JP3382906B2 - Pnniネットワーク情報管理システム - Google Patents

Pnniネットワーク情報管理システム

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JP3382906B2
JP3382906B2 JP33291399A JP33291399A JP3382906B2 JP 3382906 B2 JP3382906 B2 JP 3382906B2 JP 33291399 A JP33291399 A JP 33291399A JP 33291399 A JP33291399 A JP 33291399A JP 3382906 B2 JP3382906 B2 JP 3382906B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PNNI(Pri
vate Network Network Inte
rface:プライベート網間インタフェース)を有す
るATM交換機で構成されるネットワークを管理するネ
ットワーク管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PNNI(Private Ne
twork Network Interface:プ
ライベート網間インタフェース)を有するATM交換機
を複数接続して構成するPNNIネットワークを管理す
るPNNIネットワーク管理装置は、PNNIプロトコ
ルおよびPNNIルーティングプロトコルに固有の保守
機能を利用してPNNIネットワークを管理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のPN
NIネットワーク管理装置では、PNNIネットワーク
内における呼の稼働状況を把握、すなわち呼の経路の特
定や呼の特定、をするための効率的手段を有していない
ので、リアルタイムに呼の稼働状況を把握できないとい
う課題を有していた。
【0004】また、従来のPNNIネットワーク管理装
置は、PNNIプロトコルおよびPNNIルーティング
プロトコルに固有の保守機能のみに依存しているので、
PNNIネットワークで発生する呼損の原因を特定する
ことができないという課題を有していた。
【0005】さらに加えて、従来のPNNIネットワー
ク管理装置では、ネットワーク内の各ノードで発生する
輻輳を制御するための手段がないという課題を有してい
た。
【0006】本発明の目的は、従来のこの様な課題を解
決し、リアルタイムで呼の稼働状況を把握でき、しかも
呼損原因の特定および輻輳を制御できるPNNIネット
ワーク情報管理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のPNNIネット
ワーク情報管理システムは、PNNI(Private
Network Network Interfac
e:プライベート網間インタフェース)を有するATM
(非同期転送モード)交換機間をリンクにより接続して
構成するPNNIネットワークと、前記PNNIネット
ワークを管理するネットワーク管理装置とを有するPN
NIネットワーク情報管理システムにおいて、前記AT
M交換機が、前記ATM交換機の交換機番号と呼の発生
の順番を示す呼発生シーケンス番号とから、前記PNN
Iネットワーク内で唯一に呼を識別する番号である呼識
別子を生成する呼識別子生成手段と、最新のDTL(D
esignated Transit List:経路
リスト)と最新の呼詳細情報を前記呼識別子毎に記憶す
る記憶手段と、DTLと呼詳細情報の履歴を前記呼識別
子毎に蓄積する呼制御情報データベースと、到着可能性
情報とリンク状態情報とを含むネットワークトポロジー
情報を記憶する第2トポロジーデータベースと、前記ネ
ットワーク管理装置が指定した前記呼識別子に対応する
最新のDTLと最新の呼詳細情報を前記記憶手段から獲
得し前記ネットワーク管理装置へ通知する第1呼詳細情
報通知手段と、前記ネットワーク管理装置が指定した前
記呼識別子に対応するDTLと呼詳細情報の履歴を前記
呼制御情報データベースから獲得し前記ネットワーク管
理装置へ通知する第2呼詳細情報通知手段と、前記第2
トポロジーデータベースに蓄積されているネットワーク
トポロジー情報を前記ネットワーク管理装置へ通知する
トポロジーデータベース通知手段とを有し、前記ネット
ワーク管理装置が、前記呼識別子を指定して最新のDT
Lと最新の呼詳細情報を前記ATM交換機へ要求し、前
記ATM交換機の第1呼詳細情報通知手段が通知する最
新のDTLと最新の呼詳細情報を収集する第1呼詳細情
報収集手段と、前記呼識別子を指定してDTLと呼詳細
情報の履歴を前記ATM交換機へ要求し、前記ATM交
換機の第2呼詳細情報通知手段が通知するDTLと呼詳
細情報の履歴を収集する第2呼詳細情報収集手段と、前
記第2呼詳細情報収集手段が収集したDTLと呼詳細情
報の履歴を呼識別子毎に蓄積する呼詳細情報データベー
スと、前記ATM交換機のトポロジーデータベース通知
手段が通知するネットワークトポロジー情報を収集する
トポロジー情報収集手段と、前記トポロジー情報収集手
段が収集したネットワークトポロジー情報を蓄積する第
1トポロジーデータベースと、前記第1呼詳細情報収集
手段が収集した最新のDTLと最新の呼詳細情報と前記
呼詳細情報データベースが蓄積しているDTLと呼詳細
情報の履歴と前記第1トポロジーデータベースが蓄積し
ているネットワークトポロジー情報とから、前記呼識別
子で指定した呼の接続経路と呼詳細情報と含む呼接続経
路図を作成する呼経路図作成手段と、前記呼経路図作成
手段が作成した呼接続経路図を表示する表示手段と、を
有することを特徴とする。
【0008】またさらに、本発明のPNNIネットワー
ク情報管理システムは、前記ネットワーク管理装置の前
記呼経路図作成手段が、前記第1呼詳細情報収集手段が
収集した最新のDTLと最新の呼詳細情報から呼の現在
の接続経路を求め、最新の呼詳細情報を付加した現在接
続経路図を作成する現在接続経路図作成手段を有し、前
記表示手段は、前記現在接続経路図を表示することを特
徴とする。
【0009】またさらに、本発明のPNNIネットワー
ク情報管理システムは、前記ネットワーク管理装置の前
記呼経路図作成手段が、前記第1トポロジーデータベー
スが蓄積しているネットワークトポロジー情報を参照し
てDTLを作成し、発呼しようとする呼の接続経路を予
測し、予測接続経路図を作成する到着経路予測手段を有
し、前記表示手段は、前記予測接続経路図を表示するこ
とを特徴とする。
【0010】またさらに、本発明のPNNIネットワー
ク情報管理システムは、前記ネットワーク管理装置の前
記呼経路図作成手段が、前記呼詳細情報データベースが
蓄積しているDTLと呼詳細情報の履歴から、呼の過去
の接続経路を求め、呼詳細情報を付加した過去接続経路
図を作成する過去接続経路図作成手段を有し、前記表示
手段は、前記過去接続経路図を表示することを特徴とす
る。
【0011】またさらに、本発明のPNNIネットワー
ク情報管理システムは、前記ネットワーク管理装置の前
記呼経路図作成手段が、前記第1呼詳細情報収集手段が
収集した最新のDTLと最新の呼詳細情報と前記呼詳細
情報データベースが蓄積している呼詳細情報の履歴とを
参照して呼の現在の接続経路と呼の過去の接続経路を求
め、求めた現在の接続経路と過去の接続経路を合わせ、
呼詳細情報を付加した過去現在接続経路図を作成する過
去現在接続経路図作成手段を有し、前記表示手段は、前
記過去現在接続経路図を表示することを特徴とする。
【0012】またさらに、本発明のPNNIネットワー
ク情報管理システムは、前記ATM交換機が、前記第2
トポロジーデータベースに蓄積されているネットワーク
トポロジー情報を参照してDTLを作成し、DTL情報
要素内に前記DTLを含め、GIT(Generic
Identifier Transport)情報要素
内に前記呼識別子を含めてSETUP(呼設定)メッセ
ージを作成し、前記SETUPメッセージを前記DTL
で指定したATM交換機に送信するSETUPメッセー
ジ送信手段と、RELEASE(呼解放)メッセージの
情報要素内に切断情報あるいはクランクバック情報を含
めてRELEASEメッセージを作成し、前記RELE
ASEメッセージを送信するRELEASEメッセージ
送信手段と、前記DTLで指定したATM交換機に送信
した前記SETUPメッセージに対して前記ATM交換
機が返送してくるCONNECT(接続)メッセージ
と、前記ATM交換機のRELEASEメッセージ送信
手段が返送してくるRELEASEメッセージとを受信
する信号メッセージ受信手段と、前記SETUPメッセ
ージ送信手段が前記SETUPメッセージを送信すると
き、前記呼識別子と前記DTLと呼設定中の旨を示す呼
設定中情報を呼詳細情報として前記記憶手段に記憶し、
前記信号メッセージ受信手段が前記CONNECTメッ
セージを受信したとき接続が確立した旨を示す呼設定完
了情報を呼詳細情報として前記記憶手段に記憶し、前記
信号メッセージ受信手段が前記RELEASEメッセー
ジを受信したとき前記RELEASEメッセージに含ま
れている切断情報あるいはクランクバック情報を呼詳細
情報として前記記憶手段に記憶する第1記憶制御手段
と、前記記憶手段に記憶されている前記呼識別子と前記
DTLと前記呼詳細情報とを履歴として前記呼制御情報
データベースに蓄積する第2記憶制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0013】またさらに、本発明のPNNIネットワー
ク情報管理システムは、前記ATM交換機の前記SET
UPメッセージ送信手段が、SETUPメッセージ内に
含まれているDTLで指定したATM交換機へ前記SE
TUPメッセージを送信し、前記第1記憶制御手段が前
記DTLと呼設定中の旨を示す呼設定中情報とを前記記
憶部に記憶し、前記信号メッセージ受信手段が、前記S
ETUPメッセージに対する返信として、リンク障害に
よるクランクバックの発生を認識したATM交換機か
ら、クランクバック理由とクランクバック理由診断情報
とを有するクランクバック情報が含まれたRELEAS
Eメッセージを受信し、前記第1記憶制御手段が、前記
クランクバック情報を前記記憶部に記憶し、前記第2記
憶制御手段が、前記DTLと前記クランクバック情報と
を前記呼詳細情報データベースに蓄積し、前記SETU
Pメッセージ送信手段が、前記リンク障害に対する迂回
経路のための迂回DTLを作成し、前記迂回DTLを含
めたSETUPメッセージを、前記迂回DTLで指定し
たATM交換機へ送信し、前記迂回DTLと呼設定中の
旨を示す呼設定中情報を前記記憶手段に記憶するSET
UPメッセージ再送信処理手段を有し、前記ネットワー
ク管理装置の前記呼経路図作成手段は、前記ATM交換
機の前記記憶手段に記憶されている前記迂回DTLから
現在接続経路を求め、前記ATM交換機の前記呼詳細情
報データベースに蓄積されている前記DTLと前記クラ
ンクバック情報とから過去接続経路を求め、求められた
現在接続経路と過去接続経路とを合わせて過去現在接続
経路図を作成し、前記表示手段に前記過去現在接続経路
図を表示するよう制御する過去現在接続経路表示制御手
段を有することを特徴とする。
【0014】またさらに、本発明のPNNIネットワー
ク情報管理システムは、前記ATM交換機の前記SET
UPメッセージ送信手段が、SETUPメッセージ内の
DTLで指定したATM交換機へ前記SETUPメッセ
ージを送信し、前記第1記憶制御手段が前記DTLと呼
設定中の旨を示す呼設定中情報とを前記記憶部に記憶
し、前記信号メッセージ受信手段が、前記SETUPメ
ッセージに対する返信として、リンク輻輳による切断の
発生を検知したATM交換機から、リンクが輻輳してい
る旨を示す切断理由情報とリンクが輻輳している場所を
示す切断理由診断情報とを有する切断情報を含めたRE
LEASEメッセージを受信し、前記第1記憶制御手段
が、前記切断情報を前記記憶部に記憶し、前記第2記憶
制御手段が、前記DTLと前記切断情報とを前記呼詳細
情報データベースに蓄積し、リンクの輻輳が緩和するの
を待つためSETUPメッセージを再度送信する時間を
遅延する遅延SETUPメッセージ送信手段を有し、前
記ネットワーク管理装置の前記呼経路図作成手段は、前
記ATM交換機の前記記憶手段に記憶されている前記D
TLと前記切断情報から現在接続経路を求め、求められ
た現在接続経路と前記切断情報とを合わせて現在接続経
路図を作成し、前記表示手段に現在接続経路図を表示す
るよう制御する現在接続経路表示制御手段を有すること
を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の第1実施形態の構成ブロ
ック図で、図2は、ネットワーク管理装置の構成ブロッ
ク図で、図3は、ATM交換機の構成ブロック図で、図
4は、DTL(経路リスト)の構成図である。
【0017】図1を参照して、本発明の第1実施の形態
であるPNNIネットワーク情報管理システムは、ネッ
トワーク管理装置10と、PNNIネットワーク20と
を有す。
【0018】PNNIネットワーク20は、複数のAT
M交換機1−30、1−31、1−32、1−33、1
−34、1−35を含むピアグループ21と、複数のA
TM交換機1−40、1−41、1−42、1−43、
1−44、1−45を含むピアグループ22とを有し、
PNNIを使用して各ATM交換機間及びピアグループ
間をリンクで接続するよう構成されているネットワーク
である。
【0019】ここで、PNNI(Private Ne
twork Network Interface:プ
ライベート網間インタフェース )は、ATM(非同期
転送モード)交換機間のインタフェース規格である。ま
た、ピアグループ(PeerGroup)は、複数のA
TM交換機からなるサブネットで、このサブネットを一
つの論理的なノードと認識するための仮想的な階層の一
つである。
【0020】図3を参照して、ATM交換機1は、PN
NIルーティングプロトコル処理部200と、PNNI
信号プロトコル機能部210と、主記憶部204と、呼
識別子生成部206と、ユーザーセルスイッチング部2
20と、トポロジーデータベース通知部230と、呼制
御情報通知部240と、第2トポロジーデータベース2
50と、呼制御情報データベース260と、PNNIイ
ンターフェース部270とを有す。
【0021】呼識別子生成部206は、ATM交換機の
交換機番号と呼の発生の順番を示す呼発生シーケンス番
号とから、PNNIネットワーク内で唯一に呼を識別す
る番号である呼識別子を生成する。
【0022】PNNIインターフェース部270は、A
TM交換機間あるいはATM交換機とネットワーク管理
装置10間のインターフェースで、このインターフェー
スを介して、PNNIネットワークのネットワークトポ
ロジー(網形態)情報を含むトポロジー状態パケットを
送受信すると共に、呼接続に関係する信号メッセージと
ATMユーザセルを送受信する。
【0023】PNNIルーティングプロトコル処理部2
00は、PNNIインターフェース部270を介して受
信したトポロジー状態パケットから到着可能性情報とリ
ンク状態情報とを含むネットワークトポロジー(網形
態)情報を抽出し第2トポロジーデータベース250に
蓄積する。また、PNNIルーティングプロトコル処理
部200は、PNNI信号プロトコル機能部210から
の指示により、第2トポロジーデータベース250に蓄
積されている到着可能性情報とリンク状態情報を参照し
てDTLを作成し、このDTLをPNNI信号プロトコ
ル機能部210へ送達し、さらに、このDTLを呼識別
子とともに主記憶部204と呼制御情報データベース2
60とに記憶するよう制御する。ここで、到着可能性情
報は、あるATM交換機からどのアドレスに到着可能で
あるかを示す情報で、リンク状態情報は、各ATM交換
機間のリンク状態を示す情報である。そして、DTL
(Designated Transit List:
経路リスト)は、図4に示すように、発信側のATM交
換機(以降、発側ATM交換機と称す)から、中継する
ATM交換機(以降、中継ATM交換機と称す)を経由
し着信側であるATM交換機(以降、着側ATM交換機
と称す)までの呼の接続経路を示すテーブルである。
【0024】PNNI信号プロトコル機能部210は、
PNNIルーティングプロトコル処理部200にDTL
の作成を指示し、この作成されたDTLと呼識別子とを
含めたSETUPメッセージを送信して呼の設定処理を
すると共に、RELEASEメッセージを受信して呼の
切断処理をする。また、ユーザーセルスイッチング部2
20に、呼の接続経路の設定あるいは解放の指示をす
る。また、PNNI信号プロトコル機能部210は、各
種端末とATM交換機間あるいはATM交換機間のリン
クの輻輳あるいは障害を検出し、輻輳あるいは障害によ
り接続経路がブロックされたというクランクバック情報
を作成しこのクランクバック情報を含めたRELEAS
Eメッセージを送信するクランクバック処理をすると共
に、このクランクバック情報を呼詳細情報として主記憶
部204と呼制御情報データベース260に蓄積するよ
う制御する。また、PNNI信号プロトコル機能部21
0は、クランクバック情報含めたRELEASEメッセ
ージを受信して再度の呼設定処理を行う。また、PNN
I信号プロトコル機能部210は、各種端末とATM交
換機間あるいはATM交換機間のリンクの輻輳を監視し
ATM交換機間およびATM交換機と端末間が輻輳状態
にあることを示す輻輳情報を収集し主記憶部204と呼
制御情報データベース260に蓄積するよう制御する。
【0025】ユーザーセルスイッチング部220は、P
NNI信号プロトコル機能部210からの呼の接続経路
の設定あるいは解放の指示によりATMユーザセルをス
イッチする。
【0026】トポロジーデータベース通知部230は、
ネットワーク管理装置10からの要求により、第2トポ
ロジーデータベース250に蓄積されている到着可能性
情報とリンク状態情報を含むネットワークトポロジー情
報を、PNNI信号プロトコル機能部210を介してネ
ットワーク管理装置10へ送達する。
【0027】呼制御情報通知部240は、ネットワーク
管理装置10からの要求により、呼制御情報データベー
ス260に蓄積されているDTLと、クランクバック情
報とを含む呼詳細情報とを、PNNI信号プロトコル機
能部210を介してネットワーク管理装置10へ送達す
る。
【0028】第2トポロジーデータベース250は、到
着可能性情報とリンク状態情報とを含むネットワークト
ポロジー情報を蓄積する。
【0029】主記憶部204は、呼識別子対応に、最新
のDTLと、最新のクランクバック情報とを含む最新の
呼詳細情報とを記憶する。
【0030】呼制御情報データベース260は、呼識別
子対応に、DTLと,クランクバック情報を含む呼詳細
情報の履歴を蓄積する。
【0031】図2を参照して、ネットワーク管理装置1
0は、トポロジー情報収集部100と、呼情報収集部1
10と、到着経路予測部120と、呼接続経路検索部1
30と、呼詳細情報検索部131と、呼詳細情報表示制
御部132と、第1トポロジーデータベース140と、
呼詳細情報データベース150と、表示部170と、管
理システムインターフェース部160と、保守者が保守
のための指令を入力する入力部180とを有す。
【0032】管理システムインターフェース部160
は、ネットワーク管理装置10と複数のATM交換機と
間のインターフェースで、ネットワーク管理用のネット
ワーク管理装置メッセージを送受信すると共に、PNN
Iネットワークのネットワークトポロジー(網形態)情
報を含むトポロジー状態パケットを送受信する。
【0033】トポロジー情報収集部100は、受信した
トポロジー状態パケットから、到着可能性情報とリンク
状態情報を含むネットワークトポロジー情報を収集し第
1トポロジーデータベース140に蓄積するよう制御す
る。
【0034】第1トポロジーデータベース140は、到
着可能性情報とリンク状態情報を含むネットワークトポ
ロジー情報を蓄積する。
【0035】呼情報収集部110は、管理システムイン
ターフェース160部を介して各ATM交換機からDT
Lと呼詳細情報を収集し呼詳細情報データベース150
に蓄積するよう制御する。
【0036】呼詳細情報データベース150は、呼識別
子対応にDTLと呼詳細情報を蓄積する。
【0037】到着経路予測部120は、第1トポロージ
データベース140に蓄積されている到着可能性情報を
使用して、PNNIネットワーク内において呼が接続さ
れるであろう予測接続経路を求め、この予測接続経路を
表示部170に表示するよう制御する。
【0038】呼接続経路検索部130は、保守者からの
要求により、PNNIネットワーク内において現在稼働
している呼あるいは過去稼働していた呼の接続経路を、
呼詳細情報データベース150から検索する。
【0039】呼詳細情報検索部131は、呼接続経路検
索部130が検索した呼の接続経路に関係するDTLと
呼詳細情報を、呼詳細情報データベース150から検索
する。
【0040】呼詳細情報表示制御部132は、呼接続経
路検索部130が検索した呼の接続経路を、呼詳細情報
検索部131が検索した呼詳細情報とともに表示部17
0に表示するよう制御する。
【0041】表示部170は、呼の接続経路とDTLと
呼詳細情報とを表示する。
【0042】次に、本発明の実施形態の動作について図
面を参照して詳細に説明する。
【0043】まず、ネットワーク管理装置10がPNN
Iネットワーク内の呼の現在の稼働状況を表示する場合
におけるPNNIネットワークとネットワーク管理装置
10との動作を説明する。
【0044】図5は、PNNIネットワーク内の呼の現
在の稼働状況を表示する場合の動作を説明する図で、図
6は、ATM交換機間の呼設定と呼解放するまでの信号
メッセージのシーケンスを示すシーケンス図で、図7
は、呼の現在の稼働状況を表示する場合のネットワーク
管理装置10と各ATM交換機間の信号メッセージのシ
ーケンスを示すシーケンス図で、図8は、呼設定処理フ
ローチャートで、図8(a)は、発側ATM交換機の呼
設定処理フローチャートで、図8(b)は、中継ATM
交換機の呼設定処理フローチャートで、図8(c)は、
着側ATM交換機図9の呼設定処理フローチャートで、
図9は、呼切断処理フローチャートである。
【0045】まず、PNNIネットワークにおける呼設
定処理の動作を説明する。
【0046】図5と図3を参照して、発側ATM交換機
1−30(SW−A)に収容された発信側の端末(以
降、発端末と称す)2−1が着側ATM交換機1−33
(SW−D)に収容された着信側の端末(以降、着端末
と称す)2−2へ呼の接続を要求すると、発側ATM交
換機1−30のPNNIルーティングプロトコル処理部
200は、第2トポロジーデータベース250を参照し
てDTL400を作成し、PNNI信号プロトコル機能
部210は、このDTL400にしたがってATM交換
機へ呼の接続設定を要求する呼設定メッセージ(以降、
SETUPメッセージと称す)を送信する。このときS
ETUPメッセージにはDTL400が含まれている。
このSETUPメッセージを受信した中継ATM交換機
は、受信したSETUPメッセージ内に含まれるDTL
400により経路の選択を実施する。SETUPメッセ
ージは、最終的に着側ATM交換機1−33まで到着す
る。
【0047】SETUPメッセージを受信した着側AT
M交換機1−33のPNNI信号プロトコル機能部21
0は、着端末2−2への信号処理を行った後、ユーザー
セルスイッチング部220に対し着端末2−2へのコネ
クションを設定するよう指示する。
【0048】以上の動作を図5、図6、図8を用いて更
に詳細に説明する。
【0049】まず、発側ATM交換機1−30(SW−
A)の動作を説明する。
【0050】図8(a)を参照して、発側ATM交換機
1−30は、発端末2−1から着端末2−2への呼設定
要求を受信すると(ステップS10)、呼識別子生成部
206は、この呼に対する呼識別子を生成し(ステップ
S12)PNNI信号プロトコル機能部210へ通知す
ると共に、生成した呼識別子と発端末2−1の発信番号
と着端末2−2の着信番号とを呼制御情報データベース
260に蓄積する。
【0051】PNNI信号プロトコル機能部210は、
第2トポロジーデータベース250に記憶されている到
着可能性情報を検索して、着側ATM交換機1−33
(SW−D)まで呼が到着可能かどうかを調べる(ステ
ップS20)。
【0052】到着可能でない場合(ステップS20でイ
イエの場合)、PNNI信号プロトコル機能部210は
切断処理に入る(ステップS21)。
【0053】一方、到着可能である場合(ステップS2
0でハイの場合)、PNNI信号プロトコル機能部21
0は、PNNIルーティングプロトコル処理部200に
対して呼識別子を通知してDTLを作成するよう指示す
る。
【0054】PNNI信号プロトコル機能部210から
の指示を受けるとPNNIルーティングプロトコル処理
部200は、第2トポロジーデータベース250を参照
してDTL400を作成し、作成されたDTL400を
呼識別子とともに主記憶部204に記憶保持する(ステ
ップS30)と共に、作成されたDTL400をPNN
I信号プロトコル機能部210へ通知する。ここで、作
成されたDTL400は、図5に示すように、SW−A
からSW−BとSW−Cとを経由しSW−Dに至る経路
を有している。
【0055】PNNIルーティングプロトコル処理部2
00からDTL400を受信したPNNI信号プロトコ
ル機能部210は、SETUPメッセージのDTL情報
要素(DTL Information Elemen
t)内にDTL400を含め、SETUPメッセージの
GIT情報要素(Generic Identifie
r Transport Information E
lement)内に呼識別子を含めてSETUPメッセ
ージを作成し、作成されたSETUPメッセージをDT
L400で指定したATM交換機へ送信する(ステップ
S40)と共に、呼設定中の旨を示す呼設定中情報を呼
詳細情報として主記憶部204に記憶する(ステップS
42)。
【0056】次に、PNNI信号プロトコル機能部21
0は、SETUPメッセージを受信したATM交換機か
ら呼の接続が受け入れられた旨の接続メッセージ(以
降、CONNECTメッセージと称す)を受信(ステッ
プS50)すると、呼設定完了の旨を示す呼設定完了情
報を呼詳細情報として主記憶部204に記憶し(ステッ
プS52)、前記ATM交換機と通信中状態に入る(ス
テップS60)。このとき、主記憶部204には、呼識
別子と、DTL400と、呼詳細情報として呼設定中情
報とが記憶されている。
【0057】次に、中継ATM交換機1−31,32
(SW−B,C)の動作を説明する。
【0058】図8(b)を参照して、中継ATM交換機
のPNNI信号プロトコル機能部210は、発側ATM
交換機1−30からのSETUPメッセージを受信する
(ステップT10)と、受信したSETUPメッセージ
にDTL400が含まれているかを調べる(ステップT
20)。
【0059】調べた結果、SETUPメッセージにDT
L400が含まれていない場合(ステップT20でイイ
エの場合)、PNNI信号プロトコル機能部210から
の指示をうけてPNNIルーティングプロトコル処理部
200は、新たなDTLを作成し、この新たなDTL
を、受信したSETUPメッセージに含まれている呼識
別子とともに中継ATM交換機の主記憶部204に記憶
保持し(ステップT30)、ステップT40へ進む。一
方、SETUPメッセージにDTL400が含まれてい
る場合(ステップT20でハイの場合)、PNNI信号
プロトコル機能部210は、DTL400を使い経路を
選択すると共に、DTL400を、呼識別子とともに中
継ATM交換機の主記憶部204に記憶保持し(ステッ
プT31)、ステップT40へ進む。
【0060】次に、PNNI信号プロトコル機能部21
0は、DTL情報要素内にDTL400あるいは新たな
DTLを含め、GIT情報要素内に呼識別子を含めてS
ETUPメッセージを作成し、作成されたSETUPメ
ッセージをDTL400あるいは新たなDTLで指定し
たATM交換機へ送信する(ステップT40)と共に、
呼設定中の旨を示す呼設定中情報を呼詳細情報として主
記憶部204に記憶する(ステップT42)。次に、P
NNI信号プロトコル機能部210は、SETUPメッ
セージを受信したATM交換機からCONNECTメッ
セージを受信(ステップT50)後、呼設定完了の旨を
示す呼設定完了情報を呼詳細情報として主記憶部204
に記憶し(ステップT52)、前記ATM交換機と通信
中状態に入る(ステップT60)。
【0061】次に着側ATM交換機1−33(SW−
D)の動作を説明する。
【0062】図8(c)を参照して、着側ATM交換機
1−33のPNNI信号プロトコル機能部210は、中
継ATM交換機からのSETUPメッセージを受信する
(ステップD10)と、受信したSETUPメッセージ
に含まれている着端末2−2の着信番号に着信可能かを
調べる(ステップD20)。
【0063】調べた結果、着信可能でない場合(ステッ
プD20でイイエの場合)、PNNI信号プロトコル機
能部210は、切断処理に入る(ステップD21)。一
方、着信可能である場合(ステップD20でハイの場
合)、PNNI信号プロトコル機能部210は、SET
UPメッセージを着端末2−2へ送信する(ステップD
40)と共に、呼設定中の旨を示す呼設定中情報を呼詳
細情報として主記憶部204に記憶する(ステップD4
2)。、次に、着端末2−2からCONNECTメッセ
ージを受信(ステップD50)後、呼設定完了の旨を示
す呼設定完了情報を呼詳細情報として主記憶部204に
記憶し(ステップD52)、着側ATM交換機1−33
は通信中状態に入る(ステップD60)。
【0064】発側ATM交換機1−30と中継ATM交
換機1−31,1−32と着側ATM交換機1−33と
間での呼設定処理に関するメッセージの送受信シーケン
スを、図6を用いて更に詳細に説明する。
【0065】発側ATM交換機1−30のPNNIルー
ティングプロトコル処理部200は、DTL400を作
成する。次に、発側ATM交換機1−30のPNNI信
号プロトコル機能部210は、DTL400と呼識別子
とを含むSETUPメッセージ500を中継ATM交換
機1−31,1−32(SW−B、C)へ送信する。こ
れに対して中継ATM交換機1−31,1−32は、S
ETUPメッセージ500を受付た旨を示すメッセージ
(以降、CALL PROCメッセージ)510を発側
ATM交換機1−30へ返送すると共に、着側ATM交
換機1−33へDTL400と呼識別子とを含むSET
UPメッセージ550を送信する。次に、着側ATM交
換機1−33は、CONNECTメッセージ560を中
継ATM交換機1−31,1−32へ送信し、さらに、
中継ATM交換機1−31,1−32は、CONNEC
Tメッセージ520を発側ATM交換機1−30へ送信
する。
【0066】以上により、発端末2−1から発側ATM
交換機1−30と中継ATM交換機1−31,1−32
と着側ATM交換機1−33とを経由して着端末2−2
までのコネクションが完了し通信中状態に入る。
【0067】次に、PNNIネットワークにおける呼切
断処理を説明する。
【0068】図6を参照して、着側ATM交換機1−3
3のPNNI信号プロトコル機能部210は、呼の切断
要求を受信すると呼切断の理由を示す切断情報、あるい
はクランクバック発生の場合はクランクバック情報と呼
識別子とを含めてRELEASEメッセージ570を作
成し、このRELEASEメッセージ570を中継AT
M交換機へ送信する。中継ATM交換機は、切断情報あ
るいはクランクバック情報と呼識別子とを含むRELE
ASEメッセージ530を発側ATM交換機1−30へ
さらに送信するとともに、コネクション解放処理を実行
し、次いでコネクションの解放が完了した旨を示すRE
LEASE COMPメッセージ580を着側ATM交
換機1−33へ返送する。
【0069】また、発側ATM交換機1−30も、コネ
クション解放処理を実行し、RELEASE COMP
メッセージ540を中継ATM交換機へ送信する。
【0070】次に、呼切断処理における発側ATM交換
機、中継ATM交換機、着側ATM交換機の動作を更に
詳細に説明する。ここで、発側ATM交換機、中継AT
M交換機、着側ATM交換機も同様な呼切断処理を行う
ので、特に発側あるいは中継あるいは着側の区別をせづ
に、ATM交換機の代表的な呼切断処理の動作を説明す
る。
【0071】図9を参照して、ATM交換機のPNNI
信号プロトコル機能部210は、切断情報あるいはクラ
ンクバック情報と呼識別子とを含めたRELEASEメ
ッセージを受信すると(ステップR10)、切断情報あ
るいはクランクバック情報を呼詳細情報として該当呼識
別子に対応して主記憶部204へ記憶する(ステップR
12)と共に、コネクションの解放処理を実行(ステッ
プR20)する。その後、中継ATM交換機のPNNI
信号プロトコル機能部210は、コネクションの解放が
完了した旨を示すRELEASE COMPメッセージ
を他のATM交換機へ送信する(ステップR30)。次
に、PNNI信号プロトコル機能部210は、主記憶部
204に記憶されている呼識別子とDTLと切断情報あ
るいはクランクバック情報をとを読み出し、読み出した
切断情報あるいはクランクバック情報を呼詳細情報とし
て、読み出した呼識別子とDTLと共に呼制御情報デー
タベース260に蓄積し(ステップR40)、一方、主
記憶部204に記憶されている呼識別子とDTLと切断
情報あるいはクランクバック情報を削除し初期化する
(ステップR50)。最後に、発側ATM交換機1−3
0は、空き状態となる(ステップR60)。以上により
呼切断処理が完了する。
【0072】以上の動作により、呼設定処理から呼切断
処理までの間、主記憶部204には、呼識別子と最新の
DTLと最新の呼詳細情報とが記憶される。したがっ
て、呼が、現在、どのようなDTLを使用しコネクショ
ンが設定されているかを知るには、主記憶部204をア
クセスすればよい。また、呼制御情報データベース26
0には、呼切断処理時点での呼識別子とDTLと呼詳細
情報とが履歴して蓄積される。したがって、過去に通信
した呼がどのようなDTLを使用しコネクションが設定
されていたかを知るには、呼制御情報データベース26
0をアクセスすればよい。
【0073】次に、ネットワーク管理装置10がPNN
Iネットワーク内における呼の現在の稼働状況を表示す
る場合の動作を説明する。
【0074】図7を参照して、保守者は、発端末2−1
から着端末2−2への呼の現在の稼働状況を知るため、
発端末2−1の発信番号と着端末2−2の着信番号とを
含む呼探索要求をネットワーク管理装置10の入力部1
80から入力すると、ネットワーク管理装置10の呼接
続経路検索部130は、呼情報収集部110を起動し
て、発端末2−1の発信番号と着端末2−2の着信番号
とを含む呼検索要求メッセージ600を、その呼に関連
するATM交換機へ送信する。
【0075】呼検索要求メッセージ600を受信した各
ATM交換機の呼制御情報通知部240は、呼制御情報
データベース260を検索して呼識別子を獲得し、呼情
報検索要求メッセージ600に対する応答として、獲得
した呼識別子を含む検索結果メッセージ610をネット
ワーク管理装置10へ返送する。
【0076】次に、ネットワーク管理装置10は、DT
Lと、クランクバック情報を含む呼詳細情報とを要求す
るため、呼識別子を含んだDTL/呼詳細情報要求メッ
セージ620を関連ATM交換機に送信する。DTL/
呼詳細情報要求メッセージ620を受信した関連ATM
交換機の各々は、各々の主記憶部204から、呼識別子
により特定した呼に対応するDTLと呼詳細情報とを読
み出し、読み出したDTLと呼詳細情報とを含むDTL
/呼詳細情報応答メッセージ630をネットワーク管理
装置10へ送信する。
【0077】DTL/呼詳細情報応答メッセージ630
を受信したネットワーク管理装置10は、受信したDT
Lにしたがって発側ATM交換機から着側ATM交換機
までの経路の全てのATM交換機へ、すなわち発側AT
M交換機1−30と中継ATM交換機1−31,1−3
2と着側ATM交換機1−33とへ、呼詳細情報を要求
するため呼識別子を含めた呼詳細情報要求メッセージ6
40、641、642、643を送信する。ここで要求
する呼詳細情報は、クランクバック情報と、接続インタ
フェース番号と、呼の属性と、VCI(仮想チャネル識
別子)とVPI(仮想パス識別子)と帯域などの使用リ
ソースである。
【0078】呼詳細情報要求メッセージ640、64
1、642、643の各々を受信した発側ATM交換機
1−30、中継ATM交換機1−31,1−32、着側
ATM交換機1−33の各々は、各々の主記憶部204
から、呼識別子により特定された呼のDTLと呼詳細情
報を読み出し、このDTLと呼詳細情報を含む呼詳細情
報応答メッセージ660、661、662、663をネ
ットワーク管理装置10へ送信する。
【0079】ネットワーク管理装置10は、受信した呼
詳細情報応答メッセージ660、661、662、66
3の中のDTLと呼詳細情報を呼詳細情報データベース
150に記憶する。
【0080】次に、呼詳細情報検索部131は、呼詳細
情報データベース150を検索してDTLと呼詳細情報
を獲得し、このDTLと呼詳細情報を呼詳細情報表示制
御部132へ送信する。
【0081】呼詳細情報表示制御部132は、受信した
DTLと呼詳細情報を加工し、図5に示すようなネット
ワーク上に呼の現在の接続経路を示す現在呼接続経路図
を、表示部170に表示するよう制御する。表示部17
0は、この現在呼接続経路図を表示し保守者に通知す
る。更に、保守者が、入力部180から、呼接続詳細経
路の表示を要求すると、表示部170は、接続インター
フェース番号、呼の属性、使用リソース等の呼詳細情報
を表示する。これにより、保守者は、現状の呼の稼働状
況を知ることができる。
【0082】次に、ネットワーク管理装置10が、PN
NIネットワーク内で新たに発生する呼がどのような経
路で接続されるかを示す予測接続経路を表示する場合の
動作を説明する。
【0083】図10は、ネットワーク管理装置が新たに
発生する呼がどのような経路をたどって接続されるかを
表示する場合の動作を説明する図で、図11は、新たに
発生する呼がどのような経路をたどって接続されるかを
表示する場合のネットワーク管理装置と各ATM交換機
間の信号メッセージのシーケンスを示すシーケンス図で
ある。
【0084】図10と図11とを主体に図2,図3を併
せ使用してネットワーク管理装置10と各ATM交換機
の動作を説明する。
【0085】ネットワーク管理装置10のトポロジー情
報収集部100は、ネットワークトポロジー情報を収集
するため、ATM交換機が保有する到着可能性情報を読
み出すことを要求する到着可能性情報読出要求メッセー
ジ700を各ATM交換機へ定期的に送信する。
【0086】各ATM交換機が到着可能性情報読出要求
メッセージ700を受信すると、各ATM交換機のトポ
ロジーデータベース通知部230は、PNNIルーティ
ングプロトコル処理部200によって随時更新されてい
る第2トポロジーデータベース250から到着可能性情
報を獲得し、獲得した到着可能性情報を到着可能情報読
出応答メッセージ710に含めてネットワーク管理装置
10へ返信する。
【0087】ネットワーク管理装置10は、到着可能情
報読出応答メッセージ710を受信すると、到着可能情
報読出応答メッセージ710内の到着可能性情報を第1
トポロジーデータベース140に記憶する。
【0088】以上の動作は、定期的に実行される。
【0089】保守者が、入力部180から、新たな呼の
予測接続経路を表示する要求をネットワーク管理装置1
0へ入力すると、ネットワーク管理装置10の到着経路
予測部120は、ルーティングの試行を指示するルーテ
ィング試行指示をトポロジー情報収集部100へ送信す
る。トポロジー情報収集部100は、ルーティング試行
指示を受信すると、第1トポロージデータベース140
を参照してATM交換機と同じルーティングを行いDT
Lを作成し、このDTLを到着経路予測部120へ送信
する。
【0090】到着経路予測部120は、受信したDTL
を使い、図10に示すようなネットワーク上に新たな呼
の予測接続経路を表す予測接続経路図を、表示部170
に表示するよう制御する。表示部170は、この予測接
続経路図を表示し保守者に通知する。
【0091】次に、ネットワーク管理装置10が、既に
切断された呼がどのような経路で接続されていたかを表
示する場合の動作を説明する。
【0092】図12は、既に切断された呼がどのような
経路をたどって接続されていたかを表示する場合の動作
を説明する図で、図13は、既に切断された呼がどのよ
うな経路をたどって接続されていたかを表示する場合の
ネットワーク管理装置10と各ATM交換機間の信号メ
ッセージのシーケンスを示すシーケンス図である。
【0093】図12と図13とを主体に図2,図3を併
せ使用してネットワーク管理装置10と各ATM交換機
との動作を説明する。
【0094】保守者は、発端末2−1から着端末2−2
への呼の過去の接続状況を知るため、ネットワーク管理
装置10の入力部180へ、発端末2−1の発信番号と
着端末2−2の着信番号とを含む呼探索要求を入力する
と、ネットワーク管理装置10の呼接続経路検索部13
0は、呼情報収集部110を起動して、発信番号と着信
番号とを含む蓄積呼情報検索要求メッセージ800を、
その呼に関連するATM交換機へ送信する。
【0095】ネットワーク管理装置10からの蓄積呼情
報検索要求メッセージ800を受信した関連ATM交換
機の各々は、蓄積呼情報検索要求メッセージ800に対
する応答として、呼識別子を含む蓄積呼情報検索結果メ
ッセージ810をネットワーク管理装置10へ返送す
る。
【0096】次に、ネットワーク管理装置10は、AT
M交換機の呼制御情報データベース260に蓄積されて
いるDTLと呼詳細情報とを要求するため、呼識別子を
含んだ蓄積DTL/呼詳細情報要求メッセージ820を
関連ATM交換機に送信する。蓄積DTL/呼詳細情報
要求メッセージ820を受信した関連ATM交換機の各
々は、各々の呼制御情報データベース260から、呼識
別子により特定した呼に関連するDTLと呼詳細情報と
を読み出し、読み出したDTLと呼詳細情報とを含む蓄
積DTL/呼詳細情報応答メッセージ830をネットワ
ーク管理装置10へ送信する。
【0097】蓄積DTL/呼詳細情報応答メッセージ8
30を受信したネットワーク管理装置10は、受信した
DTLにしたがって発側ATM交換機から着側ATM交
換機までの経路の全てのATM交換機へ、すなわち発側
ATM交換機1−30と中継ATM交換機1−31,1
−32と着側ATM交換機1−33とへ、呼詳細情報を
要求するため呼識別子を付加した蓄積呼詳細情報要求メ
ッセージ840、841、842、843を送信する。
【0098】蓄積呼詳細情報要求メッセージ840、8
41、842、843の各々を受信した発側ATM交換
機1−30、中継ATM交換機1−31,1−32、着
側ATM交換機1−33の各々は、各々の呼制御情報デ
ータベース260から、呼識別子により特定された呼の
呼詳細情報を読み出し、この呼詳細情報を含む蓄積呼詳
細情報応答メッセージ860、861、862、863
をネットワーク管理装置10へ送信する。
【0099】ネットワーク管理装置10は、受信した蓄
積呼詳細情報応答メッセージ860、861、862、
863の中の呼詳細情報を呼詳細情報表示制御部132
へ送信する。
【0100】呼詳細情報表示制御部132は、受信した
呼詳細情報を加工し、図12に示すようなネットワーク
上に、呼の切断前の接続経路を示す過去接続経路図を、
表示部170に表示するよう制御する。表示部170
は、この過去接続経路図を表示し保守者に通知する。
【0101】次に、ネットワーク管理装置10が、クラ
ンクバックの発生による呼損の原因を特定するため呼の
切断と再接続の経路を表示する場合の動作を説明する。
【0102】図14は、ネットワークでクランクバック
の発生による呼損の原因を特定する場合の動作を説明す
るための図で、図15は、クランクバックが発生した場
合の各ATM交換機の動作を示すフローチャートで、図
15(a)は、発側ATM交換機の動作を示すフローチ
ャートで、図15(b)は、中継ATM交換機の動作を
示すフローチャートで、図15(c)は、クランクバッ
クを発生した中継ATM交換機の動作を示すフローチャ
ートである。
【0103】図14を参照して、発側ATM交換機1−
30(SW−A)が、DTL410を作成し、このDT
L410含めたSETUPメッセージを中継ATM交換
機1−34,1−35(SW−E,SW−F)へ送信し
た直後に、中継ATM交換機1−35(SW−F)と着
側ATM交換機1−33(SW−D)との間で障害が発
生したとする。このとき、中継ATM交換機1−35
は、DTL410の呼に対して別の経路で呼設定をやり
直す処理をするクランクバックを指示するため、クラン
クバックの理由とクランクバックの理由に対する診断と
から成るクランクバック情報420を作成し、このクラ
ンクバック情報420含めたRELEASEメッセージ
を中継ATM交換機1−34と発側ATM交換機1−3
0とへ返送する。
【0104】このRELEASEメッセージを受信した
発側ATM交換機1−30は、第2トポロジデータベー
ス250を再度参照して到着可能な経路を検索する。到
着可能な迂回経路を獲得できた場合、発側ATM交換機
1−30は、迂回経路を示す新たなDTL430を作成
し、迂回接続を試みる。
【0105】クランクバックの発生した場合の各ATM
交換機の動作を、更に詳細に図15を用いて説明する。
【0106】まず、発側ATM交換機1−30(SW−
A)の動作を説明する。
【0107】図15(a)を参照して、発側ATM交換
機1−30(SW−A)は、クランクバック情報420
を含んだRELEASEメッセージを受信すると(ステ
ップS100)、発側ATM交換機1−30が最初に作
成したDTL410と受信したクランクバック情報42
0とを呼詳細情報として呼制御情報データベース260
に蓄積する(ステップS110)。
【0108】発側ATM交換機1−30(SW−A)
は、着端末2−2の着信番号が到着可能かどうかを調べ
る(ステップS120)。
【0109】到着可能でない場合(ステップS120で
イイエの場合)、PNNI信号プロトコル機能部210
は切断処理に入る(ステップS121)。
【0110】一方、到着可能である場合(ステップS1
20でハイの場合)、PNNI信号プロトコル機能部2
10からの起動によりPNNIルーティングプロトコル
処理部200は、新たにDTL430を作成し主記憶部
204に記憶保持する(ステップS130)し、迂回が
発生した旨と迂回発生の位置とを示す迂回発生情報を保
守者に通知(ステップS132)し、さらに、この迂回
発生情報を対地対応の呼統計データとして呼制御情報デ
ータベース260に蓄積(ステップS134)する。作
成されたDTL430は、図14に示すように、SW−
AからSW−BとSW−Cとを経由しSW−Dに至る経
路を有している。次に、PNNI信号プロトコル機能部
210は、DTL430を含めたSETUPメッセージ
を中継ATM交換機へ送信し(ステップS140)、次
に、中継ATM交換機からCONNECTメッセージを
受信(ステップS150)後、既に、主記憶部204に
既に記憶されているDTL430に対応して、呼設定完
了情報を呼詳細情報として主記憶部204に記憶する
(ステップS160)。その後、発側ATM交換機1−
30は通信中状態に入り(ステップS170)、中継A
TM交換機1−31,1−32を経由して着側ATM交
換機1−33へのコネクションが確立する。
【0111】次に、中継ATM交換機1−34(SW−
E)の動作を説明する。
【0112】図15(b)を参照して、中継ATM交換
機1−34は、クランクバック情報420を含んだRE
LEASEメッセージを受信すると(ステップT10
0)、クランクバック情報420を主記憶204に記憶
し、呼切断処理に入る(ステップT110)。同時に、
中継ATM交換機1−34は、RELEASEメッセー
ジを発側ATM交換機1−30へ送信すると共に、RE
LEASE COMPメッセージを中継ATM交換機1
−35へ送信する(ステップT120)。次に、中継A
TM交換機1−34は、主記憶204に記憶されている
DTL410とクランクバック情報420とを読み出
し、読み出したDTL410とクランクバック情報42
0とを呼詳細情報として呼制御情報データベース260
に蓄積し(ステップT130)、一方、主記憶部204
に記憶されているDTL410とクランクバック情報4
20とを主記憶部204から削除し初期化する(ステッ
プT140)。その後、中継ATM交換機1−34は、
空き状態に入る(ステップT150)。
【0113】次に、クランクバックを発生した中継AT
M交換機1−35(SW−F)の動作を説明する。
【0114】図15(c)を参照して、中継ATM交換
機1−35(SW−F)は、中継ATM交換機1−35
と着側ATM交換機1−33と間のリンクで障害が発生
した旨の通知を受信すると(ステップC100)、DT
L410を主記憶部204に記憶保持する(ステップC
110)。次に、中継ATM交換機1−35は、着端末
2−2の着信番号が到着可能かどうかを調べる(ステッ
プC120)。
【0115】到着可能である場合(ステップC120で
ハイの場合)、PNNI信号プロトコル機能部210は
接続処理に入る(ステップC121)。
【0116】一方、到着可能でない場合(ステップC1
20でイイエの場合)、PNNI信号プロトコル機能部
210は、クランクバック情報420を作成(ステップ
C130)し、クランクバックが発生した旨を保守者に
通知(ステップC132)し、さらに、クランクバック
発生を呼統計データとして呼制御情報データベース26
0に蓄積する(ステップC134)。ここで、作成され
たクランクバック情報420は、“次のノードに到着不
可”というクランクバック理由と、“SW−FとSW−
D間のリンク障害”というクランクバック理由に対する
診断とからなる。
【0117】中継ATM交換機1−35は、このクラン
クバック情報420を含めたRELEASEメッセージ
を作成し、このRELEASEメッセージを中継ATM
交換機1−34と発側中継ATM交換機1−30へ送信
する(ステップC140)。
【0118】次に、中継ATM交換機1−35は、DT
L410とクランクバック情報420とを呼詳細情報と
して呼制御情報データベース260に蓄積し(ステップ
C150)、一方、主記憶部204に記憶されているD
TL410とクランクバック情報420とを主記憶部2
04から削除し初期化する(ステップC160)。その
後、中継ATM交換機1−35は、RELEASE C
OMPメッセージの受信待ち状態に入る(ステップC1
70)。
【0119】クランクバック発生の通知を受けた保守者
は、ネットワーク管理装置10の入力部180から、ク
ランクバックにより切断された呼の過去接続経路と迂回
接続された呼の現在接続経路との表示をネットワーク管
理装置10へ要求すると、ネットワーク管理装置10の
呼情報収集部110は、図7と図13とに示すシーケン
スにより、発側ATM交換機1−30とATM交換1−
31,1−32と着側ATM交換機1−33の各々の記
憶部204から最新のDTLと最新の呼詳細情報を収集
し、発側ATM交換機1−30とATM交換1−34,
1−35の各々の呼制御情報データベース260からD
TLと呼詳細情報を収集し、これらのDTLと呼詳細情
報を呼詳細情報データベース150に蓄積する。呼詳細
情報検索部131は、呼詳細情報データベース150に
蓄積されているDTLと呼詳細情報を読み出し呼詳細情
報表示制御部132へ送達する。呼詳細情報表示制御部
132は、送達されたDTLと呼詳細情報から、クラン
クバックにより切断された呼の過去接続経路図と迂回接
続された呼の現在接続経路図を作成し、図14に示すよ
うなネットワーク図上に呼の経路を示す形で表示部17
0に表示する。更に、保守者が、入力部180から、呼
接続詳細経路の表示を要求すると、表示部170は、接
続インターフェース番号、呼の属性、使用リソース等の
呼詳細情報を表示する。これにより、保守者は、クラン
クバック発生の原因を特定することができる。
【0120】次に、ネットワーク管理装置10がネット
ワーク内で発生する輻輳を制御する場合の動作を説明す
る。
【0121】図16は、着側ATM交換機と着端末間で
輻輳が起こった場合の動作を説明するための図で、図1
7は、着側ATM交換機と着端末間で輻輳が起こった場
合の各ATM交換機の動作フローチャートで、図17
(a)は、着側ATM交換機の動作フローチャートで、
図17(b)は、中継ATM交換機の動作フローチャー
トで、図17(c)は、発側ATM交換機の動作フロー
チャートで、図18は、中継ATM交換機と着側ATM
交換機と間で輻輳が起こった場合の動作を説明するため
の図である。
【0122】着側ATM交換機と着端末間で輻輳が起こ
った場合の動作を、図16と図17を参照して説明す
る。
【0123】図16を参照して、発側ATM交換機1−
30(SW−A)が、DTL440を作成し、このDT
L440を含めたSETUPメッセージを中継ATM交
換機1−34,1−35(SW−E,SW−F)へ、さ
らに、着側ATM交換機1−33(SW−D)へ送信し
た後に、着側ATM交換機1−33と着端末2−2の間
で回復できない輻輳が発生したとする。このとき、着側
ATM交換機1−33は、DTL440の呼に対して切
断を指示するため、“回復できない輻輳発生”という切
断理由と“SW−Dと着端末2−2間の輻輳”という切
断理由の診断を示す切断理由診断とから成る切断情報4
50を作成し、この切断情報450を含めたRELEA
SEメッセージを中継ATM交換機1−35,1−34
と発側ATM交換機1−30へ返送する。発側ATM交
換機1−30は、再発呼のため新たにDTL作成し、こ
のDTLを含んだSETUPメッセージを中継ATM交
換機1−31,1−32(SW−B,SW−C)へ、さ
らに、着側ATM交換機1−33(SW−D)へ送信す
る。
【0124】回復できない輻輳が発生した場合の各AT
M交換機の動作を、更に詳細に図17を用いて説明す
る。
【0125】まず、着側ATM交換機1−33(SW−
D)の動作を説明する。
【0126】図17(a)を参照して、着側ATM交換
機1−33は、輻輳発生の通知を受信すると(ステップ
C200),DTL440を主記憶部204に記憶保持
する(ステップC210)。
【0127】次に、着側ATM交換機1−33は、着端
末2−2の着信番号が着信可能かどうかを調べる(ステ
ップC220)。
【0128】着信可能である場合(ステップC220で
ハイの場合)、PNNI信号プロトコル機能部210は
接続処理に入る(ステップC221)。
【0129】一方、着信可能でない場合(ステップC2
20でイイエの場合)、PNNI信号プロトコル機能部
210は、切断情報450を作成(ステップC230)
し、回復できない輻輳が発生した旨を保守者に通知(ス
テップC232)し、さらに、この輻輳発生を呼統計デ
ータとして呼制御情報データベース260に蓄積する
(ステップC234)。ここで、作成された切断情報4
50は、“回復できない輻輳発生”という切断理由と
“SW−Dと着端末2−2間の輻輳”という切断理由診
断とからなる。
【0130】次に、着側ATM交換機1−33は、この
切断情報450を含めたRELEASEメッセージを中
継ATM交換機1−35,1−34と発側ATM交換機
1−30へ送信する(ステップC240)。
【0131】次に、着側ATM交換機1−33は、DT
L440と切断情報450とを呼詳細情報として呼制御
情報データベース260に蓄積し(ステップC25
0)、次に、主記憶部204に記憶されているDTL4
40を主記憶部204から削除し初期化する(ステップ
C260)。その後、着側ATM交換機1−33は、R
ELEASE COMPメッセージの受信待ち状態に入
る(ステップC270)。
【0132】次に、中継ATM交換機の動作を説明す
る。
【0133】図17(b)を参照して、中継ATM交換
機1−34、1−35は、切断情報450を含んだRE
LEASEメッセージを受信すると(ステップT20
0)、切断情報450を主記憶部204に記憶し切断処
理に入る(ステップT210)。次に、中継ATM交換
機1−34、1−35は、RELEASEメッセージを
送信し、さらにRELEASE COMPメッセージを
送信する(ステップT220)。
【0134】次に、中継ATM交換機1−34、1−3
5は、着側ATM交換機1−33から受信したRELE
ASEメッセージに含まれている切断情報450を用い
て、切断理由が回復できない輻輳であるかを調べる(ス
テップT230)。
【0135】調べた結果、回復できない輻輳でない場合
(ステップT230でイイエの場合)、中継ATM交換
機1−34、1−35は、ステップT250の動作に入
る。
【0136】一方、調べた結果、回復できない輻輳であ
る場合(ステップT230でハイの場合)、中継ATM
交換機1−34、1−35は、各々の第2トポロジーデ
ータベース250内の到着可能性情報を更新する(ステ
ップT240)。すなわち、更新する前の到着可能性情
報は、呼が着端末2−2まで到着可能であることを示す
“到着可能性有”であり、ステップT230による更新
後の到着可能性情報は、呼が着端末2−2まで到着可能
でないことを示す“到着可能性無”となる。
【0137】次に、中継ATM交換機1−34、1−3
5は、DTL440と切断情報450とを呼詳細情報と
して呼制御情報データベース260に蓄積し(ステップ
T250)、次いで、主記憶部204に記憶されている
DTL440と切断情報450を主記憶部204から削
除し初期化する(ステップT260)。その後、中継A
TM交換機1−34、1−35は、空き状態に入る(ス
テップT270)。
【0138】次に、発側ATM交換機の動作を説明す
る。
【0139】図17(c)を参照して、発側ATM交換
機1−30は、切断情報450を含んだRELEASE
メッセージを受信し(ステップS200)、切断情報4
50を主記憶部204に記憶し、次いで、RELEAS
E COMPメッセージを送信する(ステップS21
0)と、RELEASEメッセージにより受信した切断
情報450を検索し切断理由が回復できない輻輳である
かを調べる(ステップS220)。
【0140】調べた結果、回復できない輻輳でない場合
(ステップS220でイイエの場合)、発側ATM交換
機1−30は、ステップS240の動作に入る。
【0141】一方、調べた結果、回復できない輻輳であ
る場合(ステップS220でハイの場合)、発側ATM
交換機1−30は、第2トポロジーデータベース250
内の到着可能性情報を更新する(ステップS230)。
更新する前の到着可能性情報は、呼が着端末2−2まで
到着可能であることを示す“到着可能性有”であり、ス
テップS230による更新後の到着可能性情報は、呼が
着端末2−2まで到着可能でないことを示す“到着可能
性無”となる。
【0142】次に、発側ATM交換機1−30は、DT
L440と切断情報450とを呼詳細情報として呼制御
情報データベース260に蓄積し(ステップS24
0)、次いで、主記憶部204に記憶されているDTL
440と切断情報450とを主記憶部204から削除し
初期化する(ステップS250)。
【0143】その後、発側ATM交換機1−30は、再
発呼のためのタイマである再発呼タイマを設定(ステッ
プS260)し、再発呼タイマがタイムアウトするまで
待つ(ステップS270)。ここで、発側ATM交換機
1−30のPNNI信号プロトコル機能部210は、回
復できない輻輳の発生により直ちに呼を切断せずに、再
発呼タイマがタイムアウトするまで再発呼する時間ある
いは新たな呼の発生する時間を遅らせることにより、回
復できない輻輳を回避している。
【0144】次に、発側ATM交換機1−30は、再発
呼あるいは新たな呼による着端末の着信番号が到着可能
かどうかを調べる(ステップS280)。
【0145】到着可能でない場合(ステップS280で
イイエの場合)、発側ATM交換機1−30は、再発呼
タイマを再び設定する(ステップS260)。
【0146】一方、到着可能である場合(ステップS2
80でハイの場合)、PNNI信号プロトコル機能部2
10からの起動によりPNNIルーティングプロトコル
処理部200は、新たなDTLを作成し主記憶部204
に記憶保持(ステップS290)し、新たなDTLを含
めたSETUPメッセージを中継ATM交換機へ送信し
(ステップS300)、次に、中継ATM交換機からC
ONNECTメッセージを受信(ステップS310)
し、呼設定完了情報を呼詳細情報として主記憶部204
に記憶後、発側ATM交換機1−30は通信中状態に入
る(ステップS320)。
【0147】次に、ATM交換機間で輻輳が起こった場
合の動作を、図18を参照して説明する。
【0148】図18を参照して、発側ATM交換機1−
30(SW−A)が、DTL460を作成し、このDT
L460を含めたSETUPメッセージを中継ATM交
換機1−34,1−35(SW−E,SW−F)と着側
ATM交換機1−33(SW−D)とへ送信した後に、
着側ATM交換機1−33と中継ATM交換機1−35
の間で回復できない輻輳が発生したとする。このとき、
中継ATM交換機1−35は、この輻輳発生を検知しD
TL460の呼に対して切断を指示するため、“回復で
きない輻輳発生”という切断理由と“SW−FとSW−
D間のリンク輻輳”という切断理由診断とから成る切断
情報450を作成し、この切断情報450含めたREL
EASEメッセージを中継ATM交換機1−34,1−
35と発側ATM交換機1−30へ返送する。発側AT
M交換機1−30は、図17(c)で示したような再発
呼タイマを設定しないで、直ちに再発呼するため新たに
DTL480を作成し、このDTL480を含めたSE
TUPメッセージを中継ATM交換機1−31,1−3
2(SW−B,SW−C)へ、さらに、着側ATM交換
機1−33(SW−D)へ送信する。
【0149】各ATM交換機の動作は、発側ATM交換
機1−30の再発呼の動作以外は図17と同一である。
発側ATM交換機1−30の再発呼は、図16と図17
とで示したような再発呼する時間を遅らせる処理をせず
に、直ちに実行される。
【0150】保守者からの要求により、ネットワーク管
理装置10は、輻輳により切断された呼の過去接続経路
と再接続された呼の現在接続経路とを、図16と図18
に示すようなネットワーク図上に呼の経路を示す形で表
示部170に表示する。更に、保守者が、呼接続詳細経
路の表示を要求すると、表示部170は、接続インター
フェース番号、呼の属性、使用リソース等の呼詳細情報
を表示する。これにより、保守者は、輻輳発生の原因を
特定することができる。
【0151】次に、第2の実施形態を説明する。
【0152】本発明の第2の実施形態は、ネットワーク
管理装置が本発明の第1の実施形態におけるネットワー
ク管理装置10と異なる以外、本発明の第1の実施形態
と同一であるので、第2の実施形態によるネットワーク
管理装置のみを説明する。
【0153】図19は、第2の実施形態によるネットワ
ーク管理装置の構成ブロックである。
【0154】図19を参照して、ネットワーク管理装置
12は、トポロジー情報収集部102が第1の実施形態
におけるネットワーク管理装置10のトポロジー情報収
集部100と異なる以外、ネットワーク管理装置10と
同一構成である。
【0155】トポロジー情報収集部102は、ATM交
換機1が有するPNNIルーティングプロトコル処理部
200と同一の機能を有するPNNIルーティングプロ
トコル処理部202と、ATM交換機1が有するPNN
信号プロトコル機能部210と同一機能を有するPNN
I信号プロトコル機能部212とを有す。
【0156】ネットワーク管理装置12は、ATM交換
機1と同様に、PNNIルーティングプロトコル処理部
202とPNNI信号プロトコル機能部212とを使い
自動的にPNNIネットワーク内のネットワークトポロ
ジー(網形態)情報を収集する。
【0157】上述した実施形態においては、ネットワー
ク管理装置がATM交換機交換機に問い合わせることに
よりネットワークトポロジー情報や呼詳細情報を獲得し
ているが、ATM交換機が定期的にネットワークトポロ
ジー情報や呼詳細情報を含む保守情報をネットワーク管
理装置へ送信し、ネットワーク管理装置はこの保守情報
をネットワーク管理装置内のトポロジーデータベースと
呼詳細情報データベースに蓄積し、保守からの指示によ
り、これらのデータベースを参照して呼の接続経路を表
示してもよい。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、呼識別
子によりPNNIネットワーク内の呼を高速に識別し、
この呼識別子を用いてDTLと呼詳細情報を収集してい
るので、リアルタイムで呼の稼働状況を接続経路図表現
で把握できる。
【0159】また、本発明は、最新のDTLと最新の呼
詳細情報を記憶する記憶手段と、DTLと呼詳細情報の
履歴を蓄積する記憶手段とを備え、両者の記憶手段を使
い呼の現在の接続経路図,呼の過去の接続経路図,呼の
現在と過去の接続経路図を自由に表示できる。
【0160】さらに、本発明は、発信しようとする呼の
接続経路を予測しているので、未来、現在、過去の呼の
接続経路図を自由に表示できる。
【0161】さらにまた、本発明は、未来、現在、過去
の呼の接続経路図の自由な表示により、保守者は、障害
による呼損原因の特定および輻輳の制御を実行すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成ブロック図であ
る。
【図2】ネットワーク管理装置構成ブロック図である。
【図3】ATM交換機の構成ブロック図である。
【図4】DTL(経路リスト)構成図である。
【図5】PNNIネットワーク内の呼の稼働状況を提示
す場合の動作を説明する図である。
【図6】ATM交換機間の呼設定と呼解放するまでの信
号メッセージのシーケンスを示すシーケンス図である。
【図7】呼の現在の稼働状況を表示する場合のネットワ
ーク管理装置10と各交換機間の信号メッセージのシー
ケンスを示すシーケンス図である。
【図8】呼設定処理フローチャートである。
【図9】呼切断処理フローチャートである。
【図10】ネットワーク管理装置が新たに発生する呼が
どのような経路をたどって接続されるかを表示する場合
の動作を説明する図である。
【図11】新たに発生する呼がどのような経路をたどっ
て接続されるかを表示する場合のネットワーク管理装置
と各ATM交換機間の信号メッセージのシーケンスを示
すシーケンス図である。
【図12】既に切断された呼がどのような経路をたどっ
て接続されていたかを表示する場合の動作を説明する図
である。
【図13】既に切断された呼がどのような経路をたどっ
て接続されていたかを表示する場合のネットワーク管理
装置10と各ATM交換機間の信号メッセージのシーケ
ンスを示すシーケンス図である。
【図14】ネットワークでクランクバックの発生による
呼損の原因を特定する場合の動作を説明するための図で
ある。
【図15】クランクバックが発生した場合の各ATM交
換機の動作を示すフローチャートである。
【図16】着側ATM交換機と着端末間で輻輳が起こっ
た場合の動作を説明するための図である。
【図17】着側ATM交換機と着端末間で輻輳が起こっ
た場合の各ATM交換機の動作フローチャートである。
【図18】中継ATM交換機と着側ATM交換機と間で
輻輳が起こった場合の動作を説明するための図である。
【図19】第2の実施形態によるネットワーク管理装置
の構成ブロックである。
【符号の説明】
1 ATM交換機 200 PNNIルーティングプロトコル処理部 204 主記憶部 206 呼識別子生成部 210 PNNI信号プロトコル機能部 220 ユーザーセルスイッチング部 230 トポロジーデータベース通知部 240 呼制御情報通知部 250 第2トポロジーデータベース 260 呼制御情報データベース 270 PNNIインターフェース部 10 ネットワーク管理装置 100 トポロジー情報収集部 110 呼情報収集部 120 到着経路予測部 130 呼接続経路検索部 131 呼詳細情報検索部 132 呼詳細情報表示制御部 140 第1トポロジーデータベース 150 呼詳細情報データベース 160 管理システムインターフェース部 170 表示部 180 入力部 20 PNNIネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/24 H04L 12/26 H04M 3/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PNNI(Private Netwo
    rk Network Interface:プライベ
    ート網間インタフェース)を有するATM(非同期転送
    モード)交換機間をリンクにより接続して構成するPN
    NIネットワークと、前記PNNIネットワークを管理
    するネットワーク管理装置とを有するPNNIネットワ
    ーク情報管理システムにおいて、前記ATM交換機は、
    前記ATM交換機の交換機番号と呼の発生の順番を示す
    呼発生シーケンス番号とから、前記PNNIネットワー
    ク内で唯一に呼を識別する番号である呼識別子を生成す
    る呼識別子生成手段と、最新のDTL(Designa
    ted Transit List:経路リスト)と最
    新の呼詳細情報を前記呼識別子毎に記憶する記憶手段
    と、DTLと呼詳細情報の履歴を前記呼識別子毎に蓄積
    する呼制御情報データベースと、到着可能性情報とリン
    ク状態情報とを含むネットワークトポロジー情報を記憶
    する第2トポロジーデータベースと、前記ネットワーク
    管理装置が指定した前記呼識別子に対応する最新のDT
    Lと最新の呼詳細情報を前記記憶手段から獲得し前記ネ
    ットワーク管理装置へ通知する第1呼詳細情報通知手段
    と、前記ネットワーク管理装置が指定した前記呼識別子
    に対応するDTLと呼詳細情報の履歴を前記呼制御情報
    データベースから獲得し前記ネットワーク管理装置へ通
    知する第2呼詳細情報通知手段と、前記第2トポロジー
    データベースに蓄積されているネットワークトポロジー
    情報を前記ネットワーク管理装置へ通知するトポロジー
    データベース通知手段とを有し、前記ネットワーク管理
    装置は、前記呼識別子を指定して最新のDTLと最新の
    呼詳細情報を前記ATM交換機へ要求し、前記ATM交
    換機の第1呼詳細情報通知手段が通知する最新のDTL
    と最新の呼詳細情報を収集する第1呼詳細情報収集手段
    と、前記呼識別子を指定してDTLと呼詳細情報の履歴
    を前記ATM交換機へ要求し、前記ATM交換機の第2
    呼詳細情報通知手段が通知するDTLと呼詳細情報の履
    歴を収集する第2呼詳細情報収集手段と、前記第2呼詳
    細情報収集手段が収集したDTLと呼詳細情報の履歴を
    呼識別子毎に蓄積する呼詳細情報データベースと、前記
    ATM交換機のトポロジーデータベース通知手段が通知
    するネットワークトポロジー情報を収集するトポロジー
    情報収集手段と、前記トポロジー情報収集手段が収集し
    たネットワークトポロジー情報を蓄積する第1トポロジ
    ーデータベースと、前記第1呼詳細情報収集手段が収集
    した最新のDTLと最新の呼詳細情報と前記呼詳細情報
    データベースが蓄積しているDTLと呼詳細情報の履歴
    と前記第1トポロジーデータベースが蓄積しているネッ
    トワークトポロジー情報とから、前記呼識別子で指定し
    た呼の接続経路と呼詳細情報と含む呼接続経路図を作成
    する呼経路図作成手段と、前記呼経路図作成手段が作成
    した呼接続経路図を表示する表示手段と、を有すること
    を特徴とするPNNIネットワーク情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記ネットワーク管理装置の前記呼経路
    図作成手段は、前記第1呼詳細情報収集手段が収集した
    最新のDTLと最新の呼詳細情報から呼の現在の接続経
    路を求め、最新の呼詳細情報を付加した現在接続経路図
    を作成する現在接続経路図作成手段を有し、前記表示手
    段は、前記現在接続経路図を表示することを特徴とする
    請求項1記載のPNNIネットワーク情報管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記ネットワーク管理装置の前記呼経路
    図作成手段は、前記第1トポロジーデータベースが蓄積
    しているネットワークトポロジー情報を参照してDTL
    を作成し、発呼しようとする呼の接続経路を予測し、予
    測接続経路図を作成する到着経路予測手段を有し、前記
    表示手段は、前記予測接続経路図を表示することを特徴
    とする請求項1記載のPNNIネットワーク情報管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記ネットワーク管理装置の前記呼経路
    図作成手段は、前記呼詳細情報データベースが蓄積して
    いるDTLと呼詳細情報の履歴から、呼の過去の接続経
    路を求め、呼詳細情報を付加した過去接続経路図を作成
    する過去接続経路図作成手段を有し、前記表示手段は、
    前記過去接続経路図を表示することを特徴とする請求項
    1記載のPNNIネットワーク情報管理システム。
  5. 【請求項5】 前記ネットワーク管理装置の前記呼経路
    図作成手段は、前記第1呼詳細情報収集手段が収集した
    最新のDTLと最新の呼詳細情報と前記呼詳細情報デー
    タベースが蓄積している呼詳細情報の履歴とを参照して
    呼の現在の接続経路と呼の過去の接続経路を求め、求め
    た現在の接続経路と過去の接続経路を合わせ、呼詳細情
    報を付加した過去現在接続経路図を作成する過去現在接
    続経路図作成手段を有し、前記表示手段は、前記過去現
    在接続経路図を表示することを特徴とする請求項1記載
    のPNNIネットワーク情報管理システム。
  6. 【請求項6】 前記ATM交換機は、前記第2トポロジ
    ーデータベースに蓄積されているネットワークトポロジ
    ー情報を参照してDTLを作成し、DTL情報要素内に
    前記DTLを含め、GIT(Generic Iden
    tifier Transport)情報要素内に前記
    呼識別子を含めてSETUP(呼設定)メッセージを作
    成し、前記SETUPメッセージを前記DTLで指定し
    たATM交換機に送信するSETUPメッセージ送信手
    段と、RELEASE(呼解放)メッセージの情報要素
    内に切断情報あるいはクランクバック情報を含めてRE
    LEASEメッセージを作成し、前記RELEASEメ
    ッセージを送信するRELEASEメッセージ送信手段
    と、前記DTLで指定したATM交換機に送信した前記
    SETUPメッセージに対して前記ATM交換機が返送
    してくるCONNECT(接続)メッセージと、前記A
    TM交換機のRELEASEメッセージ送信手段が返送
    してくるRELEASEメッセージとを受信する信号メ
    ッセージ受信手段と、前記SETUPメッセージ送信手
    段が前記SETUPメッセージを送信するとき、前記呼
    識別子と前記DTLと呼設定中の旨を示す呼設定中情報
    を呼詳細情報として前記記憶手段に記憶し、前記信号メ
    ッセージ受信手段が前記CONNECTメッセージを受
    信したとき接続が確立した旨を示す呼設定完了情報を呼
    詳細情報として前記記憶手段に記憶し、前記信号メッセ
    ージ受信手段が前記RELEASEメッセージを受信し
    たとき前記RELEASEメッセージに含まれている切
    断情報あるいはクランクバック情報を呼詳細情報として
    前記記憶手段に記憶する第1記憶制御手段と、前記記憶
    手段に記憶されている前記呼識別子と前記DTLと前記
    呼詳細情報とを履歴として前記呼制御情報データベース
    に蓄積する第2記憶制御手段とを有することを特徴とす
    る請求項1記載のPNNIネットワーク情報管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記ATM交換機は、前記SETUPメ
    ッセージ送信手段が、SETUPメッセージ内に含まれ
    ているDTLで指定したATM交換機へ前記SETUP
    メッセージを送信し、前記第1記憶制御手段が前記DT
    Lと呼設定中の旨を示す呼設定中情報とを前記記憶部に
    記憶し、前記信号メッセージ受信手段が、前記SETU
    Pメッセージに対する返信として、リンク障害によるク
    ランクバックの発生を認識したATM交換機から、クラ
    ンクバック理由とクランクバック理由診断情報とを有す
    るクランクバック情報が含まれたRELEASEメッセ
    ージを受信し、前記第1記憶制御手段が、前記クランク
    バック情報を前記記憶部に記憶し、前記第2記憶制御手
    段が、前記DTLと前記クランクバック情報とを前記呼
    詳細情報データベースに蓄積し、前記SETUPメッセ
    ージ送信手段が、前記リンク障害に対する迂回経路のた
    めの迂回DTLを作成し、前記迂回DTLを含めたSE
    TUPメッセージを、前記迂回DTLで指定したATM
    交換機へ送信し、前記迂回DTLと呼設定中の旨を示す
    呼設定中情報を前記記憶手段に記憶するSETUPメッ
    セージ再送信処理手段を有し、前記ネットワーク管理装
    置の前記呼経路図作成手段は、前記ATM交換機の前記
    記憶手段に記憶されている前記迂回DTLから現在接続
    経路を求め、前記ATM交換機の前記呼詳細情報データ
    ベースに蓄積されている前記DTLと前記クランクバッ
    ク情報とから過去接続経路を求め、求められた現在接続
    経路と過去接続経路とを合わせて過去現在接続経路図を
    作成し、前記表示手段に前記過去現在接続経路図を表示
    するよう制御する過去現在接続経路表示制御手段を有す
    ることを特徴とする請求項1と5と6記載のPNNIネ
    ットワーク情報管理システム。
  8. 【請求項8】 前記ATM交換機は、前記SETUPメ
    ッセージ送信手段が、SETUPメッセージ内のDTL
    で指定したATM交換機へ前記SETUPメッセージを
    送信し、前記第1記憶制御手段が前記DTLと呼設定中
    の旨を示す呼設定中情報とを前記記憶部に記憶し、前記
    信号メッセージ受信手段が、前記SETUPメッセージ
    に対する返信として、リンク輻輳による切断の発生を検
    知したATM交換機から、リンクが輻輳している旨を示
    す切断理由情報とリンクが輻輳している場所を示す切断
    理由診断情報とを有する切断情報を含めたRELEAS
    Eメッセージを受信し、前記第1記憶制御手段が、前記
    切断情報を前記記憶部に記憶し、前記第2記憶制御手段
    が、前記DTLと前記切断情報とを前記呼詳細情報デー
    タベースに蓄積し、リンクの輻輳が緩和するのを待つた
    めSETUPメッセージを再度送信する時間を遅延する
    遅延SETUPメッセージ送信手段を有し、前記ネット
    ワーク管理装置の前記呼経路図作成手段は、前記ATM
    交換機の前記記憶手段に記憶されている前記DTLと前
    記切断情報から現在接続経路を求め、求められた現在接
    続経路と前記切断情報とを合わせて現在接続経路図を作
    成し、前記表示手段に現在接続経路図を表示するよう制
    御する現在接続経路表示制御手段を有することを特徴と
    する請求項1と2と6記載のPNNIネットワーク情報
    管理システム。
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