JP3180025B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP3180025B2
JP3180025B2 JP11903496A JP11903496A JP3180025B2 JP 3180025 B2 JP3180025 B2 JP 3180025B2 JP 11903496 A JP11903496 A JP 11903496A JP 11903496 A JP11903496 A JP 11903496A JP 3180025 B2 JP3180025 B2 JP 3180025B2
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    • G06F1/32Means for saving power
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に係
り、特に、電力制御方式を採用する情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理装置における電力制御方
式(以下、「パワーマネージメント方式」と称する)
は、例えば、日経エレクトロニクス,1995.2.1
3号報,P.149に記載されているように、バッテリ
ーの残容量とCPUのスピード,周辺装置(I/O)の
スピード,LCDのバックライトの明るさ等との関係か
ら、残りのバッテリー動作可能時間を算出していた。そ
して、情報処理装置のユーザーが、自ら、メニュー画面
を開き、CPUのスピード,バックライトの明るさ,H
Dへの電力をオフするべきか否かを判断する材料となる
非アクセス時間等を調節して、残りのバッテリー動作可
能時間が十分な時間となるように変えるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、ユーザーがメニュー画面を開き、バッテリ
ー動作時間が十分になるまで、CPUのスピード,バッ
クライトの明るさ等をいちいち調節しなければならな
ず、また、調整する対象も数項目に亘るため、調整に時
間を要するという問題があった。
【0004】本発明の目的は、簡単に所望するバッテリ
ー動作可能時間を確保できるパワーマネージメント方式
を採用する情報処理装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、中央演算処理装置と、この中央演算処理
装置によって制御される入出力装置と、前記中央演算処
理装置及び前記入出力装置に電力を供給する電池とを有
する惰報処理装置において、情報処理装置の希望動作時
間を設定する希望動作時間設定手段と、前記中央演算処
理装置や前記入出力装置の複数の動作条件を格納する動
作条件設定テーブルと、前記中央演算処理装置や前記入
出力装置の設定変更の優先順位を設定する優先順位設定
テーブルと、前記動作条件設定テーブルに墓づき、前記
中央演算処理装置や前記入出力装置に供給する電力や動
作クロックの周波数等の動作条件を変更させる動作条件
変更手段と、前記電池の残量を検出する残量検出手段と
を備え、前記中央演算処理装置は、前記残量検出手段に
よって検出された電池の残量と前記動作条件設定テーブ
ルと前記優先順位テーブルとから、惰報処理装置の動作
可能時間を算出し、前記希望動作時間設定手段により設
定された希望動作時間との比較を少なくとも1度おこな
って動作条件を決定し、前記動作条件を前記動作条件設
定テーブルに保存し、この変更された動作条件となるよ
うに前記動作条件変更手段を制御するようにしたもので
あり、かかる構成により、所望するバッテリーの動作可
能時間を簡単に得られるものとなる。
【0006】
【0007】
【0008】前記情報処理装置において、好ましくは、
前記情報処理装置は、外部の電源から電力が供給される
とともに、この外部からの電力供給を検出する外部電力
供給検出手段を備え、前記中央演算処理装置は、前記外
部電力供給検出手段からの検出信号に基づいて、外部か
らの電力供給を検出した時には、前記動作条件を向上さ
せるように前記動作条件設定テーブルを変更したもので
あり、かかる構成により、外部電力の供給に応じて動作
条件を向上し得るものとなる。
【0009】前記情報処理装置において、好ましくは、
前記情報処理装置は、外部の電源から電力が供給される
とともに、この外部からの電力供給を検出する外部電力
供給検出手段を備え、前記中央演算処理装置は、前記外
部電力供給検出手段からの検出信号に基づいて、外部か
らの電カが供給されている時には、前記希望動作時間設
定手段からの設定情報を無視し、前記動作条件設定テー
ブルに格納されている現在の動作条件を維持するように
したものであり、かかる構成により、外部電力の供給に
応じた動作条件に設定し得るものとなる。
【0010】前記情報処理装置において、好ましくは、
前記情報処理装置は、外部の電源から電力が供給される
とともに、この外部からの電力供給を検出する外部電力
供給検出手段を備え、前記中央演算処理装置は、前記情
報処理装置への通電開始時に、前記外部電力供給検出手
段からの検出信号に基づいて、外部からの電力が供給さ
れているかを判定し、外部からの電力が供給されている
時には、最大の動作条件となるように、前記動作条件変
更手段を制御し、外部からの電力供給がない時には、前
記希望動作時間設定手段により設定された希望動作時間
に対応した動作条件となるように、前記動作条件変更手
段を制御し、前記動作条件設定テーブルに格納するよう
にしたものであり、かかる構成により、外部電力の供給
に応じた動作条件に設定し得るものとなる。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
パワーマネージメント方式を採用する情報処理装置につ
いて、図1乃至図7を用いて説明する。図1は、本発明
の一実施形態による情報処理装置の全体構成を示すブロ
ック図である。本実施形態における情報処理装置はノー
ト型パソコン(PC),ワードプロセッサ等に代表され
るものである。
【0014】図1において、中央演算処理装置(CP
U)10は、本実施形態による情報処理装置の全体の制
御を行う。ブリッヂ20は、主記憶装置30や各種周辺
装置とCPU10との間のデータの受け渡しを制御し、
CPU10や周辺装置へ動作クロック供給する。BIO
S ROM(Basic Input OutputS
ystem)40は、電源ON後の情報処理装置立ち上
げ処理用のプログラムが格納されている。
【0015】表示コントローラ(VGA)50は、液晶
表示装置(LCD)70に画面表示させるための表示信
号を生成する。表示メモリ60には、液晶表示装置70
に表示させる表示データを一時的に格納されている。
【0016】外部記憶装置としては、ハードディスクド
ライブ(HDD)80及びフロッツピーディスクドライ
ブ(FDD)120等を備えている。また、PCMCI
Aコントローラ(CARD CONT)110は、PC
カードの読込み書き込みの制御を行う。
【0017】バッテリーコントローラ(BAT CON
T)100は、充電可能な電源であるバッテリー(BA
TTERY)90からの直流電圧AC2若しくは、コン
セント等を介して外部から交流電源からの交流電圧AC
1を直流電圧に変換して、情報処理装置内の各装置に電
力を供給する。また、バッテリーコントローラ(BAT
CONT)100は、外部から交流電源を受け取って
いるときには、AC1ON信号を出力し、CPU1に外
部からの交流電源が供給されていることを知らせる。
【0018】なお、ブリッヂ20,BIOS ROM4
0,表示コントローラ50,ハードディスクドライブ8
0,フロッツピーディスクドライブ120,PCMCI
Aコントローラ110及びバッテリーコントローラ10
0の間は、バスライン130で接続されている。
【0019】次に、図2を用いて、ブリッヂ20の詳細
構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態に
よる情報処理装置の中のブリッヂの構成を示すブロック
図である。
【0020】ブリッヂ20は、CPU10,表示コント
ローラ(VGA)50,PCMCIAコントローラ(C
ARD CONT)110等の各装置に、動作クロック
CLK1,CLK2,CLK3をそれぞれ供給する。
動作クロックCLK1,CLK2,CLK3の周波数
は、必ずしも同一でなくてもよい。
【0021】ブリッヂ20の内部構成は、ブリッヂ20
の外部から値を書き込むことのできる複数のレジスタ2
2A,22B,22Cと複数の位相同期回路PLL(P
hase Locked Loop)24A,24B,2
4Cから構成されている。PLLの動作については公知
技術であるため、ここでは詳細は省略する。
【0022】PLL24Aが生成する動作クロックCL
K1の周波数は、レジスタ22Aにライトされる値によ
って決まる。この場合、例えば、レジスタ22Aの値が
大きくなる程、動作クロックCLK1の周波数も高くな
るようになっている。レジスタ22B,22C及び位相
同期回路PLL24B,24Cも同様に動作する。
【0023】動作クロックCLK1,CLK2,CLK
3の周波数を低くする程、CPU10,表示コントロー
ラ50,PCMCIAコントローラ110の消費電力は
小さくなるので、バッテリー90の残容量が少ない場合
には、動作クロックCLK1,CLK2,CLK3の周
波数を低くすることによって、低消費電力化が図れる。
また、情報処理装置本体が外部から電力を供給されてい
るときは、動作クロックCLK1,CLK2,CLK3
の周波数を高くすることによって、情報処理装置本体の
機能を十分に発揮できるようになる。
【0024】レジスタ22A,22B,22Cに書き込
まれるデータは、CPU10から送られるため、CPU
10によって、CPU10,表示コントローラ50,P
CMCIAコントローラ110の動作クロックCLK
1,CLK2,CLK3の周波数を制御できる。その制
御動作の詳細については、後述する。
【0025】次に、図3を用いて、バッテリーコントロ
ーラ100の詳細構成について説明する。図3は、本発
明の一実施形態による情報処理装置の中のバッテリーコ
ントローラの構成を示すブロック図である。、バッテリ
ーコントローラ10は、直流電圧AC1あるいは交流電
圧AC2の電力を、それぞれ電圧VDD1,…,VDD
7として、CPU10,VGA50,CARD CON
T110,液晶表示装置(LCD)70,主記憶装置
(MEM)30,ハードディスクドライブ(HDD)8
0,フロッピーディスクドライブ(FDD)120等の
装置に供給する。直流電圧VDD1,…,VDD7は、
必ずしも同一でなくてもよい。
【0026】次に、バッテリーコントローラ100の内
部構成について説明する。ACアダプター102は、交
流電圧AC1を直流電圧に変換するAC/DC変換回路
と、バッテリー90からの直流電圧AC2とAC/DC
変換回路によって変換された直流電圧を選択するスイッ
チ回路から構成されている。交流電圧AC1が外部から
供給されている時には、ACアダプター102は、AC
/DC変換回路によって変換された直流電圧を電源分配
ブロック106に供給するとともに、AC1ON信号を
出力する。また、交流電圧AC1が外部から供給されて
いない時には、ACアダプター102は、バッテリー9
0からの直流電圧AC2を電源分配ブロック106に供
給する。
【0027】電源分配ブロック106は、ACアダプタ
ー102から供給される電力を分配して、CPU10,
VGA50,CARD CONT110,液晶表示装置
(LCD)70,主記憶装置(MEM)30,ハードデ
ィスクドライブ(HDD)80,フロッピーディスクド
ライブ(FDD)120等の装置に供給する。
【0028】レジスタ1〜レジスタ7から構成されるレ
ジスタ群104は、バッテリーコントローラ100の外
部から値を書き込むことのできるものである。例えば、
電圧VDD1は、レジスタ1にライトされる値によって
決まるものである。VDD2〜VDD7についても同様
である。例えば、レジスタの値が”0”ならば、VDD
=OFFとし、値が大きくなる程VDDの電圧も高くな
るようになっている。
【0029】レジスタ群104のそれぞれのレジスタに
書き込まれるデータは、CPU10から送られるため、
CPU10によって、CPU10,VGA50,CAR
DCONT110,液晶表示装置(LCD)70,主記
憶装置(MEM)30,ハードディスクドライブ(HD
D)80,フロッピーディスクドライブ(FDD)12
0の電圧を制御できる。
【0030】ここで、CPU10,VGA50,CAR
D CONT110,主記憶装置(MEM)30に供給
する電圧VDD1,VDD2,Vdd3,VDD5は、
通常一定電圧としている。また、液晶表示装置(LC
D)70に供給する電圧VDD4は、液晶表示装置(L
CD)70のバックライトに供給する電圧であり、これ
は、複数段階に切り換えることができる。さらに、ハー
ドディスクドライブ(HDD)80及びフロッピーディ
スクドライブ(FDD)120に供給する電圧VDD
6,VDD7は、ON/OFFを切り換えられるもので
あり、ハードディスクドライブ(HDD)80若しくは
フロッピーディスクドライブ(FDD)120が所定時
間アクセスされない時(非アクセス時間が所定時間以上
になると)、OFFとされる。これらの制御動作の詳細
については、後述する。
【0031】次に、図4を用いて、パワーマネージメン
ト方式による電圧及び動作クロックの制御について説明
する。図4は、本発明の一実施形態による情報処理装置
におけるパワーマネージメント方式の制御を説明するフ
ローチャートである。
【0032】パワーマネージメントモードにするために
は、パソコンやワープロのキーボードのファンクション
キーを操作する。これらのキー操作によって、パソコン
やワープロの液晶表示装置70には、図5に示すような
表示が現れる。図5は、本発明の一実施形態による情報
処理装置における液晶表示装置の表示画面の説明図であ
る。
【0033】液晶表示装置70の表示画面70Aには、
ノブ70Bを表示する。ノブ70Bの横には、時間を表
わす目盛をつけておく。ユーザーは、マウス,キーボー
ド等の入力機器を用いて、ノブを移動させることによっ
て、所望するバッテリー動作時間,即ち、情報処理装置
の希望動作時間を決定する。この図では、3時間と5時
間の間を示している。
【0034】ステップ401において、ユーザーが、図
5に示したノブ70Bを移動させると、CPU10は、
このノブ70Bの移動を検知する。
【0035】ステップ402において、CPU10は、
ノブの移動を検知した後、情報処理装置(PC)をパワ
ーマネージメントモードにするためのプログラムを起動
して、パワーマネージメントがONになる。
【0036】次に、ステップ403において、CPU1
0は、ノブの調節具合から時間データを生成する。ここ
で、時間データとは、図5に示す表示画面におけるノブ
70Bの表示位置データから、それを具体的なユーザが
情報処理装置の動作を希望する希望動作時間のデータに
変換されたものである。
【0037】ステップ404において、CPU10は、
ステータスパラメータとバッテリー残容量を参照し、バ
ッテリー動作可能時間を算出する。ここで、ステータス
とは、情報処理装置の動作条件であり、バッテリーの残
量,CPUのスピード,バックライトの明るさ,HD,
FDへの電力がOFFになるまでの非アクセス時間等で
ある。 バッテリーの残量以外については、ステータス
パラメータの形式で準備しておくのが適当であり、この
点について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の
一実施形態による情報処理装置におけるステータスパラ
メータの説明図である。
【0038】図6において、ステータスパラメータとし
ては、例えば、フロッピーディスクドライブ(FDD)
120の非アクセス時間「FD」(分),ハードディス
クドライブ(HDD)80の非アクセス時間「HD」
(分),液晶表示装置(LCD)70のバックライトの
明るさ「Light」(brg:輝度),CPU10の
動作クロック「CPU」(clk:動作クロックの周波
数(MHz)),VGA50やCARD CONT11
0等の入出力装置の動作クロック「I/O」(clk:
動作クロックの周波数(MHz))から構成されてい
る。
【0039】図6において、黒い四角に白抜きの数字で
表されたものが、現在のステータスを表している。即
ち、フロッピーディスクドライブ(FDD)120の非
アクセス時間は、1(分)であり、ハードディスクドラ
イブ(HDD)80の非アクセス時間は、1(分)であ
り、液晶表示装置(LCD)70のバックライトの明る
さは、3(brg:輝度)である。また、動作クロック
についても、CPU10の動作クロックは、30(MH
z)であり、VGA50やCARD CONT110等
の入出力装置の動作クロックは、8(MHz)であるこ
とを表している。
【0040】これらのステータスパラメータは、記憶装
置30の中に格納されており、随時書き換え可能なもの
である。
【0041】次に、ステップ405において、CPU1
0は、ステップ401において、ユーザが入力した情報
処理装置の希望動作時間である時間データと、ステップ
404において算出されたバッテリー動作可能時間とを
比較し、時間データがバッテリー動作可能時間より長け
れば、ステップ406に進み、短ければ、ステップ40
7に進む。
【0042】ステップ406において、CPU10は、
希望動作時間の方が動作可能時間よりも長いため、ステ
ータスパラメータの値を低消費電力になる方向に変更す
る。
【0043】ここで、図6に示すステータスパラメータ
を用いて、低消費電力にするための処理について説明す
る。CPU10は、予め、どの順番でステータスパラメ
ータを低位に落とすかを決められている。その順番と
は、例えば、最初に、CPU10の動作クロックを、3
0(MHz)から一段下の5(MHz)に落とす。この
処理を終わると、ステップ404,405に戻り、再
度、ステップ406に至ると、次に、液晶表示装置(L
CD)70のバックライトの明るさを、3(brg)か
ら2(brg)に落とす。その次は、入出力装置の動作
クロックを、8(MHz)から5(MHz)に落とすと
いうように、低位に落とすための順番を予め決めれてお
り、この順番に従って、調整する。時間データが、バッ
テリー動作可能時間より短くなると、ステップ407に
進む。
【0044】ステップ407において、CPU10は、
ステップ401において、ユーザが入力した情報処理装
置の希望動作時間である時間データに、定数k(k>
1)を掛けたものと、ステップ404において算出され
たバッテリー動作可能時間とを比較し、k・(時間デー
タ)がバッテリー動作可能時間より短ければ、ステップ
408に進み、長ければ、ステップ409に進む。ここ
で、定数kは、例えば、1.1程度の値としている。即
ち、ステップ406における低消費電力方向の制御が過
制御となり、希望動作時間に比べて、動作可能時間が極
端に長くなると、情報処理装置の動作条件が悪くなり、
動作速度が遅くなったり、液晶の表示画面が暗くなった
りするため、これを避けるようにしている。
【0045】ステップ408において、CPU10は、
希望動作時間の方が動作可能時間よりも極めて短いた
め、ステータスパラメータの値を高消費電力になる方向
に変更する。この変更は、ステップ406において説明
したものとは、各パラメータを個別に順次、高位方向に
推移させる。
【0046】ステップ404,405,406,407
の処理を繰り返すことにより、バッテリー動作可能時間
と時間データがほぼ同一になるので、ステップ409に
進む。
【0047】ステップ409において、CPU10は、
この時のステータスパラメータの値をメモリ30に保存
する。
【0048】次に、ステップ410において、CPU1
0は、この時のステータスパラメータに対応する値を、
図2に示したブリッヂ20内のレジスタ22と図3に示
したバッテリーコントローラ100内のレジスタ104
に、それぞれライトする。これによって、ブリッヂ20
はライトされた値に応じた周波数の動作クロックCLK
1〜CLK3を発生し、バッテリーコントローラ100
はライトされた値に応じた電圧VDD1〜VDD7を発
生する。
【0049】また、CPUのスピード,バックライトの
明るさ等を落としても、ユーザーが所望するバッテリー
動作時間を確保できない場合には、その旨を示す警告音
等のメッセージをだしてもよい。さらに、その際に、最
大動作時間を明示するようにしてもよい。
【0050】なお、上述した説明では、ステップ405
〜408の繰り返しにより、時間データが残時間にほぼ
均しくなるように制御しているが、ステップ405にお
ける判断結果が、”NO”となった時、即ち、時間デー
タが残時間よりも小さくなった時点で、ステップ409
に遷移するようにしてもよい。これにより、パワーマネ
ージメント方式の処理時間を短縮できる。
【0051】本実施形態によれば、以上説明したような
パワーマネージメント方式を採用することにより、ユー
ザは、画面上のノブを調整して、情報処理装置の希望動
作時間を指定するだけで、簡単に所望するバッテリー動
作可能時間を確保できるようになる。
【0052】また、従来は、ユーザが、バッテリー動作
時間が十分になるまで、CPUのスピード,バックライ
トの明るさ等を調節する間にも、バッテリーが消耗する
ため、この調整に要する時間だけ、バッテリー動作時間
が短くなっていたが、本実施形態では、極めて短時間で
調整が終了するため、バッテリーの消耗を防ぐことが可
能となる。
【0053】次に、図7を用いて、ユーザが優先順位を
設定可能な優先順位テーブルを用いたパワーマネージメ
ント方式による電圧及び動作クロックの制御について説
明する。図7は、本発明の他の実施形態による情報処理
装置におけるパワーマネージメント方式の制御を説明す
るフローチャートである。
【0054】ユーザーによって、CPUのスピード,バ
ックライトの明るさ,HDD等の性能に対する優先順位
は変ってくる。そこで、本実施形態では、優先順位テー
ブルを用意し、ステータスパラメータ値を変更する時
に、この優先順位テーブルを参照するようにしている。
優先順位テーブルの詳細については、図8を用いて後述
する。
【0055】図7において、ステップ701からステッ
プ703までの動作は、図4のステップ401からステ
ップ403までと同様であるので、詳細な説明は省略す
るが、ステップ701において、ユーザーが、表示画面
上のノブを移動させると、ステップ702において、パ
ワーマネージメントモードのプログラムを起動し、次
に、ステップ703において、CPU10は、ノブの調
節具合から時間データを生成する。
【0056】次に、ステップ704において、CPU1
0は、ステータスパラメータと優先順位テーブルとバッ
テリー残容量を参照し、バッテリー動作可能時間を算出
する。ここで、ステータスとは、情報処理装置の動作条
件であり、バッテリーの残量,CPUのスピード,バッ
クライトの明るさ,HD,FDへの電力がOFFになる
までの非アクセス時間等である。ステータスパラメータ
としては、例えば、図6に示したものを使用する。
【0057】ここで、優先順位テーブルについて、図8
を用いて説明する。図8は、本発明の他の実施形態によ
る情報処理装置において用いる優先順位テーブルの説明
図である。
【0058】図8において、優先順位テーブルには、例
えば、フロッピーディスクドライブ(FDD)120の
非アクセス時間「FD」,ハードディスクドライブ(H
DD)80の非アクセス時間「HD」,液晶表示装置
(LCD)70のバックライトの明るさ「Ligh
t」,CPU10の動作クロック「CPU」,VGA5
0やCARD CONT110等の入出力装置の動作ク
ロック「I/O」から構成されている。
【0059】そして、それぞれの項目について、優先順
位「1」〜「5」が割り付けられている。優先順位の数
字は、大きいほど優先順位が高いものとし、小さいほど
優先順位が低いものとする。
【0060】図8において、丸枠で囲まれた数字で表さ
れたものが、現在の優先順位を表している。即ち、フロ
ッピーディスクドライブ(FDD)120の非アクセス
時間の優先順位は、「2」であり、ハードディスクドラ
イブ(HDD)80の非アクセス時間の優先順位は、
「4」であり、液晶表示装置(LCD)70のバックラ
イトの明るさの優先順位は、「5」である。また、動作
クロックについても、CPU10の動作クロックの優先
順位は、「4」であり、VGA50やCARDCONT
110等の入出力装置の動作クロックの優先順位は、
「1」であることを表している。即ち、図8に示す例で
は、優先順位の最も高いものは、液晶表示装置(LC
D)70のバックライトの明るさであり、最も低いもの
は、入出力装置の動作クロックであるように設定されて
いる。
【0061】これらの優先順位テーブルの内容は、記憶
装置30の中に格納されており、随時書き換え可能なも
のである。例えば、図8に示す優先順位テーブルを表示
画面上に表示し、数字の上をカーソルを移動したり,若
しくはそれぞれの数字をマウスでクリックすることによ
り、ユーザが容易に設定を変えることができるものであ
る。
【0062】次に、ステップ705において、CPU1
0は、ステップ701において、ユーザが入力した情報
処理装置の希望動作時間である時間データと、ステップ
704において算出されたバッテリー動作可能時間とを
比較し、時間データがバッテリー動作可能時間より長け
れば、ステップ706に進み、短ければ、ステップ70
7に進む。
【0063】ステップ706において、CPU10は、
希望動作時間の方が動作可能時間よりも長いため、ステ
ータスパラメータの値を低消費電力になる方向に変更す
る。
【0064】ここで、図6に示すステータスパラメータ
及び図8に示す優先順位テーブルを用いて、低消費電力
にするための処理について説明する。ステップ706に
おける低消費電力化の処理においては、優先順位テーブ
ルに設定されている優先順位の低いものから、順次ステ
ータスを下げるようにする。即ち、優先順位の最も低い
ものは、入出力装置I/Oの動作クロックであるので、
VGA50やCARD CONT110等の入出力装置
I/Oの動作クロックを、8(MHz)から5(MH
z)に下げる。
【0065】この処理を終わると、ステップ704,7
05に戻り、再度、ステップ706に至ると、次に、優
先順位の低いフロッピーディスクドライブ(FDD)1
20の非アクセス時間を、1(分)から0(分)にす
る。即ち、フロッピーディスクドライブ(FDD)12
0の電源をオフにする。その次は、CPU10の動作ク
ロックを、30(MHz)から5(MHz)に下げると
いうように、優先順位テーブルに設定されている優先順
位の低い順から順次ステータスを1ランクづつ下げるよ
うにする。一通り下げた後は、再度、優先順位の最も低
いものを下げるようにする。そのとき、ステータスが、
最も低い状態にあるときには、次に、優先順位の低いも
ののステータスを下げるようにする。時間データが、バ
ッテリー動作可能時間より短くなると、ステップ707
に進む。
【0066】ステップ707において、CPU10は、
ステップ701において、ユーザが入力した情報処理装
置の希望動作時間である時間データに、定数k(k>
1)を掛けたものと、ステップ704において算出され
たバッテリー動作可能時間とを比較し、k・(時間デー
タ)がバッテリー動作可能時間より短ければ、ステップ
708に進み、長ければ、ステップ709に進む。ここ
で、定数kは、例えば、1.1程度の値としている。即
ち、ステップ706における低消費電力方向の制御が過
制御となり、希望動作時間に比べて、動作可能時間が極
端に長くなると、情報処理装置の動作条件が悪くなり、
動作速度が遅くなったり、液晶の表示画面が暗くなった
りするため、これを避けるようにしている。
【0067】ステップ708において、CPU10は、
希望動作時間の方が動作可能時間よりも極めて短いた
め、ステータスパラメータの値を高消費電力になる方向
に変更する。この変更においても、図8に示す優先順位
テーブルが用いられ、優先順位の高いものから順次ステ
ータスを上げるようにする。例えば、優先順位の最も高
いものは、液晶表示装置(LCD)70のバックライト
の明るさ「Light」であるので、このステータス
を、3(brg)から4(brg)に上げる。その上
で、ステップ704,705,707を実行して、再度
ステップ708に至ると、次に優先順位の高いハードデ
ィスクドライブ(HDD)80の非アクセス時間「H
D」を、1(min)から2(min)に上げる。
【0068】ステップ704,705,706,707
の処理を繰り返すことにより、バッテリー動作可能時間
と時間データがほぼ同一になるので、ステップ709に
進む。
【0069】ステップ709,710は、図4に示した
ステップ409,410と同様であり、ステップ709
において、CPU10は、この時のステータスパラメー
タの値をメモリ30に保存し、ステップ710におい
て、CPU10は、この時のステータスパラメータに対
応する値を、図2に示したブリッヂ20内のレジスタ2
2と図3に示したバッテリーコントローラ100内のレ
ジスタ104に、それぞれ設定する。
【0070】なお、CPUのスピード,バックライトの
明るさ等を落としても、ユーザーが所望するバッテリー
動作時間を確保できない場合には、その旨を示す警告音
等のメッセージをだしてもよい。さらに、その際に、最
大動作時間を明示するようにしてもよい。
【0071】なお、上述した説明では、ステップ705
〜708の繰り返しにより、時間データが残時間にほぼ
均しくなるように制御しているが、ステップ705にお
ける判断結果が、”NO”となった時、即ち、時間デー
タが残時間よりも小さくなった時点で、ステップ709
に遷移するようにしてもよい。これにより、パワーマネ
ージメント方式の処理時間を短縮できる。
【0072】なお、上述した説明では、優先順位テーブ
ルに設定された優先順位に従ってステップ706やステ
ップ708を実行するようにしているが、ここで、ステ
ップ704〜ステップ708までの動作において、優先
順位テーブルの参照方式は前述した方式と別の方法を用
いても適用可能であることは言うまでもない。例えば、
ステップ706において、ステータスパラメータを優先
順位での値が低いものから下げるのではなく、他の値に
比べて突出して値が大きいものを下げる方式としてもよ
い。例えば、液晶表示装置(LCD)70のバックライ
トの明るさ「Light」を下げるようにしてもよい。
【0073】また、ステップ708においても、優先順
位テーブルでの値が高いものから上げるのではなく、突
出して値の低いものを上げる方式としてもよい。例え
ば、図6に示すフロッピーディスクドライブ(FDD)
120の非アクセス時間「FD」若しくはハードディス
クドライブ(HDD)80の非アクセス時間「HD」を
下げるようにしてもよい。さらに、ステータスパラメー
タの中で、他の装置の値に対して突出して値が高かった
り、低かったりするものがある場合には、優先順位テー
ブルとの間に何らかのルールを設けて、値を変更するよ
うにしてもよい。
【0074】本実施形態によれば、以上説明したような
パワーマネージメント方式を採用することにより、ユー
ザは、画面上のノブを調整して、情報処理装置の希望動
作時間を指定するだけで、簡単に所望するバッテリー動
作可能時間を確保できるようになる。
【0075】また、従来は、ユーザが、バッテリー動作
時間が十分になるまで、CPUのスピード,バックライ
トの明るさ等を調節する間にも、バッテリーが消耗する
ため、この調整に要する時間だけ、バッテリー動作時間
が短くなっていたが、本実施形態では、極めて短時間で
調整が終了するため、バッテリーの消耗を防ぐことが可
能となる。
【0076】また、ユーザが設定可能な優先順位テーブ
ルを使用し、この優先順位に従って、低消費電力化の処
理や高消費電力化の処理を実行するようにしたので、ユ
ーザオリエントの優先順位でパワーマネージメント方式
を実行できるものとなる。
【0077】次に、図9を用いて、情報処理装置がパワ
ーマネージメントモードで動作中に、コンセントが差し
込まれて、情報処理装置の外部から電力が供給された場
合の動作について説明する。図9は、本発明の第3の実
施形態による情報処理装置におけるパワーマネージメン
ト方式の制御を説明するフローチャートである。
【0078】ステップ901において、ユーザーが、新
たにコンセントを差し込み、外部から電力が供給される
と、ステップ902において、図2に示したバッテリー
コントローラ100のACアダプター102は、コンセ
ントが差し込まれ、電力が供給されていることを示す信
号AC1ONをアクティブにする。
【0079】ステップ903において、CPU10は、
信号AC1ONのアクティブを検知した後、情報処理装
置のパワーマネージメントモードを終了させるためのプ
ログラムを実行する。このプログラムが実行されること
により、図6に示したステータスパラメータの値は、そ
れぞれ最大の値に変更されるとともに、変更されたステ
ータスパラメータの値が記憶装置30に保存される。な
お、ここでは、ステータスパラメータの値を最大値に変
更するものとしたが、必ずしも最大値にする必要はな
い。しかしながら、外部から電力が供給されているた
め、消費電力上の問題は生じないため、情報処理装置の
動作条件を最高の状態にするためには、ステータスパラ
メータの値を最大値に変更することが好ましい。
【0080】ステップ904において、CPU10は、
変更されたステータスパラメータの値に対応する値を、
図2に示したブリッヂ20内のレジスタ群22と図3に
示したバッテリーコントローラ100内のレジスタ群1
04にそれぞれライトする。ブリッヂ20は、ライトさ
れた値に応じた周波数のCLK1〜CLK3を生成し、
バッテリーコントローラ100は、ライトされた値に応
じた電圧のVDD1〜VDD7を生成する。
【0081】本実施形態によれば、外部からの電力供給
があると、それに応じた情報処理装置の動作状態に自動
的に移行することが可能となる。
【0082】次に、図10を用いて、情報処理装置の外
部からの電力の有無に応じたユーザーがノブを移動させ
た時の動作について説明する。図10は、本発明の第4
の実施形態による情報処理装置におけるパワーマネージ
メント方式の制御を説明するフローチャートである。
【0083】ステップ1001において、ユーザーが、
マウス等を用いて、図5に示したノブ70Bを移動させ
ると、CPU10は、このノブ70Bの移動を検知す
る。
【0084】ステップ1002において、CPU10
は、情報処理装置にコンセントが差し込まれていて、外
部から電力が供給されているかどうかを判断する。この
処理は、図3に示したバッテリーコントローラ100が
出力する信号AC1ONがアクティブか否かを検出し、
アクテイブであれば、ステップ1003に進み、アクテ
イブでないならば、ステップ1004に進む。
【0085】ステップ1003において、CPU10
は、外部から電力が供給されているので、現在のステー
タスを維持する。
【0086】ステップ1004において、CPU10
は、外部から電力が供給されていないので、図4に示し
たフローチャートのステップ402に進んで、パワーマ
ネージメントモードの動作を実行する。
【0087】本実施形態によれば、ユーザによってノブ
が移動された場合にも、そのときの外部からの電力の供
給の有無に応じて、情報処理装置を適切な動作状態に設
定することが可能となる。
【0088】次に、図11を用いて、ユーザーが情報処
理装置の電源をONにした後の動作について説明する。
図11は、本発明の第5の実施形態による情報処理装置
におけるパワーマネージメント方式の制御を説明するフ
ローチャートである。
【0089】ステップ1101において、ユーザーが情
報処理装置の電源をONにすると、ステップ1102に
おいて、CPU10は、信号AC1ONを取り込み、情
報処理装置に外部から電力を供給されているか否かを判
断する。外部から電力が供給されており、信号AC1O
Nがアクティブならば、ステップ1103に進み、外部
から電力が供給されていなければ、ステップ1105に
進む。
【0090】ステップ1103において、CPU10
は、ステータスパラメータの値をそれぞれ最大の値に更
新し、更新した値を記憶装置30に保存する。
【0091】さらに、ステップ1104において、対応
する値を、図2に示したブリッヂ20内のレジスタ群2
2と図5に示したバッテリーコントローラ100内のレ
ジスタ群104にそれぞれライトする。ブリッヂ20
は、ライトされた値に応じた周波数のCLK1〜CLK
3を生成し、バッテリーコントローラ100は、ライト
された値に応じた電圧のVDD1〜VDD7を生成す
る。
【0092】ステップ1102において、信号AC1O
Nがノンアクティブであると判断された場合には、ステ
ップ1105において、CPU10は、パワーマネージ
メントのプログラムが実行されていた状態で、情報処理
装置の電源がOFFにされたかどうかを確認する。実行
されていない状態で電源OFFされたのであれば、ステ
ップ1106に進み、実行された状態で電源OFFされ
たのであれば、ステップ1103に進み、上述したステ
ップ1103,1104の処理を実行する。
【0093】ステップ1106において、CPU10
は、パワーマネージメントのプログラムが実行されてい
ない状態で電源OFFされたので、図4に示したフロー
チャートのステップ402に進んで、パワーマネージメ
ントモードの動作を実行する。
【0094】本実施形態によれば、電源ON時にも、外
部からの電力供給の有無及び電源OFF時のプログラム
の実行状況に応じて、情報処理装置を適切な動作状態に
設定することが可能となる。
【0095】次に、図12を用いて、情報処理装置の電
源OFF,パワーマネージメントモード,非パワーマネ
ージメントモードの3つの状態がそれぞれ別の状態に遷
移していく流れについて説明する。図12は、本発明の
一実施形態乃至第5の実施形態による情報処理装置にお
けるパワーマネージメント方式の制御の状態遷移図であ
る。
【0096】図12において、状態1201は、情報処
理装置の電源OFFの状態である。状態1202は、通
常の状態,即ち、動作クロックの周波数が最大であり、
バッテリーコントローラが出力する電力も最大電圧の状
態である。状態1203は、パワーマネージメントが実
行されている状態であり、周波数,電圧が最大値以下の
状態である。
【0097】さらに、図12において、「A」は、AC
1ONの略であり、アクティブならば「A」と表し、ノ
ンアクティブならば「!A」と表わすものとする。
「P」は、パワーマネージメントプログラムが実行され
ているか否かを表わすものであり、実行されていれば
「P」と表わし、実行されていなければ「!P」と表わ
すものとする。
【0098】情報処理装置の電源OFFの状態1201
から電源がONされると、CPU10は、AC1ONと
パワーマネージメントプログラムの実行状態を確認す
る。コンセントが差し込まれている状態か、あるいはコ
ンセントが差し込まれていない状態でパワーマネージメ
ントプログラムが実行されていなかった状態ならば、C
PU10は、情報処理装置を通常の状態1202に移行
させる。ここでの条件を式で表わすと、「A+!A・!
P」となる。
【0099】コンセントが差し込まれておらず、パワー
マネージメントプログラムが実行されていた状態なら
ば、CPU10は、情報処理装置をパワーマネージメン
トが行われる状態1203に移行させる。ここでの条件
を式で表わすと、「!A・P」である。
【0100】通常状態1202で動作中にノブが移動さ
れた場合、CPU10は、情報処理装置をパワーマネー
ジメントが行われる状態1203に移行させる。ここで
の条件は「!A・P」である。
【0101】ノブが移動されないされない限り、あるい
はコンセントが差し込まれている限り、通常状態120
2を維持する。ここでの条件は「A+!A・!P」であ
る。
【0102】パワーマネージメントが行われている状態
1203で動作中に、コンセントが差し込まれるか、あ
るいは、ノブがOFFを示す位置に移動された場合、C
PU10は、情報処理装置を通常状態1202に移行さ
せる。ここでの条件は「A+!A・!P」である。コン
セントが差し込まれず、さらにノブがOFFに移動され
ないかぎり、パワーマネージメントが行われている状態
1203を維持する。ここでの条件は「!A・P」であ
る。
【0103】次に、図13乃至図19を用いて、ノブを
画面表示させるのではなく、情報処理装置本体にスライ
ド式のパワーマネージメントスイッチを付加する場合に
ついて説明する。図13は、本発明の第6の実施形態に
よる情報処理装置の全体構成を示すブロック図である。
【0104】図13において、CPU10,ブリッヂ2
0,主記憶装置30,BIOS ROM40,表示コン
トローラ(VGA)50,表示メモリ60,液晶表示装
置(LCD)70,ハードディスクドライブ(HDD)
80,バッテリー(BATTERY)90,バッテリー
コントローラ(BAT CONT)100,PCMCI
Aコントローラ(CARD CONT)110,フロッ
ツピーディスクドライブ(FDD)120,及びバスラ
イン130の構成動作については、図1において説明し
たものと同じであり、説明を省略する。
【0105】さらに、本実施形態では、時間決定回路1
40を備えている。時間決定回路140の詳細な構成に
ついては、図16を用いて説明するが、情報処理装置本
体に付加されたスライド式のパワーマネージメントスイ
ッチの調整具合を時間データに変換し、CPU10に転
送する時間を決定する回路である。時間決定回路140
が出力するIRQ1,IRQ2は、それぞれ割り込み信
号である。
【0106】次に、図14を用いて、情報処理装置本体
に付加されたスライド式のパワーマネージメントスイッ
チの構成について説明する。図14は、本発明の第6の
実施形態による情報処理装置のスライド式スイッチの構
成を示す部分拡大の斜視図である。
【0107】図14に示すように、ノートパソコンのよ
うな情報処理装置151の一部に、スライド式のパワー
マネージメントスイッチ152を付加してある。このス
イッチ152が示す時間が、ユーザーの望む情報処理装
置の希望動作時間となる。図14に示す状態では、スイ
ッチ152の黒く塗った部分(以下「インジケータ」と
称す)153が示す点が、情報処理装置の希望動作時間
となり、この図では0.5時間と1.0時間の間を示し
ている。
【0108】次に、図15を用いて、インジケータ15
3が示す位置を時間データに変換する方法について説明
する。図15は、本発明の第6の実施形態による情報処
理装置のスライド式スイッチと時間決定回路の関係を示
す説明図である。
【0109】図14に示したスライド式のパワーマネー
ジメントスイッチ152は、電源VDDとグランドGN
Dの間に接続された抵抗163と、抵抗163の上をイ
ンジケータ153に連動する摺動子162が滑るような
構成となっている。
【0110】インジケータ153の摺動子162と時間
決定回路140は、電気的に図15に示すように接続さ
れており、インジケータ153が移動すると、それに合
わせて摺動子162も移動する。その結果、抵抗163
と摺動子162とが接触する位置と時間決定回路140
との電位差は、摺動子162の位置によって変化する。
この電位差から時間データ(HDATA)を生成し、C
PU10に転送するようにしている。ここで、摺動子1
62が、点Bから点A方向に移動するほど、電位差が大
きくなる。
【0111】次に、図16を用いて、時間決定回路14
0の内部構成について説明する。図16は、本発明の第
6の実施形態による情報処理装置に用いる時間決定回路
の回路図である。
【0112】A/D(Analog/Degital)
コンバーター141は、図15で説明した電位差を複数
ビットのデジタル信号に変換する。A/Dコンバーター
141の出力信号は、時間データHDATAとなる。フ
リップフロップ142は、図14に示したスイッチ15
2が移動する前の時間データを一時的に格納するもので
あり、A/Dコンバーター141の出力信号を所定のタ
イミングでラッチすることにより、スイッチ152が移
動する前の時間データを一時的に格納する。
【0113】比較器(コンパレータ)143は、フリッ
プフロップ142に格納されたスイッチ152が移動さ
れる前の時間データと、A/Dコンバーター141の出
力信号である移動後の時間データを比較する。比較器1
43は、2つのデータが異なっているならば、出力をア
クティブにし、その情報は、フリップフロップ144,
145に格納される。ここで、フリップフロップ14
4,145を2段にしたのは、ハードウエア設計手法の
ひとつであり、全く同一の構成をとる必要はない。
【0114】フリップフロップ145の出力は、AND
ゲート146によって、コンセントが差し込まれている
か否かを示す信号AC1ONの反転信号とANDされ、
ANDゲート146の出力が割り込み信号IRQ1とな
る。このため、割り込みIRQ1は、パワーマネージメ
ントモードに入るための割り込み信号となる。
【0115】さらに、パワーマネージメントスイッチ1
52がOFFにされると、A/Dコンバータ141から
の出力ビットはすべて0になり、NORゲート147の
出力はアクティブになる。この情報は、フリップフロッ
プ148に格納される。パワーマネージメントスイッチ
152がOFFにされると、スイッチ149がONにな
る。この信号の立ち上がりで、フリップフロップ148
はデータを取り込むようにすればよい。フリップフロッ
プ148の出力が割り込み信号IRQ2となる。このた
め、割り込み信号IRQ2は、パワーマネージメントを
終了するための割り込み信号となる。
【0116】なお、ここで説明したハードウエア構成は
あくまでも一例であり、本構成とことなるものを用いて
も適用可能であることはいうまでもない。
【0117】次に、図17を用いて、情報処理装置がパ
ワーマネージメントモードになるまでの動作の流れを説
明する。図17は、本発明の第6の実施形態による情報
処理装置におけるパワーマネージメント方式の制御を説
明するフローチャートである。
【0118】ステップ1701において、ユーザーが、
図14に示したスライド式のスイッチ152を移動させ
てパワーマネージメントをONにする。
【0119】次に、ステップ1702において、時間決
定回路140は、図16において説明したように、スイ
ッチ152の移動量に対応する電位差を時間データに変
換し、さらに、割り込み信号IRQ1をアクティブにす
る。
【0120】ステップ1703において、CPU10
は、割り込み信号IRQ1のアクティブを検知した後、
時間データを取り込む。
【0121】ステップ1704において、CPU10
は、情報処理装置をパワーマネージメントモードにする
ためのプログラムを実行する。
【0122】以下のステップ1705〜1711は、図
4に示したステップ404〜410に対応するものであ
り、簡単にその処理について説明する。
【0123】ステップ1705において、CPU10
は、情報処理装置のステータスを確認する。図6に示し
たステータスパラメータとバッテリー残容量を参照し
て、バッテリー動作可能時間を算出する。
【0124】ステップ1706において、CPU10
は、バッテリー動作可能時間(残時間)が時間決定回路
140から送られてきた希望動作時間を示す時間データ
より短いか否かが判断される。短ければ、ステップ17
07に進み、長ければ、ステップ1708に進む。
【0125】ステップ1707では、CPU10は、ス
テータスパラメータの値を低消費電力になる方向に変更
する。逆に、長すぎれば、ステップ1709において、
ステータスパラメータの値を高消費電力になる方向に変
更する。このステップ1705〜ステップ1879まで
の動作を繰り返すことにより、バッテリー動作可能時間
と時間データがほぼ同一になる。
【0126】次に、ステップ1710において、CPU
10は、この時のステータスパラメータの値を保存し、
ステップ1711において、CPU10は、この時のス
テータスパラメータに対応する値を、図2に示したブリ
ッヂ20内のレジスタ群22と図3に示したバッテリー
コントローラ100内のレジスタ群にそれぞれライトす
る。
【0127】ブリッヂ20は、ライトされた値に応じた
周波数のCLK1〜CLK3を発生し、バッテリーコン
トローラ100は、ライトされた値に応じた電圧のVD
D1〜VDD7を発生する。
【0128】また、CPUのスピード,バックライトの
明るさ等を落としても、ユーザーが所望するバッテリー
動作時間を確保できない場合には、その旨を示す警告音
等のメッセージをだしてもよい。
【0129】本実施形態によれば、以上説明したような
パワーマネージメント方式を採用することにより、ユー
ザは、情報処理装置本体のスイッチを調整して、情報処
理装置の希望動作時間を指定するだけで、簡単に所望す
るバッテリー動作可能時間を確保できるようになる。
【0130】また、従来は、ユーザが、バッテリー動作
時間が十分になるまで、CPUのスピード,バックライ
トの明るさ等を調節する間にも、バッテリーが消耗する
ため、この調整に要する時間だけ、バッテリー動作時間
が短くなっていたが、本実施形態では、極めて短時間で
調整が終了するため、バッテリーの消耗を防ぐことが可
能となる。
【0131】次に、図18を用いて、優先順位テーブル
を参照してパワーマネージメントモードになるまでの動
作について説明する。図18は、本発明の第7の実施形
態による情報処理装置におけるパワーマネージメント方
式の制御を説明するフローチャートである。
【0132】ステップ1801からステップ1804ま
での処理は、図17のステップ1701からステップ1
704までと同様である。
【0133】ステップ1805からステップ1811ま
での処理は、図7のステップ704からステップ710
までと同様である。
【0134】ステータスパラメータと優先順位テーブル
とバッテリー残容量を参照して、バッテリー動作可能時
間を算出し、バッテリー動作可能時間が時間データより
短ければ、ステータスパラメータの値を優先順位テーブ
ルの値の低いものから下げる。逆に、長すぎれば、ステ
ータスパラメータの値を優先順位テーブルの値が高いも
のから上げる。
【0135】そして、ステップ1805からステップ1
809までの動作を繰り返すことにより、バッテリー動
作可能時間と時間データがほぼ同一になり、この時のス
テータスパラメータの値を保存し、レジスタ群に対応す
る値を設定する。
【0136】また、CPUのスピード,バックライトの
明るさ等を落としても、ユーザーが所望するバッテリー
動作時間を確保できない場合には、その旨を示す警告音
等のメッセージをだしてもよい。
【0137】なお、上述した説明では、ステップ180
6〜1809の繰り返しにより、時間データが残時間に
ほぼ均しくなるように制御しているが、ステップ180
6における判断結果が、”NO”となった時、即ち、時
間データが残時間よりも小さくなった時点で、ステップ
1810に遷移するようにしてもよい。これにより、パ
ワーマネージメント方式の処理時間を短縮できる。
【0138】なお、上述した説明では、優先順位テーブ
ルに設定された優先順位に従ってステップ1807やス
テップ1809を実行するようにしているが、ここで、
ステップ1805〜ステップ1809までの動作におい
て、優先順位テーブルの参照方式は前述した方式と別の
方法を用いても適用可能であることは言うまでもない。
例えば、ステップ1807において、ステータスパラメ
ータを優先順位での値が低いものから下げるのではな
く、他の値に比べて突出して値が大きいものを下げる方
式としてもよい。例えば、液晶表示装置(LCD)70
のバックライトの明るさ「Light」を下げるように
してもよい。
【0139】また、ステップ1809においても、優先
順位テーブルでの値が高いものから上げるのではなく、
突出して値の低いものを上げる方式としてもよい。例え
ば、図6に示すフロッピーディスクドライブ(FDD)
120の非アクセス時間「FD」若しくはハードディス
クドライブ(HDD)80の非アクセス時間「HD」を
下げるようにしてもよい。さらに、ステータスパラメー
タの中で、他の装置の値に対して突出して値が高かった
り、低かったりするものがある場合には、優先順位テー
ブルとの間に何らかのルールを設けて、値を変更するよ
うにしてもよい。
【0140】本実施形態によれば、以上説明したような
パワーマネージメント方式を採用することにより、ユー
ザは、情報処理装置に付加したスイッチを調整して、情
報処理装置の希望動作時間を指定するだけで、簡単に所
望するバッテリー動作可能時間を確保できるようにな
る。
【0141】また、従来は、ユーザが、バッテリー動作
時間が十分になるまで、CPUのスピード,バックライ
トの明るさ等を調節する間にも、バッテリーが消耗する
ため、この調整に要する時間だけ、バッテリー動作時間
が短くなっていたが、本実施形態では、極めて短時間で
調整が終了するため、バッテリーの消耗を防ぐことが可
能となる。
【0142】また、ユーザが設定可能な優先順位テーブ
ルを使用し、この優先順位に従って、低消費電力化の処
理や高消費電力化の処理を実行するようにしたので、ユ
ーザオリエントの優先順位でパワーマネージメント方式
を実行できるものとなる。
【0143】次に、コンセントが差し込まれていて情報
処理装置外部から電力が供給されている時に、ユーザー
がパワーマネージメントのスイッチをONにした時の動
作について説明する。
【0144】この時の動作は、図10に示したフローチ
ャートにおいて説明したように、ユーザーが、パワーマ
ネージメントスイッチ152をONにした時に、情報処
理装置にコンセントが差し込まれていて、外部から電力
が供給されているならば、すなわち,AC1ONがアク
ティブならば、現在のステータスを維持する。AC1O
Nがノンアクティブならば、図17のステップ1702
からの動作を行う。
【0145】次に、ユーザーが情報処理装置の電源をO
Nにした後の動作について説明する。この時の動作は、
図11に示したフローチャートにおいて説明したよう
に、ユーザーが情報処理装置の電源をONにした後、C
PU10は、割り込み信号AC1ONを取り込み、情報
処理装置が外部から電力を供給されているか否かを判断
する。割り込み信号AC1ONがアクティブか、あるい
はAC1ONがノンアクティブでパワーマネージメント
スイッチがOFFならば、CPU10は、ステータスパ
ラメータの値をそれぞれ最大の値に更新・保存し、対応
する値を、図2におけるブリッヂ20内のレジスタ群2
2と図3におけるバッテリーコントローラ100内のレ
ジスタ群にそれぞれライトする。ブリッヂ20は、ライ
トされた値に応じた周波数のCLK1〜CLK3を生成
し、バッテリーコントローラ100は、ライトされた値
に応じた電圧のVDD1〜VDD7を生成する。AC1
ONがノンアクティブで、スイッチがONならば、図1
7のステップ1702からの動作を行う。
【0146】次に、図19を用いて、情報処理装置電源
OFF,パワーマネージメントモード,非パワーマネー
ジメントモードの3つの状態がそれぞれ別の状態に遷移
していく流れについて説明する。図19は、本発明の第
6,第7の実施形態による情報処理装置におけるパワー
マネージメント方式の状態遷移図である。
【0147】図19において、状態1901は、情報処
理装置電源OFFの状態である。状態1902は、通常
の状態,すなわち、動作クロックの周波数が最大であ
り、バッテリーコントローラが出力する電力も最大電圧
の状態である。状態1903は、パワーマネージメント
が行われている状態であり、周波数,電圧が最大値以下
の状態である。
【0148】さらに、図19において、「A」はAC1
ONの略であり、アクティブならば「A」、ノンアクテ
ィブならば「!A」と表わすものとする。「P」はパワ
ーマネージメントスイッチ152がONであるか否かを
表わすものであり、スイッチがONならば「P」、OF
Fならば「!」Pと表わすものとする。
【0149】情報処理装置の電源OFFの状態1901
から電源ONされると、CPU10は割り込み信号AC
1ONとパワーマネージメントスイッチ152の状態を
確認する。コンセントが差し込まれている状態か、ある
いはコンセントが差し込まれていない状態でパワーマネ
ージメントスイッチがOFFであるならば、CPU10
は、情報処理装置を通常の状態1902に移行させる。
ここでの条件を式で表わすと、「A+!A・!P」とな
る。
【0150】コンセントが差し込まれておらず、パワー
マネージメントスイッチがONならば、CPU10は、
情報処理装置をパワーマネージメントが行われる状態1
903に移行させる。ここでの条件を式で表わすと、
「!A・P」である。
【0151】通常状態1902で動作中にパワーマネー
ジメントスイッチがONにされた場合、時間決定回路1
40は、スイッチONされた事を示す割り込み信号IR
Q1をアクティブにする。CPU10は、割り込み信号
IRQ1のアクティブを検知した後、情報処理装置をパ
ワーマネージメントが行われる状態1903に移行させ
る。ここでの条件は「!A・P」であり、「/」の後の
IRQ1がアクティブになる信号である。パワーマネー
ジメントスイッチ152がONにされない限り、あるい
はコンセントが差し込まれている限り、通常状態190
2を維持する。ここでの条件は「A+!A・!P」であ
る。
【0152】パワーマネージメントが行われている状態
19003で動作中に、コンセントが差し込まれるか、
あるいはパワーマネージメントスイッチがOFFにされ
ると、時間決定回路140は、パワーマネージメント終
了を要求する割り込み信号IRQ2をアクティブにす
る。CPU10は、割り込み信号IRQ2のアクティブ
を検知した後、情報処理装置を通常状態1902に移行
させる。ここでの条件は「A+!A・!P」であり、
「/」の後のIRQ2がアクティブになる信号である。
コンセントが差し込まれず、さらにパワーマネージメン
トスイッチがONであるかぎり、パワーマネージメント
が行われている状態1903を維持する。ここでの条件
は「!A・P」である。
【0153】
【発明の効果】本発明によれば、パワーマネージメント
方式を採用する情報処理装置において、簡単に所望する
バッテリー動作可能時間を確保できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による情報処理装置の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による情報処理装置の中の
ブリッヂの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態による情報処理装置の中の
バッテリーコントローラの構成を示すブロック図であ
る。、
【図4】本発明の一実施形態による情報処理装置におけ
るパワーマネージメント方式の制御を説明するフローチ
ャートである。
【図5】本発明の一実施形態による情報処理装置におけ
る液晶表示装置の表示画面の説明図である。
【図6】本発明の一実施形態による情報処理装置におけ
るステータスパラメータの説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態による情報処理装置にお
けるパワーマネージメント方式の制御を説明するフロー
チャートである。
【図8】本発明の他の実施形態による情報処理装置にお
いて用いる優先順位テーブルの説明図である。
【図9】本発明の第3の実施形態による情報処理装置に
おけるパワーマネージメント方式の制御を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の第4の実施形態による情報処理装置
におけるパワーマネージメント方式の制御を説明するフ
ローチャートである。
【図11】本発明の第5の実施形態による情報処理装置
におけるパワーマネージメント方式の制御を説明するフ
ローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態乃至第5の実施形態によ
る情報処理装置におけるパワーマネージメント方式の制
御の状態遷移図である。
【図13】本発明の第6の実施形態による情報処理装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第6の実施形態による情報処理装置
のスライド式スイッチの構成を示す部分拡大の斜視図で
ある。
【図15】本発明の第6の実施形態による情報処理装置
のスライド式スイッチと時間決定回路の関係を示す説明
図である。
【図16】本発明の第6の実施形態による情報処理装置
に用いる時間決定回路の回路図である。
【図17】本発明の第6の実施形態による情報処理装置
におけるパワーマネージメント方式の制御を説明するフ
ローチャートである。
【図18】本発明の第7の実施形態による情報処理装置
におけるパワーマネージメント方式の制御を説明するフ
ローチャートである。
【図19】本発明の第6,第7の実施形態による情報処
理装置におけるパワーマネージメント方式の状態遷移図
である。
【符号の説明】
10…CPU 20…ブリッヂ 22,104…レジスタ 24…PLL 30…主記憶装置 40…BIOS ROM 50…表示コントローラ 60…表示メモリ 70…液晶表示装置 80…ハードディスクドライブ 90…バッテリー 100…バッテリーコントローラ 110…PCMCIAコントローラ 120…フロッツピーディスクドライブ 130…バスライン 140…時間決定回路 152…スライド式パワーマネージメントスイッチ
フロントページの続き (72)発明者 山岸 正巳 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式 会社 日立製作所 オフィスシステム事 業部内 (56)参考文献 特開 平5−94228(JP,A) 特開 昭61−107412(JP,A) 特開 平5−150871(JP,A) 特開 平5−189101(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/28 G06F 1/00 390 G06F 1/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央演算処理装置と、この中央演算処理装
    置によって制御される入出力装置と、前記中央演算処理
    装置及び前記入出力装置に電力を供給する電池とを有す
    る惰報処理装置において、 情報処理装置の希望動作時間を設定する希望動作時間設
    定手段と、 前記中央演算処理装置や前記入出力装置の複数の動作条
    件を格納する動作条件設定テーブルと、 前記中央演算処理装置や前記入出力装置の設定変更の優
    先順位を設定する優先順位設定テーブルと、 前記動作条件設定テーブルに基づき、前記中央演算処理
    装置や前記入出力装置に供給する電力や動作クロックの
    周波数等の動作条件を変更させる動作条件変更手段と、 前記電池の残量を検出する残量検出手段とを備え、 前記中央演算処理装置は、前記残量検出手段によって検
    出された電池の残量と前記動作条件設定テーブルと前記
    優先順位テーブルとから、惰報処理装置の動作可能時間
    を算出し、前記希望動作時間設定手段により設定された
    希望動作時間との比較を少なくとも1度おこなって動作
    条件を決定し、前記動作条件を前記動作条件設定テーブ
    ルに保存し、この変更された動作条件となるように前記
    動作条件変更手段を制御することを特徴とする惰報処理
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報処理装置において、 前記情報処理装置は、外部の電源から電力が供給される
    とともに、この外部からの電力供給を検出する外部電力
    供給検出手段を備え、 前記中央演算処理装置は、前記外部電力供給検出手段か
    らの検出信号に基づいて、外部からの電力供給を検出し
    た時には、前記動作条件を向上させるように前記動作条
    件設定テーブルを変更することを特徴とする情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の情報処理装置において、 前記情報処理装置は、外部の電源から電力が供給される
    とともに、この外部からの電力供給を検出する外部電力
    供給検出手段を備え、 前記中央演算処理装置は、前記外部電力供給検出手段か
    らの検出信号に基づいて、外部からの電カが供給されて
    いる時には、前記希望動作時間設定手段からの設定情報
    を無視し、前記動作条件設定テーブルに格納されている
    現在の動作条件を維持することを特徴とする情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の惰報処理装置において、 前記情報処理装置は、外部の電源から電力が供給される
    とともに、この外部からの電力供給を検出する外部電力
    供給検出手段を備え、 前記中央演算処理装置は、前記情報処理装置への通電開
    始時に、前記外部電力供給検出手段からの検出信号に基
    づいて、外部からの電力が供給されているかを判定し、 外部からの電力が供給されている時には、最大の動作条
    件となるように、前記動作条件変更手段を制御し、外部
    からの電力供給がない時には、前記希望動作時間設定手
    段により設定された希望動作時間に対応した動作条件と
    なるように、前記動作条件変更手段を制御し、前記動作
    条件設定テーブルに格納することを特徴とする情報処理
    装置。
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