JP3394564B2 - カテーテル型超音波探触子 - Google Patents

カテーテル型超音波探触子

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JP3394564B2
JP3394564B2 JP16918493A JP16918493A JP3394564B2 JP 3394564 B2 JP3394564 B2 JP 3394564B2 JP 16918493 A JP16918493 A JP 16918493A JP 16918493 A JP16918493 A JP 16918493A JP 3394564 B2 JP3394564 B2 JP 3394564B2
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憲二 川辺
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Fukuda Denshi Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カテーテル型超音波探
触子に関するものである。近年、病変部に可及的に接近
することができ、しかも、患者への侵襲度を軽減させた
医療機器の開発が盛んに行われている。
【0002】このような目的を持つ診断装置として、血
管内に挿入するカテーテルの先端に微細な超音波探触子
を搭載し、血管内部の診断や血管近傍の組織を診断する
血管内超音波探触子、およびこの探触子を使用した超音
波診断装置の研究、開発が盛んである。
【0003】この技術により、血管に直接センサを挿入
することが可能となり、例えば心臓壁の血管の梗塞部位
を診断する際にも、胸壁を切開することなく容易に病変
部にセンサを接近させ、しかも、高周波の超音波を減衰
させることなく使用することができるために高精度の診
断が可能となった。
【0004】
【従来の技術】かかるカテーテル型超音波探触子の従来
例を図3(a)に示す。この従来例において、管状のチ
ューブ1の先端部には、図示しない装置本体からの信号
により駆動される圧電振動子2が固定され、その後方に
は、反射面5aが楕円形状となるように円柱体を切断し
た形状の超音波反射体5が配置される。
【0005】超音波反射体5は、シールを兼ねる軸受7
により回転自在に支持されており、該軸受7より前方の
領域には、液状の超音波伝搬体8が封入される。また、
この超音波反射体5は、ワイヤ9を介して装置本体側の
モータに連結されており、モータの回転動力をワイヤ9
を介して超音波反射体5に伝達する。なお、図3におい
て装置本体と圧電振動子2を接続するケーブルの図示は
省略する。
【0006】しかし、上述した従来例においては、ワイ
ヤ9は、動力伝達のために所定の剛性を必要とするため
に、全体の剛性も高くなってしまい、人体の深部まで挿
入できなかったり、あるは血管を傷つける可能性がある
ばかりか、曲がりくねった血管等に挿入し、カテーテル
の曲率が小さい場合等には、ワイヤ9がチューブ1内壁
との摩擦で円滑に回転できなくなり、超音波反射体5の
回転むらによる画像のみだれを惹起してしまうという欠
点を有するものであった。
【0007】また、かかる欠点を解消するために、図3
(b)に示すように、チューブ1の先端部内にモータ6
を構成して超音波ビームをスキャンさせる構造も提案さ
れているが、ロータ、ステータ等を構成要素とするモー
タ6をチューブ1内に配置するためには、一定の容積を
必要とするために、超音波探触子の外径が大きくなって
しまうために、冠動脈などの細い血管の検査には適用で
きないという欠点を有するものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の欠点
を解消すべくなされたものであって、細い血管にも挿入
可能なカテーテル型超音波探触子を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、実施例に対応
する図1に示すように、管状のチューブ1の先端部に圧
電振動子2を配置してなるカテーテル型超音波探触子で
あって、前記チューブ1の先端に少なくとも超音波送受
信部3を収納した細径部4を形成し、該細径部4を細径
の血管に挿入して血管の分岐箇所近傍の超音波画像を取
得可能としたカテーテル型超音波探触子であるここ
で、本発明のカテーテル型超音波探触子のうちの1つ
は、超音波送受信部3が、圧電振動子2と、反射面5a
を前記圧電振動子2の送受信面2aに向けてチューブ1
内に回転自在に支持される超音波反射体5とを備え、超
音波反射体5をチューブ1の太径部内の、前記細径部4
に近接した位置に配置したモータ6により回転駆動して
ラジアルスキャンビームを形成するカテーテル型超音波
探触子である。 また、本発明のカテーテル型超音波探触
子のうちの他の1つは、超音波送受信部3が、チューブ
1内に揺動自在に支持される圧電振動子2を備え、 圧電
振動子2をチューブ1の太径部内の、細径部4に近接し
た位置に配置したモータ6により揺動方向に駆動してセ
クタスキャンビームを形成するカテーテル型超音波探触
子である。
【0010】
【作用】本発明において、管状のチューブ1の先端部に
は細径部4が形成され、チューブ1先端の柔軟性は、太
径部に比して高められる。太径部は、太い血管を経由さ
せて所望の検査部位近傍まで超音波探触子を導くために
必要な剛性をチューブ1全体に付与し、そこから分岐す
る細径の血管には、細径部4が進入して検査部位での断
層像等が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るカテーテ
ル型超音波探触子を示すもので、チューブ1内に超音波
送受信部3、および駆動モータ6を収容して構成され
る。
【0012】チューブ1は、抗血栓製の樹脂材料等で形
成されており、望ましくは、内径が3mm程度の細い冠
動脈に可及的に接近させることができ、かつ、該部位に
体外からの操作によって導くために必要な剛性が得られ
るように、外径2mm程度に形成され、その先端に細径
部4が形成される。
【0013】なお、チューブ1の外壁には、必要に応
じ、ガイドワイヤを挿通させるためのワイヤ挿通孔(図
示せず)が設けられる。細径部4は、血流を阻止するこ
となく上述した細い冠動脈内に挿入することが可能なよ
うに、少なくとも外径1.5mm以下に形成される。ま
た、この細径部4の全長は、該血管内への挿入距離に影
響を与え、深部の正確な超音波画像を得ることができる
ように、望ましくは、10mm以上とされる。
【0014】上記細径部4の先端は閉塞されて、チュー
ブ1内は密閉状とされており、該細径部4内に超音波送
受信部3が収容される。図1に示す超音波送受信部3
は、ラジアルスキャンビームを得ることができるように
構成されており、チューブ1先端に固定される圧電振動
子2と、該圧電振動子2の後方に配置される超音波反射
体5とを有し、圧電振動子2には、該圧電振動子2を駆
動するためのケーブル10が接続される。
【0015】超音波反射体5は、反射面5aが楕円形状
となるように円柱体を切断した形状に形成され、圧電振
動子2の送受信面2a側に反射面5aを向けて配置され
る。また、この超音波反射体5は、ワイヤ9を介して後
述するモータ6に連結されており、該ワイヤ9をチュー
ブ1内壁に形成した軸受7、7により支承して回転自在
とされる。
【0016】さらに、上記後方に配置される軸受7は、
シールを兼ねてその前方領域は後方のチューブ1から密
閉されており、密閉領域に、人体と音響インピーダンス
が略等しい材料、すなわち、水、シリコン油あるいは生
理食塩水等の超音波伝搬体8が封入される。
【0017】モータ6は、液状の超音波伝搬体8中で超
音波反射体5を回転駆動するに十分な出力を有してお
り、その容積が比較的大きくなることを考慮してチュー
ブ1の一般部(太径部)に配置される。なお、この場
合、ワイヤ9による駆動力のロスを少なくするために、
図示のように、モータ6は、細径部4に接近した部位に
配置するのが望ましい。
【0018】図2に本発明の第2の実施例を示す。この
実施例は、セクタスキャンビームを得るようにした変形
であり、超音波送受信部3は、圧電振動子2を揺動駆動
可能にして構成される。
【0019】すなわち、上記圧電振動子2は、チューブ
1内壁に揺動自在に枢支され、かつ、スプリング11に
より一方向に付勢される支持板12に固着されており、
送受信面2aを前方に向けて配置される。また、支持板
12は、圧電振動子2の固着面と反対面に例えば曲面、
あるいは平面状のカム面12aを有し、モータ6に連結
されるワイヤ9の先端に曲成されたクランク部9aに圧
接する。
【0020】したがってこの実施例において、モータ6
を駆動してワイヤ9を回転させると、カム面12aがワ
イヤ9のクランク部9aに当接しつつ支持板12と圧電
振動子2は図2において矢印方向に揺動し、セクタスキ
ャンビームが形成される。
【0021】なお、モータ6の回転動力を圧電振動子2
の揺動動作に変換する機構としては、上述したものに限
られず、周知の種々の機構を使用することができる。ま
た、図3において、圧電振動子2を駆動するためのケー
ブルは、図示を省略する。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のカテーテル型超音波探触子によれば、太径部で得られ
る剛性により血管内の必要な部位にガイドした後、細径
部を細径の血管内に挿入することができるので、深部で
の診断が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図3】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 チューブ 2 圧電振動子 2a 送受信面 3 超音波送受信部 4 細径部 5 超音波反射体 5a 反射面 6 モータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管状のチューブ(1)の先端部に圧電振動
    子(2)を配置してなるカテーテル型超音波探触子であ
    って、 前記チューブ(1)の先端に少なくとも超音波送受信部
    (3)を収納した細径部(4)を形成し、該細径部
    (4)を細径の血管に挿入して血管の分岐箇所近傍の超
    音波画像を取得可能とし、 前記超音波送受信部(3)は、圧電振動子(2)と、反
    射面(5a)を前記圧電振動子(2)の送受信面(2
    a)に向けてチューブ(1)内に回転自在に支持される
    超音波反射体(5)とを備え、 該超音波反射体(5)を前記チューブ(1)の太径部内
    の、前記細径部(4)に近接した位置に配置したモータ
    (6)により回転駆動してラジアルスキャンビームを形
    成することを特徴とする カテーテル型超音波探触子。
  2. 【請求項2】管状のチューブ(1)の先端部に圧電振動
    子(2)を配置してなるカテーテル型超音波探触子であ
    って、 前記チューブ(1)の先端に少なくとも超音波送受信部
    (3)を収納した細径部(4)を形成し、該細径部
    (4)を細径の血管に挿入して血管の分岐箇所近傍の超
    音波画像を取得可能とし、 前記超音波送受信部(3)は、チューブ(1)内に揺動
    自在に支持される圧電振動子(2)を備え、 該圧電振動子(2)を前記チューブ(1)の太径部内
    の、前記細径部(4)に近接した位置に配置したモータ
    (6)により揺動方向に駆動してセクタスキャンビーム
    を形成することを特徴とする カテーテル型超音波探触
    子。
  3. 【請求項3】前記細径部(4)は、直径1.5mm以
    下、長さ10mm以上に形成され、冠動脈への挿入を可
    能とした請求項1又は2記載のカテーテル型超音波探触
    子。
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