JP3501955B2 - 半導体光機能素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体光機能素子およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体光機能素子
およびその製造方法に関し、特に光通信、光交換および
光情報処理等に用いられ、基板に高抵抗半絶縁性基板を
用いた半導体光機能素子およびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の半導体光機能素子について
図を参照して説明する。ここでは、種々ある半導体光機
能素子のうち、半導体光増幅器アレイを取り上げて説明
する。
【0003】図6は、従来の半導体光増幅器アレイを示
す断面図である。同図に示すように、n−InPからな
る基板1の上には、InGaAsPからなる活性層11
とp−InPからなるクラッド層12が順次堆積されて
いる。ところで、このような半導体光増幅器(以下SO
Aという)をアレイ型で使用する場合、n型基板を用い
ると電気的共通(グランド)はn側に固定されるため、
素子を駆動する時のドライバーの極性は「+」に限定さ
れてしまう。
【0004】そこで、このような問題点を解決するべ
く、従来においては基板1として半絶縁性の基板を用
い、電極を基板1の表面側から取り出す構造をとったも
のがある。このような構造を図に示すと、例えば以下の
ようになる。
【0005】図7は、半絶縁性基板を用いた半導体光増
幅器アレイを示す断面図である。同図に示すように、半
絶縁性のInPからなる基板1の上には、n−InPか
らなるクラッド層13と、InGaAsPからなる活性
層14と、p−InPからなるクラッド層15とが順次
堆積されている。もちろん、半絶縁性基板を用いている
ため、p−InPからなるクラッド層13と、InGa
AsPからなる活性層14と、n−InPからなるクラ
ッド層15とを順次堆積させて素子を形成し、この素子
と上記の素子とを混載させることもできる。
【0006】したがって、このような従来例において
は、素子に応じてドライバーの極性を「+」、「−」の
何れか任意に選択することができる。また、このような
構造を採用することにより、半導体増幅器だけでなく光
変調器や受光器等の種々の素子を同一基板上に集積させ
る際等に、その構成の選択肢が広がるという利点も得ら
れる。
【0007】ところで、アレイ型素子の場合、ファイバ
ー実装が困難であるため、アレイ素子の入出力端にスポ
ットサイズ変換機能を集積し、ファイバとの軸ずれのト
レランスを緩和し、ファイバ実装を簡易化する必要があ
る。
【0008】ここで、図8にスポットサイズ変換機能を
備えたSOAの入出射部の端面(a)、A−A’線断面
(b)を示す。図8(a)に示すように、InPからな
る半絶縁性の基板1上には、n−InPからなるクラッ
ド層2a、InGaAsPからなるガイド層3および活
性層10、p−InPからなる埋め込み層4、n−In
Pからなる埋め込み層5、p−InPからなるクラッド
層6、p−InGaAsからなるコンタクト層7、p側
電極8、n側電極9が形成されている。
【0009】また、図8(b)に示すように、活性層1
0は増幅領域をなし、その両側に形成されたスポットサ
イズ変換領域部では、ガイド層3の膜厚がへき開端面に
向かってなだらかにに薄くなっている。そのため、実効
的な屈折率が低下して光の閉じ込めが緩くなり、スポッ
トサイズは拡大している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基板1にn
型あるいはp型基板を用いたのであれば、基板とその上
のクラッド層の屈折率差はほとんど無視しても構わない
程度である。しかしながら、基板1に半絶縁性基板を用
いた場合、図9に示すようにドーピングされたクラッド
層2aは、プラズマ効果の影響によって基板1よりも屈
折率が小さくなってしまう。また、出射光のファーフィ
ールドパターン(以下、FFPという)を示すと、図1
0に示すようになり、半値全幅で水平方向10度、垂直
方向19度である。このように、従来においては、基板
に半絶縁性基板を用いようとすると、スポットサイズ拡
大の非対称が顕著となり、ファイバとの結合特性が阻害
されるといった問題があった。すなわち、半絶縁性基板
を用いた結果、スポットサイズ変換のモード非対称性を
助長し、ファイバとの結合特性の劣化を招くという問題
があったのである。本発明はこのような課題を解決する
ものであり、半絶縁性基板を用いた場合のスポットサイ
ズ変換のモード非対称性を是正し、ファイバとの結合特
性の優れた半導体光機能素子およびその製造方法を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る半導体光機能素子は、半絶縁性
基板と、第1の導電型を有する第1のクラッド層と、こ
の第1のクラッド層よりも屈折率が大きい活性層と、上
記半絶縁性基板と同じ材料からなり、前記活性層よりも
屈折率が小さくかつ第2の導電型を有する第2のクラッ
ド層と、第2の導電型を有するコンタクト層とが順次積
層され、上記活性層の端とへき開端面との間に、スポッ
トサイズを変換する領域部が形成されている半導体光機
能素子において、上記半絶縁性基板は、InPによって
形成され、上記第1のクラッド層は、多層構造をなし、
この多層構造は、上記半絶縁性基板よりも小さい屈折率
を有する少なくとも1つの層と、上記半絶縁性基板より
も大きい屈折率を有する少なくとも1つの層とが積層さ
れて構成され、上記第1のクラッド層の屈折率の平均
は、上記半絶縁性基板の屈折率と等しいかまたはそれ以
上である。また、本発明に係る半導体光機能素子の製造
方法は、半絶縁性基板と、第1の導電型を有する第1の
クラッド層と、この第1のクラッド層よりも屈折率が大
きい活性層と、上記半絶縁性基板と同じ材料からなり、
上記活性層よりも屈折率が小さくかつ第2の導電型を有
する第2のクラッド層と、第2の導電型を有するコンタ
クト層とが順次積層され、上記活性層の端とへき開端面
との間に、スポットサイズを変換する領域部が形成され
た半導体光機能素子の製造方法において、InPからな
る上記半絶縁性基板の上に、上記半絶縁性基板よりも小
さな屈折率を有する少なくとも1つの層と、上記半絶縁
性基板よりも大きな屈折率を有する少なくとも1つの層
とを、これらの層の屈折率の平均が、上記半絶縁性基板
の屈折率と等しいかまたはそれ以上となるように積層
し、上記第1のクラッド層を形成する工程と、この第1
のクラッド層の上に、上記活性層を形成する工程と、こ
の活性層の上に、上記第2のクラッド層を形成する工程
と、この第2のクラッド層の上に上記コンタクト層を形
成する工程とを少なくとも有する方法である。このよう
に構成することによって本発明は、第1のクラッド層の
屈折率の平均を上昇させることができ、プラズマ効果で
減少した屈折率を補償して屈折率分布の非対称性を抑制
することができる。これによって、スポットサイズを変
換した後において、導波モードの非対称性が是正でき、
その結果、光ファイバとの接合特性を改善することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一つの実施の形態
について図を用いて説明する。図1は、本発明の一つの
実施の形態を示し、スポットサイズ変換機能を備えたS
OAの入出射部におけるへき開端面を示している。同図
において、図8と同一符号のものは同一または同等のも
のを示す。
【0013】なお、本実施の形態の多重クラッド層2
は、n−InP/InGaAsPからなる多層構造を有
している。すなわち、InPとInGaAsPとを積層
したものを一つの周期として、これを複数周期に亘って
積層している。また、1層のInPと、1層のInGa
Asとの厚さの比は、20:1となるように設定してい
る。さらに、当然のことではあるが、活性層1の屈折率
は多重クラッド層2よりも大きく、クラッド層6の屈折
率は活性層10よりも小さい。
【0014】図2は、図1に係るSOAにおける入出射
部の屈折率分布を示した分布図である。同図に示すよう
に、n−InP/InGaAsPからなる多重クラッド
層2を導入することにより、多重クラッド層2における
屈折率の平均は、図9の場合よりも増加しており、基板
1の屈折率と多重クラッド層2の屈折率の平均とを等価
にすることができる。これによって、屈折率分布の非対
称性を緩和させることができることがわかる。
【0015】もちろん、多重クラッド層2の屈折率の平
均を、完全に基板1の屈折率と等しくする必要はない。
基板1と等しい状態が最も好ましいといえるが、少なく
とも基板1の屈折率以上であればよい。また、多重クラ
ッド層2を形成する際には、高屈折率層と低屈折率層と
が一様に分布するように、多層構造を設計するとよい。
すなわち、多重クラッド層2の中に、局所的に高屈折率
層または低屈折率層が集中してしまうことを避けるとよ
い。
【0016】以上示したとおり本実施の形態は、スポッ
トサイズ変換の際におけるモード非対称性が緩和され、
さらには図3に示すようにFFPも半値全幅で水平方向
8度、垂直方向10度と改善され、ファイバとの結合特
性の劣化を抑制することができる。
【0017】なお、材料および構造は上記に限定される
ものではなく、InGaAlAs/InAlAs系、G
aAs/AlGaAs系、InGaAsP/InP系、
InGaAs/InGaAsP系の材料を用いてもよい
し、活性層10の構造をバルク構造でなくMQW構造に
してもよい。
【0018】次に、図1に係るSOAの製造工程を図を
参照して説明する。図4,5は、図1に係るSOAの製
造工程を示す断面図である。
【0019】まず、図4(a)において、半絶縁性のI
nPからなる基板1上に、有機金属気相成長法(MOV
PE)を用い、n−InP/InGaAsPからなる多
重クラッド層2を形成する。このとき、0.2μmのI
nP層と0.01μmのInGaAsP層とを積層した
ものを一つの周期とし、これを10周期形成する。した
がって、多重クラッド層2の膜厚は2.1μmとなる。
そして、さらにその上にInGaAsPからなる活性層
10(厚さは0.4μm)を成長させた後、増幅領域以
外に露出しているInGaAsPをウエットエッチング
によって取り除く。
【0020】図4(b)において、増幅領域の両側に、
スポットサイズ変換領域部であるガイド層3を、バット
ジョイント成長を用いて形成する。なお、B−B’線に
おけるへき開端面を図示すると図4(b’)のようにな
り、以下においてはこの面を使って製造工程を説明す
る。
【0021】図4(c)において、ガイド層3および活
性層10の上に、SiO2 をスパッタ法によって蒸着さ
せる。そして、フォトリソグラフィ等を行って、SiO
2 からなるストライプ状のエッチングマスクを形成して
から、CF4 およびH2 の混合ガスによる反応性ドライ
エッチングを行い、ガイド層3の両側にある多重クラッ
ド層2をその途中の深さまで除去する。
【0022】図4(d)において、ガイド層3の両側に
pn埋め込み成長を行い、p−InPからなる埋め込み
層4と、n−InPからなる埋め込み層5とを形成す
る。図4(e)において、ガイド層3および埋め込み層
5の上に、p−InPからなるクラッド層6を形成して
から、引き続きその上に、p−InGaAsからなるコ
ンタクト層7を成長させる。
【0023】図4(f)において、CF4 とH2 の混合
ガスによる反応性ドライエッチングを行い、n側電極を
取り出す部分を多重クラッド層2の途中までエッチング
する。図4(g)において、SiO2 をスパッタ法によ
って蒸着したのち、n側電極を取り出す部分におけるS
iO2 のみを取り除き、SiO2 に貫通孔を作る。その
後、塩酸系の溶液からなるInPの選択エッチング液
と、硫酸系の溶液からなるInGaAsPの選択エッチ
ング液とを用い、上記貫通孔部分の下にある多重クラッ
ド層2をウエットエッチングによって除去する。
【0024】ただし、この際にInGaAsP層が表面
に出るようにコントロールする。これは、InPよりも
バンドギャップが大きいInGaAsP層を表面に出す
ことにより、その上に形成されたn側電極9とのコンタ
クト抵抗を低減させることができるためである。その
後、EB蒸着法によって、p側電極8およびn側電極9
を形成することにより、図1に示す半導体光増幅器が完
成する。
【0025】なお、上記においては、半導体光機能素子
の具体例として半導体光増幅器について述べたが、例え
ば半導体光変調器、半導体レーザや半導体受光素子につ
いても、本発明の構造および製造方法を容易に適用する
ことができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明は、第1のク
ラッド層が少なくとも2種類以上の屈折率を有する多層
構造を有し、かつ、第1のクラッド層の屈折率の平均が
半絶縁性基板の屈折率と等しいかまたはそれ以上である
ため、第1のクラッド層における屈折率の平均と半絶縁
性基板の屈折率との不連続が解消される。したがって、
スポットサイズ変換の際におけるモード非対称性が緩和
され、図3に示したように、FFPも半値全幅で水平方
向8度、垂直方向10度と改善され、ファイバとの結合
特性の劣化を抑制することができる。また、第1のクラ
ッド層に、n−InP/InGaAsPからなる多層構
造を用いた場合、ドライエッチングによってコンタクト
ホールを開孔した後、塩酸系の選択エッチング液と硫酸
系の選択エッチング液とで多重クラッド層をエッチング
することにより、ドライエッチング時にダメージを受け
た層を除去することができる。さらに、この場合におい
ては、InPよりもバンドギャップが大きいInGaA
sP層を表面に出すことにより、電極とのコンタクト抵
抗を低減させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一つの実施の形態を示す端面図であ
る。
【図2】 図1に係るSOAの厚さ方向における屈折率
の分布を示した分布図である。
【図3】 図1に係るSOAの光強度の分布を示した分
布図である。
【図4】 図1に係るSOAの製造工程を示す断面図で
ある。
【図5】 図4の続きを示す断面図である。
【図6】 従来例を示す断面図である。
【図7】 従来例を示す断面図である。
【図8】 従来例を示す(a)端面図および(b)断面
図である。
【図9】 図8に係るSOAの厚さ方向における屈折率
の分布を示す分布図である。
【図10】 図8に係るSOAの光強度の分布を示す分
布図である。
【符号の説明】
1…基板、2…多重クラッド層、3…ガイド層、4,5
…埋め込み層、6…クラッド層、7…コンタクト層、8
…p側電極、9…n側電極、10…活性層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−249496(JP,A) 特開 平7−135396(JP,A) 特開 平9−167878(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半絶縁性基板と、第1の導電型を有する
    第1のクラッド層と、この第1のクラッド層よりも屈折
    率が大きい活性層と、前記半絶縁性基板と同じ材料から
    なり、前記活性層よりも屈折率が小さくかつ第2の導電
    型を有する第2のクラッド層と、第2の導電型を有する
    コンタクト層とが順次積層され、前記活性層の端とへき
    開端面との間に、スポットサイズを変換する領域部が形
    成されている半導体光機能素子において、 前記半絶縁性基板は、InPによって形成され、 前記第1のクラッド層は、多層構造をなし、 この多層構造は、前記半絶縁性基板よりも小さい屈折率
    を有する少なくとも1つの層と、前記半絶縁性基板より
    も大きい屈折率を有する少なくとも1つの層とが積層さ
    れて構成され、 前記第1のクラッド層の屈折率の平均は、前記半絶縁性
    基板の屈折率と等しいかまたはそれ以上であることを特
    徴とする半導体光機能素子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記コンタクト層の上には、第1の電極が形成され、 前記活性層が形成されたのとは異なる領域に、前記第1
    のクラッド層に達するコンタクトホールが開口され、 このコンタクトホール内に露出した前記第1のクラッド
    層に、第2の電極が接続されていることを特徴とする半
    導体光機能素子。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記活性層の両側には、埋め込み層が形成されているこ
    とを特徴とする半導体光機能素子。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記スポットサイズを変換する領域部は、へき開端面に
    近づくにつれてなだからかに、薄くなるように形成され
    たガイド層であることを特徴とする半導体光機能素子。
  5. 【請求項5】 請求項1において 記第1のクラッド層は、n−InP/InGaAsP
    からなる多層構造を有し、 前記活性層は、InGaAsPによって形成され、 前記第2のクラッド層は、p−InPによって形成さ
    れ、 前記コンタクト層は、p−InGaAsによって形成さ
    れていることを特徴とする半導体光機能素子。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記半導体光機能素子は、半導体光増幅器、半導体光変
    調器、半導体レーザまたは半導体受光素子の何れか一つ
    であることを特徴とする半導体光機能素子。
  7. 【請求項7】 半絶縁性基板と、第1の導電型を有する
    第1のクラッド層と、この第1のクラッド層よりも屈折
    率が大きい活性層と、前記半絶縁性基板と同じ材料から
    なり、前記活性層よりも屈折率が小さくかつ第2の導電
    型を有する第2のクラッド層と、第2の導電型を有する
    コンタクト層とが順次積層され、前記活性層の端とへき
    開端面との間に、スポットサイズを変換する領域部が形
    成された半導体光機能素子の製造方法において、InPからなる 前記半絶縁性基板の上に、前記半絶縁性
    基板よりも小さな屈折率を有する少なくとも1つの層
    と、前記半絶縁性基板よりも大きな屈折率を有する少な
    くとも1つの層とを、これらの層の屈折率の平均が、前
    記半絶縁性基板の屈折率と等しいかまたはそれ以上とな
    るように積層し、前記第1のクラッド層を形成する工程
    と、 この第1のクラッド層の上に、前記活性層を形成する工
    程と、 この活性層の上に、前記第2のクラッド層を形成する工
    程と、 この第2のクラッド層の上に前記コンタクト層を形成す
    る工程とを少なくとも有することを特徴とする半導体光
    機能素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記コンタクト層の上に、第1の電極を形成する工程
    と、 前記活性層が形成されたのとは異なる領域に、前記第1
    のクラッド層に達するコンタクトホールを開口する工程
    と、 このコンタクトホール内に露出した前記第1のクラッド
    層に、第2の電極を接続させる工程とをさらに有するこ
    とを特徴とする半導体光機能素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記コンタクトホールをドライエッチングによって形成
    してから、前記コンタクトホール内にウエットエッチン
    グを施して、前記第1のクラッド層を構成する少なくと
    も1層を除去する工程をさらに有することを特徴とする
    半導体光機能素子の製造方法
  10. 【請求項10】 請求項7において、 前記活性層の両側に、埋め込み層を形成する工程をさら
    に有することを特徴とする半導体光機能素子の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項7において、 前記スポットサイズを変換する領域部は、へき開端面に
    近づくにつれてなだらかに、薄くなるように形成された
    ガイド層であることを特徴とする半導体光機能素子の製
    造方法。
  12. 【請求項12】請求項7において 記第1のクラッド層は、n−InP/InGaAsP
    からなる多層構造を有し、 前記活性層は、InGaAsPによって形成され、 前記第2のクラッド層は、p−InPによって形成さ
    れ、 前記コンタクト層は、p−InGaAsによって形成さ
    れていることを特徴とする半導体光機能素子の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項7において、 前記半導体光機能素子は、半導体光増幅器、半導体光変
    調器、半導体レーザまたは半導体受光素子の何れか一つ
    であることを特徴とする半導体光機能素子の製造方法。
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