JP3109589B2 - Cdma端末の送信パワー調整方法及び装置 - Google Patents

Cdma端末の送信パワー調整方法及び装置

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JP3109589B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数拡散変調
(スペクトラム拡散変調)を利用したCDMA(符号分
割多元接続:Code Division Multiple Access)による
通信端末装置に関し、特に、1つの通信端末装置に対し
て複数の拡散コードチャンネルを割りあてて伝送容量を
拡大するというマルチコード伝送を行う場合に、その通
信端末装置における送信パワーを制御する方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】基地局と複数の移動体通信端末を有する
移動体通信システムにおいて、そのシステムに収容でき
る端末数を増やし、また、伝送速度の変化に柔軟に対応
できる接続方式として、スペクトラム拡散技術を応用し
たCDMAが注目を浴びてきている。
【0003】CDMAによる移動体通信の場合、特に、
スペクトラム拡散の方法として直接拡散(DS:Direct
Sequence)を用いた場合には、移動体通信端末からの送
信電力が同一であるとすると、基地局での受信電界は概
ね基地局と移動体通信端末との距離の2乗に反比例する
ため、基地局に近い端末からの強い電波によって、基地
局から遠い端末からの弱い電波が強い干渉を受け、基地
局では、遠方の端末からの電波が正常に受信できなくな
る。そこで、基地局の位置において各端末からの受信電
波の強度が大体同じ程度となるように、各端末ごとに、
送信電力の制御を行う必要がある。
【0004】従来、CDMAによる移動通信システムで
は、ユーザーの使用する端末機1台に対し、1つのコー
ドチャンネルを割り当てるのが普通であった。ここでコ
ードチャンネルとは、拡散変調に用いる拡散コード(擬
似乱数系列)で特定される通信チャンネルのことであ
る。
【0005】図7は、CDMA方式による従来の移動端
末101を、送信パワー制御という観点から簡略化して
示したブロック図であり、ここでは、1つのコードチャ
ンネルのみを用いて移動端末101から基地局102に
データ伝送を行うものとする。伝送すべきデータは、移
動端末101に接続された信号源104から、移動端末
101に供給される。
【0006】伝送すべきデータは、音声信号である場合
もあり、また時には、コンピュータから出力される高速
マルチメディアデータである場合もある。いずれにせ
よ、信号源104は、Rビット/秒のビットレートでデ
ータストリームを出力するものとする。
【0007】移動端末101には、受信アンテナ111
が接続した受信機112と、送信アンテナ113が接続
した送信機114と、信号源104からのデータストリ
ームを入力とする拡散回路115と、拡散回路115か
ら出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換するD
/A(デジタル/アナログ)変換器116と、D/A変
換器116の出力に基づいて搬送波信号を直交変調する
変調器117と、変調器117の出力と送信機114の
入力との間に挿入された可変利得回路118とが、設け
られている。変調器117には、搬送波信号である高周
波信号を発生するための発振回路119が接続してい
る。
【0008】拡散回路115は、信号源104からのデ
ータストリームに対し、誤り訂正符号化や、インターリ
ーブ、暗号化等の処理を行った上で、割り当てられたコ
ードチャンネルに対応する拡散コードを用いて周波数拡
散を行い、ベースバンド信号を出力する。ここでは、拡
散回路115は、デジタル信号処理回路として構成され
ており、信号源104からのデータストリームを拡散変
調した信号を生成してこの信号の瞬時値を時々刻々と表
す多値デジタル信号をベースバンド信号として出力す
る。また、変調器117では、4相PSK(位相シフト
変調)(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)
により直交変調を行うものとし、このため、拡散回路1
15からは、ベースバンド信号の同相成分I及び直交成
分Qがそれぞれ多値デジタル信号として出力し、D/A
変換器116は、同相成分I及び直交成分Qをそれぞれ
独立にアナログ信号に変換し、変調器117はこれら同
相成分I及び直交成分Qを入力として変調を行う。
【0009】ここで拡散回路115の構成について、図
8を用いて説明する。この拡散回路115は、入力する
データストリームに対して、周波数拡散変調として直接
拡散(DS)変調を施すものである。図8においてカッ
コ内の値は、データ速度やチップレートなどの典型的な
例を示している。
【0010】信号源からの例えばデータ速度128kb
ps(bpsは1秒当たりのビット数)のデータストリ
ームが入力し、これを入力データストリームに比べて半
分のデータ速度(この例では64kbps)の2系統の
データストリームに分割するために、1入力2出力(1
→2)のシリアル/パラレル変換回路121が設けられ
ている。シリアル/パラレル変換回路121からの一方
のデータストリームが直交変調における同相成分Iに相
当し、他方のデータストリームは直交成分Qに相当す
る。同相成分I用の拡散コード系列としての擬似乱数系
列(PN系列)を発生するPN系列発生器122と、同
相成分Q用の拡散コード系列としての擬似乱数系列(P
N系列)を発生するPN系列発生器123が設けられて
いる。同相成分I側のデータストリーム及び拡散コード
系列とは加算器124に入力し、これによって、同相成
分Iに対応するデータストリームが拡散変調される。同
様に、直交成分Q側のデータストリーム及び拡散コード
系列とは加算器125に入力し、直交成分Qに対応する
データストリームが拡散変調される。加算器124,1
25は、入力するデータストリームと拡散コード列との
間で排他的論理和演算を行うものである。各加算器12
4,125から出力される、拡散変調後の信号のチップ
レートは、例えば、4.096Mcps(cpsは1秒
当たりのチップ数)である。加算器124,125から
の拡散変調後の信号は、それぞれ、ローパスフィルタと
して機能するFIR(finite impulse response;有限
インパルス応答)フィルタ126,127に入力し、こ
れによって、FIRフィルタ126,127からは、そ
れぞれ、同相成分I及び直交成分Qのベースバンド信号
の瞬時値を表す多値デジタル信号(例えば、8ビット値
信号)が時々刻々と出力されることになる。
【0011】このようにして、データストリームに対し
て周波数拡散変調がなされ、変調器117の出力から
は、所定の周波数帯域の送信信号が得られる。この送信
信号に対し、可変利得回路118によってレベル調整を
行い、その後、この送信信号を送信機114から送信す
る。可変利得回路118は、利得を変化させることがで
きる増幅器、あるいは減衰量を変化させることができる
減衰器(アッテネータ)によって構成されている。後述
するように、可変利得回路118での利得(あるいは減
衰量)は、例えば1dB刻みで、受信機112からのT
PC信号によって制御される。
【0012】さて、信号源104からのデータストリー
ムのビットレートがR[ビット/秒]であり、送信され
た信号の帯域幅がW[Hz]であるとすると、 G=W/R (1) を拡散利得という。
【0013】基地局102は、移動端末101からのこ
のような送信信号を受信すると、この信号に対し、逆拡
散、暗号解読、デインターリーブ、誤り訂正を行う。基
地局102においてこの信号を十分に受信するのに必要
な1ビットあたりの信号電力をEbとし、1Hzあたり
の雑音電力をN0とし、これらの比をEb/N0とする。
ここで十分に受信するとは、誤り訂正後の出力データス
トリームにおけるビット誤り率が、所定の水準を満足し
ていることをいう。すると、基地局102で必要なキャ
リア/ノイズ比(C/N)は、 C/N=(R・Eb)/(W・N0) =(1/G)・(Eb/N0) (2) となる。これより、基地局102で必要な信号レベル
は、 C=N・(1/G)・(Eb/N0) (3) で表わされる。そこで、基地局102は、常に信号の受
信レベルがCであるように、各移動端末101に対し、
送信電力を制御するコマンドを送信する。具体的には基
地局102は、ある移動端末101から受信したコード
チャンネルの信号レベルが値Cよりも小さい場合は、そ
の移動端末101の送信電力を一定量(例えば1dB)
上げるコマンドを、逆に大きい場合は下げるコマンドを
その移動端末に向けて送信する。このコマンドをTPC
(Total Power Control:トータルパワー制御)信号と
呼ぶ。この信号は、例えば値が"1"であれば送信パワー
を上げろというコマンドであり、"0"であれば送信パワ
ーを下げろというコマンドであるようにすることができ
る。
【0014】移動端末101は、TPC信号を受信機1
12で受信する。受信したTCP信号は受信機112か
ら可変利得回路118に出力されており、可変利得回路
118は、TCP信号に応じて利得を一定量(例えば1
dB)だけ上げたり下げたりする。これによって、送信
信号レベルが、基地局102が要求する水準に調整され
る。このように移動端末の送信パワーを制御する方法を
クローズドループ制御と呼ぶ。この制御方法は、米国の
移動体通信システムであるIS−95CDMAシステム
などで、ごく一般的に使われている。
【0015】ところで、近年、移動通信の分野でも、伝
送データのマルチメディア化が進行してきており、音声
のみの低速データ通信だけでは飽きたらず、インターネ
ットとの接続や画像通信など、より高速の伝送方式が要
求されている。これらの要求を満たすための1手法とし
て、マルチコード伝送が注目されている。
【0016】マルチコード伝送とは、従来とは異なり、
1つの端末に複数(例えば2チャンネル)のコードチャ
ンネルを割り当てることによって、伝送速度を増やそう
というものである。コード数をN(ただしn≧2)とす
れば、コードあたりのビットレートがR0である場合、
総合的な伝送レートRTは、 RT=N・R0 (4) となる。すなわち、単一のコードチャンネルを使用する
場合に比べ、伝送レートをN倍にすることが可能であ
る。
【0017】しかしながら、マルチコード伝送を行う場
合には、以下に述べるような理由により、コードチャン
ネルごとにきめ細かく送信パワーを制御することが要求
される。本発明は、マルチコード伝送を行う場合に、端
末機の送信信号パワーをいかに制御するかを取り扱った
ものである。
【0018】マルチコード伝送の主要な用途として、音
声信号とデータ信号とを同時に伝送する場合が挙げられ
る。具体的には、2つのコードチャンネルを使用してそ
の一方を会話などの音声信号の伝送に割り当て、他方を
コンピュータ間でのファイル交換のためのデータ信号の
伝送に割り当てる場合がある。このような状況を考えた
とき、音声信号とデータ信号とでは許容される誤り率が
異なり、例えば、音声信号では10-3程度のビット誤り
率が許容されるのに対して、データ信号のビット誤り率
としては10-6以下が要求されることがある。一方で、
周波数拡散変調を用いた場合に移動通信システム全体と
しての容量を向上するためには、全体としての送信電力
を低減することが重要である。さらに、移動通信システ
ムのあるエリア内において、ある瞬間に、音声通信を行
っている移動端末の数は多いもののの、データ通信を行
う移動端末の数をそれほど多くないと考えられる。以上
のことを考慮すると、マルチコード伝送を行う移動端末
において、音声信号とデータ信号の両方のコードチャン
ネルの送信パワーを両者を同一にしつつデータ信号に要
求されるビット誤り率に基づいて制御するのではなく、
音声信号のコードチャンネルの送信パワーを相対的に小
さくし、データ通信のコードチャンネルの送信パワーを
相対的に大きくすることにより、それぞれの信号に要求
されるビット誤り率を満足しつつ、移動通信システム全
体としての容量を増大させることが可能になり、また、
その移動端末の電池容量に基づく通話可能時間を延長す
ることができるようになる。
【0019】以上、音声信号とデータ信号とをそれぞれ
のコードチャンネルに割り当てる場合を例に挙げて、マ
ルチコード伝送を行う場合にコードチャンネルごとに送
信パワー制御を行うべき理由を説明したが、伝送される
べき信号の種類は、会話などの音声信号と、ファイル交
換のためのデータ信号に限られるわけではない。例え
ば、動画像データ、静止画像データなどが伝送される場
合もある。また、音声信号といっても、会話など相対的
に低い音質が許される場合と、音楽など相対的に高い品
質が求められる場合もある。コンピュータ間のデータ通
信であっても、CDMAによる伝送のレイヤに要求され
るビット誤り率は上位プロトコルに応じて異なる。した
がって、伝送すべき信号(データ)の種類や性質に応じ
て、ビット誤り率等が決定し、それに応じて的確に送信
パワー制御を行うことが求められる。
【0020】コードチャンネルごとに、伝送すべきデー
タの転送レートを変えることも考えられる。チップレー
トによって拡散変調後の信号の帯域幅が決まることを考
慮すれば、チップレートが同じであればデータレートが
低いほど拡散利得が向上するから、その分、送信パワー
を小さくすることができる。この点からも、コードチャ
ンネルごとに的確に送信パワー制御を行うことが求めら
れる。
【0021】さて、このようにコードチャンネルごとに
送信パワー制御を行う方法のうち、最も容易に想像がつ
くものは、図7に示す回路のうち、信号源104から可
変利得回路118までの回路を、使用するコードチャン
ネルの数だけ用意し、これら複数の可変利得回路の出力
を高周波の信号加算器(合波器)によってアナログ的に
加算し、加算後の信号を送信機に入力する方法である。
図9は、ここで述べた方法により送信パワーを制御する
移動端末であって、N=2すなわち端末で使用するコー
ドチャンネルが2つである移動端末の構成を示すブロッ
ク図である。この移動端末121は、図7に示す移動端
末101において、信号源104から可変利得回路11
8までを単に2系統実装しただけのでものである。図9
では、符号に対して添え字A及びBの一方を付加するこ
とにより、各構成要素がどの系統に属するかを明示して
いる。すなわち、コードチャンネルAに対応する回路
は、信号源104Aから可変利得回路118Aまでの回
路であり、コードチャンネルBに相当する回路は、信号
源104Bから可変利得回路118Bまでの回路であ
る。なお、拡散回路115A,115Bで使用する拡散
コードは、それぞれコードチャンネルA,Bの拡散コー
ドであり、したがって、拡散回路115A,115Bは
相互に異なる拡散コードを使用する。また、搬送波信号
発生用の発振回路119は、変調器117A,117B
に共通に設けられている。両方の可変利得回路118
A,118Bの出力を信号加算器(合波器)122によ
ってアナログ的に加算し、信号加算器122の出力を送
信機114に入力している。その結果、コードチャンネ
ルA,Bの各送信信号を加算した信号が、基地局102
に送信される。
【0022】基地局102は、コードチャンネルA,B
をそれぞれ個別のチャンネルと見なして、コードチャン
ネルごとのTPC信号であるTPCA信号及びTPCB
信号を移動端末121に送信する。移動端末121は、
基地局101からの信号を受信し、受信したTPCA信
号及びTPCB信号を用いてそれぞれ可変利得回路11
8A,118Bを制御する。これによって、コードチャ
ンネルごとのクローズドループパワー制御が行なわれ
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マルチ
コード伝送を行う際に図9に示すような回路を用いて各
コードチャンネルごとの送信パワーの制御を行った場
合、この回路は、単純に信号源から送信機の直前の可変
利得回路までの回路をマルチコードの数だけ装備しただ
けのものであって、コードチャンネルごとの個別の移動
端末を用いる場合と回路規模があまり変わらないという
問題点がある。特に、変調器などの高周波回路やD/A
変換器をコードチャンネルの数だけ具備することになる
ので、消費電力も通常の端末機に比べて大きくなってし
まう。特に、D/A変換器を複数設けることは、消費電
力の増大に直結する。結局、図9に示す構成では、マル
チコード伝送に適した端末機にしたという意味が達成さ
れないことになる。さらに、マルチコード伝送の場合は
コードチャンネルが複数あるので、送信パワーの制御が
複雑になるが、図9に示す構成では、この制御が合理化
されていないという問題点もある。
【0024】本発明の目的は、マルチコード伝送時の送
信パワー制御を行う送信パワー制御方法及び装置であっ
て、回路規模及び消費電力をより低減できるとともに、
最適なパワー制御を行うことができる方法及び装置を提
供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明のCDMA端末の
送信パワー調整方法は、周波数拡散変調により符号分割
多元接続を行うとともに複数のコードチャンネルを使用
してマルチコード伝送により情報の送信を行うCDMA
端末における、送信パワーを調整する方法であって、コ
ードチャンネルごとにデータを周波数拡散変調してベー
スバンド信号を生成する工程と、コードチャンネルごと
にベースバンド信号のレベルを調整する工程と、レベル
が調整されたベースバンド信号を各々のコードチャンネ
ルにわたって加算し、加算後の信号に基づいて変調を行
って高周波信号を生成する工程と、高周波信号のレベル
を調整する工程と、レベルが調整された高周波信号を相
手局に向けて送出する工程と、を有する。
【0026】本発明の送信パワー調整方法では、基地局
などの相手局からの制御信号に基づいて、コードチャン
ネルごとのベースバンド信号のレベルの調整量と高周波
信号のレベルの調整量とを決定することが好ましい。こ
の場合、制御信号が各コードチャンネルに共通に一定量
だけレベルを上昇させあるいは下降させるものであると
きは、ベースバンド信号のレベルは変化させずに高周波
信号のレベルのみを変化させるようにしてもよく、ま
た、高周波信号のレベルを調整する工程によってコード
チャンネルの平均的な送信信号レベルを調整し、コード
チャンネルごとにベースバンド信号のレベルを調整する
工程によって各コードチャンネル間のレベル差を調整す
るようにしてもよい。
【0027】本発明のCDMA端末の送信パワー調整装
置は、周波数拡散変調により符号分割多元接続を行うと
ともに複数のコードチャンネルを使用してマルチコード
伝送により情報の送信を行うCDMA端末における送信
パワー調整装置であって、各コードチャンネルごとに設
けられ周波数拡散変調を行う拡散回路と、各コードチャ
ンネルごとに設けられ対応する拡散回路の出力信号のレ
ベルを調整する第1の可変利得制御手段と、各第1の可
変利得制御手段の出力を加算する加算器と、加算器の出
力に基づいて変調を行い高周波信号を出力する変調器
と、高周波信号のレベルを調整する第2の可変利得制御
手段と、を有する。
【0028】本発明のCDMA端末の送信パワー調整装
置では、第2の可変利得制御回路の出力信号を基地局な
どの相手局に送出する送信機を設けることが特に好まし
い。また、各拡散回路及び各第1の可変利得制御手段を
デジタル信号処理回路部内に設け、第2の可変利得制御
手段が高周波アナログ回路として構成するようにするこ
とが好ましい。
【0029】本発明の送信パワー調整装置においては、
基地局などの相手局からの制御信号に基づいて送信パワ
ーを調整するようにするのが一般的である。そのため、
例えば、相手局からの制御信号に基づいて、各第1の可
変利得制御手段及び第2の可変利得制御手段でのレベル
調整量を決定する制御手段を設けるようにしてもよい。
制御手段としては、例えば、後述する実施の形態で述べ
るレベル制御演算回路を使用する。この場合、コードチ
ャンネルの平均的な送信信号レベルを第1の可変利得制
御手段で調整し、コードチャンネル間のレベル差を第2
の可変利得制御手段で調整するようにすればよい。
【0030】さらに、コードチャンネル間のレベル差を
予め設定しておいて、相手局からのレベル制御信号によ
っては第2の可変利得制御手段のレベル調整量のみが制
御されるようにしてもよい。この場合は、コードチャン
ネル間の所要のレベル差に基づいて各第1の可変利得制
御手段でのレベル調整量を設定するレベル設定回路を設
ければよい。また、コードチャンネル間のレベル差は、
各コードチャンネルでの伝送データの性質に関する情報
を用いて決定すればよい。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照して説明する。
【0032】《第1の実施形態》図1は、本発明の送信
パワー制御装置を含む第1の実施形態の移動端末の構成
を示すブロック図である。ここでは、マルチコードのコ
ードチャンネル数が2であるとして説明する。ここでは
この2つのコードチャンネルを添え字A,Bで区別す
る。
【0033】移動端末1には、コードチャンネルA,B
それぞれのデータストリームを発生する信号源4A,4
Bが接続している。また、移動端末1は、受信アンテナ
11が接続した受信機12と、送信アンテナ13が接続
した送信機14と、信号源4A,4Bからのデータスト
リームをそれぞれ入力とする拡散回路15A,15B
と、拡散回路15A,15Bの出力側にそれぞれ設けら
れた可変利得回路16A,16Bとを備えている。
【0034】拡散回路15A,15Bは、信号源4A,4
Bからのデータストリームに対し、誤り訂正符号化や、
インターリーブ、暗号化等の処理を行った上で、割り当
てられたコードチャンネルに対応する拡散コードを用い
て直接拡散による周波数拡散変調を行い、ベースバンド
信号を出力する。拡散回路15AはコードチャンネルA
に対する拡散コードを使用し、拡散回路15Bはコード
チャンネルBに対する拡散コードを使用する。ここで
は、QPSKによって変調された送信信号を移動端末1
から基地局2に送信することとしているので、コードチ
ャンネルAの拡散回路15Aは、ベースバンド信号の同
相成分IA及び直交成分QAを出力し、同様に、コード
チャンネルBの拡散回路15Bは、ベースバンド信号の
同相成分IB及び直交成分QBを出力する。また、拡散
回路15A,15Bの内部回路構成は、図8を用いて説
明した拡散回路の内部構成と同一である。
【0035】可変利得回路16Aは、コードチャンネル
Aのベースバンド信号の同相成分IA及び直交成分QA
のレベルを調整し、可変利得回路16Bは、コードチャ
ンネルBのベースバンド信号の同相成分IB及び直交成
分QAのレベルを調整する。
【0036】さらに、可変利得回路16A,16Bの出
力側には、各コードチャンネルのベースバンド信号の同
相成分IA,IBをベクトル加算して合成された同相成
分Iとして出力する加算器17と、直交成分QA,QB
をベクトル加算して合成された直交成分Qとして出力す
る加算器18が設けられている。すなわち、加算器1
7,18がそれぞれ出力する同相成分I及び直交成分Q
について、 I=IA+IB (5) Q=QA+QB (6) が成立する。
【0037】本実施形態の移動端末1では、拡散回路1
5A,15B、可変利得回路16A,16B及び加算器1
7,18は、デジタル信号処理を行うデジタル信号処理
回路部5を構成している。拡散回路15A,15Bは、
信号源4A,4Bからのデータストリームを拡散コード
によって拡散変調した信号を生成し、この信号の瞬時値
を時々刻々と表す多値デジタル信号をベースバンド信号
として出力する。可変利得回路16A,16Bは、例え
ば係数乗算器(倍率器)として構成でき、拡散回路15
A,15Bの出力である多値デジタル信号に対しレベル
調整値に相当する値を乗算することによってレベルを調
整し、結果をやはりデジタル値として出力する。加算器
17,18は、それぞれ、デジタル演算によって、時々
刻々の合成された同相成分I及び直交成分Qをデジタル
値として出力する。
【0038】加算器17,18の出力側には、デジタル
値の信号をアナログ信号に変換するD/A(デジタル/
アナログ)変換器19が設けられている。D/A変換器
19は、デジタル信号であるベースバンド信号の同相成
分I及び直交成分Qをそれぞれ変換してアナログ信号の
同相成分I及び直交成分Qを出力し、これらアナログ信
号の同相成分I及び直交成分Qは変調器20に入力す
る。変調器20には搬送波信号である高周波信号を発生
する発振回路21が接続しており、変調器20は、D/
A変換器19からのベースバンド信号の同相成分I及び
直交成分Qに基づいて搬送波信号をQPSKによって直
交変調し、送信信号を出力する。この送信信号は、可変
利得回路22を経て送信機14に入力し、これにより、
送信信号が基地局2側に送信される。ここで可変利得回
路22は、送信信号のレベル調整を行うためのものであ
って、利得を変化させることができる増幅器、あるいは
減衰量を変化させることができる減衰器(アッテネー
タ)によって構成されている。
【0039】さらに、この移動端末1には、可変利得回
路16A,16B,22でのレベル調整値を制御するため
に、レベル制御演算回路23が設けられている。レベル
制御演算回路23には、各コードチャンネルごとのTP
C信号であるTPCA信号及びTPCB信号が受信機1
2から入力し、レベル制御演算回路23は、これらTP
CA信号及びTPCB信号に基づいて、可変利得回路1
6A,16B,22に対し、それぞれ、レベル調整用の制
御信号A,B,Cを出力する。
【0040】結局、図1に示す移動端末1は、図9に示
す移動端末121と比べると、両方のコードチャンネル
のベースバンド信号を合成した後にQPSK変調を行う
構成とし、各コードチャンネルごとの可変利得回路16
A,16Bがデジタル信号処理回路部5内に設けられて
いるとともに両方のコードチャンネルに共通に作用する
可変利得回路22を高周波アナログ回路内に有し、可変
利得回路16A,16B,22を適正に動かすためのレベ
ル制御演算回路23を備えている点で相違している。つ
まり、この移動端末1には、すなわち全部で3カ所の利
得制御回路があることになる。
【0041】次に、この移動端末1の動作を説明する。
【0042】各コードチャンネルのデータストリーム
は、信号源4A,4Bから拡散回路15A,15Bに入力
し、周波数拡散を受けて同相成分及び直交成分のベース
バンド信号に変換される。これらベースバンド信号は、
コードチャンネルごとに、可変利得回路16A,16B
によってレベル調整がなされた後、加算器17,18に
よって同相成分同士、直交成分同士が加算され、合成後
の同相成分I及び直交成分Qが得られる。これらの同相
成分I及び直交成分Qの信号は、D/A変換器19によ
ってそれぞれアナログ信号に変換され、その後、変調器
20に入力する。これによって、4相PSK変調された
高周波信号が送信信号として得られ、この送信信号は、
可変利得回路22及び送信機14を介して基地局2に送
信される。
【0043】基地局2は、移動端末1からの各コードチ
ャンネルの信号を受信して、コードチャンネルごとに、
受信レベルが適正なレベルであるかを判定し、その判定
結果に応じて、各コードチャンネルに対するパワー制御
信号であるTPCA信号及びTPCB信号を移動端末1
に送信する。移動端末1では、受信機12がこれらTP
CA信号及びTPCB信号を受信し、受信したTPCA
信号及びTPCB信号はレベル制御演算回路23に送ら
れる。レベル制御演算回路23はTPCA信号及びTP
CB信号をもとに、可変利得回路16A,16B,22A
を制御する。
【0044】ここで、TPCA信号及びTPCB信号に
基づく可変利得回路16A,16B,22の制御について
詳しく説明する。ここでは、各コードチャンネルごとの
パワー制御信号(TPCA信号及びTPCB信号)は、
そのコードチャンネルの送信パワーを上昇させるか下降
させるかのいずれかを指示するものであって、定期的に
(例えば各送信スロットのパイロット信号部分の中に含
められて)基地局2から送信されるものとする。
【0045】3つの可変利得回路の内、高周波アナログ
回路部内にある可変利得回路22は、80dBを越える
ような広いダイナミックレンジが得られるので、2つの
コードチャンネルの平均的でかつ大きなレベル変動につ
いては、この可変利得回路22で制御するのが望まし
い。これに対して、コードチャンネルごと個別の可変利
得回路16A,16Bは、それぞれ、ディジタル信号処
理回路5内部に構成されるとともに、D/A変換器19
のワード長の制約から、ダイナミックレンジはせいぜい
20dB程度しかとれないので、コードチャンネル間の
レベル差を設定するための使用に限定するのが望まし
い。そこで、図2に示すような制御手順を行うものとす
る。図において変数A,B,Cは、それぞれ、可変利得回
路16A,16B,22のdB単位での利得である。ま
た、条件の意味は、以下の通りである。 TPCA=UP: コードチャンネルAの送信パワー
を1dB上げよ。 TPCA=DOWN: コードチャンネルAの送信パ
ワーを1dB下げよ。 TPCB=UP: コードチャンネルBの送信パワー
を1dB上げよ。 TPCB=DOWN: コードチャンネルBの送信パ
ワーを1dB下げよ。
【0046】まず、ステップ51において、TPCA信
号及びTPCB信号の意味を解析し、条件分岐を行う。
【0047】TPCA=UPかつTPCB=UPの場合
には、ステップ52において、可変制御回路22の利得
Cを1dB上げるように、制御信号Cを出力し、処理を
終了する。同様に、TPCA=DOWNかつTPCB=
DOWNの場合には、ステップ53において、可変制御
回路22の利得Cを1dB下げるように、制御信号Cを
出力し、処理を終了する。結局、TPCA信号とTPC
B信号の両方がUP、あるいは両方がDOWNの時は、
高周波アナログ回路部内の可変利得回路22のみを用い
て送信パワー制御を行う。
【0048】これに対し、TPCA信号とTPCB信号
の一方がUPで他方がDOWNの場合には、可変利得回
路16A,16Bが制御範囲内にあればそれらで制御を
行い、制御範囲からはみ出す場合は、可変利得回路22
も交えた制御を行う。すなわち、TPCA=UPかつT
PCB=DOWNの場合、まず、可変利得回路16Aの
利得Aが最大値(MAX)であるかどうかを判定し(ス
テップ54)、最大値であればステップ56に直接移行
し、最大値でなければ、ステップ55で利得Aを1dB
上げてからステップ56に移行する。ステップ56で
は、可変利得回路16Bの利得Bが最小値(MIN)で
あるかどうかを判定し、最小値でなければステップ57
で利得Bを1dB下げてから処理を終了し、最小値であ
れば、ステップ58で可変利得回路22の利得Cを1d
B下げてから処理を終了する。
【0049】同様に、TPCA=DOWNかつTPCB
=UPの場合、まず、可変利得回路16Bの利得Bが最
大値(MAX)であるかどうかを判定し(ステップ5
9)、最大値であればステップ61に直接移行し、最大
値でなければ、ステップ60で利得Bを1dB上げてか
らステップ61に移行する。ステップ61では、可変利
得回路16Aの利得Aが最小値(MIN)であるかどう
かを判定し、最小値でなければステップ62で利得Aを
1dB下げてから処理を終了し、最小値であれば、ステ
ップ63で可変利得回路22の利得Cを1dB下げてか
ら処理を終了する。
【0050】CDMAによる移動通信システムの方式設
計によっては、各コードチャンネルごとのパワー制御信
号(TPCA信号及びTPCB信号)が、そのコードチ
ャンネルの送信パワーについて、例えば1dB上昇させ
よ(UP)、1dB下降させよ(DOWN)を指示する
ほかに、送信パワーを変化させない(NOP)ことを指
示するものであることがある。このような場合、コード
チャンネルごとのパワー制御信号(TPCA信号及びT
PCB信号)のいずれか一方が送信レベルを変化させな
いというものであることもある。そのようなときも、原
則として、可変利得回路16A,16Bで対応すること
とし、もし、可変利得回路16A,16Bの制御範囲の
関係で対応できない場合には、可変利得回路22も交え
た制御を行うものとする。
【0051】図3は、パワー制御信号が、送信パワーの
上昇(UP)、送信パワーの下降(DOWN)及び送信
パワーを変化させない(NOP)の3通りを指示する場
合における制御手順を示すフローチャートである。
【0052】まず、TPCA信号及びTPCB信号の少
なくとも一方がNOPであるかを判別し(ステップ7
0)、いずれもNOPでない場合には、上述の図2に示
す処理と同じ処理を行う(図示A)。少なくとも一方が
NOPである場合には、次に、TPCA信号及びTPC
B信号の意味を解析し、条件分岐を行う(ステップ7
1)。
【0053】条件分岐の結果、TPCA=DOWNかつ
TPCB=NOPの場合には、ステップ72において、
可変利得回路Aの利得Aが最小値かどうかを判定し、最
小値でなければステップ73で利得Aを1dB下げてか
ら処理を終了し、最小値であれば、利得Aをこれ以上下
げられないので、ステップ74において可変利得回路B
の利得Bを1dB上げるともに可変利得回路Cの利得C
を1dB下げて、全体として、コードチャンネルAの利
得が1dB下がり、コードチャンネルBの利得がそのま
まであるようにする。同様に、TPCA=UPかつTP
CB=NOPの場合には、ステップ75において、利得
Aが最大値かどうかを判定し、最大値でなければステッ
プ76で利得Aを1dB上げてから処理を終了し、最大
値であれば、ステップ77において利得Bを1dB下げ
るともに利得Cを1dB上げる。TPCA=NOPかつ
TPCB=DOWNの場合には、ステップ78におい
て、利得Bが最小値かどうかを判定し、最小値でなけれ
ばステップ79で利得Bを1dB下げてから処理を終了
し、最小値であれば、ステップ80において利得Aを1
dB上げるともに利得Cを1dB下げる。また、TPC
A=NOPかつTPCB=UPの場合には、ステップ8
1において、利得Bが最大値かどうかを判定し、最大値
でなければステップ82で利得Bを1dB上げてから処
理を終了し、最大値であれば、ステップ83において利
得Aを1dB下げるともに利得Cを1dB上げる。TP
CA=NOPかつTPCB=NOPの場合には、何もせ
ずにそのまま処理を終了する。
【0054】なお、移動端末1における送信パワー調整
の手順は、図2(あるいは図3)に示すものに限定され
るわけではない。コードチャンネルA,Bの平均的な送
信レベルを可変利得回路22で調整し、コードチャンネ
ルA,B間のレベル差を可変利得回路16A,16Bによ
って調整するようにしてもよい。
【0055】以上説明した第1の実施の形態の移動端末
では、図9に示した従来のものと異なり、D/A変換器
や変調器、高周波アナログ回路部内に設けられる可変利
得回路の数がそれぞれ1個で済むので、回路規模、消費
電力の増大が押さえられる。また、デジタル信号処理回
路部5内に、各コードチャンネルごとの個別の可変利得
回路16A,16Bを設けており、これらによって、マ
ルチコード伝送時のコードチャンネル間のレベル差の設
定が可能である。
【0056】《第2の実施形態》上述の第1の実施形態
ではコードチャンネルの数Nを2としたが、図4は、コ
ードチャンネルの数をM(M≧3)とした場合の移動端
末6の構成を示している。この移動端末は、M個の信号
源4A〜4Mが接続されるとともに、デジタル信号処理
回路部5内に、拡散回路からデジタル側の可変利得回路
までの構成がM系統設けられておる。すなわち、デジタ
ル信号処理回路部5は、M個の拡散回路15A〜15
M、M個の可変利得回路16A〜16Mを備えており、
各可変利得回路16A〜16Mからの同相信号IA〜I
Mが加算器17で加算されて同相信号Iとなり、同様
に、各可変利得回路16A〜16Mからの直交信号QA
〜QMが加算器18で加算されて同相信号Qとなってい
る。レベル制御演算回路23Aは、可変利得回路16A
〜16M,22のレベルの制御を行う。加算器17,18
の出力側の構成は、第1の実施形態の場合と同じであ
る。
【0057】この移動端末6では、基地局2から送信さ
れる各コードチャンネルごとのTPC信号に基づいて、
レベル制御演算回路23Aが可変利得回路16A〜16
M,22でのレベル調整量を決定する。具体的には、例
えば、各コードチャンネルの平均的な送信信号レベルを
可変利得回路22で調整するようにし、コードチャンネ
ル間のレベル差を可変利得回路16A〜16Mで調整す
るようにすればよい。
【0058】移動端末が使用するコードチャンネルの数
が3以上であっても、第1の実施形態の移動端末におけ
るデジタル信号処理回路部5内の構成をいじるだけでよ
いことが分かる。したがって、使用するコードチャンネ
ルの数が増えても回路規模や消費電力の増加を抑制する
ことができる。
【0059】《第3の実施形態》単一の移動端末におい
て複数のコードチャンネルを使用する場合、基地局側に
おいてコードチャンネルごとに必要とされる受信レベル
は、それぞれのコードチャンネルでの誤り訂正方法や拡
散率G、所要誤り率水準(例えば音声通信では10-3
程度、データ通信では10-6の程度)によって定められ
るが、これらの受信レベルの差は、ほぼ一定であると考
えられる。したがって、これらのコードチャンネルが同
じ移動端末から送信したものであることを考慮すると、
送信パワー自体はかなり広い範囲内で制御しなければな
らないものの、コードチャンネル間の所要送信パワーの
差は、伝送方式の違いなどに応じて一意的に決まると考
えられる。
【0060】そこで、第1の実施形態の移動端末1にお
いて、信号源4A,4Bの種類が分かっていれば、コー
ドチャンネル間の所要送信レベル差は一意的に決まると
考えられる。図5に示す移動端末7は、図1に示す移動
端末1において、レベル制御演算回路23を設けるかわ
りに、信号源4A,4Bの信号の種類を識別しコードチ
ャンネルA,B間のレベル差を計算して可変利得回路1
6A,16Bの設定を行うレベル設定回路24を設けた
構成のものである。移動端末7が独自に保有するレベル
設定回路24により相対的なレベル差が可変利得回路1
6A,16Bに設定されておれば、基地局2からのパワ
ー制御信号(TPCA信号及びTPCB信号のいずれ
か:以下、それを単にTPC信号と記す)を用いて可変
利得回路22を制御することにより、パワー制御を実現
することができる。
【0061】また、各コードチャンネル間の相対レベル
を、予め、ビットレート、誤り訂正方式、拡散率、所要
誤り率などのパラメータを元に計算してこれをROM
(リード・オンリ・メモリ)に記憶しておき、レベル設
定回路24から読み出すようにしておけば、演算を行う
必要がなく、より回路を簡素化でき、また低消費電力化
することができる。
【0062】《第4の実施形態》上述した各実施の形態
では、コードチャンネルの数をMとすると、デジタル信
号処理回路部5内にM個と変調器の出力側に1個の合計
M+1個の可変利得回路を有する。しかしながら、制御
対象であるコードチャンネルの数はMであるから、本来
は、全体としてM個の可変利得回路を備えていればよい
はずである。デジタル信号処理回路部内に設ける可変利
得回路ではそれほどダイナミックレンジを取れないこと
を考慮すれば、高周波回路部内の可変利得回路は必須で
ある。そこで、デジタル信号処理回路部内において、特
定の1つのコードチャンネルについて、可変利得回路を
省略する構成が考えられる。
【0063】図6は、M=2の場合に特定の1つのコー
ドチャンネルの可変利得回路を取り除いた構成を示すブ
ロック図である。この移動端末8は、図1に示す移動端
末1においてコードチャンネルAの側の可変利得回路1
6Aを取り除き、拡散回路15Aからの同相成分及び直
交成分のベースバンド信号は、それぞれ、加算器17,
18に直接入力している。また、レベル制御演算回路2
3Bは、TPCA信号及びTPCB信号に基づいて、可
変利得回路16B,22を制御する。
【0064】この移動端末8の場合、コードチャンネル
の数と可変利得回路の総数とが一致しているから、コー
ドチャンネルごとのレベル調整値が与えられたとき、各
可変利得回路でのレベル調整量は一意に定まる。例え
ば、コードチャンネルAのみのレベルを調整する場合で
あれば、その調整量に相当するだけ可変利得回路22で
のレベルを調整するとともに、その調整量の符号を反転
させた量だけ、コードチャンネルBの可変利得回路16
Bでレベルを調整すればよい。コードチャンネルBのみ
のレベルを調整する場合は、その調整量に基づいて可変
利得回路16Bでレベルの調整を行えばよい。さらに、
両方のコードチャンネルのレベルを調整する場合には、
コードチャンネルAのみ調整する場合、及びコードチャ
ンネルBのみ調整する場合の調整量を合成したもので、
各可変利得回路16B,22でレベルの調整を行えばよ
い。
【0065】以上、本発明の好ましい実施の形態につい
て説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0066】上述の実施の形態では、移動通信システム
における移動端末での送信パワー制御を説明したが、本
発明は、移動通信システム以外のCDMAシステム、例
えば移動しない端末を前提としたシステムにも適用でき
るものである。このようなシステムとしては、人口密度
が小さい地域や開発途上国において電話網を構築する際
に有線電話網の代わりに用いられるワイヤレス・ローカ
ル・ループ・システムなどがある。また、周波数拡散変
調の種類としても直接拡散(DS)に限定されるもので
はなく、例えば、周波数ホッピング(FH:frequency
hopping)やチャープ(chirp)拡散を用いることができ
る。さらに、変調器での変調方法も、QPSKによる直
交変調に限られるものではなく、π/4シフトQPSK
やDPSK(差動位相シフト変調:differential phase
shift keying)やBPSK(2値位相シフト変調:bin
ary phase shift keying)などの変調方法を採用するこ
とができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数のコ
ードチャンネルを用いるとともにコードチャンネルごと
の送信パワー制御を行う場合であっても、コードチャン
ネル間のレベル差を調整しつつ高周波回路部分に設ける
可変利得回路は1個で済むため、回路規模や消費電力の
増大を抑えられるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の移動端末の構成を
示すブロック図である。
【図2】送信パワー制御の処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図3】送信パワー制御の処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の移動端末の構成を
示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の移動端末の構成を
示すブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の移動端末の構成を
示すブロック図である。
【図7】CDMAを用いた従来の移動端末の構成を示す
ブロック図である。
【図8】拡散回路の一般的な構成を示すブロック図であ
る。
【図9】コードチャンネル数が2である移動端末におい
てコードチャンネルごとに送信パワーの制御を行う場合
に考えられる構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,6〜8 移動端末 2 基地局 4A,4B,…,4M 信号源 5 デジタル信号処理回路部 11,13 アンテナ 12 受信機 14 送信機 15A,15B,…,15M 拡散回路 16A,16B,…,16M,22 可変利得回路 17,18 加算器 19 D/A変換器 20 変調器 21 発振回路 23,23A,23B レベル制御演算回路 51〜63,70〜83 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/02 - 1/04 H04B 1/69 - 1/713 H04B 7/24 - 7/26 H04J 13/00 - 13/06 H04Q 7/06 - 7/38

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数拡散変調により符号分割多元接続
    を行うとともに複数のコードチャンネルを使用してマル
    チコード伝送により情報の送信を行うCDMA端末にお
    ける、送信パワーを調整する方法であって、 コードチャンネルごとにデータを周波数拡散変調してベ
    ースバンド信号を生成する工程と、 コードチャンネルごとに前記ベースバンド信号のレベル
    を調整する工程と、 レベルが調整された前記ベースバンド信号を前記複数の
    コードチャンネルにわたって加算し、加算後の信号に基
    づいて変調を行って高周波信号を生成する工程と、 前記高周波信号のレベルを調整する工程と、 レベルが調整された高周波信号を相手局に向けて送出す
    る工程と、を有するCDMA端末の送信パワー調整方
    法。
  2. 【請求項2】 前記相手局からの制御信号に基づいて、
    コードチャンネルごとの前記ベースバンド信号のレベル
    の調整量と前記高周波信号のレベルの調整量とを決定す
    る、請求項1に記載のCDMA端末の送信パワー調整方
    法。
  3. 【請求項3】 前記制御信号が前記各コードチャンネル
    に共通に一定量だけレベルを上昇させあるいは下降させ
    るものであるときは、前記ベースバンド信号のレベルは
    変化させずに前記高周波信号のレベルのみを変化させる
    請求項2に記載のCDMA端末の送信パワー調整方法。
  4. 【請求項4】 前記高周波信号のレベルを調整する工程
    によって前記コードチャンネルの平均的な送信信号レベ
    ルを調整し、コードチャンネルごとに前記ベースバンド
    信号のレベルを調整する工程によって前記各コードチャ
    ンネル間のレベル差を調整する、請求項1または2に記
    載のCDMA端末の送信パワー調整方法。
  5. 【請求項5】 各コードチャンネルに伝送させるデータ
    の性質に応じて、各コードチャンネル間の前記ベースバ
    ンド信号のレベル差を決定する工程をさらに含み、前記
    決定したレベル差に応じてコードチャンネルごとのレベ
    ルを調整する請求項1に記載のCDMA端末の送信パワ
    ー調整方法。
  6. 【請求項6】 特定の1つのコードチャンネルについて
    は、前記ベースバンド信号のレベルの調整を実行しない
    請求項1または2に記載のCDMA端末の送信パワー調
    整方法。
  7. 【請求項7】 前記CDMA端末が移動通信システムに
    おける移動局であり、前記相手局が前記移動通信システ
    ムにおける基地局である請求項1乃至6いずれか1項に
    記載のCDMAの送信パワー調整方法。
  8. 【請求項8】 前記周波数拡散変調が、直接拡散変調で
    ある請求項1乃至7いずれか1項に記載のCDMA端末
    の送信パワー調整方法。
  9. 【請求項9】 周波数拡散変調により符号分割多元接続
    を行うとともに複数のコードチャンネルを使用してマル
    チコード伝送により情報の送信を行うCDMA端末にお
    ける送信パワー調整装置であって、 各コードチャンネルごとに設けられ周波数拡散変調を行
    う拡散回路と、 前記各コードチャンネルごとに設けられ対応する拡散回
    路の出力信号のレベルを調整する第1の可変利得制御手
    段と、 前記各第1の可変利得制御手段の出力を加算する加算器
    と、 前記加算器の出力に基づいて変調を行い高周波信号を出
    力する変調器と、 前記高周波信号のレベルを調整する第2の可変利得制御
    手段と、を有するCDMA端末の送信パワー調整装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の可変利得制御回路の出力信
    号を相手局に送出する送信機を有する請求項9に記載の
    CDMA端末の送信パワー調整装置。
  11. 【請求項11】 前記相手局からの制御信号に基づい
    て、前記各第1の可変利得制御手段及び前記第2の可変
    利得制御手段でのレベル調整量を決定する制御手段をさ
    らに有する請求項9に記載のCDMA端末の送信パワー
    調整装置。
  12. 【請求項12】 前記コードチャンネルの平均的な送信
    信号レベルを前記第1の可変利得制御手段で調整し、コ
    ードチャンネル間のレベル差を前記第2の可変利得制御
    手段で調整する、請求項11に記載のCDMA端末の送
    信パワー調整装置。
  13. 【請求項13】 前記コードチャンネル間の所要のレベ
    ル差に基づいて前記各第1の可変利得制御手段でのレベ
    ル調整量を設定するレベル設定回路と、前記相手局から
    の制御信号に基づいて前記第2の可変利得制御手段での
    レベル調整量を決定する制御手段と、をさらに有する請
    求項9に記載のCDMA端末の送信パワー調整装置。
  14. 【請求項14】 前記各コードチャンネルでの伝送デー
    タの性質に関する情報を用いて、前記所要のレベル差が
    決定される請求項13に記載のCDMA端末の送信パワ
    ー調整装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の可変利得制御手段が特定の
    1つのコードチャンネルには設けられていない請求項9
    乃至11いずれか1項に記載のCDMA端末の送信パワ
    ー調整装置。
  16. 【請求項16】 前記各拡散回路及び前記各第1の可変
    利得制御手段がデジタル信号処理回路部内に設けられ、
    前記第2の可変利得制御手段が高周波アナログ回路とし
    て構成される請求項9乃至15いずれか1項に記載のC
    DMA端末の送信パワー調整装置。
  17. 【請求項17】 前記CDMA端末が移動通信システム
    における移動局であり、前記相手局が前記移動通信シス
    テムにおける基地局である請求項9乃至16いずれか1
    項に記載のCDMAの送信パワー調整装置。
  18. 【請求項18】 前記周波数拡散変調が、直接拡散変調
    である請求項9乃至17いずれか1項に記載のCDMA
    端末の送信パワー調整装置。
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