続されている。また、流量センサに電力を供給したり、流量センサから出力を取り出すためのコネクタ103がケース102に設けられ、さらに検出回路基板104を電磁波などの外乱ノイズから保護するためのシールド部材105が検出回路基板104を覆うようにケース102内に設けられている。
なお、図4および図5に示される流量センサの構成は後述する本発明の他の実施の形態においても同様である。
【0034】
この流量センサにおいては、発熱体4は図6に示される検出回路によって所定の平均温度となるような抵抗値に制御されている。検出回路は流体温度検出体5と発熱体4を含むブリッジ回路で構成されている。図中、抵抗R1、R2、R3、R4、R5は固定抵抗、OP1、OP2は演算増幅器、TR1、TR2はトランジスタ、BATTは電源である。そして、流体温度検出体5と発熱体4を除く検出回路は検出回路基板104上に構成されている。
この検出回路は、図中のa点とb点の電位を略等しくするように働き、発熱体4の加熱電流IHを制御する。被計測流体の流速が早くなると、発熱体4から被計測流体への熱伝達量が多くなるため発熱体4の平均温度を所定の値に保つ時の加熱電流IHは増加する。この加熱電流を抵抗R3の両端で電圧Voutとして検出すると、流速あるいは所定の通路断面積を有する通路内を流れる流量信号が得られる。
【0035】
このように構成された流量センサにおいては、被計測流体の流れ方向の流量検出素子14の前縁端面と凹部18の内側面との間から凹部18内に流れ込んだ被計測流体は、底部26と流量検出素子14の裏面との間を通り、被計測流体の流れ方向の流量検出素子14の後縁端面と凹部18の内側面との間から流れ出ることになる。この時、流量検出用キャビティ13が薄板状部材24により塞がれているので、キャビティ13に不安定な流体の移動は発生せず、流量検出精度を向上することができる。
また、薄板状部材24が柔軟な部材より形成されているので、雰囲気の圧力が変動してキャビティ13内部と外部との圧力差が発生した場合でも、薄板状部材24が変形することによってダイアフラム12の変形や破損を防止できる。
流量センサの感度は、発熱体4で生じた全ジュール熱の内、被計測流体の移動によって奪われる熱量が大きいほど良くなる。換言すれば、キャビティ13を通って支持体16に伝導する熱量が少ない程感度が良くなる。本流量センサでは、流量検出素子14と支持体16の底面26との間に十分な空間を確保できるために発熱体4から平板状基板1に伝導した熱が支持体16に伝わりにくく、したがって流量検出感度を高めることができる。
【0036】
さらに、薄板状部材24に金属系材料を用いた場合は耐熱性に優れるため、発熱体4の熱によって変形したり劣化することがない。
また、薄板状部材24にガラス系材質を用いた場合は耐熱性を有すと共に熱伝導率が小さいため、発熱体4から支持体16に伝導する熱量を小さくでき、感度を高めることができる。さらに、シリコンよりなる平板状基板1とガラス系材質よりなる薄板状部材24とを陽極接合する場合は、密着性に優れ信頼性の高い接合が可能となる。
また、薄板状部材24にポリイミド系の材質を用いた場合は、高い耐熱性を有すると共に、より柔軟性を高めることができる。この場合、支持膜2や保護膜3をより薄く形成した高応答性を有する流量センサにも十分適用することができる。
【0037】
また、薄板状部材24と平板状基板1との間の接着剤としてエポキシ系接着剤を用いた場合は耐熱性に優れた接着が可能となる。接着剤としてシリコーン系接着剤を用いた場合は、耐熱性に優れまた、密閉性の高い接着が可能となる。
また、あらかじめ流量検出素子14に薄板状部材24を貼り付けておけば、支持体16に流量検出素子14を接着固定する際に接着材がキャビティ13内に回り込んで、最悪の場合ダイアフラム12に付着して流量検出性能を悪化させることを防止できる。
【0038】
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2に係る流量センサにおける流量検出素子の支持部周りを示す分解斜視図である。
この実施の形態2では、小さな穴24aが開口している薄板状部材24でキャビティ13を塞ぐようにしている。なお、その他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
【0039】
このように構成された流量センサにおいては、雰囲気の圧力が変動しても雰囲気とキャビティ13とを連通する穴24aによってキャビティ13の圧力と雰囲気の圧力は均衡してダイアフラム13を破損することがない。従って、薄板状部材24に十分な柔軟性が無い場合にも適用できる。
また、穴24aは薄板状部材24に開けられた小さな穴であり、キャビティ部面積よりは小さく構成され、かつ、穴24aは薄板状部材24の板面に対して直交して開口しているので、凹部18の底部26と流量検出素子14の裏面との間に流れる被計測流体がキャビティ13内に流入しにくい構成となっている。つまり、穴24aが小径であるので、圧損が大きく、かつ、穴24aの穴方向が被計測流体の流れと直交しているので、被計測流体は流れ方向を直角に曲げて穴24aからキャビティ13内に流入しなければならず、被計測流体が穴24aからキャビティ13内に流入しにくい。従って、流量検出素子14の裏面と底面26との間の被計測流体の移動はキャビティ13側のダイアフラム12表面に影響を与えず、流量計測精度を高められる。
【0040】
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3に係る流量センサにおける支持体の構造を説明する斜視図、図9はこの発明の実施の形態3に係る流量センサにおける流量検出素子の支持状態を示す斜視図、図10はこの発明の実施の形態3に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を示す要部断面図、図11は図10のXI−XI矢視断面図である。なお、図8および図9においては、カバー21は省略されている。
【0041】
図8乃至図11において、流量検出素子14は、流量検出用ダイヤフラム12に加えて、平板状基板1の流体温度検出体5の下部が除去されて形成された流体温度検出用ダイヤフラム30を有している。
支持体16は、樹脂で平板状に形成され、ベース部材20に取り付けられている。そして、流量検出素子14よりも少し大きい外周を有する凹部18が支持体16の表面に設けられている。
この凹部18には、流量検出素子14を支持する互いに離間した第1の面25a、25b、25cが設けられており、これらの第1の面25a、25b、25cはすべて略同一平面上にある。また、凹部18は、第1の面25a、25b、25cよりも深い第2の面28を有している。さらに、凹部18は、第2の面28よりも深い第3の面29を有している。そして、第3の面29は、流体温度検出用ダイヤフラム30のキャビティおよびその外周部に対向し、被計測流体の流れ方向における幅が流量検出素子14の幅よりも狭く形成されている。また、第2の面28は、第1の面25a、25b、25cおよび第3の面29を除いた凹部18の底部全面に形成されている。そこで、第2の面28は流量検出用ダイヤフラム12のキャビティ13およびその外周部に対向し、第3の面29は流体温度検出用ダイヤフラム30のキャビティ31およびその外周部に対向している。
ここで、第2の面28と第1の面25a、25b、25cとの深さ方向に差は50μm以下に制御されている。
【0042】
そして、流量検出素子14は、第1の面25a、25b、25cに支持されて凹部18内に納められ、第1の面25cに接着剤で固定される。この時、流量検出素子14の表面が支持体16の表面とほぼ同じ面位置となっている。そして、第2の面28と流量検出素子14の平板状基板1の裏面との間は近接し、一方第3の面29と流量検出素子の平板状基板1の裏面との間は離間している。
【0043】
このように構成された流量センサにおいては、第2の面28と流量検出素子14の平板状基板1の裏面との間は近接しており、かつ、第2の面28は流量検出用ダイアフラムのキャビティ13近傍において、凹部の流れの方向全幅にわたって構成されている。さらに、図8に斜線で示されるように、第2の面28の被計測流体の流れ方向に対する前縁部は、凹部18の底部において被計測流体の流れ方向を直交する全域にわたって形成されている。そこで、流量検出素子14の前縁部と凹部18の内側面との間から凹部18内に流入し、第2の面28と流量検出素子14の裏面との間に流入しようとする被計測流体の移動路は、流量検出素子14の上流側全域において絞られ、第2の面28と流量検出素子14の裏面との間に流入しにくくなる。つまり、被計測流体がキャビティ13に導入されにくくなる。そこで、図27に示した被計測流体の流れ23が著しく少なくなり、キャビティ13内に不安定な流れが生じにくくなるので、流量検出精度を問題のないレベルまで高めることができる。
【0044】
さらに、第1の面25a、25b、25cと第2の面28との深さ方向の差は、被計測流体がキャビティ13内に侵入しにくくするために近接している必要があるが、支持体16を樹脂成形する場合でも、また支持体16を金属としてプレス成形する場合でも、成形用金型において第1の面25a、25b、25cおよび第2の面28を構成する部分を一体に成形すれば、精度良く微小な距離を構成することができる。第1の面25a、25b、25cと第2の面28との深さ方向の差は、50μm以下であれば絞り効果が得られるが、数μm以下とすれば、第2の面28と流体検出素子14の裏面との間への被計測流体の侵入をより確実に抑えることができる。
【0045】
発熱体4で発生した熱は被計測流体に伝達される他、平板状基板1にも流量検出用ダイアフラム12を通して伝導される。そのため、平板状基板1は被計測流体の温度よりもわずかに昇温しており、ここでの熱が支持体16に多く伝導すると、流量検出感度が低下する。本実施の形態3では、第3の面29と流量検出素子14の平板状基板1の裏面との距離が離間しているため、発熱体4から平板状基板1へ伝導した熱が、支持体16に逃げにくくなっている。従って、発熱体4で発熱した熱量が被計測流体に奪われる以外の熱流を小さくでき、流量センサとしての感度を向上することができる。
加えて、第3の面29の被計測流体の流れ方向の幅は流量検出素子14の幅より狭く、内側にあるので、流量検出素子14の上流側あるいは下流側において支持体16(第2の面28)と流量検出素子14の間の距離が小さく、流量検出素子において被計測流体の流れに直交する方向(図では流量検出素子の長手方向)の全域に渡って流量検出素子14裏面への被計測流体の侵入が抑止されている。そこで、図27に示した不安定な被計測流体の流れ23がなくなり、検出精度を高められる。
【0046】
さらには、流量検出素子14の流体温度検出体5が構成された部分が、支持体16(第3の面29)と離間しており、流体温度検出体5と支持体16との間の熱抵抗が大きくなっているので、流体温度検出体5の流体温度変化に対する追従性が向上している。
また、流体温度検出体5が構成された部分に流体温度検出用ダイアフラム30が形成されているので、流体温度検出体5と支持体16の間の熱抵抗をさらに大きくできるとともに、流体温度検出体5近傍の熱容量を小さくできるため、被計測流体温度の変化に対してきわめて正確な追従性が得られる。加えて、この流体温度検出用ダイアフラム30を形成すれば、上記のように発熱体4の熱が平板状基板1に伝導して平板状基板1がわずかに昇温していても、流体温度検出体5と平板状基板1とは流体温度検出用ダイアフラム30により熱絶縁されているため、流体温度検出体5は被計側流体の温度を正確に検出できる。
尚、流体温度検出用ダイアフラム30のキャビティ31内に被計測流体が侵入しキャビティ31内で不安定な流れを起こしても、流体温度検出体5は流量を検出していないので、流量検出性能が不安定になることはない。
【0047】
実施の形態4.
図12はこの発明の実施の形態4に係る流量センサにおける支持体の構造を説明する斜視図、図13はこの発明の実施の形態4に係る流量センサにおける流量検出素子の支持状態を示す斜視図、図14はこの発明の実施の形態4に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を示す要部断面図、図15は図14のXV−XV矢視断面図である。なお、図12および図13においては、カバー21は省略されている。
この実施の形態4では、図12乃至図15に示されるように、被計測流体が流体温度検出体5の形成領域の下部と凹部18との間を通る流体の通路を構成するように凹部18の上流側及び下流側の側壁面の一部に流体流通溝32a、32bを設けるものとしている。
なお、他の構成は上記実施の形態3と同様に構成されている。
【0048】
このように構成した流量センサでは、第2の面28により被計測流体の流入可能な部分が絞られているので、流量検出用ダイアフラム12の裏面のキャビティ13内に不安定な被計測流体の流れを生じさせず、かつ、流体温度検出体5が構成された部分では、流量検出素子14の表面に加え、裏面側にも被計測流体を積極的に導入できる。矢印33は流量検出体5の裏面側に導入される被計測流体の流れを示したものである。
従って、流体温度の変化が発生した場合でも、流体温度検出体5の温度は速やかに流体温度に追従し、流量センサの流量検出精度を高めることができる。
【0049】
実施の形態5.
図16はこの発明の実施の形態5に係る流量センサにおける支持体の構造を説明する斜視図、図17はこの発明の実施の形態5に係る流量センサにおける流量検出素子の支持状態を示す斜視図、図18はこの発明の実施の形態5に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を示す要部断面図、図19は図18のXIX−XIX矢視断面図である。なお、図16および図17においては、カバー21は省略されている。
【0050】
図16乃至図19において、支持体16は、樹脂で平板状に形成され、ベース部材20に取り付けられている。そして、流量検出素子14よりも少し大きい外周を有する凹部18が支持体16の表面に設けられている。
この凹部18には、流量検出素子14を支持する互いに離間した第1の面25a、25b、25cが設けられており、これらの第1の面25a、25b、25cはすべて略同一平面上にある。また、凹部18は、第1の面25a、25b、25cよりも深い第2の面28を有している。また、凹部18は、第2の面28よりも深い第3の面29および第4の面34を有している。そして、第3の面29は、流体温度検出用ダイヤフラム30のキャビティおよびその外周部に対向し、被計測流体の流れ方向における幅が流量検出素子14の幅よりも狭く形成されている。また、第4の面34は、キャビティ13に対向している。また、第2の面28は、第1の面25a、25b、25c、第3の面29および第4の面34を除いた凹部18の底部全面に形成されている。
そこで、第2の面28は流量検出用ダイヤフラム12のキャビティ13の外周部に対向し、第3の面29は流体温度検出用ダイヤフラム30のキャビティ31およびその外周部に対向し、第4の面34はキャビティ13に対向している。そして、支持体16の凹部深さ方向において、第1の面25a、25b、25cよりも第2の面28が深い位置にあり、また第2の面28よりも第3の面29が深い位置にある。さらに第2の面28よりも第4の面34が深い位置にある。
なお、他の構成は上記実施の形態3と同様に構成されている。
【0051】
このように構成された流量センサにおいては、まず、流量検出用ダイアフラム12のキャビティ13には、平板状基板1と第2の面28とが近接していることにより、被計測流体の侵入がない。従って、流量検出精度の良い流量センサが得られる。
さらに、発熱体4が構成された流量検出用ダイアフラム12とその領域に対向する支持体16の部分、すなわち第4の面34との間の距離は離間している。そのために流量検出用ダイアフラム12上に設けられた発熱体4と対向する支持体16の間には距離があり熱絶縁が図られている。このことによって、発熱体4から支持体16への凹部深さ方向の熱流を小さくできる。従って、発熱体4に発生したジュール熱の内、被計測流体の移動によって奪われる熱量の割合を大きくできるので、流量センサの検出感度が良くなる。
加えて、支持体16を樹脂で構成する場合は、発熱体4との距離がとれるため耐熱性の高い材質を使う必要がなくなるので、樹脂材料選択の自由度が増すことになる。また、同様に、発熱体4の温度が高温となっても支持体16の温度上昇は抑えられるので、支持体16を樹脂で構成しても、より高温雰囲気まで使用可能な流量センサが得られる。
また、第3の面29は流量検出素子14の裏面と離間しているので、発熱体4からの熱が平板状基板1に伝導しても、そこから支持体16への熱流が小さくできるため、流量センサの感度を高めることができる。
【0052】
実施の形態6.
図20はこの発明の実施の形態6に係る流量センサにおける支持体の構造を説明する斜視図、図21はこの発明の実施の形態6に係る流量センサにおける流量検出素子の支持状態を示す斜視図、図22はこの発明の実施の形態6に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を示す要部断面図、図23は図22のXXIII−XXIII矢視断面図である。なお、図20および図21においては、カバー21は省略されている。
【0053】
図20乃至図23において、支持体16は、樹脂で平板状に形成され、ベース部材20に取り付けられている。そして、流量検出素子14よりも少し大きい外周を有する凹部18が支持体16の表面に設けられている。
この凹部18には、流量検出素子14を支持する互いに離間した第1の面25a、25b、25cが設けられており、これらの第1の面25a、25b、25cはすべて略同一平面上にある。また、凹部18は、第1の面25a、25b、25cよりも深い底面26を有している。さらに、凹部の流れと直交する辺に沿って設けられ、第1の面25a、25b、25cより深く、かつ、底面26より浅い位置にある第5の面36を有している。また、接着剤よりなるシール部材35が、凹部18の上流側および下流側に位置する第5の面36上で、被計測流体の流れ方向に直交する全域に形成されている。
そして、流量検出素子14は、凹部18内に納められ、第1の面25cに接着剤で固定される。同時に、流量検出素子14の上流側および下流側の裏面と凹部18とがシール部材35により被計測流体の流れ方向に直交する全域にわたって接着されている。この時、流量検出素子14の表面が支持体16の表面とほぼ同じ面位置となっている。また、凹部18の底面26と流量検出素子14との間には空間が存在している。
なお、他の構成は上記実施の形態3と同様に構成されている。
【0054】
このように構成された流量センサでは、流量検出素子14と支持体16の凹部18との間に、上流から下流に流れる被計測流体の移動を抑止でき、計測精度に優れた流量センサが得られる。凹部18および流量検出素子14の被計測流体の流れと平行な辺の少なくとも一部はシール材が形成されていないので、キャビティ13と外部とは連通しており、雰囲気圧力の変化が生じてもダイアフラムが変形したり破壊することはない。
また、製造時においては、シール部材35が凹部18の内側に流れ込んだ場合、シール部材35の流れ込みは流量検出素子14と底面26との間の大きな空間で止まる。そこで、ダイアフラム12近傍へのシール部材35の付着の恐れが少なくなり、検出機能を損なうことがない。
なお、上記シール材35は、上流側および下流側に形成されている必要はなく、流量検出素子14と凹部18との間の被計測流体の流路を断てばよく、上流側および下流側の一方に形成されてもよい。また、シール部材35は被計測流体の流れ方向に直交する全域にわたって形成されている必要はなく、上流および下流の一部に形成されていればよい。即ち、シール部材35は、被計測流体の流れ方向に直交する方向において、少なくとも、キャビティ13を隠す領域に形成されていればよい。
また、シール部材35は、被計測流体の流れを阻止できるものであれば、その材質は問わず、たとえばエポキシ系接着材でも良いし、シリコーン系接着材であっても良い。
【0055】
なお、上記各実施の形態では、流量計測用ダイアフラム12に1つの発熱体4を形成し、発熱体4の加熱電流によって被計測流体の流量を検出する流量センサについて説明したが、被計測流体への伝熱現象によって流量や流速を計測し、ダイアフラム形式の流量センサであれば、他の形式のものでも良い。
例えば、発熱体の上流や下流に測温抵抗体を配置し、測温抵抗体の温度差を検出する形式でも良いし、上下流に複数の発熱体を用い加熱電流の差を検出する形式のものであっても良い。
【0056】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0066】
また、この発明によれば、感熱抵抗膜よりなる発熱体が平板状基板の表面に形成され、キャビティが該発熱体形成領域の下部にある該平板状基板を部分的に除去して形成されて流量検出用ダイアフラムを構成した流量検出素子と、上記流量検出素子を収納する凹部が表面に形成され、該表面が被計測流体の流れ方向に平行に又は所定の角度をなして配置される支持体とを備え、上記流量検出素子がその表面を上記支持体の表面とほぼ同じ面位置となるように上記凹部内に収納された感熱式流量センサであって、上記流量検出素子を支持する複数の第1の面が互いに離間して上記支持体の凹部内に設けられ、少なくとも上記キャビティの外周部に対向し、かつ、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向における幅より広い幅を有する第2の面が上記支持体の凹部内に設けられ、上記キャビティに対向しない第3の面が上記支持体の凹部内に設けられており、上記第2の面は上記凹部の深さ方向で上記第1の面より深い位置に設けられ、上記第3の面は上記凹部の深さ方向で上記第2の面より深い位置に設けられ、上記流量検出素子が上記複数の第1の面に支持され、かつ、上記複数の第1の面の少なくとも1つの面に固定されているので、流量検出精度および感度の高い感熱式流量センサが得られる。
【0067】
また、上記第3の面の上記被計測流体の流れの方向における幅が上記流量検出素子の上記被計測流体の流れの方向における幅よりも狭く形成されているので、流量検出素子と支持体の凹部との間に被計測流体が侵入するのを防止する効果が高まり、計測精度が高められる。
【0068】
また、流体温度検出体が、上記流量検出用ダイアフラムの形成領域から離間し、かつ、上記第3の面に対向するように上記平板状基板の表面に形成されているので、被計測流体の温度が変化する場合でも精度よく流量を検出することができる。
【0069】
また、上記流体温度検出体の下部の上記平板状基板が少なくとも部分的に除去されて、流体温度検出用ダイアフラムを構成したので、被計測流体の温度が変化する場合でも精度よく流量を検出することができる。
【0070】
また、流体流通溝が上記支持体の凹部の上記被計測流体の流れ方向の上流側および下流側の両側面を切り欠いて上記第3の面に至るように設けられ、上記被計測流体が流れる流体の通路が上記流量検出素子の前記流体温度検出体の形成領域の裏面と上記凹部との間に形成されているので、被計測流体の温度が変化する場合でも精度よく流量を検出することができる。
【0071】
また、この発明によれば、感熱抵抗膜よりなる発熱体が平板状基板の表面に形成され、キャビティが該発熱体形成領域の下部にある該平板状基板を部分的に除去して形成されて流量検出用ダイアフラムを構成した流量検出素子と、上記流量検出素子を収納する凹部が表面に形成され、該表面が被計測流体の流れ方向に平行に又は所定の角度をなして配置される支持体とを備え、上記流量検出素子がその表面を上記支持体の表面とほぼ同じ面位置となるように上記凹部内に収納された感熱式流量センサであって、上記流量検出素子を支持する複数の第1の面が互いに離間して上記支持体の凹部内に設けられ、少なくとも上記キャビティの外周部に対向し、かつ、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向における幅より広い幅を有する第2の面が上記支持体の凹部内に設けられ、上記キャビティの少なくとも一部に対向する第4の面が上記支持体の凹部内に設けられており、上記第2の面は上記凹部の深さ方向で上記第1の面より深い位置に設けられ、上記第4の面は上記凹部の深さ方向で上記第2の面より深い位置に設けられ、上記流量検出素子が上記複数の第1の面に支持され、かつ、上記複数の第1の面の少なくとも1つの面に固定されているので、流量検出感度の高い感熱式流量センサが得られる。
【0072】
また、少なくとも上記流量検出用ダイアフラムのキャビティに対向しない第3の面が上記支持体の凹部内に設けられ、上記第3の面は上記凹部の深さ方向で上記第2の面より深い位置に設けられているので、流量検出感度が高められる。
【0073】
また、上記第3の面の上記被計測流体の流れの方向における幅が上記流量検出素子の上記被計測流体の流れの方向における幅よりも狭く形成されているので、計測精度が高められる。
【0074】
また、この発明によれば、感熱抵抗膜よりなる発熱体が平板状基板の表面に形成され、キャビティが該発熱体形成領域の下部にある該平板状基板を部分的に除去して形成されて流量検出用ダイアフラムを構成した流量検出素子と、上記流量検出素子を収納する凹部が表面に形成され、該表面が被計測流体の流れ方向に平行に又は所定の角度をなして配置される支持体とを備え、上記流量検出素子がその表面を上記支持体の表面とほぼ同じ面位置となるように上記凹部内に収納された感熱式流量センサであって、シール部材が、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向と略平行な端部の少なくとも一部と上記支持体の凹部との間には形成されず、かつ、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向の上流側および下流側の端部と上記支持体の凹部との隙間の少なくとも一部を埋めるように形成されているので、流量検出精度の高い感熱式流量センサが得られる。
【0075】
また、上記支持体の凹部は、上記流量検出素子を支持する第1の面と、底面と、流れに平行でない辺の少なくとも一部に沿って設けられた第5の面とを有し、上記第5の面は上記第1の面より深く、かつ、上記底面より浅い位置にあり、上記シール部材は上記第5の面に形成されているので、製造工程において、シール部材がダイアフラム近傍に付着するのを防ぎ、生産性を高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を説明する分解斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を示す要部断面図である。
【図3】図2のIII−III矢視断面図である。
【図4】この発明に係る実施の形態1の流量センサを示す正面図である。
【図5】図4のV−V矢視断面図である。
【図6】この発明の実施の形態1に係る流量センサにおける検出回路を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態2に係る流量センサにおける流量検出素子の支持部周りを示す分解斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態3に係る流量センサにおける支持体の構造を説明する斜視図である。
【図9】この発明の実施の形態3に係る流量センサにおける流量検出素子の支持状態を示す斜視図である。
【図10】この発明の実施の形態3に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を示す要部断面図である。
【図11】図10のXI−XI矢視断面図である。
【図12】この発明の実施の形態4に係る流量センサにおける支持体の構造を説明する斜視図である。
【図13】この発明の実施の形態4に係る流量センサにおける流量検出素子の支持状態を示す斜視図である。
【図14】この発明の実施の形態4に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を示す要部断面図である。
【図15】図14のXV−XV矢視断面図である。
【図16】この発明の実施の形態5に係る流量センサにおける支持体の構造を説明する斜視図である。
【図17】この発明の実施の形態5に係る流量センサにおける流量検出素子の支持状態を示す斜視図である。
【図18】この発明の実施の形態5に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を示す要部断面図である。
【図19】図18のXIX−XIX矢視断面図である。
【図20】この発明の実施の形態6に係る流量センサにおける支持体の構造を説明する斜視図である。
【図21】この発明の実施の形態6に係る流量センサにおける流量検出素子の支持状態を示す斜視図である。
【図22】この発明の実施の形態6に係る流量センサにおける流量検出素子の支持構造を示す要部断面図
【図23】図22のXXIII−XXIII矢視断面図である。
【図24】従来の感熱式流量センサに用いられる流量検出素子を示す平面図である。
【図25】図24のXXV−XXV矢視断面図である。
【図26】従来の流量検出素子の支持構造の要部を示す斜視図である。
【図27】従来の感熱式流量センサにおける大流量域の被計測流体の流れを説明する斜視図である。
【図28】従来の感熱式流量センサにおける大流量域の被計測流体の流れを説明する断面図である。
【図29】従来の他の流量検出素子の支持構造の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 平板状基板、4 発熱体、5 流体温度検出体、6 被計測流体の流れ方向、12 流量検出用ダイアフラム、13 キャビティ、14 流量検出素子、16 支持体、18 凹部、25a、25b、25c 第1の面(支持面)、24 薄板状部材、24a 穴、28 第2の面、29 第3の面、30 流体温度検出用ダイヤフラム、31 キャビティ、32a、32b 流体流通溝、34第4の面、35 シール部材、36 第5の面。

Claims (10)

  1. 感熱抵抗膜よりなる発熱体が平板状基板の表面に形成され、キャビティが該発熱体形成領域の下部にある該平板状基板を部分的に除去して形成されて流量検出用ダイアフラムを構成した流量検出素子と、
    上記流量検出素子を収納する凹部が表面に形成され、該表面が被計測流体の流れ方向に平行に又は所定の角度をして配置される支持体とを備え、
    上記流量検出素子がその表面を上記支持体の表面とほぼ同じ面位置となるように上記凹部内に収納された感熱式流量センサであって、
    上記流量検出素子を支持する複数の第1の面が互いに離間して上記支持体の凹部内に設けられ、少なくとも上記キャビティの外周部に対向し、かつ、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向における幅より広い幅を有する第2の面が上記支持体の凹部内に設けられ、上記キャビティに対向しない第3の面が上記支持体の凹部内に設けられており、
    上記第2の面は上記凹部の深さ方向で上記第1の面より深い位置に設けられ、上記第3の面は上記凹部の深さ方向で上記第2の面より深い位置に設けられ、
    上記流量検出素子が上記複数の第1の面に支持され、かつ、上記複数の第1の面の少なくとも1つの面に固定されていることを特徴とする感熱式流量センサ。
  2. 上記第3の面の上記被計測流体の流れの方向における幅が上記流量検出素子の上記被計測流体の流れの方向における幅よりも狭いことを特徴とする請求項1記載の感熱式流量センサ。
  3. 流体温度検出体が、上記流量検出用ダイアフラムの形成領域から離間し、かつ、上記第3の面に対向するように上記平板状基板の表面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の感熱式流量センサ。
  4. 上記流体温度検出体の下部の上記平板状基板が少なくとも部分的に除去されて、流体温度検出用ダイアフラムを構成したことを特徴とする請求項3記載の感熱式流量センサ。
  5. 流体流通溝が上記支持体の凹部の上記被計測流体の流れ方向の上流側および下流側の両側面を切り欠いて上記第3の面に至るように設けられ、上記被計測流体が流れる流体の通路が上記流量検出素子の前記流体温度検出体の形成領域の裏面と上記凹部との間に形成されていることを特徴とする請求項3記載の感熱式流量センサ。
  6. 感熱抵抗膜よりなる発熱体が平板状基板の表面に形成され、キャビティが該発熱体形成領域の下部にある該平板状基板を部分的に除去して形成されて流量検出用ダイアフラムを構成した流量検出素子と、
    上記流量検出素子を収納する凹部が表面に形成され、該表面が被計測流体の流れ方向に平行に又は所定の角度をなして配置される支持体とを備え、
    上記流量検出素子がその表面を上記支持体の表面とほぼ同じ面位置となるように上記凹部内に収納された感熱式流量センサであって、
    上記流量検出素子を支持する複数の第1の面が互いに離間して上記支持体の凹部内に設けられ、少なくとも上記キャビティの外周部に対向し、かつ、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向における幅より広い幅を有する第2の面が上記支持体の凹部内に設けられ、上記キャビティの少なくとも一部に対向する第4の面が上記支持体の凹部内に設けられており、
    上記第2の面は上記凹部の深さ方向で上記第1の面より深い位置に設けられ、上記第4の面は上記凹部の深さ方向で上記第2の面より深い位置に設けられ、
    上記流量検出素子が上記複数の第1の面に支持され、かつ、上記複数の第1の面の少なくとも1つの面に固定されていることを特徴とする感熱式流量センサ。
  7. 少なくとも上記流量検出用ダイアフラムのキャビティに対向しない第3の面が上記支持体の凹部内に設けられ、上記第3の面は上記凹部の深さ方向で上記第2の面より深い位置に設けられていることを特徴とする請求項6記載の感熱式流量センサ。
  8. 上記第3の面の上記被計測流体の流れの方向における幅が上記流量検出素子の上記被計測流体の流れの方向における幅よりも狭く形成されていることを特徴とする請求項7記載の感熱式流量センサ。
  9. 感熱抵抗膜よりなる発熱体が平板状基板の表面に形成され、キャビティが該発熱体形成領域の下部にある該平板状基板を部分的に除去して形成されて流量検出用ダイアフラムを構成した流量検出素子と、
    上記流量検出素子を収納する凹部が表面に形成され、該表面が被計測流体の流れ方向に平行に又は所定の角度をなして配置される支持体とを備え、
    上記流量検出素子がその表面を上記支持体の表面とほぼ同じ面位置となるように上記凹部内に収納された感熱式流量センサであって、
    シール部材が、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向と略平行な端部の少なくとも一部と上記支持体の凹部との間には形成されず、かつ、上記流量検出素子の上記被計測流体の流れ方向の上流側および下流側の端部と上記支持体の凹部との隙間の少なくとも一部を埋めるように形成されていることを特徴とする感熱式流量センサ。
  10. 上記支持体の凹部は、上記流量検出素子を支持する第1の面と、底面と、流れに平行でない辺の少なくとも一部に沿って設けられた第5の面とを有し、上記第5の面は上記第1の面より深く、かつ、上記底面より浅い位置にあり、上記シール部材は上記第5の面に形成されていることを特徴とする請求項9記載の感熱式流量センサ。
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