JP3162002B2 - 選択呼出通信方式 - Google Patents

選択呼出通信方式

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JP3162002B2
JP3162002B2 JP24333197A JP24333197A JP3162002B2 JP 3162002 B2 JP3162002 B2 JP 3162002B2 JP 24333197 A JP24333197 A JP 24333197A JP 24333197 A JP24333197 A JP 24333197A JP 3162002 B2 JP3162002 B2 JP 3162002B2
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美奈子 北原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のスロットか
ら成る一定周期のフレームを用いて選択呼出受信機と基
地局との間で双方向通信を行う選択呼出通信方式に関
し、特に、選択呼出受信機により付加情報の受信要求を
行って当該要求に対応する付加情報を受信する選択呼出
通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にページャと呼ばれている選択呼出
受信機を用いた選択呼出通信方式では、ページャ端末を
呼び出すための呼出信号やページャ端末へメッセージを
伝えるためのメッセージ信号を含めたフレームを基地局
からページャ端末へ無線送信することが行われている。
なお、メッセージ信号には例えば数字やアルファベット
や仮名や漢字から構成される伝言や、呼出元の電話番号
等の情報が含められる。
【0003】また、このように特定のページャ端末を呼
び出すに際して基地局からページャ端末への単方向通信
が行われるだけでは、呼出信号が該当するページャ端末
によって正常に受信されたか否かが基地局側で確認でき
ないため、例えば図6に示すようなフレームフォーマッ
トを用いて、呼出信号を受信したページャ端末から基地
局へ肯定応答信号(ACK)を無線送信することが行わ
れている。すなわち、ページャ端末と基地局との間で双
方向通信を行う構成とし、基地局から呼出スロットを用
いて呼出信号を送信する一方、呼出信号を受信したペー
ジャ端末からACKスロットを用いてACKを送信する
ことにより、基地局ではページャ端末からACKが受信
されたか否かによって、呼出信号がページャ端末により
正常に受信されたか否かを確認することができる。
【0004】また、図7に、基地局から送信される送出
フレームのフォーマットの一例を示す。同図には周期T
で繰り返し無線送信される送出フレーム(フレーム1〜
K)の構成を示してあり、同図の(a)にはフレーム系
列の送出周期、(b)には送出フレームの構成、(c)
には送出フレームに包含されるサブフレームの構成、
(d)にはサブフレームに包含される呼出信号の構成、
(e)にはサブフレームに包含されるメッセージ信号の
構成をそれぞれ示してある。
【0005】図7(a)に示すように、基地局から送信
される無線信号は信号長pの送出フレームをK個連続さ
せた周期Tの信号により構成されており、同図(b)に
示すように、各送出フレームは同期信号を先頭にして一
定長の複数のサブフレーム(サブフレーム1〜M)を包
含している。同図(c)に示すように、各サブフレーム
は呼出信号及びその呼出信号に対応する複数個の一定長
のメッセージ信号(メッセージ信号1〜L)を包含して
おり、同図(d)に示すように、呼出信号は呼出番号に
誤り訂正を行うためのチェックビットを付加した信号で
構成され、同図(e)に示すように、メッセージ信号は
メッセージ情報に誤り訂正を行うためのチェックビット
を付加した信号で構成されている。すなわち、このよう
な送出フレームが用いられる場合には、送信するメッセ
ージ内容を複数のメッセージ信号に分割して、これらメ
ッセージ信号を宛先のページャを特定する呼出信号に付
加して送信することが行われる。
【0006】また、ページャ端末では、基地局からの呼
出信号を受信して当該受信をユーザに報知するといった
処理ばかりでなく、例えばニュースや天気予報といった
付加情報を無線受信して、受信した情報をディスプレイ
等に表示させることによって当該情報をユーザに利用さ
せるといった処理も行われている。この付加情報受信処
理では、ユーザがページャ端末に備えられたキー等を操
作することなく、基地局等から送信された付加情報がペ
ージャ端末によって自動的に受信されてディスプレイ等
に表示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような選択呼出通信方式では、ページャ端末によりニュ
ース等の付加情報を受信するに際して、例えばユーザが
特定の付加情報を要求して当該情報のみをページャ端末
に受信させるといったことはできず、ページャ端末によ
り必要な付加情報を必要なときに受信するといったこと
は実現されていなかった。すなわち、上記したようにペ
ージャ端末と基地局との間で双方向通信が行われるとい
っても、この双方向通信の機能が十分に活用されておら
ず、上記のようなことから、ページャ端末と基地局との
間で行われる双方向通信を利用してユーザが付加情報の
受信要求を行うことができるようにしたいという要求が
あった。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、選択呼出受信機と基地局との
間で双方向通信を行い、選択呼出受信機により付加情報
の受信要求を送信して当該要求に対応する付加情報を受
信することができる選択呼出通信方式を提供することを
目的とする。更に具体的には、ユーザが必要な付加情報
を必要なときに選択呼出受信機に受信させて利用するこ
とを可能にする選択呼出通信方式を提供することを目的
とする。また、本発明は、複数の異なる付加情報が選択
呼出受信機により受信可能である場合に、ユーザに付加
情報を選択し易くさせることによって利便性を向上させ
ることができる選択呼出通信方式を提供することを目的
とする。また、本発明は、通信効率を更に向上させて、
選択呼出受信機により要求する付加情報を受信すること
ができる選択呼出通信方式を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る選択呼出通信方式では、複数のスロッ
トから成る一定周期のフレームを用いて選択呼出受信機
と基地局との間で双方向通信を行って、次のようにし
て、選択呼出受信機により要求する付加情報を受信す
る。
【0010】すなわち、前記フレーム中に、選択呼出受
信機への呼出信号を包含させる呼出スロット、いずれの
選択呼出受信機によっても受信可能な付加情報を包含さ
せる付加情報スロット、及び、選択呼出受信機からの付
加情報の受信要求を包含させる要求信号スロットをそれ
ぞれ周期的に割り当てた。そして、このようなフレーム
構成により、選択呼出受信機は自己に割り当てられた呼
出スロットを用いて呼出信号を受信するとともに、付加
情報の受信を行う場合には、要求信号スロットを用いて
受信要求を基地局へ送信し、当該要求を受信した基地局
では、当該要求に対応する付加情報が包含されているス
ロットのフレーム内での位置を当該選択呼出受信機に割
り当てた呼出スロットを用いて通知する。
【0011】従って、選択呼出受信機では、例えば上記
のようにして基地局から通知された付加情報スロット位
置のタイミングに合わせて受信処理を行うことにより、
当該スロットを用いて送信されてきた付加情報、すなわ
ち、要求した付加情報を受信することができる。このよ
うに、ユーザは必要な付加情報の受信要求を必要なとき
に選択呼出受信機から送信させることにより、当該選択
呼出受信機により当該要求に係る付加情報を受信させて
表示等させることができる。また、例えば基地局から選
択呼出受信機への呼出信号の送信と上記したスロット位
置の通知とを選択呼出受信機に割り当てられた呼出スロ
ットを用いて行うとともに、選択呼出受信機から基地局
へのACKの送信と受信要求の送信とを要求信号スロッ
トを用いて行うという構成を用いることもでき、この場
合には、例えば呼出信号とACKの通信を行う従来のフ
レーム構成に付加情報スロットを加えた構成で本発明を
実施することもできる。
【0012】また、本発明に係る選択呼出通信方式で
は、複数の異なる付加情報が選択呼出受信機により受信
可能である場合に、次のようにして、選択呼出受信機の
ユーザに付加情報を選択し易くさせる。
【0013】すなわち、前記フレーム中には、複数の異
なる付加情報及びこれら付加情報に関するメニュー情報
を包含させる複数の付加情報スロットが周期的に割り当
てられている。そして、選択呼出受信機は、付加情報の
受信を行う場合に、要求信号スロットを用いて受信要求
を基地局へ送信し、当該要求を受信した基地局では、当
該要求に対応するメニュー情報が包含されているスロッ
トのフレーム内での位置を当該選択呼出受信機に割り当
てた呼出スロットを用いて通知し、当該メニュー情報を
受信した選択呼出受信機から要求信号スロットを用いて
送信された付加情報を特定する受信要求が得られたこと
に応じて、当該要求に対応する付加情報が包含されてい
るスロットのフレーム内での位置を当該選択呼出受信機
に割り当てた呼出スロットを用いて通知する。
【0014】従って、選択呼出受信機では、付加情報の
受信を行うに先立って当該付加情報に関するメニュー情
報が受信されて表示等されるため、ユーザは、このメニ
ュー情報を参照して複数の付加情報の中から受信を要求
する付加情報を選択することができる。このように、メ
ニュー情報を設けることによってユーザは付加情報を選
択し易くなり、これにより、利便性の向上が実現され
る。
【0015】また、本発明に係る選択呼出通信方式で
は、呼出スロットと付加情報スロットとは互いに異なる
搬送周波数で割り当てられている。従って、呼出スロッ
トと付加情報スロットとで互いに周波数が異なる通信路
を確保することができ、これにより、通信効率を更に向
上させて、選択呼出受信機により要求する付加情報を受
信することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】基地局との間で双方向通信を行う
ページャ(選択呼出受信機)を用いた選択呼出システム
に、本発明を適用した一実施例を図面を参照して説明す
る。本例の選択呼出システムでは、基地局から呼出信号
を無線送信することにより特定のページャ端末を呼び出
す一方、呼出信号を受信したページャ端末からACKを
無線送信することにより、基地局側で呼出信号がページ
ャ端末により正常に受信されたか否かを確認することが
行われている。また、基地局から例えばニュースや天気
予報といった付加情報が無線送信されており、後述する
ように、ページャ端末から基地局へ受信要求を無線送信
することによって、当該ページャ端末により要求する付
加情報を受信することを行う。
【0017】図1には、本例の選択呼出システムに備え
られたページャの一構成例を示してあり、このページャ
には、無線信号を送受信するアンテナ1と、送信対象と
なる情報を無線信号として送信処理する回路である送信
回路(Tx)2と、情報を無線信号として受信処理する
回路である受信回路(Rx)3と、ユーザから指示や情
報を受け付ける入力部4と、情報を表示出力する表示部
5と、これら各処理部2〜5を制御する制御部6とが備
えられている。
【0018】送信回路2は例えば送信対象となる情報を
無線信号に変調してアンテナ1を介して送信出力する回
路から構成されており、また、受信回路3は例えばアン
テナ1を介して無線受信された信号を情報に復調する回
路から構成されている。入力部4は例えばキーやボタン
から構成されており、ユーザの操作により入力された指
示や情報を受け付けて制御部6へ出力する回路が備えら
れている。表示部5は例えばページャの形態に許容され
る程度で大画面の液晶ディスプレイ(LCD)から構成
されており、受信回路3により受信された情報等を表示
出力する。
【0019】制御部6は、上記した各処理部2〜5にお
いて行われる各種処理を制御等する回路から構成されて
おり、例えば受信回路3により受信されたメッセージ情
報や付加情報等を表示部5に表示出力させる処理や、入
力部4から入力されたユーザの指示に従って受信要求を
送信回路2により送信させる処理等を行う。また、制御
部6には、例えば自己のページャに割り当てられた固有
の呼出番号を格納したROMや、受信回路3により受信
されたメッセージ情報や付加情報等を記憶保持するメモ
リが備えられている。
【0020】また、制御部6には、受信回路3による受
信処理のタイミングを制御する機能が備えられており、
本例では、この機能により受信処理が必要なタイミング
でのみ電源をオンさせて、電力消費量を抑えること(バ
ッテリーセービング)を行う。すなわち、本例では、基
地局からページャ端末へ呼出信号が送信されるタイミン
グが一定周期で間欠的に割り当てられており、制御部6
では、この周期に合わせて間欠的な受信待ち受け動作を
行って、自己に割り当てられたタイミングでのみ受信処
理を行うことにより自己宛の呼出信号があるか否かを確
認する。
【0021】以上の構成により、ページャ端末では、自
己の呼出番号を用いて基地局から送信された呼出信号を
受信し、この受信の確認としてACKを基地局へ送信す
る。また、呼出信号を受信したページャ端末では、自己
が呼び出されたことを光や鳴音やバイブレータ等により
ユーザに報知するとともに、呼出信号と共にメッセージ
情報が受信されている場合には当該情報の表示等を行
う。また、ページャ端末では、後述するように、付加情
報等の受信要求を基地局へ送信し、基地局から通知され
た受信タイミングに従って要求する付加情報等を受信す
ることを行う。
【0022】次に、ページャと基地局との間で行われる
選択呼出通信方式の通信手順の一例を図面を参照して説
明する。図2は、ページャ端末と基地局との間で行われ
る通信方式の手順の概念図である。ここで、同図の基地
局側には、本例の通信方式で用いられるフレームの構成
を示してある。このフレームはN(複数)個のスロット
から成る一定周期のフレームであり、当該フレーム中に
は、ページャ端末への呼出信号を包含させる呼出スロッ
ト(図中で斜線で表したスロット)、いずれのページャ
端末によっても受信可能な付加情報を包含させる付加情
報スロット(図中で横線で表したスロット)、及び、ペ
ージャ端末からの付加情報の受信要求を包含させる要求
信号スロット(図中で黒く塗りつぶしたスロット)がそ
れぞれ周期的に割り当てられている。
【0023】また、本例では、複数の異なる付加情報が
基地局から送信されており、これら付加情報に関するメ
ニュー情報(サービスメニュー)も基地局からページャ
端末へ送信されているとする。なお、このメニュー情報
もいずれのページャ端末によっても受信可能な構成であ
るとする。以上のことから、本例では、複数の異なる付
加情報及びメニュー情報を包含させる複数の付加情報ス
ロットが上記したフレーム中に周期的に割り当てられて
いるとする。
【0024】基地局では、上記図2に示したように、例
えばフレーム中に離散的に割り当てられている呼出スロ
ットを用いてページャ端末に対して呼出信号を送信す
る。このため、同図のページャ端末側にその受信処理を
示すように、ページャ端末では自己に割り当てられた呼
出スロットの位置タイミングで電源をオン(ON)にし
て受信処理を行い、受信処理を行う必要がないときには
電源をオフ(OFF)にしておく。また、本例では、ペ
ージャ端末により呼出スロットを用いて呼出信号を正常
に受信した場合には、当該ページャ端末は、当該呼出ス
ロット位置よりも時間的に少し後に位置する要求信号ス
ロットを用いてACKを基地局へ送信する。
【0025】図3には、ページャ端末から基地局へ受信
要求を送信し、当該要求に対応する付加情報を基地局か
ら受信する際の手順の一例をタイムチャートで示してあ
り、この図3と上記した図2とを対応させて当該処理の
手順を説明する。なお、本例では、複数種類の付加情報
及びメニュー情報がそれぞれに割り当てられた付加情報
スロットを用いて基地局から常時送信されているとす
る。
【0026】まず、ページャ端末では、ユーザによるサ
ービスメニューボタン等の操作により、メニュー情報の
受信を要求するサービスメニュー問い合わせ信号が要求
信号スロットR1を用いて基地局へ送信される。この問
い合わせ信号による受信要求を受信した基地局では、当
該要求に対応するメニュー情報が包含されている付加情
報スロットD1のフレーム内での位置を当該ページャ端
末に割り当てた呼出スロットC1を用いて通知する。な
お、スロットのフレーム内での位置としては、例えばフ
レーム内において各スロットに割り当てられた固有のス
ロット番号を用いて通知される。
【0027】ページャ端末では、基地局からメニュー情
報のスロット位置(メニュースロット番号)が通知され
たことに応じて受信準備を行い、当該スロット位置のタ
イミングに合わせて電源をオンにして受信処理を行う。
本例の場合には、基地局から付加情報スロットD1を用
いて送信されたメニュー情報がページャ端末により受信
され、受信されたメニュー情報が表示部5に表示出力さ
れる。また、表示部5に表示されるメニュー情報には、
例えばニュースや天気予報といった付加情報の見出し、
すなわち各種サービスの見出し等が含まれており、ユー
ザはこのメニュー情報を参照してページャ端末により受
信させて利用したい付加情報(サービス)を選択するこ
とができる。
【0028】次に、ページャ端末では、ユーザによるキ
ーやボタン等の操作によっていずれの付加情報の受信を
要求するかが入力されると、このようにして特定された
付加情報の受信を要求する付加情報問い合わせ信号が要
求信号スロットR2を用いて基地局へ送信される。この
問い合わせ信号による受信要求を受信した基地局では、
当該要求に対応する付加情報が包含されている付加情報
スロットD2のフレーム内での位置を当該ページャに割
り当てた呼出スロットC2を用いて通知する。
【0029】ページャ端末では、基地局からスロット位
置(付加情報スロット番号)が通知されたことに応じて
受信準備を行い、当該スロット位置のタイミングに合わ
せて電源をオンにして受信処理を行う。本例の場合に
は、基地局から付加情報スロットD2を用いて送信され
た付加情報がページャ端末により受信され、受信された
付加情報が表示部5に表示出力されてユーザにより利用
される。ここで、更に他の付加情報をページャ端末によ
り受信する場合には、例えば上記したメニュー情報の受
信及び付加情報の受信を繰り返すことや、或いは既に受
信されたメニュー情報をページャ端末で記憶しておき、
このメニュー情報を用いて上記と同様に付加情報を受信
すること等により他の付加情報を受信することができ
る。
【0030】なお、ページャ端末では、ACKや受信要
求を送信するに際しては電源をオンにして送信処理を行
い、当該処理が終了した後に再び電源をオフにしてい
る。また、ページャ端末側でACKを送信するタイミン
グと受信要求を送信するタイミングとが重なってしまっ
た場合には、例えばいずれか一方を要求信号スロットを
用いて先に送信し、他方を次の要求信号スロットを用い
て送信するようにすればよい。同様に、基地局側で呼出
信号を送信するタイミングとスロット位置の通知を行う
タイミングとが重なってしまった場合には、例えばいず
れか一方を呼出スロットを用いて先に送信し、他方を次
の呼出スロットを用いて送信するようにすればよい。
【0031】また、図4には、上記した選択呼出通信方
式におけるページャ端末側での処理の手順の一例を示し
てある。すなわち、ページャ端末では、まず、サービス
メニュー問い合わせ信号を基地局へ送信することにより
(ステップS1)、基地局から通知されたスロット位置
でメニュー情報を受信する(ステップS2)。これによ
り、ページャ端末の表示部5にメニュー情報が表示され
ると、ユーザにより受信を要求する付加情報が選択さ
れ、ページャ端末では当該付加情報を特定する受信要求
を付加情報問い合わせ信号として基地局へ送信する(ス
テップS3)。
【0032】次に、この問い合わせ信号に対して基地局
から通知されたスロット位置で要求した付加情報を受信
し、受信した付加情報の内容を制御部6のメモリに記憶
させる(ステップS4)。これとともに、当該付加情報
を表示部5に表示させて、ユーザに利用させる(ステッ
プS5)。更に、ユーザがページャ端末によって他の付
加情報を受信させる場合には(ステップS6)、例えば
上記したメニュー情報の受信処理及び付加情報の受信処
理が繰り返して行われる。また、他の付加情報が利用さ
れない場合には、ページャ端末による付加情報の受信に
係る処理が終了させられる。
【0033】以上のように、上記した選択呼出通信方式
では、ページャ端末により自己に割り当てられた呼出ス
ロットを用いて呼出信号を受信するとともに、付加情報
の受信を行う場合には、当該ページャ端末により基地局
へ受信要求を送信して、当該要求に対応する付加情報や
メニュー情報を受信することができる。すなわち、例え
ば複数の異なる付加情報が基地局から不特定多数のペー
ジャ端末へ送信されている場合であっても、ページャ端
末と基地局との間で行われる双方向通信の機能を活用し
て、ページャ端末ではこれら付加情報の中から必要な付
加情報のみを必要なときに受信して、ユーザに利用させ
ることができる。
【0034】また、本例のように、付加情報と共にメニ
ュー情報を付加情報スロットを用いてページャへ送信す
るようにした場合には、ユーザは、ページャ端末により
付加情報の受信要求を送信するに先立って、メニュー情
報により付加情報の見出し等を知ることができるため、
ユーザにとって付加情報を選択し易い構成とすることが
できる。これにより、利用者にとって付加情報を利用し
易くして、利便性を向上させることができる。
【0035】また、本例のように、基地局からページャ
端末への呼出信号の送信とスロット位置の通知とを共通
の呼出スロットを兼用して行うとともに、ページャ端末
から基地局へのACKの送信と受信要求の送信とを共通
の要求信号スロットを兼用して行う場合には、例えば上
記図6に示した呼出信号とACKの通信を行う従来のフ
レームを利用して、当該フレームに付加情報スロットを
加えて拡張した構成を用いて本発明を実施することもで
きる。このように、上記した通信方式では、例えば従来
の呼出動作をベースとしたフレーム構成を維持すること
ができるため、フレーム構成上の拡張性に優れていると
いった利点を有している。なお、必ずしもこのようなフ
レーム構成が用いられなくともよく、例えばページャ端
末から基地局へのACKの送信と受信要求の送信とに対
してそれぞれ異なるスロット(例えば、ACKスロット
と要求信号スロット)が割り当てられる構成が用いられ
てもよい。
【0036】また、上記実施例では、呼出スロットと付
加情報スロットと要求信号スロットとを同一の搬送周波
数で割り当てたが、例えば呼出スロットと付加情報スロ
ットとを互いに異なる搬送周波数で割り当てることもで
きる。図5は、この場合におけるページャ端末と基地局
との間で行われる通信方式の手順の概念図である。同図
の基地局側に示したフレーム構成では、呼出スロットが
搬送周波数f1の通常チャネルに割り当てられていると
ともに、付加情報スロットと要求信号スロットが搬送周
波数f2の情報チャネルに割り当てられている。なお、
周波数f1と周波数f2とは互いに異なっているとす
る。
【0037】このフレーム構成での処理の手順は、付加
情報スロット及び要求信号スロットが呼出スロットとは
異なる搬送周波数で割り当られているといった構成に係
る点以外では、上記図2に示した場合の手順と同様であ
るため、以下では上記図2を用いて説明した処理とは異
なっている点のみを説明する。
【0038】すなわち、本例では、基地局からページャ
端末への呼出信号の送信やスロット位置の通知は、周波
数f1の搬送波を用いた呼出スロットを用いて行われ、
また、基地局からページャ端末への付加情報やメニュー
情報の送信は、周波数f2の搬送波を用いた付加情報ス
ロットを用いて行われる。また、本例では、ページャ端
末から基地局への受信要求の送信は、周波数f2の搬送
波を用いた要求信号スロットを用いて行われる。なお、
ページャ端末から基地局へのACKの送信は周波数f1
と周波数f2とのいずれの搬送波を用いて行われてもよ
い。また、例えば周波数f1の搬送波を用いて受信要求
が送信される構成であってもよい。
【0039】また、ページャ端末では、基地局から通知
されたスロット位置のタイミングでメニュー情報や付加
情報を受信するに際して、受信処理する周波数を周波数
f1から周波数f2に変換する。すなわち、ページャ端
末では、呼出スロットの位置のタイミングでは周波数f
1の信号を受信処理する一方、例えば付加情報スロット
D1の受信タイミングとなる直前の時点P1で受信周波
数を周波数f2に変換してメニュー情報を受信する。そ
して、受信直後の時点P2で受信周波数を再び周波数f
1に変換して、呼出信号の受信待ち受け動作を行う。
【0040】同様に、ページャ端末では、例えば付加情
報スロットD2の受信タイミングとなる直前の時点P3
で受信周波数を周波数f2に変換して付加情報を受信
し、受信直後の時点P4で受信周波数を再び周波数f1
に変換する。また、同様に、例えばACKの送信と受信
要求の送信のそれぞれに異なる周波数を割り当てること
により、共通の要求信号スロットを兼用して、周波数f
1と周波数f2とを切り替えてACKと受信要求の送信
処理を行う構成とすることもできる。なお、ページャ端
末において送信周波数や受信周波数を変換する構成とし
ては、例えば上記図1に示した制御部6が送信回路2や
受信回路3を制御して、これらの回路により処理される
周波数領域を変換することによって構成される。
【0041】以上のように、呼出スロットと付加情報ス
ロットとで互いに周波数が異なる通信路を確保して周波
数領域を有効に利用することもでき、これにより、通信
効率を更に向上させて、ページャ端末により要求する付
加情報を受信することができる。すなわち、例えば1つ
の基地局に多数のページャ端末が収容されているため
に、フレーム中に多数の呼出スロットが割り当てられて
しまって、付加情報スロットを割り当てるためのスロッ
ト数が少なくなってしまう場合であっても、本例のよう
に付加情報スロットを割り当てる搬送周波数を呼出スロ
ットとは異ならせることにより、付加情報やメニュー情
報を通信するために十分な通信路を確保することができ
る。
【0042】ここで、上記実施例では、付加情報やメニ
ュー情報が基地局からページャ端末へ送信される構成と
したが、例えば基地局とは別に情報送信局を設けて、こ
の情報送信局から付加情報やメニュー情報を送信すると
いった構成を用いることもできる。また、上記実施例で
は、上記図6に示した呼出信号とACKの通信を行うフ
レーム構成に付加情報スロットを加えることによって構
成されるフレームを用いて通信を行う場合を示したが、
例えば上記図7に示したようなフレームを利用して本発
明を実施することもできる。
【0043】また、上記実施例では、メニュー情報の受
信を要求する信号と、付加情報の受信を要求する信号と
をそれぞれ設けて、ページャ端末から送信した受信要求
の内容がメニュー情報に関するものであるか付加情報に
関するものであるかによって、基地局からメニュー情報
或いは付加情報が包含されているスロット位置をページ
ャ端末に通知するようにしたが、必ずしもこのような構
成が用いられなくともよい。例えばメニュー情報と付加
情報の受信要求信号の内容を同一とし、基地局では、ペ
ージャ端末からの1回目の受信要求についてはメニュー
情報が包含されているスロット位置を当該ページャ端末
に通知するとともに、2回目以降の受信要求については
該当する付加情報が包含されているスロット位置を当該
ページャ端末に通知するといった構成を用いることもで
きる。
【0044】また、例えばページャ端末において受信可
能な付加情報の見出し等を把握している場合には、メニ
ュー情報は必ずしも送信されなくてもよい。なお、この
ように付加情報のみがページャ端末へ送信される場合に
も、上記実施例と同様に、ページャ端末から要求信号ス
ロットを用いて付加情報の受信要求を基地局へ送信し、
当該要求を受信した基地局が当該要求に対応する付加情
報が包含されているスロットのフレーム内での位置を当
該ページャ端末に割り当てた呼出スロットを用いて通知
することにより、ページャ端末では要求する付加情報を
受信することができる。
【0045】また、例えばページャ端末から基地局への
ACKの送信と受信要求の送信とのそれぞれに対して異
なるスロットを割り当てる場合には、受信要求を送信す
る受信要求スロットを複数のページャ端末で共有するこ
ともできる。すなわち、複数のページャ端末により共通
の受信要求スロットを兼用して受信要求を送信すること
とし、同一の受信要求スロットに2以上のページャ端末
からの受信要求が重なってしまった場合には、いずれか
の受信要求のみを基地局が受信して、残りのページャ端
末については再び受信要求の送信を行うといった構成を
用いることもできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る選択
呼出通信方式によると、複数のスロットから成る一定周
期のフレームを用いて選択呼出受信機と基地局との間で
双方向通信を行うに際して、選択呼出受信機により付加
情報の受信を行う場合には、選択呼出受信機から受信要
求を基地局へ送信し、当該要求を受信した基地局により
当該要求に対応する付加情報が包含されているスロット
のフレーム内での位置を当該選択呼出受信機に割り当て
た呼出スロットを用いて通知するようにしたため、選択
呼出受信機では通知されたスロット位置のタイミングで
要求する付加情報を受信することができ、このように、
選択呼出受信機では必要な付加情報を必要なときに要求
して受信することができる。なお、上記したように、例
えば呼出信号とACKの通信を行う従来のフレーム構成
を利用して、当該フレームに付加情報スロットを加えて
拡張することにより本発明を実施することもできる。
【0047】また、本発明に係る選択呼出通信方式によ
ると、複数の異なる付加情報が送信される場合に、これ
ら付加情報に関するメニュー情報を選択呼出受信機へ送
信するようにしたため、ユーザは、選択呼出受信機によ
り受信されたメニュー情報を参照して付加情報を選択す
ることができ、これにより、ユーザにとって付加情報を
選択し易くし、利便性の向上を実現することができる。
また、本発明に係る選択呼出通信方式によると、呼出信
号等を通信するのに用いられる呼出スロットと、付加情
報やメニュー情報を通信するのに用いられる付加情報ス
ロットとを互いに異なる搬送周波数で割り当てるように
したため、通信効率を更に向上させて、選択呼出受信機
により要求する付加情報を受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ページャの一構成例である。
【図2】ページャ端末と基地局との間で行われる通信手
順の一例を示す概念図である。
【図3】ページャ端末と基地局との間で行われる通信手
順のタイムチャートの一例である。
【図4】ページャ端末における処理手順の一例を示す図
である。
【図5】呼出スロットと付加情報スロットとを互いに異
なる搬送周波数で割り当てた場合の通信手順の一例を示
す概念図である。
【図6】従来例に係るページャ端末と基地局との間での
通信に用いられるフレームの一例である。
【図7】従来例に係る基地局から送信される送出フレー
ムの一例である。
【符号の説明】
1・・アンテナ、 2・・送信回路、 3・・受信回
路、 4・・入力部、5・・表示部、 6・・制御部、
C1、C2・・呼出スロット、D1、D2・・付加情
報スロット、 R1、R2・・要求信号スロット、f
1、f2・・搬送周波数、
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−327074(JP,A) 特公 平4−27739(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスロットから成る一定周期のフレ
    ームを用いて選択呼出受信機と基地局との間で双方向通
    信を行う選択呼出通信方式であって、 前記フレーム中に、選択呼出受信機への呼出信号を包含
    させる呼出スロット、いずれの選択呼出受信機によって
    も受信可能な付加情報を包含させる付加情報スロット、
    及び、選択呼出受信機からの付加情報の受信要求を包含
    させる要求信号スロットをそれぞれ周期的に割り当て、 選択呼出受信機は自己に割り当てられた呼出スロットを
    用いて呼出信号を受信するとともに、付加情報の受信を
    行う場合には、要求信号スロットを用いて受信要求を基
    地局へ送信し、 当該要求を受信した基地局では、当該要求に対応する付
    加情報が包含されているスロットのフレーム内での位置
    を当該選択呼出受信機に割り当てた呼出スロットを用い
    て通知することを特徴とする選択呼出通信方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の選択呼出通信方式にお
    いて、 前記フレーム中には、複数の異なる付加情報及びこれら
    付加情報に関するメニュー情報を包含させる複数の付加
    情報スロットが周期的に割り当てられており、 選択呼出受信機は、付加情報の受信を行う場合に、要求
    信号スロットを用いて受信要求を基地局へ送信し、 当該要求を受信した基地局では、当該要求に対応するメ
    ニュー情報が包含されているスロットのフレーム内での
    位置を当該選択呼出受信機に割り当てた呼出スロットを
    用いて通知し、当該メニュー情報を受信した選択呼出受
    信機から要求信号スロットを用いて送信された付加情報
    を特定する受信要求が得られたことに応じて、当該要求
    に対応する付加情報が包含されているスロットのフレー
    ム内での位置を当該選択呼出受信機に割り当てた呼出ス
    ロットを用いて通知することを特徴とする選択呼出通信
    方式。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の選択呼出
    通信方式において、 呼出スロットと付加情報スロットとは互いに異なる搬送
    周波数で割り当てられていることを特徴とする選択呼出
    通信方式。
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