JP3476009B2 - Ｃｄｍａ通信システムにおける移動局及びそのフィンガー割り当て方法 - Google Patents

Ｃｄｍａ通信システムにおける移動局及びそのフィンガー割り当て方法

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JP3476009B2
JP3476009B2 JP2000310501A JP2000310501A JP3476009B2 JP 3476009 B2 JP3476009 B2 JP 3476009B2 JP 2000310501 A JP2000310501 A JP 2000310501A JP 2000310501 A JP2000310501 A JP 2000310501A JP 3476009 B2 JP3476009 B2 JP 3476009B2
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    • H04B1/7117—Selection, re-selection, allocation or re-allocation of paths to fingers, e.g. timing offset control of allocated fingers

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＣＤＭＡ通信シス
テムにおける移動局及びそのフィンガー割り当て方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、移動通信システムに用いられる通
信方式として、干渉や妨害に強いＣＤＭＡ通信方式が注
目されている。
【０００３】ＣＤＭＡ通信方式とは、送信側では送信し
たいユーザ信号を拡散符号により拡散して送信し、受信
側ではその拡散符号と同一の拡散符号を用いて逆拡散を
行うことにより元のユーザ信号を得る通信方式である。
【０００４】また、ＣＤＭＡ通信方式では、フェージン
グ等によるマルチパス成分を合成することにより、デー
タの信頼性を向上させている。
【０００５】以下に、ＣＤＭＡ通信システムにおける移
動局の構成について説明する。
【０００６】基地局は、移動局に対してデータを送信す
るが、移動局の周辺環境によってはパスが複数存在する
ことがある。例えば、移動局の周辺に建物（ビル）や木
等の障害物がある場合には、この障害物に電波が反射し
て複数のパスが存在する。
【０００７】図２は、従来のＣＤＭＡ通信システムにお
ける移動局の一構成例を示す図である。なお、図２にお
いては、基地局２０と移動局３０との間に、３つのパス
（電波Ａ，Ｂ，Ｃ）が存在しているものとする。
【０００８】図２に示すように本構成例における移動局
３０は、アンテナ１と、ＲＦ部２と、ＡＤ部３と、ディ
レイプロファイル部４と、フィンガー割り当て部８と、
複数のフィンガー部９と、レイク合成部７とから構成さ
れている。
【０００９】アンテナ１は、基地局２０から複数のパス
を介して到達した複数の電波（電波Ａ，Ｂ，Ｃ）の合成
波を受信し、ＲＦ部２は、アンテナ１にて受信した合成
波をアナログベースバンド信号に変換し、ＡＤ部３は、
ＲＦ部２にて変換されたアナログベースバンド信号をデ
ジタルベースバンド信号に変換する。
【００１０】ディレイプロファイル部４は、ＡＤ部３に
て変換されたデジタルベースバンド信号を用いて逆拡散
を行うことで基地局２０から送信されてきたデータを得
るが、マルチパス成分を検索するために、得られたデー
タを一定時間の間隔で累積加算することでディレイプロ
ファイルを作成する。この時にマルチパス成分が存在す
る場合には、図３に示すようなディレイプロファイル
に、複数の電波のピーク（電波Ａ，Ｂ，Ｃ）を検出する
ことができる。
【００１１】フィンガー割り当て部８は、ディレイプロ
ファイル部４にて検出された複数の電波のそれぞれのピ
ーク位置に対応したパスタイミング（基準タイミング）
をそれぞれ別のフィンガー部９に割り当てる。
【００１２】各フィンガー部９は、フィンガー割り当て
部５により割り当てられたそれぞれのパスタイミング
で、ＡＤ部３にて変換されたデジタルベースバンド信号
の逆拡散を行うことで基地局２０から送信されてきたデ
ータを再生し、レイク合成部７は、各フィンガー部９に
て再生されたデータを合成して復調データを出力する。
【００１３】ここで、ディレイプロファイル部４におけ
るパス検出動作について説明する。
【００１４】ディレイプロファイル部４は、基地局２０
から送信されてきたデータを一定時間、累積加算し、デ
ィレイプロファイルを作成する。この累積加算は、複数
の電波のピークとノイズとを区別する目的で行われるも
のであり、累積加算する時間が長ければ長いほど、ピー
ク点の信頼性を向上することができる。
【００１５】しかしながら、累積加算の時間が長いと、
基地局２０と移動局３０との間での基準タイミングのず
れや、移動局３０内部のクロックジッタの影響等によ
り、図４に示すようにピーク点の位置がずれる可能性が
ある。
【００１６】そこで、各フィンガー部９では、パスのピ
ーク点の位置変化（ずれ）に追従するために、ディレイ
プロファイル部４の累積加算時間よりも短い周期でパス
のトラッキングを行う。
【００１７】ここで、各フィンガー部９におけるパスト
ラッキング動作について図５を用いて説明する。
【００１８】図５は、図１に示した各フィンガー部９の
一構成例を示す図である。
【００１９】図５に示すように本構成例におけるフィン
ガー部９は、逆拡散部１１と、電力計算部１２と、最大
値検出部１３と、セレクター部１４とから構成されてい
る。
【００２０】逆拡散部１１は、ＡＤ部３にて変換された
デジタルベースバンド信号をデータに変換する。また、
逆拡散部１１は、フィンガー割り当て部８により割り当
てられたパスタイミングの前後の区間のうち予め決めら
れた区間（以下、パストラッキング範囲と称する）内で
逆拡散を行う。例えば、パスタイミングの前後５点区間
のパストラッキング範囲内で逆拡散を行う場合には、逆
拡散部１１は、５点区間のシンボルデータすなわち、５
個のシンボルデータを出力する。
【００２１】電力計算部１２は、逆拡散部１１から出力
された５個のシンボルデータのそれぞれの電力値を算出
し、最大値検出部１３は、電力計算部１２にて算出され
た５個の電力値のうち最大値を検出する。
【００２２】セレクター部１４は、逆拡散部１１にて算
出された５個のシンボルデータのうち、最大値検出部１
３にて検出された最大電力値のシンボルデータのみを選
択して出力する。
【００２３】このように、フィンガー部９では、フィン
ガー割り当て部８から指示されたパスタイミングの前後
の区間のうち予め決められたパストラッキング範囲内
で、逆拡散を行いデータを得て、そのデータの中から最
大電力値を検索することでパスの微妙な変動に追従して
いる。
【００２４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の移動局においては、基地局から移動局に
到達した電波が３波存在し（電波Ａ，Ｂ，Ｃ）、３つの
電波のピーク位置間隔が、図６に示すように狭い場合
に、電波Ａ，Ｂ，Ｃのそれぞれのパスタイミングをそれ
ぞれ別のフィンガー部に割り当てたとすると、各フィン
ガー部ではパスタイミングの前後の区間のうち予め決め
られたパストラッキング範囲内で逆拡散を行うため、全
てのフィンガー部の逆拡散タイミングが最大電力値点で
ある電波Ａに重なってしまい、複数の電波を受信するこ
とができなくなり、移動局の受信特性が劣化してしまう
という問題点がある。
【００２５】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、基地局から移
動局に到達した複数の電波のピーク位置間隔が狭い場合
にも、複数の電波を確実に受信することにより受信特性
の劣化を防止することができるＣＤＭＡ通信システムに
おける移動局及びそのフィンガー割り当て方法を提供す
ることを目的とする。
【００２６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基地局から複数のパスを介して到達した複
数の電波のそれぞれの逆拡散を行うことで前記基地局か
らのデータを再生する複数のフィンガー部と、前記複数
の電波のそれぞれのピーク位置に対応したパスタイミン
グを前記複数のフィンガー部のそれぞれに割り当てるフ
ィンガー割り当て部とを有し、前記複数のフィンガー部
にて、前記フィンガー割り当て部によりそれぞれ割り当
てられたパスタイミングの前後の区間のうちパストラッ
キング範囲内で、前記複数の電波の逆拡散が行われるＣ
ＤＭＡ通信システムにおける移動局において、前記複数
のフィンガー部のそれぞれは、前記パストラッキング範
囲が可変であることを特徴とする。
【００２７】また、前記フィンガー割り当て部は、前記
複数のフィンガー部のそれぞれに対して前記パストラッ
キング範囲を指示し、前記複数のフィンガー部のそれぞ
れは、前記フィンガー割り当て部からの指示に基づいて
前記パストラッキング範囲を可変することを特徴とす
る。
【００２８】また、前記フィンガー割り当て部は、前記
複数の電波のそれぞれのピーク位置間隔に基づいて、前
記複数のフィンガー部のそれぞれにおける前記パストラ
ッキング範囲を決定することを特徴とする。
【００２９】また、前記基地局から前記複数のパスを介
して到達した複数の電波を受信するアンテナと、前記ア
ンテナにて受信した複数の電波をアナログベースバンド
信号に変換するＲＦ部と、前記ＲＦ部にて変換されたア
ナログベースバンド信号をデジタルベースバンド信号に
変換するＡＤ部と、前記ＡＤ部にて変換されたデジタル
ベースバンド信号の逆拡散を所定期間毎に行うことで、
前記複数の電波のそれぞれのピークを検出するディレイ
プロファイル部と、前記複数のフィンガー部のそれぞれ
にて再生されたデータを合成するレイク合成部とを有
し、前記フィンガー割り当て部は、前記ディレイプロフ
ァイル部にて検出された複数の電波のピーク位置に対応
したパスタイミングを前記複数のフィンガー部のそれぞ
れに割り当てるとともに、前記ディレイプロファイル部
にて検出された複数の電波のピーク位置間隔に基づいて
前記複数のフィンガー部のそれぞれにおける前記パスト
ラッキング範囲を決定し、前記複数のフィンガー部のそ
れぞれは、前記フィンガー割り当て部により割り当てら
れたパスタイミングの前後の区間のうち、前記フィンガ
ー割り当て部により決定されたパストラッキング範囲内
で、前記ＡＤ部にて変換されたデジタルベースバンド信
号の逆拡散を行うことにより前記基地局からのデータを
再生することを特徴とする。
【００３０】また、基地局から複数のパスを介して到達
した複数の電波のそれぞれの逆拡散を行うことで前記基
地局からのデータを再生する複数のフィンガー部を有す
るＣＤＭＡ通信システムにおける移動局のフィンガー割
り当て方法であって、前記複数の電波のそれぞれのピー
クを検出し、該検出したピーク位置に対応したパスタイ
ミングを前記複数のフィンガー部のそれぞれに割り当て
るステップと、前記複数のフィンガー部のそれぞれにお
けるパストラッキング範囲を決定するステップとを有
し、前記複数のフィンガー部のそれぞれにて、前記パス
タイミングの前後の区間のうち前記パストラッキング範
囲内で、前記複数の電波の逆拡散を行うことを特徴とす
る。
【００３１】また、前記複数の電波のそれぞれのピーク
位置間隔に基づいて、前記複数のフィンガー部のそれぞ
れにおける前記パストラッキング範囲を決定することを
特徴とする。
【００３２】（作用）上記のように構成された本発明に
おいては、フィンガー割り当て部において、基地局から
複数のパスを介して到達した複数の電波のピーク位置に
対応したパスタイミングを複数のフィンガー部のそれぞ
れに割り当てるとともに、複数の電波のピーク位置間隔
に基づいて複数のフィンガー部のそれぞれにおけるパス
トラッキング範囲を決定し、各フィンガー部において、
フィンガー割り当て部により割り当てられたパスタイミ
ングの前後の区間のうち、フィンガー割り当て部により
決定されたパストラッキング範囲内で、複数の電波の逆
拡散を行うことにより基地局からのデータを再生する。
【００３３】このため、例えば、基地局から到達した複
数の電波のピーク位置間隔が狭い場合には、フィンガー
割り当て部が各フィンガー部におけるパストラッキング
範囲を狭くすれば、各フィンガー部では、他のフィンガ
ー部とは独立したパストラッキング範囲内で逆拡散を行
うことが可能になる。
【００３４】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【００３５】図１は、本発明のＣＤＭＡ通信システムに
おける移動局の実施の一形態を示す図である。なお、図
１においては、移動局１０と基地局２０との間に、３つ
のパス（電波Ａ，Ｂ，Ｃ）が存在しているものとし、ま
た、図２に示した移動局３０と同様の部分については、
同一の符号を付し説明を省略する。
【００３６】図１に示すように本実施形態における移動
局１０においては、図２に示したフィンガー割り当て部
８及び複数のフィンガー部９の代わりに、フィンガー割
り当て部５及び複数のフィンガー部６が設けられてお
り、これ以外の構成は図２に示した移動局３０と同様で
ある。
【００３７】フィンガー割り当て部５は、ディレイプロ
ファイル部４にて検出された複数の電波のピーク位置に
対応したパスタイミングをそれぞれ別のフィンガー部６
に割り当てるとともに、この複数の電波のピークのそれ
ぞれのピーク位置間隔に基づいて各フィンガー部６にお
けるパストラッキング範囲を決定する。
【００３８】各フィンガー部６は、パストラッキング範
囲が可変であり、フィンガー割り当て部５により割り当
てられたパスタイミングの前後の区間のうち、フィンガ
ー割り当て部５により決定されたパストラッキング範囲
内で、ＡＤ部３にて変換されたデジタルベースバンド信
号の逆拡散を行うことにより基地局２０が送信したデー
タを再生する。
【００３９】以下に、上記のように構成されたＣＤＭＡ
通信システムにおける移動局のフィンガー割り当て方法
について説明する。
【００４０】例えば、基地局２０から移動局１０に到達
した電波が３波存在し（電波Ａ，Ｂ，Ｃ）、３つの電波
のピーク位置間隔が、図３に示すように離れている場合
には、フィンガー割り当て部５は各フィンガー部６にお
けるパストラッキング範囲を広く（例えば、５点区間）
し、一方、図６に示すように狭い場合には、フィンガー
割り当て部５は各フィンガー部６におけるパストラッキ
ング範囲を狭く（例えば、３点区間）する。
【００４１】これにより、各フィンガー部６では、他の
フィンガー部とは独立したパストラッキング範囲内で逆
拡散を行うことが可能となるため、全ての電波を確実に
受信することが可能となる。
【００４２】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
フィンガー割り当て部において、基地局から複数のパス
を介して到達した複数の電波のピーク位置に対応したパ
スタイミングを複数のフィンガー部のそれぞれに割り当
てるとともに、複数の電波のピーク位置間隔に基づいて
複数のフィンガー部のそれぞれにおけるパストラッキン
グ範囲を決定し、各フィンガー部において、フィンガー
割り当て部により割り当てられたパスタイミングの前後
の区間のうち、フィンガー割り当て部により決定された
パストラッキング範囲内で、複数の電波の逆拡散を行う
ことにより基地局からのデータを再生するように構成さ
れている。
【００４３】このため、例えば、基地局から到達した複
数の電波のピーク位置間隔が離れている場合には、フィ
ンガー割り当て部が各フィンガー部におけるパストラッ
キング範囲を広くし、また、複数の電波のピーク位置間
隔が狭い場合には、フィンガー割り当て部は各フィンガ
ー部におけるパストラッキング範囲を狭くしたとすれ
ば、各フィンガー部では、他のフィンガー部とは独立し
たパストラッキング範囲内で逆拡散を行うことができる
ため、全ての電波を確実に受信することができ、これに
より、移動局における受信特性の劣化を防止することが
できる。
【００４４】また、基地局と移動局との基準タイミング
のずれや、移動局内部のクロックジッタの影響等によ
り、各電波のピーク位置が変動したとしても、ピーク位
置の変動に応じたパストラッキング範囲内で逆拡散を行
うことができる
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のＣＤＭＡ通信システムにおける移動局
の実施の一形態を示す図である。
【図２】従来のＣＤＭＡ通信システムにおける移動局の
一構成例を示す図である。
【図３】図２に示したディレイプロファイル部にて作成
されるディレイプロファイルの一例を示す図である。
【図４】図３に示した各電波のピーク位置（パスタイミ
ング）が変動することを説明するための図である。
【図５】図２に示したフィンガー部の一構成例を示す図
である。
【図６】図２に示したディレイプロファイル部にて作成
されるディレイプロファイルの他の例を示す図である。
【符号の説明】
１ アンテナ ２ ＲＦ部 ３ ＡＤ部 ４ ディレイプロファイル部 ５ フィンガー割り当て部 ６ フィンガー部 ７ レイク合成部 １０ 移動局 ２０ 基地局
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−98056（ＪＰ，Ａ) 特開 平11−274978（ＪＰ，Ａ) 特開2000−92026（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−181704（ＪＰ，Ａ) 特開 平11−298401（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−148246（ＪＰ，Ａ) 特開2000−78106（ＪＰ，Ａ) 特開2000−40981（ＪＰ，Ａ) 特開2002−164817（ＪＰ，Ａ) 特開2002−141831（ＪＰ，Ａ) 特表2000−504173（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713 H04B 7/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 基地局から複数のパスを介して到達した
    複数の電波のそれぞれの逆拡散を行うことで前記基地局
    からのデータを再生する複数のフィンガー部と、前記複
    数の電波のそれぞれのピーク位置に対応したパスタイミ
    ングを前記複数のフィンガー部のそれぞれに割り当てる
    フィンガー割り当て部とを有し、前記複数のフィンガー
    部にて、前記フィンガー割り当て部によりそれぞれ割り
    当てられたパスタイミングの前後の区間のうちパストラ
    ッキング範囲内で、前記複数の電波の逆拡散が行われる
    ＣＤＭＡ通信システムにおける移動局において、 前記複数のフィンガー部のそれぞれは、前記パストラッ
    キング範囲が可変であることを特徴とするＣＤＭＡ通信
    システムにおける移動局。
  2. 【請求項２】 請求項１に記載のＣＤＭＡ通信システム
    における移動局において、 前記フィンガー割り当て部は、前記複数のフィンガー部
    のそれぞれに対して前記パストラッキング範囲を指示
    し、 前記複数のフィンガー部のそれぞれは、前記フィンガー
    割り当て部からの指示に基づいて前記パストラッキング
    範囲を可変することを特徴とするＣＤＭＡ通信システム
    における移動局。
  3. 【請求項３】 請求項２に記載のＣＤＭＡ通信システム
    における移動局において、 前記フィンガー割り当て部は、前記複数の電波のそれぞ
    れのピーク位置間隔に基づいて、前記複数のフィンガー
    部のそれぞれにおける前記パストラッキング範囲を決定
    することを特徴とするＣＤＭＡ通信システムにおける移
    動局。
  4. 【請求項４】 請求項３に記載のＣＤＭＡ通信システム
    における移動局において、 前記基地局から前記複数のパスを介して到達した複数の
    電波を受信するアンテナと、 前記アンテナにて受信した複数の電波をアナログベース
    バンド信号に変換するＲＦ部と、 前記ＲＦ部にて変換されたアナログベースバンド信号を
    デジタルベースバンド信号に変換するＡＤ部と、 前記ＡＤ部にて変換されたデジタルベースバンド信号の
    逆拡散を所定期間毎に行うことで、前記複数の電波のそ
    れぞれのピークを検出するディレイプロファイル部と、 前記複数のフィンガー部のそれぞれにて再生されたデー
    タを合成するレイク合成部とを有し、 前記フィンガー割り当て部は、前記ディレイプロファイ
    ル部にて検出された複数の電波のピーク位置に対応した
    パスタイミングを前記複数のフィンガー部のそれぞれに
    割り当てるとともに、前記ディレイプロファイル部にて
    検出された複数の電波のピーク位置間隔に基づいて前記
    複数のフィンガー部のそれぞれにおける前記パストラッ
    キング範囲を決定し、 前記複数のフィンガー部のそれぞれは、前記フィンガー
    割り当て部により割り当てられたパスタイミングの前後
    の区間のうち、前記フィンガー割り当て部により決定さ
    れたパストラッキング範囲内で、前記ＡＤ部にて変換さ
    れたデジタルベースバンド信号の逆拡散を行うことによ
    り前記基地局からのデータを再生することを特徴とする
    ＣＤＭＡ通信システムにおける移動局。
  5. 【請求項５】 基地局から複数のパスを介して到達した
    複数の電波のそれぞれの逆拡散を行うことで前記基地局
    からのデータを再生する複数のフィンガー部を有するＣ
    ＤＭＡ通信システムにおける移動局のフィンガー割り当
    て方法であって、 前記複数の電波のそれぞれのピークを検出し、該検出し
    たピーク位置に対応したパスタイミングを前記複数のフ
    ィンガー部のそれぞれに割り当てるステップと、 前記複数のフィンガー部のそれぞれにおけるパストラッ
    キング範囲を決定するステップとを有し、 前記複数のフィンガー部のそれぞれにて、前記パスタイ
    ミングの前後の区間のうち前記パストラッキング範囲内
    で、前記複数の電波の逆拡散を行うことを特徴とするフ
    ィンガー割り当て方法。
  6. 【請求項６】 請求項５に記載のフィンガー割り当て方
    法において、 前記複数の電波のそれぞれのピーク位置間隔に基づい
    て、前記複数のフィンガー部のそれぞれにおける前記パ
    ストラッキング範囲を決定することを特徴とするフィン
    ガー割り当て方法。
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