JP3198011B2 - 無線伝送システム - Google Patents

無線伝送システム

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JP3198011B2
JP3198011B2 JP12557494A JP12557494A JP3198011B2 JP 3198011 B2 JP3198011 B2 JP 3198011B2 JP 12557494 A JP12557494 A JP 12557494A JP 12557494 A JP12557494 A JP 12557494A JP 3198011 B2 JP3198011 B2 JP 3198011B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、親機と子機との間で
音声又はデータを無線伝送するパーソナルハンディホ
ン,無線LAN等の無線伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、子機から親機へ音声又はデータを
無線伝送し、親機は子機から受信した音声を音声用の出
力ポートへ、データをデータ用の出力ポートへそれぞれ
出力する無線伝送システムが利用されており、このよう
な無線伝送システムでは、音声通話とデータ伝送を同じ
ネットワーク内で行なうことができる。
【0003】従来の無線伝送システムでは、子機が親機
へ音声又はデータを無線伝送する前に、子機は親機との
間でリンクチャネルの確立のための通信を行なって親機
とリンクした後、出力ポートの指定情報の遣り取りを
し、親機の出力ポートを決定していた。また、コマンド
によって出力ポートを切り換えるようにした装置(例え
ば、特開平5−130349号公報参照)があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線伝送システムでは、親機は子機とリンクした後の情
報の遣り取りによって、子機から音声が伝送されるのか
データが伝送されるのかを判断していたので、音声用の
出力ポートとデータ用の出力ポートを素早く選択するこ
とができないという問題があった。
【0005】また、親機のデータ用の出力ポートのうち
パラレルデータ用とシリアルデータ用のいずれを選択す
るかを素早く決定できないという問題があった。
【0006】さらに、マルチスロットでは通信中に親機
は制御チャネル等で同時に複数の子機との間でリンクが
可能なため、子機が親機に要求した出力ポートが既に使
用されていたとき、その子機はリンクを確立した後で親
機に確認しなければならないので、要求した出力ポート
が使用中であることを素早く知ることができないという
問題があった。
【0007】さらにまた、子機は、ハンドセットや通信
回線(PSTN)が接続されていない音声用の出力ポー
トを要求したときや、または、プリンタが接続されてい
なかったり、プリンタが接続されていてもそのプリンタ
がペーパーエンドやジャム等のエラーによって使用不能
な状態のデータ用の出力ポートを要求したときには、そ
の要求した出力ポートへの伝送が可能か否かを素早く判
断することができないという問題があった。
【0008】したがって、従来の無線伝送システムで
は、親機と子機との間の無線伝送を能率良く行なえなか
った。
【0009】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、親機と子機との間の無線伝送を能率良く行なえ
るようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、音声又はデータを親機へ無線伝送する手
段を有する子機と、その子機から受信した音声を出力す
る音声用の出力ポートとデータを出力するデータ用の出
力ポートとを有する親機とからなる無線伝送システムに
おいて、上記子機に、上記親機へリンク確立要求を送る
ときに音声とデータのいずれの無線伝送かを示す識別子
を上記親機へ送信する識別情報送信手段を設け、上記親
機に、上記子機から受信した識別子に基づいて出力ポー
ト先を選択する出力ポート選択手段を設けたものであ
る。
【0011】また、上記子機の識別情報送信手段に、上
記データがシリアルデータとパラレルデータのいずれの
無線伝送かを示す識別子を付加する手段を設け、上記親
機の出力ポート選択手段に、上記子機から受信したシリ
アルデータ又はパラレルデータの識別子に基づいてシリ
アルデータ用の出力ポートとパラレルデータ用の出力ポ
ートのいずれかを選択する手段を設けるとよい。
【0012】さらに、上記親機に、上記子機から受信し
た識別子に対応する出力ポートが使用中のときにはその
子機へビジー信号を返送する手段を設けるとよい。
【0013】また、上記親機に、上記子機から受信した
識別子に対応する出力ポートへ出力不能のときにはその
子機へその出力ポートへ出力不能を通知する手段を設け
るとよい。
【0014】
【作用】この発明による無線伝送システムは、子機が親
機へリンク確立要求を送るときに音声とデータのいずれ
の無線伝送かを示す識別子を送信し、親機は子機から受
信したその識別子に基づいて出力ポート先を選択するの
で、親機は子機からの伝送が音声であるのかデータであ
るのかをリンク確立要求を受け取ったときに判断し、そ
の判断によって音声用の出力ポートとデータ用の出力ポ
ートのいずれかを選択することができる。
【0015】また、子機はデータがシリアルデータとパ
ラレルデータのいずれの無線伝送かを示す識別子を付加
し、親機は子機から受信したシリアルデータ又はパラレ
ルデータの識別子に基づいてシリアルデータ用の出力ポ
ートとパラレルデータ用の出力ポートのいずれかを選択
するようにすれば、親機は子機からの伝送がシリアルデ
ータであるのかパラレルデータであるのかをリンク確立
要求を受け取ったときに判断し、その判断によってシリ
アルデータ用の出力ポートとパラレルデータ用の出力ポ
ートのいずれかを選択することができる。
【0016】さらに、親機は子機から受信した識別子に
対応する出力ポートが使用中のときにはその子機へビジ
ー信号を返送するようにすれば、親機は子機とのリンク
を確立しなくてもその子機から要求された出力ポートが
使用中であることを知らせることができ、子機側では要
求した出力ポートが使用中であることを素早く知ること
ができる。
【0017】また、親機は子機から受信した識別子に対
応する出力ポートへ出力不能のときにはその子機へ該出
力ポートへの出力不能を通知するようにすれば、親機は
子機とのリンクを確立しなくてもその子機から要求され
た出力ポートへの出力不能であることを知らせることが
でき、子機側では要求した出力ポートへの出力が不能で
あることを素早く知ることができる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図3はこの発明の一実施例である無線
伝送システムの構成を示す図である。この無線伝送シス
テムは、複数の子機1,2,………と親機3とからな
り、子機1,2,………にはパーソナルコンピュータや
電話機等が接続されている。
【0019】例えば、同図の子機1にはパラレルデータ
(「セントロニクスデータ」とも称する)とシリアルデ
ータとを遣り取りするパーソナルコンピュータ4と、電
話機5とが接続されている。また、子機2にはパラレル
データを遣り取りするパーソナルコンピュータ6と、シ
リアルデータを遣り取りするパーソナルコンピュータ7
と、電話機5とが接続されている。
【0020】一方、親機3にはデータ用の出力ポートを
介してパラレルデータをプリントするプリンタ(例え
ば、セントロニクスデータ対応のプリンタ)8と、シリ
アルデータをプリントするプリンタ(例えば、RS23
2C対応のプリンタ)9とが接続されており、音声用の
出力ポートに電話機5と、電話回線(PSTN)が接続
されている。そして、この無線伝送システムは、各子機
1,2,……と親機3との間で音声又はデータを無線伝
送によって遣り取りする。
【0021】図4は図3の子機及び親機に使用する装置
の外観斜視図、図5は親機の裏面側の出力ポートを示す
図である。図4に示すように、子機1,2……及び親機
3とも装置前面部に無線伝送(送受信)時の自局ID等
を表示するLCD等の表示部10と、無線伝送時の伝送
状態を明示するLED等の各種のランプ11と、電源ス
イッチ12等を備えており、装置上部には無線伝送用の
アンテナ13を備えている。
【0022】その親機3の裏面側には、データ用の出力
ポートとして、パラレルデータのプリンタ8を接続する
パラレルデータの出力ポート14と、シリアルデータの
プリンタ9を接続するシリアルデータの出力ポート15
を備えており、音声用の出力ポートとして電話機5を接
続するモジュラージャック用の出力ポート16と、電話
回線(PSTN)用の出力ポート17を備えている。
【0023】図1は子機の内部の機能構成を示すブロッ
ク図、図2は親機3の内部の機能構成を示すブロック図
である。子機1,2………は、図1に示すように、それ
ぞれANTスイッチ20,受信部21,制御部22,送
信部23,復調部24,ID部25,変調部26,デー
タ処理部27,セントロニクスインタフェース(I/
F)28,シリアルインタフェース(I/F)29,A
DPCM30からなり、制御部22及びデータ処理部2
7等はCPU,ROM,RAM等のマイクロコンピュー
タによって実現される。
【0024】親機3は、図2に示すように、ANTスイ
ッチ20′,受信部21′,制御部22′,送信部2
3′,復調部24′,ID部25′,変調部26′,デ
ータ処理部27′,セントロニクスインタフェース(I
/F)28′,シリアルインタフェース(I/F)2
9′,ADPCM30′,回線制御部31からなり、制
御部22′及びデータ処理部27′等はCPU,RO
M,RAM等のマイクロコンピュータによって実現され
る。
【0025】ANTスイッチ20,20′は、アンテナ
13との接続線を、無線送信時には送信部23,23′
へ、無線受信時には受信部21,21′へそれぞれ切り
換える。受信部21,21′は、アンテナ13を介して
音声又はデータのRF信号を受信する処理を行ない、そ
の音声又はデータのRF信号を復調部24,24′へ送
る。
【0026】制御部22,22′は、この装置全体の制
御処理を司り、無線送受信時に受信部21,21′と送
信部23,23′とを制御し、ID部25に格納されて
いる各種のIDをデータ処理部27,27′へ送る処理
等を行なう。送信部23,23′は、変調部26,2
6′から送られる音声又はデータのRF信号をアンテナ
13を介して送信する処理を行なう。
【0027】復調部24,24′は、受信部21,2
1′から送られる音声又はデータのRF信号を復調して
データ処理部27,27′へ送る。ID部25,25′
は、それぞれの装置ごとに付与されている識別子(I
D)と、音声とシリアルデータとパラレルデータとをそ
れぞれ示す識別子(ID)を格納する。
【0028】データ処理部27は、親機3へリンク確立
要求を送るときに音声伝送,パラレルデータ伝送,又は
シリアルデータ伝送のいずれの送信であるかを示すID
を付加したフレームデータを送信する識別情報送信手段
の機能を果たす。
【0029】データ処理部27′は、子機1,2,……
…からリンク確立要求を受け取ったとき、その要求のデ
ータに付加されているIDに基づいて出力ポート先を音
声用の出力ポート,パラレルデータ用の出力ポート,又
はシリアルデータ用の出力ポートのなかからいずれかを
選択する出力ポート選択手段の機能を果たす。
【0030】また、子機1,2,………から受信した識
別子に対応する出力ポートが使用中のときにはその子機
へビジー信号を返送する手段と、子機1,2,………か
ら受信した識別子に対応する出力ポートへ出力不能のと
きにはその子機へその出力ポートへの出力不能を通知す
る手段の各機能も果たす。
【0031】セントロニクスI/F28,28′は、パ
ラレルデータの送受信のインタフェースを司る。シリア
ルI/F29,29′は、シリアルデータの送受信のイ
ンタフェースを司る。ADPCM30,30′は、パル
ス変調を行なう。回線制御部31は、電話回線(PST
N)への音声又はデータの送受信の制御を行なう。
【0032】図5は子機が親機へリンク確立を要求する
ときに送信するフレームデータのフォーマットの一例を
示す図、図7はそのフレームデータ中の着識別符号格納
エリアの内部フォーマットの一例を示す図である。
【0033】フレームデータは、図6に示すように、プ
リンアンブル,同期信号(ユニークワード),着識別符
号,発識別符号,及び情報データの各格納エリアからな
り、子機1,2……から親機3へ送信する場合、その着
識別符号格納エリアには親機3のIDを格納し、発識別
符号格納エリアにはその子機のIDや音声伝送又はデー
タ伝送を示すID等を格納する。
【0034】着識別符号格納エリアは、図7に示すよう
に、音声用,データ用1(パラレルデータ用),データ
用2(シリアルデータ用)の3種類とも、同じグループ
(無線ネットワーク)内の共通の識別子であるシステム
ID(共通)と、各子機1,2……毎に決められている
識別子である子機IDと、音声伝送,パラレルデータ伝
送,及びシリアルデータ伝送の識別子である識別用ID
を格納する。この実施例では、3種類の識別用IDを持
つ。
【0035】図8は子機から親機へ送信するフレームデ
ータの着識別符号格納エリアにデータを格納した時の一
例を示す図、図9は子機から親機へ送信するフレームデ
ータの着識別符号格納エリアにデータを格納したときの
その他の例を示す図である。
【0036】例えば、子機1に子機ID「0001」が
割り当てられており、システムID「0001」,子機
ID「0001」,音声伝送のID「00」,パラレル
データ伝送のID「01」,シリアルデータ伝送のID
「11」とすると、子機1から親機3へ音声伝送する場
合、フレームデータの着識別符号格納エリアは、図8の
(a)に示すようなデータ内容になる。
【0037】子機1から親機3へパラレルデータ伝送す
る場合、フレームデータの着識別符号格納エリアは、図
8の(b)に示すようなデータ内容になり、子機1から
親機3へシリアルデータ伝送する場合、フレームデータ
の着識別符号格納エリアは、図8の(c)に示すような
データ内容になる。
【0038】また、子機2に子機ID「0010」が割
り当てられており、システムID「0001」,子機I
D「0001」,音声伝送のID「00」,パラレルデ
ータ伝送のID「01」,シリアルデータ伝送のID
「11」とすると、子機2から親機3へ音声伝送する場
合、フレームデータの着識別符号格納エリアは、図9の
(a)に示すようなデータ内容になる。
【0039】子機2から親機3へパラレルデータ伝送す
る場合、フレームデータの着識別符号格納エリアは、図
9の(b)に示すようなデータ内容になり、子機2から
親機3へシリアルデータ伝送する場合、フレームデータ
の着識別符号格納エリアは、図9の(c)に示すような
データ内容になる。
【0040】その子機1,2……のデータ処理部27
は、例えば、電話機のオフフックを検出したときには音
声伝送モードに切り換え、自動的に音声伝送のIDをフ
レームデータに付加し、パーソナルコンピュータからパ
ラレルデータが入力されたときにはパラレルデータ伝送
のIDをフレームデータに付加し、シリアルデータが入
力されたときにはシリアルデータ伝送のIDをフレーム
データに付加して、そのフレームデータを変調部26に
よってRF信号に変調し、送信部23によって親機3へ
送信する。
【0041】そして、親機3は、受信部21′によって
子機からリンク確立要求と共にフレームデータを受信す
ると、そのフレームデータを復調部24で復調してデー
タ処理部27へ送り、データ処理部27はそのフレーム
データを解析し、その解析結果から子機の要求する出力
ポートを選択して、その子機からの伝送信号を選択した
出力ポートへ出力し、それ以外の出力ポートへの出力を
禁止する。
【0042】なお、上述のフレームデータへ音声伝送,
パラレルデータ伝送,シリアルデータ伝送のいずれかの
IDを付加する処理は、その他の方法によって自動的に
付加してもよい。
【0043】次に、この無線伝送システムの通信処理に
ついて説明する。図10は、子機と親機との間の通信処
理の手順を示す図であり、図中に手順の順番を丸付きの
数字で示す。まず、子機から親機へリンクチャネル確立
要求を送る。このとき、これから送信するRF信号が音
声とパラレルデータとシリアルデータのいずれであるか
を示すIDを格納したフレームデータを送信する。
【0044】親機は、子機からリンクチャネル確立要求
と共にフレームデータを受け取ると、そのフレームデー
タ中の音声とパラレルデータとシリアルデータのいずれ
であるかを示すIDを参照し、そのIDに基づいて音声
用の出力ポート,パラレルデータ用の出力ポート,シリ
アル用の出力ポートのいずれかを選択し、子機へリンク
チャネル割当を通知する。
【0045】その後、子機と親機との間で周期バースト
の遣り取りをし、子機から親機へ呼設定を送ると、親機
は子機へ呼設定確認を返し、子機から親機へ定義情報を
要求すると、親機は子機へ定義情報応答を返して呼設定
の受付を送り、子機から親機へ呼出しを行なって親機が
子機へ応答すると、子機と親機との間で通信を行ない、
子機から音声,パラレルデータ,あるいはシリアルデー
タを送信する。
【0046】その後、親機から子機へ切断を要求する
と、子機は親機へ解放を指示し、親機は子機へ解放完了
を通知して無線チャネル切断を知らせる。そして、子機
から親機へ無線チャネル切断完了を通知すると、子機と
親機との無線通信を終了する。
【0047】図11は、子機の無線送信時の処理を示す
フローチャートである。この処理は、ステップ(図中
「S」で示す)1で音声伝送かデータ伝送かを判断し
て、音声伝送なら、ステップ9へ進んでフレームデータ
に音声モード用IDを付与(音声伝送を示す識別用ID
を格納)し、ステップ4へ進んでリンク(確立)要求と
共にそのフレームデータをCS(親機)へ送る。
【0048】一方、ステップ1でデータ伝送なら、ステ
ップ2へ進んでシリアルデータ伝送かパラレルデータ伝
送かを判断して、シリアルデータ伝送なら、ステップ8
へ進んでシリアルポート用IDを付与(シリアルデータ
伝送の識別用IDを格納)し、ステップ4へ進んでリン
ク(確立)要求と共にそのフレームデータをCS(親
機)へ送る。
【0049】また、ステップ2でパラレルデータ伝送な
ら、ステップ3へ進んでパラレルポート用IDを付与
(パラレルデータ伝送の識別用IDを格納)し、ステッ
プ4へ進んでリンク(確立)要求と共にそのフレームデ
ータをCS(親機)へ送る。
【0050】そして、ステップ6のリンク確立要求によ
って親機とのリンクが確立して通信可能になったら、ス
テップ5へ進んで親機へ音声,パラレルデータ,あるい
はシリアルデータを伝送し、ステップ6で伝送終了か否
かを判断して、終了でなければステップ5の伝送処理を
継続し、終了したらステップ7へ進んでモードクリアを
し、最初の処理に戻る。
【0051】図12は、親機における子機から無線受信
したときの処理を示すフローチャートである。子機から
リンク確立要求と共にフレームデータを無線受信する
と、ステップ(図中「S」で示す)11でそのフレーム
データに音声用ID(音声伝送の識別用ID)が格納さ
れているか否かを判断して、音声用IDが格納されてい
ればステップ18へ進んで音声モードを設定し、音声用
の出力ポートを選択し、子機との間でリンク確立と通信
可能までの処理手順を実行する。
【0052】そして、ステップ14へ進んで子機から受
信した音声を音声用の出力ポートへ出力し、ステップ1
5で出力が終了したか否かを判断して、終了するまでス
テップ14の処理を継続し、終了したらステップ16へ
進んでモードクリアし、最初の処理へ戻る。
【0053】一方、ステップ11で音声用IDでなけれ
ばステップ12へ進んでシリアル用ID(シリアルデー
タ伝送の識別用ID)か否かを判断して、シリアル用I
Dなら、ステップ17へ進んでシリアルポートモードを
設定し、シリアルデータ用の出力ポートを選択し、子機
との間でリンク確立と通信可能までの処理手順を実行す
る。そして、ステップ14へ進んで子機から受信したシ
リアルデータをシリアルデータ用の出力ポートへ出力
し、その出力が終了したらステップ16へ進んでモード
クリアし、最初の処理へ戻る。
【0054】また、ステップ12でシリアル用IDでな
くてパラレル用ID(パラレルデータ伝送の識別用I
D)ならばステップ13へ進んでパラレルポートモード
を設定し、パラレルデータ用の出力ポートを選択し、子
機との間でリンク確立と通信可能までの処理手順を実行
する。そして、ステップ14へ進んで子機から受信した
パラレルデータをパラレルデータ用の出力ポートへ出力
し、その出力が終了したらステップ16へ進んでモード
クリアし、最初の処理へ戻る。
【0055】こうして、親機は子機から要求されたデー
タ用の出力ポートのIDに基づいて、パラレルデータ伝
送ならパラレルデータ出力用ポートを、シリアルデータ
伝送ならシリアルデータ出力用ポートを選択するので、
同じデータ伝送でも対応しない出力ポートを選択してし
まうことがない。
【0056】なお、上述の出力ポートの選択では、フレ
ームデータ中に格納されているIDが音声伝送,シリア
ルデータ伝送,又はパラレルデータ伝送のいずれのID
であるかを一度に判断するようにすれば、より出力ポー
トの選択処理を素早く行なえる。
【0057】また、1種類のデータを通信する無線通信
システムの場合、子機から親機へ送信するフレームデー
タに音声伝送とデータ伝送の各IDのいずれかを格納
し、親機ではそのIDに基づいて音声用又はデータ用の
出力ポートのいずれかを選択するようにしてもよい。
【0058】さらに、子機から親機へデータ伝送すると
きには、子機はフレームデータ中にデータ伝送用の識別
IDとパラレルデータ伝送かシリアルデータ伝送のいず
れかを示すIDを格納するようにしてもよい。
【0059】図13は、その場合の子機の無線送信時の
処理を示すフローチャートであり、図11と共通する部
分の説明は省略する。この処理では、ステップ(図中
「S」で示す)21で音声伝送でなければデータ伝送と
判断し、ステップ22へ進んでフレームデータにデータ
伝送用の識別用IDを付加し、ステップ23へ進んでデ
ータ伝送モードに切り換え、ステップ24へ進んでシリ
アルデータ伝送か否かを判断する。
【0060】ステップ24でシリアルデータ伝送と判断
したら、ステップ30へ進んでフレームデータにシリア
ルポート用IDを付与(シリアルデータ伝送を示す識別
用IDを格納)し、シリアルデータ伝送でなければパラ
レルデータ伝送と判断して、ステップ25へ進んでフレ
ームデータにパラレルポート用IDを付与(パラレルデ
ータ伝送を示す識別用IDを格納)し、ステップ26へ
進んで親機へリンク確立要求と共にそのフレームデータ
を送信する。
【0061】そして、親機は子機からそのフレームデー
タを受信すると、データ用IDが格納されていることを
確認したらデータ受信モードに切り換え、さらにシリア
ルポート用IDが格納されていればシリアルデータ用の
出力ポートを選択し、パラレルポート用IDが格納され
ていればパラレルデータ用の出力ポートを選択する。
【0062】また、子機がデータ伝送するときにパラレ
ルデータ伝送のID,あるいはシリアルデータ伝送のI
Dのいずれかを格納して、それを親機へ送信した場合、
親機は、パラレルポートモードとシリアルポートモード
のいずれかを設定するようにしてもよい。
【0063】図14はその場合の親機における子機から
無線受信したときの処理を示すフローチャートであり、
図12と共通する部分の説明は省略する。この処理で
は、ステップ(図中「S」で示す)41で音声用IDか
否かを判断して、音声用IDでなければステップ42へ
進んでシリアル用IDか否かを判断して、シリアルID
ならステップ47へ進んでシリアルポートモードを設定
する。また、シリアル用IDでなければステップ43へ
進んでパラレルポートモードを設定する。
【0064】このようにして、この無線伝送装置では、
親機が子機からの伝送が音声とデータのいずれであるか
を、子機からのリンク確立要求時のフレームデータ中の
IDを参照することによって素早く判断することがで
き、その判断結果に基づいて即座に音声用の出力ポート
とデータ用の出力ポートのいずれかを選択することがで
きる。
【0065】また、親機がパラレルデータ用とシリアル
データ用の2種類のデータ用の出力ポートを備えている
場合、子機からのリンク確立要求時のフレームデータ中
のIDを参照することによっていずれの種類のデータ伝
送であるかを素早く判断することができ、その判断結果
に基づいて即座にパラレルデータ用の出力ポートとシリ
アルデータ用の出力ポートのいずれかを選択することが
できる。
【0066】次に、この無線伝送システムにおいて、子
機から要求された出力ポートが使用中であったときの処
理について説明する。この処理では、親機3のデータ処
理部27′は、子機1,2,………のいずれかからリン
ク確立要求と共にフレームデータを受信すると、そのフ
レームデータ中の音声伝送又はデータ伝送を示すIDに
基づいて選択した出力ポートが使用中であった場合、そ
の子機に対してビジー信号を返送し、要求した出力ポー
トが使用中であることを知らせる。
【0067】例えば、親機3のデータ処理部27′は、
子機1からリンク確立要求と共に受信したフレームデー
タ中に音声伝送のIDを確認すると、音声用の出力ポー
トが使用中か否かを判断して、使用中でなければ送信部
23′によって子機1へレディ信号を返送する。
【0068】また、例えばそのとき子機2からの音声伝
送によって音声用の出力ポートが使用中であった場合、
送信部23′によって子機1へビジー信号を返送する。
そして、子機1では親機3からビジー信号を受信する
と、データ処理部27によって伝送処理を中断する。
【0069】このように、マルチスロットでは通信中に
制御チャネル等で他の子機とのリンクが可能なため、子
機から使用中の出力ポートを要求するリンク確立があっ
たときには、リンク確立前に素早く使用中であることを
通知できる。
【0070】したがって、親機は子機が出力を希望する
出力ポートが使用中であった場合、その子機との間でリ
ンクを確立しなくても直ちにその出力ポートが使用中で
あることを示すビジー信号を返送するので、子機側では
リンク確立前にその出力ポートへの伝送が可能か否かを
素早く判断することができる。
【0071】次に、この無線伝送システムにおいて、子
機から要求された出力ポートが使用不能であったときの
処理について説明する。この処理では、親機3のデータ
処理部27′は、子機1,2,………のいずれかからリ
ンク確立要求と共にフレームデータを受信すると、その
フレームデータ中の音声伝送又はデータ伝送を示すID
に基づいて選択した出力ポートへ出力不能であった場
合、その子機に対して要求した出力ポートが使用不能で
あることを知らせる。
【0072】例えば、親機3のデータ処理部27′は、
子機2からリンク確立要求と共に受信したフレームデー
タ中にパラレルデータ伝送のIDを確認すると、パラレ
ルデータ用の出力ポートへの出力が可能か否かを判断し
て、可能ならば送信部23′によって子機2へレディ信
号を返送する。
【0073】また、例えばそのときパラレルデータ用の
出力ポート14に接続されているプリンタ8において用
紙切れやジャム等のエラーが発生しており、出力ポート
14へ出力不能な場合、送信部23′によって子機2へ
要求した出力ポートへの出力が不可能であること、また
はプリンタ8が使用不能であることを通知する。そし
て、子機2では親機3からの通知を受信すると、データ
処理部27によって伝送処理を中断する。
【0074】したがって、親機は子機が出力を希望する
出力ポートへ出力不能であった場合、その子機との間で
リンクを確立しなくても直ちにその出力ポートが使用不
能であることを通知するので、子機側ではリンク確立前
にその出力ポートへの伝送が可能か否かを素早く判断す
ることができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る無線伝送システムによれば、親機と子機との間の無線
伝送を能率良く行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である無線伝送システムの
子機の内部の機能構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例である無線伝送システムの
親機の内部の機能構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施例である無線伝送システムの
構成を示す図である。
【図4】図3の無線伝送システムの子機及び親機に使用
する装置の外観斜視図である。
【図5】図4の親機の裏面側の出力ポートを示す図であ
る。
【図6】子機が親機へリンク確立を要求するときに送信
するフレームデータのフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図7】図6に示すフレームデータ中の着識別符号格納
エリアの内部フォーマットの一例を示す図である。
【図8】子機から親機へ送信するフレームデータの着識
別符号格納エリアにデータを格納した時の一例を示す図
である。
【図9】子機から親機へ送信するフレームデータの着識
別符号格納エリアにデータを格納したときのその他の例
を示す図である。
【図10】この無線伝送システムにおける子機と親機と
の間の通信処理の手順を示す図である。
【図11】この無線伝送システムにおける子機の無線送
信時の処理を示すフローチャートである。
【図12】この無線伝送システムの親機が子機から無線
受信したときの処理を示すフローチャートである。
【図13】この無線伝送システムにおける子機の無線送
信時のその他の処理例を示すフローチャートである。
【図14】この無線伝送システムの親機が子機から無線
受信したときのその他の処理例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1,2:子機 3:親機 4,6,7:パーソナルコンピュータ 5:電話機 8,9:プリンタ 10:表示部 11:ランプ 12:電源スイッチ 13:アンテナ 14:パラレルデータの出力ポート 15:シリアルデータの出力ポート 16:モジュラージャック用の出力ポート 17:電話回線(PSTN)用の出力ポート 20,20′:ANTスイッチ 21,21′:受信部 22,22′:制御部 23,23′:送信部 24,24′:復調部 25,25′:ID部 26,26′:変調部 27,27′:データ処理部 28,28′:セントロニクスインタフェース(I/
F) 29,29′:シリアルインタフェース(I/F) 30,30′:ADPCM 31:回線制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04M 11/00 - 11/10 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声又はデータを親機へ無線伝送する手
    段を有する子機と、該子機から受信した音声を出力する
    音声用の出力ポートとデータを出力するデータ用の出力
    ポートとを有する親機とからなる無線伝送システムにお
    いて、 前記子機に、前記親機へリンク確立要求を送るときに音
    声とデータのいずれの無線伝送かを示す識別子を前記親
    機へ送信する識別情報送信手段を設け、 前記親機に、前記子機から受信した識別子に基づいて出
    力ポート先を選択する出力ポート選択手段を設けたこと
    を特徴とする無線伝送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線伝送システムにおい
    て、 前記子機の識別情報送信手段に、前記データがシリアル
    データとパラレルデータのいずれの無線伝送かを示す識
    別子を付加する手段を設け、 前記親機の出力ポート選択手段に、前記子機から受信し
    たシリアルデータ又はパラレルデータの識別子に基づい
    てシリアルデータ用の出力ポートとパラレルデータ用の
    出力ポートのいずれかを選択する手段を設けたことを特
    徴とする無線伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の無線伝送システム
    において、 前記親機に、前記子機から受信した識別子に対応する出
    力ポートが使用中のときにはその子機へビジー信号を返
    送する手段を設けたことを特徴とする無線伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の無線伝送システム
    において、 前記親機に、前記子機から受信した識別子に対応する出
    力ポートへ出力不能のときにはその子機へ該出力ポート
    への出力不能を通知する手段を設けたことを特徴とする
    無線伝送システム。
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